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技術 バルコニーの手摺面材取付構造

出願人 積水化学工業株式会社
発明者 福田将之
出願日 2015年4月23日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2015-088143
公開日 2016年12月8日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-204989
状態 特許登録済
技術分野 建築物の階段
主要キーワード 支持金 レール状部材 筒状防 アングル鋼材 取付梁 固定螺子 内側空 取付位置精度
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月8日)のものです。
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図面 (10)

課題

手摺面材継目部の外観品質向上を図ることができるバルコニーの手摺面材取付構造を提供すること。

解決手段

バルコニー11の内側空間SIと外側空間SOとを区画し、支柱48の外側空間SO側に配置されて長手方向に複数設けられた手摺面材44と、手摺面材44を支柱48に取り付ける支持金具50と、を備えたバルコニーの手摺面材取付構造において、支持金具50は、第1の手摺面材44(a)および第3の手摺面材44(c)を第1締結部材としての固定螺子512により支柱48に取り付けた第1支持金具51と、第2の手摺面材44(b)を、第2締結部材としての固定螺子522により第1支持金具51に取り付けた第2支持金具52と、を備えることを特徴とするバルコニーの手摺面材取付構造とした。

概要

背景

従来、住宅等の建物におけるバルコニーなどにおいて、バルコニー床に立設した支柱手摺面材を支持したものが知られている(例えば、特許文献1〜特許文献7参照)。
これらの技術のうち、特許文献1に記載のものは、手摺面材は、支柱に対してバルコニー内側空間側に配置され、手摺面材の端部が、支柱のバルコニー内側の面に直接螺子止めされた取付構造となっている。したがって、手摺面材の端部は、バルコニーの外側空間から見ると、支柱の背面に隠れている。
また、特許文献2に記載のものは、手摺面材は、支柱に対してバルコニー外側空間側に配置され、手摺面材の長手方向の中間部が支柱に支持部材により支持された取付構造となっている。

これに対し、特許文献3〜7に記載のものは、手摺面材は、支柱に対してバルコニー外側空間側に配置され、隣り合う2つの手摺面材の端面同士が向き合う継目部の背後に支柱が配置された取付構造となっている。すなわち、手摺面材の端面同士が対向した継目部が、バルコニーの外観に現れる構造となっている。

このような1つの支柱により2つの手摺面材の端部を支持する構造において、特許文献3に記載のものは、両手摺面材の端部背面に取り付けられたフレーム部材により、支柱にボルトナットにより締結した固定金具を挟持した構造となっている。
同様に、特許文献4〜7に記載のものも、手摺面材を支柱に固定する支持部材は異なるが、2つの手摺面材のそれぞれを独立して支持部材により支柱に固定した構造となっており、継目部では、手摺面材の端面同士が対向あるいは突き当てている。

概要

手摺面材の継目部の外観品質向上をることができるバルコニーの手摺面材取付構造を提供すること。バルコニー11の内側空間SIと外側空間SOとを区画し、支柱48の外側空間SO側に配置されて長手方向に複数設けられた手摺面材44と、手摺面材44を支柱48に取り付ける支持金具50と、を備えたバルコニーの手摺面材取付構造において、支持金具50は、第1の手摺面材44(a)および第3の手摺面材44(c)を第1締結部材としての固定螺子512により支柱48に取り付けた第1支持金具51と、第2の手摺面材44(b)を、第2締結部材としての固定螺子522により第1支持金具51に取り付けた第2支持金具52と、を備えることを特徴とするバルコニーの手摺面材取付構造とした。

目的

この発明は、手摺面材の取付時および取付後の取付位置精度を向上させて外観品質向上を図ることができるバルコニーの手摺面材取付構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

建物バルコニーの床に立設された支柱と、前記バルコニーの内側空間と外側空間とを区画し、前記支柱の前記外側空間側に配置されて複数設けられた手摺面材と、前記手摺面材を前記支柱に取り付ける支持部材と、を備えたバルコニーの手摺面材取付構造において、前記支持部材は、前記第1の手摺面材を第1締結部材により前記支柱に取り付けた第1支持部材と、前記第2の手摺面材を、第2締結部材により前記第1支持部材に取り付けた第2支持部材と、を備えることを特徴とするバルコニーの手摺面材取付構造。

請求項2

請求項1に記載のバルコニーの手摺面材取付構造において、前記第1支持部材と前記第2支持部材とのいずれか一方は、前記第1、第2の手摺面材の前記手摺面材が延在される長手方向の端面同士の間を通って、前記内側空間側から前記外側空間に延びるとともに前記長手方向に沿う方向に延在されて、前記端面同士を対向させた継目部を前記外側空間側から覆うカバー部材を備えることを特徴とするバルコニーの手摺面材取付構造。

請求項3

請求項2に記載のバルコニーの手摺面材取付構造において、前記カバー部材は、前記第2の手摺面材の前記端面に当接して前記端面同士の間に配置された外側方延長部と、この外側方向延長部の先端から、前記第1の手摺面材の表面に沿う方向に折曲されたカバー部と、によりL字断面形状に形成されていることを特徴とするバルコニーの手摺面材取付構造。

請求項4

請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のバルコニーの手摺面材取付構造において、前記第1支持部材は、前記第1の手摺面材の背面に固定された第1手摺面材側取付部と、この第1手摺面材側取付部から前記支柱に向かって延びる連結部と、この連結部の先端部に結合され、前記外側空間側から前記第1締結部材により前記支柱に固定された支柱側取付部と、を備え、前記第2支持部材は、前記第2の手摺面材の背面に固定された第2手摺面材側取付部と、この第2手摺面材側取付部から前記支柱に向かって延び、前記連結部に、前記手摺面材の長手方向に沿う方向から前記第2締結部材により固定された固定部と、前記第2手摺面材側取付部と前記固定部の少なくとも一方から前記外側空間の方向に延びる前記カバー部材と、を備えることを特徴とするバルコニーの手摺面材取付構造。

請求項5

請求項4に記載のバルコニーの手摺面材取付構造において、前記第1支持部材は、前記第1の手摺面材の裏面に沿う板状の前記第1手摺面材側取付部に、板状の前記連結部と前記支柱側取付部とがそれぞれ略直角に一体に形成されたアングル材により形成され、前記第2支持部材は、前記第2の手摺面材の裏面に沿う前記第2手摺面材側取付部に、板状の前記固定部と前記カバー部材とがそれぞれ略直角に一体に形成されたアングル材により形成されたことを特徴とするバルコニーの手摺面材取付構造。

請求項6

請求項5に記載のバルコニーの手摺面材取付構造において、前記第2支持部材は、前記第2手摺面材側取付部から前記支柱に向かって延びて先端を前記支柱に当接させた当接支持部を備えていることを特徴とするバルコニーの手摺面材取付構造。

技術分野

0001

本発明は、建物バルコニーにおける手摺面材取付構造に関するものである。

背景技術

0002

従来、住宅等の建物におけるバルコニーなどにおいて、バルコニー床に立設した支柱で手摺面材を支持したものが知られている(例えば、特許文献1〜特許文献7参照)。
これらの技術のうち、特許文献1に記載のものは、手摺面材は、支柱に対してバルコニー内側空間側に配置され、手摺面材の端部が、支柱のバルコニー内側の面に直接螺子止めされた取付構造となっている。したがって、手摺面材の端部は、バルコニーの外側空間から見ると、支柱の背面に隠れている。
また、特許文献2に記載のものは、手摺面材は、支柱に対してバルコニー外側空間側に配置され、手摺面材の長手方向の中間部が支柱に支持部材により支持された取付構造となっている。

0003

これに対し、特許文献3〜7に記載のものは、手摺面材は、支柱に対してバルコニー外側空間側に配置され、隣り合う2つの手摺面材の端面同士が向き合う継目部の背後に支柱が配置された取付構造となっている。すなわち、手摺面材の端面同士が対向した継目部が、バルコニーの外観に現れる構造となっている。

0004

このような1つの支柱により2つの手摺面材の端部を支持する構造において、特許文献3に記載のものは、両手摺面材の端部背面に取り付けられたフレーム部材により、支柱にボルトナットにより締結した固定金具を挟持した構造となっている。
同様に、特許文献4〜7に記載のものも、手摺面材を支柱に固定する支持部材は異なるが、2つの手摺面材のそれぞれを独立して支持部材により支柱に固定した構造となっており、継目部では、手摺面材の端面同士が対向あるいは突き当てている。

先行技術

0005

特開平8−13605号公報
特開2014−51838号公報
特開2014−91949号公報
特許第3031266号公報
特開2002−89004号公報
特開平11−336222号公報
特開平9−78685号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、従来のバルコニーの手摺面材取付構造は、2つの手摺面材のそれぞれを独立して支持部材により支柱に固定しているため、取付時に、両者の相対位置の精度を確保するのが難しい。また、手摺面材が熱膨張熱収縮した場合に、手摺面材同士の間隔が変化し、手摺面材の端面同士が対抗した継目部の間隔が変化し、継目部の隙間が拡がった場合、外観品質が低下するおそれがあった。
そこで、この発明は、手摺面材の取付時および取付後の取付位置精度を向上させて外観品質向上を図ることができるバルコニーの手摺面材取付構造を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0007

この発明は、建物のバルコニーの床に立設された支柱と、前記バルコニーの内側空間と外側空間とを区画し、前記支柱の前記外側空間側に配置されて長手方向に複数設けられた手摺面材と、前記手摺面材を前記支柱に取り付ける支持部材と、を備えたバルコニーの手摺面材取付構造に関するものである。
そして、上記目的を達成するため、本発明は、前記支持部材は、前記第1の手摺面材を第1締結部材により前記支柱に取り付けた第1支持部材と、前記第2の手摺面材を、第2締結部材により前記第1支持部材に取り付けた第2支持部材と、を備えることを特徴とする。

0008

ここで、前記第1支持部材と前記第2支持部材とのいずれか一方は、前記第1、第2の手摺面材の前記手摺面材が延在される長手方向の端面同士の間を通って、前記内側空間側から前記外側空間に延びるとともに前記長手方向に沿う方向に延在されて、前記端面同士を対向させた継目部を前記外側空間側から覆うカバー部材を備える構成にすることができる。
さらに、前記カバー部材は、前記第2の手摺面材の前記端面に当接して前記端面同士の間に配置された外側方延長部と、この外側方向延長部の先端から、前記第1の手摺面材の表面に沿う方向に折曲されたカバー部と、によりL字断面形状に形成することができる。

0009

また、前記第1支持部材は、前記第1の手摺面材の背面に固定された第1手摺面材側取付部と、この第1手摺面材側取付部から前記支柱に向かって延びる連結部と、この連結部の先端部に結合され、前記外側空間側から前記第1締結部材により前記支柱に固定された支柱側取付部と、を備え、前記第2支持部材は、前記第2の手摺面材の背面に固定された第2手摺面材側取付部と、この第2手摺面材側取付部から前記支柱に向かって延び、前記連結部に、前記手摺面材の長手方向に沿う方向から前記第2締結部材により固定された固定部と、前記第2手摺面材側取付部と前記固定部の少なくとも一方から前記外側空間の方向に延びる前記カバー部材と、を備える構成とするのが好ましい。
さらに、前記第1支持部材は、前記第1の手摺面材の裏面に沿う板状の前記第1手摺面材側取付部に、板状の前記連結部と前記支柱側取付部とがそれぞれ略直角に一体に形成されたアングル材により形成され、前記第2支持部材は、前記第2の手摺面材の裏面に沿う前記第2手摺面材側取付部に、板状の前記固定部と前記カバー部材とがそれぞれ略直角に一体に形成されたアングル材により形成された構成とすることができる。
また、前記第2支持部材は、前記第2手摺面材側取付部から前記支柱に向かって延びて先端を前記支柱に当接させた当接支持部を備えた構成とするのが好ましい。

発明の効果

0010

本発明によれば、第2の手摺面材は、第1の手摺面材を支柱に取り付けた第1支持部材に第2支持部材を介して取り付ける。このため、第2の手摺面材は、第1の手摺面材に対する相対位置を規定しやすく取付位精度を容易に向上できる。すなわち、第2の手摺面材に対して取り付ける場合、第2の手摺面材は、支柱と第1の手摺面材との両方に対して位置を調整する必要があり、その位置調整および位置精度を確保するのに手間を要する。それに対して、本発明では、既に支柱に取り付けられた第1の手摺面材に対して位置調整すればよく、位置精度の確保が容易である。
加えて、第1の手摺面材および第2の手摺面材に、熱膨張および熱収縮が生じた場合も、各手摺面材が、それぞれ独立して支柱に対して変位するのではなく、第1支持部材に対して相対変位する。このため、両手摺面材をそれぞれ支柱に独立して取り付けたものと比較して、両端面の相対変位量を抑えることができる。これにより、継目部における両端面の間の隙間が拡がるのを抑えることができ、外観品質を向上させることができる。

0011

さらに、第1の手摺部材と第2の手摺部材との間に形成された継目部が外側空間側からカバー部材により覆われる構成とした場合、両手摺部材の端部の間隔が変位したり、拡がったりしても、一定の外観品質に保ち、外観品質を向上させることができる。
また、第2支持部材に、カバー部材を設ければ、第2の手摺面材の端面とカバー部材との位置関係を一定に保ち、熱収縮などの相対変位を抑えることができる。よって、例えば、支持部材に、第1、第2両支持部材とは別体のカバー部材を設けたものと比較して、継目部を覆い隠す部分の面積を抑えつつ、確実に隙間を隠すことができる。

0012

さらに、カバー部材を、第2の手摺面材の端面に当接して端面同士の間に配置された外側方向延長部と、この外側方向延長部の先端から、第1の手摺面材の表面に沿う方向に折曲されたカバー部と、によりL字断面形状に形成すれば、第2の手摺面材に熱収縮が生じても、カバー部材と端面とが当接し、両者の間に隙間が生じるのを抑えることができる。また、第1の手摺面材の端面とカバー部材との隙間は、カバー部により覆うため、第1の手摺面材に熱収縮が生じても、確実にその隙間を隠すことができる。
これにより、より一層外観品質を確実に向上させることができる。

0013

また、第1支持部材が、第1の手摺面材の背面に固定された第1手摺面材側取付部と、この第1手摺面材側取付部から支柱に向かって延びる連結部と、この連結部の先端部に結合され、外側空間側から第1締結部材により支柱に固定された支柱側取付部と、を備え、第2支持部材が、第2の手摺面材の背面に固定された第2手摺面材側取付部と、この第2手摺面材側取付部から支柱に向かって延び、前記連結部に、手摺面材の長手方向に沿う方向から第2締結部材により固定された固定部と、第2手摺面材側取付部と前記固定部の少なくとも一方から外側空間の方向に延びるカバー部材と、を備える構成とすれば、支柱側取付部の支柱への固定作業は、第2支持部材の固定前に行うことで、作業空間に余裕があり、作業性を確保できる。
さらに、第2支持部材は、第1支持部材の連結部に第2締結部材により固定するため、第2支持金部材を支柱に直接固定するのに比べ、作業空間の確保が容易であり作業性に優れる。
さらに、第1支持部材は、第1の手摺面材の裏面に沿う板状の第1手摺面材側取付部に、板状の連結部と支柱側取付部とがそれぞれ略直角に一体に形成されたアングル材により形成され、第2支持部材は、第2の手摺面材の裏面に沿う第2手摺面材側取付部に、板状の固定部とカバー部材とがそれぞれ略直角に一体に形成されたアングル材により形成された構成とすれば、両支持部材の製造が容易であるとともに、加工精度に優れる。
また、第1支持部材は、第1手摺面材側取付部と支柱側取付部とが、それぞれ、第1の手摺面材と支柱とに面当接するため、水平方向に傾きにくく、固定強度に優れる。
同様に、第2支持部材は、第2手摺面材側取付部と固定部とが、第2の手摺面材と板状の連結部とに、面当接するため、水平方向に傾きにくく、固定強度に優れる。
また、第2支持部材は、第2手摺面材側取付部から支柱に向かって延びて先端を支柱に当接させた当接支持部を備えた構成とすれば、第2の手摺面材の取付作業時に、当接支持部を指標として位置決めが可能であり、取付作業性に優れる。加えて、第2支持部材を、第2手摺面材側取付部から延びる固定部と当接支持部との2点で支柱に対して接触して固定するため、いずれか1点で固定するよりも水平方向への変位を抑えることができる。
よって、第2の手摺面材の固定強度が、より一層高くなる。

図面の簡単な説明

0014

図1は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造を有するユニット建物の概略平面図である。
図2は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造の縦断面図であって、図1のS1−S1線の位置での断面を示している。
図3図2の断面図の要部を示す拡大断面図である。
図4は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造の要部を示す正面図である。
図5は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造の要部を示す平面図である。
図6は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造の要部を示す拡大断面図である。
図7は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造の継目部以外の箇所における取付構造を示す斜視図である。
図8は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造の要部の横断面図であって、図4のS8−S8線の位置での断面を示している。
図9は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造の取付作業手順説明図である。

実施例

0015

以下、この発明に係るバルコニーの手摺面材取付構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]

0016

図1は実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造を備えたユニット建物1の要部の概略を示す概略平面図である。
図1に示すように、ユニット建物1は、第1の建物ユニット1Aと第2の建物ユニット1Bとを水平方向に並設して構成している。なお、両建物ユニット1A,1Bの高さ方向の設置位置は、ユニット建物1の1階、2階、3階などのいずれであってもよい。

0017

<バルコニーの構成>
ユニット建物1の妻側に建物ユニット1A、1Bに跨って、バルコニー11が設けられている。
このバルコニー11は、建物ユニット1A、1Bから長手方向に張り出して設けられたバルコニー床12と、このバルコニー床12の周縁に設けられた手摺壁13を有する。この手摺壁13により、バルコニー床12の上方の内側空間SIと、バルコニー11の外側の外側空間SOとに区画されている。なお、手摺壁13は、通常の平均的な大人の高さより高く形成されている。

0018

さらに、この手摺壁13は、妻側手摺壁13aと桁側手摺壁13bとを有する。
これら妻側手摺壁13aと桁側手摺壁13bのうち、本発明の実施の形態1の手摺面材取付構造は、妻側手摺壁13aに適用しており、以下、妻側手摺壁13aについて説明する。

0019

妻側手摺壁13aは、図2の断面図に示すように、下手摺壁14と上手摺壁15を備えている。
(下手摺壁の構成)
この下手摺壁14は、図3に拡大して示すように、面材取付部材16と、面材取付部材16の内側に設けられた水切りカバー17と、面材取付部材16の外側に設けられた外側カバー18と、面材取付部材16の上部を覆う上カバー19と、を有する。
この水切りカバー17および上カバー19の内側縁部は、図3に拡大して示すように、固定螺子20で面材取付部材16の内側に固定され、外側カバー18と上カバー19の外側縁部は固定螺子21で面材取付部材16の外側に固定されている。

0020

面材取付部材16は、建物ユニット1A,1Bの端縁部に沿って設けられた妻側面材取付梁24を備えている。そして、妻側面材取付梁24には、複数のアンカー材27が長手方向に間隔をあけて取り付けられている(図1参照)。なお、妻側面材取付梁24は、このバルコニー11の下方に配置された図示を省略した建物ユニットに支持されたものでもよいし、建物ユニット1A,1Bからユニット外側に張り出して設けられたものであってもよい。

0021

そして、各アンカー材27に支柱48の下端部が支持されている。したがって、妻側面材取付梁24に沿って、複数の支柱48が起立状態で固定されている(図1参照)。なお、図1では、妻側手摺壁13aにおけるアンカー材27および支柱48の数を、図示の簡略化のため「4」としているが、この数はこれに限定されるものではない。
また、各支柱48に関する説明において、図1などでは、図において左側から順に符号48に後ろに(a)〜(d)の符号を付け、特定の支柱48を指す場合には、(a)〜(d)の符号により他のものと区別して表記する。一方、特定の支柱48を指さない場合には、単に支柱48と表記する。

0022

さらに、妻側面材取付梁24の上部を覆う上カバー19には各アンカー材27に対応して挿通孔19aが形成されている。
また、妻側面材取付梁24は、図3に示すように、その上面および側面の上部が板状の防水部材30で覆われている。この防水部材30の側部は、水切りカバー17および外側カバー18と共に妻側面材取付梁24に固定螺子20,21で固定されている。

0023

なお、防水部材30のバルコニー床12側の側部には、バルコニー床12の防水シート12aの周縁部に設けた起立部12a1が固着されている。しかも、妻側面材取付梁24の外側面と根太支持部材7との間は、妻側面材取付梁24と根太支持部材7に固定した防水部材31で覆われている。
また、妻側面材取付梁24のアンカー材27は防水部材30の貫通穴30aを介して上方に突出している。

0024

さらに、防水部材30上には、貫通穴30aおよびその周囲を覆う防水シート33が配設されている。この防水シート33には、アンカー材27の外周面に嵌合された筒状防水部33aが設けられている。

0025

(上手摺壁の構成)
図2戻り、上手摺壁15は、前述した支柱48と、この支柱48に支持された手摺面材44およびこの手摺面材44の上方に配設された笠木45と、を有する。なお、笠木45は、支柱48の上端部に支持されている。

0026

<手摺面材の構造>
次に、手摺面材44の構成について説明する。
手摺面材44は、レール状面材440を上下に並設して形成されている。レール状面材440は、アルミなどの金属製の型材が用いられ、図6に示すように、波状プレート部441と、このプレート部441の上下端部にそれぞれ全長に亘って一体に形成された上側中空部442および下側中空部443と、を備えている。

0027

なお、図6では、レール状面材440を、上下に2段設けた構造を示しているが、この下方あるいは上方位置にもレール状面材440を設けた3段や4段以上の複数段構造とすることもできる。図3では、図2の下側のレール状面材440よりもさらに、下方にレール状面材440を設けた場合のレール状面材440を一例として図示している。
また、上側中空部442の上面442aは、水切りのために、内側空間SI側から外側空間SO側への下り傾斜面とされている。これにより、上側中空部442の上面442aは、雨滴等が滞留せずに流れ落ちるようになっていると共に、外側空間SO側から見たレール状面材440の外観を見栄えの良い意匠にしている。

0028

<手摺面材の取付構造>
次に、各手摺面材44の支柱48への取付構造について説明する。
妻側手摺壁13aは、前述のように複数の手摺面材44を、長手方向に並設している。
図4図5では、手摺面材44として図の左側から順に第1の手摺面材44(a)、第2の手摺面材44(b)、第3の手摺面材44(c)を、手摺面材44の長手方向(矢印Sに沿う方向であってユニット建物1のに沿う方向)に並設している。

0029

なお、以下、これら手摺面材44のうち、特定のものを指す場合は、符号44の後ろに(a)(b)(c)を付けるが、特定のものを指さない場合には、単に44と表記する。また、第1の手摺面材44(a)および第3の手摺面材44(c)が、特許請求の範囲の第1の手摺面材に相当し、第2の手摺面材44(b)が特許請求の範囲の第2の手摺面材に相当する。
また、前述したように、図示の簡略化のため、妻側手摺壁13aにおけるアンカー部材27および支柱48の数を「4」とし、これに応じて、手摺面材44として、第1〜第3のものを図示しているが、この手摺面材44の数も、これに限定されるものではない。

0030

図1に示すように、第2の手摺面材44(b)は、両建物ユニット1A,1Bに跨って配置され、第1の手摺面材44(a)が建物ユニット1Aに配置され、第3の手摺面材44(c)が建物ユニット1Bに配置されている。

0031

第2の手摺面材44(b)は、長手方向の両端が、それぞれ、支柱48(b)、48(c)に対し、図5において矢印OUTで示す外側空間SOの方向の位置に配置されている。そして、第2の手摺面材44(b)の長手方向の両端面401,401と、第1、第3の手摺面材44(a),44(c)の端面402,402とが、対向して配置され、その間に継目部46が設けられている(図8参照)。
一方、各建物ユニット1A,1Bに配置された手摺面材44(a),44(c)の他端側は、図7に示すように、長手方向で他端よりも内側位置で、後述する第3支持金具53を介して支柱48(a),48(d)に支持されている。

0032

次に、継目部46における各手摺面材44の支持構造について説明する。
この継目部46では、手摺面材44を支柱48に固定するための支持金具50は、図5に示すように、第1支持金具51と第2支持金具52とを備えている。
第1の手摺面材44(a)と第2の手摺面材44(b)を支持する支柱48(b)では、第1の手摺面材44(a)が、第1支持金具51により支柱48(b)に固定されている。また、第2の手摺面材44(b)は、第2支持金具52により第1支持金具51を介して支柱48(b)に固定されている。

0033

一方、第2の手摺面材44(b)と第3の手摺面材44(c)を支持する支柱48(c)では、第3の手摺面材44(c)が第1支持金具51により支柱48(c)にされている。また、第2の手摺面材44(b)が第2支持金具52により第1支持金具51を介して支柱48(c)に固定されている。

0034

以下に、各支持金具51,52について説明する。
第1支持金具51は、図8に拡大して示すように、手摺面材側取付片51aと、支柱側取付片51bと、手摺面材側取付片51aの一端と支柱側取付片51bの一端とを連結する連結片51cと、を備えた略Z断面アングル鋼材により形成されている。また、第1支持金具51は、上下方向は、図6に示すように、上端が手摺面材44の上側のレール状面材440の上端に配置され、下端は、下側のレール状面材440よりも下方まで延在されている。なお、後述する第2支持金具52も、第1支持金具51と同様の上下方向寸法に形成されている。

0035

そして、第1支持金具51の手摺面材側取付片51aは、手摺面材44の各中空部442,443に、その内側空間SIの方向を向いた背面403に面当接された状態で、図4図8に示すビス511により固定されている。

0036

支柱側取付片51bは、図8に示すように、支柱48(b)の外側空間SOを向いた外側面48aに面当接されている。そして、支柱側取付片51bの下部が、固定螺子512を、支柱48(b)を貫通してアンカー材27に締結させて支柱48(b)の下部に固定され、かつ、その中間部が、図4図6に示すビス513により支柱48の中間部に固定されている。
なお、固定螺子512の締結位置は、図4図6に示すように、手摺面材44の下側のレール状面材440の下端よりも低い位置としている。また、ビス513による固定位置は、上下のレール状面材440,440の中間の高さとしている。

0037

第2支持金具52は、図8に示すように、手摺面材側取付片52aと、支持金具取付片52bと、支柱突当片52cと、カバー片(カバー部材)52dと、を備えた略H断面のアングル鋼材により形成されている。手摺面材側取付片52aには、レール状部材440の各中空部442,443の内側空間SIを向いた背面403が、面当接された状態で、図4図8に示すビス521により固定されている。

0038

支持金具取付片52bは、手摺面材側取付片52aの手摺面材44の長手方向の先端側の端部から支柱48(b)に向けて水平方向に略直角に立ち上げられ、第1支持金具51の連結片51cに固定螺子522により固定されている。

0039

支柱突当片52cは、手摺面材側取付片52aの支持金具取付片52bが設けられた側とは反対側の端部から、支柱48(b)に向けて水平方向に略直角に立ち上げられ、その立ち上げ方向の先端部が、支柱48(b)の外側面48aに突き当てられている。したがって、手摺面材側取付片52a、支持金具取付片52bおよび連結片51c、支柱側取付片51b、支柱突当片52cにより、略矩形中空断面が形成される。これにより、レール状面材440が、支柱48(b)に対して水平方向に回動するような変位を、両支持金具51,52が独立して単に平らな板により片持ち支持したのと比較して、より強固に規制することができる。

0040

カバー片52dは、外側方向延長部52d1と、カバー部52d2と、によりL字断面形状に形成されている。外側方向延長部52d1は、手摺面材側取付片52aの端部において支持金具取付片52bとは逆方向である外側空間SOの方向に延在されている。そして、この外側方向延長部52d1は、第2の手摺面材44(b)の端面401に当接される一方、第1の手摺面材44(a)の端面402とは、当接あるいは僅かに離間して、両端面401,402の間に配置されている。

0041

カバー部52d2は、外側方向延長部52d1の先端から、隣り合う手摺面材44(図8では第1の手摺面材44(a)の外側面)の外側空間SOを向いた表面404に沿うように略直角方向に延在され、この表面404の長手方向の端縁部を覆っている。

0042

なお、第2の手摺面材44(b)と第3の手摺面材44(c)との支持構造は、前述したように、図8に示す支持構造とは左右対称になっている。よって、この部位の第2支持金具52のカバー部52d2は、図5に示すように第3の手摺面材44(c)の表面404に沿う方向に折曲されて、この表面404の長手方向の端縁部を覆っている。

0043

このように、第1の手摺面材44(a)のレール状面材440は、その端縁部が、手摺面材側取付片51a、外側方向延長部52d1、カバー部52d2によるコの字状部分に嵌合している。このため、単に、レール状面材440に手摺面材側取付片51aを当接させた支持したものと比較して、第1支持金具51に対して、レール状面材440が水平方向に回動するように変位するのを規制でき、より強固な支持性能を得ることができる。

0044

また、第2の手摺面材44(b)のレール状面材440は、その端縁部が、第2支持金具52の手摺面材側取付片52aと外側方向延長部52d1とのL字のコーナ部に当接して支持されている。したがって、レール状面材440に、単に手摺面材側取付片52aを面当接させて支持したものと比較して、レール状面材440が第2支持金具52に対して水平方向に回動する変位を規制することができる。

0045

前述した図7に示す第1、第3の手摺面材44(a),44(c)の他端側の支柱48(a),48(d)への取付は、第3支持金具53により行う。この第3支持金具53は、第1支持金具51と同様の手摺面材取付片53a、支柱側取付片53b、連結片53cとを備えた、略Z断面形状のアングル材である。また、この第3支持金具53の手摺面材44および支柱48(a),48(d)への取付は、第1支持金具51と同様に、手摺面材44にはビス511で固定し、支柱48に固定螺子512およびビス513により固定する。

0046

<この発明の実施の形態の作用・効果>
実施の形態の作用を説明するのにあたり、まず、各手摺面材44の組付手順を説明する。
まず、第1支持金具51および第3支持金具53を、それぞれ、ビス511により、第1の手摺面材44(a)および第3の手摺面材44(c)の長手方向両側の所定の位置に固定する。このとき、各手摺面材44(a)、44(c)において、第2の手摺面材44(b)と突き合わせる側の端部では、連結片51cの表面が、各手摺面材44(a),44(b)の端面402と同一面となるように配置する。

0047

一方、第2の手摺面材44(b)には、長手方向の両端部に第2支持金具52、52をビス521により固定する。このとき、第2支持金具52のカバー片52dと手摺面材側取付片52aとコーナ部に、第2の手摺面材44(b)の端部を突き当て、その端面401とカバー片52dの外側方向延長部52d1とを当接させた状態とする。

0048

そして、まず、第1の手摺面材44(a)および第3の手摺面材44(c)を、それぞれ、各建物ユニット1A,1Bのバルコニー床12に立設された支柱48(a)〜(d)に固定する。この固定は、図8に示す支柱側取付片51bおよび図7に示す支柱側取付片53bを、それぞれ、支柱48の外側面48aに当接させた状態とする。そして、その下端部を、固定螺子512により支柱48を貫通してアンカー材27に締結し、また、上下のレール状面材440の間の中間部を、ビス513により支柱48に固定する。

0049

ここで、固定螺子512の締結作業は、締結位置が図6に示すように手摺面材44よりも下方位置であり、かつ、第2の手摺面材44(b)の取付前は、図9に示すように支柱側取付片51bが外側空間SOの方向に開放されているため、容易に行うことができる。また、ビス513の固定位置も、上下方向で上下のレール状面材440,440の間の位置であるため、レール状面材440,440が邪魔になることなく、作業を行うことができる。なお、第1の手摺面材44(a)および第3の手摺面材44(c)は、それぞれ、単独の建物ユニット1A、1Bに設置するため、両手摺面材44(a)、44(c)の設置は、建築現場のみならず工場ユニット組立時に行うことも可能である。

0050

次に、長手方向で第1の手摺面材44(a)と第3の手摺面材44(c)との間に第2の手摺面材44(b)を取り付ける。なお、この第2の手摺面材44(b)の取り付けは、建築現場において各建物ユニット1A,1Bの設置後に行う。

0051

この取付時には、長手方向両端部の第2支持金具52の支持金具取付片52bを、図9に示す外側空間SO側の位置から、内側空間SIの方向へ移動させて図8に示すように第1支持金具51の連結片51cに当接させる。また、このとき、支柱突当片52cを支柱48の外側面48aに突き当てることにより、第2の手摺面材44(b)の外側空間SO側のから内側空間SIの方向へ移動を規制し、水平方向の位置を規定できる。このため、支柱突当片52cを設けない場合と比較して、作業性に優れる。
さらに、この状態で、連結片51cの側から固定螺子522を締結し、連結片51cと支持金具取付片52bとを共締めする。これにより、第2の手摺面材44(b)は、第1支持金具51を介して支柱48(b)に固定される。

0052

このとき、支柱突当片52cの先端を支柱48(b)の外側面48aに突き当てるとともに、カバー部52d2を隣り合う第1、第3の手摺面材44(a)、44(c)の表面404の長手方向端縁部に沿わせる。
したがって、寸法誤差などで、第1、第3の手摺面材44(a)、44(c)の端面402と、カバー片52dの外側方向延長部52d1との間隔が拡がったとしても、両者の間の隙間は、カバー部52d2により覆われて、外観に現れることは無い。

0053

また、固定螺子522の締結作業は、支柱48(b)と第1、第3の手摺面材44(a),44(c)との間における長手方向(矢印S方向)に沿う方向の作業であり、かつ、手摺面材44の上端部近傍の作業であるため、作業空間の確保が容易であり、作業性に優れる。

0054

なお、この固定螺子522を締結して第2支持金具52を第1支持金具51に固定する際に、第2の手摺面材44(b)の表面404側が、第2支持金具52に十分に追従できない場合がある。そして、この場合、その端面401と第1、第3の手摺面材44(a)、44(c)の端面402との間に隙間ができる場合が有り得る。
このような場合も、第1の手摺面材44(a)と第2の手摺面材44(b)との間の継目部46と、第2の手摺面材44(b)と第3の手摺面材44(c)との間の継目部46とは、カバー部52d2により覆われている。よって、両継目部46,46に隙間が生じた場合でも、この隙間が外観に現れることが無く、外観品質に優れる。

0055

以下に、本実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造の効果を列挙する。
(1)本実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造は、
建物としてのユニット建物1のバルコニー11のバルコニー床12に立設された支柱48と、
バルコニー11の内側空間SIと外側空間SOとを区画し、支柱48の外側空間SO側に配置されて複数設けられた手摺面材44と、
手摺面材44を支柱48に取り付ける支持部材としての支持金具50と、
を備えたバルコニーの手摺面材取付構造において、
支持金具50は、第1の手摺面材44(a)および第3の手摺面材44(c)を第1締結部材としての固定螺子512により支柱48に取り付けた第1支持金具51と、第2の手摺面材44(b)を、第2締結部材としての固定螺子522により第1支持金具51に取り付けた第2支持金具52と、を備えることを特徴とする。
したがって、各手摺面材44をそれぞれ独立して支柱48に取り付けるものと比較して、第2の手摺面材44(b)は、第1の手摺面材44(a)および第3の手摺面材44(c)に対する相対位置を規定しやすく取付位精度を容易に向上できる。
加えて、第2の手摺面材44(b)を、第2支持金具52により第1支持金具51に固定することにより、各手摺面材44を、それぞれ、独立して支柱48に固定したものと比較して、熱収縮による両端面401、402の相対変位を抑えることができる。これにより、継目部46における両端面401、402の間の隙間が拡がるのを抑えることができ、これによっても外観品質を向上させることができる。

0056

(2)本実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造は、
第1支持金具51と第2支持金具52とのいずれか一方は、対向する両端面401、402同士の間を通って、内側空間SI側から外側空間SOに延びるとともに前記長手方向に沿う方向に延在されて、両端面401、402同士を対向させた継目部46を外側空間SO側から覆うカバー片52を備えることを特徴とする。
さらに、実施の形態1では、第2の手摺面材44(b)にカバー片52dを設けたことにより、第2の手摺面材44(b)の端面401とカバー片52dとの位置関係を一定に保ち、熱収縮などの相対変位を抑えることができる。よって、例えば、支持金具50に、両支持金具51,52とは別体のカバー部材を設けたものと比較して、カバー片52dにおける継目部46の隙間を覆い隠す部分であるカバー部52d2の面積を抑えつつ、確実に隙間を隠すことができる。

0057

(3)実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造は、
カバー片52dは、第2の手摺面材44(b)の端面401に当接して端面401,402同士の間に配置された外側方向延長部52d1と、この外側方向延長部52d1の先端から、第1の手摺面材44(a)の表面に沿う方向に折曲されたカバー部52d2と、によりL字断面形状に形成されていることを特徴とする。
このように、外側方向延長部52d1を端面401に当接したことにより、第2の手摺面材44(b)に熱収縮が生じてもカバー片52dと端面401との間に隙間が生じるのを抑えることができる。また、第1の手摺面材44(a)の端面402側の端部は、カバー部52d2により覆って、第1の手摺面材44(a)に熱収縮が生じても、確実に端面402とカバー片52dとの間の隙間を隠すことができる。
これにより、より一層外観品質を確実に向上させることができる。
また、第1の手摺面材44(a)の端面402側の端部は、カバー部52d2と第1支持金具51の手摺面材側取付片(基部)51aとの間に挟み込むことにより、第1の手摺面材44(a)に熱収縮が生じても、確実に端面402とカバー片52dとの間の隙間を隠すことができる。
なお、第3の手摺面材44(c)と第2の手摺面材44(b)とにあっても、同様の取付構造を備えていることから、同様の効果を得ることができる。

0058

(4)実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造は、
第1支持金具51が、第1の手摺面材44(a)の背面に固定された第1手摺面材側取付部としての手摺面材側取付片51aと、この手摺面材側取付片51aから支柱48に向かって延びる連結部としての連結片51cと、この連結片51cの先端部に結合され、外側空間SO側から第1締結部材としての固定螺子512により支柱48に固定された支柱側取付部としての支柱側取付片51bと、を備え、
第2支持金具52が、第2の手摺面材44(b)の背面に固定された第2手摺面材側取付部としての手摺面材側取付片52aと、この手摺面材側取付片52aから支柱48に向かって延び、連結片51cに、手摺面材44の長手方向に沿う方向(矢印S方向)から固定螺子522により固定された固定部としての支持金具取付片52bと、手摺面材側取付片52aと支持金具取付片52bの少なくとも一方から外側空間SOの方向に延びるカバー部材としてのカバー片52dと、を備えることを特徴とする。
第1支持金具51は、手摺面材側取付片51aを第1の手摺面材44(a)の背面に固定し、支柱側取付片51bを支柱48に固定する。したがって、第1の手摺面材44(a)が水平方向に傾くことなく強固に支柱48に固定することができる。また、支柱側取付片51bの支柱48への固定作業は、第2支持金具52の固定前に行うことで、作業空間に余裕があり、作業性を確保できる。
また、第2支持金具52は、手摺面材側取付片52aを第2の手摺面材44(b)の背面に固定し、支持金具取付片52bを手摺面材44の長手方向に沿う方向(矢印S方向)から第1支持金具51の連結片51cに固定螺子522により固定した。したがって、第2支持金具52を支柱48に直接固定するのに比べ、作業空間の確保が容易であり作業性に優れる。
なお、第3の手摺面材44(c)と第2の手摺面材44(b)とにあっても、同様の取付構造を備えていることから、同様の効果を得ることができる。

0059

(5)実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造は、
第1支持金具51は、第1の手摺面材44(a)の裏面に沿う板状の手摺面材側取付片51aに、板状の連結片51cと支柱側取付片51bとがそれぞれ略直角に一体に形成されたアングル材により形成され、
第2支持金具52は、第2の手摺面材44(b)の裏面に沿う手摺面材側取付片52aに、板状の支持金具取付片52bとカバー片52dとがそれぞれ略直角に一体に形成されたアングル材により形成されたことを特徴とする。
このように、第1支持金具51および第2支持金具52を、アングル材により形成するため、製造が容易であるとともに、加工精度に優れる。
また、第1支持金具51は、手摺面材側取付片51aと支柱側取付片51bとが、それぞれ、第1の手摺面材44(a)と支柱48とに面当接するため、水平方向に傾きにくく、固定強度に優れる。
同様に、第2支持金具52は、手摺面材側取付片52aと支持金具取付片52bとが、第2の手摺面材44(b)と板状の連結片51cとに、面当接するため、水平方向に傾きにくく、固定強度に優れる。

0060

(6)実施の形態1のバルコニーの手摺面材取付構造は、
第2支持金具52は、手摺面材側取付片52aから支柱48に向かって延びて先端を支柱48に当接させた支柱突当片52cをさらに備えていることを特徴とする。
したがって、第2の手摺面材44(b)の取付作業時に、支柱突当片52cを支柱48の外側面48aに突き当てることにより、第2の手摺面材44(b)の外側空間SO側のから内側空間SIの方向へ移動を規制し、水平方向の位置を規定できる。このため、支柱突当片52cを設けない場合と比較して、作業性に優れる。
さらに、第2支持金具52は、手摺面材側取付片52aから略直角に延びる支持金具取付片52bと支柱突当片52cとの2点で支柱48に接触して固定しているため、いずれか1点で固定するよりも水平方向への変位を抑えることができる。
よって、第2の手摺面材44(b)に対する固定強度が、より高くなる。

0061

以上、本発明の給湯制御装置を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。

0062

例えば、実施の形態では、建物として、ユニット建物を示したが、これに限定されず、在来工法により建てた住宅やビルなどの建物にも適用できる。
また、バルコニーの形状や、建物におけるバルコニーの設置位置は、実施の形態で示したものに限定されない。例えば、実施の形態では、2つの建物ユニットに跨ってバルコニーを形成したが、これに限定されず、バルコニーは、1の建物ユニットのみに設けてもよいし、あるいは、2以上の複数の建物ユニットに跨って設けてもよい。また、建物の妻側にバルコニーを設けた例を示したが、桁側に設けてもよいし、あるいは、建物のコーナ部のように、桁側と妻側との両方に跨って設けてもよい。
よって、第2の手摺面材の設置位置は、実施の形態のように、2つの建物ユニットに跨って配置されたものに限定されるものではなく、単一の建物ユニットに設けてもよいし、前述のように、建物ユニット以外にも適用できる。

0063

実施の形態では、手摺面材は、複数のレール状面材を上下方向に重ねたものを示したが、手摺面材の構成は、これに限定されない。例えば、1枚の手摺面材としてもよいし、上下に複数併設する場合も、実施の形態で示したレール状面材以外の形状、例えば、板状の面材を上下方向に並設してもよい。

0064

実施の形態では、カバー部材を設けた例を示したが、カバー部材は、必ずしも設けなくてもよく、例えば、継目部に目地材などを充填した構造としてもよい。また、カバー部材は、第1支持部材としての第1支持金具に設けてもよいし、両支持部材に設けてもよい。
また、カバー部材は、実施の形態では、第1の支持部材と第2の支持部材との一方の表面の端縁部のみを覆う構成としたが、これに限定されず、例えば、T字断面形状に形成して、第1、第2の支持部材の両方の表面の端縁部を覆うようにしてもよい。
さらに、カバー部材としてのカバー部は、第2支持金具と一体に形成した例を示したが、これに限定されず、支持金具とは別体の部材を、ビス、螺子接着材などを用いて固定した構造としてもよい。

0065

また、実施の形態では、第2の手摺面材の両端を、それぞれ、第2の支持部材としての第2支持金具により支持した例を示したが、これに限定されない。例えば、第2の手摺面材において一端側を第2支持金具により、第1の手摺面材に固定した第1支持金具に固定し、他端は、第1支持金具により支柱に固定する構造としてもよい。そして、この場合、第3の手摺面材、それに隣り合う第4の手摺面材と、長手方向に連続して同様の取付構造により支柱に固定するようにしてもよい。

0066

11バルコニー
12バルコニー床
13手摺壁
44手摺面材
44(a)第1の手摺面材
44(b)第2の手摺面材
44(c)第3の手摺面材(第1の手摺面材)
50支持金具(支持部材)
51 第1支持金具(第1支持部材)
51a 手摺面材側取付片(第1手摺面材側取付部)
51b支柱側取付片(支柱側取付部)
51c連結片(連結部)
52 第2支持金具(第2支持部材)
52a 手摺面材側取付片(第2手摺側取付部)
52b 支持金具取付片(固定部)
52c支柱突当片(当接支持部)
52dカバー片(カバー部材)
52d1 外側方向延長部
52d2カバー部
401 (第1の手摺面材の)端面
402 (第2の手摺面材の)端面
512固定螺子(第1締結部材)
522 固定螺子(第2締結部材)
SI内側空間
SO 外側空間

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