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技術 弾性分布を有する物品とその製造システムおよび方法

出願人 ディーエスジーテクノロジーホールディングスリミテッド
発明者 ツァンパトリックキンユライトアンドリューシースミットアンネヴァロナユージニオ
出願日 2016年6月15日 (3年0ヶ月経過) 出願番号 2016-118761
公開日 2016年10月13日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2016-179220
状態 特許登録済
技術分野 吸収性物品とその支持具
主要キーワード 打ち抜きステップ 水圧機構 内側セット 最小変位位置 ウェブ要素 接合機械 変位関数 副ローラ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

弾性複合材およびその形成が物品の製造方法および伸縮性物品自体にスムーズに一体化される方法およびシステムを提供する。

解決手段

腰部開口部と一対の脚部開口部とを有する伸縮吸収性物品の製造方法を説明する。まず、複数の弾性分布移動材シートに配置されて移動弾性複合材ウェブを形成する。次に、コア部と第2の材料シートの各々が前記移動ウェブ周期的に付加されて、個々の完成弾性複合体ウェブを形成する。以後のステップでは、個々の吸収性パンツ製品が完成ウェブから成形される。

概要

背景

本出願は、2010年9月16日(係属中)に出願された米国仮出願第61/403,488号の利益を主張し、同出願の開示を引用によりあらゆる目的のため本開示に組み込み本開示の一部と成す。

本発明は概して、弾性複合材と、弾性複合材を組み込んだ使い捨て吸収性物品とに関する。さらに、本発明は、弾性複合材ウェブ、システム、およびその製造に適した方法に関する。本発明の態様は、乳児用おむつ、小児幼児用トレーニングパンツ、および成人用の尿取りおむつおよびパンツなどの使い捨て吸収性物品に特に適する、または関連する。本発明の特定の実施形態は、これらの製品内の弾性複合材ウェブ、弾性複合材または弾性複合体、または弾性分布パターンを提供することで、製品のフィット性および快適性とその支持機能シール機能を向上させ、製品のコストおよび製造性を向上させ、および/または製品の美観を高めることができる。

本発明が企図する使い捨て吸収性物品は、トレーニングパンツ、プルオン式おむつ、使い捨て下着、および成人用尿取り衣類を含む。トレーニングパンツに関して言えば、これらの衣類は幼児によって使用されて、おむつの使用から通常の下着パンツの着用まで(すなわち、トイレトレーニング中)の移行を促進する。トレーニングパンツやその他の使い捨てプルオン式パンツは側部が閉鎖されているため、ユーザや世話をする者は、ユーザの脚の周りで衣類を引っ張り上げて着せ、ユーザの脚の周りで衣類を引き下ろして脱がせる。これらの物品や衣類は本明細書ではまとめて「吸収性パンツ」または「パンツ製品」と称する。

弾性部材吸収性衣類の様々な部分に組み込むことができる。たとえば、弾性部材は、通常は吸収性コアの外側でおむつに沿って縦方向に配置されてユーザの臀部、脚部、またはその両方の周囲をシールすることができる。また、いくつかの弾性部材(たとえば、細長弾性糸または撚糸の形状)は、吸収性衣類の腰部領域(側腰部領域を含む)全体にわたり横方向に配置することができる。結果として生じる伸縮性により、衣類は身に着けるときや着用するときに伸長可能である。また、伸縮性により、衣類はユーザの腰部脚部周囲密着しつつ、腰部と脚部のサイズの変動に順応することができる。

弾性部材が吸収性衣類の一部または一領域に組み込まれると、一部または一領域は通常、衣類の明確な機能要素となる。これらの弾性要素は、側部パネルまたは部、ウエストバンド、および締付タブを含む。一部この複数要素構造のおかげで、弾性複合材は、より大がかりな衣類製造工程で調整が必要な専用の副製造工程を必要とする場合がある。もしくは、弾性複合材は、中心衣類製造システムから離れた別個の副工程で個別に、あるいは簡易に製造することができる。いずれの場合にせよ、弾性複合材の供給源は衣類製造工程への入力として設けることができる。

大半の用途で、弾性複合材は、衣類のフィット性およびシール性だけでなく衣類の全般的外観や構造の質にも大きな影響を及ぼす。弾性複合材の設計および構造は、衣類の製造コストの相当部分を占める可能性がある。したがって、機能性および/または審美性を向上させた弾性複合材、または弾性複合材を製造するコスト効率的なシステムおよび方法を提供することが望ましい。

米国特許第7,462,172号および第7,361,246号は、本発明に関連するタイプの弾性複合材の背景情報(およびその複合材の製造)を提示する。したがって、これらの特許公報は引用により本明細書に組み込まれ本開示の一部を成すと共に、組み込まれた主題は、背景情報および/または、本発明の複合材、システム、および方法での使用あるいはそれらとの使用に適した例示の複合材および工程を提示する。よって、組み込まれた主題は本発明の範囲を制限する役割を果たすものではない。これらの従来の特許公報は弾性複合材を製造し、それを吸収性物品に組み込むことについて記載しているが、本発明は一態様において、さらに具体的に、伸縮吸収性物品および/または弾性複合体ウェブを製造する高度なシステムおよび方法を提供することに向けられていることに留意されたい。より具体的には、本発明の目的は、弾性複合材およびその形成が物品の製造方法および伸縮性物品自体にスムーズに一体化される方法およびシステムを提供することである。

概要

弾性複合材およびその形成が物品の製造方法および伸縮性物品自体にスムーズに一体化される方法およびシステムを提供する。腰部開口部と一対の脚部開口部とを有する伸縮吸収性物品の製造方法を説明する。まず、複数の弾性分布が移動材シートに配置されて移動弾性複合材ウェブを形成する。次に、コア部と第2の材料シートの各々が前記移動ウェブ周期的に付加されて、個々の完成弾性複合体ウェブを形成する。以後のステップでは、個々の吸収性パンツ製品が完成ウェブから成形される。A

目的

本発明の特定の実施形態は、これらの製品内の弾性複合材ウェブ、弾性複合材または弾性複合体、または弾性分布パターンを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

腰部開口部と一対の脚部開口部とを有する伸縮吸収性パンツの製造方法であって、移動弾性複合材ウェブを形成するように複数の弾性分布移動材シート上に連続的に付加するステップと、コア部を前記移動ウェブ上に周期的に付加するステップと、個々の弾性複合体ウェブを形成するように第2の材料シートを前記移動ウェブに付加するステップと、前記弾性複合体を脚部開口部および腰部開口部を有する吸収性パンツに成形するステップと、を備える方法。

請求項2

前記成形ステップが、前記弾性複合体に複数の実質的に連続的な弾性分布を形成するように各複合体の下半分と上半分の各々を接合する、ことを含む請求項1に記載の方法。

請求項3

前記接合ステップが、腰部開口部と一対の脚部開口部の各々の周り環状弾性領域を形成する請求項2に記載の方法。

請求項4

前記接合ステップの前に、長手方向中心線に沿って前記ウェブを折り畳むステップを含み、前記接合ステップが、少なくとも腰部開口部を形成するように2つの側部縫い目に沿って前記2つの半分をシールすることを含む請求項2に記載の方法。

請求項5

前記接合ステップ後、前記弾性複合体の各側部境界が横方向の側部縫い目と前記切抜き部から成るように、前記接合ステップの前に、隣接弾性複合体に隣接する位置で前記完成ウェブの切抜き部を周期的に切断するステップを含む、請求項4に記載の方法。

請求項6

前記成形ステップが、前記切抜き部を二等分する切断線に沿って前記完成ウェブを分断することをさらに含む請求項4に記載の方法。

請求項7

前記接合ステップが前記分断ステップ先行し、前記分断ステップが腰部開口部と、一対の脚部開口部と、2つの横方向の側部縫い目を通って延びる複数の弾性分布とを有する弾性吸収性パンツを生成する請求項6に記載の方法。

請求項8

前記弾性分布に間隙を形成するように1つまたは2つ以上の前記複数の弾性分布を周期的に分断するステップをさらに含み、前記間隙が、弾性体の存在しないウェブ上の領域に相当するように予め配置される請求項1に記載の方法。

請求項9

前記付加ステップの各々が、個々の弾性複合体の移動ウェブの1つの層要素機械方向に付加することを含む請求項1に記載の方法。

請求項10

吸収性物品の弾性複合体が分離される弾性複合材ウェブの製造方法であって、材料シートの連続ウェブ長手方向または機械方向に搬送するステップと、弾性複合材ウェブを形成するように複数の連続的な弾性分布を前記移動ウェブ上に付加し、それによって、前記弾性分布が全体として機械方向に延びるステップと、コア部を前記移動弾性複合材ウェブに周期的に付加するステップと、表面材料シートを前記コア部を含む前記ウェブ上に連続的に付加するステップと、を含む方法。

請求項11

前記連続的弾性分布を付加するステップが、前記弾性分布が前記移動弾性複合材ウェブに向かって機械方向に進むとき前記弾性分布の横方向位置を変動させることによって前記移動ウェブに少なくとも2つの周期的な弾性分布を設ける請求項10に記載の方法。

請求項12

前記連続的分布を付加するステップが、前記材料シートとの係合前に前記弾性分布の横方向位置を周期的に変動させることを含む請求項11に記載の方法。

請求項13

前記連続的分布を付加するステップが、横方向位置を周期的に変動させて、前記移動弾性複合材ウェブ上に2つの曲線パターンを設けることを含む請求項12に記載の方法。

請求項14

前記連続的分布を付加するステップが、コア部を付加するステップで、環状弾性領域が前記コアの周囲に設けられるように、前記曲線状のパターンを交差するように方向付けることを含む、請求項13に記載の方法。

請求項15

前記連続的分布を付加するステップが、前記ウェブに弾性環状領域を周期的に形成する一対の全体として正弦波状パターンを設ける請求項11に記載の方法。

請求項16

長手方向中心線を中心に前記移動ウェブを折り畳んで、折り畳まれた弾性複合体のウェブを形成することをさらに含み、各体が一対の機械を横切る切断線を中心に分断可能で、腰部開口部を有する完成した吸収性物品を形成する請求項10に記載の方法。

請求項17

前記分断ステップの前に、前記機械を横切る切断線に沿ってシールし、前記吸収性物品の上腰部領域を形成することをさらに備える請求項16に記載の方法。

請求項18

周りに弾性環状領域を有する脚部開口部を形成するように弾性環状領域によって境界付けられる前記移動ウェブの部分を周期的に切断するステップをさらに含む請求項17に記載の方法。

請求項19

前記切断ステップが、長手方向中心線を中心に非対称に前記移動ウェブに周期的に穴を開け、それによって、非均一な前部と後部を有する脚部開口部を生成することを含む請求項18に記載の方法。

請求項20

吸収性パンツ状の伸縮使い捨て吸収性物品であって、裏面シートと、表面シートと、前記裏面シートと表面シートの間の吸収性コアと、前記表面シートと裏面シートとの間の複数の弾性分布とを有する弾性複合体であって、前端縁後端縁、および各々が頂部、底部、およびそれらの間の非線形切抜き部を有する2つの横方向側縁を有する弾性複合体と、前記端縁によって形成される腰部開口部と、各々が前記横方向側縁のうちの一方の前記切抜き部によって少なくとも部分的に形成される一対の脚部開口部と、各々が前記横方向側縁のうちの一方の前記頂部と底部の接合によって形成される一対の側部縫い目と、を備え、前記弾性分布が前記側部縫い目で接合されて各脚部開口部周りに実質的に環状の弾性領域を形成する物品

請求項21

前記シールされた側縁で接合されて、前記腰部開口部周りに実質的に環状の弾性領域を形成する一対の弾性分布をさらに備える請求項20に記載の吸収性物品。

請求項22

前記弾性複合体が、前記複合体の横幅にわたって横方向に延び、前記シール縁部で接合されて実質的に環状の弾性領域を形成する一対の弾性分布を含む請求項21に記載の吸収性物品。

請求項23

前記一対の弾性分布が前記コアと一致する環状弾性領域を形成する請求項22に記載の吸収性物品。

請求項24

前記弾性分布のうち1つまたは2つ以上が前記コアを横断して弾性を与える請求項22に記載の吸収性物品。

請求項25

前記弾性分布は前記コアの領域に間隙を空けられる請求項20に記載の吸収性物品。

請求項26

複数の層要素を有する弾性複合体ウェブの製造システムであって、前記各層要素の連続的な線形入力受け取り、前記弾性複合体の連続ウェブを配送し、第1のローラを有する中央接合ステーションと、前記弾性分布を前記ローラに横方向に可変に方向付けるための横方向可動ガイドを有する1つまたは2つ以上の入力供給源を含む、複数弾性分布の入力供給源と、シート材料の複数の線形入力供給源と、コア部を前記ステーションに周期的に配送する入力供給源と、を備えるシステム。

請求項27

ステーションおよび前記入力供給源が、前記入力供給源の各々が1つの層要素を前記ローラに機械方向に加えるように配置される請求項26に記載のシステム。

請求項28

前記入力供給源の各々が、前記ローラの軸とほぼ垂直方向から前記ローラを送るように配置される請求項27に記載のシステム。

背景技術

0001

本出願は、2010年9月16日(係属中)に出願された米国仮出願第61/403,488号の利益を主張し、同出願の開示を引用によりあらゆる目的のため本開示に組み込み本開示の一部と成す。

0002

本発明は概して、弾性複合材と、弾性複合材を組み込んだ使い捨て吸収性物品とに関する。さらに、本発明は、弾性複合材ウェブ、システム、およびその製造に適した方法に関する。本発明の態様は、乳児用おむつ、小児幼児用トレーニングパンツ、および成人用の尿取りおむつおよびパンツなどの使い捨て吸収性物品に特に適する、または関連する。本発明の特定の実施形態は、これらの製品内の弾性複合材ウェブ、弾性複合材または弾性複合体、または弾性分布パターンを提供することで、製品のフィット性および快適性とその支持機能シール機能を向上させ、製品のコストおよび製造性を向上させ、および/または製品の美観を高めることができる。

0003

本発明が企図する使い捨て吸収性物品は、トレーニングパンツ、プルオン式おむつ、使い捨て下着、および成人用尿取り衣類を含む。トレーニングパンツに関して言えば、これらの衣類は幼児によって使用されて、おむつの使用から通常の下着パンツの着用まで(すなわち、トイレトレーニング中)の移行を促進する。トレーニングパンツやその他の使い捨てプルオン式パンツは側部が閉鎖されているため、ユーザや世話をする者は、ユーザの脚の周りで衣類を引っ張り上げて着せ、ユーザの脚の周りで衣類を引き下ろして脱がせる。これらの物品や衣類は本明細書ではまとめて「吸収性パンツ」または「パンツ製品」と称する。

0004

弾性部材吸収性衣類の様々な部分に組み込むことができる。たとえば、弾性部材は、通常は吸収性コアの外側でおむつに沿って縦方向に配置されてユーザの臀部、脚部、またはその両方の周囲をシールすることができる。また、いくつかの弾性部材(たとえば、細長弾性糸または撚糸の形状)は、吸収性衣類の腰部領域(側腰部領域を含む)全体にわたり横方向に配置することができる。結果として生じる伸縮性により、衣類は身に着けるときや着用するときに伸長可能である。また、伸縮性により、衣類はユーザの腰部脚部周囲密着しつつ、腰部と脚部のサイズの変動に順応することができる。

0005

弾性部材が吸収性衣類の一部または一領域に組み込まれると、一部または一領域は通常、衣類の明確な機能要素となる。これらの弾性要素は、側部パネルまたは部、ウエストバンド、および締付タブを含む。一部この複数要素構造のおかげで、弾性複合材は、より大がかりな衣類製造工程で調整が必要な専用の副製造工程を必要とする場合がある。もしくは、弾性複合材は、中心衣類製造システムから離れた別個の副工程で個別に、あるいは簡易に製造することができる。いずれの場合にせよ、弾性複合材の供給源は衣類製造工程への入力として設けることができる。

0006

大半の用途で、弾性複合材は、衣類のフィット性およびシール性だけでなく衣類の全般的外観や構造の質にも大きな影響を及ぼす。弾性複合材の設計および構造は、衣類の製造コストの相当部分を占める可能性がある。したがって、機能性および/または審美性を向上させた弾性複合材、または弾性複合材を製造するコスト効率的なシステムおよび方法を提供することが望ましい。

0007

米国特許第7,462,172号および第7,361,246号は、本発明に関連するタイプの弾性複合材の背景情報(およびその複合材の製造)を提示する。したがって、これらの特許公報は引用により本明細書に組み込まれ本開示の一部を成すと共に、組み込まれた主題は、背景情報および/または、本発明の複合材、システム、および方法での使用あるいはそれらとの使用に適した例示の複合材および工程を提示する。よって、組み込まれた主題は本発明の範囲を制限する役割を果たすものではない。これらの従来の特許公報は弾性複合材を製造し、それを吸収性物品に組み込むことについて記載しているが、本発明は一態様において、さらに具体的に、伸縮吸収性物品および/または弾性複合体ウェブを製造する高度なシステムおよび方法を提供することに向けられていることに留意されたい。より具体的には、本発明の目的は、弾性複合材およびその形成が物品の製造方法および伸縮性物品自体にスムーズに一体化される方法およびシステムを提供することである。

先行技術

0008

米国特許第7,462,172号
米国特許第7,361,246号

課題を解決するための手段

0009

本明細書の目的上、「弾性複合材」、「弾性複合体」、および「伸縮性物品」の用語はエラストマ材料または弾性部材を組み込んだ多層または多要素構造を指す。この構造では、糸または撚糸などの複数の弾性部材が、1つまたは2つ以上の材料、たとえば、裏面シート表面シートに接続される、あるいは隣接して配置される。このようにして、弾性部材は、接続された、あるいは隣接する層、ひいては衣類や物品のその部分に弾性を与える。このような弾性構造は衣類または物品の別個の装着可能な要素であってもよいし、あるいは衣類本体製品の個別の部分または部位、あるいは衣類のより大きな一体的要素であってもよい。

0010

さらに、本明細書で使用されるように、「ウェブ」という用語は、拡張された搬送可能なシートまたは網状組織を指す。「基材」という用語は弾性体が付着する、あるいはそれ以外の形で支持される裏面シートのウェブまたは層などの支持ウェブ、シート、または層を指す。さらに、ウェブは弾性複合材とすることができる、および/または複数または一連の個別の弾性複合体を提供することができる。本明細書に記載の実施形態では、このような弾性複合体をウェブから分離させて、おむつや吸収性パンツなどの使い捨て吸収性物品の基材を形成することができる。

0011

本発明の一態様では、伸縮使い捨て吸収性物品は、吸収性パンツの形状で提供される。吸収性パンツは弾性複合体、裏面シート、表面シート、裏面シートと表面シート間の吸収性コア、および表面シートと裏面シート間の複数の弾性分布を含む。さらに、弾性複合体は、前端縁と、後端縁と、頂部、底部、およびその間の非線形切抜き部を各々が有する2つの側縁とを有する。吸収性物品は、端縁によって形成される腰部開口部と、側縁の一方の切抜き部によって少なくとも部分的に各々が形成される一対の脚部開口部と、側縁の一方の頂部と底部との接合によって各々が形成される一対の側部縫い目とを含む。弾性分布は側部縫い目で実質上接合されて、各脚部開口部周りに略環状弾性領域を形成する。

0012

別の実施形態では、弾性複合体は、側部縫い目で接合されて腰部開口部周りに略環状弾性領域を形成する一対の弾性分布も含む。好ましくは、弾性複合体は一対の弾性分布をさらに含み、その各々が複合体にわたって延在し、側部縫い目で他方と略接合して脚部開口部周りに略環状弾性領域を形成する。

0013

本発明の別の態様では、伸縮吸収性パンツの製造方法は、好ましくは、移動材料シートに複数の弾性分布を加えて移動弾性複合材ウェブを形成することから開始される。コア部および第2の材料シートの各々が移動ウェブ周期的に加えられて個々の弾性複合体の完成ウェブを形成する。個々の弾性複合体の完成ウェブの配送につながるステップは、目標弾性複合材ウェブの要素および層を接合するステップと称することができる。次のステップでは、別個の吸収性パンツまたは物品が完成ウェブから成形される。成形ステップは、各複合体の下半分と上半分の各々を接合して弾性複合体に複数の略連続的弾性分布を形成することを含む。別の実施形態では、接合ステップは腰部開口部および/または一対の脚部開口部の各々の周りに環状弾性領域を形成する。別の実施形態では、接合ステップは長手方向中心線に沿って完成ウェブを折り畳むステップによって先行され、接合ステップは2つの側部縫い目に沿って2つの半分をシールし、少なくとも腰部開口部を形成することを含む。別の実施形態では、接合ステップは隣接弾性複合体に隣接する位置で完成ウェブの切抜き部を周期的に切断するステップによって先行され、接合ステップ後、弾性複合体の各側部境界は側部縫い目と切抜き部とから成る。成形ステップは、切抜き部を二等分する切断線に沿って完成ウェブを分断することをさらに含む。さらに好適な実施形態では、接合ステップは分断ステップに先行し、分断ステップは、腰部開口部と、一対の脚部開口部と、2つの側部シール線または側部縫い目を通って延びる複数の連続的弾性分布とを有する弾性吸収性パンツを直接生成する。

0014

本発明の他の態様によると、吸収性パンツの弾性複合体をそこから分離することのできる弾性複合材ウェブの製造方法は、材料シートの連続ウェブを搬送し、移動ウェブに複数の連続的弾性分布を加えて弾性複合材ウェブを形成するステップから開始され、弾性分布はほぼ機械方向に延びる。該方法は、移動弾性複合材ウェブにコア部を周期的に加えた後、コア部を含むウェブに表面材料シートを連続的に加えることも含む。連続的弾性分布を加えるステップでは、少なくとも2つの周期的な弾性分布が、分布が移動弾性複合材ウェブに向かって機械方向に進むにつれ弾性分布の横方向位置を変動させることによって移動ウェブ上に設けられる。別の実施形態では、連続的分布を加えるステップは、材料シートとの係合の前に弾性分布の横方向位置を周期的に変動させることと、さらには、横方向位置を周期的に変動させることによって環状弾性領域を周期的に追随する2つの弾性分布パターンを移動弾性複合材ウェブに設けることを含む。別の実施形態では、該方法は、移動弾性複合材ウェブに弾性分布の間隙を予め配置するように1つまたは2つ以上の弾性分布を周期的に分断するステップを含む。別の実施形態では、弾性複合体ウェブの要素および層の各々が、システムの接合ステーションまたは機械またはその周囲で直列にまたは機械方向に配送される。

0015

本発明の他の態様では、弾性複合体ウェブを配送するシステムおよび工程が提供される。システムおよび工程は、目標弾性複合材の要素および層をすべて受け入れ、特定のシーケンスに従いこれらの要素を接合する中央形成領域または接合機械を提供する。好ましくは、上記要素のすべてが機械に入力されて機械方向に受け入れられる。接合ステップの出力は、さらに操作して一連の使い捨て吸収性物品を達成することのできる弾性複合体ウェブである。後接合ステップは、弾性複合体を折り畳むこと、シールすること、および/または分断することを含むことができる。

0016

本発明の特徴および利点をより詳細に理解できるように、明細書の一部を成す添付図面に図示された実施形態を参照して、先に概説した本発明をさらに具体的に説明する。ただし、図面は本発明の各種代表的な実施形態を例示しているだけであるため、本発明の範囲を限定するものと考えるべきではなく、他の有効な実施形態も含むことができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明に係る使い捨て吸収性物品の簡略等角図である。
本発明に係る弾性複合材または弾性複合材ウェブの断面図である。
図2Aは、本発明に係る弾性複合材または弾性複合材ウェブの製造システムまたは装置の簡略側面図である。図2Bは、図2Aのシステムの平面図である。
本発明に係る、図2A〜2Bの弾性ガイドによる指向性横方向運動を反映して、弾性複合材ウェブに二重弾性分布パターンを生成する例示の周期関数グラフである。
本発明に係る弾性複合材ウェブの簡略図である。
本発明に係る図1の使い捨て吸収性物品を製造するウェブベースの工程の簡略図である。
本発明に係る別の使い捨て吸収性物品を製造するウェブベースの工程の簡略図である。
本発明の別の実施形態に係る使い捨て吸収性物品を製造するウェブベースの工程の簡略図である。
本発明に係る図1の使い捨て吸収性物品の製造システムの簡略図である。
本発明に係る使い捨て吸収性物品を製造するウェブベースの工程で採用される弾性複合材ウェブの簡略図である。
本発明の別の実施形態に係る使い捨て吸収性物品の簡略等角図である。
本発明に係るさらに別の弾性複合材ウェブの簡略図である。
本発明の別の実施形態に係る別の使い捨て吸収性物品の簡略等角図である。
本発明に係るさらに別の弾性複合材ウェブの簡略図である。
本発明のさらに別の実施形態に係る別の使い捨て吸収性物品の簡略等角図である。
本発明に係る使い捨て吸収性物品の製造システムの概略図である。
本発明に係る弾性複合体ウェブの断面図である。
本発明に係る別の弾性複合体ウェブの断面図である。
本発明のさらに別の実施形態に係る弾性複合体の簡略図である。
本発明のさらに別の実施形態に係る弾性複合体の簡略図である。
本発明の実施形態に係る二重弾性分布パターンを加えられた弾性複合材ウェブの簡略図である。
弾性ガイドによる指向性横方向運動を反映して図12Aの弾性複合材ウェブ上に二重弾性分布パターンを生成する周期関数のグラフである。
本発明の一実施形態に係る伸縮吸収性物品の製造方法のフローチャートである。
本発明の実施形態に係る弾性複合材ウェブの製造方法のフローチャートである。
図15Aは、本発明の別の実施形態に係る使い捨て吸収性物品の簡略等角図である。図15Bは、図15Aの物品が得られる伸縮複合体のウェブの簡略図である。
図16Aは、本発明の別の実施形態に係る使い捨て吸収性物品の簡略等角図である。図16Bは、図16Aの物品が得られる伸縮複合体ウェブの簡略図である。
本発明に係る、弾性複合体ウェブに弾性分布を加えるシステムおよび工程の簡略図である。
本発明に係るシステムおよび工程によって達成される伸縮コア構造の簡略図である。

実施例

0018

各種例示の実施形態を示す添付図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。ただし、本発明は、多数の様々な形で具体化することができるが、本明細書に記載される例示の実施形態によって限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であるように、また本発明の範囲、および本発明を実施するための最善および好適な態様を当業者に伝えるように提示される。たとえば、本明細書に提示される例示の説明のうちの大半は、幼児および小児用のトレーニングパンツに関する。しかしながら、記載の本発明の態様は、乳児用おむつ、成人用尿取り製品、およびその他の同様の製品の設計と製造にも同様に適用可能である。

0019

図1Aは、使い捨て吸収性トレーニングパンツ101の形での本発明の第1の実施形態を示す。縦型吸収性パンツ101は伸縮複合体136で形成され、第1の部分または前半部は対称線を中心に回転して、略同一の第2の部分または後半部と接合される。この2つの半分は一対のシール側部縫い目130で接合される。各側部縫い目130は側縁106の第1の部分または底部と、それに接合される同じ側縁106の第2の部分または頂部とから成る(詳細に後述する)。結果として生じる吸収性パンツ101は、前縦腰部縁102、後縦腰部縁103、および吸収性パンツ101の側部に各々設けられる一対のシール側部縫い目またはシール130を有する。本発明の説明を簡略化するため、パンツ本体136は、上腰部領域124と下腰部、脚部、および股部領域(下領域126)とを有するものと記載されることがある。吸収性パンツ構造101には、パンツ101の内部で股部領域134の周囲に流体分布貯蔵構造または吸収性コア105も設けられる。本発明の一態様では、2つの側部シール130を形成することで吸収性パンツ構造101が直接構成される。この吸収性パンツ構造101は、2つの腰部縁103の接合によって形成されて連続的に包囲する腰部縁を完成する腰部開口部132を含む。パンツ構造101は、半分同士の接合(後で詳述する)によって形成される2つの脚部開口部104をさらに含む。

0020

パンツ構造101は側部縫い目130も含む。側部縫い目130は永久的接合シールまたは再取付可能なシールによって提供することができる。永久的側部シールは、たとえば、接着剤結合熱結合超音波結合、または任意の適切な結合機構を使用し達成することができる。再取付可能な側部シールは、接着剤フックおよびループ材料、またはその他の再取付可能な機構を使用して達成することができる。

0021

吸収性物品の快適性およびフィット性ならびに流体収容能力を高め、腰部および脚部開口部132、104を通じた流体の漏れの発生を最小限に抑えるため、使い捨て吸収性物品101には戦略的に配置されたエラストマ材料120が設けられる。好適な実施形態では、これらのエラストマ材料は、天然ゴムラテックス撚糸、またはライクラまたはスパンデックス編糸などの合成エラストマなどの弾性撚糸または編糸から成る。その他の適切なエラストマ材料は、伸長可能なエラストマ膜、エラストマリボン、エラストマ不織布、およびエラストマ接着剤を含むがそれらに限定されない。本明細書の目的上、エラストマ材料の説明は、弾性撚糸または弾性体と称することのできるエラストマ撚糸または編糸の使用に限定される。ただし、これらのエラストマ材料が多くの別の種類のエラストマ材料と容易に置き換え可能であることは自明であろう。

0022

図1の吸収性パンツ101は、上腰部領域124と下腰部、脚部、および股部領域(下領域126)に弾性撚糸120の複数の分布を組み込んでいる。これらの弾性撚糸の分布により、戦略的に配置され有利に構成された弾性が複合体136に付与される。側縁106のシール後、この特徴は、結果として生じる吸収性パンツ101、最終的にはユーザが着用するパンツ101へと直接かつ容易に移転される。したがって、本発明のパンツ101は伸縮使い捨て吸収性物品101と称することができる。詳細に述べると、吸収性パンツ101の各弾性分布は、弾性体の略環状領域または領域を形成する。上腰部領域124では、弾性撚糸120のセットまたは分布110は、腰部開口部132のほぼ周囲で、接合された腰部縁102、103の真下に配置され、ユーザの腰部を包囲する。好ましくは、弾性撚糸120は相互に間隔をおいて腰部縁102、103と略平行に配置される。したがって、吸収性パンツ101には、ユーザの腰部全体を心地よく包み腰部開口部132を有効にシールする特に有利な弾性環状領域が設けられる。下領域126では、弾性撚糸120の複数の分布が、脚部開口部104および股部領域134のほぼ全周に延びる。弾性撚糸120の1セットまたは分布111が脚部開口部104を包囲して、その周りに伸縮環状領域または領域を形成する。弾性体の第3の環状領域または領域は、股部領域134のほぼ中央に位置する。

0023

腰部開口部と脚部開口部の周りの弾性環状領域は、シール対象(すなわち、腰部と腰部縁102と腰部縁103の間に発生し得る開口部と、大腿部と物品101の円形側縁との間に発生し得る開口部)の周囲ほぼ全体にわたって有利に配置される。さらに、弾性力の強度と方向は、開口部周りで略均一に維持される。対象とされる開口部周囲で発生し得るすべての漏れ地点で、より効果的で確実なシールが達成される。腰部または大腿部周りの弾性の均一性のおかげで、シール不良を招く可能性のある不均一なフィット性が防止される。特に、複合体136の弾性分布110、111は一方の側縁から他方の側縁(後述する)までほぼ全域に延在し、パンツ構造101の形成後、物品101の周囲に略連続的に(端部なしで)延びる。ただし、環状領域の弾性体は必ずしも接触または重複する必要がないと理解しておくべきである。弾性体の端部は、その周囲の実際の弾性環とほぼ同様に、シール対象または縁部の周囲に略均一な弾性をもたらすように対向端部に近接させるだけで十分である。

0024

脚部開口部104周りの弾性撚糸120は股部領域134に重複させることができることに留意すべきである。また、上側領域124と下側領域126の弾性撚糸120は必ずしも相互に排他的であるとは限らず、ある領域の弾性撚糸は別の領域の弾性撚糸と重複および交差してもよいことに留意すべきである。

0025

本発明の一態様では、1つまたは2つ以上の弾性環状領域を有する使い捨て吸収性物品101は、単独の一体的弾性複合体136(あるいはパンツ構造101を作製する前に、単純な弾性複合材136)を用いて製造することができる。図1Bは、特に図1Bの吸収性パンツ101用の例示の弾性複合材136の断面図である。特に、この図は、本発明に係る吸収性パンツ101で利用される弾性複合材136内の弾性撚糸120の複数の分布を示している。弾性複合材136は、第1の縁または下縁102および第2の縁または上縁103(パンツ構造101における腰部縁102、103を最終的に形成する)を有する。複合材136は、外側の流体不透過性裏面シート層107、任意の中間層108、流体分布/貯蔵構造またはコア105、および流体透過性表面シート109も有する。流体不透過性裏面シート層107は、疎水性かつ流体不透過性の不織材料、通気性および非通気性ポリエチレン膜、またはこれらの材料の積層体などを含む幅広い材料から選択することができる。任意の中間シート層108は、疎水性かつ流体不透過性不織材料、通気性および非通気性ポリエチレン膜、および上記材料またはその他の適切な材料の積層体も含むことができる。図1Bに示すように、2つのシート層107、108は弾性分布110、111を適所に保持するのを助けるが、実施形態によっては、弾性分布が裏面シート層107の表面にのみ付着される。流体分布/貯蔵構造または吸収性コア105は、不織材料、開口膜、繊維、セルロース綿毛パルプ超吸収性ポリマ粒子または繊維、または、使用される際に物体内を流れる流体および個体を分布および吸収させるのに利用可能なその他の任意の材料で構成することができる。さらに、流体透過性表面シート109は親水性の流体透過性不織ウェブ、または開口材料を備えることができる。

0026

図1の吸収性パンツ101の場合、例示の弾性複合材136は、第1の縁102および第2の縁103の各々に沿って方向付けられる弾性撚糸120の第1の分布110を示している。本実施形態では、6つの互いに間隔を置いて配置された撚糸120の群は縁102、103に沿ってほぼ一緒束ねられるが、3つの個々の撚糸120はこれらの撚糸120の内方に配置される。3つの個別の撚糸120間の間隔は最初の6つの撚糸120間の間隔よりも広い。この撚糸102、103の間隔は図1Aの使い捨て吸収性物品101の上側領域124における撚糸120の間隔に相当し、縁102、103近傍に弾性を集中させている。弾性複合材136は、弾性撚糸120の他の2つの分布111も特徴とする。5つの撚糸120による2つの分布111は各々、図1Bに示すように、2つの外側分布110より内方に位置する。さらに後述するように、これらの2つの分布111は、使い捨て吸収性物品101の脚部開口部104の周囲と股部領域134内の弾性分布111に相当する。

0027

図2Aおよび2Bの簡略図は、弾性複合材136のウェブ240を製造するシステム150および方法を示す。より具体的には、システム150および方法は、本発明に係る弾性複合材136および複合材ウェブ240(最終的には、吸収性物品101)に上述の所望の弾性分布110、111を組み込むために利用される。図示される方法は図1の弾性複合材136および使い捨て吸収性物品101を製造する際の最初の副工程を提供する。図4は、本方法のそれ以降の残りの段階を示す。図3および4の両方とも、使い捨て吸収性物品101の製造に特に適した一体的弾性複合材ウェブ240を示す。後述するように、複合材ウェブ240は、特定の有利なパターンをたどる4つの弾性撚糸の連続的な機械方向分布を含み、提示することができる。少なくとも2つの分布が、谷と山を特徴とする周期関数によって記載される。その他2つの分布は好ましくは直接路に沿って維持される。

0028

図2Aおよび2Bを参照すると、本発明のシステム250および方法は、略線形の工程において機械方向に弾性複合材ウェブ240を搬送し、追加し、操作する。説明上、ウェブ240は第1の縁または下縁202、機械を横切る方向に略平行に第1の縁202から間隔をおいて配置される第2の縁または上縁203、2つの縁202、203間に形成される機械を横切る方向幅、および長手方向中心線YYを有するものとする。説明の一部では、ウェブ240と本発明のウェブ240を支持する要素を横断する機械を横切る方向を横方向と称し、機械方向は長手方向に対応するものとして説明することができる。好ましくは、弾性複合材ウェブ240は、長手方向または機械方向に均一速度で前進させられる。

0029

好適な実施形態では、該方法は、弾性複合材136の6つの要素の各々をニップローラ218(たとえば、図2Aを参照)などの接合機構に別々に連続的に搬送することをまず必要とする。これらの要素は、第1の材料シート212、第2の材料シート213、上縁203に沿った予め張力をかけた弾性撚糸の第1のセット210a、および下縁202に沿った予め張力をかけた弾性撚糸の第2のセット210bを含む。弾性撚糸の第1および第2のセット210a、210bは相互に平行に配列されるが、具体的には所定の配置に従い互いに間隔をおいて配置される。この具体的な実施形態では、第1および第2のセット210a、201bは相互に鏡像となる。また、予め張力をかけた弾性撚糸の2つの個々のセット211a、211bは、予め張力をかけた弾性撚糸の第1および第2のセット210a、210bの横方向内側で機械方向に沿って搬送される。図2Aに最も良く示されるように、弾性体の第1および第2のセット210、211の両方は好ましくは、ウェブ140の水平面に沿ってニップローラ218に導入および搬送される。弾性体の2つの内側セット211a、211bは同一のウェブ面に導入される。他方、2つの材料ウェブ212、213は好ましくは、ウェブ面のほぼ上方および下方から開始される(よって、上側および下側材料ウェブまたはシートとも称する)。

0030

弾性撚糸は、本工程の上流に配置される任意の適切な供給張力装置(図示せず)により張力状態で受け入れることができる。弾性撚糸の最初の横方向位置ならびに隣接する弾性撚糸間の間隔は、最初に弾性ガイド215によって固定される。これらの固定弾性ガイド215は、図2Aおよび2Bに示すように2つのロッド219上に搭載される。弾性ガイド215は通常、ローラアイレット、または予め張力をかけた弾性撚糸を搬送および誘導する任意のその他の手段を備える。弾性ガイド216a、216bの第2のセットは、固定ロッド219の下流で可動ロッド221に搭載される。これらの2つの可動弾性ガイド216a、216bは各々、弾性撚糸の2つの内側セット211a、211bのうちの一方と係合する。好ましくは、可動ロッド221および可動ガイド216a、216bはウェブ面の上方と下方に各々配置される。よって、弾性体の第1のセット211aはウェブ面に沿って導入されるが、導入後、わずかな距離、ウェブ面のやや上方に方向付けられる。同様に、他方のセット211bは、導入後、ウェブ面のやや下方に方向付けられる。この調節は、弾性体の2つのセット211a、211bが搬送手段217によって係合され、ニップローラ218まで前進する前に行われる。

0031

図示されるシステム250の特別な要素は他の適切な手段または要素と置き換えることができる点に留意すべきである。たとえば、別のシステムでは、固定ガイドまたはアイレットを固定フレーム上に搭載することができる。さらに、可動ガイドは、機械アームカムシステム、およびその他の適切な機構に搭載する、あるいは関連付けることができる。

0032

弾性撚糸のセット210a、210bは、ニップローラ218に向かって略平行に分布される。これらの弾性撚糸は図1の吸収性物品101の上腰部領域124に存在する弾性撚糸の分布110と類似しており、複合材ウェブ240の上縁202と下縁203と平行に分布される。図1の吸収性パンツ101の場合、弾性撚糸のセット210a、210bの構成は同一でなければならない。ただし、構成が同一ではなく、一方のセットが他方のセットよりも弾性力の大きな撚糸を含みうる別の物品設計を提供することができる。また、他の設計では、弾性体の間隔と密度が異なり、特別な機能や審美的な属性を達成することができる。このような設計は環状弾性領域の好適な配置からは逸脱するかもしれないが、上述したように、上記の別の設計は完全に逸脱するものではなく、(本発明に係る)好適な設計のうちいくつかの態様が保持されると予測される。

0033

可動弾性ガイド216a、216bはウェブ240の機械方向に直交する方向に移動し、弾性撚糸のセット211a、211bのニップローラ218への配置を変更し方向付けて弾性撚糸の横方向間隔を調節する役割を果たすように構成される。したがって、2つの弾性体の内側セット211a、211bは、弾性体の可変(「固定」と対照的な)セットと称することができる。弾性体の2つの可変セット211a、211bを機械方向に間隔をおいて配置することによって(上述したように)、2つのセット211a、211bは互いに干渉せずに横方向に移動することができる。本実施形態では、たとえば、弾性体の2つのセット211a、211bは横方向に交差するため、弾性体の下側セットは上側セットとしてニップローラ218に到達し、他方のセットが下側セットとなる。

0034

好適な実施形態では、弾性ガイド216aおよび216bは往復運動機構に搭載されるため、(工程の機械方向に直交するまたは横断する)横方向に連続的に往復運動する。ガイド216a、216bは、同一の連続ベルト上に担持されて、常にベルトを追走し共に移動することができる。他の実施形態では、ガイド216a、216bは、弾性分布のパターンが他方に依存していない場合は特に、相互に独立して駆動させることができる。適切な駆動機構は、カムベース機構、サーボ駆動機構、または水圧機構を含むことができる。好ましくは、弾性ガイド216aおよび216bの運動は、弾性体(または弾性ガイド)の相対的変位が時間(またはウェブの長さ)と離散的増分(P、期間)の関数である周期関数によって記載される。この変位関数は分布された弾性体の周期的な形状またはパターンを表す。

0035

図2Cのグラフは、期間(P)(機械速度に対する弾性複合材136の幅に比例)にわたる可動ガイド216a、216bの横方向変位(D)を反映する例示の周期関数を示す。2つの別々の関数f1、f2は、ウェブ上に二重弾性分布パターンを生成するのに必要なガイドの相対的横方向運動を示す。同グラフに示されるように、2つの弾性ガイドは必然的に期間毎に2度交差する。複数の交差が平行移動して、複合材ウェブ上の一連の弾性環状領域、または期間(P)毎に少なくとも2つの環状領域、または弾性複合体136を生成する。

0036

また、上側シート212と下側シート213は、搬送手段217によってウェブ面に向けて方向付けられ、次いで、ニップローラ218へと方向付けられる。よって、2つのシート212、213と弾性体の4つのセット210、211はニップローラ218にほぼ一緒に到達する。上側シート212と下側シート213は、ニップローラ218通過後に弾性撚糸を挟み、捕捉し、適所に保持する役割を果たす。結果として生じる弾性材料および材料ウェブのウェブ240は接着剤、超音波、または熱結合(図示せず)を含む任意の適切な結合手段を用いて固定される。接着剤結合の場合、接着剤を上側シート212と下側シート213に加える、あるいは弾性撚糸の前の任意の点で弾性撚糸のセット210、211、およびニップローラ218で合致し結合する上側シートと下側シートに直接加えることができる。

0037

図3は、図2A、2Bに示される使い捨て吸収性物品101を製造するシステム250および方法の続きを示す。図2Aおよび2Bのシステム250および方法は、上側シート212と下側シート(図示せず)を含むが、上側シート212と、ウェブ240の機械を横切る方向に沿った弾性撚糸の分布E10、E11の直下にある、弾性複合材ウェブ240を出力する。中間に配置される弾性撚糸の2つの可変分布E11は、図2の弾性ガイド216a、216bの周期的な横方向運動(およびその周期関数)により方向付けられて、この例では結果的に正弦波状パターンをもたらす。該パターンは、弾性体の2つの可変分布E11の山と谷によって形成される一連の環状弾性領域O1または領域としても記載することができる。他の線形および非正弦波状パターンもこの工程で生成することができるが、例示の説明上、正弦波状パターンを採用する。弾性体の一方のセット211aは第1の正弦波状パターンE11で分布されて、第2の正弦波状パターンE11に分布される弾性体の第2のセット211bと重複する。本例では、第1および第2の正弦波状パターンは互いに鏡像である。2つの分布E11は、一方のセットが他方のセットと重複および交差する領域Ixを形成する。弾性撚糸パターンの重複度合いは測定することができ、以後、変数「X」と称する。正弦波状パターンの波長も測定することができ、以後、変数「Y」と称する。両変数「X」および「Y」は、機械速度、往復運動速度、および往復運動深さなどの各種工程パラメータを変更することによって調節することができる工程パラメータである。

0038

図4は、図2および3の弾性複合材ウェブ240をさらに修正図1Aの使い捨て吸収性物品101に変換する工程または変換ステップを示す。図4に示すように、副工程は左から右に下流に進むことによって、最初のステップで、図2Aおよび2Bのシステム250および副工程からの出力(弾性複合材ウェブ240)を受け取るとして説明することができる。流体分布/貯蔵構造またはコア105は、正弦波状弾性撚糸の2つのセット211a、211bの重複領域Oxのうち1つの中央に加えられる。細長コア205はコア205の長と水平に付加および配置されて、機械を横切る方向でウェブ240上に付着される。本実施形態では、コア205は弾性体の上側と下側分布E11の間に位置する。コア205の付加と同時または直後に、材料シート209(図示せず)がコア205およびウェブ240上に加えられる。この材料シートは使い捨て吸収性物品101で表面シートとなる。独立した伸縮脚カフ固定テープ、および使い捨てテープなどの追加の特徴をこの段階で構造に追加することができる。

0039

本工程の次のステップまたは段階で、好ましくは、ウェブ240に円形の穴204を打ち抜く、あるいは切取ることができる。本実施形態では、穴204は弾性環状領域O1の内側の中心に開けられるが重複領域Oxには開けられない。図4に示すように、穴204は弾性撚糸の交差部Ixおよび正弦波状パターンの波長距離「Y」に長手方向に整合している。穴204の切断で、使い捨て吸収性物品101に脚部開口部104が設けられる。したがって、使い捨て吸収性物品101の重要な要件は、正弦波状パターンの波長「Y」が完成品101の幅と等しいことである。

0040

製造工程の次のステップは、機械を横切る幅全体にわたって切断線431に沿って連続的複合材ウェブ240を切断または分断することを含む。この端部切断は、打抜き工程または水噴霧切断工程を含む当業者にとって既知な多数の機構によって達成することができる。端部切断の位置は正弦波状パターンの波長「Y」に対して決定される。特に、切断線431は、各穴204と一つおきの弾性環状領域O1を二等分する。また、切断線431は、コア205の両側に間隔をおいて配置される。

0041

分離後、個別の二重弾性複合材136が形成される。現時点で、弾性複合材136は細長コア105を二等分する縦(長手)中心線を有する。さらに、複合材136は最初の切断線に沿って2つの側縁106a、106bを有する。側縁106a、106bは、頂部および底部の線形部分から成る。非線形切抜き部は2つの部分の中間に配置され、脚部開口部を形成することを目的とする。弾性複合材136は側縁106a、106bの各々に延在し、切断線によって切断され、中心で環状弾性環状領域を完成する半分の弾性環状領域を特徴とする。また、弾性複合材136は、中央弾性環状領域上で中央に位置するコア105も有する。

0042

最後に、弾性複合材136は、ウェブ140の縦軸YYに相当する折畳み線425に沿って折り畳まれる。本実施形態の弾性複合材136はこの軸YYを中心に対称的である。したがって、折り畳まれた際に、下半分の各々の特徴および部分は上半分の全く同じ特徴または部分と合致して覆う。その結果、図4の使い捨て吸収性物品101となる(および図1A)。平坦で折り畳まれた状態では、物品101は各脚部の穴104の4分の1と側縁106a、106b上の各半環状領域の4分の1とを示している。吸収性パンツ構造を完成させるため、合致した側縁106a、106bがシールされ(シール130)、合致した上縁102と下縁103と4分の1の脚部穴はシールされない。本実施形態の具体的な製造工程は高い「X」値を採用した。

0043

図2〜4を参照して記載される工程は本発明の吸収性物品の製造工程の一例である。記載のステップは必ずしも記載される順序で完了する必要はない。ステップが別の順序で完了される、あるいはいくつかのステップが同時に完了することも可能であり、場合によっては好ましい。

0044

図5は、本発明の別の実施形態に係る、弾性複合材のウェブ540ならびに、弾性複合材ウェブ540および吸収性物品を製造する方法または工程を示す概略図である。同図は、弾性体のセット510a、511A、511b、510bの導入および付加後の工程の後半または下流の段階を示す。ニップローラ(図示せず)の下流で、弾性複合材ウェブ540は通常、2または3層のシート材料、所望の弾性パターン、および腰部領域および股部領域用の弾性環状分布から成る。本実施形態では、弾性体の2つの可変分布511a、511bは、大きな(広い)弾性環状領域O1とその中に拘束される重複領域Ox'、および小さな(近接する)弾性環状領域O3とその重複領域Ox''から成るパターンおよび期間をたどる。

0045

下流段階では、所望の吸収性コア部505が近接する弾性環状領域O3全体にわたり弾性複合材ウェブ540に加えられる。次に、(表面シートの)材料シート層が弾性複合材ウェブおよびコア505に加えられて、本発明の吸収性物品の所望の主要要素すべてを有する改良弾性複合材ウェブ540を提供する。このステップで、弾性複合材ウェブ540は弾性複合体ウェブと記載することもできる。本発明の本実施形態の一態様では、結果として生じる弾性複合材ウェブ540が長手方向中心線YYを中心に折り畳まれる。図5に示すように、この折畳みステップは、弾性複合材ウェブ540の半分が自身上で180度回転するように、コンベアを約90度方向転換することによって達成することができる。その結果、90度回転し、縦方向に延びるウェブ540の半分が折り重なって鏡像と合致する。折り畳まれたウェブ540は、広い環状領域O3の一連の半分部分を露わにする。従来のパンチャまたはカッタを用いて、広い重複領域Ox'内部でコア部504間の位置に弾性複合材ウェブ540から脚部穴504(さらに具体的には、脚部穴の半分)を打ち抜くことができる。本実施形態では、折り畳まれた弾性複合材ウェブの上縁に半円が形成される。

0046

さらに、シール結合部又はシール線530が脚部穴504から側縁に向けて加えられることによって、本発明に係る一体的弾性複合体536の境界を表す。好ましくは、シールは超音波結合や熱結合などによって達成される。最後に、弾性複合材ウェブ540の別々のユニット536を、広いシール線または結合線530に沿って切断することによって分断させることができる。別の実施形態では、シールおよび切断ステップは同時に実行することができる。その結果、本発明に係るトレーニングパンツの形状の弾性複合材ウェブが完成する。

0047

図6の別の例示および概略を参照すると、使い捨て吸収性物品を製造する別のシステム650および方法は、いくつかの異なるステップおよびシーケンスを利用している。第1の材料シート612は、従来の手段によって別個に搬送される。予め張力をかけた弾性体610(上腰部領域用)が、上述したように好ましくは側縁の近傍でシート612に加えられる。次に、結果として生じる弾性複合材640が搬送手段617によって搬送される。弾性体の2つのセット611a、611bも弾性ガイド616a、616bを利用して移動され搬送手段617の方に搬送される。上述したように、弾性ガイド616a、616bは、周期関数に従い好適なパターンを誘発するように弾性体のセット211a、211bの横方向位置を変動させる。よって、弾性複合材ウェブ640はニップローラ618で可変弾性体の2つのセット611a、611bを合致させることによって、好適な弾性分布を有する最初のウェブ640を強化することができる。これらの好適な分布は上述の実施形態と同様に一連の環状領域を含む。

0048

さらに、別の結合ウェブ609が第2のニップローラ618によって弾性複合材ウェブ640に加えられる。この後の付加は、図6に示すように既にコア材料間欠的に付着されているシート材料ウェブの組込みも含む。結果として生じる第2のニップローラ618の出力は、図2A、2Bのシステムおよび工程の出力と同様、2つの材料シート、可変弾性体の2つのセット、および相互に平行な予め張力をかけた弾性体の2つのセットを有する弾性複合材ウェブ640である。

0049

図7〜9は、本発明で実現および/または利用することができる弾性複合材ウェブおよび分布の別の実施形態を示し、同様の参照符号は同様の要素を指す。まず図7を参照すると、弾性複合材ウェブ740は上側シートまたは裏面シート材料シート(図示せず)712と、上側シート712と弾性撚糸の複数の分布の直下にある下側材料シート(図示せず)とを含む。弾性撚糸710a、710bの分布はウェブ740の上縁702と下縁703の各々に沿って提供される。これらの分布は最終的に、腰部開口部周囲の弾性環状領域を構成する。これらの2つの分布間に、可変弾性体の2つの分布711a、711b(下腰部、股部、および脚部領域用)が設けられる。図3のように、これらの可変的に配置される弾性撚糸は、図2の弾性ガイドの周期的な横方向運動によって分布されて、好ましくは正弦波状パターンを誘発する。弾性体の第1のセット711aは第1の正弦波状パターンで分布され、第2の正弦波状パターンで分布される弾性体の他方のセット711bと重複する。この例示の実施形態では、第1および第2の正弦波状パターンは互いに鏡像である。本実施形態では、2つの弾性パターンの重複度合い「X」は、図3および4に関連する実施形態に記載される重複度合いよりもずっと小さい。この結果生じる、この種の弾性分布で作製される吸収性物品が図7に示されており、股部領域に弾性材料が多く、中間腰部領域に弾性材料が少ないことを特徴とする。

0050

図8は、重複度すなわち「X」値がほぼゼロである別の弾性複合材ウェブ840を示す。この弾性分布パターンとウェブ840から分断された弾性複合体836を使用する吸収性物品801を図8Aに示す。物品801は、図7の吸収性物品701の場合と同じくらい広く伸縮する股部領域834を特徴としない。

0051

図9は、本発明に係る弾性複合材ウェブ940のさらに別の実施形態を示す。この別の複合材ウェブ940は弾性体の別の可変分布911a、911bを採用する。具体的には、本実施形態では、弾性撚糸の可変セット911a、911bは、2つのセットが重複しないパターンで分布される。本例では、「X」の値が負とされる。このパターンは一連の完全に環状の弾性領域を提供しないが、「X」の値は完全な環状領域、すなわち、略環状弾性領域に近づけるように十分に小さく維持される。このような弾性分布と略環状弾性領域を利用する吸収性物品901の例を図9Aに示す。略環状であることにより、腰部開口部および脚部開口部の周囲の弾性体は完全円の85%〜95%を占めるため、開口部周りの弾性は実質上連続的であり、ほぼ完全である。

0052

図11Aおよび11Bは、本発明に係るさらに別の弾性複合材および使い捨て吸収体を示す。弾性複合材は、図8および8Aに提示されるものと類似する。重複領域の大きさ「X」の値はゼロであり、2つの分布1111a、1111bは合致するが、完全には交差しない。その代わりに、2つの弾性分布1111a、1111bは複合材1136の中心で、幅広くやや細長の弾性集中を形成する。結果として生じる使い捨て吸収性物品では、この特徴は股部領域1134における完全円形の弾性集中へと変わる。図11Aおよび11Bは、本発明の弾性複合材の例示の大きさも示す。さらに、同図は、弾性複合材1136の特定要素の好適な位置も示す。たとえば、本実施形態のコア1105は上述の弾性集中上に中央に配置されるが、上述の弾性集中の長さに近い幅で切断される。

0053

図11Aおよび11Bは、本発明に係る使い捨て吸収性物品の別の製造方法における2つの段階をさらに示す。図11Aは、本発明に係る弾性複合材ウェブから新たに分断された可能性のある一体的弾性複合体1136を表す。上述した完成弾性複合材とは異なり、弾性複合材1136は(後で形成される脚部開口部用に)そこから切断される穴または部分を有していない。その代わりに、弾性複合材1136は縦軸YYを中心に完全矩形上の枠で折り畳まれる。折り畳まれた弾性複合材1136は、切断または打抜き加工することのできる脚部穴1104の4分の一部分を特徴とする。その後、側縁1106をシールして、本発明に係る吸収性トレーニングパンツの脚部開口部を形成することができる。

0054

図12Aの例では、二重弾性分布パターン(E10、E11)を呈示する別の弾性複合材ウェブ1240が示されている。特に、可変弾性分布E11は、上述の環状領域のより滑らかで円形状の形状ではなく、より幅広くブロック状の形状の大きな環状領域Ox'を特徴とする。図12Bは、弾性ガイドによる指向性横方向運動を反映し、図12Aの弾性複合材ウェブ上の可変弾性分布パターンE11を生成する周期関数とパターンを示すグラフである。同グラフは、半期(1/2P)での最小変位位置(D1)から最大変位位置(D2)への急勾配の(急激な)移動だけでなく、第2の半期(1/2P)での最小変位位置(D1)への回帰を特徴とする関係を示す。これは、図12Aの弾性分布E11の急勾配または急激な角度と、谷と山間で必然的に生じる弾性体の密な集中とに反映されている。同グラフは、最大変位位置または最小変位位置への到達後、弾性ガイドのわずかな失速または安定も示す。この特徴は、弾性体分布E11の山と谷の各々における幾分平坦な領域または水平域によって反映される。このパターンの特徴は、上述の弾性分布パターンの緩やかで円形状の谷や山と異なる。

0055

したがって、弾性複合材ウェブ1240から形成される吸収性物品は、脚部開口部の周りの比較的薄くて密な弾性環状領域を特徴とする。弾性は、大腿部の頂部と係合する領域とは対照的に、股部領域の近傍および周囲の脚部開口部の内側部分に集中している。

0056

図13のフローチャート1300は、図1の伸縮吸収性パンツの例示の好適な製造工程を示す。この好適な工程は、図5を参照して説明した弾性複合材の製造方法とほぼ一致する。工程は、移動材料シートに複数の弾性分布を加えて移動弾性複合材ウェブを形成することから開始される(ステップ1361)。次に、各コア部および第2の材料シートが周期的に移動ウェブに加えられて個々の弾性複合体の完成ウェブを形成する(ステップ1362、1363)。次のステップでは、個々の吸収性パンツ製品が完成ウェブから成形される。好適な成形ステップでは、ウェブおよび複合体の下半分と上半分とが接合される。より好ましくは、弾性複合材ウェブは長手方向中心線に沿って折り畳まれる(ステップ1364)。この具体的な実施形態では、折り畳まれたウェブの一部が周期的に切り取られることによって(ステップ1365)、コア部間と弾性分布間に周期的に切抜き部を提供する。次に、2つの半分が2つの横方向に延びるシール線に沿ってシールされる、あるいはシール線を形成することによって(ステップ1366)、好ましくは一方の半分の複数の弾性分布と他方の半分の弾性分布とを略接合し、腰部開口部および一対の脚部開口部を形成する。最後に、伸縮吸収性物品は、側線を分断することによってウェブから分離される(ステップ1367)。最も好ましくは、シールおよび分断ステップは、腰部開口部と、一対の脚部開口部と、2つの側部シール線を通じて延在し腰部開口部および脚部開口部周りに環状弾性領域を形成する複数の略連続的な弾性分布と、を有する弾性吸収性パンツを直接生成する。

0057

図14のフローチャート1400は、より一般的には、本発明に係る複数の弾性分布パターンを有する弾性複合材ウェブの製造方法における基本ステップを表す。このような弾性複合材ウェブは最終的には、吸収性パンツの弾性複合体をウェブから分離できるように構成される。該好適な方法は、材料シートの移動ウェブ上に複数の連続的弾性分布を付加して長手方向または機械方向に移動する弾性複合材ウェブを形成するステップから開始され、該分布は通常機械方向に延びる(ステップ1461)。該方法は、移動弾性複合材ウェブにコア部を周期的に付加することをさらに含む(ステップ1462)。次に、表面材料シートはコア部(ステップ1463)を含むウェブに連続的に加えられる。連続的弾性分布を付加するステップでは、少なくとも2つの周期的な弾性分布が、移動弾性複合材ウェブに向かって機械方向に移動する際に弾性分布の横方向位置を変動させることによって移動ウェブ上に設けられる(サブステップ1461A)。別の実施形態では、連続的分布を付加するステップは、材料シートと係合する前に弾性分布の横方向位置を周期的に変動させることと、さらに、横方向位置を周期的に変動させて移動弾性複合材ウェブに2つの正弦波状パターンを設けることとを含むことができる。

0058

非対称脚部切抜
図4Aは、本発明に係る使い捨て吸収性物品101'を製造するウェブベースの工程の簡略図である(類似の構成要素には類似の参照符号を付す)。図2〜4を参照して説明した工程の変形を採用して、改良された使い捨て吸収性物品101'を生成することができる。この別の工程は、フィットした脚部開口部104'を有する改良パンツ製品101'の製造に特に適する。図4Aは、使い捨て吸収性物品101'を導き出す伸縮複合体136'の移動ウェブ240'を示す。前述したように、脚部開口部104'は、伸縮複合体136'の側縁の2つの線形部分106a'、106b'を接合し、その後、接合部をシールすることによって折畳みステップの後に形成される。側縁の自由な非線形切抜き部(線形部分106a'、106b'の間)は実質上結合して脚部開口部104'を形成する。完成吸収性パンツ製品101'では、各脚部開口部104'は、前部が後部よりも大きく、さらに延在して後部よりも高くアーチ状を描くように記載されている(たとえば、図4Aでは吸収性パンツ101'と共に示される)。よって、脚部開口部104'の前部は、後部よりもユーザの大腿部上に乗る。パンツ製品101'のある設計では、非対称または不均等な脚部開口部104'が、ユーザの太腿部前側のフィット性と快適性を向上させる。これにより、パンツを着用したときに後部よりも比較的平坦で円形状であるパンツの前部の余分な材料が低減されて、ゆとりが生まれて前部のひだや引きつりが阻止される。脚部穴の後部は着用者の背中周りのより低い位置で快適にフィットするために、パンツ製品の後部におけるシール性と積載能力を保持する。

0059

図4Aに示されるように、別のパンツ製品101'は、最も簡単に言えば、脚部穴切抜き部ステップを変更することによって達成される。具体的には、穴204'は、長手方向中心線YYからオフセットされる位置でウェブ240'から打ち抜かれる、あるいはその他の方法で切断される。上述の工程の円形切抜き部では、切抜き部は長手方向中心線YY、したがって折畳み線425を中心に対称的に配置される。例示のパンツ製品101'の場合、円形または楕円形の切抜き部204'は長手方向中心線YYを中心に非対称に、長手方向中心線に対して下側に配置される。図4Aでは、切抜き部204'は、長手方向中心線YY上に設けられる弧状領域よりも(弧の長および面積で)大きな縦軸YYの下の弧状領域を提供する。折畳みステップでは、ウェブ複合材240'は長手方向中心線YYと一致する折畳み線425に沿って折り畳まれて、脚部開口部104'を形成する。その結果、脚部穴104'の前部はより広々としており、着用者の大腿部のより高い位置に乗る。

0060

上述の実施形態と同様、弾性体の周期的な弾性分布は脚部切抜き部204'および脚部開口部104'の周囲に方向付けられる。弾性分布111'は脚部穴104'周りに弾性環状領域を形成することによって、フィット性と支持性を向上させる。この具体的な実施形態では、脚部切抜き部の頂部を接近して横断する弾性分布111'は、他の弾性分布よりも平坦なパターンを有する。

0061

別の変形では、脚部切抜き部は、円以外の形状を取ることができる。たとえば、楕円形の切抜き部を採用して、円形切抜き部から生じるものよりも滑らかで狭いパンツ製品の脚部開口部を形成することができる。いずれの変形でも、曲線状の弾性分布は脚部切抜き部に適合するように付加し、最終的には完成パンツ製品の各脚部開口部周りに環状弾性領域を提供することができる。したがって、移動ウェブ基材に弾性を持たせる図示される本発明の方法は、ウェブ上の様々な形状および位置の脚部開口部周りに環状弾性領域を提供するのに非常に適している。

0062

ショーツ様の伸縮パンツ製品
図15A〜15Bおよび16A〜16Bを参照して、本発明に係る吸収性パンツ製品の上述の製造方法の変形について説明する。本実施形態では、弾性分布を付加し、移動ウェブ1540に脚部切抜き部を設けるステップを改良して別のまたは改良されたパンツ製品1501を生成することができる。2つの例示のパンツ製品1501、1601を図15Aおよび16Aに示す。該パンツ製品はより平坦なまたはより水平な脚部開口部1504、1604を特徴とし、パンツの垂直中心線VVと脚部開口部に接する面TTとの間の脚部開口部角度θを用いて説明される。上述のパンツ製品と比較して、これらの実施形態の脚部開口部の角度θは外側に回転し、90度により近い。図1のパンツ製品では、角度θは約45度に近いが、図15Aおよび16Aの各パンツ製品の脚部開口部角度は約75〜80度よりも大きくなり得ることを特徴とする。

0063

図15Bの移動ウェブ基材の簡略図は、パンツ製品1501の製造工程で必要とされる弾性分布1511a、1511bおよび脚部切抜き部1504の変更を示す。まず、脚部切抜き部1504は円形ではなく、比較的平坦な楕円状である。楕円の短径長径よりも相当小さいため、円形穴というよりスリット状の切抜き部1504を形成する。第2に、脚部切抜き部1504を中心に設けられる弾性分布1511a、1511bはより平坦で、さほど正弦波状ではない。この例示の実施形態では、2つの弾性分布1511a、1511bが交差も重複もしない。上側弾性分布1511aは長手方向中心線YYの上方に、下側弾性分布1511bは下方に維持される。弾性分布1511a、1511bは完全には平坦でないが、脚部切抜き部1504の周囲を横断しつつわずかに湾曲することを特徴とする。いずれにせよ、脚部開口部1504周囲に環状弾性領域が実現される。

0064

図16Bの移動ウェブ1640の簡略図を参照すると、弾性分布1611a、1611bの2つのセットは交差してコア1605の領域周辺により正弦波に近いパターン、あるいは高振幅低振幅が交互に現れる少なくとも周期的なパターンを形成する。ただし、脚部切抜き部1604が設けられる領域では、弾性分布はより平坦であり、ウェブ1640の楕円スリット1604に密接に追随する。ウェブ1640の意図される股部領域では、高振幅の一対の弾性分布1611a、1611bが横断する。弾性体は通過して、各細長コア配置の上側範囲と下側範囲に集中する。このように、弾性体はコア1605の外周に略近接する。いずれのパンツ製品でも、結果として生じる脚部開口部は、略円周上に伸縮し、弾性環状領域を特徴とするものとして説明される。着用した際、環状弾性領域はユーザの大腿部をほぼ覆う。一態様では、図15Aおよび16Aのパンツ製品は伸縮ショーツ(たとえば、自転車用ショーツ)により近い特性を有する。このように、パンツ製品には、ユーザの大腿部を囲む伸縮支持部が設けられる。この外周支持部は、図1Aのパンツ製品101の脚部穴よりも水平で、より低い位置に集中している。各伸縮脚部開口部と着用者の大腿部との間の外周での係合は、吸収性パンツ製品にとっての固定点としての役割を果たす。腰部周りの外周弾性環状領域と共に、脚部開口部周りの弾性環状領域も着用者の身体の周囲でパンツ製品を能動的にシールする。重要なことに、伸縮脚部穴によって提供される支持は、パンツ製品の股部領域およびコア領域の支持も強化する。

0065

弾性分布の間隙
本発明のさらに別の態様によると、伸縮吸収性製品の製造システムおよび方法は、移動ウェブに複数の弾性分布を加える改良ステップを含む。上述したように、好適な工程では、連続的弾性分布が略機械方向に加えられる。この工程は、弾性分布が機械方向に進むにつれて弾性体の横方向位置を変動させることによって移動ウェブ上の弾性体の少なくとも2つの周期的なまたは曲線状の分布(略機械方向)を付加し、提供することを含む。このステップに加えて、連続的弾性分布を加えて、(弾性体に)間欠的な間隙を有する各弾性複合体に略機械方向の弾性体分布を設けることができる。すなわち、弾性体の連続的な略機械方向の分布が加えられるものの、完成複合材ウェブおよび最終製品上の弾性糸は、間欠的な間隙のために効果的に分割される。

0066

ウェブ上の間隙の位置は、最終パンツ製品の弾性体の所望の間隙または不在に対応するように予め決定される。用途によっては、間隙を十分に広くとって目標領域の弾性を効果的に無くすことができる、あるいは別の用途によっては、間隙を最小限に抑えて最終吸収性製品の環状弾性領域の連続性を維持することができる。一例示の工程では、弾性分布の間隙は、パンツ製品の側縁に一致するウェブ上の位置に設けて、そこに側部シールまたは縫い目を形成する。さらに別の実施形態では、弾性分布の間隙は、吸収性物品の中央領域または股部領域近傍のコア位置と一致するように配置される。本実施形態では、コアを弾性体から分離させて比較的安定した不偏のコア構造を提供する、あるいはコア表面追加要素を邪魔しないように配置することが望ましいであろう。

0067

本発明の工程および吸収性製品におけるこれらの変形を例示するため、図17は、図2A〜2Bおよび4の例に対応する、工程に組み込まれる弾性体切断および間隙形成ステップを概略的に示す。図17は、ローラ1701および1702によって配送される弾性複合材のウェブ1740とウェブ1740から分断される弾性複合体1736とを示す。移動弾性複合材ウェブ1740に示すように、複数の連続的弾性分布1710a、1710b、1711a、1711bは移動ウェブに付加され、2つの中間の周期的弾性分布1711a、1711bはウェブ1740の中央部に沿って重複する。本発明の本実施形態では、吸収性製品1701に、側縁または縫い目の近傍に沿って間隙U1が設けられる。この領域で弾性体を除去することで、超音波結合や熱処理などのシール作業に一層適切に適合する平坦で一貫した表面が提供される。さらに、シャーリングのないより平坦で一貫性のある表面は、製品の設計によっては審美的により魅力的であると思われる。用途によっては、間隙U1を最小限に抑えて、上述したように環状弾性領域の連続性を確保することができる。

0068

上述したように、弾性分布1710a、1710b、1711a、1711bは、両入力供給形成ローラ1701と係合する際に裏面シート材料の不織ウェブに加えることができる。次に、中間不織ウェブは形成ローラ1701に接触して弾性体に付加され、2つの不織ウェブ間に挟まれる複数の連続的弾性分布を特徴とする次のウェブを形成する。好ましくは、次いで、弾性体は、形成ローラ1701とカッタローラ1730との係合によって、この挟まれた状態で保持されたまま、伸縮ウェブがコア部の入力供給に接触する前に、切断される、あるいは間隙を形成される。このような弾性体の積層は、切断中および切断後に弾性体を適所に保持するのを助ける。この手法によると、カッタローラ1730の刃を中間不織層を通ってローラ1701に押し付けることによって弾性体が分断され、好ましくは裏面シート層に最小限の穴を開ける。

0069

ある適切な配置では、形成ローラ1701は、当技術分野において既知なように弾性体を切断する1セットの刃またはカッタ1731が設けられた第2のローラ1730と係合する。好適な配置は米国特許第4,525,229号の明細書(たとえば、図2を参照)に見出すことができる。例示のパンツ製品設計の場合、第1の一対の刃またはカッタ1731が軸方向に間隔をおいて配置され、腰部弾性体の範囲に係合するのに十分な横方向幅を有する。したがって、カッタ1731はウェブ上の腰部弾性分布の横方向位置に対応するようにカッタローラの端部近傍に配置される。図示される実施形態では、カッタ1731は、中間弾性分布1711a、1711ならびに腰部弾性体1710a、1710bに到達し分断するのに十分な軸方向長さを有する。しかしながら、別の実施形態では、不織層の穴を最小限に抑えるため、2つの個別対のカッタを採用することができる。第2の一対の同様に間隔をおいて配置されるカッタ(図示せず)は第1の一対のカッタ1731から数度上に設けられる。2つの対間の間隔は、移動ウェブ1740の所望の間隙U1に対応し、所望の側部縫い目の幅(実際には幅の2倍)に近づけるように選択される。

0070

当技術分野で既知なように、カッタローラ1730の速度は、所望の間隙を適切に調節するように形成ローラ1701の回転と同期させられる。カッタ1731は、形成ローラ1701に設けられたアンビルと位置合わせして、所望の切断を行うことができる。図示される実施形態では、形成ローラ1701の外周は、ウェブ1740上の1個のパンツ製品の幅の4または5倍と一致させることができる。よって、形成ローラ1701は多数の適切に間隔をおいて配置されたアンビルを備え、カッタローラ1730は、カッタ1731をアンビルと係合させるような速度で回転することができる。

0071

さらに別の実施形態では、パンツ製品は、コア1705の周囲に弾性体を配置しなくてもよい。所望の間隙U2はコア1705の幅と近い幅を有する。このような改良は安定性と一貫性をコアに与え、コアおよび隣接不織シートのひだを防止するのに望ましい。この特定の設計では、腰部弾性体1710a、1710bはコア1705の意図される領域に侵入しないため、2つの中間弾性分布1711a、1711bのみに間隙が形成される。腰部弾性体を切断するローラである同一のローラ1730または別のカッタローラを設けて、形成ローラ1701を係合させ、周期的なまたは曲線状の弾性分布の2つのセット1711a、1711bに間欠的な間隙U2を配置することができる。目標弾性分布は通常、移動ウェブの中心に近いため、カッタとそれに一致するアンビルもカッタローラ1730の中心近傍に配置してローラ1701を形成することができる。所望の切断を行うため、2対の軸方向に間隔を置いて配置されたカッタを使用する、あるいは、一方の長い方のカッタを一方の弾性分布から他方の弾性分布まで延在させることができる。好ましくは、弾性体の間隙と対応して互いに間隔をおいて配置される2つの連続対のカッタが設けられる。

0072

伸縮または輪郭コア構造
図2および6に示され、図3、4、および5に示される工程に関して記載されるシステムでは、コアは、予め切断された移動ウェブへ間欠的に配送され、移動ウェブの縦移動方向に略垂直に配向される。図4および5に具体的に示されるように、予め切断されたコアは、ウェブの縦方向縁部の間であり、伸縮複合材の各側縁(または分断線)の間に長手方向に延びるウェブ上を配送される。したがって、コアは、完成使い捨て吸収性製品最終位置と配向に対応して付着される。

0073

本明細書に記載の実施形態の多くで、本発明の工程は、コアを含む各吸収性製品の幅全体にわたって弾性分布を加えるのに採用される。弾性体とコア間の係合または相互作用は、吸収性製品の設計にとって必須のまたは望ましい弾性をコアに与えることができる。結果として生じる伸縮コアは、伸縮領域による審美的および機能的特徴を備えうる。伸縮コア構造の利点は、たとえば米国特許出願第US2011/0130736A1号、特に同公報の図6〜9(この出願は本願の譲受人と共通する譲受人に譲渡され、発明者として本願の発明者のうち1人またはそれ以上を含む)で説明されている。それらの図のうち1つは本明細書では図18として再現され、本発明のシステムおよび工程で実現可能な伸縮コア構造1801(収縮状態)が示される。コア構造は、機械方向の側方で、移動ウェブの略中央にコア1812を横断して加えられる複数の弾性分布1810を含む。この従来の特許出願公報と特に同公報の図6〜9、およびそれらの図に添付される説明を、背景目的のために本明細書に組み込み、本開示の一部とする。これらの引例の伸縮コア設計の共通要素は、コア1812の長手方向を横断してコア1812上またはその近傍に方向付けられる、および加えられる弾性体1811である。本システムおよび工程では、弾性体を機械方向に移動ウェブ中央に加えることと、最終的な位置および配向でウェブ基材上にコアを間欠的に配置することによって、上記伸縮コアの提供を容易にする。さらに、本記載のシステムおよび工程は、コアに付加される弾性パターンの変形、たとえば、弾性体の複数の異なる分布またはセット、弾性体間の間隔、正弦波状またはその他の形状などの直線状および/または曲線状の分布パターン許容する。

0074

さらに、本システムおよび工程は、移動ウェブおよび完成使い捨て吸収性製品上の弾性分布の切断または間隙の形成を可能にする。一実施形態では、その他の曲線状または周期的な設計を採用して、コア外周またはその近傍に弾性体を分布して、コアにポケットまたはカップ形状を促すことができる。2つの弾性分布が重複してコアの周囲に環状弾性領域を生成し、それが都合の良いことに一種のOリングシールとしての役割を果たす。このような伸縮Oリングは、ユーザの臀部と位置合わせして設計し、吸収力保持力を高めることができる。図3〜4および7〜7Aに示される弾性分布は、コアの領域の周囲にこのような環状弾性領域とOリングシールを設けるのに適した2つの構造である。

0075

工程の別のいくつかの変形を採用して、弾性分布とコアを係合させることができる。上述したように、弾性体を直接コアに加えることはできない可能性がある。たとえば、弾性体を裏面シートに加えて、裏面シートと第2のシートまたは不織シートとの間に配置することができる。その後、結果として生じる複合材はコアと結合される。この複合材、具体的には、コアと直接係合し、コアに接続される裏面シートでは、裏面シート複合材内の弾性体がコア上に作用して、所望の伸縮および/または輪郭形状を形成する。別の例示の変形では、弾性体を裏面シートに付加した後、コアを弾性体上に(たとえば、中間シートなしで)直接付加することができる。いずれにせよ、弾性体とシート材料、およびコアは一緒に形成ローラへと搬送され、形成ローラへの到達直前に、接着剤が材料シートと弾性体に塗布される。

0076

引用した米国特許出願公開第US2011/0130736A1号の図6および7のコア設計では、弾性体が、横方向に矩形コアの中央に、あるいは特定の実施形態においては、2つの重複コアの両方または一方に加えられる。吸収性コア構造の伸縮性により、弾性体での張力解放後、伸縮コアに狭窄中央領域が生成されて、引例に示されるように、吸収性製品に審美的および機能的利点がもたらされる。別の実施形態では、連続する弾性体間の間隔またはピッチは、凹状狭窄中央領域をより多く生成するように設計することができる。これは、たとえば、弾性体を中心に沿ってより集中させ、中心から離れるほどまばらにすることによって達成することができる(たとえば、引例の図7C〜7Dを参照)。層状のコアとその他の材料間に弾性体を戦略的に配置して、(引例の)図8の輪郭コア構造と(引例の)図9波型構造を提供することができる。

0077

弾性複合材ウェブ形成機
図10は、本発明に係るシステム1050、より具体的には、該システムの弾性複合材ウェブ形成または接合機械1000の物理的概略図である。破線枠内の領域(または領域)は、本発明のシステム1050の一態様における、ウェブ要素と別個の弾性複合体の所望のウェブ1021を出力するシステム機械要素との集合を示す。本発明のシステム1050は、接合機械1000に所定の形で収束し、所定の移動ウェブ基材1021を生成する複数の送りラインを備えるように説明することができる。入力供給ラインは、ウェブ基材製品に要求される量、速度、配向、および横方向位置で製品の要素を方向付けるように管理される。いくつかの入力供給ラインは、材料の個々のユニットを移動ウェブに間欠的に加える「切断および配置」ユニットと対応付けることができる。さらに、入力供給ラインは、所望のシーケンスと必須の速度で収束し他の入力供給ラインと係合するように管理される。

0078

図10のシステム1050では、ウェブ基材の各要素は好ましくは、機械方向に線形にまたは直列に機械1000に加えられる。したがって、すべての送りラインと出力ラインは、機械1000の右または左、あるいは上からであるが、形成ローラ1001の軸長超過しない横方向ウィンドウ内で(ミクロ用途においては、ウェブ基材1021aの幅よりも実質的に広くない)機械1000に接近することができる。システム1050の物理的特徴は、完成吸収性製品の特性の変更機能など、工程に管理性と柔軟性を向上させる。本発明のシステム、およびより具体的には機械1000は小さな専有面積を占める。また、機械1000はモジュール式の内蔵型ユニットとして自身をパッケージ化する。

0079

本発明の一実施形態では、図10Aの横断面図に示すように、ウェブ基材製品1021aが機械1000によって出力される。機械1000からの出力時、移動ウェブ基材1021aは基部の表面シート層TSと、表面シートTSの上方のAD(取得および分布)層と、AD層ADの上方の一連の個々の細長コアCとを備える。この上には、中間不織層NW、裏面シート層BS、およびその間に挟まれた各種弾性分布Eが設けられる。図10方向矢印は、複合材ウェブ1021aが折り畳まれる方向を示す。図示されるように、ウェブ1021aは、表面シート層TSが自身に向けて回転させられて、最終的に折り畳まれたウェブの内側に位置するように折り畳まれる。着用時の完成吸収性物品では、表面シートTSは着用者の身体に隣接して配置される。

0080

機械1000から現れた後、ウェブ基材1021aは折畳み、シールし、切断して、使い捨て吸収性物品を生成することができる。これらの以降のステップは、ウェブ1021aの配送または出力後に実行される後接合ステップとみなされる。折畳みステップは、ローラ1001、1002の直接前方に配置される角度付きバーを備える折畳みステーション1022で実行される。折畳みステーション1022はウェブ1021を、基材1021aを反転させ折り畳む一連の回旋へと方向付ける。いったん折り畳まれると、脚部穴が開けられ、側部縫い目が共にシールされ、次いでウェブ基材が縫い目に沿って分断される(個々のパンツ製品が生成される)。これらのステップは、たとえば図4および5を参照して上述してある。シールおよび分断ステップ後に、追加の前パッケージングステップを採用することもできる。別の実施形態では、脚部切抜き部の切断および打ち抜きステップは、折畳みステーション1022の前に、ウェブ基材出力1021aの配送直後に設けることができる。

0081

なお、後接合ステップは、パンツ製品とは全く異なるおむつ製品を提供するように変更することができる。このような変形では、側部縫い目シールステップを省略することができる。これに関し、ウェブ基材の出力は、別個のおむつ製品を生成するのに分断ステップを必要とするだけである。本発明のシステムおよび工程から得られるシステム、工程、および製品の別の変形では、接合機械によって出力されるウェブ基材が逆方向に折り畳まれて改良パンツ製品またはおむつを生成することができる。このような製品は、以下詳述するように、接合機械への入力供給ラインの変更を必要とする場合がある。

0082

図10および図10Aを参照すると、接合工程のいくつかの段階が、ウェブ基材1021aの各種要素を接合するシーケンスとして示されている。機械の主要要素は主または形成ローラ1001とそれに対応する副ローラ1002である。図10に示すように、裏面シート材料の入力供給源1011は、形成ローラ1001ならびに腰部弾性体の分布1012と曲線状の弾性体の分布1001、1003(図2Aおよび2Bを参照してより詳細に上述したように)によって係合される。次いで、裏面シートに加えられる移動弾性体ウェブは、中間不織の入力供給源1014によって上から係合される。この係合は、裏面シート内の弾性体と中間不織を挟み込む。別の実施形態では、カッタローラを追加して形成ローラと係合させ、裏面シートと中間不織によって挟まれる1つまたは2つ以上の弾性分布を選択的に切断することができる。

0083

次いで、結果として生じる伸縮ウェブは、間隔をおいて配置され側方に配向されるコアの入力供給源1016と係合する。上述したように、コアは最終パンツ製品の中心位置に対応し移動ウェブの長手方向中心線と形成ローラ1001と位置合わせして間隔をおいて配置される。コアは好ましくは、長手方向または機械方向に対して長い細長矩形状に予め切断されて配送される。切断ローラ機1027はローラ1001、1002の上流に設けられて、供給ロール1029からのシートコア材料の連続供給を受け取る。好ましくは、第2のコアまたはADL層の第2の入力供給源1016は、結果として生じる伸縮複合材(コアと共に)上に方向付けられる。本例では、表面シートの入力供給源1017は、弾性複合材(コアと共に)に係合してコア材料上に表面シート層を提供する。結果として生じる製品は、さらに加工してパンツ製品またはおむつ製品を生成することのできる伸縮吸収性複合材の移動ウェブ基材1021である。

0084

このシステム構成では、ウェブ基材1021aは、裏面シートBSを上側に、表面シートTSを下側にして配送される。連続的ウェブ1021aは好ましくは折畳みステーション1022に送られて、ウェブ1021aを効果的に反転させて折り畳む。そこから、ウェブ1021aの側部縫い目をシールし、分断して、個々の弾性複合体を生成する。

0085

反転弾性複合材
別の実施形態では、別の使い捨て吸収性製品が、接合機械1000への入力供給ラインを変更することによって、システムおよび工程で生成される。このような伸縮複合体の別の移動ウェブ基材1021bを図10Bの横断面図に示す。接合機械1021によって出力される移動ウェブ1021bは、上層である表面シート層TSと、表面シート層TSと中間不織層NWとの間に挟まれる複数の弾性分布Eとを提供する。コアC、ADL層AD、および裏面シート層BSが弾性複合材の残りを占める。図10を参照すると、このような複合材ウェブ1021bは、たとえば、表面シート送り1017をおそらくは必要な切替ADLおよびコア入力供給源として裏面シート供給源と切り替えることによって実現することができる。最後に、結果として生じるウェブ基材が逆方向(折畳み方向付き矢印を参照)に折り畳まれて、弾性分布EがコアCの内側になる。弾性体をよりユーザに近づけることによって、表面シートTSが着用者の身体周りに近づけられて、伸縮複合材1021bが着用者の身体の輪郭を支持し収容し易くなる。着用者の周りの表面シートTSの改善された係合がフィット性を高めるだけでなく、表面シートTSは漏れを防止するようにより適切に配置される。別の実施形態では、本発明の工程を採用して、コアの周囲に正弦波状またはその他の曲線状の弾性分布を加えることによって、表面シート/中間不織副複合材またはコア周りに伸縮ポケットを生成することができる。このような上方に付勢されるポケットの導入は、コアと表面シート/中間不織間の空間利用のための1つまたは2つ以上の中央穴の使用の助けにもなる。

0086

本発明の上記の説明は例示と説明のために提示したものである。なお、本明細書は、本発明を本明細書に開示する各種物品、製品、システム、装置、および工程に限定することを目的としていない。上述の本発明の各種態様は、その他の使い捨て吸収性物品および衣類、およびその製造工程に適用することができる。たとえば、上述の弾性複合材は、おむつなどのその他の使い捨て吸収性衣類またはその他の領域に、あるいは衣類のその他の要素として組み込むことができる。さらに、図1〜18に示される工程を利用して、上述したもの以外の組成、衣類、および物品を生成することができる。本発明のこのような変形は、本開示を与えられた関連消費者製品の当業者にとっては自明となるであろう。したがって、上記の教示、および関連技術のスキルと知識に応じた変形および変更は本発明の範囲に属する。本明細書に記載および図示される実施形態は、本発明を実行する最適な態様を説明し、本発明およびその他の実施形態、ならびに本発明の特定の用途または使用によって要求される各種変更を当業者に実行させることを目的とする。

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