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技術 MRDの磁石ボアから当該磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための手段及び方法

出願人 アスペクトイメージングリミテッド
発明者 ビル,シャウルインベル,ザヒグリーンバーグ,アミエル・ラジールトレド,エラン
出願日 2014年3月11日 (7年7ヶ月経過) 出願番号 2015-562549
公開日 2016年4月4日 (5年6ヶ月経過) 公開番号 2016-509948
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 熱的調整 保護接地 撮像対象部分 伝導性シール 機械安全 スリーブ様 布スリーブ 接地システム
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図面 (10)

課題・解決手段

本発明は、開放ボアMRDであって身体部分(31)を撮像するための関心体積及び身体部分をボア内に挿入するための入口開口を有する開放ボアMRD(100)での、磁石ボアから磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための電気的接地の施された保護スリーブ(22)を開示している。スリーブは、ボア内に挿入可能に位置付けできる遠位部分(23)及びMRD開口へ取り付けできる近位部分(22)を有している。スリーブの長さ及び直径は、身体部分の非撮像対象部分スリーブ内に入っている一方で撮像対象部分はスリーブの遠位端から突き出るような形状及びサイズである。

概要

背景

[0002]この発明は、高周波(RF)磁場を使用して関心領域を探る磁気共鳴撮像法MRI)の分野に関係する。それは特にMRIシステムの内及び外から起こるRF効果の遮蔽に向けられている。

[0003]MRIシステム内の構成部品の1つに、典型的なMRIデータ収集シーケンスの一部であるRFコイルがある。適切な周波数のMRIRF信号撮像体積の中へ送信され、NMR応答RF信号が次いで撮像体積から1つ又はそれ以上のRFコイル又はアンテナを介して受信される。受信されたRF信号の周波数及び位相パラメーター内にコード化されている情報が次いで処理されて、MRIシステムの関心体積(VOI)内の患者の断面又は体積内NMR分布表現する視覚画像が形成される。

[0004]身体四肢撮像することを意図しているMRI装置(MRDs)内では、MRIの中で検査しようとする部分だけがMRIシステムのボア内に位置付けられるのに対し身体の残り部分はMRIの外に留まる。その様な場合には、MRIの外の体積からのRF信号が伝導性の身体及び検査対象の四肢を通して捕集されかねず、誘電特性を有していればそれがRF信号の送受信器の働きをし、その結果、MRI検査中の信号捕集にノイズが引き起こされないとも限らない。

[0005]加えて、MRI内のRF場が身体に電流誘導し、誘導された電流が熱の形態をしたエネルギーに変換される、ということもあり得る。組織の加熱は、組織内の抵抗が原因であり、「オーム加熱」と呼ばれる。比吸収率SAR)は、MRスキャナの中での患者加熱の潜在性を判定する場合の重要な変数であって、身体質量当たりの身体によって吸収されるRFパワーであり、概してW/kgの単位で計測されている。SARが熱的調整容量を超過すれば患者の体温は上昇するであろう。

[0006]米国特許第5,304,932号は、極めて薄い伝導性シールドをRFコイルとMRIシステムの静的磁気構造の間に介在させて使用することによってMRIのRFコイルを無関係なノイズから遮蔽することに向けられている。MRI傾斜コイルの変化する磁束によってその様な導体に誘導される渦電流を制御するために、RFシールド導体の厚さはRFコイルのMRI RF作動周波数での3表皮深さより小さい。RFシールド導体厚さはせいぜい1表皮深さ又はそれより小さいことが望ましい。

[0007]米国特許第7,801,613号は、改善された電気的性能機械的強度、及び低減されたMRI加熱を提供する、チタン合金植え込み医療装置ハウジングに向けられている。

[0008]従って、MRIの磁石ボアから磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減することの必要性、内在RF場と外在RF場の間のバリアとして使用される有効なファラデー遮蔽を提供する保護手段の必要性、及びMRD近傍の身体四肢の非検査対象部分のSARを低減することの必要性が、以前より存在している。

概要

本発明は、開放ボアMRDであって身体部分(31)を撮像するための関心体積及び身体部分をボア内に挿入するための入口開口を有する開放ボアMRD(100)での、磁石ボアから磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギーの伝播を低減するための電気的接地の施された保護スリーブ(22)を開示している。スリーブは、ボア内に挿入可能に位置付けできる遠位部分(23)及びMRD開口へ取り付けできる近位部分(22)を有している。スリーブの長さ及び直径は、身体部分の非撮像対象部分スリーブ内に入っている一方で撮像対象部分はスリーブの遠位端から突き出るような形状及びサイズである。

目的

[0007]米国特許第7,801,613号は、改善された電気的性能、機械的強度、及び低減されたMRI加熱を提供する

効果

実績

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請求項1

開放ボアMRDであって身体部分撮像するための関心体積及び前記身体部分を前記ボア内に挿入するための入口開口を有する開放ボアMRDでの、前記磁石ボアから前記磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための電気的接地の施された保護スリーブにおいて、当該保護スリーブは、前記ボア内に挿入可能に位置付けできる遠位部分及び前記MRD開口へ取り付けできる近位部分を有しており、当該スリーブの長さ及び直径は、前記ボア内に挿入できる身体部分の非撮像対象部分受け入れる一方で前記撮像対象部分は前記スリーブ遠位端から突き出たままとなるように適合されている、保護スリーブ。

請求項2

開放ボアMRDであって身体部分を撮像するための関心体積及び前記身体部分を前記ボア内に挿入するための入口開口を有する開放ボアMRDでの、前記磁石ボアから前記磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための電気的接地の施された保護部材(銅及び電気伝導ポリマーの様なMRI安全材料で作られている帯体つば止血帯)において、当該保護部材の長さ及び直径は、前記ボア内に挿入できる身体部分の非撮像対象部分へ取り付ける一方で前記撮像対象部分は前記部材から突き出たままとなるように適合されている、保護部材。

請求項3

前記スリーブの少なくとも1つの部分は、銅網電気伝導性層)(1)、電気伝導性フック(2)、電気伝導性ループ(3)、布スリーブ(4)、伝導性糸(5)、及び外在保護接地ステムへの接続のための外側伝導条片(6)を備えている、請求項1又は2に記載の保護スリーブ。

請求項4

開放ボアMRDであって身体部分を撮像するための関心体積及び前記身体部分を前記ボア内に挿入するための入口開口を有する開放ボアMRDに関連して、前記磁石ボアから前記磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための電気的接地の施された保護スリーブにおいて、前記ボアの外に位置付けできる近位部分及び前記MRD開口へ取り付けできる遠位部分を有している保護スリーブ。

請求項5

MRDの磁石ボアから前記磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための方法において、次の段階、即ち、a.身体部分(IBP)を撮像するための関心体積(VOI)及び前記IBPを前記VOI内に挿入するための入口開口を備えるように前記開放ボアを提供する段階と、b.身体の非撮像対象部分を受け入れる長さ及び直径を有する保護スリーブを提供する段階と、c.前記スリーブの近位端を前記開口へ取り付けておいてその遠位部分を前記ボア内に挿入する段階と、d.前記スリーブを接地接続する段階と、e.身体部分を、前記開口を通して、前記IBPが前記VOI内で前記スリーブ遠位端から突き出るような具合に前記スリーブ内に挿入し、同IBPを撮像する段階と、によって特徴付けられる方法。

請求項6

MRDの磁石ボアから前記磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための方法において、次の段階、即ち、a.身体部分(IBP)を撮像するための関心体積(VOI)及び前記IBPを前記VOI内に挿入するための入口開口を備えるように前記開放ボアを提供する段階と、b.身体の非撮像対象部分を受け入れる長さ及び直径を有する保護スリーブを提供する段階と、c.前記スリーブの遠位端を前記開口へ取り付けておいてその近位部分を前記ボアの外に位置付ける段階と、d.前記スリーブを接地接続する段階と、e.身体部分を前記スリーブ内に挿入し、前記開口を通して、前記IBPが前記スリーブ遠位端から突き出るような具合に前進させ、当該IBPを前記VOI内に位置付け、同IBPを撮像する段階と、によって特徴付けられる方法。

請求項7

MRDの磁石ボア電気的断面を第1の断面(内在RFシールド)からより小さい第2の断面(患者の手の断面)へ有効に縮小するための方法において、身体部分を前記MRDの開放ボア内に挿入する段階と、撮像させたくない少なくとも1つの第1の身体部分を備える非撮像対象身体部分及び撮像させたい少なくとも1つの第2の身体部分(IBP)をRF保護スリーブによって包む段階と、前記IBPの撮像中は前記スリーブの少なくとも1つの部分を接地接続し、それによりRFモードをMRDのRF作動周波数に関して縮退させる段階と、を備えている方法。

技術分野

0001

[0001]本発明は、MRDの磁石ボアから当該磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための、保護スリーブの様な手段及び方法に関連する。

背景技術

0002

[0002]この発明は、高周波(RF)磁場を使用して関心領域を探る磁気共鳴撮像法MRI)の分野に関係する。それは特にMRIシステムの内及び外から起こるRF効果の遮蔽に向けられている。

0003

[0003]MRIシステム内の構成部品の1つに、典型的なMRIデータ収集シーケンスの一部であるRFコイルがある。適切な周波数のMRIRF信号撮像体積の中へ送信され、NMR応答RF信号が次いで撮像体積から1つ又はそれ以上のRFコイル又はアンテナを介して受信される。受信されたRF信号の周波数及び位相パラメーター内にコード化されている情報が次いで処理されて、MRIシステムの関心体積(VOI)内の患者の断面又は体積内NMR核分布表現する視覚画像が形成される。

0004

[0004]身体四肢撮像することを意図しているMRI装置(MRDs)内では、MRIの中で検査しようとする部分だけがMRIシステムのボア内に位置付けられるのに対し身体の残り部分はMRIの外に留まる。その様な場合には、MRIの外の体積からのRF信号が伝導性の身体及び検査対象の四肢を通して捕集されかねず、誘電特性を有していればそれがRF信号の送受信器の働きをし、その結果、MRI検査中の信号捕集にノイズが引き起こされないとも限らない。

0005

[0005]加えて、MRI内のRF場が身体に電流誘導し、誘導された電流が熱の形態をしたエネルギーに変換される、ということもあり得る。組織の加熱は、組織内の抵抗が原因であり、「オーム加熱」と呼ばれる。比吸収率SAR)は、MRスキャナの中での患者加熱の潜在性を判定する場合の重要な変数であって、身体質量当たりの身体によって吸収されるRFパワーであり、概してW/kgの単位で計測されている。SARが熱的調整容量を超過すれば患者の体温は上昇するであろう。

0006

[0006]米国特許第5,304,932号は、極めて薄い伝導性シールドをRFコイルとMRIシステムの静的磁気構造の間に介在させて使用することによってMRIのRFコイルを無関係なノイズから遮蔽することに向けられている。MRI傾斜コイルの変化する磁束によってその様な導体に誘導される渦電流を制御するために、RFシールド導体の厚さはRFコイルのMRI RF作動周波数での3表皮深さより小さい。RFシールド導体厚さはせいぜい1表皮深さ又はそれより小さいことが望ましい。

0007

[0007]米国特許第7,801,613号は、改善された電気的性能機械的強度、及び低減されたMRI加熱を提供する、チタン合金植え込み医療装置ハウジングに向けられている。

0008

[0008]従って、MRIの磁石ボアから磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減することの必要性、内在RF場と外在RF場の間のバリアとして使用される有効なファラデー遮蔽を提供する保護手段の必要性、及びMRD近傍の身体四肢の非検査対象部分のSARを低減することの必要性が、以前より存在している。

先行技術

0009

米国特許第5,304,932号
米国特許第7,801,613号

0010

[0009]従って、本発明の一目的は、開放ボアMRDであって身体部分を撮像するための関心体積及び当該身体部分を当該ボア内に挿入するための入口開口を有する開放ボアMRDでの、当該磁石ボアから当該磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための電気的接地の施された保護スリーブにおいて、当該保護スリーブは、当該ボア内に挿入可能に位置付けできる遠位部分及びMRD開口へ取り付けできる近位部分を有しており、当該スリーブの長さ及び直径は、当該ボア内に挿入できる身体部分の非撮像対象部分受け入れる一方で撮像対象部分は当該スリーブ遠位端から突き出たままとなるように適合されている、保護スリーブ、を開示することである。

0011

[0010]本発明の別の目的は、開放ボアMRDであって身体部分を撮像するための関心体積及び当該身体部分を当該ボア内に挿入するための入口開口を有する開放ボアMRDに関連して、当該磁石ボアから当該磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための電気的接地の施された保護スリーブにおいて、当該ボアの外に位置付けできる近位部分及びMRD開口へ取り付けできる遠位部分を有している保護スリーブ、を開示することである。

0012

[0011]本発明の別の目的は、MRDの磁石ボアから当該磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための方法において、次の段階、即ち、身体部分(IBP)を撮像するための関心体積(VOI)及び当該IBPを当該VOI内に挿入するための入口開口を備えるように当該開放ボアを提供する段階と、身体の非撮像対象部分を受け入れる長さ及び直径を有する保護スリーブを提供する段階と、当該スリーブの近位端を当該開口へ取り付けておいてその遠位部分を当該ボア内に挿入する段階と、当該スリーブを接地接続する段階と、身体部分を、当該開口を通して、当該IBPが当該VOI内で当該スリーブ遠位端から突き出るような具合に当該スリーブ内に挿入し、同IBPを撮像する段階と、によって特徴付けられる方法を開示することである。

0013

[0012]本発明の更に別の目的は、MRDの磁石ボアから当該磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための方法において、次の段階、即ち、身体部分(IBP)を撮像するための関心体積(VOI)及び当該IBPを当該VOI内に挿入するための入口開口を備えるように当該開放ボアを提供する段階と、身体の非撮像対象部分を受け入れる長さ及び直径を有する保護スリーブを提供する段階と、当該スリーブの遠位端を当該開口へ取り付けておいてその近位部分を当該ボアの外に位置付ける段階と、当該スリーブを接地接続する段階と、身体部分を当該スリーブ内に挿入し、当該開口を通して、当該IBPが当該スリーブ遠位端から突き出るような具合に前進させ、当該IBPを当該VOI内に位置付け、同IBPを撮像する段階と、によって特徴付けられる方法を開示することである。

0014

[0013]本発明の最後のもう1つの目的は、MRDの磁石ボア電気的断面を第1の断面(内在RFシールド)からより小さい第2の断面(患者の手の断面)へ有効に縮小するための方法において、身体部分を当該MRDの開放ボア内に挿入する段階と、撮像させたくない少なくとも1つの第1の身体部分を備える非撮像対象身体部分及び撮像させたい少なくとも1つの第2の身体部分(IBP)をRF保護スリーブによって包む段階と、当該IBPの撮像中は当該スリーブの少なくとも1つの部分を接地接続し、それによりRFモードをMRDのRF作動周波数に関して縮退させる段階と、を備えている方法を開示することである。

0015

[0014]本発明はここに単に一例として添付図面を参照しながら説明されている。

図面の簡単な説明

0016

[0015]本発明の1つの実施形態による、ボア内に挿入可能に位置付けできるRF保護スリーブを備える開放ボアMRI装置の前面図を概略的に描いている。
[0015]本発明の1つの実施形態による、ボア内に挿入可能に位置付けできるRF保護スリーブを備える開放ボアMRI装置の側面図を概略的に描いている。
[0016]本発明の更に第2の実施形態による開放MRD(100)の側面図を、電気的接地(21)の施された保護スリーブ(22)に関連付けて概略的に描いている。
[0017]本発明の上記第2の実施形態の一例による開放ボアMRD(100)の写真を示しており、スリーブ(20)はMRDの内側ボアの外に突き出ている。
[0018]本発明の更に進んだ実施形態によるMRD(100)の側面図を、1つ又はそれ以上の電気的接地(21)の施された保護部材(51、52)に関連付けて概略的に描いている。
[0019]本発明の1つの実施形態による止血帯様保護スリーブ(20)の様々な断面及び部分を概略的に描いている。
[0019]本発明の1つの実施形態による止血帯様保護スリーブ(20)の様々な断面及び部分を概略的に描いている。
[0020]本発明の第2の実施形態による保護スリーブ(MRI手首ステム)に関連付けて、Aspect Imaging Ltd社(イリノイ州)によるM2型式MRIのフリンジ場ガウスライン側方視図を概略的に描いている。
[0020]本発明の第2の実施形態による保護スリーブ(MRI手首システム)と関連付けて、Aspect Imaging Ltd社(イリノイ州)によるM2型式MRIのフリンジ場5ガウスラインの上方視図を概略的に描いている。

実施例

0017

[0021]次に続く説明は、本発明の全ての章に平行して、当業者が発明を利用できるようにするために提供されており、この発明を実施する形態として発明者によって企図される最良の形態を示している。とはいえ、本発明の一般原理は、MRDの磁石ボアから当該磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための、保護スリーブの様な手段及び方法を提供するべく具体的に定義されているので、当業者に自明のものとして様々な修正が適合される。

0018

[0022]ここでは「約」という用語は±25%内の値を指し示す。「ファラデーシールド」という用語は、これ以降、伝導性材料によって又はその様な材料のメッシュによって形成される、外在静電場及び非静電場を遮断する囲いを指す。「磁気フリンジ場」は、これ以降、当該MRIのボアの周囲の3つの直交磁気勾配空間傾斜磁場であって強磁性物体への引き寄せ並進力を発生させる磁場を指す。当該ゾーン中の磁気は、300−5ガウスの間であり、5ガウスラインで区切られている。(「ゾーン4」、図8及び図9を参照)。「RF」という用語は、これ以降、約3kHzから約300GHzの範囲の高周波(RF)を指す。

0019

[0023]これより図1及び図2を参照すると、本発明の1つの実施形態による開放ボアMRI装置(MRD、例えばMRI手首システム100)であって、1つ又はそれ以上の磁石(ここでは例えば永久磁石13)及び所定の身体部分(31)を撮像するための関心体積(15)及び身体部分を当該ボア(10)内に挿入するための入口開口(11)と、当該磁石ボア(10)からMRD(100)の周囲の外部環境(200)への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための電気的接地(21)の施された保護スリーブ(20)と、を備えている開放ボアMRI装置の前面図と側面図がそれぞれ縮尺合わせのされていない方式で概略的に描かれている。スリーブ(20)は、ボア(10)内に挿入可能に位置付けできる遠位部分(23)及びMRD開口(11)へ取り付けできる近位部分(22)を備えており、スリーブの長さ及び直径は、ボア(10)内に挿入可能な身体部分の非撮像対象部分(32)を受け入れる一方で撮像対象部分(31)はスリーブの遠位端(23)から突き出たままとなるように適合されている。

0020

[0024]次に図3を参照して、本発明の更に第2の実施形態による開放ボアMRD(100)であって、身体部分(31)を撮像するための関心体積(15)及び身体部分(31)をボア(10)内に挿入するための入口開口(11)と、磁石ボアから磁石の周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するための電気的接地(21)の施された保護スリーブ(20)と、を有する開放ボアMRD(100)の側面図が縮尺合わせのされていない方式で概略的に描かれている。スリーブ(20)は、ボアの外に位置付けできる近位部分(22a)及びMRD開口(11)へ取り付けできる遠位部分(23a)を備えている。

0021

[0025]次に図4を参照すると、本発明の上記第2の実施形態の一例による開放ボアMRD(100)の写真が示されている。スリーブ(20)はMRDの内側ボアの外に突き出ていて、ボアの入口開口(11)へ接続されている。

0022

[0026]次に図5を参照すると、本発明の更に進んだ実施形態によるMRD(100)の側面図が縮尺合わせのされていない方式で概略的に描かれている。MRDは、身体部分を撮像するための関心体積(15)と、、衣、帯体輪体つば、止血帯、タグ、クリップ、その他、の様な1つ又はそれ以上の電気的接地(21)の施された保護部材(51、52)であって、各々が銅及び電気伝導ポリマーの様なMRI安全材料で作られている、保護部材(51、52)と、を有している。保護部材は、MRD(100)からMRDの周囲の外部環境への及びその逆の電磁エネルギー伝播を低減するために有用として提供されている。部材51及び52の長さ及び直径の様な特性は、分析対象の身体部分の寸法の関数として設定される。2つ又はそれ以上の保護部材が電気伝導性材料によって相互接続されているという場合は本発明の範囲に入る。

0023

[0027]次に図6及び図7を参照すると、止血帯様保護スリーブ(20)の諸断面及び諸部分が概略的に描かれている。ここに一例として提供されているこの例では、スリーブ(20)は、銅網又は何れかの他の電気伝導性材料を備えている層(1)、電気伝導性フック(2)、電気伝導性ループ(3)、布スリーブ(4)、伝導性糸(5)、外在保護接地システムへの接続のための外側伝導条片(6)、及び締結手段(7)、を備えている。

0024

[0028]次に図8図9を参照すると、本発明の第2の実施形態による保護スリーブ(MRI手首システム)に関連付けて、Aspect Imaging Ltd社(イリノイ州)によるM2型式MRIのフリンジ場5ガウスラインの側方視図及び上方視図がそれぞれ概略的に描かれている。

0025

[0029]伝導性材料が銅網又はその電気伝導性層であるという場合は本発明の範囲に入る。更に、電気伝導性材料が、限定するわけではないが、銅、銀、又はアルミニウムの様な非磁性電気導体ポリアセチレンポリアニリンポリピロールポリチオフェン、及びポリフェニレンの様な伝導性ポリマーカーボンナノチューブカーボンブラックグラファイトの様な炭素誘導体を備えている合成又は非合成繊維無機伝導性材料を組み入れている布地酸化スズ硫化銅ニッケルグラファイト、及びそれらの何れかの組み合わせ、から成る群より選択されているという場合は本発明の範囲に入る。

0026

[0030]更に、電気伝導性材料又はその層が、反射される波長より有意に小さいサイズであるメッシュ又は編地の形態をしているという場合は本発明の範囲に入る。更に、保護部材が、次のもの、即ち、綿、ポリエステルナイロン、及びの様な布地又は織物の層、ケブラー登録商標)、ノーメックス(登録商標)、テクノーラ(登録商標)、ベクトラン(登録商標)を含む高性能繊維、のうちの少なくとも1つを、当該円柱形器官へぴったり馴染ませるように備えているという場合は本発明の範囲に入る。更に、2層又はそれ以上の布地層が、流体源及びポンプ流体接続されていて、流体を中に閉じ込めるように配置され、それにより布スリーブを当該器官の寸法にぴったり馴染むように止血帯式に展開させるという場合は本発明の範囲に入る。保護部材が、非撮像対象身体四肢のための有効な絶縁を提供するように設計されているという場合は本発明の範囲に入る。更に、IEC60601−1−2医用電気機器規格に則り電気伝導性ループが保護接地端子工具支援無しには分離され得ないやり方で接続されているという場合は本発明の範囲に入る。更に、RF場効果が、次のもの、即ち、当該MRD室の近傍からの電波及び被写体内部の核緩和によって発生するRF電磁放射の様な外的RF、又は当該MRDの高周波送信システムからの内的RF、又はそれらの何れかの組合せ、のうちの1つ又はそれ以上によって引き起こされるという場合は本発明の範囲に入る。更に、保護部材が有効なファラデー遮蔽を提供し、而して、MRDの環境からMRDのボアへの外的RFの進入又はその逆の進入を防ぐバリアとして機能するという場合は本発明の範囲に入る。

0027

[0031]更に、限定するわけではないが1つの例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、約100MHzの周波数でのMRDのボア内の内的RF場効果を有効に低減し、オーム組織加熱、導体の加熱、及び患者監視機器干渉を排除し、及びその逆も同様に、保護ギアは内側ボア及びMRDのVOIに浸透するMRDの環境の外的RF場効果を低減する。

0028

[0032]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、MR走査中のRF磁場に因る組織加熱を有効に排除し、1℃を超える温度上昇は制限され、及び局所加熱は、頭部で38℃まで、体幹で39℃まで、四肢で40℃までに収められる。

0029

[0033]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、次の値、即ち、全身に対し任意の15分間について平均して4ワット/kg(患者が室温と湿度の関数として熱的に危うい場合は1.5ワット/kg)、頭部に対し任意の10分間について平均して3.2ワット/kg、及び頭部の任意の1cc組織では5分亘って平均して8W/Kg、の値より下のSAR推奨ベルを有効に維持する。

0030

[0034]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、MRI室への入り口での磁気フリンジ場を、5ガウスラインと呼称される5ガウスに等しいか又はそれ以下となるように有効に維持する。

0031

[0035]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、MR走査中のRF加熱に起因する当該身体四肢での前記40℃限界を超える温度上昇防止を有効に維持する。

0032

[0036]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、つま先、指、手首、足首、頭の様な当該身体四肢、腹部、腹等の様な非身体四肢、及びそれらの何れかの組合せ、のうちの1つ又はそれ以上に馴染むように適合されている。

0033

[0037]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、内側の大腿部対大腿部、ふくらはぎ対ふくらはぎ、手対手、手対身体、足首対足首の接触から成る群より選択される身体部位の皮膚対皮膚接触の分離手段を提供し、それにより身体の部分を通じた伝導性ループの形成を防ぐように適合されている。

0034

[0038]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、当該身体四肢がRF送信コイル表面に当たって置かれるのを防止するための手段を提供するように適合されている。

0035

[0039]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、MRIシステムについてのNEMAMS−8−2006に準拠したSARを提供するように適合されている。

0036

[0040]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、その中の身体の開口部に馴染むように適合され適合されている。

0037

[0041]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、次のもの、即ち、布スリーブを備えるスリーブ様器官適応製造品(1)、中間伝導層(2)、外側誘電性層(3)、外側伝導条片(4)、を備えており、当該布スリーブは身体四肢に適応するように調節でき、当該中間伝導層は当該布スリーブに設置され/当該布スリーブに縫い付けられ/当該布スリーブを取り囲み、当該外側誘電性層は当該中間伝導層に設置され/当該中間導電層に縫い付けられ/当該中間導電層を取り囲み、及び当該外側伝導条片は前記中間伝導層との少なくとも1つの接点及び外在接地システム(5)への少なくとも1つの接点を有して当該外側誘電性層へ締結されている。

0038

[0042]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、電気及び機械安全(IEC60601−1)基本的安全及び必須性能についての一般要求事項を適用している。

0039

[0043]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、電磁互換性(IEC60601−1−2)基本的安全及び必須性能についての一般要求事項、副通則:電磁互換性、要求事項及び試験、を適用している。

0040

[0044]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、IEC60601−2−33医用電気機器、第2−33部:医学診断のための磁気共鳴機器の基本的安全及び必須性能についての特定要求事項(2007年(第2版)+A1:2005年+A2:2007年)を適用している。

0041

[0045]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、診断用磁気共鳴撮像装置についての音響的ノイズ測定手続を適用している。

0042

[0046]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、NEMAMS8(2006年)のMRIシステムについての比吸収率(SAR)の特徴付けを適用している。

0043

[0047]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、NEMAMS10−2006の診断的磁気共鳴撮像法での局所比吸収率(SAR)の測定を適用している。

0044

[0048]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、NEMAMS11−2006の診断的磁気共鳴撮像法での勾配誘導電場の測定を適用している。

0045

[0049]限定するわけではないがここに提供される別の例では、図1図4に描かれ開示されている実施形態の何れかに示されている保護部材は、IEC60601−2−33医用電気機器、第2−33部:医学的診断のための磁気共鳴機器の基本的安全及び必須性能についての特定要求事項(2007年(第2版)+A1:2005年+A2:2007年)を適用している。

0046

1銅網又は電気伝導性材料層
2電気伝導性フック
3電気伝導性ループ
4布スリーブ
5伝導性糸
6 外側伝導条片
7締結手段
10ボア
11入口開口
13永久磁石
15関心体積
20保護スリーブ
21電気的接地
22、22a 保護スリーブの近位部分
23、23a 保護スリーブの遠位部分
31撮像対象身体部分
32 非撮像対象身体部分
51、52保護部材
100MRD(MRI装置)
200 外部環境

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