図面 (/)

技術 サーマルプリンタ

出願人 イーデーエム株式会社
発明者 津久井文雄
出願日 2015年2月16日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2015-027603
公開日 2016年8月22日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2016-150465
状態 特許登録済
技術分野 プリンティングのための記録情報の処理 サーマルプリンタ(構造) 付属装置、全体制御
主要キーワード 下流側ガイドローラ 上流側ガイドローラ 遅延距離 所定外径 保持枠体 リボン駆動モータ 分包シート 印刷間隔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年8月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

印刷制御を改善することができるサーマルプリンタを提供する。

解決手段

サーマルプリンタ1は、移動方向に移動される被印刷物印刷を行うサーマルヘッド21と、外部から入力される一回の印刷指示信号から、複数の印刷開始信号を生成し、生成された複数の印刷開始信号に基づいて、被印刷物の移動方向の複数箇所に印刷データの印刷を行うようにサーマルヘッド21を制御する印刷制御部111と、を備える。

概要

背景

従来、被印刷物印刷を行うサーマルヘッドを備えるサーマルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなサーマルプリンタにおいては、外部から入力される一回の印刷指示信号に基づいて、被印刷物に対して、一つの印刷データを印刷する。また、複数の印刷データを印刷する場合には、複数の印刷指示信号を入力する。

概要

印刷制御を改善することができるサーマルプリンタを提供する。サーマルプリンタ1は、移動方向に移動される被印刷物に印刷を行うサーマルヘッド21と、外部から入力される一回の印刷指示信号から、複数の印刷開始信号を生成し、生成された複数の印刷開始信号に基づいて、被印刷物の移動方向の複数箇所に印刷データの印刷を行うようにサーマルヘッド21を制御する印刷制御部111と、を備える。

目的

本発明は、印刷制御を改善することができるサーマルプリンタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

移動方向に移動される被印刷物印刷を行うサーマルヘッドと、外部から入力される一回の印刷指示信号から、複数の印刷開始信号を生成し、生成された前記複数の印刷開始信号に基づいて、被印刷物の前記移動方向の複数箇所に印刷データの印刷を行うように前記サーマルヘッドを制御する印刷制御部と、を備えるサーマルプリンタ

請求項2

複数の前記印刷データの設定内容を記憶する印刷データ記憶部を備え、前記印刷制御部は、前記印刷データ記憶部に記憶される前記複数の印刷データそれぞれの設定内容に基づいて、被印刷物の前記移動方向の複数箇所に印刷データの印刷を行うように前記サーマルヘッドを制御する請求項1に記載のサーマルプリンタ。

請求項3

前記印刷制御部は、前記複数の印刷開始信号それぞれが前記印刷指示信号を受信してから遅延時間遅延するように、前記複数の印刷開始信号それぞれを生成しており、前記サーマルプリンタは、複数の前記遅延時間の設定内容を記憶する遅延時間記憶部を備え、前記印刷制御部は、前記遅延時間記憶部に記憶される前記複数の遅延時間それぞれの設定内容に基づいて、前記複数の印刷開始信号それぞれを、前記印刷指示信号を受信してから前記遅延時間遅延するように生成する請求項1又は2に記載のサーマルプリンタ。

請求項4

前記印刷制御部は、前記複数の印刷開始信号それぞれが前記印刷指示信号を受信してから遅延距離遅延するように、前記複数の印刷開始信号それぞれを生成しており、前記サーマルプリンタは、被印刷物の移動距離パルス信号として出力するパルス発生部と、複数の前記遅延距離の設定内容を記憶する遅延距離記憶部と、を備え、前記印刷制御部は、前記パルス発生部から出力される前記パルス信号及び前記遅延距離記憶部に記憶される前記複数の遅延距離それぞれの設定内容に基づいて、前記複数の印刷開始信号それぞれを、前記印刷指示信号を受信してから前記遅延距離遅延するように生成する請求項1又は2に記載のサーマルプリンタ。

請求項5

前記印刷制御部は、被印刷物の一回の送り動作で移動する印刷範囲において被印刷物に印刷を行う場合に、被印刷物の前記一回の送り動作に対して外部から入力される印刷指示信号を受信し、前記外部から入力される一回の印刷指示信号から前記複数の印刷開始信号を生成する請求項1から4のいずれかに記載のサーマルプリンタ。

技術分野

0001

本発明は、サーマルヘッドを備えるサーマルプリンタに関する。

背景技術

0002

従来、被印刷物印刷を行うサーマルヘッドを備えるサーマルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなサーマルプリンタにおいては、外部から入力される一回の印刷指示信号に基づいて、被印刷物に対して、一つの印刷データを印刷する。また、複数の印刷データを印刷する場合には、複数の印刷指示信号を入力する。

先行技術

0003

特開平11−123863号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、サーマルプリンタにおいて、印刷制御の改善が望まれる。

0005

本発明は、印刷制御を改善することができるサーマルプリンタを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、移動方向に移動される被印刷物に印刷を行うサーマルヘッドと、外部から入力される一回の印刷指示信号から、複数の印刷開始信号を生成し、生成された前記複数の印刷開始信号に基づいて、被印刷物の前記移動方向の複数箇所に印刷データの印刷を行うように前記サーマルヘッドを制御する印刷制御部と、を備えるサーマルプリンタに関する。

0007

また、複数の前記印刷データの設定内容を記憶する印刷データ記憶部を備え、前記印刷制御部は、前記印刷データ記憶部に記憶される前記複数の印刷データそれぞれの設定内容に基づいて、被印刷物の前記移動方向の複数箇所に印刷データの印刷を行うように前記サーマルヘッドを制御することが好ましい。

0008

また、前記印刷制御部は、前記複数の印刷開始信号それぞれが前記印刷指示信号を受信してから遅延時間遅延するように、前記複数の印刷開始信号それぞれを生成しており、前記サーマルプリンタは、複数の前記遅延時間の設定内容を記憶する遅延時間記憶部を備え、前記印刷制御部は、前記遅延時間記憶部に記憶される前記複数の遅延時間それぞれの設定内容に基づいて、前記複数の印刷開始信号それぞれを、前記印刷指示信号を受信してから前記遅延時間遅延するように生成することが好ましい。

0009

また、前記印刷制御部は、前記複数の印刷開始信号それぞれが前記印刷指示信号を受信してから遅延距離遅延するように、前記複数の印刷開始信号それぞれを生成しており、前記サーマルプリンタは、被印刷物の移動距離パルス信号として出力するパルス発生部と、複数の前記遅延距離の設定内容を記憶する遅延距離記憶部と、を備え、前記印刷制御部は、前記パルス発生部から出力される前記パルス信号及び前記遅延距離記憶部に記憶される前記複数の遅延距離それぞれの設定内容に基づいて、前記複数の印刷開始信号それぞれを、前記印刷指示信号を受信してから前記遅延距離遅延するように生成することが好ましい。

0010

また、前記印刷制御部は、被印刷物の一回の送り動作で移動する印刷範囲において被印刷物に印刷を行う場合に、被印刷物の前記一回の送り動作に対して外部から入力される印刷指示信号を受信し、前記外部から入力される一回の印刷指示信号から前記複数の印刷開始信号を生成することが好ましい。

発明の効果

0011

本発明によれば、印刷制御を改善することができるサーマルプリンタを提供することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の第1実施形態に係るサーマルプリンタ1の全体構成を説明する図である。
第1実施形態に係るサーマルプリンタ1の機能構成を示すブロック図である。
印刷制御部111により実行される制御を説明するためのタイミングチャートである。
長尺フィルムFの移動方向Pの3箇所に印刷データを印刷した例を示す図である。
本発明のサーマルプリンタ1の印刷動作を説明するフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るサーマルプリンタ1Aの機能構成を示すブロック図である。

実施例

0013

以下、本発明の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るサーマルプリンタ1の全体構成を説明する図である。

0014

第1実施形態のサーマルプリンタ1は、例えば、包装機(図示せず)等により連続的に移動される包装フィルム等の長尺フィルムF(被印刷物)に、印刷を行う。長尺フィルムFは、長尺状のフィルムにより形成される。長尺フィルムFは、例えば、包装機(図示せず)などにより移動される包装フィルムである。
長尺フィルムFには、その側縁部において、長尺フィルムFの移動方向Pにおける所定間隔ごとに、長尺フィルムFの移動方向Pの基準位置を示す複数のマークMが印刷されている(図4参照)。

0015

サーマルプリンタ1は、図1に示すように、プリンタ本体2と、プラテンローラ4と、上流側ガイドローラ61と、下流側ガイドローラ62と、ロータリーエンコーダ7と、マーク検出センサ8と、を備える。

0016

プリンタ本体2は、長尺フィルムFの移動経路の途中において、長尺フィルムFの移動経路に対して上方側に配置されている。プリンタ本体2は、支持部23に保持されている。

0017

支持部23は、支持軸部24と、移動部材25と、保持部材26と、を有する。支持軸部24は、保持部材26に保持されている。移動部材25は、支持軸部24の軸方向(図1紙面を貫く方向)に移動可能に、支持軸部24に支持される。移動部材25には、プリンタ本体2が固定されている。プリンタ本体2は、移動部材25が支持軸部24の軸方向に移動することで、支持軸部24の軸方向に移動可能である。

0018

プリンタ本体2は、インクリボンRと、リボン搬送機構3と、サーマルヘッド21と、保持枠体22と、を備える。保持枠体22には、リボン搬送機構3及びサーマルヘッド21が保持されている。

0019

サーマルヘッド21は、インクリボンR及び長尺フィルムFを挟んで、プラテンローラ4に対向して配置される。サーマルヘッド21は、先端部21a側がプラテンローラ4側に突出するように配置される。サーマルヘッド21は、上下方向Zに移動可能に構成される。サーマルヘッド21は、上流側から下流側に向けて移動する長尺フィルムFに、印刷データの印刷パターン(例えば、図4参照)を印刷する。

0020

サーマルヘッド21は、移動方向Pに所定の移動速度で移動される長尺フィルムFに対向して配置される。サーマルヘッド21は、プラテンローラ4に対して、プラテンローラ4から離間する待機位置(図1参照)又はプラテンローラ4を押圧する押圧位置(図示せず)に移動可能に構成される。

0021

サーマルヘッド21は、その先端部21aに複数の発熱素子を備える。サーマルヘッド21においては、サーマルヘッド21が通電されることにより、発熱素子が発熱する。

0022

インクリボンRは、サーマルヘッド21と長尺フィルムFの印刷面との間に配置される。インクリボンRからは、サーマルヘッド21により長尺フィルムFに印刷を行う際にインクが長尺フィルムFに転写される。インクリボンRは、リボン搬送機構3により搬送(移動)される。

0023

リボン搬送機構3は、巻回された未使用のインクリボンRを保持する原反側リボンホルダ31と、インクリボンRを巻き取る巻取側リボンホルダ32と、複数のガイドローラ33,34,35,36と、リボン駆動モータ321と、を備える。リボン搬送機構3は、リボン駆動モータ321の駆動により、原反側リボンホルダ31に巻回された未使用のインクリボンRをサーマルヘッド21へ向けて巻き戻すと共に、サーマルヘッド21に使用されたインクリボンRを巻取側リボンホルダ32に巻き取る。

0024

リボン駆動モータ321は、インクリボンRを移動させる。リボン駆動モータ321は、巻取側リボンホルダ32を、インクリボンRを巻き戻す方向及びインクリボンRを巻き取る方向の両方向に回転駆動する。リボン駆動モータ321は、インクリボンRを、包装機等により連続的に移動される包装フィルム等の長尺フィルムFと同じ移動速度になるように、サーマルヘッド21へ向けて搬送する。
リボン駆動モータ321は、後述するリボン制御部112に制御される。

0025

複数のガイドローラ33,34,35,36は、原反側リボンホルダ31から巻取側リボンホルダ32に向かって搬送されるインクリボンRをガイドし、又は、巻取側リボンホルダ32から原反側リボンホルダ31に向かって搬送されるインクリボンRをガイドするローラである。

0026

プラテンローラ4、上流側ガイドローラ61及び下流側ガイドローラ62は、側板10等に保持される。プラテンローラ4、上流側ガイドローラ61及び下流側ガイドローラ62は、長尺フィルムFの移動方向Pへの移動をガイドする。

0027

プラテンローラ4は、図1に示すように、インクリボンR及び長尺フィルムFを挟んでサーマルヘッド21に対向して配置される。本実施形態においては、プラテンローラ4は、サーマルヘッド21の下方に配置されている。

0028

プラテンローラ4は、プラテンローラ4とサーマルヘッド21との間に長尺フィルムFを配置した状態で、長尺フィルムFの少なくとも一部を周面に巻き掛けながら回転可能である。プラテンローラ4は、所定径の金属製芯金の周面にシリコーンゴム等の所定の弾性を有する素材による弾性層が形成され、所定外径円柱状に形成されたローラである。プラテンローラ4は、プラテンローラ本体41と、プラテン軸部材42と、を有する。プラテン軸部材42は、側板10に軸受(不図示)を介して回転自在に支持されている。

0029

ロータリーエンコーダ7は、長尺フィルムFを挟んで、プラテンローラ4に対向して配置される。ロータリーエンコーダ7は、長尺フィルムFが移動することにより回転して、長尺フィルムFの移動量を回転量として検出して、パルス信号として出力する。これにより、制御部110(後述)は、基準位置からの長尺フィルムFの移動方向Pの位置を算出する。基準位置は、例えば、長尺フィルムF上において所定間隔ごとに印刷された複数のマークM(図4参照)などである。

0030

ロータリーエンコーダ7から出力されたパルス信号は、制御部110(後述)に入力される。これにより、制御部110は、ロータリーエンコーダ7から出力されたパルス信号から長尺フィルムFの速度に換算して、長尺フィルムFの速度を算出することができる。

0031

上流側ガイドローラ61は、長尺フィルムFの移動方向Pにおいて、プラテンローラ4の上流側に配置されている。上流側ガイドローラ61は、長尺フィルムFを、プラテンローラ4の上流側においてガイドする。

0032

マーク検出センサ8は、上流側ガイドローラ61の上流側において、長尺フィルムFの移動経路上に配置されている。マーク検出センサ8は、センサ発光部8aと、センサ受光部8bと、を有する。センサ発光部8aとセンサ受光部8bとは、所定間隔離れた状態で、互いに向かい合うように配置されている。マーク検出センサ8は、センサ発光部8aとセンサ受光部8bとの間に、長尺フィルムF上において所定間隔ごとに印刷された複数のマークM(基準位置)が位置した場合に、マークMを検出したことを示す検出信号を出力する。マーク検出センサ8から出力されたマークMを検出した検出信号は、制御部110(後述)の印刷制御部111(後述)に入力される。本実施形態においては、マーク検出センサ8がマークMを検出した検出信号は、印刷制御部111(後述)に外部から入力される印刷指示信号である。

0033

下流側ガイドローラ62は、長尺フィルムFの移動方向Pにおいて、プラテンローラ4の下流側に配置されている。下流側ガイドローラ62は、長尺フィルムFを、プラテンローラ4の下流側においてガイドする。

0034

上流側ガイドローラ61、プラテンローラ4及び下流側ガイドローラ62がこのように構成されることにより、長尺フィルムFは、上流側ガイドローラ61、プラテンローラ4、下流側ガイドローラ62の順に移動される。長尺フィルムFは、例えば、包装機(図示せず)などにより移動される包装フィルムであり、包装機のフィルム移動機構等により、移動方向Pに移動される。長尺フィルムFの移動速度は、包装機の速度変更部(図示せず)により変更可能である。

0035

以上のように構成されるサーマルプリンタ1は、サーマルヘッド21を、待機位置(図1参照)から、押圧位置(図示せず)に向かうように移動させることで、インクリボンRを、長尺フィルムF及びプラテンローラ4側に押圧する。そして、長尺フィルムFが移動経路を移動されることにより、プラテンローラ4の表面において、発熱した所望の発熱素子と接触したインクリボンRは、長尺フィルムFに接触した状態で移動される。これにより、サーマルプリンタ1は、インクリボンRに塗布されたインクを長尺フィルムFに転写させ、移動速度で移動される長尺フィルムFに、印刷部(図示せず)を印刷する。

0036

次に、サーマルプリンタ1の機能構成について説明する。図2は、第1実施形態に係るサーマルプリンタ1の機能構成を示すブロック図である。図3は、印刷制御部111により実行される制御を説明するためのタイミングチャートである。図4は、長尺フィルムFの移動方向Pの3箇所に印刷データを印刷した例を示す図である。

0037

サーマルプリンタ1は、上述した構成要素に加えて、図2に示すように、操作部9と、制御装置100と、を更に備える。制御装置100は、制御部110と、記憶部120と、を有する。

0038

操作部9は、タッチパネル(図示せず)やテンキー(図示せず)等で構成される。操作部9は、印刷動作の開始の操作や、印刷データの印刷回数の設定の操作や、通常印刷モード又は複数回数印刷モードの切り替えの操作や、印刷データの内容の設定の操作や、複数の印刷データの印刷間隔(後述する遅延距離や遅延時間)の設定の操作や、種々の値の設定変更の操作などをするために操作される。操作部9は、タッチパネル(図示せず)やテンキー(図示せず)等が操作されることにより、タッチパネル(図示せず)やテンキー(図示せず)等が操作されたことを示す信号を制御部110に出力する。

0039

記憶部120は、ハードディスク半導体メモリー等から構成される。記憶部120は、サーマルプリンタ1の制御部110において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ等を記憶する。
記憶部120は、印刷モード記憶部121と、印刷データ記憶部122と、遅延時間記憶部123と、を有する。

0040

印刷モード記憶部121は、通常印刷モード又は複数回数印刷モードの設定内容を記憶する。通常印刷モードは、外部から入力される一回の印刷指示信号に基づいて一箇所に印刷を行う印刷モードである。複数回数印刷モードは、一回の印刷指示信号から複数の印刷開始信号を生成して、複数箇所に印刷を行う印刷モードである。通常印刷モード又は複数回数印刷モードの設定内容は、使用者が操作部9から印刷モードの切り替えの操作を行うことにより、印刷モード記憶部121に記憶される。

0041

印刷データ記憶部122は、複数の印刷データの設定内容を記憶する。複数の印刷データの設定内容としては、例えば、製造日賞味期限製造番号製造工場名、内容物の表示、注意事項の表示などがある。使用者は、複数の印刷データの設定内容を、任意に設定することができる。そのため、複数の印刷データの設定内容としては、例えば、全てが同じ内容の複数の印刷データ(図4(a)参照)であってもよいし、一部が同じ内容でその他が異なる内容の複数の印刷データであってもよいし、全てが異なる内容の複数の印刷データ(図4(b)及び図4(c)参照)であってもよい。複数の印刷データの設定内容は、使用者が操作部9から印刷データの設定の操作を行うことにより、印刷データ記憶部122に記憶される。

0042

遅延時間記憶部123は、印刷指示信号を受信してから複数の印刷データを印刷するまでの複数の遅延時間の設定内容を記憶する。複数の遅延時間の設定内容は、例えば、長尺フィルムFの移動速度を考慮して、複数の印刷データの印刷間隔に対応する遅延時間Ta、Tb、Tcに換算されて、遅延時間記憶部123に記憶される。

0043

ここで、印刷指示信号を受信してから印刷動作1までの印刷間隔は、例えば、図3におけるタイミングt1からt2において、間隔時間Tk1(遅延時間Ta)に長尺フィルムFが移動する間隔距離Lk1である。また、印刷動作1から印刷動作2までの印刷間隔は、例えば、図3におけるタイミングt2からt3において、間隔時間Tk2(遅延時間Tb−遅延時間Ta)に長尺フィルムFが移動する間隔距離Lk2である。また、印刷動作2から印刷動作3までの印刷間隔は、例えば、図3におけるタイミングt3からt4において、間隔時間Tk3(遅延時間Tc−遅延時間Tb)に長尺フィルムFが移動する間隔距離Lk3である。
そのため、複数の印刷データの印刷間隔を、印刷指示信号を受信してから複数の印刷データを印刷するまでの遅延時間Ta、Tb、Tcに換算できる。このようにして、遅延時間記憶部123は、複数の印刷データの印刷間隔に対応する遅延時間Ta、Tb、Tcを設定内容として記憶する。複数の印刷データの印刷間隔に対応する遅延時間Ta、Tb、Tcを換算することで、複数の印刷データの印刷間隔を同じにすることも又は異ならせることも可能である。

0044

使用者は、複数の印刷データの印刷間隔に対応する複数の遅延時間の設定内容を、任意に設定することができる。複数の印刷データの印刷間隔に対応する遅延時間に換算された設定内容は、使用者が操作部9から印刷間隔の設定の操作を行うことにより、遅延時間記憶部123に記憶される。

0045

制御部110は、サーマルヘッド21、リボン駆動モータ321等を制御する。制御部110は、印刷制御部111と、リボン制御部112と、計時部113と、を有する。

0046

印刷制御部111は、印刷モード記憶部121に記憶された印刷モードの設定内容に基づいて、通常印刷モード又は複数回数印刷モードを実行するように制御する。
印刷制御部111は、複数回数印刷モードにおいて、外部から入力される一回の印刷指示信号から、複数の印刷開始信号を生成する。外部から入力される一回の印刷指示信号としては、サーマルプリンタ1の外部から入力される信号や、マーク検出センサ8がマークMを検出した検出信号などがある。

0047

具体的には、印刷制御部111は、遅延時間記憶部123に記憶される複数の遅延時間それぞれの設定内容に基づいて、複数の印刷開始信号それぞれが、印刷指示信号を受信してから遅延時間遅延するように、複数の印刷開始信号それぞれを生成する。
ここで、制御部110は、計時部113を有している。計時部113は、複数の印刷開始信号それぞれが印刷指示信号を受信してからの時間を計時する。これにより、印刷制御部111は、複数の印刷開始信号それぞれを、計時部113に計時された時間に基づいて、印刷指示信号を受信してから遅延時間遅延させて生成する。

0048

印刷制御部111は、遅延時間遅延するように生成された複数の印刷開始信号に基づいて、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データの印刷を行うようにサーマルヘッド21を制御する。複数回数印刷モードにおいては、印刷制御部111は、複数の印刷開始信号を生成する制御を終了するまでは、次の印刷指示信号を受信しないように構成されている。

0049

印刷制御部111は、印刷データ記憶部122に記憶される複数の印刷データそれぞれの設定内容に基づいて、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データの印刷を行うようにサーマルヘッド21を制御する。

0050

ここで、印刷制御部111による制御の内容の詳細について、図3に示すタイミングチャートを参照しながら、説明する。
まず、印刷指示信号が入力される前において、使用者が操作部9を操作することで、印刷モードを複数回数印刷モードとする設定が行われている。また、複数の印刷データの印刷内容の設定や、複数の印刷データの印刷間隔から換算された遅延時間の設定が行われている。設定された印刷モードの設定内容は、印刷モード記憶部121に記憶されている。設定された複数の印刷データの設定内容は、印刷データ記憶部122に記憶されている。設定された遅延時間の設定内容は、遅延時間記憶部123に記憶されている。

0051

ここで、操作部9により複数の印刷データの印刷間隔を任意の印刷間隔に設定することで、複数の印刷データの印刷間隔に対応する遅延時間に換算された遅延時間Ta、Tb、Tcを任意の遅延時間に設定することができる。例えば、複数の印刷データの印刷間隔を同じにすることも又は異ならせることも可能である。本実施形態においては、例えば、遅延時間Ta、Tb、Tcは、短い順に、遅延時間Ta、遅延時間Tb、遅延時間Tc(遅延時間Ta<遅延時間Tb<遅延時間Tc)である。

0052

また、複数の印刷データの内容を任意の内容に設定することができる。つまり、複数の印刷データの内容を、全てが同じ内容の複数の印刷データとすることもできるし、一部が同じ内容でその他が異なる内容の複数の印刷データとすることもできるし、全てが異なる内容の複数の印刷データとすることもできる。

0053

このような設定が行われた上で、例えば、外部から制御装置100に印刷指示信号が入力されると、図3に示すタイミングt1において、印刷制御部111は、外部から入力された印刷指示信号を受信する。タイミングt1は、例えば、サーマルプリンタ1の外部から制御装置100に信号が入力された時点でもよいし、マーク検出センサ8がマークMを検出した検出信号が制御装置100に入力された時点でもよい。

0054

タイミングt2において、印刷制御部111は、遅延時間記憶部123に記憶された遅延時間に基づいて、タイミングt1において外部から入力された一回の印刷指示信号から、遅延時間Taだけ遅延した1回目の印刷開始信号K1を生成する。そして、印刷制御部111は、印刷データ記憶部122に記憶された印刷データの内容に基づいて、印刷動作1を実行するように制御する。

0055

タイミングt3において、印刷制御部111は、遅延時間記憶部123に記憶された遅延時間に基づいて、タイミングt1において外部から入力された一回の印刷指示信号から、遅延時間Tb(>遅延時間Ta)だけ遅延した2回目の印刷開始信号K2を生成する。そして、印刷制御部111は、印刷データ記憶部122に記憶された印刷データの内容に基づいて、印刷動作2を実行するように制御する。

0056

タイミングt4において、印刷制御部111は、遅延時間記憶部123に記憶された遅延時間に基づいて、タイミングt1において外部から入力された一回の印刷指示信号から、遅延時間Tc(>遅延時間Tb)だけ遅延した3回目の印刷開始信号K3を生成する。そして、印刷制御部111は、印刷データ記憶部122に記憶された印刷データの内容に基づいて、印刷動作3を実行するように制御する。

0057

印刷制御部111は、長尺フィルムFの一回の送り動作で移動する印刷範囲において長尺フィルムFに印刷を行う場合に、長尺フィルムFの一回の送り動作に対して外部から入力される印刷指示信号を受信し、外部から入力される一回の印刷指示信号から複数の印刷開始信号を生成する。

0058

本実施形態においては、図4に示すように、長尺フィルムFは、例えば、一回の送り動作で、長尺フィルムFの移動方向Pに所定間隔で設けられたマークMから次のマークMまでの間の1ピッチを移動するように、包装機(図示せず)により制御されている。このように長尺フィルムFの移動が制御されている場合に、印刷制御部111は、長尺フィルムFの一回の送り動作に対して外部から入力される印刷指示信号を一回の印刷指示信号から、複数の印刷開始信号を生成することができる。

0059

例えば、図4(a)に示すように、長尺フィルムFにおける2つのマークM間の1ピッチの範囲において、同じ内容の3個の印刷データ(「賞味期限2015.12.31」)それぞれを、長尺フィルムFの下流側のマークMの位置から、遅延時間Ta、Tb、Tcに移動する遅延距離La、Lb、Lcだけ離間して、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データを印刷することができる。

0060

また、例えば、図4(b)に示すように、長尺フィルムFにおける2つのマークM間の1ピッチの範囲において、異なる内容の3個の印刷データ(「賞味期限2015.12.31」、「内容量 200g」、「工場番号 EDM02」)を、長尺フィルムFの下流側のマークMの位置から、遅延時間Ta、Tb、Tcに移動する遅延距離La、Lb、Lcだけ離間して、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データを印刷することができる。

0061

また、図4(c)に示すように、例えば、薬剤用の複数の分包シートを作成するために、ミシン目Xを複数箇所に形成した状態で、長尺フィルムFにおける2つのマークM間の1ピッチの範囲に、複数の印刷データの印刷を行いたい場合がある。

0062

この場合において、従来、長尺フィルムFの一回の送り動作で移動する印刷範囲において、長尺フィルムFに印刷を行う場合に、一回の印刷動作しか実行できなかった。そのため、長尺フィルムFにおける2つのマークM間の1ピッチの範囲に複数の印刷データを印刷することは難しかった。

0063

ここで、図4(c)に示すように、例えば、長尺フィルムFの1ピッチの範囲において、薬剤用の3つの分包シートを形成する分包シート形成部分の3箇所において、長尺フィルムFの移動方向Pの下流側から上流側に向かって、「朝食後」、「昼食後」、「夕食後」の文字をそれぞれ印刷したい場合がある。

0064

このような場合に、本発明のように、一回の印刷指示信号から、複数の印刷開始信号を生成し、この生成された複数の印刷開始信号に基づいて印刷を行うように制御する。これにより、長尺フィルムFの一回の送り動作で移動する印刷範囲、例えば、長尺フィルムFにおける2つのマークM間の1ピッチの範囲内において、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データを印刷することができる。

0065

従って、本発明によれば、例えば、図4(c)に示すように、長尺フィルムFにおける2つのマークM間の1ピッチの範囲内において、異なる内容の3個の印刷データ(「朝食後」、「昼食後」、「夕食後」)を、長尺フィルムFの下流側のマークMの位置から、遅延時間Ta、Tb、Tcに移動する遅延距離だけ離間して印刷することができる。

0066

リボン制御部112は、印刷動作において、インクリボンRを移動させる制御を行う。リボン制御部112は、巻取側リボンホルダ32を、インクリボンRを巻き戻す方向及びインクリボンRを巻き取る方向の両方向に回転駆動するように、リボン駆動モータ321を制御する。

0067

次に、本発明に係るサーマルプリンタ1の印刷動作の一例について説明する。図5は、本発明のサーマルプリンタ1の印刷動作を説明するフローチャートである。

0068

テップS1において、使用者は、操作部9を操作することにより、各種設定を行う。使用者は、印刷モードを複数回数印刷モードに設定するように、操作部9を操作する。また、使用者は、印刷データの印刷回数(一回の印刷指示信号から生成される印刷開始信号の数)を設定するように、操作部9を操作する。また、使用者は、複数の印刷データの印刷間隔を設定するように、操作部9を操作する。また、使用者は、複数の印刷データの印刷内容を設定するように、操作部9を操作する。

0069

使用者が操作部9を操作することにより、例えば、通常印刷モード又は複数回数印刷モードの切り替えをしたり、印刷データの印刷回数を0〜99回に設定したり、複数の印刷データの印刷間隔を0.0mm〜999.9mmに設定したり、複数の印刷データの印刷内容を設定することができる。
本実施形態においては、印刷モードを複数回数印刷モードに設定し、印刷データの数を3個に設定し、印刷間隔を105mmに設定した。
設定された各種の設定内容は、印刷モード記憶部121、印刷データ記憶部122、遅延時間記憶部123に記憶される。遅延時間記憶部123には、印刷間隔に対応する複数の遅延時間が記憶される。

0070

ステップS2において、印刷制御部111は、外部から一回の印刷指示信号が入力されたか否かを判定する。本実施形態においては、印刷制御部111は、マーク検出センサ8が長尺フィルムFに設けられたマークMを検出したか否かにより、外部から一回の印刷指示信号が入力されたか否かを判定する。マーク検出センサ8が長尺フィルムFのマークMを検出した場合には、マーク検出センサ8がマークMを検出した検出信号は、マーク検出センサ8から出力されて、印刷制御部111に入力される。
マーク検出センサ8がマークMを検出した検出信号が印刷制御部111に入力された場合には、一回の印刷指示信号が入力されたと判定して、処理は、ステップS3に移行する。マーク検出センサ8がマークMを検出した検出信号が印刷制御部111に入力されない場合には、一回の印刷指示信号が入力されていないとして、処理は、ステップS2を繰り返す。

0071

ステップS3において、印刷制御部111は、一回の印刷指示信号を受信する。

0072

ステップS4において、印刷制御部111は、受信した一回の印刷信号から、操作部9により設定された複数の印刷開始信号を生成する。本実施形態の場合、例えば、ステップS1において設定された印刷データの印刷回数が3回であるため、3個の印刷開始信号を生成する。

0073

ステップS5において、印刷制御部111は、遅延時間記憶部123に記憶される複数の遅延時間の設定内容に基づいて、計時部113により遅延時間を計時することにより、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データの印刷を行うようにサーマルヘッド21を制御する。

0074

例えば、1回目の印刷開始信号K1により、図3のタイミングt2において、タイミングt1で受信した一回の印刷指示信号から遅延時間Ta遅延して、印刷動作1が実行される。印刷動作1が実行されることにより、印刷制御部111は、サーマルヘッド21を待機位置(図1参照)から押圧位置(図示せず)に移動させて、サーマルヘッド21を通電する。印刷動作1の終了後には、印刷制御部111は、サーマルヘッド21への通電を停止し、サーマルヘッド21を押圧位置(図示せず)から待機位置(図1参照)に移動させる。
これにより、例えば、図4(a)〜図4(c)に示すように、長尺フィルムFの移動方向Pの下流側に設けられたマークMから遅延時間Ta遅延した位置に、1つ目の印刷データを印刷することができる。

0075

続けて、2回目の印刷開始信号K2により、図3のタイミングt3において、タイミングt1で受信した一回の印刷指示信号から遅延時間Tb遅延して、印刷動作2が実行される。印刷動作2が実行されることにより、印刷制御部111は、サーマルヘッド21を待機位置(図1参照)から押圧位置(図示せず)に移動させて、サーマルヘッド21を通電する。印刷動作2の終了後には、印刷制御部111は、サーマルヘッド21への通電を停止し、サーマルヘッド21を押圧位置(図示せず)から待機位置(図1参照)に移動させる。
これにより、例えば、図4(a)〜図4(c)に示すように、長尺フィルムFの移動方向Pの下流側に設けられたマークMから遅延時間Tb遅延した位置に、2つ目の印刷データを印刷することができる。

0076

そして、3回目の印刷開始信号K3により、図3のタイミングt4において、タイミングt1で受信した一回の印刷指示信号から遅延時間Tc遅延して、印刷動作3が実行される。印刷動作3が実行されることにより、印刷制御部111は、サーマルヘッド21を待機位置(図1参照)から押圧位置(図示せず)に移動させて、サーマルヘッド21を通電する。これにより、印刷動作3の終了後には、印刷制御部111は、サーマルヘッド21への通電を停止し、サーマルヘッド21を押圧位置(図示せず)から待機位置(図1参照)に移動させる。
これにより、例えば、図4(a)〜図4(c)に示すように、長尺フィルムFの移動方向Pの下流側に設けられたマークMから遅延時間Tc遅延した位置に、3つ目の印刷データを印刷することができる。

0077

以上のようにして、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に、複数の印刷データの印刷を行うことができる。ここで、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データの印刷を行う各印刷動作の制御において、その都度、サーマルヘッド21を待機位置(図1参照)から押圧位置(図示せず)に移動させて、サーマルヘッド21をインクリボンRから離す制御を実行している。そのため、印刷データを印刷しない部分についてインクリボンRを使用しないため、複数の印刷データを合体した1つの印刷データを1回の印刷動作で印刷するよりも、インクリボンRの無駄な使用を削減することができる。
ステップS5の後に、処理は終了する。

0078

本実施形態のサーマルプリンタ1によれば、例えば、以下の効果が奏される。
本実施形態のサーマルプリンタ1は、移動方向Pに移動される長尺フィルムFに印刷を行うサーマルヘッド21と、外部から入力される一回の印刷指示信号から、複数の印刷開始信号を生成し、生成された複数の印刷開始信号に基づいて、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データの印刷を行うようにサーマルヘッド21を制御する印刷制御部111と、を備える。

0079

そのため、外部から入力される一回の印刷指示信号から、複数の印刷データの印刷を行うことができる。これにより、例えば、長尺フィルムFの移動方向Pの所定の範囲内に印刷する場合にも、複数の印刷データの印刷を行うことが容易である。よって、印刷制御を改善することができる。
また、複数の印刷データを印刷する際に、一回の印刷指示信号を入力すればよいため、複数回の印刷指示信号を入力する場合よりも、印刷指示信号を入力する操作の煩雑さが低減される。

0080

また、本実施形態においては、印刷制御部111は、印刷データ記憶部122に記憶される複数の印刷データそれぞれの設定内容に基づいて、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データの印刷を行うようにサーマルヘッド21を制御する。

0081

そのため、複数の印刷データについて、例えば、全てが同じ内容の複数の印刷データや、一部が同じ内容でその他が異なる内容の複数の印刷データや、全てが異なる内容の複数の印刷データとすることができる。これにより、単に同じ印刷データを繰り返すだけの印刷動作とは異なり、任意の内容の印刷データを複数箇所に印刷することができる。
また、複数箇所に複数の印刷データの印刷を行う場合に、これらの複数の印刷データを合体して1つの印刷データとして予め作成する必要もなく、複数の印刷データの印刷内容を設定することで、複数の印刷データの印刷を簡単に行うことができる。従って、様々な印刷内容で複数の印刷データの印刷を行うことができる。

0082

また、本実施形態においては、印刷制御部111は、遅延時間記憶部123に記憶される複数の遅延時間それぞれの設定内容に基づいて、複数の印刷開始信号それぞれを、印刷指示信号を受信してから遅延時間遅延するように生成する。
そのため、複数の印刷データの印刷間隔を任意に設定することができる。これにより、例えば、複数の印刷データの印刷間隔を同じにすることも異ならせることも可能である。従って、様々な印刷間隔で複数の印刷データの印刷を行うことができる。

0083

本実施形態においては、印刷制御部111は、長尺フィルムFの一回の送り動作で移動する印刷範囲において長尺フィルムFに印刷を行う場合に、長尺フィルムFの一回の送り動作に対して外部から入力される印刷指示信号を一回のみ受信し、外部から入力される一回の印刷指示信号から複数の印刷開始信号を生成する。
そのため、長尺フィルムFの一回の送り動作で移動する印刷範囲において、一回の印刷指示信号から複数の印刷データの印刷を行うことができる。

0084

次に、本発明の第2実施形態に係るサーマルプリンタ1Aについて説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係るサーマルプリンタ1Aの機能構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係るサーマルプリンタ1Aは、第1実施形態に係るサーマルプリンタ1において計時部113により計時された時間に基づいて印刷開始信号を遅延時間遅延させて生成しているのに対して、ロータリーエンコーダ7から出力されるパルス信号に基づいて印刷開始信号を遅延距離遅延させて生成する点について、主に、異なる。

0085

具体的には、第2実施形態に係るサーマルプリンタ1Aは、第1実施形態に係るサーマルプリンタ1と比べて、機能構成が異なる。第2実施形態に係るサーマルプリンタ1Aは、第1実施形態における遅延時間記憶部123に代えて遅延距離記憶部124を備える点、第1実施形態における計時部113を備えていない点、印刷制御部111が実行する制御の内容において、第1実施形態と主に異なる。第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態の構成と同一の構成については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。

0086

図6に示すように、第2実施形態における制御部110は、第1実施形態における計時部113を有していない。
また、第2実施形態における記憶部120は、第1実施形態における遅延時間記憶部123に代えて、遅延距離記憶部124を有する。遅延距離記憶部124は、印刷指示信号を受信してから複数の印刷データを印刷するまでの複数の遅延距離の設定内容を記憶する。複数の遅延距離の設定内容は、複数の印刷データの印刷間隔に対応する遅延距離La、Lb、Lc(図4参照)に換算されて、遅延距離記憶部124に記憶される。

0087

ここで、印刷指示信号を受信してから印刷動作1までの印刷間隔は、例えば、図3におけるタイミングt1からt2において、間隔時間Tk1(遅延時間Ta)の間に長尺フィルムFが移動する間隔距離Lk1(遅延距離La)である。また、印刷動作1から印刷動作2までの印刷間隔は、例えば、図3におけるタイミングt2からt3において、間隔時間Tk2(遅延時間Tb−遅延時間Ta)の間に長尺フィルムFが移動する間隔距離Lk2(遅延距離Lb−遅延距離La)である。また、印刷動作2から印刷動作3までの印刷間隔は、例えば、図3におけるタイミングt3からt4において、間隔時間Tk3(遅延時間Tc−遅延時間Tb)の間に長尺フィルムFが移動する間隔距離Lk3(遅延距離Lc−遅延距離Lb)である。
そのため、複数の印刷データの印刷間隔を、印刷指示信号を受信してから複数の印刷データを印刷するまでの遅延距離La、Lb、Lcに換算できる。このようにして、遅延距離記憶部124は、複数の印刷データの印刷間隔に対応する遅延距離La、Lb、Lcを設定内容として記憶する。

0088

使用者は、複数の印刷データの印刷間隔に対応する複数の遅延距離の設定内容を、任意に設定することができる。複数の印刷データの印刷間隔に対応する遅延距離に換算された設定内容は、使用者が操作部9から印刷間隔の設定の操作を行うことにより、遅延距離記憶部124に記憶される。

0089

印刷制御部111は、ロータリーエンコーダ7から出力されるパルス信号及び遅延距離記憶部124に記憶される複数の遅延距離それぞれの設定内容に基づいて、複数の印刷開始信号それぞれを、印刷指示信号を受信してから遅延距離遅延するように生成する。

0090

具体的には、第1実施形態の図3において、3個の印刷開始信号それぞれを、ロータリーエンコーダ7から出力されるパルス信号に基づいて、タイミングt1において受信した印刷指示信号から、遅延距離La、Lb、Lc(図4参照)遅延させる。
これにより、印刷制御部111は、タイミングt2において、1回目の印刷開始信号K1を遅延距離La(図4参照)遅延させて生成し、タイミングt3において、2回目の印刷開始信号K2を遅延距離Lb(図4参照)遅延させて生成し、タイミングt4において、3回目の印刷開始信号K3を遅延距離Lc(図4参照)遅延させて生成する。

0091

ここで、ロータリーエンコーダ7は、長尺フィルムFの移動距離をパルス信号として出力する。そのため、ロータリーエンコーダ7を用いることで、複数の印刷データの遅延距離を正確に検出することができる。特に、長尺フィルムFの移動速度が変動した場合であっても、ロータリーエンコーダ7は、長尺フィルムFの移動距離をパルス信号により出力しているため、長尺フィルムFの移動距離を、精度よく検出することができる。従って、複数の印刷データの遅延距離La、Lb、Lcを正確に検出することができる。

0092

以上のように構成される第2実施形態においては、印刷制御部111は、ロータリーエンコーダ7から出力されるパルス信号及び遅延距離記憶部124に記憶される複数の遅延距離それぞれの設定内容に基づいて、複数の印刷開始信号それぞれを、印刷指示信号を受信してから遅延距離遅延するように生成する。そのため、ロータリーエンコーダ7から出力されるパルス信号により、長尺フィルムFの移動速度に変動があった場合においても、複数の印刷データの遅延距離La、Lb、Lcを正確に検出することができる。従って、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所において、精度よく、複数の印刷データを印刷することができる。

0093

以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、前記第1実施形態の図5のフローチャートの説明においては、外部から入力される一回の印刷指示信号を、マーク検出センサ8が長尺フィルムFのマークMを検出した検出信号としたが、これに制限されない。例えば、外部から入力される一回の印刷指示信号を、サーマルプリンタ1の外部から入力された信号としてもよい。

0094

また、前記実施形態においては、複数の印刷データを、長尺フィルムFの2つのマークM間の1ピッチの範囲において印刷を行うように構成したが、これに制限されない。マークMが設けられていない長尺フィルムFにおいて、長尺フィルムFの移動方向Pの複数箇所に印刷データの印刷を行うように構成してもよい。

0095

また、前記実施形態においては、長尺フィルムFに印刷を行うように構成したが、これに制限されない。枚葉シートに印刷を行うように構成してもよい。

0096

また、前記実施形態においては、複数箇所に印刷を行う複数の印刷データの数を3個としたが、これに制限されない。例えば、複数の印刷データの数は、2個でもよく、4個以上でもよい。

0097

1サーマルプリンタ
7ロータリーエンコーダ(パルス発生部)
21サーマルヘッド
111印刷制御部
122印刷データ記憶部
123遅延時間記憶部
124遅延距離記憶部
F長尺フィルム(被印刷物)
Ta、Tb、Tc 遅延時間
La、Lb、Lc 遅延距離
P 移動方向

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • セイコーエプソン株式会社の「 印刷装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】筐体部の内側に異物が侵入することを抑制する。【解決手段】印刷領域に位置する媒体に印刷を行う印刷部6と、印刷部6を収容し、印刷領域を覆う筐体部32と、媒体を支持可能であり、筐体部32の外側の位置... 詳細

  • キヤノン株式会社の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】画像形成条件の調整用のテストパターンの読取画像に異常が生じた場合であっても、画像形成条件の調整を高精度に行うことができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置(プリンタ300)は、A... 詳細

  • DGSHAPE株式会社の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】光吸収フィルムを効率よく使用できる、または、明瞭な画像形成ができる画像形成装置を提供する。【解決手段】レーザー光を発振する発振器と、前記発振器から発振された前記レーザー光を照射可能な照射部と、... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ