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技術 ジャッキ

出願人 株式会社スーパーツール
発明者 永田孝之
出願日 2015年3月13日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2015-050192
公開日 2016年9月23日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-169084
状態 特許登録済
技術分野 ジャッキ
主要キーワード 押圧ピース 上まわり 昇降ねじ 昇降杆 ワーク支持面 回転操作用 上下面間 支持対象物
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年9月23日)のものです。
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図面 (10)

課題

支持対象物を傷つけることなく軽快な操作でもって押し上げることができると共にそのストロークも大きく設定することができ、レベリング調整も簡単且つ精度よく行えるジャッキを提供する。

解決手段

筒状本体1に設けている雌ねじ部2に、上端に操作頭部5を設けている軸筒形状の第1昇降ねじ3を螺合させていると共に、この第1昇降ねじ杆3の中心部に設けている雌ねじ部6に、第1昇降ねじ杆3よりもピッチが小さい第2昇降ねじ杆7を螺合させてなり、操作頭部5を回転操作することによって第2昇降ねじ杆7の上端に設けている支持対象物の支持頭部9を上記ピッチの差だけ昇降させるように構成している。

概要

背景

従来から、例えばワークを加工する際に、このワークの下面の数カ所を通常、豆ジャッキと称される小型のジャッキにより支持し、これらのジャッキによってワークのレベリングを調整する一方、ワークの端部上面をクランプ押さえ金具)の一端部によって押さえると共にクランプの他端部下面を別なジャッキによって支持し、このジャッキによってクランプの水平度を調整したのち、クランプの中央部に設けている通孔を通じてその下端架台等に支持させているボルト上端部に螺合したナットをクランプの上面を圧着させることによりワークを固定することが行われている。

このようなジャッキとしては、特許文献1に従来技術として記載されているように、中央部に上下方向に向けて雌ねじ部を設けている筒状の本体と、上端に支持頭部を一体に設けている昇降ねじとからなり、この昇降ねじ杆を上記本体の雌ねじ部に進退可能に螺挿してなるジャッキが広く知られている。

また、特許文献2には、中央部に上下方向に向けてねじ部を設けている本体(固定部)と、上端に円盤形状の操作頭部を一体に設けている昇降ねじ杆と、上面をワーク支持面に形成している円盤形状のヘッド部とからなり、上記昇降ねじ杆を上記本体の雌ねじ部に進退可能に螺挿させていると共に、この昇降ねじ杆の操作頭部上にベアリングを介して上記ヘッド部を操作頭部の中心軸線上まわりに回転自在に支持させてなるジャッキが開示されている。

概要

支持対象物を傷つけることなく軽快な操作でもって押し上げることができると共にそのストロークも大きく設定することができ、レベリング調整も簡単且つ精度よく行えるジャッキを提供する。筒状本体1に設けている雌ねじ部2に、上端に操作頭部5を設けている軸筒形状の第1昇降ねじ杆3を螺合させていると共に、この第1昇降ねじ杆3の中心部に設けている雌ねじ部6に、第1昇降ねじ杆3よりもピッチが小さい第2昇降ねじ杆7を螺合させてなり、操作頭部5を回転操作することによって第2昇降ねじ杆7の上端に設けている支持対象物の支持頭部9を上記ピッチの差だけ昇降させるように構成している。

目的

本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

上方に向かった開口した雌ねじ部を設けている筒状本体と、外周面にこの筒状本体の雌ねじ部に螺合した雄ねじ部を設けていると共に上端に操作頭部を一体に設け、且つ、中心部にこの操作頭部の上面から上方に向かって開口している雌ねじ部を設けた軸筒形状の第1昇降ねじと、外周面にこの第1昇降ねじ杆の雌ねじ部に螺合した雄ねじ部を設けていると共に上端に支持頭部を一体に設けている第2昇降ねじ杆とからなり、上記筒状本体の雌ねじ部に螺合した第1昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチよりもこの第1昇降ねじ杆に設けている上記雌ねじ部に螺合した第2昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチを小さくしていることを特徴とするジャッキ

請求項2

筒状本体1は、その上端開口部の内周面に第1昇降ねじ杆を螺合させた雌ねじ部を形成してあり、この雌ねじ部を形成している上端部に内外周面間に亘って貫通したねじ孔を設けてこのねじ孔に第1昇降ねじ杆をロックするロックピース押圧ピースを進退自在に螺入させていること特徴とする請求項1に記載のジャッキ。

請求項3

軸筒形状の第1昇降ねじ杆はその上端中心部に操作頭部の上面からこの第1昇降ねじ杆の内部に亘って上下方向に貫通した雌ねじ部を形成してこの雌ねじ部に第2昇降ねじ杆を螺合させていると共に、上記操作頭部にこの操作頭部の内外周面間に亘って貫通している円形孔を設けてあり、この円形孔に形成したねじ孔部に第2昇降ねじ杆をロックするロックピースの押圧ピースを進退自在に螺合させていることを特徴とする請求項1に記載のジャッキ。

技術分野

0001

本発明は、ワークや台などの支持対象物を支持するジャッキ、特に、支持対象物の設置高さのレベリング調整を行うね機構を備えたジャッキに関する。

背景技術

0002

従来から、例えばワークを加工する際に、このワークの下面の数カ所を通常、豆ジャッキと称される小型のジャッキにより支持し、これらのジャッキによってワークのレベリングを調整する一方、ワークの端部上面をクランプ押さえ金具)の一端部によって押さえると共にクランプの他端部下面を別なジャッキによって支持し、このジャッキによってクランプの水平度を調整したのち、クランプの中央部に設けている通孔を通じてその下端架台等に支持させているボルト上端部に螺合したナットをクランプの上面を圧着させることによりワークを固定することが行われている。

0003

このようなジャッキとしては、特許文献1に従来技術として記載されているように、中央部に上下方向に向けて雌ねじ部を設けている筒状の本体と、上端に支持頭部を一体に設けている昇降ねじとからなり、この昇降ねじ杆を上記本体の雌ねじ部に進退可能に螺挿してなるジャッキが広く知られている。

0004

また、特許文献2には、中央部に上下方向に向けてねじ部を設けている本体(固定部)と、上端に円盤形状の操作頭部を一体に設けている昇降ねじ杆と、上面をワーク支持面に形成している円盤形状のヘッド部とからなり、上記昇降ねじ杆を上記本体の雌ねじ部に進退可能に螺挿させていると共に、この昇降ねじ杆の操作頭部上にベアリングを介して上記ヘッド部を操作頭部の中心軸線上まわりに回転自在に支持させてなるジャッキが開示されている。

先行技術

0005

特開2002−87764号公報
特開2011−131945号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記特許文献1に記載のジャッキをワークの支持に使用した場合、本体の雌ねじ部に螺挿している昇降ねじ杆を支持頭部の回転操作により昇降させて支持頭部上に支持されたワークのレベリング調整を行うように構成しているので、ワークを支持している支持頭部の上面とこの上面に接触しているワークの下面との間に摩擦が発生してワークを損傷させる虞れがあると共に、上記摩擦力によってジャッキ自体の支持位置がずれ動き、レベリング調整が正確に行えなくなるといった問題点があった。

0007

さらに、ワークのレベリング調整はワークの下面を支持している支持頭部を回転操作して行うものであるから、ワークの下面が支持頭部の回転操作の邪魔になり、ジャッキがワークとこのジャッキを設置しているベースとの間の狭い空間部に配設されていることと相まってレベリング調整が円滑に行えなくなるといった問題点があった。

0008

一方、上記特許文献2に記載のジャッキによれば、昇降ねじ杆の操作頭部上にベアリングを介してワークを支持するヘッド部を配設しているので、操作頭部の回転操作により昇降ねじ杆を昇降させてレベリング調整を行えば、ワークを支持しているヘッド部は回転する虞れがないので、ワークの下面を傷損させたり、ジャッキ自体がずれ動く虞れをなくすることができる。

0009

しかしながら、ワークを支持するヘッド部は、昇降ねじ杆の操作頭部上にベアリングを介して常に重ね合わせた状態に配設されているので、操作頭部もワークの下面に近接した高さ位置にあり、そのため、操作頭部の回転操作を円滑に行えなくなる場合が生じると共に、作業員が昇降ねじ杆の操作頭部を掴んで回転操作する場合には、ヘッド部も一体に掴んでしまう虞れがある。

0010

また、上記いずれのジャッキにおいても、本体の雌ねじ部に螺挿している昇降ねじ杆によってのみ、支持頭部やヘット部のワーク支持面の高さ調整を行うように構成しているため、ワークを支持する高さ、即ち、本体から上方に移動するワーク支持面のストロークが比較的短い長さに制限され、昇降ねじ杆にロックナットを螺合させている場合にはさらにストロークが短くなるといった問題点があった。

0011

さらに、ワークの荷重を支持頭部やヘッド部を介して直接、昇降ねじ杆と本体の雌ねじ部との螺合部に支持させ、昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチによって支持頭部やヘッド部の昇降距離を設定しているので、昇降ねじ杆を一回転させた際の昇降距離が長くなり、昇降ねじ杆を回転操作してワークを持ち上げる際には比較的大きな操作力を必要とするばかりでなく、ストロークやレベリングを容易に微調整することができないといった問題点があった。

0012

本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ワーク等の支持対象物を損傷させることなく支持することができるのは勿論、支持対象物を軽快な操作でもって押し上げることができると共にそのストロークも大きく設定することができ、さらに、レベリング調整も簡単且つ精度よく行えるジャッキを提供するにある。

課題を解決するための手段

0013

上記目的を達成するために本発明のジャッキは、請求項1に記載したように、上方に向かった開口した雌ねじ部を設けている筒状本体と、外周面にこの筒状本体の雌ねじ部に螺合した雄ねじ部を設けていると共に上端に操作頭部を一体に設け、且つ、中心部にこの操作頭部の上面から上方に向かって開口している雌ねじ部を設けた軸筒形状の第1昇降ねじ杆と、外周面にこの第1昇降ねじ杆の雌ねじ部に螺合した雄ねじ部を設けていると共に上端に支持頭部を一体に設けている第2昇降ねじ杆とからなり、上記筒状本体の雌ねじ部に螺合した第1昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチよりもこの第1昇降ねじ杆に設けている上記雌ねじ部に螺合した第2昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチを小さくしていることを特徴とする。

0014

このように構成したジャッキにおいて、請求項2に係る発明は、上記筒状本体は、その上端開口部の内周面に第1昇降ねじ杆を螺合させた雌ねじ部を形成してあり、この雌ねじ部を形成している上端部に内外周面間に亘って貫通したねじ孔を設けてこのねじ孔に第1昇降ねじ杆をロックするロックピース押圧ピースを進退自在に螺入させていること特徴とする。

0015

また、請求項3に係る発明は、軸筒形状の第1昇降ねじ杆はその上端中心部に操作頭部の上面からこの第1昇降ねじ杆の内部に亘って上下方向に貫通した雌ねじ部を形成してこの雌ねじ部に第2昇降ねじ杆を螺合させていると共に、上記操作頭部にこの操作頭部の内外周面間に亘って貫通している円形孔を設けてあり、この円形孔に形成したねじ孔部に第2昇降ねじ杆をロックするロックピースの押圧ピースを進退自在に螺合させていることを特徴とする。

発明の効果

0016

請求項1に係る発明によれば、筒状本体に設けている雌ねじ部に上下方向に進退自在に螺合した軸筒形状の第1昇降ねじ杆と、この第1昇降ねじ杆の中心部に設けている雌ねじ部に螺合した第2昇降杆となり、第1昇降ねじ杆の上端に操作頭部を、第2昇降ねじ杆の上端に支持対象物の支持頭部をそれぞれ設けているので、筒状本体から支持頭部までのストロークを長く設定することができて、支持対象物とベースとの間の空間部の距離が第1昇降ねじ杆の長さよりも大きい場合であってもスペーサ等を介在させることなく支持対象物の支持が可能となる。

0017

さらに、支持対象物の支持頭部を設けた第2昇降ねじ杆は、第1昇降ねじ杆から上方に突出していて、この第1昇降ねじ杆の上端に上記支持頭部を昇降させる操作頭部を設けているので、この操作頭部は支持頭部と筒状本体との中間位置に配設された状態となり、従って、ジャッキが設置される支持対象物とベース間との狭い空間部においても、支持対象物の下面やこの支持対象物を支持している支持頭部が作業の邪魔になることなく、操作頭部を掴んで円滑に回転操作を行うことができてレベリング調整が容易となる。

0018

また、操作頭部を回転操作しても、支持対象物を支持している支持頭部は支持対象物との摩擦力によって固定された状態でこの支持頭部を有する第2昇降ねじ杆が第1昇降ねじ杆に設けている雌ねじ部に対して上記操作頭部の回転に応じて螺進、螺退し、支持頭部の回転による支持対象物の下面の擦り傷の発生を防止することができる。

0019

その上、筒状本体の雌ねじ部に螺合した上記第1昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチよりもこの第1昇降ねじ杆に設けている雌ねじ部に螺合した上記第2昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチを小さくしているので、操作頭部を回転操作して第1昇降ねじ杆を昇降させても、支持対象物を支持している第2昇降ねじ杆の支持頭部は、第1昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチから第2昇降ねじ杆の雄ねじ部のピッチを減じた距離しか昇降せず、従って、比較的軽い操作力でもって支持頭部を昇降させるための操作頭部の回転操作を行うことができるばかりでなく、筒状本体に対する支持頭部のストロークや支持対象物のレベリングの微調整が可能となり、支持対象物を精度良く固定することができる。

0020

請求項2に係る発明によれば、上記筒状本体1は、その上端開口部の内周面に第1昇降ねじ杆を螺合させた雌ねじ部を形成してあり、この雌ねじ部を形成している上端部に内外周面間に亘って貫通したねじ孔を設けてこのねじ孔に第1昇降ねじ杆をロックするロックピースの押圧ピースを進退自在に螺入させているので、ロックナットを使用することなく本体の上端部に設けたねじ孔に螺合している押圧ピースを螺進させることにより、ロックピースを第1昇降ねじ杆に押し付けてこの第1昇降ねじ杆をロックすることができ、第1昇降ねじ杆のストロークを有効に利用することができる。

0021

請求項3に係る発明によれば、上記軸筒形状の第1昇降ねじ杆は、その上端中心部に操作頭部の上面からこの第1昇降ねじ杆の内部に亘って上下方向に貫通した雌ねじ部を形成してこの雌ねじ部に第2昇降ねじ杆を螺合させていると共に、上記操作頭部にこの操作頭部の内外周面間に亘って貫通している円形孔を設けてあり、この円形孔に形成したねじ孔部に第2昇降ねじ杆をロックするロックピースの押圧ピースを進退自在に螺合させているので、上記第1昇降ねじ杆と同様に、ロックナットを使用することなく操作頭部に設けたねじ孔に螺合している押圧ピースを螺進させることにより、ロックピースを第2昇降ねじ杆に押し付けてこの第2昇降ねじ杆をロックすることができ、この第2昇降ねじ杆のストロークも有効に利用することができる。

図面の簡単な説明

0022

本発明ジャッキの正面図。
その縦断正面図。
斜視図。
分解斜視図。
収縮させた状態の斜視図。
収縮させた状態の縦断正面図。
使用状態を示す簡略正面図。
レベリング調整を行っている状態の正面図。
ロック操作を行っている状態の正面図。

実施例

0023

本発明の具体的な実施例を図面について説明すると、図1図4において、ジャッキJは、上端部にその上面から上方に向かって開口した雌ねじ部2を設けている筒状本体1と、外周面にこの筒状本体1の上記雌ねじ部2に螺合した雄ねじ部4を設けていると共に上端に円盤形状の操作頭部5を一体に設け、且つ、上端部内周面にこの操作頭部5の上面から上方に向かって開口している雌ねじ部6を設けた軸筒形状の第1昇降ねじ杆3と、外周面にこの第1昇降ねじ杆3の雌ねじ部4に螺合した雄ねじ部8を設けていると共に上端に円盤形状の支持頭部9を一体に設けている第2昇降ねじ杆7とを備えてなり、上記筒状本体1の雌ねじ部2に螺合している第1昇降ねじ杆3の雄ねじ部4のピッチよりもこの第1昇降ねじ杆3に設けている上記雌ねじ部6に螺合した第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部7のピッチを小さくしている。

0024

上記筒状本体1は、具体的には上下面が平坦面に形成されて台座としての機能を果たすことができる円筒形状に形成されてあり、その長さ(高さ)は、上記第1昇降ねじ杆3の長さよりも長く、その中心部に上下面間に亘って貫通した円形孔10が設けられていると共にこの円形孔10の上端開口部を円形孔10よりも小径に形成してその内周面に小径の上記雌ねじ部2が刻設されてあり、図6に示すように、第1昇降ねじ杆3をこの雌ねじ部2に沿って螺退させてその操作頭部5の下面が筒状本体1の上面に当接、受止されるまで降下させた場合、第1昇降ねじ杆3が筒状本体1内に全長に亘って収納されるように構成している。

0025

さらに、この筒状本体1の上記雌ねじ部2を形成している上端部に、この上端部の内外周面間に亘って水平に貫通した小径のねじ孔11を設けてあり、このねじ孔11の奥側に該ねじ孔11よりも小径のロックピース12a を遊嵌させていると共にこのロックピース12a の背面側にねじ孔11に進退自在に螺合した押圧ピース12b を配設してこの押圧ピース12b を螺進させることによりロックピース12a を押し進めてその先端面を筒状本体1の雌ねじ部2に螺合している第1昇降ねじ杆3の外周面に圧着させることによって第1昇降ねじ杆3をロックするように構成している。なお、第1昇降ねじ杆3の下端部外周面には、筒状本体1の上記ねじ孔11の上端に連なる雌ねじ部2の下端面に当接して第1昇降ねじ杆3が筒状本体1から抜け出るのを防止する抜け止め用の止め輪13が装着されている。

0026

第1昇降ねじ杆3は、上記筒状本体1と同様に、その中心部に上記筒状本体1の円形孔10よりも小径の円形孔14をその上下面間に亘って貫設していると共にこの円形孔14の上端開口部を該円形孔14よりも小径に形成してその内周面に上記雌ねじ部6を刻設している。さらに、この第1昇降ねじ杆3の上端に一体に設けている操作頭部5の中心部には、上記雌ねじ部6と同径でこの雌ねじ部6の上端にその下端を連続させている雌ねじ部6'を刻設している。即ち、操作頭部5の上面中心部から第1昇降ねじ杆3の中心の円形孔14の上端部間に亘って上記第2昇降ねじ杆7を螺挿させている雌ねじ部6、6'を刻設している。

0027

この第1昇降ねじ杆3における操作頭部5の上面から円形孔14の下端までの長さは、第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部8を設けている軸部の長さよりも長くなるように形成されてあり、従って、図6に示すように、第2昇降ねじ杆7を第1昇降ねじ杆3の雌ねじ部6、6'に沿って螺退させてその支持頭部9の下面が第1昇降ねじ杆3の上端操作頭部5上に重なるように接合されるまで降下させた場合、第2昇降ねじ杆7の軸部が第1昇降ねじ杆3の円形孔14内に全長に亘って収納されるように構成している。

0028

さらに、上記筒状本体1と同様に、この第1昇降ねじ杆3の上記操作頭部5に、該操作頭部5の外周面と雌ねじ部6'を設けている内周面間に亘って水平に貫通している小径の円形孔15a を設けていると共にこの円形孔15a の奥側の内周面をねじ孔部15b に形成してあり、このねじ孔部15b の奥側に該ねじ孔部15b よりも小径のロックピース16a を遊嵌させていると共にこのロックピース16a の背面側にねじ孔部15b に進退自在に螺合した押圧ピース16b を配設してこの押圧ピース16b を螺進させることによりロックピース16a を押し進めてその先端面を第1昇降ねじ杆3の雌ねじ部6、6'に螺合している第2昇降ねじ杆7の外周面に圧着させることによって第2昇降ねじ杆7をロックするように構成している。なお、この第2昇降ねじ杆7においても、その下端部外周面に第1昇降ねじ杆3の上記ねじ孔14の上端に連なる雌ねじ部6の下端面に当接して第2昇降ねじ杆7が第1昇降ねじ杆3から抜け出るのを防止する抜け止め用の止め輪17が装着されている。

0029

また、第2昇降ねじ杆7の上端支持頭部9の外周部には、周方向所定間隔を存して、第2昇降ねじ杆7の回転操作用ハンドル軸(図示せず)の先端部を挿嵌、係止させる係止孔19を穿設している。なお、第1昇降ねじ杆3側に設ける係止孔としては、操作頭部5の外周面に穿設している上記円形孔15a を使用する。また、これらの操作頭部5と支持頭部9及び上記筒状本体1の外周面には指先等の滑り止めとなるローレット加工を施している。

0030

次に、このように構成したジャッキJの使用態様を説明すると、支持すべき台や加工すべきワーク等の支持対象物A(図7図8に示す)の下面とベースBとの間の空間部に複数個のジャッキJを介装する。この際、各ジャッキJにおける支持頭部9を有する第2昇降ねじ杆7を第1昇降ねじ杆3の操作頭部5から適宜長さだけ上方に突出させておけば、支持頭部9による支持対象物Aの支持作業が能率良く行えると共に、第1昇降ねじ杆3の操作頭部5が支持対象物AとベースBとの間の空間部の中間位置に配設されて、支持対象物Aの下面等が邪魔になることなく回転操作することができる。

0031

このように支持対象物AとベースBとの間の空間部にジャッキJを配置したのち、第1昇降ねじ杆3の上端の上記操作頭部5を回転操作して第1昇降ねじ杆3を上昇する方向に筒状本体1に対して螺進させると、この第1昇降ねじ杆3の雌ねじ部6(6')に螺合している上記第2昇降ねじ杆7も一体に上昇し、その支持頭部9が支持対象物Aの下面に当接する。なお、まず、第1昇降ねじ杆3を上昇させてその支持頭部9を支持対象物Aの下面に軽く当接させたのち、操作頭部5を回動操作して上記支持頭部9を支持対象物Aの下面に圧着させてもよい。

0032

こうして操作頭部5を回動操作して支持頭部9の上面を支持対象物Aの下面に圧着させ、支持頭部9を有する第2昇降ねじ杆7を回転不能状態にしたのち、支持対象物Aのレベリング調整を行うために、第1昇降ねじ杆3の上記上端操作頭部5を回転操作すると、第1昇降ねじ杆3はその雄ねじ部4を筒状本体1の雌ねじ部に対して螺進させながら上昇する一方、第2昇降ねじ杆7はその支持頭部9の上面と支持対象物Aの下面との圧着力によって回転不能となっているため、この第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部8に雌ねじ部4を螺合せさせている上記第1昇降ねじ杆3は、その操作頭部5の回転操作によって第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部8上を螺進し、第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部8は第1昇降ねじ杆3の雌ねじ部6(6')内に相対的に螺退することになる。

0033

この時、筒状本体1の雌ねじ部2に螺合している第1昇降ねじ杆3の雄ねじ部4のピッチよりもこの第1昇降ねじ杆3に設けている上記雌ねじ部6に螺合した第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部7のピッチを小さくしているので、操作頭部5の回転操作によって第1昇降ねじ杆3を筒状本体1に対して上昇させても、支持対象物Aを支持している第2昇降ねじ杆7の支持頭部9は、第1昇降ねじ杆3の雄ねじ部4のピッチから第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部8のピッチを減じた距離しか上昇しない。

0034

例えば、第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部8のピッチを、第1昇降ねじ杆3の雄ねじ部4の2/3のピッチに形成しておくと、図8に示すように、操作頭部5を回転させて第1昇降ねじ杆3を3ピッチ上昇させると第2昇降ねじ杆7は2ピッチ降下することになり、従って、支持頭部9は1ピッチ分だけ上昇して支持対象物Aを押し上げることになる。同様に、支持頭部9によって支持対象物Aを支持させた状態から操作頭部5を上記と逆方向に回転操作して支持頭部9を降下させる場合においても、第1昇降ねじ杆3の雄ねじ部4のピッチから第2昇降ねじ杆7の雄ねじ部8のピッチを減じた距離だけ降下させることができる。

0035

このように、操作頭部5の回転操作によって第1昇降ねじ杆3を上昇又は降下させながら、この昇降距離よりも短い距離でもって支持対象物Aを支持している支持頭部9を降下又は上昇させるので、操作頭部5の回転操作が比較的軽い力でもって行うことができると共に、筒状本体1から支持頭部9までのストロークや支持対象物Aのレベリングの微調整が簡単且つ精度よく行うことができる。なお、支持対象物A側から支持頭部9に掛かる荷重が大きくて人手による操作頭部5の回転操作が困難な場合には、操作頭部5に設けている円形孔15a或いは支持頭部9に設けている係止孔19に回転操作用のハンドル軸(図示せず)の先端部を挿嵌、係止させて操作頭部5や支持頭部9を回転操作すればよい。

0036

また、支持対象物Aのレベリング調整後、図9に示すように、筒状本体1の上端部に設けているねじ孔11に螺合した押圧ピース12b をヘキサゴンレンチ或いは操作杆20によって螺進させ、その先端面でロックピース12a を押し進めて筒状本体1の雌ねじ部2に螺合している第1昇降ねじ杆3の外周面に圧着させることにより、第1昇降ねじ杆3をロックする。同様に、第1昇降ねじ杆3の上記操作頭部5に設けているねじ孔部15b に螺合した押圧ピース16b を螺進させることによりロックピース16a を押し進めてその先端面を第1昇降ねじ杆3の雌ねじ部6、6'に螺合している第2昇降ねじ杆7の外周面に圧着させることによって第2昇降ねじ杆7をロックする。

0037

Jジャッキ
A支持対象物
1 筒状本体
2、6、6'雌ねじ部
3 第1昇降ねじ杆
4、8雄ねじ部
5 操作頭部
7 第2昇降ねじ杆
9 支持頭部
11 ねじ孔
15a円形孔
12、16 ロックピース

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