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技術 多段基板接続構造、及び電気接続箱

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 高橋英生佐藤幸喜河村篤柴田真佐夫大下慎史関沢省吾
出願日 2015年4月15日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2015-083027
公開日 2016年12月8日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2016-207259
状態 特許登録済
技術分野 プリント板の組合せ 接続箱 嵌合装置及び印刷回路との接合
主要キーワード 貫通端子 配線基板ユニット ヒューズホルダ コネクタ接続用 配設面 基板接続構造 引用符号 接続品質
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

端子の貫通箇所を減らすことが可能な、また、電気的な接続品質の向上を図ることも可能な、多段基板接続構造電気接続箱とを提供する。

解決手段

多段基板接続構造24は、少なくとも第一基板33と第二基板41とを板厚方向に間隔をあけて多段に配置し且つ電気的に接続するための構造である。第一基板33には、この第一基板33から突出する雄形貫通端子40を設け、第二基板41には、雄形貫通端子40に合わせた雌端子金具42を設ける。また、第一基板33と第二基板41には、これらに電気的に接続される曲げ可能な柔軟回路43を設ける。このような構成の多段基板接続構造24は、柔軟回路43を曲げるようにして第二基板41を第一基板33の端子配設面に対向させると、雄形貫通端子40が雌端子金具42に貫通して電気的に接続される。第一基板33と第二基板41は、雄形貫通端子40と雌端子金具42と柔軟回路43とにより電気的に接続される。

概要

背景

自動車等の車両に搭載される電気機器として、例えば電気接続箱が挙げられる。電気接続箱は、リレーボックスヒューズボックス、或いはジャンクションブロック電子制御ユニットボックス電源ボックス等を総称するものとして知られる。下記特許文献1には、電気接続箱に関する技術が開示される。以下、図面を参照しながら簡単に説明をする。

図5において、電気接続箱1のケース2の内部には、第一プリント基板3と第二プリント基板4とが板厚方向に間隔をあけて多段に配置される。尚、図5は電気接続箱1におけるリレー装着部5の部分を示したものである。リレー装着部5には、複数のリレー6が装着される。そのため、リレー装着部5には、導電性端子金具7が複数並んで配置される。端子金具7は、リレー6の端子8を挟持接続するための端子接続部9と、この端子接続部9が上端に連続する平板状の本体10と、本体10の下端に連続する一対のプレスフィット端子部11とを有する。プレスフィット端子部11は、第一プリント基板3と第二プリント基板4とを貫通して電気的な接続が行えるように形成される。

リレー装着部5の部分では、少なくとも端子金具6の数分だけ、第一プリント基板3と第二プリント基板4との電気的な接続が行われる。別な言い方をすれば、一対のプレスフィット端子部11の数分だけ、第一プリント基板3と第二プリント基板4との、貫通による電気的な接続が行われる。

概要

端子の貫通箇所を減らすことが可能な、また、電気的な接続品質の向上をることも可能な、多段基板接続構造と電気接続箱とを提供する。多段基板接続構造24は、少なくとも第一基板33と第二基板41とを板厚方向に間隔をあけて多段に配置し且つ電気的に接続するための構造である。第一基板33には、この第一基板33から突出する雄形貫通端子40を設け、第二基板41には、雄形貫通端子40に合わせた雌端子金具42を設ける。また、第一基板33と第二基板41には、これらに電気的に接続される曲げ可能な柔軟回路43を設ける。このような構成の多段基板接続構造24は、柔軟回路43を曲げるようにして第二基板41を第一基板33の端子配設面に対向させると、雄形貫通端子40が雌端子金具42に貫通して電気的に接続される。第一基板33と第二基板41は、雄形貫通端子40と雌端子金具42と柔軟回路43とにより電気的に接続される。

目的

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、端子の貫通箇所を減らすことが可能な、また、電気的な接続品質の向上を図ることも可能な、多段基板接続構造と電気接続箱とを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

少なくとも第一基板と第二基板とを板厚方向に間隔をあけて多段に配置し且つ電気的に接続するための多段基板接続構造において、前記第一基板には、該第一基板から突出する金属製の雄形貫通端子を設け、前記第二基板には、前記雄形貫通端子に合わせた凹みになる端子貫通部を設け、前記第一基板と前記第二基板には、一端が前記第一基板に電気的に接続され且つ他端が前記第二基板に電気的に接続される曲げ可能な柔軟回路を設け、さらに、該柔軟回路を曲げるようにして前記第二基板を前記第一基板の端子配設面に対向させると、前記雄形貫通端子が前記端子貫通部に貫通して電気的に接続される状態に、前記雄形貫通端子と前記端子貫通部と前記柔軟回路とを配置形成することを特徴とする多段基板接続構造。

請求項2

請求項1に記載の多段基板接続構造において、前記第二基板には、導電性を有する金属製の雌端子金具を設け、該雌端子金具には、前記端子貫通部に相当する部分を形成することを特徴とする多段基板接続構造。

請求項3

請求項1又は2に記載の多段基板接続構造において、第三基板を備え、該第三基板には、前記雄形貫通端子に合わせた凹みになる第三基板用端子貫通部を設け、前記第一基板又は前記第二基板と前記第三基板には、一端が前記第一基板又は前記第二基板に電気的に接続され且つ他端が前記第三基板に電気的に接続される曲げ可能な第三基板用柔軟回路を設け、さらに、該第三基板用柔軟回路を曲げるようにして前記第三基板を前記第二基板に対向させると、前記端子貫通部に貫通した前記雄形貫通端子が前記第三基板用端子貫通部にも貫通して電気的に接続される状態に、前記雄形貫通端子と前記端子貫通部と前記柔軟回路とを配置形成、且つ、前記第三基板用端子貫通部と前記第三基板用柔軟回路とを配置形成することを特徴とする多段基板接続構造。

請求項4

請求項3に記載の多段基板接続構造において、前記第三基板には、導電性を有する金属製の第三基板用雌端子金具を設け、該第三基板用雌端子金具には、前記第三基板用端子貫通部に相当する部分を形成することを特徴とする多段基板接続構造。

請求項5

請求項1、2、3又は4に記載の多段基板接続構造において、前記雄形貫通端子を板状の電源入力部分として形成することを特徴とする多段基板接続構造。

請求項6

複数の基板と、該複数の基板を収容するケースとを備え、前記複数の基板を前記ケース内で多段に配置して電気的に接続するために、請求項1、2、3、4又は5に記載の多段基板接続構造を採用してなることを特徴とする電気接続箱

技術分野

0001

本発明は、少なくとも第一基板と第二基板とを板厚方向に間隔をあけて多段に配置し且つ電気的に接続するための多段基板接続構造と、この多段基板接続構造を採用してなる電気接続箱とに関する。

背景技術

0002

自動車等の車両に搭載される電気機器として、例えば電気接続箱が挙げられる。電気接続箱は、リレーボックスヒューズボックス、或いはジャンクションブロック電子制御ユニットボックス電源ボックス等を総称するものとして知られる。下記特許文献1には、電気接続箱に関する技術が開示される。以下、図面を参照しながら簡単に説明をする。

0003

図5において、電気接続箱1のケース2の内部には、第一プリント基板3と第二プリント基板4とが板厚方向に間隔をあけて多段に配置される。尚、図5は電気接続箱1におけるリレー装着部5の部分を示したものである。リレー装着部5には、複数のリレー6が装着される。そのため、リレー装着部5には、導電性端子金具7が複数並んで配置される。端子金具7は、リレー6の端子8を挟持接続するための端子接続部9と、この端子接続部9が上端に連続する平板状の本体10と、本体10の下端に連続する一対のプレスフィット端子部11とを有する。プレスフィット端子部11は、第一プリント基板3と第二プリント基板4とを貫通して電気的な接続が行えるように形成される。

0004

リレー装着部5の部分では、少なくとも端子金具6の数分だけ、第一プリント基板3と第二プリント基板4との電気的な接続が行われる。別な言い方をすれば、一対のプレスフィット端子部11の数分だけ、第一プリント基板3と第二プリント基板4との、貫通による電気的な接続が行われる。

先行技術

0005

特開2005−26052号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記従来技術にあっては、第一プリント基板3と第二プリント基板4との電気的な接続に関し、端子の貫通箇所が多く、また、構造がシンプルでないという問題点を有する。そのため、電気的な接続に係る品質低下が懸念される。

0007

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、端子の貫通箇所を減らすことが可能な、また、電気的な接続品質の向上を図ることも可能な、多段基板接続構造と電気接続箱とを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の多段基板接続構造は、少なくとも第一基板と第二基板とを板厚方向に間隔をあけて多段に配置し且つ電気的に接続するための多段基板接続構造において、前記第一基板には、該第一基板から突出する金属製の雄形貫通端子を設け、前記第二基板には、前記雄形貫通端子に合わせた凹みになる端子貫通部を設け、前記第一基板と前記第二基板には、一端が前記第一基板に電気的に接続され且つ他端が前記第二基板に電気的に接続される曲げ可能な柔軟回路を設け、さらに、該柔軟回路を曲げるようにして前記第二基板を前記第一基板の端子配設面に対向させると、前記雄形貫通端子が前記端子貫通部に貫通して電気的に接続される状態に、前記雄形貫通端子と前記端子貫通部と前記柔軟回路とを配置形成することを特徴とする。

0009

このような特徴を有する本発明によれば、金属製の雄形貫通端子と端子貫通部による電気的な接続、及び、曲げ可能な柔軟回路による電気的な接続に分けて、第一基板と第二基板との電気的な接続を行えるようにする。これにより、端子の貫通箇所を減らすことが可能になる。また、端子の貫通箇所を減らすことで構造をシンプルにすることも可能になる。さらに、シンプルな構造であれば電気的な接続品質を向上させることも可能になる。

0010

請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の多段基板接続構造において、前記第二基板には、導電性を有する金属製の雌端子金具を設け、該雌端子金具には、前記端子貫通部に相当する部分を形成することを特徴とする。

0011

このような特徴を有する本発明によれば、第一基板の雄形貫通端子を貫通させるために、端子貫通部に相当する部分として金属製の雌端子金具を採用する。そして、この雌端子金具を第二基板に設けることから、電気的な接続状態を安定させることが可能になる。すなわち、電気的な接続品質を更に向上させることが可能になる。

0012

請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の多段基板接続構造において、第三基板を備え、該第三基板には、前記雄形貫通端子に合わせた凹みになる第三基板用端子貫通部を設け、前記第一基板又は前記第二基板と前記第三基板には、一端が前記第一基板又は前記第二基板に電気的に接続され且つ他端が前記第三基板に電気的に接続される曲げ可能な第三基板用柔軟回路を設け、さらに、該第三基板用柔軟回路を曲げるようにして前記第三基板を前記第二基板に対向させると、前記端子貫通部に貫通した前記雄形貫通端子が前記第三基板用端子貫通部にも貫通して電気的に接続される状態に、前記雄形貫通端子と前記端子貫通部と前記柔軟回路とを配置形成、且つ、前記第三基板用端子貫通部と前記第三基板用柔軟回路とを配置形成することを特徴とする。

0013

このような特徴を有する本発明によれば、金属製の雄形貫通端子と第三基板用端子貫通部による電気的な接続、及び、曲げ可能な第三基板用柔軟回路による電気的な接続に分けるような構成を追加することから、基板が三枚になった場合でも端子の貫通箇所を減らすことが可能になる。

0014

尚、基板を四枚にする必要がある場合は、請求項3の特徴を応用すればよい。すなわち、「第四基板を備え、該第四基板には、前記雄形貫通端子に合わせた凹みになる第四基板用端子貫通部を設け、前記第一基板又は前記第二基板、或いは前記第三基板と、前記第四基板には、一端が前記第一基板又は前記第二基板、或いは前記第三基板に電気的に接続され且つ他端が前記第四基板に電気的に接続される曲げ可能な第四基板用柔軟回路を設け、さらに、該第四基板用柔軟回路を曲げるようにして前記第四基板を前記第三基板に対向させると、前記端子貫通部及び前記第三基板用端子貫通部に貫通した前記雄形貫通端子が前記第四基板用端子貫通部にも貫通して電気的に接続される状態に、前記雄形貫通端子と前記端子貫通部と前記柔軟回路とを配置形成、且つ、前記第三基板用端子貫通部と前記第三基板用柔軟回路とを配置形成、且つ、前記第四基板用端子貫通部と前記第四基板用柔軟回路とを配置形成する」とすればよい。

0015

請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の多段基板接続構造において、前記第三基板には、導電性を有する金属製の第三基板用雌端子金具を設け、該第三基板用雌端子金具には、前記第三基板用端子貫通部に相当する部分を形成することを特徴とする。

0016

このような特徴を有する本発明によれば、第一基板の雄形貫通端子を貫通させるために、第三基板用端子貫通部に相当する部分として金属製の第三基板用雌端子金具を採用する。そして、この第三基板用雌端子金具を第三基板に設けることから、電気的な接続状態を安定させることが可能になる。すなわち、電気的な接続品質を更に向上させることが可能になる。

0017

請求項5に記載の本発明は、請求項1、2、3又は4に記載の多段基板接続構造において、前記雄形貫通端子を板状の電源入力部分として形成することを特徴とする。

0018

このような特徴を有する本発明によれば、電源入力部分として雄形貫通端子を使うとともに、残りの回路を柔軟回路や第三基板用柔軟回路で構成することになる。これにより、端子の貫通箇所を更に減らすことが可能になる。また、本発明によれば、帯板状(バスバー状)に雄形貫通端子が形成されることから、複数の基板を多段に配置しても雄形貫通端子の貫通が容易になるのは勿論のこと、接触面が大きくなって接続状態を安定させることも可能になる。

0019

また、上記課題を解決するためになされた請求項6に記載の本発明の電気接続箱は、複数の基板と、該複数の基板を収容するケースとを備え、前記複数の基板を前記ケース内で多段に配置して電気的に接続するために、請求項1、2、3、4又は5に記載の多段基板接続構造を採用してなることを特徴とする。

0020

このような特徴を有する本発明によれば、多段基板接続構造を採用してなる電気接続箱であることから、このケース内で複数の基板を多段に配置し且つ電気的に接続することが可能になる。

発明の効果

0021

請求項1に記載された本発明によれば、少なくとも第一基板と第二基板との電気的な接続に関し、従来例よりも端子の貫通箇所を減らすことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、端子の貫通箇所を減らすことで構造をシンプルにし、結果、電気的な接続品質の向上を図ることができるという効果も奏する。

0022

請求項2に記載された本発明によれば、電気的な接続状態を安定させることができ、結果、接続品質を更に向上させることができるという効果を奏する。

0023

請求項3に記載された本発明によれば、基板を三枚、多段に配置した場合であって端子の貫通箇所を減らすことがすることができるという効果を奏する。

0024

請求項4に記載された本発明によれば、電気的な接続状態を安定させることができ、結果、接続品質を更に向上させることができるという効果を奏する。

0025

請求項5に記載された本発明によれば、電源入力とこれ以外とに分けて接続を行うことができ、結果、端子の貫通箇所を電源入力の分まで減らすことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、雄形貫通端子の貫通をし易くすることができるという効果や、接続状態を安定させることができるという効果も奏する。

0026

請求項6に記載された本発明によれば、請求項1、2、3、4又は5に記載の多段基板接続構造を採用してなる電気接続箱であることから、このケース内で複数の基板を多段に配置し且つ電気的に接続することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0027

本発明の多段基板接続構造及び電気接続箱の要部を示す拡大斜視図である(実施例1)。
図1の多段基板接続構造による電気的な接続の完了前の状態を示す展開図である(実施例1)。
他の例となる多段基板接続構造の一部を示す構成図である(実施例2)。
図3の多段基板接続構造による電気的な接続の完了後の状態を示す斜視図である(実施例2)。
従来例の電気接続箱におけるリレー装着部の部分を示す断面図である。

0028

多段基板接続構造は、少なくとも第一基板と第二基板とを板厚方向に間隔をあけて多段に配置し且つ電気的に接続するための構造である。第一基板には、この第一基板から突出する金属製の雄形貫通端子を設け、第二基板には、雄形貫通端子に合わせた凹みを有する雌端子金具を設ける。また、第一基板と第二基板には、一端が第一基板に電気的に接続され且つ他端が第二基板に電気的に接続される曲げ可能な柔軟回路を設ける。このような構成の多段基板接続構造は、柔軟回路を曲げるようにして第二基板を第一基板の端子配設面に対向させると、雄形貫通端子が雌端子金具に貫通して電気的に接続される。第一基板と第二基板は、雄形貫通端子と雌端子金具と柔軟回路とにより電気的に接続される。

0029

以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明の多段基板接続構造及び電気接続箱の要部を示す拡大斜視図である。また、図2図1の多段基板接続構造による電気的な接続の完了前の状態を示す展開図である。尚、図1中の矢印Pは上下方向、矢印Qは左右方向を示すものとする。

0030

<電気接続箱21について>
図1において、引用符号21は自動車の所定位置に搭載される本発明の電気接続箱を示す。電気接続箱21は、例えば電源ボックスであって、ケース22と、このケース22内に収容される配線基板ユニット23とを含んで構成される。配線基板ユニット23は、本発明の多段基板接続構造24が採用されて、その構造により図示のような状態に形成される。すなわち、複数の基板が板厚方向に間隔をあけて多段に配置され且つ電気的に接続された状態に形成される。

0031

多段基板接続構造24は、以下の説明で分かるようになるが、従来例よりも端子の貫通箇所を減らすることができ、また、端子の貫通箇所を減らすことで構造をシンプルにすることもでき、さらには、シンプルな構造にすることで電気的な接続品質を向上させることもできるという効果が得られる構造である。

0032

<ケース22について>
ケース22は、ロアケース25とアッパーケース26とを備えて構成される。ロアケース25は、下側に配置される底壁27と、この底壁27の縁部から上向きに形成される側壁28とを有する。ロアケース25は、有底で上面が開口する箱形状に形成される。一方、アッパーケース26は、上側に配置される天井壁29と、この天井壁29の縁部から下向きに形成される側壁30とを有する。アッパーケース26は、ロアケース25の上面開口を覆うことができるような箱形状に形成される。

0033

ロアケース25の側壁28の一部及び/又はアッパーケース26の側壁30の一部には、コネクタ接続用の開口部(図示省略)が形成される。この開口部は、後述する基板コネクタ34〜37に対して外部からコネクタを接続するための部分として形成される。尚、ケース22は、配線基板ユニット23を収容することができれば本実施例に限定されないものとする。

0034

<配線基板ユニット23について>
図1及び図2において、配線基板ユニット23は、電気接続箱21としての機能部分であって、上段配線基板ユニット31と、下段配線基板ユニット32とを備えて構成される。このような構成の配線基板ユニット23は、上段配線基板ユニット31の基板と下段配線基板ユニット32の基板とを上下方向に多段に配置し且つ電気的に接続するための多段基板接続構造24が採用されて図示形状に形成される。

0035

<上段配線基板ユニット31について>
上段配線基板ユニット31は、公知のPCBにて形成される第一基板33と、この第一基板33の上面(表面)に実装される複数の基板コネクタ34〜37と、同じく第一基板33の上面に実装されるヒューズホルダ38及びリレー39と、第一基板33に所望のパターンで形成される図示しない回路と、第一基板33の下面(裏面)に設けられる導電性の雄形貫通端子40とを備えて構成される。

0036

<下段配線基板ユニット32について>
下段配線基板ユニット32は、公知のPCBにて形成される第二基板41と、この第二基板41に所望のパターンで形成される図示しない回路と、第二基板41の下面(裏面。図2参照)に実装される導電性の雌端子金具42とを備えて構成される。

0037

<多段基板接続構造24について>
多段基板接続構造24は、上述の如く、上段配線基板ユニット31の第一基板33と、下段配線基板ユニット32の第二基板41とを上下方向に(基板板厚方向に)間隔をあけて多段に配置し且つ電気的に接続するための構造であって、上段配線基板ユニット31の雄形貫通端子40と、下段配線基板ユニット32の雌端子金具42と、曲げ可能な柔軟回路43とを備えて構成される。

0038

<雄形貫通端子40について>
雄形貫通端子40は、第一基板33の下面から真下に突出する金属製の雄形の端子金具であって、帯板状(バスバー状)に形成される。雄形貫通端子40は、雌端子金具42との電気的な接続に必要な長さ分だけ突出するように形成される(後述する実施例2のような形状であってもよいものとする)。雄形貫通端子40は、この側部が段付きになる形状に形成される。すなわち、第一基板33の下面側が幅が広く且つ突出先端側が若干幅狭になるような段付き形状に形成される。

0039

尚、雄形貫通端子40の形状は、断面長方形厚板になるバスバー状に限らず、例えばピン状であってもよいものとする。また、本実施例のような上下二段だけの場合は、雄形貫通端子40の配置を以下で説明する雌端子金具42の配置と替えてもよいものとする。

0040

雄形貫通端子40は、下段配線基板ユニット32への電源入力部分として用いられる(特に限定するものでないが、本実施例では、電源入力専用の回路部分として雄形貫通端子40が用いられる)。尚、電源入力以外の残りの回路に関しては、以下で説明する柔軟回路43が用いられる。

0041

<雌端子金具42について>
雌端子金具42は、第二基板41の下面(裏面。図2参照)に実装される雌形の端子金具であって、外観形状が箱形になるとともに雄形貫通端子40の断面形状に合わせた凹み(端子貫通部)を有するように形成される。雌端子金具42は、上記の凹みに雄形貫通端子40が貫通し、そして、電気的な接続を行うことができるように形成される。また、例えばバネ片等を有して安定的な電気接続を行うことができるようにも形成される。雌端子金具42は、雄形貫通端子40の位置に合わせて配設される。

0042

尚、雌端子金具42に限らず、雄形貫通端子40の断面形状に合わせた貫通孔を第二基板41に形成し、そして、この貫通孔の縁部に雄形貫通端子40との接触部を設けて対応してもよいものとする。

0043

<柔軟回路43について>
柔軟回路43は、柔軟性を有する曲げ可能な回路であって、本実施例では公知のFPCが採用される。柔軟回路43は、第一基板33と第二基板41とを電気的に接続するための回路であって、雄形貫通端子40による電源入力以外の残りの回路を集約することができるように形成される。柔軟回路43は、この一端が第一基板33の図示しない回路に対し電気的に接続される。また、他端が第二基板41の図示しない回路に電気的に接続される。柔軟回路43は、第二基板41の下面を第一基板33の下面に対向させるため、略U字状に曲げることができるような長さに形成される。

0044

<多段基板接続構造24による電気的な接続について>
図2に示す如く、上段配線基板ユニット31の第一基板33と、下段配線基板ユニット32の第二基板41とを同一平面上に配置することができるように、第一基板33と第二基板41とを柔軟回路43にて接続し、この後に図1に示す如く、柔軟回路43を略U字状に曲げるようにして第二基板41を第一基板33に対向させると(端子配設面同士を対向させると)、雄形貫通端子40が雌端子金具42に貫通して電気的な接続が完了する。電気的な接続が完了すると、配線基板ユニット23がケース22に対し収容可能な状態に形成される。

0045

<本発明の効果>
以上、図1及び図2を参照しながら説明してきたように、本発明の多段基板接続構造24によれば、雄形貫通端子40と雌端子金具42による電気的な接続、及び、曲げ可能な柔軟回路43による電気的な接続に分けて、第一基板33と第二基板41との電気的な接続を行えるようにする。これにより、従来例よりも格段に端子の貫通箇所を減らすことができるという効果を奏する。また、端子の貫通箇所を減らすことで従来例よりも構造をシンプルにすることができるという効果も奏する。さらに、シンプルな構造であれば電気的な接続品質を向上させることができるという効果も奏する。

0046

以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図3は他の例となる多段基板接続構造の一部を示す構成図である。また、図4図3の多段基板接続構造による電気的な接続の完了後の状態を示す斜視図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。

0047

<多段基板接続構造24について>
図4及び図5において、実施例2は、実施例1に対し第三基板44及び第四基板45を増やした場合でも(更に多段になった場合でも)対応することができるような多段基板接続構造24の例である。

0048

図中の雄形貫通端子40は、第一基板33(図1及び図2参照)に設けられる。雄形貫通端子40は、ここでは実施例1よりも長く、且つ、側部が複数の段付き形状に形成される。第二基板41には、雌端子金具42が設けられる。第一基板33と第二基板41には、これらを電気的に接続するための柔軟回路43(図1及び図2参照)が設けられる。

0049

第三基板44には、導電性を有する金属製の第三基板用雌端子金具46が設けられる。この第三基板用雌端子金具46は、第二基板41の雌端子金具42と同じ機能のものであって、雌端子金具42の位置に合わせて配設される。また、第三基板44には、曲げ可能な第三基板用柔軟回路(図示省略。FPCを使用)も設けられる。図示しない第三基板用柔軟回路は、この一端が第一基板33(図1及び図2参照)又は第二基板41に電気的に接続される。

0050

第四基板45には、導電性を有する金属製の第四基板用雌端子金具47が設けられる。この第四基板用雌端子金具47は、第二基板41の雌端子金具42と同じ機能のものであって、雌端子金具42及び第三基板用雌端子金具46の位置に合わせて配設される。また、第四基板45には、曲げ可能な第四基板用柔軟回路(図示省略。FPCを使用)も設けられる。図示しない第四基板用柔軟回路は、この一端が第一基板33(図1及び図2参照)又は第二基板41、或いは第三基板44に電気的に接続される。

0051

<多段基板接続構造24による電気的な接続について>
実施例1と同様に、第二基板41を第一基板33に対向させ、また、第三基板44を第二基板41に対向させ、さらには、第四基板45を第三基板44に対向させると、長い雄形貫通端子40が雌端子金具42、第三基板用雌端子金具46、及び第四基板用雌端子金具47に貫通して(第二基板41及び第三基板44にも貫通する)電気的な接続が完了する。

0052

<本発明の効果>
以上、図3及び図4を参照しながら説明してきたように、実施例2も実施例1と同様の効果を奏するのは勿論である。すなわち、従来例よりも格段に端子の貫通箇所を減らすことができるという効果を奏する。また、端子の貫通箇所を減らすことで従来例よりも構造をシンプルにすることができるという効果も奏する。さらに、シンプルな構造であれば電気的な接続品質を向上させることができるという効果も奏する。

実施例

0053

この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。

0054

21…電気接続箱、 22…ケース、 23…配線基板ユニット、 24…多段基板接続構造、 25…ロアケース、 26…アッパーケース、 27…底壁、 28…側壁、 29…天井壁、 30…側壁、 31…上段配線基板ユニット、 32…下段配線基板ユニット、 33…第一基板、 34〜37…基板コネクタ、 38…ヒューズホルダ、 39…リレー、 40…雄形貫通端子、 41…第二基板、 42…雌端子金具(端子貫通部)、 43…柔軟回路、 44…第三基板、 45…第四基板、 46…第三基板用雌端子金具(第三基板用端子貫通部)、 47…第四基板用雌端子金具(第四基板用端子貫通部)

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