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技術 遊技機

出願人 株式会社三共
発明者 小倉敏男梶竜也
出願日 2015年4月24日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2015-089875
公開日 2016年12月8日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-202717
状態 特許登録済
技術分野 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 揺動期間 制御コマ 一時停止期間 操作行 固定期間 一時停止表示 ホワイトアウト 傾動位置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月8日)のものです。
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図面 (8)

課題

一時停止演出が実行される場合における遊技者の違和感を抑制する。

解決手段

フリーズ演出実行期間として、0.3秒、0.8秒、0.9秒、1.2秒の4つの期間に応じた演出データが予め設けられている。演出制御用CPUは、選択されたフリーズ演出の実行期間に応じた図柄揺動演出の実行タイミング及び実行期間を設定する。即ち、予め定められた変動時間内においてフリーズ期間に応じたタイミング(5)で図柄揺動演出が実行され、その図柄揺動演出が、予め当該変動パターンについて定められた確定飾り図柄停止表示タイミング(6)まで継続されるように実行期間(5−6)を設定する。

概要

背景

従来より、演出表示部に表示されている初期図柄が、変動演出の開始から所定時間に亘って表示されたままの状態に維持される一時停止演出フリーズ演出)が実行される遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

一時停止演出が実行される場合における遊技者の違和感を抑制する。フリーズ演出の実行期間として、0.3秒、0.8秒、0.9秒、1.2秒の4つの期間に応じた演出データが予め設けられている。演出制御用CPUは、選択されたフリーズ演出の実行期間に応じた柄揺動演出の実行タイミング及び実行期間を設定する。即ち、予め定められた変動時間内においてフリーズ期間に応じたタイミング(5)で柄揺動演出が実行され、その柄揺動演出が、予め当該変動パターンについて定められた確定飾り柄の停止表示タイミング(6)まで継続されるように実行期間(5−6)を設定する。

目的

本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、遊技者の違和感を抑制する遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

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請求項1

遊技を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段から受信した情報に基づいて表示装置において表示情報を変動させて確定停止させる変動演出を実行する演出制御手段と、を備える遊技機であって、前記演出制御手段は、前記表示装置の表示情報を一様の態様とする特定演出と、前記変動演出における表示情報の確定停止前に、前記表示装置の表示情報を一時停止させる一時停止演出と、を実行可能であり、前記一時停止演出を実行するときに、該一時停止演出における表示情報の一時停止期間を複数の期間から選択し、当該選択された一時停止期間に応じて前記特定演出の実行期間を異ならせることを特徴とする遊技機。

請求項2

請求項1に記載した遊技機であって、前記遊技制御手段は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能であり、前記有利状態に制御される場合と、前記有利状態に制御されない場合とでは、特定の一時停止期間、表示情報を停止させる一時停止演出の選択割合が異なることを特徴とする遊技機。

請求項3

請求項1又は2に記載した遊技機であって、前記遊技制御手段は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能であり、前記一時停止演出は、前記有利状態に制御されるか否かを示唆する示唆演出と連続しており、該示唆演出の前に実行されることを特徴とする遊技機。

請求項4

請求項1〜3から選択されるいずれかの遊技機であって、前記演出制御手段は、可動部材を動作させる可動部材演出を実行可能であり、選択された一時停止期間に応じて前記可動部材演出の実行タイミングを異ならせることを特徴とする遊技機。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。

背景技術

0002

従来より、演出表示部に表示されている初期図柄が、変動演出の開始から所定時間に亘って表示されたままの状態に維持される一時停止演出フリーズ演出)が実行される遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2012−228469号公報

発明が解決しようとする課題

0004

このような遊技機において、一時停止演出の実行期間を異ならせるよう構成することが考えられるが、その場合には、予め定められた変動時間に対して一時停止演出の実行期間が異なることにより、他の演出の実行に制約が生じてしまい遊技者に違和感を与えてしまうという問題がある。

0005

本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、遊技者の違和感を抑制する遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

手段1の遊技機は、
遊技を制御する遊技制御手段(遊技制御用マイクロコンピュータ100)と、該遊技制御手段から受信した情報(変動パターン指定コマンド)に基づいて表示装置画像表示装置5)において表示情報飾り図柄)を変動させて確定停止させる変動演出(飾り図柄の変動表示)を実行する演出制御手段(演出制御用CPU120)と、を備える遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
前記演出制御手段は、
前記表示装置の表示情報を一様の態様とする特定演出(図柄揺動演出、視認困難演出、高速変動演出、繋ぎ演出)と、
前記変動演出における表示情報の確定停止前(確定飾り図柄停止表示前)に、前記表示装置の表示情報を一時停止させる一時停止演出(静止画像を所定期間表示するフリーズ演出)と、を実行可能であり、
前記一時停止演出を実行するときに、該一時停止演出における表示情報の一時停止期間を複数の期間から選択し(S2004で0.3秒、0.6秒、0.9秒、及び1.2秒からフリーズ期間を選択し)、当該選択された一時停止期間に応じて前記特定演出の実行期間を異ならせる(S2207及びS2011で、フリーズ演出の実行期間に応じた図柄揺動演出の実行期間を設定する)
ことを特徴とする。
これによれば、一時停止演出の実行期間が異なることによる遊技者の違和感を抑制することができる。

0007

手段2の遊技機は、
手段1の遊技機であって、
前記特定演出は、前記変動演出における表示情報の確定停止前に、前記表示装置の表示情報を一様の態様とする演出(飾り図柄の確定停止前に実行される図柄揺動演出、視認困難演出、高速変動演出)である
ことを特徴とする。
これによれば、一時停止演出の実行期間の変動を表示情報の確定停止前に吸収することができる。

0008

手段3の遊技機は、
手段1又は2の遊技機であって、
前記特定演出は、前記変動演出における表示情報の確定停止後に、前記表示装置の表示情報を一様の態様とする演出(飾り図柄の確定停止後に実行される図7の繋ぎ演出)である
ことを特徴とする。
これによれば、一時停止演出の実行期間の変動を表示情報の確定停止後に吸収することができる。

0009

手段4の遊技機は、
手段1〜3から選択されるいずれかの遊技機であって、
前記遊技制御手段は、遊技者にとって有利な有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記有利状態に制御される場合と、前記有利状態に制御されない場合とでは、特定の一時停止期間、表示情報を停止させる一時停止演出の選択割合が異なる(S2004の処理で、大当りが発生する場合には、はずれとなる場合よりもフリーズ期間が長くなる確率が高い)
ことを特徴とする。
これによれば、一時停止演出の興趣を向上させることができる。

0010

手段5の遊技機は、
手段4の遊技機であって、
前記一時停止期間が所定期間を超えたときには前記有利状態に制御される(フリーズ期間が1.2秒に達した場合には大当りの発生が確定する)
ことを特徴とする。
これによれば、一時停止演出の興趣を向上させることができる。

0011

手段6の遊技機は、
手段1〜5から選択されるいずれかの遊技機であって、
前記遊技制御手段は、遊技者にとって有利な有利状態(大当り遊技状態)に制御可能であり、
前記一時停止演出は、前記有利状態に制御されるか否かを示唆する示唆演出役物演出及び勝利演出、又は敗演出)と連続しており、該示唆演出の前に実行される
ことを特徴とする。
これによれば、一時停止演出の興趣を向上させることができる。

0012

手段7の遊技機は、
手段1〜6から選択されるいずれかの遊技機であって、
前記演出制御手段は、
可動部材可動役物1000)を動作させる可動部材演出(役物演出)を実行可能であり、
選択された一時停止期間に応じて前記可動部材演出の実行タイミングを異ならせる(S2006でフリーズ演出の実行期間に応じた役物演出の実行タイミングを設定する)
ことを特徴とする。
これによれば、一時停止演出の興趣を向上させることができる。

0013

手段8の遊技機は、
手段1〜7から選択されるいずれかの遊技機であって、
前記特定演出(図柄揺動演出、視認困難演出、高速変動演出)は前記一時停止演出の後に実行される
ことを特徴とする。
これによれば、特定演出の実行期間から一時停止演出の実行期間が予測されてしまうことを防止することができる。

図面の簡単な説明

0014

この実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機に搭載された各種の制御基板などを示す構成図である。
変動パターンに応じて実行される各演出を示す説明図である。
飾り図柄変動開始処理フローチャートである。
画像表示装置で実行される各演出の具体例を示す説明図である。
画像表示装置で実行される各演出の実行タイミング及び実行期間を示す説明図である。
画像表示装置で実行される各演出の実行タイミング及び実行期間を示す説明図である。

実施例

0015

以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、ガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されている。この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。

0016

遊技盤2の所定位置図1に示す例では、遊技領域の右側方)には、第1特別図柄表示装置4Aと、第2特別図柄表示装置4Bとが設けられている。第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bはそれぞれ、例えば7セグメントドットマトリクスLED(発光ダイオード)等から構成され、可変表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、各々が識別可能複数種類識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)を、変動可能に表示(可変表示)する。例えば、第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bはそれぞれ、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成される複数種類の特別図柄を可変表示する。なお、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bにて表示される特別図柄は、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成されるものに限定されない。以下では、第1特別図柄表示装置4Aにより可変表示される特別図柄を「第1特図」ともいい、第2特別図柄表示装置4Bにより可変表示される特別図柄を「第2特図」ともいう。なお、特別図柄表示装置は1つであってもよい。

0017

遊技盤2における遊技領域の中央付近には、画像表示装置5が設けられている。画像表示装置5は、例えばLCD(液晶表示装置)等から構成され、各種の演出画像を表示する表示領域を形成している。画像表示装置5の表示領域では、特図ゲームにおける第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図の可変表示や第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図の可変表示のそれぞれに対応して、例えば3つといった複数に分割された可変表示部となる飾り図柄表示エリアにて、各々が識別可能な複数種類の識別情報(装飾識別情報)である飾り図柄を可変表示する。この飾り図柄の可変表示も、可変表示ゲームに含まれる。

0018

一例として、画像表示装置5の表示領域には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rが配置されている。そして、特図ゲームにおいて第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図の変動と第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図の変動のいずれかが開始されることに対応して、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて飾り図柄の変動(例えば上下方向のスクロール表示)が開始される。その後、特図ゲームにおける可変表示結果として確定特別図柄が停止表示されるときに、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて、飾り図柄の可変表示結果となる確定飾り図柄(最終停止図柄)が停止表示される。このように、画像表示装置5の表示領域では、第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図を用いた特図ゲーム、又は、第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図を用いた特図ゲームと同期して、各々が識別可能な複数種類の飾り図柄の可変表示を行い、可変表示結果となる確定飾り図柄を導出表示する。なお、表示結果を導出表示するとは、飾り図柄等の識別情報を停止表示(完全停止表示や最終停止表示ともいう)して可変表示を終了させることである。

0019

画像表示装置5では、各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rとなる表示領域として、3つの領域が接着して、あるいは、分離して、あるいは、接着及び分離が可能に、設けられてもよい。画像表示装置5における表示動作は、図2に示す演出制御基板12に搭載されている演出制御用CPU120によって制御される。演出制御用CPU120は、第1特別図柄表示装置4Aで第1特図の可変表示が実行されているときに、その可変表示に伴って画像表示装置5で演出表示を実行させ、第2特別図柄表示装置4Bで第2特図の可変表示が実行されているときに、その可変表示に伴って画像表示装置5で演出表示を実行させるので、遊技の進行状況を把握しやすくすることができる。

0020

「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて可変表示される飾り図柄には、例えば8種類の図柄(英数字「1」〜「8」あるいは漢数字「一」〜「八」、英文字「A」〜「H」、所定のモチーフに関連する8個のキャラクタ画像、数字や文字あるいは記号とキャラクタ画像との組合せなど。なお、キャラクタ画像は、例えば人物動物、これら以外の物体、もしくは、文字などの記号、あるいは、その他の任意の図形を示す飾り画像であればよい。)で構成される。また、こうした8種類の飾り図柄の他に、「突確大当り」(「2R確変大当り」ともいう)となることに対応した飾り図柄(「突確」の文字から構成される図柄)や、ブランク図柄大当り組合せを構成しない図柄)が含まれていてもよい。飾り図柄のそれぞれには、対応する図柄番号が付されている。なお、飾り図柄は8種類に限定されず、大当り組合せやハズレとなる組合せなど適当な数の組合せを構成可能であれば、何種類であってもよい(例えば7種類や9種類など)。

0021

飾り図柄の変動中には、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、例えば図柄番号が小さいものから大きいものへと順次に上方から下方へと流れるようなスクロール表示が行われ、図柄番号が最大(例えば「8」)である飾り図柄が表示されると、続いて図柄番号が最小(例えば「1」)である飾り図柄が表示される。あるいは、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rのうち少なくともいずれか1つ(例えば「左」の飾り図柄表示エリア5Lなど)において、図柄番号が大きいものから小さいものへとスクロール表示を行って、図柄番号が最小である飾り図柄が表示されると、続いて図柄番号が最大である飾り図柄が表示されるようにしてもよい。

0022

画像表示装置5の表示領域には、始動入賞記憶表示エリア5Hが配置されている。始動入賞記憶表示エリア5Hでは、可変表示の保留数特図保留記憶数)を特定可能に表示する保留記憶表示が行われる。ここで、可変表示の保留は、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口や普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口に遊技球が進入(始動入賞)したときに発生する。すなわち、特図ゲームや飾り図柄の可変表示といった可変表示ゲームを実行するための始動条件(「実行条件」ともいう)は成立したが、先に成立した開始条件に基づく可変表示ゲームが実行中であることやパチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されていることなどにより、可変表示ゲームを開始するための開始条件は成立していないときに、成立した始動条件に対応する可変表示の保留が行われる。

0023

一例として、始動入賞記憶表示エリア5Hには、始動入賞の発生に基づき先に始動条件が成立した可変表示ゲームから順に左から右へと、表示色が変更される複数の表示部位が設けられている。そして、第1始動入賞口に遊技球が進入したことに基づき第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームの始動条件(第1始動条件)が成立したときには、通常非表示(透過色)となっている表示部位のうちの1つ(例えば非表示となっている表示部位のうち左端の表示部位)を青色表示に変化させる。また、第2始動入賞口に遊技球が進入したことに基づき第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームの始動条件(第2始動条件)が成立したときには、通常非表示となっている表示部位のうちの1つを赤色表示に変化させる。その後、第1特図を用いた特図ゲームの開始条件(第1開始条件)と第2特図を用いた特図ゲームの開始条件(第2開始条件)のいずれかが成立したときには、例えば左端の表示部位における表示を除去するとともに、各表示部位における表示を1つずつ左方向に移動させる。このとき、青色表示や赤色表示に変化していた表示部位のうちの1つ(例えば表示色が変化していた表示部位のうち右端の表示部位)は、非表示に戻る。

0024

なお、始動入賞記憶表示エリア5Hでは、特図保留記憶数を示す数字を表示することなどにより、特図保留記憶数を遊技者等が認識できるようにしてもよい。始動入賞記憶表示エリア5Hとともに、あるいは始動入賞記憶表示エリア5Hに代えて、特図保留記憶数を表示する表示器を設けるようにしてもよい。図1に示す例では、始動入賞記憶表示エリア5Hとともに、第1特別図柄表示装置4A及び第2特別図柄表示装置4Bの上部に、特図保留記憶数を特定可能に表示するための第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとが設けられている。第1保留表示器25Aは、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口に進入した有効始動入賞球数としての第1保留記憶数を特定可能に表示する。第2保留表示器25Bは、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口に進入した有効始動入賞球数としての第2保留記憶数を特定可能に表示する。第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bはそれぞれ、例えば第1保留記憶数と第2保留記憶数のそれぞれにおける上限値(例えば「4」)に対応した個数(例えば4個)のLEDを含んで構成されている。また、画像表示装置5の右側には、可動役物1000が設けられている。

0025

可動役物1000は、星型の部材を動作させるためのモータランプが内蔵されている。可動役物1000は、画像表示装置5における大当りを報知する演出、例えば、後述する勝利演出が実行されるときに動作(回転動作及び点灯)し、後述する敗北演出が実行されるときには動作(回転動作及び点灯)しないようになっている。そのため、遊技者は可動役物1000が動作することにより勝利演出が実行されること、すなわち大当り遊技状態に制御されることを把握することができる。

0026

画像表示装置5の下方には、普通入賞球装置6Aと、普通可変入賞球装置6Bとが設けられている。普通入賞球装置6Aは、例えば所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる第1始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置6Bは、図2に示す普通電動役物用となるソレノイド81によって、垂直位置となる通常開放状態と傾動位置となる拡大開放状態とに変化する一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物(普通電動役物)を備え、第2始動入賞口を形成する。一例として、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイド81がオフ状態であるときに可動翼片が垂直位置となることにより、遊技球が第2始動入賞口に進入しないまたは進入しがたい通常開放状態となる。その一方で、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイド81がオン状態であるときに可動翼片が傾動位置となる傾動制御により、遊技球が第2始動入賞口に進入しやすい拡大開放状態となる。

0027

普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口に進入した遊技球は、例えば図2に示す第1始動口スイッチ22Aによって検出される。普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口に進入した遊技球は、例えば図2に示す第2始動口スイッチ22Bによって検出される。第1始動口スイッチ22Aによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第1保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第1始動条件が成立する。第2始動口スイッチ22Bによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第2保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第2始動条件が成立する。なお、第1始動口スイッチ22Aによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数と、第2始動口スイッチ22Bによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数は、互いに同一の個数であってもよいし、異なる個数であってもよい。

0028

普通入賞球装置6Aと普通可変入賞球装置6Bの下方には、特別可変入賞球装置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、図2に示す大入賞口扉用となるソレノイド82によって開閉駆動される大入賞口扉を備え、その大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する大入賞口を形成する。一例として、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオフ状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を閉鎖状態にする。その一方で、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオン状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を開放状態にする。特別可変入賞球装置7に形成された大入賞口に進入した遊技球は、例えば図2に示すカウントスイッチ23によって検出される。カウントスイッチ23によって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。

0029

こうして、第1始動条件や第2始動条件が成立したものの、先に開始された特図ゲームが実行中であることや、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されていることなどにより、特図ゲームを開始するための開始条件が成立しないときには、可変表示の保留が発生する。例えば、第1始動条件が成立したときに、当該第1始動条件の成立に基づく第1特図を用いた特図ゲームを開始するための第1開始条件が成立しなければ、第1保留記憶数が1加算インクリメント)され、第1特図を用いた特図ゲームの実行が保留される。また、第2始動条件が成立したときに、当該第2始動条件の成立に基づく第2特図を用いた特図ゲームを開始するための第2開始条件が成立しなければ、第2保留記憶数が1加算(インクリメント)され、第2特図を用いた特図ゲームの実行が保留される。これに対して、第1特図を用いた特図ゲームの実行が開始されるときには、第1保留記憶数が1減算(デクリメント)され、第2特図を用いた特図ゲームの実行が開始されるときには、第2保留記憶数が1減算(デクリメント)される。なお、第1保留記憶数と第2保留記憶数との加算値は、合計保留記憶数ということもあれば、特図保留記憶数ということもある。

0030

遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の左側方)には、普通図柄表示器20が設けられている。一例として、普通図柄表示器20は、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bと同様に7セグメントやドットマトリクスのLED等から構成され、特別図柄とは異なる複数種類の識別情報である普通図柄(「普図」あるいは「普通図」ともいう)を変動可能に表示(可変表示)する。このような普通図柄の可変表示は、普図ゲーム(「普通図ゲーム」ともいう)と称される。普通図柄表示器20は、例えば「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成される複数種類の普通図柄を可変表示する。なお、普通図柄表示器20は、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等を普通図柄として可変表示するものに限定されず、例えば「○」と「×」とを示す装飾ランプ(又はLED)を交互に点灯させることや、「左」、「中」、「右」といった複数の装飾ランプ(又はLED)を所定順序で点灯させることにより、普通図柄を可変表示するものであってもよい。普通図柄表示器20の上方には、普図保留表示器25Cが設けられている。普図保留表示器25Cは、例えば4個のLEDを含んで構成され、通過ゲート41を通過した有効通過球数としての普図保留記憶数を表示する。

0031

遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、遊技球の流下方向や速度を変化させる風車及び多数の障害釘が設けられている。また、第1始動入賞口、第2始動入賞口及び大入賞口とは異なる入賞口として、例えば所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる一般入賞口が1つ又は複数設けられてもよい。この場合には、一般入賞口のいずれかに進入した遊技球が所定の一般入賞球スイッチによって検出されたことに基づき、所定個数(例えば10個)の遊技球が賞球として払い出されればよい。遊技領域の最下方には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部には、遊技効果ランプ9が設けられている。パチンコ遊技機1の遊技領域における各構造物(例えば普通入賞球装置6A、普通可変入賞球装置6B、特別可変入賞球装置7等)の周囲には、装飾用LEDが配置されていてもよい。

0032

遊技機用枠3の右下部位置には、遊技媒体としての遊技球を遊技領域に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル操作ノブ)が設けられている。例えば、打球操作ハンドルは、遊技者等による操作量(回転量)に応じて遊技球の弾発力を調整する。打球操作ハンドルには、打球発射装置が備える発射モータの駆動を停止させるための単発発射スイッチや、タッチリングタッチセンサ)が設けられていればよい。遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払い出された遊技球や所定の球貸機により貸し出された遊技球を、打球発射装置へと供給可能に保持(貯留)する上皿が設けられている。例えば上皿の上面における手前側の所定位置には、押下操作などにより遊技者が操作可能な操作ボタン30が設置されている。この操作ボタン30は、押下可能であるとともに、回動可能なジョグダイアルになっている。なお、操作ボタン30は、押下操作や回動操作が可能なものに限定されず、例えばタッチパネルのように接触操作押圧操作が可能なものであってもよいし、レバー型スイッチのような傾動操作が可能なものであってもよいし、ジョイスティックのような押下操作及び傾動操作が可能なものであってもよい。また、操作ボタン30に代えて、例えば赤外線センサCCDセンサCMOSセンサのように、遊技者による所定の操作行為を検出できるセンサを用いてもよい。すなわち、操作ボタン30は、遊技者による所定の操作行為を、機械的、電気的、あるいは、電磁的に、検出できるように構成されていればよい。操作ボタン30に対してなされた遊技者の操作行為は、図2に示す操作検出スイッチ31によって検出される。

0033

次に、パチンコ遊技機1における遊技の進行を概略的に説明する。

0034

パチンコ遊技機1では、遊技領域に設けられた通過ゲート41を通過した遊技球が図2に示すゲートスイッチ21によって検出されたことといった、普通図柄表示器20にて普通図柄の可変表示を実行するための普図始動条件が成立した後に、例えば前回の普図ゲームが終了したことといった、普通図柄の可変表示を開始するための普図開始条件が成立したことに基づいて、普通図柄表示器20による普図ゲームが開始される。

0035

この普図ゲームでは、普通図柄の変動を開始させた後、普図変動時間となる所定時間が経過すると、普通図柄の可変表示結果となる確定普通図柄を停止表示(導出表示)する。このとき、確定普通図柄として、例えば「7」を示す数字といった、特定の普通図柄(普図当り図柄)が停止表示されれば、普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となる。その一方、確定普通図柄として、例えば「7」を示す数字以外の数字や記号といった、普図当り図柄以外の普通図柄が停止表示されれば、普通図柄の可変表示結果が「普図ハズレ」となる。普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となったことに対応して、普通可変入賞球装置6Bを構成する電動チューリップの可動翼片が傾動位置となる拡大開放制御(傾動制御)が行われ、所定時間が経過すると垂直位置に戻る通常開放制御が行われる。

0036

第1特別図柄表示装置4Aによる特図ゲームは、普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口に進入した遊技球が図2に示す第1始動口スイッチ22Aによって検出されたことなどにより第1始動条件が成立した後に、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第1開始条件が成立したことに基づいて、開始される。第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームは、普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口に進入した遊技球が図2に示す第2始動口スイッチ22Bによって検出されたことなどにより第2始動条件が成立した後に、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第2開始条件が成立したことに基づいて、開始される。

0037

第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームでは、特別図柄の可変表示を開始させた後、特図変動時間となる所定時間が経過すると、特別図柄の可変表示結果となる確定特別図柄(特図表示結果)を導出表示する。このとき、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)が停止表示されれば、特定表示結果としての「大当り」となり、大当り図柄以外の特別図柄(はずれ図柄)が停止表示されれば「ハズレ」となる。確定特別図柄としての特定の特別図柄(大当り図柄)は、大当りの種別に応じて異なるものであり、例えば、確変大当りと非確変大当りとで確定特別図柄は異なる。特図ゲームでの可変表示結果が「大当り」になった後には、遊技者にとって有利なラウンド遊技(単に「ラウンド」ともいう)を所定回数実行する特定状態としての大当り遊技状態に制御される。

0038

特図ゲームにおける確定特別図柄として大当り図柄が停止表示された後に制御される大当り遊技状態では、特別可変入賞球装置7の開閉板が、第1期間となる所定期間(例えば29秒間)あるいは所定個数(例えば9個)の入賞球が発生するまでの期間にて大入賞口を開放状態とすることにより、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態に変化させるラウンド遊技が実行される。こうしてラウンド遊技の実行中に大入賞口を開放状態とした開閉板は、遊技盤2の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に大入賞口を閉鎖状態とすることにより、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって不利な第2状態に変化させて、1回のラウンド遊技を終了させる。大当り状態では、大入賞口の開放サイクルであるラウンド遊技の実行回数が、例えば15回となる。なお、ラウンド遊技の実行回数の異なる複数種類の大当り種別を設けてもよい。

0039

大当り状態が終了した後には、遊技者にとって有利な有利状態の1つとして、通常状態に比べて特図ゲームにおける特別図柄の可変表示時間(特図変動時間)が短縮される時間短縮制御が実行される時短状態や、時間短縮制御とともに確率変動制御(確変制御)が行われる確変状態に制御される。

0040

ここで、通常状態とは、大当り遊技状態等の特定状態や時短状態、確変状態とは異なる遊技状態としての通常状態であり、パチンコ遊技機1の初期設定状態(例えばシステムリセットが行われた場合のように、電源投入後に初期化処理を実行した状態)と同一の制御が行われる。これに対して、時短状態は、所定回数(例えば100回)の特図ゲームが実行されることと、可変表示結果が「大当り」となることのうち、いずれかの条件が先に成立したときに、終了すればよい。また、確変状態では、各特図ゲームや飾り図柄の可変表示において、可変表示結果が「大当り」となって更に大当り遊技状態に制御される確率が、通常状態や時短状態よりも高くなるように向上する。このような確変状態は、次に可変表示結果が「大当り」となるまで、あるいは所定回数(例えば8回)の特図ゲームが実行されるまで継続する。

0041

大当り遊技状態が終了した後に確変状態に制御される大当り(種別)は、確変大当りとも称される。大当り遊技状態が終了した後に確変状態に制御されずに時短状態に制御される大当り(種別)は、非確変大当りとも称される。

0042

確変状態や時短状態では、普通図柄表示器20による普図ゲームにおける普通図柄の変動時間(普図変動時間)を通常状態のときよりも短くする制御や、各回の普図ゲームで普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となる確率を通常状態のときよりも向上させる制御、可変表示結果が「普図当り」となったことに基づく普通可変入賞球装置6Bにおける可動翼片の傾動制御を行う傾動制御時間を通常状態のときよりも長くする制御、その傾動回数を通常状態のときよりも増加させる制御といった、第2始動入賞口に遊技球が進入しやすくして第2始動条件が成立する可能性を高めることで遊技者にとって有利となる制御が行われる。なお、確変状態や時短状態では、これらの制御のいずれか1つが行われるようにしてもよいし、複数の制御が組み合わせられて行われるようにしてもよい。このように、確変状態や時短状態において第2始動入賞口に遊技球が進入しやすくして遊技者にとって有利となる制御は、高開放制御ともいう。高開放制御が行われることにより、第2始動入賞口は、高開放制御が行われていないときよりも拡大開放状態となる頻度が高められる。これにより、第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図を用いた特図ゲームを実行するための第2始動条件が成立しやすくなり、特図ゲームが頻繁に実行可能となることで、次に可変表示結果が「大当り」となるまでの時間が短縮される。したがって、確変状態や時短状態では、通常状態に比べて大当り遊技状態となりやすくなる。高開放制御が実行可能となる期間は、高開放制御期間ともいい、この期間は、パチンコ遊技機1における遊技状態が確変状態や時短状態に制御されている期間と同一であればよい。高開放制御が実行されている状態を高ベース状態、高開放制御が実行されていない状態を低ベース状態ともいう。

0043

画像表示装置5に設けられた「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rでは、第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図を用いた特図ゲームと、第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図を用いた特図ゲームとのうち、いずれかの特図ゲームが開始されることに対応して、飾り図柄の可変表示が開始される。そして、飾り図柄の可変表示が開始されてから「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける確定飾り図柄の停止表示により可変表示が終了するまでの期間では、飾り図柄の可変表示状態が所定のリーチ状態となることがある。ここで、リーチ状態とは、画像表示装置5の表示領域にて停止表示された飾り図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ停止表示されていない飾り図柄(「リーチ変動図柄」ともいう)については変動が継続している表示状態、あるいは、全部又は一部の飾り図柄が大当り組合せの全部又は一部を構成しながら同期して変動している表示状態のことである。具体的には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける一部(例えば「左」及び「右」の飾り図柄表示エリア5L、5Rなど)では予め定められた大当り組合せを構成する飾り図柄(例えば「7」の英数字を示す飾り図柄)が停止表示されているときに未だ停止表示していない残りの飾り図柄表示エリア(例えば「中」の飾り図柄表示エリア5Cなど)では飾り図柄が変動している表示状態、あるいは、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部又は一部で飾り図柄が大当り組合せの全部又は一部を構成しながら同期して変動している表示状態である。

0044

また、リーチ状態となったことに対応して、飾り図柄の変動速度を低下させたり、画像表示装置5の表示画面に飾り図柄とは異なるキャラクタ画像(人物等を模した演出画像)を表示させたり、背景画像表示態様を変化させたり、飾り図柄とは異なる動画像再生表示させたり、飾り図柄の変動態様を変化させたりすることで、リーチ状態となる以前とは異なる演出動作が実行される場合がある。このようなキャラクタ画像の表示や背景画像の表示態様の変化、動画像の再生表示、飾り図柄の変動態様の変化といった演出動作を、リーチ演出表示(あるいは単にリーチ演出)という。なお、リーチ演出には、画像表示装置5における表示動作のみならず、スピーカ8L、8Rによる音声出力動作や、遊技効果ランプ9などの発光体における点灯動作点滅動作)などを、リーチ状態となる以前の動作態様とは異なる動作態様とすることが、含まれていてもよい。リーチ演出における演出動作としては、互いに動作態様(リーチ態様)が異なる複数種類の演出パターン(「リーチパターン」ともいう)が、予め用意されていればよい。そして、それぞれのリーチ態様では「大当り」となる可能性(「信頼度」あるいは「大当り信頼度」ともいう)が異なる。すなわち、複数種類のリーチ演出のいずれが実行されるかに応じて、可変表示結果が「大当り」となる可能性を異ならせることができる。一例として、この実施の形態では、ノーマルリーチスーパーリーチといったリーチ態様が予め設定されている。そして、スーパーリーチのリーチ態様が出現した場合には、ノーマルリーチのリーチ態様が出現した場合に比べて、可変表示結果が「大当り」となる可能性(大当り信頼度)が高くなる。

0045

飾り図柄の可変表示中には、リーチ演出とは異なり、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となる可能性があることや、可変表示結果が「大当り」となる可能性があることを、飾り図柄の可変表示態様などにより遊技者に報知するための可変表示演出が実行されることがある。この実施の形態では、「擬似連」や「滑り」といった可変表示演出が実行可能であり、主基板11の側で変動パターンが決定されることなどに対応して、各々の演出動作を実行するか否かが決定される。

0046

飾り図柄の可変表示中には、リーチ演出あるいは「擬似連」や「滑り」などの可変表示演出とは異なり、例えば所定のキャラクタ画像やメッセージ画像といった演出画像を表示することなどのように、飾り図柄の可変表示動作とは異なる演出動作により、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となる可能性があることや、可変表示結果が「大当り」となる可能性があることを、遊技者に報知するための予告演出が実行されることがある。

0047

特図ゲームにおける確定特別図柄として、ハズレ図柄となる特別図柄が停止表示される場合には、飾り図柄の可変表示が開始されてから、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態とならずに、所定の非リーチ組合せとなる確定飾り図柄が停止表示されることがある。このような飾り図柄の可変表示態様は、可変表示結果が「ハズレ」となる場合における「非リーチ」(「リーチ無しハズレ」ともいう)の可変表示態様と称される。

0048

特図ゲームにおける確定特別図柄として、ハズレ図柄となる特別図柄が停止表示される場合には、飾り図柄の可変表示が開始されてから、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となったことに対応して、リーチ演出が実行された後に、あるいは、リーチ演出が実行されずに、所定のリーチ組合せ(リーチハズレ組合せともいう)となる確定飾り図柄が停止表示されることがある。このような飾り図柄の可変表示結果は、可変表示結果が「ハズレ」となる場合における「リーチ」(「リーチハズレ」ともいう)の可変表示態様と称される。なお、非リーチ組合せとなる確定飾り図柄と、リーチハズレ組合せとなる確定飾り図柄は、まとめてハズレ組合せ(非特定の組合せ)の確定飾り図柄ともいう。

0049

特図ゲームにおける確定特別図柄として、大当り図柄となる特別図柄が停止表示される場合には、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となったことに対応して、所定のリーチ演出が実行された後などに、所定の大当り組合せとなる確定飾り図柄が停止表示される。ここで、大当り組合せとなる確定飾り図柄は、例えば画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて可変表示される図柄番号が「1」〜「8」の飾り図柄のうちのいずれか1つが、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて所定の有効ライン上に揃って停止表示されるものであればよい。

0050

また、大当り組合せとなる飾り図柄が導出表示された後には、大当り遊技状態におけるラウンドの実行中に、特図表示結果が「大当り」となる保留データが記憶されていることを予告・報知する先読予告演出が実行されるようにしてもよい。

0051

パチンコ遊技機1には、例えば図2に示すような主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14といった、各種の制御基板が搭載されている。また、パチンコ遊技機1には、主基板11と演出制御基板12との間で伝送される各種の制御信号中継するための中継基板15なども搭載されている。その他にも、パチンコ遊技機1における遊技盤2などの背面には、例えば払出制御基板情報端子基板発射制御基板インタフェース基板などといった、各種の基板が配置されている。

0052

主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、演出制御基板12などからなるサブ側の制御基板に宛てて、指令情報の一例となる制御コマンドを制御信号として出力して送信する機能、ホール管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。また、主基板11は、第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bを構成する各LED(例えばセグメントLED)などの点灯/消灯制御を行って第1特図や第2特図の可変表示を制御することや、普通図柄表示器20の点灯/消灯/発色制御などを行って普通図柄表示器20による普通図柄の可変表示を制御することといった、所定の表示図柄の可変表示を制御する機能も備えている。主基板11には、例えば遊技制御用マイクロコンピュータ100や、遊技球検出用の各種スイッチからの検出信号を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送するスイッチ回路110、遊技制御用マイクロコンピュータ100からのソレノイド駆動信号をソレノイド81、82に伝送するソレノイド回路111などが搭載されている。

0053

演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、中継基板15を介して主基板11から伝送された制御信号を受信して、画像表示装置5、スピーカ8L、8R及び遊技効果ランプ9といった演出用電気部品による演出動作を制御するための各種回路が搭載されている。すなわち、演出制御基板12は、画像表示装置5における表示動作や、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作の全部又は一部、遊技効果ランプ9などにおける点灯/消灯動作の全部又は一部といった、演出用の電気部品に所定の演出動作を実行させるための制御内容を決定する機能を備えている。

0054

音声制御基板13は、演出制御基板12とは別個に設けられた音声出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データなどに基づき、スピーカ8L、8Rから音声を出力させるための音声信号処理を実行する処理回路などが搭載されている。ランプ制御基板14は、演出制御基板12とは別個に設けられたランプ出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データなどに基づき、遊技効果ランプ9などにおける点灯/消灯駆動を行うランプドライバ回路などが搭載されている。

0055

図2に示すように、主基板11には、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23からの検出信号を伝送する配線が接続されている。なお、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23は、例えばセンサと称されるものなどのように、遊技媒体としての遊技球を検出できる任意の構成を有するものであればよい。また、主基板11には、第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、普通図柄表示器20、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25Cなどの表示制御を行うための指令信号を伝送する配線が接続されている。

0056

主基板11から演出制御基板12に向けて伝送される制御信号は、中継基板15によって中継される。主基板11には、例えば中継基板15に対応する主基板側コネクタが設けられ、主基板側コネクタと遊技制御用マイクロコンピュータ100との間には、出力バッファ回路が接続されている。出力バッファ回路は、主基板11から中継基板15を介して演出制御基板12へ向かう方向にのみ信号を通過させることができ、中継基板15から主基板11への信号の入力を阻止する。したがって、演出制御基板12や中継基板15の側から主基板11側に信号が伝わる余地はない。

0057

中継基板15には、例えば主基板11から演出制御基板12に対して制御信号を伝送するための配線毎に、伝送方向規制回路が設けられていればよい。各伝送方向規制回路は、主基板11対応の主基板用コネクタアノードが接続されるとともに演出制御基板12対応の演出制御基板用コネクタにカソードが接続されたダイオードと、一端がダイオードのカソードに接続されるとともに他端がグランド(GND)接続された抵抗とから構成されている。この構成により、各伝送方向規制回路は、演出制御基板12から中継基板15への信号の入力を阻止して、主基板11から演出制御基板12へ向かう方向にのみ信号を通過させることができる。したがって、演出制御基板12の側から主基板11側に信号が伝わる余地はない。この実施の形態では、中継基板15において制御信号を伝送するための配線毎に伝送方向規制回路を設けるとともに、主基板11にて遊技制御用マイクロコンピュータ100と主基板側コネクタの間に出力バッファ回路を設けることで、外部から主基板11への不正な信号の入力を防止することができる。

0058

中継基板15を介して主基板11から演出制御基板12に対して伝送される制御コマンドは、例えば電気信号として送受信される演出制御コマンドである。演出制御コマンドには、例えば画像表示装置5における画像表示動作を制御するために用いられる表示制御コマンドや、スピーカ8L、8Rからの音声出力を制御するために用いられる音声制御コマンド、遊技効果ランプ9や装飾用LEDの点灯動作などを制御するために用いられるランプ制御コマンドが含まれている。

0059

そのような演出制御コマンドには、例えば、特図ゲームにおける変動開始を指定する変動開始コマンド、特図ゲームにおける特別図柄の変動時間や画像表示装置5における飾り図柄などの変動パターンを指定する変動パターン指定コマンド、特別図柄や飾り図柄などの可変表示結果を指定する可変表示結果通知コマンド、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示の停止を指定する飾り図柄停止コマンド、大当り遊技状態の開始や終了を指定する当り開始指定コマンド、当り終了指定コマンド、第1始動入賞口または第2始動入賞口に遊技球が入賞したことを指定する始動入賞指定コマンド等が含まれる。

0060

主基板11に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップマイクロコンピュータであり、遊技制御用プログラムや固定データ等を記憶するROM(Read Only Memory)101と、遊技制御用のワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)102と、遊技制御用のプログラムを実行して制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)103と、CPU103とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路104と、I/O(Input/Output port)105とを備えて構成される。一例として、遊技制御用マイクロコンピュータ100では、CPU103がROM101から読み出したプログラムを実行することにより、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための処理が実行される。このときには、CPU103がROM101から固定データを読み出す固定データ読出動作や、CPU103がRAM102に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、CPU103がRAM102に一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、CPU103がI/O105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部から各種信号の入力を受け付け受信動作、CPU103がI/O105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。

0061

このように、遊技制御用マイクロコンピュータ100ではCPU103がROM101に格納されている遊技制御用のプログラムを実行して遊技制御を行うので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータ100(又はCPU103)が実行する(又は処理を行う)ということは、具体的には、CPU103がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板11とは異なる他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。

0062

図2に示すように、演出制御基板12には、プログラムに従って制御動作を行う演出制御用CPU120と、演出制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM121と、演出制御用CPU120のワークエリアを提供するRAM122と、画像表示装置5における表示動作の制御内容を決定するための処理などを実行する表示制御部123と、演出制御用CPU120とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路124と、I/O125とが搭載されている。一例として、演出制御基板12では、演出制御用CPU120がROM121から読み出した演出制御用のプログラムを実行することにより、演出用の電気部品による演出動作を制御するための処理が実行される。このときには、演出制御用CPU120がROM121から固定データを読み出す固定データ読出動作や、演出制御用CPU120がRAM122に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、演出制御用CPU120がRAM122に一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、演出制御用CPU120がI/O125を介して演出制御基板12の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、演出制御用CPU120がI/O125を介して演出制御基板12の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。

0063

演出制御基板12には、画像表示装置5に対して映像信号を伝送するための配線や、音声制御基板13に対して音番号データを示す情報信号としての効果音信号を伝送するための配線、ランプ制御基板14に対してランプデータを示す情報信号としての電飾信号を伝送するための配線、可動役物1000に対して制御信号を伝送するための配線などが接続されている。さらに、演出制御基板12には、操作ボタン30に対する遊技者の操作行為を検出したことを示す情報信号としての操作検出信号を、操作検出スイッチ(図示せず)から伝送するための配線も接続されている。

0064

演出制御基板12に搭載されたROM121には、画像表示装置5、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9や装飾用LEDといった発光体、操作ボタン30、可動役物1000、さらには、演出用役物が備える可動部材などが含まれる演出装置(演出用の電気部品)を用いた演出動作の制御を行うために、演出制御パターンを構成するパターンデータが予め複数種類記憶されている。

0065

図2に示す演出制御基板12に搭載された表示制御部123は、演出制御用CPU120からの表示制御指令などに基づき、画像表示装置5における表示動作の制御内容を決定する。例えば、表示制御部123は、画像表示装置5の画面上に表示させる演出画像の切替タイミングを決定することなどにより、飾り図柄の可変表示やリーチ演出における演出表示といった各種の演出表示を実行させるための制御を行う。表示制御部123は、VDP(Video Display Processor)、CGROM(Character Generator ROM)、VRAM(Video RAM)、LCD駆動回路などを備えて構成されていればよい。

0066

演出制御基板12に搭載されたI/O125は、例えば主基板11などから伝送された演出制御コマンドや操作検出スイッチ31から伝送された操作検出信号等の各種信号を取り込むための入力ポートと、演出制御基板12の外部へと各種信号を伝送するための出力ポートとを含んで構成される。例えば、I/O125の出力ポートからは、画像表示装置5へと伝送される映像信号や、音声制御基板13へと伝送される指令(効果音信号)、ランプ制御基板14へと伝送される指令(電飾信号)などが出力される、可動役物1000へと伝送される指令(駆動信号)などが出力される。

0067

音声制御基板13には、例えば入出力ドライバ音声合成用IC、音声データROM、増幅回路ボリュームなどが搭載されている。一例として、音声制御基板13では、演出制御基板12から伝送された効果音信号に示される音番号データが入出力ドライバを介して音声合成用ICに入力される。音声合成用ICは、音番号データに応じた音声や効果音を生成し増幅回路に出力する。増幅回路は、音声合成用ICの出力レベルを、ボリュームで設定されている音量に応じたレベル増幅した音声信号を、スピーカ8L、8Rに出力する。音声データROMには、音番号データに応じた制御データが格納されており、音声合成用ICが音番号データに応じた制御データを読み出して、音声や効果音が生成される。音声データROMの記憶データは、所定期間における音声や効果音の出力態様時系列的に示すデータなどから構成されていればよい。

0068

ランプ制御基板14には、例えば入出力ドライバやランプドライバなどが搭載されている。一例として、ランプ制御基板14では、演出制御基板12から伝送された電飾信号が、入出力ドライバを介してランプドライバに入力される。ランプドライバは、電飾信号を増幅して遊技効果ランプ9などに供給する。

0069

主基板11から演出制御基板12に対して伝送される制御コマンドとして、前述したように変動パターン指定コマンドがある。主基板11は、特別図柄の可変表示を開始するときに、導出表示される特図表示結果に応じた変動パターンを決定して、当該変動パターンに応じた特図変動時間を演出制御基板12に通知するための変動パターン指定コマンドを出力する。

0070

図3(A)には、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)以外の特別図柄(はずれ図柄)が停止表示される場合に、主基板11(遊技制御用マイクロコンピュータ100)により決定されるはずれ変動パターンが例示されている。また、図3(B)には、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)が停止表示される場合に、主基板11(遊技制御用マイクロコンピュータ100)により決定される大当り変動パターンが例示されている。各変動パターン毎に特図変動時間が定められていることにより、変動パターン指定コマンドを受信した演出制御用CPU120では、特図変動時間に応じた演出を実行可能となる。

0071

はずれ変動パターンのうち、PX001及びPX002は、非リーチはずれの演出態様となる変動パターンであり、PX003は、ノーマルリーチはずれの演出態様となる変動パターンであり、PX004は、スーパーリーチはずれの演出態様となる変動パターンである。大当り変動パターンのうち、PY003は、ノーマルリーチ大当りの演出態様となる変動パターンであり、PY004は、スーパーリーチ大当りの演出態様となる変動パターンである。ここで、スーパーリーチの変動パターンとは、リーチ状態の成立後にバトル演出が実行される変動パターンである。ノーマルリーチの変動パターンとは、リーチ状態の成立後にバトル演出が実行されない変動パターンである。

0072

バトル演出とは、図4に示されるように、キャラクタ1100とキャラクタ1200とがバトルを行い、その勝敗により大当りとなるか否かを示唆する演出である。スーパーリーチはずれの変動パターンであるPX004では、キャラクタ1100がキャラクタ1200に敗北する敗北演出が実行されるのに対して、スーパーリーチ大当りの変動パターンであるPY004では、図4(G)に示すように、キャラクタ1100がキャラクタ1200に勝利する勝利演出が実行される。

0073

この実施の形態では、変動パターンに応じて、勝利演出及び敗北演出の他、カットイン演出、フリーズ演出、役物演出、及び、図柄揺動演出が実行される。この例では、図3に示すように、リーチを伴わない非リーチ変動パターン(PX001及びPX002)に関しては、カットイン演出、フリーズ演出、役物演出、及び、図柄揺動演出のいずれも実行されないものとする。一方、リーチを伴うリーチ変動パターン(PX003、PX004、PY003、PY004)に関しては、少なくとも図柄揺動演出が実行される。

0074

図柄揺動演出とは、図4(H)に示すように、確定飾り図柄が最終的に停止表示される前(飾り図柄の確定停止前)に、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rに表示された各飾り図柄が揺れ動く態様の演出である。すなわち、飾り図柄が一様の態様で揺動する演出である。遊技者は、飾り図柄が確定停止されずに揺れ動いていることにより、ハズレ組合せの飾り図柄が表示されている場合でも、飾り図柄の可変表示が再開される(いわゆる発展する)ことを期待することができる。例えば、ノーマルリーチにおいて、一旦はハズレ組合せの飾り図柄が表示されている状態で図柄揺動演出が実行された後に、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける各飾り図柄の可変表示が再開してスーパーリーチに発展するような変動パターンを設けておくようにすると良い。

0075

この実施の形態では、図3に示すように、スーパーリーチの変動パターン(PX004、PY004)に関しては、フリーズ演出及びカットイン演出が実行される。フリーズ演出とは、画像表示装置5の演出画像を一時停止表示させる演出である。本例では、バトル演出の実行中に動画像から図4(E)の静止画像に切り替わり、その静止画像を予め定められた期間(0.3秒、0.6秒、0.9秒、及び1.2秒から選択されるいずれかの期間)表示させる演出態様となっている。本例におけるフリーズ演出は、演出画像の一時停止期間(静止画像の表示期間)により、大当りとなる可能性を予告するものである。

0076

この実施の形態では、0.3秒、0.6秒、0.9秒、及び、1.2秒の各フリーズ期間に応じた4通りの演出データが予めROM121に記憶されており、演出制御用CPU120は、いずれかの演出データに基づいてフリーズ演出を実行する。なお、本例では、0.3秒、0.6秒、0.9秒、及び、1.2秒のケースで、演出画像は共通している(特定の静止画像である)ものとする。これにより、演出画像の相違によってフリーズ時間(ひいては大当りの可能性)を予測されてしまうことによる興趣の低下を抑止するようにしている。

0077

本例において、フリーズ演出の実行期間中(静止画像の表示期間中)は、飾り図柄は表示されないものとする。また、特別図柄が可変表示されていることを遊技者が特定可能とするための飾り図柄とは異なる識別情報(第4図柄とする)が画像表示装置5において可変表示(例えば点滅表示)される場合には、この第4図柄はフリーズ演出の実行期間中(静止画像の表示期間中)も変動表示されるものとする。即ち、本例では、フリーズ演出において第4図柄以外の表示情報を一時停止表示させるものであり、[少なくとも特別図柄の変動表示に伴って変動表示される識別情報であって演出図柄(飾り図柄)とは異なる識別情報を除いた表示情報]が一時停止表示されるものである。

0078

なお、フリーズ演出の実行期間中において、飾り図柄を通常態様とは異なる特殊態様で表示する(例えば縮小された態様で画面端において可変表示させる)ようにしても良い。また、フリーズ演出において、可変表示されている飾り図柄を一時停止表示させるようにしても良い。この場合において、飾り図柄及び飾り図柄以外の表示情報(但し第4図柄を除く)を全て一時停止表示させるようにしても良く、飾り図柄のみを一時停止表示させるようにしても良い。

0079

カットイン演出とは、フリーズ演出の直前に実行される演出である。本例では、図4(D)に示されるように、キャラクタ1100の台詞により大当りとなる可能性を予告するものである。例えば、確定飾り図柄がはずれ図柄となる場合には、台詞Aが80%、台詞Bが20%の割合で選択されるが、確定飾り図柄が大当り図柄となる場合には、台詞Aが20%、台詞Bが80%の割合で選択される。カットイン演出とフリーズ演出とは連続して実行されるものであるため、遊技者はキャラクタ1100の台詞を確認することによって、大当りが発生する可能性を把握可能であり、且つ、その後にフリーズ演出が実行されることも把握可能となる。本例において、フリーズ演出の実行期間は0.3秒〜1.2秒と短いため、遊技者は、バトル演出の実行中に予期せずフリーズ演出が実行されると、フリーズ期間を把握することが困難となる。そこで、フリーズ演出の直前にカットイン演出を実行することにより、その直後にフリーズ演出が実行されることを報知するようにしている。

0080

この実施の形態では、図3に示すように、大当り変動パターン(PY003、PY004)に関して、役物演出が実行される、役物演出とは、図4(F)に示すように、可動役物1000が動作(回転動作及び点灯)する演出であり、大当り変動パターンの場合にのみ実行可能であり、はずれ変動パターンの場合には実行されないことから、その直後に連続して実行される勝利演出と共に遊技者に大当りの発生を報知する演出である。なお、このような形態に限らず、はずれ変動パターンの場合にも役物演出が実行される場合があるようにしても良い。

0081

スーパーリーチの大当り変動パターン(PY004)に関しては、フリーズ演出と役物演出とは連続して実行され、フリーズ演出の実行完了後に役物演出が実行される。一方、スーパーリーチのはずれ変動パターン(PX004)に関しては、フリーズ演出と敗北演出とは連続して実行され、フリーズ演出の実行完了後に敗北演出が実行される。即ち、フリーズ演出の実行完了後に、大当りとなるか否かを遊技者が把握可能となる分岐演出として、役物演出(及び勝利演出)又は敗北演出が実行されることになる。

0082

この実施の形態では、カットイン演出の実行タイミング及び実行期間は変動パターン毎に固定である。フリーズ演出の実行タイミングは変動パターン毎に固定であるが、フリーズ演出の実行期間(静止画像の表示期間)は固定されておらず、演出制御用CPU120の選択に応じて異なるものとなっている。また、役物演出の実行タイミングはフリーズ演出の実行期間に応じて異なるものとなっているが、役物演出の実行期間は固定である。なお、フリーズ演出が実行されない変動パターン(PY003)における役物演出の実行タイミング及び実行期間は変動パターン毎に固定である。そして、図柄揺動演出の実行タイミングはフリーズ演出の実行期間に応じて異なるものとなっており、図柄揺動演出の実行期間もフリーズ演出の実行期間に応じて異なるものとなっている。但し、フリーズ演出が実行されない変動パターン(PX003、PY003)における図柄揺動演出の実行タイミング及び実行期間は変動パターン毎に固定である。

0083

図4は、スーパーリーチ大当りの変動パターン(PY004)が選択された場合の演出態様の具体例を示す図である。画像表示装置5における飾り図柄の可変表示中にリーチ状態が成立すると(図4(A))、キャラクタ1100とキャラクタ1200とがバトルを行い勝敗を決するバトル演出に突入する(図4(B))。そして、バトル演出の実行中に(図4(C))、キャラクタ1100が所定の台詞(例えば「最後の一撃!!」)を発するカットイン演出が実行される(図4(D))。この際の台詞によって大当りの可能性が示唆されるため、遊技者はその台詞に注目する。また、このカットイン演出の直後にフリーズ演出が実行される演出パターンとなっていることにより、遊技者は、フリーズ演出が実行されるタイミングを事前に把握することが可能となる。

0084

カットイン演出後にフリーズ演出が実行されると(図4(E))、その実行期間(0.3秒、0.6秒、0.9秒、及び1.2秒)に応じて大当りとなる可能性が異なり、本例では、図5の表に示されるように、フリーズ演出の実行期間(即ち静止画像の表示期間であり、フリーズ期間とも称する)が長いほど、大当りとなる可能性が高いため、フリーズ期間に注目する。そして、フリーズ期間の終了後(フリーズ演出の実行期間経過後)には、可動役物1000が動作(回転動作及び点灯)する役物演出が実行され、本例では、役物演出の実行に伴い、画像表示装置5に役物演出用の演出画像が表示される(図4(F))。そして、キャラクタ1100がキャラクタ1200に勝利したことを報知する勝利演出が実行される(図4(G))。なお、スーパーリーチはずれの変動パターン(PX004)が選択された場合には、フリーズ期間の終了後(フリーズ演出の実行期間経過後)には、役物演出が実行されることなく、キャラクタ1100がキャラクタ1200に敗北したことを報知する敗北演出が実行される。

0085

そして、勝利演出後(又は敗北演出後)には、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて、表示されている飾り図柄が揺れ動く図柄揺動演出が実行された後(図4(H))、確定飾り図柄が最終的に停止表示される(図4(I))。

0086

次に、特別図柄の可変表示が開始されることに伴い演出制御用CPU120にて実行される飾り図柄変動開始処理について、図5を用いて説明する。前述したように、主基板11から演出制御基板12に対しては、特図ゲームにおける特別図柄の変動時間や画像表示装置5における飾り図柄などの変動パターンを指定する変動パターン指定コマンド、特別図柄や飾り図柄などの可変表示結果を指定する可変表示結果通知コマンドが送信される。演出制御用CPU120は、受信した変動パターン指定コマンドを、RAM122に形成されている変動パターン指定コマンド格納領域に格納し、受信した可変表示結果通知コマンドを、RAM122に形成された可変表示結果通知コマンド格納領域に格納する。

0087

演出制御用CPU120は、主基板11から演出制御基板12に対して送信された変動パターン指定コマンドの受信を確認すると(演出制御プロセスフラグの値が飾り図柄変動開始処理の値となっていることを確認すると)、変動パターン指定コマンド格納領域から変動パターン指定コマンドを読み出す(S2000)。そして、可変表示結果通知コマンド格納領域から読み出した可変表示結果通知コマンドが指定する可変表示結果(大当り図柄であるか又ははずれ図柄であるか、及び、大当り図柄である場合にはいずれの種別の大当り図柄であるか)に応じた飾り図柄の停止図柄を決定する(S2001)。

0088

次いで、演出制御用CPU120は、読み出した変動パターン指定コマンドが、スーパーリーチの変動パターンを指定しているか否かを確認する(S2002)。スーパーリーチの変動パターンを指定していない場合には(S2002でNo)、指定されている変動パターンに応じたプロセステーブルを選択して(S2015)、選択したプロセステーブルのプロセスデータ1におけるプロセスタイマスタートさせる(S2020)。

0089

プロセステーブルとは、演出制御用CPU120が演出装置の制御を実行する際に参照するプロセスデータが設定されたテーブルである。すなわち、演出制御用CPU120は、プロセステーブルに設定されているプロセスデータに従って画像表示装置5、遊技効果ランプ9、スピーカ8L、8R、及び可動役物1000等の演出装置(演出用部品)の制御を行う。プロセステーブルは、プロセスタイマ設定値と表示制御実行データランプ制御実行データ、音番号データ、及び役物制御実行データの組み合わせであるプロセスデータが複数(1〜n)集まって構成されている。プロセスタイマ設定値には、当該プロセスタイマ設定値に応じた制御データの組合せに基づいて演出制御を実行すべき時間が設定されている。

0090

演出制御用CPU120は、読み出した変動パターン指定コマンドが、スーパーリーチの変動パターンを指定している場合には(S2002でYes)、カットイン演出の台詞を選択する(S2003)。例えば、はずれ変動パターンの場合には、台詞Aを80%、台詞Bを20%の割合で選択し、大当り変動パターンの場合には、台詞Aを20%、台詞Bを80%の割合で選択する。そして、フリーズ演出の実行期間を選択する(S2004)。

0091

フリーズ演出の実行期間として、0.3秒、0.8秒、0.9秒、1.2秒の4つの期間が予め定められており、各期間に応じた演出データ(この例では静止画像が一定期間表示される画像データ)が予め設けられている。演出制御用CPU120は、読み出した変動パターン指定コマンドが、大当り変動パターンを指定している場合には、10%の割合で0.3秒の期間を選択し、15%の割合で0.6秒の期間を選択し、25%の割合で0.9秒の期間を選択し、50%の割合で1.2秒の期間を選択する。一方、読み出した変動パターン指定コマンドが、はずれ変動パターンを指定している場合には、50%の割合で0.3秒の期間を選択し、35%の割合で0.6秒の期間を選択し、15%の割合で0.9秒の期間を選択し、1.2秒の期間は選択されない。

0092

次いで、演出制御用CPU120は、大当り変動パターンが指定されているか否かを確認する(S2005)。そして、大当り変動パターンが指定されている場合には(S2005でYes)、選択されたフリーズ演出の実行期間に応じた役物演出及び勝利演出の実行タイミングを設定する(S2006)。即ち、当該変動パターンに応じた変動時間内においてフリーズ演出の終了直後に役物演出が実行され、さらに役物演出の終了直後に勝利演出が実行されるように各演出の実行タイミングを設定する。

0093

次いで、演出制御用CPU120は、選択されたフリーズ演出の実行期間に応じた図柄揺動演出の実行タイミング及び実行期間を設定する(S2007)。即ち、当該変動パターンに応じた変動時間内において勝利演出の終了直後に図柄揺動演出が実行され、その図柄揺動演出が、予め当該変動パターンについて定められた確定飾り図柄の停止表示タイミングまで継続されるように実行期間を設定する。ここで、当該変動パターンについて定められたフリーズ演出の実行タイミングと確定飾り図柄の停止表示タイミングとはいずれも固定であり、フリーズ演出の実行期間は変動することから、結果として、図柄揺動演出の実行期間の変動によりフリーズ演出の実行期間の変動を吸収することになる。

0094

なお、フリーズ演出の実行期間の変動を吸収する方法として、各フリーズ期間の演出データ(この例では静止画像が一定期間表示される画像データ)毎に、当該フリーズ期間に対応した図柄揺動期間の演出データを予め設けておくようにしても良い。例えば、0.3秒のフリーズ期間が選択された場合には、1.7秒の図柄揺動期間が選択され、0.6秒のフリーズ期間が選択された場合には、1.4秒の図柄揺動期間が選択され、0.9秒のフリーズ期間が選択された場合には、1.1秒の図柄揺動期間が選択され、1.2秒のフリーズ期間が選択された場合には、0.8秒の図柄揺動期間が選択されるようにしても良い。このようにすることで、いずれの組み合わせが選択された場合にも、フリーズ期間と図柄揺動期間との合算値は2.0秒と一定値となり、フリーズ期間の変動を図柄揺動期間の変動により吸収することが可能となる。

0095

次いで、演出制御用CPU120は、指定された大当り変動パターン、選択されたカットイン演出の台詞、選択されたフリーズ演出の実行期間、設定された役物演出及び勝利演出の実行タイミング、並びに設定された図柄揺動演出の実行タイミング及び実行期間に応じたプロセステーブルを選択して(S2008)、選択したプロセステーブルのプロセスデータ1におけるプロセスタイマをスタートさせる(S2020)。

0096

一方、演出制御用CPU120は、はずれ変動パターンが指定されている場合には(S2005でNo)、選択されたフリーズ演出の実行期間に応じた敗北演出の実行タイミングを設定する(S2010)。即ち、当該変動パターンに応じた変動時間内においてフリーズ演出の終了直後に敗北演出が実行されるように演出の実行タイミングを設定する。

0097

次いで、演出制御用CPU120は、前述したS2007と同様に、選択されたフリーズ演出の実行期間に応じた図柄揺動演出の実行タイミング及び実行期間を設定する(S2011)。

0098

次いで、演出制御用CPU120は、指定されたはずれ変動パターン、選択されたカットイン演出の台詞、選択されたフリーズ演出の実行期間、設定された敗北演出の実行タイミング、並びに設定された図柄揺動演出の実行タイミング及び実行期間に応じたプロセステーブルを選択して(S2012)、選択したプロセステーブルのプロセスデータ1におけるプロセスタイマをスタートさせる(S2020)。

0099

そして、演出制御用CPU120は、プロセスデータ1の内容(表示制御実行データ1、ランプ制御実行データ1、音番号データ1、役物制御実行データ1)に従って演出装置の制御を実行する(S2021)。次いで、演出制御用CPU120は、変動時間タイマに、変動パターン指定コマンドが指定する変動時間に相当する値を設定し(S2022)、演出制御プロセスフラグの値を飾り図柄変動中処理に対応した値(飾り図柄の変動表示を実行可能な値)にする(S2023)。

0100

図6は、スーパーリーチ大当りの変動パターン(特図変動時間が60秒であるPY004)が選択された場合の各演出の実行タイミング及び実行期間の具体例を示す図である。フリーズ期間が、(a)0.3秒、(b)0.6秒、(c)0.9秒、(d)1.2秒のいずれのケースにおいても、カットイン演出の実行タイミング(1)及び実行期間(1−2)は固定であり、フリーズ演出の実行タイミング(2)は固定である。遊技者は、カットイン演出が実行されることにより、次にフリーズ演出が実行されることを把握する。

0101

そして、フリーズ演出の実行期間(2−3)が、大当りとなる可能性に応じて異なることにより、遊技者は、そのフリーズ演出の実行期間に注目する。本例では、フリーズ期間が長いほど大当りとなる可能性が高いため、遊技者はフリーズ演出の実行中に、フリーズ状態(表示情報の一時停止状態)が継続することを期待することになり、フリーズ期間に注意を持たせて興趣を生じさせることができる。

0102

また、本例では、フリーズ期間が所定時間(1.2秒)に達したときには必ず大当りが発生することになるため、遊技者はフリーズ状態(表示情報の一時停止状態)が継続することを期待することになり、フリーズ期間に注意を持たせて興趣を生じさせることができる。

0103

そして、フリーズ演出の実行完了後のタイミング(3)で、予め定められた固定期間(3−4)の役物演出が実行され、さらに、役物演出の実行完了後のタイミング(4)で、予め定められた固定期間(4−5)の勝利演出が実行される。なお、スーパーリーチはずれの変動パターン(PX004)では、フリーズ演出の実行完了後のタイミング(3)で、予め定められた固定期間の敗北演出が実行される。このように、フリーズ期間の直後に大当りとなるか否かを示唆する分岐演出が実行されることにより、フリーズ期間が終了したときに大当りとなるか否かを把握することができ、フリーズ演出の興趣をより高めることができる。

0104

また、この実施の形態では、役物演出が実行されるのは大当りが発生する場合に限られるため、遊技者は、フリーズ期間の終了後に可動役物1000が動作するか否かという極めて認識し易い事象画像表示以外の演出態様)に注目することになり、且つ、フリーズ期間に応じて可動役物1000が動作するタイミングも変動するようになっているため、フリーズ演出とフリーズ演出に伴って実行される分岐演出の興趣をより向上させることができる。

0105

そして、勝利演出の実行完了後のタイミング(5)で、図柄揺動演出が実行され、該図柄揺動演出は、予め定められた飾り図柄の確定停止タイミング(6)まで継続されることにより、フリーズ期間が長いほど図柄揺動期間は短くなり、フリーズ期間の変動を図柄揺動期間で吸収することになる。前述したように、フリーズ期間+図柄揺動期間を一定期間とすることにより、フリーズ期間の変動を図柄揺動期間の変動により吸収して、他の演出の実行期間や実行タイミングに極力影響を及ぼすことなく、定められた特図変動時間内で適切に各演出を実行可能となる。

0106

ここで、仮に、図柄揺動期間をフリーズ期間によらず一定とすると、カットイン演出、並びに、役物演出及び勝利演出等の他の演出によってフリーズ期間を吸収しなければならないことになる。これらの演出は、その演出態様の相違によって大当りの可能性を示唆する演出であったり、大当りとなるか否かを報知する演出であるため、このような演出の実行期間を変動させることで、遊技者が演出内容(即ち大当りとなる可能性)を認識し難くなるケースが生じる。また、これらの演出は、通常は、時間経過に応じて演出態様が変化する(例えばキャラクタが動作したりする)ものであるから、このような演出の実行期間を変動させることで、演出自体が不自然な態様で終了してしまうという問題もある。このように、図柄揺動演出以外の他の演出の実行期間を変動させてしまうと、遊技者に違和感を与えてしまうことになる。

0107

この実施の形態では、時間経過に応じて演出態様が変化しない(単に図柄表示エリア5L、5C、5Rに表示された各飾り図柄が揺れ動く態様ある)ものであり、それ自体の演出態様の相違によっては大当りとなる可能性を予告するものではない(図柄揺動の態様は大当りの可能性に応じて変化しない)図柄揺動演出の実行期間によって、フリーズ期間の変動を吸収するようにしている。そのため、遊技者に違和感を与えることなく各演出を適切に実行可能となる。

0108

また、図柄揺動演出はフリーズ演出よりも後に実行されることから、図柄揺動演出の実行期間によってフリーズ期間を予測可能となることがなく、フリーズ演出の興趣を低下させないようにしている。

0109

この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。

0110

上記の実施形態では、図柄揺動演出の実行期間を変動させることによりフリーズ期間の変動を吸収するようにしたが、例えば、演出画像の視認性を低下させる視認困難演出(ブラックアウト演出ホワイトアウト演出)の実行期間を変動させることによりフリーズ期間の変動を吸収するようにしても良い。例えば、視認困難演出としてのブラックアウト演出は、演出画像全体の輝度を低下させることにより表示情報を認識し難くする演出であり、視認困難演出としてのホワイトアウト演出は、演出画像全体の輝度を向上させることにより表示情報を認識し難くする演出である。また、遊技機のタイトル等の静止画像を表示させる演出の実行期間を変動させることによりフリーズ期間の変動を吸収するようにしても良く、遊技者が認識困難な速度で飾り図柄を変動表示させる演出(所謂高速変動演出)の実行期間を変動させることによりフリーズ期間の変動を吸収するようにしても良い。これらの演出は、時間経過に応じて演出態様が変化しない演出の一例である。

0111

また、上記の実施形態では、確定飾り図柄の停止表示直前に実行される図柄揺動演出の実行期間によって、フリーズ期間の変動を吸収する例について説明したが、確定飾り図柄の停止表示後に実行される演出の実行期間によって、フリーズ期間の変動を吸収するようにしても良い。例えば、図7に示すように、確定飾り図柄の停止表示期間終了後から次の特図変動開始までの期間に実行される演出の実行期間によりフリーズ期間の変動を吸収するようにしても良い。

0112

図7は、スーパーリーチはずれの変動パターン(特図変動時間が60秒であるPX004)が選択された場合の各演出の実行タイミング及び実行期間の具体例を示す図である。フリーズ期間が、(a)0.3秒、(b)0.6秒、(c)0.9秒のいずれのケースにおいても、カットイン演出の実行タイミング(11)及び実行期間(11−12)は固定であり、フリーズ演出の実行タイミング(12)は固定である。そして、フリーズ演出の実行完了後のタイミング(13)で、予め定められた固定期間(13−14)の敗北演出が実行される。そして、敗北演出の実行完了後のタイミング(14)で、予め定められた固定期間(14−15)の図柄揺動演出が実行され、該図柄揺動演出の実行完了後のタイミング(15)で、予め定められた固定期間(15−16)の飾り図柄確定停止期間移行する。

0113

ここで、予め定められた固定期間である飾り図柄確定停止期間の終了から次に実行される特図変動の開始までの期間(16−17)に繋ぎ演出が実行されるものとする。即ち、繋ぎ演出とは、少なくとも特図確定停止タイミングから次の特図変動開始までのタイミングまでの期間に実行される演出である。このように、飾り図柄の確定停止から次の特図変動開始(すなわち次の飾り図柄の変動開始)までの期間に実行される繋ぎ演出の実行期間を、上記実施の形態において示した図柄揺動演出と同様に、フリーズ演出の実行期間に応じて決定するようにすると良い。このような繋ぎ演出として、例えば、遊技機のタイトルやキャラクタ等の静止画像を表示させる演出を実行するようにすると良い。飾り図柄が確定停止してから次の飾り図柄の可変表示が開始されるまでの期間は、遊技者の演出に対する意識が著しく低下しているため、当該期間の演出においてフリーズ期間の変動を吸収することにより、遊技者に違和感を与えないようにすることができる。

0114

上記の実施形態では、フリーズ演出の後に実行される演出の実行期間を変動させることによりフリーズ期間の変動を吸収する例について説明したが、このような形態に限らず、フリーズ演出の前に実行される演出(例えば、前述した視認困難演出や高速変動演出)の実行期間を変動させることによりフリーズ期間の変動を吸収するようにしても良い。

0115

上記の実施形態では、演出制御基板12側(ROM121)が、予めフリーズ演出に関して実行期間の異なる4通り(0.3秒、0.6秒、0.9秒、1.2秒)の演出データを記憶している例について説明したが、このような形態に限らず、演出制御基板12側(ROM121)で、フリーズ演出に関する基本演出データを記憶しておき、演出制御用CPU120は、その基本演出データの実行期間を、表示結果に応じて設定する(例えば、はずれの場合にはフリーズ期間が長くなるほど設定確率が低くなり、大当りの場合にはフリーズ期間が長くなるほど設定確率が高くなるようなテーブルに基づいて設定する)ようにしても良い。

0116

上記実施の形態においては、変動時間及びリーチ演出の種類や擬似連の有無等の変動態様を示す変動パターンを演出制御基板(サブ側)に通知するために、変動を開始するときに1つの変動パターンコマンドを送信する例を示したが、2つ乃至それ以上のコマンドにより変動パターンを演出制御基板に通知する様にしてもよい。具体的には、2つのコマンドにより通知する場合、主基板(メイン側)は、1つ目のコマンドでは擬似連の有無、滑り演出の有無等、リーチとなる以前(リーチとならない場合には所謂第2停止の前)の変動時間や変動態様(例えば前変動パターン)を示すコマンド(例えば前変動パターン指定コマンド)を送信し、2つ目のコマンドではリーチの種類や再抽選演出の有無等、リーチとなった以降(リーチとならない場合には所謂第2停止の後)の変動時間や変動態様(例えば後変動パターン)を示すコマンド(例えば後変動パターン指定コマンド)を送信する様にしてもよい。

0117

この場合、演出制御基板は2つのコマンドの組合せから導かれる変動時間にもとづいて変動表示における演出制御を行うようにすればよい。尚、主基板の方では2つのコマンドのそれぞれにより変動時間を通知し、それぞれのタイミングで実行される具体的な変動態様については演出制御基板の方で選択を行う様にしてもよい。2つのコマンドを送る場合、同一のタイマ割込内で2つのコマンドを送信する様にしてもよく、1つ目のコマンドを送信した後、所定期間が経過してから(例えば次のタイマ割込において)2つ目のコマンドを送信する様にしてもよい。尚、それぞれのコマンドで示される変動態様はこの例に限定されるわけではなく、送信する順序についても適宜変更可能である。このように2つ乃至それ以上のコマンドにより変動パターンを通知する様にすることで、変動パターンコマンドとして記憶しておかなければならないデータ量を削減することができる。

0118

特別図柄の可変表示中に表示されるものは1種類の外れ図柄(例えば、「−」を示す記号)だけで、当該図柄の表示と消灯とを繰り返すことによって可変表示を行うようにしてもよい。さらに可変表示中に当該図柄が表示されるものも、可変表示の停止時には、当該図柄が表示されなくてもよい(表示結果としては「−」を示す記号が表示されなくてもよい)。

0119

その他にも、遊技機の装置構成データ構成、フローチャートで示した処理、などを実行するための画像表示装置における画像表示動作やスピーカにおける音声出力動作さらには遊技効果ランプや装飾用LEDにおける点灯動作を含めた各種の演出動作などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変更および修正が可能である。加えて、本発明の遊技機は、入賞の発生に基づいて所定数の遊技媒体を景品として払い出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技媒体を封入し入賞の発生に基づいて得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。

0120

本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、例えばパチンコ遊技機1といった、遊技機に含まれるコンピュータ装置などに対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置などの有する記憶装置プリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。

0121

そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラムおよびデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。

0122

1 …パチンコ遊技機
2 …遊技盤
3 …遊技機用枠
4A、4B… 特別図柄表示装置
5 …画像表示装置
6A… 普通入賞球装置
6B… 普通可変入賞球装置
7 … 特別可変入賞球装置
8L、8R…スピーカ
9 …遊技効果ランプ
11 …主基板
12 …演出制御基板
13 …音声制御基板
14 …ランプ制御基板
15 …中継基板
20 … 普通図柄表示器
21 …ゲートスイッチ
22A、22B…始動口スイッチ
23 …カウントスイッチ
30 … 操作ボタン
31 …操作検出スイッチ
100 …遊技制御用マイクロコンピュータ
101、121 … ROM
102、122 … RAM
103 … CPU
104、124 …乱数回路
105、125 … I/O
120 …演出制御用CPU
123 …表示制御部
1000 …大当り保留表示ランプ

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