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技術 定着装置及び画像形成装置

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 加藤裕弘佐藤秀樹澤村淳西田晴彦小西佳郎赤塚将拓鵜川貴之
出願日 2015年3月2日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2015-040044
公開日 2016年9月5日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2016-161751
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における定着
主要キーワード フレア形状 弾性シート部材 無端帯状体 加圧部分 一次停止 摺動シート フリーベルト パッド部材
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

摺動部材外れることを防止できる定着装置及び画像形成装置を提供する。

解決手段

回転体66と、回転体66に接触し、接触領域102を形成する無端帯状体72と、接触領域102を加熱する加熱源86と、無端帯状体72の内部で無端帯状体72を回転可能に保持する保持体100と、無端帯状体72と保持体100との間に設けられ、無端帯状体72が摺動する摺動部材124とを有し、保持体100と摺動部材124のいずれか一方に凸部114が、他方に凹部126が形成され、凸部114と凹部126とが嵌り合って、摺動部材124が保持体100に固定され、凸部114と凹部126との嵌り合いが解かれるのを防止する防止部材128を有する定着装置10である。

概要

背景

定着装置の発明としては、例えば、下記特許文献1に、回転可能な無端状の定着部材と、該定着部材を加熱する熱源と、前記定着部材の外周側に該定着部材と圧接可能に配置される加圧部材と、前記定着部材の内周側に配置され、前記定着部材を介して前記加圧部材と圧接してニップ部を形成するニップ形成部材と、前記定着部材の内径部に固設され、前記ニップ形成部材をニップ部とは反対側から支持する補強部材と、を備えた定着装置において、前記ニップ形成部材と前記定着部材の内周面との間に摺動シートを有し、該摺動シートは、前記ニップ形成部材とは異なる部材に設けられた保持手段により前記ニップ形成部材のニップ部側の面に密着した状態で保持されることを特徴とする定着装置が開示されている。

また、下記特許文献2に、記録媒体担持されたトナー像定着する定着装置であって、表面が弾性変形するとともに、回転駆動される回動部材と、前記回動部材に接触されるエンドレスベルト状に形成された定着ベルトと、前記定着ベルトの内側にあって、前記定着ベルトを介して前記回動部材を押圧することにより、前記回動部材へ所定の圧力を加えるソフトパッド部材と、長手方向に沿って直線上の複数位置にそれぞれ突片状に突設された係止片を有し、前記定着ベルトの内側にあって、前記ソフトパッド部材を支持するパッド部材本体と、複数の前記係止片がそれぞれ挿入されて係着される複数の係着穴を有し、前記ソフトパッド部材を覆うように前記パッド部材本体に巻き付けられることで、前記定着ベルトとの間に臨ませるよう配置される低摩擦シート部材と、前記定着ベルトの内周面に摺接して潤滑剤を補充する潤滑剤塗布部材と、前記係止片を遊挿させる逃げ溝が形成され、弾性シート部材を介して前記パッド部材本体を支持するとともに、前記パッド部材本体とは反対側で前記潤滑剤塗布部材を支持するホルダ部材と、を備え、前記低摩擦シート部材が、横糸縦糸による織物で構成されていることを特徴とする電子写真システム用の定着装置が開示されている。

概要

摺動部材外れることを防止できる定着装置及び画像形成装置を提供する。回転体66と、回転体66に接触し、接触領域102を形成する無端帯状体72と、接触領域102を加熱する加熱源86と、無端帯状体72の内部で無端帯状体72を回転可能に保持する保持体100と、無端帯状体72と保持体100との間に設けられ、無端帯状体72が摺動する摺動部材124とを有し、保持体100と摺動部材124のいずれか一方に凸部114が、他方に凹部126が形成され、凸部114と凹部126とが嵌り合って、摺動部材124が保持体100に固定され、凸部114と凹部126との嵌り合いが解かれるのを防止する防止部材128を有する定着装置10である。

目的

本発明は、摺動部材が外れることを防止できる定着装置及び画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

回転体と、前記回転体に接触し、接触領域を形成する無端帯状体と、前記接触領域を加熱する加熱源と、前記無端帯状体の内部で前記無端帯状体を回転可能に保持する保持体と、前記無端帯状体と前記保持体との間に設けられ、前記無端帯状体が摺動する摺動部材とを有し、前記保持体と前記摺動部材のいずれか一方に凸部が、他方に凹部が形成され、前記凸部と前記凹部とが嵌り合って、前記摺動部材が前記保持体に固定され、前記凸部と前記凹部との嵌り合いが解かれるのを防止する防止部材を有する定着装置

請求項2

前記防止部材には、潤滑剤が含浸されており、前記無端帯状体の内面側と前記防止部材とが接している請求項1に記載の定着装置。

請求項3

前記防止部材は、前記凸部の先端側と接している請求項1又は2に記載の定着装置。

請求項4

前記無端帯状体の半径方向における、前記防止部材の第1の高さと、前記防止部材と隣接する前記保持体の前記凸部が形成された部分と前記摺動部材の厚さとを合わせた第2の高さを比較した場合、前記防止部材の前記第1の高さの方が高くなる請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。

請求項5

前記無端帯状体は、前記防止部材と隣接する前記保持体の前記凸部が形成された部分と前記摺動部材の厚さとが合わせられた部分から離れている請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。

請求項6

請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。

背景技術

0002

定着装置の発明としては、例えば、下記特許文献1に、回転可能な無端状の定着部材と、該定着部材を加熱する熱源と、前記定着部材の外周側に該定着部材と圧接可能に配置される加圧部材と、前記定着部材の内周側に配置され、前記定着部材を介して前記加圧部材と圧接してニップ部を形成するニップ形成部材と、前記定着部材の内径部に固設され、前記ニップ形成部材をニップ部とは反対側から支持する補強部材と、を備えた定着装置において、前記ニップ形成部材と前記定着部材の内周面との間に摺動シートを有し、該摺動シートは、前記ニップ形成部材とは異なる部材に設けられた保持手段により前記ニップ形成部材のニップ部側の面に密着した状態で保持されることを特徴とする定着装置が開示されている。

0003

また、下記特許文献2に、記録媒体担持されたトナー像定着する定着装置であって、表面が弾性変形するとともに、回転駆動される回動部材と、前記回動部材に接触されるエンドレスベルト状に形成された定着ベルトと、前記定着ベルトの内側にあって、前記定着ベルトを介して前記回動部材を押圧することにより、前記回動部材へ所定の圧力を加えるソフトパッド部材と、長手方向に沿って直線上の複数位置にそれぞれ突片状に突設された係止片を有し、前記定着ベルトの内側にあって、前記ソフトパッド部材を支持するパッド部材本体と、複数の前記係止片がそれぞれ挿入されて係着される複数の係着穴を有し、前記ソフトパッド部材を覆うように前記パッド部材本体に巻き付けられることで、前記定着ベルトとの間に臨ませるよう配置される低摩擦シート部材と、前記定着ベルトの内周面に摺接して潤滑剤を補充する潤滑剤塗布部材と、前記係止片を遊挿させる逃げ溝が形成され、弾性シート部材を介して前記パッド部材本体を支持するとともに、前記パッド部材本体とは反対側で前記潤滑剤塗布部材を支持するホルダ部材と、を備え、前記低摩擦シート部材が、横糸縦糸による織物で構成されていることを特徴とする電子写真システム用の定着装置が開示されている。

先行技術

0004

特開2014−048487号公報
特開2010−282237号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、摺動部材外れることを防止できる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の請求項1に記載の定着装置は、回転体と、前記回転体に接触し、接触領域を形成する無端帯状体と、前記接触領域を加熱する加熱源と、前記無端帯状体の内部で前記無端帯状体を回転可能に保持する保持体と、前記無端帯状体と前記保持体との間に設けられ、前記無端帯状体が摺動する摺動部材とを有し、前記保持体と前記摺動部材のいずれか一方に凸部が、他方に凹部が形成され、前記凸部と前記凹部とが嵌り合って、前記摺動部材が前記保持体に固定され、前記凸部と前記凹部との嵌り合いが解かれるのを防止する防止部材を有する定着装置である。

0007

本発明の請求項2に記載の定着装置は、前記防止部材には、潤滑剤が含浸されており、前記無端帯状体の内面側と前記防止部材とが接している請求項1に記載の定着装置である。

0008

本発明の請求項3に記載の定着装置は、前記防止部材は、前記凸部の先端側と接している請求項1又は2に記載の定着装置である。

0009

本発明の請求項4に記載の定着装置は、前記無端帯状体の半径方向における、前記防止部材の第1の高さと、前記防止部材と隣接する前記保持体の前記凸部が形成された部分と前記摺動部材の厚さとを合わせた第2の高さを比較した場合、前記防止部材の前記第1の高さの方が高くなる請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置である。

0010

本発明の請求項5に記載の定着装置は、前記無端帯状体は、前記防止部材と隣接する前記保持体の前記凸部が形成された部分と前記摺動部材の厚さとが合わせられた部分から離れている請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置である。

0011

本発明の請求項6に記載の定着装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置である。

発明の効果

0012

請求項1に係る本発明によれば、摺動部材が外れることを防止できる。

0013

請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加え、無端帯状体に潤滑剤を供給することができる。

0014

請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、無端帯状体の回転によって防止部材が変形するのを防止することができる。

0015

請求項4に係る本発明によれば、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の効果に加え、無端帯状体が凸部及び摺動部材が凸部に取り付けられた部分に当ることによる無端帯状体及び摺動部材の損傷を防止することができる。

0016

請求項5に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明の効果に加え、摺動部材の凸部に取り付けられた部分に無端帯状体による引っ張り力が直接加わることを防止することができる。

0017

請求項6に係る本発明によれば、請求項1〜5のいずれかに係る本発明の効果を有する定着装置を備えた画像形成装置を得ることができる。

図面の簡単な説明

0018

実施形態に係る画像形成装置を示す側面断面図である。
実施形態に係る定着装置を示す側面断面図である。
実施形態に係る定着装置の加圧部を示す側面断面図である。
図3のIV部の拡大断面図である。
実施形態に係る加圧部の斜視図である。
図6Aは摺動部材の正面図であり、図6Bは加圧部の一部を拡大した正面図である。

実施例

0019

以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための定着装置及び画像形成装置を例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。

0020

[実施形態]
図1図6を参照して、実施形態にかかる画像形成装置10について説明する。実施形態の画像形成装置10は、図1に示すように、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の内部に、少なくとも1つの給紙ユニット18と、画像形成手段14と、定着装置36とが搭載され、画像形成装置本体12の上部に排出口34を有し、これらを連通するように被転写材としての記録紙等の記録媒体130が搬送される搬送路32が設けられている。また、実施形態の画像形成装置10は、後述するように、定着装置36に設けられた加圧部76により、異なる2つの押圧力で押圧されるフリーベルトニップヒュージング(Free Belt Nip Fusing(FBNF))方式の構成を有している。以下、各構成について説明する。

0021

給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、被転写材としての記録媒体130が収容される給紙カセット22、給紙カセット22に積載された記録媒体130を引き出すピックアップロール24、記録媒体130を捌きながら送り出すフィードロール28及びリタードロール26とが配設されている。このピックアップロール24、フィードロール28及びリタードロール26の回転によって、給紙カセット22に積載された記録媒体130が搬送路32に沿って後述するレジストロール38に搬送される。なお、給紙カセット22は、給紙ユニット本体20に対して着脱自在に装着されている。また、給紙ユニットの数は1つでもよく、また、複数設けられてもよいが、実施形態では、図1に示すように、2つの給紙ユニット18が設けられている。

0022

画像形成手段14は、電子写真方式のもので、感光体からなる像保持体44と、この像保持体44を一様帯電する、例えば帯電ロールからなる帯電装置56と、この帯電装置56により帯電された像保持体44に、光により潜像を書き込む光書込み装置58と、この光書込み装置58により形成された像保持体44の潜像をトナーにより可視化するよう現像ロールを有する現像装置60と、この現像装置60によるトナー像を記録媒体130に転写する例えば転写ロールからなる転写装置42と、像保持体44に残存するトナーをクリーニングするクリーニング装置62と、転写装置42により転写された記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させる定着装置36とから構成されている。

0023

光書込み装置58は、例えば走査型レーザ露光装置からなり、後述するプロセスカートリッジ64を横切り、像保持体44に潜像を形成する。なお、光書込み装置58は、他の実施例としてLEDや面発光レーザ等を用いることができる。

0024

プロセスカートリッジ64は、像保持体44、帯電装置56、現像装置60及びクリーニング装置62を一体化したものであり、これらを一体として交換できるようになっている。このプロセスカートリッジ64は、排出部16を開くことにより、画像形成装置本体12から取り出すことができる。

0025

搬送路32は、画像形成装置本体12の下部の給紙ユニット18のピックアップロール24から画像形成装置本体12の上部の排出口34まで連通される記録媒体130の通路である。この搬送路32は、画像形成装置本体12の内部にあって、下部の給紙ユニット18のピックアップロール24から定着装置36まで略鉛直に形成されている部分を有する。

0026

この搬送路32の定着装置36の上流側に転写装置42と像保持体44が配置され、さらに転写装置42と像保持体44の上流側にレジストロール38が配置されている。さらに、搬送路32の排出口34の近傍には排出ロール40が配置されている。

0027

したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からピックアップロール24により送り出された記録媒体130は、リタードロール26及びフィードロール28により捌かれて搬送路32に導かれ、レジストロール38により一次停止され、タイミングをとって転写装置42と像保持体44との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置36により定着され、排出ロール40により排出口34から排出部16へ排出されるようになっている。

0028

また、定着装置36は、図2図6に示すように、加熱源(ヒータ)を有する回転体としての加熱ロール66と、無端帯状体としての無端ベルト72と、この無端ベルト72を回転自在に案内するガイド部材74と、無端ベルト72の内部に配置され無端ベルト72を加熱ロール66側へ押圧される加圧部76と、で構成されている。

0029

加熱ロール66は、円筒状のロール部84と、このロール部84内に配置されたヒータ86とを有する。ロール部84は、図示しない加熱ロール用軸受けに回転自在であるように支持されており、矢印A方向に回転する(図2参照)。また、ロール部84は、例えば鉄やステンレスアルミニウム等の金属材料からなるコア88と、このコア88に被覆又は塗布された離型層90とからなり、弾性層を有さない、いわゆるハードロールとなっている。コア88は、外形が例えば25mm、肉厚が例えば0.7mmである。離型層90は、絶縁性離型性の優れた材料、例えばPFAからなり、膜厚が例えば20μmである。

0030

ロール部84には、複数(例えば5個)の剥離爪92が当接している。加熱源としてのヒータ86は、例えば2本のランプから構成されている。また、加熱ロール66の無端ベルト72とは反対側には、サーモスタット94が加熱ロール66に対向して設けられている。

0031

なお、加熱ロールは、いわゆるフレア形状としてもよい。フレア形状とすると、記録媒体を両端に引っ張りながら搬送するため、加熱ロールの軸方向の両端部を押圧する押幅が中央部よりも広くなり、記録媒体を両端から迎えに行くことで、記録媒体にしわ等ができることが抑制される。

0032

無端ベルト72は、加熱ロール66と加圧部76との間に設けられ、加熱ロール66の回転に従動して矢印C方向に走行する(図2参照)。加熱ロール66と無端ベルト72とが加圧部76によって加圧接触することによって、接触領域102が形成されており、この接触領域102によって記録媒体130にトナー像が定着される。無端ベルト72は、たとえばポリイミド等の合成樹脂によって、たとえば肉厚が75μmの無端ベルト状に形成されており、表面にPFA等からなる離型層が設けられている。

0033

なお、接触領域102の上流側には、インレットシュート96が設けられている。このインレットシュート96に、矢印B方向に搬送された記録媒体130が案内され、記録媒体130の先端が接触領域102に導かれるようになっている(図2参照)。また、接触領域102の下流側にはアウトレットシュート98が設けられている。

0034

加圧部76は、図2図6に示すように、無端ベルト72の内部に配置された保持体100と、保持体100に取り付けられた加圧部材122と、保持体100を支持するフレーム78、79と、無端ベルト72と保持体100との間に設けられ、無端ベルト72と保持体100との摩擦を低減するための摺動部材124と、摺動部材124が外れることを防止する防止部材128を有する。

0035

また、加熱ロール66に押圧されて形成される加圧部76の接触領域102は、後述する保持体100に形成された加圧部分104と、保持体100に取り付けられた加圧部材122とが加熱ロール66に押圧されることで形成される。そして、加圧部76は、保持体100とフレーム78、79とが協働して、加圧部分104及び加圧部材122を保持体100とともに加熱ロール66側に押圧するようにされている。

0036

保持体100は、樹脂材料、例えば、耐熱性の高いLCP(液晶ポリマー)によって形成されている。保持体100には、図2及び図3に示すように、加熱ロール66と対向する側に接触領域102を構成する加圧部分104と、加圧部分104と共に接触領域102を構成する加圧部材122が取り付けられる座面106とを有している。

0037

加圧部分104は、保持体100の加熱ロール66と接する側が長手方向に沿って加熱ロール66側に突出して形成されており、無端ベルト72の回転方向の下流側に設けられている。

0038

座面106は、保持体100の長手方向に沿って凹んだ溝状に形成されており、加圧部分104よりも無端ベルト72の回転方向の上流側に設けられている。そして、この座面106の溝状の凹みに加圧部材122が取り付けられる。

0039

また、保持体100には、保持体100の長手方向に亘って、無端ベルト72の回転方向とは反対方向に延設された延設部108が形成されており、この延設部108の加熱ロール66と対向する側の反対側には、摺動部材124が取り付けられる複数の凸部114と、保持体100の長手方向に沿って設けられる防止部材128が配置される防止部材配置部120を有している。

0040

さらに、保持体100の延設部108には、防止部材配置部120が設けられる底面部118を有し、この底面部118に対して、一段高くなるように形成された段状の段部110を有している。そして、この段部110には、底面部118から壁状に形成された壁面部112を有している。

0041

複数の凸部114は、保持体100の加熱ロール66と対向する側の反対側、すなわち保持体100の接触領域102の裏側から棒状体が突出するように形成されている。この複数の凸部114は、延設部108に形成された段部110の壁面部112に、無端ベルト72の回転方向とは反対方向に向かって突出してそれぞれ形成されている。なお、実施形態では、凸部が4つの場合を示しているが、これに限らず、任意の個数としてもよい。

0042

また、延設部108の底面部118には、防止部材128が配置される防止部材配置部120が設けられている。この防止部材配置部120は、取り付けられる防止部材128が複数の凸部114の先端部116と接する位置となるようにされている。

0043

加圧部材122は、保持体100の長手方向の長さと略同じ長さの金属製の板体を折り曲げて形成されており、弾性力を有するバネ状に構成されている。そして、加圧部材122は、保持体100に形成された座面106に取り付けられる。このとき、加圧部材122は、折り曲げられた側が、無端ベルト72の回転方向の上流側に配置されるように取り付けられる。なお、加圧部材122には、長手方向に対して直交する方向に複数のスリットを形成してもよい。また、加圧部材は、樹脂材料で形成された加圧パッドとしてもよい。

0044

摺動部材124は、図5及び図6Aに示すように、シート状に構成されており、無端ベルト72と保持体100との間に設けられ、摺動面が無端ベルト72の内周面と接するように保持体100に掛け回されている。この摺動部材124は、例えば、ポリイミド等の平滑な面を有するシート状部材で形成され、摺動部材124の加圧部分104と加熱ロール66とに圧接される部分に、エンボス加工による凹凸を形成するようにしてもよい。

0045

摺動部材124の一端側には、保持体100に形成された複数の凸部114が挿入されるように開口された複数の凹部126が形成されている。この凹部126は、図6Aでは、長円形となっているが、保持体に形成される凸部の形状に対応するように、長方形円形等の他の形状としてもよい。

0046

また、摺動部材124の他端側は、自由端となっている。なお、摺動部材124の長さは、保持体100に掛け回された場合に、回転方向の下流側に向かって、少なくとも接触領域102を越える長さとなるようにされている。

0047

防止部材128は、図3図6に示すように、保持体100の長手方向の長さと略同じ長さであって、断面が矩形状の棒状体で構成されている。また、この防止部材128には、潤滑剤が含浸されており、摺動部材124と無端ベルト72との間にこの潤滑剤を供給するようになっている。そのため、防止部材128は、潤滑剤が含浸可能な材料、例えば、フェルト等の繊維素材で形成されている。

0048

また、摺動部材124及び防止部材128の保持体100への取り付けは、まず、保持体100に形成された複数の凸部114に、摺動部材124の一端側に形成された複数の凹部126を嵌め合わせ、固定させる。(ここでいう固定とは、ある一定の領域内でのみ移動が可能な状態も含む。)その後、保持体100の防止部材配置部120に複数の凸部114の先端部116と接するように保持体100の長手方向に沿って防止部材128を取り付ける。そして、摺動部材124の他端側が保持体100に掛け回される(図5及び図6B参照)。

0049

また、無端ベルトの半径方向において、保持体100に取り付けられた防止部材128の第1の高さと、保持体100の段部110の防止部材128と隣接する部分、すなわち、凸部114が形成された壁面部112の上部111と、この壁面部112の上部111に掛け回された摺動部材124の厚さとを合わせた第2の高さとを比較した場合、図4に示すように、防止部材128の第1の高さの方が高くなるようにされている。

0050

ガイド部材74は、図2及び図5に示すように、無端ベルト72および加圧部76の両端に配置されており、加圧部76は、このガイド部材74に支持されている。

0051

フレーム78、79は、図2及び図5に示すように、保持体100を支持するとともに、その両端がガイド部材74に支持され、保持体100が加熱ロール66側に押圧されるようになっている。このとき、フレーム78、79の端部はガイド部材74を貫通しており、このフレーム78、79の端部は、スプリング等の付勢手段によって加熱ロール66側に付勢されている。このとき、加圧部76を軸支する部材には、加圧レバー連設されており、加圧レバーは、付勢手段により、加圧部76が加熱ロール66に押圧するように付勢されている(図示省略)。

0052

ここで、主に図2及び図3を参照して、実施形態の画像形成装置10の定着装置36による記録媒体へのトナー像の定着について説明する。定着装置36による記録媒体130へのトナー像の定着は、まず、画像形成手段14によりトナー像が転写された記録媒体130が、搬送路32を通り、加熱ロール66と無端ベルト72とが押圧されている加圧部76の加圧部材122及び加圧部分104により押圧される接触領域102に送り込まれる。このとき、加熱ロール66が回転駆動され、これに従動して無端ベルト72も加圧部76の外周を周回移動することで、記録媒体130が接触領域に送り込まれる。送り込まれた記録媒体130は、その先端が、加熱ロール66と無端ベルト72との間に挟み込まれて、まず、加熱ロール66と加圧部材122に押圧され、続いて加熱ロール66と加圧部分104に押圧されることで、トナー像が記録媒体130に定着される。

0053

このとき、加熱ロール66を押圧する押圧力は、加圧部材122に比べ加圧部分104の押圧力が強くなるように押圧される。すなわち、加圧部材122及び加圧部分104による記録媒体130の押圧は、まず、記録媒体130の入口側68に設けられた押圧力が弱い加圧部材122により押圧された後、押圧力の強い加圧部分104により押圧される。このとき、入口側68の加圧部材122と出口側70の加圧部分104は、加圧部76の付勢手段の付勢力により押圧されているが、加圧部材122は弾性変形可能な曲げ板体で形成されているのに対し、加圧部分104は保持体100と一体に形成されているため変形し難くなっている。そのため、入口側68の加圧部材122の押圧力は、出口側70の加圧部分104に比べ弱い押圧力により押圧される。

0054

また、無端ベルト72は、加熱ロール66の回転に従動して回転する際に、保持体100と無端ベルト72との間に設けられた摺動部材124により、円滑に回転される。このとき、無端ベルト72は、保持体100に設けられた防止部材128に接して回転しており、この防止部材128には、潤滑剤が含浸されているため、摺動部材124と無端ベルト72に内周面との間に潤滑剤が保持されるようになる。

0055

また、上述したように、保持体100に取り付けられた防止部材128の第1の高さと、保持体100の防止部材128と隣接する部分、すなわち、保持体100の凸部114が形成された壁面部112の上部111と、この壁面部112の上部111に掛け回された摺動部材124の厚さとを合わせた第2の高さとを比較した場合、防止部材128の高さの方が高くなるようにされている(図4参照)。そのため、無端ベルト72は、保持体100の壁面部112の上部111及び摺動部材124の凸部114に取り付けられた凹部126上を浮いた状態で回転する。そのため、無端ベルト及び摺動部材の変形が防止される。また、防止部材128の第1の高さを高くすることで、摺動部材124は、保持体100の凸部114が形成された位置から離れた位置で無端ベルト72と接触するようになるので、凸部114に取り付けられた摺動部材124の凹部126に無端ベルト72による引っ張り力が直接加わることがなくなる。

0056

また、防止部材128は、保持体100の複数の凸部114の先端部116に接するように設けられることで、防止部材128が無端ベルト72の回転により変形されることが防止される。

0057

なお、実施形態では、保持体に凸部を形成し、摺動部材に凹部を形成した場合を説明したが、これに限らず、保持体に凹部を形成し、摺動部材に凸部を形成してもよい。

0058

10:画像形成装置12:画像形成装置本体 14:画像形成手段 16:排出部 18:給紙ユニット20:給紙ユニット本体 22:給紙カセット24:ピックアップロール26:リタードロール28:フィードロール32:搬送路34:排出口36:定着装置38:レジストロール40:排出ロール42:転写装置44:像保持体56:帯電装置58:光書込み装置60:現像装置62:クリーニング装置64:プロセスカートリッジ66:加熱ロール68:入口側 70:出口側72:無端ベルト74:ガイド部材76:加圧部 78、79:フレーム84:ロール部 86:ヒータ88:コア90:離型層92:剥離爪94:サーモスタット96:インレットシュート98:アウトレットシュート100:保持体102:接触領域 104:加圧部分106:座面 108:延設部 110:段部 111:上部112:壁面部 114:凸部 116:先端部 118:底面部 120:防止部材配置部 122:加圧部材124:摺動部材126:凹部 128:防止部材 130:記録媒体

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