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技術 カステラ焼成用トンネルオーブン

出願人 株式会社七洋製作所
発明者 内山素行
出願日 2015年5月29日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2015-109341
公開日 2016年12月28日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2016-220599
状態 特許登録済
技術分野 ベイキング用装置 ベイキング、グリル、ロースティング
主要キーワード キャタビラ シャフト挿通用 連結枢支 搬送用ベルトコンベア 加熱ダクト 搬送コンベアー シャフトガイド 温度制御ブロック
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

本発明は、自動的に木枠内のガス抜きを行うことが可能なカステラ焼成用トンネルオーブンを提供することを目的とするものである。

解決手段

オーブン本体2と、オーブン本体2内に配置され、被焼成物充填される木枠が載置される載置領域24と、載置領域24と対向する非載置領域25を有し、かつ被焼成物が充填される木枠を搬送可能に形成された無端ベルト23と、無端ベルト23の載置領域24を加熱する上火加熱部19と、無端ベルト23の載置領域24の下方に配置され、無端ベルト23の載置領域24を加熱する下火加熱部20と、オーブン本体2内に配置され、無端ベルト23の載置領域24上に載置される木枠に被せられる覆板を開閉する開閉手段と、オーブン本体2内に配置され、覆板が開けられた状態で木枠内に空気を噴射可能な空気噴射手段とを備える。

概要

背景

カステラを製造するには普通、鶏卵砂糖小麦粉等に少量の水を混合した材料をかき混ぜて泡立てた生地種を木枠に入れてオーブンで焼き上げる。
例えば、デッキオーブンカステラ生地焼成する場合には、カステラ生地を約50℃で加温した後に、オーブンから取り出して泡切りを行う。

そして、オーブン内でカステラの上面を高温焼付けて、木枠を鉄板で覆った状態でオーブン内にて1時間程度の焼成を行う。この間に2回ほどオーブン内で鉄板を開いて木枠内のガス抜きを行う。

従って、3段式のデッキオーブンでは、同時に3ブロックのカステラしか焼成することができないために、大量のカステラを製造する場合には、連続的に焼成を行うことができるトンネルオーブンが使用され始めている。

この種のトンネルオーブンとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
具体的には、図9に示すように、加熱装置101を、熱風を生成する加熱炉102と、被焼成物搬送経路に沿って配設された加熱ダクト104とを具備する構成とし、かつ、加熱炉102により生成された熱風が加熱ダクト104を通り、再び加熱炉102に戻るよう構成している。

このような構成とすることで搬送コンベアー105のベルトは、オーブン106の被焼成物の搬送経路を移動する間に加熱ダクト104で加熱されることになる。

概要

本発明は、自動的に木枠内のガス抜きを行うことが可能なカステラ焼成用トンネルオーブンを提供することを目的とするものである。オーブン本体2と、オーブン本体2内に配置され、被焼成物が充填される木枠が載置される載置領域24と、載置領域24と対向する非載置領域25を有し、かつ被焼成物が充填される木枠を搬送可能に形成された無端ベルト23と、無端ベルト23の載置領域24を加熱する上火加熱部19と、無端ベルト23の載置領域24の下方に配置され、無端ベルト23の載置領域24を加熱する下火加熱部20と、オーブン本体2内に配置され、無端ベルト23の載置領域24上に載置される木枠に被せられる覆板を開閉する開閉手段と、オーブン本体2内に配置され、覆板が開けられた状態で木枠内に空気を噴射可能な空気噴射手段とを備える。

目的

本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、自動的に木枠内のガス抜きを行うことが可能なカステラ焼成用トンネルオーブンを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

オーブン本体と、該オーブン本体内に配置され、被焼成物充填される木枠が載置される載置領域と、該載置領域と対向する非載置領域を有し、かつ被焼成物が充填される木枠を搬送可能に形成された無端ベルトと、該無端ベルトの載置領域の上方に配置され、同無端ベルトの載置領域を加熱する上火加熱部と、前記無端ベルトの載置領域の下方に配置され、同無端ベルトの載置領域を加熱する下火加熱部と、前記オーブン本体内に配置され、前記無端ベルトの載置領域上に載置される前記木枠に被せられる覆板を開閉する開閉手段と、前記オーブン本体内に配置され、前記覆板が開けられた状態で木枠内に空気を噴射可能な空気噴射手段とを備えるカステラ焼成用トンネルオーブン

請求項2

前記開閉手段は、前記木枠の進行方向に沿う前記覆板の一方の側端のみを開閉可能な構成とされた請求項1に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

請求項3

前記上火加熱部は、温度センサーにより温度制御が可能な複数の上火分割加熱部から構成された請求項1または請求項2に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

請求項4

前記上火分割加熱部は、温度制御可能とされた複数の電熱ヒーターである請求項1、請求項2または請求項3に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

請求項5

前記下火加熱部は、温度センサーにより温度制御が可能な複数の下火分割加熱部から構成された請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

請求項6

前記下火分割加熱部は、温度制御可能とされた複数の電熱ヒーターである請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

請求項7

前記無端ベルトの非載置領域の近傍に配置され、同無端ベルトの非載置領域を加熱する予備加熱部を備える請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

請求項8

前記オーブン本体の搬入口に連設された搬送コンベアー上に、前記木枠内にカステラ生地を充填するカステラ生地充填装置を備える請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

請求項9

前記オーブン本体の搬入口とカステラ生地充填装置との間の搬送コンベアー上に、カステラ生地を加熱する電磁式加温装置を備える請求項8に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

請求項10

前記オーブン本体の搬入口と電磁式加温装置との間の搬送コンベアー上に、カステラ生地の表面のみを焼成する色付け装置を備える請求項9に記載のカステラ焼成用トンネルオーブン。

技術分野

0001

本発明は、カステラ焼成用トンネルオーブンに関する。詳しくは、カステラ生地が搬送される過程において焼成処理が行われるカステラ焼成用トンネルオーブンに係るものである。

背景技術

0002

カステラを製造するには普通、鶏卵砂糖小麦粉等に少量の水を混合した材料をかき混ぜて泡立てた生地種を木枠に入れてオーブンで焼き上げる。
例えば、デッキオーブンでカステラ生地を焼成する場合には、カステラ生地を約50℃で加温した後に、オーブンから取り出して泡切りを行う。

0003

そして、オーブン内でカステラの上面を高温焼付けて、木枠を鉄板で覆った状態でオーブン内にて1時間程度の焼成を行う。この間に2回ほどオーブン内で鉄板を開いて木枠内のガス抜きを行う。

0004

従って、3段式のデッキオーブンでは、同時に3ブロックのカステラしか焼成することができないために、大量のカステラを製造する場合には、連続的に焼成を行うことができるトンネルオーブンが使用され始めている。

0005

この種のトンネルオーブンとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
具体的には、図9に示すように、加熱装置101を、熱風を生成する加熱炉102と、被焼成物搬送経路に沿って配設された加熱ダクト104とを具備する構成とし、かつ、加熱炉102により生成された熱風が加熱ダクト104を通り、再び加熱炉102に戻るよう構成している。

0006

このような構成とすることで搬送コンベアー105のベルトは、オーブン106の被焼成物の搬送経路を移動する間に加熱ダクト104で加熱されることになる。

先行技術

0007

特開2002−166号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、トンネルオーブンでのカステラの焼成では、搬送コンベアー上の木枠に被せた鉄板を作業員が加熱炉内で2回ほど開く必要性が生じる。
そのために、加熱炉に開閉式の窓を設けて專用の作業者が窓を開いて木枠に被せた鉄板を手作業で開かなければならない。

0009

そのため、窓を開くときに加熱炉内の熱気が外部に放出されることで加熱炉内の温度、湿度調整に支障を来す恐れがある。

0010

本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、自動的に木枠内のガス抜きを行うことが可能なカステラ焼成用トンネルオーブンを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0011

上記の目的を達成するために、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンは、オーブン本体と、該オーブン本体内に配置され、被焼成物が充填される木枠が載置される載置領域と、該載置領域と対向する非載置領域を有し、かつ被焼成物が充填される木枠を搬送可能に形成された無端ベルトと、該無端ベルトの載置領域の上方に配置され、同無端ベルトの載置領域を加熱する上火加熱部と、前記無端ベルトの載置領域の下方に配置され、同無端ベルトの載置領域を加熱する下火加熱部と、前記オーブン本体内に配置され、前記無端ベルトの載置領域上に載置される前記木枠に被せられる覆板を開閉する開閉手段と、前記オーブン本体内に配置され、前記覆板が開けられた状態で木枠内に空気を噴射可能な空気噴射手段とを備える。

0012

ここで、オーブン本体内に配置され、被焼成物が充填される木枠が載置される載置領域と、載置領域と対向する非載置領域を有し、かつ被焼成物が充填される木枠を搬送可能に形成された無端ベルトによって、木枠を所定の距離まで継続的に搬送することが可能となる。

0013

また、無端ベルトの載置領域の上方に配置され、無端ベルトの載置領域を加熱する上火加熱部によって、木枠内に充填される被焼成物を無端ベルトで所定の距離まで搬送する間に上方より加熱することが可能となる。

0014

また、無端ベルトの載置領域の下方に配置され、無端ベルトの載置領域を加熱する下火加熱部によって、無端ベルトの載置領域上に載置された木枠内に充填される被焼成物を、無端ベルトを介して下部から加熱することが可能となる。

0015

また、オーブン本体内に配置され、無端ベルトの載置領域上に載置される木枠に被せられる覆板を開閉する開閉手段によって、被焼成物が加熱されることで木枠内に発生したガスを放出することが可能となる。

0016

また、オーブン本体内に配置され、覆板が開けられた状態で木枠内に空気を噴射可能な空気噴射手段によって、覆板を開いた状態で木枠内に空気を噴射させることでガスを瞬時に放出することが可能となる。

0017

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、開閉手段が、木枠の進行方向に沿う覆板の一方の側端のみを開閉可能な構成とされた場合には、木枠内の温度を急激に低下させることなくガス抜きを行うことが可能となる。

0018

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、上火加熱部が、温度センサーにより温度制御が可能な複数の上火分割加熱部から構成された場合には、木枠が無端ベルトの載置領域によって搬送される間に、木枠内に充填される被焼成物の焼き具合を調整することが可能となる。

0019

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、上火分割加熱部が、温度制御可能とされた複数の電熱ヒーターである場合には、無端ベルトの載置領域上に載置される被焼成物の焼き具合に応じての電流値を調整するだけで温度調整を容易に行うことが可能となる。

0020

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、下火加熱部が、温度センサーにより温度制御が可能な複数の下火分割加熱部から構成された場合には、無端ベルトの載置領域を均一に温度調整することが可能となる。

0021

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、下火分割加熱部が、温度制御可能とされた複数の電熱ヒーターである場合には、電流値を調整するだけで温度調整を容易に行うことが可能となる。

0022

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、無端ベルトの非載置領域の近傍に配置され、無端ベルトの非載置領域を加熱する予備加熱部を備える場合には、無端ベルトの載置領域と無端ベルトの非載置領域との温度差を出来る限り小さくすることが可能となる。これにより、無端ベルトの熱変形を抑制することが可能となる。

0023

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、オーブン本体の搬入口に連設された搬送コンベアー上に、木枠内にカステラ生地を充填するカステラ生地充填装置を備える場合には、搬送コンベアー上で木枠内に所定のカステラ生地を自動的に充填することが可能となる。

0024

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、オーブン本体の搬入口とカステラ生地充填装置との間の搬送コンベアー上に、カステラ生地を加熱する電磁式加温装置を備える場合には、電磁式によって短時間でカステラ生地全体を所定温度まで加熱することが可能となる。

0025

また、本発明に係るカステラ焼成用トンネルオーブンにおいて、オーブン本体の搬入口と電磁式加温装置との間の搬送コンベアー上に、カステラ生地の表面のみを焼成する色付け装置を備える場合には、カステラ生地全体を所定温度まで加熱した後に、カステラ生地の上面のみを高温で焼成することでこげ茶色の色付けを行うことが可能となる。

発明の効果

0026

本発明のカステラ焼成用トンネルオーブンによれば、自動的に木枠内のガス抜きを行うことが可能となる。

図面の簡単な説明

0027

本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの一例を説明するための平面模式図である。
本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンにおけるオーブン本体の一例を説明するための側面模式図である。
本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンにおけるオーブン本体の焼成装置の一例を説明するための正面断面模式図である。
本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンにおけるオーブン本体の焼成装置の一例を説明するための平面断面模式図である。
本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブン焼成装置の上火加熱部の温度制御の一例を説明するための模式図(A)及び、本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの焼成装置の下火加熱部の温度制御の一例を説明するための模式図(B)並びに、本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの焼成装置の予備加熱部の温度制御の一例を説明するための模式図(C)である。
本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンにおけるオーブン本体の開閉装置の一例をするための立体模式図である。
本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンにおけるオーブン本体の開閉装置の一例の開始状態を説明するための模式図である。
本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンにおけるオーブン本体の開閉装置の一例の覆板の開放状態を説明するための模式図である。
従来のオーブンの一例を説明するための模式図である。

実施例

0028

以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら詳述する。

0029

図1は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの一例を説明するための平面模式図、図2は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの一例を説明するための側面模式図である。

0030

また、図3は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンにおけるオーブン本体の焼成装置の一例を説明するための正面断面模式図、図4は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンにおけるオーブン本体の焼成装置の一例を説明するための平面断面模式図である。

0031

ここで示すカステラ焼成用トンネルオーブン1は、オーブン本体2と、このオーブン本体2の投入口3に搬送用ベルトコンベアー4を介して連設された色付け装置5と、この色付け装置5に搬送用ベルトコンベアー4Aを介して連設された電磁式加温装置6とから構成されている。

0032

更に、電磁式加温装置6には搬送用ベルトコンベアー4Bを介してカステラ生地充填装置7が連設されている。

0033

ここで、オーブン本体2は、基台8上に、両端開口状の搬送路9が形成された構成とされている。

0034

この搬送路9の一方の開口端には被焼成物(図示せず。)を投入するための投入口3が形成され、他方の開口端には被焼成物(図示せず。)を取り出すための取出口10が形成されている。

0035

また、搬送路9の長手方向に沿った両側の壁面11に耐熱性ガラス(図示せず。)が取り付けられた12個の窓部12がそれぞれに配置されている。

0036

また、搬送路9の上端面には、この搬送路9内と連通状とされる12個の湿度調整用ダンパー13が配置されている。
更に、搬送路9の投入口3近傍の壁面11に操作パネル部15が設けられている。

0037

ここで、オーブン本体2内に取り付けられる焼成装置17は、オーブン本体2の搬送路9の投入口3から取出口10までの間に配置される搬送部18と、上火加熱部19と、下火加熱部20と、予備加熱部21とから構成されている。

0038

この搬送部18は、基台8の投入口3側に配置されるプーリー14と基台8の取出口10側に配置される駆動プーリー22の間に無端ベルト23が渡設されている。この無端ベルト23は、熱伝導性に優れた、例えばキャタビラ式のステンレス鋼板で形成されている。

0039

また、駆動プーリー22には、駆動モーター(図示せず。)が取り付けられ、駆動プーリー22の回転で無端ベルト23が回転可能な構成とされている。

0040

また、無端ベルト23が投入口3から取出口10の方向に移動し、被焼成物が載置されて搬送される間が載置領域24とされ、この載置領域24に対向し、無端ベルト23が取出口10から投入口3の方向に移動する間が非載置領域25とされている。

0041

ここで、無端ベルト23の載置領域24の上方に、被焼成物を加熱する上火加熱部19が配置されている。更に上火加熱部19は、12個の上火分割加熱部26から構成されている。

0042

また、無端ベルト23の載置領域24の下方に配置され、この無端ベルト23の載置領域24を加熱する下火加熱部20が配置されている。更に、下火加熱部20は、12個の下火分割加熱部27から構成されている。

0043

また、無端ベルト23の非載置領域25の下方に配置され、この無端ベルト23の非載置領域25を加熱する12個の予備加熱部21が配置されている。

0044

次に、図5(A)は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブン焼成装置の上火加熱部の温度制御の一例を説明するための模式図である。また、図5(B)は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの焼成装置の下火加熱部の温度制御の一例を説明するための模式図である。更に、図5(C)は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの焼成装置の予備加熱部の温度制御の一例を説明するための模式図である。

0045

ここで、上火分割加熱部26は、3個の上火分割加熱部26を1つの温度制御ブロック28として4個の温度制御ブロックに分けられている。
更に、温度制御ブロック28の各上火分割加熱部26は、無端ベルト(図示せず。)の長手方向に沿って4個の電熱ヒーター29から構成されている。
この4個の電熱ヒーター29は、例えば、上火1、上火2、上火3及び上火4とされ、電熱ヒーター29ごとに温度調整が可能な構成とされている。

0046

また、温度制御ブロック28の略中央には温度センサー30が設けられ、この温度センサー30で炉内の温度を検知して温度制御ブロック28ごとの上火分割加熱部26の電熱ヒーター29ごとの温度調整を行う構成とされている。

0047

また、図5(B)に示すように、下火分割加熱部27は、3個の下火分割加熱部27を1つの温度制御ブロック28Aとして4個の温度制御ブロックに分けられている。
更に、温度制御ブロック28Aの各下火分割加熱部27は、無端ベルト(図示せず。)の長手方向に沿って2個の電熱ヒーター29から構成されている。
この2個の電熱ヒーター29は、例えば、下火1及び下火2に分割され、電熱ヒーター29ごとの温度調整が可能な構成とされている。

0048

また、温度制御ブロック28Aの中央には温度センサー30Aが設けられ、この温度センサー30Aで炉内の温度を検知して各下火分割加熱部27の電熱ヒーター29の温度調整を行う構成とされている。

0049

また、図5(C)に示すように、予備加熱部21は、3個の予備加熱部21を1つの温度制御ブロック28Bとして4個の温度制御ブロックに分けられている。
更に、温度制御ブロック28Bの各予備加熱部21は、無端ベルト(図示せず。)の長手方向に対して直角状に2個の電熱ヒーター29から構成されている。
この2個の電熱ヒーター29は、例えば、予熱1及び予熱2に分割され、電熱ヒーター29ごとの温度調整が可能な構成とされている。

0050

また、温度制御ブロック28Bの中央には温度センサー30Bが設けられ、この温度センサー30Bで炉内の温度を検知して予備加熱部21の電熱ヒーター29ごとの温度調整を行う構成とされている。

0051

また、湿度調整用ダンパー13は、3個の湿度調整用ダンパー13を1つのブロックとして湿度調整可能な構成とされている。

0052

次に、図6は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの開閉手段の一例を説明するための立体模式図、図7は本発明を適用したカステラ焼成用トンネルオーブンの開閉手段取り付けたオーブン本体の一例を説明するための模式図である。

0053

ここで、覆板を開閉する手段としての開閉装置31は、オーブン本体2の長手方向の略中央より取出口10までの間に2個配置された構成とされている。

0054

この開閉装置31は、オーブン本体2の外壁32の上面33の略中央にベース34が取り付けられている。このベース34の中央にシャフト挿通用穴(図示せず。)が開口されると共に、シャフト挿通用穴と連通状としたシャフトガイド筒体35がオーブン本体2内に向けて貫通された構成とされている。

0055

また、ベース34上にリフト部37が立設された構成とされている。このリフト部37は、シャフト挿通用穴を介して対向する位置にシャフト38及びエアーシリンダー39が立設され、これらのシャフト38の上端及びエアーシリンダー39のロッド(図示せず。)との間に、リングプレート40の両端が連結枢支されている。

0056

そして、シャフトガイド筒体35内にリフト用シャフト36が挿通され、このリフト用シャフト36の上端がリングプレート40の長穴41内に遊嵌状に連結枢支されている。
これにより、エアーシリンダー39のロッド(図示せず。)を上下動させた場合に、リングプレート40がシャフト38の上端を起点として上下動することになる。その結果、リングプレート40の略中央に連結枢支されたリフト用シャフト36がシャフトガイド筒体35内を上下動可能となる。

0057

更に、ベース34上にガイドシャフト(42、42)が立設され、このガイドシャフト(42、42)にガイドパイプ(43、43)が外挿されている。そして、このガイドパイプ(43、43)とリフト用シャフト36がガイドプレート44で互いに連結された構成とされている。
これにより、ガイドプレート44によりリフト用シャフト36を安定した状態で上下動可能とすることが可能となる。

0058

また、リフト用シャフト36下端に、懸架用プレート45が水平状に取り付けられている。この懸架用プレート45の一端にサイドローラ用枠体46が鉛直状に配置され、このサイドローラ用枠体46の両端の内側に押圧ローラ(47、47)が取付けられている。

0059

この押圧ローラ(47、47)は、無端ベルト(図示せず。)の進行方向に沿って回転自在な構成とされている。

0060

また、懸架用プレート45の他端に、係留ローラ用枠体48が取付けられ、この係留ローラ用枠体48の内側に、ベアリングで回転自在とされた係留ローラ49が配置されている。

0061

ここで、押圧ローラ(47、47)と係留ローラ49との距離は、覆板50の幅長さと略同等の長さとされている。

0062

このような構成の開閉装置31は、図7に示すように、木枠51の開口端に載置された覆板50の下方に係留ローラ49が位置するまで懸架用プレート45がリフト用シャフト36によって停止状態とされている。

0063

従って、無端ベルト(図示せず。)上の木枠51が押圧ローラ(47、47)と係留ローラ49との間を通過する際に、押圧ローラ(47、47)で覆板50の一端が木枠51の開口端まで押圧される。

0064

これにより、覆板50の他端が木枠51の開口端と係留ローラ49との間に突出することになる。

0065

そして、図8に示すように、懸架用プレート45を上方へ移動させることで係留ローラ49が覆板50の他端の裏面に係留して覆板50が持ち上げられることにより木枠51が開口されることになる。

0066

また、開閉装置31が配置されるオーブン本体2の内壁面52に空気噴射手段としての空気噴出部53が設けられている。

0067

この空気噴出部53は、開閉装置31の係留ローラ49側の内壁面52に、木枠51の開口端よりも高い位置に配置されている。

0068

更に、空気噴出部53の先端には噴出穴54が木枠51内に向けて開口され、オーブン本体2外部に配置されたエアーコンプレッサー(図示せず。)に接続されることで空気噴出部53の噴出穴54から圧縮空気噴出する構成とされている。

0069

また、圧縮空気の噴出は、係留ローラ49で覆板50の他端が持ち上げられることにより木枠51が開口すると同時に行われるように制御された構成とされている。

0070

これにより、木枠51が開口すると同時に圧縮空気が木枠51内に噴出されて木枠51内のガスが瞬時に木枠51外へ放出されることが可能となる。

0071

また、前記図1におけるカステラ生地充填装置7は、計量された一定量のカステラ生地を木枠(図示せず。)内に充填する装置である。

0072

また、前記図1における電磁式加温装置6は、マイクロ波によって木枠内のカステラ生地を約50℃まで加熱する装置である。

0073

また、前記図1における色付け装置5は、電磁式加温装置6で加熱されたカステラ生地の泡切りを行った後に、カステラ生地の表面のみを電熱ヒーター(図示せず。)により焼成することでカステラ特有のこげ茶色の色付けを行う装置である。

0074

以上の構成よりなる本発明の焼成装置及びオーブンでは、前記図1に示すように、まず、搬送用ベルトコンベアー4B上に鉄板(図示せず。)を載せる。そして、この鉄板上に2段の木枠(図示せず。)を載せてカステラ生地充填装置7で一定量のカステラ生地を木枠(図示せず。)内に充填する。

0075

更に、搬送用ベルトコンベアー4Bで木枠を電磁式加温装置6内に搬送して電磁式加温装置6で約50℃まで加熱する。

0076

そして、電磁式加温装置6内より取り出された木枠内のカステラ生地は、搬送用ベルトコンベアー4A上に作業者(図示せず。)により泡切りが行われて色付け装置5内に搬送される。

0077

このようにして、カステラ生地の上面のみを焼成することでカステラ特有のこげ茶色の色付けを行った後に、色付け装置5内から取り出して搬送用ベルトコンベアー4上にて作業者(図示せず。)により覆板(図示せず。)で木枠の開口部を覆う。

0078

そして、搬送用ベルトコンベアー4を介してオーブン本体2の投入口3から無端ベルト(図示せず。)上に木枠が搬送されることになる。

0079

ここで、前記図3に示すように、カステラ生地が充填された木枠(図示せず。)が無端ベルト23の載置領域24の投入口3側から取出口10側へと搬送される間に、上火加熱部19と下火加熱部20によって加熱される。

0080

このようにして上火加熱部19と下火加熱部20によって無端ベルト23の載置領域24面上の木枠が上下面より加熱される。

0081

また、温度制御ブロック28ごとに配置される湿度調整用ダンパー13の排気調整を行うことで搬送路9内の湿度調整を行う。

0082

このようにして、オーブン本体2内で木枠が加熱されることでカステラ生地と木枠からの水分が蒸気となって木枠内に充満することになる。

0083

ここで、前記図7に示すように、予め開閉装置31のリフト用シャフト36は、木枠51の開口端に載置された覆板50の下方に係留ローラ49が位置する状態で停止されている。

0084

そして、木枠50がリフト用シャフト36の下方を通過する際に、押圧ローラ(47、47)で覆板50の一端が木枠51の開口端まで押圧され、覆板50の他端が木枠51の開口端と係留ローラ49との間に突出することになる。

0085

このときに、懸架用プレート45を上方へ移動させることで係留ローラ49が覆板50の他端の裏面に係留して持ち上げられて木枠51が開口されると同時に、圧縮空気が木枠51内に噴出されて木枠51内のガスが瞬時に木枠51外へ放出されることになる。

0086

更に、圧縮空気を噴出した後に、懸架用プレート45を下方へ移動させて覆板50で木枠51を閉塞することで木枠51内のガス抜きを行うことが可能となる。

0087

このようにして、開閉装置31がオーブン本体2の長手方向の略中央より取出口10までの間に2個配置されことで木枠51がオーブン本体2の取出口10に搬送されるまでに充分なガス抜きを行うことができる。

0088

本発明によれば、無端ベルトのよる木枠の搬送を停止させることなく木枠内のガス抜きを自動的に行うことができる。

0089

これにより、作業者によるガス抜きの工程を省くことが可能となることでトンネルオーブンによる効率の良いカステラ生地の焼成が可能となる。

0090

なお、本実施の形態では、開閉手段は、木枠の進行方向に沿う覆板の一方の側端のみを開閉可能な構成とするものであるが、必ずしもこのような構成とする必要性はない。

0091

しかし、覆板の他方の側端を支点として方の側端のみを開閉することで機構を簡略化でき、かつ安定した開閉が行えるという点において覆板の一方の側端のみを開閉可能な構成とすることが望ましい。

0092

また、本実施の形態では、上火加熱部が、温度センサーにより温度制御が可能な複数の上火分割加熱部を有するものであるが、必ずしもこのような上火分割加熱部を有する必要性はない。

0093

しかし、被焼成物では微妙な焼き具合を必要とするために、上火加熱部を複数の上火分割加熱部とし、温度センサーにより温度調整を行う機構とすることが望ましい。

0094

また、本実施の形態では、下火加熱部が、温度センサーにより温度制御が可能な複数の下火分割加熱部を有するものであるが、必ずしもこのような下火分割加熱部を有する必要性はない。

0095

しかし、被焼成物の下部からの焼成では、微妙な焼き具合を必要とするために、複数の下火分割加熱部とし、温度センサーにより温度調整を行う機構とすることが望ましい。

0096

また、本実施の形態では、上火分割加熱部、あるいは下火分割加熱部が、温度制御可能とされた複数の電熱ヒーターである場合を詳述するものであるが、必ずしも上火分割加熱部、あるいは下火分割加熱部が電熱ヒーターである必要性はない。

0097

例えば、上火分割加熱部、あるいは下火分割加熱部をガス等の熱源としても構わないが、温度調整が非常に容易に行え、かつ安全性の優れた電熱ヒーターを使用することが望ましい。

0098

また、本実施の形態では、無端ベルトの非載置領域の近傍に配置され、無端ベルトの非載置領域を加熱する予備加熱部を備えるものであるが、必ずしもこのような予備加熱部を備える必要性はない。

0099

しかし、無端ベルトの非載置領域を予備加熱部で加熱することで無端ベルトの載置領域との温度差が小さくなり、温度差による無端ベルトの変形を防止することができるという点において予備加熱部を備えることが望ましい。

0100

また、本実施の形態では、オーブン本体に、木枠内にカステラ生地を充填するカステラ生地充填装置を備えるものであるが、必ずしもこのようなカステラ生地充填装置を備える必要性はない。

0101

しかし、作業効率を向上させるという点においてカステラ生地充填装置を備えることが望ましい。

0102

また、本実施の形態では、オーブン本体に、カステラ生地を加熱する電磁式加温装置を備えるものであるが、必ずしもこのような電磁式加温装置を備える必要性はない。

0103

しかし、作業効率を向上させるという点において電磁式加温装置を備えることが望ましい。

0104

また、本実施の形態では、オーブン本体に、カステラ生地の表面のみを焼成する色付け装置を備えるものであるが、必ずしもこのような色付け装置を備える必要性はない。
しかし、作業効率を向上させるという点において色付け装置を備えることが望ましい。

0105

1カステラ焼成用トンネルオーブン
2オーブン本体
3投入口
4、4A、4B搬送用ベルトコンベアー
5色付け装置
6電磁式加温装置
7カステラ生地充填装置
8基台
9搬送路
10取出口
11 壁面
12 窓部
13湿度調整用ダンパー
14プーリー
15操作パネル部
17焼成装置
18 搬送部
19 上火加熱部
20 下火加熱部
21予備加熱部
22駆動プーリー
23無端ベルト
24 載置領域
25 非載置領域
26 上火分割加熱部
27 下火分割加熱部
28、28A、28B温度制御ブロック
29電熱ヒーター
30、30A、30B温度センサー
31開閉装置
32外壁
33 上面
34ベース
35シャフトガイド筒体
36リフト用シャフト
37 リフト部
38 シャフト
39エアーシリンダー
40リングプレート
41長穴
42ガイドシャフト
43ガイドパイプ
44ガイドプレート
45懸架用プレート
46サイドローラ用枠体
47押圧ローラ
48ローラ用枠体
49係留ローラ
50 覆板
51木枠
52内壁面
53空気噴出部
54 噴出穴

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