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技術 車両用灯具

出願人 市光工業株式会社
発明者 大倉央充
出願日 2015年3月19日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-056949
公開日 2016年10月6日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2016-177976
状態 特許登録済
技術分野 非携帯用の照明装置またはそのシステム
主要キーワード 照明箇所 環状レンズ シェード駆動機構 前部開口 椀形状 照射光軸 後部開口 前後方向前側
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

環状の導光部材において灯具ユニットを挟む両端部に対向する各光源基板への熱の影響を抑制しつつ、その導光部材の内径寸法を小さくすることのできる車両用灯具を提供する。

解決手段

光を出射すべく灯室14に設けられる灯具ユニット(15、16)と、灯具ユニットの一部を挟んで2つの入射端部31、32が設けられ、光が出射される側から見て灯具ユニットを取り囲む環状を呈し、灯室14に設けられる導光部材30と、各入射端部31、32に対向して灯室14に設けられる2つの光源41と、各光源が設けられる基板(43)と、を備える車両用灯具10である。基板を設ける設置領域44を、光が出射される側から見て、両入射端部31、32で挟む灯具ユニットの鉛直方向下側と灯具ユニットの水平方向両側とに設定する。

概要

背景

車両に用いられる車両用灯具では、灯室内灯具ユニットを設けて構成されるものがある(例えば、特許文献1参照)。このような車両用灯具では、見栄えを向上させるべく、正面から見て灯具ユニットを取り囲むように環状の導光部材を設けることが考えられる。

ここで、車両用灯具では、正面から見た全体の大きさを小さくすることが求められる場合がある。この場合、上記した構成の車両用灯具では、環状の導光部材の内径寸法を小さくする必要があるが、灯具ユニットの大きさ寸法を小さくすることには限界がある。このため、車両用灯具では、導光部材で灯具ユニットを完全に取り囲むのではなく、当該灯具ユニットの一部を導光部材上に配置しつつ導光部材で灯具ユニットを取り囲む構成とすることで、その導光部材(内径寸法)を小さくすることが考えられる。このような構成では、導光部材が灯具ユニットと重複して存在することができないので、導光部材の一部を切り欠いて形成した両端部で当該灯具ユニットを挟む構成とすることが考えられる。このように構成した車両用灯具では、導光部材の各端部に光源を設けることで、導光部材を全体に亘り均一に光らせることができる。これにより、車両用灯具では、正面から見て、全体の大きさを小さくしつつ、灯具ユニットを取り囲んで環状の導光部材を設けることができる。

概要

環状の導光部材において灯具ユニットを挟む両端部に対向する各光源や基板への熱の影響を抑制しつつ、その導光部材の内径寸法を小さくすることのできる車両用灯具を提供する。光を出射すべく灯室14に設けられる灯具ユニット(15、16)と、灯具ユニットの一部を挟んで2つの入射端部31、32が設けられ、光が出射される側から見て灯具ユニットを取り囲む環状を呈し、灯室14に設けられる導光部材30と、各入射端部31、32に対向して灯室14に設けられる2つの光源41と、各光源が設けられる基板(43)と、を備える車両用灯具10である。基板を設ける設置領域44を、光が出射される側から見て、両入射端部31、32で挟む灯具ユニットの鉛直方向下側と灯具ユニットの水平方向両側とに設定する。

目的

本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、環状の導光部材において灯具ユニットを挟む両端部に対向する各光源や基板への熱の影響を抑制しつつ、その導光部材の内径寸法を小さくすることのできる車両用灯具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

光を出射すべく灯室に設けられる灯具ユニットと、前記灯具ユニットの一部を挟んで2つの入射端部が設けられ、光が出射される側から見て前記灯具ユニットを取り囲む環状を呈し、前記灯室に設けられる導光部材と、前記各入射端部に対向して前記灯室に設けられる2つの光源と、前記各光源が設けられる基板と、を備え、前記基板を設ける設置領域を、光が出射される側から見て、前記両入射端部で挟む前記灯具ユニットの鉛直方向下側と前記灯具ユニットの水平方向両側とに設定することを特徴とする車両用灯具

請求項2

光を出射すべく灯室に設けられる灯具ユニットと、前記灯具ユニットの一部を挟んで2つの入射端部が設けられ、光が出射される側から見て前記灯具ユニットを取り囲むべく一方の前記入射端部から他方の前記入射端部へと伸びる環状を呈し、前記灯室に設けられる導光部材と、前記各入射端部に対向して前記灯室に設けられる2つの光源と、前記各光源が設けられる基板と、を備え、前記基板を設ける設置領域を、光が出射される側から見て、前記両入射端部で挟む前記灯具ユニットの鉛直方向下側と前記灯具ユニットの水平方向両側とを帯状繋ぐ領域に設定することを特徴とする車両用灯具。

請求項3

前記灯室には、2つの前記灯具ユニットが鉛直方向に並んで設けられ、前記導光部材は、2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットの一部を前記両入射端部で挟んで設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用灯具。

請求項4

前記両灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形状を呈することを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。

請求項5

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形の中心位置を、環状の前記導光部材が描く円形の取囲領域に位置させていることを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。

請求項6

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形の中心位置を、前記両光源を架け渡す直線よりも鉛直方向上側に位置させていることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。

請求項7

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、鉛直方向上側の前記灯具ユニットと比較して、内径寸法が小さいことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の車両用灯具。

請求項8

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向上側に設けられる前記灯具ユニットは、視認性を向上させるべく前方を照らす照明灯具ユニットであり、2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側に設けられる前記灯具ユニットは、方向を周囲に知らせるべく点滅するターンランプユニットであることを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の車両用灯具。

請求項9

請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両用灯具であって、さらに、前記灯具ユニットおよび前記導光部材を覆いつつ前記灯室の一部を構成するアウターレンズを備え、前記アウターレンズは、光が出射される側から見て、円形状を呈し、前記導光部材は、光が出射される側から見て、前記アウターレンズの周縁部に沿って設けられていることを特徴とする車両用灯具。

技術分野

0001

本発明は、環状の導光部材を用いる車両用灯具に関する。

背景技術

0002

車両に用いられる車両用灯具では、灯室内灯具ユニットを設けて構成されるものがある(例えば、特許文献1参照)。このような車両用灯具では、見栄えを向上させるべく、正面から見て灯具ユニットを取り囲むように環状の導光部材を設けることが考えられる。

0003

ここで、車両用灯具では、正面から見た全体の大きさを小さくすることが求められる場合がある。この場合、上記した構成の車両用灯具では、環状の導光部材の内径寸法を小さくする必要があるが、灯具ユニットの大きさ寸法を小さくすることには限界がある。このため、車両用灯具では、導光部材で灯具ユニットを完全に取り囲むのではなく、当該灯具ユニットの一部を導光部材上に配置しつつ導光部材で灯具ユニットを取り囲む構成とすることで、その導光部材(内径寸法)を小さくすることが考えられる。このような構成では、導光部材が灯具ユニットと重複して存在することができないので、導光部材の一部を切り欠いて形成した両端部で当該灯具ユニットを挟む構成とすることが考えられる。このように構成した車両用灯具では、導光部材の各端部に光源を設けることで、導光部材を全体に亘り均一に光らせることができる。これにより、車両用灯具では、正面から見て、全体の大きさを小さくしつつ、灯具ユニットを取り囲んで環状の導光部材を設けることができる。

先行技術

0004

特開2012−155967号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところが、車両用灯具では、灯具ユニットが点灯に伴って熱を発生させることから、その灯具ユニットを挟んで設けられる両光源や当該光源が実装される基板が、灯具ユニットからの熱に起因して劣化が生じたり損傷が生じたりする虞がある。このため、車両用灯具では、灯具ユニットから各光源や基板を離して配置することが望ましいが、正面から見た全体の大きさの増大を招くとともに、見栄えの低下を招いてしまう。

0006

本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、環状の導光部材において灯具ユニットを挟む両端部に対向する各光源や基板への熱の影響を抑制しつつ、その導光部材の内径寸法を小さくすることのできる車両用灯具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

請求項1に記載の車両用灯具は、光を出射すべく灯室に設けられる灯具ユニットと、前記灯具ユニットの一部を挟んで2つの入射端部が設けられ、光が出射される側から見て前記灯具ユニットを取り囲む環状を呈し、前記灯室に設けられる導光部材と、前記各入射端部に対向して前記灯室に設けられる2つの光源と、前記各光源が設けられる基板と、を備え、前記基板を設ける設置領域を、光が出射される側から見て、前記両入射端部で挟む前記灯具ユニットの鉛直方向下側と前記灯具ユニットの水平方向両側とに設定することを特徴とする。

0008

光を出射すべく灯室に設けられる灯具ユニットと、前記灯具ユニットの一部を挟んで2つの入射端部が設けられ、光が出射される側から見て前記灯具ユニットを取り囲むべく一方の前記入射端部から他方の前記入射端部へと伸びる環状を呈し、前記灯室に設けられる導光部材と、前記各入射端部に対向して前記灯室に設けられる2つの光源と、前記各光源が設けられる基板と、を備え、前記基板を設ける設置領域を、光が出射される側から見て、前記両入射端部で挟む前記灯具ユニットの鉛直方向下側と前記灯具ユニットの水平方向両側とを帯状繋ぐ領域に設定する構成とすることができる。

0009

前記灯室には、2つの前記灯具ユニットが鉛直方向に並んで設けられ、前記導光部材は、2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットの一部を前記両入射端部で挟んで設けられる構成としてもよい。

0010

前記両灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形状を呈する構成とすることができる。

0011

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形の中心位置を、環状の前記導光部材が描く円形の取囲領域に位置させている構成としてもよい。

0012

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形の中心位置を、前記両光源を架け渡す直線よりも鉛直方向上側に位置させている構成とすることができる。

0013

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、鉛直方向上側の前記灯具ユニットと比較して、内径寸法が小さい構成としてもよい。

0014

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向上側に設けられる前記灯具ユニットは、視認性を向上させるべく前方を照らす照明灯具ユニットであり、2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側に設けられる前記灯具ユニットは、方向を周囲に知らせるべく点滅するターンランプユニットである構成とすることができる。

0015

さらに、前記灯具ユニットおよび前記導光部材を覆いつつ前記灯室の一部を構成するアウターレンズを備え、前記アウターレンズは、光が出射される側から見て、円形状を呈し、前記導光部材は、光が出射される側から見て、前記アウターレンズの周縁部に沿って設けられている構成としてもよい。

発明の効果

0016

本発明の車両用灯具によれば、環状の導光部材において灯具ユニットを挟む両端部に対向する各光源や基板への熱の影響を抑制しつつ、その導光部材の内径寸法を小さくすることができる。

0017

前記灯室には、2つの前記灯具ユニットが鉛直方向に並んで設けられ、前記導光部材は、2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットの一部を前記両入射端部で挟んで設けられる構成とすると、設置領域に設けた両光源や基板が、両灯具ユニットの間やいずれか一方の灯具ユニットの鉛直方向上側に位置することはないので、各灯具ユニットから発せられる熱の影響により熱劣化が生じたり損傷が生じたりすることを防止しつつ、2つの灯具ユニットを導光部材で取り囲むことができる。

0018

前記両灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形状を呈する構成とすると、前後方向前側から見て、環状(円形状)を呈する導光部材の内方に2つの円形状の灯具ユニットを位置させることができ、見栄えをより向上させることができる。

0019

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形の中心位置を、環状の前記導光部材が描く円形の取囲領域に位置させている構成とすると、鉛直方向に並ぶ2つの灯具ユニットを導光部材でより適切に取り囲むことができるとともに、導光部材(取囲領域)において鉛直方向下側の灯具ユニットを設けるための切欠部(両入射端部の間)が占める回転角を小さくすることができ、前後方向前側から見た外観形状をより小さくすることができるとともに、見栄えをより向上させることができる。

0020

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、光が出射される側から見て、円形の中心位置を、前記両光源を架け渡す直線よりも鉛直方向上側に位置させている構成があるときは、鉛直方向に並ぶ2つの灯具ユニットを導光部材でより適切に取り囲むことができるとともに、導光部材(取囲領域)において鉛直方向下側の灯具ユニットを設けるための切欠部(両入射端部の間)が占める回転角をより小さくすることができ、前後方向前側から見た外観形状をさらに小さくすることができるとともに、見栄えをさらに向上させることができる。

0021

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の前記灯具ユニットは、鉛直方向上側の前記灯具ユニットと比較して、内径寸法が小さい構成とすると、導光部材(取囲領域)において鉛直方向下側の灯具ユニットを設けるための切欠部(両入射端部の間)が占める回転角をより小さくすることができ、見栄えをさらに向上させることができる。

0022

2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向上側に設けられる前記灯具ユニットは、視認性を向上させるべく前方を照らす照明灯具ユニットであり、2つの前記灯具ユニットのうちの鉛直方向下側に設けられる前記灯具ユニットは、方向を周囲に知らせるべく点滅するターンランプユニットである構成があるときは、両光源や基板を、鉛直方向下側に位置する灯具ユニットであるターンランプユニットにより近接させることができ、前後方向前側から見た外観形状をより小さくすることができるとともに、見栄えをより向上させることができる。

0023

さらに、前記灯具ユニットおよび前記導光部材を覆いつつ前記灯室の一部を構成するアウターレンズを備え、前記アウターレンズは、光が出射される側から見て、円形状を呈し、前記導光部材は、光が出射される側から見て、前記アウターレンズの周縁部に沿って設けられている構成とすると、導光部材からの光でアウターレンズを縁取ることができ、前後方向前側から見た外観形状をより向上させることができる。

図面の簡単な説明

0024

本発明に係る車両用灯具の一実施形態に係る実施例の車両用灯具10を車両50に搭載した様子を示す説明図である。
車両用灯具10を正面から見た様子を示す説明図である。
車両用灯具10を図2に示すI−I線に沿って得られた断面で切断した様子を示す説明図である。
図2の車両用灯具10を水平方向の外側から見た様子を示す説明図であり、灯室14に設けられた状態における導光部材30およびLED基板43を破線で示す。
車両用灯具10の灯室14に設けられた状態における導光部材30を正面から見た様子を示す説明図である。
図2の車両用灯具10の灯室14に設けられた状態における導光部材30およびLED基板43を水平方向の外側から見た様子を示す説明図である。
比較のための車両用灯具10Aを正面から見た様子を示す説明図であって、その車両用灯具10Aにおける照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16および設置領域44Aの位置関係を示す。
比較のための車両用灯具10Bを正面から見た様子を示す説明図であって、その車両用灯具10Bにおける照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16および設置領域44Bの位置関係を示す。
比較のための車両用灯具10Cを正面から見た様子を示す説明図であって、その車両用灯具10Cにおける照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16および設置領域44Cの位置関係を示す。

0025

以下に、本発明に係る車両用灯具の実施例について図面を参照しつつ説明する。

0026

本発明に係る車両用灯具の一例としての実施例の車両用灯具10を、図1から図9を用いて説明する。なお、図5では、それぞれの位置関係の理解を容易とするために、クリアランスランプ17における環状レンズ42を省略するとともに、灯具ユニットとしての照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16を単なる円として示す。また、図3では、全体構成における導光部材30の位置の把握を容易とするために、灯室14に設けられた状態の導光部材30を破線で示す。さらに、図6は、図3に破線で示す灯室14に設けられた状態の導光部材30およびLED基板43を抜き出して示す。図7から図9では、それぞれの位置関係の理解を容易とするために、クリアランスランプ17の環状レンズ42を省略するとともに、車両用灯具10のアウターレンズ13と、照明灯具ユニット15と、ターンランプユニット16と、クリアランスランプ17の導光部材30および両光源41と、を簡略化して示す。

0027

この車両用灯具10は、図1に示すように、前方を照射するために自動車等の前照灯として車両50に搭載される。車両用灯具10は、車両50の前端部で対を為して左右両側(10L、10R)に設けられ、左右対称で互いに略等しい構成とされている。以下では、左右の両車両用灯具10が左右対称で互いに略等しい構成であることから、左側に設けられた車両用灯具10Lについて説明し、右側の車両用灯具10Rについては省略するものとし、単に車両用灯具10と記載してその構成を説明する。以下の説明では、取り付けられる車両50において運転手から見た前後方向(図3等の矢印FB参照)、水平(左右)方向(矢印RL参照)および鉛直(上下)方向(矢印UD参照)を用いる。また、両車両用灯具10は、車両50の前端部の左右両側に設けられていることから、水平方向に関する記載では、車両用灯具10(その中心位置)を基準として、車両50の中心位置側を水平方向で見た車両内側Siとし、車両50の外方側を水平方向で見た車両外側Soとする。

0028

車両用灯具10では、図2および図3に示すように、前端が開放されたランプハウジング11と、その内方に設けたインナーパネル12と、ランプハウジング11の前端に取り付けたアウターレンズ13(図2参照)と、により灯室14が形成される。ランプハウジング11は、後述する灯具ユニット(照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16)の取付箇所を構成するとともに、それらの点灯制御のための点灯駆動装置を収容する。インナーパネル12は、灯具ユニットおよび後述するクリアランスランプ17における照明箇所以外の箇所(後述するLED基板43等)や上述した点灯駆動装置等を隠して車両用灯具10の意匠性を高める。このインナーパネル12は、銀蒸着アルミ蒸着塗装等を施すことで意匠性をより向上させることができ、本実施例では銀蒸着を施している。アウターレンズ13は、ランプハウジング11(灯室14)に収容した灯具ユニット(照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16)やクリアランスランプ17からの光の出射を可能としつつそれらを覆うものであり、本実施例では前後方向前側から見て大略円形状としている。

0029

この車両用灯具10では、灯室14に、灯具ユニットとしての照明灯具ユニット15とターンランプユニット16とが設けられるとともに、それら灯具ユニットを取り囲んでクリアランスランプ(車幅灯)17が設けられる。その照明灯具ユニット15は、車両50の前方を照らすことで運転手の視認性や外部からの車両50の認識のし易さを向上させるものであり、本実施例では走行用配光ハイビーム)とすれ違い用配光ロービーム)とを切り替え可能である。照明灯具ユニット15は、図3に示すように、フレーム18と、その前部開口部を覆う投影レンズ19と、フレーム18の後部開口部を覆うリフレクタ21と、を有する。その投影レンズ19は、前後方向前側から見て円形状を呈し、フレーム18の前部開口部に取り付けられる。このため、照明灯具ユニット15は、前後方向前側から見た外観形状が円形状とされる。

0030

リフレクタ21は、内側に楕円を基本とする自由曲面から為る反射面を有するお椀形状図3の右側から左側へ向けて径寸法を漸次増大させる形状)を呈し、後端部21a(図3の右端となるお椀形状の底部)に挿通孔21bが設けられている。このリフレクタ21とフレーム18と投影レンズ19とにより形成された空間内に、光源としての放電灯22を設ける。本実施例では、放電灯22として、メタルハライドランプ等の高圧金属蒸気放電灯または高輝度放電灯(HID)等を用いる。この放電灯22は、リフレクタ21の挿通孔21bを経て当該リフレクタ21に装着可能とされ、イグナイタ23が接続される。このイグナイタ23は、リフレクタ21の挿通孔21bを経て、リフレクタ21に装着された放電灯22と電気的に接続するように照明灯具ユニット15に装着可能である。イグナイタ23は、点灯駆動装置に接続され、その制御下で放電灯22を点灯させる。

0031

この照明灯具ユニット15では、シェード駆動機構24により鉛直方向に移動可能にシェード25が設けられる。そのシェード駆動機構24は、ソレノイドが内蔵された本体部24aに、鉛直方向へと移動可能とされた可動軸部24bが設けられて構成される。シェード駆動機構24は、可動軸部24bの上端部にシェード25が取り付けられ、本体部24aに対して可動軸部24bを鉛直方向に移動させることでシェード25を鉛直方向に移動させる。このシェード駆動機構24は、シェード25を上方へと移動することで後述する上端縁25aをリフレクタ21(その反射面)の第2焦点近傍に位置させ、かつそこから下方へと移動させることで当該上端縁25aを第2焦点近傍よりも下方に位置させる。

0032

シェード25は、光の透過を阻む部材で構成され、鉛直方向および水平方向に伸びる板状を呈する。このシェード25は、上端縁25aが水平方向に沿って伸びており、その上端縁25aの中央に段差部(図示せず)が設けられている。シェード25は、シェード駆動機構24により上方へと移動されると、リフレクタ21(その反射面)から投影レンズ19に至る光路上に配置される。すると、シェード25は、放電灯22から出射されて投影レンズ19から出射され得る光束のうち、照射光軸に直交する断面で見て略上半部に位置する光束が投影レンズ19から出射されることを防止する。このとき、シェード25は、その上端縁25aの近傍にリフレクタ21(反射面)の第2焦点近傍を位置させることで、投影レンズ19から出射される光束の上端に、上端縁25aの形状に倣う明暗境界線カットオフラインという)を形成する。これにより、照明灯具ユニット15では、投影レンズ19から、上端縁25aの形状が明確に反映されたカットオフラインが形成されて対向車線での眩惑を防止しつつ前方を照射するすれ違い用配光(ロービーム)としての配光パターンを形成する光束を出射させる。

0033

また、シェード25は、シェード駆動機構24により下方へと移動されると、リフレクタ21(その反射面)から投影レンズ19に至る光路上から退避される。このため、シェード25は、放電灯22から出射されて投影レンズ19から出射され得る光束を遮ることはない。これにより、照明灯具ユニット15では、投影レンズ19から、運転手の視認性を確保することのできる走行用配光(ハイビーム)としての配光パターンを形成する光束を出射させる。

0034

この照明灯具ユニット15は、インナーパネル12に設けられた照明灯具ユニット15用の開口から投影レンズ19を覗かせるように、インナーパネル12等に取り付けられて設けられる。照明灯具ユニット15は、点灯駆動装置の制御に応じて、すれ違い用配光(ロービーム)と走行用配光(ハイビーム)とを切り替えつつ車両50の前方を照らすことができる。このことから、照明灯具ユニット15(車両用灯具10)では、前後方向前側が、光が出射される側となる。

0035

なお、照明灯具ユニット15は、運転手の視認性や外部からの車両50の認識のし易さを向上させるべく車両50の前方(前後方向前側(光が出射される側))を照らすものであれば、他の構成であってもよく、本実施例の構成に限定されるものではない。特に、照明灯具ユニット15は、すれ違い用配光(ロービーム)と走行用配光(ハイビーム)との切り替え可能であることが望ましく、その場合には2つのランプを設けて点灯を切り替える構成であってもよく、他の構成であってもよく、本実施例の構成に限定されるものではない。

0036

ターンランプユニット16は、灯室14において、照明灯具ユニット15の鉛直方向下側に設けられ、前後方向前側から見て互いの中心位置が鉛直方向に伸びる同一の直線上に位置する位置関係とされる。このターンランプユニット16は、例えば、回転楕円面あるいは放物面を有するリフレクタ26内に光源27が配置され、そのリフレクタ26の前面にインナーレンズ28が取り付けられて構成される。そのインナーレンズ28は、前後方向前側から見て照明灯具ユニット15の投影レンズ19よりも小さな円形状とされ、ターンランプユニット16の前後方向前側から見た外観形状が円形状とされる。ターンランプユニット16は、インナーパネル12に設けられたターンランプユニット16用の開口からインナーレンズ28を覗かせるように、インナーパネル12等に取り付けられて設けられる。このターンランプユニット16では、光源27が点灯(点滅)されると、そこからの光が直接もしくはリフレクタ26(その反射面)を経てインナーレンズ28に進行し、その光がインナーレンズ28を通して主に前後方向前側へと出射される。このため、ターンランプユニット16は、点灯駆動装置の制御下で光源27が点滅されることで、車両50において設けられた位置に応じた方向指示器(本実施例では前方左側の方向指示器)として機能する。このことから、ターンランプユニット16(車両用灯具10)では、前後方向前側が、光が出射される側となる。

0037

クリアランスランプ17は、図2から図6に示すように、車両用灯具10に設けた各灯具ユニットを取り囲みつつアウターレンズ13の周縁部に沿って伸びる環状を呈する。このクリアランスランプ17は、各灯具ユニットすなわち照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16を取り囲んで伸びる長尺な導光部材30と、その導光部材30の両端部(後述する両入射端部31、32)に対向して設けられる光源41と、導光部材30を覆う環状レンズ42と、を備える。その両光源41は、クリアランスランプ17における光源を形成するものであり、LEDや有機EL(OLED)等の自発光半導体型発光部を用いることができる。両光源41は、本実施例ではLEDを用いている。この両光源41は、適宜駆動(点灯および消灯)させるための回路電力を供給するためのコネクタ等が設けられたLED基板43に実装されて設けられる。このLED基板43は、光源41を実装した状態でインナーパネル12等の裏面に固定して設けられ、実装された光源41を適宜点灯および消灯させる。LED基板43は、本実施例では、2つの光源41すなわち導光部材30の各端部(後述する両入射端部31、32)に個別に対応して設けられ、個別に示す際には、車両内側Siのものを第1LED基板431とし、車両外側Soのものを第2LED基板432とする。また、両光源41は、個別に示す際には、第1LED基板431に実装したものを第1光源411とし、第2LED基板432に実装したものを第2光源412とする。

0038

導光部材30は、全体に長尺な棒状を呈し、第1入射端部31から立ち上がり、車両用灯具10のアウターレンズ13(図2参照)の周縁部に沿って湾曲しつつ伸びて、第2入射端部32へ向けて垂れ下がる環状(円形状)としている。このため、導光部材30は、前後方向前側から見ると、第1入射端部31と第2入射端部32との間に切欠部33(図5参照)を形成しつつ、全体として円形の取囲領域34(図5においてドットを付した箇所参照)を取り囲む。そして、導光部材30は、前後方向前側から見ると、照明灯具ユニット15全体を取囲領域34内に位置させるとともに、ターンランプユニット16の一部を切欠部33に位置させつつ中心位置Oを含むターンランプユニット16の大半を取囲領域34内に位置させている(図5参照)。このターンランプユニット16は、本実施例では、前後方向前側から見て、円形状の中心位置Oを、両光源41を架け渡す直線Lよりも鉛直方向上側(導光部材30の中心側)に位置させて設けている(図5参照)。

0039

この導光部材30における切欠部33が占める回転角(後述する周方向Dr(図5等参照)で見た切欠部33が位置する角度)は、導光部材30(取囲領域34)の径寸法とターンランプユニット16の径寸法とにより決定する。本実施例では、切欠部33が占める回転角を65度としており、後述する周方向Drで見たアウターレンズ13(図2参照)の周縁部の長さ寸法における2/3以上に導光部材30を存在させている。このため、導光部材30は、照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16を全体として取り囲んでいる。この導光部材30は、第1入射端部31を車両内側Siに位置させかつ第2入射端部32を車両外側Soに位置させるとともに、両入射端部31、32を下方に位置させて、インナーパネル12に設けられている。以下では、照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16を取り囲んで伸びる導光部材30の長尺方向を周方向Dr(図5参照)とする。

0040

導光部材30は、ガラス材料または樹脂材料で形成される。その樹脂材料としてはポリカーボネート(PC)、メタクリル樹脂PMMA)、環状オレフィン重合体(PCO)等を用いることができ、本実施例ではアクリル樹脂を用いている。この導光部材30は、第1LED基板431に実装した第1光源411が第1入射端部31に対向され、第2LED基板432に実装した第2光源412が第2入射端部32に対向されて設けられる。導光部材30では、第1光源411から出射された光が第1入射端部31から入射し、かつ第2光源412から出射された光が第2入射端部32から入射する。

0041

この導光部材30は、本実施例では、第1入射端部31と第2入射端部32とが架渡片部35により連結されている。この架渡片部35は、第1光源411からの光の第1入射端部31への入射と、第2光源412からの光の第2入射端部32への入射と、を妨げることなく、第1入射端部31と第2入射端部32とを架け渡して設けられる。架渡片部35は、導光部材30のインナーパネル12への位置決めおよび取り付けを補助するとともに、導光部材30を切れ目のない環状とすることで取り扱いを容易なものとする。

0042

この導光部材30は、本実施例では、第1入射端部31および第2入射端部32が前後方向後側へと湾曲されており、インナーパネル12の裏側に位置することが可能とされている(図2等参照)。導光部材30では、全反射を利用することにより、各入射端部31、32から入射された光を周方向Dr(図5等参照)に進行させる。そして、導光部材30では、前後方向後側に、全反射プリズムとして複数の反射面を形成すること、あるいは裏面に蒸着や塗装等によりアルミや銀を設けて複数の反射面を形成することにより、周方向Drに沿う断面で見て波状とされたプリズム部が設けられている。このため、導光部材30では、各入射端部31、32から入射されて周方向Drに進行する光を、プリズム部の作用により前後方向前側の湾曲された出射面から出射させることで、前後方向前側へと出射させるとともに前側における上下方向や左右方向からの視認が可能とされる。このことから、導光部材30(クリアランスランプ17(車両用灯具10))では、前後方向前側が、光が出射される側となる。

0043

導光部材30では、周方向Dr(長尺方向)で見て互いに間隔を置いて4箇所に取付部36が設けられる。この各取付部36は、導光部材30において外側へと突出されたフランジ部から前後方向後側に突出され、それぞれがインナーパネル12に設けられた被取付部(図示せず)に対応する形状とされる。このため、導光部材30は、インナーパネル12の所定の位置に配置されて各取付部36をインナーパネル12の対応する被取付部に挿入することで、インナーパネル12に位置決めされて取り付けられる(図2および図3参照)。この状態において、導光部材30では、前後方向後側へと湾曲された第1入射端部31および第2入射端部32がインナーパネル12の裏側に位置される(図3参照)。そして、インナーパネル12の裏側において、第1入射端部31に対向されて第1光源411が設けられ、第2入射端部32に対向されて第2光源412が設けられる。

0044

その第1光源411が実装される第1LED基板431と、第2光源412が実装される第2LED基板432と、は、インナーパネル12の裏側に位置される(図3参照)。その両LED基板43(431、432)は、前後方向に直交する面に沿う板状を呈する。ここで、ターンランプユニット16は、上述したように、インナーパネル12に設けられたターンランプユニット16用の開口からインナーレンズ28を覗かせるように、インナーパネル12等に取り付けられて設けられる。このため、ターンランプユニット16は、リフレクタ26や光源27等がインナーパネル12の裏側に位置される(図3参照)。そして、クリアランスランプ17では、ターンランプユニット16を導光部材30の切欠部33に位置させる、すなわち第1入射端部31と第2入射端部32とでターンランプユニット16(その一部)を挟むように導光部材30を設ける。このため、第1入射端部31に対向する第1光源411が実装された第1LED基板431と第2入射端部32に対向する第2光源412が実装された第2LED基板432とは、前後方向で見て、ターンランプユニット16(そのリフレクタ26や光源27等)と重なる位置関係とされる(図3参照)。このことから、両LED基板43(431、432)は、ターンランプユニット16(そのリフレクタ26や光源27等)と干渉する虞がある。このため、車両用灯具10では、クリアランスランプ17における両LED基板43(431、432)を、近接するターンランプユニット16と干渉しない位置関係となるように配置する。

0045

そのうちの第1LED基板431は、本実施例では、第1光源411が実装される箇所(LED実装部)と、第1光源411および第2光源412を点灯および消灯させるための点灯回路(点灯回路部)と、を構成する。第1LED基板431は、第1光源411が設けられた位置、すなわち第1入射端部31に対向する位置から、鉛直方向下側へと伸びるとともに、その下端部から水平方向の車両外側So(第2光源412側)へと伸びるものとしている。このため、第1LED基板431は、前後方向前側から見て、導光部材30の切欠部33に位置するターンランプユニット16の左側から下方へ向けて伸びるとともに、その下部からターンランプユニット16の下側へ向けて伸びる大略字形状を呈する(図5参照)。

0046

また、第2LED基板432は、本実施例では、第2光源412が実装される箇所(LED実装部)を構成する。第2LED基板432は、第2光源412が設けられた位置、すなわち第2入射端部32に対向する位置を含む矩形状としている。このため、第2LED基板432は、前後方向前側から見て、導光部材30の切欠部33に位置するターンランプユニット16の右側に位置する(図5参照)。この第2LED基板432は、接続線により第1LED基板431と接続される。これは、第2LED基板432は、第2光源412が実装される箇所(LED実装部)を構成するものであって、第2光源412を点灯および消灯させるための点灯回路(点灯回路部)が第1LED基板431に設けられていることによる。この接続線は、第1LED基板431および第2LED基板432とともに後述する設置領域44(図5参照)に位置される。

0047

車両用灯具10では、このような構成とすることで、クリアランスランプ17における両LED基板43(431、432)がターンランプユニット16と干渉しない位置関係としている。そのクリアランスランプ17では、インナーパネル12に取り付けられた導光部材30を覆って環状レンズ42が設けられる。

0048

その環状レンズ42は、図2および図3に示すように、周方向Drに直交する方向で見て導光部材30を覆う大略C字形状を呈する(図3参照)とともに、前後方向前側から見て導光部材30に沿って伸びる環状を呈する(図2参照)。この環状レンズ42は、光の透過を許す材料で形成されており、導光部材30から出射された光が前後方向前側等を照明することを可能とするとともに導光部材30が直接視認されることを防止する。環状レンズ42は、インナーパネル12に取り付けられた導光部材30を覆うように位置決めされてインナーパネル12に取り付けられる。

0049

この導光部材30では、両LED基板43(431、432)に実装された両光源41(411、412)が点灯されると、両入射端部31、32から光が内方に入射し、それぞれの光が周方向Drに進行する。その導光部材30を進行する光は、進行するにしたがって一部がプリズム部で反射されることにより前後方向前側へと出射される。このため、導光部材30は、第1LED基板431に設けた点灯回路(点灯回路部)の制御下で両光源41(411、412)が点灯されることで、全長に渡って略均一な輝度で光り、前側における上下方向や左右方向からの視認が可能とされる。これにより、クリアランスランプ17は、アウターレンズ13の周縁部に沿って照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16の回りを取り囲むように光り、車両50において設けられた位置に応じた車幅灯(本実施例では前方左側の車幅灯)として機能する。

0050

このように、車両用灯具10では、図2に示すように、大略円形状とされたアウターレンズ13により前後方向前側から見た外観形状が円形状とされ、そのアウターレンズ13の周縁部に沿って伸びる環状とされたクリアランスランプ17(導光部材30)が円形状の取囲領域34を形成する。また、車両用灯具10では、クリアランスランプ17(導光部材30)に取り囲まれた灯具ユニットとしての照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16が、前後方向前側から見た外観形状が円形状とされている。このため、車両用灯具10では、前後方向前側から見て、円形状のアウターレンズ13が環状(円形状)のクリアランスランプ17により縁取られるとともに、そのクリアランスランプ17の内方に円形状の照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16が位置するデザインとされている。そして、車両用灯具10では、クリアランスランプ17の導光部材30における切欠部33にターンランプユニット16の一部を位置させており、その導光部材30の第1入射端部31と第2入射端部32とでターンランプユニット16を挟む位置関係としている。このため、車両用灯具10では、全体形状すなわちアウターレンズ13の周縁部の周方向Drで見た長さ寸法における2/3以上をクリアランスランプ17が位置し、そのクリアランスランプ17が照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16を全体として取り囲んでいる。

0051

ここで、車両用灯具10では、灯具ユニットとしての円形状の照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16をクリアランスランプ17(導光部材30(その取囲領域34))内に完全に収めるデザインとすることが考えられる。すると、車両用灯具10では、導光部材30(取囲領域34)の内径寸法を大きくする必要があり、前後方向前側から見た外観形状(本実施例ではアウターレンズ13)および全体の大きさ寸法が増大する。これに対して、車両用灯具10では、前後方向前側から見た外観形状を可能な限り小さくすることが求められる場合がある。この場合、車両用灯具10では、導光部材30(取囲領域34)の内径寸法を小さくする必要があるが、導光部材30(取囲領域34)がその内側に位置する灯具ユニット(照明灯具ユニット15またはターンランプユニット16)と干渉する虞がある。これは、灯具ユニット(照明灯具ユニット15またはターンランプユニット16)の大きさ寸法を小さくすることには限界があることによる。このため、車両用灯具10では、導光部材30に切欠部33を設け、一方の灯具ユニットとしてのターンランプユニット16の一部を切欠部33に設けることで、当該両灯具ユニットをクリアランスランプ17で全体として取り囲むデザインとすることが考えられる。このとき、車両用灯具10では、導光部材30をアウターレンズ13の周縁部に沿って設けていることから、導光部材30の切欠部33と、そこに設けた灯具ユニット(ターンランプユニット16)との間隔を可能な限り小さくすることが望ましい。

0052

ここで、クリアランスランプ17における両LED基板43(431、432)では、熱せられると熱劣化が生じたり損傷が生じたりする虞があるので、熱源からできる限り離して設けることが求められる。本実施例の車両用灯具10では、灯具ユニットとして用いる照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16が熱源となる。そして、照明灯具ユニット15は、車両50の前方を照らすことで運転手の視認性や外部からの車両50の認識のし易さを向上させるものであるため、長時間に亘り連続して点灯される場面が多くかつ要求される明るさも大きいので、大きな熱を発する。これに対して、ターンランプユニット16は、進路変更の際にその方向を周囲に知らせるときや、非常状態である旨を周囲に知らせるときに点滅されるものであるため、短い時間のみの使用となる場面が多くかつ要求される明るさも小さいので、照明灯具ユニット15と比較して発する熱は小さい。加えて、照明灯具ユニット15は、前後方向前側から見た外観形状がターンランプユニット16よりも大きなものとされている。

0053

これらのことから、本実施例の車両用灯具10では、取り囲む灯具ユニットのうちの発する熱が小さく外観形状も小さいターンランプユニット16を鉛直方向下側に設けるとともに、そのターンランプユニット16の一部を導光部材30(クリアランスランプ17)で挟む構成とする。これにより、車両用灯具10では、導光部材30のための両光源41(411、412)を灯具ユニット(ターンランプユニット16)に近付けることができ、導光部材30における切欠部33の間隔、すなわち導光部材30における切欠部33が占める回転角を小さくすることができる。そして、車両用灯具10では、図5に示すように、両LED基板43(431、432)を設置するための設置領域44を、前後方向前側から見て、導光部材30の切欠部33に位置する灯具ユニット(ターンランプユニット16)に対して、水平方向の両側と鉛直方向の下側とを帯状に繋ぐU字形状とする。すなわち、車両用灯具10では、設置領域44を、前後方向前側から見て、導光部材30の切欠部33に位置する灯具ユニット(ターンランプユニット16)に対して、鉛直方向の上側を除く領域に設定する。

0054

そして、本実施例の車両用灯具10では、第1光源411を実装する第1LED基板431と、第2光源412を実装する第2LED基板432と、の2つのLED基板を設置領域44内に配置している。詳細には、車両用灯具10では、前後方向前側から見て、第1LED基板431をターンランプユニット16の左側から下方へ向けて伸びその下部からターンランプユニット16の下側へ向けて伸びる大略L字形状とし、第2LED基板432をターンランプユニット16の右側に位置する矩形状としている。これにより、車両用灯具10では、導光部材30(クリアランスランプ17)の両入射端部31、32とターンランプユニット16との間隔を小さなものとしつつ、両LED基板43(431、432)およびそこに実装した両光源41(411、412)の灯具ユニット(照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16)からの熱の影響を小さくする(殆どなくす)ことができる。これは以下のことによる。

0055

先ず、この説明のために、本実施例の車両用灯具10とは異なる位置関係でターンランプユニット16および設置領域(44A、44B、44C)を設定した例としての車両用灯具(10A、10B、10C)を図7から図9に示す。この図7から図9では、それぞれの位置関係の理解を容易とするために、LED基板に変えて当該LED基板を配置する設置領域(44A、44B、44C)を示している。その各設置領域(44A、44B、44C)は、LED基板が両光源41(411、412)を実装するものであることから、前後方向前側から見ると、両光源41を必ず含む、すなわち各光源41(411、412)が対向される第1入射端部31および第2入射端部32を必ず含むものとなる。図7から図9に示す車両用灯具(10A、10B、10C)では、基本的な概念および構成は上記した車両用灯具10と同様であることから、等しい概念および構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、車両用灯具(10A、10B、10C)では、車両用灯具10と同様に、ターンランプユニット16の一部をクリアランスランプ17(導光部材30)の切欠部33に位置させる構成を前提としている。

0056

先ず、図7に示す車両用灯具10Aでは、灯具ユニットとしての照明灯具ユニット15とターンランプユニット16とを水平方向に並べるとともに、設置領域44Aをターンランプユニット16の鉛直方向で見た両側と水平方向で見た右側とを帯状に繋ぐU字形状としている。すなわち、この車両用灯具10Aでは、前後方向前側から見て、車両用灯具10の内部の構成を時計方向逆回りに45度回転移動させたものとしている。車両用灯具10Aでは、設置領域44Aの一部すなわち第2光源412およびLED基板において当該第2光源412が実装される箇所が、ターンランプユニット16の鉛直方向上側に位置する。このため、設置領域44Aにおける当該位置に設けられた第2光源412やLED基板が、ターンランプユニット16から発せられる熱の影響を受けて熱劣化が生じたり損傷が生じたりする虞がある。

0057

次に、図8に示す車両用灯具10Bでは、灯具ユニットとしての照明灯具ユニット15とターンランプユニット16とを水平方向に並べるとともに、設置領域44Bをターンランプユニット16の鉛直方向で見た両側と水平方向で見た左側とを帯状に繋ぐU字形状としている。すなわち、この車両用灯具10Bでは、図7に示す車両用灯具10Aの設置領域44Aにおいてターンランプユニット16の右側に位置した箇所を、照明灯具ユニット15とターンランプユニット16との間に位置させて設置領域44Bとしている。車両用灯具10Bでは、車両用灯具10Aと同様に、設置領域44Bの一部すなわち第2光源412およびLED基板において当該第2光源412が実装される箇所が、ターンランプユニット16の鉛直方向上側に位置する。このため、設置領域44Bにおける当該位置に設けられた第2光源412やLED基板が、ターンランプユニット16から発せられる熱の影響を受けて熱劣化が生じたり損傷が生じたりする虞がある。また、車両用灯具10Bでは、設置領域44Bの一部が照明灯具ユニット15とターンランプユニット16との間に位置し、照明灯具ユニット15と接近している。このため、設置領域44Bにおける当該位置に設けられたLED基板が、照明灯具ユニット15から発せられる熱の影響を受けて熱劣化が生じたり損傷が生じたりする虞がある。加えて、車両用灯具10Bでは、設置領域44Bのうちの照明灯具ユニット15とターンランプユニット16との間にLED基板を配置すると、そのLED基板が照明灯具ユニット15やターンランプユニット16と干渉する虞がある。このため、車両用灯具10Bでは、照明灯具ユニット15とターンランプユニット16との間隔を、少なくともLED基板の配置のための空間を確保できる程度に広げる必要があるので、前後方向前側から見た外観形状の増大を招いてしまう。

0058

次に、図9に示す車両用灯具10Cでは、灯具ユニットとしての照明灯具ユニット15の鉛直方向下側に灯具ユニットとしてのターンランプユニット16を並べるとともに、設置領域44Cをターンランプユニット16の水平方向で見た両側と鉛直方向で見た上側とを帯状に繋ぐU字形状としている。すなわち、この車両用灯具10Cでは、前後方向前側から見て、車両用灯具10の設置領域44においてターンランプユニット16の下側に位置した箇所を、照明灯具ユニット15とターンランプユニット16との間に位置させて設置領域44Cとしている。車両用灯具10Cでは、設置領域44Cの一部が、照明灯具ユニット15とターンランプユニット16との間に位置して照明灯具ユニット15と接近しているとともに、ターンランプユニット16の鉛直方向上側に位置する。このため、設置領域44Cにおける当該位置に設けられたLED基板が、照明灯具ユニット15から発せられる熱の影響と、ターンランプユニット16から発せられる熱の影響と、を受けて熱劣化が生じたり損傷が生じたりする虞がある。加えて、車両用灯具10Cでは、車両用灯具10Bと同様に、照明灯具ユニット15とターンランプユニット16との間にLED基板を配置すると、そのLED基板が照明灯具ユニット15やターンランプユニット16と干渉する虞があるため、それらの間隔を広げる必要があり前後方向前側から見た外観形状の増大を招いてしまう。

0059

これらに対して、車両用灯具10では、図5に示すように、ターンランプユニット16を鉛直方向下側として、照明灯具ユニット15とターンランプユニット16とを鉛直方向に並べて配置する。そして、車両用灯具10では、前後方向前側から見て、導光部材30の切欠部33に灯具ユニットとしてのターンランプユニット16を設け、設置領域44を、そのターンランプユニット16に対して水平方向の両側と鉛直方向の下側とを帯状に繋ぐU字状としている。このため、車両用灯具10では、設置領域44において、ターンランプユニット16の鉛直方向上側に位置する箇所はなく、照明灯具ユニット15とターンランプユニット16との間に位置する箇所もなく、照明灯具ユニット15に接近する箇所もない。これにより、車両用灯具10では、設置領域44のいずれの箇所にLED基板43(431、432)や両光源41(411、412)を設置した場合であっても、照明灯具ユニット15やターンランプユニット16から発せられる熱の影響により熱劣化が生じたり損傷が生じたりすることを防止することができる。

0060

このように、本発明に係る車両用灯具の一実施例の車両用灯具10では、設置領域44を、前後方向前側から見て、両入射端部31、32で挟む灯具ユニット(実施例ではターンランプユニット16)に対して、水平方向の両側と鉛直方向の下側とに設定している。このため、車両用灯具10では、設置領域44のいずれの箇所に両光源41やLED基板43を設置した場合であっても、灯具ユニットから発せられる熱の影響により熱劣化が生じたり損傷が生じたりすることを防止することができる。

0061

また、車両用灯具10では、設置領域44を両入射端部31、32で挟む灯具ユニット(ターンランプユニット16)に対して水平方向の両側と鉛直方向の下側とに設定することで、当該灯具ユニットからの熱に起因する両光源41やLED基板43の劣化や損傷を防止している。このため、車両用灯具10では、灯具ユニットを挟む位置に両光源41(411、412)を設けることができるので、導光部材30に切欠部33を設けて当該切欠部33に灯具ユニットの一部を設けることができる。これにより、車両用灯具10では、灯具ユニットを取り囲む導光部材30の内径寸法を小さくすることができ、前後方向前側から見た外観形状を小さくすることができる。加えて、車両用灯具10では、両光源41(411、412)を灯具ユニットに接近させて配置することができ、導光部材30において両光源41(411、412)が対向される両入射端部31、32を灯具ユニットに接近させることができる。しかも、車両用灯具10では、灯具ユニットを挟む両入射端部31、32のそれぞれに光源41(411、412)を対向させて設けることができるので、導光部材30を明るくかつ全長に亘って略均一に光らせることができる。

0062

さらに、車両用灯具10では、灯室14に鉛直方向に並んで設けた2つの灯具ユニット(照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16)のうちの鉛直方向下側の灯具ユニット(ターンランプユニット16)の一部を両入射端部31、32で挟んで導光部材30(クリアランスランプ17)を設けている。このため、車両用灯具10では、設置領域44に設けた両光源41(411、412)やLED基板43が、両灯具ユニットの間や、いずれか一方の灯具ユニットの鉛直方向上側に位置することはない。これにより、車両用灯具10では、各灯具ユニットから発せられる熱の影響により両光源41やLED基板43に熱劣化が生じたり損傷が生じたりすることを防止しつつ、2つの灯具ユニットを導光部材30で取り囲むことができる。

0063

車両用灯具10では、導光部材30(クリアランスランプ17)で取り囲む2つの灯具ユニットを、光が出射される側から見て円形状を呈するものとしている。このため、車両用灯具10では、前後方向前側から見て、環状(円形状)を呈する導光部材30(クリアランスランプ17)の内方に2つの円形状の灯具ユニットを位置させることができ、見栄えを向上させることができる。

0064

車両用灯具10では、前後方向前側から見て、灯室14に鉛直方向に並んで設けた2つの灯具ユニット(照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16)のうちの鉛直方向下側の灯具ユニット(ターンランプユニット16)における円形の中心位置Oを、環状の導光部材30が描く円形の取囲領域34に位置させている。このため、車両用灯具10では、鉛直方向に並ぶ2つの灯具ユニットを導光部材30でより適切に取り囲むことができるとともに、導光部材30(取囲領域34)において鉛直方向下側の灯具ユニットを設けるための切欠部33が占める回転角を小さくすることができる。特に、車両用灯具10では、前後方向前側から見て、鉛直方向下側の灯具ユニット(ターンランプユニット16)における円形の中心位置Oを、両光源41(411、412)を架け渡す直線Lよりも鉛直方向上側に位置させている。このため、車両用灯具10では、鉛直方向に並ぶ2つの灯具ユニットを導光部材30でより適切に取り囲むことができるとともに、導光部材30(取囲領域34)において鉛直方向下側の灯具ユニットを設けるための切欠部33が占める回転角をより小さくすることができる。これにより、車両用灯具10では、前後方向前側から見た外観形状をより小さくすることができるとともに、見栄えをより向上させることができる。

0065

車両用灯具10では、前後方向前側から見て、灯室14に鉛直方向に並んで設けた2つの灯具ユニットのうちの鉛直方向下側の灯具ユニット(ターンランプユニット16)の内径寸法を、鉛直方向上側の灯具ユニット(照明灯具ユニット15)の内径寸法よりも小さくしている。このため、車両用灯具10では、導光部材30(取囲領域34)において鉛直方向下側の灯具ユニットを設けるための切欠部33が占める回転角をより小さくすることができる。

0066

車両用灯具10では、灯室14に鉛直方向に並んで上側から照明灯具ユニット15とターンランプユニット16とを設け、その鉛直方向下側のターンランプユニット16の一部を両入射端部31、32で挟んで導光部材30(クリアランスランプ17)を設けている。このため、車両用灯具10では、ターンランプユニット16が照明灯具ユニット15よりも発する熱が小さいので、両入射端部31、32に対向して設ける両光源41(411、412)やそれらを実装するLED基板43をターンランプユニット16の近傍に配置することができる。

0067

車両用灯具10では、前後方向前側から見て、灯具ユニット(照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16)を取り囲む導光部材30を、円形状のアウターレンズ13の周縁部に沿って伸びる環状に設けている。このため、車両用灯具10では、導光部材30からの光でアウターレンズ13を縁取ることができ、前後方向前側から見た見栄えをより向上させることができる。また、車両用灯具10では、アウターレンズ13を縁取るように導光部材30を光らせることができるので、クリアランスランプ17として求められる機能(法規で定められた輝度分布等)を満たすことを容易なものとすることができる。

0068

したがって、本発明に係る実施例の車両用灯具10では、環状の導光部材30において灯具ユニット(ターンランプユニット16)を挟む両入射端部31、32に対向する各光源41(411、412)やLED基板43への熱の影響を抑制しつつ、その導光部材30の内径寸法を小さくすることができる。

0069

なお、上記した実施例では、本発明に係る車両用灯具の一例としての車両用灯具10について説明したが、光を出射すべく灯室に設けられる灯具ユニットと、前記灯具ユニットの一部を挟んで2つの入射端部が設けられ、光が出射される側から見て前記灯具ユニットを取り囲む環状を呈し、前記灯室に設けられる導光部材と、前記各入射端部に対向して前記灯室に設けられる2つの光源と、前記各光源が設けられる基板と、を備え、前記基板を設ける設置領域を、光が出射される側から見て、前記両入射端部で挟む前記灯具ユニットの鉛直方向下側と前記灯具ユニットの水平方向両側とに設定する車両用灯具、あるいは、光を出射すべく灯室に設けられる灯具ユニットと、前記灯具ユニットの一部を挟んで2つの入射端部が設けられ、光が出射される側から見て前記灯具ユニットを取り囲むべく一方の前記入射端部から他方の前記入射端部へと伸びる環状を呈し、前記灯室に設けられる導光部材と、前記各入射端部に対向して前記灯室に設けられる2つの光源と、前記各光源が設けられる基板と、を備え、前記基板を設ける設置領域を、光が出射される側から見て、前記両入射端部で挟む前記灯具ユニットの鉛直方向下側と前記灯具ユニットの水平方向両側とを帯状に繋ぐ領域に設定する車両用灯具であればよく、上記した実施例の構成に限定されるものではない。

0070

また、上記した実施例では、灯室14に灯具ユニットとして照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16を設けていたが、前後方向前側(光が出射される側)から見て両入射端部31、32で挟まれつつ環状の導光部材30に取り囲まれて灯室14に設けられる灯具ユニットであれば、灯具ユニットの種類や灯室14に設けられる灯具ユニットの数は適宜設定すればよく、上記した実施例の構成に限定されるものではない。

0071

さらに、上記した実施例では、灯具ユニットとしての照明灯具ユニット15およびターンランプユニット16を、前後方向前側(光が出射される側)から見て円形状を呈するものとしていたが、環状(円形状)の導光部材30に取り囲まれるものであれば、形状はデザインに応じて適宜設定すればよく、上記した実施例の構成に限定されるものではない。また、導光部材は、灯具ユニットを取り囲む環状を呈するものであれば、描く形状は円形状に限定されるものではなく、例えば灯具ユニットの形状に応じたものとするように適宜設定すればよく、上記した実施例の構成に限定されるものではない。

0072

上記した実施例では、導光部材30を、円形状のアウターレンズ13の周縁部に沿って伸びる環状に設けている。しかしながら、導光部材30が灯具ユニット(上記した実施例では照明灯具ユニット15、ターンランプユニット16)を取り囲むものであれば、アウターレンズ13に対する導光部材30の位置やアウターレンズ13の形状は適宜設定すればよく、上記した実施例の構成に限定されるものではない。

0073

上記した実施例では、車両(車両50)の前照灯(ヘッドランプ)として用いられる車両用灯具10を示している。しかしながら、本発明に係る車両用灯具は、2つの入射端部で灯具ユニットを挟みつつ当該灯具ユニットを取り囲む導光部材が設けられ、両入射端部に対向する2つの光源が設けられる基板の設置領域を、光が出射される側から見て当該灯具ユニットの鉛直方向下側と水平方向両側とに設定するものであれば、車両に用いる他の車両用灯具であってもよく、上記した実施例の構成に限定されるものではない。

0074

上記した実施例では、導光部材30が車両用灯具10においてクリアランスランプ17を構成するものとされていたが、2つの入射端部で灯具ユニットを挟みつつ当該灯具ユニットを取り囲む導光部材であれば、車両に用いる他の車両用灯具を構成してもよく、上記した実施例の構成に限定されるものではない。

0075

上記した実施例では、フランジ部に設けた取付部36により導光部材30をインナーパネル12に取り付けるものとしている。しかしながら、取付部36は、導光部材30を灯室14内に取り付けることを可能とするものであれば、例えばランプハウジング11に取り付けるものであってもよく、他の箇所に取り付けるものであってもよく、上記した実施例の構成に限定されるものではない。

実施例

0076

以上、本発明の車両用灯具を実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。

0077

10(10R、10L)車両用灯具
13アウターレンズ
14灯室
15 (灯具ユニットの一例としての)照明灯具ユニット
16 (灯具ユニットの一例としての)ターンランプユニット
30導光部材
31 (入射端部の一例としての)第1入射端部
32 (入射端部の一例としての)第2入射端部
34 取囲領域
41光源
43 (基板の一例としての)LED基板
44 設置領域
L 直線
O 中心位置

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