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技術 軒天換気材

出願人 城東テクノ株式会社
発明者 出野久一
出願日 2015年4月6日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2015-077544
公開日 2016年11月24日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2016-196777
状態 特許登録済
技術分野 建築環境 換気1 屋根ふき・それに関連する装置または器具
主要キーワード 突出度合 前側底板 側底板 係止用溝 突起状物 通気材 挿入用孔 係合部位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年11月24日)のものです。
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図面 (13)

課題

雨や通気路内に奥深く侵入すること及び侵入した雨や雪が通気路内面に付着することを防止することができ、高い換気性能を維持できる軒天換気材を提供する。

解決手段

軒天換気材1は、互いに対向配置されて、上下方向に通気するための通気路を形成する樹脂製の一対のベース板部2、3を備え、一対のベース板部2、3のうち少なくとも一方は、相手側のベース板部2、3の対向面側に向かって突出するとともに、一対のベース板部2、3を離間させた状態で固定する固定用突出部23、25、32、34を有し、一対のベース板部2、3のうち少なくとも一方は、相手側のベース板部2、3の対向面側に向かって突出するとともに、一対のベース板部2、3の間に形成される通気路を屈曲させる突出部22、24、33を有する。

概要

背景

従来、木造住宅等の小屋裏湿気熱気を排出するために、軒先軒下軒天換気材が設置されている。このような軒天換気材としては、特許文献1、及び特許文献2に開示されているように、上下方向に通気するための通気路(上下方向に抜ける通気路)が形成された軒天換気材が知られている。特許文献1の軒天換気材は、上下方向に延びる通気路を多数有する通気材を有することで、上下方向に通気する。また、特許文献2の軒天換気材は、各々が凹凸断面形状を有する合成樹脂シートを複数積層した状態で熱融着によって相互に接続して一体化されることで、上下方向に通気するための通気路が形成されている。

概要

雨や通気路内に奥深く侵入すること及び侵入した雨や雪が通気路の内面に付着することを防止することができ、高い換気性能を維持できる軒天換気材を提供する。軒天換気材1は、互いに対向配置されて、上下方向に通気するための通気路を形成する樹脂製の一対のベース板部2、3を備え、一対のベース板部2、3のうち少なくとも一方は、相手側のベース板部2、3の対向面側に向かって突出するとともに、一対のベース板部2、3を離間させた状態で固定する固定用突出部23、25、32、34を有し、一対のベース板部2、3のうち少なくとも一方は、相手側のベース板部2、3の対向面側に向かって突出するとともに、一対のベース板部2、3の間に形成される通気路を屈曲させる突出部22、24、33を有する。

目的

本発明は、雨や雪が通気路内に奥深く侵入すること及び侵入した雨や雪が通気路の内面に付着することを防止することができ、高い換気性能を維持できる軒天換気材を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

互いに対向配置されて、上下方向に通気するための通気路を形成する樹脂製の一対のベース板部を備え、前記一対のベース板部のうち少なくとも一方は、相手側の前記ベース板部の対向面側に向かって突出するとともに、前記一対のベース板部を離間させた状態で固定する固定用突出部を有し、前記一対のベース板部のうち少なくとも一方は、前記相手側のベース板部の対向面側に向かって突出するとともに、前記一対のベース板部の間に形成される前記通気路を屈曲させる突出部を有する、ことを特徴とする軒天換気材

請求項2

樹脂成形体からなり、一面に突出棚部を有する一対のベース板部を、前記一面同士を対向させて配置することで、前記一対のベース板部間に屈曲する通気路を形成したことを特徴とする軒天換気材。

請求項3

前記一対のベース板部は、それぞれ少なくとも1つの前記突出棚部を有し、前記一対のベース板部の一方の前記ベース板部の突出棚部と、前記一対のベース板部の他方の前記ベース板部の突出棚部とは、上下方向に交互に配置される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の軒天換気材。

請求項4

一つの樹脂成形体がその中途部の少なくとも1箇所で折り曲げられ、一方の折り曲げ片と他方の折り曲げ片とが、前記一対のベース板部となり、前記一方の折り曲げ片と前記他方の折り曲げ片とが、互いに対向配置された状態で固定されてなる、ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の軒天換気材。

技術分野

0001

本発明は、建物小屋裏換気を行うための軒天換気材に関する。

背景技術

0002

従来、木造住宅等の小屋裏の湿気熱気を排出するために、軒先軒下に軒天換気材が設置されている。このような軒天換気材としては、特許文献1、及び特許文献2に開示されているように、上下方向に通気するための通気路(上下方向に抜ける通気路)が形成された軒天換気材が知られている。特許文献1の軒天換気材は、上下方向に延びる通気路を多数有する通気材を有することで、上下方向に通気する。また、特許文献2の軒天換気材は、各々が凹凸断面形状を有する合成樹脂シートを複数積層した状態で熱融着によって相互に接続して一体化されることで、上下方向に通気するための通気路が形成されている。

先行技術

0003

特開2013−44086号公報
特開2014−31640号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来の軒天換気材は、通気路が上下方向に直線状に形成されているため、雨や通気路内に奥深く侵入し易い。このため、寒冷地等では侵入した雨や雪の凍結により通気路を塞いでしまい、換気性能を損なう恐れがあった。特に、特許文献1、2の軒天換気材では、通気路の径が小さいために、雨や雪が通気路の内面に付着しやすく、この付着した雨や雪の凍結により通気路を塞いでしまい易かった。

0005

そこで、本発明は、雨や雪が通気路内に奥深く侵入すること及び侵入した雨や雪が通気路の内面に付着することを防止することができ、高い換気性能を維持できる軒天換気材を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

(1)上記課題を解決するために、本発明に係る軒天換気材は、互いに対向配置されて、上下方向に通気するための通気路を形成する樹脂製の一対のベース板部を備え、前記一対のベース板部のうち少なくとも一方は、相手側の前記ベース板部の対向面側に向かって突出するとともに、前記一対のベース板部を離間させた状態で固定する固定用突出部を有し、前記一対のベース板部のうち少なくとも一方は、前記相手側のベース板部の対向面側に向かって突出するとともに、前記一対のベース板部の間に形成される前記通気路を屈曲させる突出部、を有することを特徴とする。

0007

上記構成によれば、屈曲する通気路を備えた軒天換気材を、樹脂製の一対のベース板部を対向配置させるだけで容易に組み付けて形成することができる。また、突出棚部によって通気路が屈曲されているため、雨や雪が通気路内に奥深く侵入し難くできる。更に、固定用突出部によって、一対のベース板部が離間させた状態で固定されるため、固定用突出部の長さを調整することで、通気路の径を調整することができ、十分な換気性能を得ることができるとともに、雨や雪が侵入した場合でも雨や雪が凍結して、通気路が目詰まりし難くできる。また、上記構成によれば、少なくとも一方のベース部材において、固定用突出部と突出棚部とは、同一方向に突出するため、金型を用いて樹脂成形する際に、型抜きし易く、このため、用いる金型の形状を簡素にすることができる。このため、軒天換気材を、容易に樹脂成形することができる。

0008

上記本発明に係る軒天換気材おいて、上記一対のベース板部は、それぞれ前記固定用突出部を有し、前記一対のベース板部の一方の前記固定用突出部の先端と、前記一対のベース板部の他方の前記固定用突出部の先端とを固定することで、前記一対のベース板部が、互いに離間されて対向配置された状態で固定されてもよい。
上記構成によれば、一方のベース板部における固定用突出部の先端と他方のベース板部における固定用突出部の先端とが固定されることで、一対のベース板部が互いに固定されるため、一方のベース板部と他方のベース板部との間の固定位置の位置合わせが容易になる。特に、一対のベース板部が、互いに分離されている場合には、上記構成によって、一対のベース板部の位置合わせ及び組み合わせ作業が容易になり、簡単に軒天換気材を形成することができる。

0009

(2)また、本発明に係る軒天換気材は、樹脂成形体からなり、一面に突出棚部を有する一対のベース板部を、前記一面同士を対向させて配置することで、前記一対のベース板部間に屈曲する通気路を形成したことを特徴とする。
上記構成によれば、屈曲する通気路を備えた軒天換気材を、樹脂成形体からなる一対のベース板部を対向配置させるだけで容易に組み付けて形成することができる。また、突出棚部によって通気路が屈曲されているため、雨や雪が通気路内に奥深く侵入し難くできる。更に、十分な径の通気路とすることができて十分な換気性能を得ることができるとともに、雨や雪が侵入した場合でも雨や雪が凍結して、通気路が目詰まりし難くできる。また、上記構成によれば、ベース部材を簡易な構造の金型を用いて樹脂成形することができ、製造工程の簡素化を図ることができる。

0010

(3)上記一対のベース板部は、それぞれ少なくとも1つの前記突出棚部を有し、前記一対のベース板部の一方の前記ベース板部の突出棚部と、前記一対のベース板部の他方の前記ベース板部の突出棚部とは、上下方向に交互に配置される。

0011

上記構成によれば、突出棚部の個数を増やすだけで、通気路の屈曲数を増やすことができ、簡易な構成で屈曲数の多い通気路を備えた軒天換気材を提供することができる。

0012

(4)上記軒天換気材は、一つの樹脂成形体がその中途部の少なくとも1箇所で折り曲げられ、一方の折り曲げ片と他方の折り曲げ片とが、前記一対のベース板部となり、前記一方の折り曲げ片と前記他方の折り曲げ片とが、互いに対向配置された状態で固定されてもよい。

0013

上記構成によれば、一度の成形で、一対のベース板部を形成することができる。このため、一対のベース板部を成形するための金型の種類を少なくすることができて製造コストを低減することができ、かつ、一対のベース板部の形成が容易になる。また、中途部で折り曲げると、一対のベース板部が互いに対向配置されるため、一対のベース板部の位置合わせが容易になり、一対のベース板部の形成が容易になる。

発明の効果

0014

上記構成によれば、雨や雪が通気路内に奥深く侵入すること及び侵入した雨や雪が通気路の内面に付着することを防止することができ、高い換気性能を維持できる軒天換気材を提供することができる。

図面の簡単な説明

0015

本実施形態に係る軒天換気材を建物に取り付けた状態を示す図である。
本実施形態に係る軒天換気材の斜視断面図である。
第2ベース板部の正面図である。
第2ベース板部の平面図である。
図3で示す第2ベース板部のA−A矢視断面図である。
図3で示す第2ベース板部のC−C矢視断面図である。
第1ベース板部の背面図である。
第1ベース板部の底面図である。
図7で示す第1ベース板部のB−B矢視断面図である。
図7で示す第1ベース板部のD−D矢視断面図である。
図2で示す軒天換気材の断面図である。
図2で示す軒天換気材における空気の流れを示す図である。

実施例

0016

以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(軒天換気材の全体構成)
図1図2図11及び図12を用いて本実施形態にかかる軒天換気材の全体構成を説明する。図1は、本実施形態に係る軒天換気材を建物(が短いタイプの軒下)に取り付けた状態を示す図である。図2は、本実施形態に係る軒天換気材の斜視断面図である。図11は、図2で示す軒天換気材の断面図である。図12は、図2で示す軒天換気材における空気の流れを示す図である。

0017

図1に示すように、本実施形態に係る軒天換気材1は、建物100の軒101の下に設置され、建物100の小屋裏の換気を行うための部材である。
建物100では、外装材106(「外壁」の一例)が通気胴縁105及び合板(又は透湿防水シート)105Aを介して柱104に取り付けられて垂直方向立ち上がるように形成されているとともに、軒(たる木)101が外装材106から前方に突出するように形成されている。本実施形態では、外装材106の上端は、通気胴縁105の上端よりも低い位置になるように形成されている。軒101の先端には、鼻隠し103がその上部でビスN2によって取り付けられる。この鼻隠し103の正面上端部には、淀102がビスN1によって取り付けられる。

0018

本実施形態では、軒天換気材1は、外装材106の上方において、鼻隠し103と通気胴縁105とに挟まれるように、配置されている。軒天換気材1は、長尺状の部材であり、その長手方向が軒101の突出方向に直交し、かつ建物100の幅方向に一致するように建物100に設置される。軒天換気材1は、通気胴縁105まで、前方側から後方側に向かってビスN3、N5が挿入されることで、建物100に取り付けられる。なお、鼻隠し103は、上述したように、その上部でビスN2によって軒101の先端に取り付けられているが、その下部で、ビスN4によって軒天換気材1を介して通気胴縁105に取り付けられている。より具体的に説明すると、鼻隠し103に対して、前方から後方に向かって、ビスN4が挿入されて、このビスN4が軒天換気材1及び通気胴縁105を貫くことで、鼻隠し103が建物100に取り付けられる。これによって、鼻隠し103だけでなく、軒天換気材1についてもより強固に建物100に取り付けることができる。なお、鼻隠し103の前面の上側には淀102がビスN1によって取り付けられている。

0019

上述した、軒天換気材1の建物100への取り付け構造は、一例であり、建物100の軒101又は軒101の下に取り付けられて、小屋裏の換気を行うことができれば、軒天換気材1はどのように取り付けられてもよい。例えば、本実施形態では、軒天換気材1を軒101の下における外装材106側に取り付けているが、軒天換気材1を軒101の軒先に取り付けてもよい。

0020

図2及び図11で示すように軒天換気材1は、互いに対向配置されて、上下方向に通気するための通気路O1を形成する樹脂製の一対のベース板部2、3を備える。なお、軒天換気材1が建物100に取り付けられたときに、一対のベース板部2、3の並ぶ方向は、軒101の突出方向に一致するが、ベース板部3(以下、「第2ベース板部3」と記載する)が建物100の通気胴縁105側に配置され、ベース板部2(以下、「第1ベース板部2」)が鼻隠し103側に配置される。

0021

第1ベース板部2は、相手側の第2ベース板部3の対向面側に向かって突出するとともに、一対のベース板部2、3を離間させた状態で固定する複数の固定用突出部23、25と、相手側の第2ベース板部3の対向面側に向かって突出するとともに、一対のベース板部2、3の間に形成される通気路O1を屈曲させる突出棚部22、24と、を有する。また、第2ベース板部3は、相手側の第1ベース板部2の対向面側に向かって突出するとともに、一対のベース板部2、3を離間させた状態で固定する複数の固定用突出部32、34と、相手側の第1ベース板部2の対向面側に向かって突出するとともに、一対のベース板部2、3の間に形成される通気路O1を屈曲させる突出棚部33と、を有する。

0022

上記構成によれば、突出棚部22、24、33によって通気路O1が屈曲されているため、雨や雪が通気路内に奥深く侵入することを防止することができる。更に、固定用突出部23、25、32、34によって、一対のベース板部2、3が離間させた状態で固定されるため、固定用突出部23、25、32、34の長さを調整することで、通気路O1の径を調整することができるので、十分な換気性能とし得るとともに、通気路O1内に雨や雪が侵入した場合でも通気路O1の内面に付着し難いため、雨や雪が通気路O1の内面に付着した状態で凍結して、通気路O1が目詰まりすることを防止することができる。また、上記構成によれば、第1、第2ベース部材2、3において、固定用突出部23、25、32、34と突出棚部22、24,33とは、同一方向に突出するため、金型を用いて樹脂成形する際に、型抜きし易く、このため、用いる金型の形状を簡素にすることができる。このため、軒天換気材1を容易に樹脂成形することができる。

0023

上述したように、一対のベース板部2、3は、それぞれ固定用突出部を有する(第1ベース板部2は固定用突出部23、25を有し、第2ベース板部3は固定用突出部32、34を有する)。そして、一対のベース板部2、3の一方(第1ベース板部2)の固定用突出部23、25の先端と、一対のベース板部2、3の他方(第2ベース板部3)の固定用突出部32、34の先端とを固定することで、一対のベース板部2、3が、互いに離間されて対向配置された状態に組み合わされて固定されてなる。この構成によれば、一方の第1ベース板部2における固定用突出部23、25の先端と他方の第2ベース板部3における固定用突出部32、34の先端とが固定されることで、一対のベース板部2、3が互いに固定されるため、第1ベース板部2と第2ベース板部3との間の固定位置の位置合わせが容易になる。特に、一対のベース板部2、3が、互いに分離されている場合には、上記構成によって、一対のベース板部2、3の位置合わせ及び組み合わせ作業が容易になり、簡単に軒天換気材1を形成することができる。

0024

図11図12で示すように、一対のベース板部2、3が組み合わされて固定されると、第1ベース板部2の内面には、第2ベース板部3の内面側に突出するように、2つの突出棚部22、24が上下方向に並んで形成されている。突出棚部22、24は、第1ベース板部2の長尺方向に亘って形成されている。また、第2ベース板部3の内面には、上下方向における突出棚部22と突出棚部24との間の位置において、第1ベース板部2の内面側に突出するように、突出棚部33が形成されている。突出棚部33は、第2ベース板部3の長尺方向に亘って形成されている。なお、突出棚部33の前端の位置は、突出棚部22、24の後端の位置よりも、前に形成されていることが好ましい。これによって、突出棚部33と、突出棚部22、24との間には、3回屈曲させてジグザグ状に通気路O1が形成されることになり、より一層、雨や雪が通気路O1内に奥深く侵入することが防止される。

0025

上述したように、第1ベース板部2の突出棚部22、24と、第2ベース板部3の突出棚部33とは、上下方向に交互に配置される。これによって、突出棚部の個数を増やす程、通気路O1を屈曲させることができるため、簡易な構成で屈曲数の多い通気路O1を備えた軒天換気材1を提供することができる。なお、第1ベース板部2の突出棚部22、24と、第2ベース板部3の突出棚部33とは、必ずしも上下方向に交互に配置されていなくてもよい。

0026

以下に、第1ベース板部2と第2ベース板部3の構成について、詳細に説明する。

0027

(軒天換気材の第2ベース板部3の構成)
図2から図6を用いて、第1ベース板部2の構成について説明する。図3は、第2ベース板部の正面図である。図4は、第2ベース板部の平面図である。図5は、図3で示す第2ベース板部のA−A矢視断面図である。図6は、図3で示す第2ベース板部のC−C矢視断面図である。第1ベース板部2は、長尺状の樹脂成形体である。第1ベース板部2は、底板部35と、底板部35の後端から屈曲するように上方に立ち上がって延設された後板部30と、後板部30の上端から前方に屈曲するように、後板部30の上端から延設された上板部31とを有し、長手方向に沿った断面視において前方に開口する略コ字状の部材である。

0028

(軒天換気材の第2ベース板部3の構成:底板部35)
図4で示すように、底板部35は、略水平に延びた、長尺で厚みを有する略四角形状の板状の部材であり、その前部分において、長手方向に並ぶように、複数の突出部351が複数形成されている。この突出部351は、底面視において四角形状であり、その前縁から上方へ突出する係合部位35Bが形成されている。図2で示すように、突出部位351の上面には、第1ベース板部2の下端の下面212aが配置され、この下端の前面が係合部位35の後面に当接することで、第1ベース部材2の下端と第2ベース部材3の下端とが係止される。底板部35は、その後縁から略直角に後板部30が延設されている。底板部35と後板部30との間には、長尺方向に沿って等間隔を空けて複数の補強リブ35Aが形成されている。複数の補強リブ35Aは、前後方向に延び、その後方向の縁で後板部30に接続され、その下方向の縁で底板部35に接続され、前方に向かって上縁が下に傾斜するようになっている。

0029

(軒天換気材の第2ベース板部3の構成:後板部30)
後板部30は、高さ方向に延びた、長尺で厚みを有する略四角形状の板状の部材である。後板部30の左右方向の寸法は、底板部35の左右方向の寸法と一致している。後板部30の前面における高さ方向中央には、前方向に略直角に延設された突出棚部33が形成されている。突出棚部33は、平面視で四角形状の平板状の部材であり、後板部30における長手方向の一縁から他縁にわたって形成されている。突出棚部33は、その上面と後板部30の前面との間にその長手方向に沿って並ぶように複数の補強リブ33Bが形成され、その下面と後板部30の前面との間にその長手方向に沿って並ぶように複数の補強リブ33Aが形成されている。補強リブ33Aは、前後方向に延び、その後方向の縁で後板部30に接続され、その上方向の縁で突出棚部33の上面に接続されている。補強リブ33Aは前方に向かって下縁が上に傾斜するようになっている。また、補強リブ33Bは、前後方向に延び、その後方向の縁で後板部30に接続され、その下方向の縁で突出棚部33の下面に接続されている。補強リブ33Bは前方に向かって上縁が下に傾斜するようになっている。

0030

後板部30の前面における突出棚部33の下側には、前方に向かって略直角に延設された固定用突出部34が、後板部30の長手方向に沿って等間隔で並ぶように複数形成されている。固定用突出部34は、第1ベース板部2の固定用突出部23の先端と係止するための係止用溝341が先端に形成された円筒状の部材である。後板部30の前面における突出棚部33の上側には、前方に向かって略直角に延設された固定用突出部32が、後板部30の長手方向に沿って等間隔で並ぶように複数形成されている。固定用突出部32は、第1ベース板部2の固定用突出部25の先端と係止するための係止用溝321が先端に形成された円筒状の部材である。なお、後板部30における、固定用突出部32の形成位置には、固定用突出部32の内面に連通する貫通孔である固定用孔32aが形成されている。また、後板部30における、固定用突出部34の形成位置には、固定用突出部34の内面に連通する貫通孔である固定用孔34aが形成されている。固定用突出部32、34内に挿入されたビスN3、N5(図1を参照)が固定用孔32a、34aを貫通して、通気胴縁105に打ち込まれ、これによって、軒天換気材1が通気胴縁105に固定されるようになっている。

0031

固定用突出部32、34の前端の位置は、突出棚部33の前端の位置よりも後方になっている。これによって、固定用突出部32、34の先端が、第1ベース板部2の固定用突出部23、25の先端と当接した場合に、この当接位置よりも前方に突出棚部33の先端が位置するようになっている。また、後板部30の長手方向において、固定用突出部32の位置は、固定用突出部34の位置と一致しないように形成されている。具体的には、後板部30の長手方向において、隣接する2つの固定用突出部34の中央部に、固定用突出部32が位置するように、固定用突出部34と固定用突出部32とが互い違いに形成されている。これによって、通気路O1内の空気の流れが固定用突出部32、34によって悪くなることが効果的に防止される。

0032

後板部30の上縁には、前方に略直角に延設されるように上板部31が形成されている。上板部31と後板部30との間には、長尺方向に沿って等間隔を空けて並ぶように複数の補強リブ31Aが形成されている。複数の補強リブ31Aは、前後方向に延び、その後方向の縁で後板部30に接続され、その上方向の縁で上板部31に接続されており、前方に向かって下縁が上に傾斜するようになっている。

0033

(軒天換気材の第2ベース板部3の構成:上板部31)
上板部31は、平面視において四角形状の板状の長尺な部材である。上板部31の左右方向の寸法は、後板部30の左右方向の寸法と一致している。第2ベース板部3の上板部31の前縁と、第1ベース板部2の上板部26(後述)の後縁との間に小屋裏に通気するための間隔を形成するため、上板部31の前端の位置は、底板部35及び固定用突出部32、34の前端の位置より後方に位置している。

0034

(軒天換気材の第2ベース板部3の構成:側板部36)
第2ベース板部3の長手方向に両側部には、後板部30、上板部31、底板部35に延設されるように、板状の側板部36が形成されている。

0035

(軒天換気材の第1ベース板部2の構成)
図2図7から図10を用いて、第1ベース板部2の構成について説明する。図7は、第1ベース板部の背面図である。図8は、第1ベース板部の底面図である。図9は、図7で示す第1ベース板部のB−B矢視断面図である。図10は、図7で示す第1ベース板部のD−D矢視断面図である。第2ベース板部3は、長尺状の樹脂成形体である。第2ベース板部3は、底板部21と、底板部21の前端から屈曲するように上方に立ち上がって延設された前板部20と、前板部20の上端から後方に屈曲するように、前板部20の上端から延設された上板部26とを有する。

0036

(軒天換気材の第1ベース板部2の構成:底板部21)
図7から図9で示すように、底板部21は、長尺で厚みを有する略四角形状の板状の部材を、その前後方向の途中位置で略直角に屈曲させた形状を有する。底板部21における途中位置から前側である前側底板部211は、略水平に延び、底板部21における途中位置から後側である後側底板部212は、略垂直に延びる。底板部21は、前側底板部211の前端から後側底板部212の下端に亘って、スリット状の貫通孔である通気孔211aが形成されている。この通気孔211aは、底板部21の長手方向にわたって等間隔を空けて連続的に複数形成されている。なお、通気孔211aがスリット状であるため、蝙蝠等の小動物の通気孔211aから通気路O1内への侵入を防止することができる。

0037

上述したように、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを組み合わせた状態で、後側底板部212の下端の下面212aは、第2ベース板部3の底板部35における突出部351の上面に当接され、かつ、後側底板部212の下端の後面は、突出部351の
係合部位35の後面に当接することで、第1ベース部材2の下端と第2ベース部材3の下端とが係止される。これによって、第1ベース板部2の下端部と第2ベース板部3の下端部とが互いに合わさって閉状態となるが、通気孔211aによって、外気を軒天換気材1の通気路O1内に流入させることができるようになっている。

0038

(軒天換気材の第1ベース板部2の構成:前板部20)
前板部20は、前側底板部211の前縁から、上方に略直角に屈曲されるように延設されており、高さ方向に延びた、長尺で厚みを有する略四角形状の板状の部材である。前板部20の左右方向の寸法は、底板部21の左右方向の寸法と一致している。前板部20の後面には、後方向に略直角に延設された突出棚部22、24が上下方向に並んで形成されている。突出棚部22、24は、平面視で四角形状の平板状の部材であり、後板部30における長手方向の一縁から他縁にわたって形成されている。突出棚部22は、突出棚部24より下方に形成されており、突出棚部24と略平行に形成されている。

0039

突出棚部22に沿って、複数の固定用突出部23が等間隔を空けて形成されている。突出棚部22と固定用突出部23とは一体的に形成されている。これによって、突出棚部22と固定用突出部23とは互いに補強し合い、補強リブの形成が不要になる。なお、突出棚部22に補強リブを形成してもよい。

0040

固定用突出部23は、後方に向かって略直角に突出するように前板部20の後面から延設されている。固定用突出部23は、先端に係止用突部231が形成された円筒状の部材であり、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを組み合わせた場合に、その先縁の係止用突部231が第2ベース板部3における固定用突出部34の先縁の係止用溝341と係合するようになっている。前板部20における固定用突出部23の形成位置にはビス挿入用の貫通孔である固定用孔23aが形成されており、この固定用孔23aが固定用突出部23の内面に連通されており、固定用孔23aから固定用突出部23内にビスN5(図1)を挿入することができる。このビスN5の後端が、第2ベース板部3の固定用突出部34内に嵌って、後板部30の固定用孔34aを挿通して通気胴縁105に打ち込まれることで、第1ベース板部2と第2ベース板部3とが組み合わされた上で、軒天換気材1が通気胴縁105に固定される。

0041

突出棚部24に沿って、複数の固定用突出部25が等間隔を空けて並んで形成されている。突出棚部24と固定用突出部25とは一体的に形成されている。これによって、突出棚部24と固定用突出部25とは互いに補強し合い、補強リブの形成が不要になる。なお、突出棚部24に補強リブを形成してもよい。

0042

固定用突出部25は、後方に向かって略直角に突出するように前板部20の後面から延設されている。固定用突出部25は、先端に係止用突部251が形成された円筒状の部材であり、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを組み合わせた場合に、その先縁の係止用突部251が第2ベース板部3における固定用突出部32の先縁の係止用溝321と係合するようになっている。前板部20における固定用突出部25の形成位置にはビス挿入用の貫通孔である固定用孔25aが形成されており、この固定用孔25aが固定用突出部25の内面に連通されており、固定用孔25aから固定用突出部25内にビスN3(図1)を挿入することができる。このビスN3の後端が、第2ベース板部3の固定用突出部32内に嵌って、後板部30の固定用孔32aを挿通して通気胴縁105に打ち込まれることで、第1ベース板部2と第2ベース板部3とが組み合わされた上で、軒天換気材1が通気胴縁105に固定される。

0043

前板部20の長手方向において、固定用突出部25の位置は、固定用突出部23の位置と一致しないように形成されている。具体的には、前板部20の長手方向において、隣接する2つの固定用突出部25の中央部に、固定用突出部23が位置するように、固定用突出部25と固定用突出部23とが互い違いに形成されている。これによって、通気路O1内の空気の流れが固定用突出部23、25によって悪くなることが効果的に防止される。

0044

前板部20の上縁には、後方に略直角に延設されるように上板部26が形成されている。上板部26と前板部20との間には、長尺方向に沿って等間隔を空けて複数の補強リブ26Aが形成されている。複数の補強リブ26Aは、前後方向に延び、その前方向の縁で前板部20に接続され、その上方向の縁で上板部26に接続されており、後方に向かって下縁が上に傾斜するようになっている。

0045

(軒天換気材の第1ベース板部2の構成:上板部26)
上板部26は、その前縁に上方への突起261が形成された、平面視において四角形状の板状の長尺な部材である。上板部26の左右方向の寸法は、前板部20の左右方向の寸法と一致している。上板部26の後端の位置は、底板部21及び固定用突出部23、25の後端の位置より前方に位置している。また、上述したように、上板部31の前端の位置は、底板部35及び固定用突出部32、34の前端の位置より後方に位置している。これによって、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを対向配置して固定した状態で、第2ベース板部3の上板部31の前縁と、第1ベース板部2の上板部26の後縁との間に間隔を形成して、この間隔を屋根裏への通気口とすることができる。

0046

(軒天換気材の第1ベース板部2の構成:側板部27)
第1ベース板部2の長手方向に両側部には、前板部20、上板部26、前側底板部211に延設されるように、板状の側板部27が形成されている。

0047

(軒天換気材1の製造方法)
図1図11図12を用いて、軒天換気材1の製造方法について説明する。まず、第1ベース板部2と、第2ベース板部3とをそれぞれ、射出成形によって形成する。例えば、第1ベース板部2を製造する用の一対の金型を用意するとともに、第1ベース板部2を製造する用の一対の金型を用意する。第1ベース板部2を製造する用の一対の金型の一方には、凹部、他方には、凸部が形成されており、一対の金型を合わせた際に凹部内に凸部が嵌め込まれて出来る隙間が、第1ベース板部2の形状になっている。これによって、一対の金型によって、第1ベース板部2が製造される。なお、第2ベース板部3についても、同様に製造される。

0048

次に、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを組み合わせる。具体的には、第1ベース板部2の固定用突出部23の先端における係止用突部231と、第2ベース板部3の固定用突出部34の先端における係止用溝341とを係止させるとともに、第1ベース板部2の固定用突出部25の先端における係止用突部251と第2ベース板部3の固定用突出部32の先端における係止用溝321とを係止させる。この状態で、第1ベース板部2の前板部20の固定用孔23aから、第1ベース板部2の固定用突出部23と第2ベース板部3の固定用突出部34内にビスN5を挿入し、かつ、第1ベース板部2の前板部20の固定用孔25aから、第1ベース板部2の固定用突出部25と第2ベース板部3の固定用突出部32内にビスN3を挿入し、これによって、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを組み合わせて固定して、軒天換気材1を製造することができる。

0049

また、本実施形態では、第1ベース板部2と第2ベース板部3との組み合わせと、軒天換気材1の通気胴縁105への固定とが同時に行われる。具体的には、図1で示すように、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを合わせた状態で、第2ベース板部3の後板部30の後面を通気胴縁105に当接させる。そして、第1ベース板部2の固定用突出部23と第2ベース板部3の固定用突出部34内に上述したようにビスN5を挿入して通気胴縁105までに打ち込むとともに、第1ベース板部2の固定用突出部25と第2ベース板部3の固定用突出部32内に上述したようにビスN3を挿入して通気胴縁105まで打ち込む。これによって、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを組み合わせるとともに、軒天換気材1を通気胴縁105に固定することができる。その後に、鼻隠し103の後面を軒101の先縁と第1ベース板部2の前面とに当接させて、鼻隠し103の前方から、鼻隠し103及び軒101に対してビスN2を打ち込む。これとともに、鼻隠し103、軒天換気材1及び通気胴縁105に対してビスN4を打ち込む。

0050

上述したように、本実施形態では、固定用突出部23、25、32、34を用いて、軒天換気材1の通気胴縁105への取り付けも行われるが、固定用突出部23、25、32、34を第1ベース板部2と第2ベース板部3とを組み合わせて固定するためだけに使用し、軒天換気材1の通気胴縁105への取り付けには使用しなくてもよい。例えば、ビスN3、N5を、軒天換気材1の前方から後方に向かって、固定用突出部23、25、32、34が形成されていない位置に打ち込んで、軒天換気材1を通気胴縁105に固定してもよい。また、ビスN3、N5を用いず、ビスN4のみを用いて軒天換気材1を建物100に取り付けてもよい。

0051

(軒天換気材1における空気の流れ)
次に、図12を用いて、軒天換気材1における空気の流れを説明する。軒天換気材1内には、突出棚部22、24、33に仕切られて、通気路O1が3箇所で屈曲されてジグザグに形成されている。軒天換気材1における通気路O1への空気の流入口は、軒天換気材1の底板部21に形成された複数の通気孔211aである。通気孔211aから流入した空気は、ジグザグ状の通気路O1を上方に向かって流れて、第1ベース板部2の上板部26の後縁と第2ベース板部3の上板部31の前縁との間の隙間から、小屋裏へと流入する。これによって、小屋裏の換気がなされる。

0052

(変形例)
(1)本実施形態では、第1ベース板部2の固定用突出部23、25と第2ベース板部3の固定用突出部32、34とは、円筒状の突起であり、内部にビスを挿入することで、第1ベース板部2の固定用突出部23、25と第2ベース板部3の固定用突出部32、34とを互いに固定することが出来る構成であるが、固定用突出部の構成はこの構成に限定されない。固定用突出部は、一対のベース板部2、3を所定の距離離間して対向させた状態で固定するために、ベース板部の対向面から突出する突起状物であればよい。例えば、固定用突出部は、円筒状でなく、円柱直方体等の柱状物であってもよく、また、板状物であってもよい。第1ベース板部2における固定用突出部と第2ベース板部3における固定用突出部とを互いに固定する構造としては、例えば、第1ベース板部2における固定用突出部の先端と第2ベース板部3における固定用突出部の先端とを係止して固定する構造であってもよい。この構造の例としては、一方の固定用突出部の先端に、ビスの頭の挿入用孔フックを形成し、他方の固定用突出部の先端に、ビスの先端部の挿入用の凹部やフック係止部(リング等)を形成し、一方の固定用突出部の先端のビスやフックを、他方の固定用突出部の先端の凹部やフック係止部に係止させる構造がある。

0053

(2)本実施形態では、軒天換気材1に形成された突出棚部の個数は3個であるが、少なくとも1個形成されていればよい。また、突出棚部は、2個、又は4個以上形成されていてもよい。また、固定用突出部の個数も特に限定されるものではない。

0054

(3)本実施形態の軒天換気材1は、第1ベース板部2及び第2ベース板部3の両方が、突出棚部22、24、33を有するが、第1ベース板部2及び第2ベース板部3のうちの少なくとも一方が、突出棚部を有していればよい。例えば、第1ベース板部2には突出棚部22、24を形成するが、第2ベース板部3には突出棚部33を形成しなくてもよい。また、本実施形態の軒天換気材1は、第1ベース板部2及び第2ベース板部3の両方が、固定用突出部23、25、32、34を有するが、第1ベース板部2及び第2ベース板部3のうちの少なくとも一方が、固定用突出部を有していればよい。例えば、第1ベース板部2には固定用突出部23、25を形成するが、第2ベース板部3には固定用突出部32、34を形成しなくてもよい。この場合には、固定用突出部23、25の突出度合を本実施形態よりも大きくすることが好ましい。例えば、固定用突出部23、25を第2ベース板部3の内面(後板部30の前面)に接する長さとし、第2ベース板部3の外面(後板部30の後面)から、第1ベース板部2の先端に向かって、ビスを打ち込むことで、第1ベース板部2と第2ベース板部3とを互いに離間させた状態で固定してもよい。また、第1ベース板部2には、固定用突出部23、25を形成するが、突出棚部22、24を形成せず、第2ベース板部3には、固定用突出部32、34を形成せず、突出棚部33を形成してもよい。

0055

(4)本実施形態では、第1ベース板部2と第2ベース板部3とは、別々の樹脂成形体であるが、第1ベース板部2と第2ベース板部3とが、単一の樹脂成形体であってもよい。例えば、第1ベース板部2の上板部26の後縁と第2ベース板部3の上板部31の前縁とが、小屋裏への通気を防がないように(小屋裏への通気口を空けて)、少なくとも1箇所(例えば長手方向の両端部)で接続されて(繋がって)いてもよい。また、第1ベース板部2の底板部21の下縁と第2ベース板部3の底板部35の前縁とが、少なくとも1箇所(例えば長手方向の両端部)で接続されて(繋がって)いてもよい。

0056

第1ベース板部と第2ベース板部とが、単一の樹脂成形体である変形例をより詳細に説明する。変形例に係る軒天換気材は、一つの樹脂成形体がその中途部の少なくとも1箇所で折り曲げられ、一方の折り曲げ片と他方の折り曲げ片とが、一対のベース板部となり、一対のベース板部が、中途部で折り曲げられて、互いに対向配置された状態で固定されてなる。

0057

上記変形例に係る軒天換気材の製造方法を説明する。第1ベース板部及び第2ベース板部の樹脂成形体を射出成形する。例えば、第1ベース板部2及び第2ベース板部3を製造する用の一対の金型を用意する。この一対の金型の一方には、凹部、他方には、凸部が形成されている。一対の金型を合わせた際に凹部内に凸部が嵌め込まれて出来る隙間が、第1ベース板部及び第2ベース板部の形状になっている。これによって、一対の金型によって、第1ベース板部及び第2ベース板部が製造される。このようにして製造された第1ベース板部及び第2ベース板部が、中途部で折り曲げられて、第1ベース板部の前板部と第2ベース板部の後板部とが対応配置される。なお、本変形例での中途部は、例えば、第1ベース板部の底板部の下縁と第2ベース板部の底板部の前縁との接続部位、又は第1ベース板部の上板部の後縁と第2ベース板部の上板部の前縁との接続部位である。そして、第1ベース板部2と第2ベース板部とを、本実施形態と同様の方法で組み合わせた状態で固定する。

0058

上記変形例の構成によれば、一度の成形で、一対のベース板部を形成することができるため、一対のベース板部を成形するための金型の種類を少なくすることができて製造コストを低減することができ、かつ、一対のベース板部の形成が容易になる。また、中途部で折り曲げることで、一対のベース板部が互いに対向配置されるため、一対のベース板部の位置合わせが容易になり、一対のベース板部の形成が容易になる。

0059

(5)本実施形態では、軒天換気材1をビスN3、N5により通気胴縁105に取り付けることにより第1ベース板部2と第2ベース板部3とを固定するようにしているが、建物100(通気胴縁105)に取り付ける前に、予め第1ベース板部2と第2ベース板部3とを固定しておいてもよい。このとき、例えば、固定用突出部23、25、32、34の一部の組み合わせにおいて互いに係合したり、ピンを差し込むなどして固定することができる。

0060

(6)本実施形態では、一対のベース板部2,3に固定用突出部23、25、32、34を設けているが、例えば、第1ベース板部2の上板部26および底板部21をそれぞれ第2ベース板部3の上板部31および底板部35に接続片で係合(接続)することで第1のベース板部2と第2のベース板部とを所定間隔に離間して固定するようにすれば、固定用突出部23、25、32、34を設けなくてもかまわない。

0061

1軒天換気材
2 第1ベース板部
22 突出棚部
23固定用突出部
24 突出棚部
25 固定用突出部
3 第2ベース板部
32 固定用突出部
33 突出棚部
34 固定用突出部
O1 通気路

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