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技術 スロットマシン

出願人 株式会社三共
発明者 小倉敏男中嶋正文
出願日 2015年2月10日 (6年3ヶ月経過) 出願番号 2015-023941
公開日 2016年8月18日 (4年9ヶ月経過) 公開番号 2016-146863
状態 特許登録済
技術分野 スロットマシン、カードゲーム、盤上ゲーム
主要キーワード 加速情報 左右手 パラレル出力ポート 表示帯 非通過領域 停止位置テーブル 視認態様 非透過領域
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (14)

課題

可変表示部の視認態様を変化させる演出の興趣を高めることができるスロットマシンを提供すること。

解決手段

サブ制御部91は、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において変動中のリールの判定領域の視認態様を変化させる演出を実行するときには、判定領域のうち図柄が通過する領域以外の領域でリールの視認態様を変化させる演出を実行し、図柄が通過する領域ではリールの視認態様を変化させる演出を実行しない。

概要

背景

この種のスロットマシンとして、例えば、リールの前面に配置された液晶表示器等にて演出を行うことによりリールの視認態様を変化させることが可能なものが提案されている。このようなスロットマシンでは、リールの前面領域のうち入賞が判定される有効ラインが通る領域では、リールの視認態様を変化させる演出を実行せず、有効ラインが通らない領域においてリールの視認態様を変化させる演出を実行することで、有効ライン上の視認性を低下させることのないようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

可変表示部の視認態様を変化させる演出の興趣を高めることができるスロットマシンを提供すること。サブ制御部91は、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において変動中のリールの判定領域の視認態様を変化させる演出を実行するときには、判定領域のうち柄が通過する領域以外の領域でリールの視認態様を変化させる演出を実行し、柄が通過する領域ではリールの視認態様を変化させる演出を実行しない。

目的

本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、可変表示部の視認態様を変化させる演出の興趣を高めることができるスロットマシンを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

各々が識別可能複数種類識別情報変動表示可能な可変表示部を備え、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、可変表示部に導出された表示結果のうちの特定領域における識別情報に応じて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、可変表示部の手前側において視認態様を変化させる視認変化演出を実行可能な視認変化演出実行手段と、を備え、視認変化演出実行手段は、遊技の進行に伴う可変表示部の変動表示中の期間において、該変動中の可変表示部の特定領域で視認変化演出を実行するときには、特定領域のうち識別情報が導出される領域以外の領域で視認変化演出を実行し、特定領域のうち識別情報が導出される領域では視認変化演出を実行しない、スロットマシン。

請求項2

各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、可変表示部に導出された表示結果のうちの特定領域における識別情報に応じて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、可変表示部の手前側において視認態様を変化させる視認変化演出を実行可能な視認変化演出実行手段と、を備え、視認変化演出実行手段は、複数の可変表示部のうちいずれかの可変表示部に表示結果が導出されており、他の可変表示部が遊技の進行に伴う変動中の期間において、表示結果が導出された可変表示部の特定領域で視認変化演出を実行するときには、特定領域のうち識別情報が導出された領域以外の領域で視認変化演出を実行し、特定領域のうち識別情報が導出された領域では視認変化演出を実行しない、スロットマシン。

技術分野

0001

本発明は、各々が識別可能複数種類識別情報変動表示可能な可変表示部の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関する。

背景技術

0002

この種のスロットマシンとして、例えば、リールの前面に配置された液晶表示器等にて演出を行うことによりリールの視認態様を変化させることが可能なものが提案されている。このようなスロットマシンでは、リールの前面領域のうち入賞が判定される有効ラインが通る領域では、リールの視認態様を変化させる演出を実行せず、有効ラインが通らない領域においてリールの視認態様を変化させる演出を実行することで、有効ライン上の視認性を低下させることのないようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2008−245799号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に記載のスロットマシンでは、リールの視認態様を変化させる演出が実行される領域が、リールの前面領域のうち入賞が判定される有効ラインが通らない領域に制限されており、リールの視認態様を変化させる演出を十分に活用するものではなかった。

0005

本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、可変表示部の視認態様を変化させる演出の興趣を高めることができるスロットマシンを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために、本発明の手段1のスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示部(リール2L、2C、2R)を備え、
可変表示部(リール2L、2C、2R)の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン(スロットマシン1)において、
可変表示部に導出された表示結果のうちの特定領域(判定領域)における識別情報(図柄)に応じて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段(メイン制御部41)と、
可変表示部の手前側において視認態様を変化させる視認変化演出を実行可能な視認変化演出実行手段(サブ制御部91、外リール60L、60C、60R、液晶表示器51)と、
を備え、
視認変化演出実行手段は、遊技の進行に伴う可変表示部の変動表示中の期間(遊技の進行に伴ういずれかのリールが変動中の期間)において、変動中の可変表示部(変動中のリール)の特定領域(判定領域)で視認変化演出を実行するときには、特定領域(判定領域)のうち識別情報が変動する領域以外の領域(図柄非通過領域)で視認変化演出を実行し、特定領域(判定領域)のうち識別情報が変動する領域(図柄通過領域)では視認変化演出を実行しない
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技の進行に伴う可変表示部の変動表示中の期間において、入賞が発生したか否かが判定される特定領域で視認変化演出を実行するので、視認性演出による興趣を高めることができる。一方、遊技の進行に伴う可変表示部の変動表示中の期間において、入賞が発生したか否かが判定される特定領域で視認変化演出を実行するときには、特定領域のうち識別情報が変動する領域以外の領域で視認変化演出を実行し、特定領域のうち識別情報が変動する領域では視認変化演出を実行しないので、特定領域において変動中の識別情報の視認性が低下してしまうことがない。

0007

本発明の手段2のスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示部(リール2L、2C、2R)を複数備え、
可変表示部(リール2L、2C、2R)の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシン(スロットマシン1)において、
可変表示部に導出された表示結果のうちの特定領域(判定領域)における識別情報(図柄)に応じて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段(メイン制御部41)と、
可変表示部の手前側において視認態様を変化させる視認変化演出を実行可能な視認変化演出実行手段(サブ制御部91、外リール60L、60C、60R、液晶表示器51)と、
を備え、
視認変化演出実行手段は、複数の可変表示部のうちいずれかの可変表示部に表示結果が導出されており、他の可変表示部が遊技の進行に伴う変動中の期間(遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間)において、表示結果が導出された可変表示部(停止済みのリール)の特定領域(判定領域)で視認変化演出を実行するときには、特定領域(判定領域)のうち識別情報が導出された領域以外の領域(非図柄領域)で視認変化演出を実行し、特定領域(判定領域)のうち識別情報が導出された領域(図柄領域)では視認変化演出を実行しない
ことを特徴としている。
この特徴によれば、視認変化演出実行手段は、複数の可変表示部のうちいずれかの可変表示部に表示結果が導出されており、他の可変表示部が遊技の進行に伴う変動中の期間において、入賞が発生したか否かが判定される特定領域で視認変化演出を実行するので、視認性演出による興趣を高めることができる。一方、複数の可変表示部のうちいずれかの可変表示部に表示結果が導出されており、他の可変表示部が遊技の進行に伴う変動中の期間において、入賞が発生したか否かが判定される特定領域で視認変化演出を実行するときには、特定領域のうち識別情報が導出された領域以外の領域で視認変化演出を実行し、特定領域のうち識別情報が導出された領域では視認変化演出を実行しないので、特定領域において入賞が発生したか否かが判定されることとなる識別情報の視認性が低下してしまうことがない。

0008

尚、手段1、2において視認変化演出は、可変表示部の手前側において視認態様を変化させる演出であれば良く、可変表示部の前面側に配置された表示領域に画像を表示させたり、可変表示部の前面側に配置された可動物を移動させたりすることで可変表示部の視認態様を変化させる演出などが該当する。
また、手段1において視認変化演出実行手段は、遊技の進行に伴う可変表示部の変動表示中の期間において、変動中の可変表示部の特定領域で視認変化演出を実行するときには、特定領域のうち識別情報が変動する領域以外の領域で視認変化演出を実行し、特定領域のうち識別情報が変動する領域では視認変化演出を実行しない構成であれば良く、遊技の進行に伴わない可変表示部の変動表示中の期間において変動中の可変表示部の特定領域で視認変化演出を実行するときには、特定領域のうち識別情報が変動する領域で視認変化演出を実行する構成であっても良い。
また、手段2において視認変化演出実行手段は、複数の可変表示部のうちいずれかの可変表示部に表示結果が導出されており、他の可変表示部が遊技の進行に伴う変動中の期間において、表示結果が導出された可変表示部の特定領域で視認変化演出を実行するときには、特定領域のうち識別情報が導出された領域以外の領域で視認変化演出を実行し、特定領域のうち識別情報が導出された領域では視認変化演出を実行しない構成であれば良く、複数の可変表示部のうちいずれかの可変表示部に表示結果が導出されており、他の可変表示部が遊技の進行に伴わない変動中の期間において、表示結果が導出された可変表示部の特定領域で視認変化演出を実行するときには、特定領域のうち識別情報が導出された領域で視認変化演出を実行する構成であっても良い。
上記において遊技の進行に伴わない可変表示部の変動とは、遊技の進行が遅延または中断している状態での可変表示部の変動などが該当する。

0009

本発明の手段3のスロットマシンは、手段1に記載のスロットマシンであって、
特定領域(判定領域)で視認変化演出が実行される領域は、特定領域(判定領域)内を変動するいずれの識別情報とも重ならない領域(図柄非通過領域)である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定領域をいずれの識別情報が変動する場合でも、特定領域内を変動する識別情報の視認性が低下してしまうことがない。

0010

本発明の手段4のスロットマシンは、手段1または3に記載のスロットマシンであって、
視認変化演出は、特定領域(判定領域)に導出される可能性のある識別情報に関連する情報(リールに配置された「炎」の図柄に関連する炎)を特定領域(判定領域)に表示させる演出を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定領域に導出される可能性のある識別情報を前もって示唆することができる。

0011

本発明の手段5のスロットマシンは、手段2に記載のスロットマシンであって、
特定領域(判定領域)で視認変化演出が実行される領域は、特定領域(判定領域)に導出された識別情報に応じて変化する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定領域に導出された識別情報に応じて特定領域で視認変化演出が実行される領域を変化させることができる。

0012

本発明の手段6のスロットマシンは、手段2または5に記載のスロットマシンであって、
視認変化演出は、特定領域(判定領域)に導出された特定の識別情報(例えば「7」)を特定の識別情報とは異なる識別情報(例えば「7」よりも大きく見える「7」)に見せる演出を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定領域に導出された特定の識別情報を特定の識別情報とは異なる識別情報に見せることができる。

0013

本発明の手段7のスロットマシンは、手段1〜6のいずれかに記載のスロットマシンであって、
視認変化演出は、導出された識別情報に応じて入賞が発生したか否かの判定が行われない非判定領域(非判定領域)と特定領域(判定領域)との双方の領域にわたる視認態様を変化させる演出を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非判定領域と特定領域とを区別することなく広い領域にて一体的な演出を行うことができる。

0014

本発明の手段8のスロットマシンは、手段1〜7のいずれかに記載のスロットマシンであって、
可変表示部(リール2L、2C、2R)の手前側に配置され、可変表示部が視認可能となる透過領域(透明領域)が少なくとも一部に形成された表示帯(外リール60L、60C、60R)を備え、
視認変化演出実行手段は、表示帯(外リール60L、60C、60R)を移動させることにより視認変化演出を実行する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、表示帯を移動させることにより可変表示部の視認態様を変化させることができる。

0015

本発明の手段9のスロットマシンは、手段8に記載のスロットマシンであって、
可変表示部において識別情報は、特定領域(判定領域)の略中央に導出されるようになっており、
表示帯(外リール60L、60C、60R)は、中央に透過領域(透明領域)が形成され、識別情報と重ならない両側部に可変表示部の表示態様を変化させる変化領域(非透明領域)が形成された演出領域(演出領域1〜5)を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、表示帯を移動させることにより識別情報と重ならない両側部の視認態様を変化させることができる。

0016

本発明の手段10のスロットマシンは、手段1〜7のいずれかに記載のスロットマシンであって、
可変表示部の手前側に配置された透過領域(透過領域51b)に画像を表示可能な表示手段(液晶表示器51)を備え、
視認変化演出実行手段は、表示手段(液晶表示器51)の透過領域(透過領域51b)に画像を表示させることにより視認変化演出を実行する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、透過領域に画像を表示させることにより可変表示部の視認態様を変化させることができる。

0017

尚、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであって良いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有するものであっても良い。

図面の簡単な説明

0018

本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。
スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。
メインリール及びサブリールの構造を示す図である。
リールの図柄配列及び外リールの態様を示す図である。
スロットマシンの構成を示すブロック図である。
メイン制御部の構成を示すブロック図である。
透視窓を介したリールの視認領域を示す図である。
リールの視認態様の一例を示す図である。
リールの視認態様の一例を示す図である。
リールの視認態様の一例を示す図である。
リールの視認態様の一例を示す図である。
リールの視認態様の一例を示す図である。
リールの視認態様の一例を示す図である。

0019

本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。

0020

本発明が適用されたスロットマシンの実施例を図面を用いて説明すると、本実施例のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端回動自在に枢支された前面扉1bと、から構成されている。

0021

本実施例のスロットマシン1の筐体1aの内部には、図2に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉1bに設けられた透視窓3から見えるように配置されている。

0022

リール2L、2C、2Rの外周部には、図4に示すように、互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。リール2L、2C、2Rの外周部に描かれた図柄は、前面扉1bの略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表示される。

0023

また、図3(a)(b)、図4に示すように、リール2L、2C、2Rの外側には、透明の非演出領域と少なくとも一部が非透明の演出領域とが形成された外リール60L、60C、60Rが、対応するメインリール2L、2C、2Rに重なるように配置されて設けられており、図3(c)に示すように、非演出領域または演出領域をリール2L、2C、2Rに重ねて配置することが可能とされている。

0024

各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ32L、32C、32R(図5参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示される一方で、各リール2L、2C、2Rの回転が停止されることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。

0025

また、同様に外リール60L、60C、60Rも、対応して設けられた外リールモータ57L、57C、57R(図3(a)、図5参照)によって回転されることで、演出領域及び非演出領域の位置を変更可能とされており、非演出領域が前面に位置する場合と、演出領域が前面に位置する場合と、でリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させることが可能となっている。

0026

リール2L、2C、2Rの内側には、リール2L、2C、2Rそれぞれに対して、基準位置を検出するリールセンサ33L、33C、33Rと、リール2L、2C、2Rを背面から照射するリールLED55と、が設けられている。また、リールLED55は、リール2L、2C、2Rの連続する3つの図柄に対応する12のLEDからなり、各図柄をそれぞれ独立して照射可能とされている。

0027

前面扉1bの各リール2L、2C、2Rの手前側(遊技者側)の位置には、液晶表示器51(図1参照)の表示領域51aが配置されている。液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧印加されていない状態で透過性を有する液晶パネルを有しており、表示領域51aの透視窓3に対応する透過領域51b及び透視窓3を介して遊技者側から各リール2L、2C、2Rが視認できるようになっている。また、透過領域51bに画像が表示されていない場合と、画像が表示されている場合と、でリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させることが可能となっている。

0028

前面扉1bには、図1に示すように、メダル投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット遊技者所有遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。

0029

尚、本実施例では、回転を開始した3つのリール2L、2C、2Rのうち、最初に停止するリールを第1停止リールと称し、また、その停止を第1停止と称する。同様に、2番目に停止するリールを第2停止リールと称し、また、その停止を第2停止と称し、3番目に停止するリールを第3停止リールと称し、また、その停止を第3停止あるいは最終停止と称する。

0030

また、前面扉1bには、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード、後述のナビ報知によるリールの停止順を識別可能な情報が表示される等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト前回ゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、後述するリプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。

0031

MAXBETスイッチ6の内部には、MAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図5参照)が設けられており、ストップスイッチ8L、8C、8Rの内部には、該当するストップスイッチ8L、8C、8Rによるリールの停止操作が有効である旨を点灯により報知する左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図5参照)がそれぞれ設けられている。

0032

前面扉1bの内側には、図2に示すように、所定のキー操作により後述するエラー状態及び後述する打止状態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23、後述する設定値変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24、所定の契機に打止状態(リセット操作がなされるまでゲームの進行が規制される状態)に制御する打止機能の有効/無効を選択するための打止スイッチ36a、所定の契機に自動精算処理(クレジットとして記憶されているメダルを遊技者の操作によらず精算(返却)する処理)に制御する自動精算機能の有効/無効を選択するための自動精算スイッチ36b、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、筐体1aの内部に設けられた後述のホッパータンク34a(図2参照)側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入され、ホッパータンク34a側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31(図5参照)を有するメダルセレクタ29、前面扉1bの開放状態を検出するドア開放検出スイッチ25(図5参照)が設けられている。

0033

筐体1aの内部には、図2に示すように、前述したリール2L、2C、2R、リールモータ32L、32C、32R(図5参照)、各リール2L、2C、2Rの基準位置をそれぞれ検出可能なリールセンサ33L、33C、33R(図5参照)、前述した外リール60L、60C、60R、外リールモータ57L、57C、57R、各外リール60L、60C、60Rの基準位置をそれぞれ検出可能な外リールセンサ58L、58C、58R(図5参照)からなるリールユニット2、外部出力信号を出力するための外部出力基板1000(図5参照)、メダル投入部4から投入されたメダルを貯留するホッパータンク34a、ホッパータンク34aに貯留されたメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーモータ34b(図5参照)、ホッパーモータ34bの駆動により払い出されたメダルを検出する払出センサ34c(図5参照)、からなるホッパーユニット34、電源ボックス100が設けられている。

0034

ホッパーユニット34の側部には、ホッパータンク34aから溢れたメダルが貯留されるオーバーフロータンク35が設けられている。オーバーフロータンク35の内部には、貯留されたメダルが所定量以上となったこと、すなわちオーバーフロータンク35が満タン状態となったことを検出する満タンセンサ35a(図5参照)が設けられている。

0035

電源ボックス100の前面には、図2に示すように、設定変更状態または設定確認状態に切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはエラー状態や打止状態を解除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更状態においては後述する内部抽選当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/設定スイッチ38、電源をon/offする際に操作される電源スイッチ39が設けられている。

0036

本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6を操作すれば良い。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインLN(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施例では、後述するRT0〜4における規定数の賭数として3枚が定められ、後述するRBにおける規定数の賭数として2枚が定められており、これら遊技状態に応じた規定数の賭数が設定されると入賞ラインLNが有効となる。尚、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。

0037

入賞ラインとは、各リール2L、2C、2Rの透視窓3に表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるかを判定するために設定されるラインである。本実施例では、図1に示すように、リール2Lの中段、リール2Cの中段、リール2Rの中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLNのみが入賞ラインとして定められている。尚、本実施例では、1本の入賞ラインのみを適用しているが、複数の入賞ラインを適用しても良い。

0038

また、本実施例では、入賞ラインLNに入賞を構成する図柄の組合せが揃ったことを認識しやすくするために、入賞ラインLNとは別に、無効ラインLM1〜4を設定している。無効ラインLM1〜4は、これら無効ラインLM1〜4に揃った図柄の組合せによって入賞が判定されるものではなく、入賞ラインLNに特定の入賞を構成する図柄の組合せが揃った際に、無効ラインLM1〜4のいずれかに入賞ラインLNに揃った場合に入賞となる図柄の組合せ(例えば、ベル−ベル−ベル)が揃う構成とすることで、入賞ラインLNに特定の入賞を構成する図柄の組合せが揃ったことを認識しやすくするものである。

0039

ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。

0040

そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLN上に予め定められた図柄の組合せ(以下、役ともいう)が各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。また、入賞ラインLN上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組合せに応じた遊技状態に移行するようになっている。

0041

尚、本実施例では、スタートスイッチ7の操作が有効な状態でスタートスイッチ7の操作が検出されたときにゲームが開始し、全てのリールが停止したときにゲームが終了する。また、ゲームを実行するための1単位の制御(ゲーム制御)は、前回のゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに開始し、当該ゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに終了する。

0042

また、本実施例では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つのみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としても良く、2以上のリールを用いた構成においては、2以上の全てのリールに導出された表示結果の組合せに基づいて入賞を判定する構成とすれば良い。また、本実施例では、物理的なリールにて可変表示装置が構成されているが、液晶表示器などの画像表示装置にて可変表示装置が構成されていても良い。

0043

図5は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図5に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品駆動電源が生成され、各部に供給される。

0044

電源基板101には、外部からAC100Vの電源が供給されるとともに、このAC100Vの電源からスロットマシン1を構成する電気部品の駆動に必要な直流電圧が生成され、遊技制御基板40及び演出制御基板90に供給されるようになっている。また、電源基板101には、前述したホッパーモータ34b、払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39、が接続されている。

0045

遊技制御基板40には、前述したMAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、打止スイッチ36a、自動精算スイッチ36b、投入メダルセンサ31、ドア開放検出スイッチ25、リールセンサ33L、33C、33Rが接続されているとともに、電源基板101を介して前述した払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、が接続されており、これら接続されたスイッチ類検出信号が入力されるようになっている。また、遊技制御基板40には、前述したクレジット表示器11、遊技補助表示器12、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールモータ32L、32C、32Rが接続されているとともに、電源基板101を介して前述したホッパーモータ34bが接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。

0046

遊技制御基板40には、遊技の進行に関する処理を行うメイン制御部41、制御用クロックCCLKを生成する制御用クロック生成回路42、乱数用クロックRCLKを生成する乱数用クロック生成回路43、スイッチ類から入力された検出信号を取り込んでメイン制御部41に伝送するスイッチ検出回路44、モータ駆動信号ステッピングモータ位相信号)をリールモータ32L、32C、32Rに伝送するモータ駆動回路45、ソレノイド駆動信号を流路切替ソレノイド30に伝送するソレノイド駆動回路46、LED駆動信号を各種表示器やLEDに伝送するLED駆動回路47、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をメイン制御部41に対して出力する電断検出回路48、電源投入時または電源遮断時などの電源が不安定な状態においてメイン制御部41にシステムリセット信号を与えるリセット回路49が搭載されている。

0047

図6は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41の構成例を示している。図6に示すメイン制御部41は、1チップマイクロコンピュータであり、外部バスインターフェイス501と、クロック回路502と、照合用ブロック503と、固有情報記憶回路504と、演算回路505と、リセット/割込コントローラ506と、CPU(Central Processing Unit)41aと、ROM(Read Only Memory)41bと、RAM(Random Access Memory)41cと、フリーランカウンタ回路507と、乱数回路508a、508bと、タイマ回路509と、割込コントローラ510と、パラレル入力ポート511と、シリアル通信回路512と、パラレル出力ポート513と、アドレスデコード回路514と、を備えて構成される。リセット/割込コントローラ506は、指定エリア走行禁止(IAT)回路506aとウォッチドッグタイマ(WDT)506bとを備える。

0048

CPU41aは、ROM41bから読み出し制御コードに基づいてユーザプログラム(ゲーム制御用の遊技制御処理プログラム)を実行することにより、スロットマシン1における遊技制御を実行する制御用CPUである。ROM41bには、ユーザプログラム(ゲーム制御用の遊技制御処理プログラム)を示す制御コードや固定データ等が記憶されている。RAM41cは、ゲーム制御用のワークエリアを提供する。

0049

本実施例においてメイン制御部41は、パラレル出力ポート513を介してサブ制御部91に各種のコマンドを送信する。メイン制御部41からサブ制御部91へ送信されるコマンドは一方向のみで送られ、サブ制御部91からメイン制御部41へ向けてコマンドが送られることはない。

0050

演出制御基板90には、前述した外リールセンサ58L、58C、58Rが接続されており、これら接続されたスイッチ類の検出信号が入力されるようになっている。また、演出制御基板90には、液晶表示器51、外リールモータ57L、57C、57R、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の演出装置が接続されており、これら演出装置は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。尚、本実施例では、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91により、液晶表示器51、外リールモータ57L、57C、57R、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の演出装置の出力制御が行われる構成であるが、サブ制御部91とは別に演出装置の出力制御を直接的に行う出力制御部を演出制御基板90または他の基板に搭載し、サブ制御部91がメイン制御部41からのコマンドに基づいて演出装置の出力パターンを決定し、サブ制御部91が決定した出力パターンに基づいて出力制御部が演出装置の出力制御を行う構成としても良く、このような構成では、サブ制御部91及び出力制御部の双方によって演出装置の出力制御が行われることとなる。また、本実施例では、演出装置として液晶表示器51、外リールモータ57L、57C、57R、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55を例示しているが、演出装置は、これらに限られず、例えば、機械的に駆動する役モノなどを演出装置として適用しても良い。

0051

演出制御基板90には、サブCPU91a、ROM91b、RAM91c、I/Oポート91dを備えたマイクロコンピュータにて構成され、演出の制御を行うサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の表示制御を行う表示制御回路92、演出効果LED52、リールLED55の駆動制御を行うLED駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94、電源投入時またはサブCPU91aからの初期化命令が一定時間入力されないときにサブCPU91aにリセット信号を与えるリセット回路95、演出制御基板90に接続されたスイッチ類から入力された検出信号を検出するスイッチ検出回路96、日付情報及び時刻情報を含む時間情報を出力する時計装置97、スロットマシン1に供給される電源電圧監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をサブCPU91aに対して出力する電断検出回路98、モータ駆動信号(ステッピングモータの位相信号)を外リールモータ57L、57C、57Rに伝送するモータ駆動回路99、その他の回路等、が搭載されており、サブCPU91aは、遊技制御基板40から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行うとともに、演出制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。

0052

本実施例のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものである。詳しくは、後述する内部抽選等の遊技者に対する有利度に影響する抽選において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。

0053

本実施例のスロットマシン1は、遊技状態に応じて設定可能な賭数の規定数が定められており、遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されたことを条件にゲームを開始させることが可能となる。尚、本実施例では、遊技状態に応じた規定数の賭数が設定された時点で、入賞ラインLNが有効化される。

0054

そして、本実施例では、全てのリール2L、2C、2Rが停止した際に、有効化された入賞ライン(本実施例の場合、常に全ての入賞ラインが有効化されるため、以下では、有効化された入賞ラインを単に入賞ラインという)上に役と呼ばれる図柄の組合せが揃うと入賞となる。役は、同一図柄の組合せであっても良いし、異なる図柄を含む組合せであっても良い。

0055

入賞となる役の種類は、遊技状態に応じて定められているが、大きく分けて、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役と、遊技者にとって有利な遊技状態への移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と再遊技役をまとめて一般役とも呼ぶ。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、後述する内部抽選に当選して、当該役の当選フラグがRAM41cに設定されている必要がある。尚、これら各役の当選フラグのうち、小役及び再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となるが、特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組合せが揃うまで有効とされ、許容された役の組合せが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組合せを揃えることができなかった場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次のゲームへ持ち越されることとなる。

0056

以下、本実施例の内部抽選について説明する。内部抽選は、メイン制御部41が、上記した各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出される以前(具体的には、スタートスイッチ7の検出時)に決定するものである。内部抽選では、まず、スタートスイッチ7の検出時に内部抽選用の乱数値(0〜65535の整数)を取得する。そして、遊技状態に応じて定められた各役について、抽選用ワークに格納された数値データと、現在の遊技状態、賭数及び設定値に応じて定められた各役の判定値数に応じて入賞を許容するか否かの判定が行われる。

0057

内部抽選では、内部抽選の対象となる役、現在の遊技状態及び設定値に対応して定められた判定値数を、内部抽選用の乱数値(抽選用ワークに格納された数値データ)に順次加算し、加算の結果がオーバーフローしたときに、当該役に当選したものと判定される。このため、判定値数の大小に応じた確率(判定値数/65536)で役が当選することとなる。

0058

そして、いずれかの役の当選が判定された場合には、当選が判定された役に対応する当選フラグをRAM41cに割り当てられた内部当選フラグ格納ワークに設定する。内部当選フラグ格納ワークは、2バイトの格納領域にて構成されており、そのうちの上位バイトが、特別役の当選フラグが設定される特別役格納ワークとして割り当てられ、下位バイトが、一般役の当選フラグが設定される一般役格納ワークとして割り当てられている。詳しくは、特別役が当選した場合には、当該特別役が当選した旨を示す特別役の当選フラグを特別役格納ワークに設定し、一般役格納ワークに設定されている当選フラグをクリアする。また、一般役が当選した場合には、当該一般役が当選した旨を示す一般役の当選フラグを一般役格納ワークに設定する。尚、いずれの役及び役の組合せにも当選しなかった場合には、一般役格納ワークのみクリアする。

0059

次に、リール2L、2C、2Rの停止制御について説明する。メイン制御部41は、リールの回転が開始したとき、及びリールが停止し、かつ未だ回転中のリールが残っているときに、ROM41bに格納されているテーブルインデックス及びテーブル作成用データを参照して、回転中のリール別に停止制御テーブルを作成する。そして、ストップスイッチ8L、8C、8Rのうち、回転中のリールに対応するいずれかの操作が有効に検出されたときに、該当するリールの停止制御テーブルを参照し、参照した停止制御テーブルの滑りコマ数に基づいて、操作されたストップスイッチ8L、8C、8Rに対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる制御を行う。

0060

停止制御テーブルは、停止操作が行われたタイミング別の滑りコマ数を特定可能なデータである。本実施例では、滑りコマ数として0〜4の値が定められており、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能である。すなわち停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5コマの範囲から図柄の停止位置を指定できるようになっている。また、1図柄分リールを移動させるのに1コマの移動が必要であるので、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能であり、停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5図柄の範囲から図柄の停止位置を指定できることとなる。

0061

本実施例では、いずれかの役に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役は、最大4コマの引込範囲で揃えずに停止させる制御が行われることとなる。

0062

尚、本実施例では、停止操作が行われたタイミング別の滑りコマ数を特定可能な停止制御テーブルを用いてリールの停止制御を行う構成であるが、停止可能な位置を特定可能な停止位置テーブルから停止位置を特定し、特定した停止位置にリールを停止させる停止制御を行う構成、停止制御テーブルや停止位置テーブルを用いずに、停止操作がされたタイミングで停止可能な停止位置を検索・特定し、特定した停止位置にリールを停止させる停止制御を行う構成、停止制御テーブルを用いた停止制御、停止位置テーブルを用いた停止制御、停止制御テーブルや停止位置テーブルを用いずに停止可能な停止位置を検索・特定することによる停止制御を併用する構成、停止制御テーブルや停止位置テーブルを一部変更して停止制御を行う構成としても良い。

0063

本実施例においてメイン制御部41は、ゲームの開始後、リールの回転を開始させる毎にその時点、すなわちリールの回転を開始させた時点から経過した時間であるゲーム時間を計時するようになっており、1ゲームの終了後、メダルの投入等により規定数の賭数が設定され、ゲームの開始操作が有効となった状態でゲームの開始操作がされたときに、前のゲームのリール回転開始時点から計時を開始したゲーム時間が規定時間(本実施例では4.1秒)以上であれば、すなわち前のゲームのリール回転開始時点から規定時間が経過していれば、ウェイトを発生させず、その時点で当該ゲームにおける遊技のためのリールの回転を開始させる。一方、1ゲームの終了後、メダルの投入等により規定数の賭数が設定され、ゲームの開始操作が有効となった状態でゲームの開始操作がされたときに、前のゲームのリール回転開始時点から計時を開始したゲーム時間が規定時間未満であれば、すなわち前のゲームのリール回転開始時点から規定時間が経過していなければ、ウェイトを発生させて、その時点ではリールの回転を開始させず、前のゲームのリール回転開始時点から計時を開始したゲーム時間が規定時間に到達するまで待機し、規定時間に到達した時点でリールの回転を開始させる。

0064

次に、メイン制御部41がサブ制御部91に対して送信するコマンドについて説明する。

0065

本実施例では、メイン制御部41は、サブ制御部91に対して、投入枚数コマンド、クレジットコマンド遊技状態コマンド内部当選コマンド、リール加速情報コマンド、停止操作時コマンド、滑りコマ数コマンド、停止コマンド、遊技終了コマンド、入賞枚数コマンド、払出開始コマンド、払出終了コマンド、待機コマンドを含む複数種類のコマンドを送信する。

0066

投入枚数コマンドは、メダルの投入枚数、すなわち賭数の設定に使用されたメダル枚数を特定可能なコマンドであり、ゲーム終了後設定変更後)からゲーム開始までの状態であり、電断復帰時、または規定数の賭数が設定されていない状態においてメダルが投入されるか、MAXBETスイッチ6が操作されて賭数が設定されたときに送信される。また、投入枚数コマンドは、賭数の設定操作がなされたときに送信されるので、投入枚数コマンドを受信することで賭数の設定操作がなされたことを特定可能である。

0067

クレジットコマンドは、クレジットとして記憶されているメダル枚数を特定可能なコマンドであり、ゲーム終了後(設定変更後)からゲーム開始までの状態であり、規定数の賭数が設定されている状態において、メダルが投入されてクレジットが加算されたときに送信される。

0068

遊技状態コマンドは、当該ゲームの遊技状態を特定可能なコマンドであり、スタートスイッチ7が操作されてゲームが開始したときに送信される。

0069

内部当選コマンドは、内部抽選結果を特定可能なコマンドであり、スタートスイッチ7が操作されてゲームが開始したときであって、遊技状態コマンドの送信後に送信される。

0070

遊技状態コマンド、内部当選コマンドは、スタートスイッチ7が操作されてゲームが開始したときに送信されるので、これらコマンドを受信することで、スタートスイッチ7が操作されてゲームが開始したことを特定可能である。

0071

リール加速情報コマンドは、遊技の進行に伴いリールの回転が開始する旨を特定可能なコマンドであり、遊技の進行に伴いリールの回転を開始するときに送信する。

0072

停止操作時コマンドは、停止するリールが左リール、中リール、右リールのいずれのリールであるか、該当するリールの停止操作位置の領域番号を特定可能なコマンドであり、各リールの停止操作に伴う停止制御が行われる毎に送信される。

0073

滑りコマ数コマンドは、停止するリールが左リール、中リール、右リールのいずれのリールであるか、該当するリールの停止操作がされてから停止するまでに移動する滑りコマ数を特定可能なコマンドであり、各リールの停止操作に伴う停止制御が行われる毎に、対応する停止操作時コマンドが送信された後に送信される。

0074

停止コマンドは、停止するリールが左リール、中リール、右リールのいずれのリールであるか、該当するリールの停止位置の領域番号を特定可能なコマンドであり、各リールの停止操作に伴う停止制御が行われる毎に、対応する滑りコマ数コマンドが送信された後に送信される。

0075

停止操作時コマンド、滑りコマ数コマンド、停止コマンドは、いずれも停止するリールが左リール、中リール、右リールのいずれのリールであるか、を特定可能であり、かつ各リールの停止操作に伴う停止制御が行われる毎に送信されるので、これらコマンドを受信することで、いずれかのリールの停止操作がされたこと及び停止するリールを特定可能である。

0076

遊技終了コマンドは、遊技が終了された旨を特定可能なコマンドであり、遊技者が第3停止リールを停止させるためにストップスイッチを押下して、そのストップスイッチを離したときに送信される。

0077

入賞枚数コマンドは、入賞ラインLNに揃った図柄の組合せ、入賞の有無、並びに入賞の種類、入賞時のメダルの払出枚数を特定可能なコマンドであり、遊技者が第3停止リールを停止させるためにストップスイッチを押下して、そのストップスイッチを離したときであり、遊技終了コマンドの送信後に送信される。

0078

遊技終了コマンド、入賞枚数コマンドは、いずれも遊技者が第3停止リールを停止させるためにストップスイッチを押下して、そのストップスイッチを離したときに送信されるので、これらコマンドを受信することで、1ゲームを進行させるのに必要な全ての操作が終了したことを特定可能である。

0079

払出開始コマンドは、メダルの払出開始を通知するコマンドであり、入賞やクレジット(賭数の設定に用いられたメダルを含む)の精算によるメダルの払出が開始されたときに送信される。また、払出終了コマンドは、メダルの払出終了を通知するコマンドであり、入賞及びクレジットの精算によるメダルの払出が終了したときに送信される。

0080

待機コマンドは、待機状態へ移行する旨を示すコマンドであり、1ゲーム終了後、賭数が設定されずに終了推定時間(本実施例では60秒)経過して待機状態に移行するとき、クレジット(賭数の設定に用いられたメダルを含む)の精算によるメダルの払出が終了し、払出終了コマンドが送信された後に送信される。

0081

次に、メイン制御部41が演出制御基板90に対して送信するコマンドに基づいてサブ制御部91が実行する演出の制御について説明する。サブ制御部91は、メイン制御部41からのコマンドを受信した際に、RAM91cに設けられた受信用バッファに、コマンド伝送ラインから取得したコマンドを格納する。

0082

サブ制御部91は、受信用バッファに未処理のコマンドが格納されているか否かを判定し、未処理のコマンドが格納されている場合には、そのうち最も早い段階で受信したコマンドに基づいてROM91bに格納された制御パターンテーブルを参照し、制御パターンテーブルに登録された制御内容に基づいて液晶表示器51、外リールモータ57L、57C、57R、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の各種演出装置の出力制御を行う。制御パターンテーブルには、複数種類の演出パターン毎に、コマンドの種類に対応する液晶表示器51の表示パターン、外リールモータ57L、57C、57Rの駆動パターン(外リールの変動パターン)、演出効果LED52の点灯態様、スピーカ53、54の出力態様、リールLED55の点灯態様等、これら演出装置の制御パターンが登録されており、サブ制御部91は、コマンドを受信した際に、制御パターンテーブルの当該ゲームにおいてRAM91cに設定されている演出パターンに対応して登録された制御パターンのうち、受信したコマンドの種類に対応する制御パターンを参照し、当該制御パターンに基づいて演出装置の出力制御を行う。これにより演出パターン及び遊技の進行状況に応じた演出が実行されることとなる。

0083

演出パターンは、内部当選コマンドを受信した際に、内部当選コマンドが示す内部抽選の結果に応じた選択率にて選択され、RAM91cに設定される。演出パターンの選択率は、ROM91bに格納された演出テーブルに登録されており、サブ制御部91は、内部当選コマンドを受信した際に、内部当選コマンドが示す内部抽選の結果に応じて演出テーブルに登録されている選択率を参照し、その選択率に応じて複数種類の演出パターンからいずれかの演出パターンを選択し、選択した演出パターンを当該ゲームの演出パターンとしてRAM91cに設定するようになっており、同じコマンドを受信しても内部当選コマンドの受信時に選択された演出パターンによって異なる制御パターンが選択されるため、結果として演出パターンによって異なる演出が行われることがある。

0084

また、本実施例では、メイン制御部41またはサブ制御部91の制御により、遊技者にとって有利な特典を付与することが可能である。ここで遊技者にとって有利な特典とは、遊技者にとって有利な有利状態へ移行させることが可能となる権利(有利状態を発生するか否かを決定する抽選に当選すること、有利状態へ移行する入賞が許容されることなど)、遊技者にとって有利な操作態様が報知される権利、遊技用価値が付与される期待値が高い遊技状態に制御される権利、現在の遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態か否かが報知される権利、有利状態に制御される期間(固定ゲーム数終了条件によって変動するゲーム数の平均値等)など、遊技者にとって直接的な有利な特典であっても良いし、遊技者にとって直接的に有利ではないが、例えば、インターネット上で特典を得るための条件となる等、遊技者にとって間接的に有利な特典であっても良い。

0085

本実施例において、透視窓3を介するリール2L、2C、2Rの視認領域は、図7に示すように、入賞ラインLNが通らない非判定領域、すなわち当該領域に導出された図柄が入賞の判定に影響しない領域と、入賞ラインLNが通る判定領域、すなわち当該領域に導出された図柄が入賞の判定に影響する領域と、を含む。さらに判定領域は、図7(a)に示すように、リール2L、2C、2Rの変動中においては、いずれかの図柄が通過し得る中央の図柄通過領域と、いずれの図柄も通過することのない左右側の図柄非通過領域と、を含む。また、判定領域は、図7(b)(c)に示すように、リール2L、2C、2Rに表示結果が導出された場合においては、表示結果として判定領域に導出された図柄が位置する図柄領域と、当該図柄以外の領域である非図柄領域と、を含む。さらに、非図柄領域は、判定領域に導出された図柄の形状によって異なるが、いずれの図柄が判定領域に導出された場合でも図柄領域とならない特定非図柄領域を左右側に有する。

0086

図4に示すように、リール2L、2C、2Rの外側に設けられた外リール60L、60C、60Rは、透明の非演出領域と、一部が非透明の演出領域と、からなる。演出領域は、演出領域1〜5からなる。演出領域1〜5は、中央が透明の領域であり、左右に文字絵柄等の装飾が施された非透明領域が設けられている。非透明領域の装飾は、演出領域1〜5の種類によって異なり、本実施例では、演出領域1の非透明領域には白地に「VVV」の文字が描かれており、演出領域2の非透明領域には黒地に「CHANCE」の文字が描かれており、演出領域3の非透明領域には白地に「???」の文字が描かれており、演出領域4の非透明領域には白地に互いに向き合う白い炎の絵柄が描かれており、演出領域5の非透明領域には白地に互いに向き合う黒い炎の絵柄が描かれている。尚、非透明領域は、全体が非透明である必要はなく、一部が透明であっても良い。また、非透明領域は、透過性を有しない構成でも良いし、一部または全部が透過性を有する構成でも良い。

0087

また、演出領域1〜5を構成する左右の非透明領域は、図7(a)〜(c)に示すように、透視窓3に対応する位置に配置されたときに、上段の非判定領域から中段の判定領域を通り下段の非判定領域に跨がる領域に配置されるようになっており、非透明領域に描かれた文字や絵柄が、リール2L、2C、2Rの左右手前側に重なって表示されることとなる。

0088

また、演出領域1〜5を構成する左右の非透明領域は、図7(a)〜(c)に示すように、透視窓3に対応する位置に配置されたときに、判定領域の一部と重複するが、いずれの図柄も通過することのない図柄非通過領域であり、かついずれの図柄が判定領域に導出された場合でも図柄領域とならない特定非図柄領域である左右側の領域のみと重複し、判定領域のうちいずれかの図柄が通過し得る図柄通過領域とも判定領域に導出されたいずれの図柄に対応する図柄領域とも重複しないようになっている。

0089

また、図7(a)〜(c)に示すように、外リール60L、60C、60Rは、リール2L、2C、2Rよりも幅広に形成されており、演出領域1〜5を構成する左右の非透明領域が、いずれの図柄も通過することのない図柄非通過領域であり、かついずれの図柄が判定領域に導出された場合でも図柄領域とならない特定非図柄領域である左右側の領域のみと重複する構成であっても、非透明領域の横幅として図柄非通過領域及び特定非図柄領域の横幅よりも広い幅を確保することができるとともに、非透明領域の横幅を確保するために、図柄が変動または導出することのないリール2L、2C、2Rの左右側の領域が幅広となって美観性が損なわれてしまうこともない。

0090

尚、本実施例では、外リール60L、60C、60Rは、リール2L、2C、2Rよりも幅広に形成されているが、外リール60L、60C、60Rが、リール2L、2C、2Rと同幅に形成されていても良い。

0091

本実施例においてサブ制御部91は、外リール60L、60C、60R及び液晶表示器51を用いてリール2L、2C、2Rの視認態様を変化させる演出を実行可能である。尚、以下では、リール2L、2C、2Rを特に区別する必要がない場合には、単にリールと呼び、外リール60L、60C、60Rを特に区別する必要がない場合には、単に外リールと呼ぶ。

0092

まず、サブ制御部91が外リールを用いてリールの視認態様を変化させる演出を実行した場合のリールの視認態様の変化について説明する。

0093

遊技の進行に伴ういずれかのリールの変動中の期間において、外リールの非演出領域が変動中のリールの手前側に配置されている場合には、図8(a)に示すように、変動中の判定領域及び非判定領域の全領域が外リールを介して視認可能な視認態様となる。

0094

一方、遊技の進行に伴ういずれかのリールの変動中の期間において、外リールの演出領域1〜5のいずれかが変動中のリールの手前側に配置されている場合には、図8(b)〜(f)に示すように、変動中の判定領域及び非判定領域の中央の領域は外リールを介して視認可能となる一方、変動中の判定領域の左右側の図柄非通過領域及び非判定領域の左右側の領域が非透明領域と重なり、演出領域1〜5の非透明領域に描かれた文字や絵柄により装飾された視認態様となる。この際、演出領域1〜5の非透明領域は、変動中のリールにおいていずれの図柄が通過する領域とも重複しないので、非透明領域が変動中のリールの図柄の視認態様には影響しないようになっている。

0095

また、演出領域は、図8(b)、(d)〜(f)に示すように、非透明領域の地色がリールの地色(図柄が描かれていない領域の色)と同じ白色の演出領域を含むため、これらの演出領域を変動中のリールの手前側に配置させることで、変動中のリールの左右の領域に文字や絵柄が表示されたように見せることができる。また、演出領域は、図8(c)に示すように、非透明領域の地色がリールの地色と異なる黒色の演出領域を含むため、当該演出領域を変動中のリールの手前側に配置させることで、リールの左右の領域の地色が変化したように見せることができる。

0096

また、演出領域は、図8(e)(f)に示すように、非透明領域にリールに配置された「炎」の図柄と関連する炎が描かれた演出領域を含むため、例えば、内部抽選によって、リールの中段に「炎」の導出が許容されている場合に、当該演出領域を対応する変動中のリールの手前側、特に中段の手前側に配置させることで、該当するリールに「炎」が導出されることを、そのリールの停止前に示唆することができる。

0097

また、演出領域は、外リールのそれぞれに設けられているため、例えば、図9(a)〜(c)に示すように、演出領域が変動中のリールの手前側に配置される場所または数を、遊技者にとって有利な特典が付与されているか否か、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様(特典が付与されている可能性または特典が付与される可能性を示唆するチャンス目、特典が付与されたことが確定する確定目等)等に応じた割合で異なるようにすることで、演出領域が変動中のリールの手前側に配置された場所または数に応じて遊技者にとって有利な特典が付与されているか否か、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様等を示唆することができる。

0098

尚、本実施例では、外リールのそれぞれに同じ演出領域1〜5が設けられた構成であるが、それぞれに異なる演出領域が設けられた構成としても良い。また、このような構成においては、隣り合う外リールの演出領域に描かれた絵柄等を合わせることにより1の絵柄となる構成としても良い。

0099

また、演出領域は、演出領域1〜5からなる複数種類の演出領域を含み、変動中のリールの手前側に配置される演出領域の種類を、遊技者にとって有利な特典が付与されているか否か、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様等に応じた割合で異なるようにすることで、変動中のリールの手前側に配置された演出領域の種類に応じて遊技者にとって有利な特典が付与されているか否か、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様等を示唆することができる。

0100

尚、外リールの制御は、サブ制御部91側で実行するため、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様は、内部当選コマンドから特定すれば良く、遊技者にとって有利な特典を付与するか否かをメイン制御部41側で決定する場合には、特典が付与されているか否か等を特定可能なコマンドにより特定すれば良い。

0101

また、演出領域が変動中のリールの手前側に配置される場所または数、変動中のリールの手前側に配置された演出領域の種類に応じて、内部抽選の抽選結果が示唆される構成であれば、内部抽選の抽選結果だけでなく、内部抽選の抽選結果により許容された停止態様、すなわち導出され得る停止態様を示唆することができる。また、内部抽選の抽選結果が特定結果である場合に特典を付与するか否かの決定が行われる構成であれば、内部抽選の抽選結果だけでなく、特典が付与される可能性を示唆することができる。また、演出領域が変動中のリールの手前側に配置される場所または数、変動中のリールの手前側に配置された演出領域の種類に応じて、導出され得る停止態様等を示唆する構成においては、導出され得る停止態様だけでなく、特定の停止態様が導出された場合、または特定の停止態様の導出が許容された場合に特典を付与するか否かの決定が行われる構成であれば、導出され得る停止態様だけでなく、特典が付与される可能性を示唆することができる。

0102

具体的な構成としては、例えば、内部抽選の抽選結果が特定結果である場合に特定結果でない場合よりも特定の演出領域(例えば、演出領域2、3)が配置されやすい構成とすることで、変動中のリールの手前に特定の演出領域が配置されることにより、内部抽選の抽選結果が特定結果であること、特典が付与される可能性があることを示唆することができる。また、リールにおける入賞ラインLNに「炎−炎−炎」の組合せを導出することが許容された場合に特典を付与するか否かを決定する構成において、特典が付与された場合、または相対的に有利な条件で特典を付与する決定がされる場合に、特典が付与されなかった場合、または相対的に不利な条件で特典を付与する旨が決定される場合よりも演出領域4、5が配置されやすくすることで、変動中のリールの手前に演出領域4、5が配置された場合に、「炎−炎−炎」の組合せが導出され得る可能性だけでなく、非演出領域が配置された場合よりも特典が付与された可能性が高い旨、特典が付与される可能性が高い旨を示唆することができる。

0103

遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、外リールの非演出領域が停止済みのリールの手前側に配置されている場合には、図10(a)に示すように、停止済みのリールの判定領域及び非判定領域の全領域が外リールを介して視認可能な視認態様となる。

0104

一方、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、外リールの演出領域1〜5のいずれかが停止済みのリールの手前側に配置されている場合には、図10(b)〜(e)に示すように、停止済みのリールの判定領域及び非判定領域の中央の領域は外リールを介して視認可能となる一方、停止済みのリールの判定領域の左右側の図柄非通過領域及び非判定領域の左右側の領域が非透明領域と重なり、演出領域1〜5の非透明領域に描かれた文字や絵柄により装飾された視認態様となる。この際、演出領域1〜5の非透明領域は、リール2L、2C、2Rにおいて判定領域に導出され得るいずれの図柄とも重複しないので、非透明領域が停止済みのリールの判定領域に導出された図柄の視認態様には影響しないようになっている。

0105

また、演出領域は、非透明領域の地色がリールの地色と同じ白色の演出領域を含むため、これらの演出領域を停止済みのリールの手前側に配置させることで、停止済みのリールの左右の領域に文字や絵柄が表示されたように見せることができる。また、演出領域は、非透明領域の地色がリールの地色と異なる黒色の演出領域を含むため、当該演出領域を停止済みのリールの手前側に配置させることで、停止済みのリールの左右の領域の地色が変化したように見せることができる。

0106

また、演出領域は、非透明領域にリールに配置された「炎」の図柄と関連する炎が描かれた演出領域を含むため、例えば、図10(b)(c)に示すように、リールの判定領域に「炎」の図柄が導出されたときに、炎が描かれた演出領域を対応するリールの手前側、特に「炎」の図柄が導出された中段の手前側に配置させることで、停止済みのリールの判定領域に導出された「炎」の図柄を、炎が描かれた演出領域を対応するリールの手前側に配置させない場合とは異なる図柄に見せることができる。

0107

また、炎が描かれた演出領域は、図10(b)(c)に示すように、白い炎が描かれた演出領域と、黒い炎が描かれた演出領域と、を含み、リールの判定領域に「炎」の図柄が導出されたときに、白い炎が描かれた演出領域を対応するリールの手前側に配置させた場合と、黒い炎が描かれた演出領域を対応するリールの手前側に配置させた場合と、で異なる図柄に見せることができる。

0108

また、図10(d)(e)に示すように、リールの判定領域に「炎」以外の図柄が導出されたときでも、炎が描かれた演出領域を対応するリールの手前側、特に該当する図柄が導出された中段の手前側に配置させることで、停止済みのリールの判定領域に導出された図柄を、炎が描かれた演出領域を対応するリールの手前側に配置させない場合とは異なる図柄、すなわちリールに導出された図柄が燃え上がっているような図柄に見せることができる。

0109

また、演出領域は、外リールのそれぞれに設けられているため、例えば、演出領域が停止済みのリールの手前側に配置される場所または数を、遊技者にとって有利な特典が付与されているか否か、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様等に応じた割合で異なるようにすることで、演出領域が停止済みのリールの手前側に配置された場所または数に応じて特典が付与される可能性、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様等を示唆することができる。

0110

また、演出領域は、演出領域1〜5からなる複数種類の演出領域を含み、停止済みのリールの手前側に配置される演出領域の種類を、遊技者にとって有利な特典が付与されているか否か、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様等に応じた割合で異なるようにすることで、停止済みのリールの手前側に配置された演出領域の種類に応じて特典が付与される可能性、内部抽選の抽選結果、導出され得る停止態様等を示唆することができる。

0111

尚、外リールの制御は、サブ制御部91側で実行するため、内部抽選の抽選結果は、内部当選コマンドにより特定すれば良く、導出され得る停止態様は、内部当選コマンド、停止操作時コマンド、滑りコマ数コマンド、停止コマンド等から特定すれば良く、遊技者にとって有利な特典を付与するか否かをメイン制御部41側で決定する場合には、特典が付与されているか否か等を特定可能なコマンドにより特定すれば良い。

0112

また、演出領域が停止済みのリールの手前側に配置される場所または数、停止済みのリールの手前側に配置された演出領域の種類に応じて、内部抽選の抽選結果が示唆される構成であれば、内部抽選の抽選結果だけでなく、内部抽選の抽選結果により許容された停止態様、すなわち導出され得る停止態様を示唆することができる。また、内部抽選の抽選結果が特定結果である場合に特典を付与するか否かの決定が行われる構成であれば、内部抽選の抽選結果だけでなく、特典が付与される可能性を示唆することができる。また、演出領域が停止済みのリールの手前側に配置される場所または数、停止済みのリールの手前側に配置された演出領域の種類に応じて、導出され得る停止態様等を示唆する構成においては、導出され得る停止態様だけでなく、特定の停止態様が導出された場合、または特定の停止態様の導出が許容された場合に特典を付与するか否かの決定が行われる構成であれば、導出され得る停止態様だけでなく、特典が付与される可能性を示唆することができる。

0113

具体的な構成としては、例えば、内部抽選の抽選結果が特定結果である場合に特定結果でない場合よりも特定の演出領域(例えば、演出領域2、3)が配置されやすい構成とすることで、リールに表示結果が導出される過程で特定の演出領域が配置されることにより、内部抽選の抽選結果が特定結果であること、特典が付与される可能性があることを示唆することができる。また、リールにおける入賞ラインLNに「炎−炎−炎」の組合せを導出することが許容された場合に、特典を付与するか否かを決定する構成において、特典が付与された場合、または相対的に有利な条件で特典を付与する決定がされる場合に、特典が付与されなかった場合、または相対的に不利な条件で特典を付与する旨が決定される場合よりも演出領域4、5が配置されやすくすることで、入賞ラインLNに「炎−炎−炎」の組合せが導出される過程で演出領域4、5(リール上の「炎」を大きい炎に見せる演出領域)が配置された場合に、非演出領域が配置された場合よりも特典が付与された可能性が高い旨、特典が付与される可能性が高い旨を示唆することができる。

0114

次に、サブ制御部91が液晶表示器51を用いてリールの視認態様を変化させる演出を実行した場合のリールの視認態様の変化について説明する。

0115

遊技の進行に伴ういずれかのリールの変動中の期間において、液晶表示器51の透過領域51bに画像が表示されていない場合(透過状態の場合)には、図11(a)に示すように、変動中の判定領域及び非判定領域の全領域が透過領域51bを介して視認可能な視認態様となる。

0116

一方、遊技の進行に伴ういずれかのリールの変動中の期間において、液晶表示器51の透過領域51bに画像が表示される場合には、図11(b)に示すように、変動中の判定領域のうち変動中のリールのいずれかの図柄が通過し得る領域は透過状態となり視認可能となる一方、変動中のリールの非判定領域、及び変動中のリールの判定領域のうち変動中のリールのいずれの図柄も通過しない図柄非通過領域は画像が表示された状態となり、背後のリールが見難い視認態様となる。この際、液晶表示器51の透過領域51bに表示された画像は、変動中のリールにおいていずれの図柄が通過する領域とも重複しないので、液晶表示器51に表示された画像が変動中のリールの図柄の視認態様には影響しないようになっている。

0117

遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、液晶表示器51の透過領域51bに画像が表示されていない場合(透過状態の場合)には、図12(a)(c)に示すように、停止済みのリールの判定領域及び非判定領域の全領域が透過領域51bを介して視認可能な視認態様となる。

0118

一方、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、液晶表示器51の透過領域51bに画像が表示される場合には、図12(b)、(d)に示すように、停止済みのリールの判定領域のうち停止済みのリールの判定領域に停止した図柄に対応する図柄領域は透過状態となり視認可能となる一方、停止済みのリールの非判定領域、及び停止済みのリールの判定領域のうち停止した図柄に対応する図柄領域以外の非図柄領域は画像が表示された状態となり、背後のリールが見難い視認態様となる。この際、液晶表示器51の透過領域51bに表示された画像は、停止済みのリールにおいて導出された図柄に対応する図柄領域とは重複しないので、液晶表示器51に表示された画像が停止済みのリールの図柄の視認態様には影響しないようになっている。

0119

尚、図柄領域は、停止済みのリールの判定領域のうち停止した図柄と全く同一の領域ではなく、当該図柄の輪郭を若干拡大した形状の内側の領域であり、リールの停止位置が若干ずれた場合でも、液晶表示器51に表示された画像が停止済みのリールの図柄の視認態様には影響しないようになっている。

0120

また、図12(a)(c)に示すように、判定領域に停止した図柄の種類が異なれば、図柄の形状も異なるため、この場合には、図12(b)(d)に示すように、透過状態となる領域、すなわち停止済みのリールの判定領域のうち停止済みのリールの判定領域に停止した図柄に対応する図柄領域と、画像が表示される領域、すなわち停止済みのリールの判定領域のうち停止した図柄に対応する図柄領域以外の非図柄領域と、が判定領域に停止した図柄の形状に合わせて異なるようになっている。

0121

また、図12では、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、液晶表示器51の透過領域51bに画像が表示される場合に、停止した図柄とは特段関連しない画像が表示される例について説明したが、図13(a)(b)に示すように、停止済みのリールの判定領域に停止した図柄の図柄領域の外郭縁取る画像を表示させることにより、当該図柄を拡大して見せるようにすることも可能である。

0122

また、液晶表示器51を用いてリールの視認態様を変化させる場合には、上記で説明したような外リールを用いてリールの視認態様を変化させる演出を画像にて再現することも可能である。

0123

以上説明したように本実施例では、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において、リールの外側に配置された外リールまたはリールの手前側に配置された液晶表示器51を用いて透視窓3を介したリールの視認領域のうち入賞が発生したか否かが判定される判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能とすることで、リールの視認態様を変化させる演出による興趣を高めることができる。一方、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において変動中のリールの判定領域の視認態様を変化させる演出を実行するときには、判定領域のうち図柄が通過する領域以外の領域でリールの視認態様を変化させる演出を実行し、図柄が通過する領域ではリールの視認態様を変化させる演出を実行しないので、判定領域において変動中の図柄の視認性が低下してしまうことがない。

0124

さらに本実施例では、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において判定領域の視認態様を変化させる演出を実行する領域が、変動中のリールの判定領域のうち変動中のリールのいずれの図柄も通過しない図柄非通過領域であり、判定領域内を変動するいずれの図柄とも重ならない領域であるため、判定領域をいずれの図柄が通過する場合でも、判定領域内を通過する図柄の視認性が低下してしまうことがない。

0125

尚、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において判定領域の視認態様を変化させる演出を実行するときには、判定領域のうち図柄が通過する領域以外の領域でリールの視認態様を変化させる演出を実行し、図柄が通過する領域ではリールの視認態様を変化させる演出を実行しない構成であれば、判定領域において変動中の図柄の視認性が低下してしまうことがないものであり、遊技の進行に伴わないリールの変動中の期間、すなわち遊技の進行が遅延または中断するフリーズ状態等の状態でのリールの変動中の期間において変動中のリールの判定領域で視認態様を変化させる演出を実行するときには、判定領域のうち図柄が通過する領域で視認態様を変化させる演出を実行する構成であっても良い。

0126

また、本実施例では、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において判定領域の視認態様を変化させる演出として、判定領域に導出される可能性のある図柄に関連する情報(リールに配置された「炎」の図柄と関連する炎が描かれた演出領域)を判定領域に表示させる演出を含むため、変動中のリールの判定領域に導出される可能性のある図柄を前もって示唆することができる。

0127

尚、判定領域に導出される可能性のある図柄に関連する情報とは、当該図柄そのものを表した図柄または絵柄、当該図柄を示唆する文字、色彩キャラクタ、これらの組合せ等、当該図柄との関連付けが遊技者に示唆される情報であれば良い。

0128

また、本実施例では、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において、導出された図柄に応じて入賞が発生したか否かが判定される判定領域と、導出された図柄に応じて入賞が発生したか否かの判定に影響することのない非判定領域と、の双方にわたる視認態様を変化させる演出を実行可能であり、判定領域と非判定領域とを区別することなく広い領域にて一体的な演出を行うことができる。

0129

さらに液晶表示器51を用いて視認態様を変化させる演出であれば、例えば、図11(b)に示すように、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において、導出された図柄に応じて入賞が発生したか否かが判定される判定領域、導出された図柄に応じて入賞が発生したか否かの判定に影響することのない非判定領域に加え、液晶表示器51の表示領域51aのうち透視窓3の周囲の非透過領域にわたる視認態様を変化させる演出を実行可能であり、液晶表示器51の表示領域51aのうち判定領域、非判定領域、透視窓3外の非透過領域を区別することなく広い領域にて一体的な演出を行うことができる。

0130

また、本実施例では、前述のように遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において、リールの外側に配置された外リールと、リールの手前側に配置された液晶表示器51と、を用いて判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能とされている。

0131

特に、リールの外側に配置された外リールを用いて判定領域の視認態様を変化させる場合には、内側のリールとの一体感を維持した状態で判定領域の視認態様を変化させることができる。

0132

一方、外リールを用いて判定領域における図柄通過領域の上下に位置する非判定領域の視認態様を変化させる演出を行う場合に、外リールを移動させて演出領域を配置する必要があることから、当該演出領域を判定領域における図柄通過領域の上下に位置する非判定領域に配置させる際に、非透明領域が判定領域の図柄通過領域を一時的に通過することとなり、判定領域を通過する図柄の視認性が低下してしまう虞があるが、液晶表示器51を用いて判定領域の視認態様を変化させる場合には、判定領域の図柄通過領域を透過状態としたまま非判定領域に画像を表示させることが可能となり、判定領域を通過する図柄の視認性を低下させることなく、判定領域における図柄通過領域の上下に位置する非判定領域で視認態様を変化させる演出を行うことが可能となる。

0133

尚、本実施例では、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において、リールの外側に配置された外リールと、リールの手前側に配置された液晶表示器51と、を用いて判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能とする構成であるが、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において、リールの外側に配置された外リールまたはリールの手前側に配置された液晶表示器51の一方を用いて判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能とする構成であっても良い。

0134

また、本実施例では、判定領域の視認態様を変化させる演出を実行する演出手段として、リールの外側に配置された外リールやリールの手前側に配置された液晶表示器51を用いているが、少なくともリールの手前側において視認態様を変化させることが可能な演出手段を用いるものであれば良く、例えば、光の入射により画像を表示させることが可能なエッジ領域が形成された導光板を演出手段として適用し、この導光板をリールの手前側に配置することで、リールの手前側の視認態様を変化させることが可能となる構成としても良い。このように導光板を適用した場合にも、液晶表示器と同様に、判定領域を通過する図柄の視認性を低下させることなく、判定領域における図柄通過領域の上下に位置する非判定領域で視認態様を変化させる演出を行うことが可能となる。

0135

また、本実施例では、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において判定領域と非判定領域との双方にわたる視認態様を変化させる演出を実行可能な構成であるが、少なくとも遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能な構成であれば良い。

0136

本実施例では、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、リールの外側に配置された外リールまたはリールの手前側に配置された液晶表示器51を用いて透視窓3を介した停止済みのリールの視認領域のうち入賞が発生したか否かが判定される判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能とすることで、リールの視認態様を変化させる演出による興趣を高めることができる。一方、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出を実行するときには、判定領域のうち図柄が導出された領域以外の領域でリールの視認態様を変化させる演出を実行し、図柄が導出された領域ではリールの視認態様を変化させる演出を実行しないので、判定領域において入賞が発生したか否かが判定されることとなる図柄の視認性が低下してしまうことがない。

0137

尚、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出を実行するときには、判定領域のうち図柄が導出された領域以外の領域でリールの視認態様を変化させる演出を実行し、図柄が導出された領域ではリールの視認態様を変化させる演出を実行しない構成であれば、判定領域において入賞が発生したか否かが判定されることとなる図柄の視認性が低下してしまうことがないものであり、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間、すなわち遊技の進行が遅延または中断するフリーズ状態等の状態での遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出を実行するときには、判定領域のうち図柄が導出された領域で視認態様を変化させる演出を実行する構成であっても良い。

0138

また、本実施例では、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出として、判定領域に導出された図柄に応じて変化する演出を含み、例えば、透過状態となる領域、すなわち停止済みのリールの判定領域のうち停止済みのリールの判定領域に停止した図柄に対応する図柄領域と、画像が表示される領域、すなわち停止済みのリールの判定領域のうち停止した図柄に対応する図柄領域以外の非図柄領域と、が判定領域に停止した図柄の形状に合わせて異なる演出とすることで、判定領域に導出された図柄に応じて判定領域で視認態様を変化させる演出が実行される領域を変化させることができる。特に、図柄の形状によって図柄領域が異なる場合に、その形状に合わせて視認態様を変化させることにより、導出された図柄の視認性を低下させることなく、より広い領域の視認態様を変化させることができる。

0139

また、本実施例では、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出として、判定領域に導出された特定の図柄を特定の図柄とは異なる図柄に見せる演出を含み、例えば、停止済みのリールの判定領域に停止した図柄の周囲における非図柄領域に絵柄を配置して判定領域に停止した図柄とは異なる図柄に見せたり、停止済みのリールの判定領域に停止した図柄の図柄領域の外郭を縁取る画像を表示させることにより、当該図柄を拡大して見せるようにすることで、導出された図柄の視認性を低下させることなく、判定領域に導出された特定の図柄を特定の図柄とは異なる識別情報に見せることができる。

0140

尚、本実施例では、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出として、判定領域に導出された特定の図柄を特定の図柄とは異なる図柄に見せる演出を含む構成であるが、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出として、判定領域に導出された特定の図柄を特定の図柄とは異なる図柄に見せる演出を含まない構成としても良く、このような構成とすることで、判定領域に導出された図柄を遊技者が誤認してしまうことを防止できる。

0141

また、本実施例では、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、導出された図柄に応じて入賞が発生したか否かが判定される判定領域と、導出された図柄に応じて入賞が発生したか否かの判定に影響することのない非判定領域と、の双方にわたる視認態様を変化させる演出を実行可能であり、判定領域と非判定領域とを区別することなく広い領域にて一体的な演出を行うことができる。

0142

さらに液晶表示器51を用いて視認態様を変化させる演出であれば、例えば、図12(b)(d)に示すように、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、導出された図柄に応じて入賞が発生したか否かが判定される判定領域、導出された図柄に応じて入賞が発生したか否かの判定に影響することのない非判定領域に加え、液晶表示器51の表示領域51aにおける透視窓3の周囲の非透過領域にわたる視認態様を変化させる演出を実行可能であり、液晶表示器51の表示領域51aにおける判定領域、非判定領域、透視窓3外の非透過領域を区別することなく広い領域にて一体的な演出を行うことができる。

0143

また、本実施例では、前述のように遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、リールの外側に配置された外リールと、リールの手前側に配置された液晶表示器51と、を用いて停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能とされている。

0144

特に、リールの外側に配置された外リールを用いて停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる場合には、内側のリールとの一体感を維持した状態で判定領域の視認態様を変化させることができる。

0145

一方、外リールを用いて判定領域における図柄領域の上下に位置する非判定領域で視認態様を変化させる演出を行う場合に、外リールを移動させて演出領域を配置する必要があることから、当該演出領域を判定領域における図柄領域の上下に位置する非判定領域に配置させる際に、非透明領域が判定領域の図柄領域を一時的に通過することとなり、判定領域に導出された図柄の視認性が低下してしまう虞があるが、液晶表示器51を用いて判定領域の視認態様を変化させる場合には、判定領域の図柄領域を透過状態としたまま非判定領域に画像を表示させることが可能となり、判定領域に導出された図柄の視認性を低下させることなく、判定領域における図柄領域の上下に位置する非判定領域で視認態様を変化させる演出を行うことが可能となる。

0146

尚、本実施例では、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、リールの外側に配置された外リールと、リールの手前側に配置された液晶表示器51と、を用いて判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能とする構成であるが、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において、リールの外側に配置された外リールまたはリールの手前側に配置された液晶表示器51の一方を用いて判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能とする構成であっても良い。

0147

また、本実施例では、判定領域の視認態様を変化させる演出を実行する演出手段として、リールの外側に配置された外リールやリールの手前側に配置された液晶表示器51を用いているが、少なくともリールの手前側において視認態様を変化させることが可能な演出手段を用いるものであれば良く、例えば、光の入射により画像を表示させることが可能なエッジ領域が形成された導光板を演出手段として適用し、この導光板をリールの手前側に配置することで、リールの手前側の視認態様を変化させることが可能となる構成としても良い。このように導光板を適用した場合にも、液晶表示器と同様に、判定領域に導出された図柄の視認性を低下させることなく、判定領域における図柄領域の上下に位置する非判定領域で視認態様を変化させる演出を行うことが可能となる。

0148

また、本実施例では、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において判定領域と非判定領域との双方にわたる視認態様を変化させる演出を実行可能な構成であるが、少なくとも遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において判定領域の視認態様を変化させる演出を実行可能な構成であれば良い。

0149

また、本実施例では、遊技の進行に伴うリールの変動中の期間において変動中のリールの判定領域の視認態様を変化させる演出、遊技の進行に伴ういずれか1のリールが変動中であり、他のリールが停止している期間において停止済みのリールの判定領域の視認態様を変化させる演出について説明しているが、いずれのリールも変動していない期間、すなわちゲームの終了後、開始までの期間であれば、判定領域のうち図柄が導出された領域で視認態様を変化させる演出を実行する構成であっても良い。

0150

以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。

0151

実施例では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。遊技球を遊技用価値として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させることができ、前記実施例1で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定するものに相当する。

実施例

0152

さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうちいずれか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、かつ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれをも払い出し得るスロットマシンを適用しても良い。

0153

1スロットマシン
2L、2C、2R リール
6 MAXBETスイッチ
7スタートスイッチ
8L、8C、8Rストップスイッチ
41メイン制御部
51液晶表示器
60L、60C、60R外リール
91サブ制御部

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