図面 (/)

技術 冷凍サイクル装置

出願人 東芝キヤリア株式会社
発明者 遠山新悟渡邉裕昭木村太一松下馨
出願日 2015年4月10日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2015-080933
公開日 2016年12月1日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2016-200333
状態 特許登録済
技術分野 その他の空気調和方式 不可逆サイクルによる圧縮式冷凍機械
主要キーワード 引き回し経路 ファンベース 電装ケース 集合配管 省エネ対策 通気通路 チリングユニット 各収容室
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (19)

課題

運転中の冷媒回路の制御部に対応した電動ファンを選択的に駆動することができ、節電効果を高めることができるとともに、制御部に塵埃堆積するのを防止できる冷凍サイクル装置を提供する。

解決手段

冷凍サイクル装置は、複数の独立した冷媒回路と、冷媒回路を個別に制御する複数の制御部80を含む電装ユニット6と、を備えている。電装ユニットは、制御部を収容する複数の収容室68,69を有し、各収容室に冷媒回路の運転状況に応じて制御部を冷却する少なくとも一つの電動ファンが101設けられている。

概要

背景

複数の独立した冷媒回路を搭載したチリングユニットは、複数の冷媒回路を個別に制御する複数の制御部を備えている。各制御部は、例えばインバータ回路パワーモジュールおよびリアクタのような発熱量が大きい電気部品を有し、当該電気部品が一つの電装ボックスに収容されている。

さらに、従来のチリングユニットでは、電装ボックスに複数の電動ファンが設けられている。電動ファンは、発熱する制御部を強制的に冷却する要素であって、たとえ1系統の冷媒回路が運転を停止しても、他の冷媒回路が運転を継続している限り全ての電動ファンが連続して駆動されるようになっている。

概要

運転中の冷媒回路の制御部に対応した電動ファンを選択的に駆動することができ、節電効果を高めることができるとともに、制御部に塵埃堆積するのを防止できる冷凍サイクル装置を提供する。冷凍サイクル装置は、複数の独立した冷媒回路と、冷媒回路を個別に制御する複数の制御部80を含む電装ユニット6と、を備えている。電装ユニットは、制御部を収容する複数の収容室68,69を有し、各収容室に冷媒回路の運転状況に応じて制御部を冷却する少なくとも一つの電動ファンが101設けられている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

複数の独立した冷媒回路と、前記冷媒回路を個別に制御する複数の制御部を含む電装ユニットと、を具備し、前記電装ユニットは、前記制御部を収容する複数の収容室を有し、前記各収容室に前記冷媒回路の運転状況に応じて前記制御部を冷却する少なくとも一つの電動ファンが設けられた冷凍サイクル装置

請求項2

前記各収容室は、第1の領域と第2の領域とに区画されているとともに、前記第1の領域および前記第2の領域に前記制御部を構成する電気部品が収容され、前記電動ファンは、前記第1の領域および前記第2の領域内の空気を吸引するように構成された請求項1に記載の冷凍サイクル装置。

請求項3

前記電装ユニットは、前記第1の領域と前記第2の領域との間に前記電動ファンの吸込み側に連なる通風路を有し、発熱を伴う前記電気部品に熱的に接続されたヒートシンクが前記通風路に露出された請求項2に記載の冷凍サイクル装置。

請求項4

前記電装ユニットを収容する機械室が形成された筐体をさらに備え、前記収容室は、前記機械室に開口された通気孔を有し、前記筐体は、前記通風路の上流端に連通された外気導入口を有する請求項3に記載の冷凍サイクル装置。

請求項5

前記筐体は、設置面の上に据え付けられた下部構造体と、前記下部構造体の上方に配置された上部構造体と、前記下部構造体と前記上部構造体との間を連結する複数の縦桟と、で構成されたフレームを備え、前記外気導入口が前記下部構造体に形成された請求項4に記載の冷凍サイクル装置。

請求項6

前記各冷媒回路は、前記電装ユニットの上に設置された空気熱交換器部を含み、前記空気熱交換器部は、互いに間隔を存して向かい合う一対の空気熱交換器と、前記空気熱交換器の間に形成された排気通路と、前記空気熱交換器を通過して前記排気通路に導かれた空気を上向きに排気するファンと、を有する請求項4又は請求項5に記載の冷凍サイクル装置。

請求項7

前記電動ファンは、前記電装ユニットの上面に配置されているとともに、前記空気熱交換器部の前記排気通路に向けて排気する請求項6に記載の冷凍サイクル装置。

請求項8

前記電装ユニットと前記空気熱交換器部との間にドレンパンが配置され、前記ドレンパンの縁部と前記筐体との間に隙間が形成されているとともに、前記電動ファンは前記隙間の下方に配置された請求項7に記載の冷凍サイクル装置。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、複数の独立した冷媒回路を有する冷凍サイクル装置に関する。

背景技術

0002

複数の独立した冷媒回路を搭載したチリングユニットは、複数の冷媒回路を個別に制御する複数の制御部を備えている。各制御部は、例えばインバータ回路パワーモジュールおよびリアクタのような発熱量が大きい電気部品を有し、当該電気部品が一つの電装ボックスに収容されている。

0003

さらに、従来のチリングユニットでは、電装ボックスに複数の電動ファンが設けられている。電動ファンは、発熱する制御部を強制的に冷却する要素であって、たとえ1系統の冷媒回路が運転を停止しても、他の冷媒回路が運転を継続している限り全ての電動ファンが連続して駆動されるようになっている。

先行技術

0004

特開2014−178113号公報

発明が解決しようとする課題

0005

従来のチリングユニットによると、複数の冷媒回路のうちの幾つかが運転を停止しても、冷却を必要としない制御部に対応した電動ファンが駆動し続ける。このため、電力消費量を抑えることができず、省エネ推進する上で改善の余地が残されている。

0006

さらに、冷媒回路の運転状況に関係なく全ての電動ファンが駆動し続けるので、電装ボックス内に過剰の空気が吸い込まれてしまう。この結果、空気中に含まれる塵埃が早期のうちに電装ボックス内に滞留したり、制御部に付着するのを避けられず、制御部の誤動作や破損を招く一つの要因となる。

0007

本発明の目的は、運転中の冷媒回路の制御部に対応した電動ファンを選択的に駆動することができ、節電効果を高めることができるとともに、制御部に塵埃が堆積するのを防止できる冷凍サイクル装置を得ることにある。

課題を解決するための手段

0008

実施形態によれば、冷凍サイクル装置は、複数の冷媒回路と、前記冷媒回路を個別に制御する複数の制御部を含む電装ユニットと、を備えている。前記電装ユニットは、前記制御部を収容する複数の収容室を有し、前記各収容室に前記冷媒回路の運転状況に応じて前記制御部を冷却する少なくとも一つの電動ファンが設けられている。

図面の簡単な説明

0009

実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットの斜視図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットにおいて、機械室開放した状態を左側から見た斜視図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットにおいて、機械室を開放した状態を右側から見た斜視図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットの冷凍サイクルを示す回路図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットにおいて、機械室に収容された第1の冷凍サイクルユニット、第2の冷凍サイクルユニット、水回路および電装ユニットの位置関係を示す平面図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットにおいて、機械室とドレンパンとの位置関係を分解して示す斜視図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットに用いられる空気熱交換器部を分解して示す斜視図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットに用いられる電装ユニットを左側から見た斜視図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットに用いられる電装ユニットを右側から見た斜視図である。
ファンケースを取り外した電装ユニットの平面図である。
第1の収容室内の空気の流れ経路を示す電装ユニットの断面図である。
第1の収容室および第2の収容室内の空気の流れ経路を示す電装ユニットの斜視図である。
第1の収容室および第2の収容室内の空気の流れ経路を示す電装ユニットの側面図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットにおいて、電装ユニット、ドレンパンおよび空気熱交換器部の位置関係を示す断面図である。
第1の収容室の第1の領域に配置された複数の電気部品のレイアウトを概略的に示す側面図である。
第1の収容室の第2の領域に配置された複数の電気部品のレイアウトを概略的に示す側面図である。
第1の冷凍サイクルユニットおよび第2の冷凍サイクルユニットの制御系統を示すブロック図である。
実施形態に係る空冷式ヒートポンプチリングユニットに用いられる第1の中継ユニットの斜視図である。

実施例

0010

以下、実施形態について図面を参照して説明する。

0011

図1ないし図3は、例えば冷水もしくは温水を生成する空冷式ヒートポンプチリングユニット1の斜視図、図4は、空冷式ヒートポンプチリングユニット1の冷凍サイクルを示す回路図である。空冷式ヒートポンプチリングユニット1は、冷凍サイクル装置の一例であって、冷却モードおよび加熱モードで運転が可能である。

0012

図1ないし図3に示すように、空冷式ヒートポンプチリングユニット1は、筐体2、冷媒回路を有する第1の冷凍サイクルユニット3、冷媒回路を有する第2の冷凍サイクルユニット4、水回路5および電装ユニット6を主要な要素として備えている。以下の説明では、空冷式ヒートポンプチリングユニット1を単にチリングユニット1と称する。

0013

筐体2は、例えば建屋の屋上のような水平な設置面Gの上に据え付けられる要素であって、奥行き寸法Dが幅寸法Wよりも格段に大きな中空の箱状に形成されている。本実施形態の筐体2は、フレーム7を備えている。フレーム7は、下部構造体8、上部構造体9および複数の縦桟10で構成されている。

0014

下部構造体8および上部構造体9は、夫々筐体2の奥行き方向に延びた細長い枠状に形成されている。下部構造体8は、筐体2の奥行き方向に沿う一対の長辺8a,8bおよび筐体2の幅方向に沿う一対の短辺8c,8dを有している。

0015

同様に、上部構造体9は、筐体2の奥行き方向に沿う一対の長辺9a,9bおよび筐体2の幅方向に沿う一対の短辺9c,9dを有している。筐体2の奥行き方向に沿う下部構造体8の長さ寸法および上部構造体9の長さ寸法は互いに同一であるが、筐体2の幅方向沿う方向に上部構造体9の長さ寸法は、下部構造体8の長さ寸法よりも短い。

0016

縦桟10は、下部構造体8と上部構造体9との間を連結するように互いに間隔を存して並んでいる。筐体2の幅方向に向かい合う縦桟10は、下部構造体8から上部構造体9の方向に進むに従い互いに近づくように傾斜している。

0017

このため、筐体2を正面の方向Fおよび背面の方向Rから見た時に、フレーム7は、下部構造体8から上部構造体9に向けて幅寸法Wが次第に狭まるような先細り状に形成されている。

0018

フレーム7の右側面および左側面は、複数の側板12で覆われている。フレーム7の正面は、第1の端板13aで覆われている。フレーム7の背面は、第2の端板13bで覆われている。側板12、第1の端板13aおよび第2の端板13bは、フレーム7に取り外し可能に支持されている。

0019

図5および図6に示す底板14が下部構造体8に溶接又はボルト締め等の手段により固定されている。底板14は、側板12、第1の端板13aおよび第2の端板13bと協働して筐体2の内部に機械室15を規定している。機械室15は、筐体2の奥行き方向に沿う全長に亘って延びている。

0020

図4および図5に示すように、第1の冷凍サイクルユニット3は、互いに独立した第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBで構成されている。第2の冷凍サイクルユニット4は、互いに独立した第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDで構成されている。

0021

第1ないし第4の冷媒回路RA,RB,RC,RDは、互いに共通の構成を有するため、第1の冷媒回路RAを代表して説明し、第2ないし第4の冷媒回路RB,RC,RDについては同一の参照符号を付して、その説明を省略する。

0022

第1の冷媒回路RAは、能力可変型圧縮機20、四方弁21、空気熱交換器部22、一対の膨張弁23a,23b、レシーバ24、水熱交換器25および気液分離器26を主要な要素として備えている。前記複数の要素は、冷媒循環する循環回路27を介して接続されている。

0023

具体的に述べると、図4に示すように、圧縮機20の吐出口は、吐出配管28を介して四方弁21の第1ポート21aに接続されている。吐出配管28には、圧縮機20から吐出された高温高圧気相冷媒の圧力を検出する第1の圧力センサP1および高温・高圧の気相冷媒の温度を検出する第1の温度センサT1が設けられている。

0024

四方弁21の第2ポート21bは、空気熱交換器部22に接続されている。本実施形態の空気熱交換器部22は、一対の空気熱交換器29a,29bおよびファン30を備えている。

0025

図7に示すように、空気熱交換器29a,29bは、夫々ベースプレート31の上に起立した姿勢で支持されている。空気熱交換器29a,29bは、筐体2の幅方向に間隔を存して向かい合うとともに、上方に進むに従い互いに遠ざかる方向に傾いている。空気熱交換器29a,29bの縁部の間の隙間は、一対の遮蔽板32a,32bで閉塞されている。遮蔽板32a,32bおよび空気熱交換器29a,29bで囲まれた空間は、上下方向に延びた排気通路33を構成している。

0026

ファン30は、排気通路33の上端に位置するように空気熱交換器29a,29bの上端部の間にファンベース35を介して支持されている。さらに、ファン30は、天板36で覆われている。天板36は、ファン30と向かい合う円筒状の排気口37を有している。

0027

このような空気熱交換器部22において、ファン30が駆動されると、外気が空気熱交換器29a,29bを通過して排気通路33に吸い込まれる。排気通路33に吸い込まれた外気は、排気口37に向けて吸い上げられるとともに、当該排気口37から空気熱交換器部22の上方に排出される。

0028

本実施形態のチリングユニット1は、第1ないし第4の冷媒回路RA,RB,RC,RDを有するので、四組の空気熱交換器部22が存在する。四組の空気熱交換器部22は、筐体2の上部構造体9の上に起立した姿勢で固定されているとともに、筐体2の奥行き方向に沿って一列に配列されている。

0029

四組の空気熱交換器部22の下方に結露水等を受けるドレンパン39が配置されている。図6および図14に示すように、ドレンパン39は、機械室15の上端に位置するように上部構造体9の長辺9a,9bの間に介在されている。ドレンパン39は、筐体2の奥行き方向に沿う全長に亘って延びている。ドレンパン39の奥行き方向に沿う両側縁と上部構造体9の長辺9a,9bとの間には、夫々隙間40が設けられている。隙間40は、機械室15および空気熱交換器部22の排気通路33に通じている。

0030

図4に示すように、空気熱交換器29a,29bの入口は、四方弁21の第2ポート21bに並列に接続されている。空気熱交換器29a,29bの入口の付近には、夫々空気熱交換器29a,29bに流入する気相冷媒の温度を検出する第2の温度センサT2が設けられている。

0031

空気熱交換器29a,29bの出口は、膨張弁23a,23bを有する配管41a,41bに接続されている。配管41a,41bは、膨張弁23a,23bの下流で互いに合流されるとともに、一本の集合配管42に接続されている。集合配管42は、レシーバ24および水熱交換器25を介して四方弁21の第3ポート21cに接続されている。

0032

四方弁21の第4ポート21dは、気液分離器26を介して圧縮機20の吸入側に接続されている。四方弁21の第4ポート21dと気液分離器26の入口とを結ぶ配管43には、気液分離器26に導かれる気液二相冷媒の温度を検出する第3の温度センサT3が設けられている。

0033

さらに、気液分離器26の出口と圧縮機20の吸入側とを結ぶ配管44には、圧縮機20に吸い込まれる低温低圧の気相冷媒の圧力を検出する第2の圧力センサP2が設けられている。

0034

バイパス配管46が気液分離器26と四方弁21との間に設けられている。バイパス配管46は、気液分離器26の出口と四方弁21の第1ポート21aとの間を結んでおり、当該バイパス配管46の途中に常閉形電磁弁47が設けられている。

0035

本実施形態によると、水熱交換器25は、第1の冷媒流路25a、第2の冷媒流路25bおよび水流路25cを備えている。水熱交換器25の第1の冷媒流路25aは、レシーバ24よりも下流で第1の冷媒回路RAの集合配管42に接続されている。水熱交換器25の第2の冷媒流路25bは、第1の冷媒回路RAと同様の構成を有する第2の冷媒回路RBの集合配管42に接続されている。このため、第1の冷凍サイクルユニット3では、第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBが一つの水熱交換器25を共有している。

0036

同様に、第2の冷凍サイクルユニット4においても、一つの水熱交換器25を共有するように第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDが一つの水熱交換器25に並列に接続されている。したがって、チリングユニット1は、二台の水熱交換器25を備えている。

0037

第1の冷凍サイクルユニット3および第2の冷凍サイクルユニット4のうち、四組の空気熱交換器部22を除いた各種の要素は、筐体2の機械室15に収容されている。具体的に述べると、図2図3および図5に示すように、第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBで構成された第1の冷凍サイクルユニット3は、筐体2の背面の側である機械室15の後端部に配置されている。

0038

第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBの二台の圧縮機20は、筐体2の奥行き方向に並ぶように底板14の上に据え付けられている。第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBの二台のレシーバ24および二台の気液分離器26は、圧縮機20の周囲において、筐体2の奥行き方向に並ぶように底板14の上に据え付けられている。さらに、第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBが共有する一つの水熱交換器25は、二台のレシーバ24と隣り合うように底板14の上に据え付けられている。

0039

第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDで構成された第2の冷凍サイクルユニット4は、機械室15の奥行き方向に沿う中央部に配置されている。第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDの二台の圧縮機20、二台のレシーバ24、二台の気液分離器26、第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDが共有する一つの水熱交換器25は、第1の冷凍サイクルユニット3の圧縮機20、レシーバ24、気液分離器26および水熱交換器25と同様のレイアウトで底板14の上に据え付けられている。

0040

このため、第1の冷凍サイクルユニット3および第2の冷凍サイクルユニット4は、機械室15内で筐体2の奥行き方向に並んでいる。それとともに、機械室15内での第1の冷凍サイクルユニット3の循環回路27の引き回し経路および第2の冷凍サイクルユニット4の循環回路27の引き回し経路が互いに共通化されている。

0041

図2および図5に示すように、水回路5は、第1の冷凍サイクルユニット3および第2の冷凍サイクルユニット4と共に機械室15に収容されている。水回路5は、能力可変型の水循環ポンプ50および第1ないし第4の水配管51a,51b,51c,51dを主要な要素として備えている。

0042

水循環ポンプ50は、機械室15の後端部に位置するように底板14の上に据え付けられており、第1の冷凍サイクルユニット3の水熱交換器25と隣り合っている。第1の水配管51aは、例えば空調機等の利用機器側の水出口と水循環ポンプ50の吸入口との間を接続している。

0043

第2の水配管51bは、水循環ポンプ50の吐出口と第1の冷凍サイクルユニット3の水熱交換器25の水流路25cとの間を接続している。第2の水配管51bには、水圧を検出する第3の圧力センサP3および水温を検出する第4の温度センサT4が設けられている。

0044

第3の水配管51cは、第1の冷凍サイクルユニット3の水熱交換器25の水流路25cと第2の冷凍サイクルユニット4の水熱交換器25の水流路25cとの間を直列に接続している。第3の水配管51cには、水温を検出する第5の温度センサT5が設けられている。

0045

第4の水配管51dは、第2の冷凍サイクルユニット4の水熱交換器25の水流路25cと利用機器側の水入口との間を接続している。第4の水配管51dには、水圧を検出する第4の圧力センサP4および水温を検出する第6の温度センサT6が設けられている。

0046

図2図3および図5に示すように、前記電装ユニット6は、筐体2の正面の側である機械室15の前端部に位置するように底板14の上に据え付けられている。電装ユニット6は、機械室15内で第2の冷凍サイクルユニット4と隣り合っている。このため、第1の冷凍サイクルユニット3、第2の冷凍サイクルユニット4および電装ユニット6は、機械室15の奥行き方向に沿って一列に配列されている。

0047

図8ないし図13に示すように、本実施形態に係る電装ユニット6は、電装ボックス60およびコントロールボックス61を備えている。電装ボックス60は、四角箱形の要素であって、底面板62、左右の側面板63a,63b、前面板64および背面板65を有している。底面板62は、筐体2の底板14の上にボルト締め等の手段により固定されている。

0048

電装ボックス60の内部は、一対の第1の仕切り板66a,66bにより第1の収容室68および第2の収容室69の二室区画されている。第1の仕切り板66a,66bは、側面板63a,63bの間で筐体2の幅方向に延びているとともに、互いに間隔を存して向かい合っている。そのため、第1の収容室68および第2の収容室69は、筐体2の奥行き方向に並んでいる。

0049

言い換えると、第1の収容室68が機械室15内で筐体2の正面の側に位置され、第2の収容室69が機械室15内で第2の冷凍サイクルユニット4の側に位置されている。

0050

図10および図11に示すように、第1の収容室68は、一対の第2の仕切り板70a,70bにより第1の領域68aと第2の領域68bとに区画されている。第2の仕切り板70a,70bは、第1の収容室68の中央部で電装ボックス60の底面板62から起立されているとともに、筐体2の奥行き方向に延びている。そのため、第1の領域68aおよび第2の領域68bは、第2の仕切り板70a,70bを間に挟んで筐体2の幅方向に並んでいる。

0051

第2の仕切り板70a,70bは、互いに間隔を存して平行に配置されている。第1の通風路71が第2の仕切り板70a,70bの間に形成されている。第1の通風路71は、電装ボックス60の高さ方向に延びている。第1の通風路71の下端は、底面板62に開口された導入孔72に通じている。

0052

図14に示すように、導入孔72は、筐体2の底板14に開口された連通孔14aを介して底板14と設置面Gとの間の通気通路73に連通されている。筐体2の下部構造体8の長辺8a,8bは、通気通路73を間に挟んで向かい合っている。下部構造体8の長辺8a,8bのうち電装ユニット6に対応する位置には、夫々複数のスリット状の外気導入口74が形成されている。外気導入口74は、チリングユニット1の外に開口されているとともに、通気通路73、連通孔14aおよび導入孔72を介して第1の通風路71の上流端に通じている。

0053

さらに、第1の領域68aおよび第2の領域68bを規定する電装ボックス60の側面板63aおよび第1の仕切り板66aには、夫々機械室15に開口された複数の通気孔75が形成されている。

0054

同様に、第2の収容室69も第1の領域69aと第2の領域69bとに区画されている。第1の領域69aおよび第2の領域69bは、筐体2の幅方向に並んでいる。第1の領域69aと第2の領域69bとの間には、第2の通風路76が形成されている。第2の通風路76は、第1の通風路71と同じく電装ボックス60の高さ方向に延びているとともに、通気通路73を介して外気導入口74に通じている。

0055

さらに、第1の領域69aおよび第2の領域69bを規定する電装ボックス60の側面板63aおよび背面板64には、機械室15に開口された複数の通気孔77が形成されている。

0056

図11ないし図13に示すように、第1の収容室68には、第1の冷凍サイクルユニット3の運転を制御する第1の制御ユニット80が収容されている。第2の収容室69には、第2の冷凍サイクルユニット4の運転を制御する第2の制御ユニット81が収容されている。

0057

第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81は、夫々制御部の一例であって、互いに共通の構成を有している。このため、本実施形態では、第1の制御ユニット80を代表して説明し、第2の制御ユニット81については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。

0058

第1の制御ユニット80は、例えば第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBの二台の圧縮機20に印加する電圧および周波数を制御する一対の制御基板82a,82b、インバータおよびコンバータのような複数のパワーモジュール83、二台の平滑コンデンサ84、力率改善用の複数のリアクタ85、一対のフィルタ基板86a,86b、一対のファン制御基板87a,87b、複数の端子台88および複数の電磁接触器89のような各種の電気部品を備えている。

0059

制御基板82a,82b、パワーモジュール83およびファン制御基板87a,87bは、動作中の発熱量が大きく、積極的な放熱を必要としている。そのため、本実施形態では、板状のヒートシンク90が制御基板82a,82b、パワーモジュール83およびファン制御基板87a,87bに熱的に接続されている。

0060

ヒートシンク90は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料で形成され、電装ボックス60の高さ方向に延びる複数の放熱フィン91を有している。放熱フィン91は、第2の仕切り板70aを貫通して第1の通風路71に露出されている。

0061

図15に概略的に示すように、制御基板82a,82b、パワーモジュール83、平滑コンデンサ84およびファン制御基板87a,87bのような電気部品は、第1の収容室68の第1の領域68aに収容されている。制御基板82a,82b、パワーモジュール83およびファン制御基板87a,87bは、第2の仕切り板70aに沿って起立するように第2の仕切り板70aに支持されている。

0062

さらに、図16に概略的に示すように、リアクタ85、フィルタ基板86a,86b、端子台88および電磁接触器89のようなその他の電気部品は、第1の収容室68の第2の領域68bに収容されている。

0063

電装ユニット6のコントロールボックス61は、電装ボックス60の前面板64に取り付けられている。コントロールボックス61は、図示しない電源基板および主制御基板を内蔵するとともに、操作パネル93およびコントローラ94を備えている。

0064

図8ないし図13に示すように、ファンユニット100が電装ボックス60の上に取り付けられている。ファンユニット100は、細長い箱状のファンケース100aと、ファンケース100aの上面に取り付けられた四つの電動ファン101a,101b,101c,101dと、を備えている。

0065

ファンケース100aは、第1の収容室68の第2の領域68bおよび第2の収容室69の第2の領域69bに跨るように筐体2の奥行き方向に延びている。このため、ファンケース100aは、電装ボックス60を筐体2の正面Fの方向から見た時に、電装ボックス60の幅方向に沿う中央部よりも左側にオフセットされている。

0066

電動ファン101a,101b,101c,101dは、筐体2の奥行き方向に間隔を存して一列に配列されている。電動ファン101a,101bは、第1の収容室68の第2の領域68bの真上に位置するように、回転軸線縦置きにした水平の姿勢でファンケース100aに組み込まれている。電動ファン101c,101dは、第2の収容室69の第2の領域69bの真上に位置するように、回転軸線を縦置きにした水平の姿勢でファンケース100aに組み込まれている。電動ファン101a,101b,101c,101dは、いずれもファンケース100aの上方に向けて排気する。

0067

図12に示すように、第1の収容室68の第2の領域68bの上部に天板102aが取り付けられている。天板102aは、ファンケース100aの上面との間に電動ファン101a,101bが収まるファン室103を規定している。

0068

さらに、天板102aは、ファン室103に向けて立ち上がる起立部104を有している。スリット状の開口部105が起立部104に形成されている。開口部105は、電装ケース60の幅方向に延びており、当該開口部105を介して第2の領域68bとファン室103とが互いに連通されている。

0069

図11に示すように、第1の収容室68の第1の領域68aの上部は、電装ボックス60の内部でファン室103に連通されている。それとともに、第1の通風路71の上部も電装ボックス60の内部でファン室103に連通されている。

0070

図12に示すように、第2の収容室69の第2の領域69bの上部に天板102bが取り付けられている。天板102bは、ファンケース100aの上面との間に電動ファン101c,101dが収まるファン室106を規定している。

0071

天板102bは、ファン室106に向けて立ち上がる起立部107を有している。スリット状の開口部108が起立部107に形成されている。開口部108は、筐体2の幅方向に延びており、当該開口部108を介して第2の領域69bとファン室106とが互いに連通されている。

0072

さらに、第2の収容室69の第1の領域69aの上部は、電装ボックス60の内部でファン室106に連通されている。それとともに、第2の通風路76の上部も電装ボックス60の内部でファン室106に連通されている。

0073

図14に示すように、電動ファン101a,101b,101c,101dは、空気熱交換器部22の下方において、ドレンパン39の奥行き方向に沿う一側縁と上部構造体9の長辺9aとの間の隙間40と向かい合っている。そのため、電動ファン101a,101b,101c,101dから上向きに吹き出す排気は、隙間40を通じて空気熱交換器29a,29bの間の排気通路33に流入するようになっている。

0074

図17に示すように、電装ボックス60内の第1の制御ユニット80は、コントロールボックス61の主制御基板から指令を受けた時に、第1の中継ユニット110を介して第1の冷凍サイクルユニット3の第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBを制御する。

0075

同様に、電装ボックス60内の第2の制御ユニット81は、コントロールボックス61の主制御基板から指令を受けた時に、第2の中継ユニット111を介して第2の冷凍サイクルユニット4の第1の冷媒回路RCおよび第2の冷媒回路RDを制御する。

0076

図2および図5に示すように、第1の中継ユニット110および第2の中継ユニット111は、電装ユニット6から分離されて機械室15に配置されている。第1の中継ユニット110は、例えば第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBを運転する際に必要な情報を得るための要素であって、機械室15内で第1の冷凍サイクルユニット3に対応した位置に設けられている。本実施形態では、第1の中継ユニット110は、機械室15内で第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBの二台の気液分離器26と隣り合っている。

0077

第2の中継ユニット111は、第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDを運転する際に必要な情報を得るための要素であって、機械室15内で第2の冷凍サイクルユニット4に対応した位置に設けられている。本実施形態では、第2の中継ユニット111は、機械室15内で第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDの二台の気液分離器26と隣り合うとともに、第1の中継ユニット110よりも電装ユニット6に近い位置にある。

0078

したがって、第1の冷凍サイクルユニット3に対する第1の中継ユニット110の位置関係と、第2の冷凍サイクルユニット4に対する第2の中継ユニット111の位置関係とは、互いに同一となっている。

0079

第1の中継ユニット110および第2の中継ユニット111は、互いに共通の構成を有するため、第1の中継ユニット110を代表して説明し、第2の中継ユニット111については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。

0080

図18に示すように、第1の中継ユニット110は、電気部品箱112を有している。電気部品箱112は、支持板113、底板114および一対の側板115a,115bを有する四角い箱形である。支持板113は、機械室15内で垂直に起立されているとともに、その上端部がフレーム7の上部構造体9の長辺9aにボルト締め等の手段で固定されている。底板114は、支持板113の下縁から筐体2の側板12に向けて張り出している。側板115a,115bは、支持板113の両側縁から筐体2の側板12に向けて張り出している。側板115a,115bの先端縁は、傾斜された筐体2の側板12との干渉を避けるために斜めにカットされている。

0081

中継基板117が電気部品箱112の支持板113に取り付けられている。中継基板117には、複数のコネクタのような電気部品118が実装されている。図17に概略的に示すように、第1の中継ユニット110の中継基板117は、複数の第1の電線120を介して第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBを構成する各種の要素に接続されている。

0082

第1の電線120の一例は、
第1の冷凍サイクルユニット3の二つの第1の温度センサT1に接続された二本の電線、
第1の冷凍サイクルユニット3の四つの第2の温度センサT2に接続された四本の電線、
第1の冷凍サイクルユニット3の二つの第3の温度センサT3に接続された二本の電線、
第1の冷凍サイクルユニット3の二つの第1の圧力センサP1に接続された二本の電線、
第1の冷凍サイクルユニット3の二つの第2の圧力センサP2に接続された二本の電線、
第1の冷凍サイクルユニット3の二つの電磁弁47に接続された二本の電線、
第1の冷凍サイクルユニット3の二つの四方弁21に接続された二本の電線、
第1の冷凍サイクルユニット3の二つの圧縮機20の密閉容器を加熱するヒータに接続された二本の電線、
第1の冷凍サイクルユニット3の四つの膨張弁3a,23bに接続された四本の電線等である。

0083

第2の中継ユニット111の中継基板117に対しては、第1の中継ユニット110と同様の第1の電線120が接続されている。さらに、第2の中継ユニット111は、機械室15内で第1の中継ユニット110よりも電装ユニット6に近い側に位置するので、第2の中継ユニット111の中継基板117には、電動ファン101a,101b,101c,101dに接続された二本の電線が接続されている。

0084

本実施形態では、第1の冷凍サイクルユニット3に対する第1の中継ユニット110の位置関係と、第2の冷凍サイクルユニット4に対する第2の中継ユニット111の位置関係とが互いに同一となっている。このため、第1の冷凍サイクルユニット3と第1の中継ユニット110との間に亘って配線される第1の電線120と、第2の冷凍サイクルユニット4と第2の中継ユニット111との間に亘って配線される第1の電線120とは互いに共通化されている。

0085

したがって、第1の冷凍サイクルユニット3に対応する第1の電線120および第2の冷凍サイクルユニット4に対応する第1の電線120は、長さが同一であるとともに、機械室15内での引き回し経路も互いに共通化されている。

0086

さらに、図17に示すように、第1の中継ユニット110の中継基板117は、複数の第2の電線121を介して電装ボックス60内の第1の制御ユニット80およびコントロールボックス61内の主制御基板に接続されている。同様に、第2の中継ユニット111の中継基板117は、複数の第3の電線122を介して電装ボックス60内の第2の制御ユニット81およびコントロールボックス61内の主制御基板に接続されている。

0087

コントロールボックス61の主制御基板は、オペレータが操作パネル93を操作した時に、操作内容に応じた指令を第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81に出力する。操作内容に応じた指令とは、例えばチリングユニット1の運転モードの選択、運転すべき圧縮機20の特定および運転周波数の設定、駆動すべき電動ファン101a,101b,101c,101dの台数等である。

0088

次に、チリングユニット1の動作について説明する。

0089

コントロールボックス61の操作パネル93がオペレータにより操作されると、主制御基板は、操作内容に応じた指令を第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81に出力する。

0090

例えば冷房運転をするための指令が主制御基板から第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81に出力された場合、第1の制御ユニット80は、第1の中継ユニット110を介して第1の冷凍サイクルユニット3の第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBを冷却モードで運転するように制御する。

0091

同様に、第2の制御ユニット81は、第2の中継ユニット111を介して第2の冷凍サイクルユニット4の第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDを冷却モードで運転するように制御する。

0092

冷却モードでは、第1ないし第4の冷媒回路RA,RB,RC,RDの四方弁21は、図4実線で示すように、第1ポート21aが第2ポート21bに連通し、第3ポート21cが第4ポート21dに連通するように切り換わる。

0093

さらに、第1ないし第4の冷媒回路RA,RB,RC,RDの圧縮機20が作動し、高温・高圧の気相冷媒が圧縮機20から循環回路27に吐出される。圧縮機20から吐出された高温・高圧の気相冷媒は、四方弁21を経由して空気熱交換器29a,29bに導かれる。

0094

空気熱交換器29a,29bに導かれた気相冷媒は、ファン30の作動により空気熱交換器29a,29bを通過する外気との熱交換により凝縮し、高圧の液相冷媒に変化する。高圧の液相冷媒は、膨張弁23a,23bを通過する過程減圧されて、中間圧の気液二相冷媒に変化する。気液二相冷媒は、レシーバ24を経由して水熱交換器25に導かれる。

0095

本実施形態では、第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBが一つの水熱交換器25を共有し、第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDが他の一つの水熱交換器25を共有している。そのため、第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBでは、水熱交換器25の第1の冷媒流路25aおよび第2の冷媒流路25bに夫々気液二相冷媒が導かれ、水流路25cを流れる水と熱交換する。

0096

この結果、第1の冷媒流路25aおよび第2の冷媒流路25bを流れる気液二相冷媒は、蒸発して水流路25c内の水から熱を受け入れ蒸発潜熱によって低温・低圧の気液二相冷媒に変化する。水流路25c内の水は、潜熱を奪われることで冷水となる。

0097

第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBが共有する水熱交換器25の水流路25cは、第3の水配管51cを介して第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDが共有する他の水熱交換器25の水流路25cに直列に接続されている。

0098

このため、第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBが共有する水熱交換器25で冷やされた水は、第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDが共有する他の水熱交換器25の水流路25cを通過する過程で、他の水熱交換器25の第1の冷媒流路25aおよび第2の冷媒流路25bを流れる気液二相冷媒との熱交換により再度冷やされる。二段階に亘って冷やされた冷水は、第4の水配管51dから利用機器側に供給される。

0099

水熱交換器25を通過した低温・低圧の気液二相冷媒は、四方弁21を経由して気液分離器26に導かれ、ここで液相冷媒と気相冷媒とに分離される。液相冷媒から分離された気相冷媒は、圧縮機20に吸い込まれるとともに、再び高温・高圧の気相冷媒となって圧縮機20から吐出される。

0100

一方、暖房運転をするための指令がコントロールボックス61の主制御基板から第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81に出力された場合、第1の冷凍サイクルユニット3の第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBが加熱モードで運転するように制御され、第2の冷凍サイクルユニット4の第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDが加熱モードで運転するように制御される。

0101

加熱モードでは、第1ないし第4の冷媒回路RA,RB,RC,RDの四方弁21は、図4破線で示すように、第1ポート21aが第3ポート21cに連通し、第2ポート21bが第4ポート21dに連通するように切り換えられている。

0102

加熱モードで運転が開始されると、圧縮機20で圧縮された高温・高圧の気相冷媒が四方弁21を経由して水熱交換器25に導かれる。加熱モードにおいても、第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBが共有する一つの水熱交換器25の水流路25cと、第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDが共有する他の一つの水熱交換器25の水流路25cとが直列に接続されているので、水流路25cを流れる水は、第1の冷媒流路25aおよび第2の冷媒流路25bを流れる気相冷媒との熱交換により二段階に亘って加熱される。気相冷媒の熱を受けて加熱された水は、温水となって利用機器側に供給される。

0103

水熱交換器25を通過した高圧の液相冷媒は、レシーバ24および膨張弁23a,23bを通過する過程で中間圧の気液二相冷媒に変化するとともに、空気熱交換器29a,29bに導かれる。空気熱交換器29a,29bに導かれた気液二相冷媒は、ファン30の作動により空気熱交換器29a,29bを通過する外気との熱交換により蒸発し、低温・低圧の気液二相冷媒に変化する。

0104

空気熱交換器29a,29bを通過した低温・低圧の気液二相冷媒は、四方弁21を経由して気液分離器26に導かれ、ここで液相冷媒と気相冷媒とに分離される。液相冷媒から分離された気相冷媒は、圧縮機20に吸い込まれるとともに、高温・高圧の気相冷媒となって圧縮機20から吐出される。

0105

第1の冷凍サイクルユニット3の第1の冷媒回路RAおよび第2の冷媒回路RBを制御する第1の制御ユニット80および第2の冷凍サイクルユニット4の第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDを制御する第2の制御ユニット81は、動作中に発熱を伴う。そのため、電装ボックス60の第1の収容室68に対応する二台の電動ファン101a,101bが第1の制御ユニット80からの指令により動作し、電装ボックス60の第2の収容室69に対応する二台の電動ファン101c,101dが第2の制御ユニット81からの指令により動作する。

0106

電動ファン101a,101b,101c,101dが動作すると、ファン室103,106内の空気がファンケース100aの上方に排出される。このため、ファン室103に連通された第1の収容室68および第1の通風路71に負圧が作用する。同様に、ファン室106に連通された第2の収容室69および第2の通風路77に負圧が作用する。

0107

第1の収容室68および第2の収容室69は、夫々複数の通気孔75,77を介して筐体2内の機械室15に通じているので、機械室15内の空気が通気孔75,77から第1の収容室68および第2の収容室69に吸い込まれる。

0108

第1の収容室68の第1の領域68aおよび第2の収容室69の第1の領域69aに吸い込まれた空気は、図11に第1の収容室68の側を代表して示すように、第1の領域68aの上部に向かうとともにファン室103に流入する。

0109

第1の収容室68の第2の領域68bおよび第2の収容室69の第2の領域69bに吸い込まれた空気は、図11および図12に矢印で示すように、第2の領域68b,69bの上部に向かうとともに、スリット状の開口部105,108を通じてファン室103,106に流入する。

0110

言い換えると、第1の収容室68および第2の収容室69の内部に夫々ファン室103,106に向かう空気流が形成され、当該空気流により第1の収容室68および第2の収容室69に収容された各種の電気部品82a,82b,83,84,85,86a,86b,87a,87b,88,89が強制的に冷却される。

0111

図11および図14に示すように、第1の通風路71および第2の通風路76は、電装ボックス60の底面板62に開口された導入孔72および筐体2の底板14に開口された連通孔14aを介して底板14と設置面Gとの間の通気通路73に連通されている。このため、第1の通風路71および第2の通風路76に負圧が作用すると、チリングユニット1の外の空気が外気導入口74から連通孔14aおよび導入孔72を通じて第1の通風路71および第2の通風路76に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、第1の通風路71および第2の通風路76を下から上に向けて流れるとともに、ファン室103,106に流入する。

0112

第1の通風路71および第2の通風路76を流れる空気は、制御基板82a,82b、パワーモジュール83およびファン制御基板87a,87bの熱を受けるヒートシンク90の放熱フィン91の間を通り抜ける。この結果、ヒートシンク90に伝えられた熱が空気の流れに乗じて放出され、これにより制御基板82a,82b、パワーモジュール83およびファン制御基板87a,87bが強制的に冷却される。

0113

放熱フィン91を通過した空気は、ファン室103,106内で第1の収容室68および第2の収容室69を通過した空気と合流した後、ファンケース100aの上方に向けて排出される。

0114

本実施形態によると、ファンユニット100の電動ファン101a,101b,101c,101dは、ドレンパン39とフレーム7の上部構造体9との間の隙間40の下方に位置する。このため、電動ファン101a,101b,101c,101dから上向きに排出された空気は、隙間40を通じて空気熱交換器29a,29bの間の排気通路33に導かれる。

0115

ファンユニット100から排気通路33に導かれた空気は、ファン30により空気熱交換器29a,29bを通過した空気と共に排気口37に向けて吸い上げられるとともに、排気口37から空気熱交換器部22の上方に排出される。したがって、電装ユニット6を冷却した後の空気が機械室15に吹き出すことはない。

0116

具体的に述べると、ヒートシンク90の放熱フィン91が露出された第1の通風路71および第2の通風路76には、外気導入口74を通じてチリングユニット1の外の空気、つまり外気が導かれる。外気には、塵埃や水分が含まれているので、ヒートシンク90を通過した外気が機械室15に排出されてしまうと、機械室15に早期のうちに塵埃が堆積するのを否めない。

0117

これに対し、本実施形態では、ヒートシンク90を通過した空気は、空気熱交換器部22のファン30により吸い上げられて、排気口37から空気熱交換器部22の上方に排出される。したがって、空気中に含まれる塵埃が機械室15に堆積したり、第1の冷凍サイクルユニット3および第2の冷凍サイクルユニット4に付着するのを防止できる。

0118

本実施形態によると、第1の冷媒回路RA、第2の冷媒回路RB、第3の冷媒回路RCおよび第4の冷媒回路RDが互いに独立しているので、第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81は、例えば冷房負荷あるいは暖房負荷に応じて運転すべき冷媒回路を選択する。それととともに、第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81は、冷媒回路RA,RB,RC,RDの運転状況に応じて駆動すべき電動ファン101a,101b,101c,101dを特定するとともに、駆動すべき電動ファン101a,101b,101c,101dの台数を制御する。

0119

具体的には、例えば第3の冷媒回路RCが運転を停止している場合、第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81は、三つの電動ファン101a,101b,101dのみを動作させる。

0120

この結果、運転中の冷媒回路を制御する第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81に対応した電動ファン101a,101b,101c,101dのみが選択的に動作されることになり、常に全ての電動ファン101a,101b,101c,101dが駆動されることはない。

0121

よって、第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81の冷却に要する電力の消費量を抑制することができ、省エネ対策を推し進めることができる。

0122

加えて、チリングユニット1の運転中に冷却を必要とする第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81に対応した電動ファン101a,101b,101c,101dが選択的に駆動されるので、電装ボックス60の内部に冷却用の空気が過剰に吸い込まれるのを回避できる。

0123

これにより、空気中に含まれた塵埃が早期のうちに電装ボックス60の内部に滞留したり、第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81を構成する各種の電気部品に付着するのを防止できる。よって、第1の制御ユニット80および第2の制御ユニット81が誤動作したり、あるいはダメーシを受ける可能性を極力少なく抑えることができる。

0124

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0125

前記実施形態では、制御ユニット毎に二台の電動ファンを配置したが、電動ファンの数に特に制約はなく、例えば制御ユニット毎に一台の電動ファン又は三台以上の電動ファンを配置してもよい。

0126

さらに、空冷式チリングユニットは、冷却専用のチリングユニットであってもよい。

0127

6…電装ユニット、68,69…収容室(第1の収容室、第2の収容室)、68a,69a…第1の領域、68b,69b…第2の領域、80,81…制御部(第1の制御ユニット、第2の制御ユニット)、101a,101b,101c,101d…電動ファン、RA,RB,RC,RD…冷媒回路(第1の冷媒回路、第2の冷媒回路、第3の冷媒回路、第4の冷媒回路)。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社中北製作所の「 ミスト噴霧システム」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】液面高さが予め定められた下限位置を下回ると液体噴霧を停止させる機能を一時的な液面高さの変化では働かせないようにすることができ、これによって液面高さが外力の影響で変化することがあっても安定的に液... 詳細

  • 大成建設株式会社の「 空気調和方法、空気調和設備および潜熱蓄熱ユニット」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】室内の快適性の向上と、空調エネルギーの削減効果を図ることを可能とした空気調和方法と、これに使用する空気調和設備および潜熱蓄熱ユニットを提案する。【解決手段】居室の床下11に潜熱蓄熱材5を設け、... 詳細

  • 大阪瓦斯株式会社の「 チラーシステム」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】低負荷においても効率の低下を緩和できるチラーシステムを提供する。【解決手段】冷媒循環路を循環する冷媒を圧縮する電気駆動式圧縮機45を有し、冷媒の凝縮熱又は蒸発熱により第1熱媒体を加熱又は冷却す... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ