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課題

使用されないインク吐出口や使用回数が少ないインク吐出口から缶体インク吐出してインクの詰まりを抑制するにあたり、缶体に形成される画像の質の低下を抑えつつインクの詰まりを抑制する。

解決手段

本体110の表面には、主たる画像であるメイン画像MGと、副たる画像である帯状画像OGとが形成されている。帯状画像OGは、メイン画像MGの形成時に使用されないインク吐出口や、インクの吐出回数が少ない少回数インク吐出口を用いて形成する。これにより、インクジェットヘッドにおけるインクの詰まりが起きにくくなる。

概要

背景

特許文献1には、マンドレルホイール、マンドレルホイールに備えられた複数個自転可能なマンドレル、および、マンドレルに装着された円筒形状容器外面に対して印刷画像を形成するインクジェット印刷ステーションを有する印刷装置が開示されている。

概要

使用されないインク吐出口や使用回数が少ないインク吐出口から缶体インク吐出してインクの詰まりを抑制するにあたり、缶体に形成される画像の質の低下を抑えつつインクの詰まりを抑制する。本体110の表面には、主たる画像であるメイン画像MGと、副たる画像である帯状画像OGとが形成されている。帯状画像OGは、メイン画像MGの形成時に使用されないインク吐出口や、インクの吐出回数が少ない少回数インク吐出口を用いて形成する。これにより、インクジェットヘッドにおけるインクの詰まりが起きにくくなる。

目的

本発明の目的は、使用されないインク吐出口や使用回数が少ないインク吐出口から缶体へインクを吐出してインクの詰まりを抑制するにあたり、缶体に形成される画像の質の低下を抑えつつインクの詰まりを抑制することにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

インク吐出口を複数備え、缶体外周面インク吐出して、当該外周面への画像形成を行うインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを制御して前記外周面への画像の形成を行うとともに、当該画像の形成に使用されない不使用インク吐出口および/またはインクの吐出回数が予め定められた吐出回数よりも少ない少回数インク吐出口からのインクの吐出を行い、さらに、当該不使用インク吐出口および/または当該少回数インク吐出口からインクを吐出させるに際し、当該外周面のうちの前記缶体の軸方向に沿って延びる帯状の領域に当該インクが付着するようにするヘッド制御手段と、を備える印刷装置

請求項2

前記インクジェットヘッドは、複数設けられるとともに、各々のインクジェットヘッドは、互いに異なる色のインクを吐出し、前記ヘッド制御手段は、前記帯状の領域にインクが付着することにより形成される画像を構成する各画素の色が同じ色となるように、前記インクジェットヘッドの各々を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。

請求項3

前記ヘッド制御手段は、前記帯状の領域にインクを付着させて、当該帯状の領域内に、文字を示す文字画像を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。

請求項4

筒状に形成され、外周面を有した本体と、前記缶本体の前記外周面に形成され且つインクジェットヘッドにより形成された画像と、を有し、前記缶本体の前記外周面に形成された前記画像に、当該缶本体の軸方向に沿って延び且つ帯状に形成された帯状画像が含まれていることを特徴とする缶体。

請求項5

前記帯状画像は、前記缶本体の軸方向における一端部から他端部にかけて且つ当該一端部から当該他端部に至る全域に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の缶体。

請求項6

前記帯状画像は、複数本形成されているとともに、前記缶本体の周方向および当該缶本体の軸方向における位置が互いにずらされた状態で設けられ、複数本の前記帯状画像のうちの前記軸方向において互いに隣接する2本の帯状画像を、前記缶本体の周方向へ投影した場合に、当該2本の帯状画像間にて重なりが生じるように、当該複数本の帯状画像が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の缶体。

請求項7

前記帯状画像は、文字を示す画像である文字画像が前記軸方向に並んで配置された画像により構成されていることを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の缶体。

請求項8

前記軸方向に並んだ前記文字画像は、複数列設けられ、一の列に位置し前記軸方向において互いに隣接する文字画像間に、他の列に位置する文字画像が位置するように、文字画像の各々が配置されていることを特徴とする請求項7に記載の缶体。

技術分野

0001

本発明は、印刷装置および缶体に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、マンドレルホイール、マンドレルホイールに備えられた複数個自転可能なマンドレル、および、マンドレルに装着された円筒形状容器外面に対して印刷画像を形成するインクジェット印刷ステーションを有する印刷装置が開示されている。

先行技術

0003

特開2014−50786号公報

発明が解決しようとする課題

0004

インクジェットヘッドを用いての缶体への印刷にあたり、使用されないインク吐出口や使用回数が少ないインク吐出口があると、このインク吐出口にてインク詰まりが生じやすくなる。
インクの詰まりは、例えば、インク吐出口から缶体へインクを吐出するようにすれば、その発生を抑制できるが、缶体へインクを吐出してしまうと、形成される画像の質の低下を招きやすい。
本発明の目的は、使用されないインク吐出口や使用回数が少ないインク吐出口から缶体へインクを吐出してインクの詰まりを抑制するにあたり、缶体に形成される画像の質の低下を抑えつつインクの詰まりを抑制することにある。

課題を解決するための手段

0005

本発明が適用される印刷装置は、インク吐出口を複数備え、缶体の外周面へインクを吐出して、当該外周面への画像形成を行うインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドを制御して前記外周面への画像の形成を行うとともに、当該画像の形成に使用されない不使用インク吐出口および/またはインクの吐出回数が予め定められた吐出回数よりも少ない少回数インク吐出口からのインクの吐出を行い、さらに、当該不使用インク吐出口および/または当該少回数インク吐出口からインクを吐出させるに際し、当該外周面のうちの前記缶体の軸方向に沿って延びる帯状の領域に当該インクが付着するようにするヘッド制御手段と、を備える印刷装置である。
ここで、前記インクジェットヘッドは、複数設けられるとともに、各々のインクジェットヘッドは、互いに異なる色のインクを吐出し、前記ヘッド制御手段は、前記帯状の領域にインクが付着することにより形成される画像を構成する各画素の色が同じ色となるように、前記インクジェットヘッドの各々を制御することを特徴とすることができる。この場合、帯状の領域にインクが付着することにより形成される画像を構成する各画素の色が異なっている場合に比べ、帯状の領域に形成される画像を目立ちにくいものとすることができる。
また、前記ヘッド制御手段は、前記帯状の領域にインクを付着させて、当該帯状の領域内に、文字を示す文字画像を形成することを特徴とすることができる。この場合、帯状の領域にインクが付着することにより形成される画像に、文字情報を含ませられるようになる。
また、本発明を缶体として捉えた場合、本発明が適用される缶体は、筒状に形成され、外周面を有した本体と、前記缶本体の前記外周面に形成され且つインクジェットヘッドにより形成された画像と、を有し、前記缶本体の前記外周面に形成された前記画像に、当該缶本体の軸方向に沿って延び且つ帯状に形成された帯状画像が含まれていることを特徴とする缶体である。
ここで、前記帯状画像は、前記缶本体の軸方向における一端部から他端部にかけて且つ当該一端部から当該他端部に至る全域に形成されていることを特徴とすることができる。この場合、帯状画像が一端部から他端部に至る全域に形成されておらず帯状画像に空白が含まれている場合に比べ、より多くの不使用インク吐出口や少回数インク吐出口からインクの吐出を行えるようになる。
また、前記帯状画像は、複数本形成されているとともに、前記缶本体の周方向および当該缶本体の軸方向における位置が互いにずらされた状態で設けられ、複数本の前記帯状画像のうちの前記軸方向において互いに隣接する2本の帯状画像を、前記缶本体の周方向へ投影した場合に、当該2本の帯状画像間にて重なりが生じるように、当該複数本の帯状画像が形成されていることを特徴とすることができる。この場合、帯状画像間に重なりが生じていない場合に比べ、より多くの不使用インク吐出口や少回数インク吐出口からインクの吐出を行えるようになる。
また、前記帯状画像は、文字を示す画像である文字画像が前記軸方向に並んで配置された画像により構成されていることを特徴とすることができる。この場合、帯状画像に意味内容を持たせることが可能になる。
また、前記軸方向に並んだ前記文字画像は、複数列設けられ、一の列に位置し前記軸方向において互いに隣接する文字画像間に、他の列に位置する文字画像が位置するように、文字画像の各々が配置されていることを特徴とすることができる。この場合、一の列に位置し互いに隣接する文字画像間に、他の列に位置する文字画像が位置しない場合に比べ、より多くの不使用インク吐出口や少回数インク吐出口からインクの吐出を行えるようになる。

発明の効果

0006

本発明によれば、使用されないインク吐出口や使用回数が少ないインク吐出口から缶体へインクを吐出してインクの詰まりを抑制するにあたり、缶体に形成される画像の質の低下を抑えつつインクの詰まりを抑制することができる。

図面の簡単な説明

0007

(A)、(B)は、本実施形態の缶体を示した図である。
刷版印刷を用いて印刷を行った缶体を示した図である。
(A)、(B)は、缶体の他の構成例を示した図である。
帯状画像の他の配置例を示した図である。
(A)〜(E)は、帯状画像の詳細を説明する図である。
図5(C)にて示した帯状画像の一部を拡大した図である。
帯状画像を構成する各画素を説明する図である。
(A)、(B)は、上記にて説明した印刷処理を行う印刷装置の一例を示した図である。

実施例

0008

以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1(A)、(B)は、本実施形態の缶体100を示した図である。なお、図1(A)は、缶体100を斜め上方から眺めた場合の図であり、図1(B)は、缶本体110(缶体100の胴部)の展開図である。

0009

図1(A)に示すように、缶体100には、円筒状の缶本体110が設けられている。
この缶本体110は、外周面111を有する。さらに、缶体100には、缶本体110の一方の端部に位置する開口を塞ぐ蓋部材120が設けられている。さらに、蓋部材120の反対側には、底部(不図示)が設けられている。

0010

図1(A)、(B)に示すように、缶本体110の外周面111には、主たる画像であるメイン画像MGと、副たる画像である帯状画像OGとが形成されている。
ここで、メイン画像MGとは、例えば、製品の顔となる画像であり製品のイメージ等を表現する画像である。メイン画像MGは、缶本体110の周方向に沿って延びるメイン画像形成領域151に形成されている。

0011

帯状画像OGは、缶本体110の軸方向に沿って延び且つ帯状に形成された画像である。
帯状画像OGは、図1(A)に示すように、缶本体110の軸方向における一端部から他端部にかけて且つ一端部から他端部に至る全域に形成されている。ここで、帯状画像OGは、例えば、パターン化したデザインや、文字や記号などにより構成される。また、帯状画像OGは、矩形状に形成された帯状画像形成領域152に形成されている。

0012

さらに、本実施形態では、メイン画像MG、帯状画像OGの各々は、いわゆるインクジェット方式によって形成されている。本実施形態では、インクジェットヘッド(インクジェットプリントヘッド)から缶本体110の外周面111に対してインクを吐出することで、メイン画像MG、帯状画像OGを形成している。

0013

さらに具体的に説明すると、本実施形態では、複数のインクジェットヘッドを用意し、各インクジェットヘッドから、異なる色のインクを缶体100の外周面111に向けて吐出する。インクジェットヘッドのインク吐出面には、複数のインク吐出口が設けられており、形成される画像に応じたインク吐出口からインクが吐出される。

0014

各インクジェットヘッドには、圧電素子などの吐出駆動部が備えた部屋(以下、「インク室」と称する)が複数設けられ、インク室毎にインク吐出口が設けられている。
各インクジェットヘッドに供給されるインクは、マニーホールドを経由してインク室に供給される。

0015

ところで、缶体100への画像の形成にあたっては、印刷される画像に対応したインク吐出口からインクが吐出される。この場合、インクの吐出が行われないインク吐出口が生じるようになる。また、インクの吐出が行われるもののインクの吐出回数が少ないインク吐出口(インクの吐出頻度が少ないインク吐出口)も生じる。

0016

そして、この場合、このインク吐出口およびインク室にて、インクが乾燥したりし、インクの粘度が変化するおそれがある。
このようにインクの粘度が変化すると、後に、このインク吐出口が使用されて画像形成が行われる際に、インクが意図した量吐出されず、画質の低下を招きやすくなる。

0017

さらに説明すると、インクジェットヘッドを用いた印刷方式では、インクの吐出が行われないインク吐出口(以下、「不使用インク吐出口」と称する)や、インクの吐出回数が少ないインク吐出口(以下、「少回数インク吐出口」)が存在し、これらのインク吐出口では、インクの組成物沈殿したり、インクの粘度が上昇したり、インクが硬化するなどして、インクが吐出されにくくなるおそれがある。

0018

さらに具体的に説明すると、インクジェットヘッドでは、インクジェットヘッドに充填されたインクは、上記のとおり、圧電素子などの吐出駆動部が備えたインク室へ供給され、このインク室へインクが充填される。そして、この場合、あるインク室にて、インクが吐出されない状態やインクの吐出回数が少ない状態が続くと、インク吐出口やインク室内にてインクが硬化し、意図した量のインクが吐出されなくなるおそれがある。

0019

また、カラーの画像の形成に際しても、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口が生じる。
一般的に、カラーでの印刷で使用するインクは、マゼンタイエローシアンブラックの4色となる。また、背景の色に応じてホワイトが使われることもある。そして、画像の形成にあたっては、各色のインクが重なり合うことによりカラーの画像が形成される。

0020

このような画像形成態様では、形成しようとする画像によっては、一部の色のインクしか使用されない場合も想定され、他の色のインクを吐出するインクジェットプリントヘッドでは、インクの硬化等が生じやすくなる。

0021

以上のような不具合の発生を抑制するため、本実施形態では、上記帯状画像OGを、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口を用いて形成する。
付言すると、本実施形態では、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口からインクを吐出させるとともに、この吐出を行うに際し、インクが、帯状画像形成領域152に付着するようにする。これにより、インクジェットヘッドにおけるインクの詰まりが起きにくくなる。

0022

ここで、帯状画像OGは、メインとなる画像でないため目立ちにくいことが好ましい。
本実施形態のように帯状画像OGを、缶本体110の軸方向に沿って設ける場合、帯状画像OGは目立ちにくくなり、ユーザが、この帯状画像OGを気付きにくくなる。これにより、本実施形態では、帯状画像OGが存在していても、缶体100の全体の美感が損なわれることが抑制される。

0023

図2は、刷版印刷を用いて印刷を行った缶体100を示した図である。付言すると、現在広く行われている印刷方式を用いて印刷を行った缶体100を示した図である。
刷版印刷では、印刷画像の元となる版からインクをブランケット転写し、インクの転写されたブランケットを缶体100の外周面111に押し当てながら、缶体100あるいはブランケットを回転させて、缶体100の外周面111への印刷を行う。

0024

缶体100に対する刷版印刷では、通常、画像に空白が生じることを防止するため、形成される画像の周方向における一端と他端とを重ね合わせる。付言すると、缶体100に対する刷版印刷では、帯状の画像が缶体100に巻き付くように、缶体100への印刷を行うが、この際、この帯状の画像の一端と他端とを重ね合わせる。
この場合、図2に示すように、外周面111に形成される画像には、帯状の画像200が形成される。

0025

現在広く流通している缶体100は、その多くが、刷版印刷による印刷が行われており、現在流通している缶体100には、帯状の画像200が形成されている。そして、ユーザは、この帯状の画像200を見る機会が多いため、この帯状の画像200を見慣れてしまう。この結果、ユーザにとって、帯状の画像200は目立ちにくいものとなる。

0026

本実施形態では、この帯状画像200の特性を利用する。
不使用インク吐出口や少回数インク吐出口から、外周面111のメイン画像MGに対して単にインクを吐出すると、メイン画像MGの画質を低下させてしまう。
詳細に言えば、外周面111上にメイン画像MGを形成する場合、メイン画像MGは外周面111上にドット状のインクの集合体として構成される。この時、構成体となるドット状の個々のインクすべての種類及び配置はあらかじめ決められていて、外周面111上の決められた位置に決められた種類のインクを決められた位置にドットとして配置することによりメイン画像MGが外周面111上に形成される。そのため、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口から単にインクを吐出するといった、決められた位置に決められた種類以外のインクを配置させることは、本来予定していたメイン画像MGの品質を損ねることになり、メイン画像MGの画質を低下させてしまうことになる。
これに対し、本実施形態では、メイン画像MGへのインクの吐出を行わずに、帯状画像形成領域152へのインクの吐出を行う。
この場合、メイン画像MGの画質の低下が抑制される。さらに、帯状画像形成領域152に形成される帯状画像OGは、上記刷版印刷のときに形成される帯状画像200に近似し、ユーザに認識されにくくなり、目立ちにくいものとなる。

0027

他の例として、捨て缶(製品としては出荷しない缶体100)を用意しておき、この捨て缶を印刷装置に投入し、この捨て缶に対し、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口からインクを吐出させる態様も考えられる。
ところで、この場合は、捨て缶を回収する手間が生じる。また、廃棄する缶体100が生じ材料のロスが生じる。

0028

ここで、帯状画像OGは、全ての缶体100に形成してもよいし、予め定められた個数の缶体100への印刷が行われる度に、帯状画像OGを形成するようにしてもよい。
また、帯状画像OGの長さや幅も特に制限されない。図1にて示す例では、帯状画像OGの長さ(缶本体110の軸方向における長さ)を、メイン画像形成領域151の長さと同じとしている。さらに、本実施形態では、帯状画像OGの長さ(缶本体110の軸方向における長さ)を、缶体100に対して印刷可能な画像の最大長さ(缶本体110の軸方向における最大長さ)と同じ長さとしている。

0029

また、帯状画像OGの形成にあたっては、全ての缶体100に対して、同じ帯状画像OGを形成する必要はなく、缶体100毎に、帯状画像OGを異ならせてもよい。
インクジェットヘッドを用いた印刷は、通常、デジタル印刷であり、このデジタル印刷では、缶体100毎に画像を異ならせる処理を簡易に行える。

0030

さらに、缶体100毎に帯状画像OGを異ならせ、さらに、帯状画像OGのそれぞれにストーリー性を付与してもよい。この場合、複数の缶体100を揃えることで、ストーリーの全体が分かるようになる。
なお、この場合、メイン画像MGを、ストーリーを補完する画像としてもよく、また、ストーリーを解くカギとなる画像としてもよい。

0031

図3(A)、(B)は、缶体100の他の構成例を示した図である。なお、図3(A)は、缶体100を斜め上方から眺めた場合の図であり、図3(B)は、正面図である。
この構成例では、帯状画像OGを、分割し、帯状画像OGを2箇所に形成している。これにより、第1帯状画像OG1、第2帯状画像OG2の2つの帯状画像OGが形成されている。

0032

さらに、この構成例では、缶本体110の周方向および軸方向における位置が互いに異なるように、第1帯状画像OG1、第2帯状画像OG2が形成されている。
付言すると、この構成例では、缶本体110の周方向および軸方向において、第1帯状画像OG1、第2帯状画像OG2の設置位置が互いにずれている。

0033

さらに、本実施形態では、缶本体110の軸方向において、第1帯状画像OG1と、第2帯状画像OG2とが重なっている。
さらに説明すると、この構成例では、第1帯状画像OG1、第2帯状画像OG2が、缶本体110の軸方向において互いに隣接している。
また、第1帯状画像OG1、第2帯状画像OG2を、図3(B)に示すように、缶本体110の周方向へ投影した場合において(缶本体110の軸方向に沿って延びる仮想の被投影面に投影した場合において)、第1帯状画像OG1と第2帯状画像OG2との間に、重なりが生じている。

0034

ここで、第1帯状画像OG1と第2帯状画像OG2との間に重なりを設けず、両者の間に空白が生じる場合、この空白に対応するインク吐出口からはインクの吐出を行えないことになる。この場合、空白に対応する箇所に、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口が位置すると、この不使用インク吐出口や少回数インク吐出口からはインクの吐出を行えないことになり、これらのインク吐出口ではインクの詰まりが生じやすくなる。
一方で、本実施形態のように2つの帯状画像が重なる場合、このような不具合の発生が抑制される。

0035

なお、図3では、2本の帯状画像を設けた場合を一例に説明したが、帯状画像の本数は特に制限されず、図4(帯状画像の他の配置例を示した図)に示すように、例えば、3本の帯状画像を形成してもよい。
ここで、図4において、第1帯状画像OG1と第3帯状画像OG3とが、軸方向において互いに隣接する2本の帯状画像となり、この軸方向において互いに隣接する第1帯状画像OG1と第3帯状画像OG3との間で、重なりが生じている。
また、第2帯状画像OG2と第3帯状画像OG3とが、軸方向において互いに隣接する2本の帯状画像となり、第2帯状画像OG2と第3帯状画像OG3との間で重なりが生じている。

0036

図5(A)〜(E)は、帯状画像OGの詳細を説明する図である。
図5(A)では、缶本体110の外周面111における帯状画像形成領域152を示している。帯状画像形成領域152は、矩形状に形成される。
なお帯状画像形成領域152は、図5(A)に示す矩形状に限らず、長円状、楕円状や台形状、平行四辺形状などの多角形状であってもよい。
この帯状画像形成領域152の内側に、インクが吐出され、帯状画像OGが形成される。

0037

図5(B)は、帯状画像OGの一例であり、帯状画像OGが曲線の画像を含んで構成された場合を例示している。
図5(C)は、帯状画像OGが、文字を示す画像である文字画像により構成された場合を例示している。具体的には、帯状画像OGが、複数の文字画像が缶本体110の軸方向に複数並んで配置された画像により構成された場合を例示している。なお、文字画像とは、数字の画像を含む概念である。
図5(D)は、帯状画像OGが、単位画像を複数並べた画像(パターン化したデザイン)により構成された場合を例示している。
図5(E)は、帯状画像OGが、斜線により構成された場合を例示している。

0038

図6は、図5(C)にて示した帯状画像OGの一部を拡大した図である。
この帯状画像OGは、上記のとおり、複数の文字画像が缶本体110の軸方向に複数並んで配置された画像により構成されている。さらに、この構成例では、英文字アルファベット)を並べている。
ここで、文字画像を含めて帯状画像OGを形成する場合、この帯状画像OGに意味内容を持たせることが可能になる。これにより、帯状画像OGに、例えば、製品名や商品名などを含ませることができるようになる。

0039

さらに、図6に示す構成例では、軸方向に並んだ文字画像は、複数列設けられている(本実施形態では2列設けられている)。
さらに、第1列(一の列)R1に位置し且つ軸方向において互いに隣接する文字画像間に、第2列(他の列)R2に位置する文字画像が位置するように、文字画像の各々が配置されている。より具体的に説明すると、符号6A、6Bで示す2つの文字画像間に、符号6Cで示す文字画像が位置している。

0040

言い換えると、この構成例では、文字画像を2列分、表示するともに、2列目に位置する文字画像を、1列目に位置する文字画像に対して、半文字分シフトさせている。
さらに説明すると、この構成例では、互いに隣接する文字画像列の一方の文字画像列に位置する文字画像を、他方の文字画像列に位置する文字画像に対して、半文字分、シフトさせている。
これにより、この構成例では、帯状画像OG内に空白が生じにくくなり、上記と同様、空白に対応する箇所に、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口が位置することを抑制できる。

0041

図7は、帯状画像OGを構成する各画素を説明する図である。
図7において、「B」はブラックインク(B)により形成された画素(ドット)を示している。「B1」は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクを重ねることにより形成された、ブラックの画素を示している。

0042

「B2」は、ブラック(B)、イエロー(Y)の2色のインクを重ねることにより形成されたブラックの画素を示している。
「B3]は、ブラック(B)、シアン(C)の2色のインクを重ねることにより形成されたブラックの画素を示している。
「B4]は、ブラック(B)、マゼンタ(M)の2色のインクを重ねることにより形成されたブラックの画素を示している。

0043

本例では、印刷範囲として、範囲X1、X2、X3、X4,X5を示しており、範囲X1〜X5では、B、B1〜B4の画素が繋がり、直線を形成している。
また、図示は省略するが、この直線は、缶本体110の周方向に複数列並んでいる。これにより、帯状画像OGが形成されている。
言い換えると、この構成例では、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口から1回のみインクを吐出するのではなく、複数回吐出させることで、缶本体110の周方向に画素を並べ帯状画像OGを形成している。

0044

ここで、この構成例では、範囲X1では、メイン画像MGが、シアン(C)とイエロー(Y)の2色のインクにより形成される。
このため、範囲X1では、帯状画像OGの形成に際し、メイン画像MGの形成時には使用しない、ブラック(B)とマゼンタ(M)のインクを使用する(吐出させる)。

0045

また、範囲X2では、メイン画像MGが、マゼンタ(M)とイエロー(Y)の2色のインクにより形成される。このため、範囲X2では、メイン画像MGの形成時には使用しない、ブラック(B)とシアン(C)のインクを使用する。
また、範囲X3では、メイン画像MGが、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)の3色のインクにより形成される。このため、範囲X3では、メイン画像MGの形成時には使用しない、ブラック(B)のインクを吐出させる。

0046

また、範囲X4では、メイン画像MGが、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の3色のインクにより形成される。そして、範囲X4では、帯状画像OGの形成に際し、ブラック(B)、イエロー(Y)のインクを使用する。
ここで、範囲X4では、メイン画像MGの形成時に使用されないインクは、イエロー(Y)のみとなるが、イエロー(Y)だけでは黒色とならないため、この構成例では、イエロー(Y)の他にブラック(B)のインクも吐出させる。なお、ブラック(B)を用いずに、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の3色のインクを用い、ブラックとしてよい。ただし、この場合、ブラック(B)の1色を用いた場合に比べ、使用するインクのコストは高くなる。

0047

範囲X5では、メイン画像MGが、ブラック(K)のインクにより形成される。このため、範囲X5では、帯状画像OGの形成に際し、メイン画像MGの形成時には使用しない、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)のインクを使用する。

0048

ここで、本実施形態では、このように、帯状画像OGの形成に際し、帯状画像OGを形成する画素の色が同じ色となるようにする。
付言すると、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口からのみ、インクを吐出させるのではなく、必要に応じ(色の統一を図るため)、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口以外のインク吐出口(通常のインク吐出口)からも、インクを吐出させる。これにより、帯状画像OGの色ムラが減り、帯状画像OGがさらに目立ちにくくなる。

0049

なお、何れかの範囲(軸方向における一部の範囲)において、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のインク(全ての)インクが使用されて、メイン画像MGが形成されることが起こりうる。
この場合、この一部の範囲では、帯状画像OGの形成にあたり、例えば、ブラック(K)のみを用いて画素を形成する。あるいは、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)を用いてブラックの画素を形成する。

0050

また、他の例として、上記一部の範囲では、帯状画像OGを形成しない態様も考えられる。この場合、帯状画像OGは、缶本体110の軸方向における全域に形成されず、帯状画像OGの一部に、空白が生じるようになる。

0051

図8(A)、(B)は、上記にて説明した印刷処理を行う印刷装置300の一例を示した図である。なお、図8(A)は正面図であり、図8(B)は側面図である。
この印刷装置300は、いわゆるデジタルプリンタであり、画像データに基づき缶体100への印刷を行う。

0052

印刷装置300には、缶体100を矢印8Aに示す方向に回転させるモータMが設けられている。さらに、缶体100の周囲に配置され、且つ、放射状に配置された4つのインクジェットヘッドH1,H2,H3,H4が設けられている。
4つのインクジェットヘッドH1,H2,H3,H4は、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のインクを吐出する。
さらに、印刷装置300には、プログラム制御されたCPUを含んで構成され、インクジェットヘッドH1〜H4からのインクの吐出を制御するヘッド制御部310が設けられている。

0053

図8(A)に示すように、インクジェットヘッドH1〜H4の各々には、缶体へのインクの吐出を行うインク吐出口330が設けられている。インクジェットヘッドH1〜H4の各々において、インク吐出口330は、複数設けられるととともに、缶体100の軸方向に沿って並べられている。

0054

なお、図8(A)では、インクジェットヘッドH1〜H4の各々に、インク吐出口330が一列設けられた場合を例示したが、インクジェットヘッドH1〜H4の各々では、インク吐出口330を複数列設けてもよい。
本実施形態では、ヘッド制御部310によって、4つのインクジェットヘッドH1〜H4が制御され、缶体100へのインクの吐出が行われる。これにより、上記にて説明したメイン画像MGが形成される。

0055

さらに、ヘッド制御部310は、メイン画像MGの形成に使用されない不使用インク吐出口を把握し、この不使用インク吐出口からのインクが、帯状画像形成領域152に付着するように、インクジェットヘッドH1〜H4を制御する。
より具体的には、不使用インク吐出口の対峙する箇所に、帯状画像形成領域152が達するタイミングにて、不使用インク吐出口からインクを吐出させる。
この場合、不使用インク吐出口からインクを吐出させる対象となる缶体100はすべての缶体100であっても良いし、あらかじめ設定された缶体100の数ごとに吐出させるようにすることもできる。

0056

また、ヘッド制御部310は、インクの吐出回数が予め定められた吐出回数よりも少ない少回数インク吐出口を把握し、この少回数インク吐出口からのインクが帯状画像形成領域152に付着するように、インクジェットヘッドH1〜H4を制御する。
より具体的には、少回数インク吐出口の対峙する箇所に、帯状画像形成領域152が達するタイミングにて、少回数インク吐出口からインクを吐出させる。
この場合、前記不使用インク吐出口に比べ、インクを吐出させる回数を減らすなどの処理を行うこともできる。

0057

以上の処理により、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口におけるインクの詰まりが抑制される。さらに、不使用インク吐出口や少回数インク吐出口が設置されたインク室におけるインクの詰まりが抑制される。

0058

100…缶体、110…缶本体、111…外周面、152…帯状画像形成領域、300…印刷装置、310…ヘッド制御部、330…インク吐出口、H1,H2,H3,H4…インクジェットヘッド、OG…帯状画像

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