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技術 搬送装置及び画像記録装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 内野雄太尾関直人佐藤幸彦関雄作
出願日 2015年5月29日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2015-109820
公開日 2016年12月28日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-222402
状態 特許登録済
技術分野 単票の取扱い シート、マガジン及び分離
主要キーワード 既定状態 補助サポート 湾曲外側 第一指 概略長方形 第二指 薄板状部材 中央平面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月28日)のものです。
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図面 (8)

課題

本体ユニットの後部に設けられている給送装置よりも本体ユニットの前部の高さが高くなっている場合にも、ユーザーが、給送装置のサイドガイド位置調節機構を操作しやすく、結果として、シートを望ましい状態で給送装置から給送することができる搬送装置等を提供する。

解決手段

搬送装置は、トレイ本体部と、トレイ本体部に対して移動可能なサイドガイドと、を具備している。サイドガイドは、サイドガイドが移動方向へ移動することを制限する第1状態、及びサイドガイドを移動方向へ移動可能とする第2状態に状態変化可能である移動制限部と、その操作部と、を備えている。操作部は、トレイ本体部が起立状態であるとき、外装ケースにおいてトレイ本体部と移動方向に隣り合う一部分の上面より上方に位置している。

概要

背景

特許文献1には、画像記録機能を有するプリンタ部の上に、原稿画像を読み取るためのスキャナユニットが配置された記録装置が開示されている。この記録装置の後部には、プリンタ部にて画像が記録される用紙を給送する給送装置が設けられている。この給送装置において用紙が挿入される間口は、給送装置が使用されない状態では、補助サポート部材によって塞がれる。一方、給送装置が使用される状態では、補助サポート部材が間口から離間することにより間口は開放される。また、給送装置には、用紙の端部に当接可能な一対のエッジガイドが設けられている。このエッジガイドは、用紙支持面と平行で、且つ用紙の給送方向と直交する方向に移動可能である。

概要

本体ユニットの後部に設けられている給送装置よりも本体ユニットの前部の高さが高くなっている場合にも、ユーザーが、給送装置のサイドガイド位置調節機構を操作しやすく、結果として、シートを望ましい状態で給送装置から給送することができる搬送装置等を提供する。 搬送装置は、トレイ本体部と、トレイ本体部に対して移動可能なサイドガイドと、を具備している。サイドガイドは、サイドガイドが移動方向へ移動することを制限する第1状態、及びサイドガイドを移動方向へ移動可能とする第2状態に状態変化可能である移動制限部と、その操作部と、を備えている。操作部は、トレイ本体部が起立状態であるとき、外装ケースにおいてトレイ本体部と移動方向に隣り合う一部分の上面より上方に位置している。

目的

本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本体ユニットの後部に設けられている給送装置よりも本体ユニットの前部の高さが高くなっている場合にも、ユーザーが、給送装置のサイドガイドの位置調節機構を操作しやすく、結果として、シートを望ましい状態で給送装置から給送することができる搬送装置及び、その搬送装置を備えた画像記録装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シート搬送経路及び外装ケースを有する本体ユニットと、第1軸を中心として、起立状態と、当該起立状態よりも上部が上記本体ユニットから離間した傾斜状態とに上記本体ユニットに対して回動可能であって、上記搬送経路に供給されるシートを支持する支持面を有するトレイ本体部と、上記トレイ本体部に配置されており、上記シートの供給方向と交差し、且つ上記支持面に沿った移動方向に移動可能であり、上記シートの第1端部及び該第1端部と当該移動方向において反対の第2端部の少なくとも一方に当接可能なサイドガイドと、を具備しており、上記サイドガイドは、上記支持面に形成された被接触部と接触して上記サイドガイドが上記移動方向へ移動することを制限する第1状態、及び上記被接触部との接触状態解除して上記サイドガイドを上記移動方向へ移動可能とする第2状態に状態変化可能である移動制限部と、上記移動制限部に接続されており、上記移動制限部を状態変化させる操作を受け付ける操作部と、を備えており、上記操作部は、上記トレイ本体部が上記起立状態であるとき、上記外装ケースにおいて上記トレイ本体部と上記移動方向に隣り合う一部分の上面より上方に位置している搬送装置

請求項2

上記操作部は、サイドガイド本体及び上記移動制限部の少なくとも一方とは色彩が異なるものである請求項1に記載の搬送装置。

請求項3

上記操作部は、操作部本体に着脱可能であり、該操作部本体の少なくとも一部分を覆う覆部を有しており、上記覆部は、上記操作部本体、上記サイドガイド本体及び上記移動制限部の少なくとも1つとは色彩が異なるものである請求項2に記載の搬送装置。

請求項4

上記本体ユニットは、原稿支持可能なプラテンと、上記プラテンを覆う第1位置及び上記プラテン上を開放する第2位置に回動可能な原稿カバーと、を備えたフラットベッドスキャナを有しており、上記操作部は、上記原稿カバーの上面のうち、少なくとも一部分より上方に位置している請求項1から3のいずれかに記載の搬送装置。

請求項5

上記原稿カバーは、原稿トレイと、当該原稿トレイに載置された原稿を上記プラテン上に送る搬送機構と、当該搬送機構により搬送された原稿を支持する排出トレイと、を有しており、上記トレイ本体部は、上記外装ケースの後面に配置されており、上記原稿カバーの後方隅部は、上記原稿トレイより下方に位置しており、上記操作部は、上記原稿カバーの後方隅部より上方に位置している請求項4に記載の搬送装置。

請求項6

請求項1から5のいずれかに記載の搬送装置と、シートに画像を記録する記録部と、を具備している画像記録装置

技術分野

0001

本発明は、シートを搬送可能な搬送装置及び、搬送装置を備えた画像記録装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、画像記録機能を有するプリンタ部の上に、原稿画像を読み取るためのスキャナユニットが配置された記録装置が開示されている。この記録装置の後部には、プリンタ部にて画像が記録される用紙を給送する給送装置が設けられている。この給送装置において用紙が挿入される間口は、給送装置が使用されない状態では、補助サポート部材によって塞がれる。一方、給送装置が使用される状態では、補助サポート部材が間口から離間することにより間口は開放される。また、給送装置には、用紙の端部に当接可能な一対のエッジガイドが設けられている。このエッジガイドは、用紙支持面と平行で、且つ用紙の給送方向と直交する方向に移動可能である。

先行技術

0003

特開2006−248781号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1においては、エッジガイドの存在をユーザーが認識しやすいように、使用状態の給送装置において、一方のエッジガイドのみが延長されるようにしている。しかし、記録装置が、原稿等の印刷物の画像を読み取るためのスキャナユニットを有する場合、記録装置に、原稿等の印刷物を載置するガラス載置面が設けられ、更にガラス載置面を覆う蓋体が設けられている。また、その蓋体の上に、ガラス載置面に印刷物を自動的に給送するADF(Auto Document Feeder:自動原稿給送装置)が設けられることも多い。このようなADFを備える記録装置の後部に給送装置が設けられている場合、給送装置の前方において記録装置の高さが高くなり、ユーザーは、記録装置の後部に設けられたエッジガイドを記録装置の正面から操作することが困難になる。

0005

本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本体ユニットの後部に設けられている給送装置よりも本体ユニットの前部の高さが高くなっている場合にも、ユーザーが、給送装置のサイドガイド位置調節機構を操作しやすく、結果として、シートを望ましい状態で給送装置から給送することができる搬送装置及び、その搬送装置を備えた画像記録装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

(1) 本発明に係る搬送装置は、シートの搬送経路及び外装ケースを有する本体ユニットと、第1軸を中心として、起立状態と、当該起立状態よりも上部が上記本体ユニットから離間した傾斜状態とに上記本体ユニットに対して回動可能であって、上記搬送経路に供給されるシートを支持する支持面を有するトレイ本体部と、上記トレイ本体部に配置されており、上記シートの供給方向と交差し、且つ上記支持面に沿った移動方向に移動可能であり、上記シートの第1端部及び該第1端部と当該移動方向において反対の第2端部の少なくとも一方に当接可能なサイドガイドと、を具備しており、上記サイドガイドは、上記支持面に形成された被接触部と接触して上記サイドガイドが上記移動方向へ移動することを制限する第1状態、及び上記被接触部との接触状態解除して上記サイドガイドを上記移動方向へ移動可能とする第2状態に状態変化可能である移動制限部と、上記移動制限部に接続されており、上記移動制限部を状態変化させる操作を受け付ける操作部と、を備えており、上記操作部は、上記トレイ本体部が上記起立状態であるとき、上記外装ケースにおいて上記トレイ本体部と上記移動方向に隣り合う一部分の上面より上方に位置している。

0007

上記構成においては、トレイ本体部は、第1軸を中心として、起立状態と、当該起立状態よりも上部が上記本体ユニットから離間した傾斜状態とに上記本体ユニットに対して回動可能である。サイドガイドは、上記シートの供給方向と交差し、且つ上記支持面に沿った移動方向に移動可能に上記トレイ本体部に配置されている。移動制限部は、支持面に形成された被接触部と接触してサイドガイドが上記移動方向へ移動することを制限する第1状態、及び被接触部との接触状態を解除してサイドガイドを上記移動方向へ移動可能とする第2状態に状態変化可能である。操作部は、移動制限部を状態変化させる操作を受け付ける。操作部は、トレイ本体部が起立状態であるとき、外装ケースにおいてトレイ本体部と移動方向に隣り合う一部分の上面より上方に位置している。

0008

トレイ本体部が起立状態であるとき、操作部は、外装ケースにおいてトレイ本体部と移動方向に隣り合う一部分の上面より上方に位置している。これによって、本体ユニットの前部の高さが高くなっている場合にも上記移動方向に沿った方向である本体ユニットの側方、ないしは斜め前方から操作部に至る視線が確保される。したがって、操作部の視認性が向上し、操作部を、本体ユニットの側方ないしは斜め前方から操作しやすくなる。その結果、ユーザーは、サイドガイドを適切な位置に位置合わせする位置合わせ動作が行いやすくなる。

0009

移動制限部は、操作部の操作によって、被接触部と接触する第1状態と、接触状態が解除された第2状態とに状態変化する。「接触状態」は、移動制限部と被接触部との間に摩擦力が生じている状態、及び移動制限部が有する係合部と、支持面が有する被係合部とが係合している状態等を含む。移動制限部を操作部の操作により状態変化可能に構成することによって、十分な大きさの摩擦力や係合力によりシートの姿勢を維持することができる一方、ユーザーがサイドガイドの位置調整を行う際に要する力を小さくすることができる。これによって、支持面と直交する軸周りにシートが回転するのを確実に防止することができ、且つ操作性を良好にすることができる。以上の結果、支持面に支持されたシートを望ましい状態で給送させることが容易になり、例えば画像記録装置に搬送装置を設けた場合には、良好な記録結果を得ることが容易になる。

0010

(2) 好ましくは、該搬送装置においては、上記操作部は、サイドガイド本体及び上記移動制限部の少なくとも一方とは色彩が異なるものである。

0011

上記構成によれば、ユーザーは、操作部の存在を更に認識しやすくなる。また、操作部を、必要に応じて操作するように誘導される。その結果、上述した本発明の効果をより確実に得ることができる。

0012

(3) 好ましくは、該搬送装置においては、上記操作部は、操作部本体に着脱可能であり、該操作部本体の少なくとも一部分を覆う覆部を有しており、上記覆部は、上記操作部本体、上記サイドガイド本体及び上記移動制限部の少なくとも1つとは色彩が異なるものである。

0013

上記構成によれば、例えばサイドガイド、移動制限部、及び操作部(操作部本体)が一体成形品である場合にも、その一体成形品とは色彩が異なる覆部を操作部本体に取り付けるだけで、操作部の視認性を向上させることができる。その結果、一体成形品の一部分の着色等の手間を要する製造工程を追加することなく、上述した本発明の効果を得ることができる。

0014

(4) 好ましくは、該搬送装置においては、上記本体ユニットは、原稿を支持可能なプラテンと、上記プラテンを覆う第1位置及び上記プラテン上を開放する第2位置に回動可能な原稿カバーと、を備えたフラットベッドスキャナを有しており、上記操作部は、上記原稿カバーの上面のうち、少なくとも一部分より上方に位置している。

0015

上記構成によれば、搬送装置が、フラットベッドスキャナを有し、プラテンとプラテンを覆う原稿カバーとを有している場合にも、原稿カバーにより操作部が隠されて、操作部の視認性が低下するのを抑制することができる。搬送装置が、フラットベッドスキャナを有し、本体ユニットの前方に不使用状態のトレイ本体部より高さの高い原稿カバーを有している場合にも、本体ユニットの側方ないしは斜め前方からの操作部の操作が可能であることから、上述した本発明の効果を得ることができる。

0016

(5) 好ましくは、該搬送装置においては、上記原稿カバーは、原稿トレイと、当該原稿トレイに載置された原稿を上記プラテン上に送る搬送機構と、当該搬送機構により搬送された原稿を支持する排出トレイと、を有しており、上記トレイ本体部は、上記外装ケースの後面に配置されており、上記原稿カバーの後方隅部は、上記原稿トレイより下方に位置しており、上記操作部は、上記原稿カバーの後方隅部より上方に位置している。

0017

上記構成によれば、原稿カバーに原稿トレイが設けられている場合にも、原稿カバーの後方隅部が原稿トレイより下方に位置し、該後方隅部より操作部が上方に位置することによって、操作部の視認性が低下するのを抑制することができる。本体ユニットの側方ないしは斜め前方からの操作部の操作が原稿カバーの後方隅部によって妨げられるのを抑制することができる。したがって、原稿カバーに原稿トレイが設けられている場合にも、容易に、上述した本発明の効果を得ることができる。

0018

(6) 本発明に係る搬送装置は、上記搬送装置と、シートに画像を記録する記録部と、を具備している。

発明の効果

0019

本発明によれば、本体ユニットの後部に設けられている給送装置よりも本体ユニットの前部の高さが高くなっている場合にも、ユーザーが、サイドガイドの位置調節機構を操作しやすくすることができ、結果として、シートを望ましい状態で給送装置から給送することができる。

図面の簡単な説明

0020

図1は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置としての複合機10の斜視図であり、トレイ本体部30が起立状態である場合(A)、及びトレイ本体部30が傾斜状態である場合(B)を示す。
図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。
図3は、トレイ本体部30が起立状態である複合機10の側面図である。
図4は、トレイ本体部30が傾斜状態である複合機10の側面図である。
図5は、傾斜状態であるトレイ本体部30を拡大して示す斜視図である。
図6は、トレイ本体部30の横断面図である。
図7は、トレイ本体部30が起立状態である複合機10の一部分を拡大して示す側面図である。

実施例

0021

以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上方向7A及び下方向7Bが定義され、開口14が設けられている面を手前として前方向8A及び後方向8Bが定義され、複合機10を手前から見て左方向9A及び右方向9Bが定義される。以下の各部材の説明では、当該部材が複合機10に組み付けられた状態によって、上方向7A、下方向7B、前方向8A、後方向8B、左方向9A及び右方向9Bが定義されるものとする。なお、複合機10は、可動部分を有している。それらの可動部分については、図1(A)に示されている既定状態を基準に上方向7A、下方向7B、前方向8A、後方向8B、左方向9A及び右方向9Bが定義される。

0022

[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10(画像記録装置の一例)は、概ね直方体に形成されている。複合機10は、本体ユニット10Aを有している。本体ユニット10Aは、記録用紙などの原稿に記録された画像をイメージセンサによって読み取って画像データを取得するスキャナ部12を備えている。本体ユニット10Aは、スキャナ部12より下方向7Bに、上記画像データなどに基づいて、記録用紙15(シートの一例、図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を備えている。複合機10は、本体ユニット10Aの後部に配置された多目的(以下「MP」(Multi Purposeの略)と、表記する。)トレイ13を備えている。MPトレイ13は、本体ユニット10Aに対して回動可能なトレイ本体部30を有している。

0023

プリンタ部11はプリンタ筐体11A及び下部カバー43に収容され、スキャナ部12はスキャナ筐体12Aに収容されている。プリンタ筐体11A、下部カバー43及びスキャナ筐体12Aは、前方向8Aの端部に開口部(開口14)を有している。プリンタ筐体11A及びスキャナ筐体12Aの開口部は前カバー41によって、開口14以外の部分が覆われている。前カバー41において開口14より上方向7Aの部分に、操作パネル70が配置されている。MPトレイ13のトレイ本体部30と隣接して、トレイ本体部30の回動機構など収容する収容部13Aが配置されている。プリンタ筐体11A、スキャナ筐体12A、収容部13Aの上面、及び下部カバー43は、本体ユニット10Aの外装ケース16を構成している。

0024

[プリンタ部11]
プリンタ筐体11Aの内部には、開口14から前方向8A及び後方向8Bに挿抜可能であって内部に記録用紙(シートの一例)が収容される給送トレイ20が配設されている。給送トレイ20より下方向7Bにおける下部カバー43の内部には下給送トレイ20Aが配置されている。下給送トレイ20Aの機能は給送トレイ20と同様であり、下給送トレイ20Aに収容された記録用紙に画像を記録する場合のプリンタ部11の動作は、給送トレイ20に収容された記録用紙に画像を記録する場合と同様である。よって、プリンタ部11の内部構造(図2参照)は、給送トレイ20のみを示して説明される。

0025

図2に示されているように、プリンタ部11におけるプリンタ筐体11Aの内部には、給送トレイ20に収容された記録用紙15を搬送する搬送路23と、スキャナ部12によって原稿から読み取られた画像データなどに基づいて、搬送路23を搬送される記録用紙15に画像を記録する記録部24が配設されている。搬送路23の内部に示された矢印17は、搬送路23の内部における記録用紙15の搬送方向を示している。搬送方向17において記録部24より上流搬送ローラ対59が搬送路23に沿って配置されている。搬送方向17において記録部24より下流に排出ローラ対64が搬送路23に沿って配置されている。

0026

プリンタ部11に装着された状態の給送トレイ20の上方向7A且つ記録部24の下方向7Bに給送ローラ26が設けられている。給送ローラ26は、給送アーム27の先端部において軸支されている。給送ローラ26は、給送用モータ(不図示)から駆動力が伝達されることによって回転される。給送アーム27は、基端部に設けられた支軸28を中心として、矢印29の方向に回動する。これにより、給送ローラ26は、給送トレイ20または当該給送トレイ20に支持された記録用紙15に対して、当接及び離間が可能である。

0027

記録部24において画像が記録された記録用紙15は、給送トレイ20の上面に設けられた排出トレイ21に排出され、排出トレイ21により支持される。排出トレイ21は、給送トレイ20と一体に開口14に挿抜される。給送トレイ20が開口14に挿入されている状態において、排出トレイ21は、開口14の底面を構成しており、パネル70の下側に位置している。つまり、画像が記録された記録用紙15は開口14内に排出される。

0028

[搬送路23]
図2に示されるように、給送トレイ20の後方向8Bの端部から搬送路23が延出されている。搬送路23は、湾曲部23Aと直線部23Bとを備える。湾曲部23Aは、後方向8Bを湾曲外側とし、前方向8Aを湾曲内側として湾曲しつつ延びている。直線部23Bは、湾曲部23Aの上方向7Aの端部から延出され、前方向8Aに延びている。

0029

湾曲部23Aは、所定間隔を隔てて互いに対向する第1ガイド部材18と第2ガイド部材19とによって形成されている。第1ガイド部材18は、湾曲部23Aの湾曲外側を画定している。第1ガイド部材18と底板22との間には、記録用紙15の重ね送りを防止するための図示されない分離部を有するガイド板22Aが配置されている。第2ガイド部材19は、湾曲部23Aの湾曲内側を画定している。直線部23Bは、記録部24が配置されている位置では所定間隔を隔てて互いに対向する記録部24とプラテン42とによって形成されている。第1ガイド部材18及び第2ガイド部材19は、図2における紙面と直交する方向である左方向9A及び右方向9Bに延設されている。

0030

給送トレイ20により支持された記録用紙15は、給送ローラ25によって湾曲部23Aを下から上へUターンするように搬送されて搬送ローラ対59に到達する。搬送ローラ対59により挟持された記録用紙15は、画像記録面を記録部24に向けて直線部23Bを前方向8Aに搬送される。記録部24の直下に到達した記録用紙15は、記録部24により画像記録面に画像を記録される。画像が記録された記録用紙15は、直線部23Bを前方向8Aに搬送されて排出トレイ21に排出される。以上のように、記録用紙15は、図2に一点鎖線の矢印により示される搬送方向17に沿って搬送される。

0031

[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、直線部23Bの上方向7Aに設けられており、キャリッジ40と記録ヘッド38とを備えている。記録部24の下方向7B且つ記録部24と対向する位置には、プラテン42が設けられている。プラテン42は、上部によって直線部23Bを搬送ローラ対59により搬送される記録用紙12を支持する部材である。

0032

キャリッジ40は、前方向8A及び後方向8Bに間隔を空けて配置された2つのガイドレール(図示せず)によって左方向9A及び右方向9Bへ往復移動可能に支持されている。記録ヘッド38は、キャリッジ40に搭載されている。記録ヘッド38には、例えばインクカートリッジ(図示せず)からインクが供給される。記録ヘッド38の下面には、ノズル39が形成されている。キャリッジ40が左方向9A及び右方向9Bに移動している状態において、記録ヘッド38は、ノズル39からインク滴をプラテン42に向けて吐出する。これによって、プラテン42に支持された状態の記録用紙12に画像が記録される。

0033

[搬送ローラ対59]
搬送ローラ対59は、直線部23Bの上方向7Aに配置された搬送ローラ60と、直線部23Bの下方向7Bに搬送ローラ60と対向して配置されたピンチローラ61とを備えている。

0034

[排出ローラ対64]
図2に示されるように、排出ローラ対64は、直線部23Bの下方向7Bに配置された排出ローラ62と、直線部23Bの上方向7Aに排出ローラ62と対向して配置された拍車63とを備えている。

0035

搬送ローラ60及び排出ローラ62は、上記搬送用モータから駆動力が伝達されて回転する。搬送ローラ対59に記録用紙12が挟持されている状態(ニップ状態)で搬送ローラ60が回転すると、記録用紙12は、搬送ローラ対59によって搬送方向17に搬送される。排出ローラ対44に記録用紙12が挟持されている状態で排出ローラ62が回転すると、記録用紙12は、排出ローラ対44によって搬送方向17に搬送される。

0036

なお、本実施形態において、記録部24が記録用紙15に画像を記録する方式は、インクジェット記録方式であるが、記録部24が記録用紙15に画像を記録する方式はインクジェット記録方式に限らず、例えば電子写真方式などであってもよい。

0037

[スキャナ部12]
スキャナ部12は、フラットベッドスキャナであり、図1に示されるように、本体ユニット10A上に設けられたスキャナ本体71と、スキャナ本体71上に配置される原稿カバー72とを有する。スキャナ本体71の上面には、原稿が載置されるプラテンガラス78(図3参照、プラテンの一例)が設けられている。スキャナ本体71の内部には、プラテンガラス78上の原稿の画像を光学的に読み取り可能なイメージセンサ(図示せず)が設けられている。

0038

スキャナ部12は、後方向8Bの端部を回動基端として、左方向9A及び右方向9Bに沿って延びる回動軸79(図3参照)を中心として、本体ユニット10A(より具体的にはプリンタ部11)に対して回動可能に支持されている。スキャナ部12は、前方向8Aの端部を回動先端として、図3などに示された通常状態と、通常状態より回動先端が上方向7Aに位置する図示されない傾斜状態との間で回動可能である。スキャナ部12が通常状態から傾斜状態に回動するとき、スキャナ筐体12A、原稿カバー72、MPトレイ13及び収納部13Aは、スキャナ部12と一体的に回動する。

0039

[原稿カバー72]
図3に示されているように、原稿カバー72は、後方向8Bの端部を回動基端として、左方向9A及び右方向9Bに沿って延びる回動軸73を中心として、本体ユニット10A(より具体的にはスキャナ本体71)に対して回動可能に支持されている。原稿カバー72は、図1に示された状態(第1位置)において、プラテンガラス78を覆っている。図3においては、原稿カバー72が第1位置に位置する状態を実線により示している。原稿カバー72は、第1位置に位置する状態より回動先端である前方向8Aの端部が上方向7Aに位置するように回動されて、プラテンガラス78上を開放する第2位置に移動する。図3においては、原稿カバー72が第2位置に位置する状態を二点鎖線により示している。

0040

[ADF75]
原稿カバー72の上部には、ADF(Auto Document Feeder、自動原稿搬送装置)75が設けられている。ADF75は、図1に示されているように、原稿を支持する原稿トレイ75Aと、原稿トレイ75Aに支持された原稿をプラテンガラス78(図3参照)上に送る搬送機構75Bと、搬送機構75Bにより搬送された原稿を支持する排出トレイ75Cとを備えている。排出トレイ75Cは、原稿カバー72の上面に形成されており、且つ原稿トレイ75Aの下方向7Bに配置されている。

0041

搬送機構75Bは、原稿カバー72の上部における左方向9Aの端部に近接して設けられている。原稿トレイ75Aは、板状の水平部65と傾斜部66とを有している。傾斜部66の下端部(左方向9Aの端部)は搬送機構75Bの図示されない原稿挿入口と接続されている。水平部65は、傾斜部66の上端部(右方向9Bの端部)から右方向9Bに水平に延びている。例えばA4サイズの原稿の長辺を搬送機構75Bの原稿挿入口に差し込む場合(いわゆる原稿を横置きにする場合)には、この原稿は傾斜部66のみによって支持することができる。A4サイズの原稿の短辺を搬送機構75Bの原稿挿入口に差し込む場合や、A3サイズの原稿の短辺を搬送機構75Bの原稿挿入口に差し込む場合には、それらの原稿は、傾斜部66と水平部65とによって支持される。以上のように原稿を支持する原稿トレイ75Aを、水平部65と傾斜部66とから構成することによって、本体ユニット10Aの前部の高さが高くなるのを抑えることができる。したがって、本体ユニット10Aの後部に設けられたMPトレイ13において、操作部34の視認性が低下するのを抑制することができる。

0042

水平部65は、前方向8A及び後方向8Bの全幅に亘って排出トレイ75Cを覆うものではなく、前方向8Aのおよそ3分の1から4分の1の部分において排出トレイ75Cを覆わないように前方向8A及び後方向8Bにおける長さが設定されている。水平部65は、原稿カバー72の後方向8Bの端部において左方向9A及び右方向9Bに沿って延びるように設けられた支持部75Dによって、後方向8Bの端部において片端支持されている。その結果、水平部65には、前方向8Aの端部に切り欠き部65Aが形成されている。これによって、原稿トレイ75Aの下方向7Bに配置されている排出トレイ75Cから原稿を回収することが容易になる。

0043

支持部75Dは、原稿カバー72の上部の後方向8Bの端部において、左方向9Aの隅部から右方向9Bに延びるように配置されている。原稿カバー72の上部の後方向8Bの端部において、右方向9Bの隅部には支持部75Dが設けられておらず、その隅部における原稿カバー72の上面74Aは支持部75Dより下方向7Bに位置している。排出トレイ75Cの前方向8A及び後方向8Bにおける中央部には、一定の幅で左方向9A及び右方向9Bに沿って延びており、上に画像読み取り後の原稿を載置可能な高面部75Eが設けられている。高面部75Eに画像読み取り後の原稿が載ることによって、原稿の端部が排出トレイ75Cの上面から浮いた状態となる。よって、原稿を回収することが容易になる。

0044

搬送機構75Bは、原稿挿入口から左方向9Aに差し込まれた原稿を下方向7Bに送り、右方向9Bに反転させて、プラテンガラス78の左方向9Aの端部に配置された図示されない画像読取り領域に送る。プラテンガラス78の原稿読取り領域において画像が読み取られた原稿は、搬送機構75Bによって更に右方向9B且つ上方向7Aに送られ、排出トレイ75Cまで搬送される。以上のように、原稿を搬送機構75Bによって反転搬送することで、本体ユニット10Aの高さの増大を抑えて、よりサイズの大きい原稿から画像を読み取ることができる。

0045

[MPトレイ13]
MPトレイ13は、バイパス経路44(図2参照)を介して搬送路23に記録用紙15を供給する機能を有する。MPトレイ13は、トレイ本体部30を有しており、トレイ本体部30は、記録用紙15を支持する支持面31を有している。トレイ本体部30は、回動軸35(図3参照、第1軸の一例)を中心として、本体ユニット10Aに対して回動可能に支持されている。回動軸35は、回動軸79と同軸心に配されている。トレイ本体部30は、図1(A)に示す起立状態と、図1(B)に示す傾斜状態との間で回動可能である。トレイ本体部30の起立状態においては、支持面31は、上方向7A及び下方向7Bと左方向9A及び右方向9Bとに沿って拡がる状態で前方向8Aに向いている。トレイ本体部30の傾斜状態においては、支持面31は、上方向7Aの端部が本体ユニット10Aから起立状態より離れた状態となっている。図2においては、トレイ本体部30が回動する方向が矢印80及び82により示されている。

0046

[トレイ本体部30]
トレイ本体部30は、内部に空間(図示せず)を有する板状の基部30A(図4参照)と、基部30Aの内部空間に収容可能であり、その内部空間から引出可能であり且つ内部に空間(図示せず)を有する板状の第1伸長部30Bと、第1伸長部30Bの内部空間に収容可能であり、その内部空間から引出可能である板状の第2伸長部30Cとを有している。第1伸長部30B及び第2伸長部30Cの少なくとも一方を引き出した状態とすることによって、それらを引き出す引出方向において、トレイ本体部30及び支持面31が伸長される。

0047

[サイドガイド32]
図1(B)に示されているように、基部30Aの支持面31には、左方向9A及び右方向9Bにおける支持面31の中心に対して左方向9Aと右方向9Bとに、一対のサイドガイド32(サイドガイド本体の一例)が設けられている。なお、図5には、一方(右方向9B)のサイドガイド32のみが示されている。サイドガイド32は、支持面31に平行且つ上方向7A及び下方向7Bに沿って延びており、支持面31において、左方向9A及び右方向9Bに沿って移動可能である。サイドガイド32は、一方が左方向9Aに移動すると他方が右方向9Bに移動し、一方が右方向9Bに移動すると他方が左方向9Aに移動するように、公知の連結機構によって連結されている。サイドガイド32は、基部30Aの左方向9A及び右方向9Bにおける中央平面部30D(図5参照)を間に挟んで左方向9A及び右方向9Bにそれぞれ配置される。これら一対のサイドガイド32の対向する面が記録用紙15の左方向9A及び右方向9Bにおける両端部と当接することによって、記録用紙15は、例えば基部30Aの左方向9A及び右方向9Bにおけるセンター位置を基準に位置決めされる。

0048

より具体的には、図5に示されているように、支持面31には、中央平面部30Dを間に挟んで、左方向9A及び右方向9Bにおける両側に、左方向9A及び右方向9Bに沿って延びるスリット31Aが形成されている。支持面31において、スリット31Aを間に挟んで上方向7A及び下方向7Bにおける両側に被係合部36が設けられている。被係合部36は、スリット31Aが延びる方向に沿って規則的に配列された凹凸を有している。一方、サイドガイド32はスリット31Aと摺動可能に係合する係合部(図示せず)と、支持面31と摺接する摺接部33とを有している。サイドガイド32は、スリット31Aに上記係合部が係合し、摺接部33が支持面31と摺接した状態で左方向9A及び右方向9Bに移動可能である。

0049

[移動制限部33A]
図6に示されているように、一対のサイドガイド32のうち、図示例では右方向9Bに配されたサイドガイド32において、摺接部33は、右方向9Bの端部から右方向9Bに延設された移動制限部33Aを有している。つまり、移動制限部33Aは、複合機10においては、右方向9Bに配されたサイドガイド32にだけ設けられている。移動制限部33Aは、摺接部33の右方向9Bの端部に接続された薄板状部材33Bと、該薄板状部材33Bの右方向9Bの端部に設けられ、被係合部36に向かって突出する凸部33Cとを有している。凸部33Cは、被係合部36が有する凹部と係合可能である。移動制限部33Aは、薄板状部材33Bが変形することによって、凸部33Cが被係合部36の凹部と係合する第1状態と凸部33Cが被係合部36の凹部と係合しない第2状態とに状態変化可能である。移動制限部33Aは、第1状態においてサイドガイド32が左方向9A及び右方向9B(移動方向の一例)へ移動することを制限し、第2状態においてサイドガイド32を左方向9A及び右方向9Bへ移動可能とする。

0050

[操作部34]
図6に示されているように、操作部34は、移動制限部33Aと一体的に設けられている。操作部34は、ユーザーが移動制限部33Aを第1状態と第2状態とに状態変化させる操作を受け付ける。より具体的には、操作部34は、ユーザーが2本の指で操作部34とサイドガイド32とを挟み付ける挟み動作を受け付けるための押圧部34Aを有している。ユーザーが、上記挟み動作を行うと、梃子原理により移動制限部33Aの薄板状部材33Bが変形し、凸部33Cが被係合部36から離れる方向に移動する。その結果、凸部33Cと被係合部36の凹部との係合が解除されて、ユーザーが上記挟み動作を行っている間、サイドガイド32は移動可能となる。

0051

操作部34は、上方向7A及び下方向7Bにおいてスリット31Aが配されている位置と同じ位置に配置されている。これによって、ユーザーが操作部34を把持してサイドガイド32を移動するときにスムーズにサイドガイド32を移動することができる。移動制限部33A及び操作部34が設けられている方のサイドガイド32(実施形態では右方向9Bに配置されたサイドガイド32)に近い方の原稿カバー72の後方向8Bの隅部(実施形態では右方向9Bの隅部)の上面74Aが、支持部75Dより下方向7Bに位置していることによって、操作部34の視認性及び操作性が向上する。

0052

操作部34は、サイドガイド32及び摺接部33と色彩が異なっている。その結果、ユーザーは操作部34の存在を認識しやすくなる。このとき、操作部34は、サイドガイド32等より目立つ色に彩色されていることが好ましい。例えば、操作部34はサイドガイド32及び摺接部33より明度が高い明るい色に彩色されていることが好ましい。例えば、操作部34はサイドガイド32及び摺接部33より彩度が高い鮮やかな色に彩色されていることが好ましい。以上により、操作部34の視認性を向上させることができる。

0053

図5に示されているように、複合機10においては、操作部34の押圧部34A(覆部の一例)は、操作部34の本体34B(操作部本体の一例)に対して着脱可能に設けられている。つまり、押圧部34Aと操作部本体34Bとは別部材から形成されている。しかし、押圧部34Aは操作部本体34Bに装着されている状態が通常の状態であり、押圧部34Aは操作部本体34Bに強固に固定されている。以下、操作部本体34Bに装着された状態である押圧部34Aを説明する。

0054

押圧部34Aの本体34Cは概略長方形形状を有しており、その長辺は上方向7A及び下方向7Bに沿って延び、その短辺は前方向8A及び後方向8B(支持面31と直交する方向)に沿って延びている。押圧部本体34Cが上方向7A及び下方向7Bに長くなっていることで、ユーザーが例えば人差し指第二指)の側部を押圧部本体34Cに当てて、人差し指と親指第一指)とで、操作部34とサイドガイド32とを挟み付けることが容易になる。これにより、操作部34とサイドガイド32とを保持しながらサイドガイド32の位置合わせをすることが容易になる。

0055

押圧部34Aは、押圧部本体34Cの後方向8Bの端部(支持面31に近い方の端部)の中央から後方向8Bに突出する突出部34Eを有している。押圧部34Aは、突出部34Eに設けた孔状の結合部34Dを有している。結合部34Dを操作部本体34Bに設けた突部34Fと嵌め合わせることで押圧部34Aを操作部本体34Bに固定することができる。このとき、押圧部34Aを操作部本体34Bに接着することができる。これにより、押圧部34Aを操作部本体34Bに強固に固定することができる。

0056

押圧部34Aと操作部本体34Bとが別部材であり、押圧部34Aの色彩をサイドガイド32及び摺接部33の色彩と異ならせることによって、上述した通り、操作部34の色彩をサイドガイド32及び摺接部33の色彩と異ならせることができる。このとき、サイドガイド32、摺接部33(移動制限部33Aを含む)、及び操作部本体34Bは一体成形品として構成することができる。なお、押圧部34Aの素材をサイドガイド32等の素材と異ならせることで操作部34の視認性を向上させることもできる。例えば、押圧部34Aを、サイドガイド32の素材である樹脂より剛性が高く且つ例えば蛍光色や明度の高い色彩を持つ樹脂を素材として形成することによって、ユーザーは操作部34の存在を認識しやすくなる。押圧部34Aの押圧面には滑り止めのリブ、あるいは溝状の凹部を設けることができる。

0057

操作部34は、トレイ本体部30が起立状態(図1(A)、図7参照)であるとき、外装ケース16においてトレイ本体部30と左方向9A及び右方向9B(移動方向の一例)に隣り合う一部分より上方向7Aに位置している。複合機10においては、右利きのユーザーが使用する場合を想定して、操作部34は、右方向9Bに配置されたサイドガイド32に設けている。よって、複合機10においては、操作部34は、トレイ本体30の右方向9Bに位置する収納部13Aの上面より上方向7Aに位置している。また、操作部34は、トレイ本体部30が起立状態であるとき、原稿カバー72の上面のうち、原稿カバー72の回動基端であり、トレイ本体部30の右方向9B(側方)に位置している、原稿カバー72の後方向8Bの端部の上面74Bより上方向7Aに位置している。以上により、操作部34の視認性を向上させることができる。

0058

また、原稿カバー72の本体部における上面74は、回動基端部の上面74Bより上方向7Aに位置している。図7に示されているように、操作部34は、視認性を確保するために、少なくとも一部分が、原稿カバー72の本体部における上面74より高くなっている。更に、図1に示されているように、原稿カバー72の本体部における上面74のうち、後方向8B且つ右方向9Bの隅部上面74Aは、ADF75の原稿トレイ75A、搬送機構75B及び排出トレイ75Cが右利きのユーザーによる使用を想定した上述の配置となっていることで、支持部75Dより下方向7Bに位置している。操作部34の一部分は、隅部上面74Aより上方向7Aに位置している。操作部34(または移動制限部33A)が設けられた右方向9Bのサイドガイド32に近い隅部上面74Aが支持部75Dより下方向7Bに位置していることによって、例えば複合機10の側方ないしは斜め前方から操作部34に至る視線が妨げられ難くなる。これによって、操作部34の視認性が向上する。また、複合機10の側方ないしは斜め前方から操作部34を操作しやすくなる。なお、左利きのユーザーの使用を想定する場合には、操作部34は、左方向9Aに位置するサイドガイド32に設けることができ、ADF75の原稿トレイ75A、搬送機構75B、排出トレイ75C及び支持部75Dの配置は左右が逆になる。

0059

[バイパス経路44]
図2に示されるように、バイパス経路44は、例えば湾曲部23Aを経由せずに、搬送路23における搬送ローラ対59の搬送方向16上流に記録用紙15を供給する経路である。MPトレイ13の支持面31に支持された記録用紙15は、給送ローラ45によって給送方向87に給送される。給送ローラ45は、給送アーム46の先端部において軸支されている。給送ローラ45は、給送用モータ(不図示)から駆動力が伝達されることによって回転される。給送アーム46は、基端部に設けられた支軸47を中心として、矢印67及び矢印68の方向に回動する。これにより、給送ローラ45は、支持面31に支持された記録用紙15に対して、当接及び離間が可能である。給送ローラ45によって給送される記録用紙15は、ガイド板37及びガイド板31によってバイパス経路44に案内され、搬送路23の直線部23Bに至る。なお、ガイド板37には、記録用紙15の重ね送りを防止するための図示しない分離部が設けられており、記録用紙15を1枚ずつ分離することができる。そして、この記録用紙15は、搬送ローラ対59によって直線部23Bを搬送され、更に記録部24によって画像記録が行われる。画像が記録された記録用紙15は、排出ローラ対64によって搬送されて排出トレイ21へ排出される。

0060

[実施形態の効果]
上記実施形態によれば、移動制限部33Aが、凸部33Cが被係合部36に設けられた凹部と係合してサイドガイド32の移動を制限することによって、サイドガイド32の移動を確実に制限することができる。これによって、記録用紙15が支持面31に直交する軸周りに回転するのを確実に抑えることができ、記録用紙15における良好な記録結果を得ることが容易になる。

0061

上記実施形態によれば、一対のサイドガイド32のうち、操作部34が設けられていない方のサイドガイド32よりも操作部34が設けられた方のサイドガイド32に近い隅部上面74AがADF75より下方向7Bに位置していることによって、例えば複合機10の側方ないしは斜め前方から操作部34を操作することが容易になる。一方、隅部上面74A以外の上面74にはADF75を設けて、原稿カバー72の上面を有効利用することができる。

0062

上記実施形態によれば、押圧部34の素材をサイドガイド32等の素材と異ならせることで操作部34の視認性を向上させることもできる。例えば、押圧部34Aを、サイドガイド32の素材である樹脂より剛性が高く且つ例えば透明である樹脂を素材として形成することによって、ユーザーは操作部34の存在を認識しやすくなる。押圧部34Aの剛性が高いことで、ユーザーは操作部34を操作して、サイドガイド32を左方向9A及び右方向9Bに移動しやすくなる。

0063

[変形例]
上記実施形態においては、凸部33Cが被係合部36に設けられた凹部と係合する移動制限部33Aを説明した。これに限られず、移動制限部33Aは、支持面31に配置された被接触部としての例えば高摺動抵抗面との接触による摩擦力によってサイドガイド32の移動を制限するものであってもよい。

0064

上記実施形態においては、右方向9Bに配置されたサイドガイド32に移動制限部33A及び操作部34が設けられている。これに限られず、ADF75の原稿トレイ75A、搬送機構75B、排出トレイ75C及び支持部75Dが左方向9A及び右方向9Bにおいて反対になっている場合には、左方向9Aに配置されたサイドガイド32に移動制限部33A及び操作部34を設けてもよい。

0065

上記実施形態においては、画像記録装置としてスキャナ部12を有している複合機10を説明した。これに限られず、画像記録装置は、プリンタ部11だけを有していてもよい。その場合にも、操作部34が収納部13Aの上面より上方向7Aに位置することによって、ユーザーは操作部34が認識しやすく、操作部34を操作することが容易になる。

0066

上記実施形態においては、操作部34の色彩と摺接部33(移動制限部33A)及びサイドガイド32の色彩とが異なっている。これに限られず、操作部34の色彩と、摺接部33(移動制限部33A)及びサイドガイド32の一方の色彩だけが異なっていてもよい。その場合にも、ユーザーの注意を引きつけやすくなるので、ユーザーは、操作部34を認識しやすくなる。

0067

上記実施形態においては、画像記録装置としてADF75を有している複合機10を説明した。これに限られず、画像記録装置は、ADF75を有していなくともよい。その場合にも、操作部34が収納部13Aの上面や原稿カバー72の上面74より上方向7Aに位置することによって、操作部34が認識しやすく、操作部34の操作が容易になる。

0068

10…複合機
10A…本体ユニット
11…プリンタ部
12…スキャナ部
13…MPトレイ
13A…収納部
15…記録用紙
16…外装ケース
30…トレイ本体部
31…支持面
32…サイドガイド
33…移動制限部
34…操作部
34A…押圧部
34B…操作部本体
35…回動軸
36…被係合部
44…バイパス経路
71…スキャナ本体
72…原稿カバー
73…回動軸
74…上面
75…ADF
75A…原稿トレイ
75B…搬送装置
75C…原稿排出トレイ
78…プラテンガラス
79…回動軸

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