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技術 画像読取装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 重野博彰
出願日 2015年3月30日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-068089
公開日 2016年11月4日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2016-189516
状態 特許登録済
技術分野 ファクシミリ一般 投影型複写機の光学系
主要キーワード 屈曲壁 ジョイントカバー モデムコネクタ 揺動軸心 矩形穴 パネル制御基板 保持部側 ノイズ低減用
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年11月4日)のものです。
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図面 (15)

課題

上方からこぼれ液体本体ユニット内の電気部品に到達することを抑制でき、ひいては、電気部品の故障を抑制できる画像読取装置を提供する。

解決手段

画像読取装置1は、原稿の画像を読み取る読取部3と、読取部3の駆動に関わる駆動部3Mと、を収容する読取ユニット20と、読取ユニット20の下方に設けられ、電気部品C1を収容する本体ユニット10と、一端部50Aが読取ユニット20において駆動部3Mに接続され、他端部50Bが本体ユニット10において電気部品C1に接続され、中間部50Cが読取ユニット20から本体ユニット10に配線される第1ケーブル50と、本体ユニット10に設けられ、電気部品C1から離間する位置で、第1ケーブル50の中間部50Cにおける読取ユニット20から下向きに配線される第1部分51を略U字状に撓ませた状態で保持する保持部100と、を備える。

概要

背景

特許文献1に従来の画像読取装置の例が開示されている。この画像読取装置は、読取ユニットと、本体ユニットと、通電用ケーブルとを備えている。読取ユニットは、原稿の画像を読み取る読取部と、読取部の駆動に関わるモータ等である駆動部とを収容している。本体ユニットは、読取ユニットの下方に設けられ、制御用基板等である電気部品を収容している。ケーブルは、一端部が読取ユニットにおいて駆動部に接続され、他端部が本体ユニットにおいて電気部品に接続され、中間部が読取ユニットから本体ユニットに配線されている。

概要

上方からこぼれ液体が本体ユニット内の電気部品に到達することを抑制でき、ひいては、電気部品の故障を抑制できる画像読取装置を提供する。画像読取装置1は、原稿の画像を読み取る読取部3と、読取部3の駆動に関わる駆動部3Mと、を収容する読取ユニット20と、読取ユニット20の下方に設けられ、電気部品C1を収容する本体ユニット10と、一端部50Aが読取ユニット20において駆動部3Mに接続され、他端部50Bが本体ユニット10において電気部品C1に接続され、中間部50Cが読取ユニット20から本体ユニット10に配線される第1ケーブル50と、本体ユニット10に設けられ、電気部品C1から離間する位置で、第1ケーブル50の中間部50Cにおける読取ユニット20から下向きに配線される第1部分51を略U字状に撓ませた状態で保持する保持部100と、を備える。

目的

本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、上方からこぼれた液体が本体ユニット内の電気部品に到達することを抑制でき、ひいては、電気部品の故障を抑制できる画像読取装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

原稿の画像を読み取る読取部と、前記読取部の駆動に関わる駆動部と、を収容する読取ユニットと、前記読取ユニットの下方に設けられ、電気部品を収容する本体ユニットと、一端部が前記読取ユニットにおいて前記駆動部に接続され、他端部が前記本体ユニットにおいて前記電気部品に接続され、中間部が前記読取ユニットから前記本体ユニットに配線される第1ケーブルと、前記本体ユニットに設けられ、前記電気部品から離間する位置で、前記第1ケーブルの前記中間部における前記読取ユニットから下向きに配線される第1部分を略U字状に撓ませた状態で保持する保持部と、を備えていることを特徴とする画像読取装置。

請求項2

前記保持部によって前記略U字状に撓ませられた前記第1部分の下端部は、前記電気部品に対して上下方向に重ならない位置に設けられる請求項1記載の画読取装置

請求項3

前記保持部は、前記本体ユニットの側壁に隣接して設けられ、下端部に位置する第1端部が前記第1ケーブルの前記中間部における前記第1部分に当接し、前記第1ケーブルの配線方向を上向きに変更する第1保持部と、前記第1保持部から所定距離離間する位置に設けられ、上端部に位置する第2端部が前記第1ケーブルの前記中間部における前記第1保持部側から上向きに配線される第2部分に当接し、前記第1ケーブルの配線方向を下向きに変更する第2保持部と、を有している請求項1又は2記載の画像読取装置。

請求項4

前記第1保持部の前記第1端部には、下向きに突出する規制部が形成されている請求項3記載の画像読取装置。

請求項5

前記第1保持部は、上下方向に略板状に延び、前記本体ユニットに設けられ、前記第1保持部に対して前記第2保持部とは反対側から対向しつつ、上下方向に略板状に延びる対向壁部をさらに備えている請求項3又は4記載の画像読取装置。

請求項6

前記第2保持部は、上下方向に略板状に延びている請求項3乃至5のいずれか1項記載の画像読取装置。

請求項7

前記側壁には、前記第1保持部の前記第1端部に対して下方に位置し、前記第1端部が延びる方向と略平行に延びる溝部が形成されている請求項3乃至6のいずれか1項記載の画像読取装置。

請求項8

前記側壁には、前記溝部に隣接して設けられ、上下方向に延びる案内壁が形成されている請求項7記載の画像読取装置。

請求項9

前記側壁には、前記第1保持部の前記第1端部に下方から対向する位置まで下り傾斜する傾斜面が形成されている請求項3乃至8のいずれか1項記載の画像読取装置。

請求項10

前記読取ユニットの上方に設けられ、シートを所定の搬送経路に沿って搬送して前記読取部によるシートの画像の読み取りを可能とする搬送部を収容する上部ユニットと、一端部が前記上部ユニットにおいて前記搬送部に接続され、他端部が前記本体ユニットにおいて前記電気部品に接続され、中間部が前記上部ユニットから前記読取ユニットを経由して前記本体ユニットに配線される第2ケーブルと、をさらに備え、前記保持部は、前記第2ケーブルの前記中間部における前記読取ユニットから下向きに配線される第3部分も略U字状に撓ませた状態で保持する請求項1乃至9のいずれか1項記載の画像読取装置。

請求項11

前記画像読取装置の側面のうち、前記読取ユニット及び前記本体ユニットの少なくとも一方によって構成される特定側面には、前記本体ユニットの内部に向かって凹む凹部が設けられ、前記凹部は、前記特定側面から屈曲し、前記本体ユニットの内部に向かって、略水平に、又は下り傾斜して延びる第1壁面と、前記第1壁面における前記特定側面から離間する端縁から屈曲して下向きに延びる第2壁面と、を含み、前記第2壁面には、アースに対して電位をもち、外部からアクセス可能な電位部が露出するように設けられ、前記第1壁面には、下向きに突出するリブ、又は上向きに凹む溝が形成され、前記リブ又は前記溝は、前記特定側面と前記第1壁面との境界線と略平行に延びている請求項1乃至10のいずれか1項記載の画像読取装置。

請求項12

前記第1壁面は、前記本体ユニットの内部に向かって下り傾斜して延び、前記第1壁面には、前記溝が形成されている請求項11記載の画像読取装置。

技術分野

0001

本発明は画像読取装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1に従来の画像読取装置の例が開示されている。この画像読取装置は、読取ユニットと、本体ユニットと、通電用ケーブルとを備えている。読取ユニットは、原稿の画像を読み取る読取部と、読取部の駆動に関わるモータ等である駆動部とを収容している。本体ユニットは、読取ユニットの下方に設けられ、制御用基板等である電気部品を収容している。ケーブルは、一端部が読取ユニットにおいて駆動部に接続され、他端部が本体ユニットにおいて電気部品に接続され、中間部が読取ユニットから本体ユニットに配線されている。

先行技術

0003

特開2014−120864号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上記従来の画像読取装置では、装置の上方から読取ユニットに液体こぼれる場合がある。この場合において、その液体がケーブルの中間部に付着して他端部に向けて伝わり、電気部品に到達すれば、電気部品の故障が発生するおそれがある。

0005

本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、上方からこぼれた液体が本体ユニット内の電気部品に到達することを抑制でき、ひいては、電気部品の故障を抑制できる画像読取装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の画像読取装置は、原稿の画像を読み取る読取部と、前記読取部の駆動に関わる駆動部と、を収容する読取ユニットと、
前記読取ユニットの下方に設けられ、電気部品を収容する本体ユニットと、
一端部が前記読取ユニットにおいて前記駆動部に接続され、他端部が前記本体ユニットにおいて前記電気部品に接続され、中間部が前記読取ユニットから前記本体ユニットに配線される第1ケーブルと、
前記本体ユニットに設けられ、前記電気部品から離間する位置で、前記第1ケーブルの前記中間部における前記読取ユニットから下向きに配線される第1部分を略U字状に撓ませた状態で保持する保持部と、を備えていることを特徴とする。

0007

本発明の画像読取装置では、第1ケーブルの中間部における第1部分は、電気部品から離間する位置で、本体ユニットに設けられた保持部によって、略U字状に撓む状態で保持される。これにより、上方から読取ユニットに液体がこぼれ、第1ケーブルの中間部に付着する場合、その液体は、第1部分の略U字状の下端部に溜まった後、その下端部から落下する。つまり、この画像読取装置では、第1ケーブルを伝う液体を略U字状に撓む第1部分の下端部で断ち切ることができる。

0008

したがって、本発明の画像読取装置では、上方からこぼれた液体が本体ユニット内の電気部品に到達することを抑制でき、ひいては、電気部品の故障を抑制できる。

図面の簡単な説明

0009

実施例の画像読取装置の斜視図である。
実施例の画像読取装置の模式正面図である。
実施例の画像読取装置の部分斜視図である。
実施例の画像読取装置のブロック図である。
実施例の画像読取装置の部分斜視図である。
ジョイントカバーの斜視図である。
ジョイントカバーの部分斜視図である。
ジョイントカバーの部分斜視図である。
ジョイントカバー及び第1、2ケーブルの部分斜視図である。
ジョイントカバー及び第1、2ケーブルの部分斜視図である。
ジョイントカバー、制御基板及び複数のフラットケーブル等の部分斜視図である。
(a)は、ジョイントカバー及び第1、2ケーブルの部分側面図であり、(b)は、(a)の矢視Z方向から見た第1保持部と溝部とを示す模式図である。
図5のA−A断面であって、凹部の第1、2壁面、溝及び電位部を示す模式断面図である。
図13と同様の断面であって、凹部の第1、2壁面、リブ及び電位部を示す模式断面図である。

実施例

0010

以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。

0011

(実施例)
図1に示すように、実施例の画像読取装置1は、本発明の画像読取装置の具体的態様の一例である。この画像読取装置1は、画像読取処理の他、画像形成処理等の複数の処理を実行可能な複合機である。図1では、画像読取装置1の操作パネル28側を装置の前側と規定し、操作パネル28に向かって左を左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像読取装置1の具体的構成を説明する。

0012

<全体構成>
図1図5に示すように、画像読取装置1は、本体ユニット10と、読取ユニット20と、上部ユニット40とを備えている。本体ユニット10は、読取ユニット20の下方に設けられている。上部ユニット40は、読取ユニット20の上方に設けられている。

0013

本体ユニット10は、図示しない内部フレームと、図2及び図4に示す画像形成部5及び制御基板C1とを有している。画像形成部5及び制御基板C1は、図示しない内部フレームに保持された状態で、本体ユニット10内に収容されている。画像形成部5は、インクジェット方式又はレーザ方式等によりシートに画像を形成する。図1図3に示すように、制御基板C1は、本体ユニット10の左側面に隣接する位置で、上下方向及び前後方向に延在している。

0014

図4に示すように、制御基板C1は、画像形成部5を制御して、画像形成処理を行う。また、制御基板C1は、読取部3及び搬送部4を制御して、画像読取処理を行う。さらに、制御基板C1は、操作パネル28、モジュラコネクタ99、USBコネクタ98及びW−LAN基板97を介して、入出力処理通信処理等の各種の処理を行う。制御基板C1は、本発明の「電気部品」の一例である。

0015

図1図6に示すように、本体ユニット10は、ジョイントカバー30を有している。ジョイントカバー30は、本体ユニット10の図示しない内部フレームに対して上方から組み付けられ、本体ユニット10の上面を構成している。

0016

より詳しくは、図6に示すように、ジョイントカバー30は、支持面35と、第1連結部31と、第2連結部32と、後壁部38とを有している。第1連結部31は、ジョイントカバー30における支持面35よりも左に位置している。第2連結部32は、ジョイントカバー30における支持面35よりも右に位置している。後壁部38は、ジョイントカバー30における支持面35よりも後方に位置している。後壁部38は、左右方向に延びて、第1連結部31の後端部と、第2連結部32の後端部とに接続している。

0017

支持面35は、第1連結部31の下端部と、第2連結部32の下端部と、後壁部38の下端部とに接続している。つまり、支持面35は、第1連結部31、第2連結部32及び後壁部38によって左側、右側及び後側から囲まれた状態になっている。

0018

支持面35の後端縁35Dは、後壁部38の前面に設けられた排出口38Hよりも下側に位置している。支持面35は、後端縁35Dから前方に向かって上り傾斜した後、略水平に前向きに延びて、前端縁35Eに到る。図1に示すように、支持面35の前端縁35Eは、本体ユニット10の前面よりも後側に位置している。支持面35は、画像形成部5から排出されるシートを支持する。なお、排出口38Hは、画像形成部5が収容される空間と連通しており、画像形成部5によって画像が形成されたシートが支持面35に排出される際に通過する開口である。

0019

図1及び図2に示すように、ジョイントカバー30における第1連結部31の上端部及び第2連結部32の上端部と、読取ユニット20の底壁部20Dとが連結されることによって、本体ユニット10と読取ユニット20とが連結されている。

0020

図6図12に示すように、第1連結部31の左側面には、保持部100、対向壁部130、第1フラットケーブル保持部311、第2フラットケーブル保持部312、第3フラットケーブル保持部313及び第4フラットケーブル保持部314が形成されている。第1フラットケーブル保持部311、第2フラットケーブル保持部312及び第4フラットケーブル保持部314は、前後、左右が壁で仕切られた空間である。また、第1フラットケーブル保持部311、第2フラットケーブル保持部312及び第4フラットケーブル保持部314のそれぞれの底部には、前後方向に長い矩形穴が上下方向に貫設されている。これらの矩形穴に後述する第1フラットケーブル71、第2フラットケーブル72及び第3フラットケーブル74が挿通される。また、第3フラットケーブル保持部313は、上下、左右に壁が設けられ、前後方向では貫通している。この貫通した部分に、後述する第3フラットケーブル73が挿通される。図11に示すように、第1フラットケーブル保持部311、第2フラットケーブル保持部312及び第4フラットケーブル保持部314は、制御基板C1の上端縁に対して真上に位置している。第1フラットケーブル保持部311は、第2フラットケーブル保持部312の下方に位置している。第4フラットケーブル保持部314は、第1フラットケーブル保持部311の前方に位置している。第3フラットケーブル保持部313は、第4フラットケーブル保持部314の前方に位置している。図2及び図11に示すように、制御基板C1は、ジョイントカバー30の第1連結部31に対して下方に位置している。

0021

図1に示すように、本体ユニット10は、前面カバー12を有している。前面カバー12は、下端縁12Dから上方に延びた後、後向きに屈曲して上端縁12Eに到る。前面カバー12の前方を向く面は、本体ユニット10の外装の一部を構成している。開閉カバー12の上端縁12Eは、支持面35の前端縁35Eに前から対向している。開閉カバー12の上端縁12Eを含む平坦面12Pは、略水平に延在して支持面35と連続する平面を構成している。これにより、開閉カバー12の平坦面12Pも、支持面35とともに、画像形成部5から排出されるシートを支持する。

0022

図1及び図2に示すように、ジョイントカバー30の支持面35、第1連結部31の右側面及び第2連結部32の左側面と、読取ユニット20の底壁部20Dと、前面カバー12の平坦面12Pとによって、画像形成部5によって画像が形成されたシートが排出される排出空間A1が区画されている。排出空間A1は、画像読取装置1の前方で開放されている。ユーザが画像読取装置1の前方から排出空間A1に手を差し入れて、支持面35に支持されるシートを取り出すことができる。

0023

図1に示すように、排出空間A1内の上方かつ左方には、USBコネクタ98が配設されている。USBコネクタ98は、ジョイントカバー30の第1連結部31に組み付けられ、USBコネクタ98の接続部が、排出空間A1の前方に向かって露出する位置に設けられている。

0024

図4に示すように、USBコネクタ98には、USBケーブル75の一端部75Aが接続されている。図11に示すように、USBケーブル75は、可撓性を有する1本のチューブ内に複数本被覆電線束ねられた状態で収容されてなる。USBケーブル75の中間部75Cは、ジョイントカバー30の第1連結部31の左側面に沿って後向きに配線された後、下向きに延びている。図4及び図11に示すように、USBケーブル75の他端部75Bは、制御基板C1に接続されている。

0025

なお、本実施形態においては、USBケーブル75における一端部75Aと他端部75Bとの間の部分を中間部75Cとする。中間部75Cは、USBケーブル75のうち、一端部75Aと他端部75Bとに挟まれた全体であっても、一部であってもよい。後述する、その他のケーブルについても同様である。

0026

図1及び図5に示すように、本体ユニット10は、左面カバー14と右面カバー15とを有している。左面カバー14は、本発明の「本体ユニットの側壁」の一例である。

0027

左面カバー14は、本体ユニット10内の図示しない内部フレーム及び画像形成部5と、ジョイントカバー30の第1連結部31とを左から覆っている。右面カバー15は、本体ユニット10内の図示しない内部フレーム及び画像形成部5と、ジョイントカバー30の第2連結部32とを右から覆っている。

0028

図5に示すように、左面カバー14の後端縁側には、屈曲壁部14Aが形成されている。屈曲壁部14Aは、本体ユニット10の後面側に回り込むように右向きに屈曲して、本体ユニット10の後面の一部を構成している。右面カバー15の後端縁側には、屈曲壁部15Aが形成されている。屈曲壁部15Aは、本体ユニット10の後面側に回り込むように左向きに屈曲して、本体ユニット10の後面の一部を構成している。

0029

図2及び図3に示すように、読取ユニット20は、プラテンガラス29を有している。プラテンガラス29は、読取ユニット20の上面に配設されている。プラテンガラス29の上面は、シートや書籍等である原稿を支持する原稿支持面29Aとされている。

0030

図2及び図4に示すように、読取ユニット20内には、第1読取センサ3A、駆動部3M及び図示しない走査機構が収容されている。第1読取センサ3Aは、プラテンガラス29に下から対向している。第1読取センサ3Aとしては、密着型イメージセンサCIS:Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等の周知の画像読取センサが使用される。

0031

図4に示すように、第1読取センサ3Aには、第1フラットケーブル71の一端部71Aが接続されている。図11に示すように、第1フラットケーブル71は、複数本の被覆電線が帯状接合されてなる。第1フラットケーブル71の中間部71Cは、読取ユニット20から下向きに配線されている。第1フラットケーブル71の中間部71Cは、ジョイントカバー30の第1連結部31の左側面に沿ってクランク状に折り曲げられている。第1フラットケーブル71の中間部71Cは、クランク状の折り曲げ部分よりも下部分がその上部分に対して後方に位置し、第1フラットケーブル保持部311に挿通され、さらに下向きに延びている。図4及び図11に示すように、第1フラットケーブル71の他端部71Bは、制御基板C1に接続されている。図11に示すように、第1フラットケーブル71の他端部71Bは、USBケーブル75の他端部75Bよりも後方かつ下方で制御基板C1に接続されている。

0032

駆動部3Mとしては、ステッピングモータ等が使用される。図2及び図4に示すように、駆動部3Mには、第1ケーブル50の一端部50Aが接続されている。図9図10及び図12(a)に示すように、第1ケーブル50は、複数本の被覆電線が束ねられてなる。第1ケーブル50の中間部50Cは、読取ユニット20から下向きに配線されている。後で詳しく説明するように、第1ケーブル50の中間部50Cは、ジョイントカバー30の第1連結部31に設けられた保持部100に保持されて2回折り曲げられた後、下向きに延びている。図2及び図4に示すように、第1ケーブル50の他端部50Bは、制御基板C1に接続されている。

0033

図示しない走査機構は、第1読取センサ3Aを保持している。原稿支持面29Aに支持された原稿の画像を読み取る場合、図示しない走査機構は、駆動部3Mに駆動されて、図2及び図4に示すように、第1読取センサ3Aを左右方向に往復移動させる。また、搬送部4に搬送されるシートSHの画像を読み取る場合、図示しない走査機構は、駆動部3Mに駆動されて、第1読取センサ3Aを予め設定された静止読取位置に停止させる。

0034

図1に示すように、上部ユニット40は、読取ユニット20の後端部に配設された図示しないヒンジによって、左右方向に延びる揺動軸心X40周り揺動可能に読取ユニット20に支持されている。上部ユニット40は、図1及び図2に示す閉じた状態では、原稿支持面29Aを上方から覆っている。上部ユニット40は、その前端部が上方かつ後方に変位するように揺動軸心X40周りで揺動することにより、図3に示すように開いた状態となって、原稿支持面29Aを露出させる。これにより、ユーザは、読取対象の原稿を原稿支持面29Aに支持させることができる。

0035

なお、本実施例においては、原稿支持面29Aを使用して画像が読み取られる対象を原稿と記載し、搬送部4により搬送しながら画像が読み取られる対象をシートSHと記載する。原稿とシートSHとは、実質的に同じものであってもよい。

0036

図2及び図4に示すように、上部ユニット40には、搬送部4及び第2読取センサ3Bが収容されている。搬送部4は、モータ4M及び図示しないシート位置センサ等を有している。図2に示すように、搬送部4は、シートSHを所定の搬送経路P1に沿って1枚ずつ搬送する。

0037

図2及び図4に示すように、モータ4M及び図示しないシート位置センサには、第2ケーブル60の一端部60Aが接続されている。図9図10及び図12(a)に示すように、第2ケーブル60は、可撓性を有する1本のチューブ内に複数本の被覆電線が束ねられた状態で収容されてなる。第2ケーブル60の中間部60Cは、上部ユニット40から引き出された後、図3に示すように、読取ユニット20の上面に形成された開口部20Hから読取ユニット20内に導入され、さらに、図9図10及び図12(a)に示すように、読取ユニット20から下向きに配線されている。後で詳しく説明するように、第2ケーブル60の中間部60Cは、第1ケーブル50の中間部50Cと束ねられ、ジョイントカバー30の第1連結部31に設けられた保持部100に保持されて2回折り曲げられた後、下向きに延びている。図2及び図4に示すように、第2ケーブル60の他端部60Bは、制御基板C1に接続されている。

0038

第2読取センサ3Bは、第1読取センサ3Aと同種のものである。図2に示すように、第2読取センサ3Bは、静止読取位置に停止する第1読取センサ3Aに対向する位置で、搬送経路P1を搬送されるシートSHの画像を読取可能に配設されている。なお、第2読取センサ3Bの位置は、図2に示される位置に限定されない。

0039

図4に示すように、第2読取センサ3Bには、第2フラットケーブル72の一端部72Aが接続されている。図11に示すように、第2フラットケーブル72は、複数本の被覆電線が帯状に接合されてなる。第2フラットケーブル72の中間部72Cは、上部ユニット40から引き出された後、図3に示す開口部20Hから読取ユニット20内に導入され、さらに、図11に示すように、読取ユニット20から下向きに配線されている。第2フラットケーブル72の中間部72Cは、ジョイントカバー30の第1連結部31の左側面に沿って下向きに延び、第2フラットケーブル保持部312に挿通され、さらに下向きに延びている。第2フラットケーブル保持部312には、ノイズ低減用フェライトコア312Nが配置されている。左右方向から見て、第2フラットケーブル72の中間部72Cは、第1フラットケーブル71の中間部71Cと重なる部分を含んでいる。図7及び図8に示すように、第1フラットケーブル保持部311は、第2フラットケーブル保持部312に対して左側にずれて配置されている。すなわち、第1フラットケーブル保持部311は、第2フラットケーブル保持部312に対して左方向に突出する位置に配置されている。これにより、第1フラットケーブル71の中間部71Cと第2フラットケーブル72の中間部72Cとが左右方向において離間する状態が維持され、双方のノイズによる悪影響が抑制される。図4及び図11に示すように、第2フラットケーブル72の他端部72Bは、制御基板C1に接続されている。図11に示すように、第2フラットケーブル72の他端部72Bは、USBケーブル75の他端部75Bよりも後側で制御基板C1に接続されている。また、第2フラットケーブル72の他端部72Bは、第1フラットケーブル71の他端部71Bよりも上側で制御基板C1に接続されている。

0040

図2及び図4に示すように、第1読取センサ3A、第2読取センサ3B、駆動部3M及び図示しない走査機構を有して読取部3が構成されている。

0041

原稿支持面29Aに支持された原稿の画像を読み取る場合、制御基板C1が第1読取センサ3A及び駆動部3Mを制御し、図2及び図3に示すように、第1読取センサ3Aをプラテンガラス29の下で左右方向に往復移動させる。これにより、第1読取センサ3Aは、原稿の画像の一部を前後方向(主走査方向)に長いライン状に読み取りながら、左右方向(副走査方向)に移動して、原稿の画像の全体を読み取る。

0042

搬送部4に搬送されるシートSHの画像を読み取る場合、制御基板C1が駆動部3Mを制御し、第1読取センサ3Aを予め設定された静止読取位置に停止させる。そして、制御基板C1が第1読取センサ3A、第2読取センサ3B及び搬送部4のモータ4Mを制御し、搬送部4によって搬送されて静止読取位置に停止した第1読取センサ3Aの上方を通過するシートSHの一面の画像を第1読取センサ3Aによって読み取るとともに、シートSHの他面の画像を第2読取センサ3Bによって読み取る。シートSHの片面の画像を読み取る場合、第1読取センサ3Aのみが作動する。

0043

図1に示すように、読取ユニット20の前端部は、上部ユニット40よりも前方に突出しており、その突出した部分の上面に操作パネル28が設けられている。操作パネル28は、画像読取装置1の稼働状態や設定等を表示したり、ユーザからの入力を受け付けユーザインターフェースである。

0044

より詳しくは、図1及び図4に示すように、操作パネル28は、LCD等である表示部28Aと、表示部28Aに重ねて配置されるタッチパネル28Bとを有している。図4に示すように、操作パネル28内には、タッチパネル28B及び図示しない静電キーに接続される静電キー基板28Cと、表示部28A及び静電キー基板28Cに接続されるパネル制御基板28Dとが保持されている。

0045

図4に示すように、パネル制御基板28Dには、第3フラットケーブル73の一端部73Aが接続されている。図11に示すように、第3フラットケーブル73は、複数本の被覆電線が帯状に接合されてなる。第3フラットケーブル73の中間部73Cは、ジョイントカバー30の第1連結部31の左側面に沿って後向きに配線されて、第3フラットケーブル保持部313に挿通された後、折り曲げられて下向きに延びている。図4及び図11に示すように、第3フラットケーブル73の他端部73Bは、制御基板C1に接続されている。図11に示すように、第3フラットケーブル73の他端部73Bは、USBケーブル75の他端部75Bよりも前方で制御基板C1に接続されている。

0046

図5及び図13に示すように、読取ユニット20の後面及びジョイントカバー30の後面によって構成される画像読取装置1の後面の一部を後面10Gとする。後面10Gは、本発明の「特定側面」の一例である。後面10Gは、読取ユニット20の後面において下向きに略垂直に延びた後、ジョイントカバー30の後面において上下方向の途中部分から前向きに下り傾斜するように屈曲し、さらに屈曲部10Kにおいて下向きに屈曲した後、略垂直に延びている。

0047

後面10Gには、凹部180が設けられている。凹部180は、後面10Gから本体ユニット10の内部に向かって、すなわち前向きに凹んでいる。凹部180は、第1壁面181と第2壁面182とを含んでいる。第1壁面181は、後面10Gから屈曲し、前向きに下り傾斜して延びている。第2壁面182は、第1壁面181における後面10Gから前方に離間する端縁、すなわち前端縁181Eから屈曲して下向きに延びている。

0048

第1壁面181には、上向きに凹む溝183が形成されている。溝183は、後面10Gの垂直面と第1壁面181との境界線181Bと略平行に、すなわち左右方向に延びている。溝183の左端部及び右端部は、第1壁面181の左端縁及び右端縁に達している。

0049

図5及び図6に示すように、ジョイントカバー30の後面における第2壁面182の一部を構成する部分には、取付穴182Hが貫設されている。図13に示すように、第2壁面182の取付穴182Hには、モデムコネクタ99が後面10Gから露出するように取り付けられている。モデムコネクタ99は、本発明の「アースに対して電位をもち、外部からアクセス可能な電位部」の一例である。モデムコネクタ99には、インターネット回線等が接続される。

0050

図4に示すように、モデムコネクタ99には、第4フラットケーブル74の一端部74Aが接続されている。図11に示すように、第4フラットケーブル74は、複数本の被覆電線が帯状に接合されてなる。図示は省略するが、第4フラットケーブル74の中間部74Cは、ジョイントカバー30の後壁部38内を配線されて、第1連結部31の左側面に到る。そして、図11に示すように、第4フラットケーブル74の中間部74Cは、第1連結部31の左側面に沿ってクランク状に折り曲げられている。第4フラットケーブル74の中間部74Cは、クランク状の折り曲げ部分よりも下部分がその上部分に対して左に位置し、第4フラットケーブル保持部314に挿通され、さらに下向きに延びている。第4フラットケーブル保持部314には、ノイズ低減用のフェライトコア314Nが配置されている。左右方向から見て、第4フラットケーブル74の中間部74Cは、第1フラットケーブル71の中間部71Cと重なる部分を含んでいる。図7及び図8に示すように、第1連結部31の左側面における第4フラットケーブル保持部314よりも上の領域は、第4フラットケーブル保持部314に対して右向きに凹んでいる。すなわち、第4フラットケーブル保持部314は、第1連結部31の左側面における第4フラットケーブル保持部314よりも上の領域に対して左方向に突出する位置に配置されている。そして、第4フラットケーブル74の中間部74Cは、第4フラットケーブル保持部314に保持される部分より上に位置する部分が、第1連結部31の左側面に沿って配線される。一方、第1フラットケーブル71の中間部71Cは、第1連結部31の左側面から所定距離だけ離間した位置で上下方向に配線される。これにより、第1フラットケーブル71の中間部71Cと第4フラットケーブル74の中間部74Cとが左右方向において離間する状態が維持され、双方のノイズによる悪影響が抑制される。図4及び図11に示すように、第4フラットケーブル74の他端部74Bは、制御基板C1に接続されている。図11に示すように、第4フラットケーブル74の他端部74Bは、USBケーブル75の他端部75Bよりも前方、かつ第3フラットケーブル73の他端部73Bよりも後方で制御基板C1に接続されている。

0051

図4及び図11に示すように、制御基板C1には、W−LAN基板97が接続されている。W−LAN基板97は、無線LAN等によって外部の情報処理端末との間で情報の伝達を行うためのものである。図11に示すように、W−LAN基板97は、第4フラットケーブル74の他端部74Bよりも前方、かつ第3フラットケーブル73の他端部73Bよりも後方となる位置で制御基板C1に接続されている。また、W−LAN基板97の一部は、制御基板C1の上端縁よりも上方に突出している。第1〜4フラットケーブル71〜74及びUSBケーブル75は、W−LAN基板97の送受信性能を低下させないように、W−LAN基板97から離間してそれぞれ配置されている。

0052

<保持部及び対向壁部の具体的構成>
図7図12に示すように、保持部100及び対向壁部130は、本実施例では、樹脂成形品であるジョイントカバー30の第1連結部31の左側面に一体成形されている。

0053

保持部100は、第1保持部110と第2保持部120とを有している。第1保持部110及び第2保持部120は、第1フラットケーブル保持部311及び第2フラットケーブル保持部312よりも後方であって、ジョイントカバー30の後面に近い位置に配置されている。第2保持部120は、第1保持部110から前方に所定距離離間する位置に配置されている。第1保持部110と第2保持部120とは、前後方向から見て重なる部分を有している。

0054

図11に示すように、第2保持部120は、制御基板C1の後方かつ上方の角部に対して上方に離間した位置に設けられている。第1保持部110は、制御基板C1に対して後方かつ上方に離間した位置に設けられている。

0055

図7図12に示すように、第1保持部110は、第1連結部31の左側面から左向きに突出し、かつ上下方向に略板状に延びている。図12(a)に示すように、左右方向から見た場合、第1保持部110は、後面10Gの屈曲部10Kのほぼ真上に位置している。図12(b)に示すように、第1保持部110は、本体ユニット10の左面カバー14に隣接して設けられている。

0056

図7図12に示すように、第1保持部110の左端部は、後向きに屈曲し、かつ上下方向に延在するリブを有している。図7図8及び図12(b)に示すように、第1保持部110の下端には、第1端部111が形成されている。第1端部111は、左右方向に延びている。第1端部111の左端は、下向きに突出しており、第1保持部110のリブの下端に接続している。この第1端部111の左端において下向きに突出する部分と第1保持部110のリブの下端部とにより、規制部111Hが形成されている。

0057

図7図12に示すように、第2保持部120は、第1連結部31の左側面から左向きに突出し、かつ上下方向に略板状に延びている。第2保持部120は、第2フラットケーブル保持部312の後端面312Gに対して後方に所定距離離間して対向している。図12(a)に示すように、左右方向から見た場合、第2保持部120は、後面10Gの屈曲部10Kに対して前方に離間する位置に配置されている。

0058

図7に示すように、第2保持部120の上端には、第2端部122が形成されている。第2端部122は、上方を向きつつ左右方向に延びている。第2端部122の左端部には、後向きに突出した後に上向きに屈曲する規制部122Hが形成されている。

0059

図7図12に示すように、第2保持部120の左端縁には、可撓部128が形成されている。可撓部128は、第2保持部120から分岐してなり、下向きに片持ち梁状に突出している。可撓部128の下端部は、前向きに膨出している。可撓部128は、その下端部を前後方向に変位させるように弾性変形可能である。

0060

対向壁部130は、第1保持部110に対して第2保持部120とは反対側から対向する位置に、すなわち、第1保持部110とジョイントカバー30の後面との間に配置されている。対向壁部130は、第1連結部31の左側面から左向きに突出し、かつ上下方向に略板状に延びている。図12(a)に示すように、左右方向から見た場合、対向壁部130は、後面10Gの屈曲部10Kに対して後側に離間する位置に配置されている。

0061

対向壁部130における上下方向の略中間部には、可撓部138が形成されている。可撓部138は、対向壁部130の板状部分の一部が切り欠かれて形成され、左向きに片持ち梁状に突出している。可撓部138の左端部は、前向きに膨出している。可撓部138は、左端部を前後方向に変位させるように弾性変形可能である。

0062

第1ケーブル50の中間部50C及び第2ケーブル60の中間部60Cは、以下のようにして、第1保持部110、第2保持部120及び対向壁部130に保持されている。

0063

図9図10及び図12(a)に示すように、第1ケーブル50の中間部50Cにおける読取ユニット20から下向きに配線される第1部分51と、第2ケーブル60の中間部60Cにおける読取ユニット20から下向きに配線される第3部分63とを第1保持部110と対向壁部130との間に挿通させる。この際、対向壁部130の可撓部138を後向きに撓ませることにより、第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とを第1保持部110と対向壁部130との間に容易に挿通させることができる。その後、元の状態に復帰した可撓部138は、第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とが第1保持部110と対向壁部130との間から外れないように規制する。

0064

次に、第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とを第1保持部110の第1端部111に当接させて、配線方向を上向きに変更する。この際、第1保持部110の規制部111Hによって、第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とが第1保持部110の第1端部111からずれることが規制される。

0065

次に、第1ケーブル50の中間部50Cにおける第1保持部110側から上向きに配線される第2部分52と、第2ケーブル60の中間部60Cにおける第1保持部110側から上向きに配線される第4部分64とを第2保持部120の第2端部122に当接させて、配線方向を下向きに変更する。この際、第2保持部120の規制部122Hによって、第1ケーブル50の第2部分52と、第2ケーブル60の第4部分64とが第2保持部120の第2端部122からずれることが規制される。

0066

次に、第1ケーブル50の第2部分52と、第2ケーブル60の第4部分64とを第2保持部120と第2フラットケーブル保持部312の後端面312Gとの間に挿通させる。この際、第2保持部120の可撓部128を後向きに撓ませることにより、第1ケーブル50の第2部分52と、第2ケーブル60の第4部分64とを第2保持部120と後端面312Gとの間に容易に挿通させることができる。その後、元の状態に復帰した可撓部128は、第1ケーブル50の第2部分52と、第2ケーブル60の第4部分64とが第2保持部120と後端面312Gとの間から外れないように規制する。

0067

こうして、保持部100は、第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とを略U字状に撓ませた状態で保持する。図12(a)に示すように、左右方向から見た場合、第1部分51の下端部51Dと、第3部分63の下端部63Dとは、後壁10Gの屈曲部10Kのほぼ真上に位置している。換言すると、第1部分51の下端部51Dと、第3部分63の下端部63Dとは、制御基板C1に対して上下方向に重ならない位置に設けられる。

0068

<溝部、案内壁、傾斜面の具体的構成>
図12(a)及び(b)に左面カバー14を二点鎖線で示すように、左面カバー14の屈曲壁部14Aには、溝部140と、案内壁145と、傾斜面149とが形成されている。

0069

溝部140は、屈曲壁部14Aの内面と、屈曲壁部14Aの内面から突出するリブ14Rとによって区画されて、下向きに凹む空間である。図12(a)に示すように、左右方向から見た場合、リブ14Rは、屈曲壁部14Aの内面における後壁10Gの屈曲部10Kよりも下の箇所から前向きに上り傾斜した後に上向きに略垂直に延びている。図12(b)に示すように、溝部140は、第1端部111が延びる左右方向と略平行に延びている。溝部140の左端部141は、第1保持部110の規制部111Hよりも左側に位置して、閉じている。溝部140の右端部142は、ジョイントカバー30における第1連結部31の左側面に隣接して、開いている。つまり、溝部140は、第1保持部110の第1端部111に対して下方に位置している。

0070

図5図12(a)及び(b)に示すように、案内壁145は、左面カバー14の屈曲壁部14Aのうち、溝部140の右端部142に接する位置から下向きに延びる部分である。

0071

図12(a)に示すように、傾斜面149は、左面カバー14の屈曲壁部14Aの内面のうち、後壁10Gの屈曲部10Kよりも上側に位置する部分である。傾斜面149は、第1保持部110の第1端部111に下方から対向する位置まで下り傾斜している。

0072

作用効果
実施例の画像読取装置1では、上部ユニット40が図1に示す閉じた状態で、上方から液体がこぼれると、上部ユニット40と読取ユニット20との隙間や、読取ユニット20とジョイントカバー30との隙間等から読取ユニット20内やジョイントカバー30内に液体が浸入するおそれがある。また、上部ユニット40が図3に示す開いた状態で、上方から読取ユニット20の上面に液体がこぼれると、読取ユニット20とプラテンガラス29との隙間や開口部20Hから読取ユニット20内に液体が浸入するおそれがある。これらの場合、浸入した液体が第1ケーブル50の中間部50C及び第2ケーブル60の中間部60Cに付着するおそれがある。

0073

ここで、この画像読取装置1では、図9図10及び図12(a)に示すように、第1ケーブル50の中間部50Cにおける第1部分51と、第2ケーブル60の中間部60Cにおける第3部分63とは、制御基板C1から後方に離間する位置で、第1保持部110及び第2保持部120によって、略U字状に撓む状態で保持されている。

0074

これにより、第1ケーブル50の中間部50C及び第2ケーブル60の中間部60Cに付着した液体が第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とを伝わって垂れる場合、その液体は、第1部分51の略U字状の下端部51Dと、第3部分63の略U字状の下端部63Dとに溜まった後、その下端部から落下する。つまり、この画像読取装置1では、第1ケーブル50を伝う液体を第1部分51の下端部51Dで断ち切ることができるとともに、第2ケーブル60を伝う液体を第3部分63の下端部63Dで断ち切ることができる。

0075

したがって、実施例の画像読取装置1では、上方からこぼれた液体が本体ユニット10内の制御基板C1に到達することを抑制でき、ひいては、制御基板C1の故障を抑制できる。

0076

また、この画像読取装置1では、図9図12(a)に示すように、第1部分51の下端部51Dと、第3部分63の下端部63Dとは、制御基板C1に対して上下方向に重ならない位置に設けられる。これにより、第1部分51の下端部51Dと、第3部分63の下端部63Dとに溜まった液体が落下しても、制御基板C1に付着し難い。

0077

さらに、この画像読取装置1では、図9図10及び図12(a)に示すように、第1保持部110及び第2保持部120によって、第1ケーブル50の中間部50Cにおける第1部分51から第2部分52までの範囲が2回折り返される状態で保持されるので、その範囲が第1保持部110及び第2保持部120に対してずれ難くなる。また、第1保持部110及び第2保持部120によって、第2ケーブル60の中間部60Cにおける第3部分63から第4部分64までの範囲が2回折り返される状態で保持されるので、その範囲が第1保持部110及び第2保持部120に対してずれ難くなる。このため、第1ケーブル50の第1部分51の略U字状に撓む形状が好適に維持されるとともに、第2ケーブル60の第3部分63の略U字状に撓む形状が好適に維持される。その結果、この画像読取装置1では、第1ケーブル50を伝う液体を第1部分51の下端部51Dで確実に断ち切ることができるとともに、第2ケーブル60を伝う液体を第3部分63の下端部63Dで確実に断ち切ることができる。

0078

また、この画像読取装置1では、第1保持部110の第1端部111に形成された規制部111Hによって、第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とが第1保持部110の第1端部111から外れ難い。また、第2保持部120の第2端部122に形成された規制部122Hによって、第1ケーブル50の第2部分52と、第2ケーブル60の第4部分64とが第2保持部120の第2端部122から外れ難い。

0079

さらに、この画像読取装置1では、第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とが第1保持部110と対向壁部130とに前後から挟まれている。これにより、この画像読取装置1では、第1ケーブル50の第1部分51の略U字状に撓む形状が好適に維持されるとともに、第2ケーブル60の第3部分63の略U字状に撓む形状が好適に維持される。

0080

また、この画像読取装置1では、第1ケーブル50の第2部分52の下向きに延びる部位と、第2ケーブル60の第4部分64の下向きに延びる部位とは、上下方向に略板状に延びる第2保持部120によって、第1ケーブル50の第1部分51と、第2ケーブル60の第3部分63とに接近しないように規制される。その結果、この画像読取装置1では、第1部分51の下端部51Dと、第3部分63の下端部63Dとに溜まった液体が第2部分52の下向きに延びる部位と、第4部分64の下向きに延びる部位とに伝わることを抑制できる。

0081

さらに、この画像読取装置1では、図12(a)及び(b)に示すように、第1部分51の下端部51Dと、第3部分63の下端部63Dとに溜まった液体が落下する場合に、その液体を左面カバー14の屈曲壁部14Aに形成された溝部140に溜めることができる。

0082

また、この画像読取装置1では、左面カバー14の屈曲壁部14Aに形成された案内壁145により、溝部140に溜まる液体を溝部140の開いた右端部142から下向きに案内し、本体ユニット10の底部側に導くことができる。

0083

さらに、この画像読取装置1では、第1部分51の下端部51Dと、第3部分63の下端部63Dとに溜まった液体が落下する場合に、その液体を左面カバー14の屈曲壁部14Aに形成された傾斜面149に付着させ、傾斜面149によって溝部140に向けて案内することができる。

0084

また、この画像読取装置1では、図5及び図13に示すように、上方からこぼれた液体が装置の外装面の一部である後面10Gを伝って垂れ、後面10Gに形成された凹部180の第1壁面181に回り込むおそれがある。この場合でも、第1壁面181に形成された溝183によって、図13に示すように、その液体を第2壁面182に到達する前で落下させることができる。このため、第2壁面182に露出するモデムコネクタ99にその液体が到達することを抑制できる。

0085

さらに、この画像読取装置1では、ユーザが凹部180の第1壁面181に手を掛けようとしても、傾斜する第1壁面181及び上向きに凹む溝183に指先が引っ掛からない。このため、誤って凹部180に手を掛けて装置を持ち上げる不具合を抑制できる。

0086

(変形例)
図14に示すように、変形例の画像読取装置では、第1壁面181は、後面10Gから屈曲し、本体ユニット10の内部に向かって、略水平に延びるように変更されている。第1壁面181には、実施例1に係る溝183の代わりに、下向きに突出するリブ184が形成されている。リブ184は、後面10Gの垂直面と第1壁面181との境界線181Bと略平行に延びている。リブ184の左端部及び右端部は、第1壁面181の左端縁及び右端縁に達している。変形例のその他の構成は、実施例1と同様である。

0087

変形例の画像読取装置では、後面10Gを伝って垂れる液体が凹部180の第1壁面181に回り込んでも、第1壁面181に形成されたリブ184によって、その液体を第2壁面182に到達する前で落下させることができる。このため、第2壁面182に露出するモデムコネクタ99にその液体が到達することを抑制できる。

0088

以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。

0089

本発明は、画像読取装置又は複合機等に利用可能である。

0090

1…画像読取装置、3…読取部、3M…駆動部、20…読取ユニット
C1…電気部品(制御基板)、10…本体ユニット
50…第1ケーブル、50A…第1ケーブルの一端部
50B…第1ケーブルの他端部、50C…第1ケーブルの中間部
51…第1ケーブルの中間部における第1部分
100…保持部、51D…第1部分の下端部、
13…本体ユニットの側壁(左面カバー)
110…第1保持部、111…第1保持部の第1端部
120…第2保持部、122…第2保持部の第2端部
52…第1ケーブルの中間部における第2部分、111H…規制部
130…対向壁部、140…溝部、145…案内壁、149…傾斜面
SH…シート、P1…搬送経路、4…搬送部、40…上部ユニット
60…第2ケーブル、60A…第2ケーブルの一端部
60B…第2ケーブルの他端部、60C…第2ケーブルの中間部
63…第2ケーブルの中間部における第3部分
10G…特定側面(後面)、180…凹部、181…第1壁面
181E…第1壁面における特定側面から離間する端縁
182…第2壁面、99…電位部(モデムコネクタ)
183…溝、184…リブ、181B…特定側面と第1壁面との境界線

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    【課題】ユーザによる特別な操作を要することなく、キャンセルされたジョブが存在する旨を通知することを目的とする。【解決手段】画像形成装置であって、表示手段の第1の領域に画像形成装置の機能に係る画面を表示... 詳細

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