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技術 キサントフィル組成物および使用方法

出願人 ノーバス・インターナショナル・インコーポレイテッド
発明者 ゲイリー・レズニックホアン・カルレス・フェラテル・マルトレルダビド・リベラアントニオ・ビソフアン・アントニオ・フェルナンデスデルフィン・フェルススコット・ハイン
出願日 2013年12月13日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2015-549513
公開日 2016年2月25日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2016-505593
状態 特許登録済
技術分野 非環式または炭素環式化合物含有医薬 特定動物用飼料 飼料(2)(一般) 食品の着色及び栄養改善 医薬品製剤 植物物質含有医薬 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード 予定圧力 温度ステージ 固定バッフル 開口袋 曲線管 回転トレー 誘導ヒーター 要求生産量
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年2月25日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

本発明は、カロテノイド組成物、カロテノイド組成物の製造方法、およびその使用方法包含する。

概要

背景

ルテインおよびその他のキサントフィルなどのカロテノイドは、着色組成物において用いられる天然化合物である。それらは、マリーゴールドおよびパプリカ植物などの数種類の異なる植物の抽出物中に見出すことができる。

概要

本発明は、カロテノイド組成物、カロテノイド組成物の製造方法、およびその使用方法包含する。

目的

発明の概略
いくつかの態様において、本開示は、非エステル化キサントフィル粒子を含有し、酸素透過性暗袋中、室温で3ヶ月間保管される場合に80%を超える総キサントフィル濃度を保持する、天然カロテノイド含有オレオレジン鹸化から誘導された石鹸を含む組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

エステル化キサントフィル粒子を含有し、酸素透過性暗袋中、室温で3ヶ月間保管される場合に80%を超える総キサントフィル濃度を保持する、天然カロテノイド含有オレオレジン鹸化から誘導された石鹸を含む組成物

請求項2

90%の非エステル化キサントフィル粒子が、最大直径0.5ミクロン未満である、請求項1に記載の組成物。

請求項3

少なくとも95%の非エステル化キサントフィル粒子が、最大直径0.5ミクロン未満である、請求項2に記載の組成物。

請求項4

少なくとも99%の非エステル化キサントフィル粒子が、最大直径0.5ミクロン未満である、請求項3に記載の組成物。

請求項5

少なくとも60%の非エステル化キサントフィルが、オールトランス異性体である、請求項1に記載の組成物。

請求項6

少なくとも80%の非エステル化キサントフィルが、オールトランス異性体である、請求項5に記載の組成物。

請求項7

組成物が、石鹸グラム当り、少なくとも75mgの非エステル化キサントフィルを含む、請求項1に記載の組成物。

請求項8

組成物が、石鹸グラム当り、少なくとも100mgの非エステル化キサントフィルを含む、請求項7に記載の組成物。

請求項9

非エステル化キサントフィル粒子を含有し、酸素透過性暗袋中、室温で1ヶ月間保管される場合に、80%を超える総キサントフィル濃度を保持する、天然カロテノイド含有オレオレジンの鹸化から誘導された石鹸からなる、請求項1に記載の組成物。

請求項10

天然カロテノイド含有オレオレジンが、マリーゴールドオレオレジンまたはパプリカオレオレジンから選ばれる、請求項1に記載の組成物。

請求項11

非エステル化キサントフィル粒子が、ルテインを含む、請求項1に記載の組成物。

請求項12

非エステル化キサントフィル粒子が、ゼアキサンチンを含む。、請求項1に記載の組成物。

請求項13

非エステル化キサントフィル粒子が、少なくともルテインおよびゼアキサンチンを含む、請求項1に記載の組成物。

請求項14

天然カロテノイド含有オレオレジンの鹸化から誘導された石鹸を含む組成物であって、石鹸が、非エステル化キサントフィル粒子を含み、90%の非エステル化キサントフィル粒子が、最大直径0.5ミクロン未満である組成物。

請求項15

少なくとも95%の非エステル化キサントフィル粒子が、最大直径0.5ミクロン未満である、請求項14に記載の組成物。

請求項16

少なくとも99%の非エステル化キサントフィル粒子が、最大直径0.5ミクロン未満である、請求項15に記載の組成物。

請求項17

少なくとも60%の非エステル化キサントフィルが、オールトランス異性体である、請求項14に記載の組成物。

請求項18

少なくとも80%の非エステル化キサントフィルが、オールトランス異性体である、請求項17に記載の組成物。

請求項19

組成物が、石鹸グラム当り、少なくとも75mgの非エステル化キサントフィルを含む、請求項14に記載の組成物。

請求項20

組成物が、石鹸グラム当り、少なくとも100mgの非エステル化キサントフィルを含む、請求項19に記載の組成物。

請求項21

組成物が、さらに、約15%のフリーフロー剤を含む、請求項14に記載の組成物。

請求項22

天然カロテノイド含有オレオレジンが、マリーゴールドオレオレジンである、請求項14に記載の組成物。

請求項23

非エステル化キサントフィル粒子が、ルテインを含む、請求項14に記載の組成物。

請求項24

非エステル化キサントフィル粒子が、ゼアキサンチンを含む、請求項14に記載の組成物。

請求項25

非エステル化キサントフィル粒子が、少なくともルテインおよびゼアキサンチンを含む、請求項14に記載の組成物。

請求項26

酸素透過性暗袋中、室温で1ヶ月間保管される場合に、98%を超える開始時キサントフィル濃度を保持する、請求項14に記載の組成物。

請求項27

酸素透過性暗袋中、動物飼料と混合されて、室温で1ヶ月間保管される場合に、90%を超える開始時キサントフィル濃度を保持する、請求項14に記載の組成物。

請求項28

請求項1に記載の組成物を含む、動物飼料。

請求項29

動物飼料を請求項1に記載の組成物と組合わせることを含む、動物飼料の着色有効性を増加させる方法。

請求項30

動物飼料が、産卵家禽飼料または水産養殖飼料である、請求項29に記載の方法。

請求項31

産卵家禽に請求項1に記載の組成物を投与することを含む、卵黄カロテノイド含量を増加させる方法。

請求項32

産卵家禽が、鶏である、請求項31に記載の方法。

請求項33

対象に請求項1に記載の組成物を投与することを含む、対象の皮のカロテノイド含量を増加させる方法。

請求項34

請求項1に記載の組成物を動物飼料と組合わせることを含む、動物飼料のカロテノイド含量を増加させる方法。

請求項35

カロテノイドが、キサントフィルである、請求項34に記載の方法。

請求項36

キサントフィルが、ルテインである、請求項34に記載の方法。

請求項37

10%を超える非エステル化カロテノイド組成物を含む最終生成物を製造する方法であって、(a)金属水酸化物の存在下、完全な混合により起こり、約110℃〜約180℃の温度で起こり、非エステル化カロテノイドを含む組成物をもたらす、天然カロテノイド含有オレオレジンのアルカリ鹸化;(b)噴霧化石鹸を製造するための、得られる非エステル化カロテノイド石鹸の噴霧化;および(c)存在する非エステル化カロテノイドのうち80%を超えるカロテノイドが、オールトランス異性体立体配置であり、最終石鹸生成物の非エステル化カロテノイド濃度が、10%を超えるように、噴霧化石鹸が加熱される、非エステル化カロテノイドの異性化;を含む方法。

請求項38

天然カロテノイド含有オレオレジンが、マリーゴールドオレオレジンである、請求項37に記載の方法。

請求項39

金属水酸化物が、KOH、NaOHおよびCa(OH)2から選ばれる、請求項37に記載の方法。

請求項40

天然カロテノイド含有オレオレジンが、金属水酸化物との混合前に加熱される、請求項37に記載の方法。

請求項41

天然カロテノイド含有オレオレジンが、金属水酸化物との混合前に、約50℃〜約70℃の温度に加熱される、請求項40に記載の方法。

請求項42

連続フローが、約100〜約300 kg/時間の速度で起こる、請求項37に記載の方法。

請求項43

連続フローが、約150〜約250 kg/時間の速度で起こる、請求項42に記載の方法。

請求項44

テップ(b)が、約3〜15%のフリーフロー剤の存在下で起こる、請求項37に記載の方法。

請求項45

ステップ(b)が、約5〜10%の二酸化ケイ素の存在下で起こる、請求項44に記載の方法。

請求項46

噴霧化後の水分含量が、約10%〜13%である、請求項37に記載の方法。

請求項47

異性化が、不活性雰囲気下で起こる、請求項37に記載の方法。

請求項48

異性化が、約75℃〜約95℃の温度で、約1時間〜約3時間の期間にわたって起こる、請求項37に記載の方法。

請求項49

最終石鹸生成物の粒子が、それぞれ約0.9 mm未満である、請求項37に記載の方法。

請求項50

請求項37に記載の方法によって得られるカロテノイド製剤

請求項51

水および10%を超える非エステル化カロテノイド濃度を有する最終生成物から水性生成物を製造する方法であって、(a)金属水酸化物の存在下、完全な混合により起こり、約110℃〜約180℃の温度で起こり、非エステル化カロテノイドを含む石鹸をもたらす、天然カロテノイド含有オレオレジンのアルカリ鹸化;(b)存在する非エステル化カロテノイドのうち80%を超えるカロテノイドが、オールトランス異性体立体配置であり、最終石鹸生成物の非エステル化カロテノイド濃度が、10%を超えるように、石鹸が加熱される、非エステル化カロテノイドの異性化;および(c)最終生成物を、5%〜約25%の最終石鹸生成物を含む水性生成物を製造するのに十分な量の水と接触させること;を含む方法。

請求項52

天然カロテノイド含有オレオレジンが、マリーゴールドオレオレジンである、請求項51に記載の方法。

請求項53

金属水酸化物が、KOH、NaOHおよびCa(OH)2から選ばれる、請求項51に記載の方法。

請求項54

天然カロテノイド含有オレオレジンが、金属水酸化物との混合前に加熱される、請求項51に記載の方法。

請求項55

天然カロテノイド含有オレオレジンが、金属水酸化物との混合前に、約50℃〜約70℃の温度に加熱される、請求項51に記載の方法。

請求項56

連続フローが、約50〜約300 kg/時間の速度で起こる、請求項51に記載の方法。

請求項57

連続フローが、約150〜約250 kg/時間の速度で起こる、請求項51に記載の方法。

請求項58

最終石鹸生成物の粒子が、それぞれ約0.9 mm未満である、請求項51に記載の方法。

請求項59

請求項51に記載の方法によって得られるカロテノイド製剤。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2012年12月19日に出願された米国仮特許出願第61/739,074号に基づく優先権を主張し、該仮出願は、その全体において参照することによって本明細書に援用される。
技術分野
本発明は、カロテノイド組成物、カロテノイド組成物の製造方法、およびその使用方法包含する。

背景技術

0002

ルテインおよびその他のキサントフィルなどのカロテノイドは、着色組成物において用いられる天然化合物である。それらは、マリーゴールドおよびパプリカ植物などの数種類の異なる植物の抽出物中に見出すことができる。

発明が解決しようとする課題

0003

レオレジンと称されるこれらの植物抽出物は、様々な工業において用いられうるカロテノイドの配合物に加工される。

課題を解決するための手段

0004

発明の概略
いくつかの態様において、本開示は、非エステル化キサントフィル粒子を含有し、酸素透過性暗袋中、室温で3ヶ月間保管される場合に80%を超える総キサントフィル濃度を保持する、天然カロテノイド含有オレオレジンの鹸化から誘導された石鹸を含む組成物を提供する。

0005

もう1つの態様において、本開示は、非エステル化キサントフィル粒子を含有し、90%の非エステル化キサントフィル粒子が、最大直径0.5ミクロン未満である、天然カロテノイド含有オレオレジンの鹸化から誘導された石鹸を含む組成物を提供する。

0006

さらに別の態様において、10%を超える非エステル化カロテノイド組成物を含む最終生成物を製造する方法を提供する。方法は、(a)金属水酸化物の存在下、完全な混合により起こり、約110℃〜約180℃の温度で起こり、非エステル化カロテノイドを含む組成物をもたらす、天然カロテノイド含有オレオレジンのアルカリ鹸化;(b)噴霧化石鹸を製造するための、得られる非エステル化カロテノイド石鹸の噴霧化;および(c)存在する非エステル化カロテノイドのうち80%を超えるカロテノイドが、オールトランス異性体立体配置であり、最終石鹸生成物の非エステル化カロテノイド濃度が、10%を超えるように、噴霧化石鹸が加熱される、非エステル化カロテノイドの異性化;を含む。

0007

さらに別の態様において、水および10%を超える非エステル化カロテノイド濃度を有する最終生成物から水性生成物を製造する方法を提供する。方法は、(a)金属水酸化物の存在下、完全な混合により起こり、約110℃〜約180℃の温度で起こり、非エステル化カロテノイドを含む石鹸をもたらす、天然カロテノイド含有オレオレジンのアルカリ鹸化;(b)存在する非エステル化カロテノイドのうち80%を超えるカロテノイドが、オールトランス異性体立体配置であり、最終石鹸生成物の非エステル化カロテノイド濃度が、10%を超えるように、石鹸が加熱される、非エステル化カロテノイドの異性化;および(c)最終生成物を、5%〜約25%の最終石鹸生成物を含む水性生成物を製造するのに十分な量の水と接触させること;を含む。

0008

本開示の他の態様および特徴は、本明細書において提供される。

図面の簡単な説明

0009

図1は、本明細書に記載される連続フロー装置の概略図を示す。
図2A-Bは、100倍率における偏光顕微鏡法の結果を示す。図2Aは、X-40を示す;図2Bは、XCTを示す。
図3A-Bは、400倍率における光学顕微鏡法の結果を示す。図3Aは、X-40を示す;図3Bは、XCTを示す。
図4は、XCTおよびX-40のDSC曲線を示す。
図5A-Dは、X-40の融解を示す。図5Aは、40℃における融解を示す;図5Bは、80℃における融解を示す;図5Cは、150℃における融解を示す;および図5Dは、200℃における融解を示す。
図6は、比較のためのX-40処理過程の概略図を提供する。
図7A-Bは、XCT、X-40、競合他社製品3、競合他社製品4、競合他社製品5および競合他社製品6の間での相対的安定性研究を示す。
図8A-Dは、別の製品と対照して、赤色色素を加えない実験についてのミノルタカラ分析およびDSM/Rocheカラーファンの結果を示す。
図9A-Bは、別の製品と対照して、XCTが投与される場合の卵中の総キサントフィルを示す。
図10A-Dは、別の製品と対照して、赤色色素を加えない実験についてのミノルタカラー分析およびDSM/Rocheカラーファンの結果を示す。
図11A-Bは、別の製品と対照して、XCTが投与される場合の卵中の総キサントフィルを示す。
図12A-Dは、アポエステル(β-アポ-8’-カロテンエチルエステル)に対して、XCTが投与される場合の卵中の総キサントフィルを示す。
図13は、合成赤色染料を加える場合のDSM/Rocheカラーファンの結果を示す。
図14は、天然赤色染料を加える場合のDSM/Rocheカラーファンの結果を示す。
図15A-Cは、様々な分光学的実験の結果を示す。図15Aは、X-40およびXCTについてのFTIRスペクトルを示す。図15Bは、1800〜600cm-1の領域の拡大を示す。図15Cは、X-40およびXCTのラマンスペクトルを示す。
図16A-Cは、X-40およびXCTの薄層クロマトグラフィー(TLC)の結果を示す。

0010

発明の詳細な記載
本発明は、カロテノイド組成物、カロテノイド配合物の製造方法、およびカロテノイド組成物の使用方法を包含する。本発明のカロテノイド組成物は、有利に、バイオアベイラビリティを改善し、他の手段によって製造されたカロテノイド組成物と比較して、着色効率を増加させる。

0011

I.組成物
本発明の1つの態様は、天然カロテノイド含有オレオレジンの鹸化から誘導された石鹸を含む組成物を包含する。このような石鹸は、非エステル化キサントフィル粒子を含む。本発明の石鹸はまた、もとの天然カロテノイド含有オレオレジンの残留成分を含む。

0012

本発明組成物は、液体、または顆粒もしくは粉末などの固体のいずれであってもよい。一般に、本発明の固体組成物の水分含量は、10%未満である。いくつかの実施態様において、水分含量は、10、9、8、7、6、5、4、3、2または1%未満である。
例示的実施態様において、水分含量は、3%未満である。さらなる例示的実施態様において、水分含量は、2%未満である。

0013

(a)天然カロテノイド含有オレオレジン
本発明組成物は、 天然カロテノイド含有オレオレジンの鹸化から誘導された石鹸を含む。本明細書で用いる用語「オレオレジン」は、植物抽出物を含む組成物を意味する。語句「カロテノイド含有オレオレジン」は、1種以上の有機色素であるカロテノイドを含有するオレオレジンを意味する。最後に、本明細書で用いる語句「天然カロテノイド含有オレオレジン」は、植物に由来するカロテノイド含有オレオレジンを意味する。

0014

の適当な例は、当技術分野で周知である。たとえば、天然カロテノイド含有オレオレジンは、マリーゴールドオレオレジンであってもよく、パプリカオレオレジンであってもよく、あるいはそれらの組合せであってもよい。1つの実施態様において、天然カロテノイド含有オレオレジンは、マリーゴールドオレオレジンである。たとえば、は、マンジュギク(Tagetes erecta)、コウオウソウ(Tagetes patula)、ホソバクジャクソウ(Tagetes tenuifolia)、クジャクソウ(Tagetes pumila)またはマンジュギクハイブリッド(Tagetes hybrid)オレオレジンであってもよい。もう1つの実施態様において、天然カロテノイド含有オレオレジンは、パプリカオレオレジンである。たとえば、パプリカオレオレジンは、トウガラシ(Capsicum annum linn)、キイロトウガラシ(Capsicum bacatum)またはカプシクム・ブホルム(Capsicum buforum)またはキダチトウガラシ(Capsicum frutescens)オレオレジンであってもよい。他の実施態様において、天然カロテノイド含有オレオレジンは、マリーゴールドオレオレジンとパプリカオレオレジンの組合せである。たとえば、天然カロテノイド含有オレオレジンは、マリーゴールドオレオレジン:パプリカオレオレジンの比率が、10:1、9:1、8:1、7:1、6:1、5:1、4:1、3:1、2:1、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9または1:10であってもよい。

0015

植物からオレオレジンを製造する方法は、当技術分野で周知である。あるいは、オレオレジンを購入してもよい。

0016

(b)非エステル化キサントフィル粒子
本発明組成物は、非エステル化キサントフィル粒子を含む。本明細書で用いる語句「キサントフィル粒子」は、キサントフィルが、結晶質であるか非晶質であるかどうかにかかわらず、キサントフィルを意味する。約100%結晶質〜約100%非晶質の範囲である、結晶質キサントフィル:非晶質キサントフィルの様々な比率が想定される。1つの実施態様において、本発明組成物は、結晶質および非晶質キサントフィルの両方を含む。もう1つの実施態様において、本発明組成物は、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%の結晶質キサントフィルを含む。さらにもう1つの実施態様において、本発明組成物は、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%の非晶質キサントフィルを含む。

0017

本明細書で用いる語句「非エステル化」は、脂肪酸エステルから加水分解されたキサントフィルを意味する。本願のセクションIIIに詳述するように、キサントフィルは、天然カロテノイド含有オレオレジンの鹸化を介して、脂肪酸エステルから加水分解されてもよい。

0018

用語「キサントフィル」は、少なくとも1つの酸素原子を含むカロテノイドを意味する。このような化合物は、フィキサンチン(phylloxanthin)と称される。適当なキサントフィルは、天然カロテノイド含有オレオレジン中に見出されるものを包含する。たとえば、適当なキサントフィルとして、ルテイン、ゼアキサンチンネオキサンチンビオラキサンチン、α-およびβ-クリプトキサンチンカプサンチンおよびカプソルビンを挙げることができる。1つの実施態様において、本発明組成物は、少なくとも1つのタイプのキサントフィルを含む。もう1つの実施態様において、本発明組成物は、少なくとも2つのタイプのキサントフィルを含む。さらにもう1つの実施態様において、本発明組成物は、少なくとも3つのタイプのキサントフィルを含む。例示的実施態様において、本発明組成物は、ルテインを含む。もう1つの例示的実施態様において、本発明組成物は、ゼアキサンチンを含む。さらなる例示的実施態様において、本発明組成物は、ルテインとゼアキサンチンの両方を含む。

0019

i.最大直径方向のサイズ
一般的に言えば、本発明組成物中のキサントフィル粒子のサイズは小さく、たとえば、1ミクロン未満である。これは、粒子の最大径のサイズを意味する。この小さいサイズが、より大きい粒子サイズと比較して、バイオアベイラビリティの上昇および安定性の向上の両方に寄与する。

0020

いくつかの実施態様において、少なくとも約90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%の非エステル化キサントフィル粒子は、1.0ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。他の実施態様において、少なくとも約90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.9ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。特定の実施態様において、少なくとも約90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.8ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。いくつかの実施態様において、少なくとも約90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.8ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。選択された実施態様において、少なくとも約80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.6ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。

0021

1つの実施態様において、少なくとも約75%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.5ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。たとえば、いくつかの実施態様において、少なくとも約75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89または90%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.5ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。他の実施態様において、少なくとも約91、92、93、94、95、96、97、98または99%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.5ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。1つの実施態様において、少なくとも約90%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.5ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。

0022

別の実施態様において、少なくとも約75%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.4ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。たとえば、いくつかの実施態様において、少なくとも約75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89または90%の非エステル化キサントフィル粒子は、0.4ミクロン未満の最大直径方向のサイズを有する。

0023

ii.非エステル化キサントフィル粒子の量
有利なことに、本発明組成物は、高濃度の非エステル化キサントフィル粒子を含む。たとえば、1つの実施態様において、本発明組成物は、天然カロテノイド含有オレオレジンから誘導された石鹸のグラム当り約75mgの非エステル化キサントフィルを含む。

他の実施態様において、本発明組成物は、天然カロテノイド含有オレオレジンから誘導された石鹸のグラム当り少なくとも約76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109または110mgの非エステル化キサントフィルを含む。さらに他の実施態様において、本発明組成物は、天然カロテノイド含有オレオレジンから誘導された石鹸のグラム当り約100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119または120mgの非エステル化キサントフィルを含む。例示的実施態様において、本発明組成物は、天然カロテノイド含有オレオレジンから誘導された石鹸のグラム当り約90mg〜約110 mgの非エステル化キサントフィルを含む。さらなる例示的実施態様において、本発明組成物は、天然カロテノイド含有オレオレジンから誘導された石鹸のグラム当り少なくとも約99mgの非エステル化キサントフィルを含む。オレオレジンからジオキシン除去が行われる実施態様において、本発明組成物は、天然カロテノイド含有オレオレジンから誘導された石鹸のグラム当り約110、111、112、113、114、115、116、117、118、119または120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140mgの非エステル化キサントフィルを含む。

0024

特定の実施態様において、本発明の無水組成物は、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15%またはそれを超えるキサントフィルを含む。たとえば、本発明の無水組成物は、少なくとも約8、8.25、8.5、8.75、9、9.25、9.5、9.75、10、10.25、10.5、10.75または11%のキサントフィルを含む。例示的実施態様において、本発明の無水組成物は、少なくとも約9.5%のキサントフィルを含む。さらなる例示的実施態様において、本発明の無水組成物は、少なくとも約10%のキサントフィルを含む。オレオレジンからのジオキサン除去を伴うもう1つの別の実施態様において、キサントフィルの濃度は、より高くすることができる。そのような態様において、組成物は、少なくとも9、9.25、9.5、9.75、10、10.25、10.5、10.75、11、11.25、11.5、11.75、12、12.25、12.5,12.75、13、13.25、13.5、13.75、14、14.25、14.5、14.75、15、15.25、15.5、15.75、16%またはそれを超えるキサントフィルを含むことができる。

0025

他の実施態様において、本発明の液体組成物は、少なくとも0.5、少なくとも1、少なくとも2または少なくとも3%のキサントフィルを含む。たとえば、本発明の液体組成物は、少なくとも約0.5、0.75、1.0、1.25、1.5、1.75、2.0、2.25、2.5、2.75または3.0%のキサントフィルを含んでもよい。例示的実施態様において、本発明の液体組成物は、少なくとも約1%のキサントフィルを含む。さらなる例示的実施態様において、本発明の液体組成物は、約1%〜約3%のキサントフィルを含む。

0026

iii.異性
当技術分野で知られているように、キサントフィルは、異なる異性体として存在してもよい。特に、それらは、シス異性体として存在するか、またはオールトランス異性体であってもよい。組成物中のシス異性体の量またはオールトランス異性体の量を決定する方法もまた、当技術分野で周知である。たとえば、本明細書に記載の実施例を参照。一般的に言えば、本発明組成物は、少なくとも約50%のオールトランス異性体を含んでもよい。いくつかの実施態様において、本発明組成物は、少なくとも約50、55、60、65、70、75、80、85、90、95または99%のオールトランス異性体を含んでもよい。他の実施態様において、本発明組成物は、少なくとも約75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、or 85%のオールトランス異性体を含んでもよい。例示的実施態様において、本発明組成物は、少なくとも約80%のオールトランス異性体を含んでもよい。

0027

(c)安定性
本発明組成物のキサントフィル粒子は、非常に安定している。たとえば、もし本発明組成物が室温にて酸素透過性袋中で保管されるならば、最初のキサントフィル濃度の少なくとも約80%が、1ヵ月の時点で存在する。1つの実施態様において、酸素透過性袋中、室温にて、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%は、1ヶ月の時点で存在する。例示的実施態様において、酸素透過性袋中、室温にて、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約98、99または100%は、1ヶ月の時点で存在する。

0028

もう1つの実施態様において、酸素透過性袋中、室温にて、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%は、3ヶ月の時点で存在する。例示的実施態様において、酸素透過性袋中、室温にて、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約92、93、94、95、96、97、98、99または100%は、3ヶ月の時点で存在する。

0029

さらにもう1つの実施態様において、酸素透過性袋中、室温にて、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97または98%は、6ヶ月の時点で存在する。例示的実施態様において、酸素透過性袋中、室温にて、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約90%は、6ヶ月の時点で存在する。

0030

さらにもう1つの実施態様において、酸素透過性袋中、室温にて、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97または98%は、9ヶ月の時点で存在する。例示的実施態様において、酸素透過性袋中、室温にて、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約85、86、87、88、89または90%は、9ヶ月の時点で存在する。

0031

本発明組成物が不透過性袋中、50℃にて保管される実施態様において、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%は、約6ヶ月まで存在する。例示的実施態様において、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約95、96、97、98、99または100%は、約6ヶ月まで存在する。

0032

本発明組成物が不透過性袋中、50℃にて保管される他の実施態様において、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99または100%は、9ヶ月の時点で存在する。例示的実施態様において、最初の総キサントフィル濃度の少なくとも約85、86、87、88、89または90%は、9ヶ月の時点で存在する。

0033

さらなる例示的実施態様において、動物飼料と混合され、酸素透過性暗袋中、室温にて保管された本発明組成物は、最初のキサントフィル濃度の少なくとも約90%を1ヶ月後に維持し、いくつかの実施態様において、最初のキサントフィル濃度の少なくとも90、91、92、93または94%を1ヶ月後に維持する。なおさらなる例示的実施態様において、動物飼料と混合され、酸素透過性暗袋中、室温にて保管された本発明組成物は、最初のキサントフィル濃度の少なくとも約80%を3、4または6ヶ月後に維持し、いくつかの実施態様において、最初のキサントフィル濃度の少なくとも約80、81、82、83、84、85、86、87、88、89または90%を3、4または6ヶ月後に維持する。

0034

(d)配合物(formulation)
本発明組成物は、液体または固体のいずれであってもよい。組成物が固体である場合、石鹸粒子(部分的に非エステル化キサントフィル粒子から構成される)は、典型的に、約40ミクロン〜約300ミクロンの最長粒子直径方向サイズである。これらの粒子はまた、約850ミクロン以下のサイズ範囲凝集体を形成してもよい。1つの実施態様において、石鹸粒子または凝集体の90%は、約40ミクロン〜約850ミクロンである。もう1つの実施態様において、石鹸粒子または凝集体の90%は、約70ミクロン〜700ミクロンである。さらにもう1つの実施態様において、石鹸粒子または凝集体の90%は、約100ミクロン〜550ミクロンである。さらにまだもう1つの実施態様において、石鹸粒子または凝集体の90%は、約200ミクロン〜約500ミクロンである。このような石鹸は、非エステル化キサントフィル粒子を含有する。

0035

本発明組成物は、単独で、または飼料の一部として配合されてもよい。乾燥飼料サプリメントは、液体、液体食品乾燥食品穀物タンパク質製品飼料サプリメント、またはそれらの混合物全体にわたって均一に分散されてもよい。

0036

いくつかの実施態様において、本発明組成物は、水性配合物として配合されてもよい。水性配合物は、溶液、懸濁液または乳液であってもよい。水性配合物は、動物飲料水に直接加えられてもよく、あるいは、乾燥もしくは液体食品に混合されるかまたは塗布されてもよい。

0037

(e)抗酸化剤
本発明組成物は、少なくとも一種の抗酸化剤を含んでもよい。様々な抗酸化剤または抗酸化剤の組合せが、本発明組成物に用いるのに適している。抗酸化剤は、キノリン化合物を含んでもよい。典型的に、キノリン化合物は、1,2-ジヒドロキノリン置換される。本発明に用いるのに適している置換1,2-ジヒドロキノリン化合物は、式(I):

[式中、
R1、R2、R3およびR4は独立して、水素および1〜約6個の炭素を有するアルキル基から選ばれる;および
R5は、1〜約12個の炭素を有するアルコキシ基である]
で示される。

0038

1つの反復において、置換1,2-ジヒドロキノリン化合物は、式(I)で示される化合物[式中、R1、R2、R3およびR4は独立して、水素および1〜約4個の炭素を有するアルキル基から選ばれる;およびR5は、1〜約4個の炭素を有するアルコキシ基である]を含む。

0039

好ましい実施態様において、置換1,2-ジヒドロキノリンは、式(II):

で示される6-エトキシ-1,2-ジヒドロ-2,2,4-トリメチルキノリンである。

0040

一般にエトキシキンとして知られる化合物、6-エトキシ-1,2-ジヒドロ-2,2,4-トリメチルキノリンは、商標名AGRADO(登録商標)の固体である。本発明はまた、エトキシキンの塩および式(I)で示されるその他の化合物の塩を包む。エトキシキンおよび式(I)で示されるその他の化合物は、ノーバスインターナシナルインコーポレイテッド(セントルイス、MO)から購入するか、またはたとえば、米国特許第4,772,710号(その全体において参照することによって本明細書に援用される)に詳述されている方法などの当技術分野で一般的に知られている方法にしたがって製造することができる。

0041

様々な他の抗酸化剤が、本発明組成物における使用に適している。いくつかの実施態様において、抗酸化剤は、フリーラジカルプロトン化することによって酸化反応のフリーラジカル鎖を妨害し、そのことによってフリーラジカルを不活性化する化合物であってもよい。あるいは、抗酸化剤は、活性酸素種捕捉する化合物であってもよい。さらに他の実施態様において、抗酸化剤は、合成化合物半合成化合物または天然(もしくは天然由来)化合物であってもよい。

0042

適当な抗酸化剤として、アスコルビン酸およびその塩、パルミチン酸アスコルビルアスコルビルステアレートアノキソマー、N-アセチルシステインベンジルイソチオシアネート、m-アミノ安息香酸、o-アミノ安息香、p-アミノ安息香酸(PABA)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、酸、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、コーヒー酸カンタキサンチン、α-カロテン、β-カロテン、β-アポカロテン酸、カルノソールカルバクロールカテキン類没食子酸セチルクロロゲン酸クエン酸およびその塩、クローブ抽出物コーヒー豆抽出物、p-クマル酸、3,4-ジヒドロキシ安息香酸、N,N’-ジフェニル-p-フェニレンジアミンDPPD)、ジラウリルチオジプロピオネートジステアリルチオジプロピオネート、2,6-ジ-tert-ブチルフェノール没食子酸ドデシルエデト酸エラグ酸エリソルビン酸エリソルビン酸ナトリウムエスクレチンエスクリン、6-エトキシ-1,2-ジヒドロ-2,2,4-トリメチルキノリン(エトキシキン)、没食子酸エチルエチルマルトールエチレンジアミン四酢酸EDTA)、ユーカリ抽出物オイゲノールフェルラ酸フラボノイド(たとえば、カテキンエピカテキン、没食子酸エピカテキン、エピガロカテキン(EGC)、エピガロカテキンガレート(EGCG)、ポリフェノールエピガロカテキン-3-ガレート)、フラボン(たとえば、アピゲニンクリシンルテオリン)、フラボノール(たとえばダチスセチンミリセチン、ダエムフェロ)、フラバノンフラキセチン、フマル酸、没食子酸、ゲンチアナ抽出物、グルコン酸グリシンガムユソウボクヘスペレチン、α-ヒドロキシベンジルホスフィン酸ヒドロキシ桂皮酸ヒドロキシグルタル酸ヒドロキノン、n-ヒドロキシコハク酸、ヒドロキシトリソールヒドロキシウレア米糠抽出物乳酸およびその塩、レシチン、レシチン、クエン酸、r-α-リポ酸、ルテイン、リコピンリンゴ酸マルトール、5-メトキシトリプタミン没食子酸メチルクエン酸モノグリセリド;クエン酸モノイソプロピルモリン、β-ナフトフラボンノルジヒドログアイアレチン酸(NDGA)、没食子酸オクチルシュウ酸、クエン酸パルミチルフェノチアジンホスファチジルコリンリン酸リン酸塩フィチン酸フィチルビクメル(phytylubichromel)、ピメント抽出物没食子酸プロピルポリリン酸ケルセチントランスレスベラトロールローズマリー抽出物ローズマリー酸セージ抽出物セサモールシリマリンシナピン酸、コハク酸、クエン酸ステアリル、シリング酸、酒石酸チモールトコフェロール(すなわち、アルファ-、ベータ-、ガンマ-およびデルタ-トコフェロール)、トコトリエノール(すなわち、アルファ-、ベータ-、ガンマ-およびデルタ-トコトリエノール)、チロソールバニリン酸、2,6-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシメチルフェノール(すなわち、Ionox100)、2,4-(トリス-3 ’,5’-ビ-tert-ブチル-4’-ヒドロキシベンジル)-メシチレン(すなわち、Ionox330)、2,4,5-トリヒドロキシブチルフェノンン、ユビキノン第三級ブチルヒドロキノン(TBHQ)、チオジプロピオン酸、トリヒドロキシブチロフェノントリプタミンチラミン尿酸ビタミンKおよび誘導体ビタミンQ10、小麦胚芽油、ゼアキサンチン、またはその組合せが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0043

例示的抗酸化剤として、第三級ブチルヒドロキノン(TBHQ)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)またはブチル化ヒドロキシトルエン(BHT);6-エトキシ-1,2-ジヒドロ-2,2,4-トリメチルキノリン(エトキシキン);没食子酸n-プロピルなどの没食子酸誘導体;パルミチン酸アスコルビルなどのビタミンC誘導体;レシチン;およびアルファ-トコフェロールなどのビタミンE化合物といったような合成置換フェノール性化合物が挙げられる。

0044

本発明組成物は、少なくとも1種の抗酸化剤を含んでもよい。いくつかの実施態様において、本発明組成物は、1種以上の抗酸化剤を含んでもよい。このように抗酸化剤の組合せを配合することによって、動物飼料(feed ration)または水の源中に、相対的に不飽和脂肪酸が多い脂肪源などの広範囲の脂肪源を本発明組成物に利用することができる。

0045

(f)他の成分
特定の実施態様において、本発明組成物は、担体保存剤フリーフロー剤などの他の成分を含んでもよい。特定の実施態様において、本発明組成物は、フリーフロー剤を含んでもよい。適当なフリーフロー剤は、当技術分野で周知であり、たとえば、ステアリン酸の塩、SiO2および/またはタルクを含んでもよい。いくつかの実施態様において、フリーフロー剤は、総組成物の0重量%〜15重量%の量で存在してもよく、フリーフロー剤が、3重量%〜15重量%または5重量%〜10重量%の量であるのがより好ましい。同様に、本発明組成物は、保存剤を含んでもよい。適当な保存剤は、当技術分野で周知である。さらに他の実施態様において、組成物は、乳化剤を含む。適当な乳化剤は、たとえば、リシノール酸プロピレングリコールまたはリシノール酸ポリエチレングリコール(E-484)から誘導された非イオン性乳化剤を含んでもよい。

0046

(g)例示的実施態様
例示的実施態様において、本発明組成物は、マリーゴールドオレオレジンから誘導される。もう1つの例示的実施態様において、本発明組成物のキサントフィル粒子の90%は、0.5ミクロン未満であり、最終石鹸生成物は、石鹸グラム当り少なくとも約75mgのキサントフィルを含み、非エステル化キサントフィルの80%は、オールトランス異性体である。さらなる例示的実施態様において、本発明組成物は、エトキシキンを含む。さらにもう1つの例示的実施態様において、酸素透過性袋中で保管する場合、室温にて1ヶ月後、最初に存在するキサントフィルの98%が残っている。

0047

もう1つの例示的実施態様において、本発明の粉末組成物は、約70%〜約99%のマリーゴールド石鹸、約0%〜約15%のフリーフロー剤、約0.1%〜約3%の金属水酸化物、約0.1%〜約2%の水分および約0%〜約1%のエトキシキンなどの抗酸化剤を含む。

0048

さらにもう1つの例示的実施態様において、本発明の粉末組成物は、約75%〜約95%のマリーゴールド石鹸、約0%〜約15%のフリーフロー剤および約0%〜約8%のステアリン酸を含む。

0049

さらにもう1つの例示的実施態様において、本発明の粉末組成物は、約75%〜約95%のマリーゴールド石鹸、約0%〜約15%のSiO2および約0%〜約8%のステアリン酸を含む。

0050

さらなる例示的実施態様において、本発明の粉末組成物は、約75%〜約95%のマリーゴールド石鹸、約0%〜約15%のタルクおよび約0%〜約8%のステアリン酸を含む。

0051

さらなる例示的実施態様において、本発明の粉末組成物は、約75%〜約95%のマリーゴールド石鹸、約0%〜約6%のSiO2、約2%〜約10%のタルクおよび約0%〜約8%のステアリン酸を含む。

0052

いくつかの例示的実施態様において、本発明の液体組成物は、約5〜約25%のマリーゴールド石鹸、約0〜約0.6%のエトキシキンなどの抗酸化剤、約0〜約1%の乳化剤および約82〜約89%の水を含む。さらなる例示的実施態様において、本発明の液体組成物は、0.5〜3%のキサントフィル、約0〜約0.6%のエトキシキンなどの抗酸化剤、約0〜約1%の乳化剤および約82〜約89%の水を含む。

0053

他の例示的実施態様において、本発明の液体組成物は、約5〜約25%のマリーゴールド石鹸、約0〜約0.6%のエトキシキンなどの抗酸化剤、約0〜約1%のリシノール酸グリセリルポリエチレングリコール(E-484)および約82〜約89%の水を含む。さらなる例示的実施態様において、本発明の液体組成物は、約0〜約3%のキサントフィル、約0〜約0.6%のエトキシキンなどの抗酸化剤、約0〜約1%のリシノール酸グリセリルポリエチレングリコール(E-484)および約82〜約89%の水を含む。

0054

II.飼料(feed ration)
本発明のもう1つの態様は、動物飼料を包含する。本発明の動物飼料は、上記セクションIに詳述した組成物を含む。動物飼料組成物の正確な配合は、本発明にとって重要ではない。飼料成分は、飼料が意図される特定の動物の栄養所要量にしたがって選択される;これらの所要量は、特に、動物の年齢および発達の段階、動物の性別およびその他の因子によって決まる。飼料成分は、食餌の配合におけるそれらの組成および用途に基づいて8つのクラスに分けることができる:乾燥飼葉および粗飼料新鮮な状態で供給される牧草放牧地の植物および飼葉;サイレージエネルギー飼料;タンパク質サプリメント;ミネラルサプリメント;ビタミンサプリメント;および添加物。米国学術研究会議(National Research Council)(U.S.)Subcommittee on Feed Composition、United States-Canadian Tables of Feed Composition、3d rev.、National Academy Press、pp. 2、145(1982)を参照。いくつかの飼料成分が1つ以上のクラスに分類されうるので、これらのクラスは、ある程度まで、任意である。典型的には、飼料配合は、各成分に伴うコストによって決まり、好ましい配合物である必要な栄養を与える最も高価でない成分の組成物である。

0055

非限定的例という目的で、1つの実施態様において、動物飼料は、家禽用に配合される。上述したように、飼料配合は、部分的に、給餌される動物の年齢および発達の段階によって決まる。Leeson and Summers(Nutrition of the Chicken、4th ed.、pp. 502-510、University Books、2001)は、若雌鶏(pullet)、ニワトリ(layer)、ブロイラーやブロイラーの飼育者用の幾つかの代表的家禽飼料を記載している。たとえば、大部分のニワトリ食餌は、トウモロコシオート麦小麦大麦またはサトウモロコシなどのエネルギー濃縮物大豆ミール、他の油糧種子ミール(たとえば、ピーナッツゴマ紅花ヒマワリなど)、綿実ミール、動物性タンパク質源(肉骨粉、乾燥ホエー魚粉など)、穀実用マメ科作物(たとえば、乾燥豆、エンドウなど)およびアルファルファなどのタンパク質源;および、必要ならば、ビタミンおよびミネラルサプリメント(たとえば、肉骨粉は、カルシウムおよびリン含量が高く、したがって、肉骨粉を含んでいる飼料にこれらのミネラルを補足する必要はない)を含む。

0056

もう1つの実施態様において、動物飼料は、豚用に配合される。飼料配合物は、子育成期(grower)および最終期(finisher)豚、未経産豚の成長妊娠した雌豚および授乳中の雌豚によって異なる。豚飼料配合物は、典型的に、穀類(たとえば、トウモロコシ、大麦、穀物サトウモロコシ、オート麦、大豆、小麦など)、粗タンパク質(たとえば、食肉処理場脂肪を溶かした後に残る残留物である魚粉、グルテン粉、肉粉、大豆ミール、タンクかすなど)、粗脂肪(たとえば、魚油植物油獣脂イエローグリースなど)、補足アミノ酸(たとえば、リシンメチオニンおよびメチオニン類縁体)、ビタミン、ミネラルおよびその他の補助的薬剤を含む。

0057

もう1つの実施態様において、動物飼料は、水産養殖飼料中など、水生動物用に配合される。養殖魚業者には理解されるように、飼料配合は、養殖される生物および該生物の成長段階によって決まる。典型的な水産養殖調製物は、たとえば、
動物血粉、肉骨粉、家禽粉、カニ粉、魚粉、エビ粉イカ粉およびオキアミ由来のタンパク質;植物由来のタンパク質/炭水化物(たとえば、アルギン酸塩キャノーラ、トウモロコシ、コーングルテン、綿実ミール、昆布ミール、糖蜜豆類、ピーナッツミール、米、大豆、大豆タンパク質濃縮物、大豆ミール、小麦、および小麦グルテン);および油(たとえば、魚油、植物油)などのエネルギー源を含む。飼料調製物は、アミノ酸(たとえば、アルギニンヒスチジンイソロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニントレオニントリプトファンおよびバリン);ビタミン、ミネラルおよび他の補助的薬剤をさらに補足されてもよい。

0058

もう1つの実施態様において、動物飼料は、反芻動物用に配合される。多くの一般的な反芻動物用飼料成分の栄養およびエネルギー含量は、測定されており、一般に公開されている。米国学術研究会議は、一般的な反芻動物用飼料成分およびそれらの各測定された栄養およびエネルギー含量の表を含む書籍出版している。さらに、栄養所要量および維持エネルギー所要量の評価が、の体重にしたがって、育成期牛および最終期牛のために提供される。National Academy of Sciences、Nutrient Requirements of Beef Cattle、Appendix Tables 1-19、192-214、National Academy Press、(2000);Nutrient Requirements of Dairy Cattle(2001);これらは、その全体において本明細書に援用される。この情報は、体重約500ポンド未満の子牛などの非機能性第一胃をもつ子牛、あるいは育成期牛または乳牛などの機能性第一胃をもつ子牛の栄養所要量および維持エネルギー所要量を評価するために、当業者によって利用されうる。

0059

(a)追加成
本発明組成物は、飼料プレミックスまたは飼料サプリメントの形態で動物に提供されてもよい。プレミックスは、一般に、総動物飼料を配合するために、穀物濃縮物および飼葉の様々な配合物に加えられる。当業者には理解されるように、特定のプレミックス配合は、飼料および飼料を給餌される動物によって決まることがある。本発明の組合せに加えて、プレミックスは、さらに、任意に、1種以上の天然アミノ酸、天然アミノ酸の類縁体、ビタミンおよびその誘導体、酵素、動物薬、ホルモン、有用微生物、保存剤および香味料の混合物を含んでもよい。

0060

1つの実施態様において、飼料プレミックスは、1種以上のアミノ酸を含む。配合物によって決まるアミノ酸の適当な例として、アラニン、アルギニン、アスパラギンアスパラギン酸塩システイングルタミン酸塩グルタミン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリンセリン、トレオニン、トリプトファン、チロシンおよびバリンが挙げられてもよい。飼料添加物として用いることができる他のアミノ酸として、N-アシルアミノ酸、ヒドロキシ同族体化合物、ならびにアミノ酸の塩酸塩硫酸塩、アンモニウム塩カリウム塩カルシウム塩マグネシウム塩ナトリウム塩などのその生理学的に許容しうる塩が挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0061

さらにもう1つの実施態様において、飼料プレミックスは、ビタミンまたはビタミンの誘導体を含んでもよい。適当なビタミンおよびその誘導体の例として、ビタミンAパルミチン酸ビタミンA、酢酸ビタミンA、βカロテン、ビタミンD(たとえば、D2、D3およびD4)、ビタミンEメナジオン重亜硫酸ナトリウムビタミンB(たとえば、チアミンチアミン塩酸塩リボフラビンニコチン酸ニコチンアミドパントテン酸カルシウムパントテン酸コリン塩酸ピリドキシンシアノコバラミンビオチン葉酸、p-アミノ安息香酸)、ビタミンK、ビタミンQ、ビタミンFビタミンCが挙げられる。

0062

さらにもう1つの実施態様において、飼料プレミックスは、1種以上の酵素を含んでもよい。酵素の適当な例として、プロテアーゼアミラーゼリパーゼセルラーゼキシラナーゼグルカナーゼペクチナーゼフィターゼヘミセルラーゼおよびその他の生理学的に有効な酵素が挙げられてもよい。

0063

さらにもう1つの実施態様において、飼料プレミックスは、動物における使用を承認された薬物を含んでもよい。適当な動物薬の非限定的例として、テトラサイクリン型(たとえば、クロロテトラサイクリンおよびオキシテトラサイクリン)、アミノ糖型、イオノフォア(たとえば、ルメンシンバージニアマイシンおよびバンベルマイシン)およびマクロライド抗生物質などの抗生物質が挙げられてもよい。

0064

さらなる実施態様において、飼料プレミックスは、ホルモンを含んでもよい。適当なホルモンとして、エストロゲンスチルベストロールヘキセストロール甲状腺タンパク質、グルココルチコイドインスリングルカゴンガストリンカルシトニンソマトトロピンおよびゴイトラジエン(goitradien)が挙げられてもよい。

0065

さらなる実施態様において、飼料プレミックスは、飼料のおいしさを増加させる物質を含んでもよい。このような物質の適当な例として、糖蜜(モラセス)などの天然甘味料、ならびにサッカリンおよびアスパルテームなどの人工甘味料が挙げられてもよい。

0066

当業者には理解されるように、本発明組成物を含むプレミックスに包含されてもよい物質のいずれをも、単独またはもう1つとの併用で用いることができる。これらの添加物の濃度は、プレミックスの対象とされる動物ならびに所望の結果によって決まる。

0067

(b)カプセル封入
さらにもう1つの実施態様において、生成物は、カプセル封入される。本明細書で用いる、カプセル封入された組成物は、物質中に封入された組成物である。多くの場合、カプセル封入は、光、熱、酸素および水分による分解からの保護を提供する。カプセル封入は、また、特定の条件下での放出を提供することができ、あるいは有効成分が吸収されうる消化器系内の位置に到達する前の分解から有効成分を保護することができる。いくつかの場合、カプセル封入は、スプレーコーティングまたはスプレー乾燥押出成型(一般に乾燥剤液体の浴中に、押し抜き機を通して、溶融された壁材中のコア材料を押し込むことを含むコーティング)によって提供される。液体に接触させると、コーティング材料は、硬化して外側のカプセルが形成される。さらにもう1つの実施態様において、カプセル封入は、コアセルベーションエマルション相分離またはリポソーム封入によって提供されてもよい。もう1つの例示的実施態様において、生成物は、カプセル封入される。

0068

III.方法
もう1つの態様において、本発明は、10%を超える非エステル化カロテノイド濃度を含む最終石鹸生成物を創製するための連続的方法を包含する。方法は、(a)金属水酸化物の存在下、完全な混合により起こり、約110℃〜約180℃の温度で起こり、非エステル化カロテノイドを含む石鹸をもたらす、天然カロテノイド含有オレオレジンのアルカリ鹸化;(b)ステップ(a)からの石鹸の噴霧化;および(c)石鹸中に存在する非エステル化カロテノイドのうち80%を超えるカロテノイドが、オールトランス異性体立体配置であり、最終石鹸生成物の非エステル化カロテノイド濃度が、10%を超えるように、噴霧化石鹸が加熱される、非エステル化カロテノイドの異性化;を含む。特定の実施態様において、石鹸もまた乾燥される。乾燥は、たとえば、噴霧化中、噴霧化後、異性化前、異性化中、異性化後またはその組合せにおいて行われてもよい。

0069

(a)アルカリ鹸化
方法は、金属水酸化物の存在下、完全な混合により起こり、約110℃〜約180℃の温度で起こり、非エステル化カロテノイドを含む石鹸をもたらす、天然カロテノイド含有オレオレジンのアルカリ鹸化を含む。この方法によって、エステル部分を介して最初に脂肪酸に結合される天然カロテノイド含有オレオレジン中に見出されるカロテノイドは、脂肪酸部分から加水分解または脱エステル化によって放出されてもよい。結果は、石鹸内で脂肪酸にもはや結合していない非エステル化カロテノイドまたはカロテノイドである。

0070

i.天然カロテノイド含有オレオレジン
鹸化される天然カロテノイド含有オレオレジンは、連続フロー装置に供給される。天然カロテノイド含有オレオレジンが植物からどのように抽出されたかに応じて、適当なオレオレジンは、100%溶媒フリーである(たとえば、超臨界抽出)か、または痕跡量の溶媒を含んでもよい(たとえば、限定的ではないが、ブタンおよびヘキサンなどの揮発性有機溶媒)。いくつかの実施態様において、天然カロテノイド含有オレオレジンは、市販のものを購入する。購入される場合、天然カロテノイド含有オレオレジンは、抗酸化剤を含んでもよく、あるいは抗酸化剤が、天然カロテノイド含有オレオレジンと混合されてもよい。いくつかの実施態様において、界面活性剤、溶媒またはフリーフロー剤は、方法の前に、天然カロテノイド含有オレオレジンと混合される。

0071

ii.抗酸化剤
いくつかの実施態様において、抗酸化剤は、追加成分として、またはオレオレジンなどのもう1つの試薬とプレミックスされて、連続フロー装置に追加的に導入される。適当な抗酸化剤として、上記セクションI(e)に列挙したものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0072

抗酸化剤は、天然カロテノイド含有オレオレジンに対する重量ベースで、約0.25%〜約5%の量で提供されてもよい。いくつかの実施態様において、抗酸化剤は、天然カロテノイド含有オレオレジンに対する重量ベースで、0.25%、約0.5%、約0.75%、約1%、約2%、約3%、約4%または約5%の量で提供されてもよい。1つの好ましい実施態様において、抗酸化剤は、天然カロテノイド含有オレオレジンに対する重量ベースで、3%の量で提供される。抗酸化剤は、天然カロテノイド含有オレオレジンとプレミックスされて提供されてもよく、あるいは、それぞれ別個に提供されてもよい。

0073

iii.プロトンアクセプター
鹸化は、プロトンアクセプター、またはアルカリ試薬でありうる強塩基の存在下で起こる。いくつかの実施態様において、鹸化は、金属水酸化物の存在下で達成される。適当な金属水酸化物として、水酸化ナトリウム水酸化カリウム水酸化カルシウム水酸化マグネシウムが挙げられるが、これらに限定されるものではない。1つの好ましい実施態様において、プロトンアクセプターは、水酸化カリウムである。

0074

金属水酸化物は、一般に、好ましくは水溶液である溶液中に存在する。いくつかの実施態様において、金属水酸化物溶液は、約10%〜約70%であり、他の実施態様において、該溶液は、約20%〜約60%である。他の実施態様において、金属水酸化物は、約10%溶液、約20%溶液、約30%溶液、約40%溶液、約50%溶液、約60%溶液または約70%溶液で存在する。1つの好ましい実施態様において、金属水酸化物は、水酸化カリウムの50%水性溶液である。

0075

天然カロテノイド含有オレオレジン:金属水酸化物の比率は、別の実施態様において変わることがあり、金属水酸化物の濃度および連続フロー装置における導入速度の影響を受けうる。いくつかの実施態様において、金属水酸化物の溶液:天然カロテノイド含有オレオレジンの比率は、約10重量%〜約50重量%、より好ましくは約28〜約30重量%である。いくつかの実施態様において、金属水酸化物の溶液:天然カロテノイド含有オレオレジンの比率は、重量ベースで、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%または約50%である。

0076

iv.温度
熱は、反応を促進するために鹸化ステップに提供される。一般に、温度は、約110℃〜約180℃であってもよい。熱は、連続フロー装置に関連して、デバイスを加熱することによって提供されてもよい。これらのデバイスは、約110℃〜約120℃、約115℃〜約125℃、約120℃〜約130℃、約125℃〜約135℃、約130℃〜約140℃、約135℃〜約145℃、約140℃〜約150℃、約145℃〜約155℃、約150℃〜約160℃、約165℃〜約175℃、約170℃〜約180℃の温度に設定されてもよい。1つの好ましい実施態様において、加熱は、〜約140℃に設定される、連続フロー装置を取り囲むジャケッティングデバイスによって提供されてもよい。

0077

v.予熱
1つの実施態様において、プロトンアクセプター、天然カロテノイド含有オレオレジンまたは両方を含む溶液は、接触させる前に予熱される。試薬は、連続フロー装置に入る前に試薬容器中で予熱されてもよく、あるいは2つの試薬を接触させる前に連続フロー装置中で過熱されてもよい。加熱は、伝導熱対流を介するなどの様々な源によって提供されうる。例示的加熱源として、加熱ジャケット熱交換などが挙げられる。

0078

好ましくは、天然カロテノイド含有オレオレジンは、連続フロー装置に入る前に、予熱され、試薬容器に維持される。このような実施態様において、加熱された天然カロテノイド含有オレオレジンは、連続フロー装置において強化された流動性および圧送性を示す。天然カロテノイド含有オレオレジンは、約50℃〜約70℃の温度に維持されてもよい。特定の実施態様において、天然カロテノイド含有オレオレジンは、約50℃、約55℃、約60℃、約65℃または約70℃の温度に加熱される。1つの好ましい実施態様において、天然カロテノイド含有オレオレジンは、連続フロー装置への導入前に、約60℃の温度に加熱される。

0079

プロトンアクセプターは、天然カロテノイド含有オレオレジンと接触させる前に、予熱されてもよい。金属水酸化物は、約60℃〜約150℃の温度に加熱されてもよい。さらに好ましくは、金属水酸化物は、約80℃〜約90℃の温度に加熱される。別の実施態様において、金属水酸化物は、約75℃、約80℃、約85℃または約90℃の温度に加熱される。1つの好ましい実施態様において、金属水酸化物は、連続フロー装置内の平板熱交換器によって90℃の温度に加熱される。

0080

vi.完全な混合
鹸化ステップは、完全な混合を含む。本明細書で用いる「完全な混合」は、高せん断混合、ホモジナイザー(ローターステーター型ホモジナイザー高圧ホモジナイザーなど)、音波処理または超音波処理を介するなどの均質化を意味する。1つの好ましい実施態様において、混合は、連続フロー装置内の高せん断ミキサーによって提供される。いくつかの実施態様において、完全な混合は、たとえば、スタティックミキシングなどの他の種類の混合と組合せて提供される。

0081

(b)噴霧化
方法は、さらに、ステップ(a)で製造された非エステル化カロテノイド石鹸が噴霧化されるステップを含む。噴霧化の方法は、当技術分野で周知である。たとえば、噴霧化ステップは、ステップ(a)で製造された非エステル化カロテノイドを含む生成物を、ノズルまたは回転円板を介して噴霧チャンバー内へ噴霧することを介して達成されうる。ガスフローは、また、噴霧フロー方向に関して向流または並流のいずれかとして噴霧チャンバー内へ導入されてもよい。からの液体生成物が放出されるので、非エステル化カロテノイドを含有する石鹸組成物は、小さい液滴としてガスストリーム内へ分配される。噴霧された液滴は、ガスによって乾燥または冷却されてもよい。ガスは、大気、またはアルゴン窒素およびその組合せから選ばれる不活性ガスであってもよい。いくつかの実施態様において、噴霧化された石鹸液滴は噴霧器を通過するので、ガスストリームは、それらの間に分配されるさらなるフリーフロー剤をデリバリーするために用いられる。

0082

i.温度
噴霧化が行われる温度は、約15℃〜約100℃であってもよい。さらに好ましくは、噴霧器内の温度は、約30℃〜約80℃である。別の実施態様において、噴霧器内の温度は、約45℃、約55℃、約65℃または約75℃である。1つの好ましい実施態様において、噴霧器内の温度は、約50℃である。

0083

ii.フリーフロー剤
フリーフロー剤は、最終石鹸生成物の流動性を強化するために用いられてもよい。フリーフロー剤は、噴霧化中に噴霧器内のガスストリームを介して導入されてもよい。フリーフロー剤は、当技術分野で周知のフリーフロー剤から選ばれてもよい。適当な例として、リン酸三カルシウム粉末セルロースステアリン酸カルシウムステアリン酸マグネシウム重炭酸ナトリウムフェロシアン化ナトリウムフェロシアン化カルシウム、フェロシアン化カリウム、骨リン酸塩、ケイ酸ナトリウム二酸化ケイ素ケイ酸カルシウム、三ケイ酸マグネシウムタルカムパウダーケイ酸アルミニウムナトリウム、ケイ酸アルミニウムカリウムアルミノケイ酸カルシウムベントナイト、ケイ酸アルミニウム、ステアリン酸、ポリジメチルシロキサングルコースマルトデキストリン疎水変性デンプンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。1つの好ましい実施態様において、フリーフロー剤は、二酸化ケイ素である。もう1つの好ましい実施態様において、フリーフロー剤は、タルクである。

0084

添加されるフリーフロー剤の量は、最終石鹸生成物の重量の約3%〜約15%、より好ましくは 約5%〜約10%であってもよい。いくつかの実施態様において、フリーフロー剤は、最終石鹸生成物の重量の約0.5%、約1%、約1.5%、約2%、約2.5%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、または約14%、または約15%である。

0085

iii.水分含量
噴霧器は、噴霧器から出る生成物の水分含量を減少させることができる。特定の実施態様において、噴霧化後の生成物の水分含量は、約5%〜約15%、より好ましくは約10%〜約13%である。特定の実施態様において、噴霧器から出る生成物の水分含量は、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、または約15%である。

0086

(c)異性化
連続フロー法は、さらに、存在する非エステル化カロテノイドのうち80%を超えるカロテノイドが、オールトランス異性体立体配置であり、最終石鹸生成物の非エステル化カロテノイド濃度が、10%を超えるように、噴霧化石鹸が加熱される、非エステル化カロテノイドの異性化を含む。

0087

異性化は、シス-キサントフィルをオールトランス異性体に変換し、一般に、熱的加熱によって達成される。熱的加熱は、流動層乾燥機、加熱振動コンベヤーオーブンまたは熱処理装置などの多くの方法で生成物に提供されうる。

0088

異性化が行われる温度は、異なる実施態様において、および異性化ステップの過程にわたって、変わることがある。温度は、約40℃〜約120℃であってもよい。いくつかの実施態様において、異性化は、約75℃〜約80℃、約80℃〜約85℃、約85℃〜約90℃、約90℃〜約95℃、約95℃〜約100℃または約100℃〜約105℃の温度で行われてもよい。

0089

異性化は、約1時間〜約48時間の期間にわたって行われてもよい。いくつかの実施態様において、異性化は、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、約12時間、約13時間、約14時間、約15時間、約16時間、約17時間、約18時間、約19時間、約20時間、約21時間、約22時間、約23時間または約24時間の期間にわたって行われる。1つの実施態様において、異性化は、約75℃〜約95℃の温度にて、約1時間〜約3時間の期間にわたって行われる。

0090

いくつかの実施態様において、異性化は、1つ以上の温度ステージで行われてもよい。異性化は、40℃〜約60℃の第一の温度範囲で行われてもよい。特定の理論に縛られることを望むものではないが、第一の温度範囲における熱的接触は、水分含量を約2%〜約5%減らすことができると考えられる。第一温度は、約15分〜約2時間維持されてもよい。第二の温度範囲は、オールトランス異性体含量を増やすために用いられる。第二の温度範囲は、約70℃〜約90℃であってもよく、第二温度は、約30分〜約3時間維持されてもよい。1つの好ましい実施態様において、異性化は、の約50℃第一温度にて約30分、および80℃の第二温度にて約1.5時間行われる。別の実施態様において、温度は、反応期間にわたって約40℃〜約60℃のより低い温度から約70℃〜約90℃に上昇する。

0091

いくつかの実施態様において、異性化は、不活性雰囲気下で行われる。不活性雰囲気は、非限定的に、はアルゴン、窒素およびその組合せから選ばれる。1つの好ましい実施態様において、異性化は、窒素ガスの存在下で行われる。

0092

いくつかの実施態様において、噴霧化後、存在する非エステル化カロテノイドのうち70%を超えるカロテノイドが、オールトランス異性体である。他の実施態様において、75%または80%または85%または90%を超えるカロテノイドが、オールトランス異性体に変換される。異性化ステップは、最終石鹸生成物の総オールトランスカロテノイド含量を増加させることができる。異性化は、最終石鹸生成物の5%、10%または15%を超えるまでオールトランスカロテノイド含量を増加させることができる。1つの実施態様において、最終石鹸生成物の総オールトランスカロテノイド含量は、10%を超える。

0093

異性化後、最終石鹸生成物は、生成物容器に移されてもよい。最終石鹸生成物は、セクションIで記載された特性を有する。いくつかの実施態様において、噴霧化ステップ中に加えられたものに加えて、フリーフロー剤などの追加の作用剤が、異性化後に生成物に加えられてもよい。

0094

(d)連続フロー装置
方法は、連続フロー装置中、連続フロー様式で行われる。「連続フロー」は、反応がリアクター内で行われること、あるいは出発材料および条件が連続的に加えられ、製造されると回収されることを意味する。連続フロー装置および関連機器図1に示す。好ましい方法は、連続的であるが、不連続様式で方法を行うことも可能である。すなわち、方法は、停止され、異なる時点で、あるいは異なる物理的位置で再開されてもよい。

0095

図1を参照すると、第一試薬容器102内の金属水酸化物の第一溶液は、第一導管106を介して第一スタティックミキサー112に導かれてもよい。第二試薬容器104内に天然カロテノイド含有オレオレジンを含む第二溶液は、第二導管108を介して第一スタティックミキサー112に導かれてもよい。1つの実施態様において、反応容器104は、伝熱装置105によって加熱される。伝熱装置は、非限定的に、電気ヒーター誘導ヒーターガスヒーターオイルヒーターセラミックヒーターなどから、より好ましくは平板熱交換器および管熱交換器から選ばれてもよい。1つの実施態様において、金属水酸化物が、連続フロー装置を通過するので、伝熱装置110は、それを加熱するために用いられる

0096

導管106および108は、試薬容器から導管を通って第一スタティックミキサー112に試薬を送り込む制御可能な移送ポンプであってもよい。導管は、試薬容器内に保管された試薬を、所望の移送速度容器から試薬を移動させるように選ばれた予定圧力加圧する制御可能な圧力ポンプ、およびその任意の組合せであってもよい。移送ポンプとして用いるのに適したポンプの非限定的例として、歯車ポンプダイアフラムポンプ遠心ポンプピストンポンプおよび蠕動ポンプが挙げられる。特定の実施態様において、導管は、蠕動ポンプであり、連続フロー装置の様々な部品のサイズに加えて、流量に関与する。

0097

連続法のための流量は、異なる実施態様において変化してもよい。特に、流量は、要求生産量および当技術分野で周知のその他の因子に応じて、より多くても、より少なくてもよい。いくつかの実施態様において、流量は、100kg/時間〜300kg/時間、または50kg/時間〜250kg/時間、または50kg/時間〜300kg/時間の範囲で変動してもよい。いくつかの実施態様において、流量は、約50kg/時間〜約100kg/時間、約75kg/時間〜約125kg/時間、約100kg/時間〜約150kg/時間、約125kg/時間〜約175kg/時間、約150kg/時間〜約200kg/時間、約175kg/時間〜約225kg/時間、約200kg/時間〜約250kg/時間、約225kg/時間〜約275kg/時間、約250kg/時間〜約300kg/時間の範囲で変動してもよい。他の実施態様において、流量は、約100kg/時間〜約200kg/時間、約150kg/時間〜約250kg/時間、約200kg/時間〜約300kg/時間の範囲で変動してもよい。好ましい実施態様において、流量は、約150kg/時間〜約250kg/時間の範囲で変動する。

0098

第一スタティックミキサー112は、連続的に試薬を受け取る。第一スタティックミキサーは、一般に、管形状であり、直線、曲線、または直線と曲線管の組み合わせである。スタティックミキサーは、試薬が管を通過する時に、試薬に流れのパターンを付与し、混合を提供する管の内側に様々なエレメントを含む。エレメントは、たとえば、層流を作り出すか、または半径方向の混合を作り出すことによって、混合を提供することができる。第一スタティックミキサーは、流量と関連して、試薬のための特定の滞留時間を達成する直径および長さを有する。

0099

いくつかの実施態様において、第一スタティックミキサーは、約20mm〜約150mmの直径を有する。いくつかの実施態様において、第一スタティックミキサーは、約20mm〜約30mm、約25mm〜約35mm、約30mm〜約40mm、約35mm〜約45mm、約40mm〜約50mm、約45mm〜約55mm、約50mm〜約60mm、約55mm〜約65mm、約60mm〜約70mm、約65mm〜約75mm、約70mm〜約80mm、約75mm〜約85mm、約80mm〜約90mm、約95mm〜約105mm、約100mm〜約110mm、約105mm〜約115mm、約110mm〜約120mm、約115mm〜約125mm、約120mm〜約130mm、約125mm〜約135mm、約130mm〜約140mm、約135mm〜約145mm、約140mm〜約150mmの直径を有する。1つの好ましい実施態様において、第一スタティックミキサーの直径は、50mmである。

0100

1つの実施態様において、第一スタティックミキサー112は、高せん断ミキサー116に連結され、そのころによりスタティックミキサーに加えて、完全な混合が提供される。1つの実施態様において、4枚ブレード溝シリンダー固定子が利用される。固定子のサイズは、他のパラメーターによって決まることがある。ブレードの毎分の回転数(rpm)は、異なる実施態様において変わりうる。いくつかの実施態様において、速度は、2000 rpm〜約3500 rpmの範囲である。特定の実施態様において、速度は、2000 rpm、2100 rpm、2200 rpm、2300 rpm、2400 rpm、2500 rpm、2600 rpm、2700 rpm、2800 rpm、2900 rpm、3000 rpm、3100 rpm、3200 rpm、3300 rpm、3400 rpmまたは3500 rpmである。

0101

高せん断ミキサー116は、直接または追加の管類によって、第二スタティックミキサー118に連結されてもよい。第二スタティックミキサーがある場合、第二スタティックミキサー118は、管形状であってもよく、直線、曲線、または直線と曲線管の組み合わせでありうる。いくつかの実施態様において、第二スタティックミキサーは、約20mm〜約200mmの直径を有する。いくつかの実施態様において、第一スタティックミキサーは、約20mm〜約30mm、約25mm〜約35mm、約30mm〜約40mm、約35mm〜約45mm、約40mm〜約50mm、約45mm〜約55mm、約50mm〜約60mm、約55mm〜約65mm、約60mm〜約70mm、約65mm〜約75mm、約70mm〜約80mm、約75mm〜約85mm、約80mm〜約90mm、約95mm〜約105mm、約100mm〜約110mm、約105mm〜約115mm、約110mm〜約120mm、約115mm〜約125mm、約120mm〜約130mm、約125mm〜約135mm、約130mm〜約140mm、約135mm〜約145mm、約140mm〜約150mmの直径を有する。1つの好ましい実施態様において、第二スタティックミキサーの直径は、125mmである。

0102

温度は、また、スタティック混合中、伝熱装置によって制御されてもよい。いくつかの実施態様において、第一および第二スタティックミキサーは、通過する液体を所定の温度に維持するために伝熱装置で覆われる。

0103

試薬の導入から第二スタティックミキサーの末端までの滞留時間は、約30秒〜約5分の範囲で変動してもよく、部分的には、温度によって決まる。一般的に言えば、より高い温度については、滞留時間がより短いことが要求される。同様に、より低い温度については、滞留時間がより長いことが要求される。いくつかの実施態様において、滞留時間は、約30秒、45秒、約1分、約1.5分、約2分、約2.5分、約3分、約3.5分、約4分、約4.5分または約5分である。1つの実施態様において、滞留時間は、約95秒である。

0104

第二スタティックミキサーは、直接または追加の管類によって、ピストンリアクター120に連結される。ピストン流リアクターは、それぞれより小さい管型リアクターを含む別々のコンパートメントに分割されてもよい管型リアクターである。いくつかの実施態様において、管型リアクターは、4つの管型リアクターを含む。温度は、ピストン流リアクター内で制御される。1つの実施態様において、ピストン流リアクターは、100℃を越える温度になるように覆われる。1つの実施態様において、ピストン流リアクターは、約130℃〜約150℃の温度範囲になるように覆われる。1つの好ましい実施態様において、覆いの温度は、約140℃である。ピストン流リアクターは、管型装置が地面に対して並行であるよりも長く地面に対して垂直である方向に試薬の流れを向かわせるように、上向きであるのが好ましい。ピストン流リアクター内での滞留時間は、変動しうることがあり、好ましくは約5分〜約10分である。特定の実施態様において、ピストン流リアクターにおける滞留時間は、5分、6分、7分、8分、9分または10分である。1つの好ましい実施態様において、滞留時間は、8分である。

0105

連続フロー装置内の圧力は、気圧検知デバイス、および連続フロー装置に沿って見出される1つ以上のバルブ124を介して調節されてもよい。バルブは、開放可能なように、連続フロー装置の周囲の環境に対して密封される。圧力が閾値レベルに達する場合、バルブは、連続フロー装置の周囲の環境にガスを放出するように開けられてよい。好ましい実施態様において、バルブ124は、噴霧器122の前に位置する。

0106

噴霧器122は、ピストン流リアクターからの生成物の導入用の回転円板を含んでもよい。円板の回転が、液体の噴霧をもたらしうる。ガスおよび噴霧された液体が噴霧化チャンバーを通って移動するときに接触するように、回転円板の近くに、1つ以上のガスブロワーが存在してもよい。非エステル化カロテノイドを含有する液体生成物の乾燥および/または固化は、この時点で起こってもよい。いくつかの実施態様において、1つ以上のガスブロワーは、フリーフロー剤容器128からのフリーフロー剤の流れを含んでもよい。フリーフロー剤は、さらに、連続フロー装置を通って移動するにつれて、噴霧された生成物と接触して、フリーフロー剤を含んでいる乾燥生成物を形成するようにチャンバー内に吹き込まれてもよい。

0107

液体生成物は、 約100kg/時間〜約300kg/時間、または約50kg/時間〜約250kg/時間、または約150kg/時間〜250kg/時間の範囲の供給速度で噴霧器に導入されてもよい。いくつかの実施態様において、供給速度は、約50kg/時間〜約100kg/時間、約75kg/時間〜約125kg/時間、約100kg/時間〜約150kg/時間、約125kg/時間〜約175kg/時間、約150kg/時間〜約200kg/時間、約175kg/時間〜約225kg/時間、約200kg/時間〜約250kg/時間、約225kg/時間〜約275kg/時間、約250kg/時間〜約300kg/時間の範囲であってもよい。他の実施態様において、流量は、約100kg/時間〜約200kg/時間、約150kg/時間〜約250kg/時間、約200kg/時間〜約300kg/時間の範囲であってもよい。好ましい実施態様において、供給速度は、約150kg/時間である。

0108

いくつかの実施態様において、噴霧器への回転円板供給は、約10,000 rpm〜約30,000 rpm、またはより好ましくは約20,000 rpm〜約25,000 rpmの速度を有する。特定の実施態様において、回転円板供給は、約20,000 rpm、約21,000 rpm、約22,000 rpm、約23,000 rpm、約24,000 rpmまたは約25,000 rpmである。

0109

噴霧器中の滞留時間は、異なる実施態様において変動することがある。1つの実施態様において、平均滞留時間は、約10〜約14秒である。他の実施態様において、平均滞留時間は、約10秒、約11秒、約12秒、約13秒および約14秒である。

0110

噴霧器用チャンバーの寸法は、直径約2000mm〜約2500mmの範囲であってもよい。別の実施態様において、噴霧器用チャンバーの寸法は、約2200mm〜約2400mmの範囲であってもよい。1つの好ましい実施態様において、噴霧器用チャンバーの寸法は、約2300mmである。

0111

噴霧器に導入されるガスは、特定の流量で導入される。この流量は、約2500m3/時間〜約3500 m3/時間の範囲で変動してもよい。いくつかの実施態様において、噴霧器に導入されるガスのための流量は、約2900m3/時間〜3100m3/時間の範囲である。好ましい実施態様において、流量は、約3000m3/時間である。

0112

噴霧器は、直接、または一連の管を介して、異性化装置126に連結される。噴霧器122からの試薬は、異性化装置126に供給される。異性化装置は、タンクの内側に一連の回転円形トレーを有する密閉タンクであってもよい。試薬は、頂部の回転トレーに供給され、さらなる回転トレーは頂部回転トレーの真下にある。それぞれの回転の後、生成物は、より低い位置のトレー滴下され、トレーが回転するにつれて、固定バッフルによって平らにされる。密閉タンクは、特定の温度まで加熱されてもよく、さらに、流動ガスを有してもよい。

0113

異性化装置から、試薬は、生成物容器130に供給されてもよい。生成物容器は、連続フロー装置からの生成物を受け入れる大きさおよび構成であってもよい。いくつかの実施態様において、生成物容器は、フリーフロー剤容器128に連結され、任意に噴霧器122と同じフリーフロー剤を含んでもよい。フリーフロー剤は、フリーフロー剤のパーセンテージを増加させるために、気流を介して、生成物容器130に吹き込まれてもよい。

0114

連続フロー装置の様々な構成要素は、様々な適当な材料から作成されてもよい。材料の適当な例として、金属(ステンレス鋼真ちゅうなど)、ガラス(限定的ではないが、ホウケイ酸塩など)、およびポリマー(限定的ではないが、フッ化ポリ(エチレン)(FPE)、フッ化エチレンポリ(プロピレン)(FEP)、高密度ポリ(エチレン)(HDPE)、ポリ(クロロトリフルオロエチレン)(PCT)、ポリ(エーテルエーテルケトン)(PEEK)、ポリ(テトラフルオロエチレン)(PTFE)、ポリ(ビニルフルオリド)(PVF)、パーフルオロアルコキシ(PFA)ポリマー、およびその組合せまたはコポリマーなど)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0115

(e)液体製剤のための任意の方法
1つの別の実施態様において、方法は、液体製剤を製造する。このような実施態様において、噴霧化ステップ(b)は行われず、むしろ、ステップ(a)において製造された生成物は、(c)に記載のように異性化され、次いで、水タンク中で反応を停止される。セクション(d)に記載され、図1に示される連続フローリアクターは、噴霧器が存在せず、異性化生成物が水で希釈されるように変更されてもよい。

0116

水に対する異性化生成物の比率は、変動することがある。いくつかの実施態様において、溶液は、約0.25%水溶液〜約10%水溶液の範囲で変動する。他の実施態様において、溶液は、約0.5%水溶液〜約5%水溶液の範囲で変動する。好ましい実施態様において、溶液は、約1%水溶液〜約2%水溶液である。

0117

1つの実施態様において、ここで、存在する非エステル化カロテノイドのうち80%を超えるカロテノイドがオールトランス異性体立体配置であるように、希釈された石鹸が加熱される、非エステル化カロテノイドの異性化は、10%を超える最終石鹸生成物の非エステル化カロテノイド濃度を生成する。

0118

さらにもう1つの別の実施態様において、方法は、液体製剤を製造する。このような実施態様において、噴霧化ステップ(b)は行われず、むしろ、ステップ(a)において製造された生成物は、水タンク中で反応を停止され、次いで、セクション(c)に記載のように異性化される。

0119

IV.本発明組成物の使用方法
本発明組成物は、畜産物を含む様々な物のカロテノイド含量を増加させるために用いられうる。このような方法は、着色効率を増強させる方法を包含する。本発明組成物は、動物の健康または能力を改善するために用いられてもよい。さらに、本発明組成物は、飼料組成物の保存を補助するために用いられてもよい。これらの方法のそれぞれは、以下により詳細に議論される。

0120

(a)物のカロテノイド含量を増加させる方法
本発明組成物は、物のカロテノイド顔料を増加させるために用いられてもよい。たとえば、本発明組成物は、動物飼料または動物サプリメントのカロテノイド含量を増加させるために用いられてもよい。このような実施態様において、方法は、本発明組成物を動物飼料または動物サプリメントと組合わせることを含む。たとえば、動物飼料またはサプリメントは、約100、95、90、85、80、75、70、65、60、55、50、45、40、35、30、25、20、15、10または5%の動物飼料または動物サプリメントを含んでもよい。

0121

いくつかの実施態様において、本発明組成物は、特定の畜産物のカロテノイド含量を増加させるために動物に与えられてもよい。このような実施態様において、本発明組成物は、それ自体、または動物飼料または動物サプリメントの一部として動物に与えられてもよい。たとえば、家禽(または他の産卵家禽)は、単独、あるいは家禽飼料またはサプリメントの一部として、卵黄のカロテノイド含量またはブロイラーの皮、足、または他の臓器のカロテノイド含量を増加させるために本発明組成物を与えられてもよい。

0122

畜産物のカロテノイド含量を増加させるために動物に投与するためのカロテノイド組成物の量は、当技術分野で周知の方法を用いて決定されてもよい。一般的に言えば、量は、約1 mgのキサントフィル/完全飼料kg〜約100 mgのキサントフィル/完全飼料kgの範囲で変動してもよい。いくつかの実施態様において、投与するためのカロテノイド組成物量は、約1、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100 mg、または100 mg以上のキサントフィル/飼料kgであってもよい。他の実施態様において、量は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9または10 mgのキサントフィル/完全飼料kgであってもよい。

0123

本発明組成物は、製品、特にヒトが食用とする食品の着色を増加させるために用いられてもよい。たとえば、本発明組成物は、卵黄(様々な家禽用)、ヒトが食用にする動物の肉(ブロイラーの皮、またはなどの水産養殖生物の肉(fleshまたはmeat))、あるいはヒトが食用にするための動物の他の臓器に着色を提供するために用いられてもよい。有利なことに、等しい量の本発明組成物は、他のカロテノイド石鹸組成物よりも大きい着色効率を有する。たとえば、他のカロテノイド石鹸組成物と比較して、本発明組成物は、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190または200%を超える増加した着色効率を有することができる。いくつかの実施態様において、他のカロテノイド石鹸組成物と比較して、組成物は、100、105、110、115、120、125または130%を超える増加した着色効率を有することができる。

0124

1つの実施態様において、本発明組成物は、家禽飼料に添加される。当業者によって理解されるように、1日当りに供給される量は、大きさおよび所望の着色によって決まる。いくつかの実施態様において、レイヤー採卵用の鶏)用飼料は、約2 ppm 、約3 ppm、約4 ppm、約5 ppm、約6 ppm、約7 ppmまたは約8ppmの本発明組成物を含む。さらにもう1つの実施態様において、ブロイラー用飼料は、約20 ppm、約25 ppm、約30 ppm、約35 ppm、約40 ppm、約45 ppmまたは約50 ppmの本発明組成物を含む。

0125

(b)動物の健康および能力の改善方法
本発明のもう1つの態様は、本発明組成物を対象の動物に提供することによる動物の健康および能力の改善方法を提供する。当業者は、特定の動物に提供される組成物の量が、動物の種、性別および年齢によって変動することがあることを理解するであろう。さらに、様々な健康および能力パラメーターが、本発明組成物の投与によって影響を及ぼされうる。

0126

いくつかの実施態様において、本発明組成物は、産卵鶏、ブロイラー、七面鳥および家鴨などの家禽に提供されてもよい。適当な健康パラメーターの例として、体重、ボディコンディションスコア体温食物摂取抗酸化状態、酸化ストレスマーカー血清タンパク質レベル、血清ミネラルレベル、免疫系の機能(免疫刺激)、腸微生物叢の健康と多様性糞便細菌、骨と関節の健康などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。適当な能力パラメーターの例として、体重増加、飼料:体重増加比、栄養素消化率飼料要求率の収量、卵質卵殻質、卵黄の色、皮の色、枝肉品質、枝肉収率、肉の等級、採肉歩留まり食肉タンパク質:脂肪の比率などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0127

いくつかの実施態様において、本発明組成物は、酪農牛、酪農および酪農山羊などの酪農反芻動物に提供されてもよい。好ましい実施態様において、酪農反芻動物は、酪農乳牛である。評価されるべき適当な健康パラメーターの非限定的例として、体重、ボディコンディションスコア、体温、食物摂取、抗酸化状態、酸化ストレスのマーカー、血清タンパク質レベル、血清ミネラルレベル、免疫系の機能、腸微生物叢の健康と多様性、糞便細菌などが挙げられる。適当な能力パラメーターの例として、乳量、乳効率、乳脂肪乳タンパク質体細胞数、FCM、ECMの体重増加、飼料:体重増加比、栄養素消化率、飼料要求率、妊娠率、子の数、子の体重などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0128

他の実施態様において、本発明組成物は、肉牛、子牛および子羊などの非酪農反芻動物に供給されてもよい。適当な健康パラメーターの例として、体重、ボディコンディションスコア、体温、食物摂取、抗酸化状態、酸化ストレスのマーカー、血清タンパク質レベル、血清ミネラルレベル、免疫系の機能、腸微生物叢の健康と多様性、糞便細菌、骨と関節の健康などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。適当な能力パラメーターの非限定的例として、体重増加、飼料:体重増加比、栄養素消化率、飼料要求率、枝肉の品質、枝肉収率、肉の等級、採肉歩留まり、食肉タンパク質:脂肪の比率などが挙げられる。

0129

さらに他の実施態様において、本発明組成物は、豚;すなわち、子豚、育成期および最終期豚および雄豚に提供されてもよい。健康パラメーターの非限定的例として、体重、ボディコンディションスコア、体温、食物摂取、抗酸化状態、酸化ストレスのマーカー、血清タンパク質レベル、血清ミネラルレベル、免疫系の機能、腸微生物叢の健康と多様性、糞便細菌、骨と関節の健康などが挙げられる。適当な能力パラメーターの例として、体重増加、飼料:体重増加比、栄養素消化率、飼料要求率、発情間隔のための離乳、妊娠率、子の数、子の体重、分娩率、離乳までの日数、枝肉の品質、枝肉収率、肉の等級、採肉歩留まり、食肉タンパク質:脂肪の比率などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

0130

さらなる実施態様において、本発明組成物は、に提供されてもよい。健康パラメーターの非限定的例として、体重、ボディコンディションスコア、体温、食物摂取、抗酸化状態、酸化ストレスのマーカー、血清タンパク質レベル、血清ミネラルレベル、免疫系の機能、腸微生物叢の健康と多様性、糞便細菌、骨と関節の健康などが挙げられる。適当な能力パラメーターの非限定的例として、体重増加、飼料:体重増加比、栄養素消化率、飼料要求率、歩幅跳躍距離、速度などが挙げられる。

0131

さらなる実施態様において、本発明組成物は、魚、エビカキムール貝などの水産養殖生物に提供されてもよい。適当な健康パラメーターの例として、体重、ボディコンディションスコア、体温、食物摂取、抗酸化状態、酸化ストレスのマーカー、血清タンパク質レベル、血清ミネラルレベル、免疫系の機能、腸微生物叢の健康と多様性、糞便細菌などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。適当な能力パラメーターの非限定的例として、体重増加、飼料:体重増加比、栄養素消化率、飼料要求率、殻の品質、枝肉の品質、枝肉収率、肉の等級、採肉歩留まり、食肉タンパク質:脂肪の比率などが挙げられる。

0132

なおさらなる実施態様において、本発明組成物は、などのコンパニオンアニマルに供給されてもよい。適当な健康パラメーターの例として、体重、ボディコンディションスコア、食物摂取、抗酸化状態、酸化ストレスのマーカー、血清タンパク質レベル、血清ミネラルレベル、免疫系の機能、体温、腸微生物叢の健康と多様性、糞便細菌、骨と関節の健康などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。適当な能力パラメーターの非限定的例として、体重増加、飼料:体重増加比、栄養素消化率、飼料要求率、移動性、敏捷性、生活の質などが挙げられる。

0133

(c)保存方法
他の実施態様において、本発明は、製品を保存する方法を包含する。さらに詳しくは、方法は、保存されるべき製品に本発明組成物を添加することを含む。このことは、本発明組成物を製品に直接加えることによるか、または製品の源動物に本発明組成物を供給することによって行われうる。たとえば、1つの実施態様において、本発明方法は、動物飼料またはサプリメントを保存することを包含する。方法は、動物飼料またはサプリメントを本発明組成物と組合わせることを含む。もう1つの実施態様において、方法は、本発明組成物を保存されるべき製品と接触させることを含む。
適当な量は、上記セクションIV(a)に詳述したものを包含する。

0134

実施例:
以下の実施例は、本発明の様々な反復を説明する。

0135

産卵鶏の卵黄色における効果
産卵鶏の卵黄色における、本発明組成物であるXamacol ColorTek(XCT)と、Xamacol 40(X-40)の着色効率を比較するために、ケージに入れた産卵鶏を用いて試験を行った。

0136

「白」基礎飼料を給餌するキサントフィル枯渇を3週間行い、続いて、実験飼料の給餌を4週間行って、試験を7週間継続した。動物(168羽のイサブラウン産卵鶏、試験開始時にて48週齢)は、18週齢からの同じケージメイトとともに、すでに試験室に配置された。色素を加えた実験飼料は、「白」基礎飼料を給餌する3週間のキサントフィル枯渇を行った後に提供された。飼料および水は、自由に摂取させた。基礎飼料は、産卵鶏の栄養所要量を満たすか、または超えるように製剤された。単一の基礎飼料は、予測される飼料消費にしたがって製剤された。各給餌処理は、多段階混合スケジュールにおいて、対応する量の製品を100 kgの飼料に添加することから製造された。

0137

合計7回の給餌処理を行った(「白」コントロールを含む)。対応する用量(4、6または9 mgのキサントフィル/完全飼料kgを提供するための製品X-40またはXCT)における実験製品の、基礎飼料への添加により給餌処理を行い、色素添加を行わないネガティブコントロール実験計画に含めた。

0138

能力変数チェックし、実験飼料を給餌しながら、隔週の反復ごとに記録した(毎日の体重、飼料消費、産卵率、卵重量、破損の発生率、軟殻または汚れた卵)。卵がキサントフィル分析のために保存された二日間(22日および23日)を除いて、キサントフィル枯渇相の終了時(-1日および0日)、3週間毎週(7日、14日、21日)、および第4週中毎日(24日〜28日)、卵黄色を評価した。各1日に産卵されたすべての卵は、卵黄色の評価またはキサントフィル分析のために採取された。

0139

本試験からの結果は、産卵率に4.7%の改善(90.6% 対 86.6%)が見られ、平均卵重量が1.6%(63.6 g 対 64.6 g)少なくなり、飼料要求率(FCR)が6.0%(1.884 対 2.005)改善され、生産性が3%(57.6 g 対 55.9 g)改善され、イサブラウンスタンダード(2010)にしたがって良好であった。

0140

第4週からの卵分析は、変数CIE(国際照明委員会:Commission Internationale deL’Eclairage)a*、CIE a*/b*比およびRoche卵黄カラーファン(RYCF)について有意な色素×用量相互作用を示し、色素および用量の有意な効果を実証した。各用量レベルに対し、色素XCTは、変数 CIE b*、CIE a*/b*比およびRYCFについて、色素X-40よりもよい値を有した。明るさは、色素または用量間の差異に対してはあまり顕著ではなかった。色素XCTは、平均で黄色値が1.6ポイント(39.84 対 38.28)高く、切片値が2ポイント高かった。変数:CIE a*/b*およびRYCFについては、色素XCT 100は、色素X-40の117%効率的であった。0 ppmに対する値を含む非線形回帰からの結果は、同じ結論を提供した:色素XCTは、黄色値について色素X-40の122%効率的であり、赤色度/黄色度比およびRYCFについて118-119%効率的であった。

0141

卵黄重量は、色素または用量によって有意に影響を及ぼされなかったが、卵黄のキサントフィル含量は、有意またはほとんど有意な相互作用をもって、それぞれppmまたは総含量として表した場合に、両方の因子によって有意に影響を及ぼされた。相互作用は、用量による卵黄のキサントフィル含量の増加が、色素XCTについて、より高かったこと;および色素XCTが、色素X-40の137-133%効率的であったことを意味する。産卵率に対して補正された沈着率は、色素によって有意に影響を及ぼされたが、用量によっては及ぼされなかった(相互作用は有意ではなかった):色素XCTは、色素X-40よりも平均0.63ポイント(3.28% 対 2.65%)高い沈着率を有し、色素XCTが色素X-40の124%効率的であることが示された。色素XCTは、卵黄の着色について色素X-40のおよそ119%効率的であり、卵のキサントフィル含量について色素X-40の135%効率的であり、キサントフィル沈着率について色素X-40の124%効率的であった。

0142

産卵鶏の卵黄における効果
産卵鶏の卵黄色における、異なる黄色色素(X-40、XCTおよび競合他社製品3(C3))の着色効率を比較するために、ケージに入れた産卵鶏を用いて試験を行った。

0143

「白」基礎飼料を給餌するキサントフィル枯渇を5週間行い、続いて、実験飼料の給餌を4週間行って、試験を9週間継続した。動物(305羽のハイラインブラウン産卵鶏、試験開始時にて23週齢)は、18週齢からの同じケージメイトとともに、すでに試験室に配置された。色素を加えた実験飼料は、「白」基礎飼料を給餌する5週間のキサントフィル枯渇を行った後に提供された。飼料および水は、自由に摂取させた。産卵鶏の栄養所要量(Hy-Line、2009)を満たすか、または超えるように製剤された。単一の基礎飼料は、予測される飼料消費にしたがって製剤された。各給餌処理は、多段階混合スケジュールにおいて、対応する量の製品を64または74 kgの飼料に添加することから製造された。

0144

合計16回の給餌処理を行った。対応する用量(2.5、5、10、20、40および80 mgのキサントフィル/完全飼料kgを提供するためのX-40またはXCT、あるいは 2.5、5、10および20 mgのキサントフィル/完全飼料kgを提供するためのC3)における実験製品の、基礎飼料への添加により給餌処理を行った。

0145

能力変数をチェックし、実験飼料を給餌しながら、隔週の反復ごとに記録した(毎日の体重、飼料消費、産卵率、卵重量、破損の発生率、軟殻または汚れた卵)。卵がキサントフィル分析のために保存された一日(25日)を除いて、キサントフィル枯渇相の終了時(0日)、3週間毎週(7日、14日、21日)、および第4週中毎日(22日〜28日)、卵黄色を評価した。各1日に産卵されたすべての卵は、卵黄色の評価またはキサントフィル分析のために採取された。

0146

試験開始時または終了時における体重(BW)について、あるいはBW変化について、処理、色素または用量の間に、有意な差異は検出されなかった。処理間の売り物にならない卵の発生率(これらの差異は、色素または用量とは関連しなかった)を除いて、能力変数いずれについても、処理または処理×期間相互作用の有意な差異は検出されなかった。

0147

実験飼料の給餌の1週間後の卵黄色は、4週間の試験後に得られたその最終値にほぼ達した。検討されたほとんどすべての変数について、すべての週において、20 ppm以下のX-40、XCTおよびC3間に、および80 ppm以下のX-40およびXCT間に有意な差異が検出された;色素および用量間の相互作用もまた有意であったが、このことは、用量を増加させる場合の色素間の異なる応答を意味する。

0148

10または20 ppm以下の3種の色素すべてについての非線形回帰の比較は、同様の結果を与えた:黄色度(121%〜128%、XCTおよびC3間で差異なし:95%信頼限界オーバーラップ)、赤色度/黄色度比(XCTはX-40の158%効率的;C3はX-40の117%〜120%効率的;95%信頼限界がオーバーラップしなかったので、XCTはC3よりも効率的)、およびRYCF値(XCTはX-40の159%〜161%効率的;C3はX-40の117%〜120%効率的;95%信頼限界がオーバーラップしなかったので、XCTはC3よりも効率的)について、XCTおよびC3は、有意に、X-40と比べて、より効率的であった。用量の全範囲をX-40およびXCTの比較に用いた場合、結果はまた、低含有レベルで得られたものと同様であった:黄色度(122%)、赤色度/黄色度比(165%)およびRYCF値(157%)について、XCTは、有意に、X-40と比べて、より効率的であった;また、赤色度は、生物学的意味をもつ回帰値を提示し、XCTはX-40の159%効率的であった。

0149

卵黄中のキサントフィルの濃度、総含量および沈着(産卵率に対する非補正または補正のいずれか)について、色素および用量の間に、有意な相互作用が検出されたが、卵黄キサントフィル濃度および含量ならびにキサントフィル沈着率は、XCTにおいて有意に高かった(すなわち、20 ppm以下の平均補正沈着率%は、X-40、XCTおよびC3について、それぞれ、3.02、3.64および3.18であり;および80 ppm以下は、X-40およびXCTについて、それぞれ、2.82および3.46であった)。卵黄中の、より高濃度のTXの結果としてではなく、他の色素と比べて、この飼料において検出された低レベルの総キサントフィルおよびより低いキサントフィル摂取の結果として、2.5 ppmにおけるXamacol 40は、最高の沈着率%を有した。もし平均補正沈着率%が、すべての色素について2.5 ppm〜20 ppmの値を除いて計算されるならば、結果は、X-40、XCTおよびC3について、それぞれ、2.52、3.54および3.17(比 100%、141%および126%)であり、80 ppm以下は、X-40およびXCTについて、それぞれ、2.48および3.36(比 100%および135%)であった。

0150

卵黄中の総キサントフィル濃度および含量は、飼料中の色素の用量を増加させると増加し、応答は、線形回帰によって調整することができた。10 ppm以下のすべての色素についての線形回帰のスロープの比からのX-40と比べての効率における改善は、XCTについてはおよそ190%であったが、C3については、改善は統計的有意さに達しなかった。20 ppm以下を考慮した場合、改善は、XCTについてはおよそ170%であり、C3についてはおよそ147%であった。

0151

用量の全範囲(80 ppm以下)についてX-40およびXCTのみを考慮すると、スロープの比は、XCTについて125%の、卵キサントフィル含量およびキサントフィル沈着率における効率の改善を示した。

0152

Xamacol CTは、X-40よりも効率的であった。色変数についての改善は、検討された変数によって変動したが、比較の対象となった用量の範囲(10、20または80 ppm以下)によっては変動しなかった;およその改善は、黄色度については125%、ならびに赤色度/黄色度比およびRYCFについては160%であった。卵黄における総キサントフィル濃度および含量についての改善は、用量10 ppm以下は190%、20 ppm以下は170%、80 ppm以下は125%であった。2.5 ppmの値を排除した平均補正沈着率%について、改善はおよそ137%であった。

0153

競合他社製品3は、X-40よりも効率的であった。色変数についての改善は、検討された変数によって変動したが、比較の対象となった用量の範囲(10または20 ppm以下)によっては変動しなかった;およその改善は、黄色度については125%、ならびに赤色度/黄色度比およびRYCFについては120%であった。卵黄における総キサントフィル濃度および含量についての改善は、用量10 ppm以下は139%であるが有意ではなく、20 ppm以下は147%であった。2.5 ppmの値を排除した平均補正沈着率%について、改善はおよそ126%であった。

0154

Xamacol CTは、C3よりも効率的であった。色変数についての改善は、検討された変数によって変動したが、比較の対象となった用量の範囲(10または20 ppm以下)によっては変動しなかった;およその改善は、赤色度/黄色度比およびRYCFについては134%であった。卵黄における総キサントフィル濃度および含量についての改善は、用量10 ppm以下は137%であるが有意ではなく、20 ppm以下は117%であるが有意ではなかった。

0155

ブロイラー着色における効果
ブロイラーの着色および能力における、マリーゴールド由来の2つの異なる黄色色素(X-40およびXCT)の着色有効性を比較するために、47日齢まで飼育試験を行った。総数1,078羽のロス308種の1日齢の雌のヒヨコを、1〜47日齢まで用い、無作為に実験処理に割り当てた。実験計画は、7種類の食餌処理を用いて完全に無作為化した:T1:基礎飼料(ネガティブコントロール);T2:基礎飼料+製品X-40 30 ppm;T3:基礎飼料+製品 X-40 40 ppm;T4:基礎飼料+製品 X-40 50 ppm;T5:基礎飼料+製品 XCT 30 ppm;T6:基礎飼料+製品 XCT 40 ppm;T7:基礎飼料+製品 XCT 50 ppm。処理は、7回反復され、育成期(22〜35日齢)および最終期(36〜47日齢)相中に提供された。動物は、EUで商業的に実施されたものと同じ家畜密度(30 kg/m2)にて、囲い当り22羽のブロイラーを囲いの中で飼育した。

0156

小麦および大豆ミールをベースとし、成長促進剤または動物用抗生物質を含まない、磨り潰し(開始期)およびペレット(育成期および最終期)飼料を、自由給餌した。開始期飼料は、0〜21日齢に給餌され、育成期飼料は、22〜35日齢に給餌され、最終期飼料は、35〜47日齢に給餌された。第4日に、飲用水によってパラコックスワクチンを投与し、育成期飼料に、抗コクシジウム剤を加えた。

0157

観察は、成長、体重、飼料摂取飼料効率、EPEF(欧州生産効率因子)、全体的な健康、ならびに死亡率と殺処分パーセントを包含した。また、冷却後の枝肉の皮の着色を測定した。さらに、大腿二頭筋(TBARs Technique)の酸化および腸管組織学を評価した。

0158

統計分析ソフトウェア(SAS)の一般的線形法(GLM)により、完全に無作為化計画としてデータを分析した。確率P≦0.05である場合に有意性宣言され、0.05<P≦0.10の場合に有意に近い傾向(near significant trend)とされた。能力および皮色パラメーターは、7種の独立した処理として、およびネガティブ処理を排除する要因計画として分析された。皮色パラメーターもまた、SAS v. 9.0(SAS、2002)のGLM手順を用いる線形回帰対摂取色素によって、およびSAS v. 9.0(SAS、2002)のNLIN手順を用いるデータを2つの異なるモデルにフィッテイングさせることによる非線形回帰によって分析された。

0159

研究を通して、動物の健康は正常であるとみなされ、副作用はなかった。動物の能力は、試験条件にしたがった(ブロイラーは、床飼いで飼育され、磨り潰し/ペレット飼料を給餌された)。検討された任意の年齢で用いられた、処理間、色素のタイプ間、または異なる用量間で動物の体重に有意な差異は観察されなかった。予期されたように、すべての動物は、一般飼料を与えられたので、0〜21日において、能力における有意な差異は観察されなかった。したがって、色素のタイプ(X-40 対 XCT)間または試験された異なる用量間で、有意な差異は観察されなかった。

0160

0〜21日の間に20羽の死亡/殺処分(1.86 %)があり、21〜35日の間に8羽の死亡/殺処分(0.74 %)があり、35〜47日の間に34羽の死亡/殺処分(3.15 %)があった(表10)。最終期(35〜47日)中の死亡率における予期せぬ有意な効果は、色素のタイプにより検出された。用量間では、死亡率の有意な差異は観察されなかった。

0161

47日齢のブロイラーの冷蔵枝肉において、足、(2つの異なる領域;1:の下、2:胸の中央部)およびにおける、皮の着色を測定した。基礎飼料中に天然色素を供給する原料欠如していることを考慮して、ネガティブコントロールとそれ以外の実験処理との間には明確な差異があり、コントロール動物は、常に、より淡い色を呈した。用量間の差異も検出され、色は、評価された領域にかかわらず、色素の投与量を増加させると、より濃い色になった。

0162

色素間の差異は、評価されたすべての領域において、RCFおよび分光光度計によって明確に検出された。色素XCTを与えられたブロイラーは、色素X-40を給餌された鶏と比べて、足(7.0a 対 6.4b;P<0.0001)、胸(ポイント1および2について、それぞれ、7.1a 対 6.5bおよび7.9a 対 6.9b;P<0.0001)および腿(6.8a 対 6.2b;P<0.0001)のように、ロッシュ(Roche)レベルの増加を示した。また、色素XCTを給餌された鶏の枝肉の胸および腿のa*およびb*値は、色素X-40の値と比べて、常に、有意に高かった(ポイント1におけるa*およびb*について、それぞれ、1.48 対 1.14および28.09 対 26.05;P<0.05;ポイント2におけるa*およびb*について、それぞれ、2.11 対 1.68および33.41 対 30.27;P<0.05;腿におけるa*およびb*について、それぞれ、0.90 対 0.75、P=0.10ならびに25.89 対 24.60、P=0.0002)。飼料中の色素の包含レベルの効果もまた、明確であり有意であった。増強された色素の投与として評価されたすべての領域において、ロッシュカラーファンならびにa*およびb*値は増加し、L*値は、減少した。

0163

一般に、線形方程式は、色素間で異なり、色素XCTについての方程式勾配は、胸2におけるa*値(+25.7%;P<0.001)、胸(+13.8%;P=0.0655),胸2(+27.8%;P<0.0001)および腿(+8.5%;P=0.0491)におけるb*値、ならびに足(+7.6%;P=0.0384)、胸領域2(+9.8%;P=0.0044)および腿(+7.1%;P=0.0565)におけるRCF値のように、色素X-40についての勾配と比べて高かった。非線形カラー飽和関数も評価したところ、色素X-40についてのK値(最大着色の半分を達成するのに必要な色素濃度)は、色素XCTについてのK値と比べて高かった。

0164

0および10日間の冷蔵保管後の47日齢のブロイラーの大腿二頭筋におけるTBARSレベルにおける処理の効果も評価した。色素のタイプの間(X-40 対 XCT)または試験した異なる用量の間で、4℃にて0または10日間保管した肉サンプルの脂質酸化において有意な差異は検出されなかった。

0165

5つのGIT切片で測定された絨毛の高さ、陰窩の深さおよび筋層の厚さにおける処理の効果も評価した。評価された組織学的パラメーターのいずれにおいても、ネガティブコントロールと他の処理との間に、有意な差異は検出されなかった。一般に、評価された領域において、色素間に、有意な差異は検出されなかった。皮の着色において、ネガティブコントロールとそれ以外の実験処理との間に、明確な差異が検出され、コントロール動物は、常に、評価されたすべての領域において、より淡い色を呈した。色素間の差異は、評価されたすべての領域において、RCFおよび分光光度計によって明確に検出された。色素XCTを与えられたブロイラーは、色素X-40を給餌された鶏と比べて、増加したロッシュレベル、a*およびb*値を示した。一般に、線形方程式は、色素間で異なり、色素XCTについての方程式の勾配は、胸2におけるa*値(+25.7%)、胸(+13.8%),胸2(+27.8%)および腿(+8.5%)におけるb*値、ならびに足(+7.6%)、胸領域2(+9.8%)および腿(+7.1%)におけるRCF値のように、色素X-40についての勾配と比べて高かった。一般に、非線形カラー飽和関数は、色素間で異なり、色素X-40についてのK値は、色素XCTについてのK値と比べて高かった。

0166

ブロイラー着色における効果
ブロイラー着色における異なる黄色色素(X-40、XCTおよびC3)の着色効率を比較するために、床飼いしたブロイラーで試験を行った。

0167

「白」基礎飼料を3週間給餌し、続いて、実験飼料の給餌を3週間行って、試験を6週間継続した。動物(ロス308種の1日齢の雌のブロイラー)を、到着時に無作為に56個の囲いに割り当てた。「白」基礎飼料を3週間給餌した後、色素を含む実験飼料を提供した。飼料および水は、自由に摂取させた。基礎飼料は、鶏の栄養所要量(Ross、2006)を満たすか、または超えるように製剤された。2つの基礎飼料が、鶏の年齢にしたがって製剤された(3週間の開始期用およびその後の育成期用)。各給餌処理は、多段階混合スケジュールにおいて、対応する量の製品を添加することから製造された。

0168

合計10回の給仕処理を行った。対応する用量(20、40、60および80 mgのキサントフィル/完全飼料kgを提供するためのX-40またはXCT、あるいは 40 mgのキサントフィル/完全飼料kgを提供するためのC3)における実験製品の、基礎飼料への添加により給餌処理を行った。

0169

能力変数をチェックし、3週毎の反復ごとに記録した;敷料の質は、試験の終了時に主観的に評価した。ブロイラー着色は、1日間冷却された枝肉において、食肉処理場にて評価された。

0170

色素も用量も、能力または敷料の質に影響を及ぼさなかった。Xamacol CTは、胸筋プテリリウム(pectoral pterilium)の明度(60.65 対 61.09)、腋窩無羽域の黄色度(28.78 対 28.03)、ならびに足趾の明度、赤色度および赤色度/黄色度比(明度、赤色度および赤色度/黄色度比について、それぞれ、65.60 対 66.16、5.27 対 4.36および0.11 対 0.09)について、X-40と比べてよりよい着色に達した。他の変数における差異、ならびに色素×用量の相互作用は、有意ではなかった。

0171

足趾の赤色度および赤色度/黄色度比における線形回帰は、切片において有意な差異を提供し、X-40と比べて、XCTは、赤色度について0.9ポイント高く、赤色度 対 黄色度に比について0.02ポイント高かった。勾配の比(線形回帰について)またはパラメーターk(非線形回帰について)として測定された効率における改善は、胸筋プテリリウムの黄色度およびふ蹠骨のファンカラーについての103%から、皮膚のファンカラーについての109%、ならびに足趾の色度および赤色度/黄色度比についての120%までの範囲であった。しかしながら、これらの改善は、有意さに達しなかった。

0172

40 ppmにて競合他社製品(C3)により得られた着色は、試験したいずれの変数についても、40 ppmにてX-40またはXCT により得られた着色とは、有意には相違しなかったが、足趾の明度(C3について、X-40またはXCTより低い値;それぞれ、64.3d、66.4bおよび65.8bcd)および足趾の黄色度(C3について、X-40より低いが、XCTについてはさほどでなく;それぞれ、43.6de、47.7cおよび47.2cd)。

0173

X-40の変動係数(CV)は、XCTと比べて、胸筋プテリリウムおよび足趾の赤色度について、より高かった(それぞれ、90.3a 対 78.1b;62.5a 対 52.2b);しかしながら、X-40のCVは、XCTと比べて、足趾の赤色度/黄色度比について、より低かった(0.09b 対 0.11a)が、他の変数においてはそうではなかった。最も低いCVは、皮ノファンカラー、次いで、任意の部位の明度および黄色度、ならびに足趾のファンカラーによって得られた。赤色度および赤色度/黄色度比は、非常に高いCVを有した。胸筋プテリリウム、腋窩無羽域または足趾において得られたCVは、同様の範囲であった。

0174

安定性研究
X-40に対して、フリーフロー剤を含む本発明組成物の安定性を比較するために試験を行った。1つの試験は、室温にて開いた袋中のフリーフロー剤を含むXCTについて、総キサントフィル(TX)の減少を測定した。したがって、結果は、開口袋条件(酸素、水分などへの曝露)における分解を表す。結果を表Aに示す。高い温度(50℃)で同様の研究を行った。結果を表Bに示す。表Cは、酸素透過性暗袋中のXCTおよびX-40の両方についての温度におけるTXの分解を示す。表Dは、酸素透過性暗袋中、室温にて、両方が飼料と混合される、X-40に対するXCTの結果を示す。例のいずれにおいてもXCTについて、製造後のカプセル封入を用いなかった。

0175

表A:酸素透過性袋中、室温における、フリーフロー剤(FFA)有りおよび無しのXCTの安定性

0176

表B:不透過性袋中、50℃における、フリーフロー剤(FFA)有りおよび無しのXCTの安定性


定量的=分解が検出されない。

0177

表C:酸素透過性暗袋中、室温における、X-40に対するXCTの安定性


定量的=分解が検出されない。

0178

表D:酸素透過性暗袋中、室温における、飼料と混合したX-40に対するXCTの安定性

0179

顕微鏡によるXamacol 40との比較
本明細書の記載にしたがって製造されたXamacol ColorTek、(XCT)を、偏光および光学顕微鏡によって分析した。図2Aは、倍率100の偏光顕微鏡下でのXamacol 40(X-40)石鹸を示す。図2Bは、倍率100の偏光顕微鏡下でのXCTを示す。X-40石鹸において観察されたルテインナノ粒子は、POMによって等方性物質として示される。図1Bは、XCTのついての粒子サイズが、分析されるには小さすぎることを示す。図3Aは、倍率400の光学顕微鏡下でのXamacol 40を示す。図3Bは、倍率400の光学顕微鏡下でのXCTを示す。

0180

示差走査熱量(DSC)測定
相転移を決定するために、0℃/分における示差走査熱量測定法によって、組成物をXamacol 40と比較した。吸熱プロセスは、負のピークまたは谷として示され、発熱プロセスは、正のピークとして示される。図4は、X-40についての赤い曲線およびXCTについての黒い曲線を示す。Xamacol 40の場合、石鹸は、ルテイン結晶融点に一致しうる158℃にて吸熱ピークが現れる。

0181

転移において何が起こっているのかを決定するために、異なる温度における石鹸サンプル中の相転移を可視化するために、加熱装置を備えた偏光顕微鏡で両方のサンプルを観察した。両方のサンプルについての最初の吸熱谷は、石鹸における変化を生み出さない58-60℃における小さな融解であった。その後、新たな広い吸熱ピークが始まる(XCTについて、ピークは62-64℃にて始まり、X-40について、ピークは78-80℃にて始まる)。このプロセスにおいて、石鹸の大部分は、融解する。この転移は、Xamacol 40およびXCTの両方におけるルテインナノ粒子融解に対応するもう1つの吸熱ピーク(およそ110℃にて始まる)とオーバーラップする。このプロセスは、両方の場合において、145℃で終わる。XCTについて、それ以上の転移は観察されなかった。Xamacol 40について、マイクロ結晶の一部は、の前に融解した。最後の吸熱ピークを研究するために、最終的に、X-40サンプルは、200℃まで加熱された。顕微鏡によって、ルテインマイクロ結晶の融解は、およそ180-190℃にて観察された。最後の薄い吸熱ピークは、X-40石鹸に属するルテインマイクロ結晶の融点に対応する。ルテインマイクロ結晶の一部は、150℃前に融解する。ルテインナノ粒子は、110-150℃の間で融解するか、または融解した石鹸によって溶解されうる。X-40石鹸DSCサーモグラムと、160-170℃にて融解するマイクロ結晶に対応するXCTとの間には重要な差異がある。広い吸熱ピークは、非晶質粒子の融解による可能性があり、狭い吸熱ピークは、純粋な結晶融解による。

0182

DSCによる、最も重要な差異は、XCTが大きな吸熱ピークを有し、X-40が非常に小さなピークを有する、70-120℃である。DSC曲線を検討すると、XCTを得るためのマリーゴールドオレオレジンの鹸化は、ルテインの融点より上では行われないことを結論付けることができる。結晶が70-80℃にて得られる主な理由は、ルテイン分子統合を許容する十分な粘度をもってカップリングされた低い石鹸運動である。しかしながら、130-140℃における、石鹸分子の高い運動は、結晶化を許容しない。X-40の融解を撮影したものは、80℃にてルテイン結晶(ナノおよびマイクロ粒子の両方)のみが観察されたことを示す。150℃では、ルテインのマイクロ結晶のみが観察された。200℃にて、ルテインのマイクロ結晶の融解は、視覚化された。100 ℃における運動により写真を得ることが困難になる。写真を図5A-Dに示す。

0183

X線回折
Xamacol 40およびXCT中のルテインの結晶化度を定量するために、本発明組成物(XCT)、Xamacol 40石鹸および純ルテインの3つのサンプルをX線回折(XRD)によって分析した。

0184

X-40の結晶部分は、4.44、6.57、6.85および8.89(4.44 x 2)において4つのピークを提供する。これらのピークには、2つのグループがある。1つ目は、一緒になって、非常に小さいサイズ<30 nmの結晶相に対応するブロードピーク(4.44、6.85および8.89 °2θ)となりうる。6.57 °2θにおける、より鋭いピークは、150 nmより大きい結晶粒子によるものである。

0185

XCTの結晶部は、4.69および6.96 °2θという2つのピークによって表される。4.69におけるピークは、Xamacol 40の4.44におけるピークと同じである。このピークは、30 nmよりも小さい結晶サイズによるものである。

0186

XCTの製造法
KOHの50%水性溶液を連続フロー装置の試薬容器に加えた。マリーゴールドオレオレジンを連続フローリアクターの第二試薬容器に加えた。マリーゴールドオレオレジンを60℃の温度に加熱した。KOH溶液を約46kg/時間の供給速度で連続フロー装置にポンプ注入した。マリーゴールドオレオレジンを約154kg/時間の供給速度で連続フローリアクターにポンプ注入した。スタティックミキサーに入る前に、平板熱交換器によってKOHを加熱した。KOHの温度を〜約90℃に上昇させた。KOHおよびマリーゴールドオレオレジンを、140℃の温度のジャケットで覆われたスタティックミキサーで混合した。スタティックミキサーを通る滞留時間は約21秒であった。もう1つのスタティックミキサーに入る前に、溶液をローターステーター型ホモジナイザーに通して送った。ローターステーター型ホモジナイザー処理の後、溶液を、140℃の温度のジャケットで覆われた第二のスタティックミキサーに通した。第二スタティックミキサー中の滞留時間は約72秒であった。次いで、溶液を、140℃の温度のジャケットで覆われたピストン流リアクターに通した。ピストン流リアクター中の滞留時間は約8分であった。ピストン流リアクターに続いて、溶液をアトマイザー、次いで、ドライヤーに通す。SiO2を噴霧された生成物に吹き付ける。生成物はカプセル封入されない。

0187

X-40の比較製造
マリーゴールドオレオレジン、E-484(リシノール酸グリセリルポリエチレングリコール)およびプロピレングリコールを鹸化リアクター内で一緒に混合した。鹸化リアクター内の温度は、58℃〜約63℃の範囲であった。このステップの経過時間は、約10分であった。次いで、水性酸ナトリウムを鹸化リアクターに注ぎいれた。マリーゴールドオレオレジンと水酸化カリウムの間の反応には、2〜3時間かかった。この時間の温度は、75-80℃であった。次いで、リン酸を鹸化リアクターに加えて過剰の水酸化カリウムの反応を停止させた。この反応は発熱性なので、温度は5〜10℃上昇した。石鹸を、炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素を充填したパドルミキサーに注ぎ入れた。石鹸をフリーフロー剤に吸収させた。充填および混合を含めて、これの総時間は約20分であった。ミキサーから取り出し、塊を砕くためにグラインダーに通した。生成物を、振動スクリーンに通してい分けした。該略図を図6に示す。表Eは、この方法および本発明方法によって製造された最終生成物の物理的性質を示す。この方法の生成物は、本願明細書においてX-40と呼ばれる。

0188

表E:XCTおよびX-40の間の物理的特性の比較

0189

エトキシキンによる安定性試験
異なる量のエトキシキン(ETQ)により、本発明組成物(XCT)を試験した。実施例9の記載にしたがってサンプルを調製した。総キサントフィルを定量するための有効な分析方法を用いることによってサンプルを測定した。試験の開始時に、各サンプルについて総キサントフィルを分析した。すべてのサンプルを、25℃にて酸素透過性暗プラスチック袋に保管した。すべてのサンプルを同じ条件下bに保持した(暗さ、酸素、温度、光および時間)。

0190

表Fから明らかなように、異なる量のエトキシキンを含む生成物間で、差異はなかった。代わって、本発明にしたがって製造された組成物は、より安定であり、エトキシキンの添加によって製造されたものと比べて、より有効であった。

0191

表F:エトキシキンによる安定性試験

0192

比較安定性試験
純粋な組成物またはビタミンミネラルプレミックスと混合した組成物を用い、異なる温度条件下で、いくつかの比較試験を行った。安定性試験は、実施例11の記載にしたがって行った。実施例10にしたがって製造した組成物(X-40)、競合他社製品1および競合他社製品2に対して、本発明組成物を試験した。競合他社製品2は、非常に劣化したので、30日後に測定を中止した。異なる条件下での結果およびビタミンプレミックスと混合した組成物の結果を表G-Iに示す。

0193

表G:安定性試験−室温、開いた袋

0194

表G(続き):安定性試験−室温、開いた袋

0195

表H:比較安定性試験、45℃、開口袋

0196

表I:比較安定性試験、45℃、ビタミンミネラルプレミックスを入れた開いた袋

*定量的=分解が検出されない。

0197

表I(続き):比較安定性試験、45℃、ビタミンミネラルプレミックスを入れた開いた袋

0198

閉じた袋安定性試験
包装シミュレートするために、閉じた袋条件において総キサントフィルを試験した。すべてのサンプルは、実施例9にしたがって製造された。サンプル(フリーフロー剤を含むか、または含まない)を、25℃にて、不透過性アルミニウム密閉プラスチック袋に保管した。すべてのサンプルを、低酸素含量、温度および暗さにおいて同じ条件下で実施した。表Jに示すように、すべての製剤は、24ヶ月にて良好な安定性を示した。サンプルは、フリーフロー剤(FFA)として約18%の二酸化ケイ素を含んだ。

0199

表J:XCTおよび二酸化ケイ素の安定性

0200

表J(続き):閉じた袋におけるXCTおよび二酸化ケイ素の安定性

0201

粉末製剤
以下は、重量%で表した、XCT処理のための例示的粉末製剤を表す。

0202

表K:例示的粉末製剤

0203

エトキシキンなしの製剤
以下は、XCT処理のためのエトキシキンなしの例示的粉末製剤を表す

0204

表L:抗酸化剤なしの例示的粉末製剤

0205

液体製剤
粉末製剤と同様に液体製剤を作成する。しかしながら、マリーゴールド石鹸をアトマイザーに噴霧するの代わりに、水に噴霧した。水を15-30℃に維持した。石鹸を加え、温度を40-50℃に上昇させた。水分をウルトラチュラックス(ultraturrax)で1時間にわたって混合した。液体生成物を70-80℃にて6-9時間加熱して、所望のレベルのトランスルテインおよびトランスゼアキサンチンへの異性化を達成した。冷却後、液体生成物は、仕上がる。

0206

表M:例示的液体製剤

0207

液体製剤による安定性試験
液体製剤は、水中のマリーゴールド石鹸の安定なエマルションである。液体製剤の安定性は、主に酸素との接触が少ないことによる。結果を表Nに示す。

0208

表N:液体製剤の安定性


*定量的=分解が検出されない。

0209

製品に対する比較試験
実施例5および11の記載にしたがって、安定性試験を行い、アポエステル生成物と比較した。以下の表は、競合他社製品4(C4)および競合他社製品5(C5)に対するこれらの試験の結果を提供する。2つの値が存在するアポエステルの欄については、1つ目がC4であり、2つ目がC5である。図7Aは、C4およびC5に対する結果を示す。図7Bは、C3およびC6に対する結果を示す。

0210

表O:アポエステルによる比較試験

0211

レイヤーの卵黄色の黄色色素
レイヤーの卵黄色における異なる黄色色素(A、BおよびC)の着色効率を比較するために、ケージに入れた産卵鶏を用いて試験を行った。「白」基礎飼料を給餌するキサントフィル枯渇を5週間行い、続いて、実験飼料の給餌を4週間行って、試験を9週間継続した。

0212

動物:305羽のハイラインブラウン産卵鶏、試験開始時にて23週齢。

0213

飼料および水は、自由に摂取させた。基礎飼料は、産卵鶏の栄養所要量(Hy-Line、2009)を満たすか、または超えるように製剤された。我々は、この引用のためにさらなる情報が必要か?単一の基礎飼料は、予測される飼料消費にしたがって製剤された。各給餌処理は、対応する量の製品を添加することから製造された。

0214

合計16回の給餌処理を行った(処理当り、3羽の雌鶏/ケージを6回繰り返す)。対応する用量(2.5、5、10、20、40および80 mgのキサントフィル/完全飼料kgを提供するための製品AまたはB、あるいは 2.5、5、10および20 mgのキサントフィル/完全飼料kgを提供するための製品C)における実験製品の、基礎飼料への添加により給餌処理を行った。

0215

能力変数をチェックし、実験飼料を給餌しながら、隔週の反復ごとに記録した(毎日の体重、飼料消費、産卵率、卵重量、破損の発生率、軟殻または汚れた卵)。卵がキサントフィル分析のために保存された一日(25日)を除いて、キサントフィル枯渇相の終了時(0日)、3週間毎週(7日、14日、21日)、および第4週中毎日(22日〜28日)、卵黄色を評価した;枯渇相の終了後(-1日)にもキサントフィル分析を行った。各1日に産卵されたすべての卵は、卵黄色の評価またはキサントフィル分析のために採取された。

0216

ミノルタ比色計を用いて、色の評価を行った。比色計は、CIEL*a*b* (L*は、(0-100)の尺度で暗〜明を表現する明度を示す)において色を表す。a*(赤色度)値は、赤−緑色の度合いを与え、a*値が高いことは、より赤味が強いことを示す。b*(黄色度)値は、黄−青色の度合いを与え、b*値が高いことは、より黄色味が強いことを示す。結果を図8A−8Dに示す。20ppmまでのすべての色素用量についての変数、および実験給餌の第4週中の変数における線形回帰は、XCTが、黄色度についてX-40の121%効率的であることを示した。XCTは、RYCFについて、X-40の159%効率的であった。

0217

卵黄の総キサントフィル含量(何時以降に採取した)を図9Aおよび9Bに示す。線形回帰分析は、第25日にて、XCTは、卵キサントフィル濃度についてX-40の172%効率的であったことを示す。

0218

赤色色素無添加によるレイヤー試験
卵黄に黄色を与えることにおける、Xamacol ColorTek 対アポエステル(C4)の相対的有効性を決定するために、ケージ中の産卵鶏を用いて試験を行った。

0219

「白」基礎飼料を給餌するキサントフィル枯渇を5週間行い、続いて、実験飼料の給餌を4週間行って、試験を9週間継続した。

0220

動物:216羽のハイラインW-36産卵鶏、試験開始時にて57週齢。

0221

この試験は、MRP自家発電設備にて行われた。ハウスは、環境的に制御された。飼料および水は、自由に摂取させた。すべての飼料(ration)は、W-36の全食餌勧告(ハイラインガイド2009-11に基づく)を満たすか、または超えるように設計された。

0222

合計9種の処理を、処理当り24の囲い(ケージ)反復で行った。各ケージには一羽の雌鶏を入れた。

0223

能力変数をチェックし、実験飼料を給餌しながら、隔週の反復ごとに記録した(毎日の体重、飼料消費、産卵率、卵重量、破損の発生率、軟殻または汚れた卵)。キサントフィル枯渇相の終了時(0日)、3週間毎週(7日、14日、21日)、および第4週中さらに頻繁に(25日〜28日)、卵黄色を評価した。各1日に産卵されたすべての卵は、卵黄色の評価のために採取された。表Pは、処理を示す。

0224

表P:処理

0225

結果を図10A−10Dに示す。80ppmまでのすべての色素用量についての変数、および実験給餌の第4週中の変数における線形回帰は、XCTが赤色度についてX-40の159%効率的であり、XCTが黄色度についてX-40の122%効率的であり、XCTが赤色度/黄色度の比についてX-40の165%効率的であり、XCTがRYCFについてX-40の157%効率的であることを示した。XCTは、RYCFについて、X-40の159%効率的であった。

0226

総キサントフィル含量を図11A-11Bに示す。卵キサントフィル含量およびキサントフィル保持率の線形回帰は、XCTが卵キサントフィル濃度についてX-40の126%効率的であり、XCTが卵キサントフィル含量についてX-40の124%効率的であることを示した。XCTは、赤色度/黄色度比について競合他社製品3の131%効率的であり、RYCFについて競合他社製品3の133%効率的であり、卵黄中の総キサントフィルについて競合他社製品3の117%効率的であった。

0227

同様の比較をエステル製品で行った。結果を図12A−12Dに示す。

0228

加えられた合成赤色色素によるレイヤー試験
レイヤーの卵黄色における、合成由来の赤色色素(C)を加えた場合の、2種類の色素(AおよびB)の着色効率を比較するために、ケージに入れた産卵鶏を用いて試験を行った。

0229

「白」基礎飼料を給餌するキサントフィル枯渇を3週間行い、続いて、実験飼料の給餌を4週間行って、試験を7週間継続した。

0230

動物:360羽のハイライン(イサブラウンプラス)、試験開始時にて32週齢。

0231

飼料および水は、自由に摂取させた。基礎飼料は、産卵鶏の栄養ハイライン2009所要量(イサブラウン、2009-10)を満たすか、または超えるように製剤された。単一の基礎飼料は、予測される飼料消費にしたがって製剤された。各給餌処理は、対応する量の製品を添加することから製造された。

0232

合計10回の給餌処理を行った(処理当り、6羽の雌鶏/ケージを6回繰り返す)。

0233

能力変数をチェックし、実験飼料を給餌しながら、隔週の反復ごとに記録した(毎日の体重、飼料消費、産卵率、卵重量、破損の発生率、軟殻または汚れた卵)。キサントフィル枯渇相の終了時(0日)、3週間毎週(7日、14日、21日)、および第4週中さらに頻繁に(25日〜28日)、卵黄色を評価した。各1日に産卵されたすべての卵は、卵黄色の評価のために採取された。

0234

DSM卵黄カラーファン(ロッシュカラーファンとしても知られる)により、カラーファン分析を行った。分析は、卵黄色濃度を区別するために用いる15スケールカラーインデックスを含む。方法は、目視比較およびカロテノイドの評価として卵黄を評価することからなる。卵黄カラーファンの結果は、赤色色素を加える場合、XCTは、複数の競合他社製品に匹敵することを示す。図13は、赤色色素あり/なしでのカラーファン分析の結果を示す。消費者にとって、差異は検出可能ではなかった。

0235

加えられた天然の赤色色素によるレイヤー試験
レイヤーの卵黄色における、天然由来の赤色色素(C)を加えた場合の、2種類の色素(AおよびB)の着色効率を比較するために、ケージに入れた産卵鶏を用いて試験を行った。「白」基礎飼料を給餌するキサントフィル枯渇を3週間行い、続いて、実験飼料の給餌を4週間行って、試験を7週間継続した。

0236

「白」基礎飼料を給餌するキサントフィル枯渇を3週間行い、続いて、実験飼料の給餌を4週間行って、試験を7週間継続した。

0237

動物:試験開始時にて38週齢の240羽の市販のブラウン産卵鶏(ハイラインブラウン)を用いた。

0238

飼料および水は、自由に摂取させた。基礎飼料は、ハイラインブラウン勧告(ハイライン・インターナショナル・レッドブック、2009)にしたがって製剤された。単一の基礎飼料は、予測される飼料消費にしたがって製剤された。各給餌処理は、対応する量の製品を添加することから製造された。

0239

合計10回の給餌処理を行った(処理当り、1羽の雌鶏/ケージを24回繰り返す)。

0240

能力変数をチェックし、実験飼料を給餌しながら、隔週の反復ごとに記録した(毎日の体重、飼料消費、産卵率、卵重量、破損の発生率、軟殻または汚れた卵)。キサントフィル枯渇相の終了時(0日)、3週間毎週(7日、14日、21日)、および第4週中さらに頻繁に(25日〜28日)、卵黄色を評価した。各1日に産卵されたすべての卵は、卵黄色の評価のために採取された。

0241

能力変数をチェックし、実験飼料を給餌しながら、隔週の反復ごとに記録した(毎日の体重、飼料消費、産卵率、卵重量、破損の発生率、軟殻または汚れた卵)。キサントフィル枯渇相の終了時(0日)、3週間毎週(7日、14日、21日)、および第4週中さらに頻繁に(25日〜28日)、卵黄色を評価した。各1日に産卵されたすべての卵は、卵黄色の評価のために採取された。

0242

DSM卵黄カラーファン(ロッシュカラーファンとしても知られる)により、カラーファン分析を行った。分析は、卵黄色濃度を区別するために用いる15スケールのカラーインデックスを含む。方法は、目視比較およびカロテノイドの評価として卵黄を評価することからなる。卵黄カラーファンの結果は、赤色色素を加える場合、XCTは、複数の競合他社製品に匹敵することを示す。図14は、赤色色素あり/なしでのカラーファン分析の結果を示す。消費者にとって、差異は検出可能ではなかった。

0243

分光学的試験
X-40およびXCTにより分光学的試験を行った。図15Aは、FTIRスペクトルの対照を示す。X-40およびXCTは、芳香族および脂肪族官能基振動モードに対応するバンドに関して類似の特徴を有する。=C-H伸縮(3033および3010 cm-1)、C-H環面外(710 cm-1)および芳香環内のC-C伸縮(1560、1473 cm-1)は、構造における不飽和部分の存在を示す。さらに、アルキル基の-C-H伸縮に対応するバンド(2915/2849 cm-1)が、両方のサンプルに存在し、脂肪族基の存在を示す。T40 FTIRスペクトルの場合、リン酸基に対応する1400、1063および1024 cm-1における強いバンドが、分子の指紋領域におけるいくつかのバンドとオーバーラップする。図15Bは、1800〜600 cm-1の拡大された領域を示す。下部および上部の線は、図15Aと同じである。

0244

図15Cは、XCT(赤)に対するX-40(黒)のラマンスペクトルを示す。

0245

薄層クロマトグラフィー
XCTおよびX-40のサンプルをクロロホルムに溶解し、白色沈殿を捨てるために遠心分離した。ヘキサン:酢酸エチル(1:1 v/v)の移動相にて薄層クロマトグラフィー(TLC)を行った。UVを照射することによって、TLCプレート現像し、I2曝露を用いて可視化した。図16Aに示す最初のTLCは、3つの主要化合物を示した。シリカゲルクロマトグラフィーカラムを用いて、混合物サンプルから化合物を分離した。最初のフラクションを、溶媒として2:1のヘキサン:酢酸エチルを用いて溶離した(フラクション1−5)。次いで、酢酸エチルに対する溶媒混合物極性を上昇させ(フラクション6〜14)、最終的に、20%メタノール/酢酸エチル(フラクション15〜19)にした。図16Bは、についての結果を示す。

実施例

0246

TLCから主要な化合物の比率が、X-40およびXCTについて同じではないと結論付けることができる。主要化合物は、両方のサンプルについてナンバー3であり、X-40およびXCTのカラムクロマトグラフィーによって純粋な形態で単離された量によっても裏付けられた。XCTの場合、図16Cに示すように、化合物2は、カラムから成功裏に精製されず、他の化合物がフラクション2に存在する。XCTでは、化合物2の量は、X-40よりも有意に少ない。さらに、カラムから精製された化合物3の量は、X-40よりもXCTの方が多かった。

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