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技術 無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法

出願人 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社
発明者 内野誠
出願日 2015年4月2日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2015-076343
公開日 2016年11月24日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2016-197790
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード タイムアウトまでの時間 増加幅 スループット測定 スループット値 区間データ タブレット型端末 無線通信プログラム 信号雑音比
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

効率的なダウンロードを実現する。

解決手段

実施形態の無線通信装置は、無線通信によりデータを分割して複数のスレッドでダウンロードする第1のダウンロードまたはデータを単一のスレッドでダウンロードする第2のダウンロードを行う通信部を有する。また、無線通信装置は、無線通信の通信品質を測定する測定部を有する。また、無線通信装置は、第1のダウンロード中に通信品質の劣化が測定された場合に、複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了するか否かを判断する判断部を有する。また、無線通信装置は、複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了しないと判断された場合に、第1のダウンロードを第2のダウンロードに切り替える制御部を有する。

概要

背景

近年、無線通信の分野では、移動局基地局との間の限られた無線リソースを効率的に活用するための様々な技術が開発されている。かかる技術の1つとして、データを分割して同時にダウンロードする分割ダウンロード方式がある。この分割ダウンロード方式では、分割されたデータを同時にダウンロードすることで通信リソースを効率的に活用し、データを分割しないでダウンロードする方式と比べて高速データ通信を実現している。

概要

効率的なダウンロードを実現する。実施形態の無線通信装置は、無線通信によりデータを分割して複数のスレッドでダウンロードする第1のダウンロードまたはデータを単一のスレッドでダウンロードする第2のダウンロードを行う通信部を有する。また、無線通信装置は、無線通信の通信品質を測定する測定部を有する。また、無線通信装置は、第1のダウンロード中に通信品質の劣化が測定された場合に、複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了するか否かを判断する判断部を有する。また、無線通信装置は、複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了しないと判断された場合に、第1のダウンロードを第2のダウンロードに切り替える制御部を有する。

目的

1つの側面では、効率的なダウンロードを実現できる無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

無線通信によりデータを分割して複数のスレッドダウンロードする第1のダウンロードまたは前記データを単一のスレッドでダウンロードする第2のダウンロードを行う通信部と、前記無線通信の通信品質を測定する測定部と、前記第1のダウンロード中に前記通信品質の劣化が測定された場合に、前記複数のスレッド全てのダウンロードが当該ダウンロードのタイムアウト前に完了するか否かを判断する判断部と、前記複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了しないと判断された場合に、前記第1のダウンロードを前記第2のダウンロードに切り替える制御部とを有することを特徴とする無線通信装置

請求項2

前記判断部は、前記第1のダウンロード中に前記通信品質の劣化が測定された場合、前記タイムアウトまでの残り時間をもとに、当該残り時間内に前記複数のスレッド全てのダウンロードが完了するか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。

請求項3

前記タイムアウトを計時するタイマタイマ値は、前記第1のダウンロードおよび前記第2のダウンロードで互いに異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。

請求項4

前記測定部は、前記無線通信の回線品質およびスループットの少なくとも一つを示す値を測定し、前記判断部は、前記第1のダウンロード中に前記測定された回線品質およびスループットの少なくとも一つを示す値が所定値以下である場合に、前記複数のスレッド全てのダウンロードが当該ダウンロードのタイムアウト前に完了するか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線通信装置。

請求項5

前記測定部は、前記無線通信の回線品質を示す値と、前記無線通信のスループットを示す値とを測定し、前記判断部は、前記第1のダウンロード中に前記測定された回線品質を示す値が所定値以上であり、前記測定されたスループットを示す値が所定値以下である場合に、前記複数のスレッド全てのダウンロードが当該ダウンロードのタイムアウト前に完了するか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線通信装置。

請求項6

コンピュータに、無線通信によりデータを分割して複数のスレッドでダウンロードする第1のダウンロードまたは前記データを単一のスレッドでダウンロードする第2のダウンロードを行い、前記無線通信の通信品質を測定し、前記第1のダウンロード中に前記通信品質の劣化が測定された場合に、前記複数のスレッド全てのダウンロードが当該ダウンロードのタイムアウト前に完了するか否かを判断し、前記複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了しないと判断された場合に、前記第1のダウンロードを前記第2のダウンロードに切り替える処理を実行させることを特徴とする無線通信プログラム

請求項7

コンピュータが、無線通信によりデータを分割して複数のスレッドでダウンロードする第1のダウンロードまたは前記データを単一のスレッドでダウンロードする第2のダウンロードを行い、前記無線通信の通信品質を測定し、前記第1のダウンロード中に前記通信品質の劣化が測定された場合に、前記複数のスレッド全てのダウンロードが当該ダウンロードのタイムアウト前に完了するか否かを判断し、前記複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了しないと判断された場合に、前記第1のダウンロードを前記第2のダウンロードに切り替える処理を実行することを特徴とする無線通信方法

技術分野

0001

本発明の実施形態は、無線通信装置無線通信プログラムおよび無線通信方法に関する。

背景技術

0002

近年、無線通信の分野では、移動局基地局との間の限られた無線リソースを効率的に活用するための様々な技術が開発されている。かかる技術の1つとして、データを分割して同時にダウンロードする分割ダウンロード方式がある。この分割ダウンロード方式では、分割されたデータを同時にダウンロードすることで通信リソースを効率的に活用し、データを分割しないでダウンロードする方式と比べて高速データ通信を実現している。

先行技術

0003

国際公開第2009/142059号

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した従来技術では、データのダウンロード中に通信品質劣化が生じた場合に、データを分割しないでダウンロードする方式よりもダウンロードの進捗が悪くなるという問題がある。

0005

例えば、データのダウンロード中に通信環境の悪化や通信容量制限などにより通信品質が劣化すると、スループットの低下が生じてダウンロードが途中でタイムアウトする場合がある。ダウンロードがタイムアウトした場合、データを分割しないでダウンロードする方式では、タイムアウトまでにダウンロートしたデータの続きからダウンロードを再開する。これに対し、分割ダウンロード方式では、分割してダウンロードした中で先頭から連続したデータの続きからダウンロードを再開し、先頭から連続していない他のデータは破棄される。このように、分割ダウンロード方式では、通信品質の劣化によりタイムアウトが生じる場合にデータの破棄が生じることから、データを分割しないでダウンロードする方式に比べてダウンロード効率が悪くなる。

0006

1つの側面では、効率的なダウンロードを実現できる無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

第1の案では、無線通信装置は、無線通信によりデータを分割して複数のスレッドでダウンロードする第1のダウンロードまたはデータを単一のスレッドでダウンロードする第2のダウンロードを行う通信部を有する。また、無線通信装置は、無線通信の通信品質を測定する測定部を有する。また、無線通信装置は、第1のダウンロード中に通信品質の劣化が測定された場合に、複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了するか否かを判断する判断部を有する。また、無線通信装置は、複数のスレッド全てのダウンロードがタイムアウト前に完了しないと判断された場合に、第1のダウンロードを第2のダウンロードに切り替える制御部を有する。

発明の効果

0008

本発明の1実施態様によれば、効率的なダウンロードを実現できる。

図面の簡単な説明

0009

図1は、実施形態にかかる無線通信装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
図2は、制御部の機能構成を例示するブロック図である。
図3は、実施形態にかかる無線通信装置の動作を例示するフローチャートである。
図4は、実施形態にかかる無線通信装置の動作を例示するフローチャートである。
図5は、分割ダウンロードの一例を説明する説明図である。
図6は、無線通信プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する説明図である。

実施例

0010

以下、図面を参照して、実施形態にかかる無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する無線通信装置、無線通信プログラムおよび無線通信方法は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。

0011

図1は、実施形態にかかる無線通信装置1のハードウエア構成を例示するブロック図である。図1に示すように、無線通信装置1は、制御部10、無線部11、音声入出力部12、記憶部13、操作部14および表示部15を有する。例えば、無線通信装置1は、パーソナルコンピュータスマートフォンタブレット型端末などである。

0012

制御部10は、無線通信装置1全体の処理を司る処理部であり、記憶部13からプログラム読み出してプロセスを実行する。例えば、制御部10は、プロセスを実行することで、図2に例示する機能構成を実現し、図3以降で説明する処理を実行する。

0013

無線部11は、制御部10の制御のもと、アンテナ11aを用いて、他の移動機基地局装置と無線通信を実行する。具体的には、無線部11は、LTE(Long Term Evolution)通信やWiFi(登録商標、Wireless Fidelity)通信などの通信方式を用いて、他の移動機や基地局装置との無線通信を行う。なお、本実施形態では、無線部11は、LTE通信により通信キャリアを介した通信を行うものとするが、複数の通信方式を同時に用いて無線通信かかる通信速度を向上させてもよい。

0014

音声入出力部12は、制御部10から入力された音声スピーカ12aより出力する。また、音声入出力部12は、音声をマイク12bより集音して制御部10に出力する。

0015

記憶部13は、メモリハードディスクなどの記憶装置である。記憶部13は、例えばROM13a(ROM:Read Only Memory)およびRAM13b(RAM:Random Access Memory)を有する。ROM13aは、制御部10が実行するプログラムや各種データを記憶する。RAM13bは、制御部10がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。具体的には、RAM13bは、制御部10が実行するプログラム等によって生成された処理結果、各種テーブル等を記憶する。

0016

操作部14は、キーボードタッチパネルなどであり、ユーザからの各種入力を受け付けて制御部10へ出力する。表示部15は、液晶ディスプレイなどであり、制御部10の制御のもと各種情報を表示する。

0017

図2は、制御部10の機能構成を例示するブロック図である。図2に示すように、制御部10は、送受信部101、無線環境測定部102、スループット測定部103、ダウンロード可否判断部104、ダウンロード制御部105、分割ダウンロードタイマ106および通常ダウンロードタイマ107を有する。これら各機能構成は、制御部10がプロセスを実行することで実現され、機能構成同士は一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が行われる。

0018

送受信部101は、無線部11を介したデータの送受信を行う。具体的には、送受信部101は、ダウンロード制御部105の制御のもと、無線部11による無線通信を介して接続する他の機器(例えばインターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置)からデータをダウンロードする。この送受信部101におけるデータのダウンロードには、分割ダウンロードと、通常ダウンロードとがある。

0019

分割ダウンロードは、ダウンロードの対象となるコンテンツデータを分割して並列にダウンロードする方式であり、分割されたコンテンツデータを複数のスレッドで並列にダウンロードする。例えば、分割ダウンロードでは、コンテンツデータにおける飛び飛びのデータ位置を各スレッドのダウンロード開始位置とし、それぞれのスレッドが並列にダウンロードを実行する。

0020

通常ダウンロードは、ダウンロードの対象となるコンテンツデータを単一のスレッドで先頭位置から順次ダウンロードする方式である。送受信部101は、ダウンロード制御部105の制御のもと、通常ダウンロードまたは分割ダウンロードにより、ダウンロードの対象となるコンテンツデータをダウンロードする。

0021

また、送受信部101は、大容量のデータを先頭から区切ってダウンロードする場合、区切られた区間ごとに分割ダウンロードまたは通常ダウンロードを行ってもよい。例えば、100Mbyteのデータをダウンロードする場合には、先頭から10Mbyteごとに区切って分割ダウンロードまたは通常ダウンロードを行ってもよい。

0022

無線環境測定部102は、送受信部101によりデータの送受信を行う無線部11の無線環境を測定する。この無線環境は、データの送受信を行う通信回線品質回線品質)を示すものであればいずれであってもよい。例えば、回線品質を示すものとしては、無線部11の無線通信におけるRSSI(Received Signal Strength Indication(受信電波強度))値や、SNR(Signal to Noise Ratio(信号雑音比))値などがある。ダウンロード可否判断部104は、無線部11の無線通信における信号強度などを測定してRSSI値SNR値を求め、無線部11の無線環境にかかる測定を行う。

0023

スループット測定部103は、自装置が送受信部101で送受信するデータのスループットを測定する。スループットは、送受信部101で送受信するパケット個数バイト数とをカウントすることにより、測定できる。例えば、送受信部101によるデータのダウンロード時においては、受信するパケットの個数とバイト数とをカウントすることにより、ダウンロード中のスループットを測定できる。

0024

ダウンロード可否判断部104は、送受信部101によるデータのダウンロードを、ダウンロードがタイムアウト前に完了できるか否かを判断する。例えば、ダウンロード可否判断部104は、未ダウンロードのデータサイズ(データ量)、ダウンロードがタイムアウトするまでの残り時間およびスループット測定部103により測定されたスループット値をもとに、ダウンロードがタイムアウト前に完了できるか否かを判断する。

0025

具体的には、ダウンロード可否判断部104は、分割ダウンロード時において、無線環境測定部102またはスループット測定部103による測定結果をもとに無線部11における通信品質の劣化が検出された場合に、分割ダウンロードをタイムアウト前に完了できるか否かを判断する。

0026

例えば、送受信部101において分割ダウンロードが行われている場合、無線環境測定部102またはスループット測定部103による測定結果をもとに、通信品質の劣化が検出されたものとする(詳細は後述する)。この場合、ダウンロード可否判断部104は、分割ダウンロードタイマ106のタイマ値をもとに、分割ダウンロードがタイムアウトするまでの残り時間を得る。次いで、ダウンロード可否判断部104は、スループット測定部103により測定されたスループット値と、未ダウンロードのデータサイズとを取得する。次いで、ダウンロード可否判断部104は、測定されたスループット値と、未ダウンロードのデータサイズとをもとに、ダウンロード完了に要すると想定される想定時間を計算する。そして、ダウンロード可否判断部104は、計算された想定時間がタイムアウトまでの残り時間に収まるか否かを判定することで、分割ダウンロードをタイムアウト前に完了できるか否かを判断する。

0027

ダウンロード制御部105は、送受信部101における通常ダウンロードまたは分割ダウンロードの実行を制御する。例えば、ダウンロード制御部105は、送受信部101において分割ダウンロードを実行させる。そして、ダウンロード制御部105は、分割ダウンロードの実行中に、ダウンロード可否判断部104において分割ダウンロードをタイムアウト前に完了できないと判断された場合、分割ダウンロードを通常ダウンロードに切り替える。分割ダウンロードから通常ダウンロードに切り替えた後、ダウンロード制御部105は、通常ダウンロードのままダウンロードを継続させて、コンテンツデータのダウンロードを完了させる。

0028

分割ダウンロードタイマ106は、分割ダウンロード時におけるダウンロードのタイムアウトを計時するタイマである。例えば、送受信部101により分割ダウンロードを行う場合、ダウンロード制御部105は、分割ダウンロード開始後から分割ダウンロードタイマ106による計時を開始させる。そして、所定の時間内にダウンロードが完了しない場合はタイムアウトとし、ダウンロード制御部105は、送受信部101のダウンロードを一度中断した上で、再度ダウンロードを開始させる。

0029

通常ダウンロードタイマ107は、通常ダウンロード時におけるダウンロードのタイムアウトを計時するタイマである。例えば、送受信部101により通常ダウンロードを行う場合、ダウンロード制御部105は、通常ダウンロード開始後から通常ダウンロードタイマ107による計時を開始させる。そして、所定の時間内にダウンロードが完了しない場合はタイムアウトとし、ダウンロード制御部105は、送受信部101のダウンロードを一度中断した上で、再度ダウンロードを開始させる。

0030

この分割ダウンロードタイマ106、通常ダウンロードタイマ107のタイマ値は、X秒(例えば12秒)×リトライ回数Y(例えば5回)などとして管理される。例えば、X=12秒、Y=5回のタイマ値では、12秒間にダウンロードが完了しない場合に5回のリトライが行われてタイムアウトすることとなり、ダウンロード開始からタイムアウトまでの時間は60秒となる。

0031

なお、分割ダウンロードタイマ106および通常ダウンロードタイマ107のタイマ値は、ダウンロードする総データ量や、並列にダウンロードする各データ量などの値をもとに、それぞれ異なる値が設定されてもよい。例えば、ダウンロードする総データ量の増加に応じて段階的にXの値を大きく設定してもよい。この時、分割ダウンロードの方が通常ダウンロードよりもダウンロードに要する時間が短く済むもの想定されることから、通常ダウンロードタイマ107のXの値よりも分割ダウンロードタイマ106のXの値の増加幅を小さく設定する。このように、分割ダウンロードと、通常ダウンロードとでタイムアウトについて異なるタイマ値を設定し、それぞれのダウンロード方式に対応したものとしてもよい。

0032

図3は、実施形態にかかる無線通信装置1の動作を例示するフローチャートである。具体的には、図3は、無線通信装置1がサーバ装置等に格納されたダウンロード対象のコンテンツデータを指定してダウンロードを行う際の、動作例を示すフローチャートである。

0033

図3に示すように、処理が開始されると、ダウンロード制御部105は、送受信部101において分割ダウンロードを開始させ(S1)、分割ダウンロードタイマ106を開始(カウント開始)させる(S2)。なお、分割ダウンロードについては、コンテンツデータのダウンロード当初から開始させてもよいし、当初は通常ダウンロードで開始させ、途中から分割ダウンロードを開始させてもよい。

0034

分割ダウンロードの開始後、無線環境測定部102は、無線部11の無線環境を測定し、回線品質(例えばRSSI値)を計算する(S3)。次いで、スループット測定部103は、送受信部101で送受信するパケットの個数とバイト数とをカウントし、ダウンロード中のスループットを計算する(S4)。このS3、S4の処理は、分割ダウンロード開始後の分割ダウンロード中において定期的(例えば500msec間隔)に行われる。

0035

次いで、ダウンロード可否判断部104は、S3、S4により得られた回線品質およびスループットをもとに、無線部11を介した通信回線において通信速度を低減させる回線制限が発生したか否かを判定する(S5)。具体的には、回線品質を示す値(例えばRSSI値)が所定値以上であり、スループットが所定値以下である場合、ダウンロード可否判断部104は、通信キャリア側の通信制御により通信速度を抑えた回線制限が生じたものと判定する。

0036

回線制限が発生していない場合(S5:No)、ダウンロード制御部105は、送受信部101における分割ダウンロードをそのまま継続させ(S6)、S3へ処理を戻す。回線制限が発生していない場合は、通信キャリア側の通信制御により通信速度が抑えられておらず、スループットの低減が生じていないことから、分割ダウンロードによる高速なダウンロードが見込める。よって、分割ダウンロードをそのまま継続させることで、効率的なダウンロードを行うことができる。

0037

回線制限が発生した場合(S5:Yes)、ダウンロード可否判断部104は、送受信部101における分割ダウンロードをタイムアウト前に完了できるか否かを判断する(S7)。具体的には、ダウンロード可否判断部104は、分割ダウンロードタイマ106における残り時間と、測定されたスループット値と、未ダウンロードのデータサイズとをもとに、分割ダウンロードをタイムアウト前に完了できるか否かを判断する。

0038

分割ダウンロードをタイムアウト前に完了できると判断された場合(S7:Yes)、ダウンロード制御部105は、送受信部101における分割ダウンロードをそのまま継続させる(S8)。これにより、例えば、大容量のデータを先頭から区切ってダウンロードする場合は、ダウンロード中の区間については分割ダウンロードが継続される。

0039

次いで、ダウンロード制御部105は、コンテンツデータにおいて未ダウンロードの区間データがあるか否かを判定する(S9)。例えば、S9では、大容量のデータを先頭から区切ってダウンロードする場合における、未ダウンロード区間の有無を判定する。

0040

未ダウンロードの区間データがない場合(S9:No)、ダウンロード制御部105は、ダウンロードが完了したものとして処理を終了する。未ダウンロードの区間データがある場合(S9:Yes)、ダウンロード制御部105は、送受信部101のダウンロードを通常ダウンロードに移行させる(S10)。これにより、送受信部101は、残りの区間データについて、通常ダウンロードでダウンロードを行う(S11)。

0041

回線制限が発生し、スループットが低減している場合には、分割ダウンロードによる高速なダウンロードが見込めなくなる。したがって、残りの区間データについては、通常ダウンロードでダウンロードを行うことで、複数スレッドによる無駄なオーバヘッドが生じることなく、効率的なダウンロードを行うことができる。

0042

分割ダウンロードをタイムアウト前に完了できないと判断された場合(S7:No)、ダウンロード制御部105は、ダウンロード中の通信のSocketを中断し、送受信部101における分割ダウンロードを中断させる(S12)。次いで、ダウンロード制御部105は、送受信部101おいて通常ダウンローを開始させる(S13)。これにより、送受信部101は、中断した時点から残りのデータについては通常ダウンロードでダウンロードを行う(S11)。

0043

このように、分割ダウンロードをタイムアウト前に完了できないと判断された場合は、分割ダウンロードのタウアウトを待つこと無く、速やかに通常ダウンロードに切り替えることで、効率的なダウンロードを実行する。

0044

図4は、実施形態にかかる無線通信装置1の動作を例示するフローチャートであり、図3に例示した動作の変形例を説明する図である。

0045

図4に示すように、変形例では、ダウンロード可否判断部104は、S3、S4により得られた回線品質またはスループットをもとに、無線部11の無線通信における通信品質の劣化が発生したか否かを判定する(S5a)。

0046

例えば、ダウンロード可否判断部104は、回線品質を示す値(例えばRSSI値)が所定値以下である場合は、通信品質の劣化が発生したものと判定する。同様に、ダウンロード可否判断部104は、スループットが所定値以下である場合は、通信品質の劣化が発生したものと判定する。この通信品質の劣化の判定は、回線品質およびスループットの少なくとも一方を用いて行うものであればよい。

0047

通信品質の劣化が発生していない場合(S5a:No)、ダウンロード制御部105は、送受信部101における分割ダウンロードをそのまま継続させ(S6)、S3へ処理を戻す。通信品質の劣化が発生していない場合は、通信速度の低下が生じていないものと推定されることから、分割ダウンロードによる高速なダウンロードが見込める。よって、分割ダウンロードをそのまま継続させることで、効率的なダウンロードを行うことができる。

0048

なお、通信品質の劣化が発生した場合(S5a:Yes)、ダウンロード可否判断部104は、通信速度の低下が生じているものと推定され、分割ダウンロードによる高速なダウンロードが見込めなくなることから、前述したS7以降の処理を行う。これにより、分割ダウンロード中に通信品質の劣化が発生する場合においても、通常ダンロードに切り替えることで、効率的なダウンロードを行うことができる。

0049

図5は、分割ダウンロードの一例を説明する説明図である。図5の例では、ダウンロード対象のデータD10について、8スレッドでの分割ダウンロードを行っている(S100)。この分割ダウンロード時(S102)において、分割ダウンロードタイマ106によりタイムアウトした場合は、先頭から連続していない区間のデータは破棄される(S103)。次いで、先頭から連続している区間のデータは有効とされ、所定時間(例えば5分間)ダウンロードが停止される(S104)。次いで、分割ダウンロードを継続する場合には、先頭から連続したデータの続きからダウンロードが再開される(S105)。なお、先頭から連続していない区間については、最初からのダウンロードとなる。したがって、通信品質が劣化などによりダウンロードがタイムアウトする場合であっても、分割ダウンロードを継続する場合には、タイムアウトの度にデータの破棄が生じ、ダウンロード効率が悪くなる。

0050

これに対し、無線通信装置1のダウンロード可否判断部104は、分割ダウンロード中に通信品質の劣化が測定された場合、分割ダウンロードのタイムアウト前にダウンロードが完了するか否かを判断する。そして、ダウンロード制御部105は、分割ダウンロードのタイムアウト前にダウンロードが完了しないと判断された場合に、分割ダウンロードを通常ダウンロードに切り替える。このため、無線通信装置1は、通信品質が劣化などにより分割ダウンロードがタイムアウトする場合、ダウンロード効率の悪くなる分割ダウンロードから通常ダウンロードに切り替えることで、効率的なダウンロードを実現している。

0051

また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。

0052

また、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図6を用いて、上記の実施形態と同様の機能を有する無線通信プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。

0053

図6は、無線通信プログラム270aを実行するコンピュータの一例を説明する説明図である。図6に示すように、コンピュータ200は、操作部210aと、スピーカ210bと、カメラ210cと、ディスプレイ220と、通信部230とを有する。さらに、このコンピュータ200は、CPU250と、ROM260と、HDD270と、RAM280とを有する。これら210〜280の各部はバス240を介して接続される。

0054

HDD270には、上記の実施形態で示した送受信部101、無線環境測定部102、スループット測定部103、ダウンロード可否判断部104、ダウンロード制御部105、分割ダウンロードタイマ106および通常ダウンロードタイマ107と同様の機能を発揮する無線通信プログラム270aが予め記憶される。この無線通信プログラム270aについては、送受信部101、無線環境測定部102、スループット測定部103、ダウンロード可否判断部104、ダウンロード制御部105、分割ダウンロードタイマ106および通常ダウンロードタイマ107の各構成要素と同様、適宜統合又は分離してもよい。例えば、HDD270に格納されるデータは、常に全てのデータがHDD270に格納される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD270に格納されればよい。

0055

コンピュータ200では、CPU250が無線通信プログラム270aをHDD270から読み出してRAM280に展開する。これによって、無線通信プログラム270aは、無線通信プロセス280aとして機能する。この無線通信プロセス280aは、HDD270から読み出した各種データを適宜RAM280上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、無線通信プロセス280aは、送受信部101、無線環境測定部102、スループット測定部103、ダウンロード可否判断部104、ダウンロード制御部105、分割ダウンロードタイマ106および通常ダウンロードタイマ107にて実行される処理を含む。また、CPU250上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU250上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されればよい。

0056

なお、上記の無線通信プログラム270aについては、必ずしも最初からHDD270やROM260に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFDCD−ROMDVDディスク光磁気ディスクICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ200がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ200に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。

0057

1…無線通信装置
10…制御部
11…無線部
12…音声入出力部
13…記憶部
14…操作部
15…表示部
101…送受信部
102…無線環境測定部
103…スループット測定部
104…ダウンロード可否判断部
105…ダウンロード制御部
106…分割ダウンロードタイマ
107…通常ダウンロードタイマ
200…コンピュータ
270a…無線通信プログラム
D10…データ

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    【課題・解決手段】一の実施形態に係る無線端末は、Pedestrian UE(User Equipment)である。前記無線端末は、他の無線端末との直接的な端末間通信を実行するよう構成されたトランス... 詳細

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