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技術 感震遮断システム

出願人 河村電器産業株式会社
発明者 水野和人浅井成実丹羽亮介
出願日 2015年8月10日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2015-158406
公開日 2016年12月1日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-200574
状態 特許登録済
技術分野 給配電網の遠方監視・制御 警報システム 非電気的異常に対する保護
主要キーワード 遅延遮断 遅延停止 瞬時遮断 即時遮断 壁面コンセント 設定震度 地震強度 地震検知信号
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

地震発生を受けて即時遮断する回路遅延遮断を行う回路とを、共通する1つの電源ラインのみで設置でき感震遮断ステムを提供する。

解決手段

地震発生を検知して地震検知信号を出力する感震センサ1と、地震検知信号を受けて特定の電路を即時遮断するための地震発生信号を出力する送信部23を備えた制御ユニット2と、電気機器を接続するためのコンセント31、及び制御ユニット2が出力する地震発生信号を受信する受信部35、コンセント31への通電遮断する開閉接点32、及び開閉接点32を備えたコンセントユニット3とを有し、制御ユニット2の制御ユニットCPU25は、感震センサ1が地震発生を検知してから所定時間経過後に電路を一括遮断するための遅延遮断信号を出力する。

概要

背景

従来より、地震の発生を受けて電力の供給を停止する感震遮断ステムがある。このようなシステムでは、エレベータ自動扉等は安全上急に停止させることが出来ないため、直ぐに電力の供給を停止せずに一定の条件を設けて遅延して遮断動作するよう制御している。
例えば特許文献1では、地震が発生しても分電盤全体を遮断せず、その後停電が発生したのち復電した時点で電力供給遮断を実施することで、居住者に対して不都合とならないように遮断動作すると共に、停電が回復して復電した際に火災が発生しないように制御している。

概要

地震発生を受けて即時遮断する回路遅延遮断を行う回路とを、共通する1つの電源ラインのみで設置でき感震遮断システムを提供する。 地震発生を検知して地震検知信号を出力する感震センサ1と、地震検知信号を受けて特定の電路を即時遮断するための地震発生信号を出力する送信部23を備えた制御ユニット2と、電気機器を接続するためのコンセント31、及び制御ユニット2が出力する地震発生信号を受信する受信部35、コンセント31への通電を遮断する開閉接点32、及び開閉接点32を備えたコンセントユニット3とを有し、制御ユニット2の制御ユニットCPU25は、感震センサ1が地震発生を検知してから所定時間経過後に電路を一括遮断するための遅延遮断信号を出力する。

目的

本発明はこのような問題点に鑑み、地震発生を受けて即時遮断する回路と遅延遮断を行う回路とを共通する1つの電源ラインのみで設置でき感震遮断システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

地震発生を検知して地震検知信号を出力する地震検知手段と、前記地震検知手段が地震検知信号を出力したら、特定の電路即時遮断するための地震発生信号を出力する送信部を備えた制御ユニットと、電気機器を接続するためのコンセント、及び前記制御ユニットが出力する前記地震発生信号を受信する受信部、更に前記コンセントへの通電遮断する遮断手段、及び前記遮断手段を制御する遮断制御部を備えたコンセントユニットとを有すると共に、前記地震検知手段及び前記制御ユニットのうちの何れか一方に、前記地震検知手段が地震発生を検知してから所定時間経過後に、電路を一括遮断するための遅延遮断信号を出力する遅延信号生成部を設けたことを特徴とする感震遮断ステム

請求項2

照明手段と、当該照明手段の点灯を制御する照明制御部と、前記制御ユニットが出力する前記地震発生信号を受信する点灯信号受信部とを備えた照明装置を有し、前記照明制御部は、前記地震発生信号を受けて前記照明手段を点灯させることを特徴とする請求項1記載の感震遮断システム。

請求項3

前記照明手段と、前記照明制御部及び点灯信号受信部とが別体であり、前記照明制御部及び点灯信号受信部とを一体化した照明制御ユニットは、前記照明手段を制御するための赤外線ポートを有する一方、前記照明手段は赤外線受光部を備え、赤外線信号により点灯することを特徴とする請求項2記載の感震遮断システム。

請求項4

前記制御ユニットの送信部は、前記コンセントユニットに対して前記地震発生信号を無線発信すると共に、前記コンセントユニットの受信部は、無線発信された前記地震発生信号を受信することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の感震遮断システム。

請求項5

前記制御ユニットが発信した地震発生信号を受けて報音する通知ユニットを有し、前記通知ユニットは、前記地震発生信号を受信する通知ユニット受信部、及びメッセージを報音するための報音部、更に一括遮断による停電予告する音声メッセージを記憶する音声合成部、加えて前記地震発生信号を受信したら前記音声メッセージを報音させる報知制御部を具備することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の感震遮断システム。

請求項6

前記遅延信号生成部は前記制御ユニットに設けられる一方、前記通知ユニットは、遅延遮断させる前記所定時間を設定する遅延時間設定部と、設定された前記所定時間を前記制御ユニットに送信する通知ユニット送信部とを有し、前記制御ユニットは、前記設定された所定時間を受信する受信部と、受信した所定時間を記憶する遅延時間記憶部とを有することを特徴とする請求項5記載の感震遮断システム。

請求項7

前記遅延信号生成部は前記地震検知手段に設けられる一方、前記通知ユニットは、前記所定時間を設定する遅延時間設定部と、設定された前記所定時間を前記制御ユニットに送信する通知ユニット送信部とを有し、前記制御ユニットは、前記設定された所定時間を受信する受信部と、受信した所定時間を前記地震検知手段に通知して前記所定時間を設定する所定時間制御部とを有することを特徴とする請求項5記載の感震遮断システム。

請求項8

前記制御ユニットの前記送信部及び前記受信部と、前記通知ユニット送信部及び前記通知ユニット受信部との間で、無線による送信及び受信を実施することを特徴とする請求項5又は7記載の感震遮断システム。

請求項9

前記通知ユニットは、前記遅延信号生成部の遅延動作を停止させて前記地震発生信号と同時に前記遅延遮断信号を出力させる即時遮断ボタンを備えたことを特徴とする請求項5乃至8の何れかに記載の感震遮断システム。

請求項10

前記制御ユニットから前記コンセントユニットへの前記地震発生信号の送信、及び前記制御ユニットと前記通知ユニットとの通信は、有線で実施されることを特徴とする請求項5又は8記載の感震遮断システム。

技術分野

0001

本発明は、地震発生を受けて一定時間後に住戸全体の電力遮断する感震遮断ステムに関する。

背景技術

0002

従来より、地震の発生を受けて電力の供給を停止する感震遮断システムがある。このようなシステムでは、エレベータ自動扉等は安全上急に停止させることが出来ないため、直ぐに電力の供給を停止せずに一定の条件を設けて遅延して遮断動作するよう制御している。
例えば特許文献1では、地震が発生しても分電盤全体を遮断せず、その後停電が発生したのち復電した時点で電力供給の遮断を実施することで、居住者に対して不都合とならないように遮断動作すると共に、停電が回復して復電した際に火災が発生しないように制御している。

先行技術

0003

特開平9−215178号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献1の発明は、地震が発生したら即時に電路を遮断することはなく、その後停電が発生するまで電力供給を継続させるため、エレベータや自動扉更には電話機等の作動を継続させることができた。
しかしながら、例えば発熱するヒーターや空調等は、地震の発生を受けて速やかに電源を遮断するのが好ましい。そのためには遅延遮断ラインとは別に瞬時遮断するラインを設ける必要があったし、専用のブレーカを設置する必要がありコスト高な構成となっていた。

0005

そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、地震発生を受けて即時遮断する回路と遅延遮断を行う回路とを共通する1つの電源ラインのみで設置でき感震遮断システムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決する為に、請求項1の発明に係る感震遮断システムは、地震発生を検知して地震検知信号を出力する地震検知手段と、地震検知手段が地震検知信号を出力したら、特定の電路を即時遮断するための地震発生信号を出力する送信部を備えた制御ユニットと、電気機器を接続するためのコンセント、及び制御ユニットが出力する地震発生信号を受信する受信部、更にコンセントへの通電を遮断する遮断手段、及び遮断手段を制御する遮断制御部を備えたコンセントユニットとを有すると共に、地震検知手段及び制御ユニットのうちの何れか一方に、地震検知手段が地震発生を検知してから所定時間経過後に、電路を一括遮断するための遅延遮断信号を出力する遅延信号生成部を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、地震発生を受けて分電盤等において電路を一括遮断する動作を遅延させても、即時遮断すべき電気機器のみ地震発生信号を基に電路を即時遮断することができ、火災発生の防止と居住者のスムーズな避難両立が可能となる。そして、電路の末端となる電気機器を接続するコンセントにおいて電路の即時遮断を実施するため、即時遮断するラインを一括遮断するラインの下流に設けることができ、独立して配設する必要が無く、低コストで構成できる。

0007

請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、照明手段と、当該照明手段の点灯を制御する照明制御部と、制御ユニットが出力する地震発生信号を受信する点灯信号受信部とを備えた照明装置を有し、照明制御部は、地震発生信号を受けて照明手段を点灯させることを特徴とする。
この構成によれば、地震の発生を受けて照明手段が点灯するため、居住者は夜間であっても落ち着いて且つスムーズに避難することが可能となる。

0008

請求項3の発明は、請求項2に記載の構成において、照明手段と、照明制御部及び点灯信号受信部とが別体であり、照明制御部及び点灯信号受信部とを一体化した照明制御ユニットは、照明手段を制御するための赤外線ポートを有する一方、照明手段は赤外線受光部を備え、赤外線信号により点灯することを特徴とする。
この構成によれば、照明手段は赤外線受光部を備えた既存の照明を使用でき、照明装置を安価に構成できる。

0009

請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成において、制御ユニットの送信部は、コンセントユニットに対して地震発生信号を無線発信すると共に、コンセントユニットの受信部は、無線発信された地震発生信号を受信することを特徴とする。
この構成によれば、制御ユニットとコンセントユニットとを有線接続する必要がないため、コンセントユニットの設置が容易である。

0010

請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の構成において、制御ユニットが発信した地震発生信号を受けて報音する通知ユニットを有し、通知ユニットは、地震発生信号を受信する通知ユニット受信部、及びメッセージを報音するための報音部、更に一括遮断による停電を予告する音声メッセージを記憶する音声合成部、加えて地震発生信号を受信したら音声メッセージを報音させる報知制御部を具備することを特徴とする。
この構成によれば、地震検知手段が地震を検知したら、所定時間経過後に一括遮断することを報音通知するため、居住者等は対応し易い。

0011

請求項6の発明は、請求項5に記載の構成において、遅延信号生成部は制御ユニットに設けられる一方、通知ユニットは、遅延遮断させる所定時間を設定する遅延時間設定部と、設定された所定時間を制御ユニットに送信する通知ユニット送信部とを有し、制御ユニットは、設定された所定時間を受信する受信部と、受信した所定時間を記憶する遅延時間記憶部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、一括遮断するまでの遅延時間を容易に変更できる。そのため、それぞれの住宅事情に合わせて容易に設定でき利便性が良い。

0012

請求項7の発明は、請求項5に記載の構成において、遅延信号生成部は地震検知手段に設けられる一方、通知ユニットは、所定時間を設定する遅延時間設定部と、設定された所定時間を制御ユニットに送信する通知ユニット送信部とを有し、制御ユニットは、設定された所定時間を受信する受信部と、受信した所定時間を地震検知手段に通知して所定時間を設定する所定時間制御部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、一括遮断するまでの遅延時間を容易に変更できる。そのため、それぞれの住宅事情に合わせて容易に設定でき利便性が良い。加えて、地震検知手段が地震検知信号と遅延遮断信号の双方を出力するため、地震検知手段単独でも有効活用できる。

0013

請求項8の発明は、請求項5又は7に記載の構成において、制御ユニットの送信部及び受信部と、通知ユニット送信部及び通知ユニット受信部との間で、無線による送信及び受信を実施することを特徴とする。
この構成によれば、制御ユニットと通知ユニットとを有線接続する必要がないため、通知ユニットの設置が容易である。

0014

請求項9の発明は、請求項5乃至8の何れかに記載の構成において、通知ユニットは、遅延信号生成部の遅延動作を停止させて地震発生信号と同時に遅延遮断信号を出力させる即時遮断ボタンを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、居住者が外出等で不在になる際には、一括遮断動作に遅延時間を設ける必要が無くなるため、全ての電路を即時遮断する即時遮断ボタンを外出時等にオン操作することで、不必要に遅延動作することが無くなり不要な電力の供給を無くすことができる。

0015

請求項10の発明は、請求項5又は8に記載の構成において、制御ユニットからコンセントユニットへの地震発生信号の送信、及び制御ユニットと通知ユニットとの通信は、有線で実施されることを特徴とする。
この構成によれば、制御ユニットとコンセントユニットとの距離が長い場合、或いは制御ユニットと通知ユニットとの距離が長い場合でも確実な通信を実施できる。そのため、設置住戸の間取りに関係なく稼働させることができる。

発明の効果

0016

本発明によれば、地震発生を受けて分電盤等において電路を一括遮断する動作を遅延させても、即時遮断すべき電気機器のみ地震発生信号を基に電源を遮断することができ、火災発生の防止と居住者のスムーズな避難の両立が可能となる。そして、電路の末端となる電気機器を接続するコンセントにおいて電路の即時遮断を実施するため、即時遮断するラインを一括遮断するラインの下流に設けることができ、独立して配設する必要が無く、低コストで構成できる。

図面の簡単な説明

0017

本発明に係る感震遮断システムの一例を示す構成図である。
感震センサと制御ユニットの説明図である。
コンセントユニットの回路ブロック図である。
通知ユニットの回路ブロック図である。
照明装置の説明図である。
感震遮断システムの他の例を示し、感震リレーと制御ユニットの説明図である。
感震遮断システムの他の例を示す構成図である。
図7の制御ユニットの説明図である。

実施例

0018

以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る感震遮断システムの一例を示す構成図であり、1は一定の震度以上の地震発生を検知する地震検知手段としての感震センサ、2は感震センサ1の地震検知を受けて所定の信号(地震発生信号)を無線発信する制御ユニット、3は電気機器を接続するためのコンセント31を備えてコンセント31への通電を遮断する遮断回路を備えたコンセントユニット、4は一括遮断を予告するための通知ユニット、5は照明制御ユニット5aと照明手段5bとから成り、地震が発生したら照明手段5bが点灯する照明装置である。

0019

感震センサ1と制御ユニット2とは伝送線L1を介して接続され、通知ユニット4と制御ユニット2とは相互に無線通信を実施する。また、コンセントユニット3は制御ユニット2から地震発生信号を無線受信して遮断動作等実施するし、照明装置5は制御ユニット2から地震発生信号を受信したら照明手段5bを点灯させる。

0020

尚、感震センサ1と制御ユニット2は図示しない分電盤に設置され、コンセントユニット3は地震発生を受けて即時電源供給を停止したい電気機器を接続する壁面コンセントとして、或いは壁面コンセットに接続するテーブルタップとして、更には壁面コンセントに接続するアダプタとして構成されている。また、通知ユニット4は、キッチンリビング通知音を聞き易く、また操作し易い場所に設置されるし、照明装置5は寝室避難路等夜間においてスムーズな避難を可能とする場所に設置される。

0021

図2は感震センサ1と制御ユニット2の説明図であり、制御ユニット2は回路ブロックを示している。図2に示すように、感震センサ1は設定された震度を記憶する設定震度記憶部11、設定された震度を検知したら地震検知信号を出力する感震センサCPU12等を備えている。

0022

制御ユニット2は、伝送線L1を介して感震センサ1と通信するシリアル通信IF21、作動状態オンオフ)を表示するLEDから成る表示部22、通知ユニット4と通信すると共に、コンセントユニット3及び照明装置5に所定の信号を送信する無線部(無線送信部)23、電気機器を一括遮断するためのブレーカトリップ回路24、制御ユニット2を制御する制御ユニットCPU25、制御ユニット2の各回路に電源を供給する電源部26等を備えている。

0023

尚、25aはブレーカトリップ回路24を遅延動作させるための所定時間である遅延時間を記憶する遅延時間記憶部、7はブレーカトリップ回路24により遮断操作される遮断器としての漏電ブレーカであり、ブレーカトリップ回路24は、疑似漏電電流を発生させる回路を介して漏電ブレーカ7に接続されている。この漏電ブレーカ7を、例えば分電盤の主幹ブレーカとすれば、遅延遮断信号を受けて住戸内に配設された全ての電路を一括遮断できる。また、感震センサ1の電源及び制御ユニット2の電源部26は、商用電源に接続された分電盤内の主電路に接続される。

0024

図3はコンセントユニット3の回路ブロック図を示している。コンセントユニット3は、図3に示すように電気機器のプラグが接続されるコンセント31を有し、コンセント31に至る電路L2を開閉する開閉接点32、開閉接点32を開動作させるトリップコイル33、トリップコイル33を駆動するトリップコイル駆動回路34、制御ユニット2から送信された信号を受信する無線部(受信部)35、コンセントユニット3の状態(開閉接点32のオン/オフ状態)を表示するLEDから成る表示部36、コンセントユニット3を制御するコンセントユニットCPU37、コンセントユニット3の各回路に電源を供給する電源部38、開閉接点32の開動作を禁止するスイッチ39等を備えている。尚、電路L2は、分電盤からの分岐電路である。

0025

図4は通知ユニット4の回路ブロック図を示している。通知ユニット4は、図4に示すように一括遮断を予告するためのスピーカ41、アナウンス音声を生成する音声合成部としての音声合成IC42、通知ユニット4の状態を表示(電源表示及び地震発生表示)するためのLEDから成る表示部43、地震感度を設定する感度設定部44、一括遮断するまでの遅延時間を設定する遅延時間設定部45、地震検知動作を停止させるリセットスイッチ46、制御信号を外部に出力するLAN−IF47、無線ユニット2と通信する第1無線部48、図示しない電力量計に設置された復電検出器(図示せず)から復電信号を受信するための第2無線部49、通知ユニット4を制御する通知ユニットCPU50、通知ユニット4の各回路に電源を供給する電源部51、遅延動作を解除させる即時遮断ボタン52等を備えている。尚、電源部51は、壁面コンセント等から商用電源を入手して直流電圧を出力するが停電時に動作するよう電池を内蔵している。

0026

図5は照明装置5の構成を示し、照明制御ユニット5aと照明手段5bとで構成されている。照明制御ユニット5aは、赤外線信号を出力する赤外線ポート55、制御ユニット2と通信する無線部56、照明制御ユニット5aを制御する照明制御ユニットCPU57等を備えている。照明装置5bは、蛍光灯或いはLED照明と、赤外線受光部58を備えている。

0027

このように構成された感震遮断システムの動作は以下の様である。まず初期設定として、遮断制御する地震強度と、主電路を遮断する信号を遅延出力させる遅延時間が設定される。遮断制御する地震強度は、通知ユニット4の感度設定部44で設定される。例えば、震度5弱、震度5強、震度6弱から選択して設定され、設定した感度情報は通知ユニットCPU50の制御により、第1無線部48から制御ユニット2に送信され、制御ユニット2はこの情報を感震センサ1に送信する。感震センサ1は感震センサCPU12が設定震度記憶部11に記憶し、感度が設定される。

0028

また遅延時間の設定は、遅延時間設定部45を操作して設定され、地震を検知してからブレーカトリップ回路24が信号を出力するまでの所定時間(遅延時間)が設定される。例えば、1分後、3分後、7分後等から選択されて設定され、設定した遅延時間は地震感度設定と同様に制御ユニット2に送信され、制御ユニットCPU25の制御により制御ユニット2の遅延時間記憶部25aに記憶される。こうして、一括遮断するまでの遅延時間を容易に変更できるため、それぞれの住宅事情に合わせて容易に設定でき利便性が良い。

0029

こうして、初期設定が終了するとシステムは待受状態となる。その後、地震が発生すると、感震センサ1が震度を判断して設定された震度、例えば震度5強或いはそれ以上の地震が発生したと判断したら制御ユニット2に対して地震検知信号を出力する。
この地震検知信号を受信した制御ユニット2では、制御ユニットCPU25の制御により地震発生信号が無線部23から発信され、コンセントユニット3、通知ユニット4、照明制御ユニット5aがこれを受信する。尚、無線部23は、例えば920MHz帯の信号で発信される。

0030

更に制御ユニットCPU25は、地震検知信号を受けて遅延時間のカウントを開始し、遅延時間記憶部25aが記憶する遅延時間に達したら、一括遮断のための遅延遮断信号をブレーカトリップ回路24に出力する。この遅延遮断信号により、ブレーカトリップ回路24は漏電ブレーカ7に対して擬似漏電電流を流して遮断動作させる。この漏電ブレーカ7を分電盤の主幹ブレーカとすれば、住戸内の全ての電路が一括遮断する。

0031

また、制御ユニット2から地震発生信号を受信したコンセントユニット3では、コンセントユニットCPU37の制御により、トリップコイル駆動回路34が動作してトリップコイル33がトリップ動作する。こうして、開閉接点32が開放されて分電盤から分岐されてコンセント31に至る電路L2が遮断される。

0032

一方、地震発生信号を受信した通知ユニット4では、通知ユニットCPU50の制御により、音声合成IC42がメッセージを生成して、スピーカ41から例えば「地震を検知しました。まもなく全ての電源を停止します」が報音される。また、表示部43の表示が青色から赤色に変更される。このように、地震検知手段が地震発生を検知したら、所定時間経過後に一括遮断することを報音通知するため、居住者等は対応し易い。

0033

尚、このメッセージの報音が開始されてから、制御ユニットCPU25が遅延遮断信号を出力するまで、即ち制御ユニット2が一括遮断信号を出力するまでに、リセットスイッチ46が押下されたら、地震検知動作がリセットされて報音が停止し、一括遮断信号の出力も停止される。また地震により停電が発生し、その後復電したら電力量計に設置された復電検出器から復電信号が発信される。この信号は第2無線部49で受信され、通知ユニットCPU50の制御により、音声合成IC42がメッセージを生成して、スピーカ41から例えば「只今、電力が復旧しました」が報音される。

0034

また、即時遮断ボタン52がオン操作されると、通知ユニットCPU50の制御により遅延動作を停止させる遅延停止信号が第1無線部48から制御ユニット2に送信される。遅延停止信号を受信した制御ユニットCPU25は、感震センサ1から地震検知信号を受信しても、設定された遅延時間のカウントを実施せず、地震発生信号と同時に遅延遮断信号を出力する。この結果、地震発生を受けて全ての電気機器が即時遮断される。
このように、居住者が外出等で不在になる際には、一括遮断動作に遅延時間を設ける必要が無くなるため、全ての電路を即時遮断する即時遮断ボタン52を外出時等にオン操作することで、不必要に遅延動作することが無くなり不要な電力の供給を無くすことができる。

0035

更に照明装置5では、照明制御ユニット5aの無線部56が地震発生信号を受信したら、照明制御ユニットCPU57の制御により赤外線ポート55から照明手段5bを点灯させる所定の赤外線信号が出力され、この信号を赤外線受光部58で受信した照明手段5bは点灯する。
尚、照明装置5の照明制御ユニット5aは、無線部56を備えて制御ユニット2が発信する地震発生信号を無線受信するが、無線部56を無くして両者を有線接続しても良い。

0036

このように、地震発生を受けて分電盤等において電路を一括遮断する動作を遅延させても、即時遮断すべき電気機器のみ地震発生信号を基に電路を即時遮断することができ、火災発生の防止と居住者のスムーズな避難の両立が可能となる。そして、電路L2の末端となる電気機器を接続するコンセント31において電路L2の即時遮断を実施するため、即時遮断するラインを一括遮断するラインの下流に設けることができ、独立して配設する必要が無く低コストで構成できる。
また、地震の発生を受けて照明手段5bが点灯するため、居住者は夜間であっても落ち着いて且つスムーズに避難することが可能となるし、照明手段5bは赤外線受光部55を備えた既存の照明を使用でき、照明装置5を安価に構成できる。
更に、制御ユニット2が発信する地震発生信号を、コンセントユニット3は無線部35が受信するし、照明装置5も照明制御ユニット5aの無線部56が受信するため、制御ユニット2と有線接続する必要がなく、コンセントユニット3及び照明装置5の設置が容易である。そして、制御ユニット2と通知ユニット4との間も有線接続する必要がないため、通知ユニット4の設置も容易である。
加えて、居住者が外出等で不在になる際には、一括遮断を遅延動作させる必要が無くなるため、全ての電路を即時遮断する即時遮断ボタン52を外出時等にオン操作することで、不必要に遅延動作することが無くなり不要な電力の供給を無くすことができる。

0037

次に、感震遮断システムの他の形態を説明する。図6図1の感震センサ1と制御ユニット2に対応する感震リレー6と制御ユニット2の説明図であり、制御ユニット2は回路ブロックを示している。上記実施形態とは、感震センサ1に替えて一括遮断信号も出力する感震リレー6を使用している点が相違し、感震リレー6が遅延遮断信号も生成するよう構成されている。それに伴い、制御ユニット2は遅延遮断信号を出力する回路はない。尚、上記実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付与している。また、照明装置5は省略している。

0038

具体的に、感震リレー6は、設定震度記憶部61、感震リレー6全体を制御する感震リレーCPU62、遅延時間記憶部62a、電気機器を一括遮断するための一括遮断信号を出力するブレーカトリップ回路64を具備している。
一方、制御ユニット2は、感震リレー6と通信するシリアル通信IF21、作動状態(オン/オフ)を表示するLEDから成る表示部22、通知ユニット4と通信すると共にコンセントユニット3に所定の信号を送信する無線部23、制御ユニット2を制御する制御ユニットCPU25、各回路に電源を供給する電源部26等を備えている。
尚、コンセントユニット3、通知ユニット4を含むシステム全体の構成は上記形態と同様であるため説明を省略する。

0039

このように構成されたシステムでは、次のように動作する。上記形態との差異を中心に説明する。初期設定は上記形態と同様であり、通知ユニット4において遅延時間と検知感度とが設定される。但し、遅延時間の設定は、遅延時間設定部45を操作して設定されるが、設定した遅延時間を制御ユニット2が受信すると、制御ユニットCPU25の制御により感震リレー6に送信され、遅延時間記憶部62aに記憶される。

0040

そして地震が発生すると、感震リレーCPU62が震度を判断し、設定震度記憶部61が記憶している設定震度或いはそれ以上の地震が発生したら、制御ユニット2に対して地震検知信号を出力する。地震検知信号を受信した制御ユニット2は、制御ユニットCPU25の制御によりコンセントユニット3及び通知ユニット4に対して地震発生信号を送信する。

0041

更に地震検知信号を出力した感震リレーCPU62は、遅延時間のカウントを開始し、遅延時間記憶部62aが記憶する遅延時間に達したら、遅延遮断信号をブレーカトリップ回路64に出力する。遅延遮断信号を受けたブレーカトリップ回路64は、上記実施形態と同様に擬似漏電電流を漏電ブレーカ7に流して遮断動作させる。

0042

このように、一括遮断信号を出力する機器は地震を検知する感震リレー6であっても良く、制御ユニット2が出力する場合と同様に制御できる。また、制御ユニット2等を接続すること無く感震リレー6単独で一括遮断信号を遅延出力させることができることで、感震リレー6単独でも有効活用できる。そして、一括遮断するまでの遅延時間を通知ユニット4において容易に変更できるため、それぞれの住宅事情に合わせて容易に設定でき、利便性が良い。

0043

図7は感震遮断システムの更に他の形態を示す構成図であり、上記形態とは機器間の通信を有線で実施している点が相違している。また、照明装置5は省略してある。図7に示すように、制御ユニット2とコンセントユニット3とは伝送線L3で接続され、制御ユニット2と通知ユニット4とは伝送線L4で接続されている。
また図8は、この形態の制御ユニット2の回路ブロック図であり、上記図2に示す無線部23に代えて、コンセントユニット3に地震発生信号を送信すると共に、通知ユニット4と通信する送受信部23aが設けられている。この送受信部23aは、変調復調部を具備しており、コンセントユニット3及び通知ユニット4に送信する信号は変調して出力され、受信した信号は復調して制御ユニットCPU25等に出力される。

0044

尚、上記実施形態と共通する構成要素には同一に符号を付与して説明を省略する。また、コンセントユニット3も図3に示す無線部35に代えて、図示しない復調部を備えた受信部を有しているし、通知ユニット4も図4に示す第1無線部48に代えて、図示しない変調/復調部を備えた送受信部を具備している。

0045

このように、機器間の通信を有線で実施しても良く、制御ユニット2とコンセントユニット3との距離が長い場合、或いは制御ユニット2と通知ユニット4との距離が長く無線通信が難しい場合でも確実な通信を実施できる。そのため、設置する住戸の間取りに関係なく良好に稼働させることができる。

0046

尚、上記実施形態は、感震センサ1と制御ユニット2、また感震リレー6と制御ユニット2とを別体としているが、双方とも一体としても良い。一方、通知ユニット4にはスピーカ41と感度設定部44及び遅延時間設定部45とが一体となっているが、報知機能設定機能とを別体としても良い。
また、コンセントユニット3及び照明装置5はそれぞれ1台としているが、双方とも複数台設置しても良い。

0047

1・・感震センサ(地震検知手段)、2・・制御ユニット、3・・コンセントユニット、4・・通知ユニット、5・・照明装置、5a・・照明制御ユニット、5b・・照明手段、11・・設定震度記憶部、6・・感震リレー(地震検知手段)、23・・無線部(送信部、受信部)、24・・ブレーカトリップ回路、25・・制御ユニットCPU(遅延信号生成部、所定時間制御部)、25a・・遅延時間記憶部、31・・コンセント、32・・開閉接点(遮断手段)、35・・無線部(受信部)、37・・コンセントユニットCPU(遮断制御部)、41・・スピーカ(報音部)、42・・音声合成IC(音声合成部)、44・・感度設定部、45・・遅延時間設定部、48・・第1無線部(通知ユニット送信部、通知ユニット受信部)、50・・通知ユニットCPU(報知制御部)、55・・赤外線ポート、56・・無線部(受信部)、57・・照明制御ユニットCPU、58・・赤外線受光部、61・・設定震度記憶部、62・・感震リレーCPU(遅延信号生成部)、62a・・遅延時間記憶部、64・・ブレーカトリップ回路。

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