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図面 (11)

課題

異なる機種間で光学系を共用可能とするプロジェクターを提供する。

解決手段

プロジェクター1は、画像を形成する光学ユニット4と、形成された画像を投射する投射光学装置5と、を備え、光学ユニット4は、第1照明装置41と、第1照明装置41から出射される光を変調する第1光変調装置461Rと、第1照明装置41と第1光変調装置461Rの間の光路上に配置され、第1照明装置41から出射された光の照度を領域毎に調整する調光装置45Rと、を備え、調光装置45Rは、第1照明装置41から出射された光を変調する反射型の第2光変調装置452と、第2光変調装置452によって変調された変調光を第1光変調装置461Rに結像させる反射型のリレー装置453と、を有する。

概要

背景

従来、光源装置と、当該光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、変調され
た光を投射させる投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている。このような
プロジェクターとして、投影画像コントラストを向上させることを目的として、光学
直列に接続された2つの光変調装置を備えたプロジェクターが提案されている(例えば
、特許文献1参照)。

この特許文献1に記載のプロジェクターでは、光源部から出射された光は、均一照明
及び反射ミラーを介した後、複数のダイクロイックミラーにより、赤、緑及び青の色光
分離される。そして、各色光は、対応する第1変調手段である液晶ライトバルブ色変調
ライトバルブ)によって変調され、クロスダイクロイックプリズムにより合成される。こ
の後、当該クロスダイクロイックプリズムにより合成された光は、前段レンズ群、開口絞
り及び後段レンズ群等の光学部材が直線的に配置された、両側テレセントリック性を有す
リレー光学系を通過して、輝度変調部に入射される。輝度変調部は、液晶ライトバルブ
輝度変調ライトバルブ)により、入射される光(色変調ライトバルブにより形成された
画像光)を変調して画素毎に光量を調整する。そして、輝度変調部を介した光は、投射レ
ンズによって投射される。このような構成により、投射される画像の階調を広げることが
でき、コントラストを向上させることができる。

概要

異なる機種間で光学系を共用可能とするプロジェクターを提供する。プロジェクター1は、画像を形成する光学ユニット4と、形成された画像を投射する投射光学装置5と、を備え、光学ユニット4は、第1照明装置41と、第1照明装置41から出射される光を変調する第1光変調装置461Rと、第1照明装置41と第1光変調装置461Rの間の光路上に配置され、第1照明装置41から出射された光の照度を領域毎に調整する調光装置45Rと、を備え、調光装置45Rは、第1照明装置41から出射された光を変調する反射型の第2光変調装置452と、第2光変調装置452によって変調された変調光を第1光変調装置461Rに結像させる反射型のリレー装置453と、を有する。

目的

本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、異なる
機種間で光学系を共用可能とするプロジェクターを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

画像を形成する画像形成装置と、形成された前記画像を投射する投射光学装置と、を備え、前記画像形成装置は、照明装置と、前記照明装置から出射される光を変調する第1光変調装置と、前記照明装置と前記第1光変調装置との間の光路上に配置され、前記照明装置から出射された光の中心軸に直交する面内の照度を領域毎に調整する調光装置と、を備え、前記調光装置は、前記照明装置から出射された光を変調する反射型の第2光変調装置と、前記第2光変調装置によって変調された変調光を前記第1光変調装置に結像させる反射型のリレー装置と、を有することを特徴とするプロジェクター

請求項2

請求項1に記載のプロジェクターであって、前記調光装置は、前記第2光変調装置から入射される前記変調光を前記リレー装置に導き、前記リレー装置にて反射された前記変調光を前記第1光変調装置側に出射する偏光分離装置と、前記偏光分離装置と前記リレー装置との間に配置され、入射される光を略円偏光とする位相差板と、を有することを特徴とするプロジェクター。

請求項3

請求項2に記載のプロジェクターであって、前記調光装置は、第1方向に沿って入射された光を、前記第1方向に略直交する第2方向に出射することを特徴とするプロジェクター。

請求項4

請求項3に記載のプロジェクターであって、前記第2光変調装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向側に配置され、前記リレー装置は、前記偏光分離装置に対して前記第2方向とは反対側に配置されていることを特徴とするプロジェクター。

請求項5

請求項2に記載のプロジェクターであって、前記調光装置は、第1方向に沿って入射された光を、前記第1方向に沿って出射することを特徴するプロジェクター。

請求項6

請求項5に記載のプロジェクターであって、前記第2光変調装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向に略直交する第3方向に配置され、前記リレー装置は、前記偏光分離装置に対して前記第3方向とは反対側に配置されていることを特徴とするプロジェクター。

請求項7

画像を形成する画像形成装置と、形成された前記画像を投射する投射光学装置と、を備え、前記画像形成装置は、照明装置と、前記照明装置から出射される光を変調する第1光変調装置と、前記第1光変調装置を所定位置に配置可能な光学部品用筐体と、を備え、前記光学部品用筐体は、前記照明装置と前記第1光変調装置との間の光路上において、前記照明装置から出射された光の中心軸に直交する面内の照度を領域毎に調整する調光装置を配置可能に構成され、前記調光装置は、前記照明装置から出射された光を変調する反射型の第2光変調装置と、前記第2光変調装置によって変調された変調光を前記第1光変調装置に結像させる反射型のリレー装置と、前記第2光変調装置から入射される前記変調光を前記リレー装置に導き、前記リレー装置にて反射された前記変調光を前記第1光変調装置側に出射する偏光分離装置と、前記偏光分離装置と前記リレー装置との間に配置され、入射される光を略円偏光とする位相差板と、を備えることを特徴とするプロジェクター。

請求項8

請求項7に記載のプロジェクターであって、前記光学部品用筐体に前記調光装置が配置されない場合には、前記偏光分離装置が配置可能な箇所に、少なくとも一部の光を反射する反射装置が配置されることを特徴とするプロジェクター。

技術分野

0001

本発明は、プロジェクターに関する。

背景技術

0002

従来、光源装置と、当該光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、変調され
た光を投射させる投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている。このような
プロジェクターとして、投影画像コントラストを向上させることを目的として、光学
直列に接続された2つの光変調装置を備えたプロジェクターが提案されている(例えば
、特許文献1参照)。

0003

この特許文献1に記載のプロジェクターでは、光源部から出射された光は、均一照明
及び反射ミラーを介した後、複数のダイクロイックミラーにより、赤、緑及び青の色光
分離される。そして、各色光は、対応する第1変調手段である液晶ライトバルブ色変調
ライトバルブ)によって変調され、クロスダイクロイックプリズムにより合成される。こ
の後、当該クロスダイクロイックプリズムにより合成された光は、前段レンズ群、開口絞
り及び後段レンズ群等の光学部材が直線的に配置された、両側テレセントリック性を有す
リレー光学系を通過して、輝度変調部に入射される。輝度変調部は、液晶ライトバルブ
輝度変調ライトバルブ)により、入射される光(色変調ライトバルブにより形成された
画像光)を変調して画素毎に光量を調整する。そして、輝度変調部を介した光は、投射レ
ンズによって投射される。このような構成により、投射される画像の階調を広げることが
でき、コントラストを向上させることができる。

先行技術

0004

特開2007−218946号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、プロジェクターには、輝度変調ライトバルブを有する調光装置が設けられて
いない機種もある。このようなプロジェクターと、上述のような調光装置及びリレー光学
系が設けられているプロジェクターとで、光学設計や部品設計を個別に行うと、製造コス
トが増大する他、開発に時間を要する。このため、異なる機種間で光学設計や部品設計を
共用可能とする構成が要望されていた。

0006

本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、異なる
機種間で光学系を共用可能とするプロジェクターを提供することを目的の1つとする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の第1態様に係るプロジェクターは、画像を形成する画像形成装置と、形成され
た前記画像を投射する投射光学装置と、を備え、前記画像形成装置は、照明装置と、前記
照明装置から出射される光を変調する第1光変調装置と、前記照明装置と前記第1光変調
装置との間の光路上に配置され、前記照明装置から出射された光の中心軸に直交する面内
照度を領域毎に調整する調光装置と、を備え、前記調光装置は、前記照明装置から出射
された光を変調する反射型の第2光変調装置と、前記第2光変調装置によって変調された
変調光を前記第1光変調装置に結像させる反射型のリレー装置と、を有することを特徴と
する。

0008

上記第1態様によれば、調光装置は、反射型の第2光変調装置及びリレー装置を備える
。この調光装置では、照明装置からの光が、反射型の第2光変調装置によって変調される
とともに反射され、反射された変調光が、反射型のリレー装置によって第1光変調装置に
結像される。
このように構成された調光装置では、照明装置から第2光変調装置までの光路長が、仮
に調光装置を外した場合の照明装置から第1光変調装置までの光路長と略同じになるよう
に、光路を設計できる(すなわち、第2光変調装置やリレー装置の配置位置や、リレー
置の光学設計等を適宜設定できる)。これにより、プロジェクターから調光装置を外すこ
とによって、調光機能を有さないプロジェクターを構成でき、調光装置を備えるプロジェ
クターと、備えない他の機種のプロジェクターとで、構成する部品の大部分を共通化でき
る。従って、異なる複数の機種を製造する際のコストを削減できる他、当該複数の機種の
開発に要する時間を短縮できる。

0009

上記第1態様では、前記調光装置は、前記第2光変調装置から入射される前記変調光を
前記リレー装置に導き、前記リレー装置にて反射された前記変調光を前記第1光変調装置
側に出射する偏光分離装置と、前記偏光分離装置と前記リレー装置との間に配置され、入
射される光を略円偏光とする位相差板と、を有することが好ましい。
上記第1態様によれば、調光装置では、第2光変調装置によって変調された変調光が、
偏光分離装置に入射され、当該偏光分離装置を通過して、反射型のリレー装置に入射され
る。この変調光は、反射型のリレー装置に入射され、リレー装置によって反射された後に
、リレー装置から出射されて、再び偏光分離装置に入射される過程で、略円偏光として反
射型のリレー装置に入射し、反射されて円偏光の回転方向反転することによって、偏光
方向が変換される。従って、第2光変調装置から入射される変調光と、リレー装置によっ
て反射された変調光とを偏光方向の違いによって偏光分離装置にて確実に分離できる。こ
れにより、第2光変調装置による変調光をリレー装置に確実に導くことができる他、当該
リレー装置によって反射されて第1光変調装置に結像される変調光を、当該第1光変調装
置側に確実に出射できる。
そして、このような調光装置では、上記変調光が、偏光分離装置とリレー装置との間を
反射により往復した後、当該偏光分離装置から第1光変調装置側に出射されるので、調光
装置の各構成をコンパクトに配置できる。従って、調光装置を小型化でき、ひいては、プ
ジェクターを小型化できる。

0010

上記第1態様では、前記調光装置は、第1方向に沿って入射された光を、前記第1方向
に略直交する第2方向に出射することが好ましい。
上記第1態様によれば、例えば、調光装置が設けられていないプロジェクターにおいて
、光の進行方向を反射によって変更するミラーの配置位置に、当該調光装置を配置できる
他、当該ミラーを省略できる。

0011

上記第1態様では、前記第2光変調装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向側
に配置され、前記リレー装置は、前記偏光分離装置に対して前記第2方向とは反対側に配
置されていることが好ましい。
上記第1態様によれば、照明装置から第1方向に沿って入射される光は、偏光分離装置
を介して第2光変調装置に入射され、当該第2光変調装置によって反射された変調光は、
再び偏光分離装置に入射される。そして、当該変調光は、偏光分離装置によって第2方向
とは反対方向に反射されてリレー装置に入射され、当該リレー装置によって反射された変
調光は、偏光分離装置を介して第2方向に出射される。これによれば、調光装置の各構成
を確実にコンパクトに配置できる。この他、第1方向に沿って入射される光を第2方向に
沿って確実に出射できるので、上記ミラーに代えて調光装置を配置することにより、調光
装置を備えるプロジェクターを簡易に構成できる。

0012

上記第1態様では、前記調光装置は、第1方向に沿って入射された光を、前記第1方向
に沿って出射することが好ましい。
上記第1態様によれば、調光装置に対する光の入射方向と、当該調光装置による変調光
の出射方向とは一致する。これによれば、調光装置がないプロジェクターにおいて照明
置から出射された光の光路上に、調光装置を容易に配置できる。従って、調光装置を備え
るプロジェクターから、調光装置を取り外すだけで調光装置を備えないプロジェクターと
することができる。また、調光装置の配置する向きを変えることが可能なので、スペース
を有効に活用でき、プロジェクターを小型化することが可能となる。

0013

上記第1態様では、前記第2光変調装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向に
略直交する第3方向に配置され、前記リレー装置は、前記偏光分離装置に対して前記第3
方向とは反対側に配置されていることが好ましい。
上記第1態様によれば、照明装置から第1方向に沿って入射される光は、偏光分離装置
にて第3方向に反射されて第2光変調装置に入射され、当該第2光変調装置によって反射
された変調光は、再び偏光分離装置に入射される。この変調光は、偏光分離装置を介して
、当該偏光分離装置を挟んで第2光変調装置とは反対側に位置するリレー装置に入射され
る。そして、当該変調光は、リレー装置によって反射されて偏光分離装置に入射され、当
該偏光分離装置にて反射されて第1方向に出射される。これによれば、調光装置の各構成
を確実にコンパクトに配置できる。この他、第1方向に沿って入射される光を当該第1方
向に沿って出射するので、調光装置を備えるプロジェクターから、調光装置を取り外すだ
けで調光装置を備えないプロジェクターとすることができる。
なお、上記調光装置では、第1方向に沿って調光装置を見た場合に、第2光変調装置と
リレー装置とは、偏光分離装置を挟んで互いに反対側に配置される。このため、これら第
2光変調装置とリレー装置とが、水平方向に沿って互いに対向するように配置する場合、
第2光変調装置とリレー装置の配置をスペース効率を考慮して選択することができる。さ
らに、鉛直方向に沿って互いに対向するように配置することも可能となる。従って、プロ
ジェクターを小型化することが可能となる。

0014

本発明の第2態様に係るプロジェクターは、画像を形成する画像形成装置と、形成され
た前記画像を投射する投射光学装置と、を備え、前記画像形成装置は、照明装置と、前記
照明装置から出射される光を変調する第1光変調装置と、前記第1光変調装置を所定位置
に配置可能な光学部品用筐体と、を備え、前記光学部品用筐体は、前記照明装置と前記第
1光変調装置との間の光路上において、前記照明装置から出射された光の中心軸に直交す
る面内の照度を領域毎に調整する調光装置を配置可能に構成され、前記調光装置は、前記
照明装置から出射された光を変調する反射型の第2光変調装置と、前記第2光変調装置に
よって変調された変調光を前記第1光変調装置に結像させる反射型のリレー装置と、前記
第2光変調装置から入射される前記変調光を前記リレー装置に導き、前記リレー装置にて
反射された前記変調光を前記第1光変調装置側に出射する偏光分離装置と、前記偏光分離
装置と前記リレー装置との間に配置され、入射される光を略円偏光とする位相差板と、を
備えることを特徴とする。

0015

上記第2態様によれば、上記第1態様に係るプロジェクターと同様に、照明装置から第
2光変調装置までの光路長が、仮に調光装置を外した場合の照明装置から第1光変調装置
までの光路長と略同じになるように、調光装置の光路を設計できる。これにより、調光装
置を備えるプロジェクターと、備えない他の機種のプロジェクターとで、構成する部品の
大部分を共通化できる。従って、異なる複数の機種を製造する際のコストを削減できる他
、当該複数の機種の開発に要する時間を短縮できる。

0016

上記第2態様では、前記光学部品用筐体に前記調光装置が配置されない場合には、前記
偏光分離装置が配置可能な箇所に、少なくとも一部の光を反射する反射装置が配置される
ことが好ましい。
上記第2態様によれば、調光装置の配置位置に、反射装置を配置することにより、調光
装置を備えないプロジェクターを簡易に構成できる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。
上記第1実施形態における調光装置の構成を示す模式図。
上記第1実施形態における他のプロジェクターの構成を示す模式図。
本発明の第2実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。
上記第2実施形態における他のプロジェクターの構成を示す模式図。
本発明の第3実施形態に係るプロジェクターの構成を示す模式図。
上記第3実施形態におけるプロジェクターの構成を示す模式図。
上記第3実施形態における調光装置の構成を示す模式図。
上記第3実施形態における他のプロジェクターの構成を示す模式図。
上記第3実施形態における他のプロジェクターの構成を示す模式図。

実施例

0018

[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、内部に設けられた第1照明装置41及び第2照
明装置43から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスク
リーン等の被投射面(図示省略)に拡大投射する画像表示装置である。このプロジェクタ
ー1は、図1に示すように、当該プロジェクター1の外装を構成する平面視略矩形状の外
筐体2と、当該外装筐体2に収納される装置本体3とを備える。

0019

[装置本体の構成]
装置本体3は、投射画像を形成する光学ユニット4と、投射光学装置5と、を備える。
この他、図示を省略するが、装置本体3は、プロジェクター1の冷却対象を冷却する冷却
装置、プロジェクター1の各構成部品電力を供給する電源装置、及び、プロジェクター
1の動作を制御する制御装置を備える。

0020

[投射光学装置の構成]
投射光学装置5は、光学ユニット4によって形成された投射画像を上記被投射面上に拡
大投射する。この投射光学装置5は、複数のレンズ(図示省略)と、当該複数のレンズを
内部に収納する鏡筒とを備えた組レンズとして構成されている。
なお、以下の説明では、外装筐体2の底面部が設置面に対向するようにプロジェクター
1が配置された場合に、投射光学装置5による画像の投射方向をZ方向とし、Z方向に直
交し、かつ、底面部から天面部に向かう方向(鉛直方向の下側から上側に向かう方向)を
Y方向とし、Y方向及びZ方向に直交し、かつ、Z方向に沿って見た場合に水平方向に沿
って左から右に向かう方向をX方向とする。

0021

[光学ユニットの構成]
光学ユニット4は、第1照明装置41と、色分離装置42と、第2照明装置43と、導
光装置44と、調光装置45と、電気光学装置46と、これら画像の形成に寄与する光学
部品としての各装置41〜46を収納する光学部品用筐体47と、を備える。上記各装置
41〜46は、光学部品用筐体47の内部に設定された設計上の照明光軸に対する所定位
置に配置される。

0022

[第1照明装置の構成]
第1照明装置41は、赤色光及び緑色光を含み、光束の中心軸に対する直交面内の照度
が均一な照明光を、X方向とは反対方向に出射する。また、第1照明装置41は、偏光方
向(電場振動方向)が、ZX面内で光軸に直交する方向(Z軸に平行な方向)の直線偏
光を照明光として出射する。
なお、後述する調光装置45が備える偏光分離装置451の偏光分離層4511に対し
てp偏光及びs偏光が定義される。

0023

この第1照明装置41は、図示を省略するが、赤色光及び緑色光を含む光を出射する光
源装置と、インテグレーター光学系としての均一化装置とを有する。
上述の光源装置は、赤色光及び緑色光のそれぞれに対応する固体光源を有する。
なお、光源装置としては、励起光を出射する固体光源と、励起光に応じた蛍光を出射す
蛍光体層とを備え、固体光源から励起光としての青色光発光強度ピーク:約445
nm)を蛍光体層に入射し、蛍光体層から赤色光及び緑色光を出射する構成を採用しても
よい。

0024

また、均一化装置は、第1レンズアレイと、第2レンズアレイと、偏光変換素子と、重
畳レンズとを備える。これらのうち第1レンズアレイは、入射される光束を複数の部分光
束に分割し、第2レンズアレイは、第1レンズアレイから入射される複数の部分光束のそ
れぞれを、重畳レンズとともに後述する調光用の第2光変調装置452に重畳させる。偏
光変換素子は、p偏光に変換する。

0025

[色分離装置の構成]
色分離装置42は、第1照明装置41から入射される光束を、赤及び緑の2つの色光に
分離し、各色光を対応する調光装置45に入射する。この色分離装置42は、ダイクロ
ックミラー421及びフィールドレンズ422,423を有する。
ダイクロイックミラー421は、X方向とは反対方向に入射された照明光に含まれる赤
色光を、Z方向に反射し、緑色光を透過する。ダイクロイックミラー421に反射された
赤色光は、フィールドレンズ422を介して、赤色用の調光装置45Rに、Z方向に入射
される。一方、ダイクロイックミラー421を透過した緑色光は、フィールドレンズ42
3を介して、緑色用の調光装置45Gに、X方向とは反対方向に入射される。なお、調光
装置45R,45Gは、後に詳述するが、各色光の照度を調整し、変調光を電気光学装置
46に入射させる。

0026

[第2照明装置の構成]
第2照明装置43は、光束の中心軸に対する直交面内の照度が均一な青色光を照明光と
して、X方向に出射する。また、第2照明装置43は、第1照明装置41と同様に、照明
光としてp偏光を出射する。
この第2照明装置43は、図示を省略するが、青色光を出射する固体光源と、インテグ
レーター光学系としてのロッドインテグレーターレンズ等の各種光素子とを有する。

0027

導光装置の構成]
導光装置44は、第1照明装置41から入射される光束である青色の色光を対応する調
光装置45に入射する。この導光装置44は、ミラー441及びフィールドレンズ442
を備える。第2照明装置43からX方向に出射された青色光は、ミラー441に入射し、
Z方向に反射され、フィールドレンズ442を介して、青色用の調光装置45Bに、Z方
向に入射される。なお、調光装置45Bは、後に詳述するが、青色光の照度を調整し、変
調光を電気光学装置46に入射させる。

0028

[電気光学装置の構成]
電気光学装置46は、後述する調光装置45から出射された赤、緑及び青の各色に対応
する変調光を色毎に変調して各色の画像光を形成し、当該画像光を合成して投射画像を形
成する。電気光学装置46は、各色光に応じて設けられた第1光変調装置461と、色合
成装置としてのクロスダイクロイックプリズム462と、を備える。

0029

第1光変調装置461は、入射された色光を画像信号に応じて変調し、画像光としてク
ロスダイクロイックプリズム462に入射する。
この第1光変調装置461は、p偏光を透過する入射側偏光板4611と、透過型の液
パネル4612と、s偏光を透過する出射側偏光板4613とを備える。これら入射側
偏光板4611、液晶パネル4612、及び出射側偏光板4613が、調光装置45から
出射された変調光の光路上に直線的に配置される。また、液晶パネル4612は、後述す
るリレー装置による第1変調光の結像位置に配置される。

0030

上述の第1光変調装置461は、各色光に対して設けられている。すなわち、赤色光用
の第1光変調装置461Rは、クロスダイクロイックプリズム462のX方向側に、緑色
光用の第1光変調装置461Gは、クロスダイクロイックプリズム462のZ方向とは反
対側に、青色光用の第1光変調装置461Bは、クロスダイクロイックプリズム462の
Z方向とは反対側に配置される。

0031

[調光装置の構成]
調光装置45は、入射された色光を変調し、当該色光の中心軸に対する直交面内の照度
を領域毎に調整した変調光を電気光学装置46に入射させる。この調光装置45は、各色
光に対して設けられている。
なお、赤色光用を調光装置45Rは、青色光用の調光装置45BをX方向に反転させた
ものであり、緑色光用を調光装置45Gは、青色光用の調光装置45BをZX面内におい
反時計回りに90度回転させたものである点以外は、同様に構成される。以下、青色光
用の調光装置45Bについて説明する。

0032

図2は、調光装置45の一つである青色用の調光装置45Bを示す模式図である。
調光装置45Bは、第1方向D1に入射された青色光を変調し、第1方向D1に直交す
る第2方向D2に第1変調光を出射する。なお、調光装置45Bでは、第1方向D1はZ
方向に平行であり、第2方向D2はX方向に平行である。
この調光装置45Bは、偏光分離装置451と、第2光変調装置452と、リレー装置
453と、位相差板としてのλ/4板454と、を備え、第1光変調装置461BのX方
向とは反対側に配置されている。

0033

偏光分離装置451は、第1方向D1に対して傾斜した偏光分離層4511を有し、偏
光分離層4511に入射するs偏光を反射し、p偏光を透過する。この偏光分離装置45
1は、偏光分離層4511が、ZX平面に直交し、第1方向D1(すなわちZ軸)に対し
てX方向に偏光分離装置45°傾斜するように配置される。
偏光分離装置451は、立方体状の偏光分離素子であり、2つの直角プリズムと、これ
ら直角プリズムの間に配置されs偏光を反射し、p偏光を反射する光学膜としての偏光分
離層4511とを備える。

0034

第2光変調装置452は、照度調整用の反射型の液晶パネルである。第2光変調装置4
52は、偏光分離装置451の第1方向D1(Z方向)側に配置され、第1方向D1に偏
光分離層4511を透過したp偏光である色光を変調し、s偏光である変調光を第1方向
D1と反対方向に出射する。このs偏光である変調光は、偏光分離層4511によってX
方向とは反対方向であり、第1方向D1に直交する第2方向D2と反対方向に反射される

なお、第2光変調装置452は、第1光変調装置461と比べて画像形成領域の面積
び、解像度がそれぞれ異なっていてもよい。例えば、調光用の第2光変調装置452は、
画像形成用の第1光変調装置461よりも低解像度の液晶パネルを用いてよい。

0035

リレー装置453は、入射される変調光の像を、第1光変調装置461の液晶パネル4
612近傍に結像させる反射型の結像光学系であり、レンズ群4531とミラー4532
とを備える。リレー装置453は、偏光分離装置451の第2方向D2と反対側、すなわ
ち、偏光分離装置451の変調光の出射側とは反対側に配置される。偏光分離層4511
にて反射された変調光は、第2方向D2と反対方向にレンズ群4531を通過し、ミラー
4532にて反射され、第2方向D2にレンズ群4531を透過した後、液晶パネル46
12近傍に結像される。

0036

なお、図示を省略するが、ミラー4532には、微細凹凸が形成されており、当該凹
凸により、液晶パネル4612近傍に結像される上記変調光の像(第2光変調装置452
による変調光の像)を散乱させている。これにより、第2光変調装置452の各画素によ
る変調光の照明範囲が拡大されて、液晶パネル4612において対応する画素、及び、当
該画素を囲むブラックマトリクスを含む範囲に、第2光変調装置452の各画素による変
調光が入射され、投射画像においてブラックマトリクスが目立たなくされる他、モアレ
の画像の乱れが生じることが抑制される。

0037

λ/4板454は、偏光分離層4511で反射された変調光の光路上に配置される。こ
の変調光は、λ/4板454を通過して時計回り又は反時計周りの略円偏光となり、リレ
ー装置453のミラー4532で反射されて反対方向に回転する略円偏光となる。その後
、再度、λ/4板454を通過する。これにより、変調光は、s偏光として偏光分離装置
451から出射され、p偏光として偏光分離装置451に入射される。

0038

なお、赤色光用の調光装置45Rは、Z方向に入射された赤色光を変調し、X方向と反
対方向に第1変調光を出射する。また、緑色光用の調光装置45Gは、X方向とは反対方
向に入射された緑色光を変調し、Z方向に第1変調光を出射する。

0039

[光学部品用筐体の構成]
光学部品用筐体47は、各種光学部品を収納する部品収納部材と、当該部品収納部材に
形成された部品収納用の開口部を閉塞する蓋状部材と、を備える。光学部品用筐体47に
は、内部に照明光軸が設定されており、上記各装置41〜46は、当該照明光軸に対する
所定位置に配置される。

0040

光学部品用筐体47は、図1破線で示すように、調光装置45を着脱可能部品として
取り外し可能に配置する配置部471を有する。
配置部471は、調光装置45の各部材を照明光軸に対する所定位置に配置するために
光学部品用筐体47の溝等である。また、配置部471は、調光装置45とは異なる機能
を有する代替部品として反射ミラー49(図3参照)を配置可能に構成されている。

0041

図3は、本実施形態に係るプロジェクター100の構成を示す模式図である。
プロジェクター100は、調光装置45の代りに反射ミラー49が配置される光学ユニ
ット400を備える点以外は、プロジェクター1と同様の構成を有する。
反射ミラー49は、第1方向D1に入射された光を電気光学装置46に導く導光部材
あり、反射面が偏光分離装置451の偏光分離層4511に一致するように、配置部47
1に配置される。反射ミラー49が配置された状態で、各照明装置41,43からの光が
、光軸に沿って進行し、第1光変調装置461に重畳される。

0042

このように、配置部471に調光装置45を配置することにより、2つの光変調器が直
列的に配置されたプロジェクター1を構成できる。一方、配置部471に反射ミラー49
を配置することにより、1つの光変調器が配置されたプロジェクター100を構成できる

すなわち、プロジェクター1及びプロジェクター100において、調光装置45及び反
射ミラー49以外の各装置41〜44,46が、光学部品用筐体47に設定された照明光
軸に沿って配置される。

0043

[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
調光装置45では、照明装置41,43からの光が、反射型の第2光変調装置452に
よって変調されるとともに反射され、反射された変調光が、反射型のリレー装置453に
よって第1光変調装置461に結像される。
このように構成された調光装置45では、照明装置41,43から第2光変調装置45
2までの光路長が、仮に調光装置45を外した場合の第1光変調装置461までの光路長
とが略同じになるように光路を設計できる。これにより、プロジェクター1から調光装置
45を外すことによって、調光機能を有さないプロジェクター100を構成でき、調光装
置45を備えるプロジェクター1と、備えない他の機種のプロジェクター100とで、構
成する部品の大部分を共通化できる。従って、異なる複数の機種を製造する際のコストを
削減できる他、当該複数の機種の開発に要する時間を短縮できる。

0044

調光装置45では、偏光分離装置451を通過した光が、第2光変調装置452によっ
て変調されて変調光として再び偏光分離装置451に入射され、当該偏光分離装置451
を通過して、反射型のリレー装置453に入射される。この変調光は、反射型のリレー装
置453によって反射されて再び偏光分離装置451に入射される過程で、λ/4板45
4によって略円偏光となった光が反射されて略円偏光の回転方向が反転することによって
、偏光方向が変換される。そして、変換された変調光は、各照明装置41,43からの光
の入射方向である第1方向D1と直交する第2方向D2に、偏光分離装置451から出射
される。
これによれば、光路に沿って直列に配置された二つの光変調装置452,461により
透過光量が調整されるので、投射光学装置5によって投射される投射画像のコントラスト
を向上させることができる。
また、この調光装置45では、反射型のリレー装置453に入射され、リレー装置45
3によって反射された後に、リレー装置453から出射されて、再び偏光分離装置451
に入射される過程で、偏光方向が変換される。従って、第2光変調装置452から入射さ
れる変調光と、リレー装置453によって反射された変調光とを偏光方向の違いによって
、偏光分離装置451によってより確実に分離できる。これにより、第2光変調装置45
2による変調光をリレー装置453に確実に導くことができる他、当該リレー装置453
によって反射されて第1光変調装置461に結像される変調光を、当該第1光変調装置4
61側に確実に出射できる。
また、反射型のリレー装置453が採用されていることにより、第1光変調装置461
と第2光変調装置452との距離を短縮できる。従って、プロジェクター1を小型化でき
る。

0045

第2光変調装置452として反射型の光変調装置(液晶パネル)を用いる。これにより
、調光装置45の光入射側にレンズ等の光学部品が配置されている場合でも、光入射側と
反対側、すなわち上記光学部品に干渉しない位置に第2光変調装置を配置することが容易
となる。このため、設計の自由度を向上させることができる。

0046

調光装置45は、照明装置から入射された光を変調した変調光を、入射方向である第1
方向D1に直交する第2方向D2に出射する。
このように構成された調光装置45を用いることにより、調光装置が設けられていない
プロジェクター100において、反射ミラー49の配置位置に、当該調光装置45を配置
できる他、当該ミラーを省略できる。

0047

第2光変調装置452を第1方向D1側に配置し、リレー装置453を第2方向D2と
は反対側に配置する。
このような構成によれば、調光装置45に対して第1方向D1に沿って入射される光は
、偏光分離装置451を介して第2光変調装置452に入射され、当該第2光変調装置4
52によって反射された変調光は、再び偏光分離装置451に入射される。そして、当該
変調光は、偏光分離装置451によって第2方向D2とは反対方向に反射されてリレー装
置453に入射され、当該リレー装置453によって反射された変調光は、偏光分離装置
451を介して第2方向D2に出射される。これによれば、調光装置45の各構成を確実
にコンパクトに配置できる。

0048

[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を有する。こ
こで、上記プロジェクター1では、配置部に配置される光学部品として、プリズム型PB
Sにより構成された偏光分離装置を有する調光装置45が挙げられた。これに対し、本実
施形態に係るプロジェクターでは、プリズム型PBSに代えてプレート型PBSにより構
成された偏光分離装置を有する調光装置が配置される。この点で、本実施形態に係るプロ
ジェクターと、上記プロジェクター1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明し
た部分と同一又は略同一である部分については説明を省略する。

0049

[プロジェクターの概略構成]
図4は、本実施形態に係るプロジェクター1Aの概略構成を示す図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、図4に示すように、外装筐体2に収納される
装置本体3Aを備える。この装置本体3Aは、光学ユニット4Aと、投射光学装置5と、
を備える。この光学ユニット4Aは、プロジェクター1とは、調光装置45に代えて、調
光装置48を備える他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有する。

0050

[調光装置の構成]
調光装置48は、第1実施形態の調光装置45と同様に、入射された色光の光束の、中
心軸に対する直交面内の照度を調整し、p偏光である第1変調光を電気光学装置46に入
射させる。
なお、調光装置48は、各色光に対して設けられ、赤色光用を調光装置48R、緑色光
用を調光装置48Gは、青色光用の調光装置48Bとする。以下、青色光用の調光装置4
8Bについて説明する。

0051

調光装置48Bは、第1方向D1に入射されたp偏光としての青色光を変調し、X方向
に第1変調光を出射する。この調光装置48Bは、第2光変調装置452と、λ/4板4
54と、偏光分離装置481と、リレー装置482と、を備える。

0052

偏光分離装置481は、ワイヤーグリッド偏光フィルムが取り付けられたプレート型P
BSである。この偏光分離装置481は、偏光分離層4811が第1方向D1に対して略
45度傾斜するように配置され、当該偏光分離層4811は、格子構造に基づく回折によ
り入射された光束を偏光分離する。具体的に、偏光分離装置481は、偏光分離層481
1に入射される光のうち、p偏光を透過させ、s偏光を反射させることで、入射された光
を偏光分離する。

0053

リレー装置482は、第2光変調装置452に入射された照明光が、電気光学装置46
に向かって第1変調光として出射されるに至る光路上に配置され、第1変調光を液晶パネ
ル4612に結像させる反射型の結像光学系である。このリレー装置482は、レンズ群
483とミラー484とを備える。
レンズ群483は、第1フィールドレンズ4831と、レンズユニット4832と、第
2フィールドレンズ4833とを備える。第1フィールドレンズ4831は、偏光分離層
4811と第2光変調装置452との間に配置される。レンズユニット4832は、ミラ
ー484とともに、偏光分離層4811で反射された第1変調光の光路上に直線的に配置
される。第2フィールドレンズ4833は、偏光分離層4811と電気光学装置46との
間に配置される。

0054

[光学部品用筐体の構成]
光学部品用筐体47は、図4に破線で示すように、調光装置48を着脱可能部品として
取り外し可能に配置する配置部471を有する。調光装置48の各部材は、配置部471
に対して着脱自在に配置される。また、配置部471は、第2フィールドレンズ4833
を除く調光装置48の代替部品として反射ミラー49(図5参照)を配置可能に構成され
ている。

0055

図5は、本実施形態に係るプロジェクター100Aの構成を示す模式図である。
プロジェクター100は、第2フィールドレンズ4833を除く調光装置48の各部材
の代りに、反射ミラー49が配置される光学ユニット400Aを備える点以外は、プロジ
ェクター1Aと基本的に同様の構成を有する。
反射ミラー49は、反射面が、偏光分離装置481の偏光分離層4811に一致するよ
うに配置部471に配置される。

0056

このように、配置部471に調光装置48を配置することにより、2つの光変調器が直
列的に配置されたプロジェクター1Aを構成できる。一方、配置部471に反射ミラー4
9を配置することにより、1つの光変調器が配置されたプロジェクター100Aを構成で
きる。
すなわち、プロジェクター1A及びプロジェクター100Aにおいて、調光装置48及
び反射ミラー49以外の各装置41〜44,46が、光学部品用筐体47に設定された照
明光軸に沿って配置される。

0057

[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Aによれば、上記プロジェクター1と
同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
調光装置48は、板状の偏光分離装置481を備えるため、プリズム状の偏光分離素子
を用いる場合と比べて軽量化を図ることができる。
また、板状の偏光分離装置481と反射ミラー49とを略同じ位置で置換するように構
成できる。このため、配置部471の偏光分離装置481と反射ミラー49の固定構造
共通化が容易となる。

0058

[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を有する。こ
こで、上記プロジェクター1では、調光装置45に対する入射光の入射方向(第1方向D
1)と、調光装置45からの出射光の出射方向(第2方向D2)が直交するように構成さ
れていた。これに対し、本実施形態に係るプロジェクターでは、調光装置に対する入射光
の入射方向と、調光装置からの出射光の出射方向が一致するように構成される。この点で
、本実施形態に係るプロジェクターと、上記プロジェクター1とは相違する。なお、以下
の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については説明を省略する。

0059

[プロジェクターの概略構成]
図6は、本実施形態に係るプロジェクター1Bの構成を示す模式図である。図7は、X
方向側から見たプロジェクター1Bの構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Bは、外装筐体2と、当該外装筐体2に収納される
装置本体3Bとを備える。この装置本体3Bは、投射画像を形成する光学ユニット6と、
投射光学装置5と、を備える。

0060

[光学ユニットの構成]
光学ユニット6は、照明装置61と、色分離光学装置62と、調光装置63(63R,
63G,63B)と、電気光学装置64と、これら各装置61〜64を収納する光学部品
用筐体65と、を備える。上記各装置61〜64は、光学部品用筐体65の内部に設定さ
れた照明光軸に対する所定位置に配置される。

0061

[照明装置の構成]
照明装置61は、光束の中心軸に対する直交面内の照度が均一な照明光を出射する。ま
た、照明装置61は、偏光方向が、YZ面に直交する方向(X軸に平行な方向)の直線偏
光を照明光として出射する。この照明装置61は、図示を省略するが、赤色光、緑色光及
び青色光を含む光を出射する光源装置と、インテグレーター光学系としての照明光学装置
とを有する。
なお、後述する調光装置63が備える偏光分離装置631の偏光分離層6311に対し
てp偏光及びs偏光が定義される。

0062

色分離光学装置62は、照明装置61から入射される光束を、赤、緑及び青の3つの色
光に分離する。この色分離光学装置62は、ダイクロイックミラー621(621B,6
21G)と、反射ミラー622〜624と、リレーレンズ625〜628と、集光レンズ
629(629R,629G,629B)と、を有する。
ダイクロイックミラー621は、それぞれ照明光の光束の中心軸(X軸に平行)に対し
てそれぞれ略45°の角度で傾斜して配置されている。これらのうち、ダイクロイック
ラー621B、青色光を反射させ、それ以外の色光を透過させる。また、ダイクロイック
ミラー621Gは、緑色光を反射させ、それ以外の色光を透過させる。

0063

青色光は、ダイクロイックミラー621Bにより、Z方向に90°屈曲され、反射ミラ
ー622により、X方向とは反対方向に90°屈曲され、集光レンズ629Bにより集光
され、調光装置63Bに入射される。
調光装置63Bは、後に詳述するが、各色光の照度を調整し、変調光を電気光学装置6
4に入射させる。

0064

また、緑色光は、ダイクロイックミラー621Bを透過した後、ダイクロイックミラー
621Gにより、Z方向に90°屈曲され、集光レンズ629Gにより集光され、調光装
置63Gに入射される。
また、赤色光は、ダイクロイックミラー621B,621Gを透過した後、反射ミラー
623により、Z方向に90°屈曲され、反射ミラー624により、X方向に90°屈曲
され、集光レンズ629Rにより集光され、調光装置63Rに入射される。
なお、リレーレンズ625は青色光の光路上に、リレーレンズ626は、緑色光の光路
上に、リレーレンズ627,628は赤色光の光路上にそれぞれ配置される。

0065

[電気光学装置の構成]
電気光学装置64は、第1実施形態の電気光学装置46と略同様に構成され、調光装置
63から出射された赤、緑及び青の各色に対応する変調光を色毎に変調した画像光を形成
し、この画像光を合成して投射画像を形成する。この電気光学装置64は、3つの第1光
変調装置641(641R,641G,641B)と、クロスダイクロイックプリズム6
42と、を備える。

0066

第1光変調装置641は、s偏光を透過する入射側偏光板6411と、液晶パネル64
12と、p偏光を透過する出射側偏光板6413とを備え、第1変調光を画像信号に応じ
て変調し、第2変調光としてクロスダイクロイックプリズム642に入射する。
クロスダイクロイックプリズム642は、各色の第2変調光を合成して投射画像を形成
し、投射光学装置5に向かって出射する。

0067

[調光装置の構成]
調光装置63は、入射された色光を変調し、当該色光の中心軸に対する直交面内の照度
を領域毎に調整した変調光を電気光学装置64に入射させる。この調光装置63は、各色
光に対して設けられている。
なお、赤色光用を調光装置63Rは、緑色光用の調光装置63GをZX面内において時
計回りに90度回転させたものであり、青色光用を調光装置63Bは、反時計回りに90
度回転させたものである。以下、緑色光用の調光装置63Gについて説明する。

0068

図8は、調光装置63の一つである緑色用の調光装置63Gを示す模式図である。
調光装置63Gは、第1方向D3に入射された緑色光を変調し、第1変調光を第1方向
D3に出射する。なお、調光装置63Gでは、第1方向D3はZ方向に平行である。この
調光装置63Gは、偏光分離装置631と、第2光変調装置632と、リレー装置633
と、λ/4板634と、を備える。

0069

偏光分離装置631は、第1実施形態の偏光分離装置451と配置方向が異なる点以外
は、基本的に同様に構成される。この偏光分離装置631は、s偏光を反射し、p偏光を
透過する偏光分離層6311を有する。偏光分離装置631は、この偏光分離層6311
が、Z方向に向かうに従ってY方向とは反対方向に向かい、かつ、Z軸に対して45°傾
斜するように配置される。

0070

第2光変調装置632は、照度調整用の反射型の液晶パネルである。第2光変調装置6
32は、偏光分離装置631の第1方向D3と直交し、かつ、Y方向と反対方向である第
3方向D4側に配置される。この第2光変調装置632は、偏光分離層6311に第1方
向D3に入射し、第3方向D4に反射されたs偏光である色光が入射され、当該色光を変
調し、p偏光である変調光を第3方向D4と反対方向に出射する。

0071

リレー装置633は、第1実施形態のリレー装置453と基本的に同様に構成され、第
2光変調装置632から出射され第3方向D4と反対方向に入射される変調光を、第1光
変調装置641の液晶パネル6412に結像させる反射型の結像光学系である。このリレ
ー装置633は、レンズ群6331とミラー6332とを備え、偏光分離装置631にお
ける第3方向D4とは反対側(すなわち、第2光変調装置632から出射される変調光の
入射側と反対側)に配置される。
λ/4板634は、図7及び図8に示すように、偏光分離装置631とミラー6332
との間に配置される。

0072

[光学部品用筐体の構成]
光学部品用筐体65は、内部に照明光軸が設定されており、上記各装置61〜64は、
当該照明光軸に対する所定位置に配置される。
光学部品用筐体65は、図6及び図7に破線で示すように、調光装置63を着脱可能部
品として取り外し可能に配置する配置部651を有する。

0073

図9は、本実施形態に係るプロジェクター100Bの構成を示す模式図である。図10
は、X方向側から見たプロジェクター100Bの構成を示す模式図である。
プロジェクター100Bは、調光装置63を含まない光学ユニット600を備える点以
外は、プロジェクター1Bと同様の構成を有する。
このように、配置部651に調光装置63を配置することにより、2つの光変調装置が
直列的に配置されたプロジェクター1Bが構成される。一方、配置部651に調光装置6
3を取り外すことにより、1つの光変調装置を備えるプロジェクター100Bが構成され
る。そして、これら異なるプロジェクター1Bとプロジェクター100Bとは、光学ユニ
ット6の各光学部品を共用できる。

0074

[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Bによれば、上記プロジェクター1と
同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
調光装置63に対する光の入射方向と、当該調光装置63による変調光の出射方向とは
一致する。これによれば、調光装置63がないプロジェクター100Bにおいて照明装置
から出射された光の光路上に、調光装置63を容易に配置できる。従って、調光装置63
を備えるプロジェクター1Bから、調光装置63を取り外すだけで調光装置を備えないプ
ロジェクター100Bとすることができる。また、調光装置46の配置する向き(照明光
軸を回転軸とする回転方向の向き)を変えることが可能なので、スペースを有効に活用で
き、プロジェクターを小型化することが可能となる。

0075

調光装置63は、照明装置61からの光の入射方向と、変調光の出射方向が第1方向D
3であり、リレー装置633は第3方向D4に平行な光軸に沿って配置されている。
このような構成では、照明光軸が設定されたZX面に対して、リレー装置633をY方
向に沿って配置できる。このため、上記ZX面における調光装置63の専有面積を小さく
でき、ひいてはプロジェクター1Bの小型化を図ることができる。

0076

また、調光装置63は、偏光分離装置631及びリレー装置633が第1方向D3に略
直交する第3方向D4に沿って配置されている。そして、第2光変調装置632とリレー
装置633とは、偏光分離装置631を挟んで互いに反対側に配置される。このような調
光装置63では、その配置姿勢を設計する際に、入射方向及び出射方向を維持したまま、
第1方向D3に重なる仮想線周りの回転方向における複数の姿勢(例えば、正置き時に、
リレー装置が鉛直方向に沿って配置される姿勢や、水平方向に沿って配置される姿勢)か
ら選択可能であり配置姿勢の自由度を向上させることができる。

0077

また、第2光変調装置632とリレー装置633とが、水平方向に沿って互いに対向す
るように配置する場合(すなわち、照明光軸が設定された仮想面に沿って配置される場合
)でも、第2光変調装置とリレー装置との配置位置をスペース効率を考慮して選択するこ
とができる。また、同様に、スペース効率を考慮して、第2光変調装置632とリレー装
置633とが、鉛直方向に沿って配置されるように(すなわち、照明光軸が設定された仮
想面に直交するように)調光装置63の配置を選択できる。従って、プロジェクター1B
の小型化を図ることができる。

0078

[実施形態の変形]
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で
の変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、調光装置を着脱可能部品とする構成を例示したが、本発明はこれ
に限らず、調光装置以外の他の光学部品を着脱可能としてもよい。例えば、調光装置の一
部を着脱可能としてもよく、偏光分離素子をミラーやワイヤーグリッドに置換可能に構成
してもよい。
また、上記各実施形態では、調光装置を着脱可能に取付可能に構成されたプロジェクタ
ーを例示したが、本発明はこれに限らず、調光装置が所定の取付位置に固定されてもよい

0079

上記第1実施形態及び第2実施形態では、調光装置の代りに代替部品として反射ミラー
49を配置することにより、代替部品の配置時に設定された照明光軸が、調光装置の配置
時に設定された照明光軸の一部に一致するように構成されていた。しかしながら、本発明
はこれに限らない。例えば、代替部品が配置された場合、配置部に配置された光学部品に
よって、調光装置配置時の照明光軸から光の進行方向が離れてもよい。すなわち、配置部
内で、光軸が変更された場合でも、配置部までの上流側の光路と、配置部からの下流側の
光路とにおいて光軸が変更されなければよく、この場合でも光学部品を共用できる。

0080

上記第1及び第2実施形態では、光の入射方向と出射方向とが直交する調光装置45,
48を用いる構成を例示し、第3実施形態では、光の入射方向と出射方向とが同方向であ
る調光装置63を備える構成を例示したが、本発明はこれに限らず、これら調光装置45
,48,63のうちの2種類以上を同時に備える構成としてもよい。

0081

上記各実施形態では、偏光分離装置は、s偏光を反射し、p偏光を透過する偏光分離層
を有する構成を例示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、s偏光を透過し、p偏
光を反射する偏光分離装置を採用してもよい。

0082

上記各実施形態では、プロジェクターは、第1光変調装置を備えていたが、本発明はこ
れに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の第1光変調装置を用いたプロ
ジェクターにも、本発明を適用可能である。
また、上記各実施形態では、光学ユニットにおける各光学部品の配置位置は適宜変更可
能であり、例えば、平面視略L字形状を有する構成や、平面視略U字形状を有する構成を
採用してもよい。

0083

上記各実施形態では、光変調器として液晶パネルを採用する構成を例示したが、入射光
束を制御信号(画像情報)に応じて変調可能な光変調器であれば、他の構成の光変調器を
採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調器を
用いたプロジェクターにも、本発明を適用することは可能である。このような光変調装置
を用いた場合でも、偏光板を適宜配置して、変調光の偏光方向を適宜設定すればよい。

0084

1,1A,1B…プロジェクター、4,4A,6…光学ユニット(画像形成装置)、5…
投射光学装置、41…第1照明装置、43…第2照明装置、45,46,63…調光装置
、47,65…光学部品用筐体、49…反射ミラー(反射装置)、61…照明装置、45
1,631…偏光分離装置、452,632…第2光変調装置、453,481,633
…リレー装置、454,634…λ/4板(位相差板)、461,641…第1光変調装
置、481…ワイヤーグリッド(偏光分離装置)、D1,D3…第1方向、D2…第2方
向,D4…第3方向。

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