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技術 通信システム、通信装置および通信制御方法

出願人 NECプラットフォームズ株式会社
発明者 千釜暁猪股洋
出願日 2015年3月31日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2015-071444
公開日 2016年11月10日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2016-192671
状態 特許登録済
技術分野 時分割多重化通信方式
主要キーワード 規則的周期 初期化フレーム 転送位置 切替直後 コアヘッダ 初期化メッセージ 転送品質 可変長フレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

スクランブル不整合を回避し切替後フレーム転送遅延を低減する通信ステム通信装置および通信制御方法を提供する。

解決手段

第一の通信装置(10)が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、一のフレームに適用したスクランブル処理初期化し、スクランブル初期化フレームを送信した後で、前記初期化されたスクランブル処理を適用した前記他のフレームを第二の通信装置(20)へ送信し、第二の通信装置(20)が、第一の通信装置(10)からスクランブル初期化フレームを受信した場合、デスクランブル処理を初期化し、スクランブル初期化フレームに続いて受信したフレームに対して初期化されたデスクランブル処理を適用する。

概要

背景

近年、イーサネット登録商標)のMAC(Media Access Control)フレームなどの可変長フレームをSONET/SDH(Synchronous Optical NETwork / Synchronous Digital Hierarchy)上で転送するための技術として、GFP(Generic Framing Procedure)が注目されている。GFPは、各種プロトコル可変長パケットトランスポートネットワーク上にマッピングする際の効率的なカプセル化手法を提供する(非特許文献1参照)。

複数のストリームの各々がGFPフレームからなり、複数のストリームの一つのストリームから別のストリームへ切り替えて転送する通信装置を考える。現在選択しているストリーム(以下、選択系という。)から別のストリーム(以下、非選択系という。)へ切り替える場合、選択系のGFPフレームが転送途中であれば、通常、選択系のGFPフレームの転送が終了するまで非選択系のGFPフレームをキューにて待ち状態にする。選択系のGFPフレームの転送が終了すれば、選択系から非選択系に切り替え、当該非選択系のGFPフレームを新たに選択系として転送を行う。以下同様にして、複数の系を切り替えてGFPフレームを転送することができる。

概要

スクランブル不整合を回避し切替後のフレームの転送遅延を低減する通信ステム、通信装置および通信制御方法を提供する。第一の通信装置(10)が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、一のフレームに適用したスクランブル処理初期化し、スクランブル初期化フレームを送信した後で、前記初期化されたスクランブル処理を適用した前記他のフレームを第二の通信装置(20)へ送信し、第二の通信装置(20)が、第一の通信装置(10)からスクランブル初期化フレームを受信した場合、デスクランブル処理を初期化し、スクランブル初期化フレームに続いて受信したフレームに対して初期化されたデスクランブル処理を適用する。

目的

GFPは、各種プロトコルの可変長パケットをトランスポートネットワーク上にマッピングする際の効率的なカプセル化手法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

スクランブル処理されたフレーム通信装置間転送する通信ステムであって、第一の通信装置が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記一のフレームに適用したスクランブル処理を初期化し、スクランブル初期化フレームを送信した後で、前記初期化されたスクランブル処理を適用した前記他のフレームを第二の通信装置へ送信し、前記第二の通信装置が、前記第一の通信装置から前記スクランブル初期化フレームを受信した場合、デスクランブル処理を初期化し、前記スクランブル初期化フレームに続いて受信したフレームに対して前記初期化されたデスクランブル処理を適用する、ことを特徴とする通信システム。

請求項2

前記一のフレームの転送完了時間が前記他のフレームの転送開始時間より長い場合に、前記他のフレームへの転送切替を発生させることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。

請求項3

前記他のフレームは前記一のフレームよりも優先度の高いフレームであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。

請求項4

前記一のフレーム、前記他のフレームおよび前記スクランブル初期化フレームは、いずれもGFP(Generic Framing Procedure)フレームであることを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の通信システム。

請求項5

スクランブル処理されたフレームを他の通信装置へ送信する通信装置であって、複数のフレームを切り替える切替手段と、切替後のフレームをスクランブルして送信フレームを生成するスクランブル手段と、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記スクランブル手段を初期化し、初期化された前記スクランブル手段によりスクラブルされた前記他のフレームの前にスクランブル初期化フレームを挿入して前記他の通信装置へ送信する制御手段と、を有することを特徴とする通信装置。

請求項6

スクランブル処理されたフレームを他の通信装置から受信する通信装置であって、前記他の通信装置から受信したフレームからスクランブル処理化フレームを検出する検出手段と、前記他の通信装置から受信したフレームをデスクランブルするデスクランブル手段と、を有し、前記検出手段が、前記スクランブル処理化フレームを検出すると、前記デスクランブル手段を初期化し、当該デスクランブル手段が当該スクランブル初期化用フレームに続く受信フレームをデスクランブルする、ことを特徴とする通信装置。

請求項7

スクランブル処理されたフレームを通信装置間で転送する通信システムの通信制御方法であって、第一の通信装置が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記一のフレームに適用したスクランブル処理を初期化し、スクランブル初期化フレームを送信した後で、前記初期化されたスクランブル処理を適用した前記他のフレームを第二の通信装置へ送信し、前記第二の通信装置が、前記第一の通信装置から前記スクランブル初期化フレームを受信した場合、デスクランブル処理を初期化し、前記スクランブル初期化フレームに続いて受信したフレームに対して前記初期化されたデスクランブル処理を適用する、ことを特徴とする通信制御方法。

請求項8

スクランブル処理されたフレームを他の通信装置へ送信する通信装置の通信制御方法であって、切替手段が一のフレームを他のフレームへ切り替え、スクランブル手段が切替後のフレームをスクランブルして送信フレームを生成し、制御手段が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記スクランブル手段を初期化し、初期化された前記スクランブル手段によりスクラブルされた前記他のフレームの前にスクランブル初期化フレームを挿入して前記他の通信装置へ送信する、ことを特徴とする通信制御方法。

請求項9

スクランブル処理されたフレームを他の通信装置から受信する通信装置の通信制御方法であって、検出手段が、前記他の通信装置から受信したフレームからスクランブル処理化フレームを検出し、デスクランブル手段が、前記他の通信装置から受信したフレームをデスクランブルし、前記検出手段が、前記スクランブル処理化フレームを検出すると、前記デスクランブル手段を初期化し、前記デスクランブル手段が当該スクランブル初期化フレームに続く受信フレームをデスクランブルする、ことを特徴とする通信制御方法。

請求項10

スクランブル処理されたフレームを他の通信装置へ送信する通信装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、切替手段が一のフレームを他のフレームへ切り替え、スクランブル手段が切替後のフレームをスクランブルして送信フレームを生成し、制御手段が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記スクランブル手段を初期化し、初期化された前記スクランブル手段によりスクラブルされた前記他のフレームの前にスクランブル初期化フレームを挿入して前記他の通信装置へ送信する、ように前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。

技術分野

0001

本発明は、複数のトラフィック切り替え転送する通信ステム通信装置およびその切替制御技術に関する。

背景技術

0002

近年、イーサネット登録商標)のMAC(Media Access Control)フレームなどの可変長フレームをSONET/SDH(Synchronous Optical NETwork / Synchronous Digital Hierarchy)上で転送するための技術として、GFP(Generic Framing Procedure)が注目されている。GFPは、各種プロトコル可変長パケットトランスポートネットワーク上にマッピングする際の効率的なカプセル化手法を提供する(非特許文献1参照)。

0003

複数のストリームの各々がGFPフレームからなり、複数のストリームの一つのストリームから別のストリームへ切り替えて転送する通信装置を考える。現在選択しているストリーム(以下、選択系という。)から別のストリーム(以下、非選択系という。)へ切り替える場合、選択系のGFPフレームが転送途中であれば、通常、選択系のGFPフレームの転送が終了するまで非選択系のGFPフレームをキューにて待ち状態にする。選択系のGFPフレームの転送が終了すれば、選択系から非選択系に切り替え、当該非選択系のGFPフレームを新たに選択系として転送を行う。以下同様にして、複数の系を切り替えてGFPフレームを転送することができる。

先行技術

0004

ITU-T勧告G.7041/Y.1303(04/2011)

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上述した切替制御では、非選択系のGFPフレームが選択系の転送が終了するまで待ち状態となるために、転送遅延が発生するという問題がある。規則的周期性を持つサーキットエミュレーションサービスなど、低遅延遅延変動が少ない特性が求められるサービスにとって、このような遅延は解消する必要がある。

0006

考えられる遅延解消方法としては、選択系のGFPフレ−ムを転送している途中で系の切替要求が発生した場合、選択系のGFPフレームの転送を中断し、非選択系のGFPフレームの転送に切替えることである。この場合、受信側のGFPフレーム同期回路は、フレーム内のコアヘッダを参照して同期処理を行い、同期確立した後にFrame−by—Frameだけで次フレームのコアヘッダを参照すると、切替直後のGFPフレームに対して同期を確立することができない。そこで、選択系のフレームに対して同期確立した後、Frame−by−FrameとByte−by−Byteの両方でコアヘッダの検出を行うようにすることで、切替直後の新たなGFPフレームに対する同期確立が可能となる。

0007

しかしながら、切替直後のGFPフレームに対する同期確立ができたとしても、先のGFPフレームは中断されたために一つのフレームとして成立していない。非特許文献1に規定されているように、GFPフレーム内のペイロードスクランブルかけられおり、スクランブルは前のフレームから継続している。したがって、送信側において、選択系のGFPフレームの転送を中断して非選択系のGFPフレームの転送に切替えた場合、受信側では、中断されたGFPフレームのスクランブルが維持されるために切替直後のGFPフレームのペイロードのスクランブルをデスクランブルできなくなり、当該GFPフレームが廃棄されてしまうという問題が生じる。

0008

そこで、本発明の目的は、スクランブルの不整合を回避し切替後のフレームの転送遅延を低減する通信システム、通信装置および通信制御方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明による通信システムは、スクランブル処理されたフレームを通信装置間で転送する通信システムであって、第一の通信装置が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記一のフレームに適用したスクランブル処理を初期化し、スクランブル初期化フレームを送信した後で、前記初期化されたスクランブル処理を適用した前記他のフレームを第二の通信装置へ送信し、前記第二の通信装置が、前記第一の通信装置から前記スクランブル初期化フレームを受信した場合、デスクランブル処理を初期化し、前記スクランブル初期化フレームに続いて受信したフレームに対して前記初期化されたデスクランブル処理を適用する、ことを特徴とする。
本発明による通信装置は、スクランブル処理されたフレームを他の通信装置へ送信する通信装置であって、複数のフレームを切り替える切替手段と、切替後のフレームをスクランブルして送信フレームを生成するスクランブル手段と、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記スクランブル手段を初期化し、初期化された前記スクランブル手段によりスクラブルされた前記他のフレームの前にスクランブル初期化フレームを挿入して前記他の通信装置へ送信する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による通信装置は、スクランブル処理されたフレームを他の通信装置から受信する通信装置であって、前記他の通信装置から受信したフレームからスクランブル処理化フレームを検出する検出手段と、前記他の通信装置から受信したフレームをデスクランブルするデスクランブル手段と、を有し、前記検出手段が、前記スクランブル処理化フレームを検出すると、前記デスクランブル手段を初期化し、当該デスクランブル手段が当該スクランブル初期化用フレームに続く受信フレームをデスクランブルする、ことを特徴とする。
本発明による通信制御方法は、スクランブル処理されたフレームを通信装置間で転送する通信システムの通信制御方法であって、第一の通信装置が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記一のフレームに適用したスクランブル処理を初期化し、スクランブル初期化フレームを送信した後で、前記初期化されたスクランブル処理を適用した前記他のフレームを第二の通信装置へ送信し、前記第二の通信装置が、前記第一の通信装置から前記スクランブル初期化フレームを受信した場合、デスクランブル処理を初期化し、前記スクランブル初期化フレームに続いて受信したフレームに対して前記初期化されたデスクランブル処理を適用する、ことを特徴とする。
本発明による通信制御方法は、スクランブル処理されたフレームを他の通信装置へ送信する通信装置の通信制御方法であって、切替手段が一のフレームを他のフレームへ切り替え、スクランブル手段が切替後のフレームをスクランブルして送信フレームを生成し、制御手段が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記スクランブル手段を初期化し、初期化された前記スクランブル手段によりスクラブルされた前記他のフレームの前にスクランブル初期化フレームを挿入して前記他の通信装置へ送信する、ことを特徴とする。
本発明による通信制御方法は、スクランブル処理されたフレームを他の通信装置から受信する通信装置の通信制御方法であって、検出手段が、前記他の通信装置から受信したフレームからスクランブル処理化フレームを検出し、デスクランブル手段が、前記他の通信装置から受信したフレームをデスクランブルし、前記検出手段が、前記スクランブル処理化フレームを検出すると、前記デスクランブル手段を初期化し、前記デスクランブル手段が当該スクランブル初期化フレームに続く受信フレームをデスクランブルする、ことを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明により、スクランブルの不整合を回避し切替後のフレームの転送遅延を低減することができる。

図面の簡単な説明

0011

図1は本発明の一実施形態による通信システムにおける送信側通信装置および受信側通信装置の構成を示すブロック図である。
図2は、本実施形態による転送中断時の切替制御を説明するためのスクランブル初期化用フレームのフォーマットおよび挿入位置を示すタイムチャートである。
図3は本実施形態による通信システムの動作を説明するためのタイムチャートである。
図4は本実施形態による送信側の切替制御を示すフローチャートである。
図5は本実施形態による受信側の切替制御を示すフローチャートである。

実施例

0012

<実施形態の概要
本発明の一実施形態によれば、送信側で、フレーム転送の切替が発生すると、それまでのスクランブル処理を初期化してスクランブル初期化用メッセージを送信し、それに続いて、初期化されたスクランブル処理を適用した切替後のフレームを転送する。したがって、受信側では、スクランブル初期化用メッセージが先に受信されることにより、自局のデスクランブル処理を初期化することができ、それに続く切替後のフレームをデスクランブルすることが可能となる。これによりスクランブル処理の不整合が回避できると共に、転送遅延をスクランブル処理化用メッセージの長さ分だけに抑えることができる。

0013

言い換えれば、切替後のフレームの前にスクランブル初期化メッセージを送信することにより、送信側と受信側との間でスクランブル初期化のタイミングを合わせることができ、切替直後のフレームを有効にデスクランブルすることが可能となる。たとえば、スクランブル処理化用メッセージを受信することで、受信側のスクランブル生成多項式リセットされ、リセットされたスクランブル生成多項式を用いて切替後のGFPフレームを有効にデスクランブルすることが可能となる。

0014

以下、GFPフレームを用いた通信システムを例示して、本実施形態によるフレーム転送切替制御について詳細に説明する。

0015

1.システム構成
図1に示すように、本発明の一実施形態による通信システムは、送信側通信装置10と受信側通信装置20とが伝送ネットワークで接続され、送信側通信装置10が複数のストリームを切り替えて受信側通信装置20へ送信できるものとする。各ストリームはGFPフレームからなり、上述したように、隣接する通信装置間で転送されるGFPフレームのペイロードにはスクランブルがかけられているものとする。ここでは、一例として、二つのストリーム1および2のいずれかが選択されて受信側通信装置20へ送信される場合を示すが、ストリーム間の転送切替に限定されるものではなく、異なるGFPフレーム間での転送切替であってもよい。

0016

送信側通信装置10は、ストリーム1のGFPフレームをデスクランブルするデスクランブル処理部101と、ストリーム2のGFPフレームをデスクランブルするデスクランブル処理部102と、送信切替部と、を有し、送信切替部は、切替部103、スクランブル処理部104、挿入部105、スクランブル初期化部106、およびスクランブル初期化用フレーム生成部107を有する。切替制御部108は、送信切替部の切替部103、スクランブル初期化部106およびスクランブル初期化用フレーム生成部107に対して切替指示を出力して、後述する通常時あるいは中断時の切替制御を実行する。

0017

切替部103は、切替制御部108からの切替指示に従ってデスクランブル処理部101および102から出力されたいずれかのストリームを選択し、スクランブル処理部104へ出力する。スクランブル処理部104は、選択されたストリームのGFPフレーム(選択系GFPフレーム)に対してスクランブル処理を実行し、挿入部105へ出力する。スクランブル処理部104はスクランブル生成多項式を用いてスクランブルを実行するが、スクランブル生成多項式はスクランブル初期化部106により初期化される。

0018

挿入部105はスクランブル初期化用フレーム生成部107により生成されたスクランブル初期化用フレームを切替直後のGFPフレームの前に挿入して送信する。

0019

スクランブル初期化部106は、切替制御部108からの中断切替指示を受けると、スクランブル処理部104のスクランブル生成多項式を初期化する。スクランブル初期化用フレーム生成部107は、切替制御部108からの中断切替指示を受けると、スクランブル初期化用フレームを生成して挿入部105を通して切替直後のGFPフレームの前に送信する。

0020

受信側通信装置20は、GFPフレーム同期処理部201、デスクランブル処理部202およびスクランブル初期化用フレーム検出部203を有する。後述するように、受信側通信装置20は、送信側通信装置10から受信したスクランブル初期化用フレームによってデスクランブル処理部202のスクランブル生成多項式を初期化し、切替後のGFPフレームの同期確立および有効なデスクランブルを実行することができる。

0021

<スクランブル初期化用フレーム>
図2に例示するように、GFPフレームは、コアヘッダ、ペイロードおよびFCSにより構成される。スクランブル初期化用フレームはGFPフレームであり、切替後のGFPフレームの転送遅延を最小限に抑えるため、GFPの最少フレームサイズ(6バイト)で構成される。またペイロードには、受信側が受信フレームをスクランブル初期化用フレームとして検出できるように「6A6A(HEX)」の値が識別子として書き込まれている。したがって、受信側通信装置20のスクランブル初期化用フレーム検出部203は、GFPフレーム同期処理部201で同期検出された情報を基に、受信したフレームのペイロードが「6A6A(HEX)」であるか否かを判断し、「6A6A(HEX)」であれば、スクランブル初期化用フレームを受信したのでデスクランブル処理部202を初期化する。

0022

なお、送信側通信装置10の送信切替部(103〜107)および切替制御部108は、図示しないメモリに格納されたプログラムコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)上で実行することにより同等の機能を実現することができる。また、受信側通信装置20のGFPフレーム同期処理部201、デスクランブル処理部202およびスクランブル初期化用フレーム検出部203も、図示しないメモリに格納されたプログラムをコンピュータ(CPU)上で実行することにより同等の機能を実現することができる。

0023

2.動作
次に、図3図5を参照しながら、本実施形態による通信システム、送信側通信装置および受信側通信装置の各動作について詳細に説明する。

0024

図3に例示するように、送信側通信装置10において、ストリーム1のGFPフレームがスクランブル処理され受信側通信装置20へ送信されている途中で、たとえば優先度の高いストリーム2のGFPフレームが受信され、ストリーム2への切替指示が発生したとする。この場合、ストリーム2のGFPフレームが新たに選択系GFPフレームとなり、スクランブル生成多項式が初期化され、その選択系GFPフレームが転送される前に、スクランブル初期化用フレームが生成されて送信される。受信側通信装置20は、スクランブル初期化用フレームを検出することで自局のスクランブル生成多項式を初期化し、それに続いて受信するGFPフレームを有効にデスクランブルすることができる。

0025

以下、図3に示すように、ストリーム1のGFPフレームが選択系GFPフレームとして転送され、その転送途中でストリーム2のGFPフレーム(非選択系GFPフレーム)への切替指示が発生した場合を一例として、送信側および受信側の切替制御動作について詳細に説明する。

0026

2.1)送信側切替制御
図4において、切替制御部108は、非選択系GFPフレーム)への切替要求が発生すると(動作301;YES)、選択系GFPフレームの転送完了予測時間T1と非選択系GFPフレームの転送開始予測時間T2とを計算する(動作302)。

0027

図3に示す例では、ストリーム1の選択系GFPフレームの転送完了予測位置が当該GFPフレームの同期が確立した時に決定されているので、現在の転送位置から転送完了予測位置までのバイト数を時間T1として計算することができる。また、非選択GFPフレームの転送開始予測時間T2は、スクランブル初期化用フレームのサイズ(ここでは最少フレームサイズの6バイト)を含めて決定することができる。

0028

続いて、切替制御部108は、選択系GFPフレームの転送完了予測時間T1と非選択系GFPフレームの転送開始予測時間T2とを比較する(動作303)。切替後のGFPフレームの転送開始時間T2が転送途中のGFPフレームの転送完了時間T1よりも遅くなる場合には(動作303のNO:T1≦T2)、切替制御部108は、中断切替処理を行わず、選択系の転送完了後に非選択系への切替(通常の切替処理)を行う(動作304)。

0029

切替後のGFPフレームの転送開始時間T2が転送途中のGFPフレームの転送完了時間T1より早くなる場合には(動作303のYES:T1>T2)、切替制御部108は、中断切替処理を実行する(動作305−307)。すなわち、切替制御部108は切替部103を切り替えて非選択系GFPフレームを選択し、転送中の選択系GFPフレームの送信を中断する(動作305)。

0030

さらに、切替制御部108は、切替後のGFPフレームを送信する前に、スクランブル初期化部106によりスクランブル処理部104のスクランブル生成多項式を初期化し、スクランブル初期化用フレーム生成部107によりスクランブル初期化用フレームを生成して挿入部105を通して送信する(動作306)。

0031

こうして、切替後のGFPフレームは、初期化されたスクランブル生成多項式を用いてスクランブルされ、スクランブル初期化用フレームに続いて送信される(動作307)。

0032

2.2)受信側切替制御
図5において、GFPフレーム同期処理部201は、送信側から受信したGFPフレームのコアヘッダにあるHEC(Header with Error Control)を監視することでフレーム同期処理を実行する(動作401)。すなわち、同期が確立していない状態ではHECをByte-by-Byteで監視し、HECを検出することでPre−Sync状態遷移する。ここからFrame-by-FrameでHECの一致を監視し、一致するとSync状態に遷移する。GFPフレーム同期処理部201は、中断後のGFPフレームを検出するために、Frame-by-Frameにより次のGFPフレームのHECを参照すると共に、Byte-by-ByteでのHEC一致も監視する。

0033

続いて、スクランブル初期化用フレーム検出部203は、GFPフレーム同期処理部201によってHEC検出された情報を基に、ペイロードが「6A6A」であるか否か、すなわち受信フレームがスクランブル初期化用フレームであるか否かを判断する(動作402)。スクランブル初期化用フレームであれば(動作402のYES)、スクランブル初期化用フレーム検出部203はデスクランブル処理部202のスクランブル生成多項式の初期化を行い(動作403)、デスクランブル処理部202は切替後のGFPフレームに対して有効なデスクランブルを実行する(動作404)。なお、受信フレームがスクランブル初期化用フレームでない場合には(動作402のNO)、スクランブル生成多項式の初期化を行わずに、そのままデスクランブルを実行する(動作404)。

0034

3.効果
上述したように、本実施形態によれば、選択系のGFPフレームの転送途中に非選択系のGFPフレームへの転送切替を実施する場合、選択系のGFPフレームの転送終了を待たずに、非選択系のGFPフレームに切り替え、スクランブル初期化用フレームを送信した後に切替後のGFPフレームを転送する。これにより切替後のGFPフレームの転送遅延を少なくすることができ、揺らぎのない転送を実現でき、低遅延で遅延変動が少ない特性が求められるサービスへの対応が可能になる。

0035

4.他の実施形態
上述した実施形態では、選択系のGFPフレームを転送中に別の系のGFPフレームに切り替える場合を例示したが、異なる系の間あるいはGFPフレーム間に優先度が予め設定されていれば、優先度に従って切替指示を行ってもよい。たとえば、各GFPフレームに対して優先度を設定し、低優先のGFPフレーム転送中に高優先のGFPフレームを受信した場合には、高優先のGFPフレームに切り替えて転送することもできる。

0036

5.付記
上述した実施形態の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
スクランブル処理されたフレームを通信装置間で転送する通信システムであって、
第一の通信装置が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記一のフレームに適用したスクランブル処理を初期化し、スクランブル初期化フレームを送信した後で、前記初期化されたスクランブル処理を適用した前記他のフレームを第二の通信装置へ送信し、
前記第二の通信装置が、前記第一の通信装置から前記スクランブル初期化フレームを受信した場合、デスクランブル処理を初期化し、前記スクランブル初期化フレームに続いて受信したフレームに対して前記初期化されたデスクランブル処理を適用する、
ことを特徴とする通信システム。
(付記2)
前記一のフレームの転送完了時間が前記他のフレームの転送開始時間より長い場合に、前記他のフレームへの転送切替を発生させることを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記他のフレームは前記一のフレームよりも優先度の高いフレームであることを特徴とする付記1または2に記載の通信システム。
(付記4)
前記一のフレーム、前記他のフレームおよび前記スクランブル初期化フレームは、いずれもGFP(Generic Framing Procedure)フレームであることを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記5)
スクランブル処理されたフレームを他の通信装置へ送信する通信装置であって、
複数のフレームを切り替える切替手段と、
切替後のフレームをスクランブルして送信フレームを生成するスクランブル手段と、
一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記スクランブル手段を初期化し、初期化された前記スクランブル手段によりスクラブルされた前記他のフレームの前にスクランブル初期化フレームを挿入して前記他の通信装置へ送信する制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
(付記6)
前記制御手段は、前記一のフレームの転送完了時間が前記他のフレームの転送開始時間より長い場合に、前記他のフレームへの転送切替を発生させることを特徴とする付記5に記載の通信装置。
(付記7)
前記他のフレームは前記一のフレームよりも優先度の高いフレームであることを特徴とする付記5または6に記載の通信装置。
(付記8)
スクランブル処理されたフレームを他の通信装置から受信する通信装置であって、
前記他の通信装置から受信したフレームからスクランブル処理化フレームを検出する検出手段と、
前記他の通信装置から受信したフレームをデスクランブルするデスクランブル手段と、
を有し、前記検出手段が、前記スクランブル処理化フレームを検出すると、前記デスクランブル手段を初期化し、当該デスクランブル手段が当該スクランブル初期化用フレームに続く受信フレームをデスクランブルする、ことを特徴とする通信装置。
(付記9)
前記一のフレーム、前記他のフレームおよび前記スクランブル初期化フレームは、いずれもGFP(Generic Framing Procedure)フレームであることを特徴とする付記5−8のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記10)
スクランブル処理されたフレームを通信装置間で転送する通信システムの通信制御方法であって、
第一の通信装置が、
一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記一のフレームに適用したスクランブル処理を初期化し、
スクランブル初期化フレームを送信した後で、前記初期化されたスクランブル処理を適用した前記他のフレームを第二の通信装置へ送信し、
前記第二の通信装置が、
前記第一の通信装置から前記スクランブル初期化フレームを受信した場合、デスクランブル処理を初期化し、
前記スクランブル初期化フレームに続いて受信したフレームに対して前記初期化されたデスクランブル処理を適用する、
ことを特徴とする通信制御方法。
(付記11)
前記一のフレームの転送完了時間が前記他のフレームの転送開始時間より長い場合に、前記他のフレームへの転送切替を発生させることを特徴とする付記10に記載の通信制御方法。
(付記12)
前記他のフレームは前記一のフレームよりも優先度の高いフレームであることを特徴とする付記10または11に記載の通信制御方法。
(付記13)
スクランブル処理されたフレームを他の通信装置へ送信する通信装置の通信制御方法であって、
切替手段が一のフレームを他のフレームへ切り替え、
スクランブル手段が切替後のフレームをスクランブルして送信フレームを生成し、
制御手段が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記スクランブル手段を初期化し、初期化された前記スクランブル手段によりスクラブルされた前記他のフレームの前にスクランブル初期化フレームを挿入して前記他の通信装置へ送信する、
ことを特徴とする通信制御方法。
(付記14)
前記制御手段が、前記一のフレームの転送完了時間が前記他のフレームの転送開始時間より長い場合に、前記他のフレームへの転送切替を発生させることを特徴とする付記13に記載の通信制御方法。
(付記15)
前記他のフレームは前記一のフレームよりも優先度の高いフレームであることを特徴とする付記13または14に記載の通信制御方法。
(付記16)
スクランブル処理されたフレームを他の通信装置から受信する通信装置の通信制御方法であって、
検出手段が、前記他の通信装置から受信したフレームからスクランブル処理化フレームを検出し、
デスクランブル手段が、前記他の通信装置から受信したフレームをデスクランブルし、
前記検出手段が、前記スクランブル処理化フレームを検出すると、前記デスクランブル手段を初期化し、
前記デスクランブル手段が当該スクランブル初期化フレームに続く受信フレームをデスクランブルする、
ことを特徴とする通信制御方法。
(付記17)
前記一のフレーム、前記他のフレームおよび前記スクランブル初期化フレームは、いずれもGFP(Generic Framing Procedure)フレームであることを特徴とする付記10−16のいずれか1項に記載の通信制御方法。
(付記18)
スクランブル処理されたフレームを他の通信装置へ送信する通信装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
切替手段が一のフレームを他のフレームへ切り替え、
スクランブル手段が切替後のフレームをスクランブルして送信フレームを生成し、
制御手段が、一のフレームの転送中に他のフレームへの転送切替が発生した場合、前記スクランブル手段を初期化し、初期化された前記スクランブル手段によりスクラブルされた前記他のフレームの前にスクランブル初期化フレームを挿入して前記他の通信装置へ送信する、
ように前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
(付記19)
スクランブル処理されたフレームを他の通信装置から受信する通信装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
検出手段が、前記他の通信装置から受信したフレームからスクランブル処理化フレームを検出し、
デスクランブル手段が、前記他の通信装置から受信したフレームをデスクランブルし、
前記検出手段が、前記スクランブル処理化フレームを検出すると、前記デスクランブル手段を初期化し、
前記デスクランブル手段が当該スクランブル初期化フレームに続く受信フレームをデスクランブルする、
ように前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。

0037

本発明は、VoIP、動画ストリーム、サーキットエミュレーションサービス等の遅延特性、データの優先度に応じた転送品質が要求される通信サービスを提供するネットワークに適用可能である。

0038

1,2ストリーム
10送信側通信装置
20受信側通信装置
101、102デスクランブル処理部
103切替部
104スクランブル処理部
105 挿入部
106スクランブル初期化部
107 スクランブル初期化用フレーム生成部
108切替制御部
201GFPフレーム同期処理部
202 デスクランブル処理部
203 スクランブル初期化用フレーム検出部

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