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技術 蓄電装置

出願人 トヨタ紡織株式会社
発明者 松田祐輝
出願日 2015年4月2日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2015-076019
公開日 2016年11月24日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2016-197501
状態 特許登録済
技術分野 電気二重層コンデンサ等 電池の電槽・外装及び封口 二次電池(鉛及びアルカリ蓄電池) 電池の接続・端子
主要キーワード 多角形環 半割れ 断面円弧 各電極リード 正電極端子 負電極端子 正電極シート 挿入方向前方
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年11月24日)のものです。
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図面 (19)

課題

電極シート破れが生じることを抑制することができる。

解決手段

二次電池は、ケース周壁に形成された一対の挿通孔にそれぞれ挿通されるとともに積層面301,401を有する正電極端子30及び負電極端子40と、正電極端子30の積層面301に積層される複数枚正電極シート60、負電極端子40の積層面401に積層される複数枚の負電極シート70、並びに電極シート60,70の積層方向において正電極シート60と負電極シート70との間に位置するとともに同正電極シート60と同負電極シート70とを絶縁するセパレータを有する電極積層体50と、を備えている。ケースには、積層面301,401に積層された電極シート60,70が電極端子30,40の積層面301,401に向けて押さえ付けられることに起因して同電極シート60,70が折れ変形することを抑制する抑制部29が同電極端子30,40と並んで設けられている。

概要

背景

この種の蓄電装置としては、二次電池がある(例えば特許文献1参照)。
また従来、図17に示すような二次電池がある。
図17に示すように、二次電池は、正電極シート160、負電極シート170、及びセパレータ180が複数積層された電極積層体150を備えている。正電極シート160は、アルミニウム箔よりなる基材163と、基材163の両面に被着された活物質層164とを有している。負電極シート170は、銅箔よりなる基材173と、同基材173の両面に被着された活物質層174とを有している。

各電極シート160,170における活物質層164,174が被着されている部分は積層方向において他の電極シート170,160と対向して配置され、起電部161,171として機能する。また、これら電極シート160,170における活物質層164,174が被着されていない部分は図示しない電極リード体上にそれぞれ積層され、集電部162,172として機能する。各集電部162,172はリベット136,146などによって電極リード体に固定されている。

電極積層体150は、電解液と共に図示しないケースに収容される。また、各電極リード体の一端には、ケースの外部に突出する電極端子がそれぞれ接続される。

概要

電極シートに破れが生じることを抑制することができる。二次電池は、ケースの周壁に形成された一対の挿通孔にそれぞれ挿通されるとともに積層面301,401を有する正電極端子30及び負電極端子40と、正電極端子30の積層面301に積層される複数枚の正電極シート60、負電極端子40の積層面401に積層される複数枚の負電極シート70、並びに電極シート60,70の積層方向において正電極シート60と負電極シート70との間に位置するとともに同正電極シート60と同負電極シート70とを絶縁するセパレータを有する電極積層体50と、を備えている。ケースには、積層面301,401に積層された電極シート60,70が電極端子30,40の積層面301,401に向けて押さえ付けられることに起因して同電極シート60,70が折れ変形することを抑制する抑制部29が同電極端子30,40と並んで設けられている。

目的

本発明の目的は、電極シートに破れが生じることを抑制することのできる蓄電装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一対の挿通孔が形成された環状の周壁を有するケースと、前記ケースの両開口部に設けられる一対のカバーと、一対の前記挿通孔にそれぞれ挿通されるとともに積層面を有する正電極端子及び負電極端子と、前記正電極端子の積層面に積層される複数枚正電極シート、前記負電極端子の積層面に積層される複数枚の負電極シート、及び前記正電極シートと前記負電極シートとの間に位置するとともに同正電極シートと同負電極シートとを絶縁するセパレータを有する電極積層体と、を備え、前記ケースには、前記積層面に積層された電極シート電極端子の前記積層面に向けて押さえ付けられることに起因して同電極シートが折れ変形することを抑制する抑制部が同電極端子と並んで設けられている、蓄電装置

請求項2

前記抑制部は前記電極シートに対向する対向面を有し、前記対向面は前記電極端子及び同抑制部の並び方向において同電極端子から離間するほど同電極シートの積層方向において前記積層面から離間している、請求項1に記載の蓄電装置。

請求項3

前記対向面は前記積層面に対して傾斜した傾斜面である、請求項2に記載の蓄電装置。

請求項4

前記抑制部の両端は、前記周壁の互いに対向する一対の内周面に固定されている、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電装置。

請求項5

前記周壁の内周面には、前記電極端子の端部を支持する支持部が形成されており、前記抑制部は前記支持部に固定されている、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の蓄電装置。

請求項6

前記周壁と前記抑制部とは樹脂材料によって一体成形されている、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の蓄電装置。

技術分野

0001

本発明は、正電極シート負電極シート、及びセパレータが複数積層された電極積層体を備える蓄電装置に関する。

背景技術

0002

この種の蓄電装置としては、二次電池がある(例えば特許文献1参照)。
また従来、図17に示すような二次電池がある。
図17に示すように、二次電池は、正電極シート160、負電極シート170、及びセパレータ180が複数積層された電極積層体150を備えている。正電極シート160は、アルミニウム箔よりなる基材163と、基材163の両面に被着された活物質層164とを有している。負電極シート170は、銅箔よりなる基材173と、同基材173の両面に被着された活物質層174とを有している。

0003

各電極シート160,170における活物質層164,174が被着されている部分は積層方向において他の電極シート170,160と対向して配置され、起電部161,171として機能する。また、これら電極シート160,170における活物質層164,174が被着されていない部分は図示しない電極リード体上にそれぞれ積層され、集電部162,172として機能する。各集電部162,172はリベット136,146などによって電極リード体に固定されている。

0004

電極積層体150は、電解液と共に図示しないケースに収容される。また、各電極リード体の一端には、ケースの外部に突出する電極端子がそれぞれ接続される。

先行技術

0005

特開2008—130360号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、本願発明者は、以下に説明する二次電池を開発した。すなわち、二次電池においては、従来の一対の電極リード体に相当する部材と一対の電極端子に相当する部材とをそれぞれ一体形成し、これら一体化されたもの(以下、電極端子と称する。)が、ケースの周壁に形成された一対の挿通孔挿通されて組み付けられる。そして、電極端子におけるケースの内部に位置する部分に電極シートが複数積層される。

0007

しかしながら、こうした二次電池においては、各電極シート160,170及びセパレータ180の両面は実際には完全な平面ではないため、図18に示すように、電極積層体150が積層方向に膨らむこととなる。そこで、ケースの内部に電極積層体150を収容するために、電極積層体150を電極端子130,140の積層面301,401に向けて押さえ付ける工程が必要となる。このとき、電極端子130,140の積層面301,401に連なる角部302,402に沿って電極シート160,170が折れ曲がりやすい。そのため、電極シート160,170に破れが生じやすくなり、二次電池の歩留まりを悪化させることとなる。

0008

本発明の目的は、電極シートに破れが生じることを抑制することのできる蓄電装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するための蓄電装置は、一対の挿通孔が形成された環状の周壁を有するケースと、前記ケースの両開口部に設けられる一対のカバーと、一対の前記挿通孔にそれぞれ挿通されるとともに積層面を有する正電極端子及び負電極端子と、前記正電極端子の積層面に積層される複数枚の正電極シート、前記負電極端子の積層面に積層される複数枚の負電極シート、及び前記正電極シートと前記負電極シートとの間に位置するとともに同正電極シートと同負電極シートとを絶縁するセパレータを有する電極積層体と、を備え、前記ケースには、前記積層面に積層された電極シートが電極端子の前記積層面に向けて押さえ付けられることに起因して同電極シートが折れ変形することを抑制する抑制部が同電極端子と並んで設けられている。

0010

同構成によれば、ケースには電極端子と並んで抑制部が設けられているため、電極端子の積層面に積層された電極シートが同積層面に向けて押さえ付けられることに起因して同電極シートが折れ変形することを抑制することができる。このため、電極シートに破れが生じることを抑制することができる。

発明の効果

0011

本発明によれば、電極シートに破れが生じることを抑制することができる。

図面の簡単な説明

0012

蓄電装置の一実施形態について、同蓄電装置が具体化された二次電池の斜視図。
同実施形態における二次電池の分解斜視図。
同実施形態における電極積層体の分解斜視図。
同実施形態における二次電池について、カバーが取り外されている状態の平面図。
図4の5−5線に沿った断面図。
同実施形態のケースの平面図。
図6の7−7線に沿った断面図。
図6の8−8線に沿った断面図。
図7に対応する断面図であって、ケースに対して電極端子が組み付けられた状態を示す断面図。
図8に対応する断面図であって、ケースに対して電極端子が組み付けられた状態を示す断面図。
図8に対応する断面図であって、ケースに対して規制ピン及びリベットが組み付けられた状態を示す断面図。
同実施形態の二次電池について、電極積層体が積層方向に押し付けられている状態を示す断面図。
図12の一部を拡大して示す断面図。
図8に対応する断面図であって、ケースに対して押え部材が組み付けられた状態を示す断面図。
図8に対応する断面図であって、リベットの頭部がカシメられた状態を示す断面図。
変形例の抑制部を中心とした断面図。
本願発明者が開発した二次電池の電極積層体の分解斜視図。
上記二次電池について、電極積層体が積層方向に押し付けられている状態を示す断面図。

実施例

0013

以下、図1図15を参照して、蓄電装置をリチウムイオン二次電池(以下、単に二次電池10)として具体化した一実施形態について説明する。
図1図2図4、及び図6に示すように、二次電池10のケース20は、絶縁性樹脂材料により形成された長四角環状の周壁21を有している。なお、以降において、周壁21の長辺に沿った方向を長手方向Lと称し、短辺に沿った方向を短手方向Sと称する。

0014

図1及び図2に示すように、周壁21の外周面には、複数の肉抜き部213が周方向に間隔をおいて形成されている。周壁21における長手方向Lに沿った部位には、同周壁21を貫通する一対の挿通孔22が互いに離間して形成されている。また、周壁21における長手方向Lに沿った部位には、同周壁21を貫通する4つの注入孔24が形成されている。なお、図1及び図2においては、2つの注入孔24のみが示されている。各注入孔24には、ねじ13が螺入されている。

0015

一対の挿通孔22のうちの一方には、アルミニウムよりなる柱状の正電極端子30が挿通されており、他方には、銅よりなる柱状の負電極端子40が挿通されている。
なお、正電極端子30及びその周辺の構造と、負電極端子40及びその周辺の構造とは互いに鏡像の関係にある。したがって、以降においては、正電極端子30及びその周辺の構造について説明し、負電極端子40及びその周辺の構造の説明を省略する。なお、負電極端子40の各構成に対しては正電極端子30の各構成の符号(「3*」)に対して「10」を加算した符号(「4*」)、あるいは「3**」に対して「100」を加算した符号(「4**」)を付している。

0016

図2図4及び図5に示すように、正電極端子30は、短手方向Sに沿って延びており、その先端部はケース20の外部に突出している。
図2及び図5に示すように、正電極端子30の基端部を含む部位は、半割れ円柱状をなしており、平面状の積層面301を有している。図5に示すように、正電極端子30の外周面には、リング溝33が形成されており、同リング溝33には耐腐食性ゴム材料よりなるOリング37が外嵌されている。このOリング37はケース20の挿通孔22の内周面圧縮されて状態で接している。

0017

図2図4図8に示すように、ケース20における正電極端子30の挿入方向前方に位置する隅部には、正電極端子30の基端部を支持する支持部23が一体形成されている。

0018

図5及び図8に示すように、正電極端子30の基端部及び支持部23には、孔32及び支持孔231がそれぞれ形成されている。
孔32及び支持孔231には、同図の上方から規制ピン38が挿通されている。図10に示すように、規制ピン38は、孔32及び支持孔231に挿通される軸部381と、軸部381の基端に一体形成された直方体状の基部382とを有している。この規制ピン38によって支持部23に対する正電極端子30の変位規制される。

0019

図2図4及び図5に示すように、ケース20の内部には、電極積層体50が電解液と共に収容されている。
図2及び図3に示すように、電極積層体50は、正電極端子30の積層面301に積層される複数枚の正電極シート60、負電極端子40の積層面401に積層される複数枚の負電極シート70、及び正電極シート60と負電極シート70との間に位置するとともに正電極シート60と負電極シート70とを絶縁するセパレータ80を有している。1枚の正電極シート60と1枚の負電極シート70との間に1枚のセパレータ80が介設されている。なお、図2においては、正電極シート60、負電極シート70、及びセパレータ80をそれぞれ1枚ずつ示している。

0020

正電極シート60は、例えば約20μmの厚さのアルミニウム箔からなる基材63と、同基材63の両面に被着された周知の材料からなる活物質層64とを有している。なお、活物質層64の材料としては、例えばコバルト酸リチウムなどが挙げられる。正電極シート60における活物質層64が被着された部分は積層方向において負電極シート70と対向して配置され、起電部61として機能する。また、正電極シート60における活物質層64が被着されていない部分は、正電極端子30の積層面301上に積層され、集電部62として機能する。集電部62には、長手方向Lに対して長い一対の長孔65が短手方向Sにおいて互いに離間して形成されている。

0021

負電極シート70は、例えば約10μmの厚さの銅箔からなる基材73と、同基材73の両面に被着された周知の材料からなる活物質層74とを有している。なお、活物質層74の材料としては、例えば炭素材料などが挙げられる。負電極シート70における活物質層74が被着されている部分は積層方向において正電極シート60と対向して配置され、起電部71として機能する。また、負電極シート70における活物質層74が被着されていない部分は、負電極端子40の積層面401上に積層され、集電部72として機能する。集電部72には、長手方向Lに対して長い一対の長孔75が短手方向Sに互いに離間して形成されている。

0022

セパレータ80は、絶縁性樹脂材料によって形成された不織布であり、1枚の正電極シート60と1枚の負電極シート70との間に介設されている。
図2に示すように、各正電極シート60の集電部62は、正電極端子30の積層面301と、半割れ円柱状をなす押え部材34の下面とによって挟持されている。図2及び図5に示すように、正電極端子30の孔31、正電極シート60の長孔65、及び押え部材34の孔35に挿通されたリベット36によって、これら正電極端子30、正電極シート60、及び押え部材34が互いに締結されている。

0023

図2図4図6及び図8に示すように、周壁21の内周面には、位置決め突起25が形成されている。この位置決め突起25に対して正電極シート60に形成された凹部66が外挿されることにより、ケース20に対する正電極シート60の位置決めがなされる。

0024

図2に示すように、各負電極シート70の集電部72は、負電極端子40の積層面401と、半割れ円柱状をなす押え部材44の下面とによって挟持されている。負電極端子40の孔41、負電極シート70の長孔75、及び押え部材44の孔45に挿通されたリベット46によって、これら負電極端子40、負電極シート70、及び押え部材44が互いに締結されている。

0025

図2図4図6及び図8に示すように、周壁21の内周面には、位置決め突起26が形成されている。この位置決め突起26に対して負電極シート70に形成された凹部76が外挿されることにより、ケース20に対する負電極シート70の位置決めがなされる。

0026

図2に示すように、周壁21における長手方向Lに沿った内周面には、一対の抑制部29が一体成形されている。一対の抑制部29は、短手方向Sに沿って延びる平板状をなしており、長手方向Lにおいて電極端子30,40と並んでいる。

0027

図2図6及び図7に示すように、抑制部29の両端は互いに対向する周壁21の内周面に固定されている。図6に示すように、抑制部29の一端部(同図の上端部)は支持部23にも固定されている。

0028

抑制部29は電極シート60,70に対向する対向面291を有している。図7に示すように、対向面291は長手方向Lにおいて同電極端子30,40から離間するほど、すなわち同図の左右方向の中間位置に近接するほど、積層方向において積層面301,401から離間するように同積層面301,401に対して傾斜した傾斜面である。図12及び図13に示すように、本実施形態では、積層面301,401に対する対向面291の傾斜角度αが45度に設定されている。

0029

図2図4図7に示すように、周壁21の上面及び下面には、長四角環状の二重の溝211,212がそれぞれ形成されている。図5に示すように、外周側の溝211には、シール剤93が塗布されている。

0030

図2及び図5に示すように、周壁21の上下の開口部には、アルミニウム板からなるカバー91,92がそれぞれ設けられている。すなわち、図2に示すように、カバー91,92の孔911,921及び周壁21の孔27,28に挿通されるリベット11,12によってカバー91,92が周壁21にそれぞれ締結されている。

0031

図5に示すように、規制ピン38の頂面と同頂面に対向するカバー91の下面との間隔は、支持孔231及び孔32からの同規ピン38の抜け出しがカバー91によって阻止される大きさとされている。

0032

なお、図4二点鎖線にて示すように、電極積層体50とカバー91との間には、絶縁性樹脂材料よりなる絶縁シート81が介設されている。また、電極積層体50とカバー92との間にも、図示しない同様な絶縁シートが介設されている。なお、図2においては、これら絶縁シート81の図示を省略している。

0033

次に、本実施形態の二次電池10の組み付け手順について説明する。
図9及び図10に示すように、まず、リング溝33にOリング37が外嵌された状態の正電極端子30及び負電極端子40をケース20の外側から挿通孔22にそれぞれ挿通し、電極端子30,40の基端部の下面を支持部23の上面にそれぞれ当接させる。続いて、図10に示すように、正電極端子30の孔32及び支持部23の支持孔231に対して規制ピン38を上方から差し込む。また、負電極端子40側についても同様の作業を行なう。

0034

続いて、図11に示すように、正電極端子30の孔31に対して下方からリベット36を挿通し、二点鎖線にて示す下側治具101によってリベット36の下端を下方から支持する。

0035

続いて、図2及び図3に示すように、リベット36に対して正電極シート60の長孔65を外挿し、正電極端子30の積層面301上に正電極シート60を載置する。続いて、正電極シート60の起電部61上にセパレータ80を載置する。

0036

続いて、負電極端子40のリベット46に対して負電極シート70の長孔75を外挿し、負電極端子40の積層面401上に負電極シート70を載置する。続いて、負電極シート70の起電部71上にセパレータ80を載置する。

0037

こうした作業を繰り返し行なうことにより、正電極端子30の積層面301及び負電極端子40の積層面401上に正電極シート60及び負電極シート70をそれぞれ積層する。

0038

続いて、図12に示すように、積層された電極シート60,70及びセパレータ80からなる電極積層体50を電極端子30,40の積層面301,401に向けて上方から上側治具102により押さえ付ける。

0039

続いて、図14に示すように、リベット36に対して押え部材34の孔35を外挿する。
続いて、図15に示すように、リベット36の先端をカシメることにより、正電極端子30、電極積層体50、及び押え部材34がリベット36により締結される。また、負電極端子40、電極積層体50、及び押え部材44についても同様にしてリベット46によって締結される(図示略)。

0040

続いて、図5に示すように、ケース20の周壁21の上面の溝211に対してシール剤93を塗布し、周壁21の上面にカバー91を当接させる。続いて、図2に示すように、ケース20及びカバー91の孔27,911にリベット11を挿通するとともに同リベット11の先端をカシメることにより、ケース20に対してカバー91が固定される。また、ケース20の周壁21の下面に対しても上面と同様の作業を行なうことにより、ケース20に対してカバー92がリベット12により固定される。なお、図2においては、両端がカシメられた状態のリベット11,12が示されている。

0041

そして、各注入孔24を通じてケース20の内部に電解液を注入し、同注入孔24にねじ13を螺入することにより同注入孔24を閉塞する。
次に、本実施形態の作用について説明する。

0042

上述したように、二次電池10の組み付けに際しては、図12に示すように、積層された電極シート60,70及びセパレータ80からなる電極積層体50が電極端子30,40の積層面301,401に向けて上側治具102により押さえ付けられる。

0043

このとき、ケース20には電極端子30,40と並んで抑制部29が設けられているため、電極シート60,70は積層面301,401と抑制部29との間で湾曲することとなる。このため、電極シート60,70が折れ変形することを抑制することができる。

0044

以上説明した本実施形態に係る蓄電装置によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ケース20には、積層面301,401に積層された電極シート60,70が電極端子30,40の積層面301,401に向けて押さえ付けられることに起因して同電極シート60,70が折れ変形することを抑制する抑制部29が同電極端子30,40と並んで設けられている。

0045

こうした構成によれば、ケース20の周壁21の内周面には電極端子30,40と並んで抑制部29が設けられているため、電極端子30,40の積層面301,401に積層された電極シート60,70が同積層面301,401に向けて押さえ付けられることに起因して同電極シート60,70が折れ変形することを抑制することができる。このため、電極シート60,70に破れが生じることを抑制することができる。したがって、二次電池10の歩留まりを向上させることができる。

0046

(2)抑制部29は電極シート60,70に対向する対向面291を有し、対向面291は電極端子30,40及び同抑制部29の並び方向において同電極端子30,40から離間するほど同電極シート60,70の積層方向において積層面301,401から離間している。

0047

こうした構成によれば、電極端子30,40の積層面301,401に積層された電極シート60,70が同積層面301,401に向けて押さえ付けられる際に、電極シート60,70の折れ変形を適切に阻止することができる。

0048

(3)対向面291が積層面301,401に対して傾斜した傾斜面であるため、対向面291には凹凸が存在しない。したがって、抑制部29の対向面291自体によって電極シート60,70に変形が生じることを適切に阻止することができる。

0049

(4)抑制部29が平板状をなしているため、抑制部29の板厚を薄くすることが容易にできる。このため、抑制部29の追加に伴うケース20の重量増加を抑制することができ、ひいては二次電池10の重量増加を抑制することができる。

0050

(5)抑制部29の両端は、周壁21の互いに対向する一対の内周面に固定されている。
こうした構成によれば、抑制部29が長手方向Lの全体にわたって積層面301,401に並んで設けられることとなる。このため、電極シート60,70の折れ変形を長手方向Lの全体にわたって抑制することができる。

0051

また、抑制部29の両端が周壁21の内周面に固定されているため、同抑制部29の剛性を高めることができる。これにより、短手方向Sにおける抑制部29の幅を小さくすることが可能となるため、同抑制部29を追加することによって電極シート60,70の起電部61,71の占める空間が制約を受けることを抑制することができる。したがって、単位体積当たりの二次電池10の容量である体積エネルギ密度の低下を抑制することができる。

0052

(6)周壁21の内周面には、電極端子30,40の端部を支持する支持部23が形成されており、抑制部29は支持部23に固定されている。
こうした構成によれば、電極端子30,40の周面が周壁21に形成された挿通孔22の内周面によって支持されるとともに、電極端子30,40の基端部が周壁21の内周面に形成された支持部23によって支持される。このため、電極端子30,40を安定して支持することができる。

0053

また、抑制部29の一端部が周壁21の内周面及び支持部23の双方に固定されているため、抑制部29の剛性を一層高めることができる。
(7)周壁21と抑制部29とが樹脂材料によって一体成形されているため、周壁21と抑制部29とを樹脂成形によって一度に形成することができ、ケース20を容易に形成することができる。

0054

<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・電極端子30,40の積層面301,401に対する抑制部29の対向面291の傾斜角度αを45度よりも大きくすることもできる。また、傾斜角度αを45度よりも小さくすることもできる。

0055

・ケース20の周壁21を、電極端子30,40の延びる方向に対して長い長四角環状に変更することもできる。また、ケース20の周壁21を正方形環状に変形することもできる。また、ケース20の周壁21をその他の多角形環状や円環状に変形することもできる。

0056

・抑制部29を周壁21と別体にて形成し、振動溶着などによって抑制部29を周壁21の内周面に固定することもできる。
・抑制部29の一端を支持部23のみに固定し、周壁21の内周面には固定しないようにすることもできる。

0057

・支持部23を省略することもできる。この場合、抑制部29の両端を周壁21の内周面に固定すればよい。
・抑制部29の一端のみを周壁21の内周面に固定することもできる。

0058

・抑制部29の対向面291を曲面状にすることもできる。例えば、図16に示すように、対向面291を断面円弧状にしてもよい。
シート状のセパレータ80に代えて、袋状のセパレータを採用することもできる。この場合、セパレータの内部に正電極シート60の起電部61または負電極シート70の起電部71が挿入される。また、セパレータは、正電極シート60の起電部61または負電極シート70の起電部71の表面に貼着されて一体化されたものであってもよい。

0059

・二次電池10に代えて、電気二重層キャパシタとして蓄電装置を具現化することもできる。

0060

10…二次電池、11,12…リベット、13…ねじ、20…ケース、21…周壁、211,212…溝、213…肉抜き部、214,215…外周縁、22…挿通孔、23…支持部、231…支持孔、24…注入孔、25,26…位置決め突起、27,28…孔、29…抑制部、291…対向面、30…正電極端子、301…積層面、302…角部、31,32…孔、33…リング溝、34…押え部材、35…孔、36…リベット、37…Oリング、38…規制ピン、381…軸部、382…基部、40…負電極端子、401…積層面、402…角部、41…孔、44…押え部材、45…孔、46…リベット、48…規制ピン、50…電極積層体、60…正電極シート、61…起電部、62…集電部、63…基材、64…活物質層、65…長孔、66…凹部、70…負電極シート、71…起電部、72…集電部、73…基材、74…活物質層、75…長孔、76…凹部、80…セパレータ、81…絶縁シート、91…カバー、911…孔、92…カバー、921…孔、93…シール剤、101…下側治具、102…上側治具。

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