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技術 両軸受リール及び両軸受リールのリール本体

出願人 シマノコンポネンツマレーシアエスディーエヌ.ビーエッチディー.
発明者 チョウチュンウィ北島啓吾
出願日 2015年4月15日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2015-083335
公開日 2016年12月8日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2016-202015
状態 特許登録済
技術分野 魚釣り(3)釣用リール
主要キーワード 電界腐食 接合突起 鉄系金属製 塑性変形前 取り付け脚 リターン機構 クラッチ制御機構 シングルハンドル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月8日)のものです。
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図面 (10)

課題

両軸受リールのリール本体において、竿取り付け脚部が固定される連結部材を、強度を確保して軽量化する。

解決手段

リール本体1は、スプール12が回転自在に支持される両軸受リール100のリール本体1である。リール本体1は、フレーム5と、竿取り付け脚部10と、肉盗み部11と、を備える。フレーム5は、第1側板8、第1側板8と対向して配置され、間にスプール12を配置可能な第2側板9、及び第1側板8と第2側板9とに一体形成され、第1側板8と第2側板9とを連結する複数の連結部材14、を有する。竿取り付け脚部10は、複数の連結部材14に含まれる第1連結部材15の外側面15bに固定される。肉盗み部11は、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15のスプール12が面する内側面15aに箱状に凹んで形成される。

概要

背景

両軸受リールのリール本体のフレームにおいて、金属製の第1側板及び第2側板と、第1側板及び第2側板に一体形成され、第1側板と第2側板とを連結する複数の連結部材と、を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。従来の両軸受リールのリール本体では、三つの連結部材の一つに両軸受リールを釣り竿に装着するための竿取り付け脚部が固定される。竿取り付け脚部が固定される連結部材のスプールに近い内側面は、円形機械加工され、外側面は平坦面に機械加工される。他の二つの連結部材は、リール本体の前部及び後部に配置され、内側面及び外側面は円形に機械加工される。連結部材には、軽量化を図るために円形の貫通孔が形成される。竿取り付け脚部は、例えば、4本のリベットによって連結部材にかしめ固定される。

概要

両軸受リールのリール本体において、竿取り付け脚部が固定される連結部材を、強度を確保して軽量化する。リール本体1は、スプール12が回転自在に支持される両軸受リール100のリール本体1である。リール本体1は、フレーム5と、竿取り付け脚部10と、肉盗み部11と、を備える。フレーム5は、第1側板8、第1側板8と対向して配置され、間にスプール12を配置可能な第2側板9、及び第1側板8と第2側板9とに一体形成され、第1側板8と第2側板9とを連結する複数の連結部材14、を有する。竿取り付け脚部10は、複数の連結部材14に含まれる第1連結部材15の外側面15bに固定される。肉盗み部11は、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15のスプール12が面する内側面15aに箱状に凹んで形成される。

目的

本発明の課題は、両軸受リールのリール本体において、竿取り付け脚部が固定される連結部材を、強度を確保して軽量化することにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

スプールが回転自在に支持される両軸受リールのリール本体であって、第1側板、前記第1側板と対向して配置され、間に前記スプールを配置可能な第2側板、及び前記第1側板と前記第2側板とに一体形成され、前記第1側板と前記第2側板とを連結する複数の連結部材、を有するフレームと、前記複数の連結部材のいずれか一つの外側面に固定される竿取り付け脚部と、前記竿取り付け脚部が固定される前記連結部材の前記スプールが面する内側面に箱状に凹んで形成された肉盗み部と、を備える両軸受リールのリール本体。

請求項2

少なくとも前記肉盗み部の一部に配置されるカバー部材をさらに備える、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。

請求項3

前記第1側板及び前記第2側板は、外周面円形に形成される、請求項1又は2に記載の両軸受リールのリール本体。

請求項4

前記複数の連結部材は、前記竿取り付け脚部が固定される第1連結部材と、少なくとも一つの第2連結部材と、を有し、前記第2連結部材の内側面及び前記内側面と反対側の外側面は円弧状に形成され、前記第1連結部材の前記内側面は円形に形成され、前記内側面と反対側の外側面は、径方向と直交する平面によって構成される、請求項3に記載の両軸受リールのリール本体。

請求項5

前記肉盗み部は、前記竿取り付け脚部を固定するための複数のピン部材が通過可能な複数のピン部材通過孔を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リールのリール本体。

請求項6

請求項1から5のいずれか1項に記載のリール本体と、前記スプールと、前記第1側板側で前記リール本体に回転自在に支持され、前記スプールを回転させるためのハンドルと、を備える両軸受リール。

技術分野

0001

本発明は、両軸受リール及び両軸受リールのリール本体に関する。

背景技術

0002

両軸受リールのリール本体のフレームにおいて、金属製の第1側板及び第2側板と、第1側板及び第2側板に一体形成され、第1側板と第2側板とを連結する複数の連結部材と、を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。従来の両軸受リールのリール本体では、三つの連結部材の一つに両軸受リールを釣り竿に装着するための竿取り付け脚部が固定される。竿取り付け脚部が固定される連結部材のスプールに近い内側面は、円形機械加工され、外側面は平坦面に機械加工される。他の二つの連結部材は、リール本体の前部及び後部に配置され、内側面及び外側面は円形に機械加工される。連結部材には、軽量化を図るために円形の貫通孔が形成される。竿取り付け脚部は、例えば、4本のリベットによって連結部材にかしめ固定される。

先行技術

0003

特許第5258688号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来の両軸受リールのリール本体では、竿取り付け脚部が固定される連結部材に軽量化を図るために貫通孔を形成している。貫通孔の直径や数が小さいと軽量化の効果が低い。軽量化の効果を高めるために貫通孔の直径や数を大きくすると強度を確保できないおそれがある。

0005

本発明の課題は、両軸受リールのリール本体において、竿取り付け脚部が固定される連結部材を、強度を確保して軽量化することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る両軸受リールのリール本体は、スプールが回転自在に支持される両軸受リールのリール本体である。リール本体は、フレームと、竿取り付け脚部と、肉盗み部と、を備える。フレームは、第1側板、第1側板と対向して配置され、間にスプールを配置可能な第2側板、及び第1側板と第2側板とに一体形成され、第1側板と第2側板とを連結する複数の連結部材、を有する。竿取り付け脚部は、複数の連結部材のいずれか一つの外側面に固定される。肉盗み部は、竿取り付け脚部が固定される連結部材のスプールが面する内側面に箱状に凹んで形成される。

0007

この両軸受リールのリール本体では、第1側板及び第2側板と一体形成され、竿取り付け脚部が固定される連結部材の内側面に箱状に凹んだ肉盗み部が形成される。箱状に凹んで形成された肉盗み部は、その周囲に厚肉の縁部が形成され、かつ縁部が薄肉の底部と一体形成されるため、曲げ強度が、貫通孔に比べて低下しない。このため、竿取り付け脚部が固定される連結部材を、強度を確保して軽量化できる。

0008

リール本体は、肉盗み部内の少なくとも一部に配置されるカバー部材をさらに備えてもよい。この場合には、カバー部材を金属よりも比重が小さい合成樹脂製することによって、肉盗み部にカバー部材を配置しても、連結部材の軽量化を図れる。また、肉盗み部の少なくとも一部にカバー部材が配置されるため、カバー部材の内部に電界腐食を防止するためのグリースを貯めることができる。

0009

第1側板及び第2側板は、外周面が円形に形成されてもよい。この場合には、円形のリール本体において、竿取り付け脚部が固定される連結部材を、強度を確保して軽量化できる。

0010

複数の連結部材は、竿取り付け脚部が固定される第1連結部材と、少なくとも一つの第2連結部材と、を有してもよい。第2連結部材の内側面及び内側面と反対側の外側面は円弧状に形成されてもよい。第1連結部材の内側面は円形に形成され、内側面と反対側の外側面は径方向と直交する平面に形成されてもよい。この場合には、第1連結部材の内側面及び第2連結部材の内側面がそれぞれ円形に形成されるので、第1連結部材及び第2連結部材とスプールとの隙間を等間隔にすることができ、リール本体の小型を図れる。また、第1連結部材の外側面に竿取り付け脚部を固定しやすくなる。

0011

肉盗み部は、竿取り付け脚部を固定するための複数のピン部材が通過可能な複数のピン部材通過孔を有してもよい。この場合には、薄肉の肉盗み部にピン部材が配置されるので、ピン部材の軸方向長さが短くなり、さらに軽量化を図れる。

0012

本発明に係る両軸受リールは、上記のリール本体と、スプールと、ハンドルとを備える。ハンドルは、第1側板側でリール本体に回転自在に支持され、スプールを回転させるために設けられる。ここでは、上記作用効果を奏する両軸受リールを得ることができる。

発明の効果

0013

本発明によれば、両軸受リールのリール本体において、竿取り付け脚部が固定される連結部材を、強度を確保して軽量化できる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の一実施形態が採用された両軸受リールの左側面図。
図1切断線II−IIによって切断した両軸受リールの断面図。
本発明の一実施形態によるリール本体のフレームの平面図。
そのフレームに竿取り付け脚部を取り付けた状態の底面図。
竿取り付け脚部及びカバー部材を取り付けた状態の図3の切断線V−Vによって切断したフレームの断面図。
図3の切断線VI−VIによって切断したフレームの断面図。
カバー部材の平面図。
カバー部材の底面図。
カバー部材の側面図。

実施例

0015

図1及び図2において、本発明の一実施形態を採用した両軸受リール100は、ベイトキャスト及びジギング等に用いられる円形のリールである。両軸受リール100は、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、リール本体1の内部に回転自在に装着されたスプール12とを備える。

0016

なお、以降の説明で記載する前後左右は、両軸受リール100を釣り竿に装着された状態で釣り糸が繰り出される方向が前であり、両軸受リール100を後方から見た状態で左右を表す。

0017

<ハンドル>
ハンドル2は、板状のアーム部2aと、アーム部2aの先端に回転自在に装着された把手2bとを有するシングルハンドル形のものである。アーム部2aの基端は、図2に示すように、後述する駆動軸30の先端に一体回転可能に装着される。

0018

<リール本体>
リール本体1は、図2に示すように、例えばアルミニウム合金マグネシウム合金などの軽金属製の部材である。リール本体1は、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7と、竿取り付け脚部10と、肉盗み部11(図3図5、及び図6参照)と、を備える。リール本体1は、図5に拡大して示すように、少なくとも肉盗み部11の一部に配置されるカバー部材13をさらに備える。リール本体1の内部には、スプール12がスプール軸20を介して回転自在に装着される。スプール軸20は、第1側カバー6、第2側カバー7、及び後述する機構装着板34によって回転自在に支持される。

0019

フレーム5は、例えば、ダイキャストによって一体形成される。フレーム5は、図3から図6に示すように、左右1対の第1側板8及び第2側板9と、第1側板8及び第2側板9を連結する複数(例えば3つ)の連結部材14と、を有する。第1側板8及び第2側板9は、外周面が円形に形成される。第1側板8は、ハンドル2側に配置され、第2側板9より大径である。第1側板8には、スプール12が通過可能な円形の開口8aが形成される。第1側板8と第2側板9は、スプール12を配置可能に所定の間隔をあけて対向して配置される。第1側板8には、各種の機構を装着するための円形の機構装着板34が芯出しされて着脱可能に固定される。機構装着板34は、スプール軸20中間部及び駆動軸30の基端部を回転自在に支持する。機構装着板34は第1側板8にネジ止めされる。第2側板9は、ハンドル2と反対側に配置される。この実施形態では、第2側カバー7と一体的に形成される。

0020

複数(例えば3つ)の連結部材14は、第1側板8及び第2側板9と一体形成される。複数の連結部材14は、下側に配置される第1連結部材15と、少なくとも一つの第2連結部材16と、有する。本実施形態では、2つの第2連結部材16が前後に配置される。第1連結部材15には、図5に示すように、たとえばステンレス合金等の金属製の竿取り付け脚部10が、ネジ又はリベット等の適宜の締結用のピン部材によって固定される。本実施形態では、竿取り付け脚部10は、ピン部材としてのリベット40によって、第1連結部材15に固定される。リベット40は、例えばステンレス合金等の鉄系の金属製である。リベット40は、頭部40a及び頭部40aよりも小径の軸部40bを有する。第1連結部材15のスプール12に近い内側面15aは、スプール12の回転中心SCを中心とする円弧状に凹んで形成される。第1連結部材15の内側面15aと反対側の外側面15bは、回転中心SCから延びる径方向と直交する平面に形成される。この外側面15bに竿取り付け脚部10が固定される。

0021

2つの第2連結部材16の内側面16aは、回転中心SCを中心とする円弧状に凹んで形成される。外側面16bは、回転中心SCを中心とする円形に膨らんで形成される。第2連結部材16の外側面16bは、第1側板8の外周面8bと概ね面一に形成され、第2側板9側で、小径の第2側板9の外周面に向けて湾曲する。

0022

第1側カバー6は、図1に示すように、円形部6aと円形部6aから外側及び径方向外方に突出する膨出部6bとで構成される。第1側カバー6は、複数本(例えば5本)のねじ部材によって、第1側板8に固定される。第1側カバー6は、ハンドル2が先端に一体回転可能に連結される駆動軸30の中間部を回転自在に支持する。第1側カバー6はスプール軸20の右端を回転自在に支持する。第1側カバー6の後部には、クラッチレバー17が装着される。第2側カバー7は、スプール軸方向外方から見て円形である。第2側カバー7は、スプール軸20の左端を回転自在に支持する。

0023

竿取り付け脚部10は、図4に示すように、両軸受リール100を釣り竿に装着するための前後に長い板状の部材である。竿取り付け脚部10は、たとえばステンレス合金等の金属製の部材である。竿取り付け脚部10は、第1連結部材15の外側面15bに固定される固定部10aと、固定部10aから前後に延びる1対の脚部10bと、を有する。

0024

固定部10aは、角が丸められた概ね矩形平板状に形成され、その四隅には、リベット40の軸部40bが通過可能な複数(例えば4つ)の第1通過孔10cが形成される。なお、図4では、リベット40の軸部40bが第1通過孔10cよりも大径に描かれているが、これは、かしめ固定のときに、軸部40bの先端を塑性変形させたからであり、塑性変形前は軸部40bの方が第1通過孔10cよりも小径である。一対の脚部10bは、固定部10aよりも幅が小さい。1対の脚部10bの先端部は先細りし、かつ釣り竿の外周面に沿うように左右方向で円形に湾曲している。

0025

肉盗み部11は、図3図5、及び図6に示すように、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15のスプール12が面する内側面15aに箱状に凹んで形成される。したがって、肉盗み部11の底部11aは、その四方に配置され、底部11aよりも厚肉の概ね矩形の縁部15cによって囲まれる。肉盗み部11は、本実施形態では、フライス加工などの機械加工によって第1連結部材15に形成される。肉盗み部11は、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15を、強度を確保して軽量化するために設けられる。肉盗み部11には、図3に示すように、複数(例えば4つ)の第2通過孔11bと、少なくとも一つの第1貫通孔11cと、軽量化のための少なくとも一つの第2貫通孔11dと、が形成される。複数の第2通過孔11bは、リベット40の軸部40bが通過可能な孔であり、第1通過孔10cと同じ位置に同じ直径で形成される。第2通過孔11bは、ピン部材通過孔の一例である。第1貫通孔11cは、カバー部材13を第1連結部材15に接合するための孔であり、左右方向において第2通過孔11bの間に配置される。第2貫通孔11dは、前後方向において第2通過孔11bの間に配置される。第1貫通孔11c及び第2貫通孔11dは、竿取り付け脚部10の固定部10aによって塞がれる。

0026

図5に拡大して示すように、カバー部材13は、例えば、ABS樹脂アクリロニトリルブタジエンスチレン重合合成樹脂)等の比較的硬質の合成樹脂製である。カバー部材13は、肉盗み部11の少なくとも一部をカバーし、加工痕及び鋳物のすを隠すこともできる。本実施形態では、カバー部材13は、肉盗み部11の内縁部に係合する角が丸められた矩形の外周面を有する。カバー部材13は、接着、ネジ止め、溶着等の適宜の固定手段によって肉盗み部11に固定される。本実施形態では、カバー部材13は超音波溶着によって肉盗み部11に固定される。なお、カバー部材13と肉盗み部11との間には、電解腐食防止用のグリースが貯められる。これによって、鉄系金属製のリベット40が軽金属製の第1連結部材15及び竿取り付け脚部10と接触することによって生じる電解腐食を抑制できる。

0027

図5から図9に示すように、カバー部材13のスプール12に近い第1面13aは、第1連結部材15の内側面15aに連なるように、スプール12の回転中心SCを中心とする円弧状に凹んで形成される。カバー部材13の第1面13aと反対側の第2面13bは、平坦に形成される。カバー部材13は、リベット40の頭部40aよりも大径の複数(例えば4つ)の頭部配置孔13cと、第2面13bに突出して形成された複数(例えば数二つ)の接合突起13dとを有する。頭部配置孔13cは、第2通過孔11bと連通可能な位置に形成される。頭部配置孔13cは第1面13aから第2面13bに貫通して形成される。接合突起13dは、第1貫通孔11cに嵌合可能に中空の筒状に形成される。接合突起13dは、第1貫通孔11cの軸方向長さよりもわずかに短い長さ突出する。第1貫通孔11cの外側面15bに開口する位置には、大径の座繰り部11eが形成される。カバー部材13を超音波溶着によって、肉盗み部11に接合するとき、溶融した接合突起13dが座繰り部11eに流れ込み、カバー部材13が抜け止めされる。

0028

<両軸受リールのその他の構成>
図2に示すように、第1側カバー6と機構装着板34との間には、回転伝達機構19と、クラッチ機構21と、クラッチ制御機構22と、ドラグ機構23と、キャスティングコントロール機構24と、が配置されている。回転伝達機構19は、駆動軸30を有し、ハンドル2の糸巻取方向の回転をスプール12に伝える。駆動軸30は、第1側カバー6及び機構装着板34に回転自在に支持される。クラッチ機構21は、ハンドル2とスプール12とを連結及び遮断する。クラッチ機構21をクラッチオフ状態遮断状態)にするとスプール12が自由回転可能状態になる。クラッチ制御機構22は、クラッチレバー17の操作に応じてクラッチ機構21をクラッチオン状態連結状態)とクラッチオフ状態とに制御する。なお、クラッチオフ状態からクラッチオン状態の切り替えは、クラッチレバー17ではなく、ハンドル2を糸巻取方向に回転させて図示しないリターン機構を動作させることによっても行える。ドラグ機構23は、スプール12の糸繰り出し方向の回転を制動する。キャスティングコントロール機構24は、スプール12の回転時の抵抗力を調整する。

0029

<竿取り付け脚部及びカバー部材の取り付け作業
竿取り付け脚部10を第1連結部材15に固定する場合、リベット40の軸部40bを肉盗み部11側からを第2通過孔11bに挿入する。この状態で所望の治具によってリベット40の頭部40aを支持し、竿取り付け脚部10の固定部10aをリベット40の軸部40bに装着し、かしめ装置によって軸部40bの先端を塑性変形させる。これによって竿取り付け脚部10が第1連結部材15に固定される。竿取り付け脚部10を第1連結部材15に固定すると、第1貫通孔11c及び第2貫通孔11dは固定部10aによって塞がれる。この状態で2本の接合突起13dを第1貫通孔11cに嵌合させて、カバー部材13を肉盗み部11にはめ込む。最後に超音波振動子によって、接合突起13dを溶かしてカバー部材13を肉盗み部11に超音波溶着させる。これによって、竿取り付け脚部10が第1連結部材15に固定される。

0030

<特徴>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。

0031

(A)リール本体1は、スプール12が回転自在に支持される両軸受リール100のリール本体1である。リール本体1は、フレーム5と、竿取り付け脚部10と、肉盗み部11と、を備える。フレーム5は、第1側板8、第1側板8と対向して配置され、間にスプール12を配置可能な第2側板9、及び第1側板8と第2側板9とに一体形成され、第1側板8と第2側板9とを連結する複数の連結部材14、を有する。竿取り付け脚部10は、複数の連結部材14に含まれる第1連結部材15の外側面15bに固定される。肉盗み部11は、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15のスプール12が面する内側面15aに箱状に凹んで形成される。

0032

この両軸受リール100のリール本体1では、第1側板8及び第2側板9と一体形成され、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15の内側面15aに箱状に凹んだ肉盗み部11が形成される。箱状に凹んで形成された肉盗み部11は、その周囲に厚肉の縁部15cが形成され、かつ縁部15cが薄肉の底部11aと一体形成されるため、曲げ強度が、貫通孔に比べて低下しない。このため、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15を、強度を確保して軽量化できる。

0033

(B)リール本体1は、肉盗み部11内の少なくとも一部に配置されるカバー部材13をさらに備えてもよい。この場合には、カバー部材13を金属よりも比重が小さい合成樹脂製することによって、肉盗み部11にカバー部材13を配置しても、第1連結部材15の軽量化を図れる。また、肉盗み部11の少なくとも一部にカバー部材13が配置されるため、カバー部材13の内部に電界腐食を防止するためのグリースを貯めることができる。

0034

(C)第1側板8及び第2側板9は、外周面が円形に形成されてもよい。この場合には、円形のリール本体1において、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15を、強度を確保して軽量化できる。

0035

(D)複数の連結部材14は、竿取り付け脚部10が固定される第1連結部材15と、少なくとも一つの第2連結部材16と、を有してもよい。第2連結部材16の内側面16a及び内側面16aと反対側の外側面16bはそれぞれ円弧状に形成されてもよい。第1連結部材15の内側面15aは円形に形成され、内側面15aと反対側の外側面15bは径方向と直交する平面に形成されてもよい。この場合には、第1連結部材15の内側面15a及び第2連結部材16の内側面16aが円弧状に形成されるので、第1連結部材15及び第2連結部材16とスプール12との隙間を等間隔にすることができ、リール本体1の小型を図れる。また、第1連結部材15の外側面15bに竿取り付け脚部10を固定しやすくなる。

0036

(E)肉盗み部11は、竿取り付け脚部10を固定するための複数のリベット40が通過可能な複数の第2通過孔11bを有してもよい。この場合には、薄肉の肉盗み部11にリベット40が配置されるので、リベット40の軸方向長さが短くなり、さらに軽量化を図れる。

0037

<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。

0038

(a)上記実施形態では、円形の両軸受リール100のリール本体1を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ロープロファイルの非円形の両軸受リールのリール本体にも本発明を適用できる。

0039

(b)上記実施形態では、肉盗み部11を、第1連結部材15の内側面15aに形成したが、外側面15bに形成してもよい。

0040

(c)上記実施形態では、第2側板9と第2側カバー7が一体形成されるが、第2側カバー7は、第2側板9と別体であってもよい。

0041

1 リール本体
2ハンドル
5フレーム
8 第1側板
9 第2側板
10 竿取り付け脚部
11肉盗み部
11a 底面
11b 第1貫通孔
12スプール
13カバー部材
14連結部材
15 第1連結部材
15a 内側面
15b 外側面
15c 縁部
16 第2連結部材
16a 内側面
16b 外側面
40リベット
100 両軸受リール

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    【課題】簡単な構成で安定した誤復帰防止性能が得られる誤復帰防止機構を備えた魚釣用リールを提供する。【解決手段】本発明の魚釣用リールは、スプールにハンドルの回転駆動力を伝達するクラッチON位置、又は、遮... 詳細

  • グローブライド株式会社の「 魚釣用スピニングリール」が 公開されました。( 2020/02/06)

    【課題】釣糸がロータとスプールの間からスプール軸へ浸入することを防止し、釣糸による糸絡みをすることを回避しつつ、ふけ落ちた釣糸を容易に解放することができる魚釣用スピニングリールを提供する。【解決手段】... 詳細

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