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技術 金属フィルムを組み込んだゴルフボールおよびその製造方法

出願人 アクシュネットカンパニー
発明者 ブライアンコモマシューエフ.ホッジマンジャリクンチマッジピーターエル.サーダール
出願日 2016年2月17日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-027467
公開日 2016年11月4日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2016-187545
状態 特許登録済
技術分野 ボール
主要キーワード シングルピース 衝撃耐久性 表面被着 製造組み立て 波状線 部分組立体 電解材料 慣性特性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年11月4日)のものです。
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課題

金属の層/フィルムを含んでも他の層との接着性を確保したゴルフボールの提供。

解決手段

ゴルフボールは:熱硬化性または熱可塑性組成物の少なくとも1つから製造され、触媒コーティングによって予め改質される外側表面を具備する基体層と;(i)カチオン酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機エアロゾルと;(ii)少なくとも1つの還元剤とを有する混合物M1を用いて上記触媒コーティングに接触させることにより上記外側表面の回りに形成される金属フィルムと;上記金属フィルムを包囲し、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つから形成される後続層とを有する。代替的には、外側表面は予め改質されていない。後続層は金属フィルムの回りに形成されて良く、また、金属フィルムおよび後続層の間に配されるコーティング層を包囲して良い。

概要

背景

概要

金属の層/フィルムを含んでも他の層との接着性を確保したゴルフボールの提供。ゴルフボールは:熱硬化性または熱可塑性組成物の少なくとも1つから製造され、触媒コーティングによって予め改質される外側表面を具備する基体層と;(i)カチオン酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機エアロゾルと;(ii)少なくとも1つの還元剤とを有する混合物M1を用いて上記触媒コーティングに接触させることにより上記外側表面の回りに形成される金属フィルムと;上記金属フィルムを包囲し、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つから形成される後続層とを有する。代替的には、外側表面は予め改質されていない。後続層は金属フィルムの回りに形成されて良く、また、金属フィルムおよび後続層の間に配されるコーティング層を包囲して良い。なし

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

熱硬化性または熱可塑性組成物の少なくとも1つから製造され、触媒コーティングによって改質される外側表面を具備する基体層と、(i)カチオン酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機エアロゾルと;(ii)少なくとも1つの還元剤とを有する混合物M1を用いて上記触媒コーティングに接触させることにより上記外側表面の回りに形成される金属フィルムと、上記金属フィルムを包囲し、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つから形成される後続層とを有することを特徴とするゴルフボール

請求項2

上記触媒コーティングは上記外側表面に化学吸着される請求項1記載のゴルフボール。

請求項3

上記触媒コーティングはチタン酸塩アルミン酸塩ジルコン酸塩ジルコアルミ酸塩、またはこれらの混合物から選択されるカップリング剤を有する請求項2記載のゴルフボール。

請求項4

上記触媒コーティングはさらに湿潤液を有する請求項2記載のゴルフボール。

請求項5

上記湿潤液は、脱イオン水;非脱イオン水;少なくとも1つのアニオン、カチオンまたは中性表面活性剤を含む脱イオン水;少なくとも1つのアニオン、カチオンまたは中性の表面活性剤を含む非脱イオン水;少なくとも1つのアルコールを有する溶液;およびこれらの混合物から成るグループから選択される請求項4記載のゴルフボール。

請求項6

上記触媒コーティングを上記外側表面にスプレイすること;または上記外側表面を上記触媒コーティング中に浸漬することの少なくとも一方によって、上記基体層が上記触媒コーティングに接触させられる請求項5記載のゴルフボール。

請求項7

上記金属は、銀、金、銅、ニッケル亜鉛コバルト、錫、ホウ素、タングステン、およびこれらの組合せから成るグループから選択される請求項1記載のゴルフボール。

請求項8

上記還元剤は、ナトリウムホウ化水素ジメチルアミンボランヒドラジン、ナトリウム次亜リン酸ホルモルリチウムアルミニウム水素化物還元糖、およびこれらの組合せから成るグループから選択される請求項1記載のゴルフボール。

請求項9

上記金属フィルムは約0.1μmから約50μmの厚さを有する請求項1記載のゴルフボール。

請求項10

上記金属フィルムは実質的に均一である請求項3記載のゴルフボール。

請求項11

上記金属フィルムおよび上記後続層の間に配されたコーティング層をさらに有する請求項1記載のゴルフボール。

請求項12

上記コーティング層は触媒コーティングである請求項11記載のゴルフボール。

請求項13

上記後続層はポリウレタン組成物から形成される請求項1記載のゴルフボール。

請求項14

異なる金属フィルムが上記金属フィルムおよび上記後続層の間に配される請求項1記載のゴルフボール。

請求項15

異なる金属フィルムが上記金属フィルムおよび上記後続層の間に配される請求項11記載のゴルフボール。

請求項16

上記後続層はコア層を有する請求項1記載のゴルフボール。

請求項17

上記基体層は中間層を有する請求項1記載のゴルフボール。

請求項18

上記基体層はカバー層を有する請求項1記載のゴルフボール。

請求項19

上記金属フィルムは、上記後続層の水蒸気透過率より小さな水蒸気透過率を有する請求項1記載のゴルフボール。

請求項20

上記金属フィルムは内側カバー層であり、ポリウレタン組成物を有する外側カバー層によって包囲されている請求項1記載のゴルフボール。

請求項21

上記金属フィルムは、上記基体層の水蒸気透過率より小さな水蒸気透過率を有する請求項1記載のゴルフボール。

請求項22

外側表面を具備する基体層と、(i)カップリング剤、(ii)カチオン(酸化)形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(iii)少なくとも1つの還元剤を有する混合物M2を用いて上記外側表面に接触させることにより上記外側表面の回りに形成される金属フィルムと、上記金属フィルムを包囲し、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つから形成される後続層とを有することを特徴とするゴルフボール。

請求項23

上記金属フィルムは約0.1μmから約50μmの厚さを有する請求項22記載のゴルフボール。

請求項24

上記金属フィルムは実質的に均一である請求項22記載のゴルフボール。

請求項25

上記混合物M2を上記外側表面にスプレイすること;または上記外側表面を上記混合物M2の中に浸漬することの少なくとも一方によって、上記基体層が上記混合物M2に接触させられる請求項22記載のゴルフボール。

請求項26

上記金属フィルムは、上記後続層の水蒸気透過率より小さな水蒸気透過率を有する請求項22記載のゴルフボール。

請求項27

上記金属フィルムは、上記基体層の水蒸気透過率より小さな水蒸気透過率を有する請求項22記載のゴルフボール。

技術分野

0001

隣接層の間で卓越した接着性を発揮し、簡単に、費用効率よく、製造することが可能な耐久性のあるゴルフボール、およびそのようなゴルフボールの製造方法。

発明の背景

0002

ゴルフボールは種々の構造および組成物で製造される。一般的に、コアカバーにより包囲され、少なくとも1つの中間層がオプションとしてその間に配置される。慣用的なゴルフボールの例は、バラタから、ポリブタジエンアイオノマー樹脂ポリウレタン、および/またはポリ尿素に及ぶ。典型的には、外側層は、内側ゴルフボール部品の球状外側表面の回りに、圧縮成型キャスティング、または射出成型によって、形成される。

0003

ゴルフボール製造業者は、空気力学および/または慣性特性を標的とし改善して耐久性を犠牲とすることなく所望のフィーリングを実現するために絶えず構造および材料調合について実験をしている。これに関連して、金属の層/フィルムは、内側層への水蒸気浸透に対するバリアのような潜在的な有利性を伴うのにかかわらず、ほとんどゴルフボール中に組み入れられてこなかった。

0004

金属の層/フィルムをゴルフボール構造中に組み込む今までの試みにおいて遭遇する困難な事態の1つは、金属の層/フィルムと、熱硬化性および/または熱可塑性の材料から製造される隣接する層との間に、充分な接着性を実現することに関する。隣接する層との間に充分な接着性が実現されると、衝撃耐久性や剪断耐性を、ゴルフボールの外観競技特性に広く悪影響を与えること無しに、改善できる。

0005

さらに、製造コストが高く好ましくないことがわかった。なぜならば、既存のゴルフボール製造フレームワークでは真空金属化電気メッキ、および/またはスパッタリングのようなプロセスを提供できるように適合化されていなければならないからである。少なくとも、これらの理由により、多くは、ゴルフボールにおける金属物質の採用は表面ペイント顔料、および/またはインクに制限されていた。

0006

しかしながら、金属の層/フィルムは依然としてゴルフボール構造において魅力的なオプションであるので、上述の接着性の問題を伴うことなく、チェーンオンエッジアプリケーションのような既存のゴルフボール製造プロセスお範囲内で、コア、中間層、およびカバー層のいずれの回りに、またはそれらの間に金属の層/フィルムを組み込むことができるゴルフボールに対する要請がある。この発明のゴルフボールおよびこれを製造する方法はこの要請に対処して解決するものである。

0007

したがって、1実施例において、この発明のゴルフボールは:熱硬化性または熱可塑性の組成物の少なくとも1つから製造され、触媒コーティングによって予め改質される外側表面を具備する基体層と;(i)カチオン酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機エアロゾルと;(ii)少なくとも1つの還元剤とを有する混合物M1を用いて上記触媒コーティングに接触させることにより上記外側表面の回りに形成される金属フィルムと;上記金属フィルムを包囲し、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つから形成される後続層とを有する。上記触媒コーティングは上記外側表面に化学吸着されて良い。上記触媒コーティングはチタン酸塩アルミン酸塩ジルコン酸塩ジルコアルミ酸塩、またはこれらの混合物から選択されるカップリング剤をさらに有しても良い。

0008

上記ゴルフボールの基体層は、上記外側表面にスプレイされた触媒コーティングを具備して良い。代替的には、上記基体層は、上記触媒コーティング中に浸漬されて良い。

0009

1実施例において、上記触媒コーティングはさらに湿潤液を有して良い。上記湿潤液は、脱イオン水;非脱イオン水;少なくとも1つのアニオン、カチオンまたは中性表面活性剤を含む脱イオン水;少なくとも1つのアニオン、カチオンまたは中性の表面活性剤を含む非脱イオン水;少なくとも1つのアルコールを有する溶液;およびこれらの混合物から成るグループから選択されて良い。

0010

上記金属フィルムの上記金属は、好ましくは、銀、金、銅、ニッケル亜鉛コバルト、錫、ホウ素、タングステン、およびこれらの組合せから成るグループから選択される。上記混合物M1は、ナトリウムホウ化水素ジメチルアミンボランヒドラジン、ナトリウム次亜リン酸ホルモルリチウムアルミニウム水素化物還元糖、およびこれらの組合せから成るグループから選択されて良い還元剤を有する。

0011

好ましい実施例において、上記金属フィルムは約0.1μmから約50μmの厚さを有して良い。さらに、上記金属フィルムは実質的に均一なものとして形成されて良い。

0012

上記金属フィルムは、上記後続層の外側表面の回りに、上記基体層および上記後続層の間に形成される。1実施例において、1つのコーティング層が上記金属フィルムおよび上記後続層の間に配される。1実施例において、上記コーティング層は触媒コーティングである。

0013

この発明のゴルフボールは複数の金属フィルムを含んで良い。例えば、異なる金属フィルムが、第1の金属フィルムおよび上記後続層の間に配されて良い。代替的な実施例において、上記異なる金属フィルムは、1つのコーティング層および上記後続層の間に配されて良い。

0014

上記基体層はコア、中間層、カバー層、または、さらにはコーティング層のような任意のゴルフボール部品を有して良い。ただし、でき上がったゴルフボール構造が、金属フィルムが基体層の外側表面の回りに形成され後続層が金属フィルムを包囲するようなものでなければならない。例えば、1つの好ましい実施例において、基体層はポリブタジエンコアを有し、後続層はポリウレタンカバーを有し、金属フィルムがコアの外側表面の回りに、かつ、コアおよびカバーの間に形成される。この実施例において、金属フィルムは、例えば、内側カバー層のような中間層であって良い。ここで使用されるように、用語「コア」は1または複数の層を具備するコアを指す。1実施例において、基体層および後続層はそれぞれコア層を有して良い。他方、中間層は、コアおよび最も外側のカバー層の間に配される任意のゴルフボールそうであって良い。基体層および金属フィルムが各々中間層であるような実施例も想定される。

0015

さらに他の実施例において、金属フィルムは、戦略的に、基体層の回りに、水蒸気バリア層として形成され、基体層および/または後続層の水蒸気透過率より小さな水蒸気透過率を有する。これらの任意の実施例において、基体層および後続層は類似の材料または異なる材料から形成されて良いけれども、好ましくは、各々が、熱硬化性または熱可塑性材料の少なくとも1つから形成される。

0016

代替的には、この発明のゴルフボールは:外側表面を具備する基体層と;(i)カップリング剤、(ii)カチオン(酸化)形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(iii)少なくとも1つの還元剤を有する混合物M2を用いて上記外側表面に接触させることにより上記外側表面の回りに形成される金属フィルムと;上記金属フィルムを包囲し、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つから形成される後続層とを有する。

0017

この実施例において、第1の外側表面は触媒コーティングによって/またはこれを用いて予め改質されていない。そのかわり、外側表面は、上記混合物M2を上記外側表面にスプレイすること;または上記外側表面を上記混合物M2の中に浸漬することの少なくとも一方によって、上記混合物M2に接触させられる。

0018

代替的には、この発明は、(a)触媒コーティングを準備するステップと;(b)(i)カチオン/酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(ii)少なくとも1つの還元剤を準備するステップと;(c)第1の球状外側表面を具備する基体層を準備するステップと;(d)上記外側表面を上記触媒コーティングに接触させて予め改室された外側表面を形成するステップと;(e)(i)カチオン/酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(ii)少なくとも1つの還元剤の混合物M1を用いて上記触媒コーティングに接触させ、もって、上記外側表面の回りに同心状に金属フィルムを形成し、上記第1の層および上記金属層とがその間の界面で結合するようになすステップと;上記金属フィルムの回りに、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つを有する後続層を形成するステップとから形成されるゴルフボールに向けられている。

0019

他の実施例において、この発明は、(a)(i)少なくとも1つのカップリング剤;(ii)カチオン/酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(iii)少なくとも1つの還元剤を準備するステップと;(b)外側表面を有する基体層を準備するステップと;(c)(i)少なくとも1つのカップリング剤;(ii)カチオン/酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(iii)少なくとも1つの還元剤の混合物M2に、上記外側表面を接触させ、上記外側表面の回りに同心状に金属フィルムを形成し、もって、上記第1の層および上記金属層とがその間の界面で結合するようになすステップと;上記金属フィルムの回りに、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つを有する後続層を形成するステップとから形成されるゴルフボールに向けられている。

0020

この発明は、また、(a)触媒コーティングを準備するステップと;(b)(i)カチオン/酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(ii)少なくとも1つの還元剤を準備するステップと;(c)第1の球状外側表面を具備する基体層を準備するステップと;(d)上記外側表面を上記触媒コーティングに接触させて予め改室された外側表面を形成するステップと;(e)(i)カチオン/酸化形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(ii)少なくとも1つの還元剤の混合物M1を用いて上記触媒コーティングに接触させ、もって、上記外側表面の回りに同心状に金属フィルムを形成し、上記第1の層および上記金属層とがその間の界面で結合するようになすステップと;上記金属フィルムの回りに、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つを有する後続層を形成するステップと有する、ゴルフボールの製造方法に向けられている。

0021

他の実施例において、この発明のゴルフボールを製造する方法は、(a)(i)少なくとも1つのカップリング剤;(ii)カチオン/形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(iii)少なくとも1つの還元剤を準備するステップと;(b)外側表面を有する基体層を準備するステップと;(c)(i)少なくとも1つのカップリング剤;(ii)カチオン(酸化)形態の少なくとも1つの金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機のエアロゾル;および(iii)少なくとも1つの還元剤の混合物M2に、上記外側表面を接触させ、上記外側表面の回りに同心状に金属フィルムを形成し、もって、上記第1の層および上記金属層とがその間の界面で結合するようになすステップと;上記金属フィルムの回りに、熱硬化性組成物または熱可塑性組成物の少なくとも1つを有する後続層を形成するステップと有する、ゴルフボールの製造方法に向けられている。

詳細な説明

0022

この発明のゴルフボールは、水蒸気透過に対する防護のような多くの所望の利益をもたらす金属フィルムを費用効率よく組み込む。この発明のゴルフボールのいくつかの実施例において、基体層およびその回りに形成される金属フィルムの間の接着性を、その回りに混合物M1が設けられるときに助長する触媒コーティングを用いて、基体層が予め改質される。他の実施例において、基体層および金属フィルムの間のそのような接着性を助長するために、カップリング剤が、混合物M2中に混合されて(i)少なくとも1つのカチオン/酸化形態の金属を有する少なくとも1つの水性および/または有機性のエアロゾル;および(ii)少なくとも1つの還元剤と組み合わされる。この結果得られる混合物M2が基体層の回りに、またはその上に塗布され、その他、形成されて、もって、金属フィルムが形成される。

0023

有益なことに、この発明のゴルフボールにおいて、金属フィルムが、外側ゴルフボール層および内側ゴルフボール層の間の中間に形成され、内側層(基体層)および金属フィルムの間に卓越した接着が形成され、さらに、金属フィルムおよび当該金属フィルムを包囲する外側ゴルフボール層(後続層)の間にも卓越した接着が形成される。金属フィルムと基体層および/または後続層の間の、その界面における相互作用によって、金属フィルムおよび隣接層の間に充分な接着性が実現され、これによって、ゴルフボールがクラブヘッドによって打撃されたときのゴルフボールの耐久性を実現する。

0024

ここで使用されるように、用語「予め改質される」(pre−modified)は、基体層の外側表面が、当該外側表面が混合物M1に接触する前の任意の時点で、触媒コーティングを用いて改質されることを指す。

0025

触媒コーティングはさらに湿潤液を有して良い。湿潤液を用いると、同時に噴霧される2つの活性のある成分(酸化剤および還元剤)の混合を助長することにより、金属フィルムの均一な被着を確実にし、さらに、外側表面に混合物を拡散させるのを支援することが可能になる。

0026

外側表面は、また、化学的および/または機械的処理にさらされて良い。後者は例えば粗面化である。標準的なエッチング溶液のような化学的処理が用いられて良い。この処理の目的は、金属フィルムの外側表面への接着性を向上させることである。コロイド状PdSn溶液における活性化段階によって活性化が飽和状態にされる。

0027

金属への変換は、混合物M1または混合物M2を外側表面に設けたときにトリガーされる。反応の準備または活性化は任意の物理的(温度、UV等)または化学的手段によって実現されて良い。金属は、有益なことに、例えば、周期律表VIII族に加えて、周期律表のIb族IIb族、IIIc族、iVa族遷移金属)およびVIb族から選択できる。例えば、銅、ニッケル、亜鉛、コバルト、錫、ホウ素、タングステン、およびこれらの合金である。また、Ni、Co、Zn、Fe、Cu、およびBに基づく、種々の二元および三元合金金属塩の混合物を利用して生成できる。合金の例は、Ni−B、Ni−B−Zn、Ni−Cu−B、Ni−Co−B、Ni−Fe−B、Ni−Cu−Co−B、NiSn−B等を含む。

0028

ゴルフボール技術において多くの方法が、混合物M1または混合物M2を外側表面上に被着するために知られている。さらに、金属化フィルムを表面の非電解材料上に形成する非制約的な方法が、米国特許第8,507,043号(Stremsdoerfer、「'043特許」)にも開示され、その内容は参照してここに組み入れる。'043特許は、装飾、仕上げ腐食合資のために生成できる表面被着(ニッケル、亜鉛、Cu等)について教示している。

0029

外側表面に噴霧されるエアロゾルは、酸化金属カチオン(1または複数)および還元剤(1または複数)の溶液、有益なことに、水性溶液から取得でき、また、洗浄溶液から取得でき、またh、適切な場合には、感光および/または活性化溶液から取得して良い。噴霧上エアロゾルは、一般的には、溶液および/または分散系を霧状にし(nebulization)、または細分化し(atomization)、100μm、好ましくは60μm、さらに好ましくは0.1および50μmの間のような適切なサイズのドロプレットのスプレイを得るようにして生成される。

0030

1実施例において、酸化剤(1または複数)および還元剤(1または複数)の混合物は準安定であり、混合物を噴霧した後に、後者が活性化されて金属への変換がトリガーされ、好ましくは、これは、混合物を噴霧する前、最中、その後に、有益なことに、少なくとも1つのエアロゾルの手段によって、供給されるプライマーと接触させることによって行われる。この形態では、酸化剤および還元剤を、それらが、噴霧の後、基体の表面を被覆するまで、それらの反応を減速させつつ、前置混合(pre−mix)させることが可能である。反応の準備または活性化がその後任意の物理的(温度、UV等)または化学的手段によって実現される。

0031

いくつかの実施例において、コーティングは金属フィルムおよび基体層の間に配されて良い。このコーティングは、いくつかの実施例においては触媒コーティングであり、他方、他の実施例においては、このコーティングが湿潤液体として機能して良い。

0032

後続層は、慣用的な方法によって金属層の回りに形成されて良く、これら方法は、ディッピングソーキングローリングワイピング、スプレイ、コーティング、またはブラッシングの少なくとも1つから圧縮成型、キャスティング、および射出成型の少なくとも1つまで広がり、これは、金属フィルムの回りに形成されるべき後続層の材料に左右される。

0033

好ましくは、この発明のゴルフボールは、ゴルフボール業界において良く知られている、チェーン・オン・エッジ塗布のような慣用的はプロセスを用いる既存のゴルフボール製造フレームワーク内で費用効率よく製造して良い。以前では、典型的でないステップ、例えば、電解ベースの方法を使用するために既存のゴルフボール組み立てラインを適合化させる必要があった。

0034

特定のまたは具体的な慣用的なゴルフボール製造組み立て設備拘束されないけれども、この発明のゴルフボールは例えば慣用的なゴルフボールコーティングブースまたはライン内で、またはそれに沿って形成されて良く、ここでは、金属フィルムを包囲しこれと結合されるゴルフボール部品が、予め改質された混合物および/またはフィルム形成混合物係合し、転がされ、スプレイされ、またはその他の接触を受け、その後、硬化および/またはトップコーティング等を施される。

0035

1実施例において、金属カチオン(1または複数)の少なくとも1つの溶液および還元剤(1または複数)の少なくとも1つの溶液が、1または複数のエアロゾルにおいて、同一のスプレイフェーズで外側表面に同時にスプレイされて良い。酸化溶液還元溶液との混合は、スプレイ用エアロゾルを形成する直前に行っても良く、または、酸化溶液から製造したエアロゾルを還元溶液から製造したエアロゾルに、好ましくは、それらエアロゾルが外側表面に接触する前に、組み合わせることによって行っても良い。他の実施例において、少なくとも1つの排他的な酸化金属カチオンのスプレイフェーズおよび少なくとも1つの排他的な還元剤のカチオンスプレイフェーズが、交互に行われる。いくつかの異なる酸化金属カチオンおよび1または複数の還元剤を用いて種々の金属または合金の複数のフィルム層を形成するようにして良い。

0036

Ni、Co、Zn、Fe、Cu、およびBに基づく種々の二元または三元合金を金属塩の混合物を利用して生成できる。種々の塩は、還元剤と別にスプレイされても良いし、お互いに別々に、または連続してスプレイされても良い。

0037

水は、スプレイ化したエアロゾルを製造するための溶液を製造するための卓越した溶媒であるけれども、有機溶媒を使用する可能性を排除しない。酸化金属塩の濃度は、1g/lおよび60g/lの間で含まれ、好ましくは、7および30g/lの間である。還元剤の濃度は、0.5g/lおよび60g/lの間で含まれ、好ましくは、8および20glの間である。

0038

開始溶液の少なくとも1つは、以下を付加されて良い。すなわち、少なくとも1つの天然または合成樹脂または結合剤、少なくとも1つの有機または無機染料および/または顔料;好ましくは以下の物質:すなわち、スルフィミド(sulphimides)、スルファナミド、スルホネートプロパルギルアルコールチオ尿素メルプタベンゼンチアゾール、またはこれらの混合物から選択された少なくとも1つの増白剤;少なくとも1つの表面活性剤;好ましくは以下の物質:すなわち、ガラス遷移または粒子カーボンシリコンカーバイドグラファイトダイアモンド酸化物、例えばアルミナセラミックマイクロカプセル、またはカルシウムまたはナトリウムカーボネートバリウムサルフェートタルクシリケート、実際には、金属フィルムのレオロジおよび機械的特性修正できる任意のフィラー、およびこれら物質の混合物から選択された少なくとも1つのフィラーが付加されて良い。

0039

具体的には、粘度修正剤、例えば、エチレングリコールのような他の多くの添加物を付加して良い。実際、粘度の微調整によって基体上の流れ減少を回避させることができる。したがって、試薬は長い時間にわたって、同一の場所に接触した状態で留まっている。これによって、被着量や、それゆえに、酸化・還元反応収率が改善される。他方、複合被着を展開する場合には粘度を増加させて、粒子および遷移の分散および懸濁が改善する。

0040

この発明のゴルフボールにおいては、基体層および/または後続層は慣用的な熱硬化性および/または熱可塑性組成物から形成されて良い。それはそれとして、この発明のゴルフボールのコア層は、例えば、ソリッドセミソリッド流体充填、または空洞であって良く、また、コアはシングルピースまたはマルチピースを有して良い。種々の材料を用いてコアを製造して良く、これは、ゴムスチレンブタジエン、ポリブタジエン、イソプレンポリイソプレントランスイソプレンのような熱硬化性組成物;アイオノマー樹脂、ポリアミドまたはポリエステルのような熱可塑性材料;熱可塑性および熱硬化性ポリウレタンおよびポリ尿素エラストマーを含む。1実施例において、コアは、天然またはポリブタジエンのような合成ゴム組成物から製造されたシングルピースである。他の例において、ツーピースコアが構築される。すなわち、2つのコア層がある。例えば、内側コア部分が第1のゴム材料から製造されて良く、外側コア層が、内側コアを包囲し、第2のゴム材料から製造されて良い。それぞれのコア部分は同一または異なるゴム材料から製造されて良い。架橋剤およびフィラーがゴム材料に添加されて良い。

0041

より具体的には、ソリッドコア用の材料は、典型的には、ベースゴム、フィラー、開始剤、および架橋剤を具備する組成物を含む。ベースゴムは典型的には、天然または合成ゴム、例えば、ポリブタジエンゴムを含む。1実施例において、ベースゴムは、少なくとも40%のシス−構造を具備する1,4−ポリブタジエンである。ポリブタジエンは他のエラストマー、例えば天然ゴムポリイソプレンゴムスチレンブタジエンゴムおよび/または他のポリブタジエンとブレンドして良い。コア中に使用して良い他の適切なゴムは、トランス−ポリブタジエンである。このポリブタジエンアイソマーは、成型サイクル中に、ポリブタジエンのシス−アイソマーをトランス−アイソマーに返還することによって形成される。ソフト・高速化剤、例えばペンタクロロチオフェノール(PCTP)またはZnPCTPがポリブタジエンにブレンドできる。これら化合物は、また、ポリブタジエン中のいくつかのシス−1,4結合をトランス−1,4結合に返還するシス−トランス触媒として機能できる。

0042

フィラーは、比重密度調整材料)、硬度、重量、係数弾力性圧縮、その他のような特性を調整するために使用されて良く、コア組成物中に添加されて良い。通常、フィラーは無機であり、適切なフィラーは、多数の金属または金属酸化物を含み、例えば酸化亜鉛および酸化スズ、ならびに硫酸バリウム硫酸亜鉛炭酸カルシウム炭酸バリウムクレイ、タングステン、炭化タングステンシリカ、およびこれらの混合物を含む。フィラーは、種々の発泡剤またはブローイング剤炭酸亜鉛リグリンドリサイクルしたコア材料であって典型的には約30メッシュ以下の粒子サイズに粉砕したもの)、高ムーニー粘度ゴムのリグリンド、その他も含んで良い。さらに、ポリマー、セラミック、金属およびガラスマイクロ球を用いて良い。

0043

1実施例において、コアは、外側直径が約1.20インチから約1.65インチのシングルピースコアである。好ましくは、シングルピースコアの直径は約1.62インチである。コアは一般的にはボールの実質的な部分を構成し、例えば、コアは少なくともボールの約80%を構成して良い。コアの硬さは、ボールの所望の特性に応じて変化して良い。そのような構造の1つの非制約的な例は以下のとおりである。すなわち、コアは、直径が約1.58インチのシングルピースコアであって良く;薄い水蒸気バリア層の厚さは約0.010インチ未満であって良く;カバーの厚さは約0.050インチ未満であって良い。

0044

他の実施例において、コアは内側コア部分および包囲外側コア層を含んで良い。このコア構造は、マルチコアまたはツーピースコアと呼ばれて良い。内側コア部分および外側コアそうは一体にボールの「センタ」と呼ばれて良い。ツーピースコアを具備するそのようなボールにおいて、内側コア部分の直径は約0.75インチから約1.30インチであって良く、当該内側コア部分は比較的ソフト(すなわち約30未満の圧縮を有して良い)であって良い。他方、外側コア層の厚さは約0.20インチから約0.60インチであり、当該外側コア層は比較的硬くて良い(圧縮が約70以上)。すなわち、ボールのツーピースコアまたは「センタ」は、内側コアおよび外側コア層を有し、総合的な直径は約1.50から約1.64インチであり、より好ましくは約1.510から1.620インチであり、その圧縮は約80から約115であり、より好ましくは85から110である。

0045

1つの例において、コアは、総直径が約1.32インチから約1.62インチで、直径が約0.90インチから約1.20インチの内側コア部分を有し、厚さが約0.21から約0.36インチの外側コア部分を有するツーピースコアである。このような構造において、薄い水蒸気バリア層の厚さは約0.010インチ未満であり、カバーの厚さは好ましくは0.050インチであり、好ましくは約0.040インチ未満である。より好ましくは、カバーの厚さは約0.015から0.040インチである。

0046

コア部分の圧縮は、全般的には、全体として約40から約110の範囲であり、より好ましくは、約60から約100の範囲である。一般的には、ボールが比較的ソフトなコアを有するとき、もたらされるボールのスピンレートは比較的小さい。クラブがボールを打撃し、比較的ソフトなコアに対してカバーを圧縮するとき、ボールに働く圧縮力は、小さい。クラブフェースボール表面を充分にインターフェースして把持することがなく、そのため、ボールの初期スピンレートは小さい。他方、ボールが比較的硬いコアを含むとき、もたらされるボールのスピンレートは比較的大きい。ゴルフクラブがボールを打撃するときに、ボール表面を充分にインターフェースして把持し、このため、ボールの初期スピンレートは大きくなる。他の実施例において、この発明のコアの全体的な反発係数(「COR」)は125ft/sで少なくとも0.750、または少なくとも0.775、または少なくとも0.780、または少なくとも0.785、または少なくとも0.790、または少なくとも0.795、または少なくとも0.800である。コアは、中間層またはカバー層様にも典型的に用いられる種々の他の材料を有することが知られている。中間層は同様に、例えばここで説明されるようにコアおよびカバー中に一般的に用いられる材料を含んでも良い。

0047

カバー材料は、ゴルフボールに耐久性、強靱性引き裂き抵抗を付与しなければならない。例えば、ポリウレタン/ポリ尿素組成物をカバー層中に使用でき、これはカバーにソフトフィーリングとともに高耐久性を付与できるからである。他の実施例において、カバーは、エチレンプロピレンブテン−1またはヘキサン−1をベースとするホモポリマーまたはコポリマーであって官能性モノマー、例えばアクリル酸およびメタクリル酸を含むものおよび完全にまたは部分的に中和したアイオノマー樹脂およびこれらのブレンド、メチルアクリレートメチルメタクリレートホモポリマーおよびコポリマー、イミド化した、アミノ基を含むポリマー、ポリカーボネート強化ポリアミドポリフェニレンオキシド、高耐衝撃性ポリスチレンポリエーテルケトンポリスルホンポリフェニレンスルフィド)、アクリロニトリルブタジエンアクリル−スチレン−アクリロニトリル、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンビニルアルコール)、ポリ(テトラフルオロエチレン)およびこれらのコポリマーであって官能性コモノマーを含むもの、およびこれらのブレンドのようなポリマーから製造されて良い。

0048

1実施例において、アイオノマー樹脂をカバー材料として使用して良い。これら架橋ポリマーは、共有結合とともに鎖間イオン結合を含む。アイオノマー樹脂は、例えば、エチレンと、酸基、例えばメタクリル酸またはアクリル酸とのコポリマーを含む。金属イオン、例えば、ナトリウム、リチウム、亜鉛、およびマグネシウムポリマー中の酸基を中和するのに使用される。商業的に入手可能なアイオノマー樹脂は当業界で知られており、Surlyn(R)(DuPont)、およびEscor(R)およびIotek(Exxon)という商標の下で販売されている多数の樹脂を含む。これらアイオノマー樹脂は、種々のグレードで入手可能であり、ベース樹脂のタイプ、分子量、金属イオンのタイプ、酸の量、中和の程度、添加物、および他の特性に基づいて特定される。

0049

先に検討したように、適切なカバー材料は、これに限定されないが、アイオノマー樹脂およびそれブレンド(例えば、E.I.DuPont社から商業的に入手可能なSurlyn(商標)アイオノマー樹脂、およびDuPont(商標)HPF1000およびHPF2000;ExxonMobil Chemical社から商業的に入手可能なIotek(商標)アイオノマー;The Dow Chemical Company社から商業的に入手可能なAmplify(商標)IOエチレンアクリル酸コポリマーのアイオノマー;および、A. Schulman Incから商業的に入手可能なClarix(商標)アイオノマー樹脂);ポリウレタン;ポリ尿素;ポリウレタンおよびポリ尿素のコポリマーおよびハイブリッド;例えば低密度ポリエチレン線形低密度ポリエチレン、および高密度ポリエチレンを含むポリエチレンポリプロピレンゴム強化オレフィンポリマー;アイオノマー性コポリマーの部分を構成しない、酸コポリマー、例えばポリアクリルメタクリル)酸;プラストマーフレクソマー;スチレン/ブタジエン/スチレンブロックコポリマー;スチレン/エチレン−ブチレン/スチレンブロックコポリマー;動的に加硫したエラストマー;エチレンビニルアセテート;エチレンメチルアクリレート;ポリビニルクロライド樹脂;ポリアミド、アミド−エステルエラストマー、および、例えば、Arkema社から商業的に入手可能なPebax(商標)熱可塑性ポリエーテルブロックアミドを含むアイオノマーとポリアミドのグラフトコポリマー;架橋トランスポリイソプレンおよびそのブレンド;ポリエステルベース熱可塑性エラストマー、例えば、E.I.DuPont社から商業的に入手可能なHytel(商標);ポリウレタンベースの熱可塑性エラストマー、例えば、BASF社から商業的に入手可能なElastollan(商標);合成または天然の加硫ゴム;およびこれらの組み合わせを含む。具体的な実施例において、カバーはアイオノマー、ポリエステルエラストマーポリアミドエラストマー、およびこれらの2またはそれ以上の組合せからなるグループから選択された組成物から製造された単一層である。

0050

番目の実施例において、カバーは、熱可塑性ポリウレタン、熱硬化性ポリウレタン、熱可塑性ポリ尿素、または熱硬化性ポリ尿素から形成された組成物を有して良い。より具体的には、ポリ尿素組成物はカバー層として利用されて良い。他のバージョンにおいて、カバー層は重量で約10%から約90%のポリ尿素組成物、および、約90%から約10%のポリウレタン組成物からなるブレンドを有して良い。さらに他の実施例において、カバー層は重量で約10%から約90%のポリ尿素組成物、および、約90%から約10%の他のポリマーまたは他の材料、例えば、ビニル樹脂、ポリエステル、ポリアミド、およびポリオレフィンからなるブレンドを有して良い。

0051

ポリウレタン、ポリ尿素、およびポリウレタン/ポリ尿素のブレンドおよびハイブリッドもカバー層を形成するのに特に適している。カバー層材料として使用されるとき、ポリウレタンおよびポリ尿素は熱硬化性または熱可塑性であって良い。熱硬化性材料は慣用的なキャスティングまたは射出成型手法によってゴルフボール層に形成できる。熱可塑性材料は慣用的な圧縮成型または射出成型手法によってゴルフボール層に形成できる。

0052

使用することができるポリウレタンカバー組成物は、少なくとも1つのポリイソシアネートおよび少なくとも1つの硬化剤反応生成物から形成できる組成物を含む。硬化剤は、例えば、1または複数のジアミン、1または複数のポリオール、またはこれらの組合せを含んで良い。当該少なくとも1つのポリイソシアネートは、1または複数のポリオールと組み合わされてプレポリマーを形成して良く、このプレポリマーはつぎに少なくとも1つの硬化剤と組み合わされる。そして、ここで説明されるときには、ポリオールはポリウレタンの一方または相応の成分中に使用されるのに適切であって良く、すなわち、プレポリマーの部分として、また硬化剤中に使用されて良い。硬化剤は、ポリオール硬化剤、好ましくは、エチレングリコール;ジエチレングリコールポリエチレングリコールプロピレングリコールポリプロピレングリコール;低分子量ポリテトラメチレンエーテルグリコール;1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン;1,3−ビス−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン;1,3−ビス−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン;1,4−ブタンジオール;1,5−ペンタンジオール;1,6−ヘキサンジオールレゾルシノール−ジ−(β−ヒドロキシエチルエーテルヒドロキノン−ジ−(β−ヒドロキシエチル)エーテル;トリメチロールプロパン;および、これらの混合物からなるグループから選択されたポリオール硬化剤を含む。

0053

適切なポリウレタンカバー組成物は、また、少なくとも1つのポリイソシアネートおよび少なくとも1つの硬化剤の反応生成物から形成できる組成物を含む。硬化剤は、少なくとも1つのイソシアネートと、少なくとも1つの硬化剤、または、少なくとも1つのイソシアネート、少なくとも1つのポリオール、および少なくとも1つの硬化剤の反応生成物との反応生成物から形成される組成物を含む。好ましいイソシアネートは、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリマー4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド変性液状4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネートイソホロンジイソシアネート、p−メチルキシレンジイソシアネート、、およびこれらの組合せからなるグループから選択されたものを含む。好ましいポリオールは、ポリエーテルポリオールヒドロキシ末端ポリブタジエン、ポリエステルポリオールポリカプロラクトンポリオールポリカーボネートポリオール、およびこれらの組合せからなるグループから選択されたものを含む。好ましい硬化剤は、ポリアミン硬化剤、ポリオール硬化剤、およびこれらの組合せを含む。ポリアミン硬化剤が特に好ましい。好ましいポリアミン硬化剤は、例えば、3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミンまたはこのアイソマー;3,5−ジエチルトルエン−2,4−ジアミンまたはこのアイソマー;4,4'−ビス−(sec−ブチルアミノ)−ジフェニルメタン;1,4−ビス−(sec−ブチルアミノ)−ベンゼン、4,4'−メチレン−ビス−(2−クロロアニリン);4,4'−メチレン−ビス−(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン);トリメチレングリコール−ジ−アミノベンゾエート;ポリテトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート;N,N'−ジアルキルジアミノジフェニルメタン;p,p'−メチレンジアニリンフェニレンジアミン;4,4'−メチレン−ビス−(2−クロロアニリン);4,4'−メチレン−ビス−(2,6−ジエチルアニリン);4,4'−ジアミノ−3,3'−ジエチル−5,5'−ジメチルジフェニルメタン;2,2'−3,3'−テトラクロロジアミノジフェニルメタン;4,4'−メチレン−ビス−(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン);およびこれらの混合物を含む。

0054

カバー組成物は特定のポリイソシアネートの使用に制約されない。適切なポリイソシアネートは、これに限定されないが、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート("MDI")、ポリマーMDI、カルボジイミド−変性液状MDI、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート("H12MDI")、p−フェニレンジイソシアネート("PPDI")、トルエンジイソシアネート("TDI")、3,3'−ジメチル−4,4'−ビフェニレンジイソシアネート("TODI")、イソホロンジイソシアネート("IPDI")、ヘキサメチレンジイソシアネート("HDI")、ナフタレンジイソシアネート("NDI")、キシレンジイソシアネート("XDI")、パラ−テトラメチルキシレンジイソシアネート("p−TMXDI")、メタ−テトラメチルキシレンジイソシアネート("m−TMXDI")、エチレンジイソシアネート、プロピレン−1,2−ジイソシアネート、テトラメチレン−1,4−ジイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレン−ジイソシアネート("HDI")、ドデカン−1,12−ジイソシアネート、シクロブタン−1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、1−イソシアネート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアネートメチルシクロヘキサン、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、HDIのトリイソシアネート、2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジイソシアネートのトリイソシアネート("TMDI")、テトラセンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、アントラセンジイソシアネート、およびこれらの混合物を含む。ポリイソシアネートは、1以上のイソシアネート基、例えばジイソシアネート、トリイソシアネートおよびテトライソシアネートを有するものとして、当業者には知られている。好ましくは、ポリイソシアネートは、MDI、PPDI、TDI、およびこれらの混合物から選択される。より好ましくはポリイソシアネートはMDIを含む。ここで使用する用語「MDI」は、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリマーMDI、カルボジイミド変性液状MDI、およびこれらの混合物を意味し、かつさらに使用したジイソシアネートが「低遊離(low free)モノマー」であることができるとは「遊離」モノマーの量が低いイソシアネート基であること、典型的には遊離モノマー基の量が約0.1%より低いことを当業者が理解すると理解すべきである。「低遊離モノマー」ジイソシアネートの例は、これに限定されないが、低遊離モノマーMDI、低遊離モノマーTDI、及び低遊離モノマーPPDIである。

0055

少なくとも一つのポリイソシアネートは約14%より少ない未反応のNCO基を有して良い。好ましくは該少なくとも一つのポリイソシアネートは約8.5%より多くない、より好ましくは2.5%から8.0%、または約4.0%から7.2%、または5.0%から6.5%のNCOを有する。

0056

カバー組成物は特定のポリオールの使用に制約されない。1実施例において、ポリオールの分子量は約200から約6000である。事例的なポリオールは、これに限定されないが、ポリエーテルポリオール、ヒドロキシ末端ポリブタジエン(部分的に/完全に水素添加した誘導体を含む)、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、およびポリカーボネートポリオールを含む。ポリテトラメチレンエーテルグリコール(「PTMEG」)、ポリエチレンプロピレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、およびこれらの混合物がとくに好ましい。炭化水素鎖飽和又は不飽和結合及び置換又は未置換の芳香族及び環状基を有することができる。好ましくは、ポリオールはPTMEGを含む。適切なポリエステルポリオールは、これに限定されないが、ポリエチレンアジペートグリコール、ポリブチレンアジペートグリコール、ポリエチレンプロピレンアジペートグリコール、オルトフタレート−1,6−ヘキサンジオール、およびこれらの混合物を含む。炭化水素鎖は飽和または不飽和結合、または置換または未置換の芳香族および環状基を有することができる。適切なポリカプロラクトンポリオールは、これに限定されないが、1,6−ヘキサンジオール−開始ポリカプロラクトン、ジエチレングリコール開始ポリカプロラクトン、トリメチロールプロパン開始ポリカプロラクトン、ネオペンチルグリコール開始ポリカプロラクトン、1,4−ブタンジオール開始ポリカプロラクトン、およびこれらの混合物を含む。炭化水素鎖は飽和または不飽和の、または置換または未置換の芳香族および環状基を有することができる。

0057

ポリアミン硬化剤もこの発明のポリウレタン組成物中に使用して好適であり、製品ボールの耐切断性耐剪断性、および耐衝撃性が改善することがわかっている。好ましいポリアミン硬化剤は、これに限定されないが、3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミン及びこのアイソマー;3,5−ジエチルトルエン−2,4−ジアミン及びこのアイソマー、例えば3,5−ジエチルトルエン−2,6−ジアミン;4,4'−ビス−(sec−ブチルアミノ)−ジフェニルメタン;1,4−ビス−(sec−ブチルアミノ)−ベンゼン、4,4'−メチレン−ビス−(2−クロロアニリン);4,4'−メチレン−ビス−(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン)("MCDEA");ポリテトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート;N,N'−ジアルキルジアミノジフェニルメタン;p,p'−メチレンジアニリン("MDA");m−フェニレンジアミン("MPDA");4,4'−メチレン−ビス−(2−クロロアニリン)("MOCA");4,4'−メチレン−ビス−(2,6−ジエチルアニリン)("MDEA");4,4'−メチレン−ビス−(2,3−ジクロロアニリン)("MDCA");4,4'−ジアミノ−3,3'−ジエチル−5,5'−ジメチルジフェニルメタン;2,2'−3,3'−テトラクロロジアミノジフェニルメタン;トリメチレングリコールジ−p−アミノベンゾエート;及びこれらの混合物である。好ましくはこの発明の硬化剤は、3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミン及びそのアイソマー、例えばバトンルージュアルマール社(Albermarle Corporation of Baton Rouge,LA)から入手可能なEthacure(登録商標)300である。適切なポリアミン硬化剤は第1及び第2アミンの両者を含み、好ましくは、その分子量は約64〜約2000の範囲である。

0058

少なくとも一つのジオールトリオールテトラオール、又はヒドロキシ末端硬化剤を上述のポリウレタン組成物に添加することができる。適切なジオール、トリオール、及びテトラオール基は以下を含む:エチレングリコール;ジエチレングリコール;ポリエチレングリコール;プロピレングリコール;ポリプロピレングリコール;低分子量ポリテトラメチレンエーテルグリコール;1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン;1,3−ビス−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン;1,3−ビス−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン;1,4−ブタンジオール;1,5−ペンタンジオール;1,6−ヘキサンジオール;レゾルシノール−ジ−(β−ヒドロキシエチル)エーテル;ヒドロキノン−ジ−(β−ヒドロキシエチル)エーテル;及びこれらの混合物である。好ましいヒドロキシ末端硬化剤は1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン;1,3−ビス−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン;1,3−ビス−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン;1,4−ブタンジオール、及びこれらの混合物である。好ましくは、ヒドロキシ−末端硬化剤の分子量は約48〜約2000の範囲である。ここで、分子量は、絶対重量平均分子量であり、当業者が理解するとおりのものである。

0059

ヒドロキシ末端及びアミン硬化剤の両者は、一又は複数の飽和、不飽和、芳香族、及び環状基を含むことができる。さらに、ヒドロキシ末端及びアミン硬化剤は一又は複数のハロゲン基を含むことができる。ポリウレタン組成物を硬化剤のブレンド又は混合物によって製造することができる。しかしながら所望の場合には、ポリウレタン組成物を単一の硬化剤で製造することができる。

0060

当業者に知られている任意の方法を用いてポリイソシアネート、ポリオール、および硬化剤を組み合わせて良い。1つの広く採用されている手法は、当分野でワンショット法として知られ、ポリイソシアネート、ポリオール、および硬化剤を同時に混合するものである。この方法では、混合物は非均一(よりランダムである)で、結果物としての組成物の分子構造についての製造業者による制御を少なくする。混合の好ましい手法は、プレポリマー法として知られている。この方法では、ポリイソシアネートおよびポリオールを、硬化剤の添加に先立って個別に混合する。この方法ではより均一な混合が実現され、この結果、より一様なポリマー組成物が実現される。

0061

適切なポリウレタンは、さらに、例えば、米国特許第5,334,673号、同第6,506,851号、同第6,756,436号、同第6,867,279号、同第6,960,630号、および同第7,105,623号に開示され、その内容は参照してここに組み入れる。適切なポリ尿素は、さらに、米国特許第5,484,870号、および同第6,835,794号、ならびに米国特許第60/401,047号に開示され、その内容は参照してここに組み入れる。適切なポリウレタン−尿素カバー材料は、ウレタンおよび尿素セグメントを有するポリウレタン/ポリ尿素ブレンドおよびコポリマーを含み、これらは米国特許出願公開第2007/0117923号に開示され、その内容は参照してここに組み入れる。

0062

カバー組成物は、1または複数のフィラー、例えば、例えば、着色剤蛍光剤白色剤酸化防止剤分散剤UV吸収剤光安定剤可塑剤界面活性剤相溶化剤、発泡剤、強化剤離型剤等を含んで良い。

0063

適切なカバー材料および構造も、これに限定されないが、米国特許出願公開第2005/0164810号、米国特許第5,919,100号、同第6,117,025号、同第6,767,940号、および同第6,960,630号、並びにPCT公開WO00/23519および同WO00/29129に開示されたものも含んで良く、これらの内容は参照してここに組み入れる。

0064

この発明のゴルフボールは単一、二重、またはマルチ層のカバーを有して良く、好ましくは、総合厚さは下限が0.010、または0.020、または0.025、または0,030、または0.040、または0.045インチで、上限が0.050、または0.060、または0.070、または0.075、または0.080、または0.090、または0.100、または0.150、または0.200、または0.300、または0.500インチの範囲内である。1実施例において、カバーは、厚さが0.025インチから0.035インチの単一層である。また、カバーの硬度は所望の競技特性に依存して目標付けして良い。一般的な法則として、ボールが比較的ソフトなカバーを具備するときには、ボールの初期スピンレートは比較的大きくなり、ボールが比較的硬いカバーを具備するときには、ボールの初期スピンレートは比較的小さい。

0065

この発明においては、「圧縮」は、Atti圧縮テスト装置を用いて既知の手順に従って測定され、ここでは、ボールをバネに抗して圧縮するのにピストンを用いる。ピストンの移動を固定して、スプリング偏位を測定する。スプリングの偏位の測定はボールと接触しても始まらない。そうでなくて、スプリングの変位の最初のほぼ1.25mm(0.05インチ)がオフセットである。非常に剛性が小さなコアはスプリングを1.25mmより多く撓まさず、ゼロのAtti圧縮が測定される。Atti圧縮テスタは1.68インチの径の物体を測定するように設計されているので、コアの圧縮をこれらテスタで測定するためには、コアは隙間を埋めて1.68インチの総合高さとなるようにしなければならない。Atti圧縮からRiehle圧縮(コア)、Riehle(ボール)、100kg偏位、130−10kg偏位または有効モヂュラスへの変換は、J. Dolton中に与えられた式に従って実行できる。

0066

この発明のゴルフボールにおいて、反発係数すなわちCORは既知の手順に従って決定され、この手順では、ゴルフボールまたはゴルフボール部分組立体(例えばゴルフボールコア)が空気砲から2つの所定の速度で打ち出され、125ft/sの速度でのCORを計算することにより決定される。複数の弾道光スクリーンボール速度を測定するために固定距離で空気砲およびスチール板の間に配置される。ボールがスチール板へ移動するときに、各光スクリーンが活性化され、各光スクリーンにおける時間を測定する。これにより、ボールの入射速度反比例した入射移行時間が得られる。ボールはスチール板と衝突して複数の光スクリーンを通り抜けてリバウンドし、これが光スクリーン間を移行するのに要する時間間隔を測定する。これにより、ボールの飛び出し速度に反比例した飛び出し移行時間が得られる。CORは飛び出し移行時間間隔の入射移行時間間隔に対する比、COR=Vout/Vin=Tin/Toutとして計算される。COR値は、例えば、コアの過酸化物および酸化防止剤のタイプおよび量、並びに硬化温度および時間によって、目標に近づけることができる。

0067

ゴルフボール層の外側表面の硬度は、当該層の実際の外側表面上で測定され、対面する半球から取った多数の測定の平均から取得され、コアの分離線または表面欠陥、例えば穴または突起の上の測定を行わないように配慮する。硬度の測定はASTMD−2240「デュロメータによるゴムおよびプラスチックの凹み硬度」に従ってなされる。曲面ゆえに、表面硬度が読み取られる前にゴルフボールまたはゴルフボールアッセンブリをデュロメータインデンタの真下に中心づけられるように配慮する必要がある。0.1単位まで読みとることが可能な較正済みの1つのデジタルデュロメータを硬度測定に用いる。デジタルデュロメータはその脚部を平行にし自動スタンドの基部に取り付け、デュロメータ上の重量およびアタック速度がASTM D−2240に適合するようにしなければならない。「材料硬度」および「ゴルフボール上で直接測定される硬度」の間には基本的な相違があることに留意されたい。この発明の説明の範囲では、材料硬度はASTM D2240に従って測定され、材料から製造された平らな「スラブ」または「ボタン」の硬度を測定することに一般的に関連する。「材料硬度」と「ゴルフボールの表面で直接に測定した硬度」とは、基本的に異なることを理解されたい。ゴルフボール(または他の球面)の表面で直接に測定されるような硬度は、典型的には材料硬度と異なる硬度値をもたらす。硬度値におけるこの相違は、限定するものではないが、ボール構造(即ち、コアのタイプ、コアおよび/またはカバー層の数等)、ボール(または球体)直径、および隣接各層の素材組成のようないくつかの要因由来する。また、2つの測定方法は直線的には相関せず、従って、一方の硬度値が他方の硬度値と容易に相関し得ないことも理解すべきである。

0068

ここで説明し図説する少なくとも1つの金属フィルムを組み込んだこの発明のゴルフボールは、この発明の多くの実施例のうちのいくつかしか提示していないことに留意されたい。この発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、そのようなゴルフボールに種々の変更や付加をなすことができることは当業者に容易に理解されるところである。そのような実施例は添付の特許請求の範囲によってカバーされることを意図されている。

0069

この発明のゴルフボール中は印を組み込んで良いことに留意されたい。用語「印」はシンボル文字文字グループデザイン、またはその他、ゴルフボールの表面の層に負荷できるものを意味すると理解されたい。

0070

任意の既知のディンプルパターンを、任意形状または任意サイズ任意数ディンプルで、採用して良い。例えば、ディンプルの数は252から456、または330から392であって良く、任意の幅、深さ、エッジ角度であって良い。上記パターンの分離線構造は、直線でも千鳥足の波状線(SWPL)であっても良い。

0071

これら実施例のいずれにおいても、単一層コアは2または複数の層のコアに置換されて良く、ここでは少なくとも1つのコア層が硬度勾配を有する。

0072

作業例における他の事柄、または、とくに明言しなくとも、すべての数値範囲、量、値、百分率、例えば材料の量についてのこれら、および明細書中の他のものは、たとえその値、量または範囲に関連して用語「約」が表示されていなくとも、「約」がその前に配置されているように読むことができる。したがって、そうでないと示されていない限り、明細書および特許請求の範囲に表される数のパラメータ近似的であり、これは、この発明により得られることが企図される所望の特性に応じて変化する。最低限でも、もちろん均等論の適用を制約するものではないが、各数のパラメータは記録されている有効数字の数や通常の丸め処理に照らして解釈されるべきである。

0073

この発明の広範な範囲を示す数的範囲およびパラメータは近似的であるけれども、具体例において示された数値は可能な限り正確に記録した。任意の数値は、それでも、それぞれのテスト計測に見いだされる標準偏差に必然的に起因する誤差を含む。さらに、種々のスコープの数値範囲が示される場合には、例示された値を含めた値の任意の組み合わせが利用できると理解されたい。

0074

この発明のゴルフボールは具体的な手段および材料との関係で説明されたけれども、この発明はここで開示された詳細に限定されず、特許請求の範囲内ですべての均等物に及ぶことを留意されたい。

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