図面 (/)

技術 高投与量の徐放性クエン酸カリウムワックスマトリックスタブレット

出願人 ユナイテッド・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド
発明者 ウェンデル・ジー・メンドーサリタ・ジョセフィーナ・エム・サントスケニー・ユー・ディー
出願日 2013年2月28日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2015-560135
公開日 2016年4月4日 (1年8ヶ月経過) 公開番号 2016-510024
状態 特許登録済
技術分野 非環式または炭素環式化合物含有医薬 医薬品製剤 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード タブレット硬度 摩損性 タブレットプレス機 乾燥添加物 最適比率 圧縮成形前 生産スケール クエン酸濃度

この技術の活用可能性のある市場・分野

関連する未来課題
重要な関連分野

この技術に関連する成長市場

関連メディア astavision

  • 人工筋肉・ソフトアクチュエータ

    人工筋肉とは、ゴムや導電性ポリマー、形状記憶合金、カーボン・ナノチューブなどで作られた伸縮性のアクチ…

  • 高性能コンピュータ

    2015年4月、理化学研究所は新規のスーパーコンピュータシステム「HOKUSAI GreatWave…

  • 太陽光発電・太陽電池・人工光合成

    2015年4月30日、米国の電気自動車ベンチャーTesla Motors社や宇宙開発ベンチャーSpa…

後で読みたい技術情報を見つけたら、ブックマークしておきましょう!

ページの右上にあるブックマークボタンからこのページをブックマークできます。
あなたがブックマークした技術情報は、いつでもマイページのリストから閲覧することが出来ます。

この項目の情報は公開日時点(2016年4月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題・解決手段

本発明は、溶融または加熱顆粒化カルナバワックスおよびクエン酸カリウムからなる第一の部分;および未顆粒化のクエン酸カリウムからなる第二の部分を含む、カルナバワックス含有高投与量徐放性クエン酸カリウムタブレットに関する。本発明の高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットは、健全なバッチ−バッチの溶解性および摩損性を有し;および生産能力を上昇させ、および生産コストを低減することにつながる。

背景

クエン酸カリウムは、尿pHをアルカリ性にし、かつ、尿クエン酸濃度を上昇させることにより、腎臓結石処置するために臨床的に用いられる。しかしながら、その治療効果は、胃腸合併症、例えば炎症および潰瘍により限定される。クエン酸カリウムの徐放性タブレットによれば、これらの副作用最小化し、および尿pHおよびクエン酸濃度の持続的上昇へ導くことが示される(Pak et al., 1984)。

クエン酸カリウムを含む徐放性マトリックスタブレットの製造に際して、相当な困難性に直面してきた。クエン酸カリウムは水中で非常に溶解性があり、必要とされる投与量は非常に高い。飲み込める条件を満たすタブレットサイズを維持しながら、クエン酸カリウムタブレットの放出を引き延ばす唯一方法は、不活性成分の全量が25%w/w未満である疎水性ワックスマトリックス、例えばカルナバワックスを用いることである。

薬物含有量が低い場合、カルナバワックスは、薬物および他の不活性成分と一緒圧縮成形前乾燥混合することができる。例えば、US4,904,478号は、高水溶性薬物であるフッ化ナトリウムの徐放性ワックスマトリックスタブレットを教示し、このタブレットは、タブレット重量の35−70%w/wで存在するカルナバワックスを薬物および他の不活性成分と一緒に圧縮成形前に乾燥混合している。

クエン酸カリウムの場合においては、薬物投与量が高いため、飲み込める条件を満たすタブレットサイズを維持するために、徐放剤を含む不活性成分を25%w/w未満で維持する必要がある。カルナバワックスが、25%w/w未満で用いられる場合、先行技術は、US 2008/0131504 A1(ミッションファーマカル(Mission Pharmacal)、サンアントニオ、TX、USA)の実施例1に記載されているように、薬物およびカルナバワックスをカルナバワックスが液化するまで加熱して、許容される徐放性プロファイルおよび摩損性付与することを教示している。摩損性は、圧縮成形されたときからパッキングまで、および使用するときまでのタブレットの永続性指標となる。

US 2008/0131504 A1のカルナバワックスを含む徐放性のクエン酸カリウムタブレットの製造方法は困難性がある。カルナバワックスが液化するまで加熱することに時間を要し、ミキサーから溶融クエン酸カリウム−カルナバワックス混合物を放出してしまうという問題がある。冷却した塊は極めて硬く、このため、溶融した塊をモールド注ぐ必要があり、冷却した混合物は破砕装置に送るために適切なサイズにする必要がある。

よりシンプルな徐放性のクエン酸カリウムタブレットの製造方法がPCT/PH2012/000013に記載されており、これによれば、カルナバワックスを含む徐放性のクエン酸カリウムタブレットがワックスを溶融させずに製造できることを見出しており、驚くべきことである。クエン酸カリウム−カルナバワックス混合物を、カルナバワックスが液化する温度よりは低い温度まで加熱し、顆粒物としてミキサーから放出する。温度は好ましくは55℃よりも高く、最も好ましくは60℃よりも高い。冷却された顆粒物は、潤滑剤を添加した後で、破砕のため破砕装置に直接送られ、最終混合物はタブレットに圧縮成形される。PCT/PH2012/000013に従って製造されたタブレットは、ワックスを完全に溶融させることにより製造されたタブレットと同様の溶解性プロファイルを有している。以後我々は、US 2008/0131504 A1およびPCT/PH2012/000013に記載された製法を、それぞれ溶融顆粒化および加熱顆粒化と呼ぶことにする。

徐放性クエン酸カリウムタブレットのイノベータであるミッション・ファーマカルは、Urocit−Kというブランド名称で、三種類の濃度(strength)、5meq(ミリ当量)、10meqおよび15meqタブレットにて、徐放性クエン酸カリウムタブレットを販売している。Urocit−Kの一日投与量は30−60meqであり、5meqタブレットならば6−12個、10meqタブレットならば3−6個、15meqタブレットならば2−4個が必要である。Urocit−Kは、クエン酸カリウム、徐放剤としてのカルナバワックス、および潤滑剤としてのステアリン酸マグネシウムを含むワックスマトリックスタブレットである。

大量なクエン酸カリウムの一日投与量のため、好ましい濃度は、高投与量の15meqタブレットである。しかしながら、市販された唯一の高投与量タブレットである15meqのUrocit−Kタブレットは、USP溶解性要求適合することが難しい。したがって、一貫してUSP溶解性要求をパスし、かつ、許容される摩損性を有する健全な高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットの要求がある。

概要

本発明は、溶融または加熱顆粒化のカルナバワックスおよびクエン酸カリウムからなる第一の部分;および未顆粒化のクエン酸カリウムからなる第二の部分を含む、カルナバワックス含有の高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットに関する。本発明の高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットは、健全なバッチ−バッチの溶解性および摩損性を有し;および生産能力を上昇させ、および生産コストを低減することにつながる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

溶融または加熱顆粒化クエン酸カリウムおよびカルナバワックスからなる第一の部分;および未顆粒化のクエン酸カリウムからなる第二の部分を含む、カルナバワックス含有高投与量徐放性クエン酸カリウムタブレット

請求項2

前記高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットが、10−meqよりも多くのクエン酸カリウムを含有することを特徴とする請求項1に記載の処方。

請求項3

前記高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットが、15−meqのクエン酸カリウムを含有することを特徴とする請求項2に記載の処方。

請求項4

前記未顆粒化のクエン酸カリウムが全クエン酸カリウム量の10−30%であることを特徴とする請求項1に記載の処方。

請求項5

前記未顆粒化のクエン酸カリウムが全クエン酸カリウム量の15−25%であることを特徴とする請求項4に記載の処方。

請求項6

溶融または加熱顆粒物中のカルナバワックスが顆粒物の全重量の7−25%であることを特徴とする請求項1に記載の処方。

請求項7

溶融または加熱顆粒物中のカルナバワックスが顆粒物の全重量の10−18%であることを特徴とする請求項6に記載の処方。

請求項8

溶融または加熱顆粒化のクエン酸カリウムおよびカルナバワックスからなる第一の部分;および未顆粒化のクエン酸カリウムからなる第二の部分を含み、前記未顆粒化のクエン酸カリウムが全クエン酸カリウム量の15−25%であり、かつ、前記溶融または加熱顆粒物がカルナバワックスの10−18%w/wであることを特徴とする15−meq徐放性クエン酸カリウムタブレット。

請求項9

さらに潤滑剤を含む、請求項8に記載の処方。

請求項10

前記潤滑剤がステアリン酸マグネシウムであることを特徴とする請求項9に記載の処方。

背景技術

0001

クエン酸カリウムは、尿pHをアルカリ性にし、かつ、尿クエン酸濃度を上昇させることにより、腎臓結石処置するために臨床的に用いられる。しかしながら、その治療効果は、胃腸合併症、例えば炎症および潰瘍により限定される。クエン酸カリウムの徐放性タブレットによれば、これらの副作用最小化し、および尿pHおよびクエン酸濃度の持続的上昇へ導くことが示される(Pak et al., 1984)。

0002

クエン酸カリウムを含む徐放性マトリックスタブレットの製造に際して、相当な困難性に直面してきた。クエン酸カリウムは水中で非常に溶解性があり、必要とされる投与量は非常に高い。飲み込める条件を満たすタブレットサイズを維持しながら、クエン酸カリウムタブレットの放出を引き延ばす唯一方法は、不活性成分の全量が25%w/w未満である疎水性ワックスマトリックス、例えばカルナバワックスを用いることである。

0003

薬物含有量が低い場合、カルナバワックスは、薬物および他の不活性成分と一緒圧縮成形前乾燥混合することができる。例えば、US4,904,478号は、高水溶性薬物であるフッ化ナトリウムの徐放性ワックスマトリックスタブレットを教示し、このタブレットは、タブレット重量の35−70%w/wで存在するカルナバワックスを薬物および他の不活性成分と一緒に圧縮成形前に乾燥混合している。

0004

クエン酸カリウムの場合においては、薬物投与量が高いため、飲み込める条件を満たすタブレットサイズを維持するために、徐放剤を含む不活性成分を25%w/w未満で維持する必要がある。カルナバワックスが、25%w/w未満で用いられる場合、先行技術は、US 2008/0131504 A1(ミッションファーマカル(Mission Pharmacal)、サンアントニオ、TX、USA)の実施例1に記載されているように、薬物およびカルナバワックスをカルナバワックスが液化するまで加熱して、許容される徐放性プロファイルおよび摩損性付与することを教示している。摩損性は、圧縮成形されたときからパッキングまで、および使用するときまでのタブレットの永続性指標となる。

0005

US 2008/0131504 A1のカルナバワックスを含む徐放性のクエン酸カリウムタブレットの製造方法は困難性がある。カルナバワックスが液化するまで加熱することに時間を要し、ミキサーから溶融クエン酸カリウム−カルナバワックス混合物を放出してしまうという問題がある。冷却した塊は極めて硬く、このため、溶融した塊をモールド注ぐ必要があり、冷却した混合物は破砕装置に送るために適切なサイズにする必要がある。

0006

よりシンプルな徐放性のクエン酸カリウムタブレットの製造方法がPCT/PH2012/000013に記載されており、これによれば、カルナバワックスを含む徐放性のクエン酸カリウムタブレットがワックスを溶融させずに製造できることを見出しており、驚くべきことである。クエン酸カリウム−カルナバワックス混合物を、カルナバワックスが液化する温度よりは低い温度まで加熱し、顆粒物としてミキサーから放出する。温度は好ましくは55℃よりも高く、最も好ましくは60℃よりも高い。冷却された顆粒物は、潤滑剤を添加した後で、破砕のため破砕装置に直接送られ、最終混合物はタブレットに圧縮成形される。PCT/PH2012/000013に従って製造されたタブレットは、ワックスを完全に溶融させることにより製造されたタブレットと同様の溶解性プロファイルを有している。以後我々は、US 2008/0131504 A1およびPCT/PH2012/000013に記載された製法を、それぞれ溶融顆粒化および加熱顆粒化と呼ぶことにする。

0007

徐放性クエン酸カリウムタブレットのイノベータであるミッション・ファーマカルは、Urocit−Kというブランド名称で、三種類の濃度(strength)、5meq(ミリ当量)、10meqおよび15meqタブレットにて、徐放性クエン酸カリウムタブレットを販売している。Urocit−Kの一日投与量は30−60meqであり、5meqタブレットならば6−12個、10meqタブレットならば3−6個、15meqタブレットならば2−4個が必要である。Urocit−Kは、クエン酸カリウム、徐放剤としてのカルナバワックス、および潤滑剤としてのステアリン酸マグネシウムを含むワックスマトリックスタブレットである。

0008

大量なクエン酸カリウムの一日投与量のため、好ましい濃度は、高投与量の15meqタブレットである。しかしながら、市販された唯一の高投与量タブレットである15meqのUrocit−Kタブレットは、USP溶解性要求適合することが難しい。したがって、一貫してUSP溶解性要求をパスし、かつ、許容される摩損性を有する健全な高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットの要求がある。

0009

我々は、驚くべきことに、高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットが、溶融または加熱顆粒化のクエン酸カリウムの部分を未顆粒化のクエン酸カリウムに置き換えて製造することができることを見出した。予想に反して、溶融または加熱顆粒化のクエン酸カリウムの部分を未顆粒化のクエン酸カリウムに置き換えて製造することは、摩損性に乏しいタブレットにつながらない。本発明のタブレットは、良好な摩損性を有し、かつ、一貫してUSP溶解性をパスする。さらに、溶融または加熱顆粒化が製造過程で最も難しいステップであるため、溶融または加熱顆粒化のクエン酸カリウムの部分を未顆粒化のクエン酸カリウムに置き換えて製造することは、生産能力を上昇させ、および生産コストを低減する。

実施例

0010

徐放性クエン酸カリウムタブレットは、USP35に適合しなければならない。溶解性は、900mlの水中で、装置2を50rpmで、および以下の溶解性特性適応しなければならない:

0011

0012

摩損性は、Erweka TAR20にて測定した。手短に言えば、10個のタブレットを遮蔽された(baffled)287mmIDドラムの内部に配置させた。このドラムを25rpmで4分間回転させた。ドラムでの回転前後での全タブレット重量における差を初期タブレット重量で割った値を、摩損性とする。高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットに望まれる摩損性は、3%以下である。

0013

(比較例1)
Urocit−Kの10meqタブレットの三種類の異なる商用のロット購入し、USP35溶解性の対象とした。結果は以下のとおりである:

0014

0015

0016

0017

三種類全てのロットが、徐放性クエン酸カリウムタブレットについてのUSP35の要求に適合する。30分および1時間での平均溶解性(average dissolution)は、それぞれUSP仕様平均値(mean value)の45%および60%に近い。

0018

(実施例2)
10meqタブレットの三つのバッチを、PCT/PH2012/000013の加熱顆粒化技術を用いて調製した。各バッチは100,000タブレットである。この処方を、表5に示す。

0019

0020

この手順は以下のとおりである:
1.クエン酸カリウムを、ナイフフォワード(knives forward)のフィッツミルD6(Fitzmill D6)にて、メッシュ8の孔開いを用いて破砕した;
2.上記1からの破砕クエン酸カリウムを、カルナバワックスと、シグマミキサー(sigma mixer)にて20分間混合した;
3.上記2からの顆粒物を、ナイフフォワード(knives forward)のフィッツミルD6(Fitzmill D6)にて、メッシュ12の孔開き篩いを用いて破砕した;
4.上記3からの顆粒物を、ジャケット付のシグマミキサーにて混合を続けながら加熱した。加熱を、カルナバワックスの溶融点よりも低い、70℃に達するまで続けた;
5.上記4からの顆粒物を、プラスチックドラムへ放出し、そのまま室温まで冷却した;
6.上記5からの冷却顆粒物を、ナイフフォワード(knives forward)のフィッツミルD6(Fitzmill D6)にて、メッシュ16の孔開き篩いを用いて破砕した;
7.ステアリン酸マグネシウムをメッシュ30の篩いにかけて、上記6からの破砕顆粒物と、シグマミキサーにて2分間混合した;
8.上記7からの顆粒物を、ストークスペンウォルト(Stokes−Pennwalt)製ロータリータブレットプレス機モデル900にて、18.9×8.6mmの楕円タブレットに圧縮成形した。
タブレットの硬度は11−13kpであり、これら三つのバッチについての摩損性は3%未満であった。溶解性プロファイルは以下のとおりである:

0021

0022

0023

0024

三種類全てのバッチが、徐放性クエン酸カリウムタブレットについてのUSP35の要求に適合する。30分および1時間での平均溶解性(average dissolution)は、それぞれUSP仕様の平均値(mean value)の45%および60%に近い。

0025

(比較例3)
15−meqのUrocit−Kタブレットの三種類の異なる商用のロットを購入した。15−meqのタブレット重量は、10−meqのUrocit−Kタブレットの1.5倍であり、二つの濃度(strength)が互いの倍数であることを示す。USP溶解性の結果は以下のとおりである:

0026

0027

0028

0029

三種類のロットのうち二つがUSP溶解性をパスしない。さらに、30分および1時間での平均値(average value)は、それぞれUSP溶解性の下限の35%および50%に近く、これは処方が健全ではないことを示す。

0030

(実施例4)
15meqタブレットの三つのバッチを、PCT/PH2012/000013の加熱顆粒化技術を用いて調製した。各バッチは67,000タブレットである。w/wパーセントでの処方は、タブレット重量が1.5倍(1905mg)であること以外は、実施例2と同様である。調製方法は、顆粒物を11−14kpの硬度を有する22.5×9.3mmの楕円タブレットに圧縮成形した以外は、実施例2と同様である。これら三つのバッチに関して摩損性は3%未満であった。溶解性は、USP35に従って行った。結果は以下のとおりである:

0031

0032

0033

0034

三種類のバッチのうち二つがUSP溶解性をパスしない。さらに、30分および1時間での平均値(average value)は、それぞれUSP溶解性の下限の35%および50%に近く、これは従来技術に従って調製した高投与量の徐放性タブレットが健全ではないことを示す。

0035

(実施例5)
カルナバワックスの濃度の異なる15−meqタブレットの三つの処方を、PCT/PH2012/000013の加熱顆粒化技術を用いて調製した。この処方を、表15に示す:

0036

0037

調製方法は、実施例2と同様である。顆粒物を22.5×9.3mmの楕円タブレットに圧縮成形した。結果は以下のとおりである:

0038

0039

タブレット硬度は約10kpであり、摩損性は3%未満であった。カルナバワックスを実施例4の14%から実施例5Aの12%まで低減させても30分および1時間の時点での平均溶解性の値に著しい変化がないことは注目すべきである。

0040

0041

最大タブレット硬度は8.9kpであった。この10%の加熱顆粒化カルナバワックスを有する処方は、USP溶解性をパスする一方で、5.8%の摩損性は受け入れ難い。

0042

0043

最大タブレット硬度は7.0kpであり、これらの7.5%の加熱顆粒化カルナバワックスを有するタブレットは、摩損性(キャップされたタブレット)およびUSP溶解性をパスしなかった。

0044

従来技術の実施例である、比較例3、実施例4、実施例5A、実施例5Bおよび実施例5Cは、クエン酸カリウムの全てがカルナバワックスとともに溶融または加熱顆粒化されたものである場合に、高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットについての摩損性および健全な溶解性の良好なバランスを達成することは困難であることを示す。

0045

(実施例6)
未顆粒化および加熱顆粒化のクエン酸カリウムの比率の異なる15−meqタブレットの三つの処方を調製した。加熱顆粒化のクエン酸カリウムは、実施例2のステップ1−6に従って調製した。このクエン酸カリウム−カルナバワックスの加熱顆粒物は、85.9%のクエン酸塩および14.1%のカルナバワックスである。

0046

乾燥添加物の未顆粒化クエン酸カリウムを調製するために、クエン酸カリウムを、ナイフフォワード(knives forward)のフィッツミルD6(Fitzmill D6)にて、メッシュ14の孔開き篩いを用いてミディアムスピードで破砕した。

0047

加熱顆粒化のクエン酸カリウムおよび未顆粒化のクエン酸カリウムを表19に従って組み合わせた:

0048

0049

加熱顆粒化のクエン酸カリウムおよび未顆粒化のクエン酸カリウムを、シグマミキサーにて20分間混合した。ステアリン酸マグネシウム(メッシュ30の篩いを通したもの)を添加し、3分間混合した。最終顆粒物を、ストークス−ペンウォルト(Stokes−Pennwalt)製ロータリータブレットプレス機モデル900にて、22.5×9.3mmの楕円タブレットに圧縮成形した。

0050

実施例6Aは15%の未顆粒化のクエン酸カリウムを含み、実施例6Bは20%の未顆粒化のクエン酸カリウムを含み、および実施例6Cは25%の未顆粒化のクエン酸カリウムを含む。w/wパーセントでの表19の処方を表20に示す:

0051

0052

これらのタブレットは、USP溶解性の対象とした。結果は以下のとおりである:

0053

0054

実施例6Aのタブレットは、USP溶解性をパスし、30分および1時間のデータはそれぞれUSP溶解性の仕様の平均値(mean value)の45%および60%に近い。タブレット硬度は10kpであり、摩損性は1.9%であった。この実施例は、本発明に従って加熱顆粒化のクエン酸カリウムおよび未顆粒化のクエン酸カリウムを組合せることで、良好な摩損性および健全な溶解性を有する高投与量の徐放性クエン酸カリウムとなることを示す。

0055

0056

実施例6Bのタブレットは、USP溶解性をパスし、30分および1時間のデータはそれぞれUSP溶解性の仕様の平均値(mean value)の45%および60%に近い。タブレット硬度は11kpであり、摩損性は1.4%であった。この実施例は、本発明に従って加熱顆粒化のクエン酸カリウムおよび未顆粒化のクエン酸カリウムを組合せることで、良好な摩損性および健全な溶解性を有する高投与量の徐放性クエン酸カリウムとなることを示す。

0057

0058

実施例6Cのタブレットは、USP溶解性をパスし、30分および1時間のデータはそれぞれUSP溶解性の仕様の平均値(mean value)の45%および60%に近い。タブレット硬度は11.5kpであり、摩損性は1.8%であった。この実施例は、本発明に従って加熱顆粒化のクエン酸カリウムおよび未顆粒化のクエン酸カリウムを組合せることで、良好な摩損性および健全な溶解性を有する高投与量の徐放性クエン酸カリウムとなることを示す。

0059

(実施例7)
さらに、実施例6Bに従って、15−meqタブレットの三つの大生産スケールのバッチを調製した。各バッチは、83,000タブレットである。三つのバッチのタブレット硬度は10−12kpであり、摩損性は1−2%であった。溶解性は、USP35に従って行った。結果は以下のとおりである:

0060

0061

0062

0063

上記のデータは、本発明に従って調製した高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットの健全なバッチ−バッチでの溶解性および摩損性を明確に示す。

0064

(実施例8)
溶融顆粒化のクエン酸カリウム−カルナバワックスを表27の処方に従って調製した:

0065

0066

この手順は以下のとおりである:
1.クエン酸カリウムを、ナイフフォワード(knives forward)のフィッツミルD6(Fitzmill D6)にて、メッシュ8の孔開き篩いを用いて破砕した;
2.上記1にて破砕したクエン酸カリウムを、カルナバワックスと、シグマミキサー(sigma mixer)にて20分間混合した;
3.上記2からの顆粒物を、ナイフフォワード(knives forward)のフィッツミルD6(Fitzmill D6)にて、メッシュ12の孔開き篩いを用いて破砕した;
4.上記3からの顆粒物を、ジャケット付のシグマミキサーにて混合を続けながら加熱した。加熱をカルナバワックスが十分に溶融するまで(80℃より上)続けて、その後さらに10分間続けた;
5.上記4からの液体(liquid mass)を2”×2”×2”のモールドに注ぎ、そのまま室温まで冷却した;
6.上記5からのブロックを、ナイフフォワード(knives forward)のフィッツミルD6(Fitzmill D6)にて、メッシュ16の孔開き篩いを用いて破砕した。

0067

(実施例9)
加熱顆粒化のクエン酸カリウム−カルナバワックスを実施例8の溶融顆粒物に置き換えた他は、実施例6Bに従って、15−meqタブレットの二つの大生産スケールのバッチを調製した。各バッチは、83,000タブレットである。二つのバッチのタブレット硬度は10−12kpであり、摩損性は3%未満であった。溶解性は、USP35に従って行った。結果は以下のとおりである:

0068

0069

0070

上記のデータは、本発明に従って調製した高投与量の徐放性クエン酸カリウムタブレットの健全なバッチ−バッチでの溶解性および摩損性を明確に示す。さらに、溶融顆粒化のクエン酸カリウム−カルナバワックスは、加熱顆粒化のクエン酸カリウム−カルナバワックスを置き換え可能であり、同じ結果であった。

0071

本発明は、上記の実施形態とは異なるレベルのカルナバワックスを含むことができる溶融/加熱顆粒化のクエン酸カリウムにて、溶融/加熱顆粒化のクエン酸カリウムおよび未顆粒化のクエン酸カリウムの全ての組合せを包含する。単純な実験を行い、溶融/加熱顆粒化のクエン酸カリウムおよび未顆粒化のクエン酸カリウムの最適比率を決定し、健全なバッチ−バッチ溶解性および摩損性を有する処方に到達することは、当業者の能力の範囲内のことである。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する未来の課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おすすめの成長市場

関連メディア astavision

  • 燃料電池車

    水素を燃料とし、空気中から取り込んだ酸素と反応させることで生み出した電気エネルギーを駆動力に利用する…

  • 生体情報デバイス・バイオセンサ

    「音楽を学習した人工知能は、人間を感動させることができるか?」をテーマに、クラブイベント「2045」…

  • 画像診断・生体イメージング

    医療の診断において、非侵襲的あるいは低侵襲的な検査方法として、生体組織を可視化するin vivoイメ…

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

新着 最近公開された関連が強い技術

この技術と関連性が強い人物

この技術と関連する未来の課題

関連する未来の課題一覧

この技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ