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技術 刃物ブレード取付装置、およびこの刃物ブレード取付装置を備える電動工具

出願人 京セラインダストリアルツールズ株式会社
発明者 森宗伸二
出願日 2015年3月10日 (6年2ヶ月経過) 出願番号 2015-046752
公開日 2016年9月15日 (4年8ヶ月経過) 公開番号 2016-165776
状態 特許登録済
技術分野 鋸引き 木材用鋸
主要キーワード 軸径寸法 バネ状弾性 斜面壁 固定用ネジ孔 開口径寸法 カシメ接合 嵌め込み状態 板状弾性部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年9月15日)のものです。
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図面 (10)

課題

刃物ブレード簡易着脱可能であるとともに、安定した取付状態を維持するために刃物ブレードの取付剛性の向上を図る。

解決手段

この刃物ブレード取付装置20は、刃物ブレード13を着脱するブレード着脱部20Bが、刃物ブレード13を挿抜するための開口空間部41と、開口空間部41の内部に向けて突出するとともに刃物ブレード13に形成された開口孔13aに嵌め込み可能なピン部材42と、ピン部材42の周囲の少なくとも一部を取り囲むように設置される弾性力を有する板状弾性部材43と、板状弾性部材43が有する弾性力に抗する押圧力を及ぼすことのできる押圧部材44と、を備える。

概要

背景

従来から、電動工具が備える駆動源からの駆動力によって往復動自在とされるブレードアーバーに設置されるとともに、このブレードアーバー設置側とは逆側に刃物ブレード着脱可能な刃物ブレード取付装置が知られている。従来この種の刃物ブレード取付装置には、刃物ブレードのロックおよびロック解除操作スリーブ回転操作すなわち螺合を緩める操作によって行うことが行われていた(例えば、下記特許文献1参照)。

しかし、上記従来の刃物ブレード取付装置では、刃物ブレードの交換に際し、操作スリーブを回転させて緩めたり締め付けたりしなければならないため、刃物ブレードのロックおよびロック解除が煩雑であり非常に不便であるといった課題が存在していた。そこで、かかる課題を解決するために、例えば、下記特許文献2に記載の発明では、操作ボタンあるいは操作スリーブのワンタッチ操作によって、刃物ブレードのロックおよびロック解除を容易に行うことのできる刃物ブレード取付装置が提案されている。

概要

刃物ブレードを簡易に着脱可能であるとともに、安定した取付状態を維持するために刃物ブレードの取付剛性の向上をる。この刃物ブレード取付装置20は、刃物ブレード13を着脱するブレード着脱部20Bが、刃物ブレード13を挿抜するための開口空間部41と、開口空間部41の内部に向けて突出するとともに刃物ブレード13に形成された開口孔13aに嵌め込み可能なピン部材42と、ピン部材42の周囲の少なくとも一部を取り囲むように設置される弾性力を有する板状弾性部材43と、板状弾性部材43が有する弾性力に抗する押圧力を及ぼすことのできる押圧部材44と、を備える。

目的

本発明は、上述した従来技術に存在する種々の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、刃物ブレードを簡易に着脱可能であるとともに、安定した取付状態を維持するために刃物ブレードの取付剛性の向上した刃物ブレード取付装置と、この刃物ブレード取付装置を備える電動工具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電動工具が備える駆動源からの駆動力によって往復動自在とされるブレードアーバーに設置されるとともに、前記ブレードアーバー設置側とは逆側に刃物ブレード着脱可能な刃物ブレード取付装置であって、前記刃物ブレードを着脱するブレード着脱部が、前記刃物ブレードを挿抜するための開口空間部と、前記開口空間部の内部に向けて突出するとともに前記刃物ブレードに形成された開口孔嵌め込み可能なピン部材と、前記ピン部材の周囲の少なくとも一部を取り囲むように設置される弾性力を有する板状弾性部材と、前記板状弾性部材が有する弾性力に抗する押圧力を及ぼすことのできる押圧部材と、を備えることで、前記押圧部材による前記板状弾性部材への押圧力を解除した状態で前記刃物ブレードを前記開口空間部に挿入したときには、前記板状弾性部材が前記刃物ブレードの前記開口空間部に対する挿入を案内し、前記刃物ブレードが前記開口空間部に挿入された状態で前記押圧部材の押圧力が前記板状弾性部材に対して及ぼされたときには、前記刃物ブレードに形成された開口孔に対して前記ピン部材が嵌め込まれて前記ブレード着脱部に対する前記刃物ブレードの装着が行われ、前記ブレード着脱部に対する前記刃物ブレードの装着が行われた状態から前記押圧部材によって前記板状弾性部材に対して及ぼされていた押圧力を解除したときには、前記板状弾性部材が有する弾性力によって前記刃物ブレードに形成された開口孔と前記ピン部材との嵌め込み状態が解除されることを特徴とする刃物ブレード取付装置。

請求項2

請求項1に記載の刃物ブレード取付装置において、前記開口空間部は、前記刃物ブレードが押し付けられる平面壁面と、前記平面壁面に対して角度を持つように設けられる斜面壁面と、を少なくとも有し、前記押圧部材は、前記平面壁面と前記斜面壁面とで形成される楔形空間に沿った楔形形状を有して構成され、また、前記押圧部材が及ぼすことのできる前記板状弾性部材が有する弾性力に抗する押圧力は、前記開口空間部に設置されるバネ状弾性部材によって及ぼされることを特徴とする刃物ブレード取付装置。

請求項3

請求項2に記載の刃物ブレード取付装置において、前記開口空間部に対して設置される前記押圧部材は、前記開口空間部の外部に設けられる操作レバー部と一体に設けられており、常には、前記バネ状弾性部材によって及ぼされる弾性力によって、前記押圧部材は前記板状弾性部材を押圧し、操作者が前記操作レバー部を操作することで、前記バネ状弾性部材によって及ぼされる弾性力に抗する力を前記押圧部材に加えたときには、前記押圧部材による前記板状弾性部材への押圧力が解除されることを特徴とする刃物ブレード取付装置。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載の刃物ブレード取付装置において、前記押圧部材の前記刃物ブレードを押圧する面が、前記ピン部材の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されていることを特徴とする刃物ブレード取付装置。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載の刃物ブレード取付装置を備える電動工具。

技術分野

0001

本発明は、刃物ブレード取付装置、およびこの刃物ブレード取付装置を備える電動工具に関するものである。

背景技術

0002

従来から、電動工具が備える駆動源からの駆動力によって往復動自在とされるブレードアーバーに設置されるとともに、このブレードアーバー設置側とは逆側に刃物ブレード着脱可能な刃物ブレード取付装置が知られている。従来この種の刃物ブレード取付装置には、刃物ブレードのロックおよびロック解除操作スリーブ回転操作すなわち螺合を緩める操作によって行うことが行われていた(例えば、下記特許文献1参照)。

0003

しかし、上記従来の刃物ブレード取付装置では、刃物ブレードの交換に際し、操作スリーブを回転させて緩めたり締め付けたりしなければならないため、刃物ブレードのロックおよびロック解除が煩雑であり非常に不便であるといった課題が存在していた。そこで、かかる課題を解決するために、例えば、下記特許文献2に記載の発明では、操作ボタンあるいは操作スリーブのワンタッチ操作によって、刃物ブレードのロックおよびロック解除を容易に行うことのできる刃物ブレード取付装置が提案されている。

先行技術

0004

実開平4−109101号公報
特開2000−84729号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上掲した特許文献2に係る発明では、係合ピン[26d]が設けられたロックピストン[26]は、スライダに固定されたクランプ本体[11]の案内面に案内されて移動可能に設置されている。ブレード[2]による切断作業時は、切断抵抗の大部分が係合ピン部[26d]に負荷されるため、案内面が損傷する可能性があった。

0006

また、特許文献2に記載の別の実施形態では、上述の問題点を解消するものとして、スライダ[1]の平坦面[1a]に係合ピン部[1e]を形成した構成が開示されている。しかしながら、この実施形態の場合、ブレードの取り外し時に、係合ピン部[1e]にブレード[2]の孔が引っ掛かり、作業性が低下してしまうという課題が存在している(なお、[ ]内の符号は、特許文献2で記載された符号を示している。)。

0007

本発明は、上述した従来技術に存在する種々の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、刃物ブレードを簡易に着脱可能であるとともに、安定した取付状態を維持するために刃物ブレードの取付剛性の向上した刃物ブレード取付装置と、この刃物ブレード取付装置を備える電動工具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。

0009

本発明に係る刃物ブレード取付装置(20)は、電動工具(10)が備える駆動源からの駆動力によって往復動自在とされるブレードアーバー(12)に設置されるとともに、前記ブレードアーバー(12)設置側とは逆側に刃物ブレード(13)を着脱可能な刃物ブレード取付装置(20)であって、前記刃物ブレード(13)を着脱するブレード着脱部(20B)が、前記刃物ブレード(13)を挿抜するための開口空間部(41)と、前記開口空間部(41)の内部に向けて突出するとともに前記刃物ブレード(13)に形成された開口孔(13a)に嵌め込み可能なピン部材(42)と、前記ピン部材(42)の周囲の少なくとも一部を取り囲むように設置される弾性力を有する板状弾性部材(43)と、前記板状弾性部材(43)が有する弾性力に抗する押圧力を及ぼすことのできる押圧部材(44)と、を備えることで、前記押圧部材(44)による前記板状弾性部材(43)への押圧力を解除した状態で前記刃物ブレード(13)を前記開口空間部(41)に挿入したときには、前記板状弾性部材(43)が前記刃物ブレード(13)の前記開口空間部(41)に対する挿入を案内し、前記刃物ブレード(13)が前記開口空間部(41)に挿入された状態で前記押圧部材(44)の押圧力が前記板状弾性部材(43)に対して及ぼされたときには、前記刃物ブレード(13)に形成された開口孔(13a)に対して前記ピン部材(42)が嵌め込まれて前記ブレード着脱部(20B)に対する前記刃物ブレード(13)の装着が行われ、前記ブレード着脱部(20B)に対する前記刃物ブレード(13)の装着が行われた状態から前記押圧部材(44)によって前記板状弾性部材(43)に対して及ぼされていた押圧力を解除したときには、前記板状弾性部材(43)が有する弾性力によって前記刃物ブレード(13)に形成された開口孔(13a)と前記ピン部材(42)との嵌め込み状態が解除されることを特徴とするものである。

0010

本発明に係る刃物ブレード取付装置(20)において、前記開口空間部(41)は、前記刃物ブレード(13)が押し付けられる平面壁面(41a1)と、前記平面壁面(41a1)に対して角度を持つように設けられる斜面壁面(41a2)と、を少なくとも有し、前記押圧部材(44)は、前記平面壁面(41a1)と前記斜面壁面(41a2)とで形成される楔形空間に沿った楔形形状を有して構成され、また、前記押圧部材(44)が及ぼすことのできる前記板状弾性部材(43)が有する弾性力に抗する押圧力は、前記開口空間部(41)に設置されるバネ状弾性部材(45)によって及ぼされることとすることができる。

0011

また、本発明に係る刃物ブレード取付装置(20)において、前記開口空間部(41)に対して設置される前記押圧部材(44)は、前記開口空間部(41)の外部に設けられる操作レバー部(46)と一体に設けられており、常には、前記バネ状弾性部材(45)によって及ぼされる弾性力によって、前記押圧部材(44)は前記板状弾性部材(43)を押圧し、操作者が前記操作レバー部(46)を操作することで、前記バネ状弾性部材(45)によって及ぼされる弾性力に抗する力を前記押圧部材(44)に加えたときには、前記押圧部材(44)による前記板状弾性部材(43)への押圧力が解除されることとすることができる。

0012

さらに、本発明に係る刃物ブレード取付装置(20)では、前記押圧部材(44)の前記刃物ブレード(13)を押圧する面が、前記ピン部材(42)の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されていることとすることができる。

0013

なお、本発明によれば、上述した刃物ブレード取付装置(20)を備える電動工具(10)を提供することが可能である。

発明の効果

0014

本発明によれば、刃物ブレードを簡易に着脱可能であるとともに、安定した取付状態を維持するために刃物ブレードの取付剛性の向上した刃物ブレード取付装置と、この刃物ブレード取付装置を備える電動工具を提供することができる。

図面の簡単な説明

0015

本実施形態に係る電動工具としてのレシプロソーの全体構成を示す図である。
刃物ブレードが取り付けられた状態の本実施形態に係る刃物ブレード取付装置の側面を示す図である。
図2中のA−A断面を示した図である。
図2中のB−B断面を示した図である。
図3中のC−C断面を示した図である。
図3中のD−D断面を示した図である。
図3中のE−E断面を示した図である。
刃物ブレードを含む本実施形態に係る刃物ブレード取付装置の分解斜視図である。
本実施形態に係る刃物ブレード取付装置の操作方法を説明するための図である。

実施例

0016

以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。

0017

図1は、本実施形態に係る電動工具としてのレシプロソー10の全体構成を示す図である。本実施形態に係るレシプロソー10は、ハウジング11と、ハウジング11の内部に設置された不図示の駆動源からの駆動力によって往復動自在とされるブレードアーバー12と、このブレードアーバー12に設置されるとともに、ブレードアーバー設置側とは逆側に刃物ブレード13を着脱可能な刃物ブレード取付装置20と、刃物ブレード取付装置20に装着されることで切断等の加工を行う刃物ブレード13と、を有して構成されている。

0018

本実施形態に係るレシプロソー10は、電源コード14を経由して供給される電力を基に稼働する構成のものであるが、本発明の範囲は図1に示した形態に限られず、電池パックを用いるものなど、あらゆる構成の電動工具に対して適用可能である。また、本実施形態に係る刃物ブレード13は、樹木剪定や木材の荒切り等に用いられるレシプロソー刃を例示したものであるが、本発明に適用可能な刃物ブレードについては、往復運動によって被加工物の加工を行うものであればどの様な形式のものも含まれる。例えば、軟鋼材薄物の切断やコンパネベニヤ等といったあらゆる材質の切断が可能なレシプロソー刃や、ジグソー刃、ワイヤブラシヤスリ接着剤塗料等を剥離させるためのスクレーパーなど、あらゆる種類・形式の刃物ブレードが、本発明の適用範囲に含まれている。

0019

次に、本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の具体的な構成について、図2図8参照図面に加えて説明する。ここで、図2は、刃物ブレード13が取り付けられた状態の本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の側面を示す図である。また、図3は、図2中のA−A断面を示し、図4は、図2中のB−B断面を示した図である。また、図5は、図3中のC−C断面を、図6は、図3中のD−D断面を、図7は、図3中のE−E断面を示した図である。さらに、図8は、刃物ブレード13を含む本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の分解斜視図である。

0020

本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20は、図2にて示すように、ブレードアーバー12と接続固定されるアーバー接続部20Aと、刃物ブレード13を着脱するブレード着脱部20Bとの2つの主要な部位を有して構成されている。

0021

アーバー接続部20Aは、図3等の断面図で示されるように、軸状部材として構成されるブレードアーバー12を挿入するためのアーバー挿入穴31と、このアーバー挿入穴31に挿入されたブレードアーバー12に対して固定のための押圧力を付与する不図示のネジを螺入するための固定用ネジ孔32とを有して構成されている。なお、アーバー挿入穴31の穴形状については、ブレードアーバー12の外形形状に応じて任意の形状を採用することができ、また、固定用ネジ孔32に螺入する不図示のネジの寸法等についても、レシプロソー10の仕様やブレードアーバー12の寸法条件等に応じて適宜選択すれば良い。

0022

一方、ブレード着脱部20Bは、図3図7の断面図にて示されるように、刃物ブレードを挿抜するための開口空間部41と、この開口空間部41の内部に向けて突出するとともに刃物ブレード13に形成された開口孔13aに嵌め込み可能なピン部材42と、ピン部材42の周囲を取り囲むように設置される弾性力を有する板状弾性部材43と、板状弾性部材43が有する弾性力に抗する押圧力を及ぼすことのできる押圧部材44と、を備えて構成されている。

0023

開口空間部41は、刃物ブレード13が押し付けられる平面壁面41a1と、平面壁面41a1に対して角度を持つように設けられる斜面壁面41a2とを有して構成される空間部41aと、刃物ブレード13を挿抜するために外方に向けて開口した開口部41bとを有して構成されている。平面壁面41a1と斜面壁面41a2とによって囲まれた空間として構成される空間部41aは、ちょうど楔形をした楔形空間として構成されている。そして、この楔形空間内には、楔形空間に沿った楔形形状を有する押圧部材44が設置されている。

0024

押圧部材44は、上述したように、平面壁面41a1と斜面壁面41a2とによって形成される楔形空間に沿った楔形形状を有して構成されているが、この楔形形状の鋭角側(例えば、図4における紙面右側)に向けて押圧力を及ぼすように、開口空間部41内には、バネ状弾性部材45が設置されている。したがって、押圧部材44は、バネ状弾性部材45からの弾性力に基づく開口部41bの方向に向けた押圧力を、常時受ける構成となっている。

0025

また、押圧部材44は、開口空間部41の外部に設けられる操作レバー部46と一体となるように構成されている。すなわち、図3および図5にて詳細に示されるように、操作レバー部46は、開口空間部41に向かって突出する接続軸部46aを有しており、この接続軸部46aは、押圧部材44に対してCリング47によって分離不能な状態で一体化接続されている。そして、押圧部材44と操作レバー部46とは、開口空間部41における斜面壁面41a2が形成された部位を挟み込むように設置されている。また、接続軸部46aは、ブレード着脱部20Bに形成された接続軸部46aを案内するための貫通孔48を貫通するように設置されている。したがって、開口空間部41に対して設置される押圧部材44は、常には、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力によって、開口部41bの方向に押圧され、操作者が操作レバー部46を操作することで、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力に抗する力を押圧部材44に加えたときには、押圧部材44は、開口部41bから離れる方向に斜面壁面41a2に沿って摺動移動できるように構成されている。

0026

一方、ピン部材42は、開口空間部41を構成する平面壁面41a1に対して固定設置される軸状部材である。このピン部材42は、軸径が刃物ブレード13に形成された開口孔13aの開口径寸法に対して僅かに小さい軸径寸法で形成されており、ピン部材42が刃物ブレード13に形成された開口孔13aに対して嵌め込まれたときに、ブレード着脱部20Bに対して刃物ブレード13が位置移動できないように係合する機能を発揮する部材である。

0027

上記したピン部材42の周囲には、ピン部材42の周囲を取り囲むように弾性力を有する板状弾性部材43が設置されている。この板状弾性部材43は、外部からの押圧力を受けない状態のときには、ピン部材42を覆い隠すような形状を有して構成されており、外部からの押圧力を受けたとき、すなわち、図4等で示すように、押圧部材44からの押圧力を受けた状態のときには、ピン部材42の軸端部を突出させてピン部材42と刃物ブレード13に形成された開口孔13aとの嵌合が実現するように、平面壁面41a1方向に向けて押し潰された状態に変形することとなる。なお、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力の方が、板状弾性部材43によって及ぼされる弾性力に比べて勝っているので、本実施形態の場合、常には、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力によって、押圧部材44は開口部41bの方向に押圧されて板状弾性部材43を押圧して平面壁面41a1方向に向けて押し潰すこととなる。そして、操作者が操作レバー部46をスライド操作することで、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力に抗する力を押圧部材44に加えたときには、押圧部材44による板状弾性部材43への押圧力が解除されるので、板状弾性部材43はピン部材42を覆い隠すような形状に復帰することとなり、この板状弾性部材43の押圧力が作用することによって、ピン部材42と刃物ブレード13に形成された開口孔13aとの嵌合状態が解除されることとなる。

0028

なお、押圧部材44の刃物ブレード13を押圧する面は、ピン部材42の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されていることが好適であり、本実施形態では、図5にて示すように、略コ字形をした押圧面が押圧部材44に対して形成されている。かかる形状を押圧部材44が有することにより、押圧部材44によって行われる刃物ブレード13の押圧状態をより安定したものとすることが可能となる。

0029

以上、本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の具体的な構成を説明した。次に、図8を用いて、本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の具体的な部品構成組立方法についての説明を行う。

0030

本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20は、アーバー接続部20Aとブレード着脱部20Bの片面とを形成するハウジング本体部81と、ブレード着脱部20Bのもう一方の片面を形成するハウジングカバー部82とを有している。ハウジングカバー部82には、図8における紙面上下方向に向けて突出したガイド突起部82aが形成されており、一方、ハウジング本体部81におけるガイド突起部82aに対応する位置には、ガイド溝部81aが形成されている。また、ハウジング本体部81とハウジングカバー部82とには、それぞれにネジ孔81b,82bが形成されている。本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20では、ハウジング本体部81が有するガイド溝部81aに対してハウジングカバー部82が有するガイド突起部82aをスライド移動させることで嵌め込み、この状態で各1つのネジ孔81b,82bを用いて1本のネジ83にてハウジング本体部81とハウジングカバー部82との確実な結合が可能となっている。すなわち、本実施形態では、ガイド溝部81aに対してガイド突起部82aをスライド移動させて嵌め込む構成を採用しているので、締結手段としてのネジ83を1本用いるだけで確実な固定状態を実現でき、その結果として、刃物ブレード取付装置20のコンパクト化を実現することが可能となっている。

0031

なお、上述した構成のうち、刃物ブレード13に形成された開口孔13aと嵌合するピン部材42は、ハウジング本体部81の平面壁面41a1が形成された側に固定設置されている。そして、このピン部材42を覆うようにして、板状弾性部材43がハウジング本体部81に対して嵌め込み設置される。さらに、ハウジングカバー部82に形成された斜面壁面41a2を挟み込むようにして押圧部材44と操作レバー部46とがCリング47によって分離不能な状態で一体化接続され、一体化された押圧部材44と操作レバー部46は、ハウジングカバー部82に形成された斜面壁面41a2に沿って摺動移動できるように取り付けられる。またさらに、バネ状弾性部材45については、ハウジング本体部81とハウジングカバー部82との結合によって内部に形成される開口空間部41内に対して、押圧部材44を押圧するように設置されることとなる。

0032

以上、本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の具体的な部品構成と組立方法についての説明を行った。次に、図9を用いて、本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の動作についての説明を行う。ここで、図9は、本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の操作方法を説明するための図である。

0033

図9中の分図(a)は、刃物ブレード取付装置20に対して刃物ブレード13が装着されていない初期状態を示している。このとき、押圧部材44は、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力によって、開口部41bの方向に押圧されており、さらに、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力の方が、板状弾性部材43によって及ぼされる弾性力に比べて勝っているので、押圧部材44は開口部41bの方向に押圧されることで板状弾性部材43を押圧し、板状弾性部材43は平面壁面41a1方向に向けて押し潰された状態となっている。

0034

図9中の分図(a)で示される初期状態から、図9中の分図(b)で示すように、操作者が操作レバー部46を符号αの方向に向けて操作すると、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力に抗する力が押圧部材44に対して加わることとなり、押圧部材44は、開口部41bから離れる方向に斜面壁面41a2に沿って摺動移動する。すると、押圧部材44によって塞がれていた開口空間部41の特に開口部41bが開放され、刃物ブレード13を挿入し易い状態が実現する。また、押圧部材44の摺動移動によって、平面壁面41a1方向に向けて押し潰された状態となっていた板状弾性部材43への押圧力が解除されるので、板状弾性部材43はピン部材42を覆うように形状変形することとなる。板状弾性部材43がピン部材42を覆うように形状変形することにより、開口空間部41に挿入される刃物ブレード13は、挿入の際に板状弾性部材43によって挿入を案内されることとなるので、刃物ブレード13がピン部材42に引っ掛かってしまうなどの不具合が発生することが無くなり、スムーズな刃物ブレード13の挿入作業が可能となる。このようにして開口空間部41の内部に刃物ブレード13を挿入した状態が、図9中の分図(c)に示されている。

0035

図9中の分図(c)で示される状態から、図9中の分図(d)で示すように、操作者が操作レバー部46への操作を解除すると、押圧部材44はバネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力の作用によって開口部41bの方向に向けて移動し、押圧部材44が刃物ブレード13と板状弾性部材43を平面壁面41a1方向に向けて押圧することとなる。すると、ピン部材42が刃物ブレード13に形成された開口孔13aに対して嵌め込まれるので、ブレード着脱部20Bに対して刃物ブレード13が位置移動できないように係合する。なお、本実施形態に係る押圧部材44は、楔形形状を有して構成されているので、この楔形形状の作用によって、押圧部材44は刃物ブレード13と板状弾性部材43を安定して押圧できるようになっている。

0036

以上、刃物ブレード取付装置20に対する刃物ブレード13の装着の際の動作を説明したが、刃物ブレード取付装置20から刃物ブレード13を取り外す際には、図9中の分図(d)→(c)→(b)→(a)の順に刃物ブレード取付装置20を動作させれば良い。

0037

すなわち、図9中の分図(d)は、刃物ブレード取付装置20に対して刃物ブレード13が装着された状態を示している。このとき、押圧部材44は、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力によって開口部41bの方向に押圧されており、さらに、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力の方が、板状弾性部材43によって及ぼされる弾性力に比べて勝っているので、押圧部材44は開口部41bの方向に押圧されることで刃物ブレード13と板状弾性部材43を押圧し、板状弾性部材43は平面壁面41a1方向に向けて押し潰された状態となって、刃物ブレード13に形成された開口孔13aとピン部材42との嵌め込み状態が維持されている。

0038

図9中の分図(d)で示される状態から、図9中の分図(c)で示すように、操作者が操作レバー部46を符号βの方向に向けて操作すると、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力に抗する力が押圧部材44に対して加わることとなり、押圧部材44は、開口部41bから離れる方向に斜面壁面41a2に沿って摺動移動する。すると、押圧部材44の摺動移動によって平面壁面41a1方向に向けて押し潰された状態となっていた板状弾性部材43への押圧力が解除されるので、板状弾性部材43はピン部材42を覆うように形状変形することとなる。板状弾性部材43がピン部材42を覆うように形状変形することにより、刃物ブレード13に形成された開口孔13aとピン部材42との嵌め込み状態が解除されることとなる。なお、開口空間部41から抜かれる刃物ブレード13は、抜き出しの際に板状弾性部材43によって抜き出し動作を案内されることとなるので、刃物ブレード13がピン部材42に引っ掛かってしまうなどの不具合が発生することが無くなり、スムーズな刃物ブレード13の抜き出し作業が可能となる。このようにして開口空間部41の内部から刃物ブレード13を抜き出した状態が、図9中の分図(b)に示されている。

0039

図9中の分図(b)で示される状態から、図9中の分図(a)で示すように、操作者が操作レバー部46への操作を解除すると、押圧部材44はバネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力の作用によって開口部41bの方向に向けて移動し、押圧部材44が板状弾性部材43を平面壁面41a1方向に向けて押圧することとなる。すると、押圧部材44は、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力によって、開口部41bの方向に押圧されており、さらに、バネ状弾性部材45によって及ぼされる弾性力の方が、板状弾性部材43によって及ぼされる弾性力に比べて勝っているので、押圧部材44は開口部41bの方向に押圧されることで板状弾性部材43を押圧し、板状弾性部材43は平面壁面41a1方向に向けて押し潰された状態となる。かかる状態の実現によって、開口部41bは押圧部材44によって塞がれた状態となり、本実施形態に係る刃物ブレード取付装置20の初期状態に復帰することとなる。

0040

以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。

0041

例えば、上述した実施形態では、ピン部材42の軸先端形状を僅かな面取りが施された略円柱部材として形成した場合を例示したが、例えば、開口部41b側の軸端部の一部を斜めに切断した形状を採用することで、刃物ブレード13に形成された開口孔13aとピン部材42との嵌め込み動作をスムーズにするとともに嵌め込み状態を安定して維持することの可能な形態を採用することも可能である。

0042

また例えば、上述した実施形態では、押圧部材44と操作レバー部46とが、2つの部材で形成されていた。この様な形態を採用したのは、製造上の便宜のためであるが、本発明に係る押圧部材と操作レバー部とは、1つの部材として構成することも可能である。さらに、上述した実施形態では、2つの部材で形成された押圧部材44と操作レバー部46とを、Cリング47によって分離不能に一体化接続したが、この接続手段については、Cリング47に限定されるものではなく、例えば、圧入溶接接合カシメ接合リベット接合など、あらゆる接続手段を採用することが可能である。

0043

また例えば、上述した実施形態では、略コ字形をした押圧面が押圧部材44に対して形成されていた。かかる形状を押圧部材44が有することにより、押圧部材44によって行われる刃物ブレード13の押圧状態をより安定したものとすることが可能となる。ただし、本発明に係る押圧部材の押圧面は、略コ字形をしたものには限られない。本発明に係る押圧部材の刃物ブレード13を押圧する面は、ピン部材42の周囲の少なくとも一部を囲むように形成されていれば良く、例えば、ピン部材42の周囲全周を取り囲むような略ロ字形をした押圧面を本発明の押圧部材に形成しても良いし、ピン部材42を対角線上で取り囲むような形状をした押圧面を本発明の押圧部材に形成しても良い。

0044

また例えば、上述した実施形態では、図8からも明らかであるが、板状弾性部材43がピン部材42の周囲全周に亘って取り囲むように設置されていることを前提として説明を行った。しかしながら、本発明に係る板状弾性部材は、ピン部材42の周囲の少なくとも一部を取り囲むように設置されていれば良い。例えば、本発明に係る板状弾性部材は、平面視略コ字形をした外観形状を有するものも含む。すなわち、本発明に係る板状弾性部材には、上述した本実施形態と同様の作用効果を発揮することを条件に、あらゆる形態を採ることが可能である。

0045

また例えば、上述した実施形態では、刃物ブレード取付装置20のアーバー接続部20Aとブレードアーバー12とは別部材として構成し接続固定されていたが、アーバー接続部20Aとブレードアーバー12とを一体部材として構成しても良い。

0046

さらに、上述した実施形態で例示した刃物ブレード取付装置20は、レシプロソー10に用いられた場合を例示したが、本発明に係る刃物ブレード取付装置は、往復動作を行う刃物ブレードを用いるあらゆる電動工具に対して適用することができる。したがって、本発明が適用される電動工具の種類や仕様等に応じて、本発明の構成部材は、上述した実施形態と同様の作用効果を発揮することを条件に、任意に形状変更することが可能である。

0047

その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

0048

10レシプロソー、11ハウジング、12ブレードアーバー、13刃物ブレード、13a開口孔、14電源コード、20 刃物ブレード取付装置、20Aアーバー接続部、20B ブレード着脱部、31 アーバー挿入穴、32固定用ネジ孔、41開口空間部、41a 空間部、41a1 平面壁面、41a2斜面壁面、41b 開口部、42ピン部材、43板状弾性部材、44押圧部材、45バネ状弾性部材、46操作レバー部、46a接続軸部、47 Cリング、48貫通孔、81 ハウジング本体部、81aガイド溝部、81b,82bネジ孔、82ハウジングカバー部、82aガイド突起部、83ネジ。

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