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技術 端末装置、プログラム、出力システム及び出力方法

出願人 株式会社リコー
発明者 永森彰
出願日 2015年3月17日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2015-054026
公開日 2016年9月29日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2016-173772
状態 特許登録済
技術分野 タイプライター等へのデジタル出力 付属装置、全体制御 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード 分類形態 蓄積形式 回収条件 回収要求 XPSデータ 印刷サーバ装置 共通仕様 実印刷データ
関連する未来課題
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図面 (13)

課題

蓄積先から出力データが取得できなくなることを防ぐことができる端末装置を提供することを課題とする。

解決手段

出力データ関連情報を保持する情報処理装置と、出力データ関連情報に基づいて出力データを蓄積先から取得して出力する出力装置とにネットワークを介して接続される端末装置であって、出力データを蓄積する出力データ蓄積手段と、出力データの移動条件合致したことを検知する検知手段と、出力データの移動条件に合致した場合に、出力データを出力データ蓄積手段から端末装置の外部に移動して出力データの蓄積先を変更する出力データ移動手段と、を有することにより、上記課題を解決する。

概要

背景

近年、コンピュータから印刷ジョブプリントサーバ蓄積し、そのプリントサーバから印刷ジョブを印刷装置が取得して印刷する技術は既に知られている。

通信媒体を介して印刷装置、クライアントコンピュータサーバコンピュータ等が通信可能に構成された従来の印刷システムには各クライアントコンピュータからの印刷ジョブを受信順ジョブスプーラに蓄積し、順次印刷ジョブを解析処理して印刷装置で印刷する構成のものがあった(例えば特許文献1参照)。

概要

蓄積先から出力データが取得できなくなることを防ぐことができる端末装置を提供することを課題とする。出力データ関連情報を保持する情報処理装置と、出力データ関連情報に基づいて出力データを蓄積先から取得して出力する出力装置とにネットワークを介して接続される端末装置であって、出力データを蓄積する出力データ蓄積手段と、出力データの移動条件合致したことを検知する検知手段と、出力データの移動条件に合致した場合に、出力データを出力データ蓄積手段から端末装置の外部に移動して出力データの蓄積先を変更する出力データ移動手段と、を有することにより、上記課題を解決する。

目的

本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みなされたもので、蓄積先から出力データが取得できなくなることを防ぐことができる端末装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

出力データ関連情報を保持する情報処理装置と、前記出力データ関連情報に基づいて出力データを蓄積先から取得して出力する出力装置と、にネットワークを介して接続される端末装置であって、前記出力データを蓄積する出力データ蓄積手段と、前記出力データの移動条件合致したことを検知する検知手段と、前記出力データの移動条件に合致した場合に、前記出力データを前記出力データ蓄積手段から前記端末装置の外部に移動して前記出力データの蓄積先を変更する出力データ移動手段と、を有する端末装置。

請求項2

前記検知手段は、前記出力データの回収条件に合致したことを検知し、前記出力データ移動手段は、前記出力データの回収条件に合致した場合に、蓄積先を変更した前記出力データを前記端末装置の外部から回収して前記出力データ蓄積手段に蓄積させることを特徴とする請求項1記載の端末装置。

請求項3

出力データ移動手段は、前記出力データの移動条件に合致した場合に、前記出力データを前記出力データ蓄積手段から前記情報処理装置に移動し、前記出力データの回収条件に合致した場合に、前記出力データを前記情報処理装置から前記出力データ蓄積手段に移動することを特徴とする請求項2記載の端末装置。

請求項4

前記検知手段は、前記出力データの移動条件として前記端末装置を停止する要求を検知することを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の端末装置。

請求項5

前記検知手段は、前記出力データの回収条件として前記端末装置の起動を検知することを特徴とする請求項2又は3記載の端末装置。

請求項6

前記出力データ移動手段は、前記出力データ蓄積手段に蓄積されている前記出力データのうち、前記出力データの出力を要求したユーザ以外が出力実行許可者として設定されている前記出力データを優先して前記端末装置の外部に移動することを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の端末装置。

請求項7

前記出力データ移動手段は、前記出力データ蓄積手段に蓄積されている前記出力データのうち、データサイズが小さい前記出力データから優先して前記端末装置の外部に移動することを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の端末装置。

請求項8

出力データ関連情報を保持する情報処理装置と、前記出力データ関連情報に基づいて出力データを蓄積先から取得して出力する出力装置と、にネットワークを介して接続される端末装置を、前記出力データを蓄積する出力データ蓄積手段、前記出力データの移動条件に合致したことを検知する検知手段、前記出力データの移動条件に合致した場合に、前記出力データを前記出力データ蓄積手段から前記端末装置の外部に移動して前記出力データの蓄積先を変更する出力データ移動手段、として機能させるためのプログラム

請求項9

出力データを蓄積する端末装置と、出力データ関連情報を保持する情報処理装置と、前記出力データ関連情報に基づいて出力データを蓄積先から取得して出力する出力装置とがネットワークを介して接続される出力システムであって、前記情報処理装置において前記出力データ関連情報を保持する出力データ関連情報保持手段と、前記端末装置において前記出力データを蓄積する出力データ蓄積手段と、前記端末装置が前記出力データの移動条件に合致したことを検知する検知手段と、前記出力データの移動条件に合致した場合に、前記出力データを前記出力データ蓄積手段から前記端末装置の外部に移動して前記出力データの蓄積先を変更する出力データ移動手段と、前記出力装置において前記情報処理装置から取得した前記出力データ関連情報に基づいて前記出力データの蓄積先から前記出力データを取得し、出力する出力手段とを有する出力システム。

請求項10

出力データを蓄積する端末装置と、出力データ関連情報を保持する情報処理装置と、前記出力データ関連情報に基づいて出力データを蓄積先から取得して出力する出力装置とがネットワークを介して接続される出力システムにおいて実行される出力方法であって、前記情報処理装置において前記出力データ関連情報を保持し、前記端末装置において前記出力データを蓄積するステップと、前記端末装置が前記出力データの移動条件に合致したことを検知するステップと、前記出力データの移動条件に合致した場合に、前記出力データを前記端末装置から前記端末装置の外部に移動して前記出力データの蓄積先を変更するステップと、前記出力装置において前記情報処理装置から取得した前記出力データ関連情報に基づいて前記出力データの蓄積先から前記出力データを取得し、出力するステップとを有する出力方法。

技術分野

0001

本発明は、端末装置プログラム、出力システム及び出力方法に関する。

背景技術

0002

近年、コンピュータから印刷ジョブプリントサーバ蓄積し、そのプリントサーバから印刷ジョブを印刷装置が取得して印刷する技術は既に知られている。

0003

通信媒体を介して印刷装置、クライアントコンピュータサーバコンピュータ等が通信可能に構成された従来の印刷システムには各クライアントコンピュータからの印刷ジョブを受信順ジョブスプーラに蓄積し、順次印刷ジョブを解析処理して印刷装置で印刷する構成のものがあった(例えば特許文献1参照)。

発明が解決しようとする課題

0004

例えば従来の印刷システムでは、印刷ジョブをサーバコンピュータに蓄積させることによりサーバコンピュータに負荷が集中することを避けるため、クライアントコンピュータに印刷ジョブを蓄積する場合あった。

0005

しかしながら、クライアントコンピュータに印刷ジョブを蓄積する場合は、そのクライアントコンピュータがシャフトダウン(停止)した後や休止状態となった後に、印刷装置がクライアントコンピュータから印刷ジョブを取得できないという問題があった。個人で使用されるクライアントコンピュータは、常時機能するサーバシステムとは異なり、常に起動させておくような使い方は一般的にしないためである。このような問題は印刷システムに限らず、ユーザが蓄積先に蓄積したジョブをプロジェクタモニタなどの出力装置から出力する出力システムにおいても同様に存在する。

0006

本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みなされたもので、蓄積先から出力データが取得できなくなることを防ぐことができる端末装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、本願請求項1は、出力データ関連情報を保持する情報処理装置と、前記出力データ関連情報に基づいて出力データを蓄積先から取得して出力する出力装置と、にネットワークを介して接続される端末装置であって、前記出力データを蓄積する出力データ蓄積手段と、前記出力データの移動条件合致したことを検知する検知手段と、前記出力データの移動条件に合致した場合に、前記出力データを前記出力データ蓄積手段から前記端末装置の外部に移動して前記出力データの蓄積先を変更する出力データ移動手段と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明の実施の形態によれば蓄積先から出力データが取得できなくなることを防ぐことができる。

図面の簡単な説明

0009

本実施形態に係る印刷システムの一例の構成図である。
本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
本実施形態に係るクライアント端末の一例の処理ブロック図である。
ジョブ蓄積プラグインの一例の処理ブロック図である。
本実施形態に係る印刷サーバ装置の一例の処理ブロック図である。
印刷ジョブ情報の一例の構成図である。
本実施形態に係る印刷システムの印刷処理を表した一例のイメージ図である。
印刷データ移動処理の一例のフローチャートである。
印刷データが印刷サーバ装置に蓄積されている場合の印刷処理を表した一例のイメージ図である。
印刷データ回収処理の一例のフローチャートである。
印刷ジョブ蓄積処理の一例のフローチャートである。
機能選択画面の一例のイメージ図である。

実施例

0010

次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態では出力システムの一例としての印刷システムを例として説明するが、印刷システムに限定するものではない。出力システムは投影システムや表示システムの他、蓄積先に蓄積してあるジョブを出力するシステムであればよい。
[第1の実施形態]
システム構成
図1は、本実施形態に係る印刷システムの一例の構成図である。図1の印刷システム1はLANなどのネットワークN1を介して接続された管理者端末11、アプリケーションサーバ装置12、認証サーバ装置13、印刷サーバ装置14、クライアント端末16、共有の出力装置17を有する。また、印刷システム1はクライアント端末16と接続されたローカルの出力装置15を有する。

0011

管理者端末11、アプリケーションサーバ装置12、認証サーバ装置13、印刷サーバ装置14、ローカルの出力装置15、クライアント端末16、共有の出力装置17は無線又は有線による通信手段を有している。

0012

図1では管理者端末11、アプリケーションサーバ装置12、認証サーバ装置13、印刷サーバ装置14、ローカルの出力装置15、クライアント端末16、共有の出力装置17が1台である例を示しているが、複数台あってもよい。

0013

管理者端末11は管理者が利用するPC等の情報処理装置(コンピュータ)である。管理者端末11は管理者からの要求に基づき、各ユーザのクライアント端末16に対する設定等を行い、設定した内容(設定データ)をアプリケーションサーバ装置12やクライアント端末16等、ネットワークN1を介して接続する装置に送信することができる。

0014

アプリケーションサーバ装置12は一台以上の情報処理装置によって実現される。アプリケーションサーバ装置12はクライアント端末16に配布する印刷アプリケーションソフトウェア等のアプリケーションソフトウェアや該アプリケーションソフトウェアに関する設定データである印刷設定データ等を保有している。アプリケーションサーバ装置12は保有している印刷アプリケーションソフトウェアや印刷設定データをクライアント端末16に配布する。

0015

認証サーバ装置13は一台以上の情報処理装置によって実現される。認証サーバ装置13はユーザ情報を保有し、出力装置17等からの要求に基づき認証を行う。印刷サーバ装置14は一台以上の情報処理装置によって実現される。印刷サーバ装置14は印刷データや印刷ジョブ情報を保有している。印刷サーバ装置14は出力装置17等からの要求に基づき、印刷データや印刷ジョブ情報を出力装置17等に送信する。

0016

印刷サーバ装置14は、印刷データ等の出力データや印刷ジョブ情報等の出力データに関する情報である出力データ関連情報(印刷データの書誌情報など)を保持し、出力装置17等に送信する装置の一例である。

0017

例えば、出力装置17がプロジェクタであれば、印刷サーバ装置14はプロジェクタを用いて表示出力投影)したい表示データ(出力データ)を蓄積する。また、印刷サーバ装置14は表示出力する際の表示方法等の設定(出力データ関連情報)を蓄積することもできる。また、印刷サーバ装置14は印刷データと表示データの両方を蓄積することもできる。印刷サーバ装置14は印刷データを印刷出力する複合機や表示データを表示出力するプロジェクタ等、異なる出力データを出力する複数の出力装置17に対して、出力装置17に応じた出力データを送信する、又は、出力データ関連情報を送信することも可能である。従って、本発明の適用範囲は印刷データや印刷ジョブ情報に限らない。

0018

出力装置15は有線や無線通信でクライアント端末16に直接接続されるプリンタ等の画像形成装置等である。出力装置15はプリンタ、コピー機、複合機、レーザプリンタなどの画像形成装置の他、プロジェクタやモニタなどの表示出力を実行する投影装置表示装置オーディオなどの音声データを出力する音声出力装置等であってもよい。

0019

クライアント端末16はユーザが利用するPC等の情報処理装置である。クライアント端末16はスマートフォン携帯電話、PCなどの端末装置である。クライアント端末16は印刷アプリケーションソフトウェアが搭載されている。

0020

出力装置17は、有線や無線通信でネットワークN1に接続されるプリンタ等の画像形成装置等である。出力装置17は、プリンタ、コピー機、複合機、レーザプリンタなどの画像形成装置の他、プロジェクタやモニタなどの表示出力を実行する投影装置や表示装置等、オーディオなどの音声データを出力する音声出力装置であってもよい。

0021

なお、図1の印刷システム1は一例であり、アプリケーションサーバ装置12が無い構成や、認証サーバ装置13と印刷サーバ装置14とが備える機能を一台の装置で実現する構成等であってもよい。

0022

<ハードウェア構成>
図1の管理者端末11、アプリケーションサーバ装置12、認証サーバ装置13、印刷サーバ装置14、クライアント端末16は、例えば図2に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2は、本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。

0023

図2に示したコンピュータ500は、入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507、及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。

0024

入力装置501はキーボードマウスなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイなどを含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。

0025

通信I/F507はコンピュータ500をネットワークN1に接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。

0026

HDD508はプログラムやデータを格納している不揮発性記憶装置である。格納されるプログラムやデータにはコンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOSや、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア等がある。

0027

外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカードUSBメモリなどがある。

0028

ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM505には、コンピュータ500の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。

0029

CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。

0030

本実施形態に係る管理者端末11、アプリケーションサーバ装置12、認証サーバ装置13、印刷サーバ装置14、クライアント端末16は上記のコンピュータ500のハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。

0031

ソフトウェア構成
《クライアント端末》
本実施形態に係るクライアント端末16は例えば図3に示す処理ブロックにより実現される。図3は本実施形態に係るクライアント端末の一例の処理ブロック図である。

0032

図3に示すクライアント端末16は、プログラムを実行することにより、文書作成アプリケーション21、仮想プリンタドライバ22、仮想プリンタドライバ22a、実プリンタドライバ23、プラグイン24、プラットフォームAPI25、プラットフォーム26及び記憶部27を実現する。プラグイン24は、ジョブ蓄積プラグイン31、印刷制御プラグイン32を有する構成である。プラットフォーム26は、表示制御(UI制御)部41、設定部42、通信部43を有する構成である。

0033

文書作成アプリケーション21はユーザから印刷の要求を受け付けアプリケーションの一例である。文書作成アプリケーション21は一例であって、ユーザから印刷等の出力の要求を受け付けるアプリケーションであればよい。

0034

仮想プリンタドライバ22はアプリケーションデータを機種依存しない中間印刷データに変換して出力するプリンタドライバである。なお、中間印刷データは、出力装置17等の機種に依存しない印刷データである。

0035

XPS(XML Paper Specification)形式のデータは中間印刷データの一例である。アプリケーションデータは出力対象データの一例である。また、仮想プリンタドライバ22aはジョブ蓄積プラグイン31を利用するための仮想プリンタドライバの一例である。仮想プリンタドライバ22aはアプリケーションデータを機種依存しない中間印刷データに変換して出力する。また、実プリンタドライバ23は中間印刷データを出力装置17等が印刷できる形式の実印刷データに変換して出力する。RAW形式のデータは実印刷データの一例である。いずれも区別しない場合は、出力データと総称する。

0036

プラグイン24はプラットフォーム26上で動作するソフトウェアである。プラグイン24はプラットフォームAPI25を利用することで、プラットフォーム26の機能を利用できる。

0037

プラットフォームAPI25はプラグイン24が、プラットフォーム26の機能を利用するためのインタフェースである。プラットフォームAPI25はプラグイン24からの要求をプラットフォーム26が受信するために設けられた予め定義されたインタフェースであり、例えば関数クラス等により構成される。

0038

プラットフォーム26の表示制御部41は例えば文書作成アプリケーション21やプラグイン24等からの要求に基づいて表示装置502の表示を制御する。設定部42はプラグイン24の設定を行う。通信部43は外部との通信を実行する。記憶部27は設定等を記憶する。

0039

クライアント端末16はプラグイン24が共通に利用する機能をプラットフォーム26に集約することで、処理を集約している。なお、図3の処理ブロック図の分類形態は一例であり、図3に示されるような階層で分類されていることは必須でない。

0040

プラグイン24のジョブ蓄積プラグイン31は仮想プリンタドライバ22aから印刷要求を受け付けると、印刷ジョブの蓄積や管理に関する処理を行う。印刷制御プラグイン32は、例えば仮想プリンタドライバ22から出力装置17を指定した印刷要求を受け付けると、指定された出力装置17に対応付いた実プリンタドライバ23を選択する。印刷制御プラグイン32は選択した実プリンタドライバ23を利用して出力装置17から実印刷データを出力させるための要求を行う。

0041

なお、プラグイン24は管理者やユーザが所望するものを適宜インストールして使用することができるため、必ずしも図3の構成に限定されない。

0042

図4はジョブ蓄積プラグインの一例の処理ブロック図である。図4のジョブ蓄積プラグイン31は、イベント検知部61、ジョブ蓄積処理部62、印刷データ移動部63、印刷データ保持部64、設定情報保持部65を有する。

0043

イベント検知部61はユーザからの印刷要求、クライアント端末16のシャフトダウンや休止などのイベントを検知する。ジョブ蓄積処理部62は印刷ジョブの蓄積・管理などを行う。印刷データ移動部63は、クライアント端末16のシャフトダウンや休止などの印刷データの移動条件のイベントが検知されると、印刷データ保持部64に蓄積されている印刷データを後述のように印刷サーバ装置14に移動する。

0044

また、印刷データ移動部63は、クライアント端末16の起動などの印刷データの回収条件のイベントが検知されると、印刷サーバ装置14に移動した印刷データを後述のように回収する。印刷データ保持部64は印刷データを蓄積している。また、設定情報保持部65は印刷データの移動条件、回収条件や印刷データの移動先などの設定情報を保持している。

0045

《印刷サーバ装置》
本実施形態に係る印刷サーバ装置14は、例えば図5に示すような処理ブロックにより実現される。図5は本実施形態に係る印刷サーバ装置の一例の処理ブロック図である。

0046

印刷サーバ装置14はプログラムを実行することで、印刷データ移動受付部71、印刷データ返却部72、印刷ジョブ情報受信部73、印刷ジョブ情報送信部74、印刷データ送信部75、印刷データ保持部76、印刷ジョブ情報保持部77を実現している。

0047

印刷データ移動受付部71はクライアント端末16からの印刷データの移動を受け付けると、受け付けた印刷データを印刷データ保持部76に蓄積する。その際、印刷データ移動受付部71は印刷ジョブ情報に含まれる蓄積先を示す情報をクライアント端末16から印刷サーバ装置14に変更する。また、印刷データ移動受付部71は印刷ジョブ情報に含まれるファイルパスをクライアント端末16の印刷データの蓄積場所から印刷サーバ装置14の印刷データの蓄積場所に変更する。

0048

また、印刷データ返却部72は、クライアント端末16からの印刷データの回収要求があると、そのクライアント端末16から受け付けた印刷データを返却する。その際、印刷データ返却部72は印刷ジョブ情報に含まれる蓄積先を示す情報を印刷サーバ装置14からクライアント端末16に変更する。また、印刷データ移動受付部71は印刷ジョブ情報に含まれるファイルパスを印刷サーバ装置14の印刷データの蓄積場所からクライアント端末16の印刷データの蓄積場所に変更する。

0049

印刷ジョブ情報受信部73はクライアント端末16から受信した印刷ジョブ情報を印刷ジョブ情報保持部77に保持させる。印刷ジョブ情報送信部74は出力装置17からの要求に基づき、印刷ジョブ情報を出力装置17に送信する。印刷データ送信部75は出力装置17からの要求に基づき、印刷データを出力装置17に送信する。印刷データ保持部76は印刷データを蓄積している。印刷ジョブ情報保持部77は印刷ジョブ情報を保持している。

0050

《印刷ジョブ情報》
図6は印刷ジョブ情報の一例の構成図である。図6に示した印刷ジョブ情報は、ジョブID、ジョブ名、蓄積先、蓄積形式、ユーザID、日付、カラーモード情報部数両面情報集約情報、ファイルパスなどのデータ項目を有している。

0051

ジョブIDは印刷ジョブの識別情報である。ジョブ名は印刷ジョブの名前である。蓄積先は中間印刷データ又は実印刷データが蓄積されている場所(印刷サーバ装置14やクライアント端末16など)を示している。なお、印刷サーバ装置14は中間印刷データを受信し、中間印刷データを蓄積してもよい。印刷サーバ装置14は出力装置17等から実印刷データを要求された際など、必要に応じて中間印刷データを実印刷データに変換し、実印刷データを提供するようにしてもよい。

0052

蓄積先が「Client1」である場合、中間印刷データ又は実印刷データは「Client1」により識別されるクライアント端末16に蓄積されている。例えば出力装置17は図6に示す印刷ジョブ情報に従って、印刷データの要求先を制御する。

0053

蓄積形式は蓄積先に蓄積されている印刷データの形式を示す。図6の印刷ジョブ情報では蓄積形式が「XPS」である場合、蓄積先に中間印刷データが蓄積されていることを示している。また、蓄積形式が「PCL」である場合、蓄積先に実印刷データが蓄積されていることを示す。

0054

なお、中間印刷データとはフォーマットに関する共通仕様が一般に公開され、かつ、再編集が容易な形式の印刷データである。また、中間印刷データのデータ形式はXPS(XML Paper Specification)に限らない。例えば中間印刷データのデータ形式はPDF(Portable Document Format)等であってもよい。

0055

一方、実印刷データとは出力装置17等に依存したPDL(Page Description Language)の印刷データである。なお、実印刷データのデータ形式はPCL(Printer Cotrol Language)に限らない。例えば実印刷データのデータ形式はPS(Post Script)等であってもよい。

0056

ユーザIDは印刷データのオーナを示すユーザ識別情報である。日付は印刷ジョブが生成された日付である。カラーモード情報、部数、両面情報、集約情報は印刷設定の一例である。ファイルパスは、中間印刷データ又は実印刷データが蓄積されている場所における中間印刷データ又は実印刷データの所在を示している。

0057

<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る印刷システム1の処理の詳細について説明する。

0058

《印刷処理》
例えばユーザは文書作成アプリケーション21を操作し、仮想プリンタドライバ22aを選択して印刷を要求することにより印刷処理を開始できる。図7は本実施形態に係る印刷システムの印刷処理を表した一例のイメージ図である。ユーザが仮想プリンタドライバ22aを選択して印刷を要求すると、印刷システム1は図7に示すような印刷処理を開始する。

0059

テップS11において文書作成アプリケーション21は印刷イベントを仮想プリンタドライバ22aに送信する。仮想プリンタドライバ22aはジョブ蓄積プラグイン31に印刷イベントを送信する。また、仮想プリンタドライバ22aはアプリケーションデータを中間印刷データに変換し、ジョブ蓄積プラグイン31に送信する。

0060

ジョブ蓄積処理部62は印刷データを印刷データ保持部64に蓄積する。また、ジョブ蓄積処理部62はステップS12において、印刷ジョブ情報を印刷サーバ装置14に送信して保持させる。このように、図7の印刷システム1では印刷データがクライアント端末16に蓄積され、印刷ジョブ情報が印刷サーバ装置14に蓄積される。

0061

ステップS21において、ユーザは出力装置17の操作パネル等から認証情報を入力してログインを要求する。ユーザからログインを要求された出力装置17はステップS22において、認証サーバ装置13に認証情報を送信して認証を要求する。認証サーバ装置13は受信した認証情報を利用して認証を行い、認証結果を出力装置17に返す。ここでは認証結果が認証成功であったものとして説明を続ける。なお、認証結果が認証失敗である場合は例えばログインに失敗した旨を操作パネル等の表示装置に表示し、ステップS23以降の処理を行わない。

0062

ステップS23において、出力装置17は認証に成功したユーザの印刷ジョブ情報を印刷サーバ装置14に要求する。印刷サーバ装置14は認証に成功したユーザのユーザIDが付与されている印刷ジョブ情報を検索する。ステップS24において、印刷サーバ装置14は検索した印刷ジョブ情報の一覧を、出力装置17に送信する。

0063

出力装置17は受信した印刷ジョブ情報の一覧を表示し、印刷ジョブ情報の一覧から印刷ジョブをユーザに選択させる。ユーザが印刷ジョブ情報の一覧から印刷ジョブ情報を選択すると、出力装置17はユーザが選択した印刷ジョブ情報の蓄積先、ファイルパスから印刷ジョブの印刷データの蓄積先、ファイルパスを判断できる。ここではクライアント端末16が印刷データの蓄積先として判断される。ステップS25において出力装置17はユーザにより選択された印刷ジョブの印刷データをクライアント端末16に要求する。

0064

ここではクライアント端末16に蓄積されている印刷データは中間印刷データであるものとする。ステップS26において、クライアント端末16の印刷制御プラグイン32は実プリンタドライバ23を利用し、中間印刷データから実印刷データに変換する。クライアント端末16は実印刷データを蓄積するようにしてもよい。この場合はステップS26の処理は省略される。

0065

ステップS27において、クライアント端末16は印刷ジョブの実印刷データを出力装置17に送信する。ステップS28において、出力装置17は受信した実印刷データを出力する。

0066

《印刷データ移動処理》
本実施形態に係るクライアント端末16では図8に示す手順により中間印刷データや実印刷データ等の印刷データを印刷サーバ装置14に移動させる。図8は印刷データ移動処理の一例のフローチャートである。

0067

ステップS31においてジョブ蓄積プラグイン31のイベント検知部61はクライアント端末16のシャフトダウンや休止などの印刷データの移動条件に合致するイベントが検知されるまで待機する。印刷データの移動条件に合致するイベントが検知されると、イベント検知部61は印刷データの移動条件に合致するイベントの検知を印刷データ移動部63に通知する。

0068

ステップS32において、ジョブ蓄積処理部62は設定情報保持部65に保持されている設定情報を参照し、印刷データ移動設定が「ON」であるかを判定する。印刷データ移動設定は、印刷データの移動条件に合致するイベントが検知された場合に、印刷データをクライアント端末16から印刷サーバ装置14に移動させるか否かが設定されている情報である。印刷データ移動設定「ON」は印刷データの移動条件に合致するイベントが検知された場合に、印刷データをクライアント端末16から印刷サーバ装置14に移動させる設定である。

0069

印刷データ移動設定が「OFF」であれば、印刷データ移動部63は印刷データをクライアント端末16から印刷サーバ装置14に移動させない設定であるため、図8の処理を終了する。

0070

印刷データ移動設定が「ON」であれば、印刷データ移動部63は印刷データをクライアント端末16から印刷サーバ装置14に移動させる設定であるため、ステップS33の処理を行う。

0071

ステップS33において印刷データ移動部63は印刷データ保持部64に印刷データが蓄積されているか否かを確認する。印刷データが蓄積されていなければ、印刷データ移動部63は移動すべき印刷データが無いため、図8の処理を終了する。印刷データが蓄積されていれば、印刷データ移動部63はステップS34に進み、印刷データ保持部64に蓄積されている印刷データを印刷サーバ装置14に移動する。

0072

このように、本実施形態の印刷システム1ではクライアント端末16でシャフトダウンなどの印刷データの移動条件に合致するイベントが検知された場合に、印刷データをクライアント端末16から印刷サーバ装置14に移動させることができる。

0073

したがって、本実施形態の印刷システム1によれば印刷データを蓄積しているクライアント端末16から印刷データが取得できない状態となる前に、クライアント端末16に蓄積されている印刷データを印刷サーバ装置14に移動することができる。印刷データを印刷サーバ装置14に移動した後の印刷処理は例えば図9に示すようになる。

0074

図9は印刷データが印刷サーバ装置に蓄積されている場合の印刷処理を表した一例のイメージ図である。

0075

ステップS41において、ユーザは出力装置17の操作パネル等から認証情報を入力してログインを要求する。ユーザからログインを要求された出力装置17はステップS42において、認証サーバ装置13に認証情報を送信して認証を要求する。認証サーバ装置13は受信した認証情報を利用して認証を行い、認証結果を出力装置17に返す。ここでは認証結果が認証成功であったものとして説明を続ける。なお、認証結果が認証失敗である場合は例えばログインに失敗した旨を操作パネル等の表示装置に表示し、ステップS43以降の処理を行わない。

0076

ステップS43において、出力装置17は認証に成功したユーザの印刷ジョブ情報を印刷サーバ装置14に要求する。印刷サーバ装置14は認証に成功したユーザのユーザIDが付与されている印刷ジョブ情報を検索する。ステップS44において、印刷サーバ装置14は検索した印刷ジョブ情報の一覧を、出力装置17に送信する。

0077

出力装置17は受信した印刷ジョブ情報の一覧を表示し、印刷ジョブ情報の一覧から印刷ジョブをユーザに選択させる。ユーザが印刷ジョブ情報の一覧から印刷ジョブ情報を選択すると、出力装置17はユーザが選択した印刷ジョブ情報の蓄積先、ファイルパスから印刷ジョブの印刷データの蓄積先、ファイルパスを判断できる。

0078

ここでは印刷サーバ装置14が印刷データの蓄積先として判断される。ステップS45において出力装置17はユーザにより選択された印刷ジョブの印刷データを印刷サーバ装置14に要求する。ここでは印刷サーバ装置14に蓄積されている印刷データが中間印刷データであるものとする。

0079

ステップS46において、印刷サーバ装置14は中間印刷データから実印刷データに変換する。印刷サーバ装置14は実印刷データを蓄積するようにしてもよい。この場合はステップS46の処理は省略される。

0080

ステップS47において、印刷サーバ装置14は印刷ジョブの実印刷データを出力装置17に送信する。ステップS48において、出力装置17は受信した実印刷データを出力する。

0081

《印刷データ回収処理》
本実施形態に係るクライアント端末16は前述のように印刷サーバ装置14に移動させた印刷データを、図10に示す手順により印刷サーバ装置14から回収する。図10は印刷データ回収処理の一例のフローチャートである。

0082

ステップS51においてジョブ蓄積プラグイン31のイベント検知部61はクライアント端末16の起動などの印刷データの回収条件に合致するイベントが検知されるまで待機する。印刷データの回収条件に合致するイベントが検知されると、イベント検知部61は印刷データの回収条件に合致するイベントの検知を印刷データ移動部63に通知する。

0083

ステップS52において、ジョブ蓄積処理部62は設定情報保持部65に保持されている設定情報を参照し、印刷データ回収設定が「ON」であるかを判定する。印刷データ回収設定は、印刷データの回収条件に合致するイベントが検知された場合に、印刷データを印刷サーバ装置14からクライアント端末16に回収させるか否かが設定されている情報である。印刷データ回収設定「ON」は印刷データの回収条件に合致するイベントが検知された場合に、印刷データを印刷サーバ装置14からクライアント端末16に回収させる設定である。

0084

印刷データ回収設定が「OFF」であれば、印刷データ移動部63は印刷データを印刷サーバ装置14からクライアント端末16に回収させない設定であるため、図10の処理を終了する。

0085

また、印刷データ回収設定が「ON」であれば、印刷データ移動部63は印刷データを印刷サーバ装置14からクライアント端末16に回収させる設定であるため、ステップS53の処理を行う。

0086

ステップS53において印刷データ移動部63は印刷サーバ装置14に移動させた印刷データが印刷サーバ装置14にあるか否かを判定する。例えば出力装置17で出力済みの印刷データは印刷サーバ装置14に残されていないため、印刷サーバ装置14に無いと判定される。

0087

印刷サーバ装置14に移動させた印刷データが印刷サーバ装置14にあるか否かの判定は印刷サーバ装置14に問い合わせることで行うことができる。また、印刷データ移動部63は印刷サーバ装置14に移動させた印刷データと、出力装置17から出力された印刷データとを管理することで、印刷サーバ装置14に移動させた印刷データが印刷サーバ装置14に残されているか否かを判定してもよい。

0088

移動させた印刷データが印刷サーバ装置14になければ、印刷データ移動部63は回収すべき印刷データが無いため、図10の処理を終了する。移動させた印刷データが印刷サーバ装置14にあれば、印刷データ移動部63はステップS54に進み、印刷サーバ装置14から印刷データを回収する。

0089

このように、本実施形態の印刷システム1ではクライアント端末16で起動などの印刷データの回収条件に合致するイベントが検知された場合に、印刷サーバ装置14に移動させた印刷データを、クライアント端末16に回収させることができる。

0090

したがって、本実施形態の印刷システム1によれば、蓄積している印刷データを取得できる状態にクライアント端末16が戻ると、印刷サーバ装置14に移動させた印刷データをクライアント端末16に回収させることができる。このため、本実施形態の印刷システム1では印刷サーバ装置14の負荷を下げることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、印刷を要求したユーザが自分を出力実行許可者として設定した印刷ジョブを前提としている。印刷ジョブには、印刷を要求したユーザが他のユーザを出力実行許可者として設定した例えば代理印刷などの印刷ジョブもある。

0091

他のユーザを出力実行許可者として設定した印刷ジョブでは他のユーザが印刷データを出力装置17から出力するタイミングが分からないことが多い。したがって、他のユーザを出力実行許可者として設定した印刷ジョブでは、本実施形態における印刷データ移動処理が有用となる。なお、第2の実施形態は一部を除いて第1の実施形態と同様であるため適宜説明を省略する。

0092

他のユーザを出力実行許可者として設定した印刷ジョブでは例えば図11に示すような処理により、印刷データの蓄積時に、蓄積先から出力データが取得できなくなることを防いでいる。

0093

図11は印刷ジョブ蓄積処理の一例のフローチャートである。ステップS61においてクライアント端末16はユーザから印刷設定を受け付ける。印刷設定には例えば図12に示すような機能選択画面1000からの機能の選択も含まれる。

0094

図12は機能選択画面の一例のイメージ図である。機能選択画面1000は「このPCにジョブを保存する」機能、「代理ユーザに印刷させる」機能、「指定したプリンタに印刷する」機能、から一つの機能をユーザに選択させる場合の例である。

0095

ユーザは図12の機能選択画面1000から一つの機能を選択し、ステップS62において印刷を要求する。ステップS63において、ジョブ蓄積プラグイン31は印刷データの実行許可者に、印刷を要求したユーザ以外の他のユーザが含まれるか判定する。ジョブ蓄積プラグイン31は機能選択画面1000から「代理ユーザに印刷させる」機能が選択された場合に、印刷を要求したユーザ以外の他のユーザが含まれると判定する。

0096

印刷を要求したユーザ以外の他のユーザが含まれると判定するとジョブ蓄積プラグイン31は印刷データの蓄積先として印刷サーバ装置14を選択する。印刷データの蓄積先が印刷サーバ装置14となるため、クライアント端末16は前述した印刷データ移動処理を行わなくてもよい。

0097

一方、印刷を要求したユーザ以外の他のユーザが含まれないと判定するとジョブ蓄積プラグイン31はステップS65において、設定に応じて印刷サーバ装置14又はクライアント端末16を印刷データの蓄積先として選択する。印刷データの蓄積先がクライアント端末16の場合、クライアント端末16は前述した印刷データ移動処理を行うようにしてもよい。

0098

また、第2の実施形態に係る印刷システム1では、印刷データの蓄積時に、他のユーザを出力実行許可者として設定した印刷ジョブであるか否かを考慮せず、印刷データの蓄積先を選択するようにしてもよい。この場合、クライアント端末16は印刷データの移動条件に合致するイベントが検知された場合に、印刷データをクライアント端末16から印刷サーバ装置14に移動させる。

0099

このとき、クライアント端末16のジョブ蓄積プラグイン31は他のユーザを出力実行許可者として設定した印刷ジョブの印刷データから優先して印刷サーバ装置14に移動させる。また、クライアント端末16のジョブ蓄積プラグイン31は新しい印刷ジョブの印刷データやデータサイズの小さい印刷データから優先して印刷サーバ装置14に移動させるようにしてもよい。

0100

クライアント端末16から印刷サーバ装置14へ印刷データを移動させる順番は例えばシャフトダウン時など、印刷データを移動させることが可能な最大時間が決められているような場面で有用である。

0101

(まとめ)
このように、本実施形態の印刷システム1によれば、印刷ジョブの印刷データを蓄積しているクライアント端末16がシャフトダウンする前に、そのクライアント端末16から印刷サーバ装置14に印刷ジョブを移動させる。したがって、本実施形態の印刷システム1によれば、印刷の要求を行ったクライアント端末16がシャフトダウンしても、出力装置17が印刷データを取得できなくなることを防ぐことができる。

0102

なお、本実施形態における印刷データは印刷対象のデータであって、クライアント端末16においてユーザから印刷の要求を受付けた段階から出力装置17等によって出力されるまでの間において、出力の対象となっているデータのことである。本実施形態における印刷プロセスでは、印刷の要求を受付けた段階から出力装置17等によって出力されるまでの間において、印刷対象のデータのデータ形式が、様々に変換される。

0103

印刷対象のデータは、アプリケーションデータの形式、中間データ形式XPSデータなど)、印刷データ形式PDLデータなど)等に変換される。本実施形態における印刷対象のデータの変換のタイミングは種々である。

0104

本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。上述した実施形態における印刷システム1は出力システムの一例である。

0105

印刷ジョブ情報を保持する印刷サーバ装置14は出力データ関連情報を保持する情報処理装置の一例である。印刷ジョブ情報に基づいて印刷データを蓄積先から取得して出力する出力装置17は出力データ関連情報に基づいて出力データを蓄積先から取得して出力する出力装置の一例である。クライアント端末16は端末装置の一例である。印刷データ保持部64は出力データを蓄積する出力データ蓄積手段の一例である。イベント検知部61は出力データの移動条件に合致したことを検知する検知手段の一例である。印刷データ移動部63は出力データの移動条件に合致した場合に、出力データを出力データ蓄積手段から端末装置の外部に移動して出力データの蓄積先を変更する出力データ移動手段の一例である。

0106

1印刷システム
11管理者端末
12アプリケーションサーバ装置
13認証サーバ装置
14印刷サーバ装置
15、17出力装置
16クライアント端末
21文書作成アプリケーション
22、22a仮想プリンタドライバ
23実プリンタドライバ
24プラグイン
25プラットフォームAPI
26 プラットフォーム
27 記憶部
31ジョブ蓄積プラグイン
32印刷制御プラグイン
41表示制御(UI制御)部
42 設定部
43通信部
61イベント検知部
62 ジョブ蓄積処理部
63 印刷データ移動部
64 印刷データ保持部
65設定情報保持部
71 印刷データ移動受付部
72 印刷データ返却部
73印刷ジョブ情報受信部
74 印刷ジョブ情報送信部
75印刷データ送信部
76 印刷データ保持部
77 印刷ジョブ情報保持部
500コンピュータ
501入力装置
502表示装置
503 外部I/F
503a記録媒体
504 RAM
505 ROM
506 CPU
507 通信I/F
508 HDD
1000機能選択画面
Bバス
N1 ネットワーク

先行技術

0107

特許第4420421号公報

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