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技術 電子機器の排水構造、電子機器、及びキーボード装置

出願人 日本電気株式会社
発明者 三宅峰
出願日 2015年3月27日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2015-067028
公開日 2016年10月27日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2016-186737
状態 特許登録済
技術分野 キーボード等からの入力
主要キーワード ストローク部材 シザーズ 四方形 囲い板 キーボード筐体 水平設置 平面板状 垂直管
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年10月27日)のものです。
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図面 (13)

課題

キーボード部を有する電子機器において、キーボード部より浸入した液体を確実に排水する。

解決手段

電子機器1の筐体13に配置されたキーボード部2の下側に配置され、キーボード部2を通って浸入した液体を表面に沿って所定方向に導く傾斜を有する受け板22と、受け板22に設けられて所定方向に導かれた液体を落下させる開口部4aと、開口部4aから落下した液体を受け板22の下方で受け入れ、キーボード部2に沿う平面の端部27へ向かう所定方向へ導く傾斜を有する案内路6と、を有する電子機器の排水構造30を提供する。

概要

背景

一般に、ノートブック型パーソナルコンピュータノート型パソコン)等のキーボードを有する電子機器は、キーボードよりコンピュータ本体の内部に浸入した水等の液体を外部に排出するための排水構造を有している。
キーボードを有する電子機器の排水構造としては、キーボード部を構成するベースプレートに形成された孔を介して排出された液体を、キーボード部の下方に配置された受け部材にて受け入れた後、受け部材に形成された孔及びコンピュータ本体の筐体の底面に形成されている孔を介して排水する構造が知られている(例えば特許文献1参照)。

概要

キーボード部を有する電子機器において、キーボード部より浸入した液体を確実に排水する。電子機器1の筐体13に配置されたキーボード部2の下側に配置され、キーボード部2を通って浸入した液体を表面に沿って所定方向に導く傾斜を有する受け板22と、受け板22に設けられて所定方向に導かれた液体を落下させる開口部4aと、開口部4aから落下した液体を受け板22の下方で受け入れ、キーボード部2に沿う平面の端部27へ向かう所定方向へ導く傾斜を有する案内路6と、を有する電子機器の排水構造30を提供する。

目的

この発明は、キーボード部を有する電子機器において、キーボード部より浸入した液体を確実に排水することができる電子機器の排水構造、電子機器、及びキーボード装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電子機器筐体に配置されたキーボード部の下側に配置され、前記キーボード部を通って浸入した液体を表面に沿って所定方向に導く傾斜を有する受け板と、前記受け板に設けられて前記所定方向に導かれた液体を落下させる開口部と、前記開口部から落下した液体を前記受け板の下方で受け入れ、前記キーボード部に沿う平面の端部へ向かう所定方向へ導く傾斜を有する案内路と、を有する電子機器の排水構造

請求項2

前記案内路は、前記開口部の直下の位置から、前記端部へ向かう少なくとも一の方向へ傾斜した案内面を有する請求項1に記載の電子機器の排水構造。

請求項3

前記案内面は、第一の端部から前記第一の端部とは反対側の第二の端部まで延在する排水溝に形成されている請求項2に記載の電子機器の排水構造。

請求項4

前記受け板は、平面視で四辺形状をなし、前記開口部は、前記受け板の4つの隅部に形成され、前記案内面は、4つの前記開口部のうち2つの前記開口部の直下に設けられた第一排水溝と、他の2つの前記開口部の直下に設けられた第二排水溝と、を有し、前記第一排水溝及び前記第二排水溝のそれぞれは、前記第一の端部に向かって徐々に低くなるように傾斜する第一案内面と、前記第二の端部に向かって徐々に低くなるように傾斜する第二案内面と、を有する請求項3に記載の電子機器の排水構造。

請求項5

前記第一案内面と前記第二案内面との間の案内面が平面状をなす請求項4に記載の電子機器の排水構造。

請求項6

前記案内面は曲面状をなし、第一の端部から前記第一の端部とは反対側の第二の端部まで延在している請求項2に記載の電子機器の排水構造。

請求項7

前記受け板は、平面視で四辺形状をなし、前記開口部は、前記受け板の4つの隅部に形成され、前記案内面は、4つの前記開口部の直下の位置の間に最も上方に凸となる曲面状をなす請求項6に記載の電子機器の排水構造。

請求項8

前記受け板は、平面視で四辺形状をなし、前記四辺形の少なくとも一の隅部の高さが他の隅部と異なる請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電子機器の排水構造。

請求項9

前記受け板は、上面が一の平面状をなす請求項8に記載の電子機器の排水構造。

請求項10

前記受け板は、四辺形状をなし、上面の所定箇所から各々の隅部へ向かう複数の平面を有する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電子機器の排水構造。

請求項11

前記受け板は、四辺形状をなし、上面の所定箇所を頂部とする凸曲面状をなす請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電子機器の排水構造。

請求項12

請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電子機器の排水構造を備える電子機器。

請求項13

請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電子機器の排水構造を備えるキーボード装置

技術分野

0001

本発明は、電子機器排水構造、電子機器、及びキーボード装置に関する。

背景技術

0002

一般に、ノートブック型パーソナルコンピュータノート型パソコン)等のキーボードを有する電子機器は、キーボードよりコンピュータ本体の内部に浸入した水等の液体を外部に排出するための排水構造を有している。
キーボードを有する電子機器の排水構造としては、キーボード部を構成するベースプレートに形成された孔を介して排出された液体を、キーボード部の下方に配置された受け部材にて受け入れた後、受け部材に形成された孔及びコンピュータ本体の筐体の底面に形成されている孔を介して排水する構造が知られている(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2003−122454号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、特許文献1に記載の排水構造は、電子機器をの上等に設置する水平設置を条件として排水可能な構造である。このような排水構造の場合、屋外での使用等に際して、電子機器を様々な向きで使用すると、確実に排水できるとは限らない。即ち、電子機器が傾いた状態であると、受け部材から排出された液体が外部へ排水されない場合がある。また、筐体の底部に排水口を設けた場合、筐体の底面と設置面との間に液体が溜まってしまい、またそのことに気付きにくい。

0005

この発明は、キーボード部を有する電子機器において、キーボード部より浸入した液体を確実に排水することができる電子機器の排水構造、電子機器、及びキーボード装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る電子機器の排水構造は、電子機器の筐体に配置されたキーボード部の下側に配置され、前記キーボード部を通って浸入した液体を表面に沿って所定方向に導く傾斜を有する受け板と、前記受け板に設けられて前記所定方向に導かれた液体を落下させる開口部と、前記開口部から落下した液体を前記受け板の下方で受け入れ、前記キーボード部に沿う平面の端部へ向かう所定方向へ導く傾斜を有する案内路と、を有することを特徴とする。

0007

また、本発明に係る電子機器は、上記電子機器の排水構造を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るキーボード装置は、上記電子機器の排水構造を備えることを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、液体が斜面に沿って開口部に導かれ、開口部から落下した液体が案内路を介してキーボードに沿う平面の端部に導かれる。これにより、端部より液体を確実に排水することができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の第一実施形態のノート型パソコンの斜視図である。
本発明の第一実施形態のノート型パソコンの平面図である。
本発明の第一実施形態のキーボード部の断面図である。
本発明の第一実施形態の排水構造の受け部材の斜視図である。
図2のA−A断面図であって、本発明の第一実施形態のノート型パソコンのコンピュータ本体の断面図である。
図5に示すコンピュータ本体が傾いて設置されている様子を示す断面図である。
(a)本発明の第二実施形態のノート型パソコンのコンピュータ本体の断面図、及び(b)一部拡大図である。
(a)図7に示すコンピュータ本体が傾いて設置されている様子を示す、及び(b)一部拡大図である。
本発明の第三実施形態のノート型パソコンのコンピュータ本体の断面図である。
本発明の第四実施形態の排水構造の受け部材の斜視図である。
本発明の第五実施形態の排水構造の受け部材の斜視図である。
本発明の第六実施形態のキーボード装置の斜視図である。

実施例

0010

(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態の電子機器であるノート型パソコン(ノート型パーソナルコンピュータ)について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態のノート型パソコン1の斜視図である。ノート型パソコン1は、液晶ディスプレイ等を有する表示装置と、キーボード(入力装置)、マザーボード記憶装置バッテリー、等を有するコンピュータ本体10と、を有している。
ノート型パソコン1は、上記表示装置、入力装置、コンピュータ本体10等が一体化されたパーソナルコンピュータである。ノート型パソコン1は、使用者が屋外等任意の場所へ移動させて利用することを前提として設計されている。

0011

図1に示すように、ノート型パソコン1は、キーボード部2や、タッチパッド部12等を有するコンピュータ本体10と、液晶ディスプレイ等を有する表示部11と、キーボード部2から侵入した水などの液体を排水する排水構造30と、を有している。
図1図2に示すように、コンピュータ本体10は、コンピュータ本体10の外形をなす箱型の筐体13を有している。筐体13には、キーボード部2が取り付けられている。筐体13は、筐体13にキーボード部2が取り付けられた際に、キーボード部2の複数のキートップ18を露出させるための四辺形状のキーボード孔14を有している。

0012

表示部11は、四方形状の表示面11Aに文字や画像などの映像を表示する装置である。表示部11は、表示部11とコンピュータ本体10との接続部に沿って設けられた回動軸(図示せず)を中心として回動可能である。これにより、表示部11の表示面11Aがコンピュータ本体10に対向するように下方を向けている状態から、表示部11が回動軸を中心に回動してコンピュータ本体10から離間し開いた状態(図1参照)まで、状態移行が可能とされている。

0013

タッチパッド部12は、平板状のセンサーである。タッチパッド部12は、タッチパッド部12を指でなぞることで表示面11Aに表示されたマウスポインタカーソル)のような指示矢印の操作をする、ポインティングデバイスとして使用することができる。

0014

キーボード部2は、筐体13上に配置されている。図1図2、及び図3に示すように、キーボード部2は、四辺形状のベースプレート16と、ベースプレート16上に配置されたメンブレンシート17と、複数のキートップ18と、を有している。ベースプレート16と、メンブレンシート17と、複数のキートップ18とは一体化されている。
メンブレンシート17は、メンブレン接点を用いた一体型接点である。メンブレンシート17とキートップ18との間には、ドームラバーラバードーム)やパンタグラフシザーズ機構などのストローク部材19が介在している。

0015

ベースプレート16とメンブレンシート17の中央部には、貫通孔20が形成されている。貫通孔20は、例えば、直径3mmの円形をなし、キーボード部2のキートップ18側に侵入した水を、反対側に排出することができる。換言すれば、貫通孔20は、キーボード部2の上方から侵入した水を、キーボードの下方へ落下させることができる。貫通孔20の個数は一つに限ることはなく、キーボード部2の剛性が確保できるのであれば、複数設けてもよい。

0016

キーボード部2のベースプレート16は、所定の方法で筐体13に取り付けられている。キーボード部2が筐体13に取り付けられることで、複数のキートップ18が筐体13に形成されているキーボード孔14から露出する。ベースプレート16は、四辺形状をなし、四辺には、キートップ18側に突出するように形成されたウォール16Aが形成されている。ウォール16Aは、キーボード部2上を流れる液体がベースプレート16の四辺から漏れるのを防止する。

0017

排水構造30は、キーボード部2の貫通孔20と、キーボード部2の下側に配置されている受け部材3と、受け部材3から落下した液体を受け部材3の下で受け入れるとともに、液体を筐体13の外部に排出する案内路6と、を有している。

0018

受け部材3は、キーボード部2の貫通孔20を通って浸入した液体を受け入れる部材である。受け部材3は所定の方法で筐体13に固定されている。
図2及び図4に示すように、受け部材3は、平面視で四辺形状をなす平面板状の受け板22と、受け板22の四辺より立ち上がるように形成された囲い板23と、を有している。受け板22は、キーボード部2を通って浸入した液体を表面に沿って所定方向に導く傾斜を有している。
受け板22は、平面視で、キーボード部2と略同等か、やや小さな外形を有している。平面視での受け板22の大きさは、キーボード部2と略同等であればよく、具体的には、キーボード部2の貫通孔20を介して落下する液体を受け入れることができる大きさであればよい。

0019

囲い板23は、コンピュータ本体10を水平な面に載置した場合に、鉛直方向上方に立ち上がる板状の壁面である。4面からなる囲い板23は互いに接続されている。受け部材3は、受け板22と、4面の囲い板23とで、上方が開放された箱形状をなしている。

0020

四辺形状をなす受け板22は、コンピュータ本体10を水平な面に載置した場合に、水平な面に対して傾斜している。換言すれば、受け板22は、四辺形をなす受け板22の少なくとも一の隅部24の高さが他の隅部24と異なるように傾斜して配置されている。本実施形態の受け板22は、前後方向Xの後方側であって幅方向Yの第一の側の第一隅部24aが最も低く、前後方向Xの前方側であって幅方向Yの第一の側とは反対の第二の側の第四隅部24dが最も高くなるように傾斜している。

0021

受け部材3(受け板22)の四つの隅部24には、開口部4が形成されている。開口部4は、受け部材3によって受け入れられ、所定方向に導かれた液体を下方に落下させる孔である。開口部4は、受け板22の第一面から、第一面とは反対側の第二面に貫通するように形成された貫通孔20である。

0022

案内路6は、開口部4から落下した液体を受け部材3の下で受け入れるとともに、液体を筐体13の外部に排出する部位である。案内路6は、開口部4に接続されている4本の垂直管7と、垂直管7の下端に接続されコンピュータ本体10の前後方向Xに延在する2本の排水溝8と、を有している。排水溝8は、コンピュータ本体10の幅方向Yに離間して配置されている。

0023

垂直管7は、コンピュータ本体10を水平な面に載置した場合に、鉛直方向に延在する管状部材である。垂直管7は、開口部4から落下した液体を下方に導く部材である。
排水溝8は、コンピュータ本体10の幅方向Yの第一の側の2本の垂直管7の下端を接続するとともに筐体13の前面及び筐体13の後面まで延在しているトンネル状の空間である。排水溝8は、筐体13の前面及び後面にて開口して、筐体13内に侵入した液体を排出(排水)するための排水口26,27を形成している。

0024

換言すれば、排水溝8は、垂直管7を介して液体を受け入れるとともに、筐体13の前面に開口する前面排水口26と筐体13の後面に開口する後面排水口27とを連通させる流路である。排水溝8は、コンピュータ本体10の幅方向Yの第一の側の第一排水溝8aと、コンピュータ本体10の幅方向Yの第一の側の反対側の第二の側の第二排水溝8bとから構成されている。
第一排水溝8aは、4つの開口部4のうち2つの開口部4の直下に設けられている。第二排水溝8bは、他の2つの開口部4の直下に設けられている。

0025

排水溝8は、コンピュータ本体10の前後方向Xに直交する断面形状が矩形をなす空間である。排水溝8は、筐体13の前面から後面に向かうに従って漸次低くなるように傾斜している。即ち、前面排水口26が後面排水口27よりも高くなるように傾斜している。なお、排水溝8の傾斜は、筐体13の前面排水口26が後面排水口27よりも低くなるような傾斜でもよい。
換言すれば、案内路6は、受け部材3より受け入れた液体を、筐体13におけるキーボード部2に沿う平面の端部へ向かう所定方向へ導く傾斜を有している。
排水溝8の下面(上方を向く面)は、開口部4の直下の位置から筐体13におけるキーボード部2に沿う平面の端部へ向かう少なくとも一の方向へ傾斜して、液体を案内する案内面9として機能する。以下、排水溝8の下面を案内面9と呼ぶ。案内面9は、筐体13におけるキーボード部2に沿う平面の端部のうち、第一の端部である前面排水口26から、第一の端部とは反対側の第二の端部である後面排水口27まで延在している排水溝8に形成されている。

0026

次に、本実施形態のノート型パソコン1の排水構造30の作用について説明する。
(ノート型パソコン1が水平に設置されている場合)
<ノート型パソコン1上面からの浸水
ノート型パソコン1の上面からキーボード部2に水が浸入した際、キーボード部2の貫通孔20を通して受け部材3の受け板22に水が排出される。受け板22は、第一隅部24aが最も低くなるような傾斜を有しているため、水は、図5の矢印F1方向に移動する。
移動した水は、第一隅部24aの開口部4aから垂直管7を通って第一排水溝8aに排出される。第一排水溝8aの案内面9は、前後方向Xの後方に向かうに従って低くなるように形成されているため、水は傾斜に沿って前後方向Xの後方に移動する。移動した水は、筐体13後面の後面排水口27から筐体13の外部へ排出される。

0027

<排水口からの浸入>
筐体13前面に設けられている前面排水口26、あるいは後面に設けられている後面排水口27から水が浸入した際、水は、排水溝8に移動する。排水溝8の案内面9は、前後方向Xの後方に向かうに従って低くなるように形成されているため、水は傾斜に沿って前後方向Xの後方に移動する。移動した水は、筐体13後面の後面排水口27から筐体13の外部へ排出される。

0028

(ノート型パソコン1が傾いて設置されている場合)
<ノート型パソコン1上面からの浸水>
図6に示すように、水平な面Hに対してコンピュータ本体10の前方が低くなるように傾いて設置されている場合について説明する。
ノート型パソコン1の上面からキーボード部2に水が浸入した際、キーボード部2の貫通孔20を通して受け部材3の受け板22に水が排出される。受け板22は、第一隅部24aが最も低くなるような傾斜を有しているが、コンピュータ本体10がコンピュータ本体10の前方が低くなるように傾いているため、液体は、図6の矢印F2方向に移動する。
移動した水は、第二隅部24b又は第四隅部24dの開口部4b,4dから垂直管7を通って排水溝8に排出される。排水溝8の案内面9は、前後方向Xの後方に向かうに従って低くなるように形成されているが、コンピュータ本体10の前方が低くなるように傾いているため、水は、前後方向Xの前方に移動する。移動した水は、筐体13前面の前面排水口26から筐体13の外部へ排出される。

0029

<排水口からの浸入>
筐体13前面に設けられている前面排水口26、あるいは後面に設けられている後面排水口27から水が浸入した際、水は、排水溝8に移動する。排水溝8の案内面9は、前後方向Xの後方に向かうに従って低くなるように形成されているが、コンピュータ本体10の前方が低くなるように傾いているため、水は、前後方向Xの前方に移動する。移動した水は、前面排水口26から筐体13の外部へ排出される。

0030

上記実施形態によれば、液体が斜面である受け板22に沿って開口部4に導かれ、開口部4から落下した液体が案内路6を介してキーボードに沿う平面の端部である排水口26,27に導かれる。これにより、排水口26,27より液体を確実に排水することができる。
また、受け部材3が第一隅部24aが最も低くなるような平面状をなしているため、キーボード部2より浸入した液体を確実に開口部4に導くことができる。また、四辺形状をなす受け部材3の4つの隅部24にそれぞれ開口部4が設けられていることによって、ノート型パソコン1が傾いて設置されている場合においても液体を案内路6に導くことができる。
また、案内路6の排水溝8に設けられている案内面9が排水口26,27に向かって傾斜して形成されているため、液体を確実に排水口26,27に導くことができる。

0031

なお、上記実施形態では、排水溝8は、前後方向Xに延在し、排水口26,27が筐体13の前面及び後面に設けられているが、案内路6が受け入れた液体を排出することができれば、これに限ることはない。例えば、排水溝8が幅方向Yに延在し、排水口26,27が、筐体13の両側面に開口する構成としてもよい。

0032

(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態のノート型パソコン1Bを図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の排水構造30Bの案内路6Bは、排水溝8Bの形状が第一実施形態の排水溝8の形状と異なっている。本実施形態の排水溝8Bは、前後方向Xの前方の開口部4b(垂直管7)の直下の位置から前面排水口26(第一の端部)へ向かって徐々に低くなるように傾斜する第一案内面9aと、前後方向Xの後方の開口部4a(垂直管7)の直下の位置から後面排水口27(第二の端部)へ向かって徐々に低くなるように傾斜する第二案内面9bと、を有している。

0033

また、排水溝8Bは、第一案内面9aの頂部と第二案内面9bの頂部を接続する水平面15を有している。水平面15は、平面状をなす面であり、コンピュータ本体10を水平な面に載置した場合に、水平となる。なお、水平面15は、コンピュータ本体10を水平な面に載置した場合に、水平とする必要はなく、コンピュータ本体10の前方又は後方に向かって傾斜してもよい。
第一案内面9aと水平面15とによって形成される稜線である第一稜線28は、開口部4の直下の位置よりやや後方(中央寄り)に配置されている。第二案内面9bと水平面15とによって形成される稜線である第二稜線29は、開口部4の直下の位置よりやや前方(中央寄り)に配置されている。

0034

次に、本実施形態のノート型パソコン1Bの排水構造30Bの作用について説明する。
(ノート型パソコン1Bが水平に設置されている場合)
図7に示すように、第一案内面9a及び第二案内面9bは、開口部4の直下の位置から筐体13の前方又は後方に傾斜しているため、受け板22の開口部4を及び垂直管7を通って落下した液体は、矢印F3,F4に示すように、第一案内面9a及び第二案内面9bに落下する。即ち、液体は、水平面15に落下することはない。
第一案内面9aは、前面排水口26に向かって低くなるように傾斜しているため、液体は、前面排水口26に向かって移動して筐体13の外部へ排出される。第二案内面9bは、後面排水口27に向かって低くなるように傾斜しているため、液体は、後面排水口27に向かって移動して筐体13の外部へ排出される。

0035

(ノート型パソコン1Bが傾いて設置されている場合)
図8に示すように、水平面15は、前方と後方のいずれかが低くなるように傾く。受け板22の開口部4を及び垂直管7を通って落下した液体は、第一案内面9a又は第二案内面9bと、水平面15に落下する。
図8に示すように、水平な面Hに対してコンピュータ本体10の前方が低くなるように傾いている場合、矢印F5,F6に示すように、液体は、第一案内面9aと水平面15に落下する。第一案内面9aは、前面排水口26に向かって低くなるように傾斜しているため、液体は、前面排水口26に向かって移動して筐体13の外部へ排出される。水平面15も、前面排水口26に向かって低くなるように傾斜するため、液体は、前面排水口26に向かって移動して筐体13の外部へ排出される。

0036

上記実施形態によれば、ノート型パソコン1Bが傾いて設置されている場合に案内面9(水平面15)が水平となりにくくなるため、より確実に液体を筐体13の外部に排出することができる。即ち、水平面15が水平となっている場合は、液体は、水平面15に落下しない構造となっているため、液体が筐体13内に滞留することを防止することができる。

0037

(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態のノート型パソコン1Cを図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第二実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態の排水構造30Cを構成する排水溝8の案内面9Cは、排水溝8の延在方向に直交する水平方向から見た(コンピュータ本体10の幅方向Yに沿う方向から見た)断面形状が上方に凸の曲線状をなしている。

0038

案内面9Cは、前方の開口部4bの直下の位置と、後方の開口部4aの直下の位置との間が最も上方に凸となるように形成されている。換言すれば、案内面9Cは、排水溝8の延在方向に直交する水平方向から見た断面形状が上方に凸の円弧状をなし、前方の開口部4bの直下の位置と、後方の開口部4aの直下の位置との間が最も高くなるように形成されている。
本実施形態の案内面9Cは、例えば、ブロー成形を用いることによって容易に形成することができる。即ち、ブロー成形によって形成される膨らみを利用することによって、曲面状の案内面9Cを形成することができる。

0039

上記実施形態によれば、受け板22の開口部4を及び垂直管7を通って落下した液体は、曲面状の案内面9Cに沿って、前面排水口26又は後面排水口27に移動して筐体13の外部へ排出される。これにより、液体が案内面9Cに滞留することを防止することができる。

0040

(第四実施形態)
以下、本発明の第四実施形態のノート型パソコンを図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態の受け部材3Dの受け板22Dは、平面視では四辺形状をなすが、上面の所定箇所を頂部とする凸曲面状をなしている。具体的には、前後方向X及び幅方向Yの中央部近傍頂点として、この頂点が最も高くなるような球面状をなしている。
本実施形態の受け板22Dは、例えば、ブロー成形を用いることによって容易に形成することができる。

0041

上記実施形態によれば、キーボード部2の貫通孔20から落下した液体は、曲面状の受け板22Dによって、4つの隅部24のいずれかに導かれて、垂直管7を介して案内路6に受け入れられる。これにより、液体が受け板22D上に滞留することを防止することができる。

0042

(第五実施形態)
以下、本発明の第五実施形態のノート型パソコンを図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態の受け部材3Eの受け板22Eは、上面の所定箇所から各々の隅部24へ向かって漸次低くなるように傾斜する複数の平面32を有している。
具体的には、キーボード部2の貫通孔20の直下近傍に頂点Pを有し、頂点Pから第一隅部24aに向かって漸次低くなるように傾斜する第一平面32aと隅部24bに向かって漸次低くなるように傾斜する第二平面32bと、隅部24cに向かって漸次低くなるように傾斜する第三平面32cと、隅部24dに向かって漸次低くなるように傾斜する第四平面32dと、を有している。

0043

上記実施形態によれば、キーボード部2の貫通孔20から頂点に落下した液体は、4面の平面32によって4つの隅部24のいずれかに導かれて、垂直管7を介して案内路6に受け入れられる。これにより、液体が受け板22上に滞留することを防止することができる。

0044

(第六実施形態)
以下、本実施形態の第六実施形態の電子機器であるキーボード装置40を図面に基づいて説明する。
図12に示すように、本実施形態のキーボード装置40は、キーボード部2等を有するキーボード装置本体41と、キーボード部2から侵入した水などの液体を排水する排水構造30Fと、を有している。
キーボード装置本体41は、箱型のキーボード筐体42を有している。キーボード筐体42には、キーボード部2が取り付けられている。キーボード筐体42は、キーボード筐体42にキーボード部2が取り付けられた際に、キーボード部2の複数のキートップ18を露出させるための四辺形状のキーボード孔14を有している。

0045

排水構造30Fは、第一実施形態から第六実施形態のノート型パソコン1の排水構造30Fと同様の構造を採用することができる。即ち、本実施形態のキーボード装置40のキーボード部2の下方には受け部材3Fが配置され、受け部材3Fから落下した液体は、案内路6によってキーボード筐体42の前面及び後面に設けられている排水口26,27から排出される。

0046

以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、クレームの範囲によってのみ限定される。

0047

1,1B,1Cノート型パソコン(電子機器)
2キーボード部
3,3D受け部材
4 開口部
6案内路
7垂直管
8,8B排水溝
8a 第一排水溝
8b 第二排水溝
9 案内面
9a 第一案内面
9b 第二案内面
10コンピュータ本体
11 表示部
11A 表示面
12タッチパッド部
13筐体
14 キーボード孔
15 水平面
16ベースプレート
16Aウォール
17メンブレンシート
18キートップ
19ストローク部材
20貫通孔
22,22D受け板
23囲い板
24,24a,24b,24c,24d 隅部
26 前面排水口(端部)
27 後面排水口(端部)
30,30B,30C,30F排水構造
32,32a,32b,32c,32d 平面
40キーボード装置
41 キーボード装置本体
42キーボード筐体
X 前後方向
Y 幅方向

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