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技術 データ処理システム及びこれに用いられる電子天秤

出願人 株式会社島津製作所
発明者 加藤昌央
出願日 2015年3月2日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2015-040276
公開日 2016年9月5日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2016-161399
状態 特許登録済
技術分野 重量測定装置
主要キーワード 各分析計 ロードセル式 各接続ポート 各分析装置 秤量皿 感度係数 作業者情報 トレーサビリティ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年9月5日)のものです。
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図面 (5)

課題

条件設定設定情報校正処理履歴情報を良好に管理することができるデータ処理システム及びこれに用いられる電子天秤を提供する。

解決手段

条件設定部212により行われた条件設定の設定情報、及び、校正処理部213により行われた校正処理の履歴情報をデータ処理装置1に送信し、これらの情報をデータ処理装置において管理する。電子天秤2側で作業者に情報の管理を任せるのではなく、データ処理装置1において管理を行うことにより、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりするのを防止することができるため、条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報を良好に管理することができる。

概要

背景

電子天秤には、測定対象物が載置される秤量皿と、秤量皿に載置されている測定対象物の荷重を検出する荷重検出部とが備えられている。荷重検出部により検出される荷重に基づいて測定対象物の質量が測定され、その測定結果が表示部に表示される。

このような電子天秤では、測定に必要な条件設定が予め行われたり、測定時の基準値(例えば感度係数)の校正処理が予め行われたりする場合がある(例えば、下記特許文献1参照)。このような条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報などは、電子天秤に備えられたメモリ内に記憶される。そして、これらの情報を必要に応じてメモリから読み出すことにより、当該情報を確認したり、当該情報を用いて測定を行ったりすることができるようになっている。

概要

条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報を良好に管理することができるデータ処理システム及びこれに用いられる電子天秤を提供する。条件設定部212により行われた条件設定の設定情報、及び、校正処理部213により行われた校正処理の履歴情報をデータ処理装置1に送信し、これらの情報をデータ処理装置において管理する。電子天秤2側で作業者に情報の管理を任せるのではなく、データ処理装置1において管理を行うことにより、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりするのを防止することができるため、条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報を良好に管理することができる。

目的

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報を良好に管理することができるデータ処理システム及びこれに用いられる電子天秤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

測定対象物の質量を測定する電子天秤と、前記電子天秤から測定結果が入力されるデータ処理装置とを備え、前記電子天秤は、測定対象物の質量を測定する際の条件設定を行う条件設定部と、測定対象物の質量を測定する際の基準値校正処理を行う校正処理部と、前記条件設定及び前記校正処理を行うための指示操作受け付ける操作部と、前記条件設定部により行われた条件設定の設定情報、及び、前記校正処理部により行われた校正処理の履歴情報を前記データ処理装置に送信する情報送信部とを有することを特徴とするデータ処理システム

請求項2

前記電子天秤及び前記データ処理装置を接続する接続部と、前記接続部における接続状態を検知する接続検知部とをさらに備え、前記データ処理装置は、前記接続検知部により前記電子天秤及び前記データ処理装置が接続されていると検知されているときに、前記電子天秤における前記条件設定又は前記校正処理を指示する信号を前記電子天秤に送信する指示信号送信部を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。

請求項3

前記電子天秤は、前記接続検知部により前記電子天秤及び前記データ処理装置が接続されていると検知されているときに、前記電子天秤における前記条件設定又は前記校正処理を行うための指示操作を前記操作部が受け付けた場合に、当該指示操作に基づく前記条件設定又は前記校正処理を禁止する禁止処理部を有することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理システム。

請求項4

前記情報送信部は、前記接続検知部により前記電子天秤及び前記データ処理装置が接続されていると検知されているときにのみ、測定対象物の質量の測定結果を前記データ処理装置に送信することを特徴とする請求項2又は3に記載のデータ処理システム。

請求項5

前記データ処理装置は、前記接続検知部により前記電子天秤及び前記データ処理装置が接続されていないと検知されたときに、その情報を記憶する記憶部を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のデータ処理システム。

請求項6

測定対象物の質量を測定するための電子天秤であって、測定対象物の質量を測定する際の条件設定を行う条件設定部と、測定対象物の質量を測定する際の基準値の校正処理を行う校正処理部と、前記条件設定及び前記校正処理を行うための指示操作を受け付ける操作部と、前記電子天秤を外部機器に接続する接続部と、前記条件設定部により行われた条件設定の設定情報、及び、前記校正処理部により行われた校正処理の履歴情報を前記接続部を介して送信する情報送信部とを備えたことを特徴とする電子天秤。

請求項7

前記接続部における接続状態を検知する接続検知部と、前記接続検知部により前記電子天秤が外部機器に接続されていると検知されているときに、前記条件設定又は前記校正処理を行うための指示操作を前記操作部が受け付けた場合に、当該指示操作に基づく前記条件設定又は前記校正処理を禁止する禁止処理部とをさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子天秤。

請求項8

前記情報送信部は、前記接続検知部により前記電子天秤が外部機器に接続されていると検知されているときにのみ、測定対象物の質量の測定結果を前記外部機器に送信することを特徴とする請求項6又は7に記載の電子天秤。

技術分野

0001

本発明は、測定対象物の質量を測定する電子天秤と、前記電子天秤から測定結果が入力されるデータ処理装置とを備えたデータ処理システム及びこれに用いられる電子天秤に関するものである。

背景技術

0002

電子天秤には、測定対象物が載置される秤量皿と、秤量皿に載置されている測定対象物の荷重を検出する荷重検出部とが備えられている。荷重検出部により検出される荷重に基づいて測定対象物の質量が測定され、その測定結果が表示部に表示される。

0003

このような電子天秤では、測定に必要な条件設定が予め行われたり、測定時の基準値(例えば感度係数)の校正処理が予め行われたりする場合がある(例えば、下記特許文献1参照)。このような条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報などは、電子天秤に備えられたメモリ内に記憶される。そして、これらの情報を必要に応じてメモリから読み出すことにより、当該情報を確認したり、当該情報を用いて測定を行ったりすることができるようになっている。

先行技術

0004

特開平11−183244号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記のような従来の電子天秤では、条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報が電子天秤内に記憶されるため、それらの情報の管理を作業者に任せることとなる。そのため、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりする可能性もあり、トレーサビリティが低下するおそれがあった。

0006

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報を良好に管理することができるデータ処理システム及びこれに用いられる電子天秤を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係るデータ処理システムは、測定対象物の質量を測定する電子天秤と、前記電子天秤から測定結果が入力されるデータ処理装置とを備える。前記電子天秤は、条件設定部と、校正処理部と、操作部と、情報送信部とを有する。前記条件設定部は、測定対象物の質量を測定する際の条件設定を行う。前記校正処理部は、測定対象物の質量を測定する際の基準値の校正処理を行う。前記操作部は、前記条件設定及び前記校正処理を行うための指示操作受け付ける。前記情報送信部は、前記条件設定部により行われた条件設定の設定情報、及び、前記校正処理部により行われた校正処理の履歴情報を前記データ処理装置に送信する。

0008

このような構成によれば、電子天秤において行われた条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報が、電子天秤からデータ処理装置に送信されるため、これらの情報をデータ処理装置において管理することができる。このように、電子天秤側で作業者に情報の管理を任せるのではなく、データ処理装置において管理を行うことにより、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりするのを防止することができるため、条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報を良好に管理することができる。

0009

前記データ処理システムは、前記電子天秤及び前記データ処理装置を接続する接続部と、前記接続部における接続状態を検知する接続検知部とをさらに備えていてもよい。この場合、前記データ処理装置は、前記接続検知部により前記電子天秤及び前記データ処理装置が接続されていると検知されているときに、前記電子天秤における前記条件設定又は前記校正処理を指示する信号を前記電子天秤に送信する指示信号送信部を有していてもよい。

0010

このような構成によれば、電子天秤及びデータ処理装置が互いに接続されているときには、データ処理装置側から電子天秤に信号を送信して、電子天秤における条件設定又は校正処理を指示することができる。したがって、例えば電子天秤から離れた場所で、データ処理装置を用いて予め条件設定又は校正処理を電子天秤に指示しておけば、作業者は電子天秤において測定対象物の質量を測定する作業を行うだけでよいため、作業の効率化を図ることができる。

0011

また、複数の電子天秤がデータ処理装置に接続されている場合には、例えば同一の条件設定又は校正処理を複数の電子天秤に実行させることも可能である。この場合、複数の電子天秤において同一の条件で測定対象物の質量を測定したり、同一の校正処理を行った上で測定対象物の質量を測定したりすることができるため、作業効率がさらに向上する。

0012

前記電子天秤は、前記接続検知部により前記電子天秤及び前記データ処理装置が接続されていると検知されているときに、前記電子天秤における前記条件設定又は前記校正処理を行うための指示操作を前記操作部が受け付けた場合に、当該指示操作に基づく前記条件設定又は前記校正処理を禁止する禁止処理部を有していてもよい。

0013

このような構成によれば、電子天秤及びデータ処理装置が互いに接続されているときには、電子天秤からの指示操作に基づく条件設定又は校正処理を禁止し、データ処理装置側からの指示信号でのみ、電子天秤において条件設定又は校正処理を実行させることができる。これにより、電子天秤側において作業者が条件設定又は校正処理を勝手に行うのを防止することができるため、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりするのを効果的に防止することができる。

0014

前記情報送信部は、前記接続検知部により前記電子天秤及び前記データ処理装置が接続されていると検知されているときにのみ、測定対象物の質量の測定結果を前記データ処理装置に送信してもよい。

0015

このような構成によれば、電子天秤及びデータ処理装置が互いに接続されているときには、測定対象物の質量の測定結果が電子天秤からデータ処理装置に送信されるため、その測定結果をデータ処理装置において管理することができる。これにより、電子天秤において行われた条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報だけでなく、測定結果もデータ処理装置において管理することができるため、情報の改ざんをさらに効果的に防止することができる。

0016

前記データ処理装置は、前記接続検知部により前記電子天秤及び前記データ処理装置が接続されていないと検知されたときに、その情報を記憶する記憶部を有していてもよい。

0017

このような構成によれば、電子天秤及びデータ処理装置が互いに接続されていない状態となった場合に、その情報をデータ処理装置において管理することができる。これにより、電子天秤とデータ処理装置との接続が意図的に解除され、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりした場合であっても、トレーサビリティを向上することができる。

0018

本発明に係る電子天秤は、測定対象物の質量を測定するための電子天秤であって、条件設定部と、校正処理部と、操作部と、接続部と、情報送信部とを備える。前記条件設定部は、測定対象物の質量を測定する際の条件設定を行う。前記校正処理部は、測定対象物の質量を測定する際の基準値の校正処理を行う。前記操作部は、前記条件設定及び前記校正処理を行うための指示操作を受け付ける。前記接続部は、前記電子天秤を外部機器に接続する。前記情報送信部は、前記条件設定部により行われた条件設定の設定情報、及び、前記校正処理部により行われた校正処理の履歴情報を前記接続部を介して送信する。

0019

前記電子天秤は、接続検知部と、禁止処理部とをさらに備えていてもよい。前記接続検知部は、前記接続部における接続状態を検知する。前記禁止処理部は、前記接続検知部により前記電子天秤が外部機器に接続されていると検知されているときに、前記条件設定又は前記校正処理を行うための指示操作を前記操作部が受け付けた場合に、当該指示操作に基づく前記条件設定又は前記校正処理を禁止する。

0020

前記情報送信部は、前記接続検知部により前記電子天秤が外部機器に接続されていると検知されているときにのみ、測定対象物の質量の測定結果を前記外部機器に送信してもよい。

図面の簡単な説明

0021

本発明の一実施形態に係るデータ処理システムの構成例を示したブロック図である。
電子天秤の電気的構成の一例を示したブロック図である。
電子天秤において条件設定又は校正処理の指示が行われた場合の制御部による処理の一例を示したフローチャートである。
電子天秤において測定の指示が行われた場合の制御部による処理の一例を示したフローチャートである。

実施例

0022

図1は、本発明の一実施形態に係るデータ処理システムの構成例を示したブロック図である。このデータ処理システムには、データ処理装置1と、当該データ処理装置1に接続された電子天秤2とが備えられている。また、本実施形態では、電子天秤2以外にも、液体クロマトグラフ3、ガスクロマトグラフ4、紫外可視分光光度計5及び赤外分光光度計6といった各種分析装置プリンタ7などがデータ処理装置1に接続されている。

0023

電子天秤2は、試料(測定対象物)の質量を測定するための装置である。液体クロマトグラフ3は、液体移動相を用いてカラム内で分離した試料成分を測定するための装置である。ガスクロマトグラフ4は、気体の移動相を用いてカラム内で分離された試料成分を測定するための装置である。紫外可視分光光度計5は、紫外光及び可視光を用いて試料のスペクトルを測定するための装置である。赤外分光光度計6は、赤外光を用いて試料のスペクトルを測定するための装置である。

0024

このように、データ処理装置1には、試料の特性を測定するための各種分析装置が接続されている。ただし、データ処理装置1に接続される分析装置は、これらの分析装置2,3,4,5,6に限らず、他の分析装置であってもよい。また、異なる種類の分析装置がデータ処理装置1に接続されるような構成に限らず、例えば同種の分析装置をデータ処理装置1に複数接続することも可能である。

0025

データ処理装置1は、制御部11、接続部12、記憶部13及び操作部14などを備えている。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)を含む構成であり、データ処理装置1の各部の動作を制御する。接続部12は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ポートなどの接続ポートを複数備えており、各接続ポートを介して各分析装置2,3,4,5,6及びプリンタ7が着脱可能に接続されている。

0026

これにより、データ処理装置1には、接続部12を介して各分析装置2,3,4,5,6から測定結果が入力されるようになっている。データ処理装置1では、これらの分析装置2,3,4,5,6から入力された測定結果が記憶部13に記憶されることにより管理され、当該測定結果が必要に応じてプリンタ7に出力されることにより印刷される。

0027

記憶部13は、例えばRAM(Random Access Memory)又はハードディスクにより構成されている。記憶部13には、各分析装置2,3,4,5,6から入力される測定結果に対応付けて、測定時の条件を設定したときの設定情報や、測定時の基準値を校正したときの履歴情報などが記憶される。また、本実施形態では、予め設定した分析計画に基づいて分析が行われるようになっており、各分析計画に対応付けて、その分析計画に基づいて行われた分析に関する測定結果、設定情報及び履歴情報が記憶部13に記憶されるようになっている。

0028

操作部14は、例えばキーボード又はマウスを含む構成である。作業者は、操作部14を操作することにより、データ処理装置1に対する指示操作を行うことができる。制御部11は、例えばCPUがプログラムを実行することにより、接続検知部111、指示信号送信部112及び認証部113などとして機能する。

0029

接続検知部111は、接続部12における各分析装置2,3,4,5,6の接続状態を検知する。接続検知部111により検知される接続状態に関する情報(接続情報)は記憶部13に記憶されることにより管理される。例えば、接続検知部111によりデータ処理装置1が各分析装置2,3,4,5,6に接続されていないと検知されたときには、その情報が記憶部13に記憶される。これにより、各分析装置2,3,4,5,6とデータ処理装置1との接続が意図的に解除され、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりした場合であっても、トレーサビリティを向上することができる。

0030

指示信号送信部112は、各分析装置2,3,4,5,6に対して動作を指示するための信号を送信する。すなわち、本実施形態では、各分析装置2,3,4,5,6を直接操作することにより動作させることができるだけでなく、操作部14を操作することにより、データ処理装置1の指示信号送信部112から各分析装置2,3,4,5,6に指示信号を送信することができるようになっている。

0031

接続検知部111によりデータ処理装置1が各分析装置2,3,4,5,6に接続されていると検知されているときに、作業者が操作部14を操作して条件設定又は校正処理を指示する操作を行った場合には、指示信号送信部112が、各分析装置2,3,4,5,6における条件設定又は校正処理を指示する信号を各分析装置2,3,4,5,6に送信する。したがって、例えば各分析装置2,3,4,5,6から離れた場所で、データ処理装置1を用いて予め条件設定又は校正処理を各分析装置2,3,4,5,6に指示しておけば、作業者は各分析装置2,3,4,5,6において測定対象物の質量を測定する作業を行うだけでよいため、作業の効率化を図ることができる。

0032

また、同種の分析装置がデータ処理装置に複数接続されている場合には、例えば同一の条件設定又は校正処理をそれらの分析装置に実行させることも可能である。例えば電子天秤2の場合、複数の電子天秤2において同一の条件で測定対象物の質量を測定したり、同一の校正処理を行った上で測定対象物の質量を測定したりすることができるため、作業効率がさらに向上する。

0033

認証部113は、データ処理装置1を操作する作業者を認証するための処理を行う。例えば、作業者が操作部14を操作することにより作業者情報(IDなど)及びパスワードを入力した場合に、それらの組み合わせが予め設定されている組み合わせと一致するか否かを判定することにより、作業者が認証される。

0034

このように、認証部113により認証された作業者のみが、データ処理装置1を用いて条件設定又は校正処理を各分析装置2,3,4,5,6に指示することができるような構成であってもよい。ただし、認証部113は、上記のような構成に限らず、指紋認証などの他の方法で認証を行うような構成であってもよい。

0035

図2は、電子天秤2の電気的構成の一例を示したブロック図である。電子天秤2は、制御部21、接続部22、記憶部23、操作部24及び荷重検出部25などを備えている。制御部21は、例えばCPUを含む構成であり、電子天秤2の各部の動作を制御する。接続部22は、例えばUSBポートなどの接続ポートを備えており、当該接続ポートを介してデータ処理装置1が着脱可能に接続されている。

0036

記憶部23は、例えばRAMにより構成されている。操作部24は、例えば複数の操作キーを含む構成であり、作業者は各操作キーを操作することにより電子天秤2に対する設定操作動作指示を行うことができる。荷重検出部25は、秤量皿(図示せず)に載置される測定対象物の荷重を検出する。当該荷重検出部25は、例えば電磁式又はロードセル式であり、秤量皿に測定対象物を載置したときの電気信号の変化を検出することができる。

0037

制御部21は、例えばCPUがプログラムを実行することにより、測定処理部211、条件設定部212、校正処理部213、情報送信部214、接続検知部215及び禁止処理部216などとして機能する。

0038

測定処理部211は、荷重検出部25により検出される荷重に基づいて測定対象物の質量を測定する。具体的には、荷重検出部25により検出される電気信号の変化量が質量に換算されることにより、測定対象物の質量が算出される。測定処理部211により測定された測定対象物の質量の値は、測定結果として記憶部23に記憶される。上記測定結果には、測定された測定対象物の質量の値だけでなく、例えば測定を行ったときの日時や作業者情報などの他の情報が含まれていてもよい。

0039

条件設定部212は、作業者による操作部24を用いた指示操作に基づいて、測定対象物の質量を測定する際の条件設定を行う。すなわち、作業者は操作部24を操作することにより条件を入力することができ、条件設定部212は入力された条件を測定時の条件として設定する処理(条件設定)を行う。条件設定部212により行われた条件設定の設定情報、すなわち設定された測定時の条件の情報は、記憶部23に記憶される。なお、本実施形態では、作業者による操作部24を用いた指示操作だけでなく、データ処理装置1の操作部14を用いた指示操作によっても条件設定を行うことができるようになっている。

0040

上記条件としては、例えば測定モード、応答性設定又は印刷設定などを例示することができる。測定モードは、測定対象物の種類や状態に応じて複数種類のモードの中から設定される。応答性設定は、測定時の応答性の設定であり、応答性を高く設定するとノイズに弱くなる反面、応答性を低く設定するとノイズに強くなる。印刷設定では、例えば測定結果の印刷を自動又は手動のいずれで行うかが設定される。

0041

校正処理部213は、作業者による操作部24を用いた指示操作に基づいて、測定対象物の質量を測定する際の基準値の校正処理を行う。具体的には、基準となる質量の分銅を用いて校正処理が行われることにより、測定時の測定処理部211の演算に用いられる感度係数が校正される。基準となる分銅は、作業者によって秤量皿に載置されてもよいし、電子天秤2に内蔵されていてもよい。なお、本実施形態では、作業者による操作部24を用いた指示操作だけでなく、データ処理装置1の操作部14を用いた指示操作によっても校正処理を行うことができるようになっている。

0042

条件設定部212により行われた条件設定の設定情報、及び、校正処理部213により行われた校正処理の履歴情報は、測定結果に対応付けて記憶部23に記憶される。ここで、条件設定の設定情報とは、条件設定により設定された各種条件の情報であり、校正処理の履歴情報とは、校正処理を行った作業者、日時、条件などの情報である。これらの情報を測定結果に対応付けて記憶部23に記憶しておくことにより、測定結果を分析する際に当該情報を確認したり、当該情報を用いて別の測定対象物を測定したりすることができる。

0043

情報送信部214は、記憶部23に記憶されている条件設定の設定情報及び校正処理の履歴情報を、接続部22を介してデータ処理装置1に送信する。これにより、図1に示すように、条件設定の設定情報及び校正処理の履歴情報が、各分析計画に対応付けて記憶部13に記憶されることとなる。

0044

本実施形態では、電子天秤2において行われた条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報が、電子天秤2からデータ処理装置1に送信されるため、これらの情報をデータ処理装置1において管理することができる。このように、電子天秤2側で作業者に情報の管理を任せるのではなく、データ処理装置1において管理を行うことにより、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりするのを防止することができるため、条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報を良好に管理することができる。

0045

接続検知部215は、接続部22における外部機器の接続状態を検知する。本実施形態では、電子天秤2が接続部22を介してデータ処理装置1に接続されているか否かが、接続検知部215により検知される。このような接続状態の検知は、例えば接続部22に備えられたスイッチのオンオフや、接続部22における通電状態の変化などに基づいて行うことができる。

0046

情報送信部214は、接続検知部215により電子天秤2がデータ処理装置1に接続されていると検知されているときにのみ、測定処理部211による測定結果をデータ処理装置1に送信するようになっている。すなわち、電子天秤2及びデータ処理装置1が互いに接続されているときには、測定対象物の質量の測定結果が電子天秤2からデータ処理装置1に送信されるため、その測定結果をデータ処理装置1において管理することができる。これにより、電子天秤2において行われた条件設定の設定情報や校正処理の履歴情報だけでなく、測定結果もデータ処理装置1において管理することができるため、情報の改ざんをさらに効果的に防止することができる。

0047

禁止処理部216は、条件設定部212による条件設定又は校正処理部213による校正処理を禁止するための処理を行う。具体的には、接続検知部215により電子天秤2がデータ処理装置1に接続されていると検知されているときに、電子天秤2における条件設定又は校正処理を行うための指示操作を操作部24が受け付けた場合に、当該指示操作に基づく条件設定又は校正処理が禁止処理部216により禁止される。

0048

すなわち、電子天秤2及びデータ処理装置1が互いに接続されているときには、電子天秤2からの指示操作(操作部24による指示操作)に基づく条件設定又は校正処理を禁止し、データ処理装置1側からの指示信号でのみ、電子天秤2において条件設定又は校正処理を実行させることができる。これにより、電子天秤2側において作業者が条件設定又は校正処理を勝手に行うのを防止することができるため、不適切な条件設定や校正処理が行われたり、情報の改ざんが行われたりするのを効果的に防止することができる。

0049

図3は、電子天秤2において条件設定又は校正処理の指示が行われた場合の制御部21による処理の一例を示したフローチャートである。作業者が電子天秤2の操作部24を操作することにより、条件設定部212による条件設定を指示した場合には(ステップS101でYes)、接続検知部215により、接続部22にデータ処理装置1が接続されているか否かが検知される(ステップS103)。

0050

そして、接続部22にデータ処理装置1が接続されていないと検知された場合には(ステップS103でNo)、作業者による操作部24の指示操作に従って、条件設定部212により条件設定を行う処理が実行される(ステップS104)。一方、接続部22にデータ処理装置1が接続されていると検知された場合には(ステップS103でYes)、作業者による操作部24の指示操作に基づく条件設定が禁止されることにより(ステップS105)、電子天秤2の操作部24を用いて条件設定を行うことができなくなる。

0051

作業者が電子天秤2の操作部24を操作することにより、校正処理部213による校正処理を指示した場合には(ステップS102でYes)、接続検知部215により、接続部22にデータ処理装置1が接続されているか否かが検知される(ステップS106)。

0052

そして、接続部22にデータ処理装置1が接続されていないと検知された場合には(ステップS106でNo)、作業者による操作部24の指示操作に従って、校正処理部213により校正処理が実行される(ステップS107)。一方、接続部22にデータ処理装置1が接続されていると検知された場合には(ステップS106でYes)、作業者による操作部24の指示操作に基づく校正処理が禁止されることにより(ステップS105)、電子天秤2の操作部24を用いて校正処理を行うことができなくなる。

0053

図4は、電子天秤2において測定の指示が行われた場合の制御部21による処理の一例を示したフローチャートである。作業者が電子天秤2の操作部24を操作することにより、測定対象物の測定が指示された場合には(ステップS201でYes)、予め行われている条件設定や校正処理の結果を用いて測定対象物の質量が測定される(ステップS202)。

0054

その後、接続検知部215により、接続部22にデータ処理装置1が接続されているか否かが検知される(ステップS203)。そして、接続部22にデータ処理装置1が接続されていると検知された場合には(ステップS203でYes)、測定結果が条件設定の設定情報及び校正処理の履歴情報とともにデータ処理装置1に送信されることにより(ステップS204)、これらの情報がデータ処理装置1において管理される。一方、接続部22にデータ処理装置1が接続されていないと検知された場合には(ステップS203でNo)、測定結果はデータ処理装置1に送信されず、電子天秤2の記憶部23にのみ記憶された状態となる。

0055

以上の実施形態では、データ処理装置1及び電子天秤2にそれぞれ接続部12,22が備えられた構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、データ処理装置1又は電子天秤2のいずれか一方にのみ接続部が設けられた構成であってもよいし、電子天秤2とデータ処理装置1との間の任意の部分に接続部が設けられていてもよい。

0056

電子天秤2は、データ処理装置1以外の外部機器に接続されてもよい。この場合、電子天秤2から当該外部機器に、条件設定部212により行われた条件設定の設定情報、及び、校正処理部213により行われた校正処理の履歴情報が送信されるような構成であってもよい。

0057

1データ処理装置
2電子天秤
3液体クロマトグラフ
4ガスクロマトグラフ
5紫外可視分光光度計
6赤外分光光度計
7プリンタ
11 制御部
12 接続部
13 記憶部
14 操作部
21 制御部
22 接続部
23 記憶部
24 操作部
25荷重検出部
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