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技術 建物

出願人 旭化成ホームズ株式会社
発明者 宮嶋直
出願日 2015年4月28日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-092257
公開日 2016年12月15日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2016-211147
状態 特許登録済
技術分野 居住または事務用建築物
主要キーワード 東部分 目隠し壁 プライバシー確保 南側外壁 床面領域 居住者用 対面型 玄関框
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月15日)のものです。
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図面 (3)

課題

来訪者居住者とが共通で使用する洗面所を備え、居住者及び来訪者それぞれが利用する洗面所までのルートを、居住者や来訪者の居場所に応じて、動線交錯しないように臨機応変に変更することが可能な建物を提供することである。

解決手段

客間、居間、通路部及び洗面所が同一階に配置されている建物であって、前記洗面所と前記建物内の他の空間とを仕切間仕切壁には、前記客間から前記居間及び前記通路部を介さずに前記洗面所に出入り可能とする第1出入り口と、前記居間から前記客間及び前記通路部を介さずに前記洗面所に出入り可能とする第2出入り口と、前記客間及び前記居間から前記通路部を介して前記洗面所に出入り可能とする第3出入り口と、が設けられている。

概要

背景

従来から、客間として利用可能な和室を備える建物としての住宅が知られている。特許文献1、2には、玄関ホール廊下を経由せずに、玄関土間から直接客間としての和室に出入り可能な住宅の間取りが開示されている。

概要

来訪者居住者とが共通で使用する洗面所を備え、居住者及び来訪者それぞれが利用する洗面所までのルートを、居住者や来訪者の居場所に応じて、動線交錯しないように臨機応変に変更することが可能な建物を提供することである。客間、居間、通路部及び洗面所が同一階に配置されている建物であって、前記洗面所と前記建物内の他の空間とを仕切間仕切壁には、前記客間から前記居間及び前記通路部を介さずに前記洗面所に出入り可能とする第1出入り口と、前記居間から前記客間及び前記通路部を介さずに前記洗面所に出入り可能とする第2出入り口と、前記客間及び前記居間から前記通路部を介して前記洗面所に出入り可能とする第3出入り口と、が設けられている。

目的

本発明の目的は、来訪者と居住者とが共通で使用する洗面所を備え、居住者及び来訪者それぞれが利用する洗面所までのルートを、居住者や来訪者の居場所に応じて、動線が交錯しないように臨機応変に変更することが可能な建物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

客間、居間、通路部及び洗面所が同一階に配置されている建物であって、前記洗面所と前記建物内の他の空間とを仕切間仕切壁には、前記客間から前記居間及び前記通路部を介さずに前記洗面所に出入り可能とする第1出入り口と、前記居間から前記客間及び前記通路部を介さずに前記洗面所に出入り可能とする第2出入り口と、前記客間及び前記居間から前記通路部を介して前記洗面所に出入り可能とする第3出入り口と、が設けられていることを特徴とする建物。

請求項2

前記通路部は、玄関土間と連通する玄関ホールであり、前記第1出入り口は、前記玄関土間と前記洗面所とを仕切る第1間仕切壁に設けられ、前記第2出入り口は、前記居間と前記洗面所とを仕切る第2間仕切壁に設けられ、前記第3出入り口は、前記玄関ホールと前記洗面所とを仕切る第3間仕切壁に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の建物。

請求項3

前記第1間仕切壁は、前記第2間仕切壁と対向して配置され、前記第1出入り口と前記第2出入り口とは、平面視にて、前記第1間仕切壁と前記第2間仕切壁との対向方向と直交する方向において重ならない位置に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の建物。

請求項4

前記第3間仕切壁は、前記第1間仕切壁及び前記第2間仕切壁と直交していることを特徴とする、請求項3に記載の建物。

請求項5

前記客間と前記玄関土間とを仕切る間仕切壁には土間出入り口が設けられており、前記客間と前記居間とを仕切る間仕切壁には居間出入り口が設けられており、前記居間と前記玄関ホールとを仕切る間仕切壁には玄関ホール出入り口が設けられていることを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか1つに記載の建物。

請求項6

前記居間は、居住空間部と、前記居住空間部から延伸された居間内廊下部と、を備え、前記第2出入り口は、前記居住空間部から前記洗面所へ出入り可能とし、前記玄関ホール出入り口及び前記居間出入り口は、前記居間内廊下部のうち前記居住空間部から離れた一端部近傍に設けられたことを特徴とする、請求項5に記載の建物。

請求項7

前記居間出入り口は、前記玄関ホール出入り口を挟んで、前記第3出入り口と対向して配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の建物。

請求項8

前記玄関土間には収納室が設けられており、前記第1出入り口は、前記収納室から前記洗面所に出入り可能とすることを特徴とする、請求項2乃至7のいずれか1つに記載の建物。

請求項9

前記玄関ホールは、前記玄関土間を挟んで玄関口と対向する位置に設けられ、前記玄関土間は、前記玄関ホールと前記玄関口との対向方向と直交する直交方向に延伸しており、前記土間出入り口は前記直交方向の一端側に設けられ、前記収納室は前記直交方向の他端側に設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の建物。

請求項10

前記収納室には、空気清浄装置が設けられていることを特徴とする、請求項9に記載の建物。

請求項11

昇降口が前記居間に設けられている階段を備え、前記居間、前記洗面所、前記玄関ホール及び前記玄関土間は、前記階段の周囲を、前記客間を通過せずに周回することによりアクセス可能であることを特徴とする、請求項2乃至10のいずれか1つに記載の建物。

技術分野

0001

本発明は、建物に関し、特に、客間、居間、通路部及び洗面所が同一階に配置されている建物に関する。

背景技術

0002

従来から、客間として利用可能な和室を備える建物としての住宅が知られている。特許文献1、2には、玄関ホール廊下を経由せずに、玄関土間から直接客間としての和室に出入り可能な住宅の間取りが開示されている。

先行技術

0003

特開2000−230331号公報
特開2002−167980号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、特許文献1、2に開示されている住宅では、玄関土間から直接和室に出入り可能であるため、居住者は、居間としてのリビングルームを経由せずに来訪者を客間としての和室へと直接案内することができるため、居住者にとって来訪者の接客がし易いという利点がある。

0005

しかしながら、特許文献1、2に開示されている住宅では、客間としての和室に通された来訪者が居住者と共通の洗面所を使用する際、居間にいる居住者も使用する玄関ホールを経由、又は居間自体を経由せざるを得ず、客間と洗面所との間の動線と、居間と洗面所との間の動線とが交錯するため、来訪者のプライバシー確保に関して改善の余地があった。

0006

これに対して、客間と洗面所との間の動線と、居間と洗面所との間の動線とが交錯しないように、別々のルートを確保する間取りも考えられるが、来訪者の居場所が客間以外になる場合など、確保したルートを有効に活用できないおそれがある。

0007

また、来訪者用の洗面所と居住者用の洗面所とを別々に設ける間取りも考えられるが、使用頻度の少なさや居住空間の間取りが制限され得ること等を考慮すれば、来訪者用の洗面所を別途設けることは望ましくない場合もある。

0008

そこで本発明の目的は、来訪者と居住者とが共通で使用する洗面所を備え、居住者及び来訪者それぞれが利用する洗面所までのルートを、居住者や来訪者の居場所に応じて、動線が交錯しないように臨機応変に変更することが可能な建物を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

本発明の第1の態様としての建物は、客間、居間、通路部及び洗面所が同一階に配置されている建物であって、前記洗面所と前記建物内の他の空間とを仕切間仕切壁には、前記客間から前記居間及び前記通路部を介さずに前記洗面所に出入り可能とする第1出入り口と、前記居間から前記客間及び前記通路部を介さずに前記洗面所に出入り可能とする第2出入り口と、前記客間及び前記居間から前記通路部を介して前記洗面所に出入り可能とする第3出入り口と、が設けられていることを特徴とするものである。

0010

本発明の1つの実施形態として、前記通路部は、玄関土間と連通する玄関ホールであり、前記第1出入り口は、前記玄関土間と前記洗面所とを仕切る第1間仕切壁に設けられ、前記第2出入り口は、前記居間と前記洗面所とを仕切る第2間仕切壁に設けられ、前記第3出入り口は、前記玄関ホールと前記洗面所とを仕切る第3間仕切壁に設けられていることが好ましい。

0011

本発明の1つの実施形態として、前記第1間仕切壁は、前記第2間仕切壁と対向して配置され、前記第1出入り口と前記第2出入り口とは、平面視にて、前記第1間仕切壁と前記第2間仕切壁との対向方向と直交する方向において重ならない位置に設けられていることが好ましい。

0012

本発明の1つの実施形態として、前記第3間仕切壁は、前記第1間仕切壁及び前記第2間仕切壁と直交していることが好ましい。

0013

本発明の1つの実施形態として、前記客間と前記玄関土間とを仕切る間仕切壁には土間出入り口が設けられており、前記客間と前記居間とを仕切る間仕切壁には居間出入り口が設けられており、前記居間と前記玄関ホールとを仕切る間仕切壁には玄関ホール出入り口が設けられていることが好ましい。

0014

本発明の1つの実施形態として、前記居間は、居住空間部と、前記居住空間部から延伸された居間内廊下部と、を備え、前記第2出入り口は、前記居住空間部から前記洗面所へ出入り可能とし、前記玄関ホール出入り口及び前記居間出入り口は、前記居間内廊下部のうち前記居住空間部から離れた一端部近傍に設けられたことが好ましい。

0015

本発明の1つの実施形態として、前記居間出入り口は、前記玄関ホール出入り口を挟んで、前記第3出入り口と対向して配置されていることが好ましい。

0016

本発明の1つの実施形態として、前記玄関土間には収納室が設けられており、前記第1出入り口は、前記収納室から前記洗面所に出入り可能とすることが好ましい。

0017

本発明の1つの実施形態として、前記玄関ホールは、前記玄関土間を挟んで玄関口と対向する位置に設けられ、前記玄関土間は、前記玄関ホールと前記玄関口との対向方向と直交する直交方向に延伸しており、前記土間出入り口は前記直交方向の一端側に設けられ、前記収納室は前記直交方向の他端側に設けられているが好ましい。

0018

本発明の1つの実施形態として、前記収納室には、空気清浄装置が設けられていることが好ましい。

0019

本発明の1つの実施形態として、昇降口が前記居間に設けられている階段を備え、前記居間、前記洗面所、前記玄関ホール及び前記玄関土間は、前記階段の周囲を、前記客間を通過せずに周回することによりアクセス可能であることが好ましい。

発明の効果

0020

本発明によれば、来訪者と居住者とが共通で使用する洗面所を備え、居住者及び来訪者それぞれが利用する洗面所までのルートを、居住者や来訪者の居場所に応じて、動線が交錯しないように臨機応変に変更することが可能な建物を提供することができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の一実施形態としての建物における1階平面図である。
図1に示す建物の2階平面図である。

実施例

0022

以下、本発明に係る建物の実施形態について、図1図2を参照して説明する。なお、各図において共通の構成には、同一の符号を付している。

0023

図1及び図2は、本実施形態としての建物1の各階平面図である。具体的に、図1は建物1の1階平面図であり、図2は建物1の2階平面図である。本実施形態の建物1は、鉄骨造軸組みを有する2層構造工業化住宅であり、地盤に固定された基礎と、柱や梁などの構造部材で構成された架構を有し、基礎に固定された上部構造体と、で構成されている。なお、上部構造体の架構を構成する構造部材は、予め規格化標準化)されたものであり、工場にて製造され建築現場にて組み立てられる。

0024

図1に示すように、建物1の1階には、居住者が主に利用する居間11と、来訪者用の客間12と、玄関13としての玄関土間13a及び玄関ホール13bと、洗面所14と、トイレ15と、浴室16と、テラス17と、脱衣室18と、が設けられている。なお、ここでいう「客間」とは、主に接客や来訪者の滞在に使用される部屋を意味し、「居間」とは、来訪者がいない状態のみならず、来訪者を接客している間や来訪者が滞在している間であっても主に居住者により利用される部屋を意味している。

0025

また、図2に示すように、建物1の2階には、3つの寝室21、22及び23と、トイレ24と、が設けられている。なお、本実施形態の3つの寝室21、22及び23のうち2つの寝室21及び22は、洋室により構成され、もう1つの寝室23は和室により構成されている。

0026

また、図1及び図2に示すように、建物1の1階と2階とは、1階の居間11と2階の廊下25とを繋ぐ階段31により昇降可能である。

0027

更に、本実施形態の建物1は、図1に示すように、に長く、東側境界線道路100に接する長方形敷地200に建設されており、玄関扉41aが設けられた玄関口41が1階の東側外壁に設けられている。なお、建物1の敷地200の南東部分には駐車場150が設けられている。

0028

次に、図1を参照して、建物1の1階の間取りについて詳細に説明する。図1に示すように、建物1は、居間11、客間12、通路部としての玄関ホール13b及び洗面所14が同一階である1階に配置されている。

0029

居間11は、建物1の1階の西側部分に位置している。具体的に、本実施形態の居間11は、平面視において、南北に長い略長方形状の居住空間部11aと、この居住空間部11aの長手方向(本実施形態では南北方向)と直交する方向(本実施形態では東方向)に延伸された細長い居間内廊下部11bと、を備えている。なお、図1に示すように、居住空間部11aを他の空間と仕切る壁のうち南側に位置する南側外壁には、掃き出し窓等の開口部を通じて居住空間部11aから出入り可能なテラス17が設けられている。

0030

本実施形態の居住空間部11aは、対面型キッチンセットを備えたリビングダイニングキッチン(LDK)により構成されている。また、本実施形態の居住空間部11aには、階段31の昇降口が設けられている。更に、本実施形態の居住空間部11aと洗面所14とを仕切る間仕切壁には、洗面所14への直接の出入りを可能とする第2出入り口14bが設けられている。この第2出入り口14bの詳細は後述する。

0031

図1に示すように、居間内廊下部11bは、居住空間部11aと連通しており、客間12との間に介在する南側の間仕切壁51と、階段31、階段下収納32及び玄関ホール13bとの間に介在する北側の間仕切壁52と、後述する玄関土間13bとの間に介在する東側の間仕切壁53と、により建物1内の他の空間と仕切られている。なお、客間12及び玄関ホール13bへは、居間内廊下部11bのうち居住空間部11aから離れた一端部(本実施形態では東側端部)近傍に設けられた出入り口54及び55から出入り可能である。

0032

具体的に、南側の間仕切壁51の東側端部には、建具を備え、客間12への出入りを可能とする出入り口54(以下、説明の便宜上「居間出入り口54」と記載する。)が設けられている。居間出入り口54が居間内廊下部11bのうち居住空間部11aから離れた位置に設けられているため、居間出入り口54の建具が開放状態であっても、居間11の居住空間部11aから客間12内を視通し難く、来訪者のプライバシーを確保することができる。

0033

また、北側の間仕切壁52の東側端部には、建具を備え、玄関ホール13bへの出入りを可能とする出入り口55(以下、説明の便宜上「玄関ホール出入り口55」と記載する。)が設けられている。なお、居間出入り口54と、玄関ホール出入り口55とは、居間内廊下部11bを挟んで南北方向に対向して配置されている。そのため、客間12に滞在する来訪者が居間出入り口54を通じて玄関ホール13bに向かう際に、居間内廊下部11bの東側一端部を通過するだけでよい。

0034

本実施形態の客間12は、建物1の1階の南東部分に位置しており、平面視において略正方形状に区画された和室(畳敷きの部屋)である。この客間12と居間内廊下部11bとを仕切る北側の間仕切壁51には、上述したように、居間11の居間内廊下部11bに通じる居間出入り口54が設けられている。また、客間12と玄関土間13aとを仕切る東側の間仕切壁には、建具を備え、玄関土間13aに通じる出入り口57(以下、説明の便宜上「土間出入り口57」と記載する。)が設けられている。したがって、客間12は、居間出入り口54を通じて居間11の居間内廊下部11bと出入り可能であると共に、土間出入り口57を通じて玄関土間13aと出入り可能である。なお、本実施形態の客間12と居間11との間は、居間出入り口54からのみ直接出入り可能であり、客間12と玄関土間13aとの間も、土間出入り口57からのみ直接出入り可能である。また、客間12の西側は、建具を備えない間仕切壁56により居住空間部11aと仕切られ、客間12の南側は、開口部が設けられた南側外壁により外部空間と仕切られている。

0035

玄関13は、玄関口41を通じて建物1の外部から直接出入り可能であり、タイルや石などの外装床材で床が仕上げられ居住者及び来訪者が下足のまま踏み入る玄関土間13aと、床面領域玄関框を境にして玄関土間13aの床面領域と区画されており、フローリング材等の内装床材で床が仕上げられ玄関土間13aで下足を脱いで踏み入る玄関ホール13bと、を備えている。なお、玄関土間13aと玄関ホール13bとは、建具無しで隣接した連通する空間である。また、本実施形態の玄関ホール13bは、図1の平面視において、玄関土間13aを挟んで玄関扉41aを備える玄関口41と、東西方向に対向して配置されている。

0036

玄関土間13aの一部領域には、居住者及び来訪者が下足のまま踏み入ることが可能な収納室58が設けられている。収納室58には、例えば、コート掛け下足入れが設けられている。より具体的に、本実施形態の玄関土間13aは、玄関ホール13bと玄関口41との対向方向(本実施形態では東西方向)と直交する直交方向(本実施形態では南北方向)に延伸しており、客間12との間の土間出入り口57は、玄関土間13aにおける南北方向の一端側(本実施形態では南側)、収納室58は、玄関土間13aにおける南北方向の他端側(本実施形態では北側)に設けられている。なお、本実施形態の玄関土間13aは、図1の平面視において、玄関ホール13bと玄関口41との間に位置する中央部59から、上述した土間出入り口57が設けられた南側端部60まで、南北方向に長い略長方形状に区画されている。その一方で、玄関土間13aの北側端部には、中央部59から出入り可能な収納室58が配置されており、この収納室58は、東西方向に長い略長方形状に区画されている。

0037

また、収納室58には、空気清浄装置Xが設けられており、収納室58内に収納した居住者や来客者衣服等に付着した埃や花粉等を除去することができる。特に本実施形態の収納室58は、玄関土間13aのうち北側端部に位置し、玄関土間13aにおいて客間12から離れた位置に設けられているため、空気清浄装置Xの動作音が客間12まで伝わり難い。なお、本実施形態のように、収納室58と中央部59との間に建具を備える収納室出入り口66を設けることが好ましい。このようにすれば、空気清浄装置Xの動作音が客間12まで伝わることをより抑制することができる。

0038

ここで、玄関土間13aの収納室58には、洗面所14に直接出入り可能とする、建具を備える第1出入り口14aが設けられている。そのため、空気清浄装置Xの動作音が居間11まで伝わることをも抑制することができる。更に、収納室58の出入り口を建具により閉鎖すれば収納室58を閉鎖空間とすることができるため、空気清浄装置Xによる収納室58内の清浄効率を向上させることができる。なお、第1出入り口14aの詳細は後述する。

0039

玄関ホール13bは、居間11の居間内廊下部11bから直接出入り可能であると共に、客間12から玄関土間13a及び居間11の居間内廊下部11bのいずれか一方を介して出入り可能である。

0040

また、玄関ホール13bは、東側が建具無しに玄関土間13aと連通する一方で、西側、南側及び北側が間仕切壁により建物1内の他の空間と仕切られている。具体的に、玄関ホール13bの西側は、開閉扉が設けられた間仕切壁67により階段下収納32と仕切られている。また、玄関ホール13bの南側は、玄関ホール出入り口55に設けられた建具を含む間仕切壁52により居間内廊下部11bと仕切られている。更に、玄関ホール13bの北側は、後述する第3出入り口14cに設けられた建具を含む第3間仕切壁63により洗面所14と仕切られている。換言すれば、玄関ホール出入り口55及び第3出入り口14cは、玄関框と直交する間仕切壁52及び第3間仕切壁63において、対向するように配置されている。なお、第3出入り口14cの詳細は後述する。

0041

洗面所14は、建物1の北東部分に位置し、図1の平面視において、南北方向に長い略長方形状に区画されている。また洗面所14には洗面化粧台68が配置されている。更に洗面所14と建物1内の他の空間とを仕切る間仕切壁には、第1出入り口14a、第2出入り口14b、第3出入り口14c、トイレ15に通じるトイレ用出入り口69、及び浴室16で入浴する際に脱衣をするための脱衣室18に通じる脱衣室用出入り口70が設けられている。トイレ15、脱衣室18及び浴室16は、洗面所14を通じてのみアクセスすることができる。洗面所14及びトイレ15は、来訪者が滞在する際に、居住者及び来訪者が共用することが想定されたものであり、来訪者が宿泊する際には、脱衣室18及び浴室16についても共用することが想定されている。

0042

図1に示すように、第1出入り口14aにより、客間12から洗面所14には居間11及び通路部としての玄関ホール13bを介さずに出入り可能となっており、第2出入り口14bにより、居間11から洗面所14には客間12及び玄関ホール13bを介さずに出入り可能となっており、第3出入り口14cにより、客間12及び居間11から洗面所14には玄関ホール13bを介して出入り可能となっている。

0043

第1出入り口14aは、例えば、客間12に滞在する来訪者が、居住者が生活する居間11を経由することなく、洗面所14に行き来することを可能にする出入り口である。客間12に滞在する来訪者は、土間出入り口57から玄関土間13aに出て、収納室58から第1出入り口14aを通じて洗面所14に行くことができる。この他に、第1出入り口14aを、例えば、居住者が帰宅した際、収納室58を通じて洗面所14に直接入るために使用することもできる。これにより居住者は、手洗い等を行ってから第2出入り口14bを通じて居間11へとそのまま通り抜けることができる。

0044

第2出入り口14bは、例えば、居間11にいる居住者が、客間12に来訪者が滞在している状態であっても、客間12や、客間12付近の居間内廊下部11b及び玄関ホール13bを経由することなく、洗面所14に行き来することができる出入り口である。更に、第2出入り口14bを通じて洗面所14に入り、第1出入り口14aから収納室58に出ることができるため、居間にいる居住者が、客間12付近を経由することなく外出することも可能である。逆に、帰宅した居住者が、上述したとおり、客間12付近を経由することなく、第1出入り口14aから洗面所14に入り、第2出入り口14bを通じて居間11へと入ることもできる。

0045

第3出入り口14cは、例えば、客間12に滞在する来訪者が、下足を履いて玄関土間13aに出ることなく、居間内廊下部11b及び玄関ホール13bを通じて洗面所14に行き来することを可能にする出入り口である。居住者の生活空間の一部である居間内廊下部11bを経由するため、来訪者のプライバシー確保の面では、上述した第1出入り口14aを使用するルートよりも劣るが、土間出入り口57で下足を履き、第1出入り口14aで下足を脱ぐ動作がないため、来訪者の手間を軽減することができる。特に、居住者が居間11におらず、例えば深夜で居住者が2階にいる場合などは、来訪者が居間内廊下部11bを経由して第3出入り口14cを用いるルートを使用しても、居住者及び来訪者のプライバシーは確保できる。そのため、玄関土間13aから第1出入り口14aを使用するルートのみならず、居間内廊下部11b及び玄関ホール13bを経由して第3出入り口14cを使用する別ルートが設けられていることは、客間12に滞在する来訪者にとって利便性が高い。

0046

一方で、第3出入り口14cは、居間11にいる居住者が、居間内廊下部11b及び玄関ホール13bを通じて洗面所14に行き来することをも可能にする。居間11にいる居住者は、通常、客間12に来訪者が滞在している間は第2出入り口14bを使用して洗面所14に出入りするが、例えば来訪者が客間12以外にいる場合などは、来訪者のプライバシーを考慮し、居間内廊下部11b及び玄関ホール13bを経由した第3出入り口14cを使用するルートを選択することができる。

0047

このように、建物1の洗面所14には、居間11にいる居住者及び客間12に滞在する来訪者が共用可能な第3出入り口14cが設けられていることに加えて、居間11にいる居住者が客間12及び客間12付近を経由することなく使用できる第2出入り口14b、及び客間12に滞在する来訪者が居間11を経由することなく使用できる第1出入り口14aが別途設けられているため、同じ洗面所14を居住者及び来訪者が共用する場合であっても、居住者及び来訪者のプライバシーが確保され易い。

0048

換言すれば、建物1は、客間12を経由せずに居間11と洗面所14との間を行き来できるルートを複数有すると共に、居間11を経由せずに客間12と洗面所14との間を行き来できるルートを複数有している。そのため、居住者や来訪者が実際にいる居場所に応じて、互いのプライバシーを確保可能なルートを臨機応変に選択することができる。

0049

以下、洗面所14の更なる詳細について説明する。第1出入り口14aは、洗面所14と玄関土間13aの収納室58とを仕切る第1間仕切壁61に設けられている。また、第2出入り口14bは、第1間仕切壁61と対向し、洗面所14と居間11とを仕切る第2間仕切壁62に設けられている。更に、第3出入り口14cは、第1間仕切壁61及び第2間仕切壁62と直交し、洗面所14と玄関ホール13b及び階段下収納32とを仕切る第3間仕切壁63に設けられている。なお、本実施形態の第1〜第3出入り口14a〜14cのそれぞれは、引き戸片開き戸等の建具を備えている。また、上述したトレイ用出入り口69は、洗面所14の北側を仕切る第4間仕切壁64に設けられており、上述した脱衣室用出入り口70は、洗面所14の東側を仕切る第1間仕切壁61の北側端部に設けられている。

0050

ここで、図1に示すように、第1出入り口14aと第2出入り口14bとは、平面視において、第1間仕切壁61と第2間仕切壁62との対向方向(本実施形態では東西方向)と直交する方向(本実施形態では南北方向)において重ならない位置に形成されている。つまり、第1出入り口14aは、居間11の居住空間部11aから第2出入り口14bを正面に見た場合に、第2出入り口14bを通じて視認できない位置に形成されている。逆に、第2出入り口14bは、収納室58から第1出入り口14aを正面に見た場合に、第1出入り口14aを通じて視認できない位置に形成されている。これにより、第2出入り口14bに設けられた建具がたとえ開放状態であっても、第1出入り口14aを利用して洗面所14に入った来訪者のプライバシーを確保することができる。逆に、第1出入り口14aに設けられた建具がたとえ開放状態であっても、第2出入り口14bを利用して洗面所14に入った居住者のプライバシーを確保することができる。

0051

また、本実施形態の第2出入り口14bには、第2出入り口14bを通じて居間11から洗面所14内を見た場合に、洗面化粧台68の前の位置(洗面化粧台68を利用する人が立つ位置)やトイレ用出入り口69の建具が視認できないように立設された目隠し壁65が付設されている。そのため、来訪者の洗面所14内のプライバシーをより一層確保することができる。

0052

更に、居間内廊下部11bと客間12との間に設けられた居間出入り口54は、居間内廊下部11bと玄関ホール13bとの間に設けられた玄関ホール出入り口55を挟んで、第3出入り口14cと対向して配置されている。換言すれば、居間出入り口54、玄関ホール出入り口55及び第3出入り口14cは、南北方向に一列に並んで配置されているため、居間出入り口54から第3出入り口14cまでのルートを単純化することができ、客間12に滞在する来訪者にとって洗面所14に行き来し易い配置となっている。

0053

なお、本実施形態の建物1の1階は、図1に示すように、階段31の周囲を周回することができる間取りとなっている。つまり、居間11、洗面所14、玄関ホール13b及び玄関土間13aは、階段31の周囲を、客間12を通過せずに周回することにより、アクセス可能である。具体的に、本実施形態の建物1の1階は、図1の平面視において、居間11の居住空間部11aから時計回りに、第2出入り口14b、洗面所14、第3出入り口14c、玄関ホール13b(及び玄関土間13a)、玄関ホール出入り口55、居間内廊下部11aを順に通過して、再び居住空間部11aまで戻ることができる。

0054

本発明に係る建物は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲で記載された内容を逸脱しない範囲で、様々な構成により実現することが可能である。例えば、上述した建物1では、洗面所14に設けられた第3出入り口14cが玄関ホール13cから出入り可能な構成であるが、居間や客間以外の通路部であればよく、玄関ホール13cに限られるものではない。例えば、第3出入り口に出入り可能な通路部を、廊下により構成してもよい。また、上述した建物1の間取りと方角との関係は、敷地条件等によって適宜変更することができるものであり、建物1で説明した間取りや方角に限られるものではない。

0055

本発明は、建物に関し、特に、客間、居間、通路部及び洗面所が同一階に配置されている建物に関する。

0056

1:建物
11:居間
11a:居住空間部
11b:居間内廊下部
12:客間
13:玄関
13a:玄関土間
13b:玄関ホール(通路部)
14:洗面所
14a:第1出入り口
14b:第2出入り口
14c:第3出入り口
15:トイレ
16:浴室
17:テラス
18:脱衣室
21〜23:寝室
24:トイレ
25:廊下
31:階段
32:階段下収納
41:玄関口
41a:玄関扉
51:間仕切壁
52:間仕切壁
53:間仕切壁
54:居間出入り口
55:玄関ホール出入り口
56:間仕切壁
57:土間出入り口
58:収納室
59:中央部
60:南側端部
61:洗面所の第1間仕切壁
62:洗面所の第2間仕切壁
63:洗面所の第3間仕切壁
64:洗面所の第4間仕切壁
65:目隠し壁
66:収納室出入り口
67:間仕切壁
68:洗面化粧台
69:トイレ用出入り口
70:脱衣室用出入り口
道路:100
駐車場:150
敷地:200
X:空気清浄装置

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