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技術 給湯システム

出願人 株式会社パロマ
発明者 深野将幸横山武司
出願日 2015年4月29日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2015-092463
公開日 2016年12月15日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2016-211752
状態 特許登録済
技術分野 風呂釜 風呂の制御 ヒートポンプ、太陽熱、廃熱利用給湯器
主要キーワード 温度表示領域 中間配管 通水センサ 表示度 切替電磁弁 部分図形 専用部分 過熱処理
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月15日)のものです。
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図面 (14)

課題

浴槽内に人が存在しないタイミングで配管洗浄が行われる可能性が高くなる構成をより簡易に実現しやすく、且つ、仮に配管洗浄が行われる際に浴槽近傍に人がいても、その人に不安感を与えにくい構成を提供する。

解決手段

給湯システム1は、湯張り制御部を備え、リモートコントローラ80の操作部に対して所定操作がなされることを条件として浴槽60内への湯張りを行う構成となっている。更に、配管洗浄制御部が設けられ、湯張り動作の完了後において所定の時間経過状態となった場合に、給湯側回路2から循環経路内へと水を導くとともに循環経路を通過させて浴槽60内へと流すように配管洗浄制御を行う構成となっている。そして、表示制御部が設けられ、少なくとも配管洗浄制御部によって配管洗浄制御が行われる際に、表示部81Bに配管洗浄中であることを示す表示を行わせる構成となっている。

概要

背景

従来から提供されている給湯システムとして、水を加熱するために用いられる給湯側回路と、主に浴槽内の水を循環させて加熱するために用いられる風呂側回路とを備えた風呂システムがある。この種の給湯システムでは、風呂側回路において、浴槽内の水をその外部で循環させる循環経路、循環経路の水を流動させる動力源となる循環ポンプ風呂側バーナ燃焼熱によって加熱される風呂側熱交換器循環経路内通水温度を検出する温度センサ、などが設けられている。

この給湯システムでは、例えば浴槽内の水を保温する場合、循環ポンプを駆動して循環経路内の水を流動させ、浴槽内の水を循環経路で循環させる。一方で、風呂側バーナを燃焼させて風呂側熱交換器を加熱し、加熱された風呂側熱交換器によって循環経路を通る水に熱を伝達する。このような循環加熱動作を、温度センサでの検出温度所定温度に達するまで行い、この循環加熱動作を繰り返すことで、浴槽内の水を所望の温度に維持することができる。

但し、この種のシステムを用いる場合、浴槽内の水に、入浴者皮脂水垢、埃等の異物混入する可能性が高く、上述した循環加熱動作を行うと、これらの異物が水と共に循環回路内を循環してしまい、循環回路内壁面に付着してしまうという問題がある。特に、循環加熱動作が何回も繰り返されると、内壁面において異物が次第に堆積してしまい、衛生面等の諸問題が生じる虞がある。そこで、特許文献1の技術では、所定のタイミングで循環回路内に所定量の水を流し、配管内に付着した異物を洗い流すように洗浄を行っている。

概要

浴槽内に人が存在しないタイミングで配管洗浄が行われる可能性が高くなる構成をより簡易に実現しやすく、且つ、仮に配管洗浄が行われる際に浴槽近傍に人がいても、その人に不安感を与えにくい構成を提供する。給湯システム1は、湯張り制御部を備え、リモートコントローラ80の操作部に対して所定操作がなされることを条件として浴槽60内への湯張りを行う構成となっている。更に、配管洗浄制御部が設けられ、湯張り動作の完了後において所定の時間経過状態となった場合に、給湯側回路2から循環経路内へと水を導くとともに循環経路を通過させて浴槽60内へと流すように配管洗浄制御を行う構成となっている。そして、表示制御部が設けられ、少なくとも配管洗浄制御部によって配管洗浄制御が行われる際に、表示部81Bに配管洗浄中であることを示す表示を行わせる構成となっている。

目的

本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、浴槽内に人が存在しないタイミングで配管洗浄が行われる可能性が高くなる構成をより簡易に実現しやすく、且つ、仮に配管洗浄が行われる際に浴槽近傍に人がいても、その人に不安感を与えにくい構成を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

往き配管戻り配管と備えるとともに給湯側回路からの水が入り込む経路として構成され且つ浴槽からの水を循環させる循環経路の少なくとも一部を構成する通水管と、前記通水管を通る水に対して熱を伝える熱交換器と、を備え、前記往き配管が前記浴槽側からの水を前記熱交換器側へと導き、前記戻り配管が前記熱交換器側からの水を前記浴槽側へと導く構成とされた風呂側回路と、表示部と、少なくとも湯張り動作実行開始に用いられる操作部と、を備えたリモートコントローラと、前記操作部に対する所定操作がなされることを条件として前記浴槽内への湯張りを行う湯張り制御部と、前記湯張り制御部によって行われる湯張り動作の完了後において所定の時間経過状態となった場合に、前記給湯側回路から前記循環経路内へと水を導くとともに前記循環経路を通過させて前記浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う配管洗浄制御部と、少なくとも前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際に、前記表示部に配管洗浄中であることを示す表示を行わせる表示制御部と、を有する給湯システム

請求項2

往き配管と戻り配管と備えるとともに給湯側回路からの水が入り込む経路として構成され且つ浴槽からの水を循環させる循環経路の少なくとも一部を構成する通水管と、前記通水管を通る水に対して熱を伝える熱交換器と、を備え、前記往き配管が前記浴槽側からの水を前記熱交換器側へと導き、前記戻り配管が前記熱交換器側からの水を前記浴槽側へと導く構成とされた風呂側回路と、表示部と、少なくとも湯張り機能の実行開始に用いられる操作部と、を備えたリモートコントローラと、前記操作部に対する所定操作がなされることを条件として前記浴槽内への湯張りを行う湯張り制御部と、前記湯張り制御部による前記浴槽への湯張り動作が完了した後、少なくとも保温時間が経過するまでの間、前記循環経路を介して前記浴槽内の水を循環させるとともに前記熱交換器によって循環する水を加熱するように、前記浴槽内の水を保温する制御を行う保温制御部と、前記保温制御部による保温制御が完了した後に、前記給湯側回路から前記循環経路内へと水を導くとともに前記循環経路を通過させて前記浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う配管洗浄制御部と、少なくとも前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際に、前記表示部に配管洗浄中であることを示す表示を行わせる表示制御部と、を有する給湯システム。

請求項3

前記保温時間を設定する保温時間設定部と、前記操作部に対する操作に基づいて前記保温時間設定部での設定内容を変更する設定変更手段と、を有する請求項2に記載の給湯システム。

請求項4

前記配管洗浄制御部は、前記保温時間設定部で設定される前記保温時間が予め定められた基準時間よりも短い時間である場合又は前記保温時間設定部によって前記保温時間が設定されない場合には前記配管洗浄制御を行わない請求項3に記載の給湯システム。

請求項5

往き配管と戻り配管と備えるとともに給湯側回路からの水が入り込む経路として構成され且つ浴槽からの水を循環させる循環経路の少なくとも一部を構成する通水管と、前記通水管を通る水に対して熱を伝える熱交換器と、を備え、前記往き配管が前記浴槽側からの水を前記熱交換器側へと導き、前記戻り配管が前記熱交換器側からの水を前記浴槽側へと導く構成とされた風呂側回路と、表示部と、少なくとも湯張り機能の実行開始に用いられる操作部と、を備えた1又は複数のリモートコントローラと、前記操作部に対する所定操作がなされることを条件として前記浴槽内への湯張りを行う湯張り制御部と、前記リモートコントローラの所定のオフ状態となってから所定の時間経過状態となった場合に、前記給湯側回路から前記循環経路内へと水を導くとともに前記循環経路を通過させて前記浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う配管洗浄制御部と、少なくとも前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際に、前記表示部に配管洗浄中であることを示す表示を行わせる表示制御部と、を有する給湯システム。

請求項6

複数の前記リモートコントローラとして、浴室内に設けられる第1リモートコントローラと、浴室とは異なる場所に設けられる第2リモートコントローラと、を備え、前記配管洗浄制御部は、少なくとも前記第1リモートコントローラの前記所定のオフ状態となってから前記所定の時間経過状態となった場合に前記配管洗浄制御を行う請求項5に記載の給湯システム。

請求項7

前記浴槽内の水温を上昇させる昇温制御と、前記浴槽内の水温を下降させる降温制御と、を少なくとも行う温度制御部を備え、前記表示部には、第一図形を表示する第一表示領域と、第二図形を表示する第二表示領域とが構成されており、前記温度制御部によって前記昇温制御が行われる際には、前記第一表示領域において前記第一図形を表示状態とし且つ前記第二表示領域において前記第二図形を非表示状態とし、前記温度制御部によって前記降温制御が行われる際には、前記第一表示領域において前記第一図形を非表示状態とし且つ前記第二表示領域において前記第二図形を表示状態とし、前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際には、前記第一表示領域において前記第一図形を表示状態とし且つ前記第二表示領域において前記第二図形を表示状態とするように表示制御を行う請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給湯システム。

技術分野

0001

本発明は、給湯システムに関するものである。

背景技術

0002

従来から提供されている給湯システムとして、水を加熱するために用いられる給湯側回路と、主に浴槽内の水を循環させて加熱するために用いられる風呂側回路とを備えた風呂システムがある。この種の給湯システムでは、風呂側回路において、浴槽内の水をその外部で循環させる循環経路、循環経路の水を流動させる動力源となる循環ポンプ風呂側バーナ燃焼熱によって加熱される風呂側熱交換器循環経路内通水温度を検出する温度センサ、などが設けられている。

0003

この給湯システムでは、例えば浴槽内の水を保温する場合、循環ポンプを駆動して循環経路内の水を流動させ、浴槽内の水を循環経路で循環させる。一方で、風呂側バーナを燃焼させて風呂側熱交換器を加熱し、加熱された風呂側熱交換器によって循環経路を通る水に熱を伝達する。このような循環加熱動作を、温度センサでの検出温度所定温度に達するまで行い、この循環加熱動作を繰り返すことで、浴槽内の水を所望の温度に維持することができる。

0004

但し、この種のシステムを用いる場合、浴槽内の水に、入浴者皮脂水垢、埃等の異物混入する可能性が高く、上述した循環加熱動作を行うと、これらの異物が水と共に循環回路内を循環してしまい、循環回路内壁面に付着してしまうという問題がある。特に、循環加熱動作が何回も繰り返されると、内壁面において異物が次第に堆積してしまい、衛生面等の諸問題が生じる虞がある。そこで、特許文献1の技術では、所定のタイミングで循環回路内に所定量の水を流し、配管内に付着した異物を洗い流すように洗浄を行っている。

先行技術

0005

特開2011−89747号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、上述した給湯システムでは、循環回路の洗浄を行う場合、外部から供給される洗浄水を循環回路に送り込み、循環回路内を洗い流すように流動させて浴槽内に排出するように洗浄を行う。そして、浴槽に排出された排出水は、例えば浴槽内に設けられた排出口を通って浴槽外に排出されることになる。

0007

つまり、この洗浄方式では、循環回路内を洗い流し終えた後の汚水が浴槽内に排出されてしまうため、配管洗浄は、できれば浴槽内に入浴者が存在していない状態で行うことが望ましいといえる。しかしながら、浴槽内に入浴者が存在していないことを確認するためだけに複雑かつ高価な専用装置を採用することは費用対効果の面で望ましくない。

0008

本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、浴槽内に人が存在しないタイミングで配管洗浄が行われる可能性が高くなる構成をより簡易に実現しやすく、且つ、仮に配管洗浄が行われる際に浴槽近傍に人がいても、その人に不安感を与えにくい構成を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0009

第1の発明は、
往き配管戻り配管と備えるとともに給湯側回路からの水が入り込む経路として構成され且つ浴槽からの水を循環させる循環経路の少なくとも一部を構成する通水管と、前記通水管を通る水に対して熱を伝える熱交換器と、を備え、前記往き配管が前記浴槽側からの水を前記熱交換器側へと導き、前記戻り配管が前記熱交換器側からの水を前記浴槽側へと導く構成とされた風呂側回路と、
表示部と、少なくとも湯張り動作実行開始に用いられる操作部と、を備えたリモートコントローラと、
前記操作部に対する所定操作がなされることを条件として前記浴槽内への湯張りを行う湯張り制御部と、
前記湯張り制御部によって行われる湯張り動作の完了後において所定の時間経過状態となった場合に、前記給湯側回路から前記循環経路内へと水を導くとともに前記循環経路を通過させて前記浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う配管洗浄制御部と、
少なくとも前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際に、前記表示部に配管洗浄中であることを示す表示を行わせる表示制御部と、
を有する。

0010

第2の発明は、
往き配管と戻り配管と備えるとともに給湯側回路からの水が入り込む経路として構成され且つ浴槽からの水を循環させる循環経路の少なくとも一部を構成する通水管と、前記通水管を通る水に対して熱を伝える熱交換器と、を備え、前記往き配管が前記浴槽側からの水を前記熱交換器側へと導き、前記戻り配管が前記熱交換器側からの水を前記浴槽側へと導く構成とされた風呂側回路と、
表示部と、少なくとも湯張り機能の実行開始に用いられる操作部と、を備えたリモートコントローラと、
前記操作部に対する所定操作がなされることを条件として前記浴槽内への湯張りを行う湯張り制御部と、
前記湯張り制御部による前記浴槽への湯張り動作が完了した後、少なくとも保温時間が経過するまでの間、前記循環経路を介して前記浴槽内の水を循環させるとともに前記熱交換器によって循環する水を加熱するように、前記浴槽内の水を保温する制御を行う保温制御部と、
前記保温制御部による保温制御が完了した後に、前記給湯側回路から前記循環経路内へと水を導くとともに前記循環経路を通過させて前記浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う配管洗浄制御部と、
少なくとも前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際に、前記表示部に配管洗浄中であることを示す表示を行わせる表示制御部と、
を有する。

0011

第3の発明は、
往き配管と戻り配管と備えるとともに給湯側回路からの水が入り込む経路として構成され且つ浴槽からの水を循環させる循環経路の少なくとも一部を構成する通水管と、前記通水管を通る水に対して熱を伝える熱交換器と、を備え、前記往き配管が前記浴槽側からの水を前記熱交換器側へと導き、前記戻り配管が前記熱交換器側からの水を前記浴槽側へと導く構成とされた風呂側回路と、
表示部と、少なくとも湯張り機能の実行開始に用いられる操作部と、を備えた1又は複数のリモートコントローラと、
前記操作部に対する所定操作がなされることを条件として前記浴槽内への湯張りを行う湯張り制御部と、
前記リモートコントローラが所定のオフ状態となってから所定の時間経過状態となった場合に、前記給湯側回路から前記循環経路内へと水を導くとともに前記循環経路を通過させて前記浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う配管洗浄制御部と、
少なくとも前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際に、前記表示部に配管洗浄中であることを示す表示を行わせる表示制御部と、
を有する。

発明の効果

0012

第1の発明では、湯張り制御部によって行われる湯張り動作の完了後において所定の時間経過状態となった場合に、給湯側回路から循環経路内へと水を導くとともに循環経路を通過させて浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う構成となっている。
使用者は、湯張り動作が完了した後の近い時間に入浴する可能性が高く、湯張り動作が完了してからある程度時間が経過した後は、誰も入浴していない可能性が高くなる。従って、湯張り動作の完了後において所定の時間経過状態となった場合に配管洗浄を行うようにすれば、使用者が入浴していないタイミングで配管洗浄が行われる可能性が高くなる。しかも、使用者の入浴を監視するための複雑且つ高価な専用装置を設ける必要がないため、装置構成の簡易化の面でも有利になる。
更に、本発明では、少なくとも配管洗浄制御部によって配管洗浄制御が行われる際に、表示部において配管洗浄中であることを示す表示が行われる。従って、仮に湯張り動作が完了してからある程度時間が経過した時期に使用者が入浴してしまい、その入浴時期に配管洗浄に起因する変化(浴槽への洗浄水の流れ込み等)が生じたとしても、入浴中の使用者は、表示部の表示を見ることで変化の原因を早期に認識しやすいため、急な変化に起因する不安感をもちにくくなる。

0013

第2の発明では、湯張り制御部による浴槽への湯張り動作が完了した後、少なくとも保温時間が経過するまでの間、保温制御部によって保温制御が行われる。そして、配管洗浄制御部は、保温制御部による保温制御が完了した後に、給湯側回路から循環経路内へと水を導くとともに循環経路を通過させて浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う構成となっている。
このように保温制御が行われる構成では、使用者は、保温制御がなされている間に入浴する可能性が高く、保温制御が終わった後は入浴する可能性が低くなる。従って、保温制御が完了した後に配管洗浄を行うようにすれば、使用者が入浴していないタイミングで配管洗浄が行われる可能性が高くなる。しかも、使用者の入浴を監視するための複雑且つ高価な専用装置を設ける必要がないため、装置構成の簡易化の面でも有利になる。
更に、本発明では、少なくとも配管洗浄制御部によって配管洗浄制御が行われる際に、表示部において配管洗浄中であることを示す表示が行われる。従って、仮に保温制御の完了後に使用者が入浴してしまい、その入浴時期に配管洗浄に起因する変化(浴槽への洗浄水の流れ込み等)が生じたとしても、入浴中の使用者は、表示部の表示を見ることで変化の原因を早期に認識しやすいため、急な変化に起因する不安感をもちにくくなる。

0014

第3の発明では、配管洗浄制御部は、リモートコントローラが所定のオフ状態となってから所定の時間経過状態となった場合に、給湯側回路から循環経路内へと水を導くとともに循環経路を通過させて浴槽内へと流すように配管洗浄制御を行う構成となっている。
リモートコントローラを用いて各種操作を行い得る構成では、使用者は、リモートコントローラがオン状態である間に入浴する可能性が高く、オフ状態となった後は入浴する可能性が低くなる。従って、リモートコントローラが所定のオフ状態となった後に配管洗浄を行うようにすれば、使用者が入浴していないタイミングで配管洗浄が行われる可能性が高くなる。しかも、使用者の入浴を監視するための複雑且つ高価な専用装置を設ける必要がないため、装置構成の簡易化の面でも有利になる。
更に、本発明では、少なくとも配管洗浄制御部によって配管洗浄制御が行われる際に、表示部において配管洗浄中であることを示す表示が行われる。従って、仮にリモートコントローラの電源オフ後に使用者が入浴してしまい、その入浴時期に配管洗浄に起因する変化(浴槽への洗浄水の流れ込み等)が生じたとしても、入浴中の使用者は、表示部の表示を見ることで変化の原因を早期に認識しやすいため、急な変化に起因する不安感をもちにくくなる。

図面の簡単な説明

0015

図1は、実施例1に係る給湯システムを例示する概略回路図である。
図2は、実施例1に係る給湯システムを構成するコントローラ及びリモートコントローラを概略的に例示するブロック図である。
図3は、実施例1に係る給湯システムの第1リモートコントローラにおいてカバーが開いた状態を概略的に示す正面図である。
図4は、実施例1に係る給湯システムの第2リモートコントローラにおいてカバーが開いた状態を概略的に示す正面図である。
図5(A)は、実施例1に係る給湯システムにおいて昇温制御(たし湯制御)が行われているときの表示部での表示状態を示す説明図であり、図5(B)は、図5(A)に続く表示状態を示す説明図であり、図5(C)は、図5(B)に続く表示状態を示す説明図である。
図6(A)は、実施例1に係る給湯システムにおいて降温制御(さし水制御)が行われているときの表示部での表示状態を示す説明図であり、図6(B)は、図6(A)に続く表示状態を示す説明図であり、図6(C)は、図6(B)に続く表示状態を示す説明図である。
図7は、実施例1に係る給湯システムで行われる湯張り・配管洗浄制御の流れを例示するフローチャートである。
図8(A)は、リモートコントローラが所定のオン状態のときに配管洗浄が行われる際の表示状態を示す説明図であり、図8(B)は、リモートコントローラが所定のオフ状態のときに配管洗浄が行われる際の表示状態を示す説明図である。
図9(A)は、実施例1に係る給湯システムにおいて配管洗浄制御が行われているときの表示部での表示状態を示す説明図であり、図9(B)は、図9(A)に続く表示状態を示す説明図であり、図9(C)は、図9(B)に続く表示状態を示す説明図である。
図10(A)は、配管洗浄をオフ設定する設定操作を説明する説明図であり、図10(B)は、配管洗浄をオン設定する設定操作を説明する説明図である。
図11は、実施例2に係る給湯システムで行われる湯張り・配管洗浄制御の流れを例示するフローチャートである。
図12は、実施例2の変更例に係る給湯システムで行われる湯張り・配管洗浄制御の流れを例示するフローチャートである。
図13は、実施例3に係る給湯システムで行われる湯張り・配管洗浄制御の流れを例示するフローチャートである。

実施例

0016

本発明の望ましい例を以下に示す。
上述した第2の発明では、前記保温時間を設定する保温時間設定部と、前記操作部に対する操作に基づいて前記保温時間設定部での設定内容を変更する設定変更手段と、を有する構成であってもよい。このような設定変更を可能とすれば、ユーザが所望の保温時間を設定できるようになり、利便性が増す。また、保温時間を設定変更可能とすることで、ユーザが、「配管洗浄が行われるまでの時間」を設定変更できるようになるため、利便性が一層増す。

0017

また、第2の発明では、前記配管洗浄制御部は、前記保温時間設定部で設定される前記保温時間が予め定められた基準時間よりも短い時間である場合又は前記保温時間設定部によって前記保温時間が設定されない場合には前記配管洗浄制御を行わないように構成されていてもよい。保温時間が相対的に短い場合、保温時間が相対的に長い場合と比較して保温制御の完了後でも使用者が入浴する可能性が高くなる。よって、保温時間が短い場合に配管洗浄制御を行わないようにすれば、入浴中に配管洗浄が行われる事態を回避しやすくなる。また、保温制御を行わない場合(即ち、配管洗浄を保温時間経過後まで先延ばしできない場合)も、何ら措置を講じないと、入浴中に配管洗浄が行われてしまう可能性があるため、配管洗浄制御を行わないようにすれば、このような事態を回避しやすくなる。

0018

上述した第3の発明は、複数の前記リモートコントローラとして、浴室内に設けられる第1リモートコントローラと、浴室とは異なる場所に設けられる第2リモートコントローラと、を備える構成であってもよい。この場合、前記配管洗浄制御部は、少なくとも前記第1リモートコントローラが前記所定のオフ状態となってから前記所定の時間経過状態となった場合に前記配管洗浄制御を行う構成としてもよい。このように2以上のリモートコントローラを用いる構成では、浴室内の第1リモートコントローラがオン状態である間に入浴する可能性が高く、オフ状態となった後は入浴する可能性が低くなる。従って、浴室内の第1リモートコントローラが所定のオフ状態となった後に配管洗浄を行うようにすれば、使用者が入浴していないタイミングで配管洗浄が行われる可能性がより高くなる。

0019

上述したいずれの発明においても、前記浴槽内の水温を上昇させる昇温制御と、前記浴槽内の水温を下降させる降温制御と、を少なくとも行う温度制御部を設けることができる。この場合、前記表示部には、第一図形を表示する第一表示領域と、第二図形を表示する第二表示領域とが構成されていてもよく、前記温度制御部によって前記昇温制御が行われる際には、前記第一表示領域において前記第一図形を表示状態とし且つ前記第二表示領域において前記第二図形を非表示状態とし、前記温度制御部によって前記降温制御が行われる際には、前記第一表示領域において前記第一図形を非表示状態とし且つ前記第二表示領域において前記第二図形を表示状態とし、前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際には、前記第一表示領域において前記第一図形を表示状態とし且つ前記第二表示領域において前記第二図形を表示状態とするように表示制御を行う構成であってもよい。
この構成によれば、昇温制御状態を第一図形によって表し、降温制御状態を第二図形によって表すという基本動作前提としつつ、配管洗浄状態については第一図形と第二図形とを利用して表すことができる。特に、配管洗浄が行われていることの表示については、専用の表示部を大きく用意することなく、他制御の表示に用いられる図形を兼用して表すことができるため、専用部分を設けることに起因する複雑化が生じにくく、表示スペースを効率的に利用可能であるため、表示領域の大型化も抑えやすくなる。

0020

前記第一図形と前記第二図形とを表示可能に構成したいずれの発明でも、前記表示装置には、所定の浴槽図形を表示する浴槽表示領域が構成されていてもよい。そして、前記第一表示領域で表示される前記第一図形が、前記浴槽表示領域側を指す第一矢印図形を含み、前記第二表示領域で表示される前記第二図形が、前記浴槽表示領域側を指す第二矢印図形を含み、前記第一表示領域と前記第二表示領域とが、前記浴槽表示領域の側方において上下二段に構成されていてもよい。
この構成では、昇温制御については、浴槽に向かう第一矢印図形を用いて簡易に表すことができる。利用者は、第一矢印図形が昇温制御と対応付けられたものであると認識できれば、第一矢印図形が表示される度に、昇温制御が行われていることを直感的に把握しやすくなる。また、降温制御についても、浴槽に向かう第二矢印図形を用いて簡易に表すことができる。利用者は、第二矢印図形が降温制御と対応付けられたものであると認識できれば、第二矢印図形が表示される度に、降温制御が行われていることを直感的に把握しやすくなる。特に、上下二段の矢印図形の択一的な表示によって、いずれの制御が行われているかを簡易に知らせることができるため、それほどスペースを割くことなく、有効な情報表示が可能となる。
更に、配管洗浄制御については、上述した二種類の矢印図形を共に表示するという簡易な方式で、配管洗浄を直感的にイメージしやすい図形を表すことができる。特に、二種類の矢印図形は、昇温制御や降温制御の際には片方のみしか表示されないため、両矢印図形が表示されたときには昇温制御や降温制御ではない別の制御が行われていることを迅速に把握しやすくなる。しかも、配管洗浄のときには、昇温制御や降温制御のときよりも多くの矢印が表されるため、浴槽内へ多くの水が流れ込むことを直感的にイメージしやすくなり、「昇温制御や降温制御ではない別の制御」が配管洗浄であると推測しやすくなる。

0021

また、第一矢印図形及び第二矢印図形を表示可能としたいずれの発明でも、前記表示制御部は、前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる最中には、前記第一矢印図形の表示度合いと前記第二矢印図形の表示度合いとを同期させつつ時間経過に伴って両矢印図形が前記浴槽図形に向かって次第に延びるように短時間毎の動的表示を行い、且つ前記短時間毎の動的表示を繰り返すように表示制御を行う構成であってもよい。
この構成では、配管洗浄制御の際に、上下二段の矢印が徐々に延びるような動的表示が繰り返されるため、特別な専用表示部に頼らずとも、浴槽内へ多くの水が流れ込むことをより一層イメージしやすい態様で表すことができる。そして、利用者は、この動的表示を見たときに、配管洗浄が行われていることをより強く意識しやすくなり、突発的な配管洗浄であっても利用者の混乱が生じにくくなる。

0022

また、前記第一図形と前記第二図形を表示可能としたいずれの発明でも、前記表示制御部は、前記リモートコントローラが所定のオフ状態であるときに前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる最中は、前記浴槽表示領域での前記浴槽図形の表示と、前記第一表示領域での前記第一図形の表示と、前記第二表示領域での前記第二図形の表示と、を行い、且つ、前記浴槽図形、前記第一図形、前記第二図形以外の所定の運転情報の表示をオフ状態にするように表示制御を行う構成であってもよい。
この構成によれば、リモートコントローラが所定のオフ状態である場合でも、配管洗浄制御が行われる際はその旨を利用者に知らせることができ、利用者の混乱を抑えつつ利便性を高めやすくなる。一方で、所定の運転情報の表示をオフ状態にすることができるため、表示内容を絞って省電力化を図ることができる。

0023

また、前記第一図形と前記第二図形を表示可能としたいずれの発明でも、前記リモートコントローラが、浴室内に配置される第1リモートコントローラとして構成されていてもよい。更に、浴室外に配置される第2リモートコントローラが設けられていてもよい。そして、前記第1リモートコントローラに設けられた前記表示部において前記第一表示領域と前記第二表示領域とが構成され、前記表示制御部は、前記第1リモートコントローラが前記所定のオフ状態であるときに前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる最中は、前記第1リモートコントローラにおいて前記浴槽表示領域での前記浴槽図形の表示と、前記第一表示領域での前記第一図形の表示と、前記第二表示領域での前記第二図形の表示と、を行うとともに前記所定の運転情報の表示を非表示状態にするように表示制御を行う構成であってもよい。そして、前記第2リモートコントローラは、前記第1リモートコントローラが前記所定のオフ状態となるときに連動して電源オフ状態となり、且つ前記電源オフ状態となるときに当該第2リモートコントローラの表示装置における表示領域全体が非表示状態とされる構成であってもよい。
この構成によれば、二種類のリモートコントローラがオフ状態であるときに配管洗浄制御が行われる場合、浴室内に配置される第1リモートコントローラでは、配管洗浄制御を知らせる必要部分が選択的に表示状態になり、所定の運転情報の表示がオフ状態になる。このため、省電力化を図りながら、利用者の混乱を抑えることができる。一方、浴室外の第2リモートコントローラでは、表示装置における表示領域全体が非表示状態となるため、より一層の省電力化を図ることができる。この場合、第2リモートコントローラでは、配管洗浄制御が行われていることの表示がなされないことになるが、浴室外では、配管洗浄に起因して使用者が混乱する可能性が相対的に低いため、省電力化をより重視しても問題は生じにくい。

0024

また、前記第一図形と前記第二図形を表示可能としたいずれの発明でも、前記表示制御部は、前記温度制御部によって前記昇温制御が行われる際には、前記第一表示領域において前記第一図形を表示状態とするとともに、前記第一図形に近接した位置で前記昇温制御が行われていることを示す第一情報を表示状態とし、且つ前記第二表示領域において前記第二図形を非表示状態とするとともに、前記降温制御が行われていることを示す第二情報を非表示状態とし、前記温度制御部によって前記降温制御が行われる際には、前記第二表示領域において前記第二図形を表示状態とするとともに、前記第二図形に近接させて位置で前記第二情報を表示状態とし、且つ前記第一表示領域において前記第一図形を非表示状態とするとともに、前記第一情報を非表示状態とし、前記配管洗浄制御部によって前記配管洗浄制御が行われる際には、前記第一表示領域において前記第一図形を表示状態とし且つ前記第二表示領域において前記第二図形を表示状態とし、前記第一情報及び前記第二情報をいずれも非表示状態とするように表示制御を行う構成であってもよい。
この構成では、第一図形の表示を昇温制御と配管洗浄制御とに兼用して表示の効率化を図りつつ、昇温制御の際には、昇温制御が行われていることを示す第一情報を第一図形の近傍で表示することで、昇温制御中であることをより確実に認識させやすくなる。また、第二図形の表示を降温制御と配管洗浄制御とに兼用して表示の効率化を図りつつ、降温制御の際には、降温制御が行われていることを示す第二情報を第二図形の近傍で表示することで、降温制御中であることをより確実に認識させやすくなる。一方で、配管洗浄制御の際には、第一情報及び第二情報がいずれも非表示状態となるため、昇温制御や降温制御と誤認識されにくくなり、第一図形と第二図形がいずれも表示される特殊な表示状態となるため、特別な制御状態であることを使用者等が認識しやすくなる。

0025

<実施例1>
以下、発明の一例を示す実施例1について、図面を参照して説明する。
基本構成
図1で示す給湯システム1は、浴槽への給湯機能と浴槽内の水の加熱機能とを備えた風呂・給湯システムとして構成され、主として、給湯側回路2と風呂側回路3とを備えている。給湯側回路2は、入水管12、出湯管10、熱交換器6(給湯側熱交換器)などを備えており、外部から供給された水道水を加熱し出湯させる経路として機能する。また、風呂側回路3は、ガスバーナ54(風呂バーナ)、熱交換器56(風呂側熱交換器)、通水管66、循環ポンプ62、サーミスタ64,65などを備えており、風呂の追い炊き等に利用されるものである。

0026

給湯側回路2において、入水管12は、水入口16からの水が流れ込む経路として構成され、出湯管10は、湯出口18へ湯を送り出す経路として構成される。また、熱交換器6は、ガスバーナ(給湯バーナ)4からの燃焼熱を交換する一次熱交換器7及び二次熱交換器8を備える。給湯側回路2では、二次熱交換器8の入口に、水道水を供給する構成で入水管12が接続されており、この入水管12には、管内の通水を検出する通水センサ34(給湯水量センサ)が設けられている。入水管12の下流側には、二次熱交換器8の伝熱管8aが接続されており、その下流側には、二次熱交換器8の伝熱管8aと一次熱交換器7の伝熱管7aとを連結する通水管20が接続される。更に、この通水管20に連結された構成で一次熱交換器7の伝熱管7aが接続され、一次熱交換器7の出口には、一次熱交換器7で加熱された湯を出湯する構成で出湯管10が接続されている。この出湯管10には、管内の水の温度を検出するサーミスタ26が設けられている。

0027

また、給湯燃焼室90内において、一次熱交換器7はガスバーナ4の燃焼排気経路の上流側に配置され、二次熱交換器8は燃焼排気経路の下流側に配置されており、一次熱交換器7によって燃焼排気の顕熱回収した後、二次熱交換器8によって潜熱を回収するように機能する。一次熱交換器7は、一次熱交換器7内の通水経路となる伝熱管7aを備えており、伝熱管7a内を通る水に対してガスバーナ4で発生した燃焼排気に含まれる燃焼熱を伝熱し、顕熱の熱エネルギーを通水に伝達する形で熱交換する。また、二次熱交換器8は、二次熱交換器8内の通水経路となる伝熱管8aを備えており、伝熱管8a内を通る水に対し、ガスバーナ4で発生した燃焼排気が一次熱交換器7を通過した後の燃焼熱を伝熱し、潜熱の熱エネルギーを通水に伝達するように熱交換する。

0028

また、入水管12と出湯管10との間をバイパスする通水経路として、熱交換器6とは異なる通水経路として構成されたバイパス路14が設けられている。そして、このバイパス路14には、バイパス路14の通水を遮断した閉塞状態と、この閉塞状態よりも開度を増大させた開放状態とに移行可能なバイパス弁32が設けられている。入水管12において、バイパス路14が連結する分岐位置よりも上流側には、通水量制御弁33が設けられている。この通水量制御弁33は、コントローラ22からの指示を受けて駆動軸回転角度が制御されるモータを備えており、入水管12を閉塞状態と全開状態との間で様々な開度に連続的に変更できる構成となっている。

0029

ガスバーナ4へのガスの供給を行うガス管40には、上流側からガス元電磁弁42、給湯ガス比例制御弁44、各ガスバーナ4への分岐管ごとの給湯切替電磁弁46,46・・が夫々設けられている。また、給湯燃焼室90の下方には、燃焼用空気を各ガスバーナ4(給湯バーナ)及びガスバーナ54(風呂バーナ)へ供給するファン48が設けられている。また、ガスバーナ54(風呂バーナ)に接続されるガス管からの分岐管には、切替電磁弁53が設けられている。

0030

風呂側回路3において、通水管66は、給湯側回路2からの水が入り込む経路として構成され且つ浴槽60からの水を循環させる循環経路の少なくとも一部を構成するものである。この通水管66は、浴槽60側からの水を熱交換器56側へと導くための往き配管68と、熱交換器56側からの水を浴槽60側へと導くための戻り配管67と、往き配管68と戻り配管67とに連結されて熱交換器56内を通る中間配管69とを備える。この通水管66は、例えば追い炊き動作時に浴槽60から引き込まれる水を往き配管68によって熱交換器56に導き、この熱交換器56を通過した水を戻り配管67によって浴槽60に導くように循環させることが可能な循環経路として機能する。熱交換器56は、風呂一次熱交換器57と風呂二次熱交換器58とを備え、通水管66を通る水に対してガスバーナ54(風呂バーナ)での燃焼によって生じた燃焼熱を伝達するように、循環水を加熱する構成となっている。往き配管68は、浴槽60と風呂一次熱交換器57との間に配置されており、この往き配管68には、往き配管68を通る水の温度を検出するサーミスタ65(風呂サーミスタ)が設けられている。

0031

戻り配管67は、風呂二次熱交換器58と浴槽60との間に配置されており、この戻り配管67には、循環ポンプ62とサーミスタ64(風呂サーミスタ)とが設けられている。循環ポンプ62は、通水管66内の水を流動させる装置であり、熱交換器56側から水を引き込み、引き込んだ水を熱交換器56とは反対側から浴槽60に向けて排出するように機能する。また、戻り配管67には、出湯管10から分岐された落とし込み管70が接続されており、この落とし込み管70には、給湯用電磁弁72及び落とし込み水量センサ74が設けられている。そして、落とし込み管70に設けられた給湯用電磁弁72を開弁させることで、給湯側回路2で加熱された湯を浴槽60へ供給することが可能となっている。

0032

また、給湯システム1には、図1図2で示すように制御装置としてのコントローラ22が設けられている。図2で示すように、コントローラ22には、例えば、公知のマイクロコンピュータ等として構成される制御部22Aと、公知の半導体メモリ等として構成されるメモリ22Bと、外部との通信を行うためのインタフェースとして構成される通信部22Cとが設けられている。このコントローラ22は、例えば図7で示す制御など、様々な制御を行い得る構成となっている。

0033

図2のように、コントローラ22には、複数のリモートコントローラ80がコントローラ22と通信し得る構成で接続されている。図1図2の例では、複数のリモートコントローラ80として、浴室内に設けられる第1リモートコントローラ81と、浴室とは異なる場所(例えば台所等)に設けられる第2リモートコントローラ82とが設けられている。図2のように、第1リモートコントローラ81は、公知のマイクロコンピュータ等として構成される制御部81Aと、液晶表示装置等として構成される表示部81Bと、押圧ボタン等の公知のスイッチが複数設けられるとともに少なくとも湯張り動作の実行開始に使用される操作部81Cと、リモートコントローラ81で生成された信号等をコントローラ22に伝達するための通信部81Dとを備えている。この第1リモートコントローラ81の外観は、例えば図3のようになっている。図2のように、第2リモートコントローラ82は、公知のマイクロコンピュータ等として構成される制御部82Aと、液晶表示装置等として構成される表示部82Bと、押圧ボタン等の公知のスイッチが複数設けられてなる操作部82Cと、リモートコントローラ82で生成された信号等をコントローラ22に伝達するための通信部82Dとを備えている。この第2リモートコントローラ82の外観は、例えば図4のようになっている。

0034

第1リモートコントローラ81と第2リモートコントローラ82は、オンオフ状態が連動するようになっている。例えば、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82のいずれもが運転オフ状態のときに第1リモートコントローラ81の運転切替タン91A又は第2リモートコントローラ82の運転切替ボタン92Aが押されたときには、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82がいずれも運転オン状態切り替わる。また、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82がいずれも運転オン状態のときに運転切替ボタン91A又は運転切替ボタン92Aが押されたときには、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82がいずれも運転オフ状態に切り替わる。第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82のいずれかが運転オン状態のときには、コントローラ22は、ガスバーナ4を動作させ得るように機能し、通水センサ34(給湯水量センサ)による通水検知時にガスバーナ4を動作させて湯を生成する。一方、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82がいずれも運転オフ状態のときには、コントローラ22は、ガスバーナ4を動作させず、入水管12の通水時でも、非通水時でも、湯の生成がなされないようになっている。

0035

(たし湯制御、及びさし水制御)
給湯システム1では、後述する湯張り制御によって浴槽60内に湯を流し込み、湯張りを行うことが可能となっている。また、浴槽60に湯が張られた状態では、たし湯制御やさし水制御が可能となっており、浴槽60内の湯を昇温させたり、降温させたりすることが可能となっている。なお、本明細書では、コントローラ22が温度制御部の一例に相当し、浴槽60内の水温を上昇させる昇温制御と、浴槽60内の水温を下降させる降温制御と、を少なくとも行うように機能する。また、本明細書では、第1リモートコントローラ81の制御部81Aが表示制御部の一例に相当し、表示部81Bの表示を変化させる各種表示制御を行う。

0036

たし湯制御は、所定のたし湯開始条件成立に伴って実行される。具体的には、第1リモートコントローラ81が上述した運転オン状態のときに所定のたし湯開始操作(例えば、図3に示すたし湯ボタン91Fを押す操作)が行われた場合にコントローラ22によってたし湯制御が実行される。このたし湯制御中は、給湯側回路2を動作させて所定温度(例えば、予め定められた風呂設定温度)の湯を生成し、給湯側回路2から落とし込み管70を通して所定温度且つ所定量(例えば、20リットル)の湯を浴槽60に流し込む。なお、たし湯開始操作の際に、たし湯制御時のたし湯量である「所定量」をユーザが指定できるように構成されていてもよい。

0037

そして、コントローラ22によってたし湯制御が行われている間は、第1リモートコントローラ81の制御部81A及び表示部81Bによって図5に示すような表示が行われる。ここで、表示部81Bに構成される各表示領域を説明する。本構成では、表示部81Bにおいて細分化された複数の表示領域が構成されており、表示部81Bに構成される全ての表示領域を表示状態とした場合には、図3のような表示がなされるようになっている。図3で示す表示部81Bにおいて明色(白色)とされた領域が、表示状態又は非表示状態に切り替え可能な領域であり、細分化された各表示領域の表示状態の切り替えにより、様々な情報を表示可能となっている。

0038

表示部81Bには、U状に構成される所定の浴槽図形124を表示する浴槽表示領域114と、第一図形121を表示する領域である第一表示領域111と、第二図形122を表示する領域である第二表示領域112とが構成されている。図5(C)のように第一表示領域111で表示される第一図形121は、浴槽表示領域114側を指す第一矢印図形となっている。また、図6(C)のように、第二表示領域112で表示される第二図形122は、浴槽表示領域114側を指す第二矢印図形となっている。そして、第一表示領域111と第二表示領域112とが、浴槽表示領域114の側方において上下二段に構成されている。また、図5(C)のように、第一図形121(第一矢印図形)に近接した位置(即ち、第一表示領域111に近接した位置)には、昇温制御が行われていることを示す第一情報(「たし湯」の文字情報141)を表示する第一情報表示領域131が構成される。また、図6(C)のように、第二図形122(第二矢印図形)に近接した位置(即ち、第二表示領域112に近接した位置)には、降温制御が行われていることを示す第二情報(「さし水」の文字情報142)を表示する第二情報表示領域132が構成される。なお、浴槽表示領域114に表わされる浴槽図形124の内側には、設定された浴槽温度を表す温度表示領域118と、設定された浴槽の水位情報を表す水位表示領域116とが構成されている。

0039

このように構成される表示部81Bでは、コントローラ22からの指示によってたし湯制御が行われている際には(即ち、温度制御部によって昇温制御が行われる際には)、図5のように、第一表示領域111において第一図形121を表示状態とするとともに、第一図形121に近接した位置で昇温制御が行われていることを示す第一情報(「たし湯」の文字情報141)を表示状態とする。更に、第二表示領域112において第二図形122を非表示状態とするとともに、降温制御が行われていることを示す第二情報(「さし水」の文字情報142)を非表示状態とする。なお、たし湯制御中は、図5(A)〜(C)のように表示の切り替えがなされるが、浴槽図形124、文字情報141、水位情報、浴槽温度は、継続的に表示し続けるような静的表示とする。一方、第一表示領域111については、図5(A)、図5(B)、図5(C)の順で表示を行い、図5(A)(B)(C)の表示を複数回繰り返すことで、時間経過に伴って矢印図形が浴槽図形に向かって次第に延びるような短時間の動的表示を繰り返し行う。

0040

次に、さし水制御について説明する。さし水制御は、所定のさし水開始条件の成立に伴って実行される。具体的には、第1リモートコントローラ81が上述した運転オン状態のときに所定のさし水開始操作(例えば、図3に示すさし水ボタン91Gを押す操作)が行われた場合にコントローラ22によってさし水制御が実行され、ガスバーナ4を動作させずに予め定められた所定量(例えば、10リットル)の冷水を浴槽60に流し込む。つまり、さし水制御時には、ガスバーナ4を燃焼させずに水入口16から導入された水を、落とし込み管70を介して浴槽60に流し込むことになる。なお、さし水制御時のさし水量である「所定量」は、さし水開始操作の際にユーザが指定できる構成であってもよい。

0041

そして、コントローラ22からの指示によってさし水制御が行われている際には(即ち、温度制御部によって降温制御が行われる際には)、第1リモートコントローラ81の制御部81A及び表示部81Bによって図6に示すような表示が行われる。具体的には、図6のように、第二表示領域112において第二図形122を表示状態とするとともに、第二図形122に近接した位置で降温制御が行われていることを示す第二情報(「さし水」の文字情報142)を表示状態とする。更に、第一表示領域111において第一図形121を非表示状態とするとともに、昇温制御が行われていることを示す第一情報(「たし湯」の文字情報141)を非表示状態とする。なお、さし水制御中は、図6(A)〜(C)のように表示の切り替えがなされるが、浴槽図形124、文字情報141、水位情報、浴槽温度は、継続的に表示し続けるような静的表示とする。一方、第二表示領域112については、図6(A)、図6(B)、図6(C)の順で表示を行い、図6(A)(B)(C)の表示を複数回繰り返すことで、時間経過に伴って矢印図形が浴槽図形に向かって次第に延びるような短時間の動的表示を繰り返し行う。

0042

(湯張り・配管洗浄制御)
次に、本構成の給湯システム1で行われる湯張り・配管洗浄制御を説明する。
図7で示す制御は、例えば、リモートコントローラ80が上述した運転オン状態になった場合に実行される。例えば、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82が上述した運転オフ状態のときに運転切替ボタン91A又は運転切替ボタン92Aが押されると、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82がいずれも運転オン状態に切り替わり、この切り替わりをトリガとしてコントローラ22によって図7の制御が実行される。この制御では、まず、コントローラ22がS10の判断処理を行い、湯張り開始条件が成立したか否かを判断する。湯張り開始条件は、例えば、「リモートコントローラ81の自動ボタン91D又はリモートコントローラ82の自動ボタン92Dのいずれかが押されたこと」又は「予約による湯張り条件が成立したこと」のいずれかである。図7の処理では、リモートコントローラ80が運転オン状態となった後、湯張り開始条件が成立するまではS10にてNoの判断が繰り返され、待機状態となる。一方、リモートコントローラ81の自動ボタン91Dが押されるなどの湯張り開始条件が成立した場合には、S10にてYesに進み、S11にて湯張りを開始する。コントローラ22は、S11の処理の実行に伴い、落とし込み管70に設けられた給湯用電磁弁72を開弁させ、予め設定された温度の湯を生成するように給湯側回路2を動作させ、生成された湯を、落とし込み管70及び通水管66を介して浴槽60に流し込むように制御する。S11の後には、浴槽60内の湯量が予め設定された湯量に達したか否かを判断し(S12)、浴槽60内の湯量が予め設定された湯量に達していない間は、S12にてNoの判断が繰り返され、浴槽60への湯の流し込みを継続することになる。浴槽60内の湯量が予め設定された湯量に達した場合には、S12にてYesに進み、給湯用電磁弁72を閉弁させて上述した湯張り動作(即ち、浴槽60への湯の流し込み)を終了する(S13)。なお、図7では図示を省略しているが、予め設定された湯量に達したときに浴槽60内の温度が設定温度以下である場合、循環ポンプ62を駆動して浴槽60内の水を通水管66によって循環させ、設定温度に達するまで、通水管66を通る水に対してガスバーナ54(風呂バーナ)での燃焼によって生じた燃焼熱を伝達するように循環加熱することが望ましい。本構成では、このようにして湯張り制御がなされる。

0043

本構成では、コントローラ22が湯張り制御部の一例に相当し、操作部に対する所定操作(例えば、自動ボタン91D又は92Dの押圧操作)がなされることを条件として前記浴槽内への湯張りを行うように機能する。なお、「操作部に対する所定操作」は、湯張りを開始し得る一つの条件であり、これ以外の方法でも、湯張りの開始が可能となっていてもよい。例えば、設定時刻到来したときに湯張りを開始するような予約がなされている場合、設定時刻の到来が湯張り開始条件となる。

0044

S13の後には、保温設定がなされているか否かを判断する(S14)。本構成では、保温制御を行うか否かを、予め設定によって定めておくことができ、具体的には、リモートコントローラ80の操作部に対して所定操作を行うことで保温時間を入力することができるようになっている。そして、このような保温時間の入力があった場合には、メモリ22Bにおいて、保温設定がなされていることを示す情報と、保温時間とが記憶されるようになっている。S14の判断処理では、メモリ22Bを参照し、「保温設定がなされていることを示す情報」と「保温時間」とがメモリ22Bに記憶されている場合、Yesに進む。一方、「保温設定がなされていることを示す情報」がメモリ22Bに記憶されていない場合には、S14にてNoに進む。なお、S14にてNoに進む場合には、S10に戻り、上述したように、湯張り開始条件が成立するまで待機状態となる。

0045

一方、S14において「保温設定がなされていることを示す情報」と「保温時間」とがメモリ22Bに記憶されていると判断される場合には、S14にてYesに進み、タイマスタートさせて保温時間の計測を開始し(S15)、保温制御も開始する(S16)。S16で保温制御が開始した後には、「循環加熱処理」「待機処理」を繰り返すように保温制御を行う。「循環加熱処理」は、S16の実行又は「待機処理」の終了によって行われる処理であり、この処理では、循環ポンプ62を駆動して水を流動させ、浴槽60内の水が通水管66を通って浴槽60内に戻るように水を循環させる。更に、通水管66を通る水に対してガスバーナ54(風呂バーナ)での燃焼によって生じた燃焼熱を伝達するように、通水管66を通る循環水を加熱する。この「循環加熱処理」は、浴槽60内の湯温が温度表示領域118で表示される設定温度に達するまで行い、設定温度に達した後は、「循環加熱処理」を停止させて「待機処理」を行う。「待機処理」は、循環加熱処理中に浴槽60内の湯温が所定温度に達した場合に実行され、「循環加熱処理の停止後、所定時間が経過し、且つ、浴槽60内の湯温が設定温度未満となる」という条件を満たすまで、「循環加熱処理」の停止を継続するように「待機処理」を行う。そして、上記条件を満たした場合には、「待機処理」を終了させて、再び、「循環過熱処理」を行う。S16で保温制御を開始した後は、これらの「循環加熱処理」と「待機処理」とを交互に繰り返すように保温制御を行い、S15からの計測時間が予め設定された保温時間に達するまでこのような保温制御を継続する。そして、S15からの計測時間が保温時間を経過した場合には、S17にてYesに進み、上述した保温制御を終了する(S18)。

0046

本構成では、コントローラ22が保温制御部の一例に相当し、湯張り制御部による浴槽60への湯張り動作が完了した後、少なくとも保温時間が経過するまでの間、循環経路を介して浴槽60内の水を循環させるとともに熱交換器56によって循環する水を加熱するように、浴槽60内の水を保温する制御を行う。なお、上述した保温制御はあくまで一例であり、予め設定された保温時間の間、浴槽60内の水を保温し得る制御方法であれば、上述した方法以外の様々な方法を用いることができる。

0047

また、本構成では、ユーザは、リモートコントローラ80の操作部を操作して保温時間を入力することができ、任意の保温時間を指定してメモリ22Bに記憶させておくことができる。また、既に保温時間が設定されていても、ユーザは、操作部に対する新たな操作によって保温時間を再入力することができ、メモリ22Bに、再入力された保温時間を新たに記憶させるように更新設定することができる。具体的には、メモリ22B及び制御部22Aが保温時間設定部の一例に相当し、保温時間(例えば、保温制御の開始から終了までの時間間隔)を設定するように機能する。また、メモリ22B及び制御部22Aは、設定変更手段の一例に相当し、リモートコントローラ80の操作部に対する操作に基づいて保温時間設定部での設定内容を変更するように機能する。

0048

S18にて保温制御を終了させた後には、配管洗浄制御を行う(S19)。
S19で配管洗浄制御が実行されると、コントローラ22は、給湯側回路2から所定量(例えば、7リットル)の水(冷水又は湯)を浴槽60に流し込ませる。具体的には、S19の実行時点でリモートコントローラ80が運転オン状態の場合(即ち、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82がいずれも運転オン状態の場合)、給湯側回路2を動作させて所定温度(例えば、予め定められた風呂設定温度)の湯を生成し、給湯側回路2から落とし込み管70を通して所定量(例えば、7リットル)の湯を浴槽60に流し込む。一方、S19の実行時点でリモートコントローラ80が運転オフ状態の場合(即ち、第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82がいずれも運転オフ状態の場合)、ガスバーナ4を点火させない非動作状態を維持しつつ落とし込み管70に設けられた給湯用電磁弁72を開弁させ、給湯側回路2から落とし込み管70を通して所定量(例えば、7リットル)の冷水(即ち、水入口16から導入された冷水)を浴槽60に流し込む。

0049

本構成では、コントローラ22が配管洗浄制御部の一例に相当し、湯張り制御部によって行われる湯張り動作の完了後において所定の時間経過状態となった場合(具体的には、保温制御部による保温制御が完了した後)に、給湯側回路2から風呂側回路3に構成される循環経路内へと水を導くとともに循環経路を通過させて浴槽60内へと流すように配管洗浄制御を行うように機能する。

0050

また、S19で実行される配管洗浄制御の際には、第1リモートコントローラ81の表示部81Bにおいて、図8(A)又は図8(B)のような表示がなされる。なお、本構成では、第1リモートコントローラ81の制御部81Aが「表示制御部」の一例に相当し、配管洗浄制御が行われる際に、リモートコントローラ81の表示部81Bに配管洗浄中であることを示す表示を行わせるように機能する。具体的には、第1リモートコントローラ81が運転オン状態のときに図8(A)のような表示を行い、第1リモートコントローラ81が運転オフ状態のときに図8(B)のような表示を行う。

0051

図8の例では、第1リモートコントローラ81が運転オン状態(所定のオン状態)及び運転オフ状態(所定のオフ状態)のいずれの場合でも、S19で配管洗浄制御が実行される際(即ち、配管洗浄制御部に相当する制御部22Aによって配管洗浄制御が行われる際)には、第一表示領域111、第二表示領域112、浴槽表示領域114、第一情報表示領域131、第二情報表示領域132にて同一の表示制御がなされる。具体的には、第1リモートコントローラ81が運転オン状態及び運転オフ状態のいずれの場合でも図9(A)(B)(C)で示すような表示が一定時間ごとに切り替わるようになっており、この表示では、第一表示領域111において第一図形121を動的な表示状態とし、第二表示領域112において第二図形222を動的な表示状態とし、浴槽表示領域114において浴槽図形124を静的な表示状態とし、第一情報表示領域131及び第二情報表示領域132はいずれも非表示状態とするように表示制御を行う。

0052

図9の例では、第1リモートコントローラ81が運転オン状態及び運転オフ状態のいずれの場合でも、S19にて配管洗浄制御が行われる最中には、制御部81Aによる表示制御では、浴槽表示領域114において浴槽図形124を継続的に表示した固定表示状態とし、第一情報表示領域131及び第二情報表示領域132において第一情報及び第二情報をいずれも継続的に表示しない固定非表示状態とする。一方、第一表示領域111及び第二表示領域112において、第一図形121(第一矢印図形)の表示度合いと第二図形122(第二矢印図形)の表示度合いとを同期させつつ時間経過に伴って両矢印図形が浴槽図形に向かって次第に延びるように短時間毎の動的表示を行い、且つ短時間毎の動的表示を繰り返すように表示制御を行う。

0053

図9(A)の表示時期(第1時期)には、第一表示領域111及び第二表示領域112のいずれでも、各矢印図形の根元部分に相当する第1部分図形のみが表示される。図9(A)の表示時期では、第一表示領域111で表示される第一図形121の一部(第1部分図形121A)と、第二表示領域112で表示される第二図形122の一部(第1部分図形122A)とが同一図形であり、これらの同一図形の表示が略同一のタイミングで開始するようになっている。そして、図9(A)の表示時期の直後に到来する図9(B)の表示時期(第2時期)には、第一表示領域111及び第二表示領域112のいずれでも、図9(A)の表示時期からの上記第1部分図形の表示が継続し、その表示に加えて、第一図形121及び第二図形122の各矢印の中間部分に相当する第2部分図形がそれぞれ表示される。図9(B)の表示時期に表示が開始する第一図形121の一部(第2部分図形121B)と第二図形122の一部(第1部分図形122B)とは同一図形であり、これらの同一図形の表示が略同一のタイミングで開始するようになっている。更に、図9(B)の表示時期の直後に到来する図9(C)の表示時期(第3時期)では、図9(B)の表示時期からの上記第1部分図形及び第2部分図形の表示が継続し、その表示に加えて、第一図形121及び第二図形122の各矢印の先端部分に相当する第3部分図形がそれぞれ表示される。図9(C)の表示時期に表示が開始する第一図形121の一部(第3部分図形121C)と第二図形122の一部(第3部分図形122C)とは同一図形であり、これらの同一図形の表示が略同一のタイミングで開始するようになっている。このように第1時期、第2時期、第3時期のいずれの時期でも、第一表示領域111で表示される図形と、第二表示領域112で表示される図形とが同一の図形となっており、2つの領域で常に同図形が表示されるように、両矢印図形の表示状態が同期して切り替わるようになっている。

0054

S19にて配管洗浄制御が行われる際の表示は、以上のような表示制御を基本とする。そして、第1リモートコントローラ81が上述した運転オン状態(所定のオン状態)であるときには、図8(A)のように所定の運転情報の表示を表示状態としたまま、図9のように表示制御を行う。なお、図8(A)の例では、所定の運転情報として、給湯の設定温度情報120、省エネルギー情報126、時刻情報127、優先場所情報128などを表示している。

0055

一方、第1リモートコントローラ81が運転オフ状態(所定のオフ状態)であるときには、図8(B)のように所定の運転情報の表示を非表示状態としたまま、図9のような表示制御を行う。なお、図8(B)の例では、第1リモートコントローラ81が運転オフ状態のときに配管洗浄制御が行われる間は、給湯の設定温度情報120、省エネルギー情報126、時刻情報127、優先場所情報128などを全て表示せず、具体的には、第一図形121、第二図形122、浴槽図形124以外の図形や情報を表示しないようになっている。

0056

なお、本構成では、上述したように第1リモートコントローラ81が運転オフ状態(所定のオフ状態)となるときに連動して第2リモートコントローラ82が運転オフ状態となる。このように第2リモートコントローラ82が運転オフ状態となっているときに配管洗浄制御が行われていても表示部82Bの表示領域全体が非表示状態で維持されるようになっている。

0057

<実施例1の変更例1>
実施例1では、保温時間設定部によって保温時間が設定されない場合に配管洗浄制御を行わない例を示したが、保温時間設定部で設定される保温時間が予め定められた基準時間よりも短い時間である場合に配管洗浄制御を行わないようにしてもよい。例えば、S14の判断処理においてメモリ22Bを参照した際に、保温設定がなされていない場合(メモリ22Bに保温設定がなされていることを示す情報が記憶されていない場合)、又は、保温時間が所定の閾値時間よりも短い場合(メモリ22Bに保温設定がなされていることを示す情報が記憶されているが、対応して記憶された保温時間が閾値時間よりも短い場合)の少なくともいずれかの場合に、S14にてNoに進み、この場合には、S10に戻るようにしてもよい。

0058

<実施例1の変更例2>
実施例1又はその変更例のいずれでも、配管洗浄制御を行う設定と行わない設定を切り替え可能にしてもよい。例えば、リモートコントローラ80のいずれかの操作部に対して所定の設定操作(例えば、配管洗浄に対応する番号「27」を入力し、その番号に対応させて「On」を入力することで配管洗浄を行うことを指定する操作)がなされた場合に、図10(B)のように配管洗浄制御を行う旨を表示し、配管洗浄を行うことを示す情報をメモリ22Bに記憶しておくことができる。また、リモートコントローラ80のいずれかの操作部に対して所定の設定操作(配管洗浄に対応する番号「27」を入力し、その番号に対応させて「OFf」を入力することで配管洗浄を行わないことを指定する操作)がなされた場合に、図10(A)のように配管洗浄制御を行わない旨を表示し、その旨の情報をメモリ22Bに記憶しておくことができる。このような例では、S19の処理開始直前にメモリ22Bを参照し、配管洗浄を行うことを示す情報が記憶されている場合にはS19の制御を実行し、配管洗浄を行うことを示す情報が記憶されていない場合にはS19の制御を実行しないようにすればよい。なお、このような制御方法は、後述する他の実施例にも適用できる。

0059

<実施例2>
実施例2の給湯システム1は、図7で示す湯張り・配管洗浄制御を図11のように変更した点が実施例1と異なり、それ以外は実施例1と同一である。よって、実施例1と同一の点については詳細な説明は省略し、適宜、図1図6図8図10を参照することとする。例えば、風呂側回路としては、実施例1と同一のハードウェア構成をなす風呂側回路3が設けられ、給湯側回路については実施例1と同一のハードウェア構成をなす給湯側回路2が設けられる。また、リモートコントローラ80のハードウェア構成も実施例1と同様であり、図2で示す第1リモートコントローラ81及び第2リモートコントローラ82と同一のハードウェア構成となっている。

0060

図11で示す湯張り・配管洗浄制御は、実施例1と同様、リモートコントローラ80が上述した運転オン状態になった場合にコントローラ22によって実行される。なお、この例でもコントローラ22が湯張り制御部の一例に相当する。また、図11で示す湯張り・配管洗浄制御においてS21〜S24の処理は、図7のS10〜S13と同様の処理となっている。

0061

一方、この例では、S24にて湯張り制御が終了した直後、S25にてタイマをスタートさせる。そして、S25で計測を開始したタイマが一定時間に達した場合にS26にてYesに進み、S27にて配管洗浄制御を行う。つまり、この例では、湯張りの完了後、一定時間経過した場合に配管洗浄制御を行うようになっている。なお、S27の配管洗浄制御は、図7のS19の制御と同一の制御であり、この例でも、コントローラ22が配管洗浄制御部の一例に相当する。また、S27で配管洗浄制御が行われているときの表示部81Bにおける表示制御方法は、実施例1のS19における表示部81Bの表示制御方法(図8図9参照)と同様であり、この例でも、配管洗浄制御の際には、表示部81Bに配管洗浄中であることを示す表示を実施例1と同様の方法で行わせるようになっている。

0062

<実施例2の変更例>
変更例の給湯システム1は、図11で示す湯張り・配管洗浄制御を図12のように変更した点が上述した実施例2の代表例と異なり、それ以外は実施例1と同一である。図12で示す湯張り・配管洗浄制御も、実施例1と同様、リモートコントローラ80が上述した運転オン状態になった場合にコントローラ22によって実行される。なお、この例でもコントローラ22が湯張り制御部の一例に相当する。また、図12で示す湯張り・配管洗浄制御においてS31、S33、S34、S35の処理はそれぞれ、図7のS10、S11、S12、S13と同様の処理となっている。

0063

この例では、S31にて湯張り開始条件が成立した直後、S32にてタイマをスタートさせる。そして、S35で湯張り制御が終了した後、S32で計測を開始したタイマが一定時間に達した場合にS36にてYesに進み、S37にて配管洗浄制御を行う。つまり、この例では、湯張り制御が開始してから一定時間経過した場合に配管洗浄制御を行うようになっている。なお、S37の配管洗浄制御は、図7のS19の制御と同一であり、この例でも、コントローラ22が配管洗浄制御部の一例に相当する。また、S37で配管洗浄制御が行われているときの表示部81Bにおける表示制御方法は、実施例1のS19における表示部81Bの表示制御方法(図8図9等参照)と同様であり、この例でも、配管洗浄制御の際には、表示部81Bに配管洗浄中であることを示す表示を実施例1と同様の方法で行わせるようになっている。

0064

<実施例3>
実施例3の給湯システム1は、図7で示す湯張り・配管洗浄制御を図13のように変更した点が実施例1と異なり、それ以外は実施例1と同一である。よって、実施例1と同一の点については詳細な説明は省略し、適宜、図1図6図8図10を参照することとする。

0065

図13で示す湯張り・配管洗浄制御は、実施例1と同様、リモートコントローラ80が上述した運転オン状態になった場合にコントローラ22によって実行される。なお、この例でもコントローラ22が湯張り制御部の一例に相当する。また、図13で示す湯張り・配管洗浄制御においてS41〜S44の処理は、図7のS10〜S13と同様の処理となっている。

0066

一方、この例では、S44にて湯張り制御が終了した直後、S45にてリモートコントローラ80が運転オフ状態となったか否かを判断する。そして、リモートコントローラ80が運転オフ状態に切り替わっていない場合にはS45にてNoに進み、S49にて湯張り開始条件が成立したか否かを判断する。S49の判断方法は、S41の判断方法と同様である。つまり、この例では、S44で湯張り制御が終了した後、リモートコントローラ80が運転オン状態で維持され、湯張り開始条件が成立しない間は、S45でNo、SでNoの判断が繰り返される待機状態となる。また、このような待機状態のときに湯張り開始条件が成立した場合にはS49にてYesに進み、S42以降の処理を行うことになる。

0067

一方、上記待機状態のときにいずれかのリモートコントローラ80の運転切替ボタンが押圧され、リモートコントローラ80が運転オフ状態になった場合、S45にてYesに進み、S46にてタイマをスタートさせる。そして、S46で計測を開始したタイマが一定時間に達した場合にS47にてYesに進み、S48にて配管洗浄制御を行う。つまり、この例では、湯張り制御が完了した後、リモートコントローラ80がオフ状態となり且つそのオフ状態が一定時間継続した場合に配管洗浄制御を行うようになっている。なお、S48の配管洗浄制御は、図7のS19の制御と同一であり、この例でも、コントローラ22が配管洗浄制御部の一例に相当する。また、S48で配管洗浄制御が行われているときの表示部81Bにおける表示制御方法は、実施例1のS19における表示部81Bの表示制御方法(図8図9等参照)と同様であり、この例でも、配管洗浄制御の際には、表示部81Bに配管洗浄中であることを示す表示を実施例1と同様の方法で行わせるようになっている。

0068

この例でも、コントローラ22が湯張り制御部の一例に相当し、リモートコントローラ80が所定のオフ状態(運転オフ状態)となってから所定の時間経過状態となった場合に、給湯側回路2から循環経路内へと水を導くとともに循環経路を通過させて浴槽60内へと流すように配管洗浄制御を行うように機能する。また、この例でも、第1リモートコントローラ81の制御部81Aが表示制御部の一例に相当し、少なくとも配管洗浄制御部によって配管洗浄制御が行われる際に、表示部81Bに配管洗浄中であることを示す表示を行わせるように機能する。

0069

<他の実施例>
上述した実施例では、第1リモートコントローラ81の運転状態と第2リモートコントローラ82の運転状態とが連動する構成を示したが、これらが連動しない構成であってもよい。即ち、第1リモートコントローラ81の運転オン状態と運転オフ状態が第2リモートコントローラ82とは独立して切り替わり、第2リモートコントローラ82の運転オン状態と運転オフ状態が第1リモートコントローラ81とは独立して切り替わる構成であってもよい。

0070

実施例3では、第1リモートコントローラ81の運転状態と第2リモートコントローラ82の運転状態がそれぞれ独立して切り替わる場合、第2リモートコントローラ82にかかわらず、第1リモートコントローラ81が運転オフ状態となった場合にS45にてYesに進み、第1リモートコントローラ81が運転オフ状態となってから一定時間経過した場合にS48にて配管洗浄制御を行うようにしてもよい。

0071

実施例3では、「リモートコントローラの所定のオフ状態となってから所定の時間経過状態となった場合」として、「リモートコントローラ80が所定のオフ状態(運転オフ状態)となってから一定時間経過した場合」を例示したが、「リモートコントローラ80が所定のオフ状態(運転オフ状態)となってから浴槽60内の温度が所定温度以下になった場合」などであってもよい。

0072

1…給湯システム
2…給湯側回路
3…風呂側回路
22…コントローラ(湯張り制御部、配管洗浄制御部、保温制御部、保温時間設定部、設定変更部)
56…熱交換器
60…浴槽
66…通水管(循環経路)
67…戻り配管
68…往き配管
81…第1リモートコントローラ(リモートコントローラ)
81A…制御部(表示制御部)
81B…表示部
81C…操作部
82…第2リモートコントローラ(リモートコントローラ)
82C…操作部
111…第一表示領域
112…第二表示領域
121…第一図形
122…第二図形

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