図面 (/)

技術 抗菌能力および消臭能力を持つ微生物、ならびにそれを用いた抗菌剤、消臭剤、抗菌方法、消臭方法

出願人 碇正男
発明者 碇正男佐藤博
出願日 2015年2月17日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-028161
公開日 2016年8月22日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2016-149963
状態 特許登録済
技術分野 農薬・動植物の保存 微生物、その培養処理 酵素,微生物の固定化,処理 空気の消毒,殺菌または脱臭
主要キーワード 抗菌消臭効果 気化物質 吸水性ポリマ 抗菌消臭剤 略密閉状態 抗菌範囲 パルプ材 消臭能力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年8月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

安全性に優れ、目的とする空間の隅々までに効果が得られる消臭方法、ならびに抗菌方法、および微生物粉体微生物含有液剤微生物含有ゲル化剤を提供する。また、呼吸器失陥の原因になる原因菌の発生を抑制する抗菌方法を提供する。

解決手段

微生物から発生する成分により、非接触状態で、空間内に存在する菌類発育を抑制する抗菌方法、また、臭い成分を分解する消臭方法である。有効成分を発生する微生物は、微生物担体担持させた状態で乾燥させた微生物粉体として用いたり、微生物含有液剤として用いたり、吸水性ポリマーに吸水させた微生物含有ゲル化剤として用いたりすることができる。

概要

背景

従来、さまざまな種類の抗菌剤抗カビ剤消臭剤が開発され使用されている。例えば、特許文献1には、トリヨードアリルテトラゾールを有効成分とした抗菌、抗カビ剤が記載されている。また、銀、銅、亜鉛などの重金属を利用した抗菌剤や、微生物が産生する物質タンパク質)を用いた抗菌方法脱臭方法も知られている。

また、微生物を用いた抗菌方法には微生物が発生させる気化物質などを用いて空間内の抗菌を行うものがある。例えば特許文献2にはバチルスプミルス属に属する新規微生物を用いた抗菌方法が記載されている。

概要

安全性に優れ、目的とする空間の隅々までに効果が得られる消臭方法、ならびに抗菌方法、および微生物粉体微生物含有液剤微生物含有ゲル化剤を提供する。また、呼吸器失陥の原因になる原因菌の発生を抑制する抗菌方法を提供する。微生物から発生する成分により、非接触状態で、空間内に存在する菌類発育を抑制する抗菌方法、また、臭い成分を分解する消臭方法である。有効成分を発生する微生物は、微生物担体担持させた状態で乾燥させた微生物粉体として用いたり、微生物含有液剤として用いたり、吸水性ポリマーに吸水させた微生物含有ゲル化剤として用いたりすることができる。

目的

また、従来の抗菌方法や脱臭方法は、有効成分が菌類や臭い成分に直接吸着して分解することで効果が得られるものであり、菌類や臭い成分に対して有効な成分は、塗布した場所だけに有効であるため、目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

夏型過敏性肺炎原因菌となるTrichosporon cutaneumと、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の原因菌となるAspergillus fumigatusとを併せて抗菌範囲に含む、日和見病原性及び溶血性毒素を持たない安全なBacillus属に属する微生物

請求項2

建物内のカビ汚染の原因となるとなるCladosporium属を抗菌範囲に含む、請求項1記載の日和見病原性及び溶血性毒素を持たない安全なBacillus属に属する微生物。

請求項3

微生物から発生する成分により、空間内に存在する真菌類発育を抑制が可能な、請求項1また2記載の日和見病原性及び溶血性毒素を持たない安全なBacillus属に属する微生物。

請求項4

トリメチルアミン及びアンモニアを併せて消臭範囲に含む、請求項1〜3いずれか記載の日和見病原性及び溶血性毒素を持たない安全なBacillus属に属する微生物。

請求項5

発生する成分により非接触状態密閉空間内の消臭を行うことが出来、その消臭範囲にトリメチルアミン及びアンモニアを併せて消臭範囲に含む、請求項1〜4いずれか記載の日和見病原性及び溶血性毒素を持たない安全なBacillus属に属する微生物。

請求項6

受領番号NITEAP−02007の、Bacillus属に属する新規微生物である請求項1〜5いずれか記載の日和見病原性及び溶血性毒素を持たない安全なBacillus属に属する微生物。

請求項7

請求項1〜6のいずれか記載の微生物を含む抗菌消臭剤

請求項8

微生物を微生物担体担持させた状態で乾燥させた微生物粉体を用いた請求項7の抗菌消臭剤。

請求項9

微生物と酸化カルシウム水溶液とを混合して得られた微生物含有液剤、もしくはその液剤吸水性ポリマーに吸水させて得られた微生物含有ゲルである請求項7の抗菌消臭剤。

請求項10

請求項1〜6のいずれか記載の微生物を用いた抗菌消臭方法

技術分野

0001

本発明は、空間内に存在する菌類発育抑制や臭い成分を分解が可能な微生物、及びそれを用いた抗菌方法ならびに消臭方法、および消臭剤抗菌剤に関する。

背景技術

0002

従来、さまざまな種類の抗菌剤や抗カビ剤、消臭剤が開発され使用されている。例えば、特許文献1には、トリヨードアリルテトラゾールを有効成分とした抗菌、抗カビ剤が記載されている。また、銀、銅、亜鉛などの重金属を利用した抗菌剤や、微生物が産生する物質タンパク質)を用いた抗菌方法や脱臭方法も知られている。

0003

また、微生物を用いた抗菌方法には微生物が発生させる気化物質などを用いて空間内の抗菌を行うものがある。例えば特許文献2にはバチルスプミルス属に属する新規微生物を用いた抗菌方法が記載されている。

先行技術

0004

特公平4−34548号公報
特開2008−184394

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1に記載されているような合成化合物類や重金属を利用した抗菌剤や抗カビ剤、消臭剤などは、安全性に問題があることが多い。また、従来の抗菌方法や脱臭方法は、有効成分が菌類や臭い成分に直接吸着して分解することで効果が得られるものであり、菌類や臭い成分に対して有効な成分は、塗布した場所だけに有効であるため、目的とする空間の隅々まで効果が行き渡ることが少ない。
特許文献2に記載されている微生物では空間の隅々まで効果を行きわたらせることができるが、抗菌のみしか効果を発揮せず大きな消臭を持たない。
そこで、本発明は、安全性に優れ、目的とする空間の隅々までに抗菌消臭効果が得られる抗菌方法ならびに消臭方法、および消臭剤、抗菌剤を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明者は、鋭意研究の結果、発見した新規微生物から発生する物質が、空気を介して菌類の発育を抑制したり、臭い成分を分解したりする作用を有することを見出し、発明に至った。

0007

すなわち、本発明は、微生物を利用することを特徴とし、さらに菌が直接接触状態にある箇所だけでなく、菌から発生する物質により、非接触状態で、空間内に存在する菌類の発育を抑制することを特徴とする。

0008

また、その抗菌範囲には呼吸器失陥の原因になる原因菌も含む。原因菌として夏型過敏性肺炎の原因菌となるTrichosporon cutaneumや、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の原因菌となるAspergillus fumigatusなどがある。

0009

また、その抗菌範囲には建物内のカビ汚染の原因になる原因菌も含む。原因菌としてCladosporium属などがある。

0010

また、前記の能力を持つ菌は消臭能力を持つことも特徴とし、菌もしくは菌の培養液が接触した箇所だけでなく、その周囲の空間の消臭も可能とする。

0011

前記微生物としては、Bacillus属に属する新規のグラム陽性芽胞桿菌(独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センター寄託して平成27年2月13日に受領された受領番号NITEAP−02007を有する新規微生物)を用いることができる。この微生物は、菌類の発育抑制、または臭い成分を分解する特徴を有する。

0012

また、本発明の消臭方法は、接触状態だけでなく非接触状態でも、略密閉状態の空間内に存在する臭い成分を分解することを特徴とする。

0013

本発明によれば、略密閉状態の空間内に存在する菌類や臭い成分に、微生物から発生する揮発性成分が空気を介して吸着し、菌類の発育が抑制されたり臭い成分が分解されたりするので、スプレーなどによる散布刷毛などによる塗布といった作業を行うことなく、略密閉状態の空間内に微生物を置いておくだけで、空間内の隅々まで効果を得ることができる。しかも安全性が高いため、人が生活している環境下で持続的に使用することが可能である。

0014

本発明の微生物粉体は、略密閉状態の空間内に存在する菌類の発育抑制、または臭い成分を分解する特徴を持つ微生物、特にBacillus属に属する新規微生物、または、それを含む2種以上の微生物を微生物担体担持させた状態で乾燥させたものである。

0015

ここで、微生物担体とは、微生物を保持する能力を有するもののことを言い、具体的には、多孔質ガラスセラミックス金属酸化物活性炭カオリナイトベントナイトゼオライトシリカゲルアルミナアンスラサイトパーライト等の粒子状担体デンプン寒天キチンキトサンポリビニルアルコールアルギン酸ポリアクリルアミドカラギーナンアガロースゼラチン等のゲル担体イオン交換樹性セルロースイオン交換樹脂セルロース誘導体グルタルアルデヒドポリアクリル酸ウレタンポリマー等を用いることができる。また、天然、もしくは合成の高分子化合物も有効であり、セルロースを主成分とする綿、パルプ材より作られる紙類もしくは天然物変性した高分子アセテート等も用いることができる。さらに、ポリエステルポリウレタンを初めとする合成高分子からなる布類も使用することができる。これらは微生物の付着性が良く、微細間隙を有するものが好ましい。また注入時に容易に浸透できる微細な材料を用いるのがより好ましい。

0016

本発明によれば、略密閉状態の空間内に存在する菌類の発育抑制、または臭い成分を分解する特徴を持つ微生物、特にBacillus属に属する新規微生物、または、それを含む2種以上の微生物を、粉体として取り扱うことができるため、たとえば、本発明の微生物粉体を、織布や不織布などの布類に充填させて略密閉状態の空間内に設置したり、容器に充填して載置したりするだけで、空間内の隅々まで効果を得ることができ、取り扱いが容易となる。

0017

また、微生物と酸化カルシウム水溶液とを混合することによって、抗菌剤や消臭剤として使用することができる微生物含有液剤とすることができる。また、この微生物含有液剤を吸水性ポリマに吸水させることにより、抗菌剤や消臭剤として使用することができる微生物含有ゲル化剤とすることもできる。

0018

ここで、吸水性ポリマは、特に制限されるものではなく、既知のものを使用することができ、デンプン系高分子材料セルロース系高分子材料、合成高分子など、どのようなものを使用してもよい。なお、微生物の付着面積を増加させるために、吸水性ポリマは顆粒状のものを使用する方が望ましい。

0019

微生物を含む溶液と酸化カルシウム水溶液とを混合することによって、微生物含有液剤ならびに、この液剤を吸水した吸水性ポリマは、酸化カルシウムの作用によりホルムアルデヒドなどの酸性の臭い成分を分解することも可能となる。従って、本発明によれば、略密閉状態の空間における菌類の発育抑制や臭い成分の分解に加えて、シックハウス症候群原因物質とされるホルムアルデヒドの分解をも行うことで、空間内の環境をさらに改善することが可能となる。なお、酸化カルシウム水溶液としては、例えば、貝殻焼成して得られた水溶液などを使用することができる。

発明の効果

0020

本発明によれば、微生物から発生する揮発性成分により、非接触状態で、空間内に存在する菌類の発育を抑制したり、臭い成分を分解したりすることができるので、合成化合物類や重金属を用いることのない安全性の高い抗菌、脱臭方法とすることができ、さらに呼吸器性失陥の原因になる原因菌の発生を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0021

微生物粉体の抗菌効果の定量試験における表4に示す番号1、2、3の被験菌における対照区ならびに処理区試験培地3の写真を示す。

発明を実施するための最良の形態

0022

以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。

0023

(実施例1)
以下に示す実施例では、菌類の発育抑制、または臭い成分を分解する揮発性成分を発生する微生物として、受領番号NITEAP−02007の、Bacillus属に属する新規微生物(以下、「本菌1」と称す。)を用いた。

0024

1−1:菌学的性質
表1、表2に、本実施例で用いた本菌1の菌学的性質を示す。

0025

0026

0027

1−2:単離方法
なお、本菌1は、以下のようにして単離されたものである。
まず、200か所以上の土壌等から試料採取し、その希釈液熱処理などを加えた後にブイヨン培地で30℃24時間培養した。そして、コロニーが得られた培地から白金線を用いて菌体を取り、細菌分離株を1000以上得た。これら細菌分離株のアミンアンモニアなどの消臭能真菌類への抗菌効果を評価し、これらのいずれにおいても強い能力を持つ菌株を数株得た。さらに、病原因子溶血毒素、日和見感染能など)に関する試験を行い、病原因子を持たない株を選抜し、本菌1を得た。

0028

1−3:消臭効果の定量試験方法
10Lバロンボックスを用意し、内部に被検体となる臭気を発生させた。このバロンボックス内に本菌1の培養液を20ml散布し、被検体濃度を観察した。観察にはガステック社の検知管法を用いた。表3に被検体濃度の変化を示す。

0029

0030

表3が示す通り、トリメチルアミン、アンモニア、イソ吉草酸を短時間で30分以内に半分以下に減少させる効果が認められた。特にトリメチルアミン及びアンモニアには優れた消臭能力が確認できた。これに関して詳細なメカニズムはまだ明らかにされていないが、本菌1が外部に何らかの消臭に関連する物質を産生していることが考えられる。

0031

1−4:非接触抗菌効果の定量試験方法
本試験に用いた被験菌について表4に示す。表4に示すように、番号1〜3の菌は糸状菌(カビ)であり、特に、番号1は、室内や浴室の壁によく繁殖する環境常在菌である。これらについては、胞子を人が吸い込むと、アレルギー喘息)を発症することがある。また、番号2は夏型過敏性肺炎の原因菌であり、番号3はアレルギー性気管支肺アスペルギルス症の原因菌である。

0032

0033

表4に示す被験菌をPDA培地で培養し胞子を採取しリン酸緩衝液希釈して胞子懸濁液を作製した。この胞子懸濁液をPDA培地に塗抹接種し、試験培地1とした。また、本菌1を標準寒天培地に接種し、30℃で24時間インキュベートしたものを試験培地2とした。この試験培地1と試験培地2のシャーレをお互いの塗布面を向かい合わせる形でかつ、塗布面が接触しないように貼り合わせて、30℃で培養した。なお、培養日数は、7日間とした(以下、これを「処理区」と称す。)。

0034

一方、試験培地1と何も塗布していない標準寒天培地を上記と同様に貼り合わせて、30℃で培養した。なお、上記と同様に、培養日数は7日間とした(以下、これを「対照区」と称す。)。処理区、対照区それぞれについて、発育してきた被験菌のコロニー数計数し、発育抑制度を算定した。

0035

1−4:定量試験の結果
以下、表5に試験の結果を示す。

0036

0037

表5に示すように、番号1〜3の3種類の糸状菌に対して、きわめて強い抗菌活性が認められた。これに関して詳細なメカニズムはまだ明らかにされていないが、試験方法から推測すると、培地に接種された本菌1から発生する揮発性成分が、空気を介して、寒天培地に塗抹接種された被験菌に吸着し、これにより、被験菌の発育が抑制されたものと考えられる。すなわち、本菌1を用いることにより、対象とする菌類に直接接触しなくても、当該菌類の発育を抑制することができることがわかる。従って、略密閉状態の空間に本菌1を置くだけで、空間内に存在する糸状菌などの菌類の発育の抑制を、空間内の隅々まで行うことが可能となる。

0038

上記試験結果から、本菌1は菌類に対して発育の抑制が可能である。また、臭いの原
因となる成分の分解に対しても有用であることが言える。また、呼吸器性失陥の原因になる原因菌の発生の抑制に対しても有用であると言える。

0039

(実施例2)
生きている微生物や微生物培養液は微生物の活動により保存や移動が難しく、製品として扱いづらい。Bacillus属に属する微生物は乾燥状態などの生存に適さない状態になると芽胞を形成し、乾燥や温度変化などに強い保存に適した状態となる。これを利用して、微生物培養液を多孔質物質含浸させた後に乾燥させ、芽胞形成を促すことで保存や移動に適した形態にすることができる。

0040

2−1:微生物粉体の製造方法
多孔質粉末担体としてパーライト200gに、本菌1の微生物培養液400mlを含浸させた。その後、微生物を担持した担体を常温低湿度下に置き、乾燥させて水分を10%以下にし、微生物粉体1とした。

0041

2−2:微生物粉体の消臭効果の定量試験方法
微生物粉体1について、実施例1で示した消臭効果の定量試験と同様の試験を行った。なお、本実施例の場合においては培養液の散布の代わりに、微生物粉体3.0gを不織布製の袋に詰めて封をしたものを壁面に触れぬように吊下げて行った。表6に被検体濃度の変化を示す。

0042

0043

表6が示す通り、トリメチルアミン、アンモニア、イソ吉草酸を短時間で減少させる効果が認められた。これに関して詳細なメカニズムはまだ明らかにされていないが、本菌1が外部に何らかの消臭に関連する物質を産生していることが考えられる。

0044

2−3:微生物粉体の抗菌効果の定量試験
表4に記す被験菌をPDA培地で培養し胞子を採取しリン酸緩衝液で希釈して胞子懸濁液を作製した。この胞子懸濁液をPDA培地のシャーレに10か所接種し、試験培地3とした。また、標準寒天培地のシャーレに微生物粉体1を1.5g敷き詰め、30℃で3時間インキュベートしたものを試験培地4とした。この試験培地3と試験培地4をプラスチック製の容量10Lの密閉容器に入れ、30℃で培養した。なお、培養日数は7日間とした(以下、これを「処理区」と称す。)。

0045

一方、試験培地3と何も塗布してない標準寒天培地のシャーレを上記と同様のプラスチック製の密閉容器に入れ、30℃で培養した。なお、上記と同様に、培養日数は7日間とした(以下、これを「対照区」と称す。)。処理区、対照区それぞれについて、発育してきた被験菌のコロニー数とサイズ、胞子の発生の有無を計測し、発育抑制度を算定した。

0046

2−4:定量試験の結果
以下、表7に定量試験の結果を示す。また、図1に、番号1,2、3の糸状菌の場合に
おける対照区ならびに処理区の試験容器1の写真を示す。表7に示すように、番号1〜3の3種類の糸状菌に対して、強い抗菌活性が認められた。番号3の被験菌もコロニーは発生したが、胞子の発生を抑制した。

0047

0048

(実施例3)
微生物含有液剤の製造方法
焼成カルシウム溶液80%に対して、微生物培養液を0.1%混合させることによって微生物含有液剤を得た。なお、この溶液には、植物酵素を適量混合させるとよい。これにより、微生物による揮発性成分が臭い成分を分解することに加え、焼成カルシウム溶液の作用により酸性の臭い成分を分解し、植物酵素の作用によりアルカリ性の臭い成分を分解することができ、相乗的な効果を得ることが可能となる。

0049

(実施例4)
微生物含有ゲル化剤の製造方法
実施例3で製造した微生物含有液剤を、顆粒状の吸水性ポリマに適量含浸させた。これにより扱いやすいビーズ状のゲルを得た。

0050

本発明によれば、安全性に優れ、目的とする空間の隅々までに効果が得られる抗菌方法
ならびに消臭方法として、風呂場押入などの略密閉状態の空間に特に好適に用いること
ができる。また、これらの能力に加え、呼吸器性失陥の原因になる原因菌の発生を抑制することができるため、医療介護現場などで用いることができる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ