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図面 (20)

課題

リソース転送システムのシステムおよび技法を提供すること。

解決手段

第1のリソースプールから第2のリソースプールにリソースの第1の量を転送する命令が、受信され得る。ホールドが、第1のリソースプール内のリソースの第2の量にかけられ得る。第1のリソースのホールドされた第2の量は、ホールドが解放されるまで、第1のリソースプールから転送され得ない。ホールドに対する条件を満足するメッセージと転送を実行する命令との受信に応答して、ホールドが、解放される。第1のリソースプール内にあり、リソースに関連するレジスタが、第1の量だけ減分され得、第2のリソースプール内にあり、リソースに関連するレジスタが、第1の量だけ増分され得る。

概要

背景

2つの当事者の間でのリソース転送は、1つまたは複数の第三者関与を必要とする場合がある。たとえば、送信当事者が、あるタイプの送信すべきリソース(ドルなど)を有するが、受信当事者が、異なるタイプのリソース(ユーロなど)の受信を期待する場合には、送信当事者のリソース(ドル)を受信当事者によって期待されるリソース(ユーロ)に変換するために第三者が必要とされる場合がある。より多くの当事者が、リソース転送に導入される可能性がある。たとえば、第1の仲介者はドルを円に変換することができ、第2の仲介者は受信当事者のために円をユーロに変換することができる。仲介者の数が増加するにつれて、転送に関与する当事者に関するリスクが高まる可能性がある。たとえば、送信当事者と受信当事者との間の第三者のうちの1つ(仲介者など)がリソース(送信当事者からのドルなど)を得るが、これを異なるタイプのリソース(たとえば、円)に変換して受信当事者に向けて別の仲介者に渡すのではなく、そのまま保持することが可能な場合がある。第三者がユーロなどのリソースを受信当事者に転送し、その後、送信当事者、または送信当事者と第三者との間の仲介者のいずれによっても払い戻され得ないことも可能である場合がある。悪意のある送信当事者は、他の当事者のうちの1つまたは複数によって保持されるリソースを一時的に取引に結び付けるために、故意に失敗するように設計されたリソース転送を開始することもできる。

概要

リソース転送システムのシステムおよび技法を提供すること。第1のリソースプールから第2のリソースプールにリソースの第1の量を転送する命令が、受信され得る。ホールドが、第1のリソースプール内のリソースの第2の量にかけられ得る。第1のリソースのホールドされた第2の量は、ホールドが解放されるまで、第1のリソースプールから転送され得ない。ホールドに対する条件を満足するメッセージと転送を実行する命令との受信に応答して、ホールドが、解放される。第1のリソースプール内にあり、リソースに関連するレジスタが、第1の量だけ減分され得、第2のリソースプール内にあり、リソースに関連するレジスタが、第1の量だけ増分され得る。11

目的

さらに、前述の要約と以下の詳細な説明との両方が、例であり、特許請求の範囲の範囲を限定せずにさらなる説明を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

第1のリソースプールから第2のリソースプールに第1のリソースタイプの第1の量を転送する命令を受信するステップと、前記第1のリソースプール内の前記第1のリソースタイプの第2の量にホールドをかける命令を受信するステップと、前記第1のリソースプール内の前記第1のリソースタイプの前記第2の量に前記ホールドをかけることの許可を受信するステップと、前記許可の受信に応答して、前記第1のリソースタイプのホールドされた第2の量を作成するために前記第1のリソースプール内の前記第1のリソースタイプの前記第2の量にホールドをかけるステップであって、前記第1のリソースタイプの前記ホールドされた第2の量は、前記ホールドが解放されるまで、前記第1のリソースプールから転送され得ない、ホールドをかけるステップと、前記ホールドの条件を満足するメッセージを受信するステップと、前記第1のリソースプールから前記第2のリソースプールへの前記第1のリソースタイプの前記第1の量の前記転送を実行する命令を受信するステップと、前記ホールドに対する前記条件を満足する前記メッセージと前記転送を実行する前記命令との受信に応答して、前記第1のリソースタイプの前記ホールドされた第2の量に対する前記ホールドを解放し、前記第1のリソースプール内にあり、前記第1のリソースタイプに関連する第1のレジスタを前記第1の量だけ減分し、前記第2のリソースプール内にあり、前記第1のリソースタイプに関連する第2のレジスタを前記第1の量だけ増分するステップとを含む、データ処理装置上で実行されるコンピュータ実施方法

請求項2

前記第1のレジスタの前記減分と前記第2のレジスタの前記増分とを示す転送確認レシートを送信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記ホールドの前記条件は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージであるメッセージによって満足され、前記署名されたメッセージは、秘密鍵暗号を用いて署名され、公開暗号鍵を用いて検証される、請求項1に記載の方法。

請求項4

前記ホールドに対する前記条件は、第3のリソースプール内にあり、第2のリソースタイプに関連する第3のレジスタが第3の量だけ減分されたことと、第4のリソースプール内にあり、前記第2のリソースタイプに関連する第4のレジスタが前記第3の量だけ増分されたこととを示す転送確認レシートであるメッセージによって満足される、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記第2のリソースプールおよび前記第3のリソースプールは、第1の当事者によって制御されるリソースを追跡する、請求項4に記載の方法。

請求項6

前記ホールドをかけることの前記許可は、前記第1のリソースプールによって追跡されるリソースを制御する第1の当事者の秘密暗号鍵によって署名されたステートメントを有するメッセージを含む、請求項1に記載の方法。

請求項7

前記ホールドをかける前に前記第1の当事者の前記秘密暗号鍵によって署名された前記ステートメントを検証するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。

請求項8

前記ホールドをかけた後に、前記ホールドがかけられたことを示す準備済み転送レシートを送信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。

請求項9

前記第1のリソースタイプの前記第2の量に対する前記ホールドを解放し、前記第1のリソースプール内にあり、前記第1のリソースタイプに関連する第1のレジスタを前記第1の量だけ減分し、前記第2のリソースプール内にあり、前記第1のリソースタイプに関連する第2のレジスタを前記第1の量だけ増分するステップは、前記ホールドに対する前記条件を満足する前記メッセージと前記転送を実行する前記命令との受信時に決定論的に実行され、停止され得ない、請求項1に記載の方法。

請求項10

前記リソースタイプは、通貨、暗号通貨、金融商品物品物理商品、特定の品物、または計算リソースを含む、請求項1に記載の方法。

請求項11

提案される転送を含むメッセージを受信するステップであって、前記提案される転送は、第1のリソースプールから第2のリソースプールへの第1のリソースタイプの第1の量のソース転送と、第3のリソースプールから第4のリソースプールへの第2のリソースタイプの第2の量の宛先転送とを含む、受信するステップと、ホールドが前記第1のリソースプール内の前記第1のリソースタイプの第3の量にかけられたことを示すメッセージを受信するステップと、前記宛先転送の実行に関連する少なくとも1つのメッセージを送信するステップと、前記第1のリソースプール内の前記第1のリソースタイプの前記第3の量の前記ホールドに関する条件が満足されたことを示すメッセージを受信するステップと、前記第1のリソースプールから前記第2のリソースプールへの前記第1のリソースタイプの前記第1の量の前記ソース転送を実行する命令を送信するステップとを含む、データ処理装置上で実行されるコンピュータ実施方法。

請求項12

前記第1のリソースプール内の前記第1のリソースタイプの前記第3の量に対する前記ホールドの前記条件は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージであるメッセージの受信である、請求項11に記載の方法。

請求項13

前記第1のリソースプール内の前記第1のリソースタイプの前記第3の量に対する前記ホールドの前記条件は、前記第3のリソースプール内にあり、前記第2のリソースタイプに関連する第1のレジスタが前記第2の量だけ減分されたことと、前記第4のリソースプール内にあり、前記第2のリソースタイプに関連する第2のレジスタが前記第2の量だけ増分されたこととを示す転送確認レシートであるメッセージの受信である、請求項11に記載の方法。

請求項14

前記宛先転送の実行に関連する前記少なくとも1つのメッセージを送信するステップは、前記第3のリソースプール内の前記第2のリソースタイプの第4の量にホールドをかけることを可能にする許可を送信するステップと、前記第3のリソースプールから前記第4のリソースプールへの前記第2のリソースタイプの前記第2の量の前記宛先転送を実行する命令を送信するステップとのうちの1つまたは複数をさらに含む、請求項11に記載の方法。

請求項15

前記第2のリソースプールおよび前記第3のリソースプールは、第1の当事者によって制御されるリソースを追跡する、請求項11に記載の方法。

請求項16

前記第1のリソースタイプの前記第1の量の価値は、前記第2のリソースタイプの前記第2の量の価値より高い、請求項11に記載の方法。

請求項17

ホールドがかけられたことを示す前記メッセージは、秘密暗号鍵を用いて署名された準備済み転送レシートを含み、前記方法は、公開暗号鍵を用いて前記準備済み転送レシートを検証するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。

請求項18

前記リソースタイプは、通貨、暗号通貨、金融商品、物品、または計算リソースを含む、請求項11に記載の方法。

請求項19

転送チェーン内の複数のリソース追跡システムのそれぞれから準備済み転送レシートを受信するステップであって、前記準備済み転送レシートは、前記リソース追跡システムの各々がそれぞれのリソースタイプのそれぞれの量にホールドをかけたことを示す、受信するステップと、前記複数のリソース追跡システムのそれぞれおよび複数のインターメディアリのそれぞれに署名されたメッセージを送信するステップであって、前記署名されたメッセージは、前記リソース追跡システムのそれぞれによってかけられた前記ホールドのそれぞれに関する条件を満足し、前記複数のインターメディアリのそれぞれに、転送を実行する少なくとも1つの命令を前記複数のリソース追跡システムうちの少なくとも1つに送信させる、送信するステップとを含む、データ処理装置上で実行されるコンピュータ実施方法。

請求項20

前記署名されたメッセージを前記複数のリソース追跡システムのそれぞれおよび前記複数のインターメディアリに送信する前に、秘密暗号鍵を用いて前記署名されたメッセージに署名するステップをさらに含む、請求項19に記載のコンピュータ実施方法。

背景技術

0001

2つの当事者の間でのリソース転送は、1つまたは複数の第三者関与を必要とする場合がある。たとえば、送信当事者が、あるタイプの送信すべきリソース(ドルなど)を有するが、受信当事者が、異なるタイプのリソース(ユーロなど)の受信を期待する場合には、送信当事者のリソース(ドル)を受信当事者によって期待されるリソース(ユーロ)に変換するために第三者が必要とされる場合がある。より多くの当事者が、リソース転送に導入される可能性がある。たとえば、第1の仲介者はドルを円に変換することができ、第2の仲介者は受信当事者のために円をユーロに変換することができる。仲介者の数が増加するにつれて、転送に関与する当事者に関するリスクが高まる可能性がある。たとえば、送信当事者と受信当事者との間の第三者のうちの1つ(仲介者など)がリソース(送信当事者からのドルなど)を得るが、これを異なるタイプのリソース(たとえば、円)に変換して受信当事者に向けて別の仲介者に渡すのではなく、そのまま保持することが可能な場合がある。第三者がユーロなどのリソースを受信当事者に転送し、その後、送信当事者、または送信当事者と第三者との間の仲介者のいずれによっても払い戻され得ないことも可能である場合がある。悪意のある送信当事者は、他の当事者のうちの1つまたは複数によって保持されるリソースを一時的に取引に結び付けるために、故意に失敗するように設計されたリソース転送を開始することもできる。

課題を解決するための手段

0002

本明細書で開示されるシステムおよび技法は、リソース転送システムを可能にすることができる。開示される主題の追加の特徴、利点、および実施形態は、以下の詳細な説明、図面、および特許請求の範囲に示され、またはこれを考慮することから明白になり得る。さらに、前述の要約と以下の詳細な説明との両方が、例であり、特許請求の範囲の範囲を限定せずにさらなる説明を提供することが意図されていることを理解されたい。

0003

第1のリソースプールから第2のリソースプールに第1のリソースタイプの第1の量を転送する命令が、受信され得る。第1のリソースプール内の第1のリソースタイプの第2の量にホールドをかける命令が、受信され得る。第1のリソースプール内の第1のリソースタイプの第2の量にホールドをかけることの許可。許可の受信に応答して、ホールドが、第1のリソースタイプのホールドされた第2の量を作成するために第1のリソースプール内の第1のリソースタイプの第2の量にかけられ得る。第1のリソースタイプのホールドされた第2の量は、ホールドが解放されるまで、第1のリソースプールから転送され得ない。

0004

ホールドの条件を満足するメッセージが、受信され得る。第1のリソースプールから第2のリソースプールへの第1のリソースタイプの第1の量の転送を実行する命令が、受信され得る。ホールドに対する条件を満足するメッセージと転送を実行する命令との受信に応答して、第1のリソースタイプのホールドされた第2の量に対するホールドが、解放され得、第1のリソースプール内にあり、第1のリソースタイプに関連する第1のレジスタが、第1の量だけ減分され得、第2のリソースプール内にあり、第1のリソースタイプに関連する第2のレジスタが、第1の量だけ増分され得る。

0005

提案される転送を含むメッセージが、受信され得る。提案される転送は、第1のリソースプールから第2のリソースプールへの第1のリソースタイプの第1の量のソース転送と、第3のリソースプールから第4のリソースプールへの第2のリソースタイプの第2の量の宛先転送とを含むことができる。ホールドが第1のリソースプール内の第1のリソースタイプの第3の量にかけられたことを示すメッセージが、受信され得る。宛先転送の実行に関連するメッセージが、送信され得る。第1のリソースプール内の第1のリソースタイプの第3の量のホールドに関する条件が満足されたことを示すメッセージが、受信され得る。第1のリソースプールから第2のリソースプールへの第1のリソースタイプの第1の量のソース転送を実行する命令が、送信され得る。

0006

準備済み転送レシートが、転送チェーン内の複数のリソース追跡システムのそれぞれから受信され得る。準備済み転送レシートは、リソース追跡システムの各々がそれぞれのリソースタイプのそれぞれの量にホールドをかけたことを示すことができる。署名されたメッセージが、複数のリソース追跡システムのそれぞれおよび複数のインターメディアリのそれぞれに送信され得る。署名されたメッセージは、リソース追跡システムのそれぞれによってかけられたホールドのそれぞれに関する条件を満足し、複数のインターメディアリのそれぞれに、転送を実行する少なくとも1つの命令を複数のリソース追跡システムうちの1つに送信させることができる。

0007

添付図面は、開示される主題のさらなる理解を提供するために含まれるが、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。図面は、開示される主題の実施形態をも例示し、詳細な説明と一緒に、開示される主題の実施形態の原理を説明するように働く。開示される主題とこれを実践できる様々な形の基本的な理解に必要である可能性があるものより詳細に構造的詳細を示す試みは、行われていない。

図面の簡単な説明

0008

開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例のシーケンスを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例のシーケンスを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例のシーケンスを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例のシーケンスを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例のシーケンスを示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例の手順を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例の手順を示す図である。
開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例の手順を示す図である。
開示される主題の実施形態によるコンピュータを示す図である。
開示される主題の実施形態によるネットワーク構成を示す図である。

実施例

0009

本明細書で開示される実施形態によれば、リソース転送システムは、関与する当事者へのリスクを減らしながら、送信当事者から受信当事者への異なるタイプのリソースの転送と、1つまたは複数の第三者(仲介当事者など)の関与とを可能にすることができる。送信当事者は、任意の適切なコンピューティングデバイスを使用して、受信当事者へのリソースの転送を開始することができる。転送は、リソース追跡システムを使用して実行され得、このリソース追跡システムは、様々な当事者によるリソースの所有権を追跡する、任意の適切なコンピューティングデバイスとされ得る。送信当事者、受信当事者、および仲介当事者は、センダ、インターメディアリ、およびレシーバなどのコンピューティングデバイスを使用することができる。センダ、インターメディアリ、レシーバ、およびリソース追跡システムを、センダからレシーバへの転送チェーンの一部と考えることができる。

0010

本明細書で使用される時に、転送の所与の当事者に関して、リソース追跡システム上でのその当事者へのリソースの転送を、「ソース転送」と称し、その当事者から離れるリソースの転送を、「宛先転送」と称する。同一の当事者に関するソース転送および宛先転送は、2つの別々のリソース追跡システムを使用して行われ得、このリソース追跡システムの両方が、その当事者によって制御されるリソースを追跡することができる。リソース追跡システムは、両方の当事者がリソース追跡システムによって追跡されるリソースを有する時に、2つの当事者の間にあるものとすることができ、その結果、リソース追跡システムは、当事者の間でリソースを転送できるようになる。

0011

転送されるリソースに、ホールドをかけることができる。ホールドの目的は、転送チェーン内の1つまたは複数の参加者によって引き受けられるリスクの量を減らすことである。一般に、「ホールド」は、ホールドのある種の条件が満足されない限り、また、その条件が満足されるまで、ある量のリソースおよび/または特定のリソースの転送を防ぐ。これらの条件は、たとえば、転送を処理することができることを示す、転送に参加する当事者のすべてによって信頼されるコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムからの署名されたメッセージの受信とすることができる。条件は、たとえば、ある当事者からのリソースの宛先転送が行われたことの証拠とすることのできるメッセージ(「レシート」)の受信時に、その当事者へのリソースのソース転送が進行できることとすることもできる。もう1つの例として、条件は、転送チェーン内の1つまたは複数の異なる点で1つまたは複数の他のホールドがかけられていることの証拠の受信とすることができる。条件は、たとえば、スマートコントラクトが実行されつつあることの証拠、または、配送サービスによる物理パッケージ成功配送を確認するデジタル署名など、イベントの発生を示す第三者からのデジタル署名または他の署名されたメッセージとすることもできる。ホールドの条件は、たとえば、たとえば複数の他の当事者からの署名の受信を含む、複数の他の非ホールド条件の満足の証拠とすることもできる。

0012

送信当事者は、送信側コンピューティングデバイスすなわち「センダ」を使用して、クォート(quote)を要求することによってレシーバへの転送を開始することができる。クォートは、センダからレシーバへの転送を行うのに必要なリソースに関するものとされ得る。クォートは、レシーバに転送されるべきリソースの量ならびに転送をもたらすためのすべての料金を含むことができる。そのような料金は、インターメディアリによって課金され得る。様々な仲介のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムと通信しているものとすることができる任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムを用いて、任意の適切な当事者にクォートを要求することができる。

0013

すべての転送チェーンに関して、ホールドされたリソースおよびインターメディアリの数に対する任意の条件を使用して、送信当事者は、クォートを受け入れ、転送されるべきそれ自体のリソースに対するホールドを許可することができる。ホールドは、送信当事者と転送チェーン内の第1の仲介当事者との間の、センダ-インターメディアリリソース追跡システムとされ得るリソース追跡システム上でかけられ得る。センダ-インターメディアリリソース追跡システムは、送信当事者によって制御されるある種のリソースと、第1の仲介当事者によって制御される他のリソースとを追跡することができる。一般に、ホールドは、転送チェーン内の隣接する当事者のリソースを追跡する責任を負うリソース追跡システム上でかけられ得る。たとえば、送信当事者のリソースの量およびタイプの記録を、リソース追跡システムの一部であるデータベース内に記憶することができる。送信当事者に属するリソースのある量にホールドをかける際に、リソース追跡システムは、ホールドの特定の条件が満足されない限り、その条件が満足されるまで、リソースのその量および/または特定のリソースの転送を防ぐことができる。送信当事者と転送チェーン内の次の当事者との両方のリソースは、同一のタイプを有するものとすることができる。ホールドが許可されたならば、転送の次の当事者、たとえば仲介コンピューティングデバイスすなわち「インターメディアリ」を使用する仲介当事者は、リソース追跡システムに、送信当事者によって許可されたリソースに対するホールドを実施させることができる。これは、送信当事者のリソースのうちのある量をロックアップし、他の転送が、センダ-インターメディアリリソース追跡システム上の送信当事者のリソースを、ある時間期間の間にホールドされた量未満に減らすことを防ぐことができる。センダ-インターメディアリリソース追跡システムは、計画された転送に備えて、要求されたホールドがリソースにかけられたことを示すことができるホールドレシート(「準備済み転送レシート」)を送信することができる。ホールドを、リソース追跡システム上のホールドするアカウントにホールドされたリソースを転送することによってかけることもできる。ホールドするアカウントは、リソース追跡システムのオペレータによって所有され、または第三者によって所有され得る。たとえば、第三者は、送信当事者が転送に使用されるべきリソースをそこに転送することのできるリソース追跡システム上にアカウントを確立することができる。送信当事者のリソースは、転送チェーン内の第1の仲介当事者のアカウントに転送される時に、リソース追跡システム上の第三者のアカウントから出て転送され得る。

0014

単一のインターメディアリ転送チェーンに関して、ホールドされたリソースの転送を可能にするリソース追跡システムに関する条件を、転送が進行できることを示す信頼されるシステムからの署名されたメッセージを受信することとすることができる。インターメディアリは、センダ-インターメディアリリソース追跡システムによって送出された準備済み転送レシートを受信することができる。これに応答して、インターメディアリは、仲介当事者によって制御され、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムによって追跡されるリソースのある量に対してホールドをかけることができ、このインターメディアリ-レシーバリソース追跡システムは、受信当事者によって制御されるリソースをも追跡することができる。両方のリソース追跡システム上の転送に関するリソースのすべてが転送に関してホールドをかけられた時に、転送は、進行することができる。これは、転送全体が行わるのではない部分的転送を防ぐことができる。ホールドを解放する条件は、異なるリソース追跡システム上での転送に関与する適当なリソースがホールドをかけられたことと、転送が進行できることとを検証した信頼される第三者(「信頼されるシステム」)からの暗号的に署名されたステートメントの受信とすることができる。信頼されるシステムは、このステートメントを、たとえば、転送に関与するリソース追跡システム(センダ-インターメディアリリソース追跡システムおよびインターメディアリ-レシーバリソース追跡システム)からの、量がホールドされていることの検証されたメッセージに基づくものとすることができる。

0015

信頼されるシステムは、ホールドが転送内の両方のリソース追跡システムにおいてリソースにかけられたことを示す準備済み転送レシート(ホールドレシート)を受信することができ、リソース追跡システムおよびインターメディアリに、転送が進行できることを示す署名されたメッセージを送信することができる。インターメディアリは、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムに、ホールドがかけられた仲介当事者のリソースを受信当事者に転送する命令を送信することができる。インターメディアリは、ホールドがかけられた送信当事者のリソースを仲介当事者に転送するようにセンダ-インターメディアリリソース追跡システムに命令することもできる。ホールド条件が、信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信によって満足されたものとされ得るので、リソース追跡システムは、インターメディアリによる命令の通りに転送を実行することができ、転送確認レシートをインターメディアリに送信することができる。インターメディアリは、たとえばレシーバコンピューティングデバイスすなわち「レシーバ」の受信当事者と、センダの送信当事者とに、転送が完了したことを通知することができる。

0016

リソースに対するホールドを解放するために満足されなければならない条件のもう1つの例を、リソースのある種の転送が行われたことの証拠とすることができる。たとえば、単一インターメディアリの転送チェーン内で、センダ-インターメディアリリソース追跡システムによって送出された準備済み転送レシートの受信に応答して、インターメディアリは、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムに、仲介当事者によって制御されるリソースを受信当事者に転送するように命令することができる。インターメディアリは、転送が完了した後に、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムから転送確認レシートを受信することができる。この転送確認レシートを、仲介当事者からのリソースの宛先転送が行われたことの証拠として、センダ-インターメディアリリソース追跡システムに送信することができる。これは、センダ-インターメディアリリソース追跡システムでの送信当事者のリソースに対するホールドを解放する条件を満足することができ、送信当事者のリソースを仲介当事者に転送することを可能にする。インターメディアリは、転送(センダからレシーバへの)が完了したことの通知をレシーバおよびセンダに送信することができる。

0017

いくつかの場合に、複数のインターメディアリがある可能性があり、ホールドされたリソースの転送を可能にする、リソース追跡システムに関する条件は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージとされ得る。信頼されるシステムは、たとえばコンセンサスネットワーク(consensus network)および単純に独立の署名者ノード(signer node)など、任意の適切な集中型システムまたは分散型システムとされ得る。センダ-インターメディアリリソース追跡システムによって送出される準備済み転送レシートは、信頼されるシステムおよびインターメディアリによって受信され得る。これに応答して、インターメディアリは、その仲介当事者がその仲介当事者と転送チェーン内の次の仲介当事者との間のリソース追跡システムにおいて制御するリソースにホールドをかける。複数インターメディアリ転送チェーンにおいては、リソース追跡システムは、2つの仲介当事者の間にある時に、インターメディアリ-インターメディアリリソース追跡システムとされ得る。転送チェーン内の2つのインターメディアリは、両方とも、インターメディアリのそれぞれの仲介当事者に属するリソースを追跡するリソース追跡システムへのアクセスを有することができる。たとえば、転送チェーンが、センダ、インターメディアリA、インターメディアリB、インターメディアリC、およびレシーバを含むことができる。そのような転送チェーンは、インターメディアリA-インターメディアリBリソース追跡システムおよびインターメディアリB-インターメディアリCリソース追跡システムをも含むことができる。

0018

インターメディアリなどの当事者が、リソースにホールドをかける時に、ホールドされたリソースを追跡するリソース追跡システムは、準備済み転送レシートを信頼されるシステムに送信することができる。準備済み転送レシートを、転送チェーン内の次のインターメディアリ、転送チェーン内の前のインターメディアリ、または転送チェーンのセンダに、直接にまたは信頼されるシステムを介してのいずれかで送信することもできる。準備済み転送レシートは、ホールドされたリソースのタイプおよび量の指示、ホールドされたリソースの所有者、それに関連してリソースがホールドされる転送に対応する識別子、ホールドの時間制限、ならびに/またはホールドが解放されるために満足される必要がある他の条件を含むことができる。準備済み転送レシートの受信時に、次のインターメディアリは、その仲介当事者が次のリソース追跡システムで制御するリソースにホールドをかけ、もう1つの準備済み転送レシートをもたらすこともでき、この準備済み転送レシートは、やはり、転送チェーン内の最後のインターメディアリに達するまで、別のインターメディアリに送信され得る。転送チェーン内の最後のインターメディアリは、その仲介当事者が最後の仲介当事者と受信当事者との間のインターメディアリ-レシーバリソース追跡システムで制御するリソースにホールドをかけ、準備済み転送レシートを信頼されるシステムに送信することができる。信頼されるシステムは、適当なリソースが転送チェーン内のすべてのリソース追跡システムでホールドされていることを示す準備済み転送レシートを受信済みであり、転送が進行できることを示す署名されたメッセージを転送チェーン内のすべてのインターメディアリおよびリソース追跡システムに送信することができる。転送チェーン内のすべてのインターメディアリ(たとえば、インターメディアリAおよびB)は、その後、適当なリソース追跡システムに、ホールドされたリソースをその所期の宛先に転送するように命令することができる。たとえば、センダ-インターメディアリAリソース追跡システム上で送信当事者に属するホールドされた量を、仲介当事者Aに転送することができる。同様に、インターメディアリA-インターメディアリBリソース追跡システム上で仲介当事者Aに属するホールドされた量を、仲介当事者Bに転送することができる。インターメディアリBは、転送チェーン内で最後のリソース追跡システムとすることのできるインターメディアリB-レシーバリソース追跡システムに、仲介当事者のホールドされたリソースを受信当事者に転送するように命令することができる。転送は、任意の順序で、またはすべて同時にもしくは部分的に同時に、各リソース追跡システムでホールドされたリソースを転送する条件が信頼されるシステムからの署名されたメッセージによって満足されたものとされ得る時に、実行され得る。また、センダおよびレシーバは、信頼されるシステムおよびインターメディアリのうちのいずれかを含む、転送に関与する任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムから、転送が完了したことの通知を送信され得る。

0019

いくつかの実装形態では、各インターメディアリは、ホールドをかけることを命令するメッセージを受信した後に、その仲介当事者が制御するリソースにホールドをかけることができる。このメッセージは、たとえば、信頼されるシステムからの署名されたメッセージまたは別のインターメディアリからのメッセージとすることができる。そのような実装形態では、インターメディアリは、そのそれぞれの仲介当事者のリソースにホールドをかける前に、準備済み転送レシートを受信する必要がないものとすることができる。

0020

いくつかの状況では、複数の仲介当事者がある可能性があり、ホールドされたリソースの転送を可能にする、リソース追跡システムに関する条件は、その当事者からのリソースの宛先転送が行われたことを示すレシートの受信とされ得る。その場合に、センダ-インターメディアリリソース追跡システムによって送出された準備済み転送レシートの受信に応答して、インターメディアリは、その仲介当事者が、その仲介当事者と次の仲介当事者との間のリソース追跡システム、たとえばインターメディアリA-インターメディアリBリソース追跡システムで制御するリソースにホールドをかけることができる。このホールドは、準備済み転送レシートが転送チェーン内の次のインターメディアリに送信されることをもたらすことができる。準備済み転送レシートの受信時に、次のインターメディアリも、その仲介当事者が次のリソース追跡システムで制御するリソースにホールドをかけることができ、もう1つの準備済み転送レシートがもたらされ、この準備済み転送レシートは、やはり、転送チェーン内の最後のインターメディアリが準備済み転送レシートを受信するまで、別のインターメディアリに送信され得る。転送チェーン内の最後のインターメディアリは、前のインターメディアリが、前の仲介当事者と最後の仲介当事者との間のリソース追跡システムでリソースにホールドをかけたことを示す準備済み転送レシートを受信することができる。これに応答して、転送チェーン内の最後のインターメディアリは、最後の仲介当事者と受信当事者との間のリソース追跡システム、たとえば最後のインターメディアリ-レシーバリソース追跡システムに、最後の仲介当事者によって制御されるリソースを受信当事者に転送するように命令することができる。仲介当事者と受信当事者との間のリソース追跡システムは、最後の仲介当事者が、それが制御するリソースを転送しているものとされ得、したがって、ホールドまたはすべての条件の他の条件満足が必要ではないものとされ得るので、転送を実行することができる。これを、最後の仲介当事者の宛先転送とすることができる。最後のインターメディアリは、転送が成功した後に、最後のインターメディアリ-レシーバリソース追跡システムから転送確認レシートを受信することができる。この転送確認レシートは、前の仲介当事者と最後の仲介当事者との間のリソース追跡システムに送信され得る。転送確認レシートは、最後の仲介当事者からのリソースの宛先転送が行われ、最後の仲介当事者への前の仲介当事者のホールドされたリソースのソース転送を可能にする条件が満足されたことの証拠とされ得る。これは、前のインターメディアリに送信され、前の仲介当事者の宛先転送を確認する転送確認レシートをもたらすことができる。前のインターメディアリは、この転送確認レシートを適当なリソース追跡システムに送信し、そのリソース追跡システムに、前の仲介当事者のソース転送を実行するように命令することができる。転送確認レシートは、前の仲介当事者からのリソースの宛先転送が行われ、前の仲介当事者へのホールドされたリソースのソース転送を可能にする条件が満足されたことの証拠とされ得る。このソース転送は、別の仲介当事者への宛先転送とすることができ、別の転送確認レシートを生成することができ、この転送確認レシートは、仲介当事者が、別のリソース追跡システムにその仲介当事者のソース転送を実行させるための証拠として使用することができ、以下、センダ-インターメディアリリソース追跡システムが、仲介当事者のソース転送を実行するように命令され、送信当事者のリソースを転送するまで、同様である。最後のインターメディアリは、その仲介当事者のソース転送と宛先転送との両方を命令することができ、転送チェーン内の他のすべてのインターメディアリは、その仲介当事者の宛先転送を確認する転送確認レシートの受信時に、その仲介当事者のソース転送を命令することができる。転送チェーン内のリソース追跡システムは、最後の仲介当事者と受信当事者との間のリソース追跡システム、たとえば最後のインターメディアリ-レシーバリソース追跡システムから始めて、送信当事者と仲介当事者との間のリソース追跡システム、たとえばセンダ-インターメディアリリソース追跡システムで終わって、ホールドされたリソースを順番に転送することができる。いくつかの実装形態では、リソース追跡システムは、転送チェーン内で受信当事者により近いリソース追跡システムがまだホールドされたリソースを転送し終えていない場合に、ホールドされたリソースを転送しないものとされ得る。また、センダおよびレシーバは、信頼されるシステムおよびインターメディアリのいずれかを含む転送に関与するすべての適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムから、転送が完了したことの通知を送信され得る。いくつかの実装形態では、転送チェーン内の各仲介当事者は、下請業者とされ得る。たとえば、転送チェーンを、反復的に構成することができる。送信当事者は、受信当事者へのリソースの転送の責任を負うことに合意し得る第1の仲介当事者に連絡することができる。第1の仲介当事者は、下請業者として働き、第1の仲介当事者から受信当事者へリソースを転送する責任を負うことに合意する第2の仲介当事者を見つけることができる。第2の仲介当事者は、下請業者として働く第3の仲介当事者を見つけることができ、以下、受信当事者にリソースを直接に転送し、転送チェーンの構成を完了する仲介当事者が下請けにされるまで、同様とすることができる。

0021

いくつかの実装形態では、インターメディアリは、リソース追跡システムに、いつでもそのリソース転送を実行するように命令することができる。たとえば、インターメディアリは、センダがクォートに基づいて転送を許可したことの指示を受信するや否や、インターメディアリと前のインターメディアリとの間のリソース追跡システムに、そのインターメディアリのソース転送を実行する命令を送信することができる。リソース追跡システムは、この命令をキャッシングすることができ、ソース転送に関するリソースに対する正しいホールドがかけられており、そのホールドの条件が、署名されたメッセージの受信または宛先転送が成功であったことの、転送確認レシートなどの証拠の受信のいずれかによって満足された後に限って、転送を実行することができる。

0022

リソースが、たとえばインターメディアリ-レシーバリソース追跡システム上で、受信当事者に転送される時に、その転送は、送信当事者のアイデンティティおよび/または特定の転送に属する識別を示す受信当事者への通知を含むことができる。これは、受信当事者が、受信されたリソースの目的を判定することを可能にすることができる。たとえば、受信されたリソースを使用して、送信当事者が受信当事者に負う借金を返済することができる。借金が完済されたことを判定するために、リソースの転送は、たとえば、受信当事者が、送信当事者の借金に受信されたリソースを充当することができるようにするために、送信当事者に関連する口座番号または他の識別子を含むことができる。

0023

センダは、送信当事者によって使用されるコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムとすることができ、送信当事者は、何らかの他の当事者、たとえば受信当事者に彼の制御の下のリソースを送信しまたは転送することを望む任意の当事者とすることができる。センダは、たとえば、任意の適切な人、グループ組織、またはコンピュータハードウェアおよびコンピュータソフトウェアによって使用され得、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムとされ得る。たとえば、センダは、リソースの転送を開始する人によって使用される、ラップトップなどの適切なコンピューティングデバイスとされ得る。センダは、たとえば、別の人、会社、または組織への通貨の転送を望む人によって使用され得る。センダは、送信当事者によって使用され得、あるいは、送信当事者の代わりに使用され得る。たとえば、送信当事者が、個人である場合があり、センダが、送信する、金を手放す当事者の代わりにリソースの転送を開始するのに使用され得る銀行コンピュータシステムである場合がある。センダは、たとえば、サーバシステム上で動作するサーバ管理システムによって使用されるサーバシステムともされ得る。センダは、たとえば転送に関するクォートを配置する適当なコンピューティングシステムまたはコンピューティングデバイスへの任意の適切な有線または無線の接続を介して通信を送信することによって、クォートを要求することによって転送を開始できるものとすることができる。接続は、WAN接続またはLAN接続などのネットワークと接続することができ、あるいは、たとえばコンピューティングシステム内の、内部バス接続とすることができる。送信当事者は、転送が望まれる量、レシーバが受け取ることが望まれる量、送信当事者から転送されるリソースのタイプ、受信当事者によって受信されるべきリソースのタイプ、および転送に関して受け入れ可能とすることのできる条件を含むことができるクォートに関する要求を送出するためにセンダを使用することができる。

0024

クォートの要求は、送信当事者が送信することを望むリソースの量または受信当事者が受信することを送信当事者が望むリソースの量のいずれかを指定することができる。たとえば、送信当事者は、受信当事者に金銭を転送することを望み、転送すべき米国ドルを有する場合がある。受信当事者は、ユーロを受信することを期待するものとすることができる。送信当事者は、クォートを要求する時に、ある量の米国ドルを送出することを指定することができ、受信当事者は、転送中の為替レートと転送に課せられる可能性があるすべての料金とに基づいて、ある量のユーロを受信する。送信当事者は、その代わりに、受信当事者がある量のユーロを受信すべきであることを指定することができ、クォートは、受信当事者が為替レートおよび料金を考慮に入れて指定された量のユーロを受信することを保証するために送信当事者が送出する必要のある米国ドルの量を含むことができる。もう1つの例として、送信当事者が、送信当事者によって制御されるコンピューティングシステム上のプロセッササイクルなどの特定の計算リソースを、クラウドベースストレージシステム上のコンピュータ可読ストレージスペースなどの異なるコンピューティングリソースを受け取ることを望む受信当事者に提供することを申し出る場合がある。そのような転送は、たとえば、様々なコンピューティングリソースを提供し、したがって、プロセッサ時間またはプロセッササイクルとストレージスペースとの両方を利用し、かつ/または提供することができるインターメディアリを介して発生することができる。この例を継続すると、センダは、プロセッサ動作またはストレージの量のいずれかで、転送されるべき量を指定することができる。クォートは、インターメディアリに従ってプロセッサ動作とストレージスペースとの間の有効な変換係数を考慮に入れて、送信当事者から要求される適当な量のプロセッサ動作を提供する。

0025

センダがクォートを受信した後に、送信当事者は、クォートを受け入れ、センダを使用する転送を許可することができる。センダは、たとえば、送信当事者が転送しようとしているリソースにホールドをかけることを許可するメッセージを適当なシステムまたはコンピューティングデバイスに送信することによって、転送を許可することができる。許可は、たとえば、信頼されるシステムまたは転送を調整する責任を負うことのできる他のシステムに、送信当事者が送信を望むリソースを追跡するリソース追跡システムと同一のリソース追跡システムによって追跡されるリソースをその仲介当事者が有するインターメディアリに、または直接にリソース追跡システムに、送信され得る。センダが、転送の許可を送出し終えたならば、センダは、転送が成功したまたは失敗したことの通知を受信するのを待つことができる。送信当事者は、送信当事者のリソースの転送を検証するためにリソース追跡システムをチェックするのにセンダを使用することもできる。

0026

リソース追跡システムは、様々な当事者によって所有されるリソースを追跡し、当事者の間でリソースを転送する、任意の適切なシステムとすることができる。リソース追跡システムは、たとえば金融機関によって運用されるシステム、サーバシステムもしくはコンピューティングデバイスのハードウェアコンポーネントもしくはソフトウェアコンポーネント、または、たとえば複数の異なるコンピューティングデバイス上に存在し、共同作業の形で調停され得る暗号通貨元帳(cryptocurrency ledger)もしくはブロックチェーンなどの分散システムなど、ハードウェアソフトウェアとの任意の適切な組合せを有する任意の適切なコンピューティングデバイスまたはシステムとすることができ、あるいは集中化され得る。リソース追跡システムは、任意の数の当事者のリソースの所有権を追跡することができる。たとえば送信当事者、仲介当事者、または受信当事者などの当事者は、リソース追跡システム上にリソースプールを有することができる。リソース追跡システム上のある当事者のリソースプールは、その当事者の識別と、その当事者によって所有されるか制御され、そのリソース追跡システムによって追跡される各タイプのリソースの量とを含むことができる。当事者は、個々のリソース追跡システムによって追跡される複数のリソースタイプを有することができる。

0027

たとえば、暗号通貨のブロックチェーンであるリソース追跡システムは、ある量の暗号通貨を所有する各当事者、たとえば個人または組織のリソースプールを含むことができる。リソースプールは、たとえば、リソースプールを用いて記憶された暗号公開鍵を使用し、対応する秘密鍵を有する当事者だけが暗号通貨にアクセスできるようにすることによって、暗号通貨の所有者を識別することができる。リソースプールは、暗号通貨の量をも含むことができる。金融機関のリソース追跡システムを、たとえばサーバシステム上でホスティングされる元帳とすることができる。リソースプールは、その金融機関の口座所有者によって所有される口座とすることができ、その口座所有者によって所有され、その金融機関によって追跡される様々な資産を追跡することができる。たとえば、ある当事者のリソースプールが、1つまたは複数の通貨のタイプおよび量と、株式、債権定期預金証書、および類似物など、他のタイプの資産のタイプおよび量とを含むことができる。その代わりにまたはそれに加えて、リソースプールは、物品もしくは物品化され得る任意のリソース、完成した物理的商品原材料、コンピューティングリソース、不動産、またはあるエンティティによって所有され、あるエンティティから別のエンティティに転送され得る任意の他のリソースなど、他のリソースの所有権を含みまたは記録することができる。口座所有者は、任意の適切な情報によって識別され得、口座にアクセスするために、たとえば口座のユーザ名およびパスワードなど、身元を証明するものを必要とする可能性がある。サーバシステムのリソース追跡システムは、たとえば、そのサーバシステム上のリソースとそのリソースの所有権とを追跡する、ハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとすることができる。たとえば、サーバシステムのリソース追跡システムは、サーバシステムの様々なユーザによって所有されるストレージスペースまたはプロセッサ時間などのコンピューティングリソースを追跡することができ、ユーザは、物理的な個人もしくは組織、またはシステムアカウントなどのシステムの仮想ユーザ、またはサーバシステム上で走行する他のプロセスとすることができる。

0028

リソース追跡システムは、任意のタイプのリソースを追跡することができる。たとえば、リソースは、通貨、暗号通貨、金融商品、物品、または、プロセッサ時間、揮発性および不揮発性のストレージスペース、ならびにネットワーク帯域幅などの計算リソースとすることができる。リソース追跡システムによるリソースの所有権および量の記録は、リソース自体とすることもでき、あるいは、別々に存在するリソースの所有権の記録とすることができる。たとえば、暗号通貨のブロックチェーンであるリソース追跡システムにおいて、ある量の暗号通貨の所有権の記録を、その暗号通貨とすることができる。物品の所有権を追跡するリソース追跡システムにおいて、所有権の記録は、物理的なリソース、たとえば、別々に存在する、黄金、油、または他の物品に対応することができる。そのようなリソースは、所有権を転送することによって転送され得るが、リソースの物理的なインスタンス化は、必ずしも移動されない。

0029

リソース追跡システムは、提案される転送を受信できるものとすることができる。たとえば、センダが、転送に関してクォートを要求し、受け入れる時に、その転送に関与するリソース追跡システムは、センダによって受け入れられたクォートに基づいて、提案される転送を受信することができる。提案される転送は、ある種のリソースが、リソース追跡システムの1つのリソースプールすなわちソースリソースプールからそのリソース追跡システムの別のリソースプールすなわち宛先リソースプールに転送されることをリソース追跡システムに示すことができる。提案される転送は、転送されるリソースのタイプおよび量、ならびに、転送されるリソースに対するホールドを解放でき、リソースの転送をもたらすことができる条件を示すこともできる。提案される転送が受信された時に、リソース追跡システムは、転送されるリソースをホールドすることの許可も存在するかどうかを判定することができる。そのようなホールド許可が存在する場合には、リソース追跡システムは、リソースにホールドをかけ、準備済み転送レシートを送出することができる。そうではない場合には、リソース追跡システムは、提案される転送レシートを送出し、準備済み転送レシートを送出する前に、転送に関する正しいホールド許可を受信するのを待つことができる。提案される転送レシートおよび準備済み転送レシートは、たとえば信頼されるシステム、転送のコーディネータ、または、リソース追跡システム上の宛先リソースプールの所有者とすることのできる仲介当事者のインターメディアリなど、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムに送信され得る。

0030

リソース追跡システムは、リソースにホールドをかけることができるものとされ得る。たとえば、リソース追跡システムは、転送に関連する指定されたタイプのリソースの指定された量にホールドをかけるために、リソース追跡システムによって追跡されるリソースを所有する当事者から許可を受信することができる。ホールド許可は、提案される転送と一緒に送信され得、あるいは、より後に到着する場合があり、それに関係する提案される転送を指定することができる。リソース追跡システムは、ホールド許可を送信した当事者によって所有されるリソースプール内の指定されたタイプのリソースの指定された量にホールドをかけることができる。ホールドは、ホールドの条件が満足されない限り、またその条件が満足されるまで、指定された量のリソースおよび/またはその量が指定された量と等しい特定のリソースの転送を防ぐことができる。たとえば、ホールドを、100ドルの残高を有する口座の20ドルにかけることができる。このホールドは、ホールドの条件が満足されたことを示すメッセージが受信されるまで、残高の20ドルが転送されるのを防ぐことができ、その口座が、ホールドがかけられている間は必ず少なくとも20ドルを有することを保証する。同様に、メモリの特定のブロックへのアクセスが転送される場合など、別個とすることのできるリソースに関して、ホールドは、ホールドの条件が満足されない限り、また、その条件が満足されるまで、特定のリソースの他の転送または使用を防ぐことができる。ホールドは、ある時間期間の間、存続することができる。時間期間は、秒またはその分数、分、時、または日を含む、任意の適切な時間期間とすることができる。リソース追跡システムは、時間期間が満了する時に、リソースに対するホールドを解放できるものとされ得る。ホールドは、解放されるために満足されなければならない1つまたは複数の条件を指定することができる。たとえば、ホールドは、ホールドが解放され得る前に、1つまたは複数の契約相手に関連する信頼のレベルを示すメッセージが第三者から受信されることを指定することができる。同様に、ホールドは、提案される転送が、関連する法、規制、および/またはルール準拠することを示すメッセージが第三者から受信されることを指定することができる。

0031

リソース追跡システムは、ホールドに関連する条件の満足および転送を実行する命令の受信時に、ソースリソースプールから宛先リソースプールへのホールドされたリソースの転送を自動的にもたらす(すなわち、転送を発生させる)ことができる。条件は、たとえば、転送が進行できることを示す信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信とすることができる。たとえば、リソース追跡システムは、それに関してリソースがホールドされている準備済み転送に関連して、信頼されるシステムから署名されたメッセージを受信することができる。信頼されるシステムからの署名されたメッセージと、準備済み転送に関する宛先リソースプールを所有する当事者によって、たとえばコンピューティングデバイスから送出された実行命令との受信時に、リソース追跡システムは、ホールドされたリソースをソースリソースプールから宛先リソースプールへ自動的に転送することができる。条件は、たとえば、ソース転送とすることのできる転送の宛先転送が別のリソース追跡システム上で行われたことの証拠とすることのできるレシートの受信とすることができる。たとえば、リソース追跡システムは、宛先リソースプールを所有する当事者が、別のリソース追跡システム上に彼らが所有するリソースを、そのリソース追跡システム上で、その転送チェーン内の別の当事者に転送させたことを示すことができる、暗号によって署名され得る、転送確認レシートを受信することができる。これは、ソース転送に関する宛先転送が完了したことの証拠とすることができる。転送確認レシートと、準備済み転送に関する宛先リソースプールを所有する当事者によって使用されるコンピューティングデバイスによって送信された実行命令との受信時に、リソース追跡システムは、ホールドされたリソースをソースリソースプールから宛先リソースプールへ自動的に転送することができる。条件は、たとえば、スマートコントラクトが実行されつつあることの証拠とすることができる。たとえば、転送チェーンが、スマートコントラクトに関連してセットアップされ得、スマートコントラクトの実行時に転送され得る。たとえばスマートコントラクトを実行するシステムからの、署名されたメッセージが、リソース追跡システムによって受信され得る。スマートコントラクトが実行されつつあることを示す署名されたメッセージの受信時に、リソース追跡システムは、ホールドされたリソースをソースリソースプールから宛先リソースプールへ自動的に転送することができる。条件は、たとえば、配送サービスによる物理的なパッケージまたは商品の配送など、イベントの発生を確認するデジタル署名とすることもできる。

0032

転送が完了した時に、リソース追跡システムは、リソースの転送が成功であったことを示す転送確認レシートを送出できるものとされ得る。転送確認レシートは、たとえば、信頼されるシステム、転送のコーディネータ、または、たとえば転送のソースリソースプールを所有した当事者を含む、転送の任意の他の当事者によって使用されるコンピューティングデバイスもしくはコンピューティングシステムを含む、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムに送信され得る。リソース追跡システムからの転送確認レシートは、ソース転送の宛先転送が完了し、別のリソース追跡システムで転送条件が満足されたことの証拠とすることができる。

0033

リソース追跡システムは、転送に関与するリソースプールを所有する当事者によってホールドされるものとして記録されたリソースの量を変更することによって、ホールドされたリソースの転送をもたらすことができる。たとえば、ホールドされたリソースをソースリソースプールから宛先リソースプールに転送するために、リソース追跡システムは、同時にまたは順次に、ソースリソースプールを所有する当事者によって所有されるものとして記録されたリソースの量を減少させ、宛先リソースプールを所有する当事者によって所有されるものとして記録されたリソースの量を増加させる。ソースリソースプール内に記録されたリソースの量を、宛先リソースプール内に記録されたリソースの量が増加されるのと同一の量だけ減少させることができる。この量は、たとえば、ホールドがかけられたリソースの量とすることができ、あるいは、たとえば転送に関与する正または負の料金を考慮するために、異なる量、たとえばより多い量またはより少ない量とすることができる。リソース追跡システムは、そのリソース追跡システム上のリソースプール内で追跡されるリソースの量を増減できるものとされ得、両方がそのリソース追跡システム上にリソースプールを有する2つの当事者の間でリソースを転送することだけができるものとされ得る。ホールドされたリソースが転送される時に、リソース転送システムは、ホールドされた特定のリソースを転送することができ、あるいは、ホールドされていた可能性がある任意の特定のリソースを含んでも含まなくてもよい、適当な量のリソースを転送することができる。たとえば、ホールドが、100米国ドルを有する口座の20米国ドルにかけられる場合に、そのホールドは、任意の20米国ドルまたは特定の米国ドル、たとえば米国ドル1〜20に対してかけられ得る。ホールドされた米国ドルが転送される時に、リソース追跡システムは、特にホールドされたドル、たとえば米国ドル1〜20を転送することができ、あるいは、任意の20米国ドル、たとえば米国ドル11〜30、または米国ドル81〜100、または米国ドル51〜60および75〜84を転送することができる。

0034

いくつかの実装形態では、リソース追跡システムは、リソース追跡プールの間で特定のリソースを転送できるものとされ得る。たとえば、物品を転送する時に、リソース追跡システムは、リソースプールの間の特定の位置にホールドされた物品を転送できるものとされ得る。物理的インスタンス化を伴うリソースのリソース量は、物理的インスタンス化が配置されるところを示すこともできる。たとえば、黄金は、特定の貯蔵施設で保持され得る。リソース追跡システムは、両方のリソースプール内で、特定の位置に配置されたリソースの量を減分し、増分することによって、そのようなリソースを転送することができる。たとえば、リソースプールは、貯蔵施設Aと貯蔵施設Bとに貯蔵された黄金を含むことができる。リソース追跡システムは、貯蔵施設Aからの黄金だけを、別のリソースプールに転送することができる。リソース追跡システムは、ソースリソースプール内で貯蔵施設Aに貯蔵されたものとして記録された黄金の量を減分し、宛先リソースプール内で貯蔵施設Aに貯蔵されたものとして記録された黄金の量を増加させる。リソース追跡システムによって転送される特定のリソースは、たとえば、絵画彫刻、および版画を含む芸術作品人工品、スポーツの重要記事および漫画本などのコレクターアイテム宝飾品宝石、および任意の他のそのような品目など、1つまたは少数コピーとすることのできる物理的品目、またはスマートフォン食料品などの大量に市場に出される商品をも含むことができる。

0035

リソース追跡システムによるソースリソースプールから宛先リソースプールへのホールドされたリソースの転送は、ホールドに関連する条件の満足および転送を実行する命令の受信に基づいて決定論的とされ得る。リソース追跡システムは、ハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せを有するコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムとして、条件が満足され、命令が受信された後には転送を中断しまたは停止させる能力を伴わずに、条件の満足および転送を実行する命令の受信の際に、ホールドされたリソースの転送を必ず自動的にもたらすことができる。これは、転送が、外部の当事者、人間、その他からの介入を受けずに行われ得るので、ホールドに関連する条件が満足され、転送する命令が受信された後であっても、ホールドされたリソースが転送されなくなるリスクを除去することができる。これは、宛先転送においてそこから転送されるリソースを有し、転送確認レシートを受信したすべての当事者が、転送実行命令および転送確認レシートを送信することによってソース転送においてそこにリソースを転送させることができることを保証することができる。

0036

インターメディアリは、送信当事者と受信当事者との間の転送チェーンの一部として転送に参加することに合意する任意の仲介当事者によって使用されるコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムとされ得る。インターメディアリは、たとえば、任意の適切な人、グループ、組織、または、プログラムもしくはプロセスなどのコンピュータハードウェアおよびコンピュータソフトウェアによって使用され得、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムとされ得る。たとえば、インターメディアリは、転送に参加するのに適切なコンピューティングデバイスを使用する人、取引所、金融機関、もしくはトレーダに属するコンピューティングシステム、または、たとえばサーバシステム上で走行するサーバ管理システムの一部とされ得る。インターメディアリは、たとえば送信当事者から受信当事者への転送チェーンを配置する責任を負うことのできる適切なコンピューティングシステムまたはコンピューティングデバイスへの任意の適切な有線または無線の接続を介して通信を送信することによって、クォートの要求を受信し、クォートを応答することができるものとされ得る。接続は、WAN接続またはLAN接続などのネットワーク接続とすることができ、あるいは、たとえばコンピューティングシステム内の、内部バス接続とすることができる。仲介当事者は、インターメディアリを使用して、クォート要求にクォートを応答することができ、このクォートは、たとえば、仲介当事者が転送できる可能性があるリソースの量に対する制限、仲介当事者が使用できる為替レート、仲介当事者が転送中に引き出すことのできる料金を含むことができる。

0037

インターメディアリは、提案される転送を受信できるものとされ得る。インターメディアリによって送出されたクォートが、たとえばセンダを使用する送信当事者によって受け入れられた時に、インターメディアリは、送信当事者と受信当事者との間の転送チェーンに追加され得る。インターメディアリによって受信された提案される転送は、仲介当事者がその上で別の当事者からリソースを受信するリソース追跡システムと、仲介当事者がその上でリソースを転送するリソース追跡システムとを含む、インターメディアリが参加する転送全体の一部のみを示すことができる。提案される転送は、仲介当事者がリソースを転送する先の当事者と、仲介当事者がそこからリソースを受信当事者とを識別することもできる。提案される転送は、転送中にかけられるリソースに対するホールドに関連する条件を含むこともできる。インターメディアリは、ホールドに関する条件が、転送が進行できることを示す、転送に参加するすべての当事者によって信頼されるコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムからの署名されたメッセージの受信、または、ある当事者へのリソースのソース転送が、その当事者からのリソースの宛先転送が行われたことの証拠とすることのできるレシートの受信時に、進行できることのいずれかであることを検証することができる。提案される転送が、ホールドに関するこれらの条件のいずれをも含まない場合には、インターメディアリは、転送への参加を拒絶することができる。

0038

インターメディアリは、リソース追跡システムにおいて仲介当事者によって制御されるリソースにホールドをかけることができるものとされ得る。たとえば、信頼されるシステムがある場合に、インターメディアリは、提案される転送が受信され、検証された後に、インターメディアリの当事者のリソースを転送するリソース追跡システムに、仲介当事者のリソースをホールドすることの許可を送信することができる。信頼されるシステムがない場合には、インターメディアリは、仲介当事者に転送されるリソースが、そのリソースを仲介当事者に転送するリソース追跡システムでホールドされたことを示す準備済み転送レシートを受信した後に、仲介当事者のリソースを転送するリソース追跡システムに、仲介当事者のリソースをホールドすることの許可を送信することができる。これは、仲介当事者が、その宛先転送のリソースに対するホールドを許可する前に、仲介当事者が、そのソース転送のリソースがホールドされ、転送の準備ができていることを保証することを可能にすることができる。

0039

仲介当事者は、信頼されるシステムから署名されたメッセージを受信し、署名されたメッセージの受信に基づいて、リソース追跡システムに実行命令を送信できるものとされ得る。たとえば、信頼されるシステムは、転送チェーン内のすべてのリソース追跡システムから準備済み転送レシートを受信した後に、転送チェーン内のすべてのコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムに署名されたメッセージを送信することができる。署名されたメッセージの受信時に、インターメディアリは、リソース追跡システムに実行命令を送信することができる。たとえば、インターメディアリは、仲介当事者および仲介当事者に転送するためにリソースをホールドした当事者が、その上にリソースプールを有するリソース追跡システムに実行命令を送信し、仲介当事者のリソースプールにリソースを転送させることができる。仲介当事者および受信当事者がその上にリソースプールを有するリソース追跡システムもある場合には、インターメディアリは、仲介当事者から受信当事者へリソースを転送するために、そのリソース追跡システムに実行命令を送信することができる。信頼されるシステムからの署名されたメッセージが、すべてのホールドされたリソースを転送する条件を満足することができ、インターメディアリからの実行命令が受信されたものとされ得るので、リソース追跡システムは、転送を自動的に実行することができる。

0040

インターメディアリは、準備済み転送レシートの受信に基づいて、リソース追跡システムに実行命令を送信できるものとされ得る。たとえば、信頼されるシステムがなく、インターメディアリが、転送チェーン内の最後のインターメディアリである場合に、そのインターメディアリは、仲介当事者に転送されるべきリソースが別のリソース追跡システムでホールドされたことを示す準備済み転送レシートの受信時に、受信当事者への仲介当事者のリソースの転送を実行するために、仲介当事者と受信当事者との間のリソース追跡システムに命令を送信することができる。これは、仲介当事者のソース転送として受信当事者に転送されるリソースがホールドされた時に、インターメディアリが、仲介当事者の宛先転送として受信当事者に仲介当事者のリソースを転送する命令を送信するのみであることを保証することができる。

0041

インターメディアリは、リソース追跡システムから転送確認レシートを受信し、受信した転送確認レシートを別のリソース追跡システムに送信できるものとされ得る。たとえば、信頼されるシステムがある場合に、インターメディアリは、インターメディアリからの命令時にリソース追跡システムによって実行されるすべての転送の転送確認レシートを受信することができる。信頼されるシステムがない場合には、インターメディアリは、別の仲介当事者または受信当事者などの別の当事者に仲介当事者からリソースを転送する、仲介当事者の宛先転送がそこで発生したリソース追跡システムから転送確認レシートを受信することができる。その後、インターメディアリは、たとえば別の仲介当事者または送信当事者から仲介当事者に転送されるべきリソースが、仲介当事者のソース転送としてその上でホールドされたリソース追跡システムに転送確認レシートを送信することができる。インターメディアリは、転送確認レシートと一緒に、転送を実行する命令をリソース追跡システムに送信することもできる。転送確認レシートは、仲介当事者に転送されるべきリソースに対するホールドの条件を満足することができ、したがって、転送を実行する命令は、リソース追跡システムに、ホールドされたリソースを仲介当事者に自動的に転送させることができる。

0042

信頼されるシステムは、送信当事者と受信当事者との間の転送チェーン内の関与する当事者およびシステムのすべてによって信頼され得る任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムとされ得る。たとえば、信頼されるシステムは、金融機関もしくは取引所、コンピューティングリソース取引システムエネルギ交換システムに関連するものとされ得、あるいは、サーバシステム上の信頼されるプロセスとされ得る。信頼されるシステムは、転送チェーン内の任意のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステム、たとえばインターメディアリのうちの1つとされ得、あるいは、転送チェーンの外部のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムとされ得る。信頼されるシステムは、ネットワーク、たとえば、信頼されるシステムによってすべてが信頼される複数の仲介当事者の複数のインターメディアリを含むことができる交換ネットワークともされ得る。信頼されるシステムは、分散型コンセンサスネットワークともされ得る。信頼されるシステムは、スマートコントラクトに関する条件など、非ホールド条件の満足を検証できる独立のサーバのグループともされ得、転送チェーン内の様々なリソース追跡システム上でホールド条件を満足するために署名されたメッセージを供給することができる。

0043

信頼されるシステムは、たとえば送信当事者によって選択され得、仲介当事者からのクォートに基づいてクォートを受信し、転送チェーン内の当事者、ならびにコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムのすべてにまたがって転送を調整するのに、送信当事者によって使用もされ得る。信頼されるシステムは、レシーバと通信できる必要がない可能性があるが、信頼されるシステムは、ネットワーク接続を介するなど、任意の適切な形で転送チェーンに関与するすべてのコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムと通信できるものとされ得る。信頼されるシステムは、提案される転送レシートおよび準備済み転送レシートを受信することができ、転送チェーン内のリソース追跡システムのすべてが準備済み転送レシートを送信し終えた時を検証できるものとされ得る。すべての準備済み転送レシートが受信された後に、信頼されるシステムは、転送チェーン内のインターメディアリおよびリソース追跡システムへの、たとえば暗号的に署名され得る、署名されたメッセージに署名することができる。信頼されるシステムからの署名されたメッセージは、リソース追跡システムでのリソースに対するホールドの条件を満足することができ、仲介当事者に、リソース追跡システムに転送実行命令を送信させることができ、リソース追跡システムがホールドされたリソースを自動的に転送することをもたらし、転送チェーンにまたがって転送を完了する。

0044

たとえば、送信当事者は、ある量の米国ドルを含む、金融機関の口座を有する場合がある。送信当事者は、受信当事者に100米国ドルを送信するためにクォートを受け入れることができ、受信当事者は、ユーロを受信することを期待することができ、送信当事者と同一の金融機関に口座を有する仲介当事者であって、受信当事者も口座を有する別の金融機関の口座を有する仲介当事者を伴う転送チェーンに関与する。送信当事者によって使用されるセンダは、送信当事者が口座を有する金融機関のリソース追跡システムまたは元帳にホールド許可を送信することができる。金融機関のリソース追跡システムは、そのリソース追跡システムが送信当事者の口座から仲介当事者の口座に100米国ドルを転送しなければならないことを示す提案される転送をも受信することができる。センダによって送信されるホールド許可は、100米国ドルが送信当事者の口座においてホールドされるべきであることを示すことができる。金融機関のリソース追跡システムは、送信当事者の口座内で100米国ドルにホールドをかけることができ、ホールドがかけられたことを示す準備済み転送レシートを送出することができる。準備済み転送レシートは、信頼されるシステムに送信され得、信頼されるシステムは、その準備済み転送レシートをインターメディアリに送信することができ、あるいは、準備済み転送レシートは、転送のコーディネータに送信され、その後にインターメディアリに、またはインターメディアリに直接に送信され得る。

0045

信頼されるシステムがある場合には、送信当事者の口座での100米国ドルのホールドの条件は、転送が進行できることを示す信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信とすることができる。信頼されるシステムは、送信当事者および仲介当事者が口座を有する金融機関のリソース追跡システムから準備済み転送レシートを受信することができる。その後、信頼されるシステムは、仲介当事者および受信当事者が口座を有する金融機関のリソース追跡システムから別の準備済み転送レシートを受信するのを待つことができる。送信当事者の口座で100米国ドルにホールドがかけられたことを示す準備済み転送レシートの受信時に、インターメディアリは、仲介当事者および受信当事者が口座を有する金融機関のリソース追跡システムでの仲介当事者の口座においてある量のユーロに対するホールドの許可を送出することができる。このホールドは、インターメディアリによって使用される為替レートに依存し、すべての料金について調整される、100米国ドルと等価値のユーロの量に関するものとされ得る。たとえば、インターメディアリが、1ユーロに対して1.10米国ドルの為替レートと0.5%の料金とを使用する場合に、インターメディアリは、90.46ユーロにホールドをかけることができ、ホールドの条件は、転送が進行できることを示す信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信である。リソース追跡システムは、仲介当事者の口座において90.46ユーロをホールドすることの許可の受信後に、90.46ユーロが仲介当事者の口座においてホールドされたことを示す準備済み転送レシートを信頼されるシステムに送信することができる。その後、信頼されるシステムは、転送が進行できることを示す署名されたメッセージを、リソース追跡システムおよびインターメディアリを含む、転送チェーン内の当事者のすべてのコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムに送信することができる。いくつかの実装形態では、信頼されるシステムは、センダおよびレシーバに署名されたメッセージを送信しないものとされ得る。インターメディアリは、転送チェーン内の両方のリソース追跡システムに転送を実行する命令を送信することができ、この命令は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージと組み合わされて、100米国ドルと90.46ユーロとの両方に対するホールドの条件を満足することができる。送信当事者および仲介当事者が口座を有する金融機関のリソース追跡システムは、たとえば送信当事者の口座を100米国ドルだけ減少させ、仲介当事者の口座を100米国ドルだけ増加させることによって、送信当事者の口座から仲介当事者の口座へホールドされた100米国ドルを自動的に転送することができる。仲介当事者および受信当事者が口座を有する金融機関のリソース追跡システムは、たとえば仲介当事者の口座を90.46ユーロだけ減少させ、受信当事者の口座を90.46ユーロだけ増加させることによって、仲介当事者の口座から受信当事者の口座へホールドされた90.46ユーロを自動的に転送することができる。レシーバは、両方のリソース追跡システムから転送確認レシートを受信することができ、転送の完了の通知は、センダおよびレシーバに送信され得る。

0046

信頼されるシステムがない場合には、送信当事者の口座での100米国ドルのホールドの条件を、送信当事者から仲介当事者への100米国ドルの転送がそれに関してソース転送として働くことのできる別のリソース追跡システムでの宛先転送が発生したことの証拠の受信とすることができる。宛先転送は、たとえば、仲介当事者と受信当事者との両方が口座を有する金融機関のリソース追跡システムによる仲介当事者から受信当事者へのユーロの転送とすることができる。100米国ドルがホールドされたことを示す準備済み転送レシートの受信時に、インターメディアリは、仲介当事者と受信当事者との両方が口座を有する金融機関のリソース追跡システムに、仲介当事者の口座から受信当事者の口座へユーロを転送する命令を送信することができる。ユーロにはホールドがかけられていないので、その転送に関して、その所有者すなわち仲介当事者が転送を命令する限り、条件を満足する必要がない可能性がある。インターメディアリによって送信される命令は、90.46ユーロが仲介当事者の口座から受信当事者の口座に転送されなければならないことを示すことができる。この命令を受信するリソース追跡システムは、たとえば仲介当事者の口座を90.46ユーロだけ減少させ、受信当事者の口座を90.46ユーロだけ増加させることによって、転送を完了することができる。レシーバは、転送について通知され得る。90.46ユーロの転送の完了は、転送確認レシートがインターメディアリに送信されることをもたらすことができる。その後、インターメディアリは、送信当事者および仲介当事者が口座を有する金融機関のリソース追跡システムに転送確認レシートを送信することができる。この転送確認レシートは、ソース転送すなわち100米国ドルの転送に関する宛先転送すなわち90.46ユーロの転送が完了したことの証拠とすることができる。リソース追跡システムは、100米国ドルを転送する命令をインターメディアリから受信した時に、100米国ドルのホールドに関する条件が満足されたと判定することができ、たとえば送信当事者の口座を100米国ドルだけ減少させ、仲介当事者の口座を100米国ドルだけ増加させることによって、100米国ドルを自動的に転送することができる。インターメディアリは、転送確認レシートを受信することができ、センダは、転送が完
了したことを通知され得る。

0047

たとえば、送信当事者が、ある量の米国ドルを含む口座を第1の銀行に有する場合がある。この口座が、第1の銀行の元帳に記録され得る。送信当事者は、受信当事者に100ユーロの借りがあるものとすることができる。送信当事者は、クォートの要求を送出することができる。この要求は、送信当事者が米国ドルを転送しようとしていることと、受信当事者が100ユーロを受信する必要があることとを指定することができる。クォート要求は、クォートを入手するために様々なトレーダに送信され得、転送チェーンが、それらのクォートから組み立てられ得る。送信当事者は、転送チェーンの一部であるトレーダのクォートから組み立てられ得るクォートを受信することができ、送信当事者が転送すべき米国ドルを何ドル有するのかと、受信当事者が100ユーロを受信するために米国ドルが転送される先のトレーダとを指定することができる。たとえば、転送チェーンにまたがる総転送コストが、受信当事者によって受信される額の1.5%であり、為替レートが1ユーロあたり1.10米国ドルである場合に、送信当事者は、受信当事者が100ユーロを受信するために、111.65米国ドルを転送する必要があるものとすることができる。転送中に、受信当事者が100ユーロを受信することを保証するために必要な1.65米国ドルすなわち110米国ドルの1.5%が、第1のトレーダおよび第2のトレーダによって、合計の転送コストとして占取され得る。

0048

転送チェーンは、第1の銀行に米国ドル建ての口座を有し、分散型元帳上に暗号通貨口座を有するものとすることができる第1のトレーダと、分散型元帳上に暗号通貨口座を有し、第2の銀行の元帳に記録される、第2の銀行にユーロ建ての口座を有するものとすることができる第2のトレーダとを含むことができる。受信当事者も、第2の銀行にユーロ建ての口座を有することができる。暗号通貨は、1米国ドルあたり1000単位の為替レートでドルに変換され得る。

0049

第1のトレーダ、第2のトレーダ、第1の銀行、分散型元帳、および第2の銀行は、それぞれ別々の提案される転送を受信することができる。提案される転送は、送信当事者がクォートを受け入れ、転送チェーンを介する転送を開始したことを示す、送信当事者によって第1の銀行に送信されるホールド許可の前、後、またはこれに関連して、受信され得る。提案される転送は、第1の銀行、分散型元帳、および第2の銀行によってかけられるすべてのホールドに関する条件を含むことができる。ホールド条件は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信または宛先転送が完了したことの証拠の受信のいずれかとすることができる。

0050

第1の銀行によって受信される提案される転送は、第1の銀行が、送信当事者の口座において111.65米国ドルに対するホールドを受信し、送信当事者から許可が受信された後にホールドをかけ、ホールド条件が満足され、第1のトレーダから命令が受信された時に、第1のトレーダの口座に111.65米国ドルを転送することを示すことができる。

0051

第1のトレーダによって受信される提案される転送は、第1のトレーダが、ソース転送として第1の銀行の口座で111.65米国ドルを受信し、110米国ドルの0.08%の転送コストを考慮して、宛先転送として第2のトレーダに転送されるべき、分散型元帳上の口座における110,770単位の暗号通貨へのホールドを許可することを示すことができる。

0052

分散型元帳によって受信される提案される転送は、分散型元帳が、第1のトレーダの口座における110,770単位の暗号通貨に対するホールドを受信し、第1のトレーダから許可が受信された後にホールドをかけ、ホールド条件が満足され、第1のトレーダから命令が受信された時に、110,770単位を第2のトレーダの口座に転送することを示すことができる。

0053

第2のトレーダによって受信される提案される転送は、第2のトレーダが、ソース転送として第1のトレーダから110,770単位の暗号通貨を受信し、受信当事者に送信されるべき第2の銀行の口座内の100ユーロに対するホールドを許可するか、または、宛先転送としてホールドなしでその口座から受信当事者の口座へ100ユーロを転送するように第2の銀行に指示するかのいずれかを行う(このどちらの場合でも、110米国ドルの0.07%の取引コストを考慮する)ことを示すことができる。

0054

第2の銀行によって受信される提案される転送は、第2の銀行が、第2のトレーダの口座内の100ユーロに対するホールドを受信し、第2のトレーダから許可が受信された後にホールドをかけ、ホールド条件が満足され、第1のトレーダから命令が受信された時に、受信当事者の口座に100ユーロを転送するか、または、ホールドを一切かけずに、第2のトレーダから命令が受信される時に第2のトレーダの口座から受信当事者の口座に100ユーロを転送するかのいずれかを行うことを示すことができる。

0055

送信当事者は、提案される転送に関連して第1の銀行が送信当事者の口座内の111.65米国ドルにホールドをかけることを許可するホールド許可を、第1の銀行の元帳に送信することができる。ホールド許可は、送信当事者からの暗号的に署名されたメッセージとすることができる。第1の銀行の元帳は、ホールド許可の受信時に、第1の銀行の元帳上の送信当事者の口座内の111.65米国ドルにホールドをかけることができ、第1の銀行のセンダの口座内の111.65米国ドルにホールドがかけられたことを示す準備済み転送レシートを送出することができる。

0056

第1のトレーダは、第1の銀行の元帳によって送出された準備済み転送レシートを受信することができる。これは、第1のトレーダに転送される111.65米国ドルが、第1の銀行の送信当事者の口座内でホールドされたことを第1のトレーダに示すことができる。第1のトレーダは、提案される転送に関連して分散型元帳が第1のトレーダの口座内の110,770単位の暗号通貨にホールドをかけることを許可するホールド許可を分散型元帳に送信することができる。分散型元帳は、ホールド許可の受信時に、第1のトレーダの口座内の110,770単位の暗号通貨にホールドをかけることができ、分散型元帳の第1のトレーダの口座内の110,770単位の暗号通貨にホールドがかけられたことを示す準備済み転送レシートを送出することができる。

0057

第2のトレーダは、分散型元帳によって送出された準備済み転送レシートを受信することができる。これは、第2のトレーダに転送される110,770単位の暗号通貨が分散型元帳の第1のトレーダの口座内でホールドされたことを第2のトレーダに示すことができる。

0058

信頼されるシステムがあり、提案される転送内で示されるホールドの条件が、信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信である場合には、第2のトレーダは、提案される転送に関連して第2の銀行が第2のトレーダの口座内の100ユーロにホールドをかけることを許可するホールド許可を第2の銀行の元帳に送信することができる。第2の銀行の元帳は、ホールド許可の受信時に、第2のトレーダの口座内の100ユーロにホールドをかけることができ、第2の銀行の第2のトレーダの口座内の100ユーロにホールドがかけられたことを示す準備済み転送レシートを送出することができる。

0059

信頼されるシステムは、第1の銀行の元帳、分散型元帳、および第2の銀行の元帳から準備済み転送レシートを受信することができる。信頼されるシステムは、正しい量の正しい資産タイプが転送チェーン内の各元帳でホールドされたことを確認することができる。その後、信頼されるシステムは、第1の銀行の元帳、第1のトレーダ、分散型元帳、第2のトレーダ、および第2の銀行の元帳に署名されたメッセージを送信することができる。

0060

署名されたメッセージは、元帳のそれぞれにおけるホールドのそれぞれに関する条件を満足することができ、第1のトレーダに、第1の銀行の元帳に実行命令を送信させ、第2のトレーダに、分散型元帳および第2の銀行の元帳に実行命令を送信させることができる。第1の銀行の元帳は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージおよび第1のトレーダからの実行命令の受信時に、送信当事者の口座内の111.65米国ドルに対するホールドを解放し、111.65米国ドルを送信当事者の口座から第1のトレーダの口座に転送することができる。分散型元帳は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージおよび第2のトレーダからの実行命令の受信時に、第1のトレーダの口座内の110,770単位の暗号通貨に対するホールドを解放し、110,770単位の暗号通貨を第1のトレーダの口座から第2のトレーダの口座に転送することができる。第2の銀行の元帳は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージおよび第2のトレーダからの実行命令の受信時に、第2のトレーダの口座内の100ユーロに対するホールドを解放し、100ユーロを第2のトレーダの口座から受信当事者の口座に転送することができる。各元帳は、成功の転送を確認するのに使用され得る転送確認レシートを送出することができる。

0061

信頼されるシステムがなく、提案される転送内で示されるホールドの条件が、宛先転送が完了したことの証拠の受信である場合には、第2のトレーダは、分散型元帳からの準備済み転送レシートの受信時に、第2のトレーダの口座から受信当事者の口座に100ユーロを転送させるために、第2の銀行の元帳に実行命令を送信することができる。第2の銀行の元帳は、第2のトレーダからの実行命令の受信時に、第2のトレーダの口座から100ユーロをとり、受信当事者の口座に100ユーロを追加することによって、転送を実行することができる。第2の銀行の元帳は、第2のトレーダから受信当事者への100ユーロの転送の成功を示すことができる転送確認レシートを送出することができる。

0062

第2のトレーダは、転送確認レシートを受信することができ、転送確認レシートおよび実行命令を分散型元帳に送信することができる。転送確認レシートは、第2のトレーダから受信当事者への100ユーロの宛先転送が成功して完了し、第1のトレーダの口座内の110,770単位の暗号通貨に対するホールド条件が満足されたことを、分散型元帳に示すことができる。分散型元帳は、第1のトレーダの口座内の110,770単位の暗号通貨に対するホールドを解放することができ、第1のトレーダの口座から第2のトレーダの口座へ110,770単位の暗号通貨を転送することができる。分散型元帳は、第1のトレーダから第2のトレーダへの110,770単位の暗号通貨の転送の成功を示すことができる転送確認レシートを送出することができる。

0063

第1のトレーダは、転送確認レシートを受信することができ、転送確認レシートおよび実行命令を第1の銀行の元帳に送信することができる。転送確認レシートは、第1のトレーダから第2のトレーダへの110,770単位の暗号通貨の宛先転送が成功して完了し、送信当事者の口座内の111.65米国ドルに対するホールドの条件が満足されたことを、第1の銀行の元帳に示すことができる。第1の銀行の元帳は、送信当事者の口座内の111.65米国ドルに対するホールドを解放することができ、送信当事者の口座から第1のトレーダの口座に111.65米国ドルを転送することができる。第1の銀行の元帳は、送信当事者から第1のトレーダへの111.65米国ドルの転送の成功を示すことができる転送確認レシートを送出することができる。

0064

この形で、送信当事者は、111.65米国ドルを送出することができ、受信当事者は、100ユーロを受信することができる。第1のトレーダは、111.65米国ドルを受信することができるので、0.88米国ドルの転送料金を占取することができ、110.77米国ドルに相当する110,770単位の暗号通貨を転送することができる。第2のトレーダは、110.77米国ドルに相当する110,770単位の暗号通貨を受信することができるので、770単位の暗号通貨の形で0.77米国ドルの転送料金を占取することができ、110米国ドルに相当する100ユーロを転送することができる。

0065

各仲介当事者は、そのインターメディアリから送信されるクォートの一部として、保証された最小転送(guaranteed minimum transfer)を要求することができる。保証された最小転送は、転送が失敗する場合に仲介当事者に転送される、ある最小量のリソースを示すことができる。保証された最小転送は、たとえば、クォートのリクエスタまたは送信当事者が仲介当事者にとってどれほど信頼に値するのか、仲介当事者のリソースの何パーセントが転送中にホールドをかけられる必要が生じる可能性があるのか、およびインターメディアリが転送に関して要求しているロックタイムアウトに基づくものとされ得る。保証された最小転送は、たとえば送信当事者による悪意のある行為に起因して、転送が失敗する場合に、仲介当事者が、そのリソースにホールドをかけ、したがって転送が失敗する前の時間期間の間にそのリソースを彼らのために使用することができなかったことについて補償され得ることを保証することができる。転送チェーン内の各仲介当事者は、各仲介当事者が先行する仲介当事者より短いロックタイムアウトを必要とする可能性があるので、先行する仲介当事者より短い保証された最小転送を有することができ、各仲介当事者は、転送チェーン内のすべての後続の仲介当事者によって要求される可能性がある保証された最小転送を包含する必要がある可能性がある。

0066

保証された最小転送は、転送が失敗し、リソースに対するホールドがロールバックされる時に発生する可能性がある。たとえば、送信当事者は、センダを使用して、クォートを要求し、承認し、転送をセットアップすることができる。センダ-インターメディアリリソース追跡システムで送信当事者のリソースにホールドをかけた後に、仲介当事者へのリソースの転送に備えて、センダは、転送を取り消し、送信当事者のリソースに対するホールドを除去する取り消しメッセージをリソース追跡システムに送信することができる。リソース追跡システムは、保証された最小転送を知ることができ、送信当事者のリソースのうちで、保証された最小転送によってカバーされない部分に対するホールドを解放することができる。この形で、インターメディアリは、それでも、送信当事者の保証された最小量のリソースを仲介当事者に転送させるために、リソース追跡システムに実行命令を送信することができる。同様に、転送に関与する他の仲介当事者がいる場合には、これらの当事者は、先行する仲介当事者のホールドされたリソースから保証された最小転送を請求することができる。仲介当事者の保証された最小転送は、その仲介当事者が保証された最小転送として請求することを望むリソースと、続く仲介当事者が保証された最小転送として請求するリソースとの両方を包含することができる。この形で、ある転送のすべての仲介当事者は、転送が失敗する時に送信当事者に何らかのリソースを請求することができ、悪意のある送信当事者が、仲介当事者に属するリソースを拘束するために複数の失敗する転送を意図的にセットアップすることが防がれる。

0067

本明細書で使用される時に、ホールド(または「ロック」)タイムアウトは、インターメディアリが、そのリソースをリソース追跡システムでホールドさせることに合意する、指定された時間の長さを指す。送信当事者から受信当事者への転送が、ロックタイムアウトが満了する前に完了しない場合には、リソースに対するホールドは、解放され得、転送は、失敗し得る。ロックタイムアウトは、信頼されるシステムがない時には短くされ得、これは、悪意のある関係者が仲介当事者によって保持されるリソースを長い時間期間にわたって拘束することを防ぐことができる。信頼されるシステムがある時には、すべての当事者が、信頼されるシステムを信頼することができ、したがって、悪意のある関係者によって提示されるリスクに関する心配がより少ないので、ロックタイムアウトを長くすることができ、たとえば数日または無制限とすることができる。転送チェーンにおけるロックタイムアウトは、クォートのリクエスタ、たとえば送信当事者によって、または転送のコーディネータによって指定され得る。インターメディアリは、様々なリソース追跡システム上で転送に関する受け入れ可能なロックタイムアウトを公表することもできる。

0068

任意の個数のリソースタイプが、送信当事者と受信当事者との間で使用され得る。たとえば、ある転送が、3つの仲介当事者の3つのインターメディアリを含む場合がある。送信当事者は、送信当事者および第1の仲介当事者がリソースプールを有する第1のリソース追跡システム上で第1の仲介当事者に米国ドルを転送することができる。第1の仲介当事者は、第1の仲介当事者および第2の仲介当事者がリソースプールを有する第2のリソース追跡システム上で第2の仲介当事者に暗号通貨を転送することができる。第2の仲介当事者は、第2の仲介当事者と第3の仲介当事者との両方がリソースプールを有する第3のリソース追跡システム上で第3の仲介当事者に物品、たとえば油を転送することができる。第3の仲介当事者は、第3の仲介当事者と受信当事者との両方がリソースプールを有する第4のリソース追跡システム上で受信当事者にユーロを転送することができる。この形で、送信当事者は、受信当事者にユーロを送信するのに米国ドルを使用することができる。

0069

転送ごとに、ある当事者の宛先転送においてその当事者によって転送されるリソースの価値が、その当事者のソース転送においてその当事者に転送されたリソースの価値とは異なる場合がある。たとえば、第1の仲介当事者から第2の仲介当事者に転送された暗号通貨の価値が、送信当事者から第1の仲介当事者に転送された米国ドルの価値より少ない場合がある。価値の差は、たとえば仲介当事者によって転送に課せられる転送コストまたは転送料金とすることができる。同様に、第2の仲介当事者によって第3の仲介当事者に転送された油の価値が、第1の仲介当事者によって第2の仲介当事者に転送された暗号通貨の価値より少ない場合がある。仲介当事者によって提供されるクォートは、すべての料金または転送コストを含むことができ、送信当事者は、これらの料金または転送コストと、受信当事者が受信することを送信当事者が意図するリソースの価値とに基づいて、ホールドされるリソースの量を判定することができる。転送コストまたは転送料金は、0とされ得、あるいは、負とされ得、たとえば、ある当事者が、その当事者に転送されたリソースより高い価値のリソースを転送することをもたらすことができる。

0070

転送は、送信当事者以外の当事者によって開始され得る。たとえば、受信当事者は、プル転送(pull transfer)を開始するのにレシーバを使用することができる。プル転送では、レシーバは、クォートを要求し、受信し、受け入れることができ、その後、転送を開始するために、送信当事者のリソースをホールドする、送信当事者の許可を入手することができる。送信当事者は、そのリソースに対するホールドを許可する義務を負わされ得、ホールド許可は、レシーバからの要求時にセンダから自動的に送信され得る。転送は、送信当事者でも受信当事者でもない当事者によっても開始され得る。たとえば、送信当事者および受信当事者が、スマートコントラクトに合意した場合があり、このスマートコントラクトは、契約条件が満足された時を判定し、契約条項を実行するのにハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せを使用するコンピュータベースの契約とされ得る。たとえば、スマートコントラクトは、条件が満足される時に、送信当事者が受信当事者に100米国ドルをユーロで転送することを指定することができる。条件が満足されたことの検出時に、スマートコントラクトがその上でホスティングされるコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムは、送信当事者から受信当事者へのユーロでの100米国ドルの転送のためのクォートを要求し、受信し、受け入れることができる。スマートコントラクトのコンピューティングデバイスは、転送を開始するために送信当事者のリソースすなわち100米国ドルにホールドをかけることができるものとされ得、あるいは、他の形で、そのようなホールド許可を自動的に送出するようにセンダに強制することができるものとされ得る。

0071

転送チェーンは、並列経路を含むことができる。たとえば、送信当事者が、受信当事者に大量のリソースを転送することを望む場合がある。受信当事者がリソースプールを有するリソース追跡システム上で、受信当事者への転送を行うのに十分なリソースを単独で制御する、適切な仲介当事者がいない場合がある。送信当事者が複数の仲介当事者にリソースを転送し、受信当事者が複数の仲介当事者からリソースを受信するようにするために、並列経路を有する転送チェーンがセットアップされ得る。送信当事者は、すべての当事者がリソースプールを有する同一のリソース追跡システム上で、または別々のリソース追跡システム上で、仲介当事者にリソースを転送することができる。同様に、受信当事者は、受信当事者と受信当事者のリソースプールにリソースを転送するすべての当事者とがリソースプールを有するリソース追跡システム上で、または別々のリソース追跡システム上で、リソースを受信することができる。経路並列にされ得るので、経路のうちの1つを介する転送が失敗すると同時に、他の経路上の転送が成功することが、可能になり得る。

0072

たとえば、送信当事者が、受信当事者に1,000,000米国ドルをユーロで転送することを望む場合がある。どの単一の仲介当事者も、受信当事者がリソースプールを有するリソース追跡システム上のリソースプール内に、この転送を完了するのに十分なユーロを有しない場合がある。たとえば、第1の仲介当事者と受信当事者との間のリソース追跡システム上のリソースプール内に600,000米国ドル相当のユーロを有する第1の仲介当事者の第1のインターメディアリを介する第1の経路と、同一のリソース追跡システム上のリソースプール内に400,000米国ドル相当のユーロを有する第2の仲介当事者の第2のインターメディアリを介する第2の経路とを有する、並列経路が、転送チェーン内でセットアップされ得る。第1の経路および第2の経路に沿った転送は、並列に実行され得る。たとえば、センダは、送信当事者、第1の仲介当事者、および第2の仲介当事者のすべてがリソースプールを有するリソース追跡システムに、1,000,000米国ドルのホールド許可を送信することができる。このホールド許可は、600,000米国ドルが第1の仲介当事者のためにホールドされつつあり、400,000米国ドルが第2の仲介当事者のためにホールドされつつあることを示すことができる。準備済み転送レシートが、第1の仲介当事者および第2の仲介当事者に送信され得る。準備済み転送レシートの受信時に、第1のインターメディアリは、第1の仲介当事者が600,000米国ドル相当のユーロを有するリソース転送システムに、このユーロを受信当事者のリソースプールに転送する実行命令を送信することができ、第2のインターメディアリは、同一のリソース追跡システムに、400,000米国ドル相当のユーロを受信当事者のリソースプールに転送する実行命令を送信することができる。第1のインターメディアリと第2のインターメディアリとの両方が、転送確認レシートを受信することができ、その転送確認レシートを、実行命令と一緒に、送信当事者の1,000,000米国ドルがホールドされているリソース追跡システムに送信することができる。転送確認レシートは、1,000,000米国ドルのホールドの条件を満足することができ、実行命令は、リソース追跡システムが、600,000米国ドルを第1の仲介当事者のリソースプールに、400,0
00米国ドルを第2の仲介当事者のリソースプールに転送することをもたらし、転送を完了することができる。並列経路の一方が失敗し、たとえば、第2のインターメディアリが受信当事者への転送を実行しない場合に、他方の経路は、それでも成功することができ、たとえば、第1のインターメディアリは、それでも受信当事者への転送を実行し、転送確認レシートを受信し、送信当事者によって制御される1,000,000米国ドルのうちの600,000米国ドルのホールドの条件を満足するのに転送確認レシートを使用することができ、第1のインターメディアリのリソースプールへの600,000米国ドルの転送がもたらされる。

0073

転送に含まれるリソースは、たとえば、CPU、GPU、暗号プロセッサ、または他の一般的なもしくは特殊化されたプロセッサタイプ上の処理時間、永久的またはレンタルベースのいずれかの、磁気プラッタベースのHDDソリッドステートディスク、および他の形の不揮発性フラッシュメモリなどの不揮発ストレージと、キャッシュおよびRAMなどの揮発性メモリとを含むストレージ、ならびに、たとえば着信および発信ネットワークトラフィックの総量と着信および発信のネットワークトラフィックの最高速度とを含む帯域幅などの計算リソースとされ得る。たとえば、送信当事者が、サーバシステム上で使用する資格を与えられ得る、ある量のプロセッサ時間を含む、サーバシステム上のアカウントを有する場合がある。送信当事者は、たとえば、サーバシステム上のアカウントを有するユーザまたは組織とされ得、あるいは、サーバシステム上でそれ自体のユーザアカウントを有してもしなくてもよいが、サーバシステム上で使用できる別々に追跡されるリソースを有することのできる、サーバシステム上で走行するプロセスまたはプログラムとされ得る。送信当事者は、CPU処理時間を受信することを期待するものとされ得る受信当事者に1テラバイトSSDストレージの12ヵ月分を送信するためにクォートを受け入れることができ、仲介当事者を有する転送チェーンに関与し、仲介当事者は、送信当事者と同一のサーバシステム上にアカウントを有し、受信当事者もアカウントを有する別のサーバシステムにアカウントを有する。送信当事者によって使用されるセンダは、送信当事者がアカウントを有するサーバシステムのリソース追跡システムにホールド許可を送信することができる。サーバシステムのリソース追跡システムは、そのリソース追跡システムが送信当事者のアカウントから仲介当事者のアカウントに1TBのSSDストレージの12ヵ月分を転送しなければならないことを示す、提案される転送をも受信することができる。センダによって送信されたホールド許可は、1TBのSSDストレージの12ヵ月分が送信当事者のアカウント内でホールドされなければならないことを示すことができる。サーバシステムのリソース追跡システムは、送信当事者のアカウント内で1TBのSSDストレージの12ヵ月分にホールドをかけることができ、ホールドがかけられたことを示す準備済み転送レシートを送出することができる。準備済み転送レシートは、信頼されるシステムに送信され得、信頼されるシステムは、その後、準備済み転送レシートをインターメディアリに送信することができ、あるいは、準備済み転送レシートは、転送のコーディネータにおよびその後にインターメディアリに、または直接にインターメディアリに送信され得る。

0074

信頼されるシステムがある場合には、送信当事者のアカウントにおける1TBのSSDストレージの12ヵ月分のホールドの条件は、転送が進行できることを示す信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信とされ得る。信頼されるシステムは、送信当事者および仲介当事者がアカウントを有する金融機関のリソース追跡システムから準備済み転送レシートを受信することができる。その後、信頼されるシステムは、仲介当事者および受信当事者がアカウントを有する金融機関のリソース追跡システムから別の準備済み転送レシートを受信するのを待つことができる。送信当事者のアカウントにおいて1TBのSSDストレージの12ヵ月分にホールドがかけられたことを示す準備済み転送レシートの受信時に、インターメディアリは、仲介当事者および受信当事者がアカウントを有する金融機関のリソース追跡システムにおける仲介当事者のアカウントにおける、ある量のCPU処理時間に対するホールドの許可を送出することができる。ホールドは、インターメディアリによって使用される交換レートに依存し、すべての料金について調整された、1TBのSSDストレージの12ヵ月分と等しい価値のCPU処理の量に関するものとされ得る。たとえば、インターメディアリが、600時間のCPU処理時間に関して1TB/1ヵ月のSSDストレージという交換レートと、0.5%の料金とを使用する場合に、インターメディアリは、7164時間のCPU処理時間にホールドをかけることができ、ホールドの条件は、転送が進行できることを示す信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信である。リソース追跡システムは、仲介当事者のアカウントにおいて7164時間のCPU処理時間をホールドすることの許可を受信した後に、仲介当事者のアカウントにおいて7164時間のCPU処理時間がホールドされたことを示す準備済み転送レシートを信頼されるシステムに送信することができる。信頼されるシステムは、その後、リソース追跡システムおよびインターメディアリを含む転送チェーン内の当事者のすべてのコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムに、転送が進行できることを示す署名されたメッセージを送信することができる。いくつかの実装形態では、信頼されるシステムは、センダおよびレシーバには署名されたメッセージを送信しないもの
とされ得る。インターメディアリは、転送チェーン内の両方のリソース追跡システムに、転送を実行する命令を送信することができ、この命令は、信頼されるシステムからの署名されたメッセージと組み合わされて、1TBのSSDストレージの12ヵ月分と7164時間のCPU処理時間との両方に対するホールドの条件を満足することができる。送信当事者および仲介当事者がアカウントを有するサーバシステムのリソース追跡システムは、たとえば送信当事者のアカウントを1TBのSSDストレージの12ヵ月分だけ減少させ、仲介当事者のアカウントを1TBのSSDストレージの12ヵ月分だけ増加させることによって、送信当事者のアカウントから仲介当事者のアカウントへ1TBのSSDストレージのホールドされた12ヵ月分を自動的に転送することができる。仲介当事者および受信当事者がアカウントを有するサーバシステムのリソース追跡システムは、たとえば仲介当事者のアカウントを7164時間のCPU処理時間だけ減少させ、受信当事者のアカウントを7164時間のCPU処理時間だけ増加させることによって、仲介当事者のアカウントから受信当事者のアカウントへホールドされた7164時間のCPU処理時間を自動的に転送することができる。レシーバは、両方のリソース追跡システムから転送確認レシートを受信することができ、転送の完了の通知は、センダおよびレシーバに送信され得る。

0075

信頼されるシステムがない場合には、送信当事者のアカウントにおける1TBのSSDストレージの12ヵ月分のホールドの条件は、送信当事者から仲介当事者への1TBのSSDストレージの12ヵ月分の転送がそれに関してソース転送として働くことができる宛先転送が別のリソース追跡システムで発生したことの証拠の受信とされ得る。宛先転送は、たとえば、仲介当事者と受信当事者との両方がアカウントを有するサーバシステムのリソース追跡システムによる、仲介当事者から受信当事者へのCPU処理時間の転送とされ得る。1TBのSSDストレージの12ヵ月分がホールドされたことを示す準備済み転送レシートの受信時に、インターメディアリは、仲介当事者と受信当事者との両方がアカウントを有するサーバシステムのリソース追跡システムに、仲介当事者のアカウントから受信当事者のアカウントへCPU処理時間を転送する命令を送信することができる。ホールドが、CPU処理時間に対してかけられていないので、その所有者すなわち仲介当事者が転送を命令する限り、その転送に関して条件を満足する必要はないものとされ得る。インターメディアリによって送信される命令は、7164時間のCPU処理時間が、仲介当事者のアカウントから受信当事者のアカウントに転送されなければならないことを示すことができる。この命令を受信するリソース追跡システムは、たとえば、仲介当事者のアカウントを7164時間のCPU処理時間だけ減少させ、受信当事者のアカウントを7164時間のCPU処理時間だけ増加させることによって、転送を完了することができる。レシーバは、この転送について通知され得る。7164時間のCPU処理時間の転送の完了は、転送確認レシートがインターメディアリに送信されることをもたらすことができる。その後、インターメディアリは、送信当事者および仲介当事者がアカウントを有するサーバシステムのリソース追跡システムに転送確認レシートを送信することができる。この転送確認レシートは、ソース転送すなわち1TBのSSDストレージの12ヵ月分の転送に関する宛先転送すなわち7164時間のCPU処理時間の転送が完了したことの証拠とされ得る。リソース追跡システムは、インターメディアリからの、1TBのSSDストレージの12ヵ月分を転送する命令の受信時に、1TBのSSDストレージの12ヵ月分のホー
ルドの条件が満足されたと判定することができ、たとえば送信当事者のアカウントを1TBのSSDストレージの12ヵ月分だけ減少させ、仲介当事者のアカウントを1TBのSSDストレージの12ヵ月分だけ増加させることによって、1TBのSSDストレージの12ヵ月分を自動的に転送することができる。インターメディアリは、転送確認レシートを受信することができ、センダは、転送が完了したことを通知され得る。

0076

異なるサーバシステム上のアカウントにまたがる計算リソースの転送は、たとえば、異なるクラウドコンピューティングプラットフォームを使用する当事者の間での、所有される計算リソースの取引を可能にすることができる。この転送は、別々のクラウドコンピューティングプラットフォーム上に複数のアカウントを有する当事者が、異なるクラウドコンピューティングプラットフォームのサーバシステム上のアカウントのために計算リソースを入手するために、クラウドコンピューティングプラットフォームのうちの1つのサーバシステム上でその当事者が制御する計算リソースを使用することをも可能にすることができる。この場合には、同一の当事者が、両方のサーバシステムの両方のアカウントを制御できるので、送信当事者と受信当事者との両方になることができ、別のサーバシステム上の計算リソースを使用して1つのサーバシステム上で計算リソースを入手するのを容易にするのに、インターメディアリを使用していることが可能である。

0077

転送に含まれるリソースは、たとえば、インターネットなどのネットワークに接続された任意の計算デバイスからの計算リソース、小規模製造デバイスおよび3D印刷デバイスからの出力、たとえば車両などのスマートデバイス上の時間の共有、ならびに出荷された物理的な商品ともされ得る。出荷された物理的な商品は、たとえば、物理的な黄金、または他の実物財貨もしくは品物とされ得る。出荷された物理的な商品に対するホールドは、たとえば、物理的な商品の配送をもたらす配送サービスによって実施され得る。

0078

当事者のコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムの間の通信は、たとえばセンダ、インターメディアリ、レシーバ、およびリソース追跡システムのいずれかの間で、直接に発生することができ、あるいは、任意の適切な形でルーティングされ得る。たとえば、通信は、信頼されるシステムを介して、または、信頼されるシステムではないものとされ得るが転送プロセスを調整することができる転送コーディネータを介して、ルーティングされ得る。転送コーディネータは、たとえばインターメディアリなど、転送チェーンの一部とされ得る任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムとされ得、あるいは、転送チェーンの外部とすることができる。通信は、たとえばHTTPSなど、任意の適切な通信プロトコルを使用して直接に発生することができる。いくつかの実装形態では、メッセージが、あるコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムによって別のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムに送信されるのではなく、1つのコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムが、別のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステム上のメッセージについてチェックすることができる。たとえば、転送チェーンに関する信頼されるシステムがある場合に、転送チェーン内の他のコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムは、信頼されるシステムがメッセージを送出するのを待つのではなく、たとえば転送が進行できることを示す署名されたメッセージなどのメッセージについて、信頼されるシステムをチェックできるものとされ得る。

0079

提案される転送、転送の実行命令、信頼されるシステムからの署名されたメッセージ、提案される転送レシート、準備済み転送レシート、および転送確認レシートを含む、当事者のコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムの間でのすべての通信は、暗号的に署名され得る。たとえば、通信は、その通信を送信当事者によって保持される秘密鍵を用いて暗号的に署名され、通信が有効であることを確認するために、通信を受信当事者によって保持される対応する公開鍵を用いて検証され得る。これは、転送チェーンに関与する当事者だけが通信することができ、悪意のある当事者が転送チェーンに通信を挿入することを防ぐことを保証することができる。通信は、対称暗号または、通信するコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムの間で共有される秘密もしくはトークンを使用することもできる。

0080

図1に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す。仲介コンピューティングデバイス100は、エクスキュータ110、クォートジェネレータ120、およびストレージ140を含むことができる。仲介コンピューティングデバイス100は、エクスキュータ110、クォートジェネレータ120、およびストレージ140を実施する、たとえば、図21で説明されるコンピュータ20など、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはそのコンポーネントとされ得る。仲介コンピューティングデバイス100は、単一のコンピューティングデバイスとされ得、あるいは、複数の接続されたコンピューティングデバイスを含むことができ、たとえば、ラップトップ、デスクトップ、個々のサーバ、サーバファーム、または分散サーバシステムとされ得、あるいは、仮想コンピューティングデバイスまたは仮想コンピューティングシステムとされ得る。仲介コンピューティングデバイス100は、コンピューティングシステムおよびネットワークインフラストラクチャの一部とされ得、あるいは、他の形でコンピューティングシステムおよびネットワークインフラストラクチャに接続され得る。エクスキュータ110は、提案される転送に対する条件を検証し、仲介当事者によって所有されるリソースがホールドされることを可能にするホールド許可を送出し、ストレージ140内のレシートおよびメッセージに基づいて、転送をもたらすために実行命令が発行され得る時を判定し、実行命令を送出するための、仲介コンピューティングデバイス100上のハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。クォートジェネレータ120は、クォート要求を受信し、クォート要求に応答してクォートを生成し、送出するための、仲介コンピューティングデバイス100上のハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。ストレージ140は、提案される転送メッセージ142、準備済み転送レシート144、転送確認レシート146、または信頼されるシステムからの署名されたメッセージ148などのレシートおよび他のメッセージを任意の適切な形で記憶することができる。仲介コンピューティングデバイス100は、たとえばトレーダ、取引所、またはサーバシステムのユーザなど、仲介当事者によって使用されるインターメデ
アリとされ得る。

0081

エクスキュータ110は、提案される転送142に関する条件を検証し、準備済み転送レシート144に基づいて、仲介当事者によって所有されるリソースがホールドされることを可能にするホールド許可を送出し、準備済み転送レシート144、転送確認レシート146、または署名されたメッセージ148に基づいて、転送をもたらすために実行命令が発行され得る時を判定し、実行命令をたとえばリソース追跡システムに送出するための、ハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。エクスキュータ110は、ストレージ140から提案される転送142を受け取ることができるものとされ得る。提案される転送142は、たとえば仲介当事者によって送出され、送信当事者によって受け入れられたクォートの一部として、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースを含むソース転送および宛先転送の指示を含むことができる。エクスキュータ110は、提案される転送142内のソース転送および宛先転送のリソースのホールドに関する条件が同一であり、たとえば信頼されるシステムから署名されたメッセージ148の受信であるかどうか、または、ソース転送が、宛先転送が成功したことを示す転送確認レシート146の受信に条件付けられているのかどうかを判定できるものとされ得る。いずれかが真であると判定される場合には、エクスキュータ110は、提案される転送142を受け入れることができるものとされ得る。エクスキュータ110は、提案される転送が、クォート要求に応答して仲介コンピューティングデバイス100によって送出された、転送コストまたは転送料金、保証された最小転送、およびロックタイムアウトを含むかどうかを判定し、それらのいずれかが含まれない場合には、提案される転送を拒絶することができるものともされ得る。エクスキュータ110は、準備済み転送レシート144が別のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムから受信された後にそこに記憶され得るストレージ140から、準備済み転送レシート144を受け取ることができるものとされ得る。エクスキュータ110は、準備済み転送レシート144に基づいて、リソース追跡システムで仲介当事者によって所有されるリソースに対するホールドを許可できるものとされ得、あるいは、準備済み転送レ
シート144に基づいて、リソース追跡システム上で転送をもたらすために実行命令を発行することができる。エクスキュータ110は、転送確認レシート146または署名されたメッセージ148が、別のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムから仲介コンピューティングデバイス100で受信された後にそこに記憶され得るストレージ140から、転送確認レシート146または署名されたメッセージ148を受け取ることができるものとされ得る。エクスキュータ110は、署名されたメッセージ148の受信時にリソース追跡システム上で転送をもたらすために実行命令を送信できるものとされ得、転送確認レシート146の受信時にリソース追跡システム上で転送をもたらすために転送確認レシート146および実行命令を送信できるものとされ得る。実行命令は、たとえば、仲介当事者によって所有されるリソースプールへまたは仲介当事者によって所有されるリソースプールからの、リソースの転送をもたらすことができる。

0082

クォートジェネレータ120は、たとえば信頼されるシステム、転送コーディネータ、または他のコンピューティングデバイスもしくはコンピューティングシステムから、クォートの要求を受信できるものとされ得る。クォートの要求は、ソース転送と宛先転送との両方に含まれるリソースのタイプおよび量と当事者のアイデンティティとを含む、仲介コンピューティングデバイス100を使用して仲介当事者が行うようにクォートリクエスタが望むソース転送および宛先転送を含むことができる。クォート要求は、ソース転送および宛先転送がその上で行われるべきリソース追跡システムを識別することもできる。クォートジェネレータ120は、クォートの要求に応答してクォートを生成できるものとされ得る。クォートは、仲介当事者が、クォート要求に基づいて提案される転送の仲介当事者による受け入れの条件にすることを望み得る、任意の転送コストまたは転送料金、保証された最小転送、およびロックタイムアウトを含むことができる。

0083

図2に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す。リソース追跡コンピューティングデバイス200は、リソースマネージャ210、レシートジェネレータ220、およびストレージ240を含むことができる。リソース追跡コンピューティングデバイス200は、リソースマネージャ210、レシートジェネレータ220、およびストレージ240を実施するための、たとえば図21で説明されるコンピュータ20など、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはそのコンポーネントとされ得る。リソース追跡コンピューティングデバイス200は、単一のコンピューティングデバイスとされ得、あるいは、複数の接続されたコンピューティングデバイスを含むことができ、たとえば、ラップトップ、デスクトップ、個々のサーバ、サーバファーム、または分散サーバシステムとされ得、あるいは、仮想コンピューティングデバイスまたは仮想コンピューティングシステムとされ得る。リソース追跡コンピューティングデバイス200は、コンピューティングシステムおよびネットワークインフラストラクチャの一部とされ得、あるいは、他の形でコンピューティングシステムおよびネットワークインフラストラクチャに接続され得る。リソースマネージャ210は、様々な当事者に属し、リソース追跡コンピューティングデバイス200によって追跡されるリソースを管理するための、リソース追跡コンピューティングデバイス200上のハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。リソースは、たとえばストレージ240内のリソースプール242および244などのリソースプール内で追跡され得る。レシートジェネレータ220は、リソースマネージャ210のアクションに基づいて、準備済み転送レシート144および転送確認レシート146などのレシートを生成するための、ハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。ストレージ240は、リソース追跡コンピューティングデバイス200によって追跡されるリソースを有する様々な当事者の、リソースプール242および244などのリソースプールと一緒に、保留中転送246を記憶することができる。ストレージ240は、転送確認レシート248または署名されたメッセージ250などのレシートを記憶することもできる。リソースプール24
2および244は、リソースのタイプおよび量と、リソースプール内のリソースを所有しまたは制御する当事者のアイデンティティとを含む、当事者によって所有され、リソース追跡コンピューティングデバイス200によって追跡されるリソースの記録とされ得る。リソース追跡コンピューティングデバイス200は、特定の個人または組織に密接に関連しまたは属してもしなくてもよいリソース追跡システムとされ得、あるいはサーバシステムのコンポーネントとされ得る。

0084

リソースマネージャ210は、様々な当事者に属し、リソース追跡コンピューティングデバイス200によって追跡されるリソースを管理するための、リソース追跡コンピューティングデバイス200上のハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。リソースマネージャ210は、提案される転送を受信できるものとされ得、提案される転送は、リソース追跡コンピューティングデバイス200によって追跡されるリソースが、リソース追跡コンピューティングデバイス200上のあるリソースプールからリソース追跡コンピューティングデバイス200上の別のリソースプールに転送されなければならないことと、提案される転送に関連してかけられるリソースに対する任意のホールドに関連する条件とを示すことができる。リソースマネージャ210は、提案される転送によって転送されるリソースに関するホールド許可も、転送されるリソースを制御する当事者から受信されるかどうかを判定できるものとされ得る。ホールド許可がまだ受信されていない時には、リソースマネージャ210は、保留中転送246を生成することができ、この保留中転送246は、ストレージ240に記憶され得、提案される転送がまだホールド許可を待っていることを示すことができる。

0085

ホールド許可が受信済みである時には、リソースマネージャ210は、提案される転送によって示された通りに、適当なリソースプール内のリソースのタイプおよび量にホールドをかけることができるものとされ得る。たとえば、リソースマネージャ210は、リソースがリソースプール242からリソースプール244に転送されなければならないことを提案される転送が示し、リソースプール242を所有する当事者からのホールド許可が受信済みである時に、リソースプール242内に記録されたリソースにホールドをかけることができる。リソースマネージャ210によってかけられたホールドは、ホールドがかけられたリソースを拘束することができ、その結果、リソースは、ホールドをもたらした提案される転送に関連する場合を除いて、移動されまたは転送されることが不可能になる。ホールドは、特定のリソースまたはある量のリソースを拘束することができる。ホールドは、ロックタイムアウトを含むことができ、このロックタイムアウトは、その後に、リソースマネージャ210がリソースを転送せずにホールドを解放することのできる時間期間とされ得る。ロックタイムアウトは、リソース追跡コンピューティングデバイス200によって受信される提案される転送内で示され得る。

0086

リソースマネージャ210は、リソースにかけられたホールドに関する条件が満足された時を検証できるものとされ得る。たとえば、ホールドが、宛先転送が発生したことの証拠の受信に条件付けられている場合に、リソースマネージャ210は、別のリソース追跡コンピューティングデバイスでの宛先転送を確認する転送確認レシート248が受信済みであるかどうかを判定できるものとされ得る。ホールドが、信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信に条件付けられている場合には、リソースマネージャ210は、信頼されるシステムが転送の進行を命令したことを示す署名されたメッセージ250が受信済みであるかどうかを判定できるものとされ得る。ホールドに関する条件が満足されていると判定する時に、リソースマネージャ210は、適当な仲介コンピューティングデバイス100から実行命令を受信し、リソースの転送を実行できるものとされ得る。リソースマネージャ210は、リソースに対するホールドの条件の満足と、これらのリソースの転送を実行する命令の受信とが、必ずこれらのリソースの自動的な転送をもたらすことができるようにするために、決定論的とされ得る。

0087

リソースマネージャ210は、一方のリソースプール内のリソースの量を減分し、他方のリソースプール内のリソースの量を同一の量だけ増分することによって、リソースプール242およびリソースプール244などのリソースプールの間でリソースを転送できるものとされ得る。たとえば、リソースマネージャ210は、リソースプール242によって記録された米国ドルの量を100だけ減分し、リソースプール244によって記録された米国ドルの量を100だけ増分することによって、リソースプール242からリソースプール244に100米国ドルを転送することができる。

0088

レシートジェネレータ220は、リソースマネージャ210のアクションに基づいて、準備済み転送レシート144および転送確認レシート146などのレシートを生成するためのハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。レシートジェネレータ220は、リソースマネージャ210が、提案される転送に関連してリソースプール内のリソースにホールドをかけた時を判定できるものとされ得、転送に必要なリソースがホールドされていることを示す、準備済み転送レシート144などの準備済み転送レシートを生成できるものとされ得る。準備済み転送レシートは、たとえば、タイプおよび量を含む、ホールドされているリソースの指示、ホールドされたリソースを所有する当事者、リソースに対するホールドの条件、およびリソースに対するホールドに関する任意のロックタイムアウトを含むことができる。レシートジェネレータ220によって生成された準備済み転送レシートは、たとえば信頼されるシステムもしくは転送コーディネータなどの任意の適切なコンピューティングデバイスもしくはコンピューティングシステムに、または仲介当事者のコンピューティングデバイス100に送信され得る。レシートジェネレータ220は、リソースマネージャ210が、リソース追跡コンピューティングデバイス200上のあるリソースプールから別のリソースプールへのリソースの転送を実行し終えた時を判定できるものとされ得、転送が実行されたことを示す、転送確認レシート146などの転送確認レシートを生成できるものとされ得る。転送確認レシートは、たとえば、タイプおよび量を含む、転送されたリソースの指示、リソースがそこから転送されたリソースプールを所有する当事者、リソースがそこに転送されたリソースプールを所有する当事者、転送されたリソースに対するホールドの条件、およびホールドの条件が満足され、転送の発生が可能にされたことの証拠の指示を含むことができる。レシートジェネレータ220によって生成された転送確認レシートは、たとえば信頼されるシステムもしくは転送コーディネータなどの任意の適切なコンピューティングデバイスもしくはコンピューティングシステムに、または仲介当事者のコンピューティングデバイス100に送信され得る。

0089

図3に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す。送信側コンピューティングデバイス300は、オーソライザ310、クォートリクエスタ320、およびストレージ340を含むことができる。送信側コンピューティングデバイス300は、オーソライザ310、クォートリクエスタ320、およびストレージ340を実施するための、たとえば図21で説明されるコンピュータ20など、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはそのコンポーネントとされ得る。送信側コンピューティングデバイス300は、単一のコンピューティングデバイスとされ得、あるいは、複数の接続されたコンピューティングデバイスを含むことができ、たとえば、ラップトップ、デスクトップ、個々のサーバ、サーバファーム、または分散サーバシステムとされ得、あるいは、仮想コンピューティングデバイスまたは仮想コンピューティングシステムとされ得る。送信側コンピューティングデバイス300は、コンピューティングシステムおよびネットワークインフラストラクチャの一部とされ得、あるいは、他の形でコンピューティングシステムおよびネットワークインフラストラクチャに接続され得る。オーソライザ310は、転送に関するクォート内に含まれるソース転送および宛先転送に関するホールド条件を検証し、クォート内の転送または送信側コンピューティングデバイス300によって受信された提案される転送などの転送に関連してリソース追跡コンピューティングデバイス200上で送信当事者によって所有されるリソースをホールドする許可を送信するための、送信側コンピューティングデバイス300上のハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。クォートリクエスタ320は、送信側コンピューティングデバイス300を使用して受信当事者に対して行われることを送信当事者が望むリソースの転送に関するクォートを要求するための、ハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。ストレージ340は、クォート342または提案される転送344を任意の適切な形で記憶することができる。送信側コンピューティングデバイス300は、送信当事者によって使用されるセンダとされ得、送信当事者は、受信当事者にリソースを転送することを望む可能性がある任意の適切な当事者とされ得る。送信当事
者は、転送チェーン内の別の当事者と同一当事者とされ得、あるいは、別々の当事者とされ得る。たとえば、送信当事者および受信当事者が、同一の当事者、たとえば、ある支部でホールドされたリソースを使用して別の支部のために別のタイプのリソースを入手する複数の支部を有する組織とされ得る。

0090

オーソライザ310は、ソース転送および宛先転送に関するホールド条件を検証し、転送に関連してリソース追跡コンピューティングデバイス200上で送信当事者によって所有されるリソースをホールドするための許可を送信するための、送信側コンピューティングデバイス300上のハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。オーソライザ310は、送信側コンピューティングデバイス300によって受信された、クォート342などの転送に関するクォートまたは提案される転送344などの提案される転送の一部とされ得、送信当事者が、受信当事者にリソースを送信するために参加を望むソース転送および宛先転送に関するホールド条件を検証できるものとされ得る。オーソライザ310は、ソース転送に関する送信当事者によって所有されるリソースのホールドに関する条件が、宛先転送が発生したことの証拠の受信または信頼されるシステムからの署名されたメッセージの受信のいずれかであるかどうかを判定できるものとされ得る。いずれかが真である場合には、オーソライザ310は、リソースがその上で追跡されるリソース追跡コンピューティングデバイス200に、リソースに関するホールド許可を送信できるものとされ得る。これは、送信当事者が、リソースプール242などのリソースプールをその上に有するリソース追跡コンピューティングデバイス200とされ得る。

0091

クォートリクエスタ320は、送信当事者が、送信側コンピューティングデバイス300を使用して受信当事者に対して行うことを望むリソースの転送に関するクォートを要求するためのハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。クォートリクエスタ320は、たとえば送信側コンピューティングデバイス300にパラメータを入力する送信当事者から、または送信側コンピューティングデバイスのストレージ340から、転送に関するパラメータを受け取ることができるものとされ得る。クォート要求のパラメータは、たとえば、転送の受信当事者の指示、送信当事者が転送するリソースのタイプ、受信当事者が受信を期待するリソースのタイプ、および送信当事者が転送するリソースの量または送信当事者が受信当事者に到達することを望むリソースの量のいずれかを含むことができる。たとえば、クォートは、送信当事者が100米国ドルを転送することと、受信当事者が、為替レートと、たとえば仲介当事者によって100米国ドルから演繹されたリソースの価値とに基づいてある量のユーロを受信することとを示すことができ、あるいは、クォートは、受信当事者が100ユーロを受信することを示すことができ、送信当事者によって転送される米国ドルの量は、受信当事者が為替レートおよびすべての演繹されるリソースを考慮して100ユーロを受信することを確実にするように決定され得る。クォート要求は、送信当事者が転送チェーン内で使用されることを望む仲介コンピューティングデバイスおよびリソース追跡コンピューティングデバイスのアイデンティティ、転送チェーン内の当事者のアイデンティティ、各当事者からおよび各当事者へ転送される量、ならびに、転送および転送チェーンに関する他の適当な詳細を含む、転送チェーンをも含むことができる。

0092

クォートリクエスタ320によって生成されたクォート要求は、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムに送信され得る。たとえば、クォート要求は、様々な可能な仲介コンピューティングデバイス100に送信され得、この仲介コンピューティングデバイス100は、クォート要求を評価し、受信当事者への転送チェーン内の転送への参加のためにクォートを応答することができる。クォート要求は、信頼されるシステム、転送コーディネータ、または、送信当事者と受信当事者との間で転送チェーンをセットアップするために様々な可能な仲介コンピューティングデバイス100からクォートを得るための経路探索を実行することのできる他のコンピューティングデバイスに送信され得る。たとえば、クォート要求が、送信当事者によって指定された転送経路を含む場合、または、クォート要求を受信したコンピューティングデバイスもしくはコンピューティングシステムが、様々な仲介コンピューティングデバイスおよびリソース追跡コンピューティングデバイスに関する流動性情報(liquidity information)を事前インデクシングさせる場合には、経路探索が不要である可能性がある。

0093

図4に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す。コーディネータ400は、転送チェーンジェネレータ410、クォートリクエスタ420、およびストレージ440を含むことができる。コーディネータ400は、転送チェーンジェネレータ410、クォートリクエスタ420、およびストレージ440を実施するための、たとえば図21で説明されるコンピュータ20など、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはそのコンポーネントとされ得る。コーディネータ400は、単一のコンピューティングデバイスとされ得、あるいは、複数の接続されたコンピューティングデバイスを含むことができ、たとえば、ラップトップ、デスクトップ、個々のサーバ、サーバファーム、または分散サーバシステムとされ得、あるいは、仮想コンピューティングデバイスまたは仮想コンピューティングシステムとされ得、あるいは、たとえば仲介コンピューティングデバイス100および送信側コンピューティングデバイス200などの転送チェーン内の様々なコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムの間で分散され得る。コーディネータ400は、コンピューティングシステムおよびネットワークインフラストラクチャの一部とされ得、あるいは、他の形でコンピューティングシステムおよびネットワークインフラストラクチャに接続され得る。転送チェーンジェネレータ410は、送信当事者から受信当事者までの転送チェーンを生成するための、たとえば、様々な仲介コンピューティングデバイス100から受信される様々な仲介当事者から収集された様々なクォートからチェーンを組み立てるための、ハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。クォートリクエスタ420は、送信当事者が送信側コンピューティングデバイス300を使用して受信当事者に対して行うことを望むリソースの転送に関するクォートを要求するための、ハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組合せとされ得る。ストレージ440は、準備済み転送レシート442などの準備済み転送レシートと、転送確認レシート444などの転送確認レシートとを、任意の適切な形で記憶することができる。コーディネータ400は、コンピューティングデバイスもしくはコンピューティングシステムとされ得、またはそのコンポーネントとさ
れ得、その機能性を複数のコンピューティングデバイスもしくはコンピューティングシステムの間で分散させることができる。コーディネータ400は、たとえば、信頼されるシステムとされ得、あるいは、送信当事者から受信当事者への転送に関する転送コーディネータとされ得る。コーディネータ400は、送信当事者と受信当事者との間の転送チェーン内の仲介コンピューティングデバイス100またはその一部とされ得る。

0094

コーディネータ400は、たとえば転送チェーンジェネレータ410およびクォートリクエスタ420を使用して、転送のために転送チェーンをセットアップできるものとされ得る。たとえば、コーディネータ400は、送信側コンピューティングデバイス300からクォート要求を受信できるものとされ得、クォートを満足するために転送チェーンの一部とされ得る仲介コンピューティングデバイス100を判定できるものとされ得、これらの仲介コンピューティングデバイス100に送信され得るクォート要求を生成することができ、転送チェーンジェネレータ410を使用して、クォートを要求した送信当事者とオリジナルのクォート要求内で示される受信当事者との間で転送チェーンを構成するために、仲介コンピューティングデバイス100から受信したクォートを使用できるものとされ得る。コーディネータ400は、ストレージ440内に、転送チェーンを構成するためにクォートリクエスタ420の代わりに使用され得る様々な仲介コンピューティングデバイスおよびリソース追跡コンピューティングデバイスの流動性情報のインデックスをも含むことができる。

0095

コーディネータ400は、転送チェーン内の様々なコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムの間での通信およびメッセージパッシングを調整できるものとされ得る。たとえば、コーディネータ400は、準備済み転送レシート442および転送確認レシート444などの様々なレシートを受信し、これらを、転送チェーン内の仲介コンピューティングデバイス100およびリソース追跡コンピューティングデバイス200などの適当なコンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムに送信することができる。

0096

コーディネータ400は、信頼されるシステムとされ得る。コーディネータ400が信頼されるシステムである時には、転送チェーン内のリソース追跡コンピューティングデバイス200上でリソースにかけられるすべてのホールドに関する条件は、コーディネータ400からの署名されたメッセージの受信とされ得る。コーディネータ400は、転送チェーン内のすべてのリソース追跡コンピューティングデバイス200が、転送チェーン内で転送されるすべてのリソースがホールドされたことを示す準備済み転送レシートをコーディネータ400に送信し終えた時を判定できるものとされ得、署名されたメッセージを生成し、転送を進行させるために転送チェーン内の仲介コンピューティングデバイス100およびリソース追跡コンピューティングデバイス200のすべてに署名されたメッセージを分配できるものとされ得る。署名されたメッセージは、必要な場合には転送を取り消すことができるものとされ得る。

0097

図5に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的なシステムを示す。リソース追跡コンピューティングデバイス200上のリソースプール242は、リソース所有者識別子510と、リソース記録520および530とを含むことができる。リソース所有者識別子510は、リソースプール242内で記録されたリソースを所有する当事者の任意の適切な識別とされ得る。たとえば、リソース所有者識別子は、人、組織、またはサーバシステム上のユーザもしくはプロセスの名前、任意の名前、ユーザ名とパスワードとの組合せ、パスフレーズまたはパスコード一意の数、あるいは暗号公開鍵とされ得る。リソース記録520および530は、リソースタイプ522および532と、リソース量524および534とを含むことができる。リソースタイプ522および532は、リソース記録520および530内に記録されたリソースのタイプを示すことができる。リソースタイプ522および532は、たとえば、通貨、暗号通貨、物品、金融商品、または計算リソースなど、資産の任意の適切なリソースとされ得る。リソース量524および534は、リソース所有者識別子510によって識別される当事者によって所有され、リソースプール242内で追跡されるリソースタイプ522および532の量を示すことができる。リソース量524および534は、たとえば、リソース追跡コンピューティングデバイス200上のレジスタまたはメモリセル内に記憶され得る。

0098

リソース追跡コンピューティングデバイス200は、任意の適切な形でリソースを追跡することができる。たとえば、リソース追跡コンピューティングデバイス200は、タイプによってリソースをプールすることができ、リソースプール242などの各リソースプールは、リソースタイプ522などの特定のリソースタイプを追跡する。次に、リソースプール242は、リソース所有者識別子510などのリソース所有者識別子を使用して、任意の量のリソースタイプ522を所有する各当事者によって保持されるリソースタイプ522のリソース量524を含むことができる。

0099

図6A〜図6Dに、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。図6Aでは、送信側コンピューティングデバイス300は、クォートの要求を送出することができる。クォートは、送信当事者が送信側コンピューティングデバイス300を使用してそれにリソースを転送することを望む受信当事者を示すことができる。クォートの要求は、たとえばコーディネータ400によって受信され得、コーディネータ400は、クォートの要求を様々な仲介コンピューティングデバイスに分配することができる。仲介コンピューティングデバイス100は、クォートを応答することができ、このクォートは、送信するコンピューティングデバイス300に送り返され得る。

0100

図6Bでは、送信するコンピューティングデバイス300は、クォートの受け入れを、たとえばコーディネータ400に送り返すことができる。たとえば、送信当事者は、クォート要求内で要求されたすべての転送コスト、保証された最小転送、およびロックタイムアウトを含む、仲介コンピューティングデバイス100からのクォートを受け入れることができる。コーディネータ400は、仲介コンピューティングデバイス100に、送信するコンピューティングデバイス300と仲介コンピューティングデバイス100との間でセンダ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス200に、および、受信当事者がリソース追跡コンピューティングデバイス600上にリソースプールを有することができるので仲介コンピューティングデバイス100とレシーバとの間にあり得るインターメディアリ-レシーバリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス600に、提案される転送を送信することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス200および600は、提案される転送に関する条件を検証することができ、提案される転送レシートをコーディネータ400に返すことができる。提案される転送は、送信当事者によって望まれる転送をもたらすために、どのタイプおよびどの量のリソースがどのリソースプールの間で移動されなければならないのかを、リソース追跡システム200および600に示すことができる。

0101

図6Cでは、送信側コンピューティングデバイス300は、送信当事者がその上にリソースプールを有することのできるリソース追跡コンピューティングデバイス200にホールド許可を送信することができる。ホールド許可は、コーディネータ400を介して送信され得る。ホールド許可の受信時に、リソース追跡コンピューティングデバイス200は、転送内で使用されなければならない、送信当事者によって所有されるリソースにホールドをかけることができ、たとえばコーディネータ400を介して、たとえば仲介コンピューティングデバイス100に、準備済み転送レシートを送信することができる。

0102

図6Dでは、準備済み転送レシートの受信時に、仲介コンピューティングデバイス100が、実行命令または転送に関する許可をリソース追跡コンピューティングデバイス600に送信することができる。実行命令は、リソース追跡コンピューティングデバイス600に、リソース追跡コンピューティングデバイス600および仲介コンピューティングデバイス100に送信された提案される転送に従って、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有され得るリソースプール644から受信当事者によって所有され得るリソースプール642へリソースを転送させることができる。これは、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者の宛先転送とされ得る。仲介コンピューティングデバイス100が、転送に関する許可を送出する場合には、リソース追跡コンピューティングデバイス600は、コーディネータ400からの適切なメッセージの受信時に、リソースプール644からリソースプール642へリソースを転送することができる。

0103

リソース追跡コンピューティングデバイス600は、たとえば仲介コンピューティングデバイス100、コーディネータ400、またはその両方を介して、リソース追跡コンピューティングデバイス200に到達することができる宛先転送の転送確認レシートを送信することができる。仲介コンピューティングデバイス100は、実行命令をリソース追跡コンピューティングデバイス200に送信することもできる。転送確認レシートは、リソース追跡コンピューティングデバイス200上で送信当事者のリソースにかけられたホールドの条件を満足することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス200は、実行命令の受信時に、送信当事者によって所有され得るリソースプール242から仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有され得るリソースプール244に、ホールドされたリソースを自動的に転送することができる。

0104

図7A〜図7Cに、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。図7Aでは、送信側コンピューティングデバイス300は、送信当事者から受信当事者への転送に関するクォートを要求し、受信し、合意し終えているものとされ得る。コーディネータ400は、転送チェーン内のリソース追跡コンピューティングデバイス200、600、および720と仲介コンピューティングデバイス100および710とに、提案される転送を送信することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス200、600、および720は、それらが提案される転送に関する条件を検証し終え、提案される転送によって示されるリソースをホールドする許可を待っていることを示す提案される転送レシートを、たとえばコーディネータ400に送出することができる。

0105

図7Bでは、送信側コンピューティングデバイス300は、送信当事者がその上にリソースプールを有することのできるリソース追跡コンピューティングデバイス200にホールド許可を送信することができる。ホールド許可は、コーディネータ400を介して送信され得る。ホールド許可の受信時に、リソース追跡コンピューティングデバイス200は、転送に使用されなければならない送信当事者によって所有されるリソースにホールドをかけることができ、たとえばコーディネータ400を介して、たとえば仲介コンピューティングデバイス100に、準備済み転送レシートを送信することができる。

0106

図7Cでは、仲介コンピューティングデバイス100は、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者がリソースプールをその上に有することのできるインターメディアリ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス600にホールド許可を送信することができる。ホールド許可は、コーディネータ400を介して送信され得る。ホールド許可の受信時に、リソース追跡コンピューティングデバイス600は、転送に使用されなければならない、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけることができ、たとえばコーディネータ400を介して、たとえば仲介コンピューティングデバイス710に、準備済み転送レシートを送信することができる。

0107

図8A〜図8Cに、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。転送が、信頼されるシステムを含まない場合には、仲介コンピューティングデバイス710は、図8Aのように転送確認レシートを受信した時に、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス720に実行命令を送信することができる。実行命令は、リソース追跡コンピューティングデバイス720に、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者によって所有され得るリソースプール742から、受信当事者によって所有され得るリソースプール744へ、リソースを転送させることができる。転送されるリソースのタイプおよび量は、仲介コンピューティングデバイス710およびリソース追跡コンピューティングデバイス720に送信される提案される転送内で示される通りとされ得る。リソース追跡コンピューティングデバイス720は、転送確認レシートを送出することができ、この転送確認レシートは、たとえば仲介コンピューティングデバイス710に進むことができる。転送確認レシートまたは転送の何らかの他の通知は、受信当事者がリソースを成功して受信したことを送信当事者に通知するために、送信側コンピューティングデバイス300にも送信され得る。

0108

図8Bでは、仲介コンピューティングデバイス710は、リソース追跡コンピューティングデバイス720から受信された転送確認レシートを、たとえばコーディネータ400を介して、リソース追跡コンピューティングデバイス600に送信することができる。仲介コンピューティングデバイス710は、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有され、リソース追跡コンピューティングデバイス600においてリソースプール644内でホールドされたリソースの、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者によって所有されるリソースプール642への転送をもたらすために、リソース追跡コンピューティングデバイス600に実行命令を送信することもできる。これは、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者のソース転送とされ得る。転送確認レシートは、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者からのリソースの宛先転送が完了したことの証拠とされ得るので、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースに対するホールドの条件を満足することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス600は、仲介コンピューティングデバイス710からの実行命令の受信時に、ホールドされたリソースをリソースプール644からリソースプール642に自動的に転送することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス600は、転送確認レシートを送出することができ、この転送確認レシートは、たとえば仲介コンピューティングデバイス100に進むことができる。

0109

図8Cでは、仲介コンピューティングデバイス100は、リソース追跡コンピューティングデバイス600から受信された転送確認レシートを、たとえばコーディネータ400を介して、リソース追跡コンピューティングデバイス200に送信することができる。仲介コンピューティングデバイス100は、送信側コンピューティングデバイス300を使用する送信当事者によって所有され、リソース追跡コンピューティングデバイス200においてリソースプール242内でホールドされたリソースの、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースプール244への転送をもたらすために、実行命令をリソース追跡コンピューティングデバイス200に送信することもできる。これは、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者のソース転送とされ得る。転送確認レシートは、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者からのリソースの宛先転送が完了したことの証拠とされ得るので、送信側コンピューティングデバイス300を使用する送信当事者によって所有されるリソースに対するホールドの条件を満足することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス200は、仲介コンピューティングデバイス100からの実行命令の受信時に、ホールドされたリソースをリソースプール242からリソースプール244へ自動的に転送することができる。これは、転送を完了することができる。というのは、受信当事者が、リソースを受信し終えたものとされ得、送信当事者が、リソースを送信し終えたものとされ得、仲介当事者が、転送チェーンを容易にするためにリソースの送信と受信との両方を終えたものとされ得るからである。

0110

図9A〜図9Cに、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。図9Aでは、転送が信頼されるシステム、たとえばコーディネータ400を含む場合に、仲介コンピューティングデバイス710は、図7Aのように準備済み転送確認レシートを受信した時に、リソース追跡コンピューティングデバイス720にホールド許可を送信することができる。ホールド許可の受信時に、リソース追跡コンピューティングデバイス720は、受信当事者に転送されるべき、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけることができ、たとえばコーディネータ400に、準備済み転送レシートを送信することができる。いくつかの実装形態では、コーディネータ400などの信頼されるデバイスがある時に、送信側コンピューティングデバイス300、仲介コンピューティングデバイス100、および仲介コンピューティングデバイス710は、そのそれぞれのホールド許可を同時に、たとえば転送が進行すべきことを示すメッセージをコーディネータ400から受信する時に、送信することができる。

0111

図9Bでは、コーディネータ400は、リソース追跡コンピューティングデバイス200、600、および720と仲介コンピューティングデバイス100および710とに署名されたメッセージを送信し、またはこれらによって取り出され得る署名されたメッセージを記憶することができる。たとえば、コーディネータ400は、転送チェーン内で転送されるべきリソースのすべてがホールド済みであることを示す準備済み転送レシートをリソース追跡コンピューティングデバイス200、600、および720から受信済みとされ得る。コーディネータ400は、転送が進行できると判定し、署名されたメッセージを送出することができ、この署名されたメッセージは、たとえば、コーディネータ400によって保持される秘密暗号鍵を用いて署名され、リソース追跡コンピューティングデバイス200、600、および720と仲介コンピューティングデバイス100および710とがそのコピーを有する対応する公開鍵を用いて検証可能なメッセージとされ得る。

0112

図9Cでは、仲介コンピューティングデバイス710は、そのソース転送および宛先転送に関する実行命令を、それぞれリソース追跡コンピューティングデバイス600および720に送信することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス600および720によって受信された署名されたメッセージは、リソースプール644および742内のリソースに対するホールドの条件を満足済みとされ得る。リソース追跡コンピューティングデバイス720は、実行命令の受信時に、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者によって所有されるリソースプール742から受信当事者によって所有されるリソースプール744へ、ホールドされたリソースを自動的に転送することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス720は、たとえば、受信当事者がリソースを受信し終えたことをセンダに通知するために送信側コンピューティングデバイス300に送信される、転送確認レシートまたは他の通知を生成することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス600は、実行命令の受信時に、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースプール644から仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者によって所有されるリソースプール642へ、ホールドされたリソースを自動的に転送することができる。

0113

仲介コンピューティングデバイス100は、そのソースに関してリソース追跡コンピューティングデバイス200に実行命令を送信することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス200によって受信された署名されたメッセージは、リソースプール242内のリソースに対するホールドの条件を満足済みとされ得る。リソース追跡コンピューティングデバイス200は、実行命令の受信時に、送信するコンピューティングデバイス300を使用する送信当事者によって所有されるリソースプール242から仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースプール244へ、ホールドされたリソースを自動的に転送することができる。

0114

図10に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。リソースプール242からリソースプール244へのリソース追跡コンピューティングデバイス200上でホールドされたリソースの転送をもたらすためには、リソースに対するホールドの条件が満足されなければならない。この条件は、たとえば、仲介コンピューティングデバイス100からリソース追跡コンピューティングデバイス200への転送確認レシート1090の送信によって満足され得、ここで、転送確認レシート1090は、リソースプール242からリソースプール244へのリソースのソース転送に関する宛先転送が完了したことを示す。代替案では、信頼されるシステムが、リソース追跡コンピューティングデバイス200に署名されたメッセージを送信することができる。

0115

仲介コンピューティングデバイス100は、リソース追跡コンピューティングデバイス200に実行命令を送信することができる。実行命令は、リソースマネージャ210によって受信され得、リソースマネージャ210は、リソースに対するホールドの条件が満足されたことを検証することができる。その後、リソースマネージャ210は、リソースプール242内のリソース量524を、ホールドされたリソースの量だけ減分し、リソースプール244内のリソース量1024を同一の量だけ増分することができる。リソースタイプ522および1022は、同一とされ得る。これは、たとえば仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者とされ得る、リソース所有者識別子1010によって識別される当事者が、増加された量のリソースタイプ1022を所有することを、リソースプール244が記録することをもたらすことができる。リソースプール242は、リソース所有者識別子510によって識別される当事者、たとえば送信当事者または他の仲介当事者が、今や、減少された量のリソースタイプ522を所有することを記録することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス200によって追跡されるリソースタイプ522または1022の総量は、変化していないものとされ得、リソースプール242および244を所有する当事者によって所有されるリソースの量だけが、変化することができる。

0116

リソース量524および1024は、レジスタまたはメモリセル内に記憶されるカウンタとされ得る。リソース量524が減分される時には、カウンタによって記録される量は、ホールドされたリソースの量だけ減少され得るが、ホールドされたものとして識別される実際のリソースは、リソース量524が減分される時に除去されるリソースではないものとされ得る。たとえば、リソース量524は、米国ドルのリソースタイプ522に関して、1000とされ得る。ホールドが、米国ドルのうちの100米国ドルにかけられ得る。ホールド条件が満足され、転送が発生する時に、リソース量524は、100だけ減分され得るが、これは、リソース記録520からの100米国ドルの任意のセットの除去を表すことができる。ホールドは、転送すべき少なくとも100米国ドルがあることを保証するが、100を超える米国ドルがある場合には、米国ドルのいずれもが転送され得る。リソース量524および1024は、位置あるいは、物品もしくはメモリのブロックなどの物理的インスタンス化を有するリソースまたは金融商品もしくは個別に区別可能とされ得る他のリソースなど、特定のリソースに関する他の識別子をも含むことができる。これは、特定の位置に貯蔵された特定の物品、株式の特定の持ち分、特定の債権、たとえばオプション契約などの特定の契約、その他などの特定のリソースの転送を可能にすることができる。

0117

図11に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例のシーケンスを示す。転送チェーンは、転送チェーンの信頼されるシステムともされ得る、1つの仲介コンピューティングデバイスすなわち仲介コンピューティングデバイス100を有することができる。時刻1110に、送信側コンピューティングデバイス300は、仲介コンピューティングデバイス100にホールド許可を送信することができる。時刻1120に、仲介コンピューティングデバイス100は、センダ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス200に、送信当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。この命令は、送信側コンピューティングデバイス300からのホールド許可を含むことができる。仲介コンピューティングデバイス100は、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス600に、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。時刻1130に、仲介コンピューティングデバイス100は、ホールドが送信当事者のリソースおよび仲介当事者のリソースにかけられたことを示す準備済み転送レシートを、リソース追跡コンピューティングデバイス200および600から受信することができる。時刻1140に、仲介コンピューティングデバイス100は、署名されたメッセージと実行命令との両方を、リソース追跡コンピューティングデバイス200と600との両方に送信することができる。時刻1150に、仲介コンピューティングデバイス100からの署名されたメッセージおよび実行命令の受信時にそれぞれの転送を実行し終えたものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバイス200および600は、仲介コンピューティングデバイス100に転送確認レシートを送信することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス600は、リソースの転送が完了したことの通知をレシーバコンピューティングデバイス1100に送信することもでき、レシーバコンピューティングデバイス1100は、受信当事者によって使用される任意の適切なコンピューティングデバイスとされ得る。時刻11
60に、仲介コンピューティングデバイス100は、転送が完了したことを送信側コンピューティングデバイス300に通知することができる。

0118

図12に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例のシーケンスを示す。転送チェーンは、1つの仲介コンピューティングデバイスすなわち仲介コンピューティングデバイス100を有することができ、信頼されるシステムを有しないものとされ得る。時刻1210に、送信側コンピューティングデバイス300は、センダ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス200に、ホールド許可を送信することができる。時刻1220に、仲介コンピューティングデバイス100は、ホールド許可によって許可される通りに、送信当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるようにリソース追跡コンピューティングデバイス200に命令することができる。時刻1230に、仲介コンピューティングデバイス100は、送信当事者のリソースがホールドされたことを示す準備済み転送レシートをリソース追跡コンピューティングデバイス200から受信することができる。時刻1240に、仲介コンピューティングデバイス100は、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス600に実行命令を送信することができる。時刻1250に、仲介コンピューティングデバイス100からの実行命令の受信時に仲介当事者から受信当事者へのリソースの転送を実行し終えたものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバイス600は、転送確認レシートを仲介コンピューティングデバイス100に送信することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス600は、リソースの転送が完了したことの通知をレシーバコンピューティングデバイス1100に送信することもできる。時刻1260に、仲介コンピューティングデバイス100は、実行命令とリソース追跡コンピューティングデバイス600からの転送確認レシートとをリソース追跡コンピューティングデバイス200に送信する。時刻1270に、送信当事者のリソースに対するホールドの条件を満足するために、仲介コンピューティングデバイス100からの実行命令と転送確認レシートとの受信時に送信当事者から受信当事者へのリソースの転送を実行し終えたものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバイス200は、仲介当事者へのリソースの転送を
確認する転送確認レシートを仲介コンピューティングデバイス100に送信することができる。時刻1280に、仲介コンピューティングデバイス100は、転送が完了したことを送信側コンピューティングデバイス300に通知することができる。

0119

図13に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例のシーケンスを示す。転送チェーンは、2つの仲介コンピューティングデバイスすなわち、転送チェーンの信頼されるシステムともされ得る仲介コンピューティングデバイス100と、仲介コンピューティングデバイス710とを有することができる。時刻1310に、送信側コンピューティングデバイス300は、仲介コンピューティングデバイス100にホールド許可を送信することができる。時刻1315に、仲介コンピューティングデバイス100は、センダ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス200に、送信当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。この命令は、送信側コンピューティングデバイス300からのホールド許可を含むことができる。時刻1320に、仲介コンピューティングデバイス100は、送信当事者のリソースがホールドされたことを示す準備済み転送レシートをリソース追跡コンピューティングデバイス200から受信することができる。時刻1325に、仲介コンピューティングデバイス100は、インターメディアリ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス600に、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。時刻1330に、リソース追跡コンピューティングデバイス200は、準備済み転送レシートを仲介コンピューティングデバイス100に送信することができる。準備済み転送レシートは、たとえば仲介コンピューティングデバイス100によって、またはリソース追跡コンピューティングデバイス200によって、仲介コンピューティングデバイス710にも送信され得る。時刻1335に、仲介コンピューティングデバイス710は、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス720に、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。時刻1340に、リソース追跡コンピューティングデバイス720は、準備済み転送レシ
トを仲介コンピューティングデバイス710および仲介コンピューティングデバイス100に送信することができる。時刻1345に、転送チェーン内のまたは転送チェーンに関与する信頼されるシステムとされ得る仲介コンピューティングデバイス100は、準備済み転送レシートから、転送されるべきすべてのリソースがホールドされたと判定することができ、リソース追跡システム200、600、および720と仲介コンピューティングデバイス710とに署名されたメッセージを送信することができる。時刻1350に、仲介コンピューティングデバイス710は、リソース追跡コンピューティングデバイス600と720との両方に実行命令を送信することができ、仲介コンピューティングデバイス100は、リソース追跡コンピューティングデバイス200に実行命令を送信することができる。リソース追跡コンピューティングデバイス200、600、および720は、それぞれの転送を実行することができ、リソース追跡コンピューティングデバイス720は、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者から受信当事者へホールドされたリソースを転送し、リソース追跡コンピューティングデバイス600は、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者から仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者へホールドされたリソースを転送し、リソース追跡コンピューティングデバイス200は、送信当事者から仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者へホールドされたリソースを転送する。時刻1355に、リソース追跡コンピューティングデバイス720は、リソースの転送が完了したことの通知をレシーバコンピューティングデバイス1100に送信することができる。時刻1360に、仲介コンピューティングデバイス100は、転送が完了したことを送信側コンピューティングデバイス300に通知することができる。

0120

図14に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。転送チェーンは、2つの仲介コンピューティングデバイスすなわち、仲介コンピューティングデバイス100および仲介コンピューティングデバイス710を有することができ、信頼されるシステムを有しないものとされ得る。時刻1410に、送信側コンピューティングデバイス300は、ホールド許可をリソース追跡コンピューティングデバイス200に送信することができる。時刻1415に、仲介コンピューティングデバイス100は、センダ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス200に、ホールド許可によって許可される通りに、送信当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。時刻1420に、仲介コンピューティングデバイス100は、送信当事者のリソースがホールドされたことを示す準備済み転送レシートをリソース追跡コンピューティングデバイス200から受信することができる。時刻1425に、仲介コンピューティングデバイス100は、インターメディアリ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス600に、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。時刻1430に、リソース追跡コンピューティングデバイス200は、準備済み転送レシートを仲介コンピューティングデバイス100に送信することができる。準備済み転送レシートは、たとえば仲介コンピューティングデバイス100によって、またはリソース追跡コンピューティングデバイス200によって、仲介コンピューティングデバイス710にも送信され得る。時刻1435に、仲介コンピューティングデバイス710は、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス720に実行命令を送信することができる。時刻1440に、仲介コンピューティングデバイス710からの実行命令の受信時に仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者から受信当事者へのリソースの転送を実行し終えたものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバ
イス720は、転送確認レシートを仲介コンピューティングデバイス710に送信することができる。転送確認レシートは、リソース追跡コンピューティングデバイス600にも送信され得る。リソース追跡コンピューティングデバイス720は、リソースの転送が完了したことの通知をレシーバコンピューティングデバイス1100にも送信することができる。時刻1445に、仲介コンピューティングデバイス710は、実行命令をリソース追跡コンピューティングデバイス600に送信することができる。時刻1450に、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者から仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者へホールドされたリソースを転送し終えたものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバイス600は、転送確認レシートを仲介コンピューティングデバイス100に送信することができる。転送確認レシートは、リソース追跡コンピューティングデバイス200にも送信され得る。時刻1455に、仲介コンピューティングデバイス100は、実行命令をリソース追跡コンピューティングデバイス200に送信することができる。時刻1460に、送信当事者から仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者へホールドされたリソースを転送し終えたものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバイス200は、転送確認レシートを仲介コンピューティングデバイス100に送信することができる。時刻1465に、仲介コンピューティングデバイス100は、転送が完了したことを送信側コンピューティングデバイス300に通知することができる。

0121

図15に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。転送チェーンは、3つ以上の仲介コンピューティングデバイスを含むことができるが、信頼されるシステムは含まない。たとえば、転送チェーンは、仲介コンピューティングデバイス1500を含むことができる。時刻1510に、仲介コンピューティングデバイス1500は、インターメディアリ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス200に、仲介コンピューティングデバイス1500を使用する仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。仲介コンピューティングデバイス1500は、たとえば、送信当事者によって、または転送チェーン内で仲介コンピューティングデバイス1500の直前にある仲介コンピューティングデバイスを使用する別の仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけ終えたものとされ得る別のリソース追跡システムから準備済み転送レシートを受信した後に、ホールドを命令することができる。時刻1515に、リソース追跡コンピューティングデバイス200は、直接に、もしくは仲介コンピューティングデバイス1500を介して、またはコーディネータ400として働くことができるシステムを介してのいずれかで、仲介コンピューティングデバイス100に準備済み転送レシートを送信することができる。たとえば、仲介コンピューティングデバイス100が、転送チェーンのコーディネータ400である場合に、仲介コンピューティングデバイス100は、リソース追跡コンピューティングデバイス200から直接に準備済み転送レシートを受信することができる。時刻1520に、仲介コンピューティングデバイス100は、インターメディアリ-インターメディアリリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス600に、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースにホールドをかけるように命令することができる。時刻1525に、リソース追跡コンピューティングデバイス600は、直接に、もしくは仲介コンピューティングデバイス100を介して、またはコーディネータ400として働くことができるシステムを介してのいずれかで、仲介コ
ンピューティングデバイス710に準備済み転送レシートを送信することができる。時刻1530に、仲介コンピューティングデバイス710は、インターメディアリ-レシーバリソース追跡システムとして働くことができるリソース追跡コンピューティングデバイス720に実行命令を送信することができる。時刻1535に、仲介コンピューティングデバイス710からの実行命令の受信時に仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者から受信当事者へのリソースの転送を実行し終えているものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバイス720は、直接にまたはコーディネータ400として働くことができるシステムを介してのいずれかで、仲介コンピューティングデバイス710に転送確認レシートを送信することができる。転送確認レシートは、リソース追跡コンピューティングデバイス600にも送信され得る。リソース追跡コンピューティングデバイス720は、リソースの転送が完了したことの通知をレシーバコンピューティングデバイス1100に送信することもできる。時刻1540に、仲介コンピューティングデバイス710は、リソース追跡コンピューティングデバイス600に実行命令を送信することができる。時刻1545に、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者から仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者へホールドされたリソースを転送し終えたものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバイス600は、直接にまたはコーディネータ400として働くことができるシステムを介してのいずれかで、仲介コンピューティングデバイス100に転送確認レシートを送信することができる。転送確認レシートは、リソース追跡コンピューティングデバイス200にも送信され得る。時刻1550に、仲介コンピューティングデバイス100は、リソース追跡コンピューティングデバイス200に実行命令を送信することができる。時刻1555に、仲介コンピューティングデバイス1500を使用する仲介当事者から仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者にホールドされたリソースを転送し終えたものとされ得るリソース追跡コンピューティングデバイス200は、直接に、もしくは仲介コンピューティングデバイス100を介して、またはコーディネータ400として働くことが
できるシステムを介してのいずれかで、仲介コンピューティングデバイス1500に転送確認レシートを送信することができる。時刻1560に、仲介コンピューティングデバイス1500は、仲介コンピューティングデバイス1500と送信側コンピューティングデバイス300または転送チェーン内で仲介コンピューティングデバイス1500の前の他の仲介コンピューティングデバイスとの間のリソース追跡コンピューティングデバイスに実行命令を送信することができる。これは、仲介コンピューティングデバイス1500を使用する仲介当事者へのリソースの転送をもたらすことができる。送信側コンピューティングデバイス300が、転送チェーン内で仲介コンピューティングデバイス1500の直前にある場合には、転送は、完了され得る。そうでない場合には、直前の仲介コンピューティングデバイスは、転送確認レシートを受信することができ、この転送確認レシートは、別のリソース追跡システムに送信され得、転送が完了するまでこれが繰り返される。

0122

図16に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。転送チェーンは、保証された最小転送と、リソースにかけられるホールドに関するロックタイムアウトとを含むことができる。たとえば、保証された最小転送1610は、送信当事者から受信当事者への転送が失敗する時に発生する、送信当事者から仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者へのリソースの転送とされ得る。保証された最小転送1610は、保証された最小転送1620より多いものとされ得、保証された最小転送1620は、送信当事者から受信当事者への転送が失敗する時に発生する、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者から仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者へのリソースの転送とされ得る。この形で、両方の仲介当事者は、転送が最終的に失敗する場合に、彼らのリソースがホールドされた時間について補償を受け取ることができ、送信当事者が、それでも、失敗した転送でいくらかのリソースを転送するので、悪意のある送信当事者が失敗する転送を意図的に開始することを思いとどまらせる。

0123

ロックタイムアウト1625は、リソース追跡コンピューティングデバイス200が、仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者によって所有されるリソースを転送せずに解放する前に、そのリソースをホールドする時間期間とすることができる。仲介コンピューティングデバイス100を使用する仲介当事者のロックタイムアウト1625は、仲介コンピューティングデバイス710を使用する仲介当事者のロックタイムアウト1635より長くされ得る。これは、ロックタイムアウトが満了する場合に転送が失敗し、ホールドされたリソースが解放されるので、悪意のある送信当事者が、仲介当事者によって所有されるリソースを無期限にロックアップすることができないことを保証することができる。ロックタイムアウトの満了は、保証された最小転送が行われることをももたらすことができる。

0124

図17に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例示的な配置を示す。受信当事者と送信当事者との間の転送チェーンは、並列経路を含むことができる。たとえば、ある転送チェーンが、仲介コンピューティングデバイス100、リソース追跡システム600、および仲介コンピューティングデバイス710を含む第1の経路と、仲介コンピューティングデバイス1700、リソース追跡システム1720、および仲介コンピューティングデバイス1740を含む第2の経路とを含むことができる。受信される当事者に転送されるリソースの総価値は、仲介コンピューティングデバイス710を使用する当事者から転送されるリソースの価値と仲介コンピューティングデバイス1740を使用する当事者から転送されるリソースの価値とが、合計して、受信当事者が受信することを送信当事者が意図する総価値になる限り、経路の間で任意の適切な形で分割され得る。

0125

図18に、開示される主題の実装形態によるリソース転送システムに適する例の手順を示す。1800では、クォート要求が送信され得る。たとえば、送信当事者は、送信側コンピューティングデバイス300を使用して、送信当事者が受信当事者に対して行いたいと思うリソースの転送の指示を含むことができるクォートの要求を送出することができる。クォート要求は、たとえば、送信当事者が送出したいと思うリソースのタイプおよび量、レシーバが受信しなければならないリソースのタイプおよび量、送信当事者がそれが送出したいと思うリソースタイプを有するリソースプールを送信当事者がその上に有するリソース追跡コンピューティングデバイス200のアイデンティティ、受信当事者が受信当事者に転送されるリソースのタイプを受信することのできるリソースプールをその上に有するリソース追跡コンピューティングデバイス200のアイデンティティ、ならびに、たとえば、保証される最小転送の最大レベル、ロックタイムアウト、および送信当事者がクォート内で受け入れる転送コストまたは転送料金を含む任意の他の適切なパラメータを含むことができる。クォート要求は、クォートを入手し、送信当事者の転送のために転送チェーンをセットアップするために、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムに送信され得る。

0126

1802では、クォートが受信され得る。たとえば、送信側コンピューティングデバイス300は、送信当事者がそれに関してクォートを要求した転送をもたらすのに使用され得る転送チェーンのコストを示すことができるクォートを受信することができる。クォートは、たとえば、転送チェーンへの参加のためにクォートを返した仲介コンピューティングデバイス100のいずれかに関連する、すべての転送コストまたは転送料金、保証された最小転送、およびロックタイムアウトを示すことができる。クォートは、仲介コンピューティングデバイス100およびそれに関連する仲介当事者のアイデンティティを示しても示さなくてもよく、転送チェーン内の仲介当事者の間で転送され得るリソースのタイプおよび量を示しても示さなくてもよい。送信当事者のクォートの要求が、受信当事者が受信するリソースの特定の量またはリソースの量の価値を示す場合には、そのクォートは、送信当事者が転送しなければならないリソースの量を示すことができる。クォートは、送信当事者から転送チェーン内の第1の仲介当事者への提案される転送を含むことができる。

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