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技術 電子機器及び表示制御方法

出願人 キヤノン株式会社
発明者 武樋剛
出願日 2015年2月23日 (6年6ヶ月経過) 出願番号 2015-032941
公開日 2016年9月1日 (5年0ヶ月経過) 公開番号 2016-158022
状態 特許登録済
技術分野 スタジオ装置 表示装置の制御、回路
主要キーワード 使用頻度データ リフォーカス面 類似度情報 ライトフィールド 光線情報 類似度合い 表示制御用プログラム リフォーカス画像
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年9月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

ユーザが見たい部分にフォーカスが合った画像が表示される可能性を高める。

解決手段

画像表示装置100は、フォーカスが合った奥行き方向の位置であるフォーカス位置撮影後に変更可能な画像データと、フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データと、を取得するデータ取得部151と、使用頻度データに基づいて決定した第1位置に、画像データのフォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像を生成する画像生成部153と、リフォーカス画像を表示部130に表示させる表示制御部154と、を有する。

概要

背景

近年、ライトフィールド(以下、「LF」と略記する)カメラと呼ばれる撮像装置が実用化されている。この撮像装置は、イメージセンサ上にマイクロレンズアレイが配置され、マイクロレンズによって撮像装置に入射した光を分割することにより、複数の方向から到来する光線の強度を示す光線情報及び入射方向を示す方向情報を含むLF画像データを生成する。特許文献1には、光線情報及び方向情報に基づく演算処理をすることにより、フォーカスが合った奥行き方向の位置(以下、「フォーカス位置」という)が異なる複数のリフォーカス画像を順次表示し、ユーザが、所望の画像を検索しやすくする画像処理装置が開示されている。

概要

ユーザが見たい部分にフォーカスが合った画像が表示される可能性を高める。画像表示装置100は、フォーカスが合った奥行き方向の位置であるフォーカス位置を撮影後に変更可能な画像データと、フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データと、を取得するデータ取得部151と、使用頻度データに基づいて決定した第1位置に、画像データのフォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像を生成する画像生成部153と、リフォーカス画像を表示部130に表示させる表示制御部154と、を有する。

目的

本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、ユーザが見たい部分にフォーカスが合った画像が表示される可能性を高めることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

フォーカスが合った奥行き方向の位置であるフォーカス位置撮影後に変更可能な画像データと、前記フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データと、を取得するデータ取得手段と、前記使用頻度データに基づいて決定した第1位置に、前記画像データの前記フォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像を生成する画像生成手段と、前記リフォーカス画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする電子機器

請求項2

前記データ取得手段は、複数の前記位置の夫々が前記フォーカス位置として使用された頻度を示す前記使用頻度データを取得し、画像生成手段は、前記複数の位置のうち、前記使用頻度データが示す使用頻度が最も高い前記第1位置を前記フォーカス位置に設定することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。

請求項3

ユーザによる指示を取得する指示取得手段をさらに有し、前記画像生成手段は、前記指示取得手段が、前記フォーカス位置として使用する第2位置を示す位置指定指示を取得した場合、前記複数の位置から選択した前記第2位置に前記フォーカス位置を設定することにより、前記リフォーカス画像を生成することを特徴とする、請求項2に記載の電子機器。

請求項4

前記表示制御手段は、前記第1位置に前記フォーカス位置が設定された前記リフォーカス画像と、前記位置指定指示を取得するための位置指定画像とを前記表示手段に表示させ、前記指示取得手段は、前記位置指定画像を介して、前記位置指定指示を取得することを特徴とする、請求項3に記載の電子機器。

請求項5

前記画像生成手段は、前記リフォーカス画像を生成した場合に、当該リフォーカス画像の生成に使用した前記フォーカス位置を示す使用位置情報を記憶手段に記憶させることを特徴とする、請求項3又は4に記載の電子機器。

請求項6

前記画像生成手段は、前記リフォーカス画像を生成する対象となる前記画像データに基づいて、過去に前記リフォーカス画像を生成していない場合に、前記使用頻度データに基づいて選択した前記第1位置を前記フォーカス位置に設定し、前記画像データに基づいて、過去に前記リフォーカス画像を生成した場合に、前記記憶手段に記憶された前記使用位置情報が示す位置を前記フォーカス位置に設定することを特徴とする、請求項5に記載の電子機器。

請求項7

前記画像生成手段は、前記位置指定指示に基づいて前記第2位置に前記フォーカス位置を設定した前記リフォーカス画像を生成した場合に、前記第2位置を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする、請求項5又は6に記載の電子機器。

請求項8

複数の前記画像データと前記使用頻度データとを関連付けて記憶するデータ記憶手段と、基準となる第1リフォーカス画像と、前記複数の画像データのうち、前記使用頻度が最も高い位置に前記フォーカス位置を設定して生成された一以上の第2リフォーカス画像との類似度合いに基づいて、一以上の画像データを検索する検索手段と、をさらに有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の電子機器。

請求項9

前記検索手段は、前記第1リフォーカス画像と、前記第1リフォーカス画像と同じ位置にフォーカス位置が設定された前記一以上の第2リフォーカス画像との類似度合いに基づいて、前記一以上の画像データを検索することを特徴とする、請求項8に記載の電子機器。

請求項10

フォーカスが合った奥行き方向の位置であるフォーカス位置を撮影後に変更可能な画像データを取得するステップと、前記フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データを取得するステップと、前記使用頻度データに基づいて決定した第1位置に、前記画像データの前記フォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像を生成するステップと、前記リフォーカス画像を表示手段に表示させるステップと、を有することを特徴とする表示制御方法

請求項11

前記リフォーカス画像を生成するステップの後に、ユーザによる指示を取得するステップと、前記フォーカス位置として使用する第2位置を示す位置指定指示を取得した場合、複数の前記位置から選択した前記第2位置に前記フォーカス位置を設定することにより、前記リフォーカス画像を生成するステップと、をさらに有することを特徴とする、請求項10に記載の表示制御方法。

請求項12

前記指示を取得するステップは、前記第1位置に前記フォーカス位置が設定された前記リフォーカス画像と、前記位置指定指示を取得するための位置指定画像とを前記表示手段に表示させるステップと、前記位置指定画像を介して、前記位置指定指示を取得するステップと、を有することを特徴とする、請求項11に記載の表示制御方法。

請求項13

前記リフォーカス画像を生成した場合に、当該リフォーカス画像の生成に使用した前記フォーカス位置を示す使用位置情報を記憶手段に記憶させるステップをさらに有することを特徴とする、請求項11又は12に記載の表示制御方法。

請求項14

前記リフォーカス画像を生成する対象となる前記画像データに基づいて、過去に前記リフォーカス画像が生成されていない場合に実行される、前記使用頻度データに基づいて選択した前記第1位置を前記フォーカス位置に設定するステップと、前記リフォーカス画像を生成する対象となる前記画像データに基づいて、過去に前記リフォーカス画像が生成されている場合に実行される、前記記憶手段に記憶された前記使用位置情報が示す位置を前記フォーカス位置に設定するステップと、を有することを特徴とする、請求項13に記載の表示制御方法。

請求項15

複数の前記画像データと前記使用頻度データとを関連付けてデータ記憶手段に記憶させるステップと、前記複数の画像データから一以上の前記画像データを検索する条件として、基準となる第1リフォーカス画像を特定する特定情報を含む検索指示を取得するステップと、前記第1リフォーカス画像と、前記複数の画像データのうち、前記使用頻度が最も高い位置に前記フォーカス位置を設定して生成された一以上の第2リフォーカス画像との類似度合いに基づいて、前記一以上の画像データを検索するステップと、を有することを特徴とする、請求項10から14のいずれか1項に記載の表示制御方法。

請求項16

前記検索指示を取得するステップにおいて、前記特定情報とともに、前記第1リフォーカス画像の前記フォーカス位置を示す位置情報を取得し、前記検索するステップにおいて、前記位置情報が示す前記フォーカス位置に設定された前記第1リフォーカス画像と前記一以上の第2リフォーカス画像との類似度合いに基づいて、前記一以上の画像データを検索することを特徴とする、請求項15に記載の表示制御方法。

請求項17

コンピュータに、フォーカスが合った奥行き方向の位置であるフォーカス位置を撮影後に変更可能な画像データを取得するステップと、前記フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データを取得するステップと、前記使用頻度データに基づいて決定した第1位置に、前記画像データの前記フォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像を生成するステップと、前記リフォーカス画像を表示手段に表示させるステップと、を実行させることを特徴とする表示制御用プログラム

請求項18

フォーカスが合った奥行き方向の位置であるフォーカス位置を撮影後に変更可能な画像データを記憶する画像記憶装置と、前記画像データに基づく画像を表示する画像表示装置と、を備え、前記画像記憶装置は、前記画像データと、前記フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データとを関連付けて記憶するデータ記憶手段を有し、前記画像表示装置は、前記画像データと、複数の前記位置のうちの少なくとも1つの位置が前記フォーカス位置として使用された頻度を示す使用頻度データと、を前記データ記憶手段から取得するデータ取得手段と、前記使用頻度データに基づいて決定した第1位置に、前記画像データの前記フォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像を生成する画像生成手段と、前記リフォーカス画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像管理システム

技術分野

0001

本発明は、電子機器及び表示制御方法に関するものである。

背景技術

0002

近年、ライトフィールド(以下、「LF」と略記する)カメラと呼ばれる撮像装置が実用化されている。この撮像装置は、イメージセンサ上にマイクロレンズアレイが配置され、マイクロレンズによって撮像装置に入射した光を分割することにより、複数の方向から到来する光線の強度を示す光線情報及び入射方向を示す方向情報を含むLF画像データを生成する。特許文献1には、光線情報及び方向情報に基づく演算処理をすることにより、フォーカスが合った奥行き方向の位置(以下、「フォーカス位置」という)が異なる複数のリフォーカス画像を順次表示し、ユーザが、所望の画像を検索しやすくする画像処理装置が開示されている。

先行技術

0003

特開2014−220598号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来の画像処理装置が順次表示する複数のリフォーカス画像の中には、ユーザが見たい部分にフォーカスが合っていない画像が多数含まれている。したがって、ユーザは、無駄な画像を閲覧することになってしまい、画像を閲覧する際に無駄な時間が生じてしまうという問題があった。

0005

そこで、本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、ユーザが見たい部分にフォーカスが合った画像が表示される可能性を高めることを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記の課題を解決するために、本発明の電子機器は、フォーカスが合った奥行き方向の位置であるフォーカス位置を撮影後に変更可能な画像データと、前記フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データと、を取得するデータ取得手段と、前記使用頻度データに基づいて決定した第1位置に、前記画像データの前記フォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像を生成する画像生成手段と、前記リフォーカス画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、ユーザが見たい部分にフォーカスが合った画像が表示される可能性を高めることができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0008

LFカメラとしての撮像装置10の構成の模式図である。
マイクロレンズアレイ12とイメージセンサ13の各画素との位置関係を示す模式図である。
マイクロレンズアレイ12のマイクロレンズへの入射光線の進行方向と、イメージセンサ13の記録領域との関係を説明するための模式図である。
イメージセンサ13に入射する光線の情報について説明するための模式図である。
リフォーカス演算処理を説明するための模式図である。
マイクロレンズへの入射角の違いと、イメージセンサ13の記録領域との関係を説明する模式図である。
被写界深度調整処理を説明するための模式図である。
第1の実施形態に係る画像検索システムSの構成を示す図である。
画像表示装置100の構成を示す図である。
使用頻度データの一例を示す図である。
表示部130に表示される画面の一例を示す図である。
画像検索装置200の構成を示す図である。
ユーザがLF画像データを検索する際に表示される画面502の一例を示す図である。
画像表示装置100及び画像検索装置200における使用頻度データの作成処理の手順を示すフローチャートである。
画像表示装置100及び画像検索装置200における検索処理の手順を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る画像管理装置300及び表示装置400の構成を示す図である。

実施例

0009

[LFカメラの概要
本実施形態に係る画像処理装置の説明に先立ち、LFカメラの概要について説明する。
図1は、LFカメラとしての撮像装置10の構成の模式図である。撮像装置10は、撮像レンズ11と、マイクロレンズアレイ12と、イメージセンサ13とを有する。被写体からの光は、撮像光学系を構成する撮像レンズ11及びマイクロレンズアレイ12を通過した後に、イメージセンサ13に入射する。イメージセンサ13は、入射した光を電気信号に変換して、変換後の電気信号を出力する。撮像装置10は、イメージセンサ13が出力する電気信号に基づいて、フォーカスが合った位置であるフォーカス位置を変更可能なLF画像データを生成する。

0010

撮像レンズ11は、被写体からの光をマイクロレンズアレイ12に投射する。撮像レンズ11は、撮像装置10の本体部に装着して使用される、交換可能なレンズである。撮像装置10のユーザは、撮像レンズ11のズーム操作により撮像倍率を変更することができる。

0011

マイクロレンズアレイ12は、格子状に配列された複数の微小レンズ(マイクロレンズ)を有しており、撮像レンズ11とイメージセンサ13の間に位置する。マイクロレンズアレイ12が有する各マイクロレンズは、撮像レンズ11からの入射光を分割し、分割後の複数の光をイメージセンサ13の複数の画素に入射する。

0012

イメージセンサ13は、複数の画素を有する撮像素子であり、各画素において光の強度を検出する。被写体からの光を受光するイメージセンサ13の各画素には、各画素に対応するマイクロレンズによって分割された、夫々異なる方向の光が入射する。

0013

図2は、マイクロレンズアレイ12とイメージセンサ13の各画素との位置関係を示す模式図である。マイクロレンズアレイ12の各マイクロレンズは、イメージセンサ13における複数の画素に対応するように配置される。イメージセンサ13の各画素には、各画素に対応するマイクロレンズが分割した光が入射し、イメージセンサ13は、画素ごとに異なる方向からの光の強度を検出する。撮像装置10は、イメージセンサ13の各画素において検出された光の強度を示す光線情報を生成する。

0014

マイクロレンズを介してイメージセンサ13の各画素に入射した光線の入射方向は、各マイクロレンズに対応する複数の画素の配置によって決まる。したがって、入射方向は、各マイクロレンズとイメージセンサ13の各画素との位置関係に応じて特定され、撮像装置10は、特定した入射方向を示す方向情報として、例えば、画素を特定するための座標情報を生成する。

0015

被写体からの光は、被写体と撮像レンズ11との間の距離に応じて定まる方向でマイクロレンズアレイ12に入射する。そして、被写体からの光は、被写体と撮像レンズ11との間の距離に応じて定まる複数のマイクロレンズを通過して、イメージセンサ13に入射する。その結果、マイクロレンズアレイ12のレンズ頂点面からの距離が異なる面にフォーカスが合った像は、各マイクロレンズの光軸からの偏心量に対応した位置にあるイメージセンサ13の複数の画素の各出力を合成することで得られる。したがって、撮像装置10は、光線情報と方向情報に基づいて光線の並べ替え計算処理(以下、再構築という)を行うことにより、任意のフォーカス位置に対応する画像データを生成できる。ここで、フォーカス位置は、フォーカスが合った位置であり、ユーザは、撮影後に、LF画像データに基づいて、所望のフォーカス位置に対応するリフォーカス画像データを得ることができる。

0016

図3は、マイクロレンズアレイ12のマイクロレンズへの入射光線の進行方向と、イメージセンサ13の記録領域との関係を説明するための模式図である。
撮像レンズ11による被写体の像は、マイクロレンズアレイ12上に結像し、マイクロレンズアレイ12への入射光線はマイクロレンズアレイ12を介してイメージセンサ13で受光される。このとき、図3に示すように、マイクロレンズアレイ12への入射光線は、フォーカス位置ごとに定まる進行方向に応じてイメージセンサ13上の異なる位置で受光され、被写体の像がマイクロレンズごとに結像する。

0017

図4は、イメージセンサ13に入射する光線の情報について説明するための模式図である。
イメージセンサ13で受光される光線について図4を用いて説明する。ここで、撮像レンズ11のレンズ面上における直交座標系を(u,v)とし、イメージセンサ13の撮像面上における直交座標系(x,y)とする。さらに、撮像レンズ11のレンズ面とイメージセンサ13の撮像面との距離をFとする。この場合、撮像レンズ11およびイメージセンサ13を通る光線の強度は、図中で示す4次元関数L(u,v,x,y)で表すことができる。各マイクロレンズに入射する光線は、進行方向に応じて異なる画素に入射されることから、イメージセンサ13では、光線の位置情報に加えて、光線の進行方向を保持する上記の4次元関数L(u,v,x,y)で表される光線の強度に対応する情報が記録される。

0018

次に、撮像後のリフォーカス演算処理について説明する。リフォーカス演算処理は、異なるフォーカス位置に対応する画素で受光した光の強度に基づいて、画像を再構築することによりリフォーカス画像データを生成する処理である。本明細書において、リフォーカス画像においてフォーカスが合っている位置の面を、リフォーカス面という。

0019

図5は、リフォーカス演算処理を説明するための模式図である。
図5に示すように、撮像レンズ面、撮像面、リフォーカス面の位置関係を設定した場合、リフォーカス面上の直交座標系(s,t)における光線の強度L’(u,v,s,t)は、以下の(1)式のように表される。



また、リフォーカス面で得られるイメージE’(s,t)は、上記強度L’(u,v,s,t)をレンズ口径に関して積分したものとなるので、以下の(2)式のように表される。



したがって、この(2)式に基づいてリフォーカス演算処理を行うことで、任意のフォーカス位置におけるリフォーカス面に対応する画像データを再構築することができる。

0020

続いて、撮像後の被写界深度の調整処理、すなわち奥行き方向のフォーカス位置の調整処理について説明する。被写界深度を調整する場合、上記のリフォーカス演算処理の前に、各マイクロレンズに割り当てられた画像領域を形成する画像データごと重み係数を乗じて重み付けを行う。例えば、被写界深度の深い画像を生成する場合には、イメージセンサ13の受光面に対して相対的に小さな角度で入射する光線の情報のみを用いて積分処理を行う。言い換えると、イメージセンサ13への入射角が相対的に大きい光線に関しては、重み係数0(ゼロ)を乗じることにより積分処理に含めない。

0021

図6は、マイクロレンズへの入射角の違いと、イメージセンサ13の記録領域との関係を説明する模式図であり、図7は、被写界深度の調整処理を説明するための模式図である。
図6に示すように、イメージセンサ13への入射角が相対的に小さい光線は、より中央の領域に位置することになる。したがって、被写界深度の深い画像を生成する場合には、図7に示すように、領域の中央部(図中の斜線部)で取得された画素データのみを用いて積分処理が行われる。

0022

このような処理を行うことで、撮像装置10は、一般的な撮像装置などに具備される開口絞りをあたかも絞ったかのように、被写界深度の深い画像を表現することができる。撮像装置10は、使用する中央部の画素データを更に少なくすることで、被写界深度のより深いパンフォーカス画像データの生成も可能となる。また、撮像装置10は、LF画像データの領域ごとに、使用する画素データの位置を変えることにより、領域ごとに異なる被写界深度に調整することもできる。以上のように、撮像装置10は、LF画像データに含まれる各画素の重み係数を含むフォーカス情報、並びに光線情報及び方向情報に基づいて、撮影後に画像の被写界深度を調整し、所望のフォーカス位置に設定することができる。
以下、LF画像データをディスプレイに表示させる電子機器及び表示制御方法の実施形態について説明する。

0023

<第1の実施形態>
[画像検索システムSの構成]
図8は、第1の実施形態に係る画像検索システムSの構成を示す図である。画像検索システムSは、複数の画像表示装置100と、ネットワークNを介して複数の画像表示装置100と接続された画像検索装置200と、を有する。画像検索装置200には、多数の画像ファイルが格納されており、画像表示装置100のユーザは、画像表示装置100を用いて、画像検索装置200に格納された多数の画像ファイルを検索して、所望の画像ファイルを取得することができる。

0024

画像検索装置200は、フォーカスが合った奥行き方向の位置であるフォーカス位置を撮影後に変更可能なLF画像データを含むLF画像ファイルを格納している。LF画像ファイルには、デフォルトのフォーカス位置を示すデフォルトフォーカス位置データが含まれている。デフォルトのフォーカス位置は、画像表示装置100がLF画像データを表示する際の最初に用いられるフォーカス位置である。画像表示装置100は、LF画像ファイルを取得すると、デフォルトフォーカス位置にフォーカス位置を設定したリフォーカス画像を表示する。

0025

ユーザは、画像表示装置100において、フォーカス位置を変更することができる。例えば、検索後に表示されたリフォーカス画像を見たユーザが、他の位置にフォーカスが合った画像を見たいと思った場合、ユーザは、フォーカス位置として使用したい位置を画像表示装置100の操作画面に入力することにより、所望の位置をフォーカス位置として使用することができる。画像表示装置100は、ユーザが使用したフォーカス位置を示す使用位置情報を画像検索装置200に送信する。

0026

画像検索装置200は、複数の画像表示装置100から受信した使用位置情報に基づいて、フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データを生成することを特徴としている。画像検索装置200が、使用頻度が高い位置をデフォルトフォーカス位置に設定することで、画像表示装置100が画像検索装置200から受信したLF画像データを表示する際に、ユーザが所望するフォーカス位置に設定されたリフォーカス画像を表示できる可能性が高まる。
以下、画像表示装置100及び画像検索装置200の構成及び動作を詳細に説明する。

0027

[画像表示装置100の構成]
図9は、画像表示装置100の構成を示す図である。画像表示装置100は、例えばコンピュータであり、通信部110と、操作部120と、表示部130と、記憶部140と、制御部150とを有する。
通信部110は、例えばLANコントローラであり、ネットワークNを介して、画像検索装置200との間でデータを送受信する。

0028

操作部120は、例えばキーボード又はマウスを含んで構成されており、ユーザの操作を受け付ける。
表示部130は、例えば液晶ディスプレイであり、ユーザの操作を受け付けるための操作画面、及び画像検索装置200から受信したLF画像データに基づいて生成したリフォーカス画像等を表示する。表示部130は、HDMI登録商標ケーブルを介して制御部150と接続された表示装置であってもよい。

0029

記憶部140は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部140は、制御部150が実行するプログラム、画像検索装置200から受信したLF画像データ、及び制御部150が生成する各種のデータを記憶する。
制御部150は、例えばCPUであり、記憶部140に記憶されたプログラムを実行することにより、データ取得部151、指示取得部152、画像生成部153及び表示制御部154として機能する。

0030

データ取得部151は、通信部110を介して画像検索装置200から受信した、LF画像データ及び使用頻度データを取得する。データ取得部151は、例えば、フォーカス位置として使用された奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度データを取得する。データ取得部151は、最も使用頻度が高い位置に対応するデフォルトフォーカス位置を示すデータを、使用頻度データとして取得してもよい。

0031

図10は、使用頻度データの一例を示す図である。図10に示す使用頻度データは、フォーカス位置として使用されたことがある位置と、夫々の位置が使用された割合を示す使用頻度(%)と、夫々の位置が使用された回数とを含んでいる。データ取得部151は、取得したLF画像データ及び使用頻度データを画像生成部153に対して出力する。データ取得部151は、LF画像データ及び使用頻度データを記憶部140に記憶させてもよい。
なお、使用頻度データは、夫々の位置が使用された回数の代わりに、又はそれぞれの位置が使用された回数に加えて、夫々の位置が使用された状態でLF画像データに基づくリフォーカス画像が閲覧された時間、又はそれぞれの位置でリフォーカス画像を閲覧した人の数を含んでもよい。

0032

図9に戻って、指示取得部152は、操作部120を介して入力されたユーザによる指示を取得する。指示取得部152は、例えば、画像を検索するための検索条件、及びユーザがフォーカス位置として使用したい奥行き方向の位置を示す使用位置情報を取得する。指示取得部152は、検索条件及び使用位置情報を、通信部110を介して画像検索装置200に送信する。また、指示取得部152は、使用位置情報を画像生成部153に対して出力する。

0033

画像生成部153は、使用頻度データに基づいて決定した位置に、LF画像データのフォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像データを生成する。画像生成部153は、例えば、指示取得部152から入力された使用頻度データに含まれている複数の位置のうち、使用頻度が最も高いことを示している位置にフォーカスが合ったリフォーカス画像データを生成する。画像生成部153は、予めユーザにより指定された位置の範囲に含まれる複数の位置のうち、使用頻度が最も高い位置にフォーカスが合ったリフォーカス画像データを生成してもよい。また、画像生成部153は、使用頻度が最も高い位置にデフォルトフォーカス位置が設定されている場合、デフォルトフォーカス位置にフォーカス位置を設定してリフォーカス画像データを生成してもよい。

0034

画像生成部153は、指示取得部152から、ユーザがフォーカス位置として使用したい位置を示す使用位置情報を取得した場合、フォーカス位置に設定可能な複数の位置から、使用位置情報が示す位置にフォーカス位置を設定することにより、リフォーカス画像データを生成する。画像生成部153は、リフォーカス画像データを生成した場合、画像生成部153は、リフォーカス画像データを生成したLF画像データに関連付けて、使用位置情報を記憶部140に記憶させる。そして、画像生成部153は、LF画像データに基づいてリフォーカス画像データを生成する際に、当該LF画像データに関連付けて記憶部140に記憶された使用位置情報を参照し、使用位置情報が示す位置にフォーカス位置を設定してリフォーカス画像データを生成する。画像生成部153は、使用位置情報に基づいてリフォーカス画像データを生成したことを条件として、使用位置情報を記憶部140に記憶させてもよい。

0035

画像生成部153は、リフォーカス画像データを生成する対象となるLF画像データに基づいて過去にリフォーカス画像データを生成していない場合、すなわち、当該LF画像データを最初に表示する場合には、データ取得部151を介して取得した使用頻度データに基づいて選択した位置をフォーカス位置に設定してリフォーカス画像データを生成する。画像生成部153は、リフォーカス画像データを生成する対象となるLF画像データに基づいて、過去にリフォーカス画像データを生成したことがあり、記憶部140に使用位置情報が記憶されている場合、使用位置情報が示す位置をフォーカス位置に設定してリフォーカス画像データを生成する。このようにすることで、画像生成部153は、ユーザが過去にフォーカスを合わせた位置にフォーカスが合ったリフォーカス画像データを生成することができるので、ユーザが、何度もフォーカス位置を変更する操作をする必要がなくなる。

0036

表示制御部154は、画像生成部153が生成したリフォーカス画像を表示部130に表示させる。
図11は、表示部130に表示される画面の一例を示す図である。図11に示す画面501においては、リフォーカス画像503とともに、位置を指定する指示を取得するための位置指定画像504が表示されている。位置指定画像504には、手前側の位置「1」から奥側の位置「10」までの範囲で移動可能なカーソル505が含まれている。カーソル505の位置を示す情報は、操作部120を介して指示取得部152へと通知され、ユーザは、カーソル505の位置を移動させることにより、所望の位置にフォーカス位置を設定することができる。

0037

[画像検索装置200の構成]
続いて、画像検索装置200の構成について説明する。
図12は、画像検索装置200の構成を示す図である。画像検索装置200は、例えばサーバであり、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。通信部210は、例えばLANコントローラであり、ネットワークNを介して、画像表示装置100との間でデータを送受信する。

0038

記憶部220は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部220は、制御部230が実行するプログラム、画像表示装置100に送信するLF画像ファイル、奥行き方向の複数の位置の使用頻度を示す使用頻度データ、及び制御部230が生成した各種データを記憶する。記憶部220は、例えば、LF画像データごとに、図10に示す、奥行き方向の位置と、使用頻度と、使用された回数とが関連付けられた使用頻度データを記憶する。

0039

制御部230は、例えばCPUであり、記憶部220が記憶しているプログラムを実行することにより、画像取得部231、位置取得部232、頻度データ生成部233、指示取得部234及び検索部235として機能する。

0040

画像取得部231は、通信部210を介してLF画像データを取得する。画像取得部231は、例えば、複数の画像表示装置100、又は他の外部装置からLF画像データを取得する。画像取得部231は、USBインターフェイス等の通信部210以外のインターフェイスを介してLF画像データを取得してもよい。画像取得部231は、取得したLF画像データを記憶部220に記憶させる。

0041

位置取得部232は、通信部210を介して、画像表示装置100のユーザがフォーカス位置として使用した奥行き方向の位置を示す使用位置情報を取得する。位置取得部232は、取得した使用位置情報と、使用位置情報に対応するLF画像データを特定するための識別情報とを、頻度データ生成部233に通知する。

0042

頻度データ生成部233は、位置取得部232から通知された使用位置情報及びLF画像データの識別情報に基づいて、図10に示すような使用頻度データを生成する。LF画像データに対して使用頻度データが既に作成されている場合、頻度データ生成部233は、位置取得部232から取得した識別情報に対応するLF画像データの使用頻度データを記憶部220から読み出して、位置取得部232から取得した使用位置情報が示す位置に対応する「使用された回数」を1だけ増加させる。そして、頻度データ生成部233は、使用された回数の合計値に対する、使用位置情報に対応する位置が使用された回数の割合である使用頻度を算出する。頻度データ生成部233は、算出した使用された回数、及び使用頻度を記憶部220に書き込むことにより、使用頻度データを更新する。

0043

指示取得部234は、画像表示装置100から各種の指示を取得する。指示取得部234は、例えば、記憶部220に記憶された複数のLF画像データから一以上のLF画像データを検索するための検索条件を含む指示を取得する。検索条件は、例えば、基準となるLF画像データ(以下、「基準画像データ」という)、及びフォーカス位置を含む。検索条件は、撮影部位撮影日及び撮影者等のテキスト情報を含んでもよい。

0044

検索部235は、指示取得部234から取得した検索条件に基づいて、記憶部220が記憶している複数のLF画像データから、検索条件に合致する一以上のLF画像データを検索する。検索部235は、例えば、検索条件として画像表示装置100から送信された基準画像データに類似するLF画像データを検索する。

0045

具体的には、検索部235は、以下の手順により、基準画像データに類似するLF画像データを検索する。まず、検索部235は、検索条件に含まれるフォーカス位置に設定して基準画像データを再構築することによって、基準リフォーカス画像データを生成する。続いて、検索部235は、記憶部220に記憶されているLF画像データを、使用頻度が最も高い位置にフォーカス位置に設定して再構築することによって、複数の検索用リフォーカス画像データを生成する。検索部235は、基準リフォーカス画像データと複数の検索用リフォーカス画像データとの間の類似度合いを算出し、類似度合いが所定の値よりも大きい検索用リフォーカス画像データを抽出する。類似度合いは、例えば、基準リフォーカス画像データと複数の検索用リフォーカス画像データとの間の画像の色及びヒストグラムを用いて算出される。検索部235は、検索用リフォーカス画像データに対応するLF画像データと類似度合いとを関連付けた類似度情報を記憶部220に記憶させる。

0046

検索部235は、類似度合いが比較的大きいLF画像データを抽出し、抽出した一以上のLF画像データを、通信部210を介して画像表示装置100に送信する。この際、検索部235は、LF画像データとともに、夫々のLF画像データの使用頻度データも画像表示装置100に送信する。

0047

検索部235は、使用頻度が最も高い位置にフォーカス位置に設定して再構築した検索用リフォーカス画像データを生成することにより、検索時間を短縮することができるが、使用頻度が最も高い位置以外の位置にフォーカス位置を設定して再構築した検索用リフォーカス画像データを用いてもよい。例えば、検索部235は、使用頻度が所定の値よりも高い複数の位置にフォーカス位置を設定して、一つのLF画像データから、複数の検索用リフォーカス画像データを生成してもよい。また、検索部235は、使用頻度が最も高い位置から所定の範囲内の複数の位置にフォーカス位置を設定して再構築した複数の検索用リフォーカス画像データを生成してもよい。

0048

また、検索部235は、記憶部220から読み出した複数のLF画像データのフォーカス位置を、検索条件に含まれるフォーカス位置に設定して、複数の検索用リフォーカス画像データを生成し、生成した検索用リフォーカス画像データと基準リフォーカス画像データとの類似度合いに基づいて、LF画像データを検索してもよい。

0049

また、検索部235は、記憶部220が記憶している複数のLF画像データのうち、検索条件に含まれるフォーカス位置における使用頻度が所定の値よりも高いLF画像データを選択し、選択したLF画像データのフォーカス位置を、使用頻度が最も大きい位置に設定することにより、検索用リフォーカス画像データを生成してもよい。このようにすることで、基準リフォーカス画像データと検索用リフォーカス画像データとの間の類似度合いを算出する対象となるLF画像データを絞り込めるので、検索時間を短縮することができる。

0050

[検索時の表示画面]
図13は、画像表示装置100においてユーザがLF画像データを検索する際に表示される画面502の一例を示す図である。画面502には、図11に示した画面501と、検索結果が表示される画面508とが含まれている。画面501においては、図11と同様に、リフォーカス画像503及び位置指定画像504が表示されているが、検索を開始するための操作画像507をさらに含む点で、図11に示した画面501と異なっている。

0051

ユーザが操作画像507をクリックすると、指示取得部152は、検索を開始する指示を取得し、リフォーカス画像503に対応するLF画像データを特定するための情報と、位置指定画像504において指定されたフォーカス位置を示す情報とを画像検索装置200に送信する。

0052

画面508には、画像検索装置200から送信された検索結果が表示される。リフォーカス画像509は、画像検索装置200から送信された複数のLF画像データのうち、リフォーカス画像503に最も類似するLF画像データに基づいて生成されたリフォーカス画像である。リフォーカス画像509の右には、フォーカス位置を指定するための位置指定画像510が表示されている。図11における位置指定画像504と同様に、位置指定画像510には、ユーザがフォーカス位置を調整するためのカーソル511も含まれている。

0053

位置指定画像510の右には、夫々の奥行き方向の位置の使用頻度を示す使用頻度画像512が表示されている。リフォーカス画像509が表示された時点で、リフォーカス画像509のフォーカス位置は、使用頻度が最も高い位置に設定される。図13においては、カーソル511の位置における使用頻度が50%となっている。

0054

使用頻度画像512の右には、画像検索装置200から受信された複数の類似画像一覧表示する類似画像領域513が表示されている。類似画像領域513には、リフォーカス画像503に類似する順番に、複数のLF画像が表示されている。類似画像領域513には、夫々のLF画像データが使用される頻度が最も高い位置にフォーカス位置を設定した状態で、リフォーカス画像509よりも小さいサイズのリフォーカス画像が表示されている。

0055

ユーザが、類似画像領域513に表示された複数のリフォーカス画像から所望のリフォーカス画像を選択すると、表示制御部154は、ユーザが選択したリフォーカス画像を、リフォーカス画像509に代えて表示する。この際、表示制御部154は、選択されたリフォーカス画像に合わせて、カーソル511の位置、及び使用頻度画像512内の数値を変更する。

0056

[使用頻度データを作成する手順を示すフローチャート]
図14は、画像検索装置200が使用頻度データを作成する際の画像表示装置100及び画像検索装置200における処理の手順を示すフローチャートである。

0057

まず、画像表示装置100において、指示取得部152が、ユーザが閲覧したい画像の指定を受け付ける(S101)。例えば、表示制御部154は、ユーザが閲覧可能なLF画像データのサムネイル画像を表示部130に表示させ、指示取得部152は、ユーザが選択したサムネイル画像に対応するLF画像データを特定するための画像番号を取得する。指示取得部152は、取得した画像番号を含む画像取得要求を、通信部110を介して画像検索装置200に送信する(S102)。

0058

画像検索装置200においては、指示取得部234が、通信部210を介して画像取得要求を取得すると(S201)、画像取得要求に含まれる画像番号に対応するLF画像データを記憶部220から読み出す。指示取得部234は、読み出したLF画像データを画像表示装置100に送信する(S202)。

0059

続いて、画像表示装置100のデータ取得部151がLF画像データを取得すると(S103)、画像生成部153は、取得したLF画像データのデフォルトフォーカス位置にフォーカス位置が設定されたリフォーカス画像データを生成する。表示制御部154は、画像生成部153が生成したリフォーカス画像データに基づく画像を表示部130に表示させる(S104)。

0060

ユーザが、表示部130に表示されたリフォーカス画像のフォーカス位置を変更する操作をすると、指示取得部152は、指定されたフォーカス位置を示す使用位置情報を取得する(S105)。指示取得部152は、通信部110を介して、LF画像データの画像番号及び使用位置情報を画像検索装置200に送信するとともに(S106)、使用位置情報を画像生成部153に通知する。画像生成部153は、通知を受けた使用位置情報に対応する位置にフォーカス位置を設定したリフォーカス画像データを生成し、表示制御部154は、表示部130に表示させるリフォーカス画像を、画像生成部153が生成したリフォーカス画像に更新する(S107)。

0061

S106において指示取得部152が送信した使用位置情報を受信した画像検索装置200においては、位置取得部232が、LF画像データの画像番号及び使用位置情報を取得すると、頻度データ生成部233は、画像番号に対応するLF画像データの使用頻度データを記憶部220から読み出す。頻度データ生成部233は、使用位置情報と記憶部220から読み出した使用頻度データとに基づいて、使用頻度を再計算する(S204)。頻度データ生成部233は、再計算した使用頻度に基づいて使用頻度データを更新し、更新した使用頻度データを記憶部220に記憶させる(S205)。
このようにして、画像表示装置100及び画像検索装置200は、使用頻度データを更新することができる。

0062

検索手順を示すフローチャート]
図15は、画像表示装置100及び画像検索装置200における検索処理の手順を示すフローチャートである。
まず、画像表示装置100は、図13に示すように、リフォーカス画像503及び検索開始の指示を受け付ける操作画像507が表示された画面を表示部130に表示する(S301)。ユーザが操作画像507を選択する操作を行うと、指示取得部152は、検索指示を取得する(S302)。指示取得部152は、検索指示を取得すると、画像検索装置200に対して、表示部130に表示されているリフォーカス画像の画像番号及びフォーカス位置を含む検索要求を送信する(S303)。

0063

画像検索装置200においては、指示取得部234が、画像表示装置100から検索要求を受信すると(S401)、検索部235は、検索要求に含まれている画像番号に対応するLF画像データを、検索要求に含まれているフォーカス位置で再構築することにより、基準リフォーカス画像データを生成する(S402)。

0064

続いて、検索部235は、記憶部220に記憶されているLF画像データと使用頻度データとを読み出す(S403)。検索部235は、読み出したLF画像データに対応する使用頻度データが示す最も使用頻度が高い位置にフォーカス位置を設定してLF画像データを再構築することにより、検索用リフォーカス画像データを生成する(S404)。続いて、検索部235は、基準リフォーカス画像データと検索用リフォーカス画像データとを比較し、類似度合いを算出する(S405)。検索部235は、算出した類似度合いに基づいて、記憶部220に記憶されている類似度情報を更新する(S406)。

0065

検索部235は、S403からS406までの処理を、全てのLF画像データの比較が終了するまで継続し(S407)、全ての夫々のLF画像データの比較が終了すると、類似度合いが比較的大きいLF画像データを選択し、選択したLF画像データを画像表示装置100に送信する(S408)。画像表示装置100は、画像検索装置200からLF画像データを受信すると(S304)、画像生成部153が、受信したLF画像データに基づくリフォーカス画像を生成し、表示制御部154が、生成されたリフォーカス画像を表示部130に表示する(S305)。

0066

[第1の実施形態における効果]
以上説明したように、第1の実施形態における画像検索装置200は、LF画像データに関連付けて、夫々のLF画像データに基づくリフォーカス画像を画像表示装置100が表示する際にフォーカス位置として使用された頻度を示す使用頻度データを記憶している。そして、画像表示装置100は、使用頻度データに基づく奥行き方向の位置にフォーカス位置が設定されたリフォーカス画像を表示する。このようにすることで、ユーザは、多数のユーザがフォーカス位置として使用した位置にフォーカスが合った画像を閲覧できるので、ユーザが見たい部分にフォーカスが合った画像を閲覧できる可能性が高まる。

0067

例えば、LF画像データが医療画像データである場合、医療画像データを閲覧する医師は、病変が生じている箇所にフォーカスが合った状態で医療画像データを閲覧する可能性が高い。画像表示装置100は、多くの医師が閲覧した奥行き方向の位置にフォーカスがあった医療画像を表示するので、医師が医療画像を閲覧する場合に、病変の特徴を容易に確認することが可能になる。

0068

また、第1の実施形態における画像検索装置200は、ユーザが画像表示装置100において指定した基準リフォーカス画像データに類似する画像を検索することができる。画像検索装置200は、使用頻度データに基づいて、使用頻度が高い位置にフォーカス位置を設定して生成される複数の検索用リフォーカス画像データを基準リフォーカス画像データと比較することにより、ユーザにとって役立つ可能性が高いLF画像データを抽出することができる。また、画像検索装置200は、使用頻度データに基づいてフォーカス位置を設定して生成される複数の検索用リフォーカス画像データを用いて検索することにより、フォーカス位置として設定可能な全ての位置にフォーカス位置を設定した多数の検索用リフォーカス画像データを用いる場合に比べて、検索時間を短縮することができる。

0069

<第2の実施形態>
第1の実施形態においては、画像検索装置200が複数のLF画像データ、及び夫々のLF画像データに対応する使用頻度データを記憶し、画像表示装置100は、画像検索装置200から取得した使用頻度データに基づいてリフォーカス画像データを生成した。これに対して、第2の実施形態においては、画像表示装置100が複数のLF画像データ、及び夫々のLF画像データに対応する使用頻度データを記憶している点で、第1の実施形態と異なる。

0070

図16は、第2の実施形態に係る画像管理装置300及び表示装置400の構成を示す図である。画像管理装置300は、例えばコンピュータであり、表示装置400は、例えば液晶ディスプレイである。画像管理装置300と表示装置400との間は、例えばHDMIケーブルにより接続されている。画像管理装置300は、第1の実施形態における画像表示装置100が有する機能、及び画像検索装置200が有する機能を実現することができる。

0071

画像管理装置300は、入力部310と、操作部320と、記憶部330と、制御部340とを有する。
入力部310は、USBメモリ及びCD−ROM等の記憶媒体に記憶されたLF画像データの入力を受けるためのインターフェイスである。入力部310は、通信回線を介してLF画像データの入力を受けるためのLANインターフェイスであってもよい。

0072

操作部320は、ユーザの操作を受け付けるユーザインターフェイスであり、図9に示した画像表示装置100における操作部120に対応する。
記憶部330は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体であり、図9に示した画像表示装置100における記憶部140に対応する。記憶部330は、複数のLF画像データ、及び夫々のLF画像データに対応する使用頻度データを記憶する。

0073

制御部340は、例えばCPUであり、記憶部330に記憶されたプログラムを実行することにより、データ取得部341、指示取得部342、画像生成部343、表示制御部344及び検索部345として機能する。

0074

データ取得部341は、入力部310を介して、LF画像データを取得する。データ取得部341は、取得したLF画像データを画像生成部343に対して出力する。また、データ取得部341は、取得したLF画像データを記憶部330に記憶させる。

0075

指示取得部342は、操作部320を介して、ユーザにより入力された指示を取得する。指示取得部342は、例えば、複数のLF画像データのうち、ユーザが指定したLF画像データを特定するための画像番号と、ユーザが指定したフォーカス位置と、を含む表示指示を取得する。また、指示取得部342は、記憶部330に記憶された複数のLF画像データから一以上のLF画像データを検索するための検索条件を含む検索指示を取得する。指示取得部342は、表示指示を画像生成部343に通知し、検索指示を検索部345に通知する。

0076

画像生成部343は、図9に示した画像表示装置100における画像生成部153に対応しており、LF画像データに基づいてリフォーカス画像データを生成する。画像生成部343は、指示取得部342から表示指示を受けると、表示指示に含まれている画像番号に対応する使用頻度データを記憶部330から読み出す。画像生成部343は、使用頻度データが最も高い使用頻度を示している位置にフォーカス位置を設定してLF画像データを再構築することにより、リフォーカス画像データを生成する。画像生成部343は、生成したリフォーカス画像データを表示制御部344へと出力する。

0077

画像生成部343は、ユーザがフォーカス位置として指定した位置を示す使用位置情報を指示取得部342から取得した場合、使用位置情報に対応する位置にフォーカス位置を設定したリフォーカス画像データを生成する。画像生成部343は、使用位置情報に基づいてリフォーカス画像データを生成した場合、記憶部330が記憶している使用頻度データを更新する。

0078

表示制御部344は、図9に示した画像表示装置100における表示制御部154に対応しており、画像生成部343が生成したリフォーカス画像データに基づく画像を表示装置400に表示させる。

0079

検索部345は、図12に示した画像検索装置200における検索部235に対応しており、指示取得部342から入力された検索指示に基づいて、記憶部330に格納された複数のLF画像データから、検索条件に合致するLF画像データを検索する。検索部345が実行する検索処理は、検索部235が実行する検索処理と同等の処理である。検索部345は、検索により抽出した一以上のLF画像データと、夫々のLF画像データにおける使用頻度が最も高い奥行き方向の位置を示す使用位置情報とを画像生成部343に対して出力する。画像生成部343は、検索部345から入力された使用位置情報に対応する位置にフォーカス位置を設定したリフォーカス画像データを生成する。

0080

[第2の実施形態における効果]
第2の実施形態に係る画像管理装置300は、記憶部330が、複数のLF画像データ、及び夫々のLF画像データに対応する使用頻度データを記憶している。そして、表示制御部344は、使用頻度データに基づいて決定されたフォーカス位置に設定されたリフォーカス画像を表示装置400に表示させることができる。このようにすることで、画像管理装置300は、ユーザがフォーカス位置として使用する頻度が高い位置にフォーカス位置が設定されたリフォーカス画像を表示することができるので、ユーザが閲覧したい状態のリフォーカス画像を表示できる可能性が高まる。その結果、ユーザがフォーカス位置を調整しないで済む可能性が高まるので、作業効率を向上させることができる。

0081

以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

0082

100・・・画像表示装置
151・・・データ取得部
153・・・画像生成部
154・・・表示制御部

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