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技術 情報処理装置、記録システム、及びプログラム

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 浅井紀彦
出願日 2015年3月27日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2015-065772
公開日 2016年10月27日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2016-187074
状態 特許登録済
技術分野 ファクシミリ一般
主要キーワード 表計算形式 変換指示情報 二進数表記 記録指示情報 変換要求情報 部分変換 指定画質 逆変換データ
関連する未来課題
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この項目の情報は公開日時点(2016年10月27日)のものです。
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図面 (10)

課題

読取装置から取得して第1形式から第2形式に変換したデータを、第1形式に逆変換して記録装置記録処理を実行させることが可能なプログラムを提供する。

解決手段

プログラムは、取得したJPEGファイルPDFファイルに変換する変換処理と、JPEGファイルを統合PDFファイルに変換したと仮定した場合に、当該統合PDFファイルを逆変換プログラムが逆変換可能か否かを判断する第1判断処理(S31)と、変換したPDFファイルを記憶させる第1記憶処理(S33/S39)と、選択されたPDFファイルを逆変換ファイルに逆変換させる逆変換処理と、逆変換ファイルに対する記録処理を指示する記録指示処理とをコンピュータに実行させる。変換処理におけるプログラムは、逆変換可能な場合に統合PDFファイルに変換(S31:Yes→S32)し、逆変換不能な場合に部分PDFファイルに変換する(S31:No→S38)。

概要

背景

従来より、原稿に記録された画像を読み取ってスキャンデータを生成する読取処理を実行可能な読取装置と、プリントデータで示される画像をシートに記録する記録処理を実行可能な記録装置とを制御する情報処理装置が知られている。また、例えば特許文献1には、読取装置から取得した第1形式のスキャンデータを、第1形式と異なる第2形式の変換データに変換する装置が開示されている。

概要

読取装置から取得して第1形式から第2形式に変換したデータを、第1形式に逆変換して記録装置に記録処理を実行させることが可能なプログラムを提供する。プログラムは、取得したJPEGファイルPDFファイルに変換する変換処理と、JPEGファイルを統合PDFファイルに変換したと仮定した場合に、当該統合PDFファイルを逆変換プログラムが逆変換可能か否かを判断する第1判断処理(S31)と、変換したPDFファイルを記憶させる第1記憶処理(S33/S39)と、選択されたPDFファイルを逆変換ファイルに逆変換させる逆変換処理と、逆変換ファイルに対する記録処理を指示する記録指示処理とをコンピュータに実行させる。変換処理におけるプログラムは、逆変換可能な場合に統合PDFファイルに変換(S31:Yes→S32)し、逆変換不能な場合に部分PDFファイルに変換する(S31:No→S38)。

目的

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、読取装置から取得して第1形式から第2形式に変換したデータを、第1形式に逆変換して記録装置に記録処理を実行させることが可能なプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

操作部と、原稿に記録された画像を読み取って第1形式のデータを生成する読取装置と、前記第1形式のデータで示される画像をシートに記録する記録処理を実行する記録装置とに接続されたコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記第1形式の第1データを前記読取装置から取得する第1データ取得処理と、第1方法或いは前記第1方法と異なる第2方法で、前記第1データを前記第1形式と異なる第2形式の第2データに変換する変換処理と、前記第2形式のデータを前記第1形式に逆変換する逆変換プログラムの処理能力に関する能力情報を取得する能力情報取得処理と、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換したと仮定した場合に、当該第2データを前記逆変換プログラムが逆変換可能か否かを、前記能力情報に基づいて判断する第1判断処理と、前記変換処理で生成された前記第2データを記憶させる第1記憶処理と、前記記録処理の対象となるデータを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、前記第2データの選択を前記第1受付処理で受け付けたことに応じて、前記逆変換プログラムに当該第2データを前記第1形式の逆変換データに逆変換させる逆変換処理と、前記逆変換データで示される画像をシートに対して前記記録装置に記録させる記録指示処理と、を前記コンピュータに実行させ、逆変換可能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換し、逆変換不能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法で前記第1データを前記第2データに変換するプログラム。

請求項2

該プログラムは、前記第1データが複数ページで構成されているか否かを判断する第2判断処理を、前記コンピュータに実行させ、逆変換不能と前記第1判断処理で判断し、且つ前記第1データが複数ページで構成されていると前記第2判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法として、各々が前記逆変換プログラムで逆変換可能であり、且つ各々が前記第2データを構成する一部のページに対応する複数の部分第2データに前記第1データを変換し、前記第1記憶処理において、複数の前記部分第2データを前記第2データとして記憶させ、前記逆変換処理において、複数の前記部分変換データそれぞれを前記逆変換プログラムに逆変換させる請求項1に記載のプログラム。

請求項3

該プログラムは、逆変換不能と前記第1判断処理で判断し、且つ前記第1データが1ページで構成されていると前記第2判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法として、前記第1データを圧縮してから前記第1方法で変換する請求項2に記載のプログラム。

請求項4

該プログラムは、逆変換不能と前記第1判断処理で判断し、且つ前記第1データが1ページで構成されていると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記第1データを圧縮するか否かを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理を、前記コンピュータに実行させ、圧縮することを選択するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1データを圧縮してから前記第1方法で変換する前記変換処理を、前記コンピュータに実行させ、圧縮しないことを選択するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1データを記憶させる第2記憶処理を、前記変換処理及び前記第1記憶処理に代えて前記コンピュータに実行させる請求項3に記載のプログラム。

請求項5

前記処理能力は、データサイズが第1閾値データ量未満であることを含み、該プログラムは、前記変換処理で生成すべき前記第2データのデータ形式を選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第3受付処理と、前記第2形式の選択を前記第3受付処理で受け付けたことに応じて、前記変換処理とを前記コンピュータに実行させ、前記第1閾値データ量より所定の割合だけ大きい第2閾値データ量を前記第1データのデータサイズ以上である場合の前記第3受付処理において、前記第2形式を選択不能にする請求項4に記載のプログラム。

請求項6

該プログラムは、前記第1データが複数の前記部分第2データに変換された場合の前記第1記憶処理において、前記第2データを識別する第1識別情報と、複数の前記部分第2データそれぞれを識別する第2識別情報と、全ての前記部分第2データの合計データサイズと、をさらに記憶させる請求項2から5のいずれかに記載のプログラム。

請求項7

前記コンピュータは、表示部をさらに備えており、該プログラムは、前記記録処理の対象となるデータを識別する識別情報を前記表示部に一覧表示させる一覧表示処理を、前記コンピュータに実行させ、前記第1受付処理において、前記表示部に一覧表示させた前記識別情報の1つを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、前記第1受付処理で選択を受け付けた前記第1識別情報に前記第2識別情報が対応付けられている場合の前記逆変換処理において、当該前記第2識別情報で識別される複数の前記部分第2データそれぞれを前記逆変換プログラムに逆変換させ、前記一覧表示処理において、前記第1識別情報及び前記第2識別情報のうちの前記第1識別情報のみを前記表示部に一覧表示させる請求項6に記載のプログラム。

請求項8

該プログラムは、前記一覧表示処理において、前記第1識別情報と前記合計データサイズとを対応付けて前記表示部に表示させる請求項7に記載のプログラム。

請求項9

該プログラムは、前記一覧表示処理において、前記逆変換プログラムが逆変換可能な前記第2データの前記識別情報と、前記逆変換プログラムが逆変換不能な前記第2データの前記識別情報との表示態様を異ならせ、前記第1受付処理において、前記逆変換プログラムが逆変換可能な前記第2データの識別情報のみを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける請求項7又は8に記載のプログラム。

請求項10

前記コンピュータは、通信部をさらに備えており、前記通信部は、前記逆変換プログラムを実行可能なサーバ装置と通信可能であり、該プログラムは、前記能力情報取得処理において、前記能力情報の送信を要求する要求情報を前記通信部を通じて前記サーバ装置に送信し、当該要求情報の応答として前記能力情報を前記通信部を通じて前記サーバ装置から受信し、前記逆変換処理において、前記第2データを逆変換させるための変換指示情報を前記通信部を通じて前記サーバ装置に送信し、当該変換指示情報の応答として前記逆変換データを前記通信部を通じて前記サーバ装置から受信する請求項1から9のいずれかに記載のプログラム。

請求項11

前記コンピュータは、記憶部をさらに備えており、該プログラムは、前記第1記憶処理において、前記第2データを前記記憶部に記憶させ、前記第1受付処理において、前記記憶部に記憶されたデータの1つを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける請求項1から10のいずれかに記載のプログラム。

請求項12

前記コンピュータは、通信部をさらに備えており、該プログラムは、前記第1データ取得処理において、前記通信部を通じて前記読取装置から前記第1データを受信し、前記記録指示処理において、前記逆変換データで示される画像をシートに記録させるための記録指示情報を、前記通信部を通じて前記記録装置に送信する請求項1から11のいずれかに記載のプログラム。

請求項13

該プログラムは、逆変換可能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第1方法として、前記第1データを1つの前記第2データに変換する請求項1から12のいずれかに記載のプログラム。

請求項14

前記能力情報で示される処理能力は、前記逆変換プログラムが逆変換可能な前記第2データのページ数、及び逆変換可能な前記第2データのデータ量の少なくとも1つを示し、該プログラムは、前記第1判断処理において、前記第1方法で前記第1データを変換したと仮定した場合のページ数及びデータ量の少なくとも1つと前記能力情報とを比較して、逆変換可能か否かを判断する請求項1から13のいずれかに記載のプログラム。

請求項15

前記能力情報で示される処理能力は、前記第1方法で変換された場合に前記逆変換プログラムが逆変換可能と推定される前記第1データのページ数、及び逆変換可能と推定される前記第1データのデータ量の少なくとも1つを示し、該プログラムは、前記第1判断処理において、前記第1データのページ数及びデータ量の少なくとも1つと前記能力情報とを比較して、逆変換可能か否かを判断する請求項1から13のいずれかに記載のプログラム。

請求項16

操作部と、通信部と、制御部と、を備える情報処理装置であって、前記通信部は、原稿に記録された画像を読み取って第1形式のデータを生成する読取装置と、前記第1形式のデータで示される画像をシートに記録する記録処理を実行する記録装置と通信可能であり、前記制御部は、前記第1形式の第1データを前記通信部を通じて前記読取装置から取得する第1データ取得処理と、第1方法或いは前記第1方法と異なる第2方法で、前記第1データを前記第1形式と異なる第2形式の第2データに変換する変換処理と、前記第2形式のデータを前記第1形式に逆変換する逆変換プログラムの処理能力に関する能力情報を取得する能力情報取得処理と、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換したと仮定した場合に、当該第2データを前記逆変換プログラムが逆変換可能か否かを、前記能力情報に基づいて判断する第1判断処理と、前記変換処理で生成された前記第2データを記憶させる第1記憶処理と、前記記録処理の対象となるデータを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、前記第2データの選択を前記第1受付処理で受け付けたことに応じて、前記逆変換プログラムに当該第2データを前記第1形式の逆変換データに逆変換させる逆変換処理と、前記逆変換データで示される画像をシートに記録させるための記録指示情報を、前記通信部を通じて前記記録装置に送信する記録指示処理とを実行し、逆変換可能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換し、逆変換不能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法で前記第1データを前記第2データに変換する情報処理装置。

請求項17

操作部と、原稿に記録された画像を読み取って第1形式のデータを生成する読取装置と、前記第1形式のデータで示される画像をシートに記録する記録処理を実行する記録装置と、制御部と、を備える記録システムであって、前記制御部は、前記第1形式の第1データを前記読取装置から取得する第1データ取得処理と、第1方法或いは前記第1方法と異なる第2方法で、前記第1データを前記第1形式と異なる第2形式の第2データに変換する変換処理と、前記第2形式のデータを前記第1形式に逆変換する逆変換プログラムの処理能力に関する能力情報を取得する能力情報取得処理と、前記変換処理で生成された前記第2データを記憶させる第1記憶処理と、前記記録処理の対象となるデータを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、前記第2データの選択を前記第1受付処理で受け付けたことに応じて、前記逆変換プログラムに当該第2データを前記第1形式の逆変換データに逆変換させる逆変換処理と、前記逆変換データで示される画像をシートに対して前記記録装置に記録させる記録指示処理とを実行し、逆変換可能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換し、逆変換不能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法で前記第1データを前記第2データに変換する記録システム。

技術分野

0001

本発明は、原稿を読み取ってスキャンデータ読取装置に生成させる機能と、プリントデータで示される画像をシートに対して記録装置に記録させる機能とが実装された情報処理装置、当該情報処理装置を含む記録システム、及び当該機能を情報処理装置に実行させるプログラムに関する。

背景技術

0002

従来より、原稿に記録された画像を読み取ってスキャンデータを生成する読取処理を実行可能な読取装置と、プリントデータで示される画像をシートに記録する記録処理を実行可能な記録装置とを制御する情報処理装置が知られている。また、例えば特許文献1には、読取装置から取得した第1形式のスキャンデータを、第1形式と異なる第2形式の変換データに変換する装置が開示されている。

先行技術

0003

特開2014−44534号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、第2形式のデータに対する記録処理を実行不能な記録装置が存在する。このような場合に前述の情報処理装置は、第2形式の変換データがプリントデータとして選択されると、当該変換データを第2形式から第1形式に逆変換して記録装置に送信する必要がある。そのため、逆変換の処理能力を超える変換データがプリントデータとして選択されると、当該変換データに対する記録処理が実行できないという課題を生じる。

0005

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、読取装置から取得して第1形式から第2形式に変換したデータを、第1形式に逆変換して記録装置に記録処理を実行させることが可能なプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

(1) 本明細書に記載のプログラムは、操作部と、原稿に記録された画像を読み取って第1形式のデータを生成する読取装置と、前記第1形式のデータで示される画像をシートに記録する記録処理を実行する記録装置とに接続されたコンピュータによって実行可能である。該プログラムは、前記第1形式の第1データを前記読取装置から取得する第1データ取得処理と、第1方法或いは前記第1方法と異なる第2方法で、前記第1データを前記第1形式と異なる第2形式の第2データに変換する変換処理と、前記第2形式のデータを前記第1形式に逆変換する逆変換プログラムの処理能力に関する能力情報を取得する能力情報取得処理と、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換したと仮定した場合に、当該第2データを前記逆変換プログラムが逆変換可能か否かを、前記能力情報に基づいて判断する第1判断処理と、前記変換処理で生成された前記第2データを記憶させる第1記憶処理と、前記記録処理の対象となるデータを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、前記第2データの選択を前記第1受付処理で受け付けたことに応じて、前記逆変換プログラムに当該第2データを前記第1形式の逆変換データに逆変換させる逆変換処理と、前記逆変換データで示される画像をシートに対して前記記録装置に記録させる記録指示処理とを前記コンピュータに実行させ、逆変換可能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換し、逆変換不能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法で前記第1データを前記第2データに変換する。

0007

上記構成によれば、読取装置から取得した第1データを第1方法で第2データに変換したと仮定した場合に、当該第2データを逆変換プログラムが変換不能であれば、第1方法に代えて第2方法で変換処理が実行される。その結果、当該第2データを第1形式に逆変換して記録装置に記録処理を実行させることができる。

0008

(2) 好ましくは、該プログラムは、前記第1データが複数ページで構成されているか否かを判断する第2判断処理を前記コンピュータに実行させ、逆変換不能と前記第1判断処理で判断し、且つ前記第1データが複数ページで構成されていると前記第2判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法として、各々が前記逆変換プログラムで逆変換可能であり、且つ各々が前記第2データを構成する一部のページに対応する複数の部分第2データに前記第1データを変換し、前記第1記憶処理において、複数の前記部分第2データを前記第2データとして記憶させ、前記逆変換処理において、複数の前記部分変換データそれぞれを前記逆変換プログラムに逆変換させる。

0009

上記構成によれば、逆変換プログラムが変換不能な第1データが、各々が逆変換可能な複数の部分第2データに変換される。これにより、記録処理の対象として第2データが選択された場合に、各部分第2データそれぞれを逆変換プログラムに逆変換させ、逆変換プログラムから取得した逆変換データで示される画像をシートに対して記録装置に記録させることができる。

0010

(3) 好ましくは、該プログラムは、逆変換不能と前記第1判断処理で判断し、且つ前記第1データが1ページで構成されていると前記第2判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法として、前記第1データを圧縮してから前記第1方法で変換する。

0011

上記構成によれば、第1データが複数の部分第2データに分割できない場合に、第1方法の変換処理に先立って当該第1データが圧縮されるので、逆変換プログラムが逆変換可能な第2データを得ることができる。

0012

(4) 好ましくは、該プログラムは、逆変換不能と前記第1判断処理で判断し、且つ前記第1データが1ページで構成されていると前記第2判断処理で判断したことに応じて、前記第1データを圧縮するか否かを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第2受付処理を前記コンピュータに実行させ、圧縮することを選択するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1データを圧縮してから前記第1方法で変換する前記変換処理を前記コンピュータに実行させ、圧縮しないことを選択するユーザ操作を前記第2受付処理で受け付けたことに応じて、前記第1データを記憶させる第2記憶処理を、前記変換処理及び前記第1記憶処理に代えて前記コンピュータに実行させる。

0013

第1データを圧縮すると、当該第1データで示される画像の画質が低下する。そこで上記構成のように、第1データを圧縮してでも第2形式に変換するか、第1形式の第1データのままで記憶させるかをユーザに選択させることが望ましい。

0014

(5) 好ましくは、前記処理能力は、データサイズが第1閾値データ量未満であることを含む。該プログラムは、前記変換処理で生成すべき前記第2データのデータ形式を選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第3受付処理と、前記第2形式の選択を前記第3受付処理で受け付けたことに応じて、前記変換処理とを前記コンピュータに実行させ、前記第1閾値データ量より所定の割合だけ大きい第2閾値データ量を前記第1データのデータサイズ以上である場合の前記第3受付処理において、前記第2形式を選択不能にする。

0015

上記構成によれば、第1データのデータサイズが処理能力を大きく上回る場合に、第2形式への変換を受け付けないので、第2データが処理能力を超えることに起因して、当該第2データに対する記録処理が実行できない事態を抑制することができる。

0016

(6) 例えば、該プログラムは、前記第1データが複数の前記部分第2データに変換された場合の前記第1記憶処理において、前記第2データを識別する第1識別情報と、複数の前記部分第2データそれぞれを識別する第2識別情報と、全ての前記部分第2データの合計データサイズとをさらに記憶させる。

0017

(7) 好ましくは、前記コンピュータは、表示部をさらに備える。該プログラムは、前記記録処理の対象となるデータを識別する識別情報を前記表示部に一覧表示させる一覧表示処理を前記コンピュータに実行させ、前記第1受付処理において、前記表示部に一覧表示させた前記識別情報の1つを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付け、前記第1受付処理で選択を受け付けた前記第1識別情報に前記第2識別情報が対応付けられている場合の前記逆変換処理において、当該前記第2識別情報で識別される複数の前記部分第2データそれぞれを前記逆変換プログラムに逆変換させ、前記一覧表示処理において、前記第1識別情報及び前記第2識別情報のうちの前記第1識別情報のみを前記表示部に一覧表示させる。

0018

(8) さらに好ましくは、該プログラムは、前記一覧表示処理において、前記第1識別情報と前記合計データサイズとを対応付けて前記表示部に表示させる。

0019

上記構成によれば、第2データが複数の部分第2データに分割されていることをユーザに意識させることなく、当該第2データを記録処理の対象として選択させることができる。

0020

(9) 好ましくは、該プログラムは、前記一覧表示処理において、前記逆変換プログラムが逆変換可能な前記第2データの前記識別情報と、前記逆変換プログラムが逆変換不能な前記第2データの前記識別情報との表示態様を異ならせ、前記第1受付処理において、前記逆変換プログラムが逆変換可能な前記第2データの識別情報のみを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける。

0021

上記構成によれば、逆変換プログラムが逆変換できないために記録処理の対象として選択できないことを、ユーザに認識させることができる。

0022

(10) 例えば、前記コンピュータは、通信部をさらに備える。前記通信部は、前記逆変換プログラムを実行可能なサーバ装置と通信可能である。該プログラムは、前記能力情報取得処理において、前記能力情報の送信を要求する要求情報を前記通信部を通じて前記サーバ装置に送信し、当該要求情報の応答として前記能力情報を前記通信部を通じて前記サーバ装置から受信し、前記逆変換処理において、前記第2データを逆変換させるための変換指示情報を前記通信部を通じて前記サーバ装置に送信し、当該変換指示情報の応答として前記逆変換データを前記通信部を通じて前記サーバ装置から受信する。

0023

但し、逆変換プログラムを実行するのはサーバ装置に限定されず、本発明に係るプログラムを実行するコンピュータによって実行されてもよい。

0024

(11) 例えば、前記コンピュータは、記憶部をさらに備える。該プログラムは、前記第1記憶処理において、前記第2データを前記記憶部に記憶させ、前記第1受付処理において、前記記憶部に記憶されたデータの1つを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける。

0025

但し、第2データの記憶先ローカルメモリに限定されず、インターネット上のストレージサーバ等であってもよい。

0026

(12) 例えば、前記コンピュータは、通信部をさらに備える。該プログラムは、前記第1データ取得処理において、前記通信部を通じて前記読取装置から前記第1データを受信し、前記記録指示処理において、前記逆変換データで示される画像をシートに記録させるための記録指示情報を、前記通信部を通じて前記記録装置に送信する。

0027

但し、本発明に係るプログラムを実行するコンピュータは読取装置及び記録装置から独立していることに限定されず、読取装置及び記録装置を備える複合機のCPUによって当該プログラムが実行されてもよい。

0028

(13) 例えば、該プログラムは、逆変換可能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第1方法として、前記第1データを1つの前記第2データに変換する。

0029

(14) 一例として、前記能力情報で示される処理能力は、前記逆変換プログラムが逆変換可能な前記第2データのページ数、及び逆変換可能な前記第2データのデータ量の少なくとも1つを示す。該プログラムは、前記第1判断処理において、前記第1方法で前記第1データを変換したと仮定した場合のページ数及びデータ量の少なくとも1つと前記能力情報とを比較して、逆変換可能か否かを判断する。

0030

(15) 他の例として、前記能力情報で示される処理能力は、前記第1方法で変換された場合に前記逆変換プログラムが逆変換可能と推定される前記第1データのページ数、及び逆変換可能と推定される前記第1データのデータ量の少なくとも1つを示す。該プログラムは、前記第1判断処理において、前記第1データのページ数及びデータ量の少なくとも1つと前記能力情報とを比較して、逆変換可能か否かを判断する。

0031

(16) 本明細書に記載の情報処理装置は、操作部と、通信部と、制御部とを備える。前記通信部は、原稿に記録された画像を読み取って第1形式のデータを生成する読取装置と、前記第1形式のデータで示される画像をシートに記録する記録処理を実行する記録装置と通信可能である。前記制御部は、前記第1形式の第1データを前記通信部を通じて前記読取装置から取得する第1データ取得処理と、第1方法或いは前記第1方法と異なる第2方法で、前記第1データを前記第1形式と異なる第2形式の第2データに変換する変換処理と、前記第2形式のデータを前記第1形式に逆変換する逆変換プログラムの処理能力に関する能力情報を取得する能力情報取得処理と、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換したと仮定した場合に、当該第2データを前記逆変換プログラムが逆変換可能か否かを、前記能力情報に基づいて判断する第1判断処理と、前記変換処理で生成された前記第2データを記憶させる第1記憶処理と、前記記録処理の対象となるデータを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、前記第2データの選択を前記第1受付処理で受け付けたことに応じて、前記逆変換プログラムに当該第2データを前記第1形式の逆変換データに逆変換させる逆変換処理と、前記逆変換データで示される画像をシートに記録させるための記録指示情報を、前記通信部を通じて前記記録装置に送信する記録指示処理とを実行し、逆変換可能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換し、逆変換不能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法で前記第1データを前記第2データに変換する。

0032

(17) 本明細書に記載の記録システムは、操作部と、原稿に記録された画像を読み取って第1形式のデータを生成する読取装置と、前記第1形式のデータで示される画像をシートに記録する記録処理を実行する記録装置と、制御部とを備える。前記制御部は、前記第1形式の第1データを前記読取装置から取得する第1データ取得処理と、第1方法或いは前記第1方法と異なる第2方法で、前記第1データを前記第1形式と異なる第2形式の第2データに変換する変換処理と、前記第2形式のデータを前記第1形式に逆変換する逆変換プログラムの処理能力に関する能力情報を取得する能力情報取得処理と、前記変換処理で生成された前記第2データを記憶させる第1記憶処理と、前記記録処理の対象となるデータを選択するユーザ操作を前記操作部を通じて受け付ける第1受付処理と、前記第2データの選択を前記第1受付処理で受け付けたことに応じて、前記逆変換プログラムに当該第2データを前記第1形式の逆変換データに逆変換させる逆変換処理と、前記逆変換データで示される画像をシートに対して前記記録装置に記録させる記録指示処理とを実行し、逆変換可能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第1方法で前記第1データを前記第2データに変換し、逆変換不能と前記第1判断処理で判断した場合の前記変換処理において、前記第2方法で前記第1データを前記第2データに変換する。

発明の効果

0033

本発明によれば、第1方法で変換された場合の第2データを逆変換プログラムが変換不能であれば、第1方法に代えて第2方法で変換処理が実行されるので、当該第2データを第1形式に逆変換して記録装置に記録処理を実行させることができる。

図面の簡単な説明

0034

図1は、本実施形態に係る記録システム100の概略図である。
図2は、(A)が複合機10の機能ブロック図であり、(B)が携帯端末50の機能ブロック図である。
図3は、データ記憶領域62Bに記憶されるデータの一例であって、(A)は対応ファイル名情報を、(B)はスキャナ情報及びプリンタ情報を示す。
図4は、画像読取処理のフローチャートである。
図5は、変換処理のフローチャートである。
図6は、画像記録処理のフローチャートである。
図7は、表示部53の表示例であって、(A)はスキャン指示画面を、(B)は圧縮確認画面を示す。
図8は、形式選択画面の表示例であって、(A)はJPEGファイルのデータ量が第2閾値データ量未満の場合を、(B)はJPEGファイルのデータ量が第2閾値データ量以上の場合を示す。
図9は、ファイル選択画面の一例である。

実施例

0035

以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。

0036

図1は、本実施形態における記録システム100の概略図である。図1に示される記録システム100は、複合機10と、携帯端末50と、サーバ70とで構成される。複合機10、携帯端末50、及びサーバ70は、通信ネットワークを通じて相互に通信可能とされている。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット101、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN102、或いはこれらの組み合わせであってもよい。

0037

複合機10及び携帯端末50は、図1に示されるように、無線LAN102に属している。また、無線LAN102は、不図示のルータ等を通じてインターネット101に接続されている。なお、「無線LAN102に属する」とは、無線LAN102に属するための設定がされており、無線LAN102に属する他の装置と通信可能であることを指す。より詳細には、複合機10及び携帯端末50には、無線LAN102のアクセスポイント102Aと同じSSIDが設定されており、無線LAN102に割り当てられたネットワークアドレスが付与されている。

0038

なお、無線通信とは、通信区間全域において無線通信が行われていることに限定されない。すなわち、「アクセスポイント102Aを経由して複合機10が情報或いはデータを無線送信或いは無線受信する」とは、複合機10とアクセスポイント102Aとの間において無線通信を実行できていればよい。携帯端末50についても同様である。

0039

また、サーバ70は、インターネット101に接続されている。そして、複合機10及び携帯端末50は、アクセスポイント102A及び不図示のルータからインターネット101を経由して、サーバ70と通信することができる。さらに、携帯端末50は、不図示の基地局を通じてインターネット101に接続されていてもよい。そして、携帯端末50は、基地局からインターネット101を経由して、サーバ70と無線通信することができてもよい。不図示のルータ及び基地局は、通信機器の一例である。

0040

[複合機10]
複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、CPU31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。

0041

[プリンタ部11、スキャナ部12]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録する記録処理を実行する。記録用紙は、シート或いは記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。プリンタ部11は、記録部或いは記録装置の一例である。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン処理を実行する。スキャナ部12は、読取部或いは読取装置の一例である。複合機10は、FAX送受信を行うFAX機能、記録用紙に記録された画像を読み取って他の記録用紙に記録するコピー機能等をさらに有してもよい。

0042

複合機10は、JPEGファイルで示される画像を記録用紙に対してプリンタ部11に記録させることができ、PDFファイルで示される画像を記録用紙に対してプリンタ部11に記録させることができない。すなわち、JPEG形式は、複合機10が記録処理を実行可能な第1形式の一例である。但し、第1形式はJPEG形式に限定されず、例えば、BMP形式TIFF形式等であってもよい。また、PDF形式は、複合機10が記録処理を実行不能な第2形式の一例である。但し、第2形式はPDF形式に限定されず、例えば、文書形式プレゼンテーション形式、表計算形式等であってもよい。

0043

[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。

0044

[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。

0045

なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。一例として、オブジェクトは表示部23に表示された文字列であって、操作部24の方向キーを押下することによってオブジェクトの1つがハイライト表示され、操作部24の決定ボタンを押下することによってハイライト表示されたオブジェクトが選択されてもよい。他の例として、操作部24がタッチパネルである場合のオブジェクトは表示部23に表示されたアイコン、ボタン、リンク等であって、タッチ位置に表示されたオブジェクトが選択されてもよい。

0046

タッチパネルとして実現される操作部24は、表示部23の表示画面をタッチするユーザ操作を受け付ける。また、操作部24は、ユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。位置情報は、例えば、表示画面の左上端原点とし、右向きをx軸の正の向き、下向きをy軸の正の向きとしたx−y平面上の座標(x,y)として表現できる。タッチセンサには、静電容量方式抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。

0047

なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。すなわち、タッチした入力媒体を所定時間内に表示画面から離間させるタップ操作、タッチした入力媒体を表示画面上で静止させるロングタッチ操作、タッチした入力媒体を表示画面上でスライドさせるスライド操作、表示画面上をスライドする入力媒体の加速度閾値以上であるフリック操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに近づける向きにスライドさせるピンチイン操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに離れる向きにスライドさせるピンチアウト操作等は、タッチの一例である。

0048

また、入力媒体が表示画面に触れていなくても、表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。

0049

[通信部25]
通信部25は、外部装置と無線通信を行うためのインタフェースである。複合機10は、例えば、携帯端末50、及びサーバ70等との間で通信部25を通じて各種情報或いは各データを送受信することができる。通信部25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。

0050

[CPU31]
CPU(Central Processing Unitの略)31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。CPU31は、各種プログラムの実行によって、操作部24から出力される各種情報、及び通信部25を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいた各種の処理を実行する。CPU31及び記憶部32は、制御部の一例を構成する。

0051

[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、制御プログラム35とが格納される。OS34及び制御プログラム35は、バイナリ形式ビルドされたプログラムである。なお、制御プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、制御プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。

0052

なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。

0053

また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32“というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10“というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。

0054

但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。

0055

記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。

0056

なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。

0057

プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。

0058

また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「プログラムは条件Aであるか否かを判断する。プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。

0059

OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、表示部23、操作部24、及び通信部25等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。

0060

[携帯端末50]
携帯端末50は、図2(B)に示されるように、表示部53と、操作部54と、通信部55と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。携帯端末50に含まれる表示部53、操作部54、通信部55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と共通するので、再度の説明は省略する。携帯端末50は、情報処理装置の一例である。但し、情報処理装置は、スマートフォンタブレット端末等の携帯端末50に限定されず、PC(Personal Computerの略)等であってもよい。

0061

データ記憶領域62Bは、例えば図3(A)に示される「対応ファイル名情報」を記憶している。対応ファイル名情報は、複合機10、携帯端末50、或いはサーバ70が生成したデータを取り扱うために、制御プログラム65がデータ記憶領域62Bに記憶させた情報である。対応ファイル名情報は、複数のレコードを含んでいる。図3(A)に示される各レコードを、「対応ファイル名レコード」と表記することがある。制御プログラム65は、複合機10にJPEGデータを生成するよう指示する(S11)都度、対応ファイル名情報に対応ファイル名レコードを追加する。また、制御プログラム35は、複合機10に生成させたJPEGデータを通信部25を通じて受信すると(S13)、サーバ70の能力情報に基づいて、以下の(1)〜(4)のいずれかの処理を行う。

0062

(1)制御プログラム65は、受信したJPEGデータ全てを1つのPDFデータに変換したと仮定した場合に、当該PDFデータをサーバ70がJPEGデータに逆変換できる場合に(S31:Yes)、当該JPEGデータをPDFデータへ変換する(S32)。また、制御プログラム65は、統合PDFファイル名を生成する。また、制御プログラム65は、変換したPDFデータに、生成した統合PDFファイル名を割り当てる。さらに、制御プログラム65は、変換したPDFデータを、統合PDFファイルとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる(S33)。そして、制御プログラム65は、対応ファイル名情報に追加したレコードに、統合PDFファイル名を追記する。一例として、図3(A)の2行目の対応ファイル名レコードは、統合PDFファイル名“納品書.PDF”を含む。なお、サーバ70が逆変換できない場合(S31:No)であっても、サーバ70が逆変換可能な程度のデータ量になるように、受信したJPEGデータを圧縮した(S36)上で、(1)の処理を行ってもよい。

0063

(2)制御プログラム65は、受信したJPEGデータをJPEGファイルとして記憶させることを指示するユーザ操作を操作部54を通じて受け付けた場合(S18:JPEG)に、JPEGファイル名を生成する。また、制御プログラム65は、受信したJPEGデータに、生成したJPEGファイル名を割り当てる。さらに、制御プログラム65は、受信したJPEGデータを、JPEGファイルとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる(S19)。そして、制御プログラム65は、対応ファイル名情報に追加したレコードに、JPEGファイル名を追記する。一例として、図3(A)の4行目の対応ファイル名レコードは、JPEGファイル名“写真.JPEG”を含む。

0064

(3)制御プログラム65は、受信したJPEGデータ全てを1つのPDFデータに変換したと仮定した場合に、当該PDFデータをサーバ70がJPEGデータに逆変換できず(S31:No)、且つ受信したJPEGファイルが複数である場合(S34:Yes)に、受信した複数のJPEGデータを幾つかの集合に分け、集合ごとに1つのPDFデータに変換する(S38)。また、制御プログラム65は、複数の部分PDFファイル名を生成する。また、制御プログラム65は、変換した複数のPDFデータそれぞれに、生成した部分PDFファイル名を割り当てる。さらに、制御プログラム65は、変換した複数のPDFデータを、部分PDFファイルとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる(S39)。そして、制御プログラム65は、対応ファイル名情報に追加したレコードに、部分PDFファイル名を追記する。さらに、制御プログラム65は、複数の部分PDFファイルを統合する統合PDFファイル名を生成し、当該レコードに追記する。一例として、図3(A)の1行目の対応ファイル名レコードは、統合PDFファイル名“見積書.PDF”と、部分PDFファイル名“見積書−1.PDF”、“見積書−2.PDF”とを含む。

0065

(4)制御プログラム65は、受信したJPEGデータ全てを1つのPDFデータに変換したと仮定した場合に、当該PDFデータをサーバ70がJPEGデータに逆変換できず(S31:No)、且つ受信したJPEGファイルが単数である場合(S34:No)に、受信したJPEGデータを、JPEGファイルとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる(S37)。さらに、制御プログラム65は、受信したJPEGデータ全体を1つのPDFデータに変換する(S32)。そして、制御プログラム65は、変換したPDFデータを、統合PDFファイルとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる(S33)。一例として、図3(A)の3行目の対応ファイル名レコードは、統合PDFファイル名“マニュアル.PDF”と、JPEGファイル名“マニュアル.JPEG”とを含む。

0066

すなわち、対応ファイル名レコードは、統合PDFファイル名、部分PDFファイル名、及びJPEGファイル名の少なくとも1つを含んでいる。より詳細には、対応ファイル名レコードは、統合PDFファイル名を含んだレコード、JPEGファイル名を含んだレコード、統合PDFファイル名と複数の部分PDFファイル名とを含んだレコード、或いは統合PDFファイル名とJPEGファイル名とを含んだレコードの何れかである。統合PDFファイル名は第1識別情報の一例であり、部分PDFファイル名は第2識別情報の一例である。

0067

なお、「データをファイルとしてデータ記憶領域に記憶させる」とは、例えば、データをファイルとして記憶させることを指示するコマンド、データ、及びデータに割り当てるファイル名をOS64に入力することを含む概念である。当該コマンドを受け付けたOS64は、入力されたデータをデータ記憶領域62Bに記憶させ、且つ入力されたファイル名をOS64が管理するファイルシステムに登録する。制御プログラム65は、ファイルシステムに登録されたファイル名と、ファイルに対する指示コマンドとをOS64に入力することによって、該当するファイルを扱うことができる。

0068

図3(A)において、ファイル名の末尾に(実)が付加されたファイルは、ファイルシステムに登録されている。すなわち、JPEGファイル名、部分PDFファイル名、(1)或いは(4)で生成した統合PDFファイル名はファイルシステムに登録されるので、制御プログラム65は、OS64に各ファイル名を入力することで、各ファイル名に対応するファイルを扱うことができる。一方、(3)で生成した統合PDFファイル名はファイルシステムに登録されないので、制御プログラム35は、当該ファイル名をOS64に入力しても、当該ファイル名に対応するファイルを扱うことはできない。

0069

なお、制御プログラム65によって、ファイルとしてファイルシステムに登録されるデータについては、ファイルシステムに登録される前であっても、便宜上「ファイル」と表記することがある。すなわち、「携帯端末50がファイルを生成する」という表記は、「制御プログラム65によって、いずれファイルとして登録されるデータを携帯端末50が生成する」という概念の表記である。また、制御プログラム65が複合機10やサーバ70から受信したデータをファイルとしてデータ記憶領域62Bに記憶させることを、便宜上「受信したファイルを記憶する」とも表記する。

0070

なお、JPEGファイル名で識別されるJPEGファイルは、例えば、複合機10で生成された第1データの一例である。統合PDFファイル名で識別される統合PDFファイルは、複合機10から取得したJPEGファイルを単一のPDFファイルに変換することによって得られる第2データの一例である。部分PDFファイル名で識別される部分PDFファイルは、複合機10から取得したJPEGファイルを複数のPDFファイルに変換することによって得られる部分第2データの一例である。

0071

すなわち、統合PDFファイル名で識別される統合PDFファイルと、複数の部分PDFファイル名それぞれで識別される複数の部分PDFファイルとは、複合機10で生成されたJPEGファイルをPDF形式に変換して得られる点において共通し、具体的な変換方法相違する。JPEGファイルを単一の統合PDFファイルに変換する方法は第1方法の一例であり、JPEGファイルを複数の部分PDFファイルの変換する方法は第2方法の一例である。

0072

すなわち、同一のJPEGファイルの形式を第1方法及び第2方法で変換したと仮定した場合、部分PDFファイルは、統合PDFファイルに含まれる一部のページに対応する。換言すれば、統合PDFファイルは、対応する複数の部分PDFファイルを統合することによって得ることもできる。なお、形式の変換とは、例えば、変換前のデータで示される画像の内容を実質的に変更せずに、データ形式を第1形式から第2形式、或いは第2形式から第1形式に変換する処理である。

0073

また、データ記憶領域62Bは、サイズ情報及びページ情報を、部分PDFファイル名と対応付けて記憶することができる。サイズ情報は、対応する部分PDFファイル名で識別される部分PDFファイルのデータサイズを示す情報である。ページ情報は、対応する部分PDFファイル名で識別される部分PDFファイルに含まれるページに関する情報である。具体的には、ページ情報は、複合機10によって生成されたJPEGファイルのページのうち、部分PDFファイルに含まれるページを示す情報である。換言すれば、ページ情報は、JPEGファイルを第1方法で統合PDFファイルに変換したと仮定した場合に、当該統合PDFファイルに含まれるページのうち、部分PDFファイルに含まれるページを示す情報である。

0074

すなわち、図3(A)の例において、部分PDFファイル名“見積書−1.PDF”で識別する部分PDFファイルは、対応するJPEGファイル或いは統合PDFファイルの第1ページ〜第12ページを含む。また、部分PDFファイル名“見積書−2.PDF”で識別する部分PDFファイルは、対応するJPEGファイル或いは統合PDFファイルの第13ページ〜第24ページを含む。

0075

また、データ記憶領域62Bは、例えば図3(B)に示されるように、スキャナ情報と、プリンタ情報とを記憶する。スキャナ情報は、後述する画像読取処理でスキャン処理を実行させる読取装置の識別情報を含む。プリンタ情報は、後述する画像記録処理で記録処理を実行させる記録装置の識別情報を含む。すなわち、携帯端末50は、他の読取装置をユーザが明示的に指定しない限り、スキャナ情報で示される読取装置を用いて画像読取処理を実行する。同様に、携帯端末50は、他の記録装置をユーザが明示的に指定しない限り、プリンタ情報で示される記録装置を用いて画像記録処理を実行する。

0076

図3(B)の例では、スキャナ情報及びプリンタ情報に、複合機10の識別情報である“MFP−A”が設定されている。スキャナ情報及びプリンタ情報は、例えば、操作部54を通じてユーザが任意に変更できてもよい。また、図3(B)の例では、スキャナ情報及びプリンタ情報に同一の識別情報“MFP−A”が設定されているが、各々に異なる識別情報が設定されていてもよい。

0077

[サーバ70]
サーバ70は、複合機10或いは携帯端末50から受信した各種要求情報に応じた処理を実行する。一例として、サーバ70は、PDFファイルをJPEG形式の逆変換ファイルに変換する逆変換処理を実行することができる。逆変換処理は、サーバ70が実行する逆変換プログラムによって実現される。他の例として、サーバ70は、逆変換プログラムの処理能力に関する能力情報を携帯端末50に送信する。能力情報は、例えば、逆変換が可能なPDFファイルのページ数である閾値ページ数と、逆変換が可能なPDFファイルのデータ量である第1閾値データ量とを含む。

0078

[記録システム100の動作]
図4図9を参照して、本実施形態に係る記録システム100の動作を説明する。記録システム100は、図4に示される画像読取処理と、図6に示される画像記録処理とを、非同期に実行することができる。以下、画像読取処理及び画像記録処理における携帯端末50の動作を中心に説明する。

0079

[画像読取処理]
画像読取処理は、制御プログラム65が、複合機10にJPEGデータの生成を指示し、生成されたJPEGデータを受信し、ファイルとしてデータ記憶領域62Bに記憶させる処理である。なお、前記した通り、本明細書での「ファイル」は、「制御プログラム65によっていずれファイルとして記憶されるデータ」を含む概念である。

0080

まず、携帯端末50の制御プログラム65は、スキャン指示画面を表示部53に表示させる(S11)。図7(A)は、スキャン指示画面の一例である。図7(A)に示されるスキャン指示画面は、[スキャナ]アイコンと、[原稿サイズ]アイコンと、[スキャン画質]アイコンと、[スキャン]アイコンとを含む。そして、制御プログラム65は、スキャン指示画面に含まれる各種アイコンの位置をタップするユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける(S12)。

0081

[スキャナ]アイコンは、スキャン処理を実行させる複合機10の選択を受け付けるためのアイコンである。[スキャナ]アイコンには、選択された複合機10の識別情報が表示される。図7(A)の例では、スキャナ情報で示される識別情報“MFP−A”が選択されている。また、ユーザは、[スキャナ]アイコンの位置をタップすることによって、携帯端末50が通信可能な他の読取装置を選択することができる。

0082

[原稿サイズ]アイコンは、スキャン処理において画像を読み取る原稿のサイズを示す。[原稿サイズ]アイコンには、選択された原稿のサイズが表示される。[スキャン画質]アイコンは、スキャン処理において読み取る画像の色(例えば、“カラー”、“モノクロ”等)を示す。[スキャン画質]アイコンには、選択された色が表示される。[原稿サイズ]アイコン、[スキャン画質]アイコンは、スキャン処理の実行条件を指定するユーザ操作を受け付けるためのアイコンである。ユーザは、[原稿サイズ]アイコン、[スキャン画質]アイコンの位置をタップすることによって、スキャン処理の実行条件を変更することができる。

0083

[スキャン]アイコンは、複合機10にスキャン処理を実行させることを指示するユーザ操作を受け付けるためのアイコンである。すなわち、制御プログラム65は、[スキャン]アイコンの位置がタップされたことに応じて(S12:Yes)、[スキャナ]アイコンで示される複合機10に通信部55を通じてスキャン指示情報を送信する。スキャン指示情報は、スキャン処理の実行を指示する情報である。スキャン指示情報は、[原稿サイズ]アイコン、[スキャン画質]アイコン等で示されるスキャン処理の実行条件を示す設定値を含む。

0084

図示は省略するが、複合機10の制御プログラム35は、通信部25を通じて携帯端末50からスキャン指示情報を受信する。次に、制御プログラム35は、スキャン指示情報に含まれる設定値に従ってスキャナ部12にスキャン処理を実行させる。スキャナ部12は、コンタクトガラス或いはADF(Auto Document Feederの略)にセットされた原稿に記録された画像を読み取って、画像データを生成する。また、CPU31は、スキャナ部12が生成した画像データをJPEGファイルに変換する。

0085

そして、制御プログラム35は、通信部25を通じて携帯端末50にJPEGファイルを送信する。なお、上記の処理によれば、複合機10が生成したJPEGファイルは、1つの場合もあるし、複数の場合もある。なお、複合機10は、通常の使い方では、原稿の片面に記録した画像を読み取って、当該画像を示す1つのJPEGファイルを生成する。すなわち、JPEGファイルは、1つ1つが原稿の片面に記録された画像に対応する。また、当該JPEGファイルは、スキャン処理の指定画質等に応じてデータ量が異なる。制御プログラム35は、生成された全てのJPEGファイルを、通信部25を通じて携帯端末50に送信する。

0086

次に、携帯端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じて複合機10からJPEGファイルを受信する(S13)。本実施形態におけるJPEGファイルは、前述のような手順で複合機10によって生成されたものである。但し、JPEGファイルの取得元は以下の例に限定されず、不図示のストレージサーバから通信部55を通じて受信してもよいし、携帯端末50に搭載された不図示のカメラによって撮影されたものであってもよい。ステップS13の処理は、第1データ取得処理の一例である。

0087

次に、制御プログラム65は、通信部55を通じてサーバ70から能力情報を取得する(S14)。具体的には、制御プログラム65は、能力情報の送信を要求する送信要求情報を通信部55を通じてサーバ70に送信する。そして、制御プログラム65は、送信要求情報の応答として能力情報を、通信部55を通じてサーバ70から受信する。能力情報は、サーバ70にインストールされた逆変換プログラムの処理能力を示すものである。ステップS14の処理は、能力情報取得処理の一例である。本実施形態では、閾値ページ数=20ページ、第1閾値データ量=5MBを示す能力情報が取得されたものとして、以下の処理を説明する。

0088

次に、制御プログラム65は、ステップS13で受信したJPEGファイルのデータ量と、第2閾値データ量とを比較する(S15)。第2閾値データ量は、能力情報に含まれる第1閾値データ量より所定の割合だけ大きい値である。なお、第2閾値データ量は、後述するデータ変換処理で当該JPEGファイルをどのように変換したとしても、変換後のPDFファイルを逆変換プログラムが逆変換できない、と制御プログラム65の開発者が推測したデータ量に設計されていればよい。そして、制御プログラム65は、ステップS15の比較結果に応じた形式選択画面を表示部53に表示させる(S16、S17)。

0089

制御プログラム65は、JPEGファイルのデータ量が第2閾値データ量未満であることに応じて(S15:Yes)、図8(A)に示される形式選択画面を表示部53に表示させる(S16)。一方、制御プログラム65は、JPEGファイルのデータ量が第2閾値データ量以上であることに応じて(S15:No)、図8(B)に示される形式選択画面を表示部53に表示させる(S17)。そして、制御プログラム65は、形式選択画面に含まれる各種アイコンの位置をタップするユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける(S18)。ステップS16〜S18の処理は、第3受付処理の一例である。

0090

図8(A)及び図8(B)に示される形式選択画面は、複数の形式アイコンを含む。[JPEG]アイコンは、ステップS13で受信したJPEGファイルを、形式を変更せずにデータ記憶領域62Bに記憶させる指示を受け付けるための形式アイコンである。[PDF]アイコンは、ステップS13で受信したJPEGファイルを、PDF形式に変更してデータ記憶領域62Bに記憶させる指示を受け付けるための形式アイコンである。図8(A)に示さされる形式選択画面では、全ての形式アイコンの選択が可能となっている。一方、図8(B)に示される形式選択画面では、[PDF]アイコンが選択不能になっている。すなわち、JPEGファイルのデータ量が第2閾値データ量以上になる場合の第3受付処理において、第2形式が選択不能になっている。

0091

そして、制御プログラム65は、[JPEG]アイコンの位置がタップされたことに応じて(S18:JPEG)、ステップS13で受信したJPEGファイルをデータ記憶領域62Bに記憶させる(S19)。また、制御プログラム65は、当該JPEGファイルのファイル名を含む対応ファイル名レコードを、図3(A)に示される対応ファイル名情報に追加する。なお、JPEGファイルのファイル名は、複合機10或いは携帯端末50によって自動的に決定されてもよいし、操作部54を通じてユーザに指定されてもよい。統合PDFファイル及び部分PDFファイルのファイル名についても同様である。本明細書では、これらの処理を総称して、「制御プログラム65がファイル名を生成する」と表記する。

0092

また、制御プログラム65は、[PDF]アイコンの位置がタップされたことに応じて(S18:PDF)、変換処理を実行する(S20)。変換処理は、ステップS13で受信したJPEGファイルを、前述の第1方法或いは第2方法でPDFファイルに変換する処理である。図5を参照して、変換処理の詳細を説明する。

0093

[変換処理]
まず、制御プログラム65は、ステップS13で受信したJPEGファイル全体を1つの統合PDFファイルに変換したと仮定した場合に、当該統合PDFファイルのページ数及びデータ量を推定する。一例として、制御プログラム65は、JPEGファイルの数を統合PDFファイルのページ数とみなし、JPEGファイルのデータ量を統合PDFファイルのデータ量とみなしてもよい。他の例として、制御プログラム65は、JPEGファイルのデータ量から統合PDFファイルのデータ量を所定の演算によって推定してもよい。さらに他の例として、制御プログラム65は、JPEGファイルを実際に統合PDFファイルに変換し、生成した統合PDFファイルのデータ量を取得してもよい。

0094

そして、制御プログラム65は、当該統合PDFファイルをサーバ70の逆変換プログラムが逆変換可能か否かを、ステップS14で取得した能力情報に基づいて判断する(S31)。具体的には、制御プログラム65は、推定した統合PDFファイルのページ数が閾値ページ数未満であり、且つ推定した統合PDFファイルのデータ量が第1閾値データ量未満である場合に、当該統合PDFファイルをサーバ70の逆変換プログラムが逆変換可能と判断する(S31:Yes)。一方、制御プログラム65は、推定した統合PDFファイルのページ数が閾値ページ数以上であるか、推定した統合PDFファイルのデータ量が第1閾値データ量以上である場合に、当該統合PDFファイルをサーバ70の逆変換プログラムが逆変換不能と判断する(S31:No)。ステップS31の処理は、第1判断処理の一例である。

0095

制御プログラム65は、統合PDFファイルをサーバ70の逆変換プログラムが逆変換可能と判断したことに応じて(S31:Yes)、ステップS13で受信したJPEGファイル全体を1つのPDFファイルに変換することによって、統合PDFファイルを生成する(S32)。また、制御プログラム65は、生成した統合PDFファイルに割り当てる統合PDFファイル名を生成し、統合PDFファイルをデータ記憶領域62Bに記憶させる(S33)。ステップS33の処理は、第1記憶処理の一例である。さらに、制御プログラム65は、当該統合PDFファイル名を含む対応ファイル名レコードを、図3(A)に示される対応ファイル名情報に追加する。この場合、図3(A)の2行目に示されるように、統合PDFファイル名のみを含む対応ファイル名レコードが対応ファイル名情報に追加される。

0096

一方、制御プログラム65は、統合PDFファイルをサーバ70の逆変換プログラムが逆変換不能と判断したことに応じて(S31:No)、ステップS13で複数のJPEGファイルを受信したか否かを判断する(S34)。ステップS34の処理は、第2判断処理の一例である。

0097

次に、制御プログラム65は、受信したJPEGファイルが1つであると判断したことに応じて(S34:No)、圧縮確認画面を表示部53に表示させる。図7(B)は、圧縮確認画面の一例である。図7(B)に示される圧縮確認画面は、「統合PDFファイルのサイズが大きくなりすぎます。圧縮しますか?」とのメッセージと、[はい]アイコンと、[いいえ]アイコンとを含む。そして、制御プログラム65は、圧縮確認画面に含まれる各種アイコンの位置をタップするユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける(S35)。ステップS35の処理は、第2受付処理の一例である。

0098

次に、制御プログラム65は、[はい]アイコンの位置がタップされたことに応じて(S35:Yes)、ステップS13で受信したJPEGファイルを圧縮することによって、当該JPEGファイルのデータ量を削減する(S36)。JPEGファイルの圧縮には、周知の圧縮アルゴリズムを用いることができる。そして、制御プログラム65は、圧縮されたJPEGファイルを統合PDFファイルに変換(S32)し、当該統合PDFファイルの統合PDFファイル名を生成し、当該統合PDFファイルをデータ記憶領域62Bに記憶させる(S33)。ステップS32、S33の処理は既に説明したので、再度の説明は省略する。

0099

一方、制御プログラム65は、[いいえ]アイコンの位置がタップされたことに応じて(S35:No)、ステップS13で受信したJPEGファイルのJPEGファイル名を生成し、当該JPEGファイルをデータ記憶領域62Bに記憶させる(S37)。ステップS37の処理は、第2記憶処理の一例である。また、制御プログラム65は、ステップS32、S33の処理をさらに実行する。そして、制御プログラム65は、統合PDFファイルのファイル名と、JPEGファイルのファイル名とを含む対応ファイル名レコードを、図3(A)に示される対応ファイル名情報に追加する。この場合、図3(A)の3行目に示されるように、統合PDFファイル名と、JPEGファイル名とを含む対応ファイル名レコードが対応ファイル名情報に追加される。

0100

さらに、制御プログラム65は、受信したJPEGファイルが複数であると判断したことに応じて(S34:Yes)、ステップS13で受信した複数のJPEGファイルを幾つかの集合に分割し、集合ごとに1つのPDFファイルに変換することによって、複数の部分PDFファイルを生成する(S38)。また、制御プログラム65は、生成した複数の部分PDFファイルそれぞれの部分PDFファイル名を生成し、当該部分PDFファイルをデータ記憶領域62Bに記憶させる(S39)。ステップS39の処理は、第1記憶処理の一例である。なお、図示していないが、各集合全体を1つのPDFファイルに変換したと仮定した場合に、当該PDFファイルをサーバ70の逆変換プログラムが逆変換可能になるように、各集合に含まれるJPEGファイルのページ数及びデータ量を調整する。調整に際しては、ステップS14で取得した能力情報を参照する。

0101

さらに、制御プログラム65は、生成した複数の部分PDFファイルそれぞれのファイル名、サイズ情報、及びページ情報と、統合PDFファイル名とを含む対応ファイル名レコードを、図3(A)に示される対応ファイル名情報に追加する。この場合、図3(A)の1行目に示されるように、統合PDFファイル名と、複数の部分PDFファイル名と、各部分PDFファイル名に対応付けられたサイズ情報及びページ情報とを含む対応ファイル名レコードが対応ファイル名情報に追加される。

0102

なお、ステップS38で生成される複数の部分PDFファイルは、各々がサーバ70の逆変換プログラムで逆変換が可能なページ数及びデータ量である。すなわち、各部分PDFファイルは、ページ数が閾値ページ未満であり、且つデータ量が第1閾値データ量未満である。また、制御プログラム65は、ステップS13で受信した複数のJPEGファイルを、各部分PDFファイルのページ数が均等になるように分割してもよいし、各部分PDFファイルのデータ量が均等になるように分割してもよい。但し、各部分PDFファイルのページ数及びデータ量は、同一である必要はない。

0103

[画像記録処理]
図6に示される画像記録処理は、データ記憶領域62Bに記憶されたファイルで示される画像を記録用紙に記録する記録処理を、複合機10のプリンタ部11に実行させる処理である。

0104

まず、携帯端末50の制御プログラム65は、ファイル選択画面を表示部53に表示させる(S41)。図9は、ファイル選択画面の一例である。図9に示されるファイル選択画面は、複数のファイルアイコン111、112、113、114を含む。そして、制御プログラム65は、ファイルアイコン111〜114の位置をタップするユーザ操作を操作部54を通じて受け付ける(S42)。ステップS41の処理は一覧表示処理の一例であり、ステップS42の処理は第1受付処理の一例である。

0105

ファイルアイコン111〜114は、図3(A)に示される対応ファイル名レコードと対応する。ファイルアイコン111〜114には、対応する対応ファイル名レコードに含まれるファイル名の1つと、当該ファイル名で特定されるファイルのデータサイズとが記載されている。ファイルアイコン111は1行目の対応ファイル名レコードに対応し、ファイルアイコン112は2行目の対応ファイル名レコードに対応し、ファイルアイコン113は3行目の対応ファイル名レコードに対応し、ファイルアイコン114は4行目の対応ファイル名レコードに対応する。

0106

制御プログラム65は、ステップS41において、ファイルアイコンに対応する対応ファイル名レコードに統合PDFファイル名が含まれている場合、当該ファイルアイコンに統合PDFファイル名を記載する。一方、制御プログラム65は、ファイルアイコンに対応する対応ファイル名レコードに統合PDFファイル名が含まれていない場合、当該ファイルアイコンにレコード内の他のファイル名を記載する。

0107

具体的には、ファイルアイコン111に記載されるファイル名は、統合PDFファイル名及び部分PDFファイル名のうちの統合PDFファイル名“見積書.PDF”のみである。すなわち、ファイル選択画面には、統合PDFファイル名に対応付けられた部分PDFファイル名“見積書−1.PDF”、“見積書−2.PDF”は記載されない。また、統合PDFファイル名“見積書.PDF”で識別される統合PDFファイルは実在しないので、統合PDFファイル名“見積書.PDF”に対応する複数のサイズ情報で示されるデータサイズの合計(以下、「合計データサイズ」と表記する。)を、統合PDFファイルのデータサイズとみなして、ファイルアイコン111に記載している。

0108

他の例として、ファイルアイコン112には、統合PDFファイル名“納品書.PDF”が記載される。他の例として、ファイルアイコン113には、統合PDFファイル名及びJPEGファイル名のうちの統合PDFファイル名“マニュアル.PDF”のみが記載される。すなわち、ファイル選択画面には、統合PDFファイル名に対応付けられたJPEGファイル名“マニュアル.JPEG”が記載されない。さらに他の例として、ファイルアイコン114には、JPEGファイル名“写真.JPEG”が記載される。ファイルアイコン112〜114に記載されたファイル名で識別されるファイルは実在するので、当該ファイルのデータサイズがファイルアイコン112〜114に記載される。

0109

次に、制御プログラム65は、ファイルアイコン111〜114の1つの位置がタップされたことに応じて、記録処理の対象になるファイル(以下、「対象ファイル」と表記する。)を特定する。また、制御プログラム65は、対象ファイルの形式を判断する(S42)。なお、制御プログラム65は、選択されたファイルアイコン111〜114に対応する対応ファイル名レコードに基づいて、対象ファイルを特定する。より詳細には、制御プログラム65は、選択されたファイルアイコン111〜114に対応する対応ファイル名レコードに、JPEGファイル名が含まれていれば、当該JPEGファイルを対象ファイルとし、JPEGファイル名が含まれていなければ、部分PDFファイルを対象ファイルとし、部分PDFファイル名が含まれていなければ、統合PDFファイルを対象ファイルとする。

0110

一例として、制御プログラム65は、ファイルアイコン111が選択された場合に、対応する対応ファイル名レコードに含まれる統合PDFファイル名及び部分PDFファイル名のうち、部分PDFファイル名“見積書−1.PDF”、“見積書−2.PDF”で識別される部分PDFファイルを、対象ファイルとして特定する。他の例として、制御プログラム65は、ファイルアイコン112が選択された場合に、対応する対応ファイル名レコードに含まれる統合PDFファイル名“納品書.PDF”で識別される統合PDFファイルを、対象ファイルとして特定する。また、これらの場合の制御プログラム65は、対象ファイルをPDF形式と判断する(S42:PDF)。

0111

他の例として、制御プログラム65は、ファイルアイコン113が選択された場合に、対応する対応ファイル名レコードに含まれる統合PDFファイル名及びJPEGファイル名のうち、JPEGファイル名“マニュアル.JPEG”で識別されるJPEGファイルを、対象ファイルとして特定する。他の例として、制御プログラム65は、ファイルアイコン114が選択された場合に、対応する対応ファイル名レコードに含まれるJPEGファイル名“写真.JPEG”で識別されるJPEGファイルを、対象ファイルとして特定する。また、これらの場合の制御プログラム65は、対象ファイルをJPEG形式と判断する(S42:JPEG)。

0112

次に、制御プログラム65は、対象ファイルがJPEG形式であると判断したことに応じて(S42:JPEG)、対応ファイル名レコードからJPEGファイル名を読み出し、当該JPEGファイル名で識別されるJPEGファイルをOS64を通じてデータ記憶領域62Bから読み出す。そして、制御プログラム65は、当該JPEGファイルに対する記録処理の実行を複合機10に指示するための記録指示情報を生成し、生成した記録指示情報を通信部55を通じて複合機10に送信する(S43)。記録処理は、複合機10が画像を記録用紙に記録する処理である。ステップS43における記録指示情報は、JPEG形式の対象ファイルを含む。ステップS43の処理は、記録指示処理の一例である。

0113

また図示は省略するが、複合機10の制御プログラム35は、通信部25を通じて携帯端末50から記録指示情報を受信する。そして、制御プログラム35は、受信した記録指示情報に従ってプリンタ部11に記録処理を実行させる。具体的には、制御プログラム35は、受信した記録指示情報に含まれるJPEGファイルで示される画像を記録用紙に対してプリンタ部11に記録させる。

0114

一方、制御プログラム65は、対象ファイルがPDF形式であると判断したことに応じて(S42:PDF)、当該PDFファイルをサーバ70に逆変換させる(S44〜S47)。すなわち、制御プログラム65は、PDFファイルをサーバ70に送信し、サーバ70の逆変換プログラムに当該PDFファイルを逆変換させ、逆変換によって生成されたJPEG形式の逆変換ファイルをサーバ70から受信する。ステップS44〜S47の処理は、逆変換処理の一例である。

0115

なお、制御プログラム65は、対象ファイルが統合PDFファイルであることに応じて(S44:No)、対応ファイル名レコードから統合PDFファイル名を読み出し、当該統合PDFファイル名で識別される統合PDFファイルをOS64を通じてデータ記憶領域62Bから読み出す。そして、制御プログラム65は、統合PDFファイルを含む変換指示情報を通信部55を通じてサーバ70に送信する(S45)。

0116

一方、制御プログラム65は、対象ファイルが部分PDFファイルであることに応じて(S44:Yes)、対応ファイル名レコードから部分PDFファイル名を読み出し、当該部分PDFファイル名で識別される部分PDFファイルをOS64を通じてデータ記憶領域62Bから読み出す。そして、制御プログラム65は、部分PDFファイルを含む変換指示情報を通信部55を通じてサーバ70に送信する(S46)。

0117

変換指示情報は、逆変換処理をサーバ70に指示するための情報である。また、制御プログラム65は、ステップS46において、複数の部分PDFファイルを含む変換指示情報を送信してもよいし、1つの部分PDFファイルを含む複数の変換指示情報を順番に送信してもよい。いずれの場合でも、制御プログラム65は、1つの対応ファイル名レコードに含まれる全ての部分PDFファイルの逆変換を、サーバ70に指示する。

0118

また図示は省略するが、サーバ70は、携帯端末50から変換要求情報を受信する。次に、サーバ70は、逆変換プログラムに逆変換処理を実行させる。逆変換処理は、受信した変換要求情報に含まれるPDFファイルの形式をJPEG形式に変換して逆変換ファイルを生成する処理である。これにより、PDFファイルに含まれる各ページに対応する複数の逆変換ファイルが生成される。そして、サーバ70は、逆変換プログラムが生成した逆変換ファイルを携帯端末50に送信する。

0119

次に、携帯端末50の制御プログラム65は、変換要求情報の応答として逆変換ファイルを、通信部55を通じてサーバ70から受信する(S47:Yes)。そして、制御プログラム65は、当該JPEG形式の逆変換ファイルの記録処理の実行を複合機10に指示するための記録指示情報を生成し、生成した記録指示情報を通信部55を通じて複合機10に送信する(S48)。ステップS48における記録指示情報は、JPEG形式の逆変換ファイルを含む。ステップS48の処理は、記録指示処理の一例である。また、記録指示情報を受信した複合機10の動作は、ステップS43の場合と共通する。

0120

[本実施形態の作用効果
上記の実施形態によれば、複合機10から取得したJPEGファイルを統合PDFファイルに変換したと仮定した場合に、当該統合PDFファイルを逆変換プログラムが変換不能であれば、当該JPEGファイルが複数の部分PDFファイルに変換される。その結果、PDFファイルが記録処理の対象として選択された場合に、複数の部分PDFファイルそれぞれを逆変換プログラムに逆変換させ、逆変換ファイルに対する記録処理を複合機10に実行させることができる。

0121

また、上記の実施形態によれば、JPEGファイルが複数の部分PDFファイルに分割できない場合に、統合PDFファイルへの変換に先立ってJPEGファイルが圧縮される。これにより、逆変換プログラムが逆変換可能な統合PDFファイルを得ることができる。なお、制御プログラム65は、図5のステップS36、S32において、JPEGファイルを圧縮することに代えて、JPEGファイルを統合PDFファイルに変換し、統合PDFファイルを圧縮してもよい。

0122

但し、JPEGファイルを圧縮すると、当該JPEGファイルで示される画像の画質が低下する。そこで図5のステップS35のように、JPEGファイルを圧縮してでも統合PDFファイルに変換するか、JPEGファイルのままで記憶させるかをユーザに選択させることが望ましい。なお、上記の実施形態では、JPEGファイルをデータ記憶領域62Bに記憶させた後に、当該JPEGファイルを変換して得られる統合PDFファイルをさらにデータ記憶領域62Bに記憶させているが、ステップS37の後のステップS32、S33は省略してもよい。

0123

また、上記の実施形態では、統合PDFファイルがサーバ70の逆変換プログラムの処理能力を超える場合であっても、当該PDFファイルを生成し、JPEGファイルと対応付けてデータ記憶領域62Bに記憶させている。このため、JPEGファイルを用いて統合PDFファイル相当の画像を複合機10に記録処理させることと、OS64上で動作するアプリケーション等から統合PDFファイルを利用することとを両立できる。

0124

また、上記の実施形態によれば、JPEGファイルのデータサイズが逆変換プログラムの処理能力を大きく上回る場合に、形式選択画面でPDFファイルへの変換を受け付けない。これにより、PDFファイルが逆変換プログラムの処理能力を超えることに起因して、当該PDFファイルに対する記録処理が実行できない事態を抑制できる。

0125

また、上記の実施形態におけるファイル選択画面には、対応する統合PDFファイル名及び部分PDFファイル名のうちの統合PDFファイル名のみが表示される。その結果、統合PDFファイルが複数の部分PDFファイルに分割されて保存されていることを、ユーザに意識させることがない。その結果、内容が実質的に共通するファイルの存在によって、ユーザを混乱させることが抑制される。統合PDFファイル名とJPEGファイル名とが対応付けられている場合も同様である。

0126

なお、制御プログラム65は、図9(A)に示されるファイル選択画面において、対応ファイル名情報に登録されていないPDFファイル(以下、「未登録PDFファイル」と表記する。)の選択を受け付けてもよい。すなわち、制御プログラム65は、未登録PDFファイルに対応するファイルアイコンを、ファイル選択画面にさらに含めてもよい。そして、制御プログラム65は、当該ファイルアイコンの位置がタップされたことにおいて、対応する未登録PDFファイルを含む記録指示情報を、通信部55を通じて複合機10に送信してもよい。

0127

但し、未登録PDFファイルは、逆変換プログラムが逆変換可能なページ数或いはデータサイズを超えている可能性もある。そこで、制御プログラム65は、ファイル選択画面に一覧表示させるファイルアイコンのうち、逆変換可能なPDFファイルに対応付けられたファイルアイコンのみを選択可能に、逆変換不能なPDFファイルに対応付けられたファイルアイコンを選択不能にしてもよい。これにより、逆変換プログラムが逆変換できないために対象ファイルとして選択できないことを、ユーザに認識させることができる。

0128

なお、上記の実施形態によれば、通信ネットワークを通じて複合機10及びサーバ70に接続された携帯端末50によって、図4図6に示される処理が実行される例を説明した。しかしながら、記録システム100の形態はこれに限定されない。例えば、携帯端末50及びサーバ70の少なくとも一方が省略されてもよい。

0129

一例として、携帯端末50によって逆変換プログラムが実行されてもよい。この場合の処理能力は、CPU61のクロック周波数、或いは作業領域として使用されるデータ記憶領域62Bの記憶容量等によって変動する。他の例として、図3(A)に示される対応ファイル名情報及びファイルは、通信ネットワークを通じて携帯端末50がアクセス可能なストレージサーバ等に記憶されていてもよい。他の例として、図4図6の各処理は、複合機10によって実行されてもよい。すなわち、複合機10は、通信バス33を通じて接続されたスキャナ部12からJPEGファイルを取得し、通信バス33を通じて接続されたプリンタ部11に記録処理を実行させてもよい。

0130

さらに他の例として、JPEGファイルをPDFファイルに変換する処理(S32、S38)を、サーバ70にインストールされた変換プログラムに実行させてもよい。この場合、携帯端末50の制御プログラム65は、ステップS13で受信したJPEGファイルをサーバ70の変換プログラムがPDFファイルに変換できるか否かを判断する。そして、制御プログラム65は、変換可能と判断したことに応じて、通信部55を通じてサーバ70に変換指示情報を送信する。制御プログラム65は、PDFファイルに変換可能なJPEGファイルのファイル数及びデータ量を示す能力情報をサーバ70から受信し、ステップS13で受信したJPEGファイルのファイル数及びデータ量と比較することによって、当該JPEGファイルをサーバ70の変換プログラムがPDFファイルに変換できるか否かを判断してもよい。

0131

変換指示情報は、JPEGファイルをPDFファイルに変換することを指示するための情報であって、変換対象のJPEGファイルを含む。すなわち、ステップS32で送信される変換指示情報には、ステップS13で受信した全てのJPEGファイルが含まれる。一方、ステップS38で送信される変換指示情報には、1つの部分PDFファイルとなるJPEGファイルの集合が含まれる。すなわち、制御プログラム65は、ステップS38において、複数の変換指示情報を通信部55を通じてサーバ70に送信する。

0132

サーバ70は、携帯端末50から変換指示情報を受信する。また、サーバ70は、変換指示情報に含まれるJPEGファイルを、変換プログラムに1つのPDFファイルに変換させる。さらに、サーバ70は、変換プログラムが生成したPDFファイルを携帯端末50に送信する。そして、携帯端末50の制御プログラム65は、通信部55を通じてサーバ70からPDFファイルを受信する。

0133

また、実施形態の複合機10及び携帯端末50において、記憶部32、62のプログラム記憶領域32A、62Aに記憶された各種プログラムがCPU31、61によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(IntegratedCircuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。

0134

さらに、本発明は、複合機10及び携帯端末50として実現できるだけでなく、複合機10及び携帯端末50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワークを通じて複合機10及び携帯端末50に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワークを通じて配信されてもよい。

0135

10・・・複合機
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
31,61・・・CPU
53・・・表示部
54・・・操作部
25,55・・・通信部
32,62・・・記憶部
35,65・・・制御プログラム
50・・・携帯端末
70・・・サーバ
100・・・記録システム

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