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技術 立ち上がり用手摺付き仏壇

出願人 ずゞや株式会社有限会社立花仏壇店
発明者 立花孝文
出願日 2015年4月30日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2015-092572
公開日 2016年12月15日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-209053
状態 特許登録済
技術分野 宗教・祭礼用具
主要キーワード 前方突出位置 接合角 角棒材 四つん這い 断面四角 非係止状態 奥行き長 扉部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月15日)のものです。
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図面 (7)

課題

仏壇の前面に掴まり立ちし得る手摺装置を設けて、仏壇前部に座っていた人が手摺装置を利用して掴まり立ちできるようにする。

解決手段

仏壇前面1aにおける仏壇前部に座った人の手が届く高さ位置に、仏壇の奥行き方向に向けて設置したガイド部材21と該ガイド部材21に対して前後にスライドでき且つ前端部に人の手で把持し得る持ち手27を設けたスライド部材25とを有した手摺装置2を設け、手摺装置2は、持ち手27が仏壇前面1aに沿う後退位置と仏壇前部に座った人が手で把持し得る突出位置との間で出没するようにスライド部材25を前後にスライドさせ得るとともに、スライド部材25を前方側にスライドさせた状態では、仏壇前部に座った人の手で突出位置にある持ち手27を下方に押さえ得るように構成していることにより、仏壇自体の一部(手摺装置2)を利用して掴まり立ちができるようにした。

概要

背景

家庭において仏壇の前に座った状態から立ち上がろうとするときに、特に老齢者の中には何かに掴まり立ちしなければ立ち上がり動作が難しい人がいる。即ち、老齢者の中には足が健常でない人が多々おり、そのような足が健常でない人が仏壇前部に座った状態から立上がる際には、仏壇前部(座った位置)の近辺に掴まり立ちできる物がないと、床面に手をついて(四つん這いになって)立上がろうとするしかなく、従って、立上がるまでに時間がかかるとともに、その立ち上がり動作に苦労しているのが現状である。

尚、仏壇の前に供経机ともいう)のような台がある場合には、その供机を手で押さえながら立ち上がろうとすることがあるが、供机は大重量を支え得る設計になっていないので、体重をかけると壊れるおそれがあるとともに、供机の片隅を強く押さえたときには、該供机がひっくり返ることがあるので、危険を伴うものであった。

概要

仏壇の前面に掴まり立ちし得る手摺装置を設けて、仏壇前部に座っていた人が手摺装置を利用して掴まり立ちできるようにする。仏壇前面1aにおける仏壇前部に座った人の手が届く高さ位置に、仏壇の奥行き方向に向けて設置したガイド部材21と該ガイド部材21に対して前後にスライドでき且つ前端部に人の手で把持し得る持ち手27を設けたスライド部材25とを有した手摺装置2を設け、手摺装置2は、持ち手27が仏壇前面1aに沿う後退位置と仏壇前部に座った人が手で把持し得る突出位置との間で出没するようにスライド部材25を前後にスライドさせ得るとともに、スライド部材25を前方側にスライドさせた状態では、仏壇前部に座った人の手で突出位置にある持ち手27を下方に押さえ得るように構成していることにより、仏壇自体の一部(手摺装置2)を利用して掴まり立ちができるようにした。

目的

そこで、本願発明は、上記事情に鑑み、仏壇前部に座っていた人が立ち上がる際に、仏壇自体の一部を利用して掴まり立ちができるようにすることにより、足が健常でない人でも立ち上がり動作が楽に行えるようにするとともに、そのように掴まり立ちし得る部材の非使用時にはその部材が仏壇の美観を損ねないようにした立ち上がり用手摺付き仏壇を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

仏壇前面(1a)における仏壇前部に座った人の手が届く高さ位置に、仏壇の奥行き方向に向けて設置したガイド部材(21)と該ガイド部材(21)に対して前後にスライドでき且つ前端部に人の手で把持し得る持ち手(27)を設けたスライド部材(25)とを有した手摺装置(2)を設け、上記手摺装置(2)は、上記持ち手(27)が仏壇前面(1a)に沿う後退位置と仏壇前部に座った人が手で把持し得る突出位置との間で出没するように上記スライド部材(25)を前後にスライドさせ得るとともに、上記スライド部材(25)を前方側にスライドさせた状態では、仏壇前部に座った人の手で上記突出位置にある上記持ち手(27)を下方に押さえ得るように構成している、ことを特徴とする立ち上がり用手摺付き仏壇。

請求項2

請求項1において、上記手摺装置(2)に、上記持ち手(27)が仏壇前面(1a)から所定小長さ(L)だけ突出した状態で上記スライド部材(25)の前方へのスライドを禁止するストッパー手段(4)を設けている、ことを特徴とする立ち上がり用手摺付き仏壇。

請求項3

請求項1又は2において、上記ガイド部材(21)と上記スライド部材(25)との間に、上記持ち手(27)の前面を1回押すごとに該持ち手(27)が仏壇前面(1a)に沿う後退位置と該仏壇前面(1a)から前方に僅かに突出する掴み可能位置との間で変位させ得る出没変位手段(5)を設けている、ことを特徴とする立ち上がり用手摺付き仏壇。

請求項4

請求項1から3のいずれか1項において、上記手摺装置(2)を仏壇前面(1a)における左右に離間した2箇所に設けている、ことを特徴とする立ち上がり用手摺付き仏壇。

技術分野

0001

本願発明は、仏壇前部に座った人が立上がるときに使用する手摺を用いた立ち上がり用手摺付き仏壇に関するものである。

背景技術

0002

家庭において仏壇の前に座った状態から立ち上がろうとするときに、特に老齢者の中には何かに掴まり立ちしなければ立ち上がり動作が難しい人がいる。即ち、老齢者の中には足が健常でない人が多々おり、そのような足が健常でない人が仏壇前部に座った状態から立上がる際には、仏壇前部(座った位置)の近辺に掴まり立ちできる物がないと、床面に手をついて(四つん這いになって)立上がろうとするしかなく、従って、立上がるまでに時間がかかるとともに、その立ち上がり動作に苦労しているのが現状である。

0003

尚、仏壇の前に供経机ともいう)のような台がある場合には、その供机を手で押さえながら立ち上がろうとすることがあるが、供机は大重量を支え得る設計になっていないので、体重をかけると壊れるおそれがあるとともに、供机の片隅を強く押さえたときには、該供机がひっくり返ることがあるので、危険を伴うものであった。

発明が解決しようとする課題

0004

そこで、本願発明は、上記事情に鑑み、仏壇前部に座っていた人が立ち上がる際に、仏壇自体の一部を利用して掴まり立ちができるようにすることにより、足が健常でない人でも立ち上がり動作が楽に行えるようにするとともに、そのように掴まり立ちし得る部材の非使用時にはその部材が仏壇の美観を損ねないようにした立ち上がり用手摺付き仏壇を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0005

本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、仏壇自体の一部に掴まり立ちができる手摺を設けた立ち上がり用手摺付き仏壇を対象としたものであるが、以下の説明では、本願発明を単に手摺付き仏壇と表現することがある。

0006

本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明の手摺付き仏壇(立ち上がり用手摺付き仏壇)では、仏壇前面における仏壇前部に座った人の手が届く高さ位置に手摺装置を設けている。尚、この手摺装置の設置高さは、特に限定するものではないが床面から40〜60cm程度の高さ位置が好ましい。

0007

この手摺装置は、仏壇の奥行き方向に向けて設置したガイド部材と該ガイド部材に対して前後にスライドでき且つ前端部に人の手で把持し得る持ち手を設けたスライド部材とを有したものである。

0008

又、上記手摺装置は、上記持ち手が仏壇前面に沿う後退位置と仏壇前部に座った人が手で把持し得る突出位置との間で出没するように上記スライド部材を前後にスライドさせ得るようにしている。尚、持ち手の後退位置では、該持ち手の前面が仏壇前面と前後同じ位置となり、持ち手の突出位置では、該持ち手の全体が仏壇前面より所定長さだけ前方に突出した位置となる。

0009

そして、スライド部材を前方側にスライドさせた状態では、仏壇前部に座った人の手で上記突出位置にある持ち手を下方に押さえ得るように構成している。

0010

この請求項1の手摺付き仏壇は、次の機能を有している。

0011

まず、手摺装置のスライド部材を後方内方)に押し込んだ状態では、該スライド部材の持ち手の前面が仏壇前面とほぼ同一面となるので、該持ち手が外部からさほど目立たないし、邪魔にならない。

0012

他方、手摺装置のスライド部材を前方(外方)に引き出した状態では、持ち手が仏壇前面より所定長さだけ前方(外方)に位置していて、仏壇前部に座っている人の手が該持ち手に届くようになっている。そして、仏壇前部に座っている人が立ち上がり動作をするときには、前方(外方)に引き出した持ち手に手を掛けて下方に押さえると、体重の一部を手(腕)で負担できるので、立ち上がり動作時の足の負担を軽減できる。

0013

[本願請求項2の発明]
本願請求項2の発明は、上記請求項1の手摺付き仏壇において、手摺装置に、持ち手が仏壇前面から所定小長さだけ突出した状態でスライド部材の前方へのスライドを禁止するストッパー手段を設けたものである。

0014

この請求項2の手摺付き仏壇では、スライド部材がストッパー手段によりガイド部材に対して一定の長さ範囲(例えば7〜8cm程度)しかスライドできないので、スライド部材(持ち手)が必要長さ以上(過剰長さ)前方突出することがない。尚、スライド部材の持ち手が過剰に(例えば30cm以上)前方突出すると、該持ち手を押さえたときの転倒モーメント(仏壇が手前側倒れモーメント)が大きくなるので好ましくない。

0015

[本願請求項3の発明]
本願請求項3の発明は、上記請求項1又は2の手摺付き仏壇において、ガイド部材とスライド部材との間に、持ち手の前面を1回押すごとに該持ち手が仏壇前面に沿う後退位置(格納位置)と該仏壇前面から前方に僅かに突出する掴み可能位置(僅突出位置)との間で変位させ得る出没変位手段を設けたものである。

0016

この種の出没変位手段としては、一般的にマグネットキャッチが多用されているが、このマグネットキャッチの使用例では、持ち手の前面を1回押すごとに該持ち手を上記後退位置と上記僅突出位置とに変位させ得る機能を有している。

0017

そして、持ち手を後退位置に押し込んだ状態では、出没変位手段(例えばマグネットキャッチ)により持ち手が仏壇前面に沿う位置(格納位置)に維持される一方、その状態から持ち手の前面を押すと出没変位手段により持ち手が上記掴み可能位置(僅突出位置)に押し出されるようになる。

0018

[本願請求項4の発明]
本願請求項4の発明は、上記請求項1〜3いずれか1項の手摺付き仏壇において、手摺装置を仏壇前面における左右に離間した2箇所に設けたものである。尚、両手摺装置の左右間隔は、定位置から左右の各手がそれぞれの持ち手に無理なく届く程度の、例えば40〜50cm間隔が適当である。

0019

この請求項4の発明のように、手摺装置を左右2箇所に設けると、仏壇前部に座っている人が左右の各手(両手)でそれぞれの持ち手を押さえることができる。

発明の効果

0020

[本願請求項1の発明の効果]
本願請求項1の発明の手摺付き仏壇は、仏壇前面に出没式のスライド部材を有した手摺装置を設け、スライド部材を前方側にスライドさせた状態では、仏壇前部に座った人の手で前方突出位置にある持ち手を下方に押さえ得るように構成している。

0021

従って、本願請求項1の手摺付き仏壇では、仏壇前部に座っている人が手摺装置の持ち手を手で把持して掴まり立ちをすることができるので、足が健常でない人でも立ち上がり動作をするときに大いに役立つ(足の負担を軽減できる)という効果がある。

0022

又、本願請求項1の手摺付き仏壇では、手摺装置の非使用時に持ち手を仏壇前面に沿う後退位置に維持させておくことができるので、手摺装置を掴まり立ち動作に利用できるようにしたものであっても、手摺装置の非使用時には持ち手が外部からさほど目立たない(仏壇の美観を損ねない)とともに邪魔にならないという効果もある。

0023

[本願請求項2の発明の効果]
本願請求項2の発明は、上記請求項1の手摺付き仏壇において、手摺装置に、持ち手が仏壇前面から所定小長さだけ突出した状態でスライド部材の前方へのスライドを禁止するストッパー手段を設けたものである。

0024

従って、この請求項2の手摺付き仏壇では、スライド部材(持ち手)がストッパー手段により必要長さ以上(過剰長さ)前方突出することがない(持ち手を押さえたときの転倒モーメントが大きくならない)ので、上記請求項1の効果に加えて、持ち手を掴まり立ち部材として利用しても仏壇が前面側に転倒する危険を防止できるという効果がある。

0025

[本願請求項3の発明の効果]
本願請求項3の発明は、上記請求項1又は2の手摺付き仏壇において、ガイド部材とスライド部材との間に、持ち手の前面を1回押すごとに該持ち手が仏壇前面に沿う後退位置(格納位置)と該仏壇前面から前方に僅かに突出する掴み可能位置(僅突出位置)との間で変位させ得る出没変位手段(例えばマグネットキャッチ)を設けたものである。

0026

この請求項3の手摺付き仏壇では、持ち手の前面を1回押すごとに持ち手を上記2位置(後退位置と掴み可能位置)の間で変位させ得るようになっているので、上記請求項1〜2の効果に加えて、持ち手の前面を押すという簡単な操作で該持ち手を上記後退位置(格納位置)と上記掴み可能位置(僅突出位置)とに変位させ得るという効果がある。尚、持ち手が上記掴み可能位置(僅突出位置)にあると、スライド部材を引き出すときに持ち手が掴み易くなる。

0027

[本願請求項4の発明の効果]
本願請求項4の発明は、上記請求項1〜3いずれか1項の手摺付き仏壇において、手摺装置を仏壇前面における左右に離間した2箇所に設けたものである。

0028

このように、手摺装置を左右2箇所に設けていると、仏壇前部に座っている人が手摺装置を利用して掴まり立ちする際に、左右の各手(両手)でそれぞれの持ち手を押さえることができる。

0029

従って、この請求項4の手摺付き仏壇では、上記請求項1〜3の効果に加えて、仏壇前部に座っている人が立ち上がり時に、左右の各手(両手)で各持ち手を押さえることができるので、バランスが良好な安定姿勢で且つ両手の力で掴まり立ち動作が行えるという効果がある。

図面の簡単な説明

0030

本願第1実施例の立ち上がり用手摺付き仏壇の正面図である。
図1のII−II矢視相当図である。
図1のIII−III拡大断面図である。
図3のIV−IV断面図である。
図3の状態からスライド部材を前方に引き出した状態の変化図である。
本願第2実施例の立ち上がり用手摺付き仏壇の正面図である。

実施例

0031

以下、図1図6を参照して本願実施例の立ち上がり用手摺付き仏壇を説明すると、図1図5には本願請求項1〜3が対応する第1実施例を示し、図6には本願請求項4が対応する第2実施例を示している。尚、以下の説明でも、本願の「立ち上がり用手摺付き仏壇」を単に「手摺付き仏壇」と表現することがある。

0032

図1図5の第1実施例]
図1及び図2に示す第1実施例の手摺付き仏壇は、上部側の仏壇本体11と下部側の基台箱12とを有し、該基台箱12の上に仏壇本体11を載置して仏壇1を構成している。尚、図1及び図2の状態では、仏壇本体11の各扉11a,11a、及び基台箱12の各扉12a,12aはそれぞれ開放している。

0033

図1及び図2に示す仏壇1は、仏壇本体11と基台箱12との合計高さが131cm、閉扉状態での幅が48cm、奥行きが45cm程度の大きさのものを採用している。又、基台箱12の高さは、約52cmである。尚、この仏壇1の大きさ・形状等は特に限定するものではなく、さらに他の実施例では、仏壇1として全高さを一体型にしたもの(仏壇本体と基台箱とを分離していないもの)も適用可能である。

0034

仏壇本体11内には宗派本尊や各種の仏具陳列され、基台箱12内には適宜の仏具(及びその他の物品)が収容される。

0035

この第1実施例(図1図5)の仏壇1には、下部側の基台箱12における右・上角付近の1箇所に、仏壇前部に座っている人M(図2)が掴まり立ちするための手摺装置2が設けられている。

0036

この手摺装置2は、図3図5に拡大図示するように、四角筒状のガイド部材21と該ガイド部材21内にスライド自在に挿通されたスライド部材25とを有している。尚、この実施例では、ガイド部材21とスライド部材25とはそれぞれ木材製であるが、他の材料製(例えばプラスチック製あるいは金属製)のものであってもよい。

0037

ガイド部材21は、図4に示すように、上板21aと下板21bと左右の各側板21c,21dとで断面四角筒状に合体させたものであって、図3に示すように基台箱12内の奥行き長さとほぼ同長さ(例えば40〜42cm)を有している。尚、このガイド部材21の中心部には、スライド部材25の角棒材26(後述する)を挿通させるための四角形長穴がガイド部材21の全長に亘って形成されている。

0038

そして、このガイド部材21は、基台箱12における上面板13と右側の側面板14との接合角部の内面に仏壇(基台箱12)の奥行き方向に向けて固定している。

0039

ガイド部材21の下面には、側面板14の内面に当接状態で設置した支え側板15(図4)と、ガイド部材21の前部寄りを支持する支え前板16(図3)とが設置されていて、後述するようにスライド部材25の持ち手27を下方に押すことによる下向きの応力を下方から支持し得るようにしている。

0040

スライド部材25は、ガイド部材21の長穴内に挿通される長尺角棒部26の前端部に人の手を載せ掛ける持ち手27を取付けたものである。

0041

角棒部26は、ガイド部材21の長穴内に過不足なく挿通される断面四角形のもので、ガイド部材21の全長よりやや短い長さを有している。

0042

持ち手27は、人の手H(図2図5)を載せ掛けるもので、正面視略四角形板材が使用されている。この持ち手27の形状を正面視略四角形としたのは、他の部分(基台箱12の扉12a)との取り合いをし易くするためのもので、持ち手27を正面視略四角形にしていると、扉12aの閉扉状態で持ち手27に対応する扉部分に四角形状の切欠12bを形成すればよい(加工がし易い)。尚、この持ち手27の形状は、持ち易さの観点から正面視で円形楕円形に形成してもよい。

0043

そして、このスライド部材25は、その角棒部26を後端側からガイド部材21の長穴内に挿入してセットされていて、前端部の持ち手27を把持して前方に引き出したり後方に押し込んだりすることで、スライド部材25をガイド部材21に対して前後にスライドさせ得るように組付けている。尚、持ち手27の取付け高さは、図2に示すように仏壇前部に座った人Mの肩の高さとほぼ同高さかそれよりやや低い位置(例えば床面から50cm程度の高さ位置)となる。

0044

この第1実施例の手摺装置2には、図5に示すように、持ち手27が仏壇前面1aから所定小長さL(L=7〜8cm程度が適当)だけ突出した状態でスライド部材25の前方へのスライドを禁止するストッパー手段4を設けている。

0045

この実施例で採用しているストッパー手段4は、スライド部材25の角棒部26の上面に所定長さの長溝41を形成している一方、ガイド部材21の上板21aの下面に長溝41内に係入する下向きの突起42を形成して構成されている。

0046

そして、このストッパー手段4は、スライド部材25をガイド部材21に対して図3に示す格納位置まで押し込んだ状態ではガイド部材21側の突起42がスライド部材25側の長溝41に対して非係止状態であるが、この格納位置からスライド部材25を前方に引き出すと、図5に示すように長溝41の奥端部41aが突起42に衝合し、その時点でスライド部材25の前方へのスライドを禁止するようになっている。つまり、スライド部材25は、ストッパー手段4で規制された長さL(例えば7〜8cm程度)を超えて前方に引き出すことができないので、図5に示すように手Hで持ち手27を持って強く下方に押さえたときの転倒モーメント(仏壇が手前側に倒れるモーメント)が許容範囲内に収まる。尚、スライド部材25の持ち手27が過剰に(例えば30cm以上)前方突出すると、該持ち手27を押さえたときの転倒モーメントが大きくなって、仏壇1が前方側に転倒する恐れが生じる。

0047

又、この第1実施例の手摺装置2には、ガイド部材21とスライド部材25との間に、図3に矢印Pで示すように持ち手27の前面を1回押すごとに該持ち手27が仏壇前面1aに沿う後退位置(符号27の格納位置)と仏壇前面1aから前方に僅かに突出する掴み可能位置(図3鎖線図示する符号27′の僅突出位置)との間で変位させ得る出没変位手段5を設けている。

0048

この実施例では、上記出没変位手段5として、図3に示すようにマグネットキャッチ51を採用している。そして、このマグネットキャッチ51は、ガイド部材21の長穴の奥端部付近に取付けていて、スライド部材25を格納位置(図3実線図示位置)まで押し込んだ状態で持ち手27の前面を1回押す(矢印P)ごとに、角棒部26の後端部(鉄板52が取付けられいる)でマグネットキャッチ51のヨークを出没させて、持ち手27を上記後退位置(符号27の格納位置)と上記掴み可能位置(符号27′の僅突出位置)とに変位させ得るようになっている。

0049

図1図5に示す第1実施例の手摺付き仏壇は、次のような機能を有する。

0050

まず、図5に示すように手摺装置2のスライド部材25を前方側にスライドさせた状態(持ち手27が前方突出位置にある)では、仏壇前部に座った人M(図2)の手Hで持ち手27を掴んで該持ち手27を下方に押さえることができる。

0051

従って、仏壇前部に座っている人Mが立ち上がる際に、前方突出位置にある持ち手27を手Hで押さえることで掴まり立ちをすることができるので、足が健常でない人でも立ち上がり動作をするときに手摺装置2が大いに役立つ(足の負担を軽減できる)という機能がある。

0052

又、手摺装置2の非使用時には、持ち手27を仏壇前面1aに沿う後退位置(持ち手前面と仏壇前面1aとが前後同位置に揃っている)に維持させておくことができるので、手摺装置2を掴まり立ち動作に利用できるようにしたものであっても、手摺装置2の非使用時には持ち手27が外部からさほど目立たない(仏壇1の美観を損ねない)とともに邪魔にならないという機能もある。

0053

又、この第1実施例の手摺付き仏壇では、手摺装置2に、持ち手27が仏壇前面1aから所定小長さLだけ突出した状態でスライド部材25の前方へのスライドを禁止するストッパー手段4を設けているので、スライド部材25(持ち手27)がストッパー手段4により必要長さ以上(過剰長さ)前方突出することがない。従って、持ち手27を掴まり立ちに利用しても仏壇が前面側に転倒する危険を防止できるという機能がある。

0054

さらに、この第1実施例の手摺付き仏壇では、ガイド部材21とスライド部材25との間に、持ち手27の前面を1回押すごとに該持ち手27が仏壇前面1aに沿う後退位置(格納位置)と該仏壇前面1aから前方に僅かに突出する掴み可能位置(僅突出位置)との間で変位させ得る出没変位手段5(マグネットキャッチ51)を設けているので、持ち手27の前面を押すという簡単な操作で該持ち手27を上記後退位置(格納位置)と上記掴み可能位置(僅突出位置)とに変位させ得る。尚、持ち手27を図3の符号27′で示すように、掴み可能位置(僅突出位置)に位置させていると、スライド部材25を前方に引き出すときに持ち手27を手で掴み易くなるので、該スライド部材25の引き出し作業がし易くなるという機能がある。

0055

図6の第2実施例]
図6に示す第2実施例の手摺付き仏壇は、手摺装置3を仏壇前面1aにおける左右に離間した2箇所に設けたものである。

0056

両手摺装置3,3の左右間隔は、定位置(仏壇前部に座った位置)から左右の各手Hがそれぞれの持ち手27,27に無理なく届く程度の、例えば40〜50cm間隔が適当である。

0057

尚、図6に示す第2実施例の各手摺装置2,2の構成は、上記第1実施例(図1図5)のものと同じであるので、この第2実施例の各手摺装置2,2の構成及びその説明については、上記第1実施例のものを援用する。

0058

図6の手摺付き仏壇のように、手摺装置2,2を左右2箇所に設けていると、仏壇前部1aに座っている人が手摺装置2を利用して掴まり立ちする際に、左右の各手(両手)でそれぞれの持ち手27,27を押さえることができる。

0059

従って、図6の第2実施例の手摺付き仏壇では、仏壇前部に座っている人(図2参照)が立ち上がるときに、左右の各手(両手)で各持ち手27,27を押さえることができるので、バランスの良好な安定姿勢で且つ両手の力で掴まり立ち動作が行えるという機能がある。

0060

1は仏壇、2は手摺装置、4はストッパー手段、5は出没変位手段、11は仏壇本体、12は基台箱、21はガイド部材、25はスライド部材、27は持ち手、51はマグネットキャッチである。

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