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技術 被検物質の検出方法、検体分析カートリッジおよび検体分析装置

出願人 シスメックス株式会社
発明者 堀井和由能勢智之藤原崇雄古佐小達也
出願日 2015年4月30日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2015-093387
公開日 2016年12月15日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2016-211886
状態 特許登録済
技術分野 自動分析、そのための試料等の取扱い
主要キーワード 部分接続 混合液流路 凹状形状 検出槽 プランジャユニット 磁力源 分散部分 液体チャンバ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月15日)のものです。
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図面 (20)

課題

検体分析カートリッジを用いた検体測定において、磁性粒子の移動により液体収容部の液体がその隣の液体収容部の液体に混入することを抑制する。

解決手段

この被検物質検出方法は、検体が供給された検体分析カートリッジ100を用いて被検物質41を検出する。検体分析カートリッジ100は、気相空間がある通路部20と、開口部12を通じて通路部20と連通する複数の液体収容部10とを備える。複数の液体収容部10は、磁性粒子40を含む第1液体11aを収容する第1液体収容部10aと、標識物質42を含む第2液体11bを収容する第2液体収容部10bとを含む。磁性粒子40を、通路部20の気相空間を介して複数の液体収容部10に順次移送することにより、磁性粒子40に被検物質41と標識物質42との複合体を担持させ、複合体の標識物質42に基づいて被検物質41を検出する。

概要

背景

上記特許文献1は、液体が配置される複数の液体収容部と、液体収容部間を接続するマイクロチャネルとを備えた流体デバイスを用いて検体分析を行う技術を開示する。被検物質は、担体である磁性粒子担持され、磁力によって移送される。被検物質を担持する磁性粒子が、磁力によってマイクロチャネルを介して隣接する液体収容部間を移送される。液体収容部に配置される液体は、マイクロチャネルを介して各液体収容部に供給される。

概要

検体分析カートリッジを用いた検体測定において、磁性粒子の移動により液体収容部の液体がその隣の液体収容部の液体に混入することを抑制する。この被検物質の検出方法は、検体が供給された検体分析カートリッジ100を用いて被検物質41を検出する。検体分析カートリッジ100は、気相空間がある通路部20と、開口部12を通じて通路部20と連通する複数の液体収容部10とを備える。複数の液体収容部10は、磁性粒子40を含む第1液体11aを収容する第1液体収容部10aと、標識物質42を含む第2液体11bを収容する第2液体収容部10bとを含む。磁性粒子40を、通路部20の気相空間を介して複数の液体収容部10に順次移送することにより、磁性粒子40に被検物質41と標識物質42との複合体を担持させ、複合体の標識物質42に基づいて被検物質41を検出する。

目的

検出槽の構成)
検出槽170は、被検物質190(R5試薬と反応した複合体190c)に対して、光学的な測定をするための測定領域を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

検体が供給された検体分析カートリッジを用いて検体に含まれる被検物質を検出する被検物質の検出方法であって、前記検体分析カートリッジは、気相空間がある通路部と、前記通路部に沿って配置され、開口部を通じて前記通路部と連通する複数の液体収容部と、を備え、前記複数の液体収容部は、被検物質を担持させるための磁性粒子を含む第1液体を収容する第1液体収容部と、前記被検物質に結合可能な標識物質を含む第2液体を収容する第2液体収容部と、を含み、前記磁性粒子を、前記通路部の気相空間を介して前記複数の液体収容部に順次移送することにより、前記磁性粒子に被検物質と標識物質との複合体を担持させ、前記複合体の標識物質に基づいて被検物質を検出する、被検物質の検出方法。

請求項2

前記通路部は、前記検体分析カートリッジの上面に近接して配置される、請求項1に記載の被検物質の検出方法。

請求項3

前記開口部は前記液体収容部の上部に形成される、請求項1または2に記載の被検物質の検出方法。

請求項4

前記液体収容部に収容される液体は、前記開口部の上部の前記通路部にもある、請求項3に記載の被検物質の検出方法。

請求項5

前記検体分析カートリッジの上方から磁力源を前記通路部に沿って移動させることで、前記磁性粒子を移送する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の被検物質の検出方法。

請求項6

前記液体収容部内で前記磁性粒子を上下方向に移動させる工程を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の被検物質の検出方法。

請求項7

前記液体収容部の上方及び下方に交互に磁力源を近づけることで、前記液体収容部内で前記磁性粒子を上下方向に移動させる、請求項6に記載の被検物質の検出方法。

請求項8

前記検体分析カートリッジが、前記磁性粒子と前記被検物質とを反応させるための液体反応部をさらに備え、前記検体分析カートリッジに供給された検体中の前記被検物質と、前記第1液体収容部から前記通路部の気相空間を介して前記液体反応部に移送された前記磁性粒子とを反応させることにより、前記被検物質を前記磁性粒子に担持させる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の被検物質の検出方法。

請求項9

前記被検物質を含む前記検体と試薬との混合液検体流路内で空圧によって攪拌し、前記混合液を前記液体反応部に吐出する、請求項8に記載の被検物質の検出方法。

請求項10

前記複数の液体収容部は、洗浄液を収容するための第3液体収容部を含み、前記被検物質と結合した前記磁性粒子が、前記通路部の気相空間を介して前記第3液体収容部に移送されることにより、前記磁性粒子に付着した不要物質が前記洗浄液中に分散される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の被検物質の検出方法。

請求項11

前記複数の液体収容部は、洗浄液を収容するための第3液体収容部を含み、前記被検物質と結合した前記磁性粒子が、前記第3液体収容部から隣接する前記第2液体収容部に前記通路部の気相空間を介して移送されることにより、前記磁性粒子に被検物質と標識物質との複合体が担持される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の被検物質の検出方法。

請求項12

前記複数の液体収容部は、前記第2液体収容部と隣接する複数の前記第3液体収容部を含み、前記磁性粒子を、上流側の前記第3液体収容部、前記第2液体収容部、下流側の前記第3液体収容部の順で前記通路部の気相空間を介して順次移送する、請求項11に記載の被検物質の検出方法。

請求項13

前記複数の液体収容部は、緩衝液を収容するための第4液体収容部を含み、被検物質と標識物質との複合体を担持する前記磁性粒子が前記通路部の気相空間を介して前記第4液体収容部に移送されることにより、前記複合体を担持する前記磁性粒子が緩衝液中に分散される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の被検物質の検出方法。

請求項14

前記検体分析カートリッジが、前記標識物質と基質とを反応させるための検出槽をさらに備え、前記第4液体収容部に収容された前記複合体と緩衝液との混合液が、混合液流路を介して前記検出槽に移送される、請求項13に記載の被検物質の検出方法。

請求項15

前記液体収容部の底部内表面の面積は、前記開口部の開口面積よりも大きい、請求項1〜14のいずれか1項に記載の被検物質の検出方法。

請求項16

検体分析装置にセットされ、検体に含まれる被検物質を検出するために検体が供給される検体分析カートリッジであって、気相空間がある通路部と、前記通路部に沿って配置され、開口部を通じて前記通路部と連通する複数の液体収容部と、を備え、前記複数の液体収容部は、被検物質を担持させるための磁性粒子を含む第1液体を収容する第1液体収容部と、前記被検物質に結合可能な標識物質を含む第2液体を収容する第2液体収容部と、を含み、前記複数の液体収容部は、前記通路部の気相空間を介して前記磁性粒子が前記複数の液体収容部に順次移送されることにより、前記磁性粒子に被検物質と標識物質との複合体が担持されるように配置されている、検体分析カートリッジ。

請求項17

前記通路部は、前記検体分析カートリッジの上面に近接して配置されている、請求項16に記載の検体分析カートリッジ。

請求項18

前記開口部は前記液体収容部の上部に形成されている、請求項16または17に記載の検体分析カートリッジ。

請求項19

前記液体収容部に収容される液体は、前記開口部の上部の前記通路部にもある、請求項18に記載の検体分析カートリッジ。

請求項20

前記標識物質と基質とを反応させるための検出槽をさらに備え、前記検出槽は、前記通路部を介して前記複数の液体収容部に順次移送された前記磁性粒子に担持された前記複合体の標識物質に基づいて検出物質が検出されるように配置されている、請求項16〜19のいずれか1項に記載の検体分析カートリッジ。

請求項21

前記複数の液体収容部は、前記検体分析カートリッジの長手方向に対して直線状に配置されている、請求項16〜20のいずれか1項に記載の検体分析カートリッジ。

請求項22

前記複数の液体収容部は、洗浄液を収容するための第3液体収容部を含み、前記第3液体収容部は、前記通路部の気相空間を介して移送される前記被検物質と結合した前記磁性粒子を収容することにより、前記磁性粒子に付着した不要物質を前記洗浄液中に分散させるように配置されている、請求項16〜21のいずれか1項に記載の検体分析カートリッジ。

請求項23

前記複数の液体収容部は、洗浄液を収容するための第3液体収容部を含み、前記第2液体収容部は、前記通路部の気相空間を介して前記第3液体収容部と隣接し、前記第3液体収容部から移送される前記被検物質と結合した前記磁性粒子を収容することにより、前記磁性粒子に被検物質と標識物質との複合体を担持させるように配置されている、請求項16〜22のいずれか1項に記載の検体分析カートリッジ。

請求項24

前記複数の液体収容部は、前記第2液体収容部と隣接する複数の前記第3液体収容部を含み、前記磁性粒子が、上流側の前記第3液体収容部、前記第2液体収容部、下流側の前記第3液体収容部の順で前記通路部の気相空間を介して順次移送されるように配置されている、請求項23に記載の検体分析カートリッジ。

請求項25

前記複数の液体収容部は、緩衝液を収容するための第4液体収容部を含み、第4液体収容部は、被検物質と標識物質との複合体を担持する前記磁性粒子が前記気相空間を介して前記第4液体収容部に移送されることにより、前記複合体を担持する前記磁性粒子が緩衝液中に分散されるように配置されている、請求項16〜24のいずれか1項に記載の検体分析カートリッジ。

請求項26

前記複数の液体収容部は、緩衝液を収容するための第4液体収容部を含み、前記第4液体収容部は、被検物質と標識物質との複合体を担持する前記磁性粒子が前記気相空間を介して前記第4液体収容部に移送されることにより、前記複合体を担持する前記磁性粒子が緩衝液中に分散されるように配置されており、前記第4液体収容部に収容された前記複合体と緩衝液との混合液を前記検出槽に移送するための混合液流路をさらに備える、請求項20に記載の検体分析カートリッジ。

請求項27

前記液体収容部の底部内表面の面積は、前記開口部の開口面積よりも大きい、請求項16〜26のいずれか1項に記載の検体分析カートリッジ。

請求項28

前記磁性粒子と前記被検物質とを反応させるための液体反応部と、前記被検物質を含む前記検体と試薬との混合液を前記液体反応部に移送するための検体流路と、前記検体と試薬との混合液を前記検体流路内で空圧によって攪拌し、前記液体反応部に吐出するためのエアチャンバとをさらに備える、請求項16〜27のいずれか1項に記載の検体分析カートリッジ。

請求項29

検体分析カートリッジに供給された検体に含まれる被検物質の分析を行う検体分析装置であって、気相空間がある通路部と、前記通路部に沿って配置され、開口部を通じて前記通路部と連通する複数の液体収容部と、を備え、前記複数の液体収容部が、被検物質を担持させるための磁性粒子を含む第1液体を収容する第1液体収容部と、前記被検物質に結合可能な標識物質を含む第2液体を収容する第2液体収容部と、を含む検体分析カートリッジをセットするセット部と、前記セット部にセットされた前記検体分析カートリッジ中の前記磁性粒子に磁力を作用させて、前記磁性粒子を前記複数の液体収容部間で移送するための磁力源と、前記磁性粒子に担持させた被検物質と標識物質との複合体の標識物質に基づいて前記被検物質を検出するための検出部とを備え、前記磁力源は、前記セット部にセットされた前記検体分析カートリッジの近傍を移動することにより、前記磁性粒子を、前記通路部の気相空間を介して前記複数の液体収容部に順次移送するように構成されている、検体分析装置。

請求項30

前記磁力源は、永久磁石である、請求項29に記載の検体分析装置。

請求項31

前記セット部にセットされた前記検体分析カートリッジに対して前記磁力源を相対移動させるための移動機構部をさらに備える、請求項29又は30に記載の検体分析装置。

請求項32

前記移動機構部は、前記セット部にセットされた前記検体分析カートリッジの前記液体収容部に対して上下方向に前記磁力源を相対移動させる、請求項31に記載の検体分析装置。

請求項33

前記磁力源は、前記セット部にセットされた前記検体分析カートリッジの上方及び下方に備えられ、前記移動機構部は、前記上方に備えられた磁力源と前記下方に備えられた磁力源とを交互に前記セット部にセットされた前記検体分析カートリッジの前記液体収容部に近づける、請求項32に記載の検体分析装置。

請求項34

前記開口部は前記液体収容部の上部に形成されている、請求項29〜33のいずれか1項に記載の検体分析装置。

請求項35

前記液体収容部に収容される液体は、前記開口部の上部の前記通路部にもある、請求項34に記載の検体分析装置。

技術分野

0001

カートリッジ式流体デバイスを用いて検体分析装置による検体分析を行う技術がある(たとえば、特許文献1参照)。

背景技術

0002

上記特許文献1は、液体が配置される複数の液体収容部と、液体収容部間を接続するマイクロチャネルとを備えた流体デバイスを用いて検体分析を行う技術を開示する。被検物質は、担体である磁性粒子担持され、磁力によって移送される。被検物質を担持する磁性粒子が、磁力によってマイクロチャネルを介して隣接する液体収容部間を移送される。液体収容部に配置される液体は、マイクロチャネルを介して各液体収容部に供給される。

先行技術

0003

米国特許第7708881号明細書

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献1では、液体が配置される液体収容部の間を接続するマイクロチャネルが液体で満たされている。そのため、磁性粒子の移動により液体収容部の液体がその隣の液体収容部の液体に混入しやすく、被検物質の分析精度が低下するおそれがある。

0005

この発明は、検体分析カートリッジを用いた検体測定において、磁性粒子の移動により液体収容部の液体がその隣の液体収容部の液体に混入することを抑制することに向けたものである。

課題を解決するための手段

0006

この発明の第1の局面による被検物質の検出方法は、検体が供給された検体分析カートリッジを用いて検体に含まれる被検物質を検出する被検物質の検出方法であって、検体分析カートリッジは、気相空間がある通路部と、通路部に沿って配置され、開口部を通じて通路部と連通する複数の液体収容部と、を備え、複数の液体収容部は、被検物質を担持させるための磁性粒子を含む第1液体を収容する第1液体収容部と、被検物質に結合可能な標識物質を含む第2液体を収容する第2液体収容部と、を含み、磁性粒子を、通路部の気相空間を介して複数の液体収容部に順次移送することにより、磁性粒子に被検物質と標識物質との複合体を担持させ、複合体の標識物質に基づいて被検物質を検出する。

0007

この発明の第2の局面による検体分析カートリッジは、検体分析装置にセットされ、検体に含まれる被検物質を検出するために検体が供給される検体分析カートリッジであって、気相空間がある通路部と、通路部に沿って配置され、開口部を通じて通路部と連通する複数の液体収容部と、を備え、複数の液体収容部は、被検物質を担持させるための磁性粒子を含む第1液体を収容する第1液体収容部と、被検物質に結合可能な標識物質を含む第2液体を収容する第2液体収容部と、を含み、複数の液体収容部は、通路部の気相空間を介して磁性粒子が複数の液体収容部に順次移送されることにより、磁性粒子に被検物質と標識物質との複合体が担持されるように配置されている。

0008

この発明の第3の局面による検体分析装置は、検体分析カートリッジに供給された検体に含まれる被検物質の分析を行う検体分析装置であって、気相空間がある通路部と、通路部に沿って配置され、開口部を通じて通路部と連通する複数の液体収容部と、を備え、複数の液体収容部が、被検物質を担持させるための磁性粒子を含む第1液体を収容する第1液体収容部と、被検物質に結合可能な標識物質を含む第2液体を収容する第2液体収容部と、を含む検体分析カートリッジをセットするセット部と、セット部にセットされた検体分析カートリッジ中の磁性粒子に磁力を作用させて、磁性粒子を複数の液体収容部間で移送するための磁力源と、磁性粒子に担持させた被検物質と標識物質との複合体の標識物質に基づいて被検物質を検出するための検出部とを備え、磁力源は、セット部にセットされた検体分析カートリッジの近傍を移動することにより、磁性粒子を、通路部の気相空間を介して複数の液体収容部に順次移送するように構成されている。

発明の効果

0009

検体分析カートリッジを用いた検体測定において、磁性粒子の移動により液体収容部の液体がその隣の液体収容部の液体に混入することを抑制することができる。

図面の簡単な説明

0010

被検物質の検出方法の概要を説明するための図である。
液体収容部と通路部との他の構成例を示した図である。
検体分析装置の概要を説明するための模式図である。
検体分析カートリッジの構成例を示した平面図である。
検体分析装置の構成例を示した模式図である。
アッセイ法の一例を説明するための図である。
検体分析の流れを説明するためのフロー図である。
検体分析カートリッジの液体収容部の構成例を示した断面図である。
液体収容部の構成例を示した斜視図である。
液体反応部の構成例を示した平面図(A)および断面図(B)である。
液体反応部の他の構成例を示した図である。
第3液体収容部の構成例を示した平面図(A)および断面図(B)である。
磁性粒子の移送を説明するための断面図である。
各液体収容部間での磁性粒子の移送について説明するための断面図である。
液体反応部での攪拌動作を説明するための、集磁時の断面図(A)、分散時の断面図(B)および攪拌時の断面図(C)である。
第2液体収容部での攪拌動作例(A)および他の攪拌動作例(B)を示した図である。
エアチャンバおよびバルブ部の構成例を示した断面図である。
検体流路の構成例を示した模式的な平面図である。
混合液流路の構成例を示した模式的な平面図である。
図19に示した混合液流路に沿った模式的な断面図である。
混合液流路に関する他の構成例を示した第1の図である。
混合液流路に関する他の構成例を示した第2の図である。
混合液流路に関する他の構成例を示した第3の図である。
混合液流路に関する他の構成例を示した第4の図である。
混合液流路に関する他の構成例を示した第5の図である。
R5流路の構成例を示した模式的な平面図である。
検出槽の構成例を示した模式的な斜視断面図である。
検出槽の構成例を示した模式的な平面図である。
検体分析装置の各部の構成例を示した模式的な斜視図である。
プランジャの構成例を示した模式的な側面図である。
ヒートブロックの構成例を示した模式的な斜視図である。

実施例

0011

以下、実施形態を図面に基づいて説明する。

0012

(被検物質の検出方法の概要)
図1を参照して、本実施形態による被検物質の検出方法の概要について説明する。

0013

本実施形態による被検物質の検出方法は、検体が供給された検体分析カートリッジを用いて検体に含まれる被検物質を検出する被検物質の検出方法である。検体分析カートリッジ100は、検体を受け入れ可能に構成されており、検体分析装置500に挿入されることで、検体分析装置500による検体分析を行えるようにするためのカートリッジである。検体分析カートリッジ100には、患者から採取された組織や、患者から採取された体液・血液などの検体が、カートリッジに注入される。検体が注入されたカートリッジが、検体分析装置500のセット部70にセットされる。検体分析カートリッジ100に注入された検体は、カートリッジが有する機能と分析装置が有する機能とに基づいて、所定のアッセイ法によって分析される。

0014

検体分析カートリッジ100は、気相空間がある通路部20と、通路部20に沿って配置され、開口部12を通じて通路部20と連通する複数の液体収容部10と、被検物質41を検出するための検出槽30とを備える。

0015

複数の液体収容部10は、被検物質41を担持させるための磁性粒子40を含む第1液体11aを収容する第1液体収容部10aと、被検物質41に結合可能な標識物質42を含む第2液体11bを収容する第2液体収容部10bと、を含む。液体収容部10は、さらに他の液体を収容する液体収容部を含んでよい。

0016

液体収容部10に収容される液体の液面の高さは、検出に必要な液体量があり、通路部20に気相空間があれば特に制限されない。たとえば図1では、液体収容部10に収容される液体の液面の高さを、液体収容部の開口部よりも高い位置にした例を示している。そのため図1では、液体収容部10に収容される液体は、開口部12の上部の通路部20にもある。ここで気相空間とは、一の液体収容部10の液体から隣接する液体収容部10の液体に磁性粒子40を移送させる際に、磁性粒子40が必ず通過する気体で満たされた空間を意味する。なお、通路部20の内部全体を気相空間としてもよいが、通路部20の内部の一部を気相空間としてもよい。具体的には、隣接する2つの液体収容部10の間の通路部20内の磁性粒子40の移送経路の一部が気相空間とされていればよい。なお、気体としては空気が好ましいが、窒素などを用いることも可能である。また、図1では、開口部12の開口面積は、液体収容部10の底部内表面の面積よりも小さい例を示している。

0017

液体収容部10は、初期状態としてそれぞれ液体を配置しない空の状態で構成され、検体分析カートリッジ100の使用時に、液体がそれぞれの液体収容部10に供給される構成であってもよい。つまり、たとえば液体収容部10とは別個に液体を格納した液体チャンバがあり、使用時に液体チャンバから液体収容部10に液体が供給されてもよい。また、たとえば検体分析装置500に液体が貯留されており、使用時に液体収容部10に液体が注入されるような構成でもよい。

0018

通路部20には気相空間が設けられている。液体収容部10の液体と気相空間との間には、気液界面が形成される。

0019

検体分析カートリッジ100では、被検物質41が磁性粒子40に担持され、磁性粒子40とともに各液体収容部10に移送される。磁性粒子40の移送が通路部20の気相空間を通過することにより行われる。磁性粒子40は、隣接する液体収容部10間を磁力によって移送される。磁力による磁性粒子40の移送は、検体分析装置500の磁力源50によって行う。

0020

このような構成において、本実施形態の被検物質の検出方法では、被検物質41を担持させるための磁性粒子40を、複数の液体収容部10に順次移送することにより、磁性粒子40に被検物質41と標識物質42との複合体を担持させる。磁性粒子40は、隣接する液体収容部10間で通路部20の気相空間を介して移送される。磁性粒子40の移送過程で、第1液体収容部10aにおいて被検物質41が磁性粒子40に担持され、第2液体収容部10bにおいて標識物質42が被検物質41に結合する。次に、本実施形態では、複合体の標識物質42に基づいて被検物質41を検出する。複合体を担持する磁性粒子40は、検出槽30に移送される。検出槽30では、たとえば、標識物質42と基質とを反応させる。検出槽30において、被検物質41は、標識物質42に基づいて検体分析装置500の検出部60により検出される。

0021

磁力源50は、たとえば永久磁石または電磁石である。磁力源50は、セット部70にセットされた検体分析カートリッジ100中の磁性粒子40に磁力を作用させて、磁性粒子40を複数の液体収容部10間で移送する。たとえば、磁力源50自体が移動して磁性粒子40を移送する。複数の磁力源50が磁性粒子40の移送経路に沿って配置され、磁力を発生させる磁力源50が切り替えられることによって、磁性粒子40が移送されてもよい。図1の例では、磁力源50は、セット部70にセットされた検体分析カートリッジ100の近傍を移動することにより、磁性粒子40を、通路部20の気相空間を介して複数の液体収容部10に順次移送する。

0022

磁性粒子40の移送時には、磁性粒子40が液体収容部10の液体中から気液界面を突破して通路部20の気相空間内に移動し、気相空間から気液界面を突破して隣接する他の液体収容部10の液体中に移動する。このため、隣接する液体収容部10間での磁性粒子40の移送の際に、各液体収容部10の液体が混ざることが抑制される。磁性粒子40の移送の際、各液体収容部10の液体は、通路部20に漏れ出る液体の量が他の液体収容部10内の液体と混ざるほどの量でなく、通路部20に気相空間が残っていれば、開口部12から通路部20に漏れ出してもよい。その場合でも、磁性粒子40は通路部20の気相空間を介して移動できるので、磁性粒子40の移動により液体収容部10の液体がその隣の液体収容部10の液体に混入することが抑制される。

0023

以上により、本実施形態の被検物質の検出方法では、検体分析カートリッジ100を用いた検体分析において、磁性粒子40の移動により液体収容部10の液体がその隣の液体収容部10の液体に混入することを抑制することができる。

0024

図2は、液体収容部10および通路部20の他の構成例である。

0025

図2の構成例では、液体収容部10に収容される液体の液面の高さを、開口部12よりも低い位置にしている。この場合、第1液体収容部10aの液体11a中から磁性粒子40が磁力によって通路部20の気相空間まで引き上げられ、第2液体収容部10bに移送される。また、図2では、開口部12の開口面積を、図1の開口部12の開口面積よりも大きくしている例を示している。

0026

図1および図2の各構成例では、通路部20は、各液体収容部10の上方に配置されている。具体的には、通路部20は、検体分析カートリッジ100の上面に近接して配置され、開口部12は液体収容部10の上部に形成されている。このため、磁性粒子40が移送される通路部20の気相空間を容易に設けることができる。この場合、検体分析カートリッジ100の外部の検体分析装置500の磁力源50を通路部20に近接させることができる。その結果、より強い磁力を磁性粒子40に作用させることができるので、磁性粒子40の移送が効率的にできる。また、磁力源50を通路部20に近接させるだけで、容易に磁性粒子40に開口部12を通過させることができる。

0027

また、図1および図2の各構成例では、検体分析カートリッジ100の上方から磁力源50を通路部20に沿って移動させることで、磁性粒子40を移送する。この場合、検体磁力源50を通路部20に近接させ、より強い磁力を磁性粒子40に作用させたまま、磁性粒子40を移送できる。その結果、容易に、通路部20の気相空間を通過するように磁性粒子40を移送することができる。

0028

(検体分析装置の概要)
図3は、本実施形態の検体分析装置500の概要を示す。検体分析装置500は、検体中の被検物質の存在の有無や、検体中の被検物質の濃度を決定できる。検体分析装置500は、小型であり、たとえば医師が患者を診察する診察室デスク上に設置可能なサイズである。本実施形態では、検体分析装置500のサイズは、たとえば、設置面積で150cm2〜300cm2程度である。検体分析装置500は、たとえば、検体分析カートリッジ100が挿入されるスロットを有し、スロットに挿入された検体分析カートリッジ100が装置内のセット部550にセットされる。検体分析装置500は、セット部550にセットされた検体分析カートリッジ100に対して分析処理を行う。

0029

(検体分析カートリッジの構成例)
図4は、本実施形態の検体分析カートリッジ100の具体的な構成例を示す。検体分析カートリッジ100は、使い捨て可能なカートリッジであってよい。その場合、検体分析カートリッジ100はパッケージ収納された状態で保管され、パッケージから取り出されて使用される。

0030

検体分析カートリッジ100は、検体、試薬洗浄液などの液体を配置するための複数の液体収容部110を有する。一部の試薬は、被検物質を含む物質と反応する磁性粒子を含む。検体分析カートリッジ100は、検出槽170と、液体反応部112とを有する。

0031

本実施形態において、液体収容部110は、第1液体収容部111、第3液体収容部113、第2液体収容部114および第4液体収容部115を含む。第1液体収容部111、第3液体収容部113、第2液体収容部114および第4液体収容部115と、液体反応部112とは、気相空間がある通路部116に沿って配置され、磁性粒子が通路部116の気相空間を介して各液体収容部110間で移送される。

0032

検体は、検体分析カートリッジ100の血球分離部120に注入される。血球分離部120が封止された検体分析カートリッジ100が、検体分析装置500に挿入される。

0033

検体分析カートリッジ100は、エアチャンバ130を有する。エアチャンバ130から送出される空気により、検体分析カートリッジ100内の一部の液体が移送される。

0034

(検体分析装置の構成例)
図5は、検体分析装置500の構成例を示す。検体分析装置500は、ヒートブロック510、永久磁石520、プランジャ530、検出部540およびセット部550を含む。セット部550は、検体分析カートリッジ100を保持する。セット部550は、検体分析カートリッジ100を保持することが可能であれば、どのような構造でもよい。

0035

ヒートブロック510は、検体分析装置500に挿入された検体分析カートリッジ100の温度を調節する。ヒートブロック510は、検体分析カートリッジ100の上面と下面に接するように配置されてもよい。ヒートブロック510がセット部550の一部または全部を構成していてもよい。

0036

検体分析装置500は、検体分析カートリッジ100の液体収容部の一部に含まれる磁性粒子を永久磁石520の磁力によって移送する。検体分析装置500の磁力源50としては、永久磁石520以外の電磁石でもよい。

0037

検体分析装置500は、プランジャ530によって、検体分析カートリッジ100のエアチャンバ130を押し下げる。プランジャ530の押し下げによってエアチャンバ130から空気が送り出され、検体分析カートリッジ100内の一部の液体が移送される。検体分析装置500は、プランジャ530の押下量を調節することで、エアチャンバ130から送出される空気量を調節できる。検体分析装置500は、空気量の調節により、液体の移送量を調節できる。検体分析装置500は、押し下げたプランジャ530を戻すことによって、検体分析カートリッジ100に陰圧を付加できる。検体分析装置500は、陰圧によって、移送した液体を逆方向に移送できる。検体分析カートリッジ100内の一部の液体は、プランジャ530の上下動によって、検体分析カートリッジ100内の流路で往復する。

0038

ヒートブロック510は、永久磁石520やプランジャ530が検体分析カートリッジ100にアクセスするための孔511を有する。孔511は、たとえば、検体分析カートリッジ100の上面に配置されるヒートブロック510に設けられる。永久磁石520やプランジャ530が両方向から検体分析カートリッジ100にアクセスする場合、検体分析カートリッジ100上面および下面のヒートブロック510の両方に孔が配置されてもよい。ヒートブロック510に配置される孔511の一部は、ヒートブロック510を貫通しない凹部または溝部であってもよい。

0039

検出部540は、被検物質を含む複合体と試薬とが反応することで発生する光を検出する光検出器であってよい。検出部540は、たとえば、光電子増倍管である。

0040

アッセイの説明)
図6を参照して、アッセイ(分析方法)の概要を説明する。

0041

被検物質190は、たとえば、抗原を含む。一例として図6では、抗原は、B型肝炎表面抗原(HBsAg)である。被検物質は、抗原、抗体、または、その他のタンパク質のうち、1または複数であってよい。

0042

R1試薬は、被検物質190と結合する捕捉物質192を含む。捕捉物質192は、たとえば、被検物質190と結合する抗体を含む。抗体は、図6の例では、ビオチン結合抗HBsモノクローナル抗体である。

0043

R1試薬と結合した被検物質190は、R1試薬の捕捉物質192を介して、磁性粒子191と結合する。磁性粒子191は、R2試薬に含まれる。磁性粒子191は、被検物質の担体となる。図6の例では、磁性粒子191は、たとえば、表面がアビジンコーティングされたストレプトアビジン結合磁性粒子である。磁性粒子191のアビジンは、R1試薬のビオチンとの結合性が高い。このため、磁性粒子191と、R1試薬の捕捉物質192との結合性が向上する。

0044

被検物質190、捕捉物質192および磁性粒子191の結合体と、未反応物質とは、洗浄液による洗浄によって、互いに分離される。洗浄後、被検物質190、捕捉物質192および磁性粒子191の結合体は、R3試薬に含まれる標識物質193と反応する。

0045

標識物質193は、たとえば、標識抗体を含む。図6の例では、標識抗体は、ALP標識抗HBsAgモノクローナル抗体である。なお、図6の例の場合、標識物質193は、被検物質190、捕捉物質192および磁性粒子191の結合体のうち、被検物質190と結合する。標識物質193は、捕捉物質192に結合してもよいし、磁性粒子191に結合してもよい。標識物質は、抗原、抗体、または、その他のタンパク質のうち、1または複数であってよく、被検物質190に応じて選択される。

0046

以下では、少なくとも、被検物質190および磁性粒子191と、標識物質193とを反応させたものを、「複合体190c」と呼ぶ。複合体190cは、R1試薬の捕捉物質192を含んでいてもよい。

0047

複合体190cと、未反応物質とは、洗浄液による洗浄によって、互いに分離される。洗浄後、複合体190cは、R4試薬と混合される。複合体190cと、R4試薬とを反応させたものを、「混合液」と呼ぶ。R4試薬は、複合体190cの発光を促進する組成を有する。R4試薬は、たとえば、緩衝液である。

0048

混合液に、R5試薬が添加される。R5試薬は、たとえば、複合体190cと反応して発光を促す基質を含んでいる。複合体190cは、R5試薬の基質と反応する。検出部540は、複合体190cとR5試薬とが反応することで発生する光の発光強度を測定する。

0049

図6では、被検物質190と標識物質193とが、抗原と抗体とである組み合わせの例を示したが、抗原と抗体との組み合わせ以外の組み合わせであってもよい。たとえば、(1)被検物質190が抗体、標識物質193が抗原、(2)被検物質190が抗体、標識物質193が抗体、(3)被検物質190が抗原、標識物質193が抗原、(4)被検物質190が抗原と抗体、標識物質193が抗原と抗体、などの組み合わせであってもよい。

0050

(実施形態の動作説明)
図7は、本実施形態の検体分析装置500および検体分析カートリッジ100を用いて、上記のアッセイ法を実施する場合の動作例を示す。動作説明において、検体分析カートリッジ100の構成については図4を参照するものとする。検体分析装置500については図5を参照する。

0051

テップS1において、検体分析カートリッジ100は、パッケージから開封される。

0052

ステップS2において、開封された検体分析カートリッジ100に、患者から採取された検体が血球分離部120に注入される。検体の注入後、検体分析カートリッジ100は、検体分析装置500内に挿入されてセット部550にセットされる。検体分析カートリッジ100に注入された検体は、検体分析カートリッジ100の検体流路140に流れる。

0053

ステップS3において、ヒートブロック510は、挿入された検体分析カートリッジ100の温度を調節する。たとえば、ヒートブロック510は、検体分析カートリッジ100を加温する。

0054

ステップS4において、検体分析装置500は、R1試薬液に含まれる抗体と、被検物質190である抗原とを反応させる。検体分析装置500は、プランジャ530によりエアチャンバ130aを押し下げる。R1試薬は、エアチャンバ130aから送出された空気により、被検物質190が流れた検体流路140に押し出される。

0055

検体分析装置500は、プランジャ530を上下に動かす。検体とR1試薬との混合液は、プランジャ530の上下動に対応して交互に発生する陰圧と陽圧によって、検体流路140内で往復する。検体流路140内を往復することにより混合液が攪拌され、検体とR1試薬との反応が促進される。反応の結果、検体とR1試薬との混合液中で、抗原−抗体反応体が生成される。検体分析装置500は、プランジャ530を更に押下することで、検体とR1試薬の混合液を液体反応部112に押し出す

0056

ステップS5において、検体分析装置500は、R2試薬に含まれる磁性粒子191と、検体およびR1試薬の混合液に含まれる抗原−抗体反応体とを反応させる。検体分析装置500は、永久磁石520の磁力により、磁性粒子191を第1液体収容部111から、液体反応部112に移送する。液体反応部112では、磁性粒子191と抗原−抗体反応体との反応により、磁性粒子191の結合体が生成される。

0057

ステップS6において、検体分析装置500は、永久磁石520の磁力によって、磁性粒子191の結合体を第3液体収容部113に移送する。検体分析装置500は、第3液体収容部113で、磁性粒子191の結合体と未反応物質とを分離する。洗浄により未反応物質が除去される。

0058

ステップS7において、検体分析装置500は、永久磁石520の磁力によって、洗浄された磁性粒子191の結合体を第2液体収容部114に移送する。検体分析装置500は、第2液体収容部114で、R3試薬に含まれる標識抗体と磁性粒子191の結合体とを反応させる。磁性粒子191の結合体と標識抗体との反応により、複合体190cが生成される。

0059

ステップS8において、検体分析装置500は、永久磁石520の磁力によって、複合体190cを第3液体収容部113に移送する。洗浄により未反応物質が除去される。

0060

ステップS9において、検体分析装置500は、永久磁石520の磁力によって、複合体190cを第4液体収容部115に移送する。複合体190cは、第4液体収容部115で、R4試薬に含有される緩衝液と反応する。検体分析装置500は、プランジャ530によってエアチャンバ130bを押し下げ、混合液流路150を介して複合体190cと緩衝液との混合液を検出槽170に押し出す。

0061

ステップS10において、R5試薬に含まれる発光基質が、複合体190cと緩衝液との混合液に添加される。検体分析装置500は、プランジャ530によってエアチャンバ130cを押し下げ、R5流路160を介してR5試薬を検出槽170に押し出す。R5試薬は、検出槽170において、複合体190cと緩衝液との混合液に添加される。発光基質と複合体190cとが反応する。

0062

ステップS11において、検出部540は、複合体190cの標識抗体と発光基質との反応により発生した光を検出する。検出部540は、たとえば、光の発光強度を測定する。

0063

ステップS12において、測定が完了した検体分析カートリッジ100は、検体分析装置500から抜き出され、廃棄される。廃棄される検体分析カートリッジ100から検体や試薬が外部に漏れることはなく、バイオハザードリスクを低減できる。また、検体分析装置500からも廃液は発生しない。

0064

[検体分析カートリッジの各部構成]

0065

(液体収容部の構成)
図8は、検体分析カートリッジ100の液体収容部110の構成例を示す。液体収容部110は、たとえば、カートリッジ本体100aに一体形成された凹状部としてよい。

0066

検体分析装置500は、液体収容部110間で通路部116の気相空間を介して磁性粒子191を移送することによって、アッセイ法を実行する。よって、検体分析装置500は、磁性粒子191の移動により液体収容部110の液体がその隣の液体収容部110の液体に混入することを抑止しつつ、分析のためのアッセイ法を実行できる。磁性粒子191の移動により液体収容部110内に収容された液体が他の液体収容部110内に収容された液体に混入すると、他の液体収容部110内の液体中での反応条件が変化する。反応条件の変化により、たとえば、検体と試薬内の物質との反応効果が低下し、結果として、検体分析装置500の測定結果の正確性等に影響を与える可能性がある。そのため、液体収容部110に収容された液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することを抑止することにより、検体分析装置500による分析精度が向上する。

0067

また、液体収容部110に収容された液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することを抑止することにより、液体収容部110に収容する液体同士の相性を考慮する必要がなくなる。よって、液体収容部110に配置する液体の選択の自由度が上がり、様々な検査項目に対応した組み合わせの試薬を液体収容部110に収容できる。様々な組み合わせの試薬を液体収容部110に収容できるので、カートリッジの種別多様化できる。

0068

また、液体収容部110は、通路部116とつながる表面領域と開口部211aを介して連通した液体貯留部分を有する。つまり、液体収容部110は、開口部211aと、開口部211aと連通して内部に液体を貯留可能な凹状形状の液体貯留部211とを有している。本実施形態においては、第1液体収容部111、第3液体収容部113および第2液体収容部114(図4参照)が、開口部211aと液体貯留部211とを有している。開口部211aは液体収容部110の上部に形成される。開口部211aの周囲には段差部212(図9参照)が設けられている。液体収容部110に収容される液体は、液体貯留部211内だけでなく、液体収容部110の上部の通路部116にあってもよい。また、検体分析カートリッジ100は、Z2側の面がシート102で覆われている。

0069

図8に示した構成例では、液体貯留部211の底部内表面211bの面積は、開口部211aの開口面積よりも大きい。これにより、液体貯留部211に収容可能な液量を増大させられる。

0070

検体分析カートリッジ100の複数の液体収容部110は、磁性粒子191の移動により液体収容部110に収容された液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することをより抑止するための構造を有してもよい。たとえば、そのような構造として、通路部116の表面を窪ませた溝216が設けられてもよい。

0071

液体収容部110内の液体は、通路部116に漏れ出る液体の量が他の液体収容部110内の液体と混ざるほどの量でなく、通路部116に気相空間が残っていれば、開口部211aを介して通路部116(図9参照)に漏れ出してもよい。この場合、液体が通路部116に漏れ出したとしても、磁性粒子191は通路部116の気相空間を通って隣接する液体収容部110に移送されるので、磁性粒子191の移動により液体収容部110に収容された液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することを抑制することができる。磁性粒子191の移動により液体収容部110に収容された液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することをより抑止するための構造を設ける場合、磁性粒子191の移動により液体収容部110に収容された液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することをより抑制することができる。たとえば、通路部116に凹状の溝216を設ける場合、液体収容部110内に収容された液体と他の液体収容部110内に収容された液体とがこの溝の中で混合されたとしても、磁性粒子191は通路部116の気相空間を通って隣接する液体収容部110に移送されるので、磁性粒子191の移動により液体収容部110に収容された液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することをより抑制することができる。

0072

検体分析カートリッジ100の外表面側には、被覆部117が設けられてもよい。図8の構成例では、通路部116が検体分析カートリッジ本体100aの上面に露出するように配置され、検体分析カートリッジ100は、液体収容部110および通路部116を覆う被覆部117を有する。そして、被覆部117が液体収容部110と被覆部117との間で液体を挟み込んで保持するように構成される。

0073

図8の構成例では、被覆部117は、液体収容部110の上面および通路部116の各々を上面側から覆っている。そして、被覆部117は、液体収容部110の上部の通路部116にある液体の上面と接している。すなわち、液体が液体収容部110と被覆部117とにより上下から挟まれている。これにより、液体収容部110および通路部116を検体分析カートリッジ本体100aの上面に露出するように配置して、被覆部117により覆うことができる。そのため、永久磁石520が検体分析カートリッジ100の外部から液体収容部110および通路部116に近接できるので、より強い磁力を磁性粒子191に作用させて磁性粒子191の効率的な移送ができる。

0074

被覆部117は、たとえば平坦シート状部材からなる。被覆部117は、液体収容部110側の表面が疎水性を有する材料により形成されていてよい。これにより、液体の表面張力を効果的に作用させることができる。疎水性材料は、被覆部117のシート状部材の表面に設けられるコーティング材であってよい。被覆部117を構成するシート状部材自体が疎水性材料で形成されてもよい。

0075

(液体反応部)
図10は、液体反応部112の構成例を示す。検体分析カートリッジ100は、血球分離部120から流入した検体と、R1試薬とを検体流路140上で混合し、液体反応部112に排出する。

0076

液体反応部112は、たとえば、検体とR1試薬との混合液を内部に供給するための流入口213を有する。流入口213は、検体流路140に接続されており、たとえば、液体配置部214の外周部分に配置される。図10では、液体配置部214がX方向に直線状に延びる構成例を示している。この場合、流入口213は、液体配置部214の端部に配置される。流入口213を含む液体配置部214の外周縁に沿って段差部215が設けられる。流入口213は、たとえば、液体配置部214の表面に形成された開口である。

0077

図11は、液体反応部112の他の構成例を示す。

0078

図11に示されるように、液体反応部112は、直線状に延びる形状以外の形状であってよい。ここでは、液体反応部112が略円形状の液体配置部214を有する。流入口213は、液体配置部214の外周部分の表面に配置されている。段差部215が、液体配置部214の外縁部に形成されている。

0079

(第3液体収容部)
図12(A)に示されるように、第3液体収容部113は、磁力によって移送された磁性粒子191と試薬とを反応させる液体収容部の上流側または下流側に配置される。液体収容部の上流側および下流側の両方に第3液体収容部113を配置してもよい。なお、ここでいう上位流側および下流側は、磁性粒子191の移送方向を意味するものであり、液体が流れる方向ではない。液体収容部の上流側または下流側に、複数の第3液体収容部113を配置してもよい。たとえば、第3液体収容部113aおよび第3液体収容部113bが第2液体収容部114の上流側にあり、第3液体収容部113cが第2液体収容部114の下流側にある。

0080

図12(B)に示すように、第3液体収容部113a〜第3液体収容部113cは、開口部211aを有する液体貯留部211を含む。磁性粒子191を開口部211aから液体貯留部211内に移送することで、磁性粒子191をより多量の洗浄液中に分散できるので、洗浄効率を向上できる。

0081

〈第2液体収容部および第4液体収容部〉
第2液体収容部114には、第3液体収容部113と同様の構成を採用できる。第2液体収容部114に液体貯留部211を設けることにより、磁性粒子191を分散させるR3試薬の液量を増大させられるので、反応効率を向上できる。第4液体収容部115も同様である。

0082

(磁性粒子の移送)
本実施形態において、検体分析装置500は、液体収容部110間で通路部116の気相空間を介して磁性粒子191を移送する。液体収容部110間で磁性粒子191を移送する過程で、液体に含まれる抗体、抗原等が磁性粒子191に付着し、アッセイ法に必要な反応が進行する。このため、磁性粒子191の移動により液体収容部110に収容された液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することが抑止される。

0083

図13は、液体収容部110間での磁性粒子191の移送の詳細を示す。

0084

検体分析装置500は、永久磁石520を検体分析カートリッジ100の液体収容部110に近づけ、磁性粒子191を液体収容部110の表面の液体に凝集させる。検体分析装置500は、永久磁石520を動かし、気液界面に凝集した磁性粒子191を移送する。検体分析装置500は、永久磁石520を動かし、凝集した磁性粒子191を、液中から通路部116に移送する。永久磁石520の磁力により、凝集した磁性粒子191が、気液界面を超えて、液中から通路部116に移送される。検体分析装置500は、永久磁石520を更に動かし、凝集した磁性粒子191を他の液体収容部110に移送する。

0085

磁性粒子191の移送に関連する複数の液体収容部110は、検体分析カートリッジ100の長手方向に対して直線状に配置されてもよい。図4に示した構成例では、第1液体収容部111、液体反応部112、第3液体収容部113、第2液体収容部114および第4液体収容部115が、直線状に配置されている。液体収容部110を直線状に配置することで、磁性粒子191が液体収容部110や通路部116に残留することを抑制できる。

0086

液中から通路部116に移送された磁性粒子191には、液体が付着している場合がある。図13に示すように、液体収容部110間の通路部116に、磁性粒子191に付着した液体を取り除くための構造を設けてもよい。たとえば、そのような構造として、通路部116の表面を窪ませた溝216を設けることで、磁性粒子191に付着した液体が通路部116から溝215の底面に落ちやすい構造にしてもよい。なお、上述したように、溝216を設ける場合、磁性粒子191の移動により液体収容部110から漏れ出した液体が他の液体収容部110に収容された液体に混入することもより抑止できる。

0087

〈各液体収容部への磁性粒子の移送〉
ここで、隣接する液体収容部間での磁性粒子191の移送について説明する。図14に示した構成例では、磁性粒子191は、移送方向の上流側の第1液体収容部111からスタートして、液体反応部112、第3液体収容部113a、第3液体収容部113b、第2液体収容部114、第3液体収容部113c、第4液体収容部115の順で磁力によって移送される。

0088

液体反応部112と第3液体収容部113aとが通路部116を介して隣接している。磁性粒子191は、液体反応部112から第3液体収容部113aに通路部116を通過して移送される。磁性粒子191に付着した不要物質が、洗浄液中に分散される。これにより、液体反応部112から被検物質190と磁性粒子191との結合体だけを取り出して、第3液体収容部113aの洗浄液中に移送できるので、磁性粒子と共に洗浄液中に混入する不要物質を低減できる。そのため、洗浄処理を効率的に行える。不要物質は、検体中に含まれる被検物質190以外の成分や、試薬中に含まれる被検物質190との未反応成分などの、被検物質190の計測に不要な物質である。

0089

第3液体収容部113aと第3液体収容部113bとが通路部116を介して隣接している。磁性粒子191は、第3液体収容部113aから第3液体収容部113bに移送される。つまり、洗浄処理後の磁性粒子191が、通路部116を介して、再度別の第3液体収容部113bで洗浄処理にかけられる。これにより、洗浄処理をさらに効果的に行える。

0090

第3液体収容部113bと第2液体収容部114とが通路部116を介して隣接している。磁性粒子191は、第3液体収容部113bから第2液体収容部114に移送される。これにより、第3液体収容部113bで洗浄液中に分散された不要物質の一部が磁性粒子191と共に第2液体収容部114に移送されることを抑制できる。第2液体収容部114において、磁性粒子191に被検物質190と標識物質193との複合体190cが担持される。

0091

なお、第2液体収容部114は、複数の第3液体収容部113と隣接している。磁性粒子191は、上流側の第3液体収容部113b、第2液体収容部114、下流側の第3液体収容部113cに移送される。これにより、第2液体収容部114中への不要物質の混入と、被検物質190とともに複合体190cを形成しなかった未反応の標識物質193などの不要物質の第2液体収容部114からの持ち越しとを、効率的に抑制できる。

0092

第3液体収容部113cと第4液体収容部115とが隣接している。複合体190cを担持した磁性粒子191が、通路部116を介して第4液体収容部115に移送されることにより、緩衝液中に分散される。これにより、複合体190cを担持した磁性粒子191に付着する不要物質の量を低減できるので、未反応の標識物質193などの不要物質が磁性粒子191と共に第4液体収容部115に移送されることを抑制できる。

0093

(攪拌動作)
永久磁石520による攪拌動作について説明する。撹拌動作としては、たとえば、磁性粒子191に作用させる磁力の向きまたは強さを周期的に変化させることにより、液体中で磁性粒子191を分散させるようにする。図15は、液体反応部112において、磁性粒子191と抗原−抗体反応体とを反応させるための攪拌動作を示す。

0094

図15(A)において、検体分析装置500は、永久磁石520によって、磁性粒子191を、第1液体収容部111から液体反応部112に移送する。検体分析装置500は、磁性粒子191を凝集させて移送するために、永久磁石520を検体分析カートリッジ100に近接させる。

0095

図15(B)において、検体分析装置500は、永久磁石520を検体分析カートリッジ100から離し、磁性粒子191を液体反応部112に分散させる。つまり、磁性粒子191に作用させる磁力の強さを変化させる。磁性粒子191が液体反応部112に分散されることによって、磁性粒子191の攪拌が促進される。

0096

図15(C)において、検体分析装置500は、検体分析カートリッジ100から離した永久磁石520を動かし、分散した磁性粒子191を攪拌する。検体分析装置500は、たとえば、検体分析カートリッジ100の幅方向や長さ方向や、円状の軌道磁石を動かして、磁性粒子191を攪拌する。

0097

これらの動作を周期的に反復することにより、磁性粒子191が液体中で拡散され、効率的に反応を進行させられる。本実施形態では、液体の表面張力を超えて磁性粒子191を移送するために、永久磁石等の磁力の強い磁石を用いることが好ましい。よって、検体分析カートリッジ100と永久磁石520との距離が近接していると、磁性粒子191が凝集し、効率的な攪拌が阻害される。検体分析カートリッジ100と永久磁石520との距離を制御することによって、磁性粒子191の攪拌を促進できる。

0098

図16は、本実施形態における他の攪拌例を示す。

0099

図16(A)は、第2液体収容部114での攪拌動作の例を示す。この攪拌動作例では、液体収容部110内で磁性粒子191を上下方向に移動させる。検体分析装置500は、第2液体収容部114において、永久磁石520を検体分析カートリッジ100の厚さ方向に沿って動かす。この結果、磁性粒子191に作用させる磁力の強さが変化する。検体分析カートリッジ100の厚さ方向に永久磁石520を動かすことにより、標識物質193と磁性粒子191の結合体とが、第2液体収容部114の深さ方向に攪拌される。第2液体収容部114の表面のみで攪拌させるのではなく、第2液体収容部114の深さ方向の全体で攪拌が促進される。

0100

図16(B)は、第2液体収容部114での他の攪拌動作の例を示す。図16(B)の例では、検体分析カートリッジ100の上面側と下面側のそれぞれに永久磁石520が配置される。液体収容部110の上方及び下方に交互に永久磁石520を近づけることで、液体収容部110内で磁性粒子191を上下方向に移動させる。この場合、磁力が強く磁性粒子191が引き寄せられる方向が、検体分析カートリッジ100の厚さ方向に交互に逆転する。検体分析カートリッジ100の両面の永久磁石520を動かすことで、標識物質193と磁性粒子191の結合体との攪拌がより促進される。

0101

(エアチャンバの構成)
図17は、本実施形態のエアチャンバ130の構成例を示す。

0102

エアチャンバ130は、バルブ部131と、空気供給先の部分とに接続されている。バルブ部131は、検体分析カートリッジ100の外部につながる空気流路132と、エアチャンバ130とにそれぞれ接続される。カートリッジ外の空気は、空気流路132からバルブ部131を介してエアチャンバ130に取り込まれる。

0103

エアチャンバ130とバルブ部131とは、プランジャ530によって作動するための構造を有している。たとえば、エアチャンバ130とバルブ部131とは、上部が開口するようにカートリッジ本体100aの表面に凹状に形成され、弾性部材のシート133により覆われる。

0104

バルブ部131は、プランジャ530が外部からシート133を介して内部に進入することにより、空気流路132との接続部分を閉塞できる。エアチャンバ130には空気が充填されている。エアチャンバ130は、プランジャ530がシート133を外部からエアチャンバ130内部側に押し込むことにより、内部の空気を供給先の流路に排出できる。検体分析装置500は、プランジャ530によるバルブ部131の閉塞と、プランジャ530によるエアチャンバ130内へのシート133の押し込みとを行うことで、エアチャンバ130内の空気を供給先の流路に排出させる。ここでは、プランジャ530によりエアチャンバ130内にシート133を押し込む動作を、「エアチャンバ130を作動する」という。プランジャ530によりバルブ部131内にシート133を押し込む動作を、「バルブ部131を閉塞する」という。

0105

バルブ部131が閉塞されていない状態では、エアチャンバ130は、バルブ部131および空気流路132を介してカートリッジ外の空気に接する。検体分析カートリッジ100がヒートブロック510により加温されると、エアチャンバ130内の空気が膨張する。エアチャンバ130内の空気が膨張すると、エアチャンバ130の内部圧力の増大によって空気供給先の流路に空気が流出し、検体分析カートリッジ100内の液体が意図せずに動作する場合がある。エアチャンバ130が空気流路132を介して検体分析カートリッジ100外の空気と接することで、エアチャンバ130内の空気の膨張による内部圧力の変化が抑止される。そのため、検体分析カートリッジ100内の液体が意図せずに動作することを抑止できる。

0106

エアチャンバ130およびバルブ部131は、空気の供給先の数に応じて複数設けてよい。検体分析装置500には、エアチャンバ130およびバルブ部131と同数のプランジャ530を設けてもよいが、エアチャンバ130およびバルブ部131よりも少ない数のプランジャ530を設けてもよい。その場合、プランジャ530を移動させて作動させるエアチャンバ130およびバルブ部131を切り替えればよい。プランジャ530を少なくした分だけ、装置の小型化を図れる。

0107

エアチャンバ130およびバルブ部131の配置位置は、検体分析カートリッジ100の構成に応じて設定してよい。プランジャ530を移動させる場合には、エアチャンバ130同士またはバルブ部131同士を直線状に並べて配列してよい。これにより、プランジャ530を配列方向直線移動させるだけで済むので、移動機構を簡素化して装置の小型化を図れる。

0108

流路構造
検体分析カートリッジ100は、流路上での液体混合を促進する流路構造を有する。

0109

〈検体流路〉
次に、検体流路140の構成について説明する。検体分析カートリッジ100は、被検物質190を含む検体と試薬との混合液を液体反応部112に移送するための検体流路140を含む。図18は、検体流路の模式図である。検体流路140では、エアチャンバ130aにより、検体と試薬との混合液を検体流路140内で空圧によって攪拌し、液体反応部112に移送する。これにより、検体流路140中で、検体と試薬との混合液を攪拌できるので、被検物質190と試薬とを十分に反応させた状態で、混合液を液体反応部112に供給できる。

0110

検体流路140は、たとえば、R1試薬槽141と、第1部分142と、第2部分143と、混合部144とを含んでいる。R1試薬槽141は、第1部分142を介して、一端がエアチャンバ130aと接続されている。R1試薬槽141は、第2部分143を介して、他端が血球分離部120と接続されている。R1試薬槽141は、混合部144を介して液体反応部112と接続されている。R1試薬槽141は、R1試薬を収容する。本実施形態では、検体分析装置500がエアチャンバ130aにより陽圧と陰圧とを交互に発生させることにより、検体流路140内で検体とR1試薬との混合液が往復移動する。これにより、混合液を検体流路140内で効率よく攪拌できる。検体流路140の容積は、混合液の体積よりも大きい。これにより、混合液を検体流路140内で容易に往復移動できる。

0111

混合部144は、第2部分143と血球分離部120からの流路との合流部分に一端が接続されている。混合部144は、液体反応部112に他端が接続されている。混合部144は、直線部144aと、曲部144bと、蛇行部144cとを含んでいる。

0112

直線部144aは、検体分析カートリッジ100の短手方向から見て、部分的に蛇行部144cと重なっている。直線部144aは、たとえば、細流路部144dを有している。細流路部144dにより、検体流路140に流れた検体を、細流路部144dで止めておくことができる。混合部144は、直線部144aを含んでいなくてもよい。

0113

曲部144bは、直線部144aと、蛇行部144cとを接続している。曲部144bは、略U字形状に形成されている。概略的には、検体流路140は、曲部144bで略180度曲がって折り返されている。これにより、混合液の移動距離を長くできるので、混合液を効率よく混合できる。混合部144は、曲部144bを含んでいなくてもよい。

0114

蛇行部144cの形状としては、平面視において、正弦波形状などを採用できる。蛇行部144cが混合液の流通方向を変化させることにより、混合液の攪拌を促進できる。蛇行部144cは、たとえば、複数の拡張部144eを含んでいる。拡張部144eは、混合液の流路方向法線とする平面上における蛇行部144cの断面積を大きくすることにより形成されている。拡張部144eは、混合液の流れを滞留させ、混合液が流路を流れる途中で発生した気泡捕捉する。拡張部144eにより、蛇行部144cを流れる混合液から気泡を除去できる。また、拡張部144eでは、断面積の変化により混合液の流れを複雑化させ、混合液の攪拌を促進できる。混合部144は、蛇行部144cを含んでいなくてもよい。蛇行部144cは、1つだけ拡張部144eを含んでいてもよい。また、蛇行部144cは、拡張部144eを含んでいなくてもよい。

0115

混合部144は、たとえば、検体分析カートリッジ100の裏面側から液体反応部112に接続されている。これにより、検体およびR1試薬の混合液を下方から液体反応部112に吐出できる。

0116

〈混合液流路〉
図19は、混合液流路150の模式図である。混合液流路150は、通路部116と検出槽170との間の領域に形成され、通路部116と検出槽170とを接続している。混合液流路150は、たとえば、分散部分151と、第1部分152と、第2部分153とを含んでいる。混合液流路150は、被検物質190、磁性粒子191および標識物質192を含む複合体190cを、R4試薬である緩衝液中に分散させる構造を有する。混合液流路150では、エアチャンバ130bにより、複合体190cを担持する磁性粒子191と緩衝液との混合液が検出槽170に移送される。これにより、磁力によって凝集した状態で移送された磁性粒子191を緩衝液中で分散させ、緩衝液中で分散したまま検出槽170に移送できるので、検出槽170での被検物質190の検出を容易に行える。

0117

混合液流路150は、通路部116に合流している。混合液流路150は、空圧によって混合液流路150内で往復移動させることにより、複合体190cとR4試薬との混合液を攪拌する。本実施形態では、エアチャンバ130bにより陽圧と陰圧とを交互に発生させることにより、混合液流路150内で混合液を往復移動させる。これにより、混合液を流路内で効率よく攪拌できる。混合液流路150の容積は、混合液の体積よりも大きい。これにより、混合液を混合液流路150内で容易に往復移動できる。

0118

図20は、混合液流路150の経路に沿った模式的な断面図である。分散部分151は、通路部116と接続される接続部分151aと、第1部分152と接続される第1部分接続部分151bとを含んでいる。分散部分151は、第4液体収容部115を含んでいる。

0119

第4液体収容部115には、R4試薬が収容されている。第4液体収容部115は、カートリッジ本体100aの厚み方向(Z方向)に延びる一方側部分151dで接続部分151aと接続されている。第4液体収容部115は、Z方向に延びる他方側部分151eで第1部分接続部分151bと接続されている。一方側部分151dの上端部には、縮径部151fが形成されている。他方側部分151eの上端部には、縮径部151gが形成されている。

0120

縮径部151fの上部には、Z1方向に突出する段差151hが形成されている。

0121

第1部分152は、Z方向(検体分析カートリッジ100の厚み方向)において検出槽170よりも低い位置に配置されている。第1部分152は、一端が分散部分151と接続され、他端が第2部分153と接続されている。第1部分152は、カートリッジ本体100aの表面に沿って延びるように形成されている。これにより、複合体190cとR4試薬との混合液を広い範囲で移動させて効率よく撹拌できる。

0122

第2部分153は、Z方向(検体分析カートリッジ100の厚み方向)において検出槽170よりも低い位置に配置されている。第2部分153は、Z方向に延びている。第2部分153は、一端が第1部分152に接続され、他端が検出槽170に接続されている。これにより、複合体190cとR4試薬との混合液を下方から検出槽170に吐出できる。

0123

図19に戻って、混合液流路150の第1部分152は、たとえば、平面視において、蛇行する形状に形成されていてもよい。これにより、混合液流路150を容易に長くできるので、複合体190cとR4試薬との混合液を混合液流路150内で効率よく撹拌できる。混合液流路150の第1部分152が蛇行する形状として、正弦波形状などを採用できる。これにより、混合液流路150を蛇行する形状に容易に形成しつつ、複合体190cとR4試薬との混合液を混合液流路150内で効率よく撹拌できる。

0124

〈混合液流路の他の構成例〉
図21図25は、混合液流路150に関する他の構成例を示す。図21に示すように、混合液流路150の第1部分152は、混合液流路150が延びる方向に垂直な断面積が、混合液流路150が延びる方向において異なるように形成されてもよい。これにより、混合液流路150を蛇行する形状に形成する場合と異なり、混合液流路150をコンパクトに形成しつつ、複合体190cとR4試薬との混合液を混合液流路150内で効率よく撹拌できる。

0125

図22に示すように、混合液流路150を、平面視において、立体的に交差する形状に形成することによって、部分的に重なるようにしてもよい。

0126

図23に示すように、第4液体収容部115は、エアチャンバ130と混合液流路150とを接続する流路部分に配置されてもよい。

0127

図24に示すように、第4液体収容部115は、エアチャンバ130からの陰圧によってR4試薬を検出槽170に供給するように構成されてもよい。この場合、第4液体収容部115は、一方側(上流側)が空気口に接続される。検出槽170には、エアチャンバ130が接続されており、エアチャンバ130で発生した陰圧によって、R4試薬が第1部分152に吐出される。

0128

図25に示すように、第4液体収容部115の両端を通路部116と検出槽170とに接続し、検出槽170に接続したエアチャンバ130からの陰圧によって、混合液を検出槽170に吐出してもよい。

0129

〈R5流路〉
図26は、R5流路160の構成例を示す。R5流路160は、たとえば、R5試薬槽161と、第1部分162と、第2部分163とを含んでいる。

0130

R5試薬槽161は、第1部分162を介して、一端がエアチャンバ130cと接続されている。R5試薬槽161は、第2部分163を介して、他端が検出槽170と接続されている。R5試薬槽161は、R5試薬を収容する。R5試薬は、エアチャンバ130cの空圧によって検出槽170に吐出される。

0131

R5試薬槽161の構成は、基本的に図20に示した第4液体収容部115と同様の構成を採用できる。すなわち、R5試薬槽161は、カートリッジ本体100aの底部近傍に形成された試薬収容部分161aを含む。試薬収容部分161aの一方側は、カートリッジ本体100aの厚み方向(Z方向)に延びる部分161bを介して第1部分162に接続されている。試薬収容部分161aの他方側は、Z方向に延びる部分161cを介して第2部分163に接続されている。部分161bの上端部には、縮径部161dが形成されている。部分161cの上端部には、縮径部161eが形成されている。

0132

第2部分163は、たとえば、カートリッジ100の裏面側から検出槽170に接続されている。これにより、R5試薬を下方から検出槽170に吐出できる。

0133

(検出槽の構成)
検出槽170は、被検物質190(R5試薬と反応した複合体190c)に対して、光学的な測定をするための測定領域を提供する。図27および図28の構成例に示すように、検出槽170は、たとえば、液体配置部171と、流れ制御壁172と、段差173と、外部領域174と、空気経路175とを含んでいる。

0134

液体配置部171は、カートリッジ本体100aの表側の面から裏側に向けて窪んで形成されている。液体配置部171は、混合液流路150から吐出された混合液と、R5流路160から吐出されたR5試薬とを滞留させる。検出槽170は、混合液に含まれる複合体190cの標識物質193と、R5試薬に含まれる基質とを反応させる。

0135

流れ制御壁172は、液体配置部171から突出している。流れ制御壁172は、液体配置部171の外周部から第2部分153の出口および第2部分163の出口が配置される側に向けて傾斜している。また、流れ制御壁172は、直線状に形成されている。

0136

段差173は、液体配置部171の外縁部に沿って配置されている。段差173は、液体配置部171を囲んでいる。R5試薬が加えられた混合液は、平面視において、段差173の内側の液体配置部171に滞留する。

0137

外部領域174は、段差173の外側の領域である。外部領域174は、平面視において、円弧状に形成されている。

0138

空気経路175は、外部領域174の外側に形成されている。空気経路175は、カートリッジ本体100aの表側の面に形成された溝である。空気経路175は、2つの連結部175aを介して液体配置部171と接続している。空気経路175は、孔部175bを介して、空気流路132に接続されている。連結部175aは、混合液流路150の第2部分153およびR5流路160の第2部分163の近傍に配置されている。

0139

このように検出槽170を構成した場合には、混合液流路150およびR5流路160から液体配置部171にそれぞれ液体が吐出された後、気泡が液体配置部171に吐出された場合にも、空気経路175を介して、気泡を逃すことができる。

0140

[検体分析装置の各部構成]
検体分析装置500の各部の構成について説明する。図29は、検体分析装置500の構成例を示す。図29の構成例では、セット部550がヒートブロック510に一体化されている例を示す。セット部550とヒートブロック510とは、別個に設けられていてもよい。

0141

検体分析カートリッジ100は、ヒートブロック510に保持される。図29の構成例では、ヒートブロック510の側方に、磁石ユニット501とプランジャユニット502と、検出部540とが配置される。

0142

磁石ユニット501は、磁力源50としての永久磁石520と、永久磁石520を検体分析カートリッジ100に対して相対移動させるための移動機構部521とを含む。移動機構部521は、永久磁石520を、水平方向と、上下方向(カートリッジの厚み方向)とに移動させることができる。磁力によって磁性粒子191が移送される各液体収容部110が直線状に並んで配置される場合、移動機構部521は、各液体収容部110の配列方向に沿った直線状の1軸方向にのみ水平移動できればよい。移動機構部521は、セット部550にセットされた検体分析カートリッジ100の液体収容部110に対して上下方向に永久磁石520を相対移動させることにより、図16に示した撹拌動作が可能である。

0143

セット部550にセットされた検体分析カートリッジ100の上方および下方にそれぞれ永久磁石520を設ける場合、2台の磁石ユニット501が配置される。この場合、移動機構部521が水平方向に移動する構造は、2台の磁石ユニット501で共通化してよい。この場合、移動機構部521は、上方に備えられた永久磁石520と下方に備えられた永久磁石520とを、セット部550にセットされた検体分析カートリッジ100の液体収容部110に交互に近づけることにより、図16(B)に示した撹拌動作が可能である。

0144

プランジャユニット502は、たとえば、エアチャンバ130およびバルブ部131を作動させるためのプランジャ530と、プランジャ530を検体分析カートリッジ100に対して相対移動させるための移動機構部531とを含む。移動機構部531は、プランジャ530を上下方向に移動できる。エアチャンバ130およびバルブ部131が直線状に並んで配置される場合、移動機構部531は、エアチャンバ130およびバルブ部131の配列方向に沿った直線状の1軸方向にのみ水平移動できればよい。エアチャンバ130およびバルブ部131と同数のプランジャ530を設ける場合、プランジャ530の水平位置は固定にできるので、移動機構部531は上下方向にのみ移動できればよい。

0145

検出部540は、検体分析カートリッジ100の検出槽170に近接できる位置に配置される。図29では、検出部540は、検出槽170の直下の位置に配置される。

0146

(プランジャ)
本実施形態では、バルブ部131を閉塞した状態でエアチャンバ130を作動させることにより液体の移送を行う。そのため、エアチャンバ130用のプランジャ530とバルブ部131用のプランジャ530とは、個別に上下移動するように構成すればよい。図30の構成例のように、複数のプランジャ530が一括で上下移動するように構成されてもよい。その場合、プランジャ530を上下方向に移動させるための機構を簡素化して装置を小型化できる。

0147

図30は、エアチャンバ130と、バルブ部131とを、一括で作動させるための構成例を示している。プランジャ530aが、エアチャンバ130を作動させるためのプランジャであり、プランジャ530bが、バルブ部131を開閉させるためのプランジャである。各プランジャ530aおよび530bが、保持ブロック532に取り付けられており、保持ブロック532の移動に伴って一括で上下移動する。

0148

プランジャ530aは、保持ブロック532に固定されている。プランジャ530bは、保持ブロック532に対して上下方向に相対移動可能な状態で、保持ブロック532に取り付けられている。プランジャ530bには、プランジャ530bを保持ブロック532から突出する下方向に付勢する付勢部材533が設けられている。

0149

これにより、保持ブロック532を検体分析カートリッジ100に向けて下降させると、まず、プランジャ530bがバルブ部131を閉塞する。この状態で、保持ブロック532をさらに下降させると、付勢部材533が圧縮されてプランジャ530bが保持ブロック532に対して相対移動することにより、保持ブロック532を移動させてもプランジャ530bの位置を保持できる。そのため、バルブ部131の閉塞状態で保持ブロック532を上下させれば、プランジャ530aがエアチャンバ130に対して上下して、液体を流路内で往復させることができる。また、保持ブロック532をさらに下降させることで、液体を流路から供給先の部位まで送り出すことが可能となる。

0150

(カートリッジの温度調整
本実施形態では、検体分析装置500は、検体分析カートリッジ100内の検体や試薬を、アッセイ法で要求される温度に調節する。検体分析装置500は、ヒートブロック510により、検体分析カートリッジ100内の検体や試薬の温度を調節する。ヒートブロック510は、たとえば図示しない電力供給により発熱する電熱線などにより、温度調節を行う。加熱のみならず冷却が必要な場合、ヒートブロック510にはたとえばペルチェ素子などの熱電素子が用いられる。

0151

図31は、本実施形態におけるヒートブロックの構成例を示す。

0152

ヒートブロック510は、たとえば、検体分析カートリッジ100の上面と下面のそれぞれに配置される。ヒートブロック510は、検体分析カートリッジ100の上面もしくは下面のいずれか一方に配置されてもよい。本実施形態においては、検体分析カートリッジ100の上面は、磁性粒子191を移送するための永久磁石520が配置される方向に対応する面である。

0153

検体分析カートリッジ100の下面に配置されるヒートブロック510は、少なくとも、反応に関連する流体構造の一部または全部を覆うように構成される。反応に関連する流体構造は、たとえば、検体流路140、液体反応部112、第2液体収容部114、混合液流路150およびR5流路160などの部分である。下面に配置されるヒートブロック510は、磁性粒子191の移送に関連する流体構造を覆うように構成してもよい。磁性粒子191の移送に関連する流体構造は、本実施形態では、第1液体収容部111、液体反応部112、第3液体収容部113、第2液体収容部114および第4液体収容部115と、これら液体収容部110間に設けられた通路部116(図4参照)の部分である。検体分析カートリッジ100の下面に配置されるヒートブロック510は、検体分析カートリッジ100下面のほぼ全面を覆うように構成されてもよい。ヒートブロック510が検体分析カートリッジ100下面のほぼ全面を覆うことにより、検体分析カートリッジ100の温度調整の効率が向上する。

0154

検体分析カートリッジ100の上面に配置されるヒートブロック510は、プランジャ530と永久磁石520が検体分析カートリッジ100にアクセスするための孔511を有する。プランジャ530が検体分析カートリッジ100にアクセスするための孔511は、検体分析カートリッジ100のエアチャンバ130に対応する位置に設けられる。永久磁石520が検体分析カートリッジ100にアクセスするための孔511は、検体分析カートリッジ100の長手方向に伸びている。検体分析カートリッジ100の長手方向に伸びた孔により、永久磁石520は、検体分析カートリッジ100に近接したまま、磁性粒子191の移送方向に移動することが可能となる。

0155

図31において破線部で示すように、検体分析カートリッジ100下面のヒートブロック510には、厚みが小さくなる部分を設けてもよい。図31では、検体分析カートリッジ100下面のヒートブロック510は、検体分析カートリッジ100の長手方向に伸びた形状の溝512を有する。

0156

検体分析装置500は、検体分析カートリッジ100の下面に設けられた永久磁石520を溝512に挿入し、検体分析カートリッジ100に磁力を印加する。ヒートブロック510の溝512は、ヒートブロック510の下面から上面に貫通していない。よって、検体分析カートリッジ100の下面のほぼ全面の温度を調節する機能を損なわず、検体分析カートリッジ100の下面から磁力を印加することができる。

0157

なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

0158

10:液体収容部、10a:第1液体収容部、10b:第2液体収容部、11a:第1液体、11b:第2液体、12:開口部、20:通路部、30:検出槽、40:磁性粒子、41:被検物質、42:標識物質、50:磁力源、60:検出部、70:セット部、100:検体分析カートリッジ、110:液体収容部、111:第1液体収容部、112:液体反応部、113:第3液体収容部、114:第2液体収容部、115:第4液体収容部、116:通路部、140:検体流路、150:混合液流路、170:検出槽、190:被検物質、190c:複合体、191:磁性粒子、193:標識物質、211a:開口部、211b:底部内表面、500:検体分析装置、520:永久磁石、521:移動機構部、540:検出部、550:セット部

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