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技術 空気調和システムおよび空気調和機

出願人 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
発明者 上田貴郎粟野真和飯塚義典能登谷義明橋本浩之伊藤佑樹
出願日 2016年10月5日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-197501
公開日 2016年12月28日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-223773
状態 特許登録済
技術分野 空調制御装置
主要キーワード 内蔵機構 環境計測装置 差込位置 区分図 室温計測 参考形態 中央領 電気部品ユニット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月28日)のものです。
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図面 (9)

課題

空気調和機使用者の意図的な停止、または、制御上の停止である場合でも、熱中症等を考慮した適切な停止ができる空気調和システムなどを提供する。

解決手段

室温を検知する室温計測手段を有する空気調和機を備え、前記空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が所定温度以上であるとき、インターネットを介して空調運転を勧める報知を行う空気調和システムや空気調和機としてとして構成した。

概要

背景

太陽光の有無は人の体感温度に大きな影響を与え、でも日差しがあれば、日差しの中に身を置くことで室温が多少低くても、暖かく感ずることができ、日差しの中に身を置かないときでも、日差しで暖められたものからの輻射で寒さがやわらげられるのは良く経験することである。

の場合、日差しに身を置いたときと、日陰に移動したときでは体感温がかなり違って、日差しに身を置いた人への空気調和と、日陰に居る人への空気調和ではその内容を変える必要がある。

夏には、人は無意識的に日陰を求めて移動し、日差しの中に身をおくことは、積極的には行わないと考えられが、このように、日差しを避けて移動しても、住宅事情防犯上から窓を開けられない場合も多く、この場合、熱中症に陥らないような工夫が必要になる。
しかし、寝ているときとか、自分では動けない人は時間と共に、否応無く日差しに曝されることになる場合がある。この場合、放っておくと、熱中症に陥る恐れがある。

このような状況に対応するため様々な技術が提案されている。この種の従来技術として、特許05009962号、特許04757918号、特許04981610号、特許05010670号、特開2011−149567号公報が知られている。

特許文献1では撮像部は、室内の視差を有する複数の撮像画像を取得する。設備制御装置の制御部は、撮像画像から、室内に配置された構造物と撮像部が設けられた面との距離を示す距離情報を生成する。また、構造物情報は、構造物の距離情報と、該構造物の反射率赤外線放射係数等の表面特性を表す係数を記憶する。制御部は、距離情報に基づいて、室内に配置された構造物を特定し、構造物の係数と撮像画像の輝度とから室内の照度や温度を算出する。これにより、室内の照度や温度を示す環境情報をより正確に算出して設備機器を制御する設備制御システムを提供する環境計測装置、設備制御システム、環境計測方法、及び環境計測プログラムが開示されている。

特許文献2では室内に1台の室内機無線伝送手段を設置し、窓際部屋奥側など空調負荷の異なる複数箇所温湿度センサと無線伝送手段を備えたセンサユニットを設置する。そして、室内機の制御手段は、このセンサユニットから無線伝送手段を介してセンサ情報温湿度情報)を受信し、このセンサ情報と予め記憶手段に記憶してある各センサユニットに対応する重み値に基づいて加重平均演算し、算出された値を制御値として空調ユニットを制御する。これにより、窓際・部屋奥側など空調負荷の異なる箇所でも、共通の空調ユニットを用い快適な空調を低コストで得る空調システムが開示されている。

特許文献3では室内の画像を撮影する室内撮影手段と、画像を記録する室内画像記録部と、画像から、室内での人の動きを判定する室内動き判定部と、判定した人の動きに基づき、その室内の在室者数推定する在室者数推定手段と、在室者数推定手段が推定した在室者数に基づき、その室の空調負荷を算定する空調負荷算定部と、空調負荷算定部が算定した空調負荷に基づき空調設備の制御を行う空調設備制御部と、を備える。これにより、室内の温度に影響する熱源から室内に発生する熱エネルギによる熱負荷簡易な方法により的確に算定する空調制御システムを提供する空調制御システムが開示されている。

特許文献4では予め空調制御対象の室内の窓部の様々な状況のときの画像情報から得られた所定方向についての輝度ヒストグラムデータと、これから推定される予測輻射温度値とを格納した輻射温度記憶部と、窓部の画像情報から、所定方向についての輝度ヒストグラムデータを生成する画像特徴量検出部と、この輝度ヒストグラムデータと類似度が高いデータを検出し、対応する予測輻射温度値を出力し、これを利用して、当該室内の在室者予測PMVを算出する。これにより、高い精度で予測された輻射温度値を用いて、室内にいる在室者の予測温熱感指標を出力する空調制御装置空調制御方法及び輻射温度計測装置が開示されている。

特許文献5では室内機に設けられた照度センサ電圧値より室内に入射される日射量を算出すると共に、室内機に設けられた人感センサにより人の活動量を検出する機能と、前記室内機に設けられた風回路内に配置される送風ファンを備える空気調和機であって、冷房時又は除湿時、照度センサの電圧値より算出された室内に入射される日射量および人感センサにより検出された人の活動量に応じて、送風ファンの回転数を制御して室内に居る人に到達する風の量を可変とする風量可変モードを実行可能である。これにより、使用者にとって快適で効率的な空調を実現する空気調和機が開示されている。

概要

空気調和機が使用者の意的な停止、または、制御上の停止である場合でも、熱中症等を考慮した適切な停止ができる空気調和システムなどを提供する。室温を検知する室温計測手段を有する空気調和機を備え、前記空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が所定温度以上であるとき、インターネットを介して空調運転を勧める報知を行う空気調和システムや空気調和機としてとして構成した。

目的

太陽光の有無は人の体感温度に大きな影響を与え、冬でも日差しがあれば、日差しの中に身を置くことで室温が多少低くても、暖かく感ずることができ、日差しの中に身を置かないときでも、日差しで暖められたものからの輻射で寒さがやわらげられるのは良く経験することである

効果

実績

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牽制数
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請求項1

室温を検知する室温計測手段を有する空気調和機を備え、前記空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が所定温度以上であるとき、インターネットを介して空調運転を勧める報知を行うことを特徴とする空気調和システム

請求項2

室温を検知する室温計測手段を有する空気調和機を備え、前記空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が所定温度以上であるとき、インターネットを介して室内が所定温度以上の温度状態になっていることを知らせることを特徴とする空気調和システム。

請求項3

室温を検知する室温計測手段を有する空気調和機を備え、前記空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が熱中症警戒が必要な所定温度以上であるとき、インターネットを介して報知することを特徴とする空気調和システム。

請求項4

前記空気調和機は湿度を検知する湿度計測手段を有し、前記所定温度は前記湿度計測手段が検知した湿度が低下するにしたがって上昇することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和システム。

請求項5

室温を検知する室温計測手段と、空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が所定温度以上であるとき、インターネットを介して空調運転を勧める報知を行う機能とを備えたことを特徴とする空気調和機。

請求項6

室温を検知する室温計測手段と、空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が所定温度以上であるとき、インターネットを介して室内が所定温度以上の温度状態になっていることを知らせる機能とを備えたことを特徴とする空気調和機。

請求項7

室温を検知する室温計測手段と、空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が熱中症の警戒が必要な所定温度以上であるとき、インターネットを介して報知する機能とを備えたことを特徴とする空気調和機。

請求項8

湿度を検知する湿度計測手段を有し、前記所定温度は前記湿度計測手段が検知した湿度が低下するにしたがって上昇することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の空気調和機。

技術分野

0001

本発明は空気調和システムおよび空気調和機に関する。

背景技術

0002

太陽光の有無は人の体感温度に大きな影響を与え、でも日差しがあれば、日差しの中に身を置くことで室温が多少低くても、暖かく感ずることができ、日差しの中に身を置かないときでも、日差しで暖められたものからの輻射で寒さがやわらげられるのは良く経験することである。

0003

の場合、日差しに身を置いたときと、日陰に移動したときでは体感温がかなり違って、日差しに身を置いた人への空気調和と、日陰に居る人への空気調和ではその内容を変える必要がある。

0004

夏には、人は無意識的に日陰を求めて移動し、日差しの中に身をおくことは、積極的には行わないと考えられが、このように、日差しを避けて移動しても、住宅事情防犯上から窓を開けられない場合も多く、この場合、熱中症に陥らないような工夫が必要になる。
しかし、寝ているときとか、自分では動けない人は時間と共に、否応無く日差しに曝されることになる場合がある。この場合、放っておくと、熱中症に陥る恐れがある。

0005

このような状況に対応するため様々な技術が提案されている。この種の従来技術として、特許05009962号、特許04757918号、特許04981610号、特許05010670号、特開2011−149567号公報が知られている。

0006

特許文献1では撮像部は、室内の視差を有する複数の撮像画像を取得する。設備制御装置の制御部は、撮像画像から、室内に配置された構造物と撮像部が設けられた面との距離を示す距離情報を生成する。また、構造物情報は、構造物の距離情報と、該構造物の反射率赤外線放射係数等の表面特性を表す係数を記憶する。制御部は、距離情報に基づいて、室内に配置された構造物を特定し、構造物の係数と撮像画像の輝度とから室内の照度や温度を算出する。これにより、室内の照度や温度を示す環境情報をより正確に算出して設備機器を制御する設備制御システムを提供する環境計測装置、設備制御システム、環境計測方法、及び環境計測プログラムが開示されている。

0007

特許文献2では室内に1台の室内機無線伝送手段を設置し、窓際部屋奥側など空調負荷の異なる複数箇所温湿度センサと無線伝送手段を備えたセンサユニットを設置する。そして、室内機の制御手段は、このセンサユニットから無線伝送手段を介してセンサ情報温湿度情報)を受信し、このセンサ情報と予め記憶手段に記憶してある各センサユニットに対応する重み値に基づいて加重平均演算し、算出された値を制御値として空調ユニットを制御する。これにより、窓際・部屋奥側など空調負荷の異なる箇所でも、共通の空調ユニットを用い快適な空調を低コストで得る空調システムが開示されている。

0008

特許文献3では室内の画像を撮影する室内撮影手段と、画像を記録する室内画像記録部と、画像から、室内での人の動きを判定する室内動き判定部と、判定した人の動きに基づき、その室内の在室者数推定する在室者数推定手段と、在室者数推定手段が推定した在室者数に基づき、その室の空調負荷を算定する空調負荷算定部と、空調負荷算定部が算定した空調負荷に基づき空調設備の制御を行う空調設備制御部と、を備える。これにより、室内の温度に影響する熱源から室内に発生する熱エネルギによる熱負荷簡易な方法により的確に算定する空調制御システムを提供する空調制御システムが開示されている。

0009

特許文献4では予め空調制御対象の室内の窓部の様々な状況のときの画像情報から得られた所定方向についての輝度ヒストグラムデータと、これから推定される予測輻射温度値とを格納した輻射温度記憶部と、窓部の画像情報から、所定方向についての輝度ヒストグラムデータを生成する画像特徴量検出部と、この輝度ヒストグラムデータと類似度が高いデータを検出し、対応する予測輻射温度値を出力し、これを利用して、当該室内の在室者予測PMVを算出する。これにより、高い精度で予測された輻射温度値を用いて、室内にいる在室者の予測温熱感指標を出力する空調制御装置空調制御方法及び輻射温度計測装置が開示されている。

0010

特許文献5では室内機に設けられた照度センサ電圧値より室内に入射される日射量を算出すると共に、室内機に設けられた人感センサにより人の活動量を検出する機能と、前記室内機に設けられた風回路内に配置される送風ファンを備える空気調和機であって、冷房時又は除湿時、照度センサの電圧値より算出された室内に入射される日射量および人感センサにより検出された人の活動量に応じて、送風ファンの回転数を制御して室内に居る人に到達する風の量を可変とする風量可変モードを実行可能である。これにより、使用者にとって快適で効率的な空調を実現する空気調和機が開示されている。

先行技術

0011

特許05009962号公報
特許04757918号公報
特許04981610号公報
特許05010670号公報
特開2011-149567号公報

発明が解決しようとする課題

0012

本発明が解決しようとする課題は、空気調和機が、使用者の意図的な空調運転の停止、または、制御上の空調運転の停止によって停止した場合でも、熱中症等を考慮した適切な運用ができる空気調和システムおよび空気調和機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0013

本発明が解決しようとする課題は、室温を検知する室温計測手段を有する空気調和機を備え、前記空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が所定温度以上であるとき、インターネットを介して空調運転を勧める報知を行う空気調和システムによって解決される。

0014

請求項4に記載の空気調和システムは、請求項1の空気調和システムにおいて、湿度を検知する湿度計測手段を備え、前記所定温度は前記湿度計測手段が検知した湿度が低下するにしたがって上昇するように制御するものである。

0015

また、本発明が解決しようとする課題は、室温を検知する室温計測手段と、空気調和機の空調運転停止時において、前記室温計測手段が検知した室温が所定温度以上であるとき、インターネットを介して空調運転を勧める報知を行う機能とを備えた空気調和機によって解決される。

発明の効果

0016

本発明によれば、空気調和機が、使用者の意図的な空調運転の停止、または、制御上の空調運転の停止によって停止した場合でも、熱中症等を考慮した適切な運用ができる空気調和システムおよび空気調和機を提供することができる。

図面の簡単な説明

0017

空気調和機の外観図
空気調和機の室内機の断面図。
室内機に搭載された撮像素子撮像領域区分図
撮像素子で捉えた日射領域の検知図。
撮像素子で捉えた日射領域と人在領域が異なる場合の検知図。
撮像素子で捉えた日射領域と人在領域が重なる場合の検知図。
撮像素子のデータから光源の種類を識別する区分図。
撮像素子のデータから輻射の大小を判別する区分図。

実施例

0018

以下、本発明を壁掛型の空気調和機を実施の形態にして、説明する。
なお、本明細書において、日射領域や色温度に関する実施の形態は、参考形態である。

0019

先ず、その全体構成について図1図2を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態の空気調和機の外観図である。図2は空気調和機の室内機の断面図である。

0020

図1図2において、1は空気調和機、2は室内機、5はリモコン、6は室外機、110は撮像素子である。

0021

なお、実施の形態では壁掛型の空気調和機について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、天井埋込形や壁埋込形、あるいはウインド形の空気調和機にも容易に適用でき、同様の効果を発揮できることは勿論のことである。

0022

空気調和機1は、室内機2と室外機6を接続配管8でつなぎ、室内を空気調和する。室内機2は、筐体ベース21にユニット枠22を取付け、ユニット枠22の周り化粧枠23、下パネル24、露受皿35で覆い、前方に化粧パネル25をユニット枠22に着脱可能に取付けて構成される。

0023

室内機2の上方には室内空気を吸い込む吸込み口27が設けられ、室内機2の下方には調和空気を室内機2から室内に吹き出す吹出し口29が設けられる。吹出し口29は、ケーシング290a、290bに取付けられた上側風向板291、下側風向板292の回動により、開閉自在である。これらの上側風向板291、下側風向板292は、室内機2から吹き出す気流を上下に風向制御して室内に送風する。

0024

室内機2の化粧パネル25と上面の吸込み口27の内方には、フィルター231、231’が設置され、ユニット枠22に着脱自在に取付けられる。フィルター231、231’の内方には、伝熱管331とフィンで構成された熱交換器33が配置される。熱交換器33は、水平方向の長さが略等しい送風ファン311を囲むように配置される。送風ファン311は、前ケーシング290aと後ケーシング290bの間に配置され、送風ファン311の回転軸送風モータに連結される。

0025

送風ファン311と吹出し口29の間に吹出し風路290が前ケーシング290a、後ケーシング290bによって形成され、吹出し風路290内に、左右方向に所定間隔左右風向板295が配置される。

0026

このように、室内機2の外筐は、筐体ベース21、ユニット枠22、化粧枠23、下パネル24等からなる筐体によって形成され、筐体に化粧パネル25、送風ファン311、フィルター231,231’、熱交換器33、露受皿35、左右風向板295、吸込みパネル251、上側風向板291、下側風向板292等の基本的な構造体が取付けられ室内機2を構成する。

0027

化粧パネル25の奥には、電気部品ユニット電装部が設けられる。また、電気部品ユニットの制御基板には、マイコンが設けられており、リモコン5から送られてきた信号を受光部396を介して受信し、信号に応じて空気調和機を運転制御する。この時、運転モードに合わせて表示部のランプ点灯および消灯させることで、運転モードを確認出来る。

0028

運転が開始されると、化粧パネル25の吸込みパネル251は、下部を支点にして前方へ回動して所定角度傾き、室内機2の前面上部および側部が開口する。上側風向板291、下側風向板292は、マイコンによって制御されて回動し、室内機2の吹出し口29を開閉する。室内機2が、リモコン5からの運転信号を受信すると、室外機6も作動する。
室外機6から送られた冷媒は、接続配管8を介して熱交換器33を循環する。送風ファン311に連結する送風モータは、マイコン制御により、運転状態に合わせて駆動される。

0029

次に、空気の吸込みから吹出しまでの流れについて説明する。送風ファン311が図2において右回りに回転すると、上面の上側吸込み口27と化粧パネル25の開口部(前側吸込み口27’)から室内空気が吸込まれる。そして、吸込まれた気流はフィルター231、231’を通過する際、フィルター231、231’の網目により埃等が取り除かれ、室内機2の内部に流れる。

0030

気流はさらに熱交換器33へ流入し、熱交換された後、送風ファン311へ吸込まれる。送風ファン311からの吹出した気流は、ケーシング290a、290bの下流に設けられた左右風向板295、上側風向板291、下側風向板292を通過して、風向制御されて室内に送風される。一方、運転を停止する時は、送風ファン311の駆動を停止しし、化粧パネル25の吸込みパネル251を回動させて前面の開口を閉ざし、上側風向板291、下側風向板292を回動させて、吹出し口29を閉ざす。

0031

また、熱交換器33の下方には、露受皿35が配置されており、冷房運転時や除湿運転時に熱交換器33に発生する凝縮水を受け止める。露受皿33に集められた凝縮水は、ドレン配管37を通して室外に排出される。このように、気流の流路が形成され、送風ファン311を駆動させることで、室内空気が吸込み口27、27’から吸込まれ、フィルター231、231’を通過して、熱交換器33において熱交換された後、吹出し口29から室内に吹出される。

0032

次に、実施の形態の空気調和機が搭載する撮像素子の撮像範囲について図3図6を用いて説明する。図3は室内機に搭載された撮像素子の撮像領域区分図である。図4は撮像素子で捉えた日射領域の検知図である。図5は撮像素子で捉えた日射領域と人在領域が異なる場合の検知図である。図6は撮像素子で捉えた日射領域と人在領域が重なる場合の検知図である。

0033

図3図6において、901は室、64は左領域、65は中央領域、66は右領域、68は日射領域、920は人体である。

0034

実施の形態の空気調和機1は、撮像素子110で室内を撮像し、撮像データから撮像素子に入射する光の色温度を検知する機能と、明るさを検知する機能を有し、更に撮像画像から人体の在、不在を検出する人検知機能を有している。色温度を検知する機能、明るさを検知する機能、人検知機能については、カメラホワイトバランス制御や、自動絞り制御や、空気調和機の省エネ運転制御に広く採用されているので、本明細書での詳述は避ける。

0035

撮像素子110は、撮像できる範囲が限定されているため、本実施の形態では撮像素子110の撮像方向を変更可能にするため、撮像素子回動機構111を設け、撮像方向を3方向に変更できるようにした。図3の64は撮像方向を左に向けた場合の撮像領域であり、この撮像方向で、室内の左側の領域の撮像データを取得する。65は撮像方向を中央に向けた場合の撮像領域、66は撮像方向を右に向けた場合の撮像領域であり、各々、室内の中央および右側の領域の撮像データを取得する。

0036

次に、室内への日射の有無の検知方法について図4図7を用いて説明する。図7は撮像素子のデータから光源の種類を識別する区分図である。

0037

図4図7において、71は光源の色温度指標が太陽の色温度指標より大きい領域、72は光源が太陽であると識別する領域、73は光源が蛍光灯であると識別する領域、74は光源が白熱電球であると識別する領域、75は光源の色温度指標が白熱灯の色温度指標より低い領域、81は光源を太陽光と識別する色温度指標の上限、82は光源を蛍光灯と識別する色温度指標の上限、83は光源を白熱灯と識別する色温度指標の上限、84は光源を白熱灯と識別する色温度指標の下限である。

0038

図4は、左領域64の多くの部分と中央領域65の一部分に日差しが有る場合の例であり、この場合、空気調和機1は撮像方向が左領域64の画像データから、撮像素子110に入射する光の色温度を検知し、その色温度が太陽光の色温度に近い時に、光源の種類を太陽光であると識別する。

0039

具体的には、図7に示す、撮像素子110に入射する光の色温度に正の相関を持つ色温度指標を設け、色温度指標が光源を蛍光灯と識別する色温度指標の上限82と光源を太陽光と識別する色温度指標の上限81の間にある場合に、光源の種類を太陽光であると識別する。

0040

次に、日射が有る場合の輻射の大小の判定方法について図8を用いて説明する。図8は撮像素子のデータから輻射の大小を判別する区分図である。

0041

図8において、77は輻射大と判定される明るさ指標の範囲、78は輻射小と判定される明るさ指標の範囲、79は輻射無しと判定される明るさ指標の範囲、87は輻射大と判定される明るさ指標の下限値、88は輻射小と判定される明るさ指標の下限値である。

0042

太陽からの日差しを受けると室内は明るくなり、太陽がに隠れると暗くなるのは、良く経験することである。このとき、日差しを受ける範囲が広いとより明るく感じ、日差しを受ける範囲が狭いとより暗く感ずる。また、このとき、日差しが明るいと当然、日差しを受けている部分からの輻射は大きくなり、日差しが暗いと輻射は小さくなる。

0043

このことから、発明者らは、光源が太陽である場合いは、撮像素子110が検知する室内の明るさと、輻射の大小には、相関性があると考え、撮像素子110の撮像データから明るさ指標を求め、同時に、人検知機能の撮像データから、その時の輻射の大きさを知り、図8に示すような、明るさ指標と輻射の大小との関係を見出した。

0044

図8のように、輻射の大小を輻射大、輻射小、輻射無しの3段階に分け、明るさ指標が輻射大と判定される明るさ指標の下限値87を超えるときは太陽光による輻射が大とし、明るさ指標が輻射小と判定される明るさ指標の下限値88と輻射大と判定される明るさ指標の下限値87の間のときは太陽光による輻射が小とし、明るさ指標が輻射小と判定される明るさ指標の下限値88より小さいときは太陽光による輻射は無いとする。

0045

なお、明るさ指標は撮像データから導出した照度、輝度、光束、光度または光量に正の相関を有するものであれば良いのは言うまでも無い。

0046

このように、実施の形態の空気調和機は、撮像素子を搭載し、該撮像素子に入射する光の色温度を検知して光源の種類を識別すると共に、明るさの段階を判定する機能を有する。

0047

一般に、色を物理的な数値表現する手段として色温度が用いられている。これは、黒体を熱したときに発する色をその時の黒体の温度で表すものであり、蝋燭の炎で1,800K、白熱電球で2,800K、昼白色蛍光灯で5,200K、日中の太陽光で5,500K、晴天の日陰で7,500K、晴天の青空で12,000Kと言われている。

0048

近年、デジタルカメラでは撮像素子を使用して光源の概略色温度を求め、自動的にホワイトバランス修正し、画像の色調を調整する機能が備わり、素人が撮影しても適正な色調に写るようになってきている。この場合、求めた色温度は正しい色温度からずれている場合が多いが、画像をプリントするときに適正な色になっていれば良いので、色温度自体の正確性よりも、求めた概略色温度とプリントの際の発色との相関が重要であり、色温度の正確性は重要ではない。

0049

また、デジタルカメラではAE機能を内蔵しているものが多く、この場合、撮像素子で捉えた明るさの情報を基にして露出を決めている。

0050

実施の形態の空気調和機では、前述したようにデジタルカメラに多用されている撮像素子を使用して概略の色温度を検知する。また、AE機能を利用して、明るさの度合いを複数の段階に分け、観測された明るさがどの段階に属するかを判定する。

0051

直射日光の色温度は5,500K位であり、これは冬でも夏でも大きな変化は無い。また、1日の中では、日や夕日で1,900〜2,500K、昼でも曇天の場合は6,500Kとなる。また、最近普及の兆しが見えてきた白色LED電球では5,200Kとなる。

0052

室内を暖房または冷房するときに、窓から直射日光が差し込んでいるか、差し込んでいないか、は暖房又は冷房負荷に大きな影響を及ぼす。直射日光の色温度は前述したように5,500K位であり、暖房又は冷房負荷に大きな影響を及ぼさない朝夕ではこの値より低く、直射日光が当たっていない日陰や曇りのときはこの値より高くなる。

0053

また、人工光である白熱電球や蛍光灯、LED電球の色温度はこの値より低い。これらのことから、室内で色温度を測ることで、測っている方向の室内に直射日光が差し込んでいるか差し込んでいないかを知ることができる。さらに、明るさを測ることで直射日光が差し込んでいる度合いを知ることができるので、太陽光が暖房又は冷房負荷に及ぼす影響を考慮した空気調和機の制御が可能となる。

0054

この場合、直射日光と日陰、曇天、人工光との識別が可能であれば色温度を正確に求める必要は無く、それらとの間の明瞭な関係を実験的に求めておくことで十分である。

0055

このため、日差しの影響を考慮した制御ができる空気調和機を提供することができる。

0056

次に、室内に日差しがあり、日陰に人が居る場合の制御方法について図5図8を用いて説明する。図5は撮像素子で捉えた日射領域と人在領域が異なる場合の検知図である。

0057

実施の形態では、人が日陰に居る場合、太陽光による輻射が大のときは、設定温度を若干下げて、暖房の場合は省エネを図り、冷房の場合は、体感温度を維持する制御を行う。
太陽光による輻射が小のときは、設定温度を僅かに下げて、暖房の場合は省エネを図り、冷房の場合は、体感温度を維持する制御を行う。太陽光による輻射は無いときは、設定温度の変更は行わない。

0058

次に、室内に日差しがあり、日差しに人が居る場合の制御方法について図6図8を用いて説明する。図6は撮像素子で捉えた日射領域と人在領域が重なる場合の検知図である。

0059

実施の形態では、太陽光が差込んでいる室内の位置と人が検された位置が同じである場合、人が日差しの中に居るとして、太陽光による輻射が大のときは、設定温度を下げて、暖房の場合は省エネを図り、冷房の場合は、体感温度を維持する制御を行う。太陽光による輻射が小のときは、設定温度を若干下げて、暖房の場合は省エネを図り、冷房の場合は、体感温度を維持する制御を行う。太陽光による輻射は無いときは、設定温度の変更は行わない。

0060

このように、実施の形態の空気調和機は、前記識別した光源の種類と前記判定した明るさの段階に応じて空気調和機を制御する。

0061

これにより、光源の種類が太陽光の場合で、明るさの段階が所定のレベルより明るいときは、室内への日差しが強いと推定し、日差しによって体感温度が上がっているとして、室温を設定温度より下げて、暖房時は省エネを図り、冷房時は快適性を維持する制御を行うことができる。このとき、明るさに応じて、室温の下げ幅を調節して、よりきめ細かに省エネを図ったり、快適性維持に要するエネルギーを最小にすることもできる。

0062

このため、暖房時の省エネと、冷房時の快適性維持を少ないエネルギで実現できる空気調和機を提供することができる。

0063

また、実施の形態の空気調和機は、前記光源の種類が太陽光と識別された場合に、前記明るさの段階に応じて空気調和機を制御する。

0064

これにより、明るさの段階が所定のレベルより明るいときは、室内への日差しが強いと推定し、日差しによって体感温度が上がっているとして、冷房時は空気調和機からの吹出し風速増して、室内空気の循環を強め、体感温度を下げたり、暖房時は日だまりとなった日差しの強い場所の空気を室内に拡散させて省エネを図ったり、また、吹出し風速を弱めて、日だまり部の暖かさをそっと静かに包み込むように維持し、快適性を保持しつつ、省エネを図ったりすることができる。

0065

このため、暖房時、冷房時とも快適性と省エネを兼ね備えた制御ができる空気調和機を提供することができる。

0066

また、実施の形態の空気調和機は、前記撮像素子の撮像方向を複数の方向に変更可能な機構を搭載し、各撮像方向で、前記光源の種類の識別と明るさの段階の判定を行うことで、前記光源の種類が太陽光と識別された場合に、室内への太陽光の差込位置を特定する。

0067

これにより、日差しが強い場所に向けて吹出し空気を送ったり、あるいは、その場所を避けて送風したりすることができ、よりきめ細かに快適性と省エネを図った運転を行うことができる。

0068

このため、よりきめ細かに快適性と省エネを図った運転を行うことができる空気調和機を提供することができる。

0069

また、実施の形態の空気調和機は、前記撮像素子の撮像画像から人の在不在を検出する人検知機能を有し、前記光源の種類が太陽光と識別された場合に、前記特定された太陽光の差込位置に、人が在か不在かに応じて空気調和機を制御する。

0070

これにより、例えば、暖房運転時に、太陽光の差込位置に、人が居る場合、室内機からの吹出し空気の風速を弱め、あるいは、風向を変えて、風を当てないように室内機の送風機を制御し、太陽光の差込位置の日だまり状態をそっと静かに包み込むように維持する。
また、日だまりに居る人はぽかぽかした暖かさの中で体感温度が上がっているので、若干室温を設定温度より下げて、省エネを測っても良い。

0071

太陽光の差込位置に、人が居ない場合、室内機からの吹出し空気の風速を強め、あるいは、風向を変えて、風が太陽光の差込位置に届くように室内機の送風機を制御し、日だまり位置の暖かさを、部屋中に押し広げる。この場合、太陽光が差し込んでいる窓は、太陽熱を吸収して温まっているので、室内の窓から離れた位置に居る人は、窓からの輻射を受け、体感温度が少し上がるので、その分、室温を設定より低めに調節して省エネを図ることができる。

0072

冷房運転時は、太陽光の差込位置に、人が居る場合、室内機からの吹出し空気の風速を強め、あるいは、風向を変えて、風が太陽光の差込位置に居る人に届くように室内機の送風機を制御し、日差しの中に居る人の体感温度を下げるようにする。また、日差しの中に居る人はぎらぎらした太陽光を受けて体感温度が上がっているので、太陽光が差込んでいる度合いを撮像素子が捉えた明るさの段階で判断し、この明るさの段階に応じて、室温を設定温度より下げて、快適性を維持しつつ、省エネを測っても良い。

0073

太陽光の差込位置に、人が居ない場合、室内機からの吹出し空気の風速を弱め、あるいは、風向を変えて、風を当てないように室内機の送風機を制御し、日差しの位置の暑い空気が室内に広がらないようにする。この場合、太陽光が差し込んでいる窓は、太陽熱を吸収して温まっているので、室内の窓から離れた位置に居る人は、窓からの輻射を受け、体感温度が少し上がるので、その分、室温を設定より低めに調節して快適性を維持しても良い。

0074

このため、太陽光の差込位置に人が居る場合、居ない場合に応じて、快適性維持しながらも極力省エネ運転することができる空気調和機を提供することができる。

0075

次に、就寝時の騒音防止について説明する。

0076

空気調和機には、暖冷房の機能以外に、操作の煩わしさを避けるために、種々の自動機能が付加されている。例えば、フィルター231、231’には空気調和機の運転に伴って、室内の塵埃捕集されるので、定期的に清掃してやらなければならない。これを自動化し、自動的にフィルター231、231’を清掃する機能を組込んだ自動清掃機能付きの空気調和機も各社から市場に提供されている。

0077

このような、機能は、通常の空気調和運転に比べて短時間で終わるものも多く、短時間の作動ということで、騒音が比較的大きいものが多い。このような機能が、人の就寝中に始まると、折角の睡眠が妨げられ、使用者に不快の念を抱かせてしまう。これを回避するため本実施の形態では、人が室内で就寝していることを撮像素子110の撮像データから検知し、室内の明るさが所定の明るさより暗かったときには、このような機能の開始を中止、又は延期して、在室者の睡眠が妨げられるのを防止する。

0078

このような制御の対象となる機能としては、上述の自動清掃機能のように、就寝時に運転されている空気調和機の騒音レベルより大きい騒音を発する機能や騒音レベルは小さいが特定の周波数の音が際立つ障りのする音を発する機能などがある。

0079

また、空気調和機には各種の表示灯が付いているが、表示灯自体の消費電力は比較的小さいものの、点灯時間が長いため、消費される電力は無視できない。このため、表示灯の明るさを室内の明るさに応じて、室内が明るいときには、表示が識別できるように表示も明るくし、室内の明るさが暗いときには表示灯の明るさも暗くする。これにより、表示に要する消費電力を下げることができる。

0080

このように、実施の形態の空気調和機は、前記明るさの段階に応じて、駆動音が大なる内蔵機構の動作を中止または延期する。

0081

これにより、判断された室内の明るさの段階が、夜間の暗さのときは、就寝中と判断し、例えば、フィルターの自動清掃機構の動作を、判断された室内の明るさの段階が、日中の明るさに変わるまで延期する。こうすることで、睡眠を妨げる駆動音が人の就寝中に空気調和機から発せられるのを防ぐことができる。

0082

このため、夜間の睡眠を妨げることの無い空気調和機を提供することができる。

0083

また、実施の形態の空気調和機は、前記明るさの段階に応じて、表示装置の明るさを調整する。

0084

これにより、夜間の照明なしの時には、表示装置の明るさを、表示の内容が読み取り可能なレベルとし、室内の明るさが増すに従って、そのなかで読み取りが可能なレベルに表示装置の明るさを明るくする。このようにすることで、表示装置の省エネを図ることができる。

0085

このため、表示装置の省エネを図ることができる空気調和機を提供することができる。

0086

次に、実施の形態2の空気調和機(空気調和システム)について説明する。

0087

実施の形態2の空気調和機は、運転の停止中にも人検知機能を働かせ、在室者が居て、室内の温度湿度が熱中症に罹る恐れのあるレベルに達しているにもかかわらず、空気調和機の運転が為されないときに、空調運転を勧めるメッセージを発するものである。メッセージは在室者に音声ブザー、表示などで行い、更に、他室同居人に伝えるものでも良く、更には、電話やインターネットを介して、訪問介護業者ヘルパー係り付けの病院通報するものでも良い。

0088

このようにすることで、都会地に多い、窓を開けても風が入らない住居、又は防犯上窓を開けられない住居に住む人の、熱中症に罹る恐れを少なくできる。また、人の居る位置と太陽光が差込む位置が一致している場合は、空気調和機の運転を勧める報知を行う室内の温湿度を前記のレベルより、低温側、低湿側に変更する。これにより、日差しの影響を緩和し、体感温度が高くならないように維持して、熱中症に罹る人を減らすことができる。

0089

更に、室内の温度湿度が熱中症に罹る恐れのあるレベルから更に、所定の温度差湿度差以上に高温高湿側に変化したときには、空気調和機を強制的に冷房又は除湿運転し、室内の温湿度を熱中症の恐れの少ないレベルまで下げる。また、室内の温度湿度が熱中症に罹る恐れのあるレベルに達してから所定の時間を経過しても空気調和機の運転が開始されないときにも、空気調和機を強制的に冷房又は除湿運転し、室内の温湿度を熱中症の恐れの少ないレベルまで下げる。

0090

これにより、体が不自由で一人では位置を変えられない人や熟睡中で日差しの中に寝ていることに気が付かない場合でも、室内の温湿度の更なる高温高湿への変化や、所定時間にわたって熱中症に罹る恐れのある温度が続いた場合には、空気調和機が冷房又は、除湿運転を開始し、室内の温湿度を下げ、熱中症に罹る人を減らすことができる。

0091

このように、実施の形態の空気調和機は、運転の停止時にも、光源の識別動作と明るさの段階の判定動作および人検知動作を行う制御を搭載し、前記特定された太陽光の差込位置以外に、人が在で、且つ、室内温度または/および室内湿度が所定の範囲から逸脱した場合、空気調和機の運転推奨を報知する。

0092

一般に、高温高湿のときに熱中症が起きやすい。近年、都会化の影響で窓を開けても、風が入らないとか、防犯上、窓を開けられないとか、の住宅事情を抱える人で、閉切った部屋の中で熱中症に罹る人が増えている。空気調和機を設置してあっても、節電意識の高まりや、電気代がもったいないとかの理由で、空気調和機の運転を躊躇する人もあり、問題は深刻化するばかりである。

0093

熱中症の起き易さの目安として、WBGT湿球黒球温度(Wet−bulb globe temperature)が提唱されていて、これを、簡易的に気温と湿度で表すことも行われている。これに依れば、気温30℃の場合、湿度45%を超えると熱中症に警戒が必要となり、湿度65%を超えると、厳重な警戒が必要となる。更に、湿度85%を超えると危険な状態になるので、涼しくするなどの行動を起こす必要が出てくる。

0094

同様に、湿度65%の場合、室温が27℃を超えると警戒が必要となり、室温が30℃を超えると、厳重な警戒が必要となる。更に、室温が33℃を超えると危険な状態になるので、涼しくするなどの行動を起こす必要が出てくる。

0095

実施の形態の空気調和機では、空気調和機が使用者の意図的な停止、または、制御上の停止である場合も、例えば、室温が30℃で湿度が65%を超えたときに、空気調和機の運転を勧めるメッセージを使用者に報知する。報知の方法は、表示やブザー、音声などその方法は問わない。また、伝送線無線により、他室に居る同居者に報知するようにするのも良く、更に、インターネットを介して、訪問介護業者などに報知することでも良い。

0096

また、報知するときの室温、湿度のレベルは上記の1点にとどまらず、例えば、25℃100%、35℃30%などの点も記憶しておき、室温湿度がこれらの点を結ぶ線より高温高湿側になる場合に報知動作が開始するようにしても良い。このようにすることにより、使用者や同居者、訪問介護業者などに室内が厳重警戒が必要な温湿度状態になっていることが知らされ、使用者、同居者、または、駆けつけた訪問介護スタッフが空気調和機の運転を開始することで、熱中症の予防ができる。

0097

このため、熱中症の予防を報知して熱中症に陥る人を少なくすることができる空気調和機を提供することができる。

0098

また、実施の形態の空気調和機は、前記特定された太陽光の差込位置に、人が在で有る場合は、前記所定の範囲を低温側または/および低湿側に変更して空気調和機の運転推奨を報知する。

0099

これにより、太陽光が差込む位置に人が居る場合は、熱中症予防の報知を行う室温湿度のレベルを、例えば、警戒レベルまで下げ、室温湿度が27℃60%、33℃30%を結ぶ線より高温高湿側になったときに前記の報知を開始するようにする。このようにすることにより、日差しの中で、冷房もせずに居る人が熱中症になるのを予防することができる。

0100

このため、日差しの中に人が居る場合にも、熱中症に陥る人を少なくすることができる空気調和機を提供することができる。

0101

また、実施の形態の空気調和機は、室内温度または/および室内湿度が前記所定の範囲または前記変更した所定の範囲から更に高温側または/および高湿側に所定温度差以上または/および所定湿度差以上逸脱した場合、または、前記所定の範囲または前記変更した所定の範囲からの逸脱が所定時間以上継続した場合、該空気調和機の冷房運転または除湿運転を開始する。

0102

これにより、報知に誰も気づかなかった場合でも、その状態から、空気調和機が運転しない時間が、例えば、1時間以上続いた場合は、空気調和機の運転を強制的に開始する。
こうすることにより、使用者が、熱中症の危険な状態に陥るのを防ぐことができる。また、報知後も室温湿度の上昇が続き、室温湿度が、例えば、高温高湿側に所定温度差以上または/および所定湿度差以上逸脱した場合、空気調和機の運転を強制的に開始する。

0103

このため、熱中症に陥る人を少なくすることができる空気調和機を提供することができる。

0104

以上説明したように、本実施例の空気調和機によれば、撮像素子を搭載し、該撮像素子に入射する光の色温度を検知して光源の種類を識別すると共に、明るさの段階を判定する機能を有する。

0105

これにより、前述したようにデジタルカメラに多用されている撮像素子を使用して概略の色温度を検知する。また、AE機能を利用して、明るさの度合いを複数の段階に分け、観測された明るさがどの段階に属するかを判定する。

0106

直射日光の色温度は5,500K位であり、これは冬でも夏でも大きな変化は無い。また、1日の中では、朝日や夕日で1,900〜2,500K、昼でも曇天の場合は6,500Kとなる。また、最近普及の兆しが見えてきた白色LED電球では5,200Kとなる。

0107

室内を暖房または冷房するときに、窓から直射日光が差し込んでいるか、差し込んでいないか、は暖房又は冷房負荷に大きな影響を及ぼす。直射日光の色温度は前述したように5,500K位であり、暖房又は冷房負荷に大きな影響を及ぼさない朝夕ではこの値より低く、直射日光が当たっていない日陰や曇りのときはこの値より高くなる。

0108

また、人工光である白熱電球や蛍光灯、LED電球の色温度はこの値より低い。これらのことから、室内で色温度を測ることで、測っている方向の室内に直射日光が差し込んでいるか差し込んでいないかを知ることができる。さらに、明るさを測ることで直射日光が差し込んでいる度合いを知ることができるので、太陽光が暖房又は冷房負荷に及ぼす影響を考慮した空気調和機の制御が可能となる。

0109

この場合、直射日光と日陰、曇天、人工光との識別が可能であれば色温度を正確に求める必要は無く、それらとの間の明瞭な関係を実験的に求めておくことで十分である。

0110

このため、日差しの影響を考慮した制御ができる空気調和機を得ることができる。

0111

また、本実施例の空気調和機によれば、前記識別した光源の種類と前記判定した明るさの段階に応じて空気調和機を制御する。

0112

これにより、光源の種類が太陽光の場合で、明るさの段階が所定のレベルより明るいときは、室内への日差しが強いと推定し、日差しによって体感温度が上がっているとして、室温を設定温度より下げて、暖房時は省エネを図り、冷房時は快適性を維持する制御を行うことができる。このとき、明るさに応じて、室温の下げ幅を調節して、よりきめ細かに省エネを図ったり、快適性維持に要するエネルギーを最小にすることもできる。

0113

このため、暖房時の省エネと、冷房時の快適性維持を少ないエネルギで実現できる空気調和機を得ることができる。

0114

また、本実施例記載の空気調和機によれば、前記光源の種類が太陽光と識別された場合に、前記明るさの段階に応じて空気調和機を制御する。

0115

これにより、明るさの段階が所定のレベルより明るいときは、室内への日差しが強いと推定し、日差しによって体感温度が上がっているとして、冷房時は空気調和機からの吹出し風速を増して、室内空気の循環を強め、体感温度を下げたり、暖房時は日だまりとなった日差しの強い場所の空気を室内に拡散させて省エネを図ったり、また、吹出し風速を弱めて、日だまり部の暖かさをそっと静かに包み込むように維持し、快適性を保持しつつ、省エネを図ったりすることができる。

0116

このため、暖房時、冷房時とも快適性と省エネを兼ね備えた制御ができる空気調和機を得ることができる。

0117

また、本実施例の空気調和機によれば、前記撮像素子の撮像方向を複数の方向に変更可能な機構を搭載し、各撮像方向で、前記光源の種類の識別と明るさの段階の判定を行うことで、前記光源の種類が太陽光と識別された場合に、室内への太陽光の差込位置を特定する。

0118

これにより、日差しが強い場所に向けて吹出し空気を送ったり、あるいは、その場所を避けて送風したりすることができ、よりきめ細かに快適性と省エネを図った運転を行うことができる。

0119

このため、よりきめ細かに快適性と省エネを図った運転を行うことができる空気調和機を得ることができる。

0120

また、本実施例の空気調和機によれば、前記撮像素子の撮像画像から人の在不在を検出する人検知機能を有し、前記光源の種類が太陽光と識別された場合に、前記特定された太陽光の差込位置に、人が在か不在かに応じて空気調和機を制御する。

0121

これにより、例えば、暖房運転時に、太陽光の差込位置に、人が居る場合、室内機からの吹出し空気の風速を弱め、あるいは、風向を変えて、風を当てないように室内機の送風機を制御し、太陽光の差込位置の日だまり状態をそっと静かに包み込むように維持する。
また、日だまりに居る人はぽかぽかした暖かさの中で体感温度が上がっているので、若干室温を設定温度より下げて、省エネを測っても良い。

0122

太陽光の差込位置に、人が居ない場合、室内機からの吹出し空気の風速を強め、あるいは、風向を変えて、風が太陽光の差込位置に届くように室内機の送風機を制御し、日だまり位置の暖かさを、部屋中に押し広げる。この場合、太陽光が差し込んでいる窓は、太陽熱を吸収して温まっているので、室内の窓から離れた位置に居る人は、窓からの輻射を受け、体感温度が少し上がるので、その分、室温を設定より低めに調節して省エネを図ることができる。

0123

冷房運転時は、太陽光の差込位置に、人が居る場合、室内機からの吹出し空気の風速を強め、あるいは、風向を変えて、風が太陽光の差込位置に居る人に届くように室内機の送風機を制御し、日差しの中に居る人の体感温度を下げるようにする。また、日差しの中に居る人はぎらぎらした太陽光を受けて体感温度が上がっているので、太陽光が差込んでいる度合いを撮像素子が捉えた明るさの段階で判断し、この明るさの段階に応じて、室温を設定温度より下げて、快適性を維持しつつ、省エネを測っても良い。

0124

太陽光の差込位置に、人が居ない場合、室内機からの吹出し空気の風速を弱め、あるいは、風向を変えて、風を当てないように室内機の送風機を制御し、日差しの位置の暑い空気が室内に広がらないようにする。この場合、太陽光が差し込んでいる窓は、太陽熱を吸収して温まっているので、室内の窓から離れた位置に居る人は、窓からの輻射を受け、体感温度が少し上がるので、その分、室温を設定より低めに調節して快適性を維持しても良い。

0125

このため、太陽光の差込位置に人が居る場合、居ない場合に応じて、快適性維持しながらも極力省エネ運転することができる空気調和機を得ることができる。

0126

また、本実施例の空気調和機によれば、前記明るさの段階に応じて、駆動音が大なる内蔵機構の動作を中止または延期する。

0127

これにより、判断された室内の明るさの段階が、夜間の暗さのときは、就寝中と判断し、例えば、フィルターの自動清掃機構の動作を、判断された室内の明るさの段階が、日中の明るさに変わるまで延期する。こうすることで、睡眠を妨げる駆動音が人の就寝中に空気調和機から発せられるのを防ぐことができる。

0128

このため、夜間の睡眠を妨げることの無い空気調和機を得ることができる。

0129

また、本実施例の空気調和機によれば、前記明るさの段階に応じて、表示装置の明るさを調整する。

0130

これにより、夜間の照明なしの時には、表示装置の明るさを、表示の内容が読み取り可能なレベルとし、室内の明るさが増すに従って、そのなかで読み取りが可能なレベルに表示装置の明るさを明るくする。このようにすることで、表示装置の省エネを図ることができる。

0131

このため、表示装置の省エネを図ることができる空気調和機を得ることができる。

0132

また、本実施例の空気調和機によれば、運転の停止時にも、光源の識別動作と明るさの段階の判定動作および人検知動作を行う制御を搭載し、前記特定された太陽光の差込位置以外に、人が在で、且つ、室内温度または/および室内湿度が所定の範囲から逸脱した場合、空気調和機の運転推奨を報知する。

0133

これにより、空気調和機が使用者の意図的な停止、または、制御上の停止である場合も、例えば、室温が30℃で湿度が65%を超えたときに、空気調和機の運転を勧めるメッセージを使用者に報知する。報知の方法は、表示やブザー、音声などその方法は問わない。また、伝送線、無線により、他室に居る同居者に報知するようにするのも良く、更に、インターネットを介して、訪問介護業者などに報知することでも良い。

0134

また、報知するときの室温、湿度のレベルは上記の1点にとどまらず、例えば、25℃100%、35℃30%などの点も記憶しておき、室温湿度がこれらの点を結ぶ線より高温高湿側になる場合に報知動作が開始するようにしても良い。このようにすることにより、使用者や同居者、訪問介護業者などに室内が厳重警戒が必要な温湿度状態になっていることが知らされ、使用者、同居者、または、駆けつけた訪問介護スタッフが空気調和機の運転を開始することで、熱中症の予防ができる。

0135

このため、熱中症の予防を報知して熱中症に陥る人を少なくすることができる空気調和機を得ることができる。

0136

また、本実施例の空気調和機によれば、前記特定された太陽光の差込位置に、人が在で有る場合は、前記所定の範囲を低温側または/および低湿側に変更して空気調和機の運転推奨を報知する。

0137

これにより、太陽光が差込む位置に人が居る場合は、熱中症予防の報知を行う室温湿度のレベルを、例えば、警戒レベルまで下げ、室温湿度が27℃60%、33℃30%を結ぶ線より高温高湿側になったときに前記の報知を開始するようにする。このようにすることにより、日差しの中で、冷房もせずに居る人が熱中症になるのを予防することができる。

0138

このため、日差しの中に人が居る場合にも、熱中症に陥る人を少なくすることができる空気調和機を得ることができる。

0139

また、本実施例の空気調和機によれば、室内温度または/および室内湿度が前記所定の範囲または前記変更した所定の範囲から更に高温側または/および高湿側に所定温度差以上または/および所定湿度差以上逸脱した場合、または、前記所定の範囲または前記変更した所定の範囲からの逸脱が所定時間以上継続した場合、該空気調和機の冷房運転または除湿運転を開始する。

0140

これにより、報知に誰も気づかなかった場合でも、その状態から、空気調和機が運転しない時間が、例えば、1時間以上続いた場合は、空気調和機の運転を強制的に開始する。
こうすることにより、使用者が、熱中症の危険な状態に陥るのを防ぐことができる。また、報知後も室温湿度の上昇が続き、室温湿度が、例えば、高温高湿側に所定温度差以上または/および所定湿度差以上逸脱した場合、空気調和機の運転を強制的に開始する。

0141

このため、熱中症に陥る人を少なくすることができる空気調和機を得ることができる。

0142

1…空気調和機、2…室内機、5…リモコン、6…室外機、8…接続配管、21…筐体ベース、22…ユニット枠、23…化粧枠、24…下パネル、25…化粧パネル、27,27’…空気吸込み口、29…空気吹出し口、33…室内熱交換器、35…露受皿、37…ドレン配管、64…左領域、65…中央領域、66…右領域、68…日射領域、71…光源の色温度指標が太陽の色温度指標より大きい領域、72…光源が太陽であると識別する領域、73…光源が蛍光灯であると識別する領域、74…光源が白熱電球であると識別する領域、75…光源の色温度指標が白熱灯の色温度指標より低い領域、77…輻射大と判定される明るさ指標の範囲、78…輻射小と判定される明るさ指標の範囲、79…輻射無しと判定される明るさ指標の範囲、81…光源を太陽光と識別する色温度指標の上限、82…光源を蛍光灯と識別する色温度指標の上限、83…光源を白熱灯と識別する色温度指標の上限、84…光源を白熱灯と識別する色温度指標の下限、87…輻射大と判定される明るさ指標の下限値、88…輻射小と判定される明るさ指標の下限値、110…撮像素子、111…撮像素子回動機構、141…室温検出手段、142…湿度検出手段、146…室温設定手段、147…湿度設定手段、231…フィルター、250…前面パネル本体、251…吸込みパネル、290…吹出し風路、290a…前ケーシング、290b…後ケーシング、291…上側風向板、292…下側風向板、295…左右風向板、311…送風ファン、331…伝熱管、396…受光部、901…室、920…人体

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    【課題】 室外熱交換器への着霜を回避することができる空気調和装置を提供すること。【解決手段】 空気調和装置(1)が備える制御装置(40)は、暖房運転時に冷媒温度センサ(61,62)により検出された... 詳細

  • ダイキン工業株式会社の「 着氷防止治具」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】空気調和装置で処理された空気の温度及び湿度の少なくとも一方を測定するセンサーが低温時に着氷を生じることを抑制する。【解決手段】0℃以下を含む所定の範囲で空気の温度を調節する温度調節部(10)と... 詳細

  • ダイキン工業株式会社の「 空気調和装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】氷点下でも高精度な湿度制御を可能とする空気調和装置を提供する。【解決手段】空気調和装置は、空気の温度を調節する温度調節部(10)と、空気を加湿する加湿部(20)と、温度調節部(10)及び加湿部... 詳細

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