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技術 ライン光照射装置

出願人 シーシーエス株式会社
発明者 豊福敏之平野忠晴岡本大輔
出願日 2015年2月12日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2015-024916
公開日 2016年8月18日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2016-148570
状態 特許登録済
技術分野 光学的手段による材料の調査の特殊な応用
主要キーワード 各固定機構 各保持体 取り付け壁 概略直方体形状 回転中心軸回り 回転中心軸周り 傾斜角度範囲 製品検査システム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年8月18日)のものです。
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図面 (12)

課題

LEDから射出される光の光軸傾斜角度調整作業を容易にすることができるライン光照射装置を提供する。

解決手段

所定方向に沿ったライン状の光をワークに照射するライン光照射装置100であって、少なくとも1つ以上のLED21が搭載された複数の保持体2と、前記複数の保持体2が前記所定方向に沿って列状に取り付けられるフレーム3とを具備し、各保持体2は、LED21から射出される光の光軸が前記所定方向と垂直な平面に対して所定角度で傾斜するようにフレーム3にそれぞれ取り付けられている。

概要

背景

前記ライン光照射装置は、例えば、一定方向に搬送されるシート材平板状ワークに対し、その搬送方向と直交する幅方向に沿ってライン状の光(以下、ライン光ともいう。)を照射するものであり、光源として、当該幅方向に沿って一列に並べられたLEDが用いられる場合も多い。

例えば、ワークの搬送方向に沿った傷などの欠陥を検出する際には、LEDの光軸を前記幅方向と垂直な平面に対して所定角度で傾斜させ、ワークに斜め方向から光を照射することが効果的であり、この種のライン光照射装置としては、例えば特許文献1に示すものがある。このライン光照射装置では、LEDから射出された光の光軸(以下、LED光軸ともいう。)の傾斜角度に対応した傾斜面を基台に設け、当該傾斜面にLEDを取り付けることによってLED光軸を傾斜させるように構成されている。

ところで、上述のような、ワークの搬送方向に沿った欠陥を高精度に検出するには、指向性の強い(配光角の狭い)LEDを用いて、所定の傾斜角度範囲内にある光をワークに照射することが有効である。ところが、指向性の強いLEDを用いた場合には、LED光軸の僅かなずれによってもライン光の前記所定方向における照度ムラが生じ易く、これを所定の許容範囲内に収めるためには、少なくとも各LED光軸の傾斜角度を精度よく所望の傾斜角度に揃えなければならない。

しかしながら、上述した基台の傾斜面にLEDを取り付ける構造では、傾斜面の加工精度、LEDの製造ばらつき、又はLEDの取り付け精度によって、LEDの光軸の傾斜角度を高精度に所望の角度に合わせることは困難である。さらに、この構造では、基台に取り付けた後に、LEDの光軸の傾斜角度を調整するためには、基台からLEDを取り外す必要があり、極めて煩雑な作業となる。

概要

LEDから射出される光の光軸の傾斜角度の調整作業を容易にすることができるライン光照射装置を提供する。所定方向に沿ったライン状の光をワークに照射するライン光照射装置100であって、少なくとも1つ以上のLED21が搭載された複数の保持体2と、前記複数の保持体2が前記所定方向に沿って列状に取り付けられるフレーム3とを具備し、各保持体2は、LED21から射出される光の光軸が前記所定方向と垂直な平面に対して所定角度で傾斜するようにフレーム3にそれぞれ取り付けられている。

目的

本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、LEDから射出された光の光軸の傾斜角度の調整作業を容易にすることをその主たる課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

所定方向に沿ったライン状の光をワークに照射するライン光照射装置であって、少なくとも1つ以上のLEDが搭載された複数の保持体と、前記複数の保持体が前記所定方向に沿って列状に取り付けられるフレームとを具備し、前記各保持体は、前記LEDから射出される光の光軸が前記所定方向と垂直な平面に対して所定角度で傾斜するように前記フレームにそれぞれ取り付けられているライン光照射装置。

請求項2

前記保持体は、ブロック状に形成されていて、前記LEDの搭載面とは反対側に複数の放熱フィンが設けられている請求項1記載のライン光照射装置。

請求項3

前記放熱フィンは、前記フレームにおける光射出側からその反対側に向かう方向に沿って形成されている請求項2記載のライン光照射装置。

請求項4

前記LEDから射出される光の光軸の前記垂直平面に対する傾斜角度を調整する角度調整機構を備えている請求項1乃至3の何れか一項に記載のライン光照射装置。

請求項5

前記角度調整機構は、前記LEDの近傍に設定された回転中心軸回りに前記光軸を回転させるものである請求項4記載のライン光照射装置。

請求項6

前記LEDから射出された光のうち、所定の角度範囲内にある光のみを通す遮光部材を備えている請求項1乃至5の何れか一項に記載のライン光照射装置。

技術分野

0001

本発明は、例えば工場等において製品等の対象物(ワーク)にライン状の光を照射するものであって、その外観検査などに好適に用いられるライン光照射装置に関する。

背景技術

0002

前記ライン光照射装置は、例えば、一定方向に搬送されるシート材平板状ワークに対し、その搬送方向と直交する幅方向に沿ってライン状の光(以下、ライン光ともいう。)を照射するものであり、光源として、当該幅方向に沿って一列に並べられたLEDが用いられる場合も多い。

0003

例えば、ワークの搬送方向に沿った傷などの欠陥を検出する際には、LEDの光軸を前記幅方向と垂直な平面に対して所定角度で傾斜させ、ワークに斜め方向から光を照射することが効果的であり、この種のライン光照射装置としては、例えば特許文献1に示すものがある。このライン光照射装置では、LEDから射出された光の光軸(以下、LED光軸ともいう。)の傾斜角度に対応した傾斜面を基台に設け、当該傾斜面にLEDを取り付けることによってLED光軸を傾斜させるように構成されている。

0004

ところで、上述のような、ワークの搬送方向に沿った欠陥を高精度に検出するには、指向性の強い(配光角の狭い)LEDを用いて、所定の傾斜角度範囲内にある光をワークに照射することが有効である。ところが、指向性の強いLEDを用いた場合には、LED光軸の僅かなずれによってもライン光の前記所定方向における照度ムラが生じ易く、これを所定の許容範囲内に収めるためには、少なくとも各LED光軸の傾斜角度を精度よく所望の傾斜角度に揃えなければならない。

0005

しかしながら、上述した基台の傾斜面にLEDを取り付ける構造では、傾斜面の加工精度、LEDの製造ばらつき、又はLEDの取り付け精度によって、LEDの光軸の傾斜角度を高精度に所望の角度に合わせることは困難である。さらに、この構造では、基台に取り付けた後に、LEDの光軸の傾斜角度を調整するためには、基台からLEDを取り外す必要があり、極めて煩雑な作業となる。

先行技術

0006

特開2004−317470号公報

発明が解決しようとする課題

0007

そこで、本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、LEDから射出された光の光軸の傾斜角度の調整作業を容易にすることをその主たる課題とするものである。

課題を解決するための手段

0008

すなわち本発明にかかるライン光照射装置は、所定方向に沿ったライン状の光をワークに照射するライン光照射装置であって、少なくとも1つ以上のLEDが搭載された複数の保持体と、前記複数の保持体が前記所定方向に沿って列状に取り付けられるフレームとを具備し、前記各保持体は、前記LEDから射出される光の光軸が前記所定方向と垂直な平面に対して所定角度で傾斜するように前記フレームにそれぞれ取り付けられていることを特徴とする。

0009

このようなライン光照射装置であれば、LEDと当該LEDが搭載される保持体との位置を精度良く決める必要が無く、保持体をフレームに取り付けることにより当該保持体に搭載されたLEDから射出される光の光軸を調整することができる。これにより、LEDから射出される光の光軸の傾斜角度の調整作業が容易となる。したがって、ライン状の光の所定方向における照度ムラを所定の許容範囲内に収めるための各LEDから射出される光の光軸の角度調整を容易にすることができる。

0010

前記保持体は、ブロック状に形成されていて、前記LEDの搭載面とは反対側に複数の放熱フィンが設けられていることが望ましい。
この構成であれば、保持体の放熱特性を向上させることができ、高出力(高輝度)のLEDも適用可能となる。また、高出力のLEDを用いれば、LEDから射出される光の光軸の傾斜角度を大きくしてLEDとワークとの距離が離れても、ワークの被照射面における照度を十分に確保することができる。

0011

前記放熱フィンは、前記フレームにおける光射出側からその反対側に向かう方向に沿って形成されていることが望ましい。
この構成であれば、放熱フィンに沿って流動する空気によって冷却性能が向上する。例えば、ライン光照射装置が、斜め下方にライン光を照射する場合には、LEDの熱により温められた空気は、煙突効果により放熱フィンに沿って上側に流動し、排出される。

0012

前記LEDから射出される光の光軸の前記垂直平面に対する傾斜角度を調整する角度調整機構を備えていることが望ましい。
この構成であれば、LEDから射出される光の光軸の傾斜角度の調整作業をより一層容易にすることができる。

0013

前記角度調整機構は、前記LEDの近傍に設定された回転中心軸回りに前記光軸を回転させるものであることが望ましい。
この構成であれば、LEDの移動範囲を小さくしながらもその光軸を調整することができる。

0014

前記LEDから射出された光のうち、所定の角度範囲内にある光のみを通す遮光部材を備えていることが望ましい。
この構成であれば、LEDから射出された光のうち、所定角度範囲外の光を遮断することができ、LEDから射出された光の指向性を向上させることができる。

発明の効果

0015

このように構成した本発明によれば、LEDが搭載された保持体をフレームに取り付けることにより当該保持体に搭載されたLEDから射出される光の光軸を調整することができるので、LEDから射出される光の光軸の傾斜角度の調整作業を容易にすることができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明のライン光照射装置を用いた検査ステムを示す模式図。
同実施形態のライン光照射装置の構成を示す部分破断斜視図。
同実施形態のライン光照射装置の前側壁部(前カバー)を取り外した状態の正面図、下面図及び縦断面図。
同実施形態の保持体の構成を示す六面図。
同実施形態の角度調整機構を示す模式図。
角度調整機構の変形例を示す模式図。
変形実施形態の位置決め機構を示す模式図。
変形実施形態の位置決め機構を示す模式図。
変形実施形態の位置決め機構を示す模式図。
変形実施形態の位置決め機構を示す模式図。
変形実施形態の遮光部材の構成を示す模式図。

実施例

0017

以下に本発明に係るライン光照射装置の一実施形態について図面を参照して説明する。

0018

本実施形態に係るライン光照射装置100は、図1に示すように、例えばシート状をした検査物(ワーク)Wの被照射面W1にライン状の光L1を照射するものであり、ラインセンサ等の撮像装置200で前記被照射面W1を撮影し、得られた画像データを、画像処理装置(図示しない)で取り込んで欠陥の有無の自動表面検査を行う製品検査システム等に用いられる。なお、ワークWの一例としては、紙、不織布など光拡散性の表面を有するものが挙げられ、欠陥としては、ワークWの搬送方向に沿った傷等が挙げられる。

0019

図1のライン光照射装置100は、前記被照射面W1に直交する方向(本実施形態では鉛直方向)に対して傾斜した方向からライン状の光L1を照射するように配置されており、撮像装置200は、その撮像軸が前記被照射面に直交して配置されている。なお、本実施形態のワークWは、所定の搬送方向に沿って搬送されるものである。

0020

具体的にライン光照射装置100は、前記被照射面W1に対して所定方向(本実施形態では前記搬送方向に直交するワーク幅方向である。)に延びるライン状の光L1を照射するものであり、図2及び図3に示すように、1つのLEDユニット21が搭載された複数の保持体たるブロック体2と、これら複数のブロック体2が前記所定方向に沿って略等間隔で一列に取り付けられるフレーム3とを具備している。

0021

前記複数のブロック体2は、互いに同一で、概略直方体形状をなす例えばアルミニウムなどの金属製のものであり、これらが一列にフレーム3に取り付けられることで、複数のLEDユニット21が前記所定方向に沿って一列に配置される構成となる。

0022

図4に示すように、各ブロック体2の一面は、LEDユニット21が搭載されるLED搭載面2Aとされている。このLED搭載面2Aには、LEDユニット21が搭載されたLED基板22が密着するようにねじ固定等によって取り付けられており、LEDユニット21の熱をブロック体2に伝熱し易い構成としている。

0023

本実施形態の各LEDユニット21は、1つのLED211と、当該LED211の光射出側前方に設けられたレンズ212とを有するものであり、指向性の強い(配光角の狭い)光を照射する。ここで、LED211は、例えば薄い矩形板状をなすパッケージの中央にLED素子を配設した表面実装型のものである。なお、LEDユニット21は、LED211自体にレンズ212とは別にレンズ部を有するものであっても良いし、この場合には、レンズ212を有さないものであっても良い。また、LEDユニット21は、各ブロック体2の一面であるLED搭載面2Aの長手方向一端部(図4等では下端部)に搭載されている。

0024

また、各ブロック体2の前記LED搭載面2Aとは反対側の面2Bには、複数の溝2Mを形成することによって、複数の放熱フィン2Fが一体的に形成されている。本実施形態では、複数の放熱フィン2Fは、ブロック体2の長手方向(上下方向)に沿って形成されている。

0025

フレーム3は、前記所定方向を長手方向とする概略直方体形状をなす枠体であり、内部に前記複数のブロック体2を収容する空間を有するとともに、前記複数のLEDユニット21からの光を射出するライン光射出部31が少なくとも一面(図2及び図3では下面)に形成されている。

0026

より詳細には、フレーム3は、長手方向に沿って延びる前後側壁部32、33と、当該前後側壁部32、33の長手方向両端部を閉塞する左右側壁部34、35とを有する。そして、前後側壁部32、33の光射出側端部(下端部)の間に前記ライン光射出部31の一部を構成するスリット3Sが形成される。また、左側壁部34の光射出側端部(下端部)には、前記スリット3Sと連続するように切り欠き部3Kが形成されている。これらスリット3S及び切り欠き部3Kにより前記ライン光射出部31が構成される。

0027

また、後側壁部33の光射出側とは反対側の端部(上端部)には、長手方向に沿って延びるベース部36が設けられている。そして、このベース部36及び後側壁部33に前記左右側壁部34、35がねじ等により固定されるとともに、この左右側壁部34、35に前記前側壁部32がねじ固定されるように構成されている。これにより、前側壁部32のみを取り外すことができるように構成しており、前側壁部32を取り外した状態で、複数のブロック体2のフレーム3(後側壁部33)への取り付け作業及び調整作業を行うことができる。

0028

なお、ベース部36には、ライン光照射装置100を外部部材(例えばラック等)に取り付けるための取付溝が設けられている。また、右側壁部35からは、LED21に給電するための電気ケーブル(図示しない)が延出している。さらにフレーム3の前後及び上部にはそれぞれ、通気口3V、3T、3Uが形成されている(図2の断面図参照)。具体的には前側壁部32とベース部36との間、或いは、前側壁部32に通気口3Vが形成されており、後側壁部33とベース部36との間、或いは、後側壁部33に通気口3Tが形成されており、ベース部36に通気口3Uが形成されている。

0029

そして、前記複数のブロック体2が、図5に示すように、前記後側壁部33に固定機構4を介して取り付けられる。具体的に固定機構4は、ブロック体2に形成された雌ねじ孔41に、後側壁部33に形成された貫通孔42を介して、後側壁部33の後方からねじ43を螺合させて、ブロック体2及びねじにより後側壁部33を挟んで固定するものである。本実施形態の固定機構4は、傾斜したブロック体2を後側壁部33に上下2箇所で固定するものである。このとき、複数のブロック体2は、略同一姿勢となるように取り付けられる(図3参照)。

0030

また、複数のブロック体2はそれぞれ、LEDユニット21の光軸21Xがスリット3Sに直交する方向に対して左側に傾斜した状態で取り付けられる(図5参照)。ここで、本実施形態におけるLEDユニット21の光軸21Xとは、LEDユニット21から射出された光のピーク強度を示す軸である。なお、複数のLEDユニット21のうち少なくとも最前(最も左側)に位置するLEDユニット21から出た光は、左側壁部34に形成された切り欠き部3Kを通過する(図2及び図3参照)。この構成により本実施形態のライン光照射装置100は、フレーム3の一面に形成された長手方向に延びるライン光射出部31から、長手方向に沿って左側に傾斜した方向に向かってライン光L1を照射するものとなる。

0031

また、各ブロック体2の下端部の右側は、その角部が切り欠かれている(図4等参照)。この構成により、ブロック体2を長手方向に密に配置した場合であっても、互いに隣接するブロック体2において右側(後方)に位置するブロック体2のLEDユニット21が左側(前方)に位置するブロック体2に物理的に干渉せず、また、光射出側後方に位置するブロック体2のLEDユニット21から出る光を遮らないようにすることができる。

0032

さらに、放熱フィン2Fの間に形成される空間(溝2M)は上方に開口するため、LED211の熱により温められた空気は、煙突効果により前記上部の開口から自然に流れ出るよう対流する。本実施形態では、フレーム3にライン光射出部31とは別に通気口3V、3T、3Uが形成されており(図2参照)、温められた空気は、当該通気口3V、3T、3Uから外部に流れ出る。この通気口3V、3T、3Uは、フレーム3に取り付けられたブロック体2の上端部と略同じ高さ又はそれよりも上方に位置している。

0033

さらに、本実施形態のライン光照射装置100は、図5に示すように、ブロック体2及びフレーム3の間に介在して設けられ、前記フレーム3に対する前記ブロック体2の傾斜角度を調整する角度調整機構5を備えている。

0034

この角度調整機構5は、前記固定機構4とともに構成されており、前記上下2箇所のうち少なくとも一方の貫通孔42を長孔とすることによって、他方の貫通孔42を回転中心として、ブロック体2の傾斜角度を調整可能にする。

0035

本実施形態では、上側の貫通孔42を長孔とし、下側の貫通孔42を回転中心としている。ここで、上側の貫通孔42は、下側の貫通孔42を中心とした円弧状をなすものである。

0036

この構成により、上側の貫通孔42の周方向一端にねじ43が当たる傾斜角度から周方向他端にねじ43が当たる傾斜角度の間でブロック体2の傾斜角度を連続的に調整することができるとともに微調整が可能となる。このように各LEDユニット21毎にその光軸21Xを調整することによって、ライン光L1の所定方向(長手方向)における照度ムラを所定の許容範囲内に収める調整が容易となる。また、LEDユニット21に近い下側の貫通孔42が回転中心となるため、LEDユニット21の回転移動半径を小さくし、LEDユニット21の位置変化に伴う影響を最小限に抑えることができる。これは、仮に回転中心がブロック体2の上部にあったとすると、ブロック体2を角度調整した際にLEDユニット21の位置変化が大きくなって、LEDユニット21の間隔が不均一になったり、LEDユニット21とワークWとの距離が変化して、照度ムラを生じる原因となるからである。この意味で、下側の貫通孔42の中心は、LEDユニット21の裏面側に位置させること、即ち、LED211の近傍に位置させることが望ましい。

0037

<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態のライン光照射装置100によれば、LEDユニット21(LED211とレンズ212)と当該LEDユニット21が搭載されるブロック体2との位置を精度良く決める必要が無く、ブロック体2をフレーム3に取り付けることにより当該ブロック体2に搭載されたLEDユニット21の光軸21Xを調整することができる。これにより、LEDユニット21の光軸21Xの傾斜角度の調整作業を容易にすることができる。したがって、指向性が強いLEDユニット21のために僅かな光軸21Xのずれが照度ムラを引き起こすような場合であっても、ライン光L1の所定方向における照度ムラを簡単に所定の許容範囲内に収めることができる。

0038

また、ブロック体2のLED搭載面2Aとは反対側に複数の放熱フィン2Fが形成されているので、ブロック体2の放熱性を向上させることができ、高出力(高輝度)のLED211を使用することができる。また、高出力(高輝度)のLED211を用いることができるので、LED211の光軸21Xの傾斜角度を大きくしてワークWとLED211との距離が離れても、ワークWの被照射面W1における照度を確保することができる。したがって、ライン光L1の所定方向における照度ムラを一層低減することができる。

0039

さらに、前記放熱フィン2F(溝2M)が上下方向に形成されているので、LED21の熱により温められた空気が、煙突効果により前記上部の通気口3V、3T、3Uから自然に流れ出る。

0040

その上、前記フレーム3に対する前記ブロック体2の傾斜角度を調整する角度調整機構5を備えているので、LEDユニット21の光軸21Xの傾斜角度の調整作業をより一層容易にすることができる。

0041

なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態の角度調整機構5は、上下2箇所のうち一方の貫通孔42を長孔とした構成であったが、図6に示すように、上下2箇所の貫通孔42を長孔としても良い。このとき、長孔の形状は、ブロック体2の傾斜角度を調整できるものであれば良い。この構成により、LEDユニット21の光軸21Xの位置決めの自由度を増すことができる。

0042

さらに、前記実施形態の固定機構4は上下2箇所でブロック体2を固定するものであったが、その他、3箇所以上で固定する構成としても良いし、1箇所で固定する構造としても良い。3箇所以上で固定する固定機構の場合には、角度調整機構は、各固定機構において、後側壁部に形成された全ての貫通孔を長孔とする構成又は1つの除いた残りの貫通孔を長孔とする構成が考えられる。なお、1箇所固定する固定機構の場合には、角度調整機構は、各固定機構において、後側壁部に形成された1つの貫通孔により構成される。

0043

前記実施形態では、ブロック体2は、フレーム3の後側壁部33に固定されるものであったが、フレーム3の前後側壁部32、33の両方に固定される構成としても良い。

0044

前記実施形態では、フレーム3に対するブロック体2の取り付け位置を調整することによって、LEDユニット21の光軸21Xを角度調整するものであったが、これに加えて、またはこれに代えて、ブロック体2に対するLEDユニット21の搭載位置を調整する構成としても良い。

0045

具体的には、図7図9に示すように、ブロック体2及びLED基板22の間に位置決め機構6を設け、ブロック体2に対するLED基板22の位置を調整することで、ブロック体2に対するLEDユニット21の搭載位置を調整しても良い。

0046

図7に示す位置決め機構6は、ブロック体2のLED搭載面2A及びLED基板22の裏面の間に弾性部材61を配置し、当該弾性部材61を挟むようにLED基板22をLED搭載面2Aにねじ固定する構造である。
この位置決め機構6は、3箇所でねじ62によりLED基板22を固定するものであり、各ねじ62に対応して弾性部材61が配置されている。なお、弾性部材61は、ゴムなどの弾性変形するスペーサシム)やばね等が考えられる。
このように3箇所でブロック体2に対するLED基板22の位置を調整することによって、LEDユニット21の光軸21Xを三次元的に調整することができる。なお、位置決め機構6の固定箇所は、3箇所に限られず、2箇所であっても良いし、4箇所以上であっても良い。また、上記の構成では、LED搭載面2A及びLED基板22の裏面の間に間隙が形成されるため、放熱性を向上させるために、例えばシリコン等の熱伝導性部材を前記間隙に設けることが望ましい。

0047

また、図8に示す位置決め機構6は、ブロック体2のLED搭載面2A又はLED基板22の裏面の一方に形成された凸部63を他方に当接させ、当該凸部63を回転中心に回転させて傾斜角度を調整してねじ固定する構造である。
この位置決め機構6は、LED搭載面2Aの第1平面631及び第2平面632により突条の凸部63が設けられたものであり、第1平面631にLED基板22の裏面が当接した第1傾斜角度と第2平面632にLED基板22の裏面が当接した第2傾斜角度との間で、LED基板22が凸部63の先端部を中心に回転する。ここで、LED基板22の裏面は、前記凸部63の先端部に当接させた状態でLED搭載面2Aに対してがたつく形状とされている。そして、凸部63を挟んで両側に設けられたねじ64によりLED基板22を固定する。
このようにブロック体2に対するLEDユニット21の取り付け位置を調整する構成とすることによって、LEDユニット21の光軸21Xを二次元的に調整することができる。なお、凸部63の形状は、第1平面631及び第2平面632からなる断面三角形状をなすものの他、例えば断面台形状などの断面多角形状をなすものであっても良い。また、上記の構成では、LED搭載面2A及びLED基板22の裏面の間に間隙が形成されるため、放熱性を向上させるために、例えばシリコン等の熱伝導性部材を前記間隙に設けることが望ましい。

0048

さらに、図9に示す位置決め機構6は、ブロック体2のLED搭載面2AにおいてLED基板22を回転移動させることにより、LEDユニット21の光軸21Xの向き(光の射出方向)を変更する構成である。例えば、LEDユニット21の光軸21Xが傾いていたり、LED211とレンズ212とが軸ずれして、LEDユニット21から照射される光の被照射面W1における照射位置が理論上の位置からワークWの幅方向にずれているような場合には、照度ムラを生じることになるところ、このずれる方向をワークWの搬送方向と同じになるようにLED基板22を回転移動させれば、この方向における照射位置のずれはライン光L1の照度にさほど影響しないことから、照度ムラを防止することができる。
この位置決め機構6は、LED基板22にLEDユニット21の中心軸周りに沿った円弧状をなす複数の長孔65が同心円状に形成されており、当該長孔65を介して、LED基板22がブロック体2のLED搭載面2Aにねじ66により固定される。
この位置決め機構6により、LED基板22をLED搭載面2A上で回転させることにより、LEDユニット21の光軸21Xを回転中心軸周りにおいて調整することができる。

0049

上記の位置決め機構6では、LED211及びレンズ212を一体に移動させていたが、図10に示すように、LED211に対してレンズ212を相対移動させることにより、例えば、LEDユニット21の光軸21Xが傾いている場合や、LED211とレンズ212とが軸ずれしている場合に、LEDユニット21の光軸21Xの向き(光の射出方向)を変更する構成としても良い。この場合においても、図9の位置決め機構6と同様の効果を得たり、光軸21Xの向きを理論上の角度と合わせることができる。
この位置決め機構6は、レンズ212をLED211の光射出側前方で支持する支持部材67を有しており、当該支持部材67をLED搭載面2Aに対して相対移動させる構成又は支持部材67に対してレンズ212を相対移動させる構成としてある。
この構成により、LED211に対するレンズ212の位置を調整することで、LED211の光軸21Xの向きを変更することができ、そのブロック体2をフレーム3に位置決めして取り付けることにより、LEDユニット21の光軸21Xの位置決めの自由度を増すことができる。

0050

さらに、図11に示すように、各ブロック体2に搭載されたLEDユニット21の光射出側前方に当該LEDユニット21から射出された光のうち所定角度以上に広がる光を遮断する遮光部材7を設けても良い。この遮光部材7は、LEDユニット21の下側(ワーク側)も覆うように構成されている。また、この遮光部材7は、LEDユニット21から射出された光の指向性を上げるためのものであり、前記所定角度範囲内の光を通す光透過部71が形成されている。このようにしても、所定角度からの光だけをワークWに向けて照射することができる。なお、図11の光透過部71は、遮光部材7を貫通する貫通孔であるが、光透過材料を用いて構成されたものであっても良い。また、遮光部材7は、図11(A)に示すように、前方に位置するブロック体2に設けることにより、当該ブロック体2の後方に位置するブロック体2のLEDユニット21の光を遮断する構成としても良いし、図11(B)に示すように、LEDユニット21の前方に位置するように当該LEDユニット21が設けられたブロック体2に設けても良い。

0051

その上、フレーム3に関して言えば、複数のブロック体2が取り付けられる概略平板状取り付け壁部を有するものであれば、内部に前記複数のブロック体2を収容する空間を有するものでなくても良い。また、ブロック体2を複数列で設け、これらのLEDユニット21からの光によってライン光L1を形成すれば、ワークWの被照射面W1における照度をより高めることができる。なお、その際、千鳥配置の複数列とすれば、照度ムラをより低減することもできる。

0052

また、前記実施形態では通気口を前側壁部側、後側壁部側及びベース部側の3箇所に設けているが、それら何れか1つの壁部側に設けて、ライン光照射部31との間で流路を形成して、LEDの熱により温められた空気が排出されるように構成されていれば良い。

0053

その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。

0054

100・・・ライン光照射装置
2 ・・・ブロック体
2A ・・・LED搭載面
2F ・・・放熱フィン
2M ・・・放熱フィンの間に形成される空間
21 ・・・LEDユニット
21X・・・光軸
211・・・LED
212・・・レンズ
22 ・・・基板
3 ・・・フレーム
5 ・・・角度調整機構

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