図面 (/)

技術 耐汚染性加飾シート。

出願人 リケンテクノス株式会社
発明者 小熊利夫宇都久人
出願日 2015年4月6日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2015-077769
公開日 2016年11月24日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2016-196158
状態 特許登録済
技術分野 積層体(2)
主要キーワード 産業用ワイパー 藍色インキ 樹脂製基体 着色樹脂フィルム 藍色顔料 保持圧 ABS樹脂 パッチワーク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年11月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

耐汚染性、特にハンドクリーム日焼け止めクリームに対する耐汚染性の向上した加飾シートを提供すること。

解決手段

イソソルバイド由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる樹脂フィルムの層を有する加飾シート。好ましくは表層側から順に、イソソルバイドに由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる透明樹脂フィルムの層;印刷層;及び着色樹脂フィルムの層を有する加飾シート。

概要

背景

自動車シフトノブインスツルメントパネル、及びハンドブレーキなどの成形品では、その表面に加飾シート真空成形等の方法により積層一体化して、化粧加飾することが行われている。このような加飾シートの構成材料として、ポリカーボネート系樹脂フィルムアクリル系樹脂フィルム、及びポリエステル系樹脂フィルムは光沢、及び透明性に優れているため、高いポテンシャルを持っている。しかし、耐汚染性が十分ではないという問題があった。

概要

耐汚染性、特にハンドクリーム日焼け止めクリームに対する耐汚染性の向上した加飾シートを提供すること。イソソルバイド由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる樹脂フィルムの層を有する加飾シート。好ましくは表層側から順に、イソソルバイドに由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる透明樹脂フィルムの層;印刷層;及び着色樹脂フィルムの層を有する加飾シート。

目的

本発明の課題は、耐汚染性、特にハンドクリームや日焼け止めクリームに対する耐汚染性の向上した加飾シートを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

請求項2

表層側から順に、イソソルバイドに由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる透明樹脂フィルムの層;印刷層;及び着色樹脂フィルムの層を有する加飾シート。

技術分野

0001

本発明は、加飾シートに関する。更に詳しくは、耐汚染性に優れた加飾シートに関する。

背景技術

0002

自動車シフトノブインスツルメントパネル、及びハンドブレーキなどの成形品では、その表面に加飾シートを真空成形等の方法により積層一体化して、化粧加飾することが行われている。このような加飾シートの構成材料として、ポリカーボネート系樹脂フィルムアクリル系樹脂フィルム、及びポリエステル系樹脂フィルムは光沢、及び透明性に優れているため、高いポテンシャルを持っている。しかし、耐汚染性が十分ではないという問題があった。

先行技術

0003

特開2015−047740号公報
特開2011−088946号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の課題は、耐汚染性、特にハンドクリーム日焼け止めクリームに対する耐汚染性の向上した加飾シートを提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

本発明者は、鋭意研究した結果、特定の樹脂表層に用いることにより、上記課題を達成できることを見出した。

0006

すなわち、本発明は、イソソルバイド由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる樹脂フィルムの層を有する加飾シートである。

0007

第2の発明は、表層側から順に、イソソルバイドに由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる透明樹脂フィルムの層;印刷層;及び着色樹脂フィルムの層を有する加飾シートである。

発明の効果

0008

本発明の加飾シートは、耐汚染性に優れる。そのため自動車のシフトノブ、インスツルメントパネル、及びハンドブレーキなどの手で触れる部品を加飾・化粧するための加飾シートとして好適に用いることができる。

0009

本発明の加飾シートは、イソソルバイドに由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる樹脂フィルムの層を有する。好ましくは表層側から順に、イソソルバイドに由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる透明樹脂フィルムの層;印刷層;及び着色樹脂フィルムの層を有する。

0010

イソソルバイドは、下記の化学式で表されるジヒドロキシ化合物である。

0011

0012

イソソルバイドに由来する構造単位を有することにより、ポリカーボネート系樹脂の耐汚染性が飛躍的に向上することは驚くべきことである。

0013

上記樹脂(A)は、イソソルバイド、イソソルバイド以外のジヒドロキシ化合物、及び炭酸ジエステルを用い、任意の方法で重合させることにより得ることができる。その際に、例えば、特開2008−024919号公報、国際公開第2004/111106号、及び国際公開2007/013463号などに記載された技術を用いることができる。

0014

上記樹脂(A)を用い、上記樹脂(A)からなる樹脂フィルムを得る方法は、特に制限されない。例えば、Tダイ押出製膜法、及びカレンダーロール圧延製膜法などの任意の方法で得ることができる。

0015

上記樹脂(A)からなる樹脂フィルムの層は1層に限らず、2層以上であってもよい。上記樹脂(A)からなる樹脂フィルムの層の厚みは、特に制限されないが、通常10〜1500μm、好ましくは20〜500μm、より好ましくは50〜200μmであってよい。

0016

上記樹脂(A)からなる樹脂フィルムは、好ましくは透明樹脂フィルムである。ここで「透明」とは、上記樹脂(A)からなる樹脂フィルムの奥に存在する印刷層の模様が、目視判別できるという意味である。加飾シートに付与しようとする意匠により、透明性は高くてもよく、低くてもよい。透明性を調節する方法としては、例えば、上記樹脂(A)に着色剤等を含ませる方法などをあげることができる。

0017

上記着色樹脂フィルムの層は、本発明の加飾シートに意匠を付与し、隠蔽層としての働きをする。

0018

上記着色樹脂フィルムとしては、制限されず、任意の着色樹脂フィルムを用いることができる。例えば、芳香族ポリエステル脂肪族ポリエステルなどのポリエステル系樹脂アクリル系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ポリメタアクリルイミド系樹脂ポリエチレンポリプロピレン、及びポリメチルペンテンなどのポリオレフィン系樹脂セロファントリアセチルセルロースジアセチルセルロース、及びアセチルセルロースブチレートなどのセルロース系樹脂ポリスチレンアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合樹脂ABS樹脂)、スチレンエチレン・ブタジエン・スチレン共重合体、及びスチレン・エチレン・ブタジエン・スチレン共重合体などのスチレン系樹脂ポリ塩化ビニル系樹脂ポリ塩化ビニリデン系樹脂ポリフッ化ビニリデンなどの含弗素系樹脂;その他、ポリビニルアルコールエチレンビニルアルコールポリエーテルエーテルケトンナイロンポリアミドポリイミドポリウレタンポリエーテルイミドポリスフォンポリエーテルスルフォン;などの着色樹脂フィルムをあげることができる。これらのフィルムは、無延伸フィルム一軸延伸フィルム二軸延伸フィルム包含する。またこれらの1種以上を2層以上積層した積層フィルムを包含する。

0019

上記印刷層は、本発明の加飾シートに高い意匠性を付与するために設けるものであり、任意の模様を任意のインキと任意の印刷機を使用して印刷することにより形成することができる。

0020

印刷は、直接又はアンカーコートを介して、上記透明樹脂フィルム又は上記着色樹脂フィルムの上に、好ましくは上記着色樹脂フィルムの上に施すことができる。模様としては、ヘアライン等の金属調模様木目模様大理石等の岩石の表面を模した石目模様布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、寄木模様、及びパッチワークなどをあげることができる。印刷インキとしては、バインダー顔料溶剤、安定剤、可塑剤触媒、及び硬化剤等を適宜混合したものを使用することができる。上記バインダーとしては、例えば、ポリウレタン系樹脂塩化ビニル酢酸ビニル系共重合体樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニルアクリル系共重合体樹脂塩素化ポリプロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂ブチラール系樹脂ポリスチレン系樹脂ニトロセルロース系樹脂、及び酢酸セルロース系樹脂などの樹脂、及びこれらの樹脂組成物を使用することができる。

0021

上記透明樹脂フィルムと上記着色樹脂フィルムとの積層は、特に制限されず、任意の方法で行うことができる。例えば、ドライラミネートなどの方法をあげることができる。

0022

以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。

0023

測定方法
(イ)耐汚染性1(日焼け止めクリーム):
株式会社コーセーの日焼け止めクリーム「肌精サンプロテト(商品名)」1ミリリットルを、加飾シートの透明樹脂フィルム面に、1辺3cmの正方形の大きさに塗り、温度55℃で24時間放置した後、日本製紙クレシア株式会社の産業用ワイパーキムワイプS−200(商品名)」を用いて日焼け止めクリームの拭取りを試み、以下の基準で評価した。
◎:水を産業用ワイパーにふくませることにより、容易に拭取ることができた。
○:水では拭取り難いが、中性洗剤又はエタノールを産業用ワイパーにふくませることにより、容易に拭取ることができた。
△:中性洗剤やエタノールを産業用ワイパーにふくませても、完全に拭取ることはできず、少し汚染が残る。
×:中性洗剤やエタノールを産業用ワイパーにふくませても、拭取ることはできず、明確に汚染が残る。

0024

(ロ)耐汚染性2(日焼け止めクリーム):
温度を80℃に変更したこと以外は、上記試験(イ)と同様に行い、同基準で評価した。

0025

(ハ)耐汚染性3(ハンドクリーム):
花王株式会社のハンドクリーム「ニベア(商品名)」1ミリリットルを、加飾シートの透明樹脂フィルム面に、1辺3cmの正方形の大きさに塗り、55℃で24時間放置した後、日本製紙クレシア株式会社の産業用ワイパー「キムワイプS−200(商品名)」を用いてハンドクリームの拭取りを試み、以下の基準で評価した。
◎:水を産業用ワイパーにふくませることにより、容易に拭取ることができた。
○:水では拭取り難いが、中性洗剤又はエタノールを産業用ワイパーにふくませることにより、容易に拭取ることができた。
△:中性洗剤やエタノールを産業用ワイパーにふくませても、完全に拭取ることはできず、少し汚染が残る。
×:中性洗剤やエタノールを産業用ワイパーにふくませても、拭取ることはできず、明確に汚染が残る。

0026

(ニ)耐汚染性4(ハンドクリーム):
温度を80℃に変更したこと以外は、上記試験(ハ)と同様に行い、同基準で評価した。

0027

(ホ)真空成形性
(1)樹脂製基体の製造:
テクポリマー株式会社製のABS/PCアロイ樹脂「エクセロイCK50(商品名)」を用い、100トン射出成型機を使用し、シリンダー温度260℃、金型温度70℃、射出速度250mm/sec、及び保持圧50MPaの条件で、熱可塑性樹脂製基体射出成型した。図1は得られた基体を写真撮影したものである。
(2)成形品の製造:
上記(1)で得た基体と加飾シートを用い、真空成形法を使用し、上述のようにして、基体の表面が加飾シートで被覆された成形品を得た。このとき空間4の圧力は1.0×10−3KPaであった。得られた成形品を温度23℃、相対湿度50%の環境で24時間以上状態調節した。
(3)真空成形性の評価:
上記(2)で得た成形品の外観を目視観察し、以下の基準で評価した。
○:ヒビ割れ膨れ、及び凹凸などの外観不良は認められない。
△:曲率半径の小さい箇所において、僅かなヒビや割れなどの外観不良が認められる。
×:ヒビ、割れ、膨れ、及び凹凸などの外観不良が認められる。

0028

使用した原材料
(A)イソソルバイドに由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂:
(A−1)三菱化学株式会社の「デュビオD7340R(商品名)」。
(A−2)三菱化学株式会社の「デュラビオD5380R(商品名)」。

0029

(A’)比較樹脂:
(A’−1)住化スタイロンポリカーボネート株式会社の芳香族ポリカーボネート系樹脂カリバー301−4(商品名)」。
(A’−2)旭化成ケミカルズ株式会社のアクリル系樹脂「デルペット60N(商品名)」。
(A’−3)イーストマンケミカルカンパニーの非晶性芳香族ポリエステル系樹脂「KODAR PETG GS1(商品名)」。

0030

(B)印刷インキ
(B−1)酢酸ビニルに由来する構成単位含有量が15質量%である塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体80質量%とアクリル系樹脂20質量%との混合物ビヒクルとする藍色インキ藍色顔料を、ビヒクル100質量部に対して、47質量部含む。溶剤は、メチルエチルケトン:1−メトキシ2−プロパノール=20:80(質量比)の混合溶剤である。

0031

(C)着色樹脂フィルム:
(C−1)厚さ80μmの白色のポリ塩化ビニル系樹脂フィルム。

0032

(D)接着剤
(D−1)DICグラフィックス株式会社の塩化ビニル・酢酸ビニル・アクリル共重合体系接着剤「VTP−NT(商品名)」。

0033

実施例1
押出機、Tダイ、及びニップ方式の引巻取機を備えた製膜装置を使用し、上記(A−1)を用い、Tダイ出口樹脂温度245℃の条件で、厚さ100μmの透明樹脂フィルムを得た。次に上記(C−1)の片面に、上記(B−1)を用いて模様を印刷した。次に上記で得た透明樹脂フィルムと上記(C−1)の印刷面とを、上記(D−1)を用いて貼合し、加飾シートを得た。上記試験(イ)〜(ホ)を行った。結果を表1に示す。

0034

実施例2、比較例1〜3
透明樹脂フィルムの原料として上記(A−1)の替わりに、表1に示すものを用いたこと以外は、全て実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。

0035

実施例

0036

本発明の加飾シートは、耐汚染性に優れ、三次元成形性も良好である。

図面の簡単な説明

0037

真空成形性の評価で用いた基体である。
真空成形法を説明する図である。
本発明の加飾シートの一例を示す断面図である。

0038

1:加飾フィルム
2:ヒーター
3:基体
4:加飾フィルムと基体との間の空間
5:成形品
6:イソソルバイドに由来する構造単位を有するポリカーボネート系樹脂(A)からなる透明樹脂フィルムの層
7:接着剤層
8:印刷層
9:着色樹脂フィルムの層

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ