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技術 車両用計器装置

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 山田吉寿
出願日 2015年2月6日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-021971
公開日 2016年8月12日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2016-144959
状態 特許登録済
技術分野 車両外部の荷台、物品保持装置 計器板 電話機の機能
主要キーワード 端末時刻 有線通信インターフェース アナログ計器 時刻補正処理 シフトポジション情報 外気温情報 車両用計器装置 アイコンエリア
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年8月12日)のものです。
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図面 (7)

課題

車両の乗員が携帯端末を直接見ることなくその表示画像視認することができる新規な手法を提供する。

解決手段

車両用計器装置1は、車両乗員車両情報を表示する車両情報表示エリアAIを備えるメータユニット10と、携帯表示部101を備える携帯端末100と通信可能に接続する通信インターフェース56と、を有している。ここで、メータユニット10は、通信インターフェース56と携帯端末100とが接続された接続状態において、車両情報表示エリアAIの一部に携帯表示部101に表示される表示画像(携帯表示画像)を表示する。

概要

背景

従来より、車両に搭載される車両用計器装置が知られている。この車両用計器装置はメータユニットを備えており、当該メータユニットには、速度、エンジン回転数といった車両情報を表示する車両情報表示エリアが設けられている。

また、近年、スマートフォンなどの携帯端末の普及は目覚ましいものがある。この携帯端末は、GPS情報等を用いたナビゲーション機能映像音楽視聴するオーディオ再生機能インターネット上で提供されるWEBのブラウジング機能といった多様な機能を備えており、車両内での利用も当然に予想されるものである。そこで、車両乗員に対する利便性の向上を目的として、車両側機器と携帯端末とを接続し、マルチメディア機器ナビゲーションシステムの利用に供される車載ディスプレイにて携帯端末の表示画像を表示する手法も提案されている。

例えば特許文献1には、携帯電話の表示部に表示されている画像を、車載装置の表示部に表示する車載システムが開示されている。具体的には、携帯電話の制御部は、車載装置と接続されると、携帯電話の表示部に表示されている画像を示す画像データをメモリから読み出しインターフェースを通じて車載装置に送信する。車載装置の制御部は、インターフェースを介して携帯電話から画像データを受信し、メモリを介して画像処理を行い、車載装置の表示部に画像を表示する。

概要

車両の乗員が携帯端末を直接見ることなくその表示画像を視認することができる新規な手法を提供する。車両用計器装置1は、車両乗員に車両情報を表示する車両情報表示エリアAIを備えるメータユニット10と、携帯表示部101を備える携帯端末100と通信可能に接続する通信インターフェース56と、を有している。ここで、メータユニット10は、通信インターフェース56と携帯端末100とが接続された接続状態において、車両情報表示エリアAIの一部に携帯表示部101に表示される表示画像(携帯表示画像)を表示する。

目的

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の乗員が携帯端末を直接見ることなくその表示画像を視認することができる新規な手法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

車両乗員に、少なくとも速度又はエンジン回転数を含む車両情報を表示する車両情報表示エリアを備える計器部と、携帯表示部を備える携帯端末通信可能に接続する接続部と、を有し、前記計器部は、前記接続部に前記携帯端末が接続されていない非接続状態において、前記車両情報表示エリアに全て前記車両情報に関する情報を表示し、前記接続部に前記携帯端末が接続された接続状態において、前記非接続状態の表示状態とは異なる表示状態に変更して、前記車両情報表示エリアの一部に前記携帯表示部に表示される表示画像を表示することを特徴とする車両用計器装置

請求項2

前記計器部の表示制御を行う制御部をさらに有し、前記車両情報は、車両が保有する時刻情報である車両時刻情報を含み、前記制御部は、前記接続状態において、前記携帯端末が保有する時刻情報である端末時刻情報に基づいて前記車両時刻情報を補正することを特徴とする請求項1に記載された車両用計器装置。

請求項3

前記制御部は、前記接続状態において、前記車両情報表示エリアに表示する前記車両時刻情報を非表示とすることを特徴とする請求項2に記載された車両用計器装置。

技術分野

0001

本発明は、車両用計器装置に関する。

背景技術

0002

従来より、車両に搭載される車両用計器装置が知られている。この車両用計器装置はメータユニットを備えており、当該メータユニットには、速度、エンジン回転数といった車両情報を表示する車両情報表示エリアが設けられている。

0003

また、近年、スマートフォンなどの携帯端末の普及は目覚ましいものがある。この携帯端末は、GPS情報等を用いたナビゲーション機能映像音楽視聴するオーディオ再生機能インターネット上で提供されるWEBのブラウジング機能といった多様な機能を備えており、車両内での利用も当然に予想されるものである。そこで、車両乗員に対する利便性の向上を目的として、車両側機器と携帯端末とを接続し、マルチメディア機器ナビゲーションシステムの利用に供される車載ディスプレイにて携帯端末の表示画像を表示する手法も提案されている。

0004

例えば特許文献1には、携帯電話の表示部に表示されている画像を、車載装置の表示部に表示する車載システムが開示されている。具体的には、携帯電話の制御部は、車載装置と接続されると、携帯電話の表示部に表示されている画像を示す画像データをメモリから読み出しインターフェースを通じて車載装置に送信する。車載装置の制御部は、インターフェースを介して携帯電話から画像データを受信し、メモリを介して画像処理を行い、車載装置の表示部に画像を表示する。

先行技術

0005

特開2012−124578号公報

発明が解決しようとする課題

0006

このように携帯端末の画像表示を行う場合、車載ディスプレイを用いることが通常である。しかしながら、車両側の装備として車載ディスプレイが標準的に装備されないこともあり、携帯端末の画像表示を全ての車両において行うことができないという問題がある。一方、携帯端末の表示画面を直接確認することは、運転への集中を阻害する虞があることから好ましくはない。

0007

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の乗員が携帯端末を直接見ることなくその表示画像を視認することができる新規な手法を提供する。

課題を解決するための手段

0008

かかる課題を解決するために、本発明は、車両乗員に、少なくとも速度又はエンジン回転数を含む車両情報を表示する車両情報表示エリアを備える計器部と、携帯表示部を備える携帯端末と通信可能に接続する接続部と、を有する車両用計器装置を提供する。ここで、計器部は、接続部に携帯端末が接続されていない非接続状態において、車両情報表示エリアに全て車両情報に関する情報を表示し、接続部に携帯端末が接続された接続状態において、非接続状態の表示状態とは異なる表示状態に変更して、車両情報表示エリアの一部に携帯表示部に表示される表示画像を表示する。

0009

また、本発明は、計器部の表示制御を行う制御部をさらに有することができ、車両情報は、車両が保有する時刻情報である車両時刻情報を含むことが好ましい。ここで、制御部は、接続状態において、携帯端末が保有する時刻情報である端末時刻情報に基づいて車両時刻情報を補正することが望ましい。

0010

また、本発明において、制御部は、接続状態において、車両情報表示エリアに表示する車両時刻情報を非表示とすることが好ましい。

発明の効果

0011

本発明によれば、計器部の車両情報表示エリアの一部に携帯表示画像が表示されることとなるので、計器部を通じて携帯端末の表示画像を視認することができる。車両用計器装置は車両情報を表示するものとして、車両に標準的に搭載される装置であるため、携帯端末の画像表示を全ての車両において行うことができる。また、車両計器装置は、車両乗員、特に、運転者からの視認性に優れる位置に配置されているので、車載ディスプレイに表示する場合と比較しても視線移動が少なく、携帯端末の表示画像について視認性の向上を図ることができる。このため、携帯端末を直接視認する必要がなく、運転への集中が阻害されるといった事態を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0012

本実施形態に係る車両用計器装置の構成を模式的に示すブロック図
メータユニットの構成を模式的に示す説明図
計器用ディスプレイの表示状態を示す説明図
計器用ディスプレイの別の表示状態を示す説明図
時刻補正処理の手順を示すフローチャート
計器用ディスプレイの別の表示状態を示す説明図

実施例

0013

図1は、本実施形態に係る車両用計器装置1の構成を模式的に示すブロック図である。この車両用計器装置1は、メータユニット(表示部)10と、制御ユニット50とを主体に構成されている。本実施形態では、メータユニット10と制御ユニット50とを別体で構成しているが、これらは一体の構成であってもよい。

0014

図2は、メータユニット10の構成を模式的に示す説明図である。メータユニット10は、例えば運転席前方ダッシュボードに配置されており、車両乗員に車両情報を表示するものである。ここで、車両情報は、車両に関する情報であり、本実施形態では、車両状態に関するものである。この車両状態は、少なくとも速度又はエンジン回転数を含むものであるが、これ以外にも、車両の総走行距離、車両乗員が任意にリセット可能な区間走行距離シフトポジション方向指示器オンオフ燃料の残量、エンジン冷却水の温度、エンジンオイルに作用する圧力、燃費瞬間燃費平均燃費)、加給圧力、車両において保有する時刻車両周囲外気温、各種の警告(シートベルト着用警告、ABS警告、ハイビーム警告、サイドブレーキ作動警告など)等が挙げられる。

0015

メータユニット10は、車両情報を表示する車両情報表示エリアAIを備えている。この車両情報表示エリアAIには、各種の計器、例えば、速度表示を行うスピードメータ11、エンジン回転数表示を行うタコメータ12、エンジン冷却水の温度表示を行う水温計13、燃料の残量表示を行う燃料計(計器)14が配置されている。スピードメータ11、タコメータ12、水温計13及び燃料計14は、一般的なアナログ計器であり、円弧状のスケール11a,12a,13a,14aと、このスケール上の所要な位置を指し示す指針11b,12b,13b,14bとで構成されている。

0016

また、車両情報表示エリアAIには、方向指示器のオンオフを表示する方向指示灯15が配置されている。

0017

さらに、車両情報表示エリアAIには、多種の情報を表示する計器用ディスプレイ20が配置されている。この計器用ディスプレイ20には、例えば、車両が保有する時刻、車両周囲の外気温、シフトポジション、区間走行距離、総走行距離、各種の警告、その他の車両情報が表示される。また、この計器用ディスプレイ20には、必要に応じて、後述する携帯端末100の携帯表示部101に表示される表示画像が表示される。

0018

計器用ディスプレイ20は、運転席からの視認性を考慮して、例えば車両情報表示エリアAIの略中央、スピードメータ11とタコメータ12との間に配置されている。計器用ディスプレイ20としては、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイの一例)を用いることができる。計器用ディスプレイ20は、後述する各種の表示エリアを確保するために必要な所要の画面サイズ(例えば7インチ程度)を有している。また、計器用ディスプレイ20の解像度は、携帯端末100の携帯表示部101の解像度と同程度のものを用いてもよいが、演算負荷の軽減やコストダウンの観点から、携帯端末100の携帯表示部101の解像度よりも低いものを用いることができる。

0019

制御ユニット50は、メータユニット10の表示制御を行うものであり、メータユニット10全体の制御を司るメータコントローラ(メータCPU)51と、計器用ディスプレイ20を制御するグラフィックコントローラGDC)55と、電源部(PWR)60とを有している。メータコントローラ51とグラフィックコントローラ55とは互いに通信可能に接続されている。

0020

メータコントローラ51としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。メータコントローラ51は、内部のメモリ(ROM)に格納されたプログラムやデータを実行することにより、メータユニット10の動作に必要な様々な処理を実行する。また、メータコントローラ51は、時刻の計時を行うことで車両が保有する時刻情報を管理している。なお、時刻情報の管理は、メータコントローラ51で行うことのみならず、グラフィックコントローラ55が行ってもよい。

0021

メータコントローラ51には、CAN(Controller Area Network)を通信プロトコルとして用いたCAN通信部52を通じて、車両状態信号が入力されている。車両状態信号は、例えば車速やエンジン回転数など、メータユニット10にて表示させる車両情報を含んだ信号である。

0022

メータコントローラ51は、各計器を介した車両情報の表示を行うべく、モータドライバ(MDRV)16に所定の信号を出力する。モータドライバ16は、各計器が備える指針11b,12b,13b,14bを駆動するためのモータ(図示せず)と接続されている。メータコントローラ51は、モータドライバ16を介して、各計器が備える指針11b,12b,13b,14bが指し示す位置を制御する。

0023

また、メータコントローラ51は、計器用ディスプレイ20を介した車両情報の表示を行うべく、グラフィックコントローラ55に対して制御データを送信する。グラフィックコントローラ55は、この制御データに従って描画処理を行う。

0024

グラフィックコントローラ55は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを主体に構成されている。また、グラフィックコントローラ55には、半導体不揮発性メモリからなるメモリ57が接続されている。

0025

このグラフィックコントローラ55は、メータコントローラ51からの制御データに従った描画処理を行う。グラフィックコントローラ55は、描画処理を通じて計器用ディスプレイ20に画像データを出力することで、計器用ディスプレイ20に所要の画像を表示させる。

0026

図3は、計器用ディスプレイ20の表示状態を示す説明図である。計器用ディスプレイ20において、時刻エリア20aには車両が保有する時刻情報が表示され、外気温エリア20bには、車両周囲の外気温情報が表示され、シフトPOS.エリア20cには、シフトポジション情報が表示される。また、TRIPエリア20dには、区間走行距離情報が表示され、ODOエリア20eには、総走行距離情報が表示される。さらに、アイコンエリア20fには、各種の警告情報がその表示メニューを示すアイコンにより表示され、車両情報コンテンツエリア20gには、これら以外の車両情報のコンテンツが表示される。例えば、車両情報コンテンツエリア20gには、瞬間燃費及び平均燃費、加給圧力等が所定のスケールともにグラフィック表示されるといった如くである。計器用ディスプレイ20に表示すべき車両情報は、メーカの初期設定により、又は車両乗員による任意の設定により決定されている。

0027

グラフィックコントローラ55には、車両用計器装置1に対して携帯端末100を通信可能に接続する通信インターフェース56が接続されている。通信インターフェース56は、例えば有線通信インターフェースであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)が用いられる。もっとも、通信インターフェース56には、無線通信インターフェースを用いることも可能であり、例えばBluetooth(登録商標)や無線LANなどの近距離無線通信も適用可能である。

0028

ここで、携帯端末100は、一例としてスマートフォンであるが、これ以外にも、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末を用いることができる。この携帯端末100は、当該携帯端末100により情報処理された内容に応じた画像を表示する携帯表示部101を備えている。車両用計器装置1の通信インターフェース56に携帯端末100が接続された後、操作部70により所定のメニュ項目が選択されると、グラフィックコントローラ55には、携帯端末100から携帯画像データが入力される。

0029

ここで、携帯画像データは、携帯表示部101に表示されている表示画像を示す画像データであり、グラフィックコントローラ55からの要求に応じて、携帯端末100から出力される。この携帯画像データは、携帯端末100による所定の処理を通じて生成され、携帯表示部101に表示される表示画像(以下「携帯表示画像」という)を、計器用ディスプレイ20の解像度と携帯表示画像エリア20hの画面サイズとに対応するように画像処理を施したものである。

0030

グラフィックコントローラ55は、携帯端末100から携帯画像データが入力されると、このデータに従った描画処理を行う。グラフィックコントローラ55は、描画処理を通じて所要の画像データを出力することで、計器用ディスプレイ20に携帯表示画像を表示させる。

0031

図4は、計器用ディスプレイ20の別の表示状態を示す説明図である。計器用ディスプレイ20には、車両情報のみならず、携帯表示画像が表示される。計器用ディスプレイ20には、図3に示す車両情報コンテンツエリア20gに代えて、携帯表示画像エリア20hが設定されており、当該携帯表示画像エリア20hに携帯表示画像が表示される。

0032

なお、携帯表示画像エリア20hは、車両情報コンテンツエリア20gと同一の大きさ及びレイアウトに設定される必要はなく、任意の大きさ及びレイアウトを採用することができる。ただし、携帯表示画像エリア20hは、携帯端末100の携帯表示部101の画面サイズよりも大きなサイズに設定することが好ましい。これにより、車両乗員は、携帯端末100の携帯表示部101よりも画面サイズが大きい車両情報コンテンツエリア20gにて、携帯表示画像を視認することができる。また、携帯表示画像エリア20hが大きなサイズに対応しているため、携帯表示部101に表示される携帯表示画像を切り出すことなく、そのすべてを表示することができる。

0033

グラフィックコントローラ55による描画処理において、計器用ディスプレイ20に表示される画像は階層化されている。すなわち、グラフィックコントローラ55は、メータコントローラ51から出力される制御データ、携帯端末100から出力される携帯画像データに基づいて、各階層(レイヤー)に画像を描画し、これらの階層を一つ以上重畳した画像データを作成し、この画像データを計器用ディスプレイ20に出力する。

0034

また、グラフィックコントローラ55には、操作部70が接続されている。操作部70は、車両乗員の操作に応じた操作指示を入力するためのものであり、例えばハンドル(図示しない)に設けられたステアリングスイッチ(STRSW)である。車両乗員は、携帯端末100が通信インターフェース56に接続されていない状態で、操作部70を操作することで、車両情報コンテンツエリア20gに表示される車両情報の種類を切り替えることできる。また、車両乗員は、携帯端末100が通信インターフェース56に接続された状態で、操作部70を操作し、計器用ディスプレイ20に表示される所定のメニュー項目(例えば「携帯表示画面が表示される」メニュー)を選択することで、携帯表示画像を計器用ディスプレイ20に表示することができる。同様に、車両乗員は、操作部70を操作して、計器用ディスプレイ20に表示された携帯表示画像上のアプリを選択することで、携帯端末100にインストールされたアプリを実行することができる。

0035

電源部60は、車両側の電源ラインから供給される直流電力を入力して、メータユニット10及び制御ユニット50に必要とされる所定の直流電力を生成する。

0036

このような構成の車両用計器装置1において、携帯端末100が接続されることによる車両用計器装置1の動作について説明する。以下、この説明では、計器用ディスプレイ20に関する制御動作を中心に説明を行う。

0037

まず、車両用計器装置1の通信インターフェース56に携帯端末100が接続されていない状態では、メータコントローラ51は、予め設定された車両情報の表示を行うべく、グラフィックコントローラ55に対して制御データを送信する。例えば、本実施形態において、メータコントローラ51は、車両が保有する時刻情報、車両周囲の外気温情報、シフトポジション情報、区間走行距離情報、総走行距離情報、各種の警告情報、これら以外の車両情報のコンテンツに基づいて、制御データを送信する。

0038

メータコントローラ51からの制御データが送信されると、グラフィックコントローラ55は当該制御データに従った描画処理を行う。これにより、図3に示すように、計器用ディスプレイ20には、各表示エリア20a〜20gに所要の車両情報が表示される。計器用ディスプレイ20に表示すべき車両情報は、メーカの初期設定により、又は車両乗員による任意の設定により決定されている。

0039

このように、車両用計器装置1の通信インターフェース56に携帯端末100が接続されていない状態では、計器用ディスプレイ20を含む車両情報表示エリアAIに、全て車両情報に関する情報が表示されている。

0040

一方、車両用計器装置1の通信インターフェース56に携帯端末100が接続されると、グラフィックコントローラ55は、車両が保有する時刻情報(以下「車両時刻情報」という)を補正する時刻補正処理を行う。ここで、図5は、時刻補正処理の手順を示すフローチャートであり、通信インターフェース56に対する携帯端末100の接続が解除されるまで実行される。

0041

まず、ステップ10(S10)において、グラフィックコントローラ55は、携帯端末100の接続を検知したか否かを判断する。グラフィックコントローラ55が携帯端末100の接続を検知した場合には、ステップ10において肯定判定され、ステップ11(S11)に進む。一方、グラフィックコントローラ55が携帯端末100の接続を検知していない場合には、ステップ10において否定判定され、再度ステップ10の処理に戻る。

0042

ステップ11(S11)において、グラフィックコントローラ55は、携帯端末100との通信を試行し、携帯端末100との間で通信が成立するか否かを判断する。携帯端末100との間で通信が成立すると、ステップ11において肯定判定され、ステップ13(S13)に進む。一方、携帯端末100との間で通信が成立しない場合、ステップ11において否定判定され、ステップ12(S12)に進む。

0043

ステップ12において、グラフィックコントローラ55は、携帯端末100との通信を再試行する。

0044

ステップ13において、グラフィックコントローラ55は、携帯端末100に対して、当該携帯端末100が保有する時刻情報(携帯時刻情報)を要求する。携帯端末100は、GPSアンテナを搭載しており、GPS衛星電波による時刻情報を受信することで、正確な時刻情報(以下「携帯時刻情報」という)を保有している。携帯端末100では、この携帯時刻情報を、GPS衛星電波を通じた携帯端末100の位置情報の特定において利用するとともに、携帯表示部101に表示する時刻情報にも利用している。

0045

グラフィックコントローラ55から携帯時刻情報を要求されると、携帯端末100は、当該要求に応答して、携帯時刻情報をグラフィックコントローラ55に送信する。

0046

ステップ14(S14)において、グラフィックコントローラ55は、携帯端末100から携帯時刻情報を受信したか否かを判断する。携帯端末100から携帯時刻情報を受信した場合には、ステップ14において肯定判定されステップ15(S15)に進む。一方、携帯端末100から携帯時刻情報を受信しない場合には、ステップ14において否定判定されステップ13に戻る。

0047

ステップ15において、グラフィックコントローラ55は、車両時刻情報と携帯時刻情報とが一致するか否かを判断する。車両時刻情報と携帯時刻情報とが一致しない場合には、ステップ15において否定判定され、ステップ16(S16)に進む。一方、車両時刻情報と携帯時刻情報とが一致する場合には、ステップ15において肯定判定され、ステップ17(S17)に進む。

0048

ステップ16において、グラフィックコントローラ55は、携帯時刻情報と一致するように車両時刻情報を補正する。例えば、車両時刻情報をメータコントローラ51が管理する場合、グラフィックコントローラ55は、補正された車両時刻情報をメータコントローラ51に送信し、車両時刻情報の更新を要求する。

0049

ステップ17において、グラフィックコントローラ55は、メータコントローラ51が管理する車両時刻情報に基づいて、計器用ディスプレイ20の時刻エリア20aへの表示を行う。

0050

ステップ18(S18)において、グラフィックコントローラ55は、ステップ15において時刻情報の比較を行ってからの経過時間が更新時間(例えば1分)を経過したか否かを判断する。更新時間を経過した場合には、ステップ18において肯定判定され、ステップ11の処理に戻る。一方、更新時間を経過していない場合には、ステップ18において否定判定され、ステップ18の処理に戻る。

0051

また、車両用計器装置1の通信インターフェース56に携帯端末100が接続された状態を検知すると、操作部70により所定のメニュー項目が選択されていない場合でも、グラフィックコントローラ55は、携帯端末100に対して携帯画像データ要求を行う。この要求に応答して携帯端末100から携帯画像データを受信すると、グラフィックコントローラ55は、携帯画像データに基づいて所定の階層(レイヤー)に携帯表示画像の描画を行う。

0052

そして、計器用ディスプレイ20の表示項目で所定のメニュー項目が選択されると、グラフィックコントローラ55は、車両情報コンテンツエリア20gに表示される画像に代え、携帯表示画像エリア20h(車両情報表示エリアAIの一部)に携帯表示画像を表示する。携帯表示画像が表示される際には、図4に示すように、車両情報コンテンツエリア20gへの車両情報の表示が非表示とされることで、携帯端末100の非接続状態の表示状態とは異なる表示状態に変更されることとなる。ここで、表示状態の変更とは、車両情報の一部又は全部の表示位置が異なる表示位置へと変更されたり、車両情報の一部又は全部が非表示へと切り替えられたりといったように外観上の変更を広く含むものである。

0053

このように本実施形態によれば、車両用計器装置1は、車両乗員に車両情報を表示する車両情報表示エリアAIを備えるメータユニット10と、携帯表示部101を備える携帯端末100と通信可能に接続する通信インターフェース56と、を有している。ここで、メータユニット10は、通信インターフェース56と携帯端末100とが接続された接続状態において、車両情報表示エリアAIの一部に携帯表示部101に表示される表示画像(携帯表示画像)を表示する。

0054

この構成によれば、メータユニット10の車両情報表示エリアAIの一部に携帯表示画像が表示されることとなるので、メータユニット10を通じて携帯表示画像を視認することができる。車両用計器装置1は車両情報を表示するものとして、車両に標準的に搭載される装置であるため、所定の機能を搭載した車両用計器装置1であれば、携帯端末100の画像表示を行うことができる。また、車両用計器装置1は、車両乗員、特に、運転者からの視認性に優れる位置に配置されているので、車載ディスプレイに表示する場合と比較しても視線移動が少なく、携帯表示画像の視認性の向上を図ることができる。このため、携帯端末100を直接視認する必要がなく、運転への集中が阻害されるといった事態を抑制することができる。

0055

また、本実施形態において、メータユニット10は、通信インターフェース56と携帯端末100とが接続されていない非接続状態において、車両情報表示エリアAIに全て車両情報に関する情報を表示する。そして、メータユニット10は、携帯端末100の接続状態においては、携帯端末100の非接続状態の表示状態とは異なる表示状態に変更して、車両情報表示エリアAIの一部に携帯表示画像を表示する。

0056

この構成によれば、携帯端末100の非接続状態では携帯表示画像エリア20hの全域に車両情報が表示されることとなるので、車両乗員に対して車両情報を適切に表示することができる。一方で、携帯端末100の接続状態では、その非接続状態における表示状態から表示状態を変更することで、車両情報が妨げとなることなく携帯表示画像を表示することができる。これにより、携帯表示部101に表示される携帯表示画像を切り出すことなくそのすべてを表示することが可能となるとともに、大きなサイズで携帯表示画像を表示することができる。

0057

また、本実施形態において、車両用計器装置1は、メータユニット10の表示制御を行う制御ユニット50をさらに有している。ここで、車両情報は、車両が保有する時刻情報である車両時刻情報を含んでいる。そして、制御ユニット50は、携帯端末100の接続状態において、車両が保有する時刻情報である端末時刻情報に基づいて車両時刻情報を補正する。

0058

携帯端末100では、外部からの時刻情報を取得することにより、正確な時刻情報を保持している。そのため、車両で計時する車両時刻情報にずれが生じた場合であっても、端末時刻情報を利用することで、そのずれを補正することができる。これにより、車両時刻情報を正確な時刻に維持することができ、車両乗員に適正な時刻を表示することができる。

0059

また、本実施形態では、携帯表示画像を車両情報表示エリアAIに表示するものであるため、車両情報表示エリアAI内に、時刻エリア20aの時刻情報(車両時刻情報)と、携帯表示画像内に含まれる時刻情報(携帯時刻情報)とがそれぞれ表示されることとなる。この場合、上述の補正を行わない場合には、2つの時刻情報の間にずれが生じ、車両乗員が違和感を覚える可能性がある。そのため、上述の如く時刻補正を行うことで、時刻エリア20aの時刻情報と、携帯表示画像に含まれる時刻情報とが一致することとなるので、車両乗員が違和感を覚えるといった事態を抑制することができる。

0060

2つの時刻情報の間にずれが生じることを考慮して、図6に示すように、制御ユニット50は、接続部56に携帯端末100が接続された接続状態において、車両情報表示エリアAIに表示する車両時刻情報を非表示としてもよい。ここで、車両時刻情報を非表示とするタイミングとしては、携帯端末100が通信インターフェース56に接続されたタイミングや、あるいは、携帯端末100が通信インターフェース56に接続された状態で、操作部70が操作され、計器用ディスプレイ20に携帯表示画面を表示するメニューが選択されたタイミングを用いることができる。

0061

これにより、車両情報表示エリアAIに表示される時刻情報は携帯表示画像に含まれる携帯時刻情報だけとなるので、時刻エリア20aの時刻情報と、携帯表示画像に含まれる時刻情報とが一致しないことによる違和感を軽減することができる。また、上述したように補正処理を行うことで、時刻エリア20aの時刻情報と、携帯表示画像に含まれる時刻情報とが一致することとなるが、車両情報表示エリアAIに時刻情報が複数表示されることに違和感を覚えることもある。その点、この構成によれば、車両情報表示エリアAIに表示される時刻情報が一つに制限されるので、このような問題を解消することもできる。

0062

以上、本発明の実施形態にかかる車両用計器装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、計器用ディスプレイ内の車両情報及び携帯表示画像の表示形態及びレイアウトは、メータユニットのデザインに応じて個別的に設定することができる。さらに、本実施形態では、車両情報を表示するにあたり、一部の情報についてはアナログ計器を用いているが、車両情報表示エリアの全域をディスプレイにて構成し、グラフィック処理にて各種計器及び計器用ディスプレイの表示内容を表示するものであってもよい。

0063

1車両用計器装置
10メータユニット(計器部)
11スピードメータ
12タコメータ
13水温計
14燃料計
15方向指示灯
20 計器用ディスプレイ
50制御ユニット(制御部)
51メータコントローラ
52CAN通信部
55グラフィックコントローラ
56通信インターフェース(接続部)
60電源部
70 操作部
100携帯端末
101携帯表示部

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