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技術 コンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造

出願人 大成建設株式会社株式会社イーテック
発明者 荻野正貴大脇英司宮原茂禎
出願日 2015年3月19日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-056598
公開日 2016年10月6日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2016-176234
状態 特許登録済
技術分野 コンクリート打設にともなう現場作業 建築現場における取りはずす型枠、補助部材
主要キーワード 目つぶし 隙間テープ 補助シート 品質改善 コンクリート打設側 ステープラー 型枠面 両面テープ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年10月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

コンクリートの表面に取り付けた樹脂シートシワの発生を避けることができる取り付け構造を提供する。

解決手段

型枠aのコンクリート打設側に、離型紙eを介して樹脂シートfを張り付け、離型紙eと樹脂シートfには、コーンdの当接する該当部に、コーンdの型枠面側の直径よりも大きな直径の開口部gを開設する。この開口部gを補助シート閉塞した状態でコンクリートを打設できるように構成する。

概要

背景

コンクリート品質改善のために、型枠コンクリート打設側(以下「内側」という)に樹脂製、不織布製などの樹脂シートを取り付けておき、その後にコンクリートを打設する工法が開発されている。
しかし型枠を組み立てる際には、セパレーターコーンを型枠の内側に取り付けるが、シート設置方法が適切でない場合に、コンクリート打設時の側圧などでシートがずれてシワが発生しやすい。
すると、硬化したコンクリートの表面の美観が損なわれ、あるいは被り厚さの確保が不十分になる可能性もある。
樹脂シートを型枠に張り付ける際に、図7に示すように、ステープラーなどで樹脂シートを型枠の4辺に固定しても、セパレーターのコーンが当たる部分だけが固定されるために、その周辺の樹脂シートのよじれなどによって、シワが発生することが避けられない。

概要

コンクリートの表面に取り付けた樹脂シートにシワの発生を避けることができる取り付け構造を提供する。型枠aのコンクリート打設側に、離型紙eを介して樹脂シートfを張り付け、離型紙eと樹脂シートfには、コーンdの当接する該当部に、コーンdの型枠面側の直径よりも大きな直径の開口部gを開設する。この開口部gを補助シート閉塞した状態でコンクリートを打設できるように構成する。

目的

上記のような課題を解決する本願の第1発明は、型枠のコンクリート打設側の面に、離型紙を介して樹脂シートを張り付け、離型紙と樹脂シートには、コーンの当接する該当部へ、コーンの型枠面側の直径よりも大きな直径の開口部を設けた、コンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

型枠コンクリート打設側の面に、離型紙を介して樹脂シート張り付け、離型紙と樹脂シートには、コーンの当接する該当部へ、コーンの型枠面側の直径よりも大きな直径の開口部を設けた、コンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造

請求項2

開口部を、セパレーターに取り付けた補助シート材閉塞した状態でコンクリート打設できるように構成した、請求項1に記載のコンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造。

請求項3

補助シート外径を、離型紙および樹脂シートの開口部の内径より大きく構成した、請求項2に記載のコンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造。

請求項4

補助シートの外径を、離型紙の開口部の内径より小さくかつ樹脂シートの開口部の内径より大きく構成し、型枠に当接した補助シートのコンクリート打設側から、樹脂シートによって補助シートを覆うように構成した、請求項2に記載のコンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造。

請求項5

補助シートの外径を、離型紙および樹脂シートの開口部の内径より大きく構成し、補助シートはコーンの外周に取り付けてある、請求項2に記載のコンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造。

請求項6

補助シートの外径を、離型紙および樹脂シートの開口部の内径より小さく構成し、型枠と補助シートの間に、離型紙および樹脂シートの開口部の内径より大きく構成した補助離型紙を介在させる、請求項2に記載のコンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造。

技術分野

0001

本発明はコンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造に関するものである。

背景技術

0002

コンクリート品質改善のために、型枠コンクリート打設側(以下「内側」という)に樹脂製、不織布製などの樹脂シートを取り付けておき、その後にコンクリートを打設する工法が開発されている。
しかし型枠を組み立てる際には、セパレーターコーンを型枠の内側に取り付けるが、シート設置方法が適切でない場合に、コンクリート打設時の側圧などでシートがずれてシワが発生しやすい。
すると、硬化したコンクリートの表面の美観が損なわれ、あるいは被り厚さの確保が不十分になる可能性もある。
樹脂シートを型枠に張り付ける際に、図7に示すように、ステープラーなどで樹脂シートを型枠の4辺に固定しても、セパレーターのコーンが当たる部分だけが固定されるために、その周辺の樹脂シートのよじれなどによって、シワが発生することが避けられない。

先行技術

0003

特開2014−20069号公報

発明が解決しようとする課題

0004

そのような問題の発生を避けるために、樹脂シートのコーンの当たる部分を大きめに開口しておくと、樹脂シートが上下方向に移動できるのでよじれ、シワが発生しにくい。
さらにそのような構造において、型枠と樹脂シートの間にコンクリートが回り込むという問題も解決したものである。

課題を解決するための手段

0005

上記のような課題を解決する本願の第1発明は、型枠のコンクリート打設側の面に、離型紙を介して樹脂シートを張り付け、離型紙と樹脂シートには、コーンの当接する該当部へ、コーンの型枠面側の直径よりも大きな直径の開口部を設けた、コンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造を提供する。
また本願の第2発明は、前記第1発明において、開口部を、セパレーターに取り付けた補助シート材閉塞した状態でコンクリートを打設できるように構成したことを特徴とする。
また本願の第3発明は、前記第2発明において、補助シート外径を、離型紙および樹脂シートの開口部の内径より大きく構成したことを特徴とする。
また本願の第4発明は、前記第2発明において、補助シートの外径を、離型紙の開口部の内径より小さくかつ樹脂シートの開口部の内径より大きく構成し、型枠に当接した補助シートのコンクリート打設側から、樹脂シートによって補助シートを覆うように構成したことを特徴とする。
また本願の第5発明は、前記第2発明において、補助シートの外径を、離型紙および樹脂シートの開口部の内径より大きく構成し、補助シートはコーンの外周に取り付けてあることを特徴とする。
また本願の第6発明は、前記第2発明において、補助シートの外径を、離型紙および樹脂シートの開口部の内径より小さく構成し、型枠と補助シートの間に、離型紙および樹脂シートの開口部の内径より大きく構成した補助離型紙を介在させることを特徴とする。

発明の効果

0006

本発明のコンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造は以上説明したように樹脂シートに開口部を開設してあってコーンが樹脂シートを押さえつけることがないから、コンクリートの側圧が作用するまでは樹脂シートが上下方向に移動することができてシワの発生を抑制できる。
さらに小面積の補助シート材を設けた構造では、コンクリート上昇してきてコーン付近の樹脂シートに側圧が作用するときに、小面積の補助シート材で樹脂シートの開口部を閉塞するから、開口部にコンクリートが回り込むことがない。

図面の簡単な説明

0007

本発明の基本的な構造の説明図。
本発明の実施例1の説明図。
本発明の実施例2の説明図
本発明の実施例3の説明図
本発明の実施例4の説明図。
本発明の実施例5の説明図。
従来の構造の説明図。

0008

以下、図面を参照しながら、本発明のコンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造の実施形態を詳細に説明する。

0009

本発明は図1に示すような構造の型枠に関するものである。
一般の型枠aにはセパレーターbを貫通するための貫通穴cが開口してあり、この貫通穴cの内側に円錐台状のコーンdが当接する。
そして型枠aの内側の全面に、離型紙eを張り付け、さらに離型紙eの内側に樹脂シートfを張り付けてある。
さらに本発明の対象とする構造は、離型紙eと樹脂シートfとコーンdとの直接の接触を避けるために、離型紙e、樹脂シートfの該当部に、コーンdの型枠a面側の直径よりも大きな直径の開口部gを開設したものである。
したがって以下の説明で「開口部」とは、基本的には離型紙eと樹脂シートfの開口部gを意味するものである。

0010

<1>実施例1(図2
コーンdの型枠側のセパレーターbに小面積の補助シート1を取り付ける。
セパレーターbは、補助シート1の中心部を貫通して直交した状態となる。
この補助シート1は、柔軟性を備えた材料を使用し、樹脂シートfと同一の素材で構成することもできる。
補助シート1の形状が「小面積」であるとは、開口部gの外径よりも大きく開口部gの周辺を被覆できるが、それ以上に過大な大きさではない、という意味である。
型枠aの組み立てに際してコーンdを型枠a内側の面に当てると、両者の間に補助シート1の中心部が介在することになる。
したがって補助シート1の周辺部は、開口部gの周囲に広がった状態で位置することになる。
この状態でコンクリート2を打設する。
するとコンクリート2の上昇で樹脂シートfに側圧が加わる。
しかし樹脂シートfはコーンdによって固定されていないから、多少の移動が可能であり、コンクリート2の側圧で引っ張られてもシワが発生することがない。
やがてコンクリート2が上昇してくると、その側圧で補助シート1は樹脂シートfに密着して開口部gは閉塞され、コンクリート2が型枠側に回り込むことがない。
型枠aを解体すると、樹脂シートfの開口部gは補助シート1で被覆された状態となる。
したがって補助シート1を樹脂シートfと同一、あるいは類似する機能を備えた材料で構成しておけば、コンクリート2の全露出面を保護することができる。

0011

<2>実施例2(図3
前記の実施例では、開口部gにおいて、樹脂シートfの開口部gの内径と、離型紙eの開口部gの内径がほぼ同一であった。
しかし樹脂シートfの開口部gの内径を、離型紙eの開口部gの内径よりも小さくしておくこともできる。
そして補助シート1の外径は、樹脂シートfの開口部gの内径より大きい寸法で構成する。
そして、樹脂シートfの開口部g周辺をめくり上げて、補助シート1をコーンdと型枠aの間に位置させ、その後に補助シート1の外側の周辺を樹脂シートfで被覆する。
その状態でコンクリート2を打設すれば、その側圧で樹脂シートfが補助シート1の周囲に密着し、開口部gは閉塞される。
型枠aを解体すると、樹脂シートfの開口部gは補助シート1で被覆された状態となる。
したがって補助シート1を樹脂シートfと同一、あるいは類似する機能を備えた材料で構成しておけば、コンクリート2の全露出面を保護することができる。

0012

<3>実施例3(図4
前記したようにコーンdは円錐台状であり、直径の大きい方が型枠a側に向いている。
このコーンdの外周にプラスチック製の補助シート1を取り付ける。
補助シート1に開口した穴の内径は、円錐台状のコーンdの最大径と最少径との中間の寸法であり、コーンdの中間に取り付けることができる。
この際に、コーンdは円錐台の軸方向の長さが短いものを採用することが好ましい。
コーンdに取り付ける補助シート1の外径は、樹脂シートfの開口部gの内径よりも大きい寸法に形成する。
この補助シート1が樹脂シートfに接していても、コンクリート2の側圧が補助シート1に作用する時までは、樹脂シートfは自由に移動でき、シワが発生することがない。
その状態でコンクリート2を打設すると、その側圧で補助シート1が樹脂シートfに密着し、開口部gは閉塞され、コンクリート2の型枠a側への回り込みを阻止することができる。
型枠aを解体すると、樹脂シートfの開口部gは補助シート1と、コーンdの一部が露出した状態となる。
そこで樹脂シートfと同一、あるいは類似する機能を備えた材料で構成した当てシート4で開口部gを被覆して、コンクリート2の全露出面を保護する。
樹脂シートfをはがす場合にはそのまま使用することができる。

0013

<4>実施例4(図5
型枠aの内側で貫通穴cの周囲に、小面積の補助離型紙3を張り付ける。
そのために型枠aの内側に、補助離型紙3の貼り付け用の浅いくぼみを形成しておき、そのくぼみ内に補助離型紙3を張り付けることができる。
すると樹脂シートfがコンクリート2側に向けて補助離型紙3の厚さだけ突出することがなく、打設後のコンクリート2の表面の平面性を確保することができる。
あるいは、型枠aの内側で貫通穴cの周囲に、厚みの薄い補助離型紙3を張り付ける。型枠aにくぼみを設けることなく、打設後のコンクリート2の表面の平面性を確保できる。
一方、コーンdの型枠a側には、セパレーターbに、樹脂シートfと同一の素材で形成した小面積の補助シート1を取り付ける。
この補助シート1の外径は開口部gの内径よりも小さく形成する。
この補助シート1を、補助離型紙3の内側に当接させた状態でコーンdを型枠aの内側に取り付ける。
その状態では、やはりコンクリート2の側圧が作用する位置までは樹脂シートfは多少の移動が可能だから、シワが発生することがない。
コンクリート2の硬化後に型枠aを解体すると、開口部gの内周面と、補助シート1の外周面との間にコンクリート2が流入した状態となっている。
そこで開口部gの外側から、樹脂シートfと同一の材料の当てシート4を取り付けてコンクリート2露出面の保護を行う。

実施例

0014

<5>実施例5(図6
前記したように、型枠aはその組み立て時にコーンdを型枠aの内側に当接して組み立てる。
その状態では、コーンdの外周と、開口部gの内周には円環状の隙間が発生している。
この円環状の隙間があるから、樹脂シートfの多少のずれが許容されるのであるが、そのままではコンクリート2が円環状の隙間に流入してしまう。
そこで隙間に隙間テープ5を挿入して目つぶしを行う。
隙間テープ5とはスポンジのような柔軟性のある材料の一面に、両面テープを取り付けた材料だから、容易かつ確実に隙間に設置することができる。
また隙間テープ5は容易に変形可能なので、打設したコンクリート2の側圧による樹脂シートfの移動を許容することができる。
型枠aを解体すると、開口部gには隙間テープ5とコーンdの一端面が露出するから、開口部gの外側から、樹脂シートfと同一の材料の当てシート4を取り付けて保護をする。

0015

e:離型紙
f:樹脂シート
1:補助シート
3:補助離型紙
4:当てシート
5:隙間テープ

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