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技術 遊技機

出願人 株式会社三共
発明者 小倉敏男
出願日 2015年3月24日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-061268
公開日 2016年10月13日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2016-179064
状態 特許登録済
技術分野 スロットマシン、カードゲーム、盤上ゲーム
主要キーワード 星形形状 一体化部材 本来位置 センサ取付板 付与割合 前端辺 透過度合い 位置態様
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年10月13日)のものです。
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図面 (20)

課題

遊技者困惑させ難くする演出を実行する遊技機の提供。

解決手段

サブ制御部は、ボタン画像を表示するボタン演出を実行可能であり、白色態様のボタン画像については小態様、大態様、左態様、および右態様のいずれでも表示され、虹色態様のボタン画像については、大態様で表示されるが小態様では表示されず、右態様で表示されるが左態様では表示されない。

概要

背景

遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種類識別情報可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体発射装置によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがある。

この種の遊技機では、大当たり状態に制御される信頼度に応じた大きさの態様および色彩の態様で所定のキャラクタを表示する演出を実行するものがあった(特許文献1参照)。

概要

遊技者困惑させ難くする演出を実行する遊技機の提供。サブ制御部は、ボタン画像を表示するボタン演出を実行可能であり、白色態様のボタン画像については小態様、大態様、左態様、および右態様のいずれでも表示され、虹色態様のボタン画像については、大態様で表示されるが小態様では表示されず、右態様で表示されるが左態様では表示されない。

目的

本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技者を困惑させ難くする演出を実行する遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

遊技を行うことが可能な遊技機であって、特典を付与可能な特典付与手段と、表示領域に所定画像を表示することにより所定演出を実行する所定演出実行手段とを備え、前記所定画像の色彩の態様は、所定態様と、前記特典の付与に関する期待度が該所定態様よりも高い特定態様とを含み、前記所定画像の大きさの態様は、第1態様と、該第1態様と異なる第2態様とを含み、前記所定演出実行手段は、前記所定態様となる所定演出については、前記第1態様および前記第2態様のいずれでも実行可能であり、前記特定態様となる所定演出については、前記第1態様で実行する一方前記第2態様では実行しない、遊技機。

請求項2

遊技を行うことが可能な遊技機であって、特典を付与可能な特典付与手段と、表示領域に所定画像を表示することにより所定演出を実行する所定演出実行手段とを備え、前記所定画像の色彩の態様は、所定態様と、前記特典の付与に関する期待度が該所定態様よりも高い特定態様とを含み、前記所定画像の位置の態様は、第1態様と、該第1態様と異なる第2態様とを含み、前記所定演出実行手段は、前記所定態様となる所定演出については、前記第1態様および前記第2態様のいずれでも実行可能であり、前記特定態様となる所定演出については、前記第1態様で実行する一方前記第2態様では実行しない、遊技機。

請求項3

遊技を行うことが可能な遊技機であって、特典を付与可能な特典付与手段と、所定演出を実行する所定演出実行手段とを備え、前記所定演出の色彩の態様は、所定態様と、前記特典の付与に関する期待度が該所定態様よりも高い特定態様とを含み、前記色彩と異なる属性の態様は、第1態様と、該第1態様と異なる第2態様とを含み、前記所定演出実行手段は、前記所定態様となる所定演出については、前記第1態様および前記第2態様のいずれでも実行可能であり、前記特定態様となる所定演出については、前記第1態様で実行する一方前記第2態様では実行しない、遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技を行うことが可能な遊技機に関する。

背景技術

0002

遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種類識別情報可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球などの遊技媒体発射装置によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口などの始動領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機などがある。

0003

この種の遊技機では、大当たり状態に制御される信頼度に応じた大きさの態様および色彩の態様で所定のキャラクタを表示する演出を実行するものがあった(特許文献1参照)。

先行技術

0004

特許第5478982号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記特許文献1に記載された遊技機では、大きさの態様および色彩の態様の組合せが様々であったため、所定のキャラクタが表示されたとしても、遊技者は信頼度を認識し難く、遊技者を困惑させてしまう虞があった。

0006

本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技者を困惑させ難くする演出を実行する遊技機を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

(1)遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、スロットマシン1)であって、
特典(たとえば、ナビストック)を付与可能な特典付与手段(たとえば、メイン制御部41)と、
表示領域(たとえば、液晶表示器51の所定表示領域51A)に所定画像(たとえば、図31に示すボタン画像600Aなど)を表示することにより所定演出(たとえば、ボタン演出)を実行する所定演出実行手段(たとえば、サブ制御部91)とを備え、
前記所定画像の色彩の態様は、所定態様(たとえば、白色態様)と、前記特典の付与に関する期待度が該所定態様よりも高い特定態様(たとえば、ナビストック数期待値が最も高い虹色態様)とを含み、
前記所定画像の大きさの態様は、第1態様(たとえば、大態様)と、該第1態様と異なる第2態様(たとえば、小態様)とを含み、
前記所定演出実行手段は、
前記所定態様となる所定演出については、前記第1態様および前記第2態様のいずれでも実行可能であり(たとえば、図30に示すように、白色態様のボタン画像は、大態様および小態様のうちいずれかで表示される)、
前記特定態様となる所定演出については、前記第1態様で実行する一方前記第2態様では実行しない(たとえば、図30の※印に示すように、虹色態様のボタン画像は、大態様で表示され小態様では表示されない)。

0008

このような構成によれば、特定態様となる所定演出を、第1態様で実行する一方第2態様では実行しないことから、特定態様で所定演出が実行されたことを容易に遊技者に認識させることができ、遊技者を困惑させ難くすることができる。

0009

「色彩」とは、色彩とは、たとえば、色、色取り、色合い、模様、および柄などを含む概念である。

0010

(2)遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、スロットマシン1)であって、
特典(たとえば、ナビストック)を付与可能な特典付与手段(たとえば、メイン制御部41)と、
表示領域(たとえば、液晶表示器51の所定表示領域51A)に所定画像(たとえば、図31に示すボタン画像600Aなど)を表示することにより所定演出(たとえば、ボタン演出)を実行する所定演出実行手段(たとえば、サブ制御部91)とを備え、
前記所定画像の色彩の態様は、所定態様(たとえば、白色態様)と、前記特典の付与に関する期待度が該所定態様よりも高い特定態様(たとえば、ナビストック数の期待値が最も高い虹色態様)とを含み、
前記所定画像の位置の態様は、第1態様(たとえば、右態様)と、該第1態様と異なる第2態様(たとえば、左態様)とを含み、
前記所定演出実行手段は、
前記所定態様となる所定演出については、前記第1態様および前記第2態様のいずれでも実行可能であり(たとえば、図30に示すように、白色態様のボタン画像は、右態様および左態様のうちいずれかで表示される)、
前記特定態様となる所定演出については、前記第1態様で実行する一方前記第2態様では実行しない(たとえば、図30の※印に示すように、虹色態様のボタン画像は、右態様で表示され左態様では表示されない)。

0011

このような構成によれば、特定態様となる所定演出を、第1態様で実行する一方第2態様では実行しないことから、特定態様で所定演出が実行されたことを容易に遊技者に認識させることができ、遊技者を困惑させ難くすることができる。

0012

(3)遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、スロットマシン1)であって、
特典(たとえば、ナビストック)を付与可能な特典付与手段(たとえば、メイン制御部41)と、
所定演出(変形例の[所定演出について]で説明するように、所定のキャラ画像を表示する演出、セリフ画像を表示する演出、ステップアップ演出、および役物を動作させる演出など)を実行する所定演出実行手段(たとえば、サブ制御部91)とを備え、
前記所定演出の色彩の態様は、所定態様(たとえば、所定演出が所定キャラを表示する演出である場合には、白色態様)と、前記特典の付与に関する期待度が該所定態様よりも高い特定態様(たとえば、所定演出が所定キャラを表示する演出である場合には、ナビストック数の期待値が最も高い虹色態様)とを含み、
前記色彩と異なる属性(たとえば、所定キャラの性別)の態様は、第1態様(たとえば、女キャラの態様)と、該第1態様と異なる第2態様(たとえば、キャラの態様)とを含み、
前記所定演出実行手段は、
前記所定態様となる所定演出については、前記第1態様および前記第2態様のいずれでも実行可能であり(たとえば、白色態様で表示される所定キャラは、男キャラおよび女キャラのいずれかで表示される)、
前記特定態様となる所定演出については、前記第1態様で実行する一方前記第2態様では実行しない(たとえば、虹色態様で表示される所定キャラは、女キャラで表示され男キャラでは表示されない)。

0013

このような構成によれば、特定態様となる所定演出を、第1態様で実行する一方第2態様では実行しないことから、特定態様で所定演出が実行されたことを容易に遊技者に認識させることができ、遊技者を困惑させ難くすることができる。

0014

(4) (1)に記載の遊技機において、
前記第1態様(たとえば、大態様)は、前記第2態様(たとえば、小態様)よりも前記所定画像(たとえば、ボタン画像)が大きい態様である(たとえば、図31(A)に示すように、虹色態様のボタン画像については、大態様で表示されるが、図31(E)、図31(F)に示すように、虹色態様のボタン画像については、小態様で表示されない)。

0015

このような構成によれば、色彩が特定態様である所定画像は、第2態様よりも大きく表示領域に表示されることから、所定画像の色彩が特定態様であることを容易に遊技者に認識させることができる。

0016

(5) (1)〜(4)いずれかに記載の遊技機において、
各々が識別可能な複数種類の識別情報が描かれた帯状リール帯(たとえば、図22リールシート400)と、
前記リール帯を外周に取り付け可能な環状のリール枠(たとえば、保持枠401、402)と、
前記リール枠の内側から前記リール帯に対して光を照射可能な照射手段(たとえば、LEDユニット55)とを備え、
前記リール帯は、前記複数種類の識別情報が描かれた面を前記リール枠に対して外側にして、リール帯の長手方向の両端部のうち、一端部(たとえば、図22余り部508)に他端部(たとえば、図22の他端部513)を重ねることで前記リール枠に取り付けられ、
前記複数種類の識別情報は、前記照射手段からの光を透過させる透過度合いが異なる識別情報(たとえば、「7」図柄は、他の図柄が有していない透過部502を有する)を含み、
前記他端部(たとえば、他端部513)には、前記複数種類の識別情報のうち、前記透過度合いが特定の識別情報(たとえば、「7」図柄」)よりも低い所定の識別情報(たとえば、「ベル」図柄)が描かれている。

0017

このような構成によれば、一端部に重ねられる他端部には、特定の識別情報よりも透過度合いが低い所定の識別情報が描かれていることから、特定の識別情報を効果的に視認させることができる。

0018

(6) (1)〜(5)いずれかに記載の遊技機において、
前面側を開閉可能な開閉部材(たとえば、前面扉1b、前枠100b)と、
前記開閉部材の開放を検出する開放検出手段(たとえば、ドアセンサ60、ドア開放検知回路65)と、
異常(たとえば、ドア開放エラー)を検出する異常検出手段(たとえば、メイン制御部41)と、
前記異常検出手段による異常検出を無効にさせるための特定操作受け付け可能な特定操作受付手段(たとえば、図32のS10でYESの判定)とを備え、
前記特定操作受付手段は、前記開放検出手段により前記開閉部材の開放が検出されているとき(たとえば、図32のS13でYESの判定時)には前記特定操作を受け付け可能である一方で、前記開放検出手段により前記開閉部材の開放が検出されていないとき(たとえば、図32のS13でNOの判定時)には前記特定操作を受け付け不可能である。

0019

このような構成によれば、開閉部材の開放状態が検知されていないと異常検出を無効にさせるための特定操作が受け付けられないため、不正に異常検知が無効にされてしまうことを防止することができる。

0020

(7) (1)〜(6)いずれかに記載の遊技機において、
鍵穴(たとえば、鍵穴37a、鍵穴70a、鍵穴150a、ガラス扉100cの鍵穴)への鍵(たとえば、設定キー37d、ドアキー70d、ドアキー150d、ガラス扉100cの鍵穴に対応する鍵)の挿入を検知する挿入検知手段(たとえば、設定キー挿入センサ37b、ドアキー挿入センサ70b、ドアキー挿入検知回路70c)と、
前記鍵穴に前記鍵を挿入することによって可能な鍵操作を受け付ける鍵操作受付手段(たとえば、図33のS20でYES、図34のS40でYESの判定)と、
前記鍵操作受付手段により前記鍵操作が受け付けられたことに基づき、所定事象を発生させる所定事象発生手段(たとえば、図33のS27、図34のS47の処理)とを備え、
前記所定事象発生手段は、前記鍵操作受付手段により前記鍵操作が受け付けられても(たとえば、図33のS20でYES、図34のS40でYESの判定時)、前記挿入検知手段により前記鍵の挿入が検知されていないとき(たとえば、図33のS25でNO、図34のS45でNOの判定時)には前記所定事象を発生させない。

0021

このような構成によれば、鍵を用いることなく所定事象を発生させるための鍵操作が不正にされてしまっても、鍵穴への鍵の挿入が検知されていなければ所定事象が発生しないため、所定事象を不正に発生させることを防止することができる。

0022

「所定事象」は、遊技を制御する遊技制御手段が備える各種手段によって実行される事象と、演出を制御する演出制御手段が備える各種手段によって実行される事象と、遊技制御手段が備える各種手段および演出制御手段が備える各種手段に関する異常(エラー)の解除とを少なくとも含む。

図面の簡単な説明

0023

本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。
スロットマシンの内部構造を示す図である。
リールの図柄配列を示す図である。
演出設定スイッチを示す図である。
スロットマシンの構成を示すブロック図である。
ドアキーの挿入検知の仕組みおよび設定キーの挿入検知の仕組みを説明するための図である。
ドアセンサの構造の概略を示す図である。
各種操作検知の有効および無効に関するタイミングチャートである。
ドア開放エラーの解除に関するタイミングチャートである。
小役の種類、小役の図柄組み合わせ、及び小役に関連する技術事項について説明するための図である。
再遊技役の種類、再遊技役の図柄組み合わせ、及び再遊技役に関連する技術事項について説明するための図である。
移行出目の図柄組み合わせ、及び移行出目に関連する技術事項について説明するための図である。
遊技状態遷移を説明するための図である。
遊技状態の概要を示す図である。
遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明するための図である。
遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明するための図である。
抽選対象役により入賞が許容される役の組み合わせについて説明するための図である。
複数の再遊技役当選時のリール制御を説明するための図である。
複数のベル当選時のリール制御を説明するための図である。
リール体の構造を示す分解斜視図である。
リール体の構造を示す側面図である。
リールシート400の一例を説明するための図である。
リールシート400の余り部508と他端部513とが重なる箇所などを説明するための図である。
リールユニット筐体に取り付けられた状態を示す要部断面図である。
リールユニットを示す斜視図である。
リールシート400が適切に巻かれたときと、適切に巻かれなかったときとを説明するための図である。
光を透過させるための加工を説明するための図である。
重複部分422を説明するための図である。
AT抽選用テーブルを説明するための図である。
ボタン演出決定用テーブルを説明するための図である。
ボタン演出の一例を説明するための図である。
メイン制御部が実行するドア開放エラー解除処理制御内容を示すフローチャートである。
メイン制御部が実行する設定確認処理の制御内容を示すフローチャートである。
メイン制御部が実行する設定変更処理の制御内容を示すフローチャートである。
メイン制御部が実行する演出設定処理の制御内容を示すフローチャートである。
メイン制御部が実行する遊技進行異常処理の制御内容を示すフローチャートである。
第2実施形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
第2実施形態におけるパチンコ遊技機の前枠を開放した状態を示す斜視図である。
所定演出の変形例を説明するための図である。

実施例

0024

[第1実施形態]
[スロットマシンの構成]
図1は、本実施形態に係るスロットマシン1の全体構造を示す正面図である。スロットマシン1は、前面が開口する筐体1aと、この筺体1aの側端回動自在に枢支された前面扉1bとを含む。前面扉1bの中央上部には、液晶表示器51が設けられている。液晶表示器51は、表示領域を有しており、透視窓3に対応する透過領域51bが透過可能である。これにより、表示領域で所定の演出を実行可能とするとともに、表示領域のうち透過領域51bが透過することで透視窓3を介して筐体1a内部に並設されているリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リールとも称する)が視認可能となる。

0025

図1および図2に示すように、前面扉1bは、筐体1aに対して回動することによって、筐体1aの開口された前面側を開閉することができる。前面扉1bが筐体1aの開口を閉鎖している状態(前面扉1bが閉じている状態)においては、前面扉1bを閉鎖状態施錠することもできる。たとえば、前面扉1bが筐体1aの開口を閉鎖している状態では、前面扉1b側の係止片(図示略)と筐体1a側の係止部(図示略)とが係止され、前面扉1bが閉鎖状態で施錠される。一方、前面扉1bが施錠されている状態で、店員所有するドアキー70dを前面扉1bに設けられた鍵穴70aに挿入したまま右に回す鍵操作をしたときには、係止片と係止部との係止が解除され、前面扉1bが解錠される。

0026

図3は、各リールの図柄配列を示す図である。リール2L〜2Rには、各々が識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で配列されている。なお、リールの個数は、3つに限らず、1つであってもよく、2以上であってもよい。また、可変表示部は、物理的なリールにて構成されている例を示しているが、液晶表示器などの画像表示装置にて構成されているものであってもよい。

0027

液晶表示器51の右下には、メダル投入可能なメダル投入部4が設けられ、前面扉1bの下部には、メダルが払い出されるメダル払出口9、スピーカ53、54が設けられている。

0028

また、前面扉1bには、操作手段の一例として、遊技者所有遊技用価値メダル数)として記憶されているクレジットの範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットおよび設定済の賭数を精算して返却させる際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L〜2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rなどが設けられている。

0029

前面扉1bには、報知手段の一例として、遊技に関する情報を報知する遊技用表示部13が設けられている。遊技用表示部13には、クレジットとして記憶されているメダル数が表示されるクレジット表示器11、メダルの払出枚数やエラー時にエラーコードなどが表示される遊技補助表示器12、設定されている賭数を報知するための1BETLED14、2BETLED15、3BETLED16、メダル投入が可能であることを報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が可能であることを報知するスタート有効LED18、スタートスイッチ7の操作後においてウエイト前回ゲーム開始から一定期間経過していないためにリール2L、2C、2Rの回転開始待機している状態)中であることを報知するウエイト中LED19、リプレイ入賞後のリプレイゲーム中であることを報知するリプレイ中LED20が設けられている。

0030

スロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4に投入するかMAXBETスイッチ6操作などにより規定数の賭数(たとえば3)を設定する。これにより、入賞ラインLNが有効となり、スタートスイッチ7への操作が有効となり、ゲームが開始可能な状態となる。賭数設定済の状態でメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。

0031

入賞ラインとは、リール2L〜2Rの透視窓3に表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるかを判定するためのラインである。本実施形態では、1本の入賞ラインLNのみ設けられている例について説明するが、複数の入賞ラインが設けられているものであってもよい。また、入賞を構成する図柄の組合せが入賞ラインLNに揃ったことを認識しやすくする無効ラインLM1〜LM4が設けられている。無効ラインLM1〜LM4は、入賞判定されるラインではなく、入賞ラインLNに特定の入賞図柄の組合せ(いわゆるばらけ目)が揃った際に、無効ラインLM1〜LM4のいずれかに所定の図柄の組合せ(例えば、ベル−ベル−ベル)を揃えることで、入賞ラインLNに特定の入賞を構成する図柄の組合せが揃ったことを認識しやすくするものである。

0032

ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7が操作されると、リール2L〜2Rを回転させて図柄を変動表示し、ストップスイッチ8L〜8Rが操作されると対応するリールの回転を停止させることで、透視窓3の上中下段に3つの図柄を表示結果として導出表示する。入賞ラインLN上に入賞図柄の組合せが停止し入賞が発生したときには、入賞に応じて、所定枚数のメダルが遊技者に対して付与されて、クレジット加算か、クレジットが上限数(50)に達した場合にはメダル払出口9からメダルが払い出される。

0033

図2は、スロットマシン1の内部構造を示す図である。図5は、スロットマシン1の機能構成例を示す図である。前面扉1bの内側には、ボーナス終了時やAT(Assist Time)の終了時に打止状態(リセット操作がなされるまでゲームの進行が規制される状態)に制御する打止機能の有効/無効を選択するための打止スイッチ36aと、ボーナス終了時に自動精算処理(クレジットとして記憶されているメダルを遊技者の操作によらず精算(返却)する処理)に制御する自動精算機能の有効/無効を選択するための自動精算スイッチ36bとが設けられている。

0034

ATとは、所定の入賞を発生させるためにストップスイッチ8L、8C、8Rの押し順が遊技者に報知されるナビ演出が実行される期間である。AT制御の権利となるナビストックを保有していることを条件にATに制御される。ATは、保有するナビストックの数に基づき所定ゲーム数(本実施の形態では1セット50ゲーム)にわたり制御される。このため、ナビストック数は、ATに制御される権利の数を示すことになり、このナビストック数を多く保有すればするほど、長い期間に亘りATに制御される。

0035

前面扉1bの内側には、設定値変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24と、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、筐体1a内部に設けられたホッパータンク34a(図2参照)側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド(図示略)と、メダル投入部4から投入され、ホッパータンク34a側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ(流路切替ソレノイド30よりもホッパータンク34a側に配置)を有するメダルセレクタ29と、前面扉1bの開閉を検出するドアセンサ60とが設けられている。

0036

前面扉1bの内側には、所定のキー操作によりエラー状態(たとえば、後述のドア開放エラー状態)および打止状態(リセット操作がなされるまでゲームの進行が規制される状態)を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23が設けられている。リセットスイッチ23は、カバー23aに覆われている。リセットスイッチ23を覆うカバー23aは、前面扉1bを開放しなければ触れることは不可能である。このため、店員は、前面扉1bを開放し、さらにカバー23aを開けてリセットスイッチ23を外部に露呈させなければ、リセットスイッチ23を操作できない。

0037

前面扉1bの内側には、遊技中の演出態様の基準となる設定を行うための演出設定スイッチ80が設けられている。演出設定スイッチ80は、前面扉1bを解錠して開放しなければ操作できないため、ドアキー70aを所有する店員以外の者は、外部から演出設定スイッチ80を操作不可能である。店員は、演出設定スイッチ80を操作することによって、遊技中の演出における音量および光量を設定することができる。

0038

演出設定スイッチ80は、図4に示すように、「0」〜「F」までの計16個のチャンネルを切り替えるスイッチである。店員は、ツマミ81を回動操作することで、これらチャンネルを切り替えることができる。各チャンネル「0」〜「F」に対しては、演出における音量および光量の大きさが段階分けされている。チャンネル「0」〜「F」に対応する音量の段階を音量段階と称し、チャンネル「0」〜「F」に対応する光量の段階を光量段階とも称する。たとえば、チャンネルが「0」であれば、最小の音量に設定される音量段階と最小の光量に設定される光量段階とに設定される。チャンネルが「F」であれば、最大の音量に設定される音量段階と最大の光量に設定される光量段階とに設定される。

0039

筐体1aの内部には、電源ボックス100が設けられている。電源ボックス100には、電源投入時(起動時)に設定確認状態および設定変更状態に切り替えるために、店員が設定キー37dを挿入する鍵穴37aが設けられている。店員が所有する設定キー37dを鍵穴37aに挿入したまま右に回す鍵操作をしたときには、設定キースイッチ37がON状態になる。一方、設定キー37dを鍵穴37aに挿入したまま左に回す鍵操作をしたときには、設定キースイッチ37がOFF状態になる。

0040

設定キースイッチ37は、前面扉1bを解錠して開放しなければ操作できないため、ドアキー70aを所有する店員以外の者は、外部から設定キースイッチ37を操作不可能である。さらに、設定キースイッチ37は、設定キー37dを鍵穴37aに挿入しなければ操作できないため、設定キー37dを所有する店員以外の者は、設定キースイッチ37を操作不可能である。

0041

また、電源ボックス100には、設定変更状態において内部抽選の当選確率(払出率)の設定値を変更するための設定スイッチ38と、電源をON/OFFする際に操作される電源スイッチ39とが設けられている。

0042

また、筐体1aの内部には、制御基板が設けられている。図5の例では、遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じて各種コマンドを出力する遊技制御基板40、コマンドに応じて所定の演出を制御する演出制御基板90、電気部品駆動電源を生成する電源基板101、遊技の進行に応じた信号を外部に出力する外部出力基板1000などが設けられている。

0043

遊技制御基板40は、各種の操作手段や検出手段(図5の遊技制御基板40の左側に例示)などのスイッチ類からの検出信号に基づいて遊技を進行させ、報知手段(図5の遊技制御基板40の左側に例示)などの表示機器類を駆動制御する。また、遊技制御基板40は、リールセンサ33L〜33Rからの信号に基づき、リールモータ32L〜32Rを駆動制御する。

0044

遊技制御基板40には、メイン制御部41などの回路構成図5の遊技制御基板40内に例示)が搭載されている。メイン制御部41は、遊技の進行に関する処理を行うととともに、遊技制御基板40に搭載あるいは接続された構成を直接的または間接的に制御する。メイン制御部41は、1チップマイクロコンピュータであり、CPU、ROM、RAM、I/Oポートなどを備えている。

0045

メインCPU41aは、I/Oポート41dを介して演出制御基板90に各種のコマンドを送信する。ここで、遊技制御基板40から演出制御基板90へは、たとえば、ダイオードトランジスタなどの単方向性回路などを用いて、一方向(遊技制御基板40から演出制御基板90への方向)のみにしか信号が通過できないように構成されている。そのため、遊技制御基板40から演出制御基板90へ送信されるコマンドは一方向のみで送信され、演出制御基板90から遊技制御基板40へ向けてコマンドが送信されることはない。

0046

演出制御基板90は、液晶表示器51などの演出装置図5の演出制御基板90の左側に例示)を駆動制御する。演出制御基板90には、サブ制御部91などの回路構成(図5の演出制御基板90内に例示)が搭載されている。サブ制御部91は、遊技制御基板40から送信されるコマンドを受けて、演出を行う処理を行うとともに、演出制御基板90に搭載あるいは接続された構成を直接的または間接的に制御する。サブ制御部91は、1チップマイクロコンピュータであり、CPU、ROM、RAM、I/Oポートなどを備えている。電源基板101には、ホッパーモータ34b、各種の操作手段や検出手段(図5の電源基板101の右側に例示)などが接続されている。

0047

ドアセンサ60は、前面扉1bが開放状態であるときには遊技制御基板40に対して検知信号を入力し(検知信号がON状態となる)、前面扉1bが閉鎖状態であるときには遊技制御基板40に対して検知信号を入力しない(検知信号がOFF状態となる)。

0048

ドアキー挿入センサ70bは、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されているときには遊技制御基板40に対して検知信号を入力し(検知信号がON状態となる)、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないときには遊技制御基板40に対して検知信号を入力しない(検知信号がOFF状態となる)。

0049

設定キー挿入センサ37bは、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されているときには遊技制御基板40に対して検知信号を入力し(検知信号がON状態となる)、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されていないときには遊技制御基板40に対して検知信号を入力しない(検知信号がOFF状態となる)。

0050

設定キースイッチ37は、設定キー37dを鍵穴37aに挿入したまま右に回す鍵操作をしたときにON状態となり、設定キー37dを鍵穴37aに挿入したまま左に回す鍵操作をしたときには、設定キースイッチ37がOFF状態になる。設定キースイッチ37をON状態またはOFF状態とする鍵操作があったときには、当該鍵操作があった旨を特定可能な操作信号がメイン制御部41に対して入力される。メイン制御部41は、設定キースイッチ37から操作信号が入力されたときには、設定キースイッチ37の鍵操作を検知することができる。但し、メイン制御部41は、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されることによってドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態となり、かつ前面扉1bが開放状態であることによってドアセンサ60の検知信号がON状態となり、かつドア開放エラーが解除され、かつ設定キー37dが鍵穴37aに挿入されることによって設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態になっていることを条件に、設定キースイッチ37の鍵操作を検知することが可能である。言い換えると、メイン制御部41は、設定キースイッチ37の鍵操作がされても、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないとき、前面扉1bが閉鎖状態であるとき、ドア開放エラーが解除されていないとき、さらには、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されていないときには、設定キースイッチ37の鍵操作に基づく処理を行わない。

0051

リセットスイッチ23が操作されたときには、当該操作があった旨を特定可能な操作信号がメイン制御部41に対して入力される。メイン制御部41は、リセットスイッチ23から操作信号が入力されたときには、リセットスイッチ23の操作を検知することができる。但し、メイン制御部41は、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されることによってドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態となり、かつ前面扉1bが開放状態であることによってドアセンサ60の検知信号がON状態になっていることを条件に、リセットスイッチ23の操作を検知することが可能である。さらに、メイン制御部41には、リセットスイッチ23を覆うカバー23aが開けられたときに出力される検知信号も入力される。メイン制御部41は、この検知信号を検知することで、カバー23aが開放されたことを特定することができる。言い換えると、メイン制御部41は、リセットスイッチ23が操作されても、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないとき、前面扉1bが閉鎖状態であるとき、さらには、カバー23aが開放されていないときには、リセットスイッチ23の操作に基づく処理を行わない。

0052

また、1ゲームが終了した後、未だリールが回転していない場合に全てのストップスイッチを長押しする操作がされたときには、当該操作があった旨を特定可能な操作信号がメイン制御部41に対して入力される。メイン制御部41は、ストップスイッチから操作信号が入力されたときには、ストップスイッチの長押し操作を検知することができ、サブ制御部91に対してストップスイッチの長押し操作を検知した旨のコマンドを送信する。これにより、サブ制御部91は、ストップスイッチの長押し操作を検知することができる。但し、メイン制御部41は、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されることによってドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態となり、かつ前面扉1bが開放状態であることによってドアセンサ60の検知信号がON状態となり、かつドア開放エラーが解除されていることを条件に、ストップスイッチの長押し操作を検知することが可能である。言い換えると、メイン制御部41は、ストップスイッチが長押し操作されても、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないとき、前面扉1bが閉鎖状態であるとき、さらには、ドア開放エラーが解除されていないときには、ストップスイッチの長押し操作に基づく処理を行わない。

0053

ドア開放検知回路65は、ドアセンサ60からの検知信号に基づいて、前面扉1bの開放状態を検知する回路である。具体的には、ドア開放検知回路65は、ドアセンサ60からの検知信号がON状態であるときには、前面扉1bの開放状態を検知する。

0054

なお、本実施の形態においては、ドアセンサ60の検知信号がON状態となったときに、ドア開放検知回路65による前面扉1bの開放検知が有効となる。前面扉1bの開放検知が有効となる状態をドア開放エラー状態とも称する。前面扉1bの開放検知は、前面扉1bが閉鎖されることによって無効となる。さらに、前面扉1bの開放検知は、前面扉1bが開放されているときにリセットスイッチ23が操作されることによっても無効となる。前面扉1bの開放検知が有効から無効になることを、ドア開放エラーの解除とも称する。

0055

ドアキー挿入検知回路70cは、ドアキー挿入センサ70bからの検知信号に基づいて、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていることを検知する回路である。具体的には、ドアキー挿入検知回路70cは、ドアキー挿入センサ70bからの検知信号がON状態であるときには、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていることを検知する。

0056

設定キー挿入検知回路37cは、設定キー挿入センサ37bからの検知信号に基づいて、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されていることを検知する回路である。具体的には、設定キー挿入検知回路37cは、設定キー挿入センサ37bからの検知信号がON状態であるときには、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されていることを検知する。

0057

[ドアキーの挿入検知の仕組み]
図6(a)を参照しながら、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されたことを検知する仕組みについて説明する。

0058

鍵穴70aの先端および一方側の側面にはドアキー挿入センサ70bが接続され、さらに、ドアキー挿入センサ70bにはドアキー挿入検知回路70cが接続されている。ドアキー挿入センサ70bは接触式のセンサであり、ドアキー挿入センサ70bにドアキー70dが接触することを検知可能である。たとえば、鍵穴70aに対してドアキー70dが奥まで挿入されたときには、鍵穴70aの先端および一方側の側面に接続されたドアキー挿入センサ70bに対してドアキー70dが接触する。ドアキー挿入センサ70bは、ドアキー70dの接触を検知したときには、ドアキー挿入検知回路70cに対して検知信号を入力する。すなわち、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態になる。ドアキー挿入検知回路70cは、ドアキー挿入センサ70bからの検知信号がON状態であるときには、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていることを検知する。このように、鍵穴70aに対してドアキー70dが正常に奥まで挿入されたことを条件に、ドアキー70dの挿入が正常に検知される。なお、ドアキー70dの挿入検知は、図6(a)に示すものに限らず、その他の仕組みを用いてもよい。

0059

さらに、本実施の形態においては、ドアキー70dを鍵穴70aに挿入することによって前面扉1bが開放状態になっているときには、鍵穴70aに挿入されたドアキー70dが抜けない構造になっている。このため、店員がドアキー70dを用いて前面扉1bを開放しているときにドアキー70dが抜けてしまって紛失することがない。さらに、店員がドアキー70dを用いて前面扉1bを開放したときには、ドアセンサ60の検知信号がON状態になるとともにドアキー挿入センサ70bの検知信号もON状態のままであるため、ドアキー70dが抜けてしまうことによって設定キースイッチ37、リセットスイッチ23、および演出設定スイッチ80の操作が検知されないといった不都合が生じず、各種操作を行う際の利便性が向上する。

0060

[設定キーの挿入検知の仕組み]
図6(b)を参照しながら、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されたことを検知する仕組みについて説明する。

0061

鍵穴37aの先端および一方側の側面には設定キー挿入センサ37bが接続され、さらに、設定キー挿入センサ37bには設定キー挿入検知回路37cが接続されている。設定キー挿入センサ37bは接触式のセンサであり、設定キー挿入センサ37bに設定キー37dが接触することを検知可能である。たとえば、鍵穴37aに対して設定キー37dが奥まで挿入されたときには、鍵穴37aの先端および一方側の側面に接続された設定キー挿入センサ37bに対して設定キー37dが接触する。設定キー挿入センサ37bは、設定キー37dの接触を検知したときには、設定キー挿入検知回路37cに対して検知信号を入力する。すなわち、設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態になる。設定キー挿入検知回路37cは、設定キー挿入センサ37bからの検知信号がON状態であるときには、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されていることを検知する。このように、鍵穴37aに対して設定キー37dが正常に奥まで挿入されたことを条件に、設定キー37dの挿入が正常に検知される。なお、設定キー37dの挿入検知は、図6(b)に示すものに限らず、その他の仕組みを用いてもよい。

0062

さらに、本実施の形態においては、設定キー37dを鍵穴37aに挿入することによって設定確認や設定変更のための鍵操作がされているときには、鍵穴37aに挿入された設定キー37dが抜けない構造になっている。このため、店員が設定キー37dを用いて設定確認や設定変更をしているときに設定キー37dが抜けてしまって紛失することがない。さらに、店員が設定キー37dを用いて設定確認や設定変更のための鍵操作をしたときには、設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態のままであるため、設定キー37dが抜けてしまうことによって設定キースイッチ37の鍵操作が検知されないといった不都合が生じず、設定確認や設定変更を行う際の利便性が向上する。

0063

[ドアセンサの構造]
図2および図7を参照しながら、ドアセンサ60の構造について説明する。

0064

図2に示すように、ドアセンサ60は、筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bの内側の上方で回動軸と反対側の角部に設けられている。筐体1a内側の回動軸と反対側であってドアセンサ60に対応する角部には、ドアセンサ60の検知片60bが当接される検知片受け部材61が設置されている。なお、以下では、ドアセンサ60において検知片受け部材61に対向する面側をドアセンサ60の後方側とし、前面扉1bの前面側を向く面側をドアセンサ60の前方側として説明する。

0065

ドアセンサ60は、図7(a)に示すように、ドアセンサ本体の内部において、ドアセンサ後方側の進出位置xからドアセンサ前方側の退避位置zの間を、外力により移動可能な検知片60bと、検知片60bが進出位置xと退避位置zとの間の検知位置yにあるか否かを検知可能な検知器60aと、検知片60bを退避位置zから進出位置xの方向に付勢する付勢バネ60cとを備えている。検知器60aは、投光部と受光部からなり、投光部からの光が検知片60bにより遮断され受光部が受光しなくなることで検知片60bが検知位置yにあることを検知するフォトセンサである。

0066

検知片60bおよび検知器60aは、その位置関係が外部から視認困難となるように周囲を被覆する非透明のケース体60dに収容されており、ケース体60dに設けられた挿通孔60eを介して検知片60bの先端のみが外部に露呈する。

0067

検知片60bは、図7に示すように、断面視で略L字状に形成されている。検知片60bの一端側は、検知片60bが進出位置xにあるときにセンサ本体の外部に進出する進出部であり、他端側は、検知片60bが検知位置yにあるときに検知器60aにより検知される検知部である。

0068

検知器60aは、センサ本体内部の検知位置yに配置されており、検知片60bが検知位置yにあるか否かを示す検知信号を出力する。ドアセンサ60は、検知器60aにより検知片60bが検知されないとき、すなわち前面扉1bが開放状態であるときには検知信号を入力する(検知信号がON状態)。一方、ドアセンサ60は、検知器60aにより検知片60bが検知されるとき、すなわち前面扉1bが閉鎖状態であるときには検知信号を入力しない(検知信号がON状態)。

0069

付勢バネ60cは、検知片60bを退避位置zから進出位置xの方向に付勢しており、検知片60bに外力が加えられていないときには検知片60bを進出位置xに位置させるようになっている一方で、検知片60bに外力が加えられることで付勢バネ60cが縮み、検知片60bが退避位置zまで移動可能となる。

0070

検知片受け部材61は、図7(a)に示すように、断面視で開口が前面扉1b側を向く凹状に形成されており、凹状の凹部61aがドアセンサ60に対向するように筐体1aに固定されている。検知片受け部材61の凹部61aは、検知片60bの進出部と当接可能となっており、凹部61aの深さwは、検知片60bの進出位置xから検知位置yまでの長さとほぼ等しく形成されている。一方、検知片受け部材61においてドアセンサ60と対向する面には、図7(b)に示すように、前面扉1bの閉鎖時にドアセンサ60に当接する当接部61cが凹部61aを囲うように形成されている。

0071

図7(a)に示すように、前面扉1bの開放時には、検知片60bには外力が加えられることがなく、付勢バネ60cで付勢されて進出位置xに位置する。検知器60aでは検知片60bが検知されない。そして、ドアセンサ60の検知信号は、ON状態になる。

0072

図7(b)に示すように、前面扉1bの閉鎖時には、ドアセンサ60が前面扉1bとともに筐体1aの方向に移動されて検知片60bの進出部と検知片受け部材61の凹部61aとが当接することで、検知片60bが外力を受けて進出位置xから退避位置zの方向(退避方向)に移動する。前面扉1bが移動されて完全に閉鎖された状態では、ドアセンサ60と検知片受け部材61の当接部61cとが当接した状態になる。これにより、検知片60bは、検知片受け部材61の凹部61aの深さw分だけ退避方向に移動されることで、進出位置xから検知位置yまで移動して、検知器60aにおいて検知片60bの検知部が検知される。そして、ドアセンサ60の検知信号は、OFF状態になる。

0073

図7(c)に示すように、ドアセンサ60の検知片60bが検知片受け部材61以外の指などで押されて退避方向に移動されると、検知片60bは、外力の大きさに応じて検知位置yを超えて退避位置zまで移動される。このようなときには、前面扉1bの開放時と同様に、検知器60aでは検知片60bが検知されずに、ドアセンサ60の検知信号は、ON状態になる。

0074

このように、検知位置yが、検知片60bの移動可能な進出位置xと退避位置zとの間に設定されているため、検知片60bを検知片受け部材61以外の指などで押されて退避方向に移動させる場合には、検知片60bが検知位置yに位置しにくくなる。このため、ドアセンサ60の検知信号は、前面扉1bの開放時と同様にOFF状態となりやすくなる。

0075

検知片60bおよび検知器60aは、不透明のケース体60dに収容されており、検知片60bと検知器60aとの位置関係が視認困難な構成である。このため、開放状態において故意に検知片60bを検知位置yに調整することで、閉鎖状態を検知させることが困難となる。

0076

前面扉1bの閉鎖時において、検知片60bが検知片受け部材61の凹部61aに当接し、検知片受け部材61における凹部61aを囲う当接部61cがドアセンサ60に当接する。このため、前面扉1bの閉鎖時において検知片60bは、周囲が検知片受け部材61の周壁61bにより囲われることとなり、外部から検知片60bにアクセスできない。

0077

スロットマシン1では、筐体1aの開口を閉塞する前面扉1bが、係止片と径止部とにより通常では閉じられた状態に維持され、店員などが所持する所定のキー操作により係止片と係止部との係止を解除することで開放できる。

0078

前面扉1bには、前面扉1bの開放を検知するドアセンサ60が設けられており、前面扉1bが開放された際に、その旨を特定可能とすることで、何らかの不正がされた可能性を発見できる。

0079

従来のドアセンサでは、検知片が押し込まれた状態で前面扉1bの閉鎖が検知されるため、検知片を押し込んで粘着テープで固定するだけで、前面扉1bの実際の開閉状況に関わらず、常に前面扉1bの閉鎖状態を検知させることができてしまう。このため、ドアセンサ60による前面扉1bの開放が検知されることなく、前面扉1bを開放することが可能となり、不正の特定ができなくなる虞があった。

0080

これに対して、本実施の形態に係るスロットマシン1では、ドアセンサ60の検知片60bが、前面扉1bが開放状態において進出位置xにあり、前面扉1bが開放状態から閉鎖状態となる場合に進出位置xから進出位置xと退避位置zとの間の検知位置yまで移動可能であって、検知片60bの位置が検知位置yであるか否かが検知器60aにより検知される。さらに、メイン制御部41およびドア開放検知回路65は、検知片60bが検知位置yにないことが検知されたときに前面扉1bが開放状態であることを特定することができる。これにより、検知片60bを手で押し込んだり、検知片60bをテープで押し込んだ状態としたりした場合でも、検知片60bを前面扉1bの閉鎖状態が判定される検知位置yとすることが困難となる。その結果、前面扉1bが開放状態であるにも関わらず、閉鎖状態と誤って判定させるようなことができず、前面扉1bが閉鎖状態と誤って判定させるといった不正を防止することができる。

0081

本実施の形態においては、検知片60bおよび検知器60aは、不透明のケース体60dに収容されており、検知片60bと検知器60aとの位置関係が視認困難な構成である。このため、開放状態において故意に検知片60bを検知位置yに調整することで、閉鎖状態を検知させることが困難となり、前面扉1bが閉鎖状態と誤って判定されることによる不正を一層効果的に防止することができる。

0082

本実施の形態においては、ドアセンサ60の検知片60bが、筐体1aに対して一端を軸として移動させることが可能な前面扉1b側に検知片60bが設けられている。このため、検知片60bの状況を確認し易い位置へ移動可能となるため、検知片60bに不正な細工が施されているか否かを容易に確認できる。

0083

本実施の形態においては、ドアセンサ60の検知片60bが、前面扉1bの閉鎖状態において該検知片60bと対向する位置に固定された検知片受け部材61に当接することで検知位置yに移動する。このため、前面扉1bが開放状態から閉鎖状態となる際に、検知片60bが対向する位置に固定された検知片受け部材61に当接することで検知位置yに移動する。これにより、前面扉1bを開定状態から閉鎖状態とした場合に、検知片60bを確実に検知位置yへ移動させることができるとともに、前面扉1bの閉鎖状態において安定した状態で検知片60bを検知位置yに停止させることができる。

0084

本実施の形態においては、ドアセンサ60により、前面扉1bの開放が検知される。このため、前面扉1bが開放しているにも関わらず閉鎖状態と誤って判定させることにより、前面扉1bを開放して、不正な部品を取り付けたり、基板を交換したりするといった不正の可能性を特定できなくなってしまうことを防止することができる。

0085

[各種操作の有効および無効のタイミング]
図8を参照しながら、リセットスイッチ23、演出設定スイッチ80、ストップスイッチの長押し操作、および設定キースイッチ37といった各種操作の検知の有効および無効のタイミングの一例について説明する。

0086

タイミングt1において、鍵穴70aにドアキー70dが正常に挿入されたときには、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態になる。

0087

タイミングt2において、前面扉1bが開放状態となったときには、ドアセンサ60の検知信号がON状態になるとともに、ドア開放エラー状態になる。このとき、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態となり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態になるため、メイン制御部41によるリセットスイッチ23の操作検知が有効化される。

0088

タイミングt3において、リセットスイッチ23が操作されたときには、ドア開放エラーが解除される。このとき、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態となり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態となり、かつドア開放エラーが解除されるため、メイン制御部41によるストップスイッチの長押し操作検知およびメイン制御部41による演出設定スイッチ80の操作検知が有効化される。

0089

タイミングt4において、鍵穴37aに設定キー37dが正常に挿入されたときには、設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態になる。このとき、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態となり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態となり、かつドア開放エラーが解除され、かつ設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態になるため、メイン制御部41による設定キースイッチ37の操作検知が有効化される。

0090

タイミングt5において、前面扉1bが閉鎖状態となったときには、ドアセンサ60の検知信号がOFF状態になる。このとき、メイン制御部41による演出設定スイッチ80の操作検知が無効化されるとともに、メイン制御部41によるストップスイッチの長押し、リセットスイッチ23、および設定キースイッチ37の操作検知が無効化される。

0091

タイミングt6において、鍵穴70aからドアキー70dが抜かれたときには、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がOFF状態になる。

0092

ここで、従来においては、たとえば、店員以外の者が不正に設定確認や設定変更するために、鍵穴37aに針金などを通して設定キースイッチ37をON状態にする鍵操作が不正にされる虞がある。さらに、前面扉1bを開放していないにも関わらず、前面扉1bの開放状態が不正に作り出されてしまう虞もある。

0093

しかし、本実施の形態においては、設定確認や設定変更するために設定キー37dを用いることなく設定キースイッチ37の鍵操作が不正にされてしまっても、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていなければ設定キースイッチ37の操作検知が有効化されない。また、設定キースイッチ37の鍵操作が不正にされてしまっても、前面扉1bの開放状態が検知されていなければ設定キースイッチ37の操作検知が有効化されない。また、設定キースイッチ37の鍵操作が不正にされてしまっても、ドア開放エラーが解除されなければ設定キースイッチ37の操作検知が有効化されない。さらに、設定キースイッチ37の鍵操作が不正にされてしまっても、鍵穴37aへの設定キー37dの挿入が検知されていなければ設定キースイッチ37の操作検知が有効化されない。このように、本実施の形態においては、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入、前面扉1bの開放状態、ドア開放エラーの解除、および鍵穴37aへの設定キー37dの挿入といった全ての条件が成立しないと、設定確認状態や設定変更状態に移行しないため、店員以外の者が不正に設定変更させることを防止することができる。

0094

また、従来においては、たとえば、店員以外の者が不正にエラー状態を解除するために、針金などの細い器具を筐体1aと前面扉1bの隙間から通すことによってリセットスイッチ23が操作される虞がある。さらに、前面扉1bを開放していないにも関わらず、前面扉1bの開放状態が不正に作り出されてしまう虞もある。

0095

しかし、本実施の形態においては、不正にリセットスイッチ23が操作されてしまっても、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていなければリセットスイッチ23の操作検知が有効化されない。また、不正にリセットスイッチ23が操作されてしまっても、前面扉1bの開放状態が検知されていなければリセットスイッチ23の操作検知が有効化されない。このように、本実施の形態においては、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入および前面扉1bの開放状態といった全ての条件が成立しないと、エラー状態を解除できないため、店員以外の者が不正にエラー状態を解除させることを防止することができる。

0096

また、従来においては、たとえば、店員以外の者が不正に音量段階や光量段階を設定するために、針金などの細い器具を筐体1aと前面扉1bの隙間から通すことによって演出設定スイッチ80が操作される虞がある。さらに、前面扉1bを開放していないにも関わらず、前面扉1bの開放状態が不正に作り出されてしまう虞もある。

0097

しかし、本実施の形態においては、不正に演出設定スイッチ80が操作されてしまっても、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていなければ演出設定スイッチ80の操作検知が有効化されない。また、不正に演出設定スイッチ80が操作されてしまっても、前面扉1bの開放状態が検知されていなければ演出設定スイッチ80の操作検知が有効化されない。さらに、不正に演出設定スイッチ80が操作されてしまっても、ドア開放エラーが解除されなければ演出設定スイッチ80の操作検知が有効化されない。このように、本実施の形態においては、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入、前面扉1bの開放状態、およびドア開放エラーの解除といった全ての条件が成立しないと、音量段階や光量段階を設定できないため、店員以外の者が不正に音量段階や光量段階を設定させることを防止することができる。

0098

また、従来においては、たとえば、店員以外の者が不正に節電モードを設定するために、ストップスイッチの長押し操作がされる虞がある。また、ストップスイッチは、前面扉1bの外側に配置されるため、遊技者が遊技中に誤ってストップスイッチを長押しで操作してしまう虞もある。

0099

しかし、本実施の形態においては、ストップスイッチの長押し操作がされてしまっても、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていなければストップスイッチの長押し操作検知が有効化されない。また、ストップスイッチの長押し操作がされてしまっても、前面扉1bの開放状態が検知されていなければストップスイッチの長押し操作検知が有効化されない。さらに、ストップスイッチの長押し操作がされてしまっても、ドア開放エラーが解除されなければストップスイッチの長押し操作検知が有効化されない。このように、本実施の形態においては、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入、前面扉1bの開放状態、およびドア開放エラーの解除といった全ての条件が成立しないと、節電モードを設定できないため、店員以外の者が不正あるいは誤って節電モードを設定させることを防止することができる。

0100

[ドア開放エラーの解除]
図9を参照しながら、ドア開放エラーの解除に関するタイミングの一例について説明する。

0101

タイミングt1において、鍵穴70aにドアキー70dが正常に挿入されたときには、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態になる。このとき、メイン制御部41からサブ制御部91に対してドアキー挿入有コマンドが送信される。サブ制御部91は、ドアキー挿入有コマンドを受信することにより、鍵穴70aにドアキー70dが挿入されたことを特定可能である。

0102

タイミングt2において、前面扉1bが開放状態となったときには、ドアセンサ60の検知信号がON状態になるとともに、ドア開放エラー状態になる。このとき、メイン制御部41からサブ制御部91に対してドア開放コマンドが送信される。サブ制御部91は、ドア開放コマンドを受信することにより、前面扉1bが開放状態になったことを特定可能である。また、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態になり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態になるため、メイン制御部41によるリセットスイッチ23の操作検知が有効化される。

0103

さらに、タイミングt2においては、サブ制御部91の制御に基づき、ドア開放報知が行われる。ドア開放報知は、前面扉1bが開放状態である旨を店員などに知らせる報知である。これにより、ドア開放報知によって、前面扉1bの開放状態が検知されていることを外部に報知することができる。

0104

タイミングt3において、リセットスイッチ23が操作されたときには、ドア開放エラーが解除される。このとき、メイン制御部41からサブ制御部91に対してドア開放エラー解除コマンドが送信される。サブ制御部91は、ドア開放エラー解除コマンドを受信することにより、ドア開放エラーの解除を特定可能である。

0105

タイミングt4において、前面扉1bが閉鎖状態となったときには、ドアセンサ60の検知信号がOFF状態となる。このとき、メイン制御部41からサブ制御部91に対してドア閉鎖コマンドが送信される。サブ制御部91は、ドア閉鎖コマンドを受信することにより、前面扉1bが閉鎖状態になったことを特定可能である。また、メイン制御部41によるリセットスイッチ23および設定キースイッチ37の操作検知が無効化される。さらに、サブ制御部91によるドア開放報知が終了する。

0106

タイミングt5において、鍵穴70aからドアキー70dが抜かれたときには、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がOFF状態となる。このとき、メイン制御部41からサブ制御部91に対してドアキー挿入無コマンドが送信される。サブ制御部91は、ドアキー挿入無コマンドを受信することにより、鍵穴70aからドアキー70dが抜かれたことを特定可能である。

0107

本実施の形態においては、サブ制御部91が実行するドア開放報知の報知態様として、エラー解除前報知態様およびエラー解除後報知態様といった互いに異なる2種類の報知態様が用意されている。これにより、ドア開放報知の報知態様に応じて、前面扉1bの開放状態が検知されていること、およびドア開放エラーが解除されていることを外部に報知することができる。

0108

さらに、エラー解除前報知態様は、エラー解除後報知態様よりも目立つ態様である。このため、エラー解除前報知態様でドア開放報知が行われたときには、エラー解除後報知態様でドア開放報知が行われたときよりも、前面扉1bが開放状態であることを店員などに対して知らせ易くなっている。

0109

たとえば、エラー解除前報知態様でドア開放報知が行われたときには、演出効果LED52が赤色に点灯するとともに液晶表示器51の画面上の大部分の領域で「扉開放」の文字画像が表示され、さらに、スピーカ53、54から「扉が開いています」の音声が出力される。一方、エラー解除後報知態様でドア開放報知が行われたときには、エラー解除前報知態様と同様に演出効果LED52が赤色に点灯するが、液晶表示器51の画面上の一部の領域でしか「扉開放」の文字画像が表示されず、しかも、スピーカ53、54からは音声が出力されない。

0110

このように、エラー解除前はエラー解除後よりも報知態様が目立つ態様である。これにより、前面扉1bが開放されてドア開放エラー状態になったときには、前面扉1bが開放された旨をいち早く店員に知らせることができ、不正行為を未然に防止することができる。また、ドア開放エラーが解除された後は、前面扉1bが開放されていることを店員がすでに知っているため、目立たない態様で前面扉1bが開放されている旨を念のため知らせることができる。

0111

図9に示すように、サブ制御部91は、前面扉1bが開放されてドア開放エラー状態となったとき(タイミングt2)から、リセットスイッチ23が操作されてドア開放エラーが解除されたとき(タイミングt3)までの期間において、エラー解除前報知態様でドア開放報知を行い、ドア開放エラーが解除されたとき(タイミングt3)から前面扉1bが閉鎖されたとき(タイミングt4)までの期間において、エラー解除後報知態様でドア開放報知を行う。

0112

なお、本実施の形態においては、前面扉1bが開放されるとドア開放エラー状態になり、リセットスイッチ23が操作されるとドア開放エラー状態が一旦解除されるが、その後、所定期間(たとえば、10秒間)が経過しても未だ前面扉1bが閉鎖されなければ、再度、前面扉1bの開放検知が有効になってドア開放エラー状態に制御される。

0113

このように、前面扉1bが開放状態にされ、かつドア開放エラーが解除されたとしても、所定期間が経過するまでに設定キースイッチ37や演出設定スイッチ80が操作されなければ、再度、前面扉1bの開放状態が検知されるため、店員以外の者が不正に設定確認や設定変更、あるいは音量段階や光量段階を設定させることを防止することができる。

0114

なお、リセットスイッチ23の操作によってドア開放エラー状態が一旦解除されたときには、エラー解除前報知態様からエラー解除後報知態様にドア開放報知の報知態様が変更され、その後、所定期間(たとえば、10秒間)が経過しても未だ前面扉1bが閉鎖状態にされずにドア開放エラー状態に再び制御されたときには、エラー解除後報知態様からエラー解除前報知態様にドア開放報知の報知態様が再び変更される。

0115

[払出率の設定確認および設定変更]
本実施の形態のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率(賭数設定に用いたメダルの総数と、入賞によって払い出されたメダルの総数との比率)が変わる。詳しくは、内部抽選などにおいて設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わる。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。払出率の点からでは、設定値として6が設定されているときが遊技者にとって最も遊技に関する有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど遊技に関する有利度が段階的に低くなる。

0116

払出率の設定値を確認するためには、ゲーム終了後、賭数が設定されていない状態で設定キースイッチ37を操作して、設定キースイッチ37をON状態にする必要がある。設定キースイッチ37をON状態にすると、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態であり、かつドア開放エラーが解除され、かつ設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態であることを条件に、遊技の進行が不可能な状態である設定確認状態に移行する。設定確認状態に移行すると、設定値表示器24にRAM41cから読み出された設定値が表示値として表示される。

0117

払出率を設定変更するためには、筐体1a内に設けられている電源ボックス100の電源スイッチ39を操作して、スロットマシン1の電源がON状態である場合には一旦OFF状態にし、さらに、設定キースイッチ37を操作して、設定キースイッチ37をON状態にしてから、スロットマシン1の電源をONする必要がある。設定キースイッチ37をON状態にしてスロットマシン1の電源をON状態にすると、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態であり、かつドア開放エラーが解除され、かつ設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態であることを条件に、遊技の進行が不可能な状態である設定変更状態に移行する。設定変更状態に移行すると、設定値表示器24にRAM41cから読み出された設定値が表示値として表示される。

0118

設定変更状態においては、設定スイッチ38が操作されると、設定値表示器24に表示された表示値が1ずつ更新されていく(設定6からさらに操作されたときは、設定1に戻る)。その後、スタートスイッチ7が操作されると、表示値を設定値として確定する。設定キースイッチ37がOFF状態にされると、確定した表示値(設定値)がRAM41cに格納され、遊技の進行が可能な状態に移行する。

0119

入賞役の種類]
図10および図11は、入賞役の種類、入賞役の図柄組み合わせ、及び入賞役に関連する技術事項について説明するための図である。名称欄には、入賞役の名称を示し、図柄の組合せ欄には、その入賞役が入賞となる図柄の組合せを示している。また、無効ラインに揃う図柄の組合せ欄には、入賞となる図柄の組合せが入賞ラインに停止したときに無効ラインに停止する図柄の組合せであって遊技者が認識しやすい図柄の組合せを示している。払出枚数欄には、入賞時に付与される価値(メダル払出、再遊技付与)を示している。また、図11の遊技状態欄には、入賞時に移行される遊技状態を示している。また、「/」は、「または」を示している。たとえば、図11昇格リプレイ2について、無効ラインに揃う図柄の組合せは、「リプレイ−リプレイ−ベル」または「プラム‐リプレイ‐ベル」となり、入賞時にはRT0に制御され、付与される価値は再遊技付与である。

0120

図12は、移行出目の図柄組合せを示す図である。移行出目は、左ベル1〜4、中ベル1〜4、右ベル1〜4が当選し、中段ベルの入賞条件となるリール以外を第1停止とし、かつ当選している上段ベルを取りこぼした場合に、入賞ラインLNに揃う出目である。RT0、2、3中において移行出目が入賞ラインLN上に停止すると、RT1へ移行される。

0121

図13は、メイン制御部41により制御される遊技状態の遷移を説明するための図であり、図14は、遊技状態及びRTの概要を示す図である。本実施形態におけるスロットマシン1は、リプレイが所定の当選確率(図14の上図の再遊技役欄の数値参照)で当選するRT0〜3のうち、開始条件が成立してから終了条件が成立するまで対応するいずれかのRTに制御される(図13の矢印に沿って示した入賞役あるいは出目参照、図14の上図の開始条件・終了条件欄の参照)。内部抽選されるリプレイの種類は、RTの種類毎に定められている(図14下図の丸印が抽選されるリプレイを示す)。

0122

図15および図16は、遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組合せを示す図である。抽選対象役欄には、その名称を示し、遊技状態欄には、RTの種類毎に、丸印でその抽選対象役が抽選対象であることを示し、丸印の下の数値により当選確率にかかわる判定値数を示している。たとえば、ベルは、RT0〜RT3いずれかの状態において、360/65536で当選する抽選対象役である。

0123

図17は、抽選対象役に含まれる入賞役の組合せを示す図である。たとえば、弱チェリーは、下段チェリーである。弱スイカは、右下がりスイカと、上段スイカと、中段スイカとを含む。よって、内部抽選で弱スイカに当選したときには、右下がりスイカと、上段スイカと、中段スイカとに当選したことになる。

0124

図18および図19は、複数の入賞役が同時当選したときのリール制御を説明するための図である。当選した抽選対象役毎に、押し順欄に示す押し順で停止操作されたときに、その右の停止する図柄組合せに示す入賞役の図柄組合せが入賞ラインLNに停止させるリール制御が行なわれる。たとえば、リプレイGR1が当選したときにおいて、押し順が左中右であるときは、昇格リプレイ1が導出されて、押し順が左中右以外であるときは通常リプレイが導出される。また、たとえば、左ベルが当選したときにおいて、押し順が左第1停止であるときは、右下がりベルが導出されて、押し順が左第1停止以外であれば、上段ベルまたは移行出目が導出される。

0125

スロットマシン1における“ゲーム”とは、狭義には、スタートスイッチ7が操作されてからリール2L〜2Rが停止するまでをいうが、ゲームを行う際にスタートスイッチ7の操作前の賭数設定や、リール2L〜2Rの停止後にメダルの払い出しや遊技状態の移行も行われるので、これらの付随的な処理も広義には“ゲーム”に含まれる。

0126

メイン制御部41は、ゲーム制御処理を行って1回のゲームを制御する。ゲーム制御処理では、まず、賭数設定やクレジット精算・賭数精算するためのBET処理が行われる。賭数設定後、スタートスイッチ7が操作されると乱数抽選により入賞の発生を許容するか否かを決定(内部抽選)するための内部抽選処理が行われる(図15図17など参照)。内部抽選処理が終了すると、リール回転処理が行われる。リール回転処理では、前回ゲームのリール回転開始から所定時間(たとえば、4.1秒)経過していることを条件に、リール2L〜2Rの回転を開始させた後、ストップスイッチ8L〜8Rを有効化し、停止操作に応じてリールの回転を停止させる(図18図19など参照)。

0127

リール2L〜2Rが停止してリール回転処理が終了すると、入賞ライン上の図柄組合せに基づいて入賞などが発生したか否かを判定する入賞判定処理が行われる(図10図12など参照)。入賞判定処理が終了すると、払出処理が行われる。払出処理では、入賞の発生に応じてメダルの払出しまたはクレジット加算が行われるとともに、入賞ライン上の図柄組合せに応じて遊技状態が移行される(図13図14など参照)。これにより、1ゲーム分のゲーム制御処理が終了し、次の1ゲーム分のゲーム制御処理が開始する。

0128

メイン制御部41は、ゲーム制御処理実行中において、遅延条件が成立したときにゲームの進行を所定期間に亘って遅延させるフリーズを発生させる処理を行う。遅延条件は、たとえば、所定の入賞役に当選あるいは入賞することや、消化ゲーム数が所定ゲーム数に到達することなどにより成立するものであってもよい。また、遅延させる対象は、たとえば、賭数設定が可能となるタイミングや、ゲーム進行のためのリール回転を開始させるタイミング、ゲーム進行のためのストップスイッチを有効化するタイミングなどであってもよい。

0129

[リールユニットについて]
次に、リールユニット2の詳細な構造について説明する。図20は、左リールのリール体200Lの構造を示す分解斜視図である。図21は、リール体200Lの側面図である。リール体200C、200Rはリール体200Cと同様の構造であるため、ここではリール体200Lについてのみ説明してリール体200C、200Rの説明は省略する。以下の説明においては、スロットマシンを正面から見たときの上下左右方向を基準として説明する。

0130

図20に示すように、リール2Lは、一面に複数種類の図柄が所定の順番で配列された帯状のリールシート400と、該リールシート400の左右端部を保持する円環状の保持枠401、402(リールホイールとも言う)と、から構成されている。保持枠401は、リールモータ32Lのロータ32dに相対回転不能に固着される円形状のリール取付盤405(表示帯取付部材)に複数のネジ405c(図20では一部を省略している)により、相対回動不能に取り付けられる円形状の取付板401aと、取付板401aから放射状に延設される複数の連結片401cに固定される環状部401bと、から構成される。保持枠402は、環状部のみにて構成される。また、図20では、図示していないが、保持枠401と保持枠402とを一体的に連結させるための一体化部材が、保持枠401と保持枠402に設けられている。保持枠401と保持枠402とを一体的に連結させることにより、環状部401bおよび保持枠402各々を上底面および下底面とする円柱形状が形成される。リール2Lは、一体的に連結された環状部401bおよび保持枠402各々の外周面にリールシート400を貼付することにより完成する。リール2Cおよびリール2Rについても同様である。

0131

リール支持板350Lは、合成樹脂材により板状に形成され、前端辺部は、側面視でリール2Lと同心をなし、かつ、該リール2Lよりも直径が小さい同心円の円弧形状に形成されており、この円弧状の前端辺部には、各リール2L、2C、2Rをリールボックス351に組み付けたときにおいて各リール2L、2C、2R間に形成される隙間を隠蔽する帯状のリール間隠蔽片410が、板状部の前端辺の長手方向に亘り該板状部に対し直交するように形成されている。

0132

リール支持板350Lの上辺部におけるリール間隠蔽片410の後端から後側に離れた位置には、リールボックス351に取り付けるネジ353aの取付穴411aを有する取付片411が上向きに突設されているとともに、下部には、リールボックス351に取り付けるネジ354aの取付穴412aを有する取付片412が突設されている。また、後端面には、3つのリールが収容されるリールボックスの凹溝に嵌合される凸部413が後向きに突設されているとともに、該凸部413の後端中央位置には、差込片が差し込まれる水平なスリット414が形成されている。

0133

下側の取付片412は、上側の取付片411よりも前面側(遊技者側)に配設されている。リールボックスの前面開口は上側に向けて背面側に傾倒するように形成されており、リールボックスの取付凹部が取付凹部よりも前面側(遊技者側)に配設されているのに対応している。このように構成されることで、組み付けられたリール2L、2C、2Rの前上部が前下部よりも大きく露呈する。そして、リール2L、2C、2Rは透視窓3の上方から下方に向けて図柄が移動するように縦回転するため、遊技者はリール2L、2C、2Rの前上部にて手前側に移動してくる図柄を見やすくなるので、図柄を狙いやすくなる。

0134

リール支持板350Lの左側面略中央位置には、リールモータ32Lが取り付けられる直方形状をなすモータ取付凸部415が、リール支持板350Lの左側面350aに突設されており、このモータ取付凸部415の取付面415bには、リールモータ32Lが、ロータ32dが左側を向くように右側方からネジ415aにより取り付けられている。

0135

モータ取付凸部415の前方には、LEDユニット55Lが取り付けられるLEDユニット取付凸部418が、リール支持板350Lの左側面350aに突設されており、このLEDユニット取付凸部418の取付面418bには、LEDユニット55Lが、左側方からネジ418aにより取り付けられている。

0136

リールLED55は、リフレクタ417と、前面の上段、中段、下段それぞれに、照射手段としての左右一対のリールLED55が配設されたリールLED基板416と、から構成され、リフレクタ417の背面には、リールLED基板416がネジ416aにより取り付けられている。

0137

リフレクタ417は、上段の2つのリールLED55を前方に臨ませる上穴、中段の2つのリールLED55を前方に臨ませる中穴、下段の2つのリールLED55を前方に臨ませる下穴がそれぞれ背面に形成されるとともに、各穴間区画する2枚の区画板により上・中・下段に区画されており、リール2Lにおける可変表示領域における上段の図柄、中段の図柄、下段の図柄それぞれを、リール2Lの内側、つまり、リールシート400の背面側から前方に向けて個別に照射できるようになっている。

0138

LEDユニット取付凸部418は、モータ取付凸部415から所定の隙間を隔てた前方位置に形成されており、これらモータ取付凸部415とLEDユニット取付凸部418との間には、補強用凸部425がモータ取付凸部415とLEDユニット取付凸部418とを連結するように形成されている。

0139

モータ取付凸部415及びLEDユニット取付凸部418は、左側面350aにおけるリール2Lにより囲まれる領域に形成されている。つまり、リールモータ32L及びLEDユニット55Lは、環状のリール2L内に納まるように配設される。

0140

図20及び図21に示すように、リール支持板350Lの左側面350aにおけるモータ取付凸部415の上方位置には、リールLED基板416に接続される配線C2を係止するための配線フック419が形成されているとともに、その後側には、リールLED基板416に接続される配線C2と、リールモータ32L及びリールセンサ33Lそれぞれに接続される配線が収束された配線C1と、をまとめて右側に挿通するための配線穴420が形成されている。

0141

[リールシート400について]
次に、図22を用いて、リールシート400について説明する。ここでは、左リール2Lのリールシート400Lについて説明するが、他のリール2C、2Rのリールシート400C、400Rについて構成は同様である。リールシート400は、環状に湾曲可能な帯状の透明部材に対して、図柄が印刷された帯状の図柄シートが長手方向に沿って接着されることにより形成される。リールシート400の図柄については、有色インク等で印刷され(たとえば、ベル図柄であれば黄色で印刷され)、図柄以外の部分については、所定の色(本実施の形態では白色)インクなどで印刷されている。つまり、白色を背景とし、所定間隔で図柄が描かれたリールシート400が形成される。

0142

さらに、本実施の形態では、「7」図柄(網7、黒7、白7)に、透過部502が設けられる。本実施の形態の透過部502は星形形状である。透過部502は、透過部502以外の部分よりも、透過率透過度)が高くなる処理が施されている。したがって、リールLED55Lから照射された光の透過する光量は、透過部502の方が、透過部502以外の部分よりも多くなる。このため、「7」図柄に照射されたときには、透過部502が光っているように、遊技者に視認させることができる。

0143

さらに、透過部502は縮み印刷により形成されている。縮み印刷とは、図柄の表面にシワを発生させることにより、光の乱反射を生じさせる印刷手法である。したがって、LEDユニット55Lから透過部502に光が照射されることにより、当該光が乱反射され透過部502を輝かせて(つまり、星がキラキラするように)遊技者に視認させることができる。透過部502については、透過部502以外の部分よりも透過率が高ければよく、縮み印刷を施さないようにしてもよい。

0144

リールシート400Lの両端のうち、図柄番号が「0」の図柄(「スイカ」図柄)側の端を「一端505」とし、図柄番号が「20」の図柄(「ベル」図柄)側の端部を「他端504」とする。また、リールシート400の全領域は、全体図柄領域512と余り領域508Xとを含む。全体図柄領域512は、図柄が印刷される範囲内の領域である。また、余り領域508Xは、リールシート400の全領域のうち、一端505側の領域である。本実施の形態では、余り領域508Xは、図柄が印刷されていない領域である。

0145

次に、各図柄の図柄領域について説明する。図柄領域は、各図柄が描かれる仮想的な(つまり、遊技者などからは視認できない)領域である。図柄領域は、全体図柄領域512の長手方向において、図柄の総数(本実施の形態では21個)で分割した矩形上の領域であり、全ての図柄領域は、同一の形状である。図柄領域の横辺の長さはリールシート400の幅となり、図柄領域の縦辺の長さは、全体図柄領域512の長手方向の長さを図柄の総数で分割した長さとなる。図柄シートの各図柄領域の中央に各図柄が形成されることで、各図柄を均等に(つまり、隣接する図柄間の距離を同一に)印刷することができる。図23に示すように、たとえば、図柄番号20のベル図柄の図柄領域は、図柄領域513Xである。

0146

リールシート400のうち、余り領域508Xを有する箇所を「余り部508」とし、図柄領域513Xを有する箇所を「他端部513」とする。なお、図柄領域513Xの下辺を示す線は図柄領域513Xを特定しやすくするために記載したものであり、実際には線は描かれていない。

0147

次に、余り領域508Xの詳細について説明する。余り領域508Xは、着色領域508Cと透明領域508Dとを含む。着色領域508Cは、全体図柄領域512における装飾と同じ装飾が施された領域であり、つまり、図柄そのものが形成されている領域以外の領域の色(白色)と同一の色が着色(装飾)されている領域である。また、透明領域508Dは着色(装飾)されておらず、透明となっている。該透明領域508Dは、透明部材の一部である。図柄シートの図柄が印刷されている領域は、全体図柄領域512と着色領域508Cに相当する。つまり、図柄シートの長手方向の長さを、透明部材の長手方向の長さよりも短くすることができるので、該図柄シートのコストを削減できる。また、透明部材の長手方向の長さは、図柄シートの長手方向の長さ以上であればよい。

0148

全体図柄領域512と着色領域508Cとの境界線を「第1ライン508A」とし、着色領域508Cと透明領域508Dとの境界線を「第2ライン508B」という。なお、第1ライン508Aおよび第2ライン508Bは、着色領域508Cと、透明領域508Dとを特定しやすくするために記載したものであり、実際には第1ライン508Aおよび第2ライン508Bは描かれていない。

0149

また、互いに隣接する図柄と図柄の間(たとえば、隣接する図柄領域において一致する辺上)であり、かつリールシート400Lの側方には、図柄とは別の装飾図柄506が印刷されている。図22の例では、装飾図柄506は、黒塗りされた菱形である。また、リールシート400Lの他端504には、装飾図柄506の下半分である第1装飾図柄506aが印刷されている。第1装飾図柄506aは、装飾図柄506の下半分であることから、三角形状である。図22の例では、該三角形状の一辺が、他端504の辺上に位置するように第1装飾図柄506aは印刷されている。また、着色領域508Cには、装飾図柄の上半分である第2装飾図柄506bが印刷されている。第1装飾図柄506aは、装飾図柄506の下半分であることから、三角形状である。図22の例では、該三角形状の一辺が、第2ライン508B上に位置するように第2装飾図柄506bは印刷されている。

0150

[リールシート400の巻き付け処理]
次に、図23を用いて、リールシート400の巻き付け方について説明する。リールシート400の巻き付けは、作業員手作業で実行するようにしてもよく、巻き付け装置により自動的に実行するようにしてもよい。本実施の形態では、作業員により手作業でリールシート400の巻き付けを行う一例について説明する。また、リールシート400の長手方向に沿って、両側方の縁であって、保持枠401、402に接着される位置に接着部が設けられている。ここで、接着部とは、接着剤や、両面テープなどである。

0151

次に、リールシート400の巻き付け処理の流れについて説明する。まず、作業台の上に、全体図柄領域512の面が下向きになるようにリールシート400を広げて載置する。そして、保持枠401の環状部401bに付加された目印401dと、一端505とを一致させて、リールシート400の一側方と、環状部401bの外周部分とが、接着部により接着されるように、作業員が、リールシート400の延伸方向に保持枠401を転動させる。また、保持枠401を転動させることで、保持枠402も一体的に転動することから、リールシート400の他側方に設けられた接着部により、リールシート400の他側方と、保持枠402の環状部分とも接着される。

0152

他端部513が余り部508よりも外側(上側)になるように、該他端部513と余り部508とが重ねられてリールシート400Lは巻かれる。つまり、図柄領域に描かれた図柄(図23の例では、ベル図柄)が外向きになるように、リールシート400はリール枠に対して環状に巻かれる。これにより、他端部513の図柄領域に描かれたベル図柄は、外側に臨むようになる。また、「余り部508の両面のうち、他端部513と対向する面(余り領域508Xの面)」、および「他端部513の両面のうち、ベル図柄が描かれている面と反対側の面」のうち少なくとも一方に接着部が設けられる。本実施の形態では、透明領域508Dに接着部が形成されて、該接着部により、図柄領域513Xが余り領域508Xと接着されて、リールシート400は、の保持枠401、402に巻かれる。

0153

位置ずれ検査方法について]
次に、各リール2L、2C、2Rの位置ずれの検査方法について説明する。図24、25は、リールシート400と、該リールシート400が環状に巻かれた保持枠401、402との側面図、斜視図である。リールシート400には、図24及び図25に示すように、該リールシート400の余り部508と他端部513とが重ねられることにより継ぎ目400aおよび重複部分422が形成される。

0154

また、リールシート400は、保持枠401、402に対してその継ぎ目400aが特定の位置となるように取り付けられる。詳しくは、図24に示すように、保持枠401をリール取付盤405に相対回動不能に取り付け、さらにリール取付盤405をリールモータ32Lのロータ32dに相対回動不能に取り付け、リールユニット2を構成するリールボックス351に組み付けられた状態で、リール2Lが、リールセンサ33Lによってリール2Lの特定箇所切欠部408)が検出される基準状態になった場合に、前面扉1bに形成された透視窓3を透して継ぎ目400aが視認可能となる位置となるようにリールシート400が保持枠401、402に対して取り付けられる。

0155

リール2Cについても同様であり、保持枠401をリール取付盤405に相対回動不能に取り付け、さらにリール取付盤405をリールモータ32Cのロータ32dに相対回動不能に取り付け、リールユニット2を構成するリールボックス351に組み付けられた状態で、リール2Cが、リールセンサ33Cによってリール2Lの特定箇所(切欠部408)が検出される基準状態になった場合に、前面扉1bに形成された透視窓3を透して継ぎ目400aが視認可能となる位置となるようにリールシート400が保持枠401、402に対して取り付けられる。

0156

リール2Rについても同様であり、保持枠401をリール取付盤405に相対回動不能に取り付け、さらにリール取付盤405をリールモータ32Rのロータ32dに相対回動不能に取り付け、リールユニット2を構成するリールボックス351に組み付けられた状態で、リール2Rが、リールセンサ33Rによってリール2Rの特定箇所(切欠部408)が検出される基準状態になった場合に、前面扉1bに形成された透視窓3を透して継ぎ目400aが視認可能となる位置となるようにリールシート400が保持枠401、402に対して取り付けられる。

0157

このため、図25に示すように、リール2L、2C、2Rがそれぞれ基準状態になった場合に、リール2L、2C、2Rそれぞれの継ぎ目400aが、リールボックス351に被覆されることなく視認可能となる位置であり、かつリールユニット2を筐体1aに取り付けて、前面扉1bによりその開放面を閉塞した状態において、前面扉1bに形成された透視窓3を透して視認可能となる位置に、一直線上に並ぶようになっている。

0158

次に、リールシート400の位置ずれを発見するための検査方法について説明する。スロットマシン1の製造工程においてリールユニット2を筐体1aに取り付ける前にリールシート400と保持枠401、402との位置ずれを検査する場合には、リール2L、2C、2Rをリールボックス351に組み付けた状態で、リールセンサ33L、33C、33Rと、リール取付盤405の切欠部408と、を一致させる。すなわちリール2L、2C、2Rの継ぎ目400aが特定の位置となるようにリール2L、2C、2Rを移動させる。この際、リールセンサ33L、33C、33Rにより切欠部408が検出されるまでリールモータ32L、32C、32Rに対して駆動信号を入力させることによりリールセンサ33L、33C、33Rと、リール取付盤405の切欠部408と、を一致させることができる。

0159

そして、上記のリールユニット2を規定の位置に配置し、レーザーラインを照射する。この際、レーザーラインは、リールユニット2に組み付けられたリール2L、2C、2Rが、リールセンサ33L、33C、33Rと、リール取付盤405の切欠部408と、を一致させた場合にその継ぎ目400aが位置すべき位置を直線上に照射するようになっており、継ぎ目400aの位置と、レーザーラインが照射する位置と、を比較することにより、一致しなければリールシート400と保持枠401、402との位置ずれが生じていることを発見できる。なお、図24記載の検査器具については、変形例で説明する。

0160

[第1ライン508A、および第2ライン508Bについて]
次に、第1ライン508Aおよび第2ライン508Bについて説明する。本実施の形態では、作業員の手作業により、各リール2L、2C、2Rのリールシートが保持枠401、402に巻かれるとして説明した。したがって、作業員の技量により、リールシート400を適切に巻けない場合がある。図26(A)は、リールシート400が適切に巻けられた場合の継ぎ目400a付近を示した図であり、図26(B)は、リールシート400が適切に巻けなかった場合の継ぎ目400a付近を示した図である。

0161

本実施の形態では、図26(A)に示すように、リールシート400の適切な巻き方は、リールシートの他端504と、第1ライン508Aとが一致するような巻き方である。このような適切な巻き方がされることにより、隣接する図柄間の間隔を全て等しくすることができる。しかし、作業レベルが低い作業員によっては、適切に巻けない場合がある(不適切に巻く場合がある)。たとえば、リールシートの他端504と、第1ライン508Aとが一致せずに、リールシート400が巻かれる場合がある。たとえば、リールシート400不適切な巻き方として、該他端504と第2ライン508Bとが一致して巻かれる場合がある。このように不適切な巻き方がされた場合であっても、図26(B)に示すように、全体図柄領域512と同一の着色が施されている着色領域508Cが露出されることから、リールシート400が不自然見えることを防止できる。

0162

なお、他端504と第2ライン508Bとが一致して、リールシート400が巻かれた場合には、図柄番号20のベル図柄と図柄番号0のスイカ図柄との距離と、他の図柄番号の隣接する図柄間の距離とが異なるようになる。しかしながら、他端504と第2ライン508Bとが一致して、リールシート400が巻かれた場合には、第1装飾図柄506aと第2装飾図柄506bとが組み合わせられることにより、装飾図柄506が形成される。したがって、不適切な巻き方がされた場合であっても、このような距離が異なる事象により生じる不自然さを軽減できる。

0163

なお、図26(A)に示すように、リールシート400が適切に巻かれた場合には、第2装飾図柄506bのみが露出されず、第1装飾図柄506aのみが露出される。遊技者は通常、リールの図柄に対して注目し、装飾図柄506については注目しない。したがって、リールシート400が適切に巻かれて、第2装飾図柄506bのみが露出されず、第1装飾図柄506aのみが露出されたとしても、リールシート400が不自然に見えることを防止できる。

0164

また、他端504と、第1ライン508Aとが一致せず、他端504が、着色領域508C内に位置するようにリールシート400が巻き付けられたとしても、該他端504から第1ライン508Aまでの着色領域が露出されることになるから、リールシート400が不自然に見えることを防止できる。

0165

[透過させるための加工について]
次に、図27を用いて、LEDユニット55から照射された光を透過させるための加工について説明する。図27(A)は、透過部502を有する「7」図柄を裏側から見た図であり、図27(B)は、透過部502を有さない図柄である「ベル」図柄を裏側から見た図である。

0166

図27(A)に示すように、「7」図柄が描かれた全領域のうち、透過部502の領域については、フレーム550が施されていないが、透過部502以外の領域については、フレーム550が施されている。フレーム550とは、LEDユニット55からの光の透過率を下げる部材である。したがって、透過部502の領域では、当該透過部502以外の領域よりも光の透過率を向上させることができる。また、透過部502については、縮み印刷が施されていることから、LEDユニット55から照射された光を透過部502において乱反射させることができ、透過部502を輝かせて遊技者に視認させることができる。一方、「7」図柄以外の図柄(図27(B)の例では、ベル図柄)は、透過部502を有さないことから、全ての領域においてフレーム550が施される。

0167

なお、フレーム550の施し方については、まず、図柄シートの全体図柄領域512に対して、図柄を印刷した後に、図柄シートを反転させて、各図柄の輪郭をかたどったフレーム550を該図柄と同座標に印刷する(各図柄の裏側をフレームで被覆する)ようにしてもよい。また、図柄の印刷とフレームの印刷を同時に行う(つまり、図柄とフレームとの両面印刷)ようにしてもよい。また、図柄シートの全体図柄領域512に対して、図柄を印刷した後に、作業員などによる手作業で、各図柄の輪郭をかたどったフレーム550を張り付ける(各図柄の裏側をフレームで被覆する)ようにしてもよい。また、図27の例では、各図柄の輪郭をかたどったフレーム550を用いた例を説明しているが、たとえば、1のフレームで全ての図柄を被覆するようにしてもよい。

0168

1のフレームとは、たとえば、全体図柄領域512と同一の形状のフレームである。また、透明部材をフレームとして、図柄シートを貼り付けるようにしてもよい。これらの構成であっても、該フレームをくり抜くなどをして透過部502を形成するようにしてもよい。

0169

また、本実施の形態では、フレームを形成することにより、光の透過率を低下させるとして説明したが、光の透過率を向上させるようなフレームを形成させるようにしてもよい。

0170

[リールシート400の重複部分422について]
次に、図28を用いて、リールシート400の重複部分422において、図柄領域513Xと余り領域508Xの関係について説明する。図28の例において、太線は、リールシート400の重複部分422を示している。本実施の形態では、図28(A)に示すように図柄領域513Xの面積と余り領域508Xの面積とが等しく設計されている。また、本実施の形態では、余り領域508Xの全領域に接着部が形成されて、該接着部により、余り部508が他端部513に接着される。図28(B)、(C)については変形例で説明する。

0171

AT抽選処理について]
メイン制御部41は、所定のAT抽選契機が成立したときにアシストタイム(以下、ATという)に制御するか否かを抽選するAT抽選処理を行う。所定のAT抽選契機は、AT抽選対象役が当選したことにより成立する契機である。AT抽選対象役は、弱スイカ、強スイカ、弱チェリー、中段チェリー、強チェリーである。

0172

サブ制御部91は、メイン制御部41によりATに制御すると決定された(以下、「AT当選」という。)ときには、所定のAT当選報知契機が成立したときにAT当選を遊技者に対して報知するAT報知処理を行った後に、ATに制御するAT制御処理を行う。本実施の形態のAT抽選処理では、ナビストックを付与するか否かおよび付与する場合にはナビストック数を決定し、AT制御処理では、付与されているナビストック数に応じてATに制御する。1ナビストックは、たとえば50ゲーム消化するまでATに制御可能となる。AT報知処理では、AT当選したこと、または、AT当選したことにより付与されるナビストックを報知する。

0173

また、サブ制御部91は、AT中においては、内部抽選処理によりたとえば図18図19に示す所定のナビ対象役に当選したときに送信されるコマンド受信時に、遊技者にとって有利な図柄組合せを入賞ラインLN上に停止させるための操作手順(押し順)を特定可能なナビ演出を実行する。このため、ATに制御されることにより、遊技者は有利となる。有利な図柄組合せとは、たとえば、リプレイGR1〜6当選時には昇格リプレイをいい、リプレイGR11〜13当選時には通常リプレイをいい、リプレイGR21〜23当選時には特殊リプレイをいい、左ベル1〜右ベル4当選時には右下がりベルあるいは中段ベルをいう。

0174

図29は、AT抽選用テーブルの一例を示したものである。図29の例では、たとえば、AT抽選対象役としての弱スイカが当選したときには、95%の確率でナビストックが付与されないことが決定され、5%の確率で1ナビストックが付与されることが決定される。他のAT抽選対象役(強スイカ、弱チェリー、中段チェリー、強チェリー)が当選したときのAT当選確率、および付与されるATゲーム数の振分率については、図29に示す通りである。図29のAT抽選用テーブルは、メイン制御部41のROM41bに予め格納されている。以下では、1以上のナビストックの付与が決定されることを「ナビストック当選」という。

0175

[ボタン演出について]
サブ制御部91は、AT当選した可能性を示唆するボタン演出を実行可能である。該ボタン演出を実行することにより、AT当選したかといった期待感を遊技者に抱かせることができる。ボタン演出は、液晶表示器51の所定表示領域51Aにボタン画像を表示することにより(図31参照)、演出用スイッチ56の操作を遊技者に対して要求する演出である。ボタン画像は、演出用スイッチ56を模倣した画像の中央に「PUSH」という文字画像が表示される画像である。ボタン演出を実行することにより、AT当選したのではないかといった期待感を遊技者に抱かせると共に、ゲームを進行させる以外の操作を遊技者に実行させることができ、遊技の興趣を向上させることができる。

0176

メイン制御部41は、AT抽選対象役が当選したことによりAT抽選を実行した場合には、決定された付与ナビストック数(0〜3のいずれか)を特定可能なナビストック数コマンドをサブ制御部91に対して送信する。サブ制御部91は、受信したナビストック数コマンドを解析することにより、AT抽選により付与されるナビストック数を特定できる。

0177

サブ制御部91は、ナビストック数コマンドを受信したときに、ボタン演出決定用テーブルと、該ナビストック数コマンドから特定されたナビストック数とに基づいてボタン演出を実行するか否か、およびボタン演出の態様を決定するボタン演出決定処理を実行する。ここで、ボタン演出の態様(またはボタン画像の態様)として、色彩態様、大きさ態様、および位置態様という3種類の態様がある。色彩とは、たとえば、色、色取り、色合い、模様、および柄などを含む概念である。

0178

色彩態様は、ボタン画像の色彩を示す態様である。色彩態様は、白色態様と、縞模様態様と、虹色(レインボー)態様とを含む。白色態様は、ボタン画像を白色で表示する態様である。縞模様態様は、ボタン画像を縞模様で表示する態様である。虹色態様はボタン画像を虹色で表示する態様である。白色態様<縞模様態様<虹色態様となるような関係で、ナビストック数の期待値は高くなる。ここで、ナビストックの期待値とは、ナビストックの付与に関して遊技者が抱く期待度の高さを示す値であって、ナビストックに当選している可能性(割合または確率)の高さ、および、付与されているナビストック数の量(多さ)の双方を含む概念である。なお、変形例として、ナビストックの期待値には、ナビストックの当選確率、および付与ナビストック数のうちいずれか一方を含む概念としてもよい。

0179

このように、虹色態様が、付与されるナビストック数の期待値が最も高い態様であり、縞模様態様が、付与されるナビストック数の期待値が2番目に高い態様であり、白色態様が、付与されるナビストック数の期待値が最も低い態様である。

0180

大きさ態様は、ボタン画像の大きさを示す態様である。大きさ態様は、小態様と、大態様とを含む。小態様は、ボタン画像を小さく表示する態様である。大態様は、小態様よりもボタン画像を大きく表示する態様である。小態様<大態様となるような関係で、ナビストック数の期待値は高くなる。

0181

位置態様は、ボタン画像の位置を示す態様である。位置態様は、左態様と、右態様とを含む。左態様は、遊技者から見て所定表示領域51Aの左側にボタン画像を表示する態様である。右態様は、遊技者から見て所定表示領域51Aの右側にボタン画像を表示する態様である。左態様<右態様となるような関係で、ナビストック数の期待値は高くなる。

0182

図30は、ボタン演出決定処理で用いられるボタン演出決定用テーブルの一例を示したものである。図30の例では、ボタン演出の種類として、第1演出〜第6演出が定められている。図30の記載では、第1演出〜第6演出それぞれ下方の括弧書きで、該第1演出〜第6演出それぞれの態様として、ボタン画像の色(色彩態様)、ボタン画像の大きさ(大きさ態様)、ボタン画像の位置(位置態様)を示している。たとえば、第1演出の色彩態様は白態様であり、大きさ態様は小態様であり、位置態様は左態様であり、図30では(白、小、左)と示している。第1演出〜第6演出を実行するためのボタン演出データは、サブ制御部91のROM91bに予め格納されている。

0183

ここで、図30の※印で示すように、(、小、左)、(、小、左)、(縞、大、左)、(虹、大、左)、(縞、小、右)、(虹、小、右)のボタン演出データについては存在しない(ROM91bに格納されていない)。つまり、縞模様態様であるボタン画像は、小態様および左態様のうちいずれの態様でも表示されない。虹色態様であるボタン画像は、小態様および左態様のうちいずれの態様でも表示されない。

0184

図30の例では、付与することが決定されたナビストック数に応じて、「ボタン演出実行なし」、および第1演出〜第6演出それぞれについて、決定確率振り分けられている。たとえば、付与することが決定されたナビストック数が0の場合には、「ボタン演出実行なし」が決定される確率は62%、第1演出〜第4演出の実行が決定される確率はそれぞれ9%、第5演出の実行が決定される確率は2%、第6演出の実行が決定される確率は0%となる。

0185

図30の例では、付与することが決定されたナビストック数が多いほど第5演出または第6演出が実行される割合が高くなるようにボタン演出決定用テーブルは設定されている。一方、付与することが決定されたナビストック数が少ないほどボタン演出実行なし、または第1演出が実行される割合が高くなるようにボタン演出決定用テーブルは設定されている。

0186

このように、たとえば、第5演出または第6演出が実行されることにより、ナビストック数の期待値が高いという期待感を遊技者に抱かせることができ、たとえば、第1演出が実行されることによりナビストック数の期待値が少ないと予想させることができる。

0187

図31は、ボタン演出の具体例を示したものである。図31(A)は、第5演出が実行されることにより表示されたボタン画像600Aを示したものである。ボタン画像600Aは、縞模様であり、表示領域51Aの右側に大きく表示される画像である。なお、第6演出は、特に図示しないが、ボタン画像600Aの縞模様が虹色に代替されたボタン画像が表示される演出である。

0188

図31(B)は、第1演出が実行されることにより表示されたボタン画像600Bを示したものである。ボタン画像600Bは、白色態様であり、左態様かつ小態様で表示される画像である。

0189

図31(C)は、第3演出が実行されることにより表示されたボタン画像600Cを示したものである。ボタン画像600Cは、白色態様であり、右態様かつ小態様で表示される画像である。

0190

図31(D)は、第4演出が実行されることにより表示されたボタン画像600Dを示したものである。ボタン画像600Dは、白色態様であり、右態様かつ大態様で表示される画像である。なお、特に図示しないが、第2演出は、ボタン画像600Dが左側に(右態様ではなく左態様で)表示される演出である。

0191

このように、白色のボタン画像は、大きく表示されることもあり、小さく表示されることもある。

0192

一方、図30の※印で示したボタン演出データに基づくボタン画像は表示されることはない。たとえば、図31(E)に示すように、縞模様のボタン画像は、小態様および右態様で表示されることはない。また、図31(F)に示すように、縞模様のボタン画像は、小態様および左態様で表示されることはない。つまり、縞模様のボタン画像は小態様で表示されることはない。また、縞模様のボタン画像については、虹色のボタン画像に代替され、図31(E)、図31(F)に示すように、虹色のボタン画像も小態様で表示されることはない。

0193

このように、縞模様のボタン画像または虹色ボタン画像は、小さく表示されることはなく大きく(大態様で)表示される。また、縞模様のボタン画像または虹色ボタン画像は、表示領域51Aの左側に表示されることはなく右側に(右態様で)表示される。

0194

なお、第2演出は実行しないようにしてもよい。つまり、(白、大、左)のボタン演出データについてはROM91bに格納しないようにしてもよい。第2演出を実行することにより、大態様である白いボタン画像が左態様に表示されることから、遊技者にナビストック数の期待値を認識させ難くなる虞があるからである。

0195

[ドア開放エラー解除処理]
図32を参照しながら、メイン制御部41が実行するドア開放エラー解除処理について説明する。ドア開放エラー解除処理は、店員がドア開放エラー状態を解除するための処理であり、割込処理によって実行される。

0196

メイン制御部41は、リセットスイッチ23が操作されたか否かを判定する(S10)。メイン制御部41は、リセットスイッチ23が操作されていないと判定したときには(S10でN)、ドア開放エラー解除処理を終了する。

0197

一方、メイン制御部41は、リセットスイッチ23が操作されたと判定したときには(S10でY)、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であるか否かを判定する(S11)。メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がOFF状態であると判定したときには(S11でN)、エラーの解除の異常を特定可能なエラー解除異常コマンドをサブ制御部91に対して送信し(S12)、ドア開放エラー解除処理を終了する。つまり、メイン制御部41は、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていないにも関わらず、エラー状態を解除するためにリセットスイッチ23が操作されたときに、サブ制御部91に対してエラー解除異常コマンドを送信する。

0198

サブ制御部91は、エラー解除異常コマンドを受信したときに、エラー解除の異常を特定可能な情報を報知する。たとえば、サブ制御部91は、液晶表示器51の画面上に「エラー解除異常」の文字画像を表示するとともに、スピーカ53、54から「エラー解除の異常です」の音声を出力する。

0199

一方、メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であると判定したときには(S11でY)、ドアセンサ60の検知信号がON状態であるか否かを判定する(S13)。メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がOFF状態であると判定したときには(S13でN)、ドア開放エラー解除処理を終了する。

0200

一方、メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がON状態であると判定したときには(S13でY)、現在がドア開放エラー状態であるか否かを判定する(S14)。メイン制御部41は、ドア開放エラー状態ではない、つまり、すでにドア開放エラーが解除されていると判定したときには(S14でN)、ドア開放エラー解除処理を終了する。

0201

一方、メイン制御部41は、未だドア開放エラー状態であると判定したときには(S14でY)、リセットスイッチ23のカバー23aが開放されているか否かを判定する(S15)。メイン制御部41は、リセットスイッチ23のカバー23aが閉鎖されていると判定したときには(S15でN)、ドア開放エラー解除処理を終了する。

0202

一方、メイン制御部41は、リセットスイッチ23のカバー23aが開放されていると判定したときには(S15でY)、S10におけるリセットスイッチ23の操作に基づく操作信号を有効に受け付け、ドア開放エラー状態を解除する(S16)。その後、メイン制御部41は、ドア開放エラーが解除されたことを特定可能なドア開放エラー解除コマンドをサブ制御部91に送信し(S17)、ドア開放エラー解除処理を終了する。

0203

このように、本実施の形態においては、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態であることを条件に、リセットスイッチ23の操作に基づく操作信号が有効に受け付けられてドア開放エラーが解除される。言い換えると、リセットスイッチ23が操作されても、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないとき、さらには、前面扉1bが閉鎖状態であるときには、リセットスイッチ23の操作に基づく処理が行われず、ドア開放エラーの解除が禁止される。これにより、ドア開放エラーの解除が不正に行われてしまうことを防止することができる。

0204

しかも、リセットスイッチ23はカバー23aで覆われており、カバー23aの開放が検知されないとリセットスイッチ23の操作が有効に受け付けられず、ドア開放エラー状態を解除することができない。このため、不正にドア開放エラー状態を解除することをより効果的に防止することができる。

0205

また、本実施の形態においては、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていないにも関わらず、エラー状態を解除するためにリセットスイッチ23が操作されたときには、液晶表示器51の画面上に「エラー解除異常」の文字画像を表示されるとともに、スピーカ53、54から「エラー解除の異常です」の音声が出力されるため、外部にエラー解除異常の発生を報知することができる。

0206

[設定確認処理]
図33を参照しながら、メイン制御部41が実行する設定確認処理について説明する。設定確認処理は、店員が払出率の設定値を確認するための処理であり、割込処理によって実行される。

0207

メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態となるように鍵操作されたか否かを判定する(S20)。メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態にされていないと判定したときには(S20でN)、設定確認処理を終了する。

0208

一方、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態にされたと判定したときには(S20でY)、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であるか否かを判定する(S21)。メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がOFF状態であると判定したときには(S21でN)、設定確認の異常を特定可能な設定確認異常コマンドをサブ制御部91に対して送信し(S22)、設定確認処理を終了する。つまり、メイン制御部41は、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていないにも関わらず、設定確認するために設定キースイッチ37が操作されたときに、サブ制御部91に対して設定確認異常コマンドを送信する。

0209

サブ制御部91は、設定確認異常コマンドを受信したときに、設定確認の異常を特定可能な情報を報知する。たとえば、サブ制御部91は、液晶表示器51の画面上に「設定確認異常」の文字画像を表示するとともに、スピーカ53、54から「設定確認の異常です」の音声を出力する。

0210

一方、メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であると判定したときには(S21でY)、ドアセンサ60の検知信号がON状態であるか否かを判定する(S23)。メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がOFF状態であると判定したときには(S23でN)、設定確認処理を終了する。

0211

一方、メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がON状態であると判定したときには(S23でY)、ドア開放エラーが解除されているか否かを判定する(S24)。メイン制御部41は、未だドア開放エラーが解除されていないと判定したときには(S24でN)、設定確認処理を終了する。

0212

一方、メイン制御部41は、ドア開放エラー状態がすでに解除されていると判定したときには(S24でY)、設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態であるか否かを判定する(S25)。メイン制御部41は、設定キー挿入センサ37bの検知信号がOFF状態であると判定したときには(S25でN)、サブ制御部91に対して設定確認異常コマンドを送信し(S22)、設定確認処理を終了する。つまり、メイン制御部41は、鍵穴37aへの設定キー37dの挿入が検知されていないにも関わらず、設定確認するために設定キースイッチ37が操作されたときに、サブ制御部91に対して設定確認異常コマンドを送信する。

0213

一方、メイン制御部41は、設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態であると判定したときには(S25でY)、S20における設定キースイッチ37の操作に基づく操作信号を有効に受け付け、サブ制御部91に対して設定確認状態に移行することを特定可能な確認開始コマンドを送信し(S26)、設定確認状態に移行する(S27)。

0214

設定確認状態において、メイン制御部41は、RAM41cから現在の設定値を読み出し、読み出した設定値を表示値に変換し(S28)、変換した表示値を設定値表示器24に表示する(S29)。

0215

その後、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がOFFとなるように鍵操作されたか否かを判定する(S30)。メイン制御部41は、設定キースイッチ37がOFF状態にされていないと判定したときには(S30でN)、設定キースイッチ37がOFF状態にされるまで待機する。

0216

一方、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がOFF状態にされたと判定したときには(S30でY)、サブ制御部91に対して設定確認状態を終了することを特定可能な確認終了コマンドを送信し(S31)、設定確認状態を終了する(S32)。その後、メイン制御部41は、設定確認処理を終了する。

0217

このように、本実施の形態においては、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態であり、かつドア開放エラーが解除され、かつ設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態であることを条件に、設定キースイッチ37の操作に基づく操作信号が有効に受け付けられて設定確認状態に移行する。言い換えると、設定キー37dを用いることなく設定キースイッチ37の鍵操作が不正にされてしまっても、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないとき、前面扉1bが閉鎖状態であるとき、ドア開放エラーが解除されていないとき、さらには、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されていないときには、設定キースイッチ37の操作に基づく処理が行われず、設定確認状態への移行が禁止される。これにより、不正に設定値を確認されてしまうことを防止することができる。

0218

また、本実施の形態においては、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていない、さらには、鍵穴37aへの設定キー37dの挿入が検知されていないにも関わらず、設定確認するために設定キースイッチ37が操作されたときには、液晶表示器51の画面上に「設定確認異常」の文字画像を表示されるとともに、スピーカ53、54から「設定確認の異常です」の音声が出力されるため、外部に設定確認異常の発生を報知することができる。

0219

[設定変更処理]
図34を参照しながら、メイン制御部41が実行する設定変更処理について説明する。設定変更処理は、店員が払出率の設定値を変更するための処理であり、割込処理によって実行される。

0220

メイン制御部41は、電源の切替後に設定キースイッチ37がON状態にされたか否かを判定する(S40)。つまり、メイン制御部41は、スロットマシン1の電源がOFF状態からON状態に切り替わったときに、設定キースイッチ37がON状態になっているか否かを判定する。メイン制御部41は、設定キースイッチ37がOFF状態であると判定したときには(S40でN)、設定変更処理を終了する。

0221

一方、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態であると判定したときには(S40でY)、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であるか否かを判定する(S41)。メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がOFF状態であると判定したときには(S41でN)、設定変更の異常を特定可能な設定変更異常コマンドをサブ制御部91に対して送信し(S42)、設定変更処理を終了する。つまり、メイン制御部41は、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていないにも関わらず、設定変更するために設定キースイッチ37が操作されたときに、サブ制御部91に対して設定変更異常コマンドを送信する。

0222

サブ制御部91は、設定変更異常コマンドを受信したときに、設定変更の異常を特定可能な情報を報知する。たとえば、サブ制御部91は、液晶表示器51の画面上に「設定変更異常」の文字画像を表示するとともに、スピーカ53、54から「設定変更の異常です」の音声を出力する。

0223

一方、メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であると判定したときには(S41でY)、ドアセンサ60の検知信号がON状態であるか否かを判定する(S43)。メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がOFF状態であると判定したときには(S43でN)、設定変更処理を終了する。

0224

一方、メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がON状態であると判定したときには(S43でY)、ドア開放エラーが解除されているか否かを判定する(S44)。メイン制御部41は、未だドア開放エラーが解除されていないと判定したときには(S44でN)、設定変更処理を終了する。

0225

一方、メイン制御部41は、すでにドア開放エラーが解除されていると判定したときには(S44でY)、設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態であるか否かを判定する(S45)。メイン制御部41は、設定キー挿入センサ37bの検知信号がOFF状態であると判定したときには(S45でN)、サブ制御部91に対して設定変更異常コマンドを送信し(S42)、設定変更処理を終了する。つまり、メイン制御部41は、鍵穴37aへの設定キー37dの挿入が検知されていないにも関わらず、設定変更するために設定キースイッチ37が操作されたときに、サブ制御部91に対して設定変更異常コマンドを送信する。

0226

一方、メイン制御部41は、設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態であると判定したときには(S45でY)、S40における設定キースイッチ37の操作に基づく操作信号を有効に受け付け、サブ制御部91に対して設定変更状態に移行することを特定可能な設定開始コマンドを送信する(S46)。その後、メイン制御部41は、設定変更状態に移行する(S47)。

0227

設定変更状態において、メイン制御部41は、RAM41cから現在の設定値を読み出し、読み出した設定値を表示値に変換し(S48)、変換した表示値を設定値表示器24に表示する(S49)。その後、メイン制御部41は、店員によって設定スイッチ38が操作されたか否かを判定する(S50)。メイン制御部41は、所定期間内に設定スイッチ38が操作されたと判定したときには(S50でY)、表示値を1更新し(S51)、更新後の表示値を設定値表示器24に表示する(S49)。

0228

一方、メイン制御部41は、所定期間内に設定スイッチ38が操作されなかったと判定したときには(S50でN)、スタートスイッチ7が操作されたか否かを判定する(S52)。メイン制御部41は、所定期間内にスタートスイッチ7が操作されなかったと判定したときには(S52でN)、S50の処理に戻る。

0229

一方、メイン制御部41は、所定期間内にスタートスイッチ7が操作されたと判定したときには(S52でY)、設定値表示器24に表示された表示値を設定値に変換して、RAM41cに記憶する(S53)。

0230

次に、メイン制御部41は、サブ制御部91に対して設定変更状態を終了することを特定可能な設定終了コマンドを送信する(S54)。その後、メイン制御部41は、設定変更状態を終了し(S55)、設定変更処理を終了する。

0231

このように、本実施の形態においては、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態であり、かつドア開放エラーが解除され、かつ設定キー挿入センサ37bの検知信号がON状態であることを条件に、設定キースイッチ37の操作に基づく操作信号が有効に受け付けられて設定変更状態に移行する。言い換えると、設定キー37dを用いることなく設定キースイッチ37の鍵操作が不正にされてしまっても、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないとき、前面扉1bが閉鎖状態であるとき、ドア開放エラーが解除されていないとき、さらには、設定キー37dが鍵穴37aに挿入されていないときには、設定キースイッチ37の操作に基づく処理が行われず、設定変更状態への移行が禁止される。これにより、不正に設定値を変更されてしまうことを防止することができる。

0232

また、本実施の形態においては、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていない、さらには、鍵穴37aへの設定キー37dの挿入が検知されていないにも関わらず、設定変更するために設定キースイッチ37が操作されたときには、液晶表示器51の画面上に「設定変更異常」の文字画像を表示されるとともに、スピーカ53、54から「設定変更の異常です」の音声が出力されるため、外部に設定変更異常の発生を報知することができる。

0233

[演出設定処理]
図35を参照しながら、サブ制御部91が実行する演出設定処理について説明する。演出設定処理は、店員が遊技中の演出態様の基準となる設定を変更するための処理であり、割込処理によって実行される。

0234

演出設定処理が実行されることによって、店員は、演出における音量の基準となる大きさ(音量段階)と、演出における光量の基準となる大きさ(光量段階)とを設定することができる。さらに、演出設定処理が実行されることによって、店員は、非節電状態となる通常モードまたは節電状態となる節電モードを設定することができる。

0235

メイン制御部41は、演出設定スイッチ80のチャンネルが切り替えられたか否かを判定する(S60)。メイン制御部41は、演出設定スイッチ80のチャンネルが切り替えられたと判定したときには(S60でY)、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であるか否かを判定する(S61)。メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がOFF状態であると判定したときには(S61でN)、音量段階および光量段階の設定の異常を特定可能な演出設定異常コマンドをサブ制御部91に対して送信し(S62)、演出設定処理を終了する。つまり、メイン制御部41は、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていないにも関わらず、音量段階および光量段階を変更するために演出設定スイッチ80が操作されたときに、サブ制御部91に対して演出設定異常コマンドを送信する。

0236

サブ制御部91は、演出設定異常コマンドを受信したときに、音量段階および光量段階の変更の異常を特定可能な情報を報知する。たとえば、サブ制御部91は、液晶表示器51の画面上に「演出設定変更異常」の文字画像を表示するとともに、スピーカ53、54から「演出設定変更の異常です」の音声を出力する。

0237

一方、メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であると判定したときには(S61でY)、ドアセンサ60の検知信号がON状態であるか否かを判定する(S63)。メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がOFF状態であると判定したときには(S63でN)、演出設定処理を終了する。

0238

一方、メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がON状態であると判定したときには(S63でY)、ドア開放エラー解除コマンドを受信したか否かを判定する(S64)。メイン制御部41は、未だドア開放エラー解除コマンドを受信していないと判定したときには(S64でN)、演出設定処理を終了する。

0239

一方、メイン制御部41は、すでにドア開放エラー解除コマンドを受信していると判定したときには(S64でY)、S60における演出設定スイッチ80のチャンネル切替操作に基づく操作信号を有効に受け付け、演出における音量および光量の基準となる大きさを、切り替え後のチャンネル設定に対応する音量段階および光量段階に設定する(S65)。その後、メイン制御部41は、演出設定処理を終了する。

0240

このように、本実施の形態においては、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態であり、かつドア開放エラーが解除されていることを条件に、演出設定スイッチ80の操作に基づく操作信号が有効に受け付けられて音量段階および光量段階を設定することができる。言い換えると、演出設定スイッチ80が操作されても、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないとき、前面扉1bが閉鎖状態であるとき、さらには、ドア開放エラーが解除されていないときには、演出設定スイッチ80の操作に基づく処理が行われず、音量段階および光量段階の設定が禁止される。これにより、不正に音量段階および光量段階が設定されてしまうことを防止することができる。

0241

また、本実施の形態においては、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていないにも関わらず、音量段階および光量段階を設定するために演出設定スイッチ80が操作されたときには、液晶表示器51の画面上に「演出設定変更異常」の文字画像を表示されるとともに、スピーカ53、54から「演出設定変更の異常です」の音声が出力されるため、外部に演出設定変更異常の発生を報知することができる。

0242

一方、メイン制御部41は、演出設定スイッチ80のチャンネルが切り替えられていないと判定したときには(S60でN)、全てのストップスイッチが長押しされたか否かを判定する(S66)。メイン制御部41は、ストップスイッチが長押しされなかったと判定したときには(S67でN)、演出設定処理を終了する。

0243

一方、メイン制御部41は、ストップスイッチが長押しされたと判定したときには(S66でY)、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であるか否かを判定する(S67)。メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がOFF状態であると判定したときには(S67でN)、節電モードの設定の異常を特定可能な節電モード異常コマンドをサブ制御部91に対して送信し(S68)、演出設定処理を終了する。つまり、メイン制御部41は、鍵穴70aへのドアキー70dの挿入が検知されていないにも関わらず、節電モードを設定するためにストップスイッチが長押しされたときに、サブ制御部91に対して節電モード異常コマンドを送信する。

0244

サブ制御部91は、節電モード異常コマンドを受信したときに、節電モードの設定の異常を特定可能な情報を報知する。たとえば、サブ制御部91は、液晶表示器51の画面上に「節電モード設定異常」の文字画像を表示するとともに、スピーカ53、54から「節電モード設定の異常です」の音声を出力する。

0245

一方、メイン制御部41は、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であると判定したときには(S67でY)、ドアセンサ60の検知信号がON状態であるか否かを判定する(S69)。メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がOFF状態であると判定したときには(S69でN)、演出設定処理を終了する。

0246

一方、メイン制御部41は、ドアセンサ60の検知信号がON状態であると判定したときには(S69でY)、ドア開放エラー解除コマンドを受信したか否かを判定する(S70)。メイン制御部41は、未だドア開放エラー解除コマンドを受信していないと判定したときには(S70でN)、演出設定処理を終了する。

0247

一方、メイン制御部41は、すでにドア開放エラー解除コマンドを受信していると判定したときには(S70でY)、S60におけるストップスイッチの長押し操作に基づく操作信号を有効に受け付け、サブ制御部91に対してモード選択状態に移行することを特定可能なモード選択開始コマンドを送信する(S71)。

0248

モード選択状態において、メイン制御部41は、店員によって通常モードまたは節電モードが選択されたか否かを判定する(S72)。メイン制御部41は、所定期間内にいずれかのモードが選択されたと判定したときには(S72でY)、選択されたモードを設定する(S73)。その後、メイン制御部41は、サブ制御部91に対して選択されたモードを特定可能なモード特定コマンドを送信する(S74)。これにより、サブ制御部91は、選択されたモードに応じて各種の演出手段を制御する。たとえば、節電モードに設定されたときには、通常モード時に比べて、演出に用いるLEDの数を減らしたり、LEDの光量を下げたりといった制御を行う。

0249

一方、メイン制御部41は、所定期間内にいずれのモードも選択されなかったと判定したとき(S72でN)、またはモード特定コマンドを送信した後(S74の後)には、終了操作されたか否かを判定する(S75)。この終了操作は、スタートスイッチ7を長押しすることによって行われる。メイン制御部41は、所定期間内に終了操作されなかったと判定したときには(S75でN)、S72の処理に戻る。

0250

一方、メイン制御部41は、所定期間内にスタートスイッチ7が長押しされたと判定したときには(S75でY)、サブ制御部91に対してモード選択状態を終了することを特定可能なモード選択終了コマンドを送信し(S76)、演出設定処理を終了する。

0251

このように、本実施の形態においては、ドアキー挿入センサ70bの検知信号がON状態であり、かつドアセンサ60の検知信号がON状態であり、かつドア開放エラーが解除されていることを条件に、ストップスイッチの長押し操作に基づく操作信号が有効に受け付けられて節電モードを設定することができる。言い換えると、ストップスイッチの長押し操作がされても、ドアキー70dが鍵穴70aに挿入されていないとき、前面扉1bが閉鎖状態であるとき、さらには、ドア開放エラーが解除されていないときには、ストップスイッチの長押し操作に基づく処理が行われず、節電モードの設定が禁止される。これにより、不正あるいは誤って節電モードが設定されてしまうことを防止することができる。

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