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技術 ユーザ入力の操作性を向上させるプログラム、電子装置、及び方法

出願人 株式会社Cygames
発明者 副島保孝鎌田浩平
出願日 2015年4月13日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2015-081804
公開日 2016年12月1日 (7ヶ月経過) 公開番号 2016-201028
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス 電子ゲーム機
主要キーワード 接触型位置 Y座標 次変位 仮想コントローラ インチ数 携帯型ビデオゲーム機 X座標 距離条件

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課題

ユーザ入力操作性を向上させるプログラム電子装置、及びその方法を提供する。

解決手段

表示部102及び接触型位置入力部103を有する電子装置100において実行されるゲームのためのプログラムであって、電子装置に、座標平面上に操作基準位置を設定するステップと、接触型位置入力装置上へのタッチがされているかを判断するステップと、接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて座標平面上に操作位置を設定するステップと、操作基準位置と操作位置に基づいてディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップと、操作位置を変位基準位置として保持するステップと、変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動検出するステップと、所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に操作基準位置を座標平面上に再設定するステップと、を実行させる。

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背景

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近年のタッチパネル技術の向上に伴い、タッチパネル上のユーザインタフェースを介してユーザ入力を行う電子装置が広く普及してきた。そして、電子装置において実行されるゲームにおいては、従来型物理的なコントローラによるユーザ入力に代えて、電子装置に備えられたタッチパネルを介してユーザ入力を行う形態が広く普及してきている。

特にスマートフォン等に代表される小型携帯型電子装置の普及が急速に進み、このような携帯型電子装置上で実行されるゲームも数多くリリースされている。このような状況において、タッチパネルに表示されたオブジェクト(例えば、プレイヤキャラクタ)の操作方法については、様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、タッチパネルがタッチされると、当該タッチ位置に仮想コントローラを表示することが記載されている。さらに特許文献2には、検出したタッチ位置に基づいてタッチパネルの操作基準位置を定め、操作基準位置から最新のタッチ位置に対する向きに応じて操作指示生成するとともに、最新のタッチ位置が移動すると操作基準位置を最新タッチ位置に近付けるように移動させることが記載されている。

概要

ユーザ入力の操作性を向上させるプログラム、電子装置、及びその方法を提供する。表示部102及び接触型位置入力部103を有する電子装置100において実行されるゲームのためのプログラムであって、電子装置に、座標平面上に操作基準位置を設定するステップと、接触型位置入力装置上へのタッチがされているかを判断するステップと、接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて座標平面上に操作位置を設定するステップと、操作基準位置と操作位置に基づいてディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップと、操作位置を変位基準位置として保持するステップと、変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するステップと、所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に操作基準位置を座標平面上に再設定するステップと、を実行させる。

目的

本発明が目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項

以下の情報は公開日時点(2016年12月1日)のものです。

請求項1

ディスプレイ及び接触型位置入力装置を有し、前記接触型位置入力装置上へのタッチに応じたタッチ位置を前記接触型位置入力装置上の入力位置に対応する座標平面における座標として取得する電子装置において実行されるゲームのためのプログラムであって、前記電子装置に、前記座標平面上に操作基準位置を設定するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされているかを判断するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて前記座標平面上に操作位置を設定するステップと、前記操作基準位置と前記操作位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップと、前記操作位置を変位基準位置として保持するステップと、前記変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するステップと、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記座標平面上に再設定するステップと、を実行させ、前記所定条件は、前記変位基準位置として保持された前記操作位置を取得した後に取得されるタッチ位置である変位位置と前記操作基準位置と前記変位基準位置との三点で形成される三角形のいずれかの内角所定基準を満たすことを少なくとも含む、プログラム。

請求項2

前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップは、前記操作基準位置から前記操作位置への方向及び前記操作基準位置と前記操作位置の距離の少なくとも一方に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させる、請求項1に記載のプログラム。

請求項3

前記所定基準は、前記操作基準位置をA、前記変位基準位置をB、及び前記変位位置をCとしたときに、直線BAと直線BCのなす角度若しくは直線CAと直線CBのなす角度が所定角度以下であるか、又は直線ABと直線ACのなす角度が所定角度以上であることである、請求項1又は請求項2に記載のプログラム。

請求項4

前記所定条件は、前記変位基準位置から前記変位位置へのタッチ位置移動が所定速度以上であることをさらに含む、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のプログラム。

請求項5

前記所定条件は、前記変位位置が前記変位基準位置から所定距離以上であることをさらに含む、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のプログラム。

請求項6

接触型入力装置上に操作基準位置を設定するステップは、タッチ位置の取得を開始した位置に基づいて操作基準位置を設定する、請求項1から請求項5のいずれか一つに記載のプログラム。

請求項7

前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を再設定するステップは、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記変位基準位置及び前記変位位置の少なくとも一方に基づいて再設定する、請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のプログラム。

請求項8

前記プログラムは、前記電子装置に、さらに、前記操作基準位置から前記操作位置への方向をユーザへ明示するための表示物を、前記ディスプレイ上の前記操作基準位置に対応する位置と前記操作位置に対応する位置の間に表示させるステップを実行させる、請求項1から請求項7のいずれか一つに記載のプログラム。

請求項9

前記電子装置は携帯型電子装置であり、前記ディスプレイ及び前記接触型位置入力装置はこれらを一体としたタッチパネルにより構成される、請求項1から請求項8のいずれか一つに記載のプログラム。

請求項10

請求項1から請求項9のいずれか一つに記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

請求項11

請求項1から請求項9のいずれか一つに記載のプログラムを電子装置に供給するサーバ

請求項12

ディスプレイ、接触型位置入力装置、及びゲームのためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を有し、前記接触型位置入力装置上へのタッチに応じたタッチ位置を前記接触型位置入力装置上の入力位置に対応する座標平面における座標として取得する電子装置であって、前記プログラムは、前記電子装置に、前記座標平面上に操作基準位置を設定するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされているかを判断するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて前記座標平面上に操作位置を設定するステップと、前記操作基準位置と前記操作位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップと、前記操作位置を変位基準位置として保持するステップと、前記変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するステップと、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記座標平面上に再設定するステップと、を実行させ、前記所定条件は、前記変位基準位置として保持された前記操作位置を取得した後に取得されるタッチ位置と前記操作基準位置と前記変位基準位置との三点で形成される三角形のいずれかの内角が所定基準を満たすことを少なくとも含む、電子装置。

請求項13

ディスプレイ及び接触型位置入力装置を有する、ゲームを実行可能な電子装置であって、前記接触型位置入力装置上へのタッチに応じたタッチ位置を前記接触型位置入力装置上の入力位置に対応する座標平面における座標として取得するタッチ位置取得部と、前記座標平面上に操作基準位置を設定する操作基準位置設定手段と、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて前記座標平面上に操作位置を設定する操作位置設定手段と、前記操作基準位置と前記操作位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるオブジェクト表示手段と、前記操作位置を変位基準位置として保持する変位基準位置保持手段と、前記変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するタッチ動作検出手段と、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記座標平面上に再設定する操作基準位置再設定手段と、を備え、前記所定条件は、前記変位基準位置として保持された前記操作位置を取得した後に取得されるタッチ位置と前記操作基準位置と前記変位基準位置との三点で形成される三角形のいずれかの内角が所定基準を満たすことを少なくとも含む、電子装置。

請求項14

ディスプレイ及び接触型位置入力装置を有し、前記接触型位置入力装置上へのタッチに応じたタッチ位置を前記接触型位置入力装置上の入力位置に対応する座標平面における座標として取得する電子装置において実行されるゲームのための方法であって、前記座標平面上に操作基準位置を設定するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされているかを判断するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて前記座標平面上に操作位置を設定するステップと、前記操作基準位置と前記操作位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップと、前記操作位置を変位基準位置として保持するステップと、前記変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するステップと、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記座標平面上に再設定するステップと、を有し、前記所定条件は、前記変位基準位置として保持された前記操作位置を取得した後に取得されるタッチ位置と前記操作基準位置と前記変位基準位置との三点で形成される三角形のいずれかの内角が所定基準を満たすことを少なくとも含む、方法。

詳細

以下の情報は 公開日時点 (2016年12月1日)のものです。

技術分野

0001

本発明は電子装置におけるユーザ入力の操作性を向上させるプログラム、電子装置、及び方法に関する。


背景技術

0002

近年のタッチパネル技術の向上に伴い、タッチパネル上のユーザインタフェースを介してユーザ入力を行う電子装置が広く普及してきた。そして、電子装置において実行されるゲームにおいては、従来型の物理的なコントローラによるユーザ入力に代えて、電子装置に備えられたタッチパネルを介してユーザ入力を行う形態が広く普及してきている。

0003

特にスマートフォン等に代表される小型の携帯型電子装置の普及が急速に進み、このような携帯型電子装置上で実行されるゲームも数多くリリースされている。このような状況において、タッチパネルに表示されたオブジェクト(例えば、プレイヤキャラクタ)の操作方法については、様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、タッチパネルがタッチされると、当該タッチ位置に仮想コントローラを表示することが記載されている。さらに特許文献2には、検出したタッチ位置に基づいてタッチパネルの操作基準位置を定め、操作基準位置から最新のタッチ位置に対する向きに応じて操作指示を生成するとともに、最新のタッチ位置が移動すると操作基準位置を最新タッチ位置に近付けるように移動させることが記載されている。


先行技術

0004

特許第4932010号
特許第5487262号


発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、操作基準位置又は仮想コントローラが固定されていると、ユーザがタッチ位置を操作基準位置から大きく移動してオブジェクトを移動させた後に、逆方向へオブジェクトを移動させるように入力を行いたい場合には、タッチ位置を大きく戻す必要がある。さらに、オブジェクトの移動方向及び移動距離が操作基準位置からのタッチ位置の相対的な方向及び距離に基づく場合には、オブジェクトの反転移動を意図したユーザは、タッチ位置を操作基準位置を通過させて反対側まで移動させなければならない。この際に、タッチ位置が操作基準位置に接近する過程において、オブジェクトは徐々に減速し、操作基準位置に到達した時点停止する。そして、タッチ位置が操作基準位置を越えて反対に移動したときに、オブジェクトは反転し、タッチ位置が操作基準位置から離れるほど反対方向へ加速して移動していく。このようなオブジェクトの操作は、ユーザの意図を適確に反映させるものではない場合がある。すなわち、例えば、ゲームにおいて進行方向から障害物が迫ってきた場合に、ユーザは、オブジェクトをすばやく反転させて、高速で反対方向へ移動させて、障害物を回避させることを意図する。それにも拘わらず、現在の入力方式を用いた場合には、オブジェクトは、現在の進行方向への移動速度を減速させ、停止し、反転し、逆方向へ低速にて移動を開始し、徐々に加速する、という過程を必ず実行されなければならない。この場合には、ユーザがすばやく反転移動のための入力を行ったとしても、オブジェクトが逆方向への高速移動をすばやく実行できないため、障害物を回避することができない。

0006

操作基準位置を最新のタッチ位置に近付けるように移動させる方式においては、ユーザの最新タッチ位置が操作基準位置から所定距離以上離れないように、操作基準位置を最新のタッチ位置に追従させることができるから、オブジェクトを反転させて移動させたい場合であっても所定距離以上タッチ位置を移動させる必要はない。しかしながら、タッチ位置を操作基準位置まで戻して操作基準位置の反対側までタッチ位置を移動させるというタッチ操作が必要であることにはかわりがない。そして、オブジェクトを反転移動させたい場合においても、現在の進行方向への移動速度を減速させ、停止し、反転し、逆方向へ低速にて移動を開始し、徐々に加速する、という過程を必ず実行されなければならない点もかわりがない。また操作基準位置を移動させたくないユーザにとっては、常に操作基準位置を最新のタッチ位置に近付けるように移動させる方式であると、意図しない制御が行われる可能性がある。


課題を解決するための手段

0007

本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、以下のような特徴を有している。すなわち、本発明の一態様としてのプログラムは、ディスプレイ及び接触型位置入力装置を有し、前記接触型位置入力装置上へのタッチに応じたタッチ位置を前記接触型位置入力装置上の入力位置に対応する座標平面における座標として取得する電子装置において実行されるゲームのためのプログラムであって、前記電子装置に、前記座標平面上に操作基準位置を設定するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされているかを判断するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて前記座標平面上に操作位置を設定するステップと、前記操作基準位置と前記操作位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップと、前記操作位置を変位基準位置として保持するステップと、前記変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するステップと、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記座標平面上に再設定するステップと、を実行させ、前記所定条件は、前記変位基準位置として保持された前記操作位置を取得した後に取得されるタッチ位置である変位位置と前記操作基準位置と前記変位基準位置との三点で形成される三角形のいずれかの内角が所定基準を満たすことを少なくとも含むプログラムである。

0008

本発明の一態様として、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップは、前記操作基準位置から前記操作位置への方向及び前記操作基準位置と前記操作位置の距離の少なくとも一方に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させる。

0009

本発明の一態様として、当該所定基準は、前記操作基準位置をA、前記変位基準位置をB、及び前記変位位置をCとしたときに、直線BAと直線BCのなす角度若しくは直線CAと直線CBのなす角度が所定角度以下であるか、又は直線ABと直線ACのなす角度が所定角度以上である。

0010

本発明の一態様として、前記所定条件は、前記変位基準位置から前記変位位置へのタッチ位置移動が所定速度以上であること、及び/又は前記変位位置が前記変位基準位置から所定距離以上であることをさらに含む。

0011

本発明の一態様として、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を再設定するステップは、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記変位基準位置及び前記変位位置の少なくとも一方に基づいて再設定する。

0012

本発明の一態様としてのプログラムは、前記電子装置に、さらに、前記操作基準位置から前記操作位置への方向をユーザへ明示するための表示物を、前記ディスプレイ上の前記操作基準位置に対応する位置と前記操作位置に対応する位置の間に表示させるステップを実行させる。

0013

本発明の一態様として、前記電子装置は携帯型電子装置であり、前記ディスプレイ及び前記接触型位置入力装置はこれらを一体としたタッチパネルにより構成される。

0014

本発明の一態様としてのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記プログラムを格納し、本発明の一態様としてのサーバは、前記プログラムを電子装置に供給するサーバである。

0015

本発明の一態様としての電子装置は、ディスプレイ、接触型位置入力装置、及びゲームのためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を有し、前記接触型位置入力装置上へのタッチに応じたタッチ位置を前記接触型位置入力装置上の入力位置に対応する座標平面における座標として取得する電子装置であって、前記プログラムは、前記電子装置に、前記座標平面上に操作基準位置を設定するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされているかを判断するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて前記座標平面上に操作位置を設定するステップと、前記操作基準位置と前記操作位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップと、前記操作位置を変位基準位置として保持するステップと、前記変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するステップと、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記座標平面上に再設定するステップと、を実行させ、前記所定条件は、前記変位基準位置として保持された前記操作位置を取得した後に取得されるタッチ位置と前記操作基準位置と前記変位基準位置との三点で形成される三角形のいずれかの内角が所定基準を満たすことを少なくとも含む電子装置である。

0016

本発明の一態様としての電子装置は、ディスプレイ及び接触型位置入力装置を有する、ゲームを実行可能な電子装置であって、前記接触型位置入力装置上へのタッチに応じたタッチ位置を前記接触型位置入力装置上の入力位置に対応する座標平面における座標として取得するタッチ位置取得部と、前記座標平面上に操作基準位置を設定する操作基準位置設定手段と、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて前記座標平面上に操作位置を設定する操作位置設定手段と、前記操作基準位置と前記操作位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるオブジェクト表示手段と、前記操作位置を変位基準位置として保持する変位基準位置保持手段と、前記変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するタッチ動作検出手段と、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記座標平面上に再設定する操作基準位置再設定手段と、を備え、前記所定条件は、前記変位基準位置として保持された前記操作位置を取得した後に取得されるタッチ位置と前記操作基準位置と前記変位基準位置との三点で形成される三角形のいずれかの内角が所定基準を満たすことを少なくとも含む電子装置である。

0017

本発明の一態様としての方法は、ディスプレイ及び接触型位置入力装置を有し、前記接触型位置入力装置上へのタッチに応じたタッチ位置を前記接触型位置入力装置上の入力位置に対応する座標平面における座標として取得する電子装置において実行されるゲームのための方法であって、前記座標平面上に操作基準位置を設定するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされているかを判断するステップと、前記接触型位置入力装置上へのタッチがされている場合に取得されるタッチ位置に応じて前記座標平面上に操作位置を設定するステップと、前記操作基準位置と前記操作位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示されるゲームにおけるオブジェクトを移動させるステップと、前記操作位置を変位基準位置として保持するステップと、前記変位基準位置からの所定条件を満たすタッチ位置移動を検出するステップと、前記所定条件を満たすタッチ位置移動を検出した場合に前記操作基準位置を前記座標平面上に再設定するステップと、を有し、前記所定条件は、前記変位基準位置として保持された前記操作位置を取得した後に取得されるタッチ位置と前記操作基準位置と前記変位基準位置との三点で形成される三角形のいずれかの内角が所定基準を満たすことを少なくとも含む方法である。


発明の効果

0018

本発明によれば、オブジェクトの操作性を向上させることができる。所定条件を満たすタッチ位置移動により操作基準位置を変更(再設定)することができるため、ユーザがタッチ位置を操作基準位置から大きく移動した後に、逆方向への入力を行いたい場合、タッチ位置を大きく戻すことなく逆方向への入力を行うことができるから、操作性が向上する。さらに、オブジェクトを反転させて、直前まで移動させていた方向とは反対方向に速度を落とさずに移動させることができ、オブジェクトに対するユーザの素早い反転操作を実現する。また所定条件を満たすタッチ位置移動を行わなければ操作基準位置は再設定されないため、ユーザにとって意図しない操作基準位置の再設定が行われる可能性を低減できる。


図面の簡単な説明

0019

本発明の1つの実施形態に係る電子装置の構成図である。
本発明の1つの実施形態に係る電子装置において、座標軸を有する表示部を示すものである。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の1つの実施形態に係るタッチ操作によるオブジェクトの制御を説明する図である。
本発明の第1の実施形態に係るフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に係るフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に係るフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に係るフローチャートである。
本発明の第2の実施形態に係るフローチャートである。
本発明の第3の実施形態に係るフローチャートである。
本発明の第4の実施形態に係るフローチャートである。
本発明の1つの実施形態に係る電子装置におけるユーザのタッチ操作方法の1つの実施例を示す図である。


実施例

0020

これより図面を参照して、本発明に係るプログラム、電子装置、方法について説明する。最初に本発明に係る電子装置の構成を説明し、その後具体的な処理について説明する。

0021

[電子装置の構成概要
図1は、本発明の電子装置100の構成図の一例を示す。電子装置100は処理部101、表示部102、接触型入力部103、記憶部104、及び通信部105を備える。本実施の形態においては、これらの各構成部品バス110によって接続されるが、それぞれが必要に応じて個別に接続される形態であっても構わない。

0022

電子装置100は、好ましくはスマートフォンであるが、例えば、携帯電話携帯型情報端末タブレット型コンピュータビデオゲーム機携帯型ビデオゲーム機タッチパッド等の接触型入力装置を備えるコンピュータも含まれる。

0023

処理部101は、プログラムや接触型入力部103からの入力データに基づいて、ゲーム処理画像生成処理などの各種の処理を行う。処理部101は、電子装置100が備える各部を制御するプロセッサを備えており、記憶部104をワーク領域として各種処理を行う。

0024

記憶部104は、内部メモリ106及び/又は外部メモリ107を含む。内部メモリ106は不揮発性メモリ揮発性メモリ等の情報を格納できるものであればいかなるものであってもよい。ハードディスクであっても構わない。例えば電子装置100がスマートフォンである場合はROM及びRAMを含む。内部メモリ106には、本発明を実行するためのプログラムや当該プログラムの実行に伴って参照され得る各種のデータが記憶されている。当該プログラムはビデオゲームウェブブラウザ等のユーザ入力を要求するあらゆるアプリケーションのためのプログラムを含み、各種のデータには、例えばゲーム中の各種画像を表示するための画像データや、ゲーム中に記憶部104に書き込まれうる後述の座標データも含まれる。外部メモリ107は、メモリカードのように着脱可能なメモリであるが、あらゆる形態の外部記憶装置を含む。内部メモリ106に格納するデータを外部メモリ107に格納することもでき、例えば外部メモリ107に本発明を実行するためのプログラムを格納し、電子装置100に実行させてもよい。

0025

通信部105は、移動体通信無線LAN等の無線通信イーサネット登録商標ケーブルUSBケーブル等を用いた有線通信を行う。この通信部105によって、プログラムをサーバからダウンロードして、記憶部104に格納することもできる。CD/DVD等の光学ディスクにプログラムを格納し、通信部105に光学ドライブを接続して、光学ディスクからプログラム等を読み込んで記憶部104に格納することもできる。

0026

表示部(ディスプレイ)102は電子装置100において実行されるプログラムによって出力される画像を表示する。好ましくは液晶ディスプレイであるが、有機ELを用いたディスプレイやプラズマディスプレイであってもよい。

0027

接触型入力部103は例えばタッチパッドのように、ユーザ(プレイヤ)が接触(タッチ)した位置に基づいた入力を電子装置100に与える。好ましくは表示部102と接触型入力部103は一体としたタッチパネルであるが、別の位置に配置される別個の形態であっても構わない。例えば表示部102と接触型入力部103が一体となったタッチパネルである場合は、表示部102へのユーザのタッチによる入力を受け付け、接触型入力部103はユーザがタッチした位置に対応する座標を検出し、電子装置100に与える。検出方式は(例えばタッチパネルにおける静電容量方式等)あらゆる方式を含みうるが、接触型入力部103は、少なくとも2点同時にユーザの指等が接触したことを検出し、検出した位置に対応する各座標情報を電子装置100に与えるものであると好適である。

0028

例えば電子装置100としてスマートフォンを用いた場合、表示部102と接触型入力部103は一体となったタッチパネルである。接触型入力部103は、第1軸及び第1軸に実質的に直交する第2軸からなる座標平面を用いて、座標により位置が指定される。好ましくは図2に示すように、第1軸は略長方形である表示部102(接触型入力部103)の短辺と、第2軸は表示部102の長辺と、実質的に平行であって、第1軸方向の座標軸(横軸)及び第2軸方向の座標軸(縦軸)により座標(x,y)として表される。処理部101はプログラム等を用いて、タッチパネルにより検出するタッチ位置を当該座標(x,y)データとして取得することができる。例えばタッチパネルの検出精度が640ドット×1,136ドットである場合は、横軸方向に640ドット、縦軸方向に1,136ドットの分解能を有することができる。この場合のドットは1つの点であってもよいし、一定の領域(セル)であっても構わない。ただしドット間の距離は、通常タッチパネル(電子装置)毎に異なることに注意が必要である。本明細書において、特に言及が無い限り、「距離」は座標上の距離を表すものとする。なお図2に示す座標設定はこの一例であり、座標軸はプログラムにより設定することもできる。また極座標を設定することもできるし、座標変換により他の座標系を設定することもできる。

0029

また例えば、表示部102と接触型入力部103が別の位置に配置される別個の形態である場合、接触型入力部103には上記のように座標を設定し、表示部102には接触型入力部103の座標に対応する座標を設定することができる。

0030

[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態における、本発明の動作について説明する。本実施形態においては、電子装置100としてスマートフォンを用い、当該スマートフォンによって実行されるゲームにおいて、タッチパネル300に表示されるユーザが操作するオブジェクト(プレイヤキャラクタ)に対する制御を行う。

0031

図3a図3iは、スマートフォンのタッチパネル300に表示されるオブジェクト311のタッチ操作による動作を説明するものである。図4a図4gは当該タッチ操作による情報処理を示したフローチャートである。これらを用いて本発明の動作を説明する。

0032

図3aは、タッチパネル300に表示されるゲーム画面を示すものであり、ゲーム空間内のオブジェクト311がタッチパネル300の画面左側に表示されている。ユーザはまだタッチパネル300に触れていない。この段階においては、図4aに示すように、スマートフォンは、ユーザによるタッチパネル300へのタッチ(接触)を待ち受ける(ステップ401)。本実施形態においては、ユーザによるタッチはユーザの指によるものとして説明するが、どの指によるタッチでもよく、また例えばスタイラスペンのような、その他のものでも構わない。ユーザのタッチ操作方法の1つの実施例としては、図5に示すように、片手縦型筐体を保持しつつ当該保持している手の親指のみでタッチパネルを操作する方法がある。

0033

図3bは、ユーザの指301がタッチパネル300にタッチした様子を示す。ステップ401では、タッチパネル300へのタッチを判定し、タッチしていると判定された場合はタッチ位置を座標として検出する。ステップ402において、検出された座標をP(0)=(x(0)、y(0))として取得し、記憶部104に格納する。続いて、ステップ403において、タッチパネル300上のタッチ位置の座標(x(0)、y(0))に操作基準位置PA=(Ax、Ay)を設定し、記憶部104に格納する。図3bは、操作基準位置PAを設定した様子もまた示す。操作基準位置は、タッチ位置の座標(x(0)、y(0))に基づいて所定の位置ずらした場所に設定することもできる。さらに操作基準位置は、予め決定された所定の座標であっても構わない。この場合、ステップ401〜403は省略することができる。

0034

続いて図4bに示すとおり、ステップ404において、座標P(1)〜P(N)のデータをクリアし、ステップ405において、カウンタNを0にセットする。

0035

続くステップ406において、画面更新のために所定時間待機する。本実施形態においては電子装置100としてスマートフォンを用いているが、一般的にスマートフォンは一定時間毎タッチ検出を行い、一定時間毎に画面更新を行う。例えば画面更新単位時間Δtは、1/30秒、1/60秒、1/120秒等にすることができる。本フローにおいては、好ましくは、画面更新周期に併せてタッチ検出を行うように本ステップにおいて所定時間待機する。ただし当該時間待機は、画面更新周期の整数倍の時間に併せてタッチ検出を行うように所定時間待機してもよいし、スマートフォンが所定の情報処理を行うために必要な時間の経過であっても構わない。

0036

ステップ407において、カウンタNをインクリメントする。続いてステップ408において、ユーザがタッチを継続しているか否かを判定する。ユーザがタッチパネル300から指301を離した場合、本フローチャートのフローを終了する。フローが終了した場合は、再度図4aスタートからフローを開始する。なお、予め決定された所定の座標を操作基準位置とし、ステップ401〜403を省略する場合は、当該ステップ408からフローを開始する。

0037

ステップ408において、ユーザがタッチしていると判定した場合には、タッチ位置を座標として検出する。ステップ409において、検出された座標をP(N)=(x(N)、y(N))として取得し、操作位置PC=(Cx、Cy)をP(N)に設定し、P(N)とPCを記憶部104に格納する。なお最初のステップ409処理時においてはカウンタNが1であるので、取得する座標はP(1)=(x(1)、y(1))であり、当該座標が操作位置PCとなる。図3c図3dに操作位置PCを設定した様子を示す。操作位置PCはステップ409でP(N)を取得する毎に更新される。

0038

ステップ410においては、操作基準位置PAと操作位置PCに基づいて、表示部102上の操作基準位置に対応する位置と操作位置に対応する位置の間に表示物312を表示させる。表示物312は、操作基準位置から操作位置への方向をユーザに対して明示するためのものであり、図3dに示す矢印のような表示物であってもよいし、弾力性を有するような表示物であってもよい。また表示物312は操作基準位置と操作位置の間の距離に応じて、異なる幅や形状を有するようにしてもよい。この場合は例えば、記憶部104は予め操作基準位置と操作位置の間の距離に応じた画像データを保管し、プログラムにより当該距離に応じた表示物を表示させるようにしてもよいし、距離に応じた寸法を有するように表示物を変形加工して表示させてもよい。

0039

ステップ411においても、ステップ410と同様に操作基準位置と操作位置に基づいた処理であり、好ましくは操作基準位置から操作位置への方向及び操作基準位置と操作位置の距離の少なくとも一方に基づいてオブジェクト311を移動させる。ここで当該方向及び距離の両方に基づいてオブジェクト311を移動させる場合の処理内容の一例を以下に記載する。操作基準位置PAからの操作位置PCのX座標における変位量Dx(AC)及びY座標における変位量Dy(AC)を以下の式に基づいて算出して、記憶部104に格納する。ここで変位量は絶対値ではなく、正負を含んだ値である。

0040

Dx(AC)=Cx−Ax・・・(1)
Dy(AC)=Cy−Ay・・・(2)

0041

変位量Dx(AC)及びDy(AC)の正負の符号が操作基準位置からの変位の方向を表し、その絶対値が操作基準位置からの距離を表す。これにより、ユーザのタッチ位置の変位方向を判定して、オブジェクト311の制御を行う。X座標変位量Dx(AC)が正の値であれば、操作基準位置からの変位の方向は右方向であり、オブジェクト311を右へ移動させ、X座標変位量Dx(AC)が負の値であれば、変位方向は左方向であり、オブジェクト311を左へ移動させる。同様に、Y座標変位量Dy(AC)が正の値であれば、操作基準位置からの変位の方向は上方向であり、オブジェクト311を上へ移動させ、Y座標変位量Dy(AC)が負の値であれば、変位方向は下方向であり、オブジェクト311を下へ移動させる。また、変位方向が上方向である場合には、オブジェクト311をジャンプさせたり、変位方向が下方向である場合には、しゃがませたりしてもよい。

0042

図3cに示すように、ユーザの指301がタッチパネル300の左下をタッチし、そこから右上方向へ移動した場合、ユーザのタッチ位置のX、Y座標変位量は正の値となる。この場合、オブジェクト311もまた右上へ移動する。一方、ユーザのタッチ位置が左下へ移動した場合には、ユーザのタッチ位置のX及びY座標変位量は負の値となり、オブジェクト311もまた左下へ移動する。なお図3dは、図3cのタッチ位置移動により表示される表示物312を示すものである。

0043

またDx(AC)やDy(AC)の絶対値を、オブジェクト311の移動速度に対応させることもできる。Dx(AC)やDy(AC)の絶対値が所定の値より小さい場合には、オブジェクト311の移動を行わないこともできる。これによりユーザの指301が意図せずにわずかに動いてしまった場合に、オブジェクト311を移動させてしまうことを防止することができる。一方、Dx(AC)ないしDy(AC)の絶対値が所定の値より大きい場合には、当該所定の値に対応したオブジェクト311の移動速度を超えた速度でオブジェクト311を移動させないようにすることもできる。

0044

なお、ステップ410とステップ411は、それ以前のステップにおいて設定した操作基準位置と操作位置に基づいた処理であり、順番入れ替えることもできる。

0045

続いてステップ412において、カウンタNが1であるか否かを判定する。当該ステップの処理は、最初のステップ412処理時においてはカウンタNが1であるため、ステップ413へ進む。ステップ413において、変位基準位置PB=(Bx、By)をP(1)の座標に設定し、記憶部104に格納する。図3c図3dに変位基準位置PBを設定した様子を示す。つまり、ステップ412においては変位基準位置の設定有無が判定され、設定されていない場合にはステップ413において変位基準位置を設定し、ステップ406に戻る。

0046

前述したように、ステップ406においては所定時間待機し、ステップ407においてはカウンタNをインクリメントする。ステップ413を経由した場合、ステップ407においてカウンタNは2となる。続いてステップ408において、ユーザがタッチを継続しているか否かを判定する。ユーザがタッチパネル300から指301を離した場合には、フローを終了する。ユーザがまだタッチしていると判定した場合には、ステップ409において、操作位置PCを取得した座標P(N)に設定し、記憶装置104に格納する。ステップ413を経由した場合、取得する座標はP(2)=(x(2)、y(2))であり、当該座標が操作位置PCとなる。続くステップ410、411においては、前述のとおり表示部102に表示物312を表示させ、オブジェクト311を移動させる。図3e図3fはこのときの状態を示すものである。

0047

続いてステップ412において、カウンタNが1であるか否かを判定し、Nが2以上である場合は、ステップ414へ進む。ステップ414からステップ416は、所定条件を満たすタッチ位置移動を判定するステップである。まずステップ414において、PA=(Ax、Ay)、PB=(Bx、By)、PC=(Cx、Cy)の3点で形成される三角形のいずれかの内角が所定基準を満たすか否かを判定する。所定基準を満たす場合はステップ415に進む。所定基準を満たさない場合はステップ404に戻り、操作基準位置PA、変位基準位置PB、及び操作位置PC以外の位置データをクリアし(ステップ404)、カウンタNをクリアした(ステップ405)後、ステップ406へと進む。

0048

以下に所定基準について説明する。PAとPBを結ぶ直線を直線AB又は直線BAとし、PBとPCを結ぶ直線を直線BC又は直線CBとし、PCとPAを結ぶ直線を直線CA又は直線ACとすると、所定基準は例えば、直線BAと直線BCのなす角度若しくは直線CAと直線CBのなす角度が所定角度以下であることであるか、又は直線ABと直線ACのなす角度が所定角度以上であることである。処理内容の一例を以下に記載する。図3gは、図3eにおいて操作基準位置PA、変位基準位置PB、及び操作位置PCを表したものである。説明のために、直線ABとACのなす角度をα、直線BAと直線BCのなす角度をβ、直線CAと直線CBのなす角度をγとする。例えば1つの所定基準の実施例として、直線BAと直線BCのなす角度βが±25度以下(0°≦|β|≦25°)とすることができる。この場合、以下の式に基づいてcosβを算出できる。

0049

座標を用いると、以下の式で表すことができる。

0050

よって、上記の所定角度に対応するcosの値を記憶部104に格納しておき、当該cosβの値と比較することで、所定基準を満たすか否かの判定の処理を行うことができる。例えばこの場合は、cosβの値が、cos(25°)の値(≒0.906)以上であれば所定基準を満たすと判定する。また例えば他の1つの所定基準の実施例として、直線ABと直線ACのなす角度αが90度以上270度以下とすることができる。この場合、式(3)、(4)と同様にcosαの値を算出できる。この場合算出したcosαの値が、cos(90°)の値(=0)以下であれば所定基準を満たすと判定する。また例えばさらなる他の1つの所定基準の実施例として、直線CAと直線CBのなす角度γが±90度以内(cosγ≧0)とすることができる。

0051

所定基準を満たす場合はステップ415において、PB=(Bx、By)とPC=(Cx、Cy)が所定距離Dth以上離れているかを判定する。これは例えば以下のように判定を行う。PBとPCの距離をDとすると距離Dは座標を用いて以下のとおり算出できる。

0052

よって、Dthを記憶部104に格納しておき、距離Dの値と比較することで、当該判定処理を行うことができる。ここでの距離は、前述したように座標上の距離を表すものである。しかしながらユーザの操作性を考慮すると、ここでの所定距離は、実際に指を動かす距離又はタッチパネル等の接触型入力部全体の大きさに対する一定の割合で定める方が良い場合がある。実際に指を動かす距離で所定距離Dthを定める場合は、各種のタッチパネル(各接触型入力装置)毎に、各ドット間の距離から逆算することで、所望のDthを決定することができる。タッチパネル等の接触型入力部全体の大きさに対する一定の割合で定める場合は、タッチパネルの画面全体に対する所定距離Dthの比率を、タッチパネルの画面サイズ(例えばインチ数)毎に定めることで、所望のDthを決定することができる。

0053

PBとPCが所定距離以上離れている場合はステップ416において、PBからPCへのユーザによるタッチ位置移動が所定速度Vth以上であるかを判定する。これは例えば以下のように判定を行う。PBからPCへのユーザによるタッチ位置移動速度をVとすると、速度Vは以下のとおり算出することができる。

0054

よって、Vthを記憶部104に格納しておき、Vの値と比較することで、当該判定処理を行うことができる。VがVthより小さい場合は、ステップ414において所定基準を満たさなかった場合と同様に、ステップ404に戻る。

0055

VがVth以上である場合は、ステップ417において、操作基準位置PAを変位基準位置PBの座標に再設定する。

0056

例えば図3eは、図3dの状態からユーザがタッチ位置の移動を行い、当該タッチ位置移動が上記ステップ414〜416の条件を満たす場合の一例を示す。これらの条件を満たした時点で、図3hに示すように、元の変位基準位置PBの位置に操作基準位置PAが再設定される。当該再設定により、図3dにおいて右上方向を向いていた操作基準位置PAから操作位置PCへの方向が、図3hにおいて左下方向へと変更された。つまりオブジェクト311を直前まで移動させていた方向と反対方向に移動させることができる。このときユーザは、速度を落とさずにオブジェクト311を反転させて反対方向に移動させることができるため、迫ってくる障害物(図示せず)から素早く回避することができる。なお、ステップ417において、操作基準位置PAの再設定先の座標は変位基準位置PBの座標に限定されず、変位基準位置PB及び/又は操作位置PCの座標に基づいた所定の座標に再設定することができる。例えば、PBとPCとを結ぶ直線上の任意の点に再設定することができる。操作位置PCの座標に再設定してもよい。

0057

また例えば図3fは、図3dの状態からユーザがタッチ位置の移動を行い、当該タッチ位置移動が上記ステップ414の条件を満たさない場合の一例を示す。この条件を満たさない場合はステップ404に戻ることとなる。この場合、操作基準位置PAは変更せずに、ステップ409において操作位置PCを設定し、ステップ413において操作基準位置PBを設定する。したがって、ステップ414の条件を満たさずにタッチ位置移動が行われる場合は、タッチ位置移動先の操作位置PCに順次変位基準位置PBが設定されることとなる。また図3fにおいては、操作基準位置PAから操作位置PCへの方向は右方向であるため、オブジェクト311を右方向へ移動させる。

0058

ステップ417において操作基準位置PAを再設定した後は、ステップ404に戻り、ステップ408においてユーザがタッチを継続していると判定されなくなるまで、本フローチャートの処理を継続する。

0059

次に、ステップ415において、PBとPCが所定距離以上離れていない場合について説明する。この場合は、ステップ406に戻る。ステップ406においては所定時間待機し、ステップ407においてはカウンタNをインクリメントする。ステップ415を経由した場合、ステップ407においてカウンタNは3以上となる。続いてステップ408において、ユーザがタッチを継続しているか否かを判定する。ユーザがタッチパネル300から指301を離した場合は、フローを終了する。ユーザがまだタッチしていると判定した場合には、ステップ409において、操作位置PCを取得した座標P(N)に設定する。続くステップ410、411においては、前述のとおり表示部102に表示物312を表示させ、オブジェクト311を移動させる。図3iはこのときの状態を示すものであり、図3dの状態からユーザがタッチ位置の移動を行い、当該タッチ位置移動がステップ415の条件を満たさない場合の一例である。図3iにおいては、操作基準位置PA及び変位基準位置PBは変更されず、操作位置PCが変更されている様子が確認できる。続いてステップ412及びステップ414を経て再度ステップ415において、PBとPCが所定距離Dth以上離れているかを判定する。ただしステップ414において所定基準を満たさない場合はステップ404に戻ることに留意する。PBとPCが所定距離以上離れている場合はステップ416へ進むが、離れていない場合は再度ステップ406からの処理を繰り返すことになる。繰り返しのたびにステップ407においてカウントNはインクリメントされる。

0060

しかしこのステップ406〜ステップ415を一定回数上実行し続けると、古いデータの影響を受け続けるため、ユーザの直近の意図が十分に反映されない判定が行われる可能性がある。よって、ステップ414からステップ416の所定条件を満たすタッチ位置移動の判定は、ユーザの意図が適確に反映される時間スケールで行うのが好適である。

0061

したがって、好ましくは、ステップ415においてPBとPCが所定距離以上離れていない場合、ステップ406へ戻る前に例えば図4cによる処理を行う。

0062

図4cに示すフローでは、まずステップ418において、カウンタNが所定値Nthより大きいかどうかを判定する。カウンタNが所定値Nth以下の場合は、ステップ406に戻り、当該フローを継続する。カウンタNが所定値Nthを超える場合は、ステップ419に進む。ステップ419においては、以下のとおり座標データP(N)の段階的な入れ替えを行う。
P(k)=P(k+1)、(1≦k≦Nth−1)…(7)

0063

式(7)においては、P(1)を元のP(2)とし、P(2)を元のP(3)とし、…、P(Nth−1)=P(Nth)とすることを表す。なお当該処理により元のP(1)のデータは削除される。さらに変位基準位置PBを更新されたP(1)の座標位置に再設定し、カウンタNをNthにする。これらの処理により、座標データP(N)の記憶するデータを一定量にすることができるとともに、一番古いデータを削除することができる。

0064

また図4c代わるフローとして、図4dのフローとすることもできる。当該フローでは、ステップ418においてカウンタNが所定値Nth以下の場合は、ステップ406に戻り、カウンタNが所定値Nthを超える場合は、ステップ404に戻るようにすることで、本発明が目的とする操作性を失わない処理フローとすることができる。またこのようなフローを含めない場合であっても、座標データP(N)を格納するメモリをリングバッファとすることでも、本発明が目的とする操作性を失わない処理フローとすることができる。

0065

上記の第1の実施形態は、操作基準位置PAを再設定するのに必要なタッチ位置移動の条件として、角度条件(ステップ414)、距離条件(ステップ415)、及び速度条件(ステップ416)を含む実施形態である。角度条件判定により、オブジェクト311を反転させて直前まで移動させていた方向とは反対方向に移動させるというユーザの意図を判定することができる。例えば、直線ABと直線BCとのなす角度αが25度以下である場合には、オブジェクト311を反転させて直前まで移動させていた方向とは反対方向に移動させたいというユーザの意図を示すものであると考えられる。また、距離条件と速度条件判定により、タッチ位置がわずかに移動した場合には操作基準位置を再設定しないことができる。これにより、ユーザの反転操作の意図に基づかない手ぶれ等による操作基準位置の再設定を防止することができる。またこれらの3つの条件をすべて満たす場合にのみ操作基準位置を再設定することにより、ユーザにとって意図しない操作基準位置の再設定が行われる可能性を低減させることができる。ただし、これらのすべての条件判定を行わなくとも、少なくとも角度条件判定を行えばユーザの意図を判定することはできる。

0066

[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について説明する。図4eに示すように、本実施形態は第1の実施形態のステップ416において、VがVthより小さい場合に、ステップ404ではなくステップ406に戻る点を除き、第1の実施形態と同じである。

0067

本フローチャートにおいては、ステップ416の速度条件を満たさない場合、ステップ406に戻るので、取得した座標データ、カウンタN、及び変位基準位置をリセットしない。これにより、ユーザのタッチ位置移動の速度条件を第1の実施形態と比較して長い時間で平均化して判定することができる。好ましくは第1の実施形態と同様に、ステップ406へ戻る前に例えば図4cによる処理を行う。

0068

[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態について説明する。図4fに示すように、本実施形態は第2の実施形態のステップ415を実行しない点を除き、第2の実施形態と同じである。

0069

本フローチャートにおいては、ステップ414の角度条件を満たす限りステップ416の判定処理を行う。これにより判定処理の条件を減らすことができ、また第2の実施形態と同様に、ユーザのタッチ位置移動の速度条件を第1の実施形態と比較して長い時間で平均化して判定することができる。好ましくは第2の実施形態と同様に、ステップ406へ戻る前に例えば図4cによる処理を行う。

0070

[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態について説明する。図4gに示すように、本実施形態は第3の実施形態のステップ416を実行しない点を除き、第3の実施形態と同じである。

0071

本フローチャートにおいては、ステップ414の角度条件を満たすと操作基準位置を再設定する。これにより判定処理の条件を減らすことができる。本実施形態は、頻繁に反転操作が必要となる場合に有効でありうる。

0072

[第5の実施形態]
本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態は、上記で説明した本発明の動作を実現するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。

0073

[第6の実施形態]
本発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態は、上記で説明した本発明の動作を実現するプログラムを電子装置に供給することができるサーバである。サーバは有線または無線通信において電子装置にプログラムをダウンロードさせることができる。

0074

[第7の実施形態]
本発明の第7の実施形態について説明する。本実施形態は、上記で説明した本発明の一部又は全部の動作を実現する電子回路を備える電子装置である。

0075

以上に説明した処理又は動作において、あるステップにおいて、そのステップではまだ利用することができないはずのデータを利用しているなどの処理又は動作上の矛盾が生じない限りにおいて、処理又は動作を自由に変更することができる。

0076

以上に説明してきた各実施例は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。例えばこれらの各実施例は組み合わせることが可能であり、これにより、2以上の実施例を組み合わせて1つの実施例にすることができるし、1つの実施例の一部を1つの実施例とすることもできる。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。

0077

100電子装置
101処理部
102 表示部
103接触型入力部
104記憶部
105通信部
106内部メモリ
107外部メモリ
110バス
300タッチパネル
301ユーザの指
311オブジェクト
312 表示物


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