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技術 引戸装置

出願人 三協立山株式会社
発明者 谷口則良
出願日 2015年3月13日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2015-050909
公開日 2016年9月23日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2016-169560
状態 特許登録済
技術分野 ウイング開閉機構;ウイング用付属品
主要キーワード 締め切り位置 軽減機構 固定滑車 ゼンマイバネ 住宅建材 スライドラック 開放機構 静音性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年9月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

引戸締め切り時における衝突音の発生を軽減できる引戸装置を提供する。

解決手段

本発明にかかる引戸装置1は、付勢力蓄積機構21と、付勢力開放機構23と、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24とを備え、付勢力蓄積機構21は、引戸5を開けるときに作動し、引戸5の移動量に応じて付勢力を蓄積するものであり、付勢力開放機構23は、引戸5を閉じるときに引戸が戸先側所定位置に移動したときに作動し、蓄積した付勢力を開放するものであり、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24は、引戸5が開くときに作動するものであって、付勢力蓄積機構21が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mが、付勢力開放機構23が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lよりも大きい。

概要

背景

非特許文献1には、枠に対して障子引戸)を開閉するテラスタイプの引違いサッシが開示されている。

概要

引戸の締め切り時における衝突音の発生を軽減できる引戸装置を提供する。本発明にかかる引戸装置1は、付勢力蓄積機構21と、付勢力開放機構23と、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24とを備え、付勢力蓄積機構21は、引戸5を開けるときに作動し、引戸5の移動量に応じて付勢力を蓄積するものであり、付勢力開放機構23は、引戸5を閉じるときに引戸が戸先側所定位置に移動したときに作動し、蓄積した付勢力を開放するものであり、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24は、引戸5が開くときに作動するものであって、付勢力蓄積機構21が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mが、付勢力開放機構23が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lよりも大きい。

目的

本発明は、引戸の締め切り時における衝突音の発生を軽減できる引戸装置の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

付勢力蓄積機構と、付勢力開放機構と、付勢力蓄積引戸開力軽減機構とを備え、付勢力蓄積機構は、引戸を開けるときに作動し、引戸の移動量に応じて付勢力を蓄積するものであり、付勢力開放機構は、引戸を閉じるときに引戸が戸先側所定位置に移動したときに作動し、蓄積した付勢力を開放するものであり、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構は、引戸が開くときに作動するものであって、付勢力蓄積機構が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量を、付勢力開放機構が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量よりも大きくすることを特徴とする引戸装置

技術分野

0001

本発明は、引戸装置に関する。

背景技術

0002

非特許文献1には、枠に対して障子引戸)を開閉するテラスタイプの引違いサッシが開示されている。

先行技術

0003

第72頁「三協アルミ住宅建材ウインドウ総合カタログディオP引違い窓・装飾窓アクセントシリーズ出窓勝手口天窓[在来/2×4] 2014→2015」カタログNo.STJ0953A 三協立山株式会社 三協アルミ社 2014年2月発行

発明が解決しようとする課題

0004

この種のテラスタイプのサッシ等の重量の重い引戸を閉め切るときは、操作者が力を入れて引戸を閉じる為に、枠に引戸が衝突する際の衝突音が大きくなるという問題があった。
しかし、従来のテラスタイプのサッシ等ではそのような衝突音に対する配慮がなされていなかった。

0005

そこで、本発明は、引戸の締め切り時における衝突音の発生を軽減できる引戸装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

請求項1に記載の発明は、付勢力蓄積機構と、付勢力開放機構と、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構とを備え、付勢力蓄積機構は、引戸を開けるときに作動し、引戸の移動量に応じて付勢力を蓄積するものであり、付勢力開放機構は、引戸を閉じるときに引戸が戸先側所定位置に移動したときに作動し、蓄積した付勢力を開放するものであり、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構は、引戸が開くときに作動するものであって、付勢力蓄積機構が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量を、付勢力開放機構が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量よりも大きくすることを特徴とする引戸装置である。

発明の効果

0007

請求項1に記載の発明によれば、付勢力蓄積機構が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量を、付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量よりも大きくしているから、引戸の締め切時に開放する付勢力が小さいので、引戸の締め切り時における衝突音の発生を軽減できる。また、付勢力を蓄積する為の引戸を開くときの力を軽減できる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の第1実施の形態にかかる引戸装置の構成を示す正面図である。
本発明の第1実施の形態にかかる引戸装置であって、引戸の開き操作時における引戸が各位置にあるときの動きを説明する正面図であり、(a)は引戸が閉め切り位置にあるとき、(b)は引戸を開き始めて付勢力蓄積機構が付勢力の蓄積を開始している状態、(c)は付勢力蓄積機構が付勢力の蓄積を終了した状態、(d)は付勢力蓄積機構が付勢力を蓄積したまま更に引戸を開いている状態である。
本発明の第1実施の形態にかかる引戸装置であって、引戸の閉じ操作時における引戸が各位置にあるときの動きを説明する正面図であり、(e)は付勢力蓄積機構が付勢力を蓄積したまま引戸を閉じ始めている状態、(f)は引戸の締め切り前で、勢力開放機構が作動する直前の状態、(g)は戸の締め切り動作時であって、付勢力開放機構が作動して付勢力蓄積機構が蓄積した付勢力を開放している状態、(h)は引戸を締め切って閉じた状態である。
図1に示すA−A断面図である。
図2(a)に示すB−B断面図である。
本発明の第2実施の形態にかかる引戸装置の構成を示す正面図であって、引戸が閉じ切り状態にあるときの図である。
本発明の第2実施の形態にかかる引戸装置の構成を示す正面図であって、引戸が開き状態にあるときの図である。
図6に示すC−C断面図である。

実施例

0009

以下に、本発明の実施の形態を説明するが、まず、添付図面の図1図5を参照して本発明の第1実施の形態を説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施の形態にかかる引戸装置1は、枠3と、引戸5と、引戸の開閉操作を制御するソフトクローズユニット7とを備えている。本実施の形態にかかる引戸装置1は、重量が重いテラスサッシである。
図1図4及び図5に示すように、枠3は上枠9と、下枠(図示せず)と、戸先枠11と、戸尻枠(図示せず)を枠組みしてあり、引戸5には、上框13の室内側面にソフトクローズユニット7が取り付けてある。引戸5は枠3に対して走行自在に設けてある。
図1及び図4に示すように、上枠9には、ソフトクローズユニット7の移動軌跡に対応した位置で、引戸5の走行方向に間隔をあけて開トリガー15と閉トリガー17とが設けてある。
図1に示すように、ソフトクローズユニット7は、ケース19と、ケース19内に収納して開トリガー15又は閉トリガー17により作動する付勢力蓄積機構21と、付勢力開放機構23と、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24とを備えている。
付勢力蓄積機構21は、バネ25と、バネ引張りスライダー27と、開トリガー15と、引き寄せスライダー39と、開ラッチ41を備えており、バネ25は戸尻側端部25aを固定金具31でケース19に固定してあり、戸先側端部25bをバネ引張りスライダー27に取り付けてある。バネ25は引張りコイルバネである。
バネ引張りスライダー27は、後述するバネ引張りスライダー案内溝45に係合するスライド軸37を有し、引戸5の走行方向にスライド自在としてある。
閉ラッチ29は、バネ引張りスライダー27に回動自在に設けた回動軸29aと、ケース19の側壁19aに対して移動自在に設けた移動軸29bとを有し、バネ引張りスライダー27に回動軸29aを中心に揺動自在に取り付けてある。
引き寄せスライダー39は、後述する引き寄せスライダー案内溝47に係合するスライド軸49を有し、引戸5の走行方向にスライド自在としてある。引き寄せスライダー39には、後述するワイヤー43の一端部43aが連結してある。
開ラッチ41は、回転軸41aと、ケース19の側壁19aに対して移動自在に設けた移動軸41bとを有し、引き寄せスライダー39に回転軸41aを中心に揺動自在に取り付けてある。
付勢力開放機構23は、上述した閉ラッチ29、閉トリガー17とで構成してある。

0010

付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24は、動滑車51と、固定滑車53と、これらに架け渡したワイヤー43とを備えている。
動滑車51はバネ引張りスライダー27に回転自在に取り付けてある。動滑車51の回転軸51aはケース19の側壁19aに設けた動滑車案内溝52をスライド自在に取り付けてある。
固定滑車53は、バネ引張りスライダー27と引き寄せスライダー39との間で、ケース19の側壁19aに回転自在に固定してある。
ワイヤー43は、一端部43aを前述した引き寄せスライダー39に取り付け、動滑車51及び固定滑車53に架け渡して、他端部43bを動滑車51の回転軸51aに固定してある。
ケース19の側壁19aには、閉ラッチ案内溝33と開ラッチ案内溝35が形成してあり、開ラッチ案内溝35は閉ラッチ案内溝33の戸先側に設けてある。閉ラッチ案内溝33には、引戸5の走行方向に沿って設けた水平案内部33aと、水平案内部33aの戸先側端部で閉ラッチ29を傾けて係止する戸先側係止部33bと、水平案内部35aの戸尻側端部で閉ラッチ29を傾けて係止する戸尻側係止部33cとが形成してある。各係止部33b、33cは、水平案内部33aから下方に連続してあり、閉ラッチ29の戸先側を落ち込むようにしてある。
開ラッチ案内溝35には、引戸5の走行方向に沿って設けた水平案内部35aと、水平案内部35aの戸先側端部で開ラッチ41を傾けて係止する戸先側係止部35bが形成してある。係止部35bは、水平案内部35aから下方に向けて連続してあり、開ラッチ41の移動軸41bを落ち込むようにしてある。
また、ケース19の側壁19aには、バネ引張りスライダー27の移動を案内するバネ引張りスライダー案内溝45、引き寄せスライダー案内溝47、動滑車案内溝52がそれぞれ引戸5の移動方向に沿う長孔状に形成してある。
ケース19には、バネ引張りスライダー27の移動を緩衝するダンパー55が設けてある。

0011

次に、引戸5の開閉操作について、開き操作及び閉じ操作とに分けて説明する。まず、開き操作について説明する。
図2(a)に示すように、引戸5が締め切り位置にあるときには、バネ25は付勢力を放出して縮んだ状態になっている。符号jで抜き出して示すように、閉ラッチ29の移動軸29bは閉ラッチ案内溝33の戸尻側係止部33cに落ちて、閉ラッチ29は傾斜した状態になっている。
一方、符号kで抜き出して示すように、開ラッチ41は移動軸41bが開ラッチ案内溝35の水平案内部35aに位置しており、開トリガー15に戸先側から係止した状態になっている。
また、固定滑車53と動滑車51との間の距離は最も離れた位置にある。
図2(b)に示すように、引戸5を開き始めると、開ラッチ41は開トリガー15に係止したまま(抜き出し図k参照)、引戸5が開き方向に移動するので、動滑車51が戸先側に引き寄せられると共に動滑車51を固定してあるバネ引張りスライダー27を戸先側に移動することで、バネ25は戸先側に引っ張られて蓄勢する。一方、符号mで抜き出して示すように、閉ラッチ29は、移動軸29bが閉ラッチ案内溝33の戸尻側係止部33cから水平案内部33aに位置し、立ち上がった状態となる。
図2(c)に示すように、バネ25の蓄勢が終了すると、符号nで抜き出して示すように、閉ラッチ29の移動軸29bは、閉ラッチ案内溝33の水平案内部33aから戸先側係止部33bに移動して閉ラッチ29を傾斜した状態にして係止する。これにより、バネ25に蓄積された付勢力が保持される。
一方、開ラッチ41は、符号pで抜き出して示すように、移動軸41bが水平案内部35aから戸先側係止部35bへ落ちて、傾斜した状態となってその位置が保持される。これにより、開ラッチ41は開トリガー15の下を通過可能となる。
図2(d)に示すように、更に引戸5を戸尻側へ移動して引戸5の開き操作を続けた状態では、引戸5はバネ25の付勢力を蓄積した状態のまま移動すると共に、閉ラッチ29は傾斜した状態が維持され(抜き出し図n参照)及び開ラッチ41は下方に落ちた状態(抜き出し図p参照)が維持される。

0012

ここで、バネ(付勢力蓄積機構)25が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mと、バネ25が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lとの関係を説明する。
この引戸移動量Lは、図3(f)に示すように、引戸5を閉じ切るときに、バネ25が蓄えた付勢力を開放することで引戸5が移動する移動量であり、また、図2(a)及び図3(a)に示すように、バネ25が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lは、閉ラッチ29が移動する距離でもあり、閉ラッチ案内溝33の水平案内部33aの長さとなる。
一方、図2(c)に示すように、バネ25が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mは、バネ25に付勢力を蓄えるために引戸5が開方向に移動する移動量であり、また、引戸移動量Mは、開ラッチ41が移動する距離でもあり、開ラッチ案内溝35の水平案内部35aの長さとなる。引戸移動量Lと引戸移動量Mとは、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24で、動滑車51と、固定滑車53にワイヤー43を架け渡した構成としてあることから、バネ25の付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mを、バネ25が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lよりも大きくなるようにしている。本実施の形態では、バネ25が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lに対して、バネ25が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mを、例えば、3倍になるようにしているので、3L=Mの関係になる。
尚、図2に示すように、バネ25が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lは、付勢力を蓄積する為にバネ25を引張る長さでもある。

0013

次に、引戸5の閉じ操作について説明する。
図3(e)に示すように、引戸5を開いた状態から閉じるときには、上述したように、バネ25は引張り状態で蓄積した付勢力を保持したままの状態である。また、符号rで抜き出して示すように、開ラッチ41の移動軸41bは戸先側係止部35bに落ち込んだ状態である。この状態で、操作者は引戸5を戸先側へ移動する。一方、閉ラッチ29は移動軸29bが閉ラッチ案内溝33の戸先側係止部33bに位置して傾斜した状態(抜き出し図q参照)としてある。
図3(f)(g)に示すように、引戸5が閉じ切る直前の状態にあるとき、閉ラッチ29は閉トリガー17に当接し、上方に向けて回動することで、符号uで抜き出して示すように、閉ラッチ29の移動軸29bが閉ラッチ案内溝33の戸先側係止部33bから水平案内部33aに移動して閉ラッチ29を閉トリガー17に係止する。これにより、閉ラッチ29は閉ラッチ案内溝33の水平案内部33aに対して相対的に移動可能になるので、付勢力開放機構23が作動して、バネ25に蓄積された付勢力の開放を開始する。このとき、開ラッチ41は下がったままの状態(抜き出し図r参照)で開トリガー15の下を戸尻側から通過して開トリガー15よりも戸先側に位置する。
図3(g)に示すように、バネ25が蓄積された付勢力を開放するときには、バネ25が縮み、バネ引張りスライダー27が動滑車51と共にバネ25側へ移動する。尚、動滑車51及び固定滑車53に架け渡されたワイヤー43を介して、引き寄せスライダー39が引戸5の戸尻側へ引っ張られて移動する。これにより、符号tで抜き出して示すように、開ラッチ41の移動軸41bは開ラッチ案内溝35の戸先側係止部35bから水平案内部35aに移動して、上に突出した状態になる。
即ち、引戸5は、バネ25に蓄積された付勢力のみで移動できるので、ここからは、操作者はほとんど力を入れないで引戸5を閉じることができる。
図3(h)に示すように、バネ25に蓄積された付勢力が全て開放されて、引戸5は戸先枠11に当接し、引戸5を締め切る。そして、符号xで抜き出して示すように、閉ラッチ29は、移動軸29bが閉ラッチ案内溝33の戸尻側係止部33cに落ちて傾斜した状態になる。一方、開ラッチ41は開トリガー15に戸先側から当接した状態になる。

0014

尚、第1実施の形態にある付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24を備えていない場合には、重い引戸5を開閉するときに引戸5の重量に応じた強いバネが必要になるが、このような強いバネを用いると引戸5を開けるときに、バネの付勢力に抗するように開けることになるため、引戸5を開く力の増加に繋がると共に、引戸5を閉めるときは、強いバネで引戸を閉めるため、締め切り時における衝突音が大きくなってしまう。従って、第1実施の形態によれば、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24を設け、付勢力蓄積機構21が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mを、付勢力開放機構23が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lよりも大きくしているから、付勢力を蓄積する為の引戸5を開くときの力を軽減できると共に、引戸5の締め切時に開放する付勢力が小さいので、引戸5の締め切り時における衝突音の発生を軽減できる。
付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24は、動滑車51と固定滑車53との組み合わせで構成してあるから、簡易な構成にできると共に動滑車51及び固定滑車53の数を変えることで付勢力を蓄えるときの開き方向の引戸移動量Mと、付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動距離Lとの調整が容易にできる。
付勢力蓄積機構21と付勢力開放機構23とは、開トリガー15と開ラッチ41、閉トリガー17と閉ラッチ29、を各々係止及び係止解除で制御しているので、構成が簡易であると共に、開トリガー15及び閉トリガー17の位置を変えることで、付勢力蓄積及び付勢力開放の開始及び終了のタイミングの調整や変更が容易である。
ソフトクローズユニット7を引戸5に取り付け、上枠9に開トリガー15及び閉トリガー17を設ける構成としているので、施工が容易であると共に既存の引戸5にも簡単に取り付けできる。

0015

以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態では、前述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の説明を省略し、以下の説明では、第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図6図8を参照して、本発明の第2実施の形態を説明する。
この第2実施の形態では、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24にギアとラックを用いていること及び付勢力蓄積機構21には開トリガー15と開ラッチ41がないことが第1実施の形態と主に異なっている。
即ち、図6に示すように、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24は大ギア61と、大ギア61よりもギア比が小さい小ギア63と、大ギア61に歯合する枠側ラック65と、小ギア63に歯合するスライドラック67を備えている。枠側ラック65は上枠9に固定してあり、スライドラック67はバネ引張りスライダー27に固定してある。
また、この第2実施の形態では、開トリガー15及び開ラッチ41を設けていない。

0016

この第2実施の形態では、図6に示すように、引戸5を閉じ切り状態から開くと、枠側ラック65に歯合する大ギア61がT1方向に回転し、大ギア61に同軸で一体の固定してある中間ギア62を介して小ギア63がT1と反対方向に回転することで、小ギア63に歯合しているスライドラック67がバネ引張りスライダー27と共に戸先側(S1)方向に移動する。これにより、図7に示すように、バネ引張りスライダー27が付勢力蓄積機構21のバネ25を引張り、所定距離引っ張ると、閉ラッチ29の移動軸29bが閉ラッチ案内溝33の水平案内部33aを移動した後、戸先側係止部33bに係止して、蓄積した付勢力を保持する。
この付勢力を蓄積した状態のまま更に引戸5を開くと、大ギア61は枠側ラック65から外れて、引戸5を開き切る。
開き位置にある引戸5を閉じ操作するときには、引戸5を戸先側へ移動する。所定位置まで移動すると大ギア61が枠側ラック65と歯合を開始し、大ギア61が図7に示すT2方向に回転し、大ギア61に中間ギア62を介して歯合する小ギア63の回転により引戸側ラックは矢印S2方向に移動する。
そして、閉ラッチ29が閉トリガー17に当接すると閉ラッチ29が閉ラッチ案内溝33の戸先側係止部33bから水平案内部33aに移動して起き上がり、閉トリガー17に係止する。これにより、付勢力蓄積機構21のバネ25に蓄積された付勢力が開放されて、バネ引張りスライダー27をスライドラック67と共に戸尻側(E2方向)へ移動する。スライドラック67がバネ引張りスライダー案内溝45をE2方向に移動すると、スライドラック67に歯合している小ギア63が時計方向に回転し、大ギア61が反時計方向(T2方向)に回転することで、大ギア61が歯合している枠側ラック65を戸先枠11側へ移動するので、引戸5は戸先枠11に当接して締め切り状態になる。
尚、この実施の形態では、大ギア61と小ギアのギア比は3対1である。

0017

付勢力蓄積機構21はバネ25とバネ引張スライダー27と閉ラッチ29で構成してあり、付勢力開放機構23は閉ラッチ29と閉トリガー17とで構成し、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24は、大ギア61、枠側ラック65、小ギア63及びスライドラック67で構成している。
また、第2実施の形態では、付勢力蓄積機構21のバネ25が付勢力を蓄えるときの引戸開方向の引戸移動量Mは大ギア61が枠側ラック65を移動する距離であり、付勢力開放機構23が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lは閉ラッチ案内溝33の水平案内部の長さである。そして、付勢力蓄積機構21のバネ25が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mを、付勢力開放機構23が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lよりも大きくしてある。

0018

第2実施の形態によれば、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24に動滑車51と固定滑車53とワイヤー43を用いたことを除いて、第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
この第2実施の形態では、第1実施の形態に用いた開ラッチ41及び開トリガー15が不要となり、付勢力蓄積機構21の付勢力の開放と蓄積を一つの閉ラッチ29と閉トリガー17で行うことができる。

0019

第1実施の形態では、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24を滑車51、53とワイヤー43の構造としているので、第2実施の形態のギア61、63とラック67の構造と比較して、シンプルな構造なのでコストを安くできる。また、第1実施の形態ではギア61、63やラック67による噛み合い部分がないので静音性に優れる。
第2実施の形態では、付勢力蓄積時引戸開力軽減機構24にギアとラックの構造とすることにより、第1実施の形態の滑車51、53とワイヤー43の構造と比較して、機構全体の長さを小さくできる。更に、第1実施の形態では、滑車51,53に架け渡すワイヤー43を用いることでワイヤー43に伸びやたるみが生じる虞があるが、第2実施の形態ではこのような虞がないので、動力を確実に伝達できる。

0020

本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、引戸装置1はテラスサッシに限らず、室内の部屋を仕切る引戸であっても良い。
第1実施の形態において、バネ25は引張りバネに限らず、ゼンマイバネであってもよい。
第1実施の形態において、バネ25が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mと、バネ25が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lとの関係は、L:M=1:3の比にすることに限らず、L:M=1:2やL:M=1:4としても良く、バネ25が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lよりもバネ25が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mの方が大きいものであれば良い。同様に、第2実施の形態において、バネ25が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量Mに対してバネ25が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量Lとの関係は、大ギア61と小ギア63とのギア比を3:1にすることに限らず、2:1や4:1にしても良く、大ギア61の方が小ギアよりもギア比が大きいものであれば良い。

0021

1引戸装置
5引戸
21付勢力蓄積機構
23付勢力開放機構
24 付勢力蓄積時引戸開力軽減機構
M 付勢力蓄機構が付勢力を蓄えるときの開方向の引戸移動量
L 付勢力蓄機構が付勢力を開放するときの閉方向の引戸移動量

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