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技術 フィルム折込み機構を備えた包装装置

出願人 茨木精機株式会社
発明者 村田太一大杉義徳
出願日 2015年5月28日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2015-109233
公開日 2016年12月28日 (4年10ヶ月経過) 公開番号 2016-222272
状態 特許登録済
技術分野 基本的包装技術IV(容器成形充填)
主要キーワード サイクル回転 吸引チャンバー 時間不足 縒り合わせ 押えコンベア センターローラ 追い付く サイドコンベア
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

フィルム折込み機構の構成により、被包装物の端部の折込み代負荷がかからないようにして、柔らかな被包装物の型崩れを防止する。

解決手段

フィルム折込み機構5は、下部にエンドレススダレコンベア7が配置され、前記スダレコンベア7内部に被包装物1の折込み代4を吸引する吸引チャンバー8が配置され、前記スダレコンベア7の上部に、フィルム被覆された被包装物7を搬送するサイドコンベア6が配置され、前記スダレコンベア7のスダレ開口部10の移動速度Vtに対する、サイドコンベア9による被包装物1の搬送速度Vwの速度比を折込み代の寸法Dt[mm]に合わせて設定したことを特徴とする。

概要

背景

図8は、フィルム折込み機構を備えた包装装置フィルム折り込み原理を説明するための概略図である。この包装装置は、搬入コンベア(図示せず)に被包装物を載置して下流の引き取りコンベア6A側に搬送し、引き取りコンベア6A上で搬入されている被包装物1(例えば、惣菜を挟み込んだコッペパン)をフィルム、例えばポリエチレン製のオーバラップシュリンクフィルムを被せてチューブ状に包み込み、フィルム裁断機3で被包装物1間のフィルムを裁断し、チューブ状フィルムの両端部の折込み代4を折込み機構5により被包装物1の下面に折り込んで被包装物1を包装している。

被包装物をフィルムで包み込むオーバラップ機構は、引き取りコンベア6Aで搬入されている被包装物1に帯状のフィルムを上方から被せた後、前記フィルムの両側縁を被包装物の下部で合掌状縒り合わせてチューブ状に被包装物を包み込む。チューブ状のフィルム内に包み込まれた被包装物1は、前記引き取りコンベア6Aの下流に配置された第1サイドコンベア6により下流側に搬送され、フィルム折込み機構5の手前でフィルム裁断機3により、被包装物1間のフィルムが裁断される。

フィルム折込み機構5は、フィルム裁断機3の下流側に配置され、下部にエンドレススダレコンベア7が配置され、前記スダレコンベア7内部にチューブ状フィルムの折込み代4を吸引する吸引チャンバー8が配置されている。前記スダレコンベア7の上部両側に、フィルムで被覆された被包装物1を搬送する第2サイドコンベア9が配置されている。

図9は、上流側の折込み代を被包装物の下面に折り込む工程が示された説明図である。図9(A)は、フィルム裁断機(図9では省略)で裁断された上流側の折込み代4がスダレコンベア7のスダレ開口部10及び吸引チャンバー8の吸引口11から吸引される。

図9(B)に示すように、被包装物1がサイドコンベア9で搬送されていくスピードよりもスダレコンベア7のスピードが速いために、スダレコンベアのスダレ開口部10に吸引された上流側の折込み代4が、スダレコンベアのスダレ開口部10の上流側のロッド12で引きずられながら、被包装物1の下面に折り込まれていく。図9(C)では被包装物1を包み込んだフィルムの上流側折込み代4がスダレ開口部10から完全に抜けて被包装物1の下面に折り込まれている。

概要

フィルム折込み機構の構成により、被包装物の端部の折込み代に負荷がかからないようにして、柔らかな被包装物の型崩れを防止する。フィルム折込み機構5は、下部にエンドレスのスダレコンベア7が配置され、前記スダレコンベア7内部に被包装物1の折込み代4を吸引する吸引チャンバー8が配置され、前記スダレコンベア7の上部に、フィルムで被覆された被包装物7を搬送するサイドコンベア6が配置され、前記スダレコンベア7のスダレ開口部10の移動速度Vtに対する、サイドコンベア9による被包装物1の搬送速度Vwの速度比を折込み代の寸法Dt[mm]に合わせて設定したことを特徴とする。

目的

本発明は、前述した従来の技術に関する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、折込み代に負荷がかからないようにした、フィルム折込み機構を備えた包装装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

被包装物を載置して下流の引き取りコンベア側に搬入する搬入コンベアと、引き取りコンベアで搬送される被包装物にフィルムを被せて、このフィルムの両側縁を下方で合掌状縒り合わせチューブ状フィルムとするオーバラップ機構と、被包装物間のチューブ状フィルムを裁断するフィルム裁断機と、フィルム裁断機の下流側に配置され、チューブ状フィルムの両端部の折込み代を被包装物の下面に折り込むフィルム折込み機構と、を備えた包装装置において、フィルム折込み機構は、下部にエンドレススダレコンベアが配置され、前記スダレコンベア内部に被包装物の折込み代を吸引する吸引チャンバーが配置され、前記スダレコンベアの上部に、フィルムで被覆された被包装物を搬送するサイドコンベアが配置され、折込み代が被包装物の下面に折り込まれる折込み区間において、前記スダレコンベアのスダレ開口部の移動速度に対する、サイドコンベアによる被包装物の搬送速度の速度比率を折込み代の寸法に合わせるように構成したことを特徴とするフィルム折込み機構を備えた包装装置。

請求項2

折込み代の寸法に合わせて設定した、前記スダレコンベアのスダレ開口部の移動速度に対する、サイドコンベアによる被包装物の搬送速度の速度比率を、下記数式により算出して、120%〜300%、好ましくは150%〜300%、さらに好ましくは150%から250%とすることを特徴とする請求項1に記載のフィルム折り込み機構を備えた包装装置。下記数式(4)のD[mm]は、被包装物の下面に、両端部の折込み代が折り込まれる折込み区間であって、Dt[mm]は、折込み代の寸法である。

請求項3

被包装物を載置して下流の引き取りコンベア側に搬入する搬入コンベアと、引き取りコンベアで搬送される被包装物にフィルムを被せて、このフィルムの両側縁を下方で合掌状に縒り合わせてチューブ状フィルムとするオーバラップ機構と、被包装物間のチューブ状フィルムを裁断するフィルム裁断機と、フィルム裁断機の下流側に配置され、チューブ状フィルムの両端部の折込み代を被包装物の下面に折り込むフィルム折込み機構と、を備えた包装装置において、フィルム折込み機構は、下部にエンドレスのスダレコンベアが配置され、前記スダレコンベア内部に被包装物の折込み代を吸引する吸引チャンバーが配置され、前記スダレコンベアの上部に、フィルムで被覆された被包装物を搬送するサイドコンベアが配置され、折込み代が吸引チャンバーの天板に引っかからないように、吸引口の寸法を、折込み代の長さに応じて変更できるようにしたフィルム折込み機構を備えた包装装置。

請求項4

被包装物を載置して下流の引き取りコンベア側に搬入する搬入コンベアと、引き取りコンベアで搬送される被包装物にフィルムを被せて、このフィルムの両側縁を下方で合掌状に縒り合わせてチューブ状フィルムとするオーバラップ機構と、被包装物間のチューブ状フィルムを裁断するフィルム裁断機と、フィルム裁断機の下流側に配置され、チューブ状フィルムの折込み代を被包装物の下面に折り込むフィルム折込み機構と、を備えた包装装置において、フィルム折込み機構は、下部にエンドレスのスダレコンベアが配置され、前記スダレコンベア内部に被包装物の両端部の折込み代を吸引する吸引チャンバーが配置され、前記スダレコンベアの上部に、フィルムで被覆された被包装物を搬送するサイドコンベアが配置され、折込み代が引っかからないように、吸引チェンバーの吸引口の天板のエッジ部分回転ローラを設けるか、又はスダレコンベアの開口部に回転するロッドを設けた、フィルム折込み機構を備えた包装装置。

技術分野

0001

本発明は、被包装物フィルム、例えばシュリンクフィルムによって包み込んだ後、被包装物を包み込んだ前記チューブ状フィルムの両端部に折込み代を持たせて切断すると共に、前記両端部の折込み代を被包装物の下面に折り込む折込み機構を備えた包装装置に関するものである。

背景技術

0002

図8は、フィルム折込み機構を備えた包装装置のフィルム折り込み原理を説明するための概略図である。この包装装置は、搬入コンベア(図示せず)に被包装物を載置して下流の引き取りコンベア6A側に搬送し、引き取りコンベア6A上で搬入されている被包装物1(例えば、惣菜を挟み込んだコッペパン)をフィルム、例えばポリエチレン製のオーバラップシュリンクフィルムを被せてチューブ状に包み込み、フィルム裁断機3で被包装物1間のフィルムを裁断し、チューブ状フィルムの両端部の折込み代4を折込み機構5により被包装物1の下面に折り込んで被包装物1を包装している。

0003

被包装物をフィルムで包み込むオーバラップ機構は、引き取りコンベア6Aで搬入されている被包装物1に帯状のフィルムを上方から被せた後、前記フィルムの両側縁を被包装物の下部で合掌状縒り合わせてチューブ状に被包装物を包み込む。チューブ状のフィルム内に包み込まれた被包装物1は、前記引き取りコンベア6Aの下流に配置された第1サイドコンベア6により下流側に搬送され、フィルム折込み機構5の手前でフィルム裁断機3により、被包装物1間のフィルムが裁断される。

0004

フィルム折込み機構5は、フィルム裁断機3の下流側に配置され、下部にエンドレススダレコンベア7が配置され、前記スダレコンベア7内部にチューブ状フィルムの折込み代4を吸引する吸引チャンバー8が配置されている。前記スダレコンベア7の上部両側に、フィルムで被覆された被包装物1を搬送する第2サイドコンベア9が配置されている。

0005

図9は、上流側の折込み代を被包装物の下面に折り込む工程が示された説明図である。図9(A)は、フィルム裁断機(図9では省略)で裁断された上流側の折込み代4がスダレコンベア7のスダレ開口部10及び吸引チャンバー8の吸引口11から吸引される。

0006

図9(B)に示すように、被包装物1がサイドコンベア9で搬送されていくスピードよりもスダレコンベア7のスピードが速いために、スダレコンベアのスダレ開口部10に吸引された上流側の折込み代4が、スダレコンベアのスダレ開口部10の上流側のロッド12で引きずられながら、被包装物1の下面に折り込まれていく。図9(C)では被包装物1を包み込んだフィルムの上流側折込み代4がスダレ開口部10から完全に抜けて被包装物1の下面に折り込まれている。

先行技術

0007

実開昭56−175403号公報
特開昭56−113508号公報

発明が解決しようとする課題

0008

包装のスピードを上げるために、スダレコンベア7のスピードを上げると、図10(A)に示すように、折込み代4が鋭角に折れ曲がってしまうために、折込み代4がスダレコンベア7の上流側ロッド12に引っ掛かり、折込み代4に負荷がかかる。

0009

特許文献1では、折込み代がスダレ開口部の上流側ロッドに引っ掛かった時の衝撃が大きく、フィルムが破損するため、スダレ開口部の上流側と下流側のロッドにゴム製のチューブを被覆し、ロッドに衝撃が加わっても、ゴム製のチューブでクッション性を持たせて衝撃を吸収しようとしている。

0010

しかし、特許文献1や特許文献2は、被包装物がトレー収納されていたために、スダレコンベアのスダレ開口部のロッドによって引っ張られて負荷がかかっても、トレーが潰れることは無かったが、フィルムによってパンのような柔らかい被包装物1を直接包装する場合は、図10(B)に示すように、折込み代4が強く引っ張られて、被包装物1が型崩れするおそれがある。例えば、ゆで玉子野菜シーフードなどの惣菜を挟み込んだパンの場合、型崩れして前記のような惣菜がパンからはみ出してしまうと、商品価値が無くなる。

0011

本発明は、前述した従来の技術に関する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、折込み代に負荷がかからないようにした、フィルム折込み機構を備えた包装装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る包装装置は、被包装物を載置して下流の引き取りコンベア側に搬入する搬入コンベアと、引き取りコンベアで搬送される被包装物にフィルムを被せて、このフィルムの両側縁を下方で合掌状に縒り合わせてチューブ状フィルムとするオーバラップ機構と、被包装物間のチューブ状フィルムを裁断するフィルム裁断機と、フィルム裁断機の下流側に配置され、チューブ状フィルムの両端部の折込み代を被包装物の下面に折り込むフィルム折込み機構と、を備えた包装装置において、フィルム折込み機構は、下部にエンドレスのスダレコンベアが配置され、前記スダレコンベア内部に被包装物の折込み代を吸引する吸引チャンバーが配置され、前記スダレコンベアの上部に、フィルムで被覆された被包装物を搬送するサイドコンベアが配置され、折込み代が被包装物の下面に折り込まれる折込み区間において、前記スダレコンベアのスダレ開口部の移動速度に対する、サイドコンベアによる被包装物の搬送速度の速度比率を折込み代の寸法に合わせるように構成した、ことを特徴とするフィルム折込み機構を備えた包装装置。

0013

また、本発明の包装装置は、フィルム折込み機構が、下部にエンドレスのスダレコンベアが配置され、前記スダレコンベア内部に被包装物の折込み代を吸引する吸引チャンバーが配置され、前記スダレコンベアの上部両側に、フィルムで被覆された被包装物を搬送するサイドコンベアが配置され、折込み代が吸引チャンバーの天板に引っかからないように、吸引口の寸法を、折込み代の長さに応じて変更できるようにしたことの特徴とする。

0014

また、本発明の包装装置は、フィルム折込み機構は、下部にエンドレスのスダレコンベアが配置され、前記スダレコンベア内部に被包装物の折込み代を吸引する吸引チャンバーが配置され、前記スダレコンベアの上部両側に、フィルムで被覆された被包装物を搬送するサイドコンベアが配置され、折込み代が引っかからないように、吸引チェンバーの吸引口の天板のエッジ部分回転ローラを設けるか、又はスダレコンベアの開口部に回転するロッドを設けた、ことの特徴とする。

発明の効果

0015

前記フィルム折込み機構の構成により、被包装物の端部の折込み代に負荷がかからないようにして、柔らかな被包装物の型崩れを防止する。

図面の簡単な説明

0016

本発明のフィルム折込み機構を備えた包装装置の正面図
本発明のフィルム折込み機構を備えた包装装置の平面図
本発明のフィルム折込み機構の概略説明図
本発明のフィルム折込み機構のタイムチャート
フィルム折込み機構の従来例と本実施例の比較図
本発明の他の実施例のフィルム折込み機構の概略説明図
本発明の他の実施例のフィルム折込み機構の概略説明図
フィルム折込み機構の原理を説明するための概略説明図
フィルム折込み機構の動きを説明するための概略説明図
従来のフィルム折込み機構の課題を説明するための概略説明図

実施例

0017

次に、本発明に係るフィルム折込み機構を備えた包装装置につき、実施例を挙げて、図面を参照しながら以下に説明する。なお、前記背景技術で説明したフィルム折込み機構と同一の構成については同じ図面の符号を使用する。

0018

図1は、本発明に係るフィルム折込み機構を備えた包装装置の正面図、図2は、同包装装置の平面図である。この包装装置は、被包装物1を等間隔に載置して下流側の引き取りコンベア6A側に送り込む搬入コンベア2と、前記引き取りコンベア6Aで搬送されている被包装物1の上方から、チャックチェーン21Aにより帯状のオーバラップシュリンクフィルム20(本実施例ではシュリンクフィルムで説明するが、本発明はシュリンクフィルムには限定されない。)を被せて、このシュリンクフィルム20の両側縁を下方でセンターローラ27によって合掌状に縒り合わせ、シュリンクフィルムの粘着性を利用してチューブ状フィルムとするオーバラップ機構21と、引き取りコンベア6Aの下流側に配置されチューブ状になった被包装物1を搬送する第1サイドコンベア6と、被包装物1が包み込またチューブ状フィルムを所定間隔で裁断するフィルム裁断機3と、裁断されたチューブ状フィルムの両端部の折込み代4を被包装物1の下面に折込むフィルム折込み機構5と、フィルム折込み機構5で両端部の折込み代4が折り込まれた被包装物1を搬出しつつ底部のフィルムを収縮するヒータコンベア22と、ヒータコンベア22の上部に配置され被包装物1を押え押えコンベア25と、被包装物1を包むシュリンクフィルムを全体的に収縮させるシュリンクトンネル26と、で構成されている。なお、この包装装置において、上流側、下流側は、帯状フィルム20及び被包装物1の移動方向に従って上流、下流を使い分ける。

0019

次に、図3を使って、従来の折込み機構の動作及びその課題について説明する。なお、図3は前記図8のフィルム折込み機構と同じ構成であるので構成の説明は省略する。この前記フィルム折込み機構5のスダレコンベア7の1サイクルは、図3に示すスダレ開口部10がスダレコンベア7の上部の上流側角図3では左上部側)の位置から、一周して同じ位置に戻るまでとする。この1サイクルの間に、フィルムで包み込まれた被包装物1は1サイクル分だけ下流側に送られる。即ち、スダレコンベア7が1サイクル回転する間に、図3の左側の第1サイドコンベア6に搬送されている被包装物1が、右側のスダレコンベア7上の被包装物1の位置まで1サイクル分送られる。なお、第1サイドコンベア6と第2サイドコンベ9は、連続的に同じ速度で回転しており、被包装物1は、第1サイドコンベア6とサイドコンベア9によって、定速で連続的に上流側から下流側に搬送される。また、スダレコンベア7も同じ速度で連続的に回転している。

0020

従来のフィルム折込み機構5では、被包装物1の移動速度に対するスダレコンベア7の回転速度の速度差[%]は次のような数式1で表される。



前記スダレコンベアの周回寸法[mm]は、無端状のスダレコンベア7の全周の長さを意味し、当然に寸法は一定である。被包装物1を被覆するフィルムのカットサイズ[mm]とは、被包装物1の全長と、被包装物1の両端部の折込み代4、4を含めた全長をいう。このフィルムのカットサイズ[mm]は被包装物1の寸法や折込み代4の寸法によって異なる。

0021

フィルムのカットサイズ[mm]が短いほど、スダレコンベア7の1サイクルの回転速度との速度差が大きくなり、図10(B)に示すように、ロッド12による負荷により、上流側の折込み代4の折り込み時の衝撃が大きくなるという課題がある。逆に、フィルムのカットサイズ[mm]が大きすぎると、時間不足で、スダレコンベア7のスダレ開口部10が折込み代4を被包装物1の底面に折り込むことができなくなるという課題がある。前記速度差と本件実施例との差異については後述する。

0022

(実施例1)
前記従来のフィルム折込み機構を備えた包装装置は、等速度で回転するスダレコンベア7の1サイクルと、等速度で移動する被包装物1の1サイクル(第2サイドコンベア9の回転速度)と、の時間を合致させていたが、前記のような課題が生じていたので、本実施例1では、折込み代4の寸法に合わせて、被包装物の移動速度とスダレコンベア7の回転速度の速度比率[%]を調整するようにした。

0023

図4は本発明のフィルム折込み機構のタイムチャートである。図4において使用した符号は以下の通りである。
D[mm];被包装物の下面に、両端部の折込み代が折り込まれる折込み区間
PL[mm];フィルムのカットサイズ
Dt[mm];折込み代の寸法
WL[mm];被包装の寸法
Dc[mm];スダレ開口部が被包装物の一端に追い付くまでの被包装物の移動距離
Dv[mm];スダレ開口部が被包装物の一端に追い付いてから、折込み代が折り込まれるまでの、被包装物の移動距離
Vw[mm/cycle];被包装物の搬送速度
Vt[mm/cycle];スダレコンベアのスダレ開口部の移動速度

0024

前記折込み代の寸法Dt[mm]と、フィルムのカットサイズPL[mm]と、被包装の寸法WL[mm]との関係は次の数式(2)のような関係にあり、被包装物1の両端部の折込み代の寸法Dt[mm]は同一寸法となる。

0025

前記従来例では、スダレコンベア7の回転速度は常に一定であったが、本実施例1では、スダレ開口部10の移動する位置に応じて、スダレコンベア7の回転速度を変化させる。即ち、スダレ開口10が折込み区間D[mm]を移動する時は、スダレコンベア7の回転速度は低速で、スダレ開口10が折込み区間D[mm]以外を移動する時は、速度を上げる。そして、最終的には、フィルムのカットサイズPL[mm]の1サイクルの移動時間と、スダレ開口部10の1サイクルの移動時間とを合致させる。なお、被包装物の搬送速度Vw[mm/cycle]及びフィルム20の移動速度は等速である。
次に、スダレ開口10が折込み区間D[mm]を通過する時の被包装物1に対する速度比率[%]について説明する。スダレ開口10の移動速度Vtと被包装物1の移動速度Vwとの速度比率[%]は次の数式(3)で表される。

0026

前記の速度比率[%]は、折込み区間D[mm]と折込み代の寸法Dt[mm]との関係において、次のような数式(4)で表される。

0027

折込み区間D[mm]は固定した寸法であるので、前記数式(4)から、速度比率[%]は折込み代の寸法Dt[mm]によって決まることがわかる。従がって、被包装物1の搬送速度Vw[mm/cycle]に対する、スダレ開口部10が折込み区間D[mm]を移動する速度の速度比率[%]は折込み代の寸法Dt[mm]によって決定すればよい。

0028

次に、前記速度比率[%]の数式(4)を導き出すための過程を簡単に説明する。前記数式(3)で表すように、速度比率[%]は次のように表すことができる。

0029

そして、前記数式(3)のスダレ開口部の移動速度Vt[mm/cycle]は次の数式(5)ように表される。

0030

前記数式(5)の右辺は、被包装物の搬送速度Vw[mm/cycle]に、スダレ開口部10が被包装物を追い越すために要する速度を加えたものである。また、前記数式(5)のDc[mm]は、スダレ開口部10が被包装物1の後端に追い付くまでの補足距離を示している。スダレ開口部が被包装物に追いつくまでに移動する時間と、被包装物がDc[mm]の間を移動する時間は同一であるので、Dc[mm]は次のような数式(6)で表すことができる。

0031

前記数式(6)は、次のような数式(7)となる。

0032

前記数式(7)に前記数式(5)を代入すると次のような数式(8)になる。

0033

前記数式(8)を整理すると、Dc[mm]は次のような数式(9)に簡略化することができる。

0034

スダレコンベアの開口部の移動速度Vt[mm/cycle]を表す前記数式(5)に数式(9)を代入すると次のような数式(10)になる。

0035

速度比率[%]は、前記のように数式(3)で表したものであるから、
速度比率[%]=Vt[mm/cycle]/Vw[mm/cycle]*100 、となる。
この数式(3)に前記数式(10)を代入すると、次のような数式(11)になる。

0036

前記数式(11)のVw[mm/cycle]を通分すると、速度比率[%]を表す数式(4)を導き出すことができる。

0037

次に、前記数式(4)を用いて、実際の寸法を当てはめたものを説明する。図5は、フィルム折込み機構の従来例と本実施例1の比較図である。スダレコンベアの周回寸法[mm]は1143[mm]、折込み区間D[mm]は300[mm]で、折込み代4は50,75,100[mm]に設定している。なお、従来のフィルム折込み機構の速度比[%]は、数式1で計算している。

0038

従来例の数式(1)に前記数字を代入すると、図5に示す通り、フィルムのカットサイズPL[mm]が短いと、従来の速度比[%]は、571[%]、457[%]、381[%]・・と、速度差が大きくなりすぎて、折込み代4に負荷がかかることになる。これに対して、本実施例1では、前記数値を前記数式(4)に代入すると、折込み代4の寸法が50[mm]の場合は150[%]、75[mm]の場合は200[%]、100[mm]の場合は300[%]となる。前記数式(4)が示す通り、折込み区間D[mm]は固定であるから、速度比率[%]は折込み代の寸法Dt[mm]によって決まる。

0039

前記のように、スダレ開口部10の移動速度Vt[mm/cycle]に対する被包装物の搬送速度Vw[mm/cycle]の速度比率[%]を前記のように150[%]〜300[%]の間で維持する例を示したが、120[%]〜300[%]の間でスダレコンベア7の回転速度と第1と第2サイドコンベア6,9の搬送速度を調整し、折込み区間D[mm]でのスダレ開口10の移動速度Vtと被包装物1の移動速度Vwとの速度比率[%]の最適比を設定すればよい。120[%]以下ではスダレ開口部10の移動速度Vt[mm/cycle]が遅くなり折込み代4の寸法が短くなりすぎて役目を果たしづらくなる。なお、120%の時は、折込み代4の寸法は25[mm]である。また、300[%]以上になるとスダレ開口部10の移動速度Vt[mm/cycle]が早すぎて折込み代4に負荷がかかることになる。最も好ましいのは150[%]〜250[%]の間で速度比率[%]を設定する場合である。

0040

前記のように速度比率[%]を折込み代4の寸法[mm]に合わせて設定できるようにすることにより、折込み代4にかかる負荷を少なくして、柔らかな被包装物であっても、変形することなく包装することができる。

0041

(実施例2)
前記実施例1では、折込み代4の寸法に応じて、折込み区間D[mm]でのスダレコンベア7の回転速度と被包装物1の搬送速度の速度比率[%]を最適な比率に制御したが、この実施例2では、図6に示すように、吸引チャンバー8の吸引口11を広げて、吸引チャンバー8の天板23に引っかからないように、折込み代4の長さに応じてスライドするシャッター(図示せず)で変更できるようにした。このように、折込み代4の長さに応じて吸引口11の長さを変えることにより、折込み代4を鋭角に折り返さないようにして、折込み代4に負荷がかからないようにすることができる。なお、吸引口11をスダレ開口部10の移動に追従して、吸引口11を塞ぐシャッターを往復動するように構成してもよい。

0042

(実施例3)
図7は実施例3の説明図を示している。本実施例3は、吸引チェンバー8の吸引口11の天板23のエッジ部分に回転ローラ24を設けている。この回転ローラ24を設けることにより、折込み代4が天板23のエッジ部分に引っ掛かっても回転ローラ24が回転して、折込み代4に負荷がかからないように構成している。また、スダレコンベア7の上流側のロッド12(図10参照)が回転するように構成してもよい。

0043

本発明は、被包装物を包装するために、帯状フィルムを長手方向に沿って送りながら被包装物に被せて連続的にチューブ化して折込み代を残して裁断し、前記被包装物の両端部の折込み代を被包装物の下面に折り返すフィルム折込み機構を備えた包装装置に有用である。

0044

1被包装物
2搬入コンベア
3フィルム裁断
4折込み代
5フィルム折込み機構
6 第1サイドコンベア
7スダレコンベア
8吸引チェンバー
9 第2サイドコンベア
10 スダレ開口部
11吸引口
12ロッド
20 フィルム
21製筒機構
22搬出コンベア
23天板
24 回転ローラ

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