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図面 (9)

課題

同じ光源により、灯具の周囲を明るくし、且つ目的方向をより明るく照らすなどの複数の目的光を照射することができる照明器具を提供する。

解決手段

取付部に取り付けられる照明器具11であって、前記被取付部に取り付けられる器具本体21と、光源部41と、前記光源部41に給電する電源部31と、前記光源部41を囲む周壁部62dを有した透光性部材62と、を有し、前記透光性部材62は、前記周壁部62dの一部に前記光源部41からの光を配光制御する配光制御部65を有し、前記配光制御部65は、前面側と後面側の厚みが異なる肉厚部65aを有する。

概要

背景

従来から、特許文献1や特許文献2に記載された照明器具のようなブラケットライトが用いられている。

特許文献1では、上方には透光性グローブで覆われた第1のランプを有し、下方には下面に投光開口を有する不透光性筒体で周囲を囲われた第2のランプを備えた壁面照明器具が開示されている。

特許文献2では、光源として上部ランプと下部ランプを備えた灯具部を有する照明器具が開示されている。上部ランプは、照明器具の周囲を全体的に照らし、下部ランプは、照明器具の略下方を照らすものである。

特許文献1や特許文献2の照明器具では、上下方向にそれぞれランプを設け、上部ランプからは灯具の周囲を明るくする目的の光が照射され、下部ランプからは下方側を部分的に集中して照らす目的の光が照射される。

概要

同じ光源により、灯具の周囲を明るくし、且つ目的方向をより明るく照らすなどの複数の目的光を照射することができる照明器具を提供する。被取付部に取り付けられる照明器具11であって、前記被取付部に取り付けられる器具本体21と、光源部41と、前記光源部41に給電する電源部31と、前記光源部41を囲む周壁部62dを有した透光性部材62と、を有し、前記透光性部材62は、前記周壁部62dの一部に前記光源部41からの光を配光制御する配光制御部65を有し、前記配光制御部65は、前面側と後面側の厚みが異なる肉厚部65aを有する。

目的

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、同じ光源から複数の目的光を照射することができる照明器具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

取付部に取り付けられる照明器具であって、前記被取付部に取り付けられる器具本体と、光源部と、前記光源部に給電する電源部と、前記光源部を囲む周壁部を有した透光性部材と、を有し、前記透光性部材は、前記周壁部の一部に前記光源部からの光を配光制御する配光制御部を有し、前記配光制御部は、前面側と後面側の厚みが異なる肉厚部を有する、照明器具。

請求項2

請求項1に記載の照明器具であって、前記配光制御部は、前記透光性部材の他の部分よりも透過率が高い、照明器具。

請求項3

請求項1または請求項2に記載の照明器具であって、前記肉厚部は、前面側の方が後面側よりも厚い、照明器具。

請求項4

請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具であって、前記配光制御部の表面に段形状を有する、照明器具。

請求項5

請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具であって、前記周壁部の表面に段形状を有する、照明器具。

請求項6

請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の照明器具であって、前記透光性部材の前面の少なくとも一部に前記光源部からの光を反射する反射部材を有する、照明器具。

請求項7

請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の照明器具であって、前記配光制御部は、前記周壁部の内面側に形成される、照明器具。

請求項8

請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の照明器具であって、前記光源部は、発光素子を有し、前記発光素子を覆う拡散部材を有する、照明器具。

請求項9

請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の照明器具であって、前記光源部は、前記照明器具の中心から前記配光制御部側に偏心した位置に設けられる、照明器具。

請求項10

請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の照明器具であって、前記光源部は、前記配光制御部側に向かうように傾けて前記器具本体に設けられる、照明器具。

請求項11

請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の照明器具であって、センサ部を有し、前記センサ部は、前記配光制御部よりも取付面側に設けられる、照明器具。

技術分野

0001

本発明は、照明器具に関する。

背景技術

0002

従来から、特許文献1や特許文献2に記載された照明器具のようなブラケットライトが用いられている。

0003

特許文献1では、上方には透光性グローブで覆われた第1のランプを有し、下方には下面に投光開口を有する不透光性筒体で周囲を囲われた第2のランプを備えた壁面照明器具が開示されている。

0004

特許文献2では、光源として上部ランプと下部ランプを備えた灯具部を有する照明器具が開示されている。上部ランプは、照明器具の周囲を全体的に照らし、下部ランプは、照明器具の略下方を照らすものである。

0005

特許文献1や特許文献2の照明器具では、上下方向にそれぞれランプを設け、上部ランプからは灯具の周囲を明るくする目的の光が照射され、下部ランプからは下方側を部分的に集中して照らす目的の光が照射される。

先行技術

0006

実開昭55−141403号公報
特開2002−313587号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、特許文献1や特許文献2の照明器具では、複数の目的の光を照射するために、目的ごとにそれぞれ別の光源を用いて複数の目的の光(以下、複数の目的光とする。)を照射していた。そのため、このような照明器具では、複数の目的光を照射するために多くの光源が必要となり、構造が複雑化、または大型化する傾向があった。

0008

そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、同じ光源から複数の目的光を照射することができる照明器具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。

0010

すなわち、本願に開示する照明器具は、
取付部に取り付けられる照明器具であって、
前記被取付部に取り付けられる器具本体と、
光源部と、
前記光源部に給電する電源部と、
前記光源部を囲む周壁部を有した透光性部材と、を有し、
前記透光性部材は、前記周壁部の一部に前記光源部からの光を配光制御する配光制御部を有し、
前記配光制御部は、前面側と後面側の厚みが異なる肉厚部を有するものである。

0011

本願に開示する照明器具において、
前記配光制御部は、前記透光性部材の他の部分よりも透過率が高いことが好ましい。

0012

本願に開示する照明器具において、
前記肉厚部は、前面側の方が後面側よりも厚いことが好ましい。

0013

本願に開示する照明器具において、
前記配光制御部の表面に段形状を有することが好ましい。

0014

本願に開示する照明器具において、
前記周壁部の表面に段形状を有することが好ましい。

0015

本願に開示する照明器具において、
前記透光性部材の前面の少なくとも一部に前記光源部からの光を反射する反射部材を有することが好ましい。

0016

本願に開示する照明器具において、
前記配光制御部は、前記周壁部の内面側に形成されることが好ましい。

0017

本願に開示する照明器具において、
前記光源部は、発光素子を有し、
前記発光素子を覆う拡散部材を有することが好ましい。

0018

本願に開示する照明器具において、
前記光源部は、前記照明器具の中心から前記配光制御部側に偏心した位置に設けられることが好ましい。

0019

本願に開示する照明器具において、
前記光源部は、前記配光制御部側に向かうように傾けて前記器具本体に設けられることが好ましい。

0020

本願に開示する照明器具において、
センサ部を有し、
前記センサ部は、前記配光制御部よりも取付面側に設けられることが好ましい。

発明の効果

0021

本発明によれば、透光性部材の一部に配光制御部を設けることで、同じ光源で複数の目的光を照射することができる。

図面の簡単な説明

0022

本発明の実施形態に係る照明器具を示す斜視図。
照明器具を示す側面図。
照明器具を示す平面図。
照明器具の取付面側を示す図。
図3におけるA−A′線断面図。
照明器具の一部を切り欠いて内部を示す側面図。
カバー部の一部を破断して示した斜視図。
配光制御部による配光制御のシミュレーション結果を示す図。

実施例

0023

本発明の実施形態に係る照明器具11について、図1から図8を用いて説明する。本実施形態に係る照明器具11は、LED素子42を光源とする照明器具である。照明器具11は、例えば、壁面(傾斜面も含む)等の被取付部に直接取り付けられるブラケットライトとして使用することが可能である。以下の説明では、照明器具11の光を照射する側を照明器具11の照射面側(前面側)とし、照明器具11における壁面等の取付面に対向する側を照明器具11の取付面側(後面側)として説明する。照明器具11の照射面側とは、後述する器具本体21の表面側とし、被取付部に直交して被取付部から離間する離間方向と被取付部に対して平行な方向である側面方向の両方を含む。また、照明器具11の取付面側とは、器具本体21の裏面側である。また、図4及び図5における上下方向を、照明器具11の「上下方向」とし、図5における前後方向を、照明器具11の「前後方向」として説明する。また、以下の説明において、前方から照明器具11等を視た状態を平面視とする。前後方向に対して直交方向から照明器具11等を視た状態を側面視とする。照明器具11等の断面形状を視た状態を断面視とする。
図1は、照明器具11の斜視図である。図2は、照明器具11の側面図である。図3は、照明器具11の平面図である。図4は、照明器具11の取付面側(後面側)を示す図である。図5は、図3におけるA−A′線断面図である。なお、図5では、要部を説明するため照明器具11の一部を破断した断面状態を示している。図6は、照明器具11の下側を示す側面図であり、照明器具11の内部を説明するために一部を切り欠いて示している。図7は、カバー部材61の一部を破断して示した斜視図である。図8は、配光制御部65による配光制御のシミュレーション結果を示す。なお、図7図8に示すカバー部材の濃淡は、形状を特定するものではない。

0024

図1から図7に示すように、照明器具11は、器具本体21、電源部31、光源部41、電源保持部材33、光源保持部材44、拡散部材51、カバー部61及びセンサ部71を主に備える。照明器具11の外形は、平面視において略円形状であって、照明器具11の高さ方向(図5の照明器具11の前後方向)の寸法が、照明器具11の径方向図5の照明器具11の前後方向に対して直交方向)の寸法よりも小さい略円柱形状である。
なお、照明器具11の外形形状は、本実施形態に限定されるものではない。平面視において略円形状以外に、例えば、楕円形状、正方形状、長方形状多角形状、またはそれらを組み合わせた形状にすることもできる。

0025

器具本体21は、平面視において略円形状であって、照射面側(前端)が開口された有底凹状の部材である。器具本体21は、電源部31、端子台35、光源部41、拡散部材51、及びカバー部61等を保持するものである。具体的には、器具本体21は、電源部31、端子台35、光源部41、電源保持部材33、光源保持部材44、拡散部材51及び配線等を収容部22に収容し、照射面側にカバー部61を取り付けて保持する部材である。器具本体21は、電源部31、端子台35、光源部41、拡散部材51、及びカバー部61等を保持可能な耐久性を有する、アクリル樹脂AE樹脂ポリカーボネイト等の樹脂材料を用いて形成されている。器具本体21は、平面視における外形形状が、カバー部61の外形形状と略一致するように形成されている。本実施形態の器具本体21は、有底凹状に形成されるが、このように、器具本体21を有底凹状に形成することで、器具本体21の靭性剛性を上げることができる。
なお、器具本体21は、機械的強度や耐久性が確保できる材料であれば、樹脂材料に限らず、アルミニウムなどの他の金属材料、もしくはそれらの組み合わせで形成することができる。

0026

器具本体21は、収容部22、カバー取付部24、円環段部25、外壁部26及びセンサ収容部28を主に有している。器具本体21は、パッキン27を介して被取付部に取り付けられる。

0027

収容部22は、照射面側(前端)が開放された有底略円筒状の部分である。収容部22は、電源部31、端子台35、電源保持部材33、光源保持部材44、配線等を収容して配置するための部分であり、内部にこれらを収容するための高さ及び幅が確保されている。収容部22は、略円筒状の円筒部22aと、該円筒部22aの取付面側を閉塞する略円形状の底部22bを有している。底部22bには、図4図5に示すように、底部22bの中央部に配線を挿通するための貫通孔22c、該貫通孔22cを中心にして対向して配置される器具取付部22d、22e、該器具取付部22eの下側に水抜き用の孔として機能する貫通孔22fが形成されている。器具取付部22d、22eは、照明器具11をネジ等の取付部材により壁面等の取付面にパッキン27を介して取り付けるために開口して形成された貫通孔である。

0028

カバー取付部24は、カバー部61が取り付けられる部分である。カバー取付部24は、収容部22の前端近傍外周面に設けられている。カバー取付部24には、カバー部61を螺合させて取り付けるための凹凸部が形成されている。カバー取付部24の後端周囲には、弾性を有するリング状のパッキン30が取り付けられている。

0029

円環段部25は、カバー取付部24の後端から径方向外側に突出して設けられる、平面視において、所定幅を有する略円環状の部分である。

0030

外壁部26は、円環段部25の外周端から後方に延設される略円筒状の部分である。外壁部26は、器具本体21の外周においてセンサ収容部28が連設される部位を除き、収容部22の周囲を覆うように形成されている。本実施形態の器具本体21は、円環段部25を介して外壁部26が収容部22の周囲に形成されるが、このように、器具本体21を形成することで、器具本体21の靭性や剛性を上げることができる。

0031

センサ収容部28は、人感センサ光センサ等のセンサ部71が収容されて取り付けられる部分である。センサ収容部28は、外壁部26の外周面から径方向外側(図5では下側)に突出して形成されている。センサ収容部28は、器具本体21の下部に配置され、取付面側及び下方が開放された略箱状の部分である。本実施形態では、センサ収容部28に取り付けられるセンサ部71として、人感センサ(赤外線センサ)が取り付けられる。

0032

電源部31は、光源部41が有するLED素子42に給電を行って、LED素子42を点灯させるための電源装置である。電源部31は、略直方体形状の電源ケース32内に、直方形状に加工されたプリント配線板上に複数の電子部品実装された電源回路が収容されたものである。電源ケース32は、電源回路の周囲を覆うものである。電源部31は、断面矩形状の電源保持部材33の前端面に取り付けられる。電源部31が取り付けられた電源保持部材33は、収容部22に収容されるとともに底部22bに立設される凸状のスペーサ22gにネジ等の取付部材34により取り付けられる。電源部31は、外部商用電源から供給される交流電流を所定の直流電流に変換し、変換後の電流をLED素子42に供給するためのものである。電源部31は、配線を介して端子台35に電気的に接続されている。端子台35は、電源保持部材33の一方の側部に取り付けられる。例えば、照明器具11を壁面等の取付面に取り付ける際、端子台35から延びる配線を天井裏側の外部商用電源(図示せず)と接続することで、電源部31は外部商用電源と電気的に接続される。電源部31と光源部41は配線によって電気的に接続されている。

0033

電源保持部材33は、断面ハット状部分を有する、電源部31を器具本体21に取り付けるための金属製の部材である。電源保持部材33は、板状部材を断面ハット状に折り曲げることにより形成されている。電源保持部材33は、前方に突出して形成される側面視U字状の電源保持部33aと、該電源保持部33aの後端から幅方向外側に延出される一対の平板状の延出部33b・33bを有している。電源保持部33aには、前端面に電源部31が配置され、一方の側面に端子台35が配置される。延出部33b・33bは、収容部22の底部22bに立設された延出部33b・33bのそれぞれに対応する複数のスペーサ22gの前端に取付部材34により取り付けられる。電源保持部材33の前方には、光源保持部材44が取り付けられる。

0034

光源部41は、光を出射する部分である。光源部41は、光源である発光素子を有するモジュール基板である。本実施形態においては、発光素子として、基板43上にLED(Light emitting diode)素子42を備えたCOB発光モジュールを使用している。具体的には、基板43は、平板状に加工された基板面に、点光源である複数のLEDを円形状の蛍光体で覆ったLED素子42を備えたCOB型発光モジュールである。基板43は、光源保持部材44の斜面部47に当接して配置され、ネジやソケット等の取付部材により取り付けられる。基板43は、配線によって電源部31と電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、光源としてCOB型発光モジュールを用いたが、光源の種類はCOB型発光モジュールに限らず、例えば表面実装型のLED素子や有機EL素子(OLED)などを用いても実現可能である。
また、基板43は、熱伝導性シート(図示せず)や放熱グリスを介して斜面部47に取り付けてもよく、これにより、より高い放熱性を得ることもできる。
また、本実施形態では、光源部41は、配光制御部65側に向かうように傾けて器具本体21に設けられる。具体的には、図5に示すように、光源部41が、配光制御部65側に向かうように光源部41の光軸Lを器具本体11の中心軸Cに対して所定角度傾斜させて配置されている。光源部41は、器具本体11の中心軸C上には配置されず、該中心軸Cから下方に偏心した位置に配置されている。

0035

光源保持部材44は、光源部41を器具本体21の所定の位置に配置するための金属製の部材である。光源保持部材44は、は、板状部材が折り曲げられることにより照射面側(前方)に向けて突出するように形成されている。光源保持部材44は、長方形状の平坦部45と、該平坦部45の一端(上端)から取付面側(後方)に延出される板状の第1立設部46と、該平坦部45の他端(下端)から取付面側(後方)に向かって傾斜する板状の斜面部47と、該斜面部47の一端(下端)から取付面側(後方)に延出される板状の第2立設部48を有している。斜面部47は、光源部41を取り付けるための略四角形状の平坦部分であり、照射面側の表面に光源部41の基板43が当接した状態で取付部材により取り付けられる。光源保持部材44は、光源部41で発生した熱を伝えて外部に放出する放熱機能も有するため、光源部41が当接される斜面部47は、光源部41との接触面積が広くなるよう平坦に形成されている。
なお、本実施形態では、斜面部47の平面視形状を略四角形状としているが、特に限定するものではなく、少なくとも基板43の一部が取付可能であればよく、四角形状以外のその他の形状であってもよい。

0036

第1立設部46の後端には、光源保持部材44の長手方向外側に延出される第1延出部49が連設されている。該第1延出部49は、ネジ等の取付部材により電源保持部材33が有する電源保持部33aの長手方向の一端に取り付けられる。第2立設部48の後端には、光源保持部材44の長手方向内側に延出される第2延出部50が連設されている。該第2延出部50は、ネジ等の取付部材により電源保持部33aの長手方向の他端に取り付けられる。光源保持部材44は、側面視において電源部31の前方を覆うように形成される。平坦部45の後方には、電源部31が配置される。斜面部47の後方には、空間Sが形成されている。すなわち、光源保持部材44が電源保持部材33に取り付けられた状態において、光源保持部材44の斜面部47と、電源保持部材33の電源保持部33aの前端面と、電源部31とにより区画される空間Sが形成されている(図5参照)。空間Sは、光源部41で発生した熱を外部に放熱するための空間である。

0037

拡散部材51は、略半球状で、光源保持部材44の斜面部47に配置された光源部41(LED素子42)の照射面側(前方)を覆うように光源保持部材44に取り付けられる。拡散部材51は、光源部41(LED素子42)からの光を反射及び拡散させる透光性部材である。拡散部材51は、例えば半透明樹脂素材で形成される。拡散部材51は、LED素子42に埃などが付着することを防止するものである。拡散部材51は、斜面部47に設けられた拡散部材取付部80に嵌合されて取り付けられる。
なお、本実施形態では、光源部41の照射面側を覆う略半球状の拡散部材51を用いたが、この形状に特に限定するものではない。例えば、略半球状の拡散部材51の代わりに、外形がドーム状、円柱状等の拡散部材を使用することもできる。

0038

カバー部61は、拡散部材51が取り付けられた光源部41の照射面側(前方)を覆うように器具本体21に取り付けられる。カバー部61は、光源部41からの光、すなわち、拡散部材51を通過した光を反射及び拡散させつつ、外部へ配光する樹脂製の部材である。カバー部61は、透光性部材62、第1反射部材63、第2反射部材64、配光制御部65、及び取付部66を有している。

0039

透光性部材62は、外形が有底略円筒状であって、透光性を有する樹脂素材で形成されている。透光性部材62は、平面視において円形状で断面視において照射面側(前方)に緩やかに膨らむ凸曲面形状に形成される第1前面部62aと、該第1前面部62aの外周端から後方に延出される円筒部62bと、該円筒部62bの後端から径方向外側に延出され、該後端から照射面側(前方)に向って皿状に開いた形状の第2前面部62cと、該第2前面部62cの外周端から後方に延出される略円筒状の周壁部62dと、後述する配光制御部65を有している。周壁部62dは、光源部41の周囲を囲むように配置される。透光性部材62の後端には、周壁部62dの後端から径方向内側に形成される断面略L字状であって、カバー取付部24に取り付けるための取付部66が連設されている。取付部66の内周面には、カバー部61を器具本体21に螺合させて取り付けるための螺旋状のネジ山が形成されている。カバー部61は、取付部66を器具本体21が有するカバー取付部24に螺合させることで、器具本体21に取り付け可能である。カバー部61は、取付部66を器具本体21が有するカバー取付部24に螺合させることで、器具本体21に対してカバー部61が位置決めされる。このようにカバー部61を位置決めした場合、カバー部61が有する配光制御部65が光源部41の直下に配置される。カバー部61は、内部の清掃や器具本体21の部品交換等のために、器具本体21に対して着脱できる構造となっている。
また、本実施形態で挙げる透光性部材62とは、光源部41からの光の配光や照度相関色温度などを制御する部材である。透光性部材62としては、例えば、セード透光カバー)、パネル凸レンズ凹レンズ等の種々のレンズを広く含むものである。本実施形態の透光性部材62を構成する第1前面部62a、円筒部62b、第2前面部62c、周壁部62d及び配光制御部65は、一体の部材として形成される。なお、本実施形態において「一体の部材」とは、分離独立した複数の部材が一つに結合したものではなく、成型段階で一つの部材として作られた部材である。ただし、本発明における「一体の部材」は、成型段階で一つの部材として作られた部材に限らず、分離独立した複数の部材が一つに結合した部材を含むように広義な意味を持つこととする。
なお、本実施形態における透光性部材62の形状は一例であって、有底円筒状の他、ドーム状や有底角筒状などにすることもできる。

0040

第1反射部材63は、平面視において円形状で断面視において照射面側(前方)に緩やかに膨らむ凸曲面形状であって、透光性部材62が有する第1前面部62aよりも直径寸法が大きい。第1反射部材63は、第1前面部62aの照射面側の表面(前面)に当接させて、接着材等により取り付けられる。第1反射部材63は、透光性部材62の内部から外部へと光を通過させない遮光性を有する。また、第1反射部材63の取付面側の表面(後面)は、白色もしくは乳白色等に着色された面である。第1反射部材63の取付面側の表面(後面)は、光を反射する反射面となっている。

0041

第2反射部材64は、平面視において第2前面部62cと略同じ形状であって、照射面側(前方)に向って皿状に開いた形状である。第2反射部材64は、第2前面部62cの照射面側の表面(前面)に当接させて、接着材等により取り付けられる。第2反射部材64は、透光性部材62の内部から外部へと光を通過させない遮光性を有する。また、第2反射部材64の取付面側の表面(後面)は、白色もしくは乳白色等に着色された面である。第2反射部材64の取付面側の表面(後面)は、光を反射する反射面となっている。

0042

また、上述した第1反射部材63及び第2反射部材64は、後面側を白色に着色しているが、着色方法は特に限定するものではない。例えば、塗料を塗布したり、着色剤を部材中に添加したり、白色層印刷シール等で形成したりしてもよい。また、透光性部材62は、光透過率の異なる複数の部材を組み合わせて形成することもできる。
なお、本実施形態では、第1反射部材63や第2反射部材64を透光性部材62の前面部分に有する構成としているが、特に限定するものではない。例えば、照明器具の配光制御や意匠等に応じて、反射部材は、透光性部材の前面の少なくとも一部に有する構成であってもよい。

0043

円筒部62bは、透光性部材62の内部から外部へと光を側面方向に透過させることができる。円筒部62bから出射した光の一部は、第1反射部材63や第2反射部材64によって反射されて、照明器具11の前方及び側方に照射される。

0044

周壁部62dは、透光性部材62の内部から外部へと光を透過させることができる。本実施形態の周壁部62dでは、配光制御部65の内側面65bを除き、内周面に微細な凹凸を形成したシボ加工フロスト加工)を施している。このように、周壁部62dの内周面にシボ加工を施すことで、配光制御部65が、透光性部材62の他の部分よりも光の透過率が高くなる。
なお、本実施形態では、シボ加工により光の透過率を制御しているが、特に限定するものではない。例えば、散乱剤混入などの光拡散処理を施して光の透過率を制御することもできる。

0045

配光制御部65は、周壁部62dの一部(下部)に配置され、光源部41からの光を配光制御する部分である。配光制御部65は、透光性部材62の内側の下部において、第2前面部62cの内側面と周壁部62dの内側面とにより形成される隅部を埋めるように形成される、断面視略傾斜形状の透光性の肉厚部分である。配光制御部65は、前面側が後面側よりも厚くなるように形成された肉厚部65aと、該肉厚部65aの内側表面である内側面65bを有している。配光制御部65の内側面65bは、光源41からの光を受ける入射面である。内側面65bは、断面視において複数の規則的な凹凸を有する段形状に形成されており、上方から見ると略弓形の面となる。内側面65bに形成される凹凸は、前後方向に対して略直交する方向に沿って延設されている。配光制御部65は、光源部41からの光を肉厚部65aにより所定方向屈折させることができる。また、内側面65bに段形状を有することにより、光源部41からの光はより屈折されて、配光制御部65から照射させる範囲を広げることができる。配光制御部65の一端側(前側)は、第2前面部62cの径方向の中途部に連設されている。配光制御部の他端側(後側)は、周壁部62dの前後方向の中途部に連設されている。配光制御部65の内側面65bは、拡散部材51に覆われた光源部41に対向して配置される。
なお、本実施形態では、配光制御部65の内側面65bに凹凸を有する形状としているが、特に限定するものではない。例えば、凹凸を有しない平坦な形状、凹曲面形状や凸曲面形状であってもよい。
また、本実施形態では、肉厚部65aの内側面65bが、周壁部62dの内側表面の一部を構成している。

0046

センサ部71は、人感センサや照度センサや、リモコン受信部等である。本実施形態のセンサ部71は、人感センサである。人感センサは、人間等から放射される熱線赤外線)の量の変化を検知するセンサである。センサ部71には、主として人間等から放射される熱線を導入するレンズ群が設けられている。なお、センサ部71は、赤外線センサに限らず、超音波センサ電波センサなどを用いてもよい。センサ部71は、電源部31と電気的に接続される。

0047

以上のように構成された照明器具11では、透光性部材62の一部に配光制御部65を設けることで、例えば、照明器具11を壁面に取り付けた場合に、光源部41で照明器具11の周囲を明るく照らす光と、床面を明るく照らす光の2つの目的光を照射することができる。具体的には、透光性部材62が有する円筒部62bは、透光性を有し、透光性部材62の内部から外部へと光を透過させることができる。これにより、該円筒部62bを通過した光は、第1反射部材63の後面及び第2反射部材64の前面により照明器具11の側面方向に導光される。側面方向に導光された光の一部は、第2反射部材64の前面に照射されて、照明器具11を平面視した場合、第2反射部材64の前面には、第1反射部材63の周囲から光が均一に皆既日食のように広がる間接光のような光を照射することができる。さらに、透光性部材62が有する周壁部62dは、光源部41の側面方向の光やカバー部61内部を反射や散乱した光を透過し、照明器具11の周囲に照射するができる。これにより、照明器具11の周囲から光が照射され、照明器具11の周囲の空間や取付面等を照らすことができる。さらに、光源部41からの光を、配光制御部65を構成するプリズム状の肉厚部65aと段形状の凹凸を有する内側面65bとにより配光制御することで、広範囲に広がる目的光を照射することができる。以下に、本実施形態における具体的な効果を説明するために、配光制御のシミュレーション結果について説明する。

0048

次に、配光制御部65による配光制御のシミュレーションについて説明する。図8には、配光制御部の肉厚部の形状、配光制御部の内側面の凹凸形状を変化させて配光制御のシミュレーションを行った結果を示している。当該配光制御のシミュレーションでは、照明器具が設置される壁面における高さ位置を1.8〜2m、壁面前方床面領域を2.0m四方して配光を検証した。配光制御部の形状Aは、配光制御部の内側面をストレート面(フラット面)としたもの、形状Bは、配光制御部の内側面において凸状の屈曲部分を設けたもの、形状Cは、配光制御部の内側面が凹凸状であって凸部の角部に所定の丸みを有するもの、形状Dは、配光制御部の内側面が凹凸状であって凸部の角部に所定の丸みを有しないもの、である。これらの形状A〜Dにおいて配光制御のシミュレーションを行った結果、いずれの形状も、照明器具の周囲を照らす光と、壁面から離れる方向に出射して床面を照らす光の、2つの目的光を照射できることが確認できた。形状C、Dにおいては、床面の前後方向及び左右方向に対してバランスよく広範囲に広がる光を照射できることが確認できた。

0049

以上説明した本実施形態に係る照明器具11によれば、透光性部材62が、周壁部62dの一部に1つの光源部41からの光を配光制御する配光制御部65を有する。配光制御部65は、前面側が後面側よりも厚くなるように形成された肉厚部65aを有し、光源部41からの光の入射面である内側面65bが形成されている。これにより、光源部41からの光から、照明器具11の周囲を明るくする光と、配光制御部65によって導かれて床面の広範囲を明るくする光の、2つの目的光を照射することができる。したがって、照明器具の小型化が可能となる。
また、本実施形態では1つの光源部41から2つの目的光が照射できるような照明器具11を示したが、これに限らず、3つ以上の目的光が照射できるように構成しても良い。たとえば、透光性部材62に配光制御部65を2つ以上設けて、それぞれの配光制御部65によって目的方向に配光制御することもできる。また、本実施形態では、肉厚部65aは前面側が後面側よりも厚くなるように形成したが、これに限らず、後面側が厚くなるように形成しても良い。その場合、光源部41からの光は、配光制御部65によって後面側に導かれて取付面を明るく照らすこともできる。

0050

また、本実施形態では、配光制御部65が、透光性部材62の他の部分よりも光の透過率が高い。これにより、配光制御部65から配光制御された光の照度が向上する。

0051

また、本実施形態では、配光制御部65が、内側面65bに段形状を有している。これにより、光源部41からの光をよりバランスよく広範囲に広げることができ、広範囲を照らす光を照射することができる。また、透過率の高い配光制御部65の場合、内側面65bに段形状を有することで、発光素子のような指向性の強い光源からの直接光が屈折されて広範囲に広がるので、集光された輝度の高い光が視界入りにくくなるためグレアレスとなる。また、配光制御部65の表面に段形状を設けることで、段形状を有しない場合よりも配光制御部65から照明器具11の内部構造見えにくくすることができるため、照明器具11の意匠性を高めることができる。
本実施形態では、配光制御部65の内側面65bを段形状に設けたが、これに限らず、配光制御部65の内側面65b以外の表面、もしくは、周壁部62dの表面を段差状に設けることもできる。配光制御部65の内側面65b以外の表面を段差状に設ける場合は、例えば、配光制御部65を透光性部材62とは別体で形成し、段差状の表面が内側面65bとならないように、透光性部材62の所望の位置に取り付けることもできる。

0052

また、本実施形態では、透光性部材62の前面側に光源部41からの光を反射する反射部材である第1反射部材63、第2反射部材64を有している。これにより、光源部41からの前方に向かう光が第1反射部材63と第2反射部材64によって反射を繰り返して照明器具11の周囲、またはその一部は第2反射部材64に照射される。人が照明器具11の正面位置近傍に立ったときでも、照明器具11の前面側においては、光源部41からの前方に向かう強い光は視界に入りにくく、第2反射部材64の前面に間接光のように広がる弱い光が視界に入る。そのため、グレアを抑えることができる。

0053

また、本実施形態では、配光制御部65が、周壁部62dの内面側に形成されている。これにより、配光制御部65が照明器具11の外側に突出しない。したがって、配光制御部65の出射面は、カバー部材61から突出しない。カバー部材61において、他の部分よりも光透過率の高い配光制御部65を設けた場合、他の部分よりも配光制御部65の出射面は眩しく感じる。周壁部62dの内面側に配光制御部65を形成することで、その出射面がカバー部材61から突出していないので、視界に入りにくく、グレアが抑えられる。

0054

また、本実施形態では、発光素子であるLED素子42を覆う拡散部材51を有している。指向性の強い発光素子であるLED素子42を用いても該LED素子42を覆うように拡散部材51をさらに設けることによって、より光ムラを低減することができる。拡散部材51は、LED素子42の指向性を抑えて光を拡散し、拡散部材51の表面全体が光るように制御する。

0055

また、本実施形態では、光源部41が、照明器具11の中心から配光制御部65側に偏心した位置に設けられる。すなわち、光源部41を配光制御部65寄りに設けられる。これにより、光源部41が照明器具11の中心にあるよりも、配光制御部65に入射する光量が増えるため、配光制御部65によって配光制御できる光量が増えるとともに、目的方向に配光制御しやすくなる。

0056

また、本実施形態では、光源部41が配光制御部65側に傾斜するように器具本体21に設けられる。これにより、光源部41の光軸Lが配光制御部65側に傾き、配光制御部65に入射する光量が増えるため、配光制御部65によって配光制御できる光量が増えるとともに、目的方向に配光制御しやすくなる。

0057

また、本実施形態では、センサ部71が、配光制御部65よりも取付面側に設けられる。これにより、配光制御部65がセンサ部71とは反対方向に厚肉に形成されているため、光源部41からの光がセンサ部71に入りにくくなるため、センサ部71のチャタリングを防止できる。

0058

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、照明器具の形状が平面視において略円形状や略正方形状以外の形状であってもよく、例えば長方形状、多角形状やその他の形状としてもよい。

0059

11照明器具
21器具本体
31電源部
41光源部
51拡散部材
61カバー部
62透光性部材
62d周壁部
63 第1反射部材
64 第2反射部材
65配光制御部
65b 内側面(入射面)
71センサ部

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