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技術 医療台

出願人 アトムメディカル株式会社
発明者 松原一雄松原照己本嶋宗泰本間直樹川上秀生
出願日 2015年2月24日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2015-033873
公開日 2016年9月1日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2016-154655
状態 特許登録済
技術分野 看護設備、治療台
主要キーワード 立ち上げ壁 雄ねじ軸 カバーサイド 補助台 スライド筒 天板部材 回動ロック状態 軌跡円
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年9月1日)のものです。
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図面 (20)

課題

ベッド側部に対してサイドフェンスなどのアタッチメントを容易に着脱可能とするとともに、取り付けられたアタッチメントを確実に固定できる医療台を提供する。

解決手段

医療台10は、ベッド12と、ベッド12の周縁部の一部に固定されたベース21と、ベース21に対して着脱自在であるアタッチメント30とを備え、アタッチメント30は、ベース21上に載置される保持部60と、ベース21に対して着脱自在に保持固定するロック機構部50とを有し、保持部60は、ベース21上に載置されたときに、ベース21に対して上下方向の位置を規制する上下位置規制部材61と、ベース21に対して前後方向の位置を規制する前後位置規制部材62と、ベース21に対して左右方向の位置を規制する左右位置規制部材63とを有する。

概要

背景

従来、産科婦人科において、分娩診察治療等の際に患者妊産婦など対象者の体を支え医療台が用いられている。医療台は、対象者の胴体を支持する背板背もたれ)、を支持する胴受(座面・腰板)、脚を支持する支脚器受、股受)等を備え、これらの角度や位置を必要に応じて変更できる構成により、対象者の姿勢を安定して保つことを可能にしている。

特許文献1には、背もたれの両側に着脱自在に取り付けられるサイドフェンスを備える分娩台が開示されている。

概要

ベッド側部に対してサイドフェンスなどのアタッチメントを容易に着脱可能とするとともに、取り付けられたアタッチメントを確実に固定できる医療台を提供する。医療台10は、ベッド12と、ベッド12の周縁部の一部に固定されたベース21と、ベース21に対して着脱自在であるアタッチメント30とを備え、アタッチメント30は、ベース21上に載置される保持部60と、ベース21に対して着脱自在に保持固定するロック機構部50とを有し、保持部60は、ベース21上に載置されたときに、ベース21に対して上下方向の位置を規制する上下位置規制部材61と、ベース21に対して前後方向の位置を規制する前後位置規制部材62と、ベース21に対して左右方向の位置を規制する左右位置規制部材63とを有する。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ベッド側部に対してサイドフェンスなどのアタッチメントを容易に着脱可能とするとともに、取り付けられたアタッチメントを確実に固定できる医療台を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ベッドと、ベッドの周縁部の一部に固定されたベースと、前記ベースに対して着脱自在であるアタッチメントとを備える医療台であって、前記アタッチメントは、前記ベース上に載置される保持部と、前記ベースに対して着脱自在に保持固定するロック機構部とを有し、前記保持部は、前記ベース上に載置されたときに、前記ベースに対して上下方向の位置を規制する上下位置規制部材と、前記ベースに対して前後方向の位置を規制する前後位置規制部材と、前記ベースに対して左右方向の位置を規制する左右位置規制部材とを有する医療台。

請求項2

前記左右位置規制部材には、前記ベースの両面部に嵌合する溝が形成され、該溝と前記ベースの両面部との嵌合により前記左右方向の位置が規制される請求項1に記載の医療台。

請求項3

前記左右位置規制部材は、前記前後位置規制部材に固定され、前記ベースの端部と嵌合可能に設けられる請求項2に記載の医療台。

請求項4

前記ロック機構部は、前記保持部に対してロック軸を中心として回転自在に取り付けられ、所定の固定位置に回動されることにより前記保持部が前記ベースに保持された状態をロックするアンダーロックプレートと、前記アンダーロックプレートを前記固定位置にロックするロック位置とこのロックを解除して前記アンダーロックプレートの回動を許容する所定の解除位置との間を変移自在に前記保持部に取り付けられたレバープレートと、前記アンダーロックプレートを前記固定位置に回動させたときに前記ベースの両面部を押圧可能な押圧部材とを有する請求項1から3のいずれか一項に記載の医療台。

請求項5

前記アンダーロックプレートは、前記固定位置に回動されることにより前記ベースの下面に対向して配置されるアンダープレート部を有し、前記押圧部材は、前記アンダープレート部に取り付けられたバネ部材により構成され、前記アンダーロックプレートが前記固定位置に回動されることにより前記バネ部材が前記ベースの前記両面部に押圧される構成とされる請求項4に記載の医療台。

請求項6

前記ロック機構部は、前記保持部が前記ベース上に載置されたときに、前記ベースの両面部に対向して配置される挟持用サイドプレート部を備え、前記押圧部材は、前記挟持用サイドプレート部に突没自在に取り付けられ、前記アンダーロックプレートは、前記固定位置に回動されることにより前記挟持用サイドプレートの外側に嵌合して前記押圧部材を前記挟持用サイドプレート部から内方に突出させて前記ベースに押圧する押圧用サイドプレートを有しており、前記ロック機構部に、前記押圧部材を離間させるように付勢するバネ部材が備えられる請求項4に記載の医療台。

請求項7

前記アタッチメントに、前記ベッドの側部に沿って延び、両端に前記ロック機構部が固定された支持バーと、該支持バー回りに回動自在に設けられた本体部と、該本体部を任意の回動位置固定保持するクラッチ機構部とが備えられる請求項1から6のいずれか一項に記載の医療台。

請求項8

前記クラッチ機構部は、前記支持バーの長手方向に対向して互いに係合する歯面を有する前部クラッチ部材及び後部クラッチ部材と、これら前部クラッチ部材及び後部クラッチ部材の前記歯面同士を係合させた噛合位置に保持する固定部材とを有する請求項7に記載の医療台。

技術分野

0001

本発明は、産科婦人科における医療行為に用いられる検診台分娩台などの医療台に関する。

背景技術

0002

従来、産科・婦人科において、分娩診察治療等の際に患者妊産婦など対象者の体を支える医療台が用いられている。医療台は、対象者の胴体を支持する背板背もたれ)、を支持する胴受(座面・腰板)、脚を支持する支脚器受、股受)等を備え、これらの角度や位置を必要に応じて変更できる構成により、対象者の姿勢を安定して保つことを可能にしている。

0003

特許文献1には、背もたれの両側に着脱自在に取り付けられるサイドフェンスを備える分娩台が開示されている。

先行技術

0004

特開2011‐161075号公報

発明が解決しようとする課題

0005

医療台においては、患者の負担軽減や安全性の確保、処置の作業性の向上などのため、サイドフェンス、ベッド補助台等を安全かつ確実に必要に応じて着脱自在である構造が求められている。

0006

しかしながら、特許文献1においては、サイドフェンスが背もたれの両側に着脱自在であると記載されているが、着脱構造については開示されていない。この種の着脱構造の場合、容易に着脱できるとともに、取り付けたときには、これを確実に固定できる構造であることが求められる。

0007

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ベッド側部に対してサイドフェンスなどのアタッチメントを容易に着脱可能とするとともに、取り付けられたアタッチメントを確実に固定できる医療台を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、ベッドと、ベッドの周縁部の一部に固定されたベースと、前記ベースに対して着脱自在であるアタッチメントとを備える医療台であって、前記アタッチメントは、前記ベース上に載置される保持部と、前記ベースに対して着脱自在に保持固定するロック機構部とを有し、前記保持部は、前記ベース上に載置されたときに、前記ベースに対して上下方向の位置を規制する上下位置規制部材と、前記ベースに対して前後方向の位置を規制する前後位置規制部材と、前記ベースに対して左右方向の位置を規制する左右位置規制部材とを有する。

0009

この医療台によれば、アタッチメントは、保持部を構成する上下位置規制部材によりベースに対して上下方向に位置決めされ、前後位置規制部材によりベースの前後方向に位置決めされ、左右方向の位置を規制する左右位置規制部材によりベースの左右方向に位置決めされる。すなわち、保持部を構成する上下位置規制部材、前後位置規制部材及び左右位置規制部材により、互いに直交する第1〜第3の軸方向(上下方向、前後方向、左右方向)を規定して、アタッチメントの各軸方向への動きを規制することとしている。これにより、保持部をベッドのベースに載置することにより、医療台本体にアタッチメントを容易に装着することができる。また、ロック機構部により、ベースに装着した保持部をそのベースに確実に固定することができ、ロック機構部を解除すれば、アタッチメントをベッドから容易に取り外すことができる。

0010

本発明の医療台において、前記左右位置規制部材には、前記ベースの両面部に嵌合する溝が形成され、該溝と前記ベースの両面部との嵌合により前記左右方向の位置が規制される。

0011

本発明の医療台において、前記左右位置規制部材は、前記前後位置規制部材に固定され、前記ベースの端部と嵌合可能に設けられるとよい。

0012

アタッチメントをベースに装着する際、すなわち、溝を有する左右位置規制部材をベースに対して位置合わせして嵌合する際に、ねじれ等の力が加わった場合に左右位置規制部材を変形させるおそれがある。このような左右位置規制部材の変形を抑制するために、予め左右位置規制部材を肉厚に設ける等して剛性を高めることが考えられるが、この場合には、アタッチメント全体の重量を増加させることに繋がり、好ましくない。
そこで、本発明の医療台においては、左右位置規制部材を前後位置規制部材に固定して設けることとし、ねじれ等の力が加わった際において、左右位置規制部材を変形しにくくすることしている。

0013

本発明の医療台において、前記ロック機構部は、前記保持部に対してロック軸を中心として回転自在に取り付けられ、所定の固定位置に回動されることにより前記保持部が前記ベースに保持された状態をロックするアンダーロックプレートと、前記アンダーロックプレートを前記固定位置にロックするロック位置とこのロックを解除して前記アンダーロックプレートの回動を許容する所定の解除位置との間を変移自在に前記保持部に取り付けられたレバープレートと、前記アンダーロックプレートを前記固定位置に回動させたときに前記ベースの両面部を押圧可能な押圧部材とを有する。

0014

アンダーロックプレートを固定位置まで回動させ、レバープレートをロック位置に変位させることにより、アンダーロックプレートの回動がロックされ、アタッチメントがベッドのベースに確実に固定される。この状態においては、レバープレートを解除位置に戻すように変位させない限り、アタッチメントがベースから外れることがない。そして、レバープレートを解除位置に変位させるだけでアンダーロックプレートのロック状態が解除でき、アタッチメントをベッドから容易に取り外すことができる。
また、アンダーロックプレートを固定位置まで回動させることによって保持部をベースに保持された状態にロックするとともに、押圧部材をベースに押圧させてベースを挟持することで、押圧部材によりベースとアンダーロックプレートとのガタつきを吸収し、アタッチメントをベースに安定した状態で固定することができる。

0015

本発明の医療台において、前記アンダーロックプレートは、前記固定位置に回動されることにより前記ベースの下面部に対向して配置されるアンダープレート部を有し、前記押圧部材は、前記アンダープレート部に取り付けられたバネ部材により構成され、前記アンダーロックプレートが前記固定位置に回動されることにより前記バネ部材が前記ベースの前記両面部に押圧される構成とされる。

0016

この場合、アンダーロックプレートを固定位置まで回動させることによって、アンダープレート部に取り付けられた押圧部材をベースに押圧させてベースを挟持することができ、保持部をベースに保持された状態にロックすることができる。また、押圧部材にバネ部材(例えば、板バネ)を採用することで、構造を簡略化できる。

0017

本発明の別の実施形態における医療台において、前記ロック機構部は、前記保持部が前記ベース上に載置されたときに、前記ベースの両面部に対向して配置される挟持用サイドプレート部を備え、前記押圧部材は、前記挟持用サイドプレート部に突没自在に取り付けられ、前記アンダーロックプレートは、前記固定位置に回動されることにより前記挟持用サイドプレートの外側に嵌合して前記押圧部材を前記挟持用サイドプレート部から内方に突出させて前記ベースに押圧する押圧用サイドプレートを有しており、前記ロック機構部に、前記押圧部材を離間させるように付勢するバネ部材が備えられる。

0018

この場合、回動するアンダーロックプレートに押圧部材を設けることなく、ベース上に載置された保持部側に押圧部材を設けることができる。そして、アンダーロックプレートと挟持用サイドプレート部との嵌合によって押圧部材をベースに押圧させてベースを挟持することができ、保持部をベースに保持された状態にロックすることができる。また、ロック機構部によるロック状態が解除された際には、バネ部材により押圧部材がベースの両面部から離間するので、アタッチメントの着脱が容易である。

0019

本発明の医療台において、前記アタッチメントに、前記ベッドの側部に沿って延び、両端に前記ロック機構部が固定された支持バーと、該支持バー回りに回動自在に設けられた本体部と、該本体部を任意の回動位置固定保持するクラッチ機構部とが備えられることが望ましい。
この場合、本体部の用途や使用状況に応じて角度を変更することができる。

0020

本発明の医療台において、前記クラッチ機構部は、前記支持バーの長手方向に対向して互いに係合する歯面を有する前部クラッチ部材及び後部クラッチ部材と、これら前部クラッチ部材及び後部クラッチ部材の前記歯面同士を係合させた噛合位置に保持する固定部材とを有する。

0021

前部クラッチ部材と後部クラッチ部材の互いの歯面の係合を解除し、歯面を離間させた位置においては、本体部をベッドの上面に対して任意の角度に回動させることができる。一方、前部クラッチ部材と後部クラッチ部材の互いの歯面同士を係合させた状態においては、本体部が任意の角度で固定される。

発明の効果

0022

本発明の医療台によれば、ベッド側部に対してサイドフェンスなどのアタッチメントを容易に着脱可能であり、取り付けられたアタッチメントを確実に固定できる。

図面の簡単な説明

0023

本発明の第1実施形態に係る医療台において、アタッチメントがベッドに装着された状態を示す斜視図である。
図1に示す医療台において、アタッチメントがベッドから取り外された状態を示す斜視図である。
図1に示す医療台において、アタッチメントの本体部の角度を変更した状態を示す斜視図である。
図2に示すアタッチメントがベッドから取り外された状態の医療台において、ロック機構部の要部を示すベッド長手方向に沿う縦断面図である。
図1に示すアタッチメントがベッドに装着された状態の医療台において、ロック機構部の要部を示すベッド長手方向に沿う縦断面図である。
アタッチメントがベッドに装着された状態のロック機構部の要部を示す、図5のA−A線に沿う横断面図である。
アタッチメントがベッドに装着された状態において支持バーの回転範囲を説明する側面図である。
ロック状態のロック機構部の要部を拡大して示す、図5のA−A線に沿う横断面図である。
回動ロック状態のロック機構部の要部を示す、図6のB−B線に沿う縦断面図である。
レバープレートが固定位置から解除位置まで回動し、回動ロック状態が解除された状態のロック機構部の要部を示す、図6のB−B線に沿う縦断面図である。
回動ロック状態が解除され、アンダーロックプレートが固定位置から回動された状態のロック機構部の要部を示す、図6のB−B線に沿う縦断面図である。
アンダーロックプレートによる押圧が解除され、ベースからアタッチメントを取り外すことが可能な状態のロック機構部の要部を示す、図6のB−B線に沿う縦断面図である。
ロック機構部による回動ロック状態が解除され、レバープレートが操作されていない状態のロック機構部の要部を示す、図6のB−B線に沿う縦断面図である。
本体部が任意の回動位置で固定保持されたロック状態のクラッチ機構部を示す、図7のC−C線に沿う縦断面図である。
本体部のロック状態が解除され、回動可能な状態のクラッチ機構部を示す、図7のC−C線に沿う縦断面図である。
本発明の第2実施形態に係る医療台において、回動ロック状態のロック機構部の要部を示す、図6のB−B線に沿う縦断面図に相当する縦断面図である。
図16に示す第2実施形態の医療台のロック機構部の要部において、ロック機構部による回動ロック状態が解除され、レバープレートが操作されていない状態を示す縦断面図である。
ロック状態が解除されたロック機構部の要部を拡大して示す、図16のD−D線に沿う横断面図である。
ロック状態のロック機構部の要部を拡大して示す、図16のD−D線に沿う横断面図である。
図16のE−E線に沿う横断面図である。

実施例

0024

以下、本発明の実施形態に係る医療台10について、図面を参照して説明する。図1図3に示すように、医療台10は、ベッド12と、ベッド12の側部に固定されたベース21を有する支持部20と、支持部20のベース21に対して着脱自在であるアタッチメント30とを備える。
アタッチメント30は、フェンス、テーブル等(本実施形態ではフェンス)の機能部40と、この機能部40をベース21上に載置する保持部60と、保持部60がベース21上に載置された状態でベース21に対して着脱自在に保持固定するロック機構部50とを有する。図2に示すように、支持部20のベース21は、ベッド12の長手方向(前後方向)に沿って延びるレール状に形成されており、ベッド12の側部から突出する支持棒部22により固定されている。また、保持部60及びロック機構部50は、ベース21の両端部に対応して、アタッチメント30の両側にそれぞれ設けられている。

0025

この医療台10によれば、図4および図5に示すようにアタッチメント30の保持部60をベッド12の支持部20のベース21上に載置し、ロック機構部50をロックさせるだけの容易な操作により、アタッチメント30が支持部20に対して固定される。そして、ロック機構部50のロック状態を解除する操作を行わない限り、アタッチメント30がベッド12から外れることがない。

0026

また、この医療台10において、アタッチメント30を構成する機能部40には、図1図3に示すように、ベッド12の側部に沿って延び、両端にロック機構部50が固定された支持バー42と、この支持バー42の回りに回動自在に設けられた本体部44と、この本体部44を、図7に示すように、任意の回動位置で固定保持するクラッチ機構部46とが備えられている。

0027

本実施形態では、本体部44はベッド12の側部に立設されるフェンスであるが、図3に示すようにベッド12の上面と同一面をなすように回動させた角度で保持することにより、補助台として使用することも可能である。また、本体部44が支持バー42の下方に向かうように、図1に示す状態から180°回動させて保持させることにより、アタッチメント30をベッド12から取り外さずにベッド12の側部を開放させることもできる。なお、支持バー42の上にはマット42aが設けられる。

0028

また、本実施形態ではベッド12の両側部にそれぞれフェンスとしての機能部40を有するアタッチメント30が取り付けられる構成としたが、機能部40の形状、用途については、種々の変更が可能である。例えば、機能部40とベッド12とが略同一平面を形成するように、機能部40をベッド12の側方に倒すことにより、点滴等の際に患者の腕を置く上肢台として機能部40を使用することもできる。また、ベッド12の左右に設置される支持部20に着脱可能に設けられる保持部60に、テーブルの脚部を取り付けるとともに、これら左右の脚部をベッド12を跨ぐようにして連結する天板を取り付けることにより、左右の脚部と天板とで構成されるテーブルをアタッチメントの機能部(本体部)として構成することもできる。

0029

(保持部)
アタッチメント30の支持部20への装着は、ベース21上に保持部60を載置することにより、アタッチメント30が所定の位置に正確に位置決めされて保持される。
保持部60は、図4に示すように、ベース21上に搭載されたときに、ベース21に対して上下方向の位置を規制する上下位置規制部材61と、ベース21に対して前後方向の位置を規制する前後位置規制部材62と、ベース21に対して左右方向の位置を規制する左右位置規制部材とを備え、これら上下位置規制部材61、前後位置規制部材62及び左右位置規制部材63により、互いに直交する第1〜第3の軸方向(上下方向、前後方向、左右方向)を規定して、アタッチメント30の各軸方向への動きを規制することとしている。これら上下位置規制部材61、前後位置規制部材62及び左右位置規制部材63は、支持バー42に固定されたフレーム部材65を介して、支持バー42に取り付けられている。

0030

フレーム部材65は、支持バー42の表面に固定されるトッププレート部65aと、このトッププレート部65aの両側に立設されるサイドプレート部65bとを有する。
上下位置規制部材61は板状、柱状等の平面を有する部材により形成され、トッププレート部65aの内面に固定されている。そして、保持部60がベース21上に載置されたときに、ベース21の上面部が上下位置規制部材61に当接することにより、アタッチメント30は、ベース21に対して上下方向に位置決めがなされるようになっている。

0031

また、前後位置規制部材62は板状に形成され、その平面方向が上下位置規制部材61と直交する方向に沿って配置されている。そして、保持部60がベース21上に載置されたときに、ベース21の端面部を前後位置規制部材62に当接させることにより、アタッチメント30は、ベース21に対して前後方向の移動が規制されて、位置決めがなされるようになっている。なお、前後位置規制部材62は、前述したように、ベース21の両端部に対応してアタッチメント30の両側にそれぞれ設けられており、これら前後位置規制部材62どうしの間隔は、ベース21の長さよりも若干大きく設けられていることから、ベース21上に保持部60を載置した際に、前後位置規制部材62とベース21の端面部とは当接せずに、若干のクリアランスを生じる場合もある。このように、ベース21と前後位置規制部材62との間に若干のクリアランスを設けることにより、アタッチメント30をベース21上に容易に装着することができるようになっている。

0032

また、左右位置規制部材63は板状に形成され、前後位置規制部材62と平行に配置されている。そして、左右位置規制部材63には、保持部60がベース21上に載置されたときに、ベース21を挿入する溝63a、すなわち下方に開口する溝63a(切欠き)が設けられており、ベース21を溝63a内に嵌合することにより、アタッチメント30は、ベース21に対して幅方向(左右方向、ベース21の厚み方向)に位置決めがなされるようになっている。なお、左右位置規制部材63の溝63aは、上下位置規制部材61の表面(下面)よりも深く切り込まれた形状とされており、上下位置規制部材61をベース21の上面部に当接させた際において、その上下方向において、ベース21との間に隙間が設けられるようになっている。

0033

また、図9図13に示すように、左右位置規制部材63は、前後位置規制部材62に溶接により固定されており、溝63aがベース21の端部においてベース21と嵌合可能に設けられている。さらに、溝63aの開口部側には面取り部63bが設けられており、ベース21が溝63a内に誘導され、容易に装着できるようになっている。
このように、上下位置規制部材61と前後位置規制部材62と左右位置規制部材63とを組み合わせることにより、医療台10本体に対してアタッチメント30が所定の位置に保持されるようになっている。

0034

(ロック機構部)
そして、アタッチメント30は、図5に示すように保持部60がベース21上に載置された状態において、ロック機構部50により、ベース21に対して着脱自在に保持固定される。ロック機構部50は、図4及び図5に示すように、ベース21を保持した状態に保持部60を固定するアンダーロックプレート70と、保持部60を固定した状態にアンダーロックプレート70をロックするために後述するように回動可能なレバープレート80と、レバープレート80を回動付勢する付勢部材84と、付勢されたレバープレート80の回動範囲を規制する回動規制部90とを備える。

0035

より詳細には、ロック機構部50は、図8図13に示すように、フレーム部材65及び保持部60に対してロック軸72を中心として回動自在に取り付けられ、所定の固定位置(図9に示す位置)に回動されることにより図8に示すように保持部60がベース21に保持された状態をロックするアンダーロックプレート70と;ロック軸72に平行なレバー軸82を中心として、略鉛直状態でアンダーロックプレート70を前記固定位置にロックするロック位置(図9に示す位置)と、このロックを解除してアンダーロックプレート70の回動を許容する所定の解除位置(図10図12に示す位置)との間を回動自在に保持部60に取り付けられたストッパ部80aと;ストッパ部80aの回動操作を行うためのレバー部80bと;を有するレバープレート80と;レバープレート80を前記解除位置から前記ロック位置に向かう方向に回動付勢する付勢部材84と;付勢されたレバープレート80の回動を前記ロック位置で制止する回動規制部90と;アンダーロックプレート70をロック位置(図9に示す位置)に回動させたときにベース21の両面部を押圧可能な押圧部材64とを有する。

0036

また、前後位置規制部材62は、フレーム部材65の先端から所定長さの位置に設けられていることにより、フレーム部材65の先端部が前後位置規制部材62の表面(左右位置規制部材63が固定される表面とは反対側の表面)よりも突出して設けられており、その先端部(サイドプレート部65bの先端部)に、ロック軸72及びレバー軸82が支持されている。これらロック軸72およびレバー軸82は、フレーム部材65のサイドプレート部65bを貫通する方向の軸線を有し、前後位置規制部材62の表面と平行に設けられている。

0037

アンダーロックプレート70は、ロック軸72を中心として回動自在にサイドプレート部65bに取り付けられ、前記固定位置に回動されることによりフレーム部材65のサイドプレート部65bの外側に嵌合するカバーサイドプレート部70aと、:このカバーサイドプレート部70aがフレーム部材65のサイドプレート部65bの両側に配置され、前記固定位置に回動させて略水平状態となることにより、フレーム部材65の下部を閉鎖するアンダープレート部70bと:を有する。この固定位置においては、アンダープレート部70bが、ベース21の下面部と対向して配置される。

0038

また、アンダープレート部70bは、アンダーロックプレート70を前記固定位置に回動させたときに、ベース21の両面部を押圧可能な押圧部材64を有する。より詳細には、押圧部材64は、アンダープレート部70bの内面部70cに取り付けられた板バネ(本発明でいう、バネ部材)により構成され、アンダーロックプレート70が前記固定位置に回動されることにより、板バネ(押圧部材64)の板バネ作用部64aがベース21の両面部に押圧される構成とされる。

0039

レバープレート80は、アンダーロックプレート70のカバーサイドプレート部70aの間に配置されている。そして、本実施形態の医療台10におけるロック機構部50では、レバープレート80の回動をロック位置で制止する回動規制部90は、フレーム部材65のトッププレート部65aの端面により形成されている。

0040

このロック機構部50において、ロック軸72を中心とするアンダープレート部70bの内面70cでの接円であってアンダープレート部70bの回動による内面70cの軌跡が形成するロック軌跡円L1と、ストッパ部80aの先端部80cがレバー軸82を中心として回動することにより形成されるストッパ軌跡円L2とが交点P1,P2にて交わるとともに、前記固定位置におけるアンダープレート部70bとロック軌跡円L1との接点P3と前記ロック位置におけるストッパ部80aの先端部80cとの間にロック軌跡円L1とストッパ軌跡円L2との交点P1が位置するように、ロック軸72とレバー軸82とが平行かつずれて設けられている。

0041

このロック機構部50において、アンダーロックプレート70が固定位置に回動され、レバープレート80が付勢部材84の付勢によりロック位置に回動されると、アンダーロックプレート70とレバープレート80とが互いに回動を制止する回動ロック状態(図9に示す状態)となる。すなわち、この回動ロック状態においては、ストッパ部80aは、付勢部材84により回動規制部(トッププレート部65aの端面)90に押圧されることによって前記ロック位置に保持され、アンダープレート部70bは、フレーム部材65の下部から離間する方向(図9において時計回り)に回動しようとすると前記ロック位置にあるストッパ部80aの先端部80cに内面70cが当接するので前記固定位置に保持される。

0042

この回動ロック状態が解除される際は、図10に示すように、レバープレート80が付勢部材84の付勢力に抗して回動されてストッパ部80aの先端部80cが交点P1を越えてロック軌跡円L1の内部に入る位置に移動することにより、アンダープレート部70bの回動が自在となる(図10図12)。なお、アンダーロックプレート70のアンダープレート部70bの先端には、アンダープレート部70bとレバープレート80の先端部80cとの間の隙間を隠すように立ち上げ壁70dが形成される。

0043

回動ロック状態の解除について、図8図13を参照して説明する。まず、図9に示す回動ロック状態では、アンダーロックプレート70が固定位置、レバープレート80がロック位置に保持されている。このとき、アンダーロックプレート70は、レバープレート80によって時計回りの回動が制止されているとともに、反時計回りの回動はフレーム部材65のサイドプレート部65bやベース21によって制止されている。そして、図8に示すようにアンダープレート部70bの内面70cに固定された押圧部材64の板バネ作用部64aがベース21の表面に押圧され、ベース21を把持しているので、ベース21とアンダーロックプレート70とのガタつきが吸収される。

0044

この回動ロック状態から、図10に示すように、付勢部材84の付勢力に抗してレバー部80bを押すことにより、レバー軸82を中心として図中反時計回りにレバープレート80を回動させる。

0045

図10に示す解除位置、すなわちストッパ軌跡円L2に沿って移動する先端部80cが交点P1を越えてロック軌跡円L1の内側となる部分(交点P1と交点P2との間)に移動するまでレバープレート80が回動されると、先端部80cが内面70cから離間することにより回動ロック状態が解除され、アンダーロックプレート70が固定位置から図中時計回りに回動可能となる(図11)。そして、図11に示すように、レバープレート80の先端部80cが交点P1よりも図中の右側にある状態で、アンダーロックプレート70を図中の時計回りに回動して、交点P1よりも接点P3が図中の左側にある状態とする。この状態においてレバー部80bの操作をやめると、付勢部材84の付勢力によってレバープレート80が図中の時計回り(図中左方向)に押されて回動する。この際、レバープレート80の先端部80cがアンダーロックプレート70のアンダープレート部70bの内面70cに当接するが、アンダープレート部70bの内面70cとロック軌跡円L1との接点P3が交点P1よりも図中の左側にある状態では、アンダーロックプレート70の回動が制限されることがないので、アンダーロックプレート70を続けて時計回りに回動することができる。このように、レバー部80bの操作は、回動ロック状態が解除されるまで、すなわち、レバープレート80の先端部80cが交点P1よりも図中の右側にある状態で、アンダーロックプレート70を、その内面70cの接点P3が交点P1よりも図中の左側となる位置まで回動させた状態とするまででよく、その後はレバープレート80の操作は不要となる。

0046

そして、図12に示す位置までアンダーロックプレート70が回動されると、カバーサイドプレート部70aが保持部60の狭持用サイドプレート部67の外面から外れるとともに、ベース21の両面部に対する押圧部材64の板バネ作用部64aによる押圧も解除される。

0047

また、図13に示す位置までアンダーロックプレート70が回動されると、アンダープレート部70bによって閉鎖されていたフレーム部材65の下部を開放した状態となる。これにより、アタッチメント30を上方に持ち上げるだけで、図2に示すようにベース21からフレーム部材65を取り外し、アタッチメント30をベッド12から取り外すことができる。

0048

なお、図12に示す状態から図13に示すようにレバープレート80の回動操作をやめた状態では、レバープレート80の先端部80cがアンダーロックプレート70のアンダープレート部70bの内面70cに当接し、レバープレート80を回動付勢している付勢部材84によってアンダーロックプレート70に時計回りの回動付勢力が作用する。このとき、付勢部材84はアンダーロックプレート70を時計回りに回動させるほどの付勢力はないが、アンダーロックプレート70が反時計回りに回動しようとすることを制止する。そして、アンダーロックプレート70は、この付勢力及び自身の重量等により、図4に示すようにアンダープレート部70bの下端間がベース21の長さよりも広い間隔に保持される。

0049

アタッチメント30をベッド12に装着する際には、図4および図13に示すように両端のロック機構部50のロック状態を解除しておき、両前後位置規制部材62の間および両左右位置規制部材63の溝63a内にベース21が収まるように、支持部20の上方からフレーム部材65の下部を下方に向けてアタッチメント30を取り付け、フレーム部材65のトッププレート部65a(スペーサ部材61)をベース21上に載置する。この状態では、アタッチメント30は、両前後位置規制部材62の間にベース21が配置されることにより、ベース21の長さ方向(前後方向)に対する位置決めがされ、また、左右位置規制部材63の溝63a内にベース21が挿入されることにより、ベース21の幅方向(左右方向)に対する位置決めがなされ、上下位置規制部材61がベース21の上面部に載置されることにより、ベース21の上下方向に対する位置決めがなされる。次に、アンダーロックプレート70のアンダープレート部70bを上方に持ち上げるように回動させる。

0050

この状態でアンダーロックプレート70を図12中の反時計回りに回動させることにより、レバープレート80は、アンダープレート部70bの内面70cによって押圧され、付勢部材84の付勢力に抗して反時計回りに回動される。さらに、図10に示すようにアンダーロックプレート70の内面70cが、ストッパ軌跡円L2の外側になる位置までアンダープレート部70bが回動されると、レバー部80bの先端部80cは内面70cから離間し、ストッパ部80aがトッププレート部65aの端面90に当接するまで付勢部材84の付勢力によって回動される。そして、トッププレート部65aの端面90にストッパ部80aが当接することにより、図5および図9に示すように、アンダーロックプレート70とレバープレート80とが互いに回動を規制する回動ロック状態となる。

0051

(クラッチ機構部)
また、アタッチメント30には、前述したように、クラッチ機構部46が備えられており、このクラッチ機構部46により、アタッチメント30をベッド12に装着した状態において、本体部44を任意の回動位置に回動することと、その任意の回動位置で固定保持することとが行えるようになっている。
クラッチ機構部46は、図1及び図7に示すように、支持バー42と本体部44との間に設けられる。また、クラッチ機構部46は、支持バー42及び本体部44に対応して、その両側において本体部44を回転支持する機構とされ、本体部44の回動に対するロックと解除とを操作する操作部46aが、ベース21の一端側(図1では右側)に設けられている。

0052

操作部46aは、図14及び図15に示すように、支持バー42及び本体部44の長手方向に対向して互いに係合する歯面33a,34aを有する前部クラッチ部材33と後部クラッチ部材34とを備え、図15に示すように、これら歯面33a,34aの係合を解除して離間させた状態で本体部44をベッド12の上面に対して任意の角度に回動させることができる。一方、図14に示すように、歯面33a,34a同士を係合させた状態で本体部44を任意の角度で固定することができる。また、クラッチ機構部46には、前部クラッチ部材33と後部クラッチ部材34の歯面33a,34aを係合させた状態に保持する固定部材35が設けられており、固定部材35によるロック状態を解除する操作を行わない限り、前部クラッチ部材33と後部クラッチ部材34との歯面33a,34a同士の係合状態が維持されるので、本体部44を任意の角度で固定することができる。

0053

詳細には、図14及び図15に示すように、操作部46aの前部クラッチ部材33は、フレーム部材65の一端側(図14及び図15の右側)に配置された前後位置規制部材62に固定されており、前後位置規制部材62を介して支持バー42と一体化されている。一方、後部クラッチ部材34は、本体部44に固定され、本体部44と一体化されている。また、前部クラッチ部材33と後部クラッチ部材34とは、歯面33a,34aを対向させた状態で固定軸36に取り付けられている。前部クラッチ部材33は、前述したように、前後位置規制部材62に固定されているため移動させることができないが、後部クラッチ部材34は固定軸36をガイドにして前部クラッチ部材33に対して進退移動可能に設けられている。また、固定軸36の先端側には雌ねじ部36aが設けられており、図14及び図15に示すように、固定部材35が雄ねじ軸35aを螺合させることにより取り付けられる。
一方、フレーム部材65の他端側(図14及び図15の左側)は、前後位置規制部材62に固定された固定軸37と、本体部44に固定されたスライド筒部38とを備える。これにより、本体部44及びスライド筒部38が、固定軸37をガイドにして前後位置規制部材62に対して進退移動可能に設けられている。

0054

このクラッチ機構部46においては、操作部46aにおいて固定部材35を締め込むことで、固定部材35のノブ部35bが本体部44を押し込むとともに後部クラッチ部材34が前部クラッチ部材33に向けて押し込まれる。なお、本体部44の他端側においては、固定部材35が締め込まれることにより、本体部44が前後位置規制部材62から離れる方向に移動する。そして、後部クラッチ部材34が前部クラッチ部材33に向けて押し込まれることにより、前部クラッチ部材33の歯面33aと後部クラッチ部材34の歯面34aとを係合させることができ、すなわち互いの歯面33a,34a同士が係合することにより、本体部44が任意の角度で固定される。

0055

一方、固定部材35を緩めると、固定部材35のノブ部35bと本体部44との間に隙間を設けることができるので、その分だけ本体部44と一体に設けられる後部クラッチ部材34を前部クラッチ部材33から引き離す方向に移動させることができる。なお、他端側においては、本体部44が前後位置規制部材62に近づく方向に移動する。このように、後部クラッチ部材34を前部クラッチ部材33から引き離す方向に移動させることにより、前部クラッチ部材33の歯面33aと後部クラッチ部材34の歯面34aとの係合を解除することができるので、本体部44を固定軸36,37回りに任意の角度に回動させることができる。

0056

なお、本実施形態のクラッチ機構部46においては、後部クラッチ部材34を手動で移動させることにより歯面33a,34a同士の係合を解除することとしていたが、例えば前部クラッチ部材33と後部クラッチ部材34とを相互に引き離すバネ等を設けることによって、固定部材35を緩めた際に、前部クラッチ部材33と後部クラッチ部材34とを自動的に離間させるようにしてもよい。

0057

以上説明したように、本発明の実施形態に係る医療台10によれば、ベッド12側部に対してサイドフェンスなどのアタッチメント30を正確に位置決めして容易に着脱可能とするとともに、取り付けられたアタッチメント30を確実に固定できる。 また、左右位置規制部材63を前後位置規制部材62に溶接、すなわち左右位置規制部材63を前後位置規制部材62に固定していることから、左右位置規制部材63を前後位置規制部材62から離して配置した場合よりも、左右位置規制部材63の剛性を上げることができ、ベース21上への載置の際に左右位置規制部材63にねじれ等の力が加わった場合においても、左右位置規制部材63の変形を抑制することができる。
なお、上記実施形態においては、左右位置規制部材63と前後位置規制部材62とを溶接することにより固定していたが、固定方法は溶接に限られるものではない。

0058

図16図20は、本発明の第2実施形態の医療台におけるアタッチメント30の保持部60及びロック機構部50の断面図を示している。第2実施形態において、クラッチ機構部46等の構成要素は、第1実施形態と同じものが用いられることから、説明を省略するとともに、各図において、第1実施形態と共通要素には同一符号を付して説明を省略する。

0059

(保持部)
第2実施形態の医療台においても、保持部60は、図16図20に示すように、第1実施形態と同様に、ベース21上に載置される保持部60は、ベース21上に搭載されたときに、ベース21に対して上下方向の位置を規制する上下位置規制部材61と、ベース21に対して前後方向の位置を規制する前後位置規制部材62と、ベース21に対して左右方向の位置を規制する左右位置規制部材63とを備える。これら上下位置規制部材61、前後位置規制部材62及び左右位置規制部材63は、支持バー42に固定されたフレーム部材65を介して、支持バー42に取り付けられている。また、フレーム部材65のトッププレート部65aの内面に、天板部材66が固定されている。この天板部材66には、保持部60がベース上に載置されたときにベース21の両面部に対向して配置される挟持用サイドプレート部67が溶接により固定されている。また、天板部材66には、挟持用サイドプレート部67に突没自在に取り付けられてベース21の両面部を押圧可能な押圧部材69を離間させるように付勢するバネ部材68が、ビス状の上下位置規制部材61を介して固定されている。
そして、これら一体に形成された天板部材66及び挟持用サイドプレート部67の一端が前後位置規制部材62の表面に固定されており、天板部材66及び挟持用サイドプレート部67の他端に左右位置規制部材63が固定され、前後位置規制部材62と左右位置規制部材63とを離間して設けるとともに、これら前後位置規制部材62と左右位置規制部材63との間に上下位置規制部材61を配置することとしている。

0060

この場合においても、保持部60がベース21上に載置されたときに、ベース21の上面部が上下位置規制部材61に当接することにより、アタッチメント30は、ベース21に対して上下方向の位置決めがなされ、ベース21の端面部を前後位置規制部材62に当接させることにより、アタッチメント30がベース21に対して長さ方向(前後方向)の位置決めがなされ、ベース21を左右位置規制部材63の溝63a内に挿入することにより、アタッチメント30は、ベース21に対して幅方向(左右方向、ベース21の厚み方向)の位置決めがなされるようになっており、上下位置規制部材61と前後位置規制部材62と左右位置規制部材63とを組み合わせることにより、医療台10本体に対してアタッチメント30が所定の位置に保持されるようになっている。

0061

(ロック機構部)
ロック機構部50は、図16図20に示すように、第1実施形態と同様に、ベース21を保持した状態に保持部60を固定するアンダーロックプレート70と、保持部60を固定した状態にアンダーロックプレート70をロックするレバープレート80と、レバープレート80を回動付勢する付勢部材84と、付勢されたレバープレート80の回動範囲を規制する回動規制部90とを備え、さらに、保持部60がベース21上に載置されたときに、ベース21の両面部に対向して配置される挟持用サイドプレート部67と、この挟持用サイドプレート部67に突没自在に取り付けられてベース21の両面部を押圧可能な押圧部材69と、押圧部材69を離間させるように付勢するバネ部材68とから構成される。すなわち、第1実施形態においては、押圧部材は、アンダーロックプレート70に設けられていたが、第2実施形態においては、押圧部材69が挟持用サイドプレート部67に設けられる。そして、挟持用サイドプレート部67は、天板部材66に固定されるとともに、フレーム部材65に固定される。

0062

このロック機構部50において、図16及び図19に示すように、アンダーロックプレート70が固定位置に回動され、カバーサイドプレート部70aが挟持用サイドプレート部67の外側に嵌合した際には、押圧部材69が挟持用サイドプレート部67によって内方に突出させられ、ベース21に押圧されるので、押圧部材69によりベース21とアンダーロックプレート70との間のガタつきを吸収することができる。
一方、アンダーロックプレート70を固定位置から図中の時計回りに回動されると、図17及び図18に示すように、カバーサイドプレート部70aが挟持用サイドプレート部67の外面から外れるとともに、ベース21の両面部に対する押圧部材69の押圧も解除される。

0063

以上説明したように、本発明の実施形態に係る医療台10によれば、ベッド12側部に対してサイドフェンスなどのアタッチメント30を容易に着脱可能とするとともに、取り付けられたアタッチメント30を確実に固定できる。

0064

なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。

0065

例えば、前記実施形態では、ベース21を図8及び図19等に示すように角柱状に形成していたが、ベース21の形状はこれに限定されるものではない。ベース21を他の形状で形成した場合であっても、保持部60を構成する上下位置規制部材61、前後位置規制部材62及び左右位置規制部材63により、互いに直交する第1〜第3の軸方向(上下方向、前後方向、左右方向)を規定して、アタッチメント30の各軸方向への動きを規制することが可能である。
また、前記実施形態ではレバープレート80をレバー軸82を中心として回動する構成としたが、アンダーロックプレートをロックするロック位置とそのロックを解除する解除位置との間で直線移動する(例えば、レバープレートを前後方向にスライド可能に支持し、図9に示すようにアンダーロックプレートをロックした状態から、レバープレートを図中右方向に移動させることにより、ロックを解除する)構成としてもよい。

0066

また、ベッド12の側部にベース21を設けて、アタッチメント30をベッド12の側部に着脱する構成としたが、ベッドに寝た患者の足の先に配置されるフットボード、又は頭の上に配置されるヘッドボードにベースを設けて、アタッチメントを着脱できるように構成してもよい。したがって、ベースはベッドの周縁部の一部に設けられる。

0067

10医療台
12ベッド
20 支持部
21ベース
22支持棒部
30アタッチメント
33 前部クラッチ部材
34 後部クラッチ部材
33a,34a 歯面
35固定部材
35a雄ねじ軸
35bノブ部
36,37固定軸
36a雌ねじ部
38スライド筒部
40 機能部
42支持バー
42aマット
44 本体部
46クラッチ機構部
46a 操作部
50ロック機構部
60 保持部
61 上下位置規制部材
62 前後位置規制部材
63 左右位置規制部材
63a 溝
63b面取り部
64,69押圧部材
64a板バネ作用部
65フレーム部材
65aトッププレート部
65bサイドプレート部
66天板部材
67 挟持用サイドプレート部
68バネ部材
70アンダーロックプレート
70aカバーサイドプレート部
70bアンダープレート部
70c内面
70d立ち上げ壁
72ロック軸
80レバープレート
80aストッパ部
80bレバー部
80c 先端部
82レバー軸
84付勢部材
90回転規制部(端面)

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