図面 (/)

技術 無線通信装置、無線通信方法、及びプログラム

出願人 カシオ計算機株式会社
発明者 山田俊介
出願日 2015年3月23日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2015-059055
公開日 2016年10月6日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2016-178581
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム 受信機の回路一般 電話機の機能
主要キーワード スキャンウィンドウ 基準タイマー 平均評価 タイミング制御処理 送信回数情報 任意タイミング 間欠通信 接続期間
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年10月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

無駄な消費電力を抑えつつ、他の無線通信装置との通信タイミングを合わせることが可能な無線通信装置等を提供する。

解決手段

セントラル100のアドバタイズメント受信部は、ペリフェラル200からアドバタイズメントを受信する。セントラル100の誤差取得部は、アドバタイズメントに基づいてペリフェラル200と自装置100との間のクロック誤差を求める。セントラル100のタイミング制御部は、セントラル100の誤差取得部が求めたクロック誤差に基づいて、アドバタイズメント受信部のアドバタイズメントの受信タイミングを制御する。

概要

背景

近年、消費電力を抑えた近距離無線通信規格であるBluetooth(登録商標)low energy(以下、BLEという)の普及が進んでいる。

このBLEに基づいて無線通信を行う無線通信機器は、バッテリ駆動となっているものが多い。そのため、無駄な消費電力を抑えることが求められている。

無線通信に伴う消費電力を低減させる方法として、無線通信を間欠で行う方法が考えられる。この場合、間欠時間(間欠通信における非接続期間の時間長)を長くするほど、消費電力を低減させることができる。

しかし、間欠時間中において、無線通信機器間クロック信号を同期させることはできない。そのため、間欠時間が長くなるほど無線通信機器間のクロック信号のずれ(クロック誤差)が大きくなる。

無線通信機器は、それぞれ自装置のクロック信号に基づいて通信タイミングを認識する。そのため、無線通信機器間のクロック誤差が大きくなると、間欠時間経過後の通信タイミングが合わなくなってしまう。この場合、確実に通信を行うために通信回数を余分に増やしたり、受信側のスキャン時間を長くしたりする必要が生じる。その結果、無線通信機器の駆動時間を長くすることとなり、消費電力が増加してしまう。

この点、無線通信機器が、自装置の基準タイマーと、通信相手となる他の無線通信機器のタイマーとの時刻差を求める方法がある。例えば、特許文献1は、マスターノードスレーブノードがそれぞれ通信パケット送信時刻又は受信時刻を取得し、それらの時刻差を求めている。このような時刻差に基づいてクロック誤差を補正することが考えられる。

概要

無駄な消費電力を抑えつつ、他の無線通信装置との通信タイミングを合わせることが可能な無線通信装置等を提供する。セントラル100のアドバタイズメント受信部は、ペリフェラル200からアドバタイズメントを受信する。セントラル100の誤差取得部は、アドバタイズメントに基づいてペリフェラル200と自装置100との間のクロック誤差を求める。セントラル100のタイミング制御部は、セントラル100の誤差取得部が求めたクロック誤差に基づいて、アドバタイズメント受信部のアドバタイズメントの受信タイミングを制御する。

目的

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、無駄な消費電力を抑えつつ、他の無線通信装置との通信タイミングを合わせることが可能な無線通信装置等を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

他の無線通信装置から告知情報を受信する告知情報受信手段と、前記告知情報に基づいて前記他の無線通信装置と自装置との間のクロック誤差を求める誤差得手段と、前記誤差取得手段が求めたクロック誤差に基づいて、前記告知情報受信手段の前記告知情報の受信タイミングを制御するタイミング制御手段と、を備えることを特徴とする無線通信装置。

請求項2

前記告知情報受信手段は、前記他の無線通信装置から一定間隔で送信される前記告知情報を複数回受信し、前記誤差取得手段は、前記一定間隔と、前記告知情報に含まれる該告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報と、に基づいて、前記クロック誤差を求める、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。

請求項3

前記告知情報受信手段は、前記他の無線通信装置から一定間隔で送信される前記告知情報を複数回受信し、前記誤差取得手段は、前記一定間隔と、前記告知情報に含まれる該告知情報の送信時刻を示す時刻情報と、に基づいて、前記クロック誤差を求める、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。

請求項4

前記告知情報受信手段は、前記他の無線通信装置から間欠的に送信される前記告知情報を受信し、前記誤差取得手段は、前記告知情報に含まれる前記間欠的に送信される告知情報間の時間を示す間欠時間情報に基づいて、前記クロック誤差を求める、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信装置。

請求項5

前記無線通信装置が、さらに、前記告知情報に含まれる接続要求を要求するか否かを示す接続要求フラグに基づいて、前記他の無線通信装置に該他の無線通信装置と接続するための接続要求を送信する接続要求手段、を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信装置。

請求項6

他の無線通信装置に告知情報を一定間隔で複数回送信する告知情報送信手段と、前記告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報を含む告知情報を生成する告知情報生成手段と、を備えることを特徴とする無線通信装置。

請求項7

前記告知情報送信手段は、前記他の無線通信装置に前記告知情報を間欠的に送信し、前記告知情報生成手段は、前記間欠的に送信される告知情報間の時間を示す間欠時間情報を含む告知情報を生成する、ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。

請求項8

前記告知情報生成手段は、前記他の無線通信装置に接続要求を要求するか否かを示す接続要求フラグを含む告知情報を生成する、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の無線通信装置。

請求項9

他の無線通信装置から告知情報を受信する告知情報受信ステップと、前記告知情報に基づいて前記他の無線通信装置と自装置との間のクロック誤差を求める誤差取得ステップと、前記誤差取得ステップにおいて取得したクロック誤差に基づいて、前記告知情報受信ステップの前記告知情報の受信タイミングを制御するタイミング制御ステップと、を備えることを特徴とする無線通信方法

請求項10

他の無線通信装置に告知情報を一定間隔で複数回送信する告知情報送信ステップと、前記告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報を含む告知情報を生成する告知情報生成ステップと、を備えることを特徴とする無線通信方法。

請求項11

コンピュータを、他の無線通信装置から告知情報を受信する告知情報受信手段、前記告知情報に基づいて前記他の無線通信装置と自装置との間のクロック誤差を求める誤差取得手段、前記誤差取得手段が取得したクロック誤差に基づいて、前記告知情報受信手段の前記告知情報の受信タイミングを制御するタイミング制御手段、として機能させるプログラム

請求項12

コンピュータを、他の無線通信装置に告知情報を一定間隔で複数回送信する告知情報送信手段、前記告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報を含む告知情報を生成する告知情報生成手段、として機能させるプログラム。

技術分野

0001

本発明は、無線通信装置無線通信方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

近年、消費電力を抑えた近距離無線通信規格であるBluetooth(登録商標)low energy(以下、BLEという)の普及が進んでいる。

0003

このBLEに基づいて無線通信を行う無線通信機器は、バッテリ駆動となっているものが多い。そのため、無駄な消費電力を抑えることが求められている。

0004

無線通信に伴う消費電力を低減させる方法として、無線通信を間欠で行う方法が考えられる。この場合、間欠時間(間欠通信における非接続期間の時間長)を長くするほど、消費電力を低減させることができる。

0005

しかし、間欠時間中において、無線通信機器間クロック信号を同期させることはできない。そのため、間欠時間が長くなるほど無線通信機器間のクロック信号のずれ(クロック誤差)が大きくなる。

0006

無線通信機器は、それぞれ自装置のクロック信号に基づいて通信タイミングを認識する。そのため、無線通信機器間のクロック誤差が大きくなると、間欠時間経過後の通信タイミングが合わなくなってしまう。この場合、確実に通信を行うために通信回数を余分に増やしたり、受信側のスキャン時間を長くしたりする必要が生じる。その結果、無線通信機器の駆動時間を長くすることとなり、消費電力が増加してしまう。

0007

この点、無線通信機器が、自装置の基準タイマーと、通信相手となる他の無線通信機器のタイマーとの時刻差を求める方法がある。例えば、特許文献1は、マスターノードスレーブノードがそれぞれ通信パケット送信時刻又は受信時刻を取得し、それらの時刻差を求めている。このような時刻差に基づいてクロック誤差を補正することが考えられる。

先行技術

0008

特開2014−115794号公報

発明が解決しようとする課題

0009

特許文献1では、その通信パケットの送受信時点での時刻差を求めるだけである。そのため、かかる時刻差に基づいてクロック誤差を補正しても、その送受信時点における無線通信機器間のクロック誤差を補正することしかできない。

0010

したがって、間欠時間中では、無線通信機器間のクロック誤差を補正することができず、無線通信機器間のクロック誤差は、時間の経過と共に増加してしまう。この場合、上述のように間欠時間後の通信タイミングが合わなくなるため、無線通信機器の駆動時間を長くすることとなり、消費電力が増加してしまう。

0011

そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、無駄な消費電力を抑えつつ、他の無線通信装置との通信タイミングを合わせることが可能な無線通信装置等を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る無線通信装置は、
他の無線通信装置から告知情報を受信する告知情報受信手段と、
前記告知情報に基づいて前記他の無線通信装置と自装置との間のクロック誤差を求める誤差得手段と、
前記誤差取得手段が求めたクロック誤差に基づいて、前記告知情報受信手段の前記告知情報の受信タイミングを制御するタイミング制御手段と、
を備えることを特徴とする。

0013

また、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る無線通信装置は、
他の無線通信装置に告知情報を一定間隔で複数回送信する告知情報送信手段と、
前記告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報を含む告知情報を生成する告知情報生成手段と、
を備えることを特徴とする。

発明の効果

0014

本発明によれば、無駄な消費電力を抑えつつ、他の無線通信装置との通信タイミングを合わせることができる。

図面の簡単な説明

0015

実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
実施形態に係るセントラルの構成例を示すブロック図である。
実施形態に係るペリフェラルの構成例を示すブロック図である。
実施形態に係るセントラル及びペリフェラル間の間欠的なアドバタイズメント送受信動作の一例を示すシーケンス図である。
実施形態に係るセントラル及びペリフェラル間の一定間隔のアドバタイズメントの送受信動作の一例を示すシーケンス図である。
アドバタイズメントの受信タイミングを制御するタイミング制御処理フローチャートの一例を示す図である。
クロック誤差の累積的評価の一例を示す概念図であり、(A)は傾向評価を示し、(B)は平均評価を示している。

実施例

0016

(実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、本発明の実施形態に係る無線通信システム1は、無線通信装置であるセントラル100と、セントラル100とは異なる他の無線通信装置であるペリフェラル200とから構成される。

0017

セントラル100とペリフェラル200とは、Bluetooth(登録商標) low energy(以下、BLEという。)に基づいて、互いに無線通信を行う。BLEとは、Bluetooth(登録商標)と呼ばれる近距離無線通信規格において、低消費電力を目的として策定された規格(モード)である。

0018

ここで、セントラル100は、ペリフェラル200にサービスを提供する。ペリフェラル200は、セントラル100から提供されたサービスを利用する。

0019

セントラル100及びペリフェラル200は、例えば、携帯電話機スマートフォンタブレットパーソナルコンピュータノート型パーソナルコンピュータ時計等の持ち運びが可能であって、BLEに基づく無線通信機能を有する端末である。

0020

本実施形態では、一例として、セントラル100は、スマートフォンとし、ペリフェラル200は、セントラル100から各種データを受信して表示部250に表示する高機能時計装置とする。

0021

以下、この実施形態に係るセントラル100の構成について説明する。図2に示すように、セントラル100は、無線通信部110と、ROM(Read Only Memory)120と、RAM(Random Access Memory)130と、操作部140と、表示部150と、制御部160とを備える。

0022

無線通信部110は、例えば無線周波数(RF:Radio Frequency)回路ベースバンド(BB:Base Band)回路、集積回路(LSI:Large Scale Integration)等から構成される。なお、厳密には、無線通信部110はRF用のクロック信号生成部(不図示)も含んでいる。無線通信部110は、アンテナ111を介して信号の送受信を行い、他の無線通信装置であるペリフェラル200とBLEに基づく無線通信を行う。

0023

ROM120は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成され、制御部160が各種機能を制御するためのプログラムやデータを記憶する。過去のアドバタイズメントの受信タイミング等のデータも記憶する。

0024

RAM130は、揮発性メモリから構成され、制御部160が各種処理を行うためにデータを一時的に記憶するための作業領域として用いられる。

0025

操作部140は、タッチパネルから構成され、ユーザが指示を入力するために用いられるインタフェースである。

0026

表示部150は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)ディスプレイ等によって構成され、制御部160から入力された画像データに応じて画像を表示する。

0027

制御部160は、例えばCPU(Central Processing Unit)によって構成される。制御部160は、ROM120に記憶された各種プログラム(例えば、後述するタイミング制御処理を実現するためのプログラム)を実行することにより、セントラル100の全体の動作を制御する。

0028

次に、セントラル100の制御部160の機能的構成について説明する。図2に示すように、制御部160は、アドバタイズメント受信部161、接続要求送信部162、誤差取得部163、タイミング制御部164、計時部165、クロック信号生成部166として機能する。

0029

アドバタイズメント受信部161は、スキャン指示に基づいて、ペリフェラル200から送信されるアドバタイズメントを受信する。スキャン指示のためのユーザ操作としては、例えば、セントラル100のサービスを利用するためのアプリケーション起動などが考えられる。また、スキャン指示は、ユーザ操作に限らずアプリケーション起動後、所定時間経過後に自動で行われてもよい。なお、アドバタイズメント受信部161は告知情報受信手段に相当する。

0030

接続要求送信部162は、無線通信部110を介してペリフェラル200に接続を要求する接続要求の送信を行う。接続要求は、ペリフェラル200から送信されるアドバタイズメントを受信後、接続が必要な場合に送信される。

0031

接続が必要な場合とは、例えば、データ通信を行って送受信すべきデータがある場合である。また、接続要求は、後述するペリフェラル200から受信した接続要求フラグに基づいて送信される場合もある。具体的には、接続要求送信部162は、受信した接続要求フラグが接続要求を要求するものであれば、接続要求を送信し、受信した接続要求フラグを要求しないものであれば、セントラル100に送受信すべきデータがある場合だけ接続要求を送信する。なお、接続要求送信部162は、接続要求手段に相当する。

0032

誤差取得部163は、ペリフェラル200から受信したアドバタイズメントに基づいてペリフェラル200と自装置との間のクロック誤差を求める。クロック誤差は、2つの求め方がある。1つは、クロック信号の時間的な誤差(すなわち位相誤差)として、その時間分に相当するパルス数を求める方法である。もう1つは、クロック信号のクロック速度の誤差(すなわち周波数誤差)として、周波数の差分を求める方法である。クロック誤差の具体的な算出方法については後述する。なお、誤差取得部163は、誤差取得手段に相当する。

0033

タイミング制御部164は、誤差取得部163が求めたクロック誤差に基づいて、アドバタイズメント受信部161のアドバタイズメントの受信タイミングを制御する。アドバタイズメントの受信タイミングの制御は、受信タイミングを決定する要因である、計時部165のカウント値やクロック信号生成部166のクロック信号の周波数を制御することによって行われる。

0034

特に、計時部165のカウント値の制御はクロック信号の位相誤差の除去に適し、クロック信号生成部166のクロック信号の周波数の制御はクロック信号の周波数誤差の除去に適している。なお、タイミング制御部164は、タイミング制御手段に相当する。

0035

計時部165は、自装置(セントラル100)のクロック信号のパルス数をカウントするカウンタ回路から構成される。制御部160は、計時部165がカウントするパルス数に基づいたタイミングで各種制御を実行する。なお、計時部165は、計時手段に相当する。

0036

クロック信号生成部166は、基準クロックを生成する水晶発振器及び基準クロックから所望の周波数のクロック信号を生成する可変PLL等から構成され、自装置(セントラル100)のクロック信号を生成する。このクロック信号の周波数は、可変PLLの分周比を変えることによって制御される。

0037

次に、この実施形態に係るペリフェラル200の構成について説明する。図3に示すように、無線通信部210と、ROM220と、RAM230と、操作部240と、表示部250と、制御部260とを備える。

0038

無線通信部210は、例えばRF回路、BB回路、LSI等から構成される。無線通信部210は、アンテナ211を介して、他の無線通信装置であるペリフェラル200とBLEに基づく無線通信を行う。

0039

ROM220は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成され、制御部260が各種機能を制御するためのプログラムやデータを記憶する。

0040

RAM230は、揮発性メモリから構成され、制御部260が各種処理を行うためにデータを一時的に記憶するための作業領域として用いられる。

0041

操作部240は、スイッチ等から構成され、ユーザの操作を受け付けるインタフェースである。

0042

表示部250は、例えば、LCD、ELディスプレイ等によって構成され、制御部260から入力された画像データに応じて画像を表示する。

0043

制御部260は、例えばCPUによって構成される。制御部260は、ROM220に記憶された各種プログラム(例えば、後述するタイミング制御処理を実現するためのプログラム)を実行することにより、ペリフェラル200の全体の動作を制御する。

0044

次に、ペリフェラル200の制御部260の機能的構成について説明する。図3に示すように、制御部260は、アドバタイズメント送信部261、アドバタイズメント生成部262、間欠時間設定部263、接続要求受信部264、計時部265、クロック信号生成部266として機能する。

0045

アドバタイズメント送信部261は、アドバタイズメントを一定間隔で複数回送信し、その複数回の送信を間欠的に行う。なお、アドバタイズメント送信部261は、告知情報送信手段に相当する。

0046

アドバタイズメント生成部262は、各種情報を含むアドバタイズメントを生成する。本実施形態では各種情報は、アドバタイズメントが何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報と、間欠的に送信されるアドバタイズメント間の時間を示す間欠時間情報とである。

0047

また、アドバタイズメント生成部262は、これらの各種情報に加えて、さらに接続要求フラグを含めてアドバタイズメントを生成する。接続要求フラグとは、セントラル100に接続要求を要求するか否かを示すフラグである。なお、アドバタイズメント生成部262は、告知情報生成手段に相当する。

0048

間欠時間設定部263は、アドバタイズメント送信部261が行うアドバタイズメントの間欠的な送信の間欠時間を設定する。間欠時間は、ペリフェラル200との間のデータ通信が不要な時間に基づいて算出される。

0049

データ通信が不要な時間は、例えば、セントラル100が各種データをペリフェラル200に送信する送信間隔である。この送信間隔は、一定であってもよいし、一定ではなく、セントラル100の各種データの変化が大きい場合には短くし、変化が小さい場合や変化がない場合には長くする等のように適宜可変に設定されてもよい。

0050

接続要求受信部264は、セントラル100からの接続要求を受信してペリフェラル200との接続を確立する。この接続の確立によってペリフェラル200とのデータ通信が可能となる。

0051

計時部265は、自装置(ペリフェラル200)のクロック信号のパルス数をカウントするカウンタ回路から構成される。制御部260は、計時部265がカウントするパルス数に基づいたタイミングで各種制御を実行する。例えば、上述のアドバタイズメント送信部261は、計時部265がカウントするパルス数に基づいたタイミングでアドバタイズメントを送信する。計時部265は、計時手段に相当する。

0052

クロック信号生成部266は、基準クロックを生成する水晶発振器及び基準クロックから所望の周波数のクロック信号を生成する可変PLL等から構成され、自装置(ペリフェラル200)のクロック信号を生成する。このクロック信号の周波数は、可変PLLの分周比を変えることによって制御される。

0053

ここで、図4及び図5を参照しながら、セントラル100及びペリフェラル200間の間欠的なアドバタイズメントの送受信動作について説明する。なお、アドバタイズメントは、単チャネル(1チャネル)で送受信される。まず、ペリフェラル200は、一定間隔で複数回送信されるアドバタイズメントからなるアドバタイズメント群を間欠的に送信する(ステップS10)。なお、アドバタイズメントとは、自己の存在を知らしめるための告知情報である。

0054

間欠時間は、ペリフェラル200の間欠時間設定部263がアドバタイズメント群毎に設定する時間であり、アドバタイズメント群の最後のアドバタイズメント送信から次のアドバタイズメント群の最初のアドバタイズメント送信までの時間である。例えば、図4に示す一例では、1回目と2回目のアドバタイズメント群(N=1及びN=2)の間の間欠時間がT1秒で、2回目と3回目のアドバタイズメント群(N=2及びN=3)の間の間欠時間がT2秒に設定されている。

0055

なお、ペリフェラル200のアドバタイズメント生成部262は、アドバタイズメント群の最後のアドバタイズメントにおいて、その後の間欠時間を示す間欠時間情報を含むようにアドバタイズメントを生成する。

0056

図4に示す一例では、ペリフェラル200が、アドバタイズメント群を3回(N=1〜3)送信している。通常、1回のアドバタイズメント群には、n回(nは1以上の任意の自然数であり、アドバタイズメント群毎に値を設定されてもよい)のアドバタイズメント送信が含まれる。

0057

ただし、ペリフェラル200は、アドバタイズメント群のn回のアドバタイズメント送信の途中で接続要求を受信した場合、それ以降のアドバタイズメント送信を行わない。例えば、アドバタイズメント群が10回のアドバタイズメント送信だったとしても、6回目のアドバタイズメント送信に対して接続要求を受信した場合、7〜10回目のアドバタイズメント送信は行われない。

0058

セントラル100は、アドバタイズメントが送信される周波数帯域チャンネルをスキャンしてアドバタイズメントを受信する(ステップS11)。接続が必要な場合、セントラル100は、受信したアドバタイズメントから所定時間(例えば、150μsec)後に、接続要求を送信する(ステップS12)。
なお、セントラル100は間欠時間中においてはスキャンを行わないが、アドバタイズメント群の送信時間中においては送受信毎にスキャンを実行する。

0059

図4に示す一例では、3回目のアドバタイメント群(N=3)の6回目のアドバタイズメント送信に対して接続要求があった場合を示している。なお、図4では、便宜上、アドバタイズメント群(N=3)の送信途中でペリフェラル200が受信した接続要求がアドバタイズメント群(N=3)の後に記載されている。

0060

次に、ペリフェラル200は、接続要求を受信するとセントラル100との間で接続を確立し(ステップS13)、セントラル100が所望するデータの送受信を行う(ステップS14)。なお、送受信すべきデータが無くなると、接続の切断処理が実行され無線通信が終了する。

0061

図5は、図4点線で囲まれた部分を拡大して詳細に示したシーケンス図である。この一例では、アドバタイズメント群(N=3)において、アドバタイズメントは一定間隔Txで6回送信されている。セントラル100は6回目(n=6)のアドバタイズメントを受信してペリフェラル200に接続要求を送信している。

0062

なお、他のアドバタイズメント群(N=1、N=2等)でも同様にアドバタイズメントが一定間隔Txでn回送信される。このように一定間隔Txは固定値であるため、セントラル100及びペリフェラル200の仕様として予め設定される。

0063

このように、アドバタイズメントは一定間隔でn回送信され、かつそれらアドバタイズメント群は間欠的にN回送信される。これらのアドバタイズメントは、それぞれ何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報(例えばN=2のn=4等)を含む。ペリフェラル200のアドバタイズメント生成部262は、送信回数情報を含むアドバタイズメントを毎回生成する。

0064

次に、このようなアドバタイズメントを受信するセントラル100のタイミング制御処理について説明する。図6のフローチャートは、上記原理の理解を容易にするために一例として示すものである。この一例では、わかりやすくするために、接続要求フラグの説明は省略し、タイミング制御処理のみについて説明する。

0065

この一例では、セントラル100が間欠時間になる直前の2回分と間欠時間後の1回分のアドバタイズメントを受信した際のタイミング制御処理を示している。なお、直前の2回分はN=1、n=1及びN=1、n=2であるものとし、これらの間隔は一定間隔Tx(例えば1秒)とする。また、間欠時間後の1回分は、N=2、n=1であるものとし、N=1、n=2からN=2、n=1までの間隔は間欠時間T1(例えば30秒)とする。

0066

なお、アドバタイズメントに含まれる各種情報は多様であり、そのようなアドバタイズメントの送信順序も多様である。そのため、実際のタイミング制御処理は、図6に示すフローチャートに限られない。

0067

タイミング制御処理は、何らかの契機によって開始する。何らかの契機とは、例えば、セントラル100及びペリフェラル200の電源をONにしたとき、又はユーザの指示によってタイミング制御処理を行うためのプログラムが実行されたとき等である。

0068

まず、ペリフェラル200のアドバイタイズメント生成部262は、N=2、n=3等の送信回数情報を含むアドバタイズメントを生成する(ステップS201)。ペリフェラル200のアドバタイズメント送信部261は、生成されたアドバタイズメントをセントラル100に送信する(ステップS202)。

0069

セントラル100のアドバタイズメント受信部161は、ペリフェラル200から送信されたアドバタイズメントを受信する(ステップS101)。セントラル100の誤差取得部163は、受信したアドバタイズメントに基づいてクロック誤差を求める。これによりクロック誤差が取得される(ステップS102)。

0070

ここで、クロック誤差求め方について説明する。まず、セントラル100は、スキャン実行時間(スキャンウィンドウとも呼ばれる)においてアドバタイズメントを受信可能である。このスキャン実行時間の中心となる時刻を受信タイミングとする。すなわち、セントラル100は、制御している受信タイミングと実際に受信したときのタイミングが若干ずれていてもスキャン実行時間の範囲であればアドバタイズメントを受信可能である。

0071

ここでは、受信したアドバタイズメントに例えばN=1、n=1の送信回数情報が含まれているとする。すなわち、アドバタイズメントを初めて受信する場合であるとする。この場合、セントラル100の誤差取得部163は、セントラル100の受信タイミングの計時部165のパルス数と、実際に受信したときの計時部165のパルス数と、を比較してクロック誤差(差分のパルス数)を取得する。

0072

例えば、制御している受信タイミング(受信予定タイミングと考えてもよい)における計時部のパルス数が23で、スキャンウィンドウは計時部のパルス数が21〜25の範囲に及んでいるとする。その状況で、実際にアドバタイズメントを受信したとき計時部のパルス数が24だったとすると、クロック誤差は1パルス分である。

0073

セントラル100のタイミング制御部164は、誤差取得部163が求めたクロック誤差に基づいてアドバタイズメント受信部161の受信タイミングを制御する(ステップS103)。

0074

受信タイミングが実際に受信したときのタイミングより遅れているようであれば、クロック信号生成部166が生成するクロック信号のクロック速度を早めたり、計時部165がカウントするパルス数に負のオフセットを加えたりする。

0075

受信タイミングが実際に受信したときのタイミングより早いようであれば、クロック信号生成部166が生成するクロック信号のクロック速度を遅くしたり、計時部165がカウントするパルス数に正のオフセットを加えたりする。例えば、上記の例では、1パルス分のクロック誤差であるため、正のオフセットとして+1を加える。

0076

セントラル100がクロック誤差を求めたり受信タイミングの制御をしたりしている間、ペリフェラル200のアドバタイズメント生成部262は、次のアドバタイズメントを生成する。この例では、次のアドバタイズメントを送信後に間欠時間となるので、送信回数情報(N=1、n=2)及び間欠時間情報(間欠時間はT1とする)を含むアドバタイズメントが生成される(ステップS203)。

0077

ペリフェラル200のアドバタイズメント送信部261は、生成されたアドバタイズメントをセントラル100に送信する(ステップS204)。送信が終了すると間欠時間が終了するまでアドバタイズメント送信を行わない省エネ状態となる(ステップS205;No)。

0078

一方、セントラル100のアドバタイズメント受信部161は、ペリフェラル200から送信されたアドバタイズメントを受信する(ステップS104)。セントラル100の誤差取得部163は、受信したアドバタイズメントに基づいてクロック誤差を求める。これによりクロック誤差が取得される(ステップS105)。

0079

ここでは、受信したアドバタイズメントに送信回数情報(N=1、n=2)が含まれている。すなわち、過去に1回のアドバタイズメントが受信されている。この場合、セントラル100の誤差取得部163は、セントラル100が実際に今回のN=1、n=2のアドバタイズメントを実際に受信したときの計時部165のパルス数と、前回のN=1、n=1のアドバタイズメントを実際に受信したときの計時部165のパルス数に一定間隔Txに相当するパルス数を加えたパルス数を加えたパルス数(すなわち受信予定タイミング)と、を比較してクロック誤差(差分のパルス数)を取得する。

0080

例えば、一定間隔Txがパルス数5に相当するものとする。また、ステップS101でN=1、n=1のアドバタイズメントを受信したときの計時部165のパルス数が5であったとする。これに対し、N=1、n=2のアドバタイズメントを実際に受信したときの計時部165のパルス数が9であったとする。この場合、受信予定タイミングのパルス数(5+5=10)と、実際に受信したときのパルス数(9)と、を比較してクロック誤差がパルス1つ分であることがわかる。この場合、計時部165のパルス数に正のオフセット(+1のパルス数)を加えたり、クロック信号生成部の166のクロック速度を遅くしたりする。

0081

このように、セントラル100の誤差取得部163は、一定間隔Txと、受信したアドバタイズメントに含まれる送信回数情報と、に基づいてクロック誤差を求める。

0082

セントラル100のタイミング制御部164は、誤差取得部163が求めたクロック誤差に基づいてアドバタイズメント受信部161の受信タイミングを制御する(ステップS106)。なお、クロック誤差に基づく受信タイミングの制御方法は、ステップS103と同様な方法である。

0083

また、今回受信したアドバタイズメントには間欠時間情報も含まれている。そのため、ここでの受信タイミングの制御では、上記クロック誤差に基づく制御に加えて、計時部165の受信時のパルス数に、間欠時間情報が示す間欠時間T1に相当するパルス数を加えたパルス数のタイミングを次の受信タイミングと設定するように制御する。

0084

受信タイミングの制御が終了すると間欠時間が終了するまでアドバタイズメント受信のためのスキャン実行を行わない省電力状態となる(ステップS107;No)。

0085

次に、ペリフェラル200は、間欠時間が終了すると(ステップS205;Yes)、再びアドバタイズメント生成(ステップS206)及びアドバタイズメント送信(ステップS207)を行う。なお、ここでのアドバタイズメント生成では、送信回数情報(N=2、n=1)を含むアドバタイズメントが生成される。

0086

一方、セントラル100は、間欠時間が終了すると(ステップS107;Yes)、省電力状態が解除される。そして、セントラル100のアドバタイズメント受信部161は、ペリフェラル200から送信されたアドバタイズメントを受信する(ステップS108)。

0087

セントラル100の誤差取得部163は、受信したアドバタイズメントに基づいてクロック誤差を求める。これによりクロック誤差が取得される。また、セントラル100のタイミング制御部164は、誤差取得部163が求めたクロック誤差に基づいてアドバタイズメント受信部161の受信タイミングを制御する(ステップS109)。

0088

ここでは、受信したアドバタイズメントに送信回数情報(N=2、n=1)が含まれている。すなわち、過去に間欠時間前のアドバタイズメントが受信されている。

0089

この場合、セントラル100の誤差取得部163は、セントラル100が今回のN=2、n=1のアドバタイズメントを実際に受信したときの計時部165のパルス数と、前回のN=1、n=2のアドバタイズメントを実際に受信したときの計時部165のパルス数に間欠時間T1相当のパルス数を加えたパルス数を加えたパルス数(すなわち受信予定タイミング)と、を比較してクロック誤差(差分のパルス数)を取得する。なお、受信タイミングの制御方法は上述したものと同様である。

0090

例えば、間欠時間Txがパルス数25に相当するものとする。また、ステップS104でN=1、n=2のアドバタイズメントを受信したときの計時部165のパルス数が10(オフセット追加後)であったとする。これに対し、N=2、n=1のアドバタイズメントを実際に受信したときの計時部165のパルス数が36であったとする。

0091

この場合、受信予定タイミングのパルス数(10+25=35)と、実際に受信したときのパルス数(36)と、を比較してクロック誤差がパルス1つ分であることがわかる。この場合、計時部165のパルス数に負のオフセット(−1のパルス数)を加えたり、クロック信号生成部の166のクロック速度を速くしたりする。

0092

このように、セントラル100の誤差取得部163は、間欠時間情報と、受信したアドバタイズメントに含まれる送信回数情報と、に基づいてクロック誤差を求める。

0093

図6に示した一例では、ステップS109及びステップS207の後で制御が終了するように示されている。しかし、これは図示の便宜上、以後の動作のフローを省略したに過ぎない。そのため、実際には以後もアドバタイズメントに含まれる各種情報に応じたタイミング制御処理が継続する。

0094

ここで、省略されている動作の一部として、ステップS109及びステップS207の直後のタイミング制御処理についてだけ簡潔に説明する。まず、次に送受信されるアドバタイズメントには送信回数情報(N=2、n=2)が含まれ、間欠時間情報は含まれないとする。

0095

そうすると、このアドバタイズメントは、理論上は、N=2、n=1のアドバタイズメントの受信時とは一定間隔Tx後に送受信される。したがって、この場合、セントラル100は、ステップS102及びステップS103と同様にクロック誤差を取得して受信タイミング制御を行う。

0096

以上、説明したように、セントラル100の誤差取得部163は、送信回数情報に基づいてクロック誤差を求める。そのため、求めたクロック誤差を送信回数情報と共にROM120に記憶して履歴データとして利用すれば、更なる応用も可能である。以下、その応用例について説明する。

0097

図7は、クロック誤差の累積的評価の一例を示す概念図であり、(A)は傾向評価を示し、(B)は平均評価を示している。図7(A)及び図7(B)に示される各グラフでは、横軸が時間を示し、縦軸がクロック誤差の大きさを示している。プロットP1〜P4は、過去に求めたクロック誤差の実績値であり、プロットQ5は、次のクロック誤差の予測値である。

0098

図7(A)において、短期でクロック誤差の変動を見た場合(例えばP1とP2を比較したり、P2とP3を比較したりすると)、クロック誤差が増加していることがわかる。この場合、傾向評価で次のクロック誤差を予測することが適切である。傾向評価では、図7(A)に点線で示すように、プロットP1〜P4の増加の傾きに基づいて、次のクロック誤差の予測値であるQ5を求める。

0099

一方、図7(B)において、短期でクロック誤差の変動を見た場合(例えばP1とP2を比較したり、P2とP3を比較したりすると)、クロック誤差があまり変化していないことがわかる。この場合、平均評価で次のクロック誤差を予測することが適切である。平均評価では、図7(A)に点線で示すように、プロットP1〜P4の平均値に基づいて、次のクロック誤差の予測値であるQ5を求める。

0100

このように、クロック誤差を予測することにより、受信タイミングの制御の精度を向上させることができる。この応用例は、例えば、誤差取得部163とタイミング制御部164とROM120とで実現可能である。

0101

以上説明したように上記実施形態のセントラル100は、ペリフェラル200から一定間隔Txで送信されるアドバタイズメントを複数回受信し、その一定間隔Txと、アドバタイズメントに含まれる送信回数情報とに基づいてクロック誤差を求める。そしてセントラル100は、そのクロック誤差に基づいてアドバタイズメントの受信タイミングを制御する。すなわち、複数回のアドバタイズメント受信を通したクロック誤差を求めて受信タイミングを制御している。

0102

したがって、その送受信時点におけるクロック誤差のみを求めて受信タイミングを制御する場合に比べて、受信タイミング制御の精度がよく、更に、例えば任意タイミングにおけるクロック誤差を予測した制御等、クロック誤差の傾向を踏まえて任意タイミングにおける制御に利用することができる。特にクロック信号の時間的な誤差(位相誤差)だけでなく、時間に比例して増加しやすいクロック信号の速度的の誤差(周波数誤差)も除去できる点で有利である。

0103

また、一定間隔で送信される複数回のアドバタイズメント受信によって、受信タイミングを制御した後に、間欠時間情報を含むアドバタイズメントを受信している。この場合、十分に受信タイミングを制御した後に間欠時間に入るため、間欠時間中のクロック誤差は軽減でき、速度的の誤差(クロック速度の誤差)も除去されているため、時間の経過と共にクロック誤差は増加しにくい。

0104

また、上記実施形態のセントラル100は、送信回数情報及び一定間隔に基づいて求めるクロック誤差に加えて、間欠時間情報に基づいて求めるクロック誤差によっても受信タイミングを制御している。そのため、受信タイミングの制御において間欠時間中のクロック誤差も除去することができる。

0105

したがって、長時間の間欠時間後であっても通信タイミングを合わせることができる。また、その結果、セントラル100及びペリフェラル200の駆動時間を短くすることが可能となり、消費電力を抑えることができる。

0106

このように、上記実施形態によれば、セントラル100及びペリフェラル200の無駄な消費電力を抑えつつ、セントラル100及びペリフェラル200の通信タイミングを合わせることができる。

0107

また、上記実施形態では、ペリフェラル200は、接続要求フラグを含むアドバタイズメントをセントラル100に送信している。そのため、セントラル100は、ペリフェラル200の要求によっても接続要求を送信することができる。

0108

以上で実施形態の説明を終了するが、上記実施形態は一例であり、ペリフェラル200とセントラル100の具体的な構成や処理の内容などが上記実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。

0109

(変形例)
上記実施形態では、セントラル100のタイミング制御部164がアドバタイズメントの受信時のパルス数を基準として、そこから一定間隔Tx又は間欠時間T1等の間隔に相当するパルス数を加えて次のアドバタイズメントの受信タイミングを制御している。この場合、セントラル100及びペリフェラル200はパルス数を各々の時刻情報に変換する動作を省略できる。

0110

しかし、本発明はパルス数を基準とする場合に限らず、時刻情報を基準として受信タイミングを制御してもよい。例えば、上記実施形態において、セントラル100のタイミング制御部164がアドバタイズメントの受信時の時刻(例えば3:01:05)を基準として、そこから一定間隔Tx(例えば10秒)又は間欠時間T1(例えば3分)を加えて、次のアドバタイズメントの受信タイミングを時刻情報(例えば3:01:15や3:04:05等)として制御してもよい。

0111

この場合、パルス数を基準とする場合と異なり、それぞれが誤差を含むクロック信号間を比較した相対的な誤差ではなく、時刻情報を基準とした絶対的な誤差を求めることができ、クロック誤差を求める際の精度が向上する。

0112

また、一定間隔Txは、固定値である。そのため、例えば、アドバタイズメントに含まれる送信回数情報が4回目であり、1〜4回目の送信間隔がすべて一定間隔Txである場合、1回目のアドバタイズメントの受信時のパルス数又は時刻情報に対して3Tx(すなわち、今回の送信回数情報4回目と基準となる送信回数1回目との差分3回分に一定間隔Txを乗じたもの)を加えて、次のアドバタイズメントの受信タイミングを制御してもよい。

0113

このように、本発明においてクロック誤差の求め方は多様な方法で実現可能である。上記実施形態では、2回分のアドバタイズメントの受信タイミングを使用してクロック誤差を求める方法として一例を示している。しかし、3回分以上のアドバタイズメントの受信タイミングを使用してクロック誤差の求めてもよい。

0114

例えば、一定間隔で3回以上のアドバタイズメントを受信している場合、各々のクロック誤差の平均値や傾向からクロック誤差を求めてもよい。この場合、間欠時間に入る前に高精度にクロック誤差を除去してタイミング制御を行うことができ、その後の間欠時間が長期であっても間欠時間中に生じるクロック誤差を低減することにつながる。

0115

上記実施形態では、アドバタイズメントを1つのチャネルで送受信する場合を示している。しかし、本発明はアドバタイズメントを複数チャネルで送受信する場合であっても実現可能である。

0116

例えば、37チャネル、38チャネル、39チャネルの3つのチャネルでアドバタイズメントを送受信することができる。この場合、例えば37チャネルのパルス数又は時刻情報を上記実施形態のように制御し、38チャネルにはさらにチャネル間隔C(パルス数又は時間)を、39チャネルにはチャネル間隔Cの2倍を加えて、各々の基準又は受信タイミングとして制御する。

0117

上記実施形態では、セントラル100がアドバタイズメントを受信してクロック誤差を取得し、アドバタイズメントの受信タイミングを制御している。しかし、ペリフェラル200がアドバタイズメントに代わる情報を受信してクロック誤差を取得し、アドバタイズメントの受信タイミングを制御してもよい。

0118

上記実施形態では、セントラル100及びペリフェラル200が1台ずつの場合を示したが、ペリフェラル200は複数台から構成されてもよい。この場合、ペリフェラル200が送信するアドバタイズメントのアドレス情報などに基づいてセントラル100は、当該アドバタイズメントの送信元であるペリフェラルを識別する。

0119

上記実施形態では、BLEに基づいて互いに無線通信を行うセントラル100及びペリフェラル200を無線通信装置の一例として示している。しかし、本発明は、BLEに基づいて無線通信を行う無線通信装置に限られない。例えば、本発明は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)およびZigBee(登録商標)等に基づく無線通信を行う無線通信装置等であってもよい。

0120

また、本発明に係るセントラル100及びペリフェラル200は、上記装置によらず、例えば、コンピュータがプログラムを実行することで、セントラル100の機能及びペリフェラル200の機能を実現してもよい。セントラル100の機能及びペリフェラル200の機能を実現するためのプログラムは、USB(Universal Serial Bus)メモリCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、HDD(Hard Disc Drive)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータにダウンロードされてもよい。

0121

以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。

0122

(付記1)
他の無線通信装置から告知情報を受信する告知情報受信手段と、
前記告知情報に基づいて前記他の無線通信装置と自装置との間のクロック誤差を求める誤差取得手段と、
前記誤差取得手段が求めたクロック誤差に基づいて、前記告知情報受信手段の前記告知情報の受信タイミングを制御するタイミング制御手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。

0123

(付記2)
前記告知情報受信手段は、前記他の無線通信装置から一定間隔で送信される前記告知情報を複数回受信し、
前記誤差取得手段は、前記一定間隔と、前記告知情報に含まれる該告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報と、に基づいて、前記クロック誤差を求める、
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。

0124

(付記3)
前記告知情報受信手段は、前記他の無線通信装置から一定間隔で送信される前記告知情報を複数回受信し、
前記誤差取得手段は、前記一定間隔と、前記告知情報に含まれる該告知情報の送信時刻を示す時刻情報と、に基づいて、前記クロック誤差を求める、
ことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。

0125

(付記4)
前記告知情報受信手段は、前記他の無線通信装置から間欠的に送信される前記告知情報を受信し、
前記誤差取得手段は、前記告知情報に含まれる前記間欠的に送信される告知情報間の時間を示す間欠時間情報に基づいて、前記クロック誤差を求める、
ことを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の無線通信装置。

0126

(付記5)
前記無線通信装置が、さらに、
前記告知情報に含まれる接続要求を要求するか否かを示す接続要求フラグに基づいて、前記他の無線通信装置に該他の無線通信装置と接続するための接続要求を送信する接続要求手段、
を備えることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の無線通信装置。

0127

(付記6)
他の無線通信装置に告知情報を一定間隔で複数回送信する告知情報送信手段と、
前記告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報を含む告知情報を生成する告知情報生成手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。

0128

(付記7)
前記告知情報送信手段は、前記他の無線通信装置に前記告知情報を間欠的に送信し、
前記告知情報生成手段は、前記間欠的に送信される告知情報間の時間を示す間欠時間情報を含む告知情報を生成する、
ことを特徴とする付記6に記載の無線通信装置。

0129

(付記8)
前記告知情報生成手段は、前記他の無線通信装置に接続要求を要求するか否かを示す接続要求フラグを含む告知情報を生成する、
ことを特徴とする付記6又は7に記載の無線通信装置。

0130

(付記9)
他の無線通信装置から告知情報を受信する告知情報受信ステップと、
前記告知情報に基づいて前記他の無線通信装置と自装置との間のクロック誤差を求める誤差取得ステップと、
前記誤差取得ステップにおいて取得したクロック誤差に基づいて、前記告知情報受信ステップの前記告知情報の受信タイミングを制御するタイミング制御ステップと、
を備えることを特徴とする無線通信方法。

0131

(付記10)
他の無線通信装置に告知情報を一定間隔で複数回送信する告知情報送信ステップと、
前記告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報を含む告知情報を生成する告知情報生成ステップと、
を備えることを特徴とする無線通信方法。

0132

(付記11)
コンピュータを、
他の無線通信装置から告知情報を受信する告知情報受信手段、
前記告知情報に基づいて前記他の無線通信装置と自装置との間のクロック誤差を求める誤差取得手段、
前記誤差取得手段が取得したクロック誤差に基づいて、前記告知情報受信手段の前記告知情報の受信タイミングを制御するタイミング制御手段、
として機能させるプログラム。

0133

(付記12)
コンピュータを、
他の無線通信装置に告知情報を一定間隔で複数回送信する告知情報送信手段、
前記告知情報が何回目に送信されたものであるかを示す送信回数情報を含む告知情報を生成する告知情報生成手段、
として機能させるプログラム。

0134

1…無線通信システム、100…セントラル、110…無線通信部、111…アンテナ、120…ROM、130…RAM、140…操作部、150…表示部、160…制御部、161…アドバタイズメント受信部、162…接続要求送信部、163…誤差取得部、164…タイミング制御部、165…計時部、166…クロック信号生成部、200…ペリフェラル、210…無線通信部、211…アンテナ、220…ROM、230…RAM、240…操作部、250…表示部、260…制御部、261…アドバタイズメント送信部、262…アドバタイズメント生成部、263…間欠時間設定部、264…接続要求受信部、265…計時部、266…クロック信号生成部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日本電気株式会社の「 端末装置、及び基地局」が 公開されました。( 2019/08/08)

    【課題】第1の端末装置により用いられる部分帯域に関わらず、第1の端末装置がリチューニングすることなく物理アップリンク制御チャネルを基地局に送信すること。【解決手段】本発明の基地局100は、アップリンク... 詳細

  • 株式会社E3の「 ボイスメッセージ通信装置」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題・解決手段】ボイスメッセージ通信装置10に対し、当該通信装置の周囲の状況および通信装置自体の状況の少なくとも一方を検出するセンサ部12を備え、ユーザからのボイスメッセージの送信指示に応じて、所望... 詳細

  • ソフトバンク株式会社の「 無線中継システム」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題】簡易な構成で、目標位置に移動した後、複数の通信オペレータの移動通信網について固定基地局とユーザ装置との間の無線通信の中継を速やかに開始することができる無線中継システムを提供する。【解決手段】移... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ