図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2016年8月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

溶接ビートを回避して正確な計測位置決めができ、使い勝手が良く、作業着ポケットに収容できるサイズで携行に便利な罫書き計測具を提供する。

解決手段

方形基板の一又は二以上の角に逃げ部が設けられ、逃げ部は逃げ部を挟む二辺のいずれか一方の辺を罫書きする部材に宛がい、他方の辺を罫書きする部材と直角方向の他の部材に宛がうと、両部材溶接ビードを回避することのできる大きさの傾斜面又は湾曲面であり、前記逃げ部を挟む二辺の双方又はいずれか一方の辺に長さ目盛と長さ数値が表示され、前記長さ目盛と長さ数値は、前記二辺を延長させた仮想直線交点を起点とする長さ目盛、長さ数値であり、逃げ部が方形基板の二以上の角に形成されたときは、それら二以上の逃げ部の形状、サイズが同じ、又は異なるものである。

概要

背景

前記のような既存の各種鋼構造物改造(改良)し部材を取り付けたりする工事に際しては、鋼材罫書きする作業(罫書き作業)が行われる。従来は、差し金や、下げ振り水糸等を用いて罫書き箇所を決め、その箇所に罫書き用具を使用して罫書きしていた。桁のフランジウェブ溶接されている場合、桁ウェブに罫書きするためには隅肉溶接ビード溶接ビード)をかわして(回避して)罫書き位置を決めてする必要がある。

罫書き箇所を位置決めするには、従来は、差し金を二本重ねて組み合わせ、直角・平行を罫書きしていた。あるいは、計測する際に、直接ではなく一度、ビードをかわした位置に補助線逃げ墨)をひいて、それを利用して計測していた。罫書き用具としては特許文献1〜3に示すものがある。

概要

溶接ビートを回避して正確な計測と位置決めができ、使い勝手が良く、作業着ポケットに収容できるサイズで携行に便利な罫書き用計測具を提供する。方形基板の一又は二以上の角に逃げ部が設けられ、逃げ部は逃げ部を挟む二辺のいずれか一方の辺を罫書きする部材に宛がい、他方の辺を罫書きする部材と直角方向の他の部材に宛がうと、両部材の溶接ビードを回避することのできる大きさの傾斜面又は湾曲面であり、前記逃げ部を挟む二辺の双方又はいずれか一方の辺に長さ目盛と長さ数値が表示され、前記長さ目盛と長さ数値は、前記二辺を延長させた仮想直線交点を起点とする長さ目盛、長さ数値であり、逃げ部が方形基板の二以上の角に形成されたときは、それら二以上の逃げ部の形状、サイズが同じ、又は異なるものである。

目的

本発明の解決課題は溶接ビードのある鋼材でも、溶接ビードを回避して正確な計測と位置決めができ、使い勝手が良く、また、熟練者でなくても確実な罫書き作業ができ、作業着のポケットに収容できるサイズ(ポケットサイズ)で携行に便利な罫書き用計測具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

鋼材への罫書きに使用することのできる罫書き用計測具において、方形基板の一又は二以上の角に逃げ部が設けられ、逃げ部は逃げ部を挟む二辺のいずれか一方の辺を罫書きする部材に宛がい、他方の辺を罫書きする部材と直角方向の他の部材に宛がうと、両部材溶接ビードを回避することのできる大きさの傾斜面又は湾曲面であり、前記逃げ部を挟む二辺の双方又はいずれか一方の辺に長さ目盛と長さ数値が表示され、前記長さ目盛と長さ数値は、前記二辺を延長させた仮想直線交点を起点とする長さ目盛、長さ数値であり、逃げ部が方形基板の二以上の角に形成されたときは、それら二以上の逃げ部の形状、サイズが同じ、又は異なる、ことを特徴とする罫書き用計測具。

請求項2

請求項1記載の罫書き用計測具において、方形基板に十字状に直交する基準線を表示して、この基準線に沿って、十字線を罫書きできるようにした、ことを特徴とする罫書き用計測具。

請求項3

請求項1又は請求項2記載の罫書き用計測具において、長さ目盛が表示された辺以外の辺に、太さの異なる数本のクラック測定線と、各クラック測定線の太さを示す線幅数値が表示された、ことを特徴とする罫書き用計測具。

請求項4

請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の罫書き用計測具において、方形基板に径の異なる二以上の円形目盛が同心円上に表示され、円形目盛の周方向任意箇所から外側に放射状に延びる数本の角度線と角度数値が表示された、ことを特徴とする罫書き用計測具。

請求項5

請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の罫書き用計測具において、方形基板の一辺に、起点を逆にした長さ目盛と長さ数値が2行に併記され、前記長さ数値が上下逆向きに併記された、ことを特徴とする罫書き用計測具。

請求項6

請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の罫書き用計測具において、方形基板が透明又は半透明であり、方形基板の表裏両面又は片面に表示された目盛、数値等の表示が表裏いずれの面からも読み取り可能である、ことを特徴とする罫書き用計測具。

請求項7

請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の罫書き用計測具において、円形目盛の中心部に、既設ボルト軸端部の中心部を罫書きするための中心罫書き用孔が開口された、ことを特徴とする罫書き用計測具。

技術分野

0001

本発明は橋梁高架道路の桁、ビルやその他の既存の鋼構造物といった各種構造物鋼材に部材取付け箇所孔あけ箇所等を罫書きする際に、罫書きに先立って罫書き箇所を計測し、位置決めするのに使用できる罫書き用テンプレート(罫書き用計測具)に関する。

背景技術

0002

前記のような既存の各種鋼構造物を改造(改良)し部材を取り付けたりする工事に際しては、鋼材に罫書きする作業(罫書き作業)が行われる。従来は、差し金や、下げ振り水糸等を用いて罫書き箇所を決め、その箇所に罫書き用具を使用して罫書きしていた。桁のフランジウェブ溶接されている場合、桁ウェブに罫書きするためには隅肉溶接ビード溶接ビード)をかわして(回避して)罫書き位置を決めてする必要がある。

0003

罫書き箇所を位置決めするには、従来は、差し金を二本重ねて組み合わせ、直角・平行を罫書きしていた。あるいは、計測する際に、直接ではなく一度、ビードをかわした位置に補助線逃げ墨)をひいて、それを利用して計測していた。罫書き用具としては特許文献1〜3に示すものがある。

先行技術

0004

特開平08−101001号公報
特開2006−159312号公報
特開2014−227653号公報

発明が解決しようとする課題

0005

罫書き箇所の位置決めに、差し金を二本重ねて組み合わせ、直角・平行を罫書きする場合は、熟練しないと使い勝手が悪かった。特許文献1に示す罫書き用具は、溶接ビードを逃げるための凹部はあるが、二つの計測ゲージの組み合わせであるため使いにくかった。特許文献2、3は溶接ビードの逃げがないため溶接ビードのある箇所では使いにくいとか、溶接ビードが邪魔になって正確な罫書き位置を計測しにくいという難点がある。

0006

本発明の解決課題は溶接ビードのある鋼材でも、溶接ビードを回避して正確な計測と位置決めができ、使い勝手が良く、また、熟練者でなくても確実な罫書き作業ができ、作業着ポケットに収容できるサイズ(ポケットサイズ)で携行に便利な罫書き用計測具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明の罫書き用計測具は、方形基板の四つのコーナー四角)のうちの一又は二以上の角に逃げ部があり、逃げ部は方形基板の逃げ部を挟む二辺のいずれか一方の辺を罫書きする部材に宛がい、他方の辺を罫書きする部材と直角方向の他の部材に宛がうと、両部材の溶接ビードを回避することのできる角度の斜面又は湾曲面としてある。本発明の罫書き用具では、逃げ部を挟む二辺の双方又はいずれか一方に長さ目盛と長さ数値が表示されている。前記長さ目盛と長さ数値は逃げ部を挟む二辺を延長させた仮想直線交点を起点として表示されている。逃げ部が方形基板の二以上の角に形成された場合は、逃げ部の形状、サイズは同じものでも異なるものでもよい。逃げ部が斜面の場合はその傾斜角度、斜面の長さを同じ又は異なるものとすることができる。逃げ部が湾曲面の場合は曲面の大きさ(円弧半径)が同じものでも異なるものもよい。逃げ部のサイズは溶接ビードに干渉しないことから決められる。

0008

前記長さ目盛が表示された辺以外の辺には、太さの異なる数本のクラック測定線を表示することもできる。クラック測定線の近くにはそれらクラック測定線の太さを示す線幅数値を表示してある。クラック測定線は鋼材に入ったクラックに宛がうことによりクラックの幅を計測することができる。もちろんこのクラック測定線はコンクリートに入ったクラックの幅も計測できる。

0009

方形基板には円形目盛と孔径数値を表示することもできる。円形目盛は同心円状に二以上表示することができる。これら円形目盛の周方向任意箇所の目盛から外に放射状に延びる数本の角度線と角度数値を表示することもできる。角度線はその延長線上の辺まで表示することができる。

0010

方形基板は不透明なものであってもよいが、透明又は半透明なものにして、方形基板の表裏両面又は片面に表示された円形目盛、クラック測定線、長さ数値、線幅数値等を方形基板の表裏いずれの面からも読み取り可能にすると便利である。

0011

長さ目盛は起点を逆にしたものを方形基板の一辺の表裏面に表示し、それら長さ目盛の近くに長さ数値を上下2行に表示し、しかも、上下2行の長さ数値を上下逆向きに表示して、方形基板を上下逆さにして計測部に宛がっても、使用しても長さ数値を正規の向きで確認できるようにしてある。2行の長さ数値は色違いで表示して、夫々の行の長さ数値を判別し易くすることもできる。目盛はインチ表示ラジアン表示を適用することもできる。

0012

方形基板に十字状に直交する基準線を表示し、この十字状の基準線の途中又は延長線上に切り込みや孔を開けておき、それら切り込みや孔にペンを宛がって基準線に沿って四方目印を表示し、対向する目印同士を結んで直線を引くと、十字線を罫書きできるようにすることもできる。また、方形基板の中央側に表示した円形目盛の中心部に、既設ボルト軸端部の中心部を罫書きするための中心罫書き用孔を開口することもできる。

発明の効果

0013

本発明の罫書き用計測具は次の効果を奏する。
(1)溶接ビードを逃げ部で回避できるので、一方の辺を罫書きする部材に宛がい、他方の辺を罫書きする部材と直交方向の他の部材に宛がって、罫書き位置を正確に計測することができる。
(2)逃げ部を挟む二辺の双方又は一方に長さ目盛と長さ数値が表示されているので、罫書き箇所の寸法計測が容易にできる。
(3)計測目盛が逃げ部を挟む二辺の交点を起点として表示されているので、溶接ビードを逃げ部で回避しても精度の高い計測ができる。
(4)クラック測定線と線幅数値を表示した場合は、クラック測定線をクラックに宛がってクラックの幅を簡易に確認することができ、線幅数値でクラック幅を数値で読み取ることもできる。
(5)円形目盛を表示することにより、鋼材に開口されているボルト差込み孔や他の孔に宛がって孔径を容易に計測することもできる。
(6)円形目盛の周方向数箇所に、円形目盛の外側に放射状に延びる数本の角度線を表示することにより、鋼材に宛がって十字罫書きをしたり、角度計測を行ったりすることができる。
(7)方形基板を透明又は半透明にした場合は、長さ数値、線幅数値等を方形基板の表裏両面から読み取ることができて便利である。
(8)長さ数値を左右逆方向の起点から上下に2行に表示し、2行の長さ数値を上下逆向きに表示した場合は、方形基板を上下逆さにして鋼材に宛がっても、前記2行の数値のうちのいずれかの数値の上下が正規の向きになるので数値の読み間違いが生じにくい。
(9)方形基板に十字状に直交する基準線を表示した場合は、この基準線に沿って十字線を容易に罫書きすることができる。
(10)方形基板の基準線の途中又は延長線上に切り込みや孔を開けておくと、それら切り込みや孔の位置にペンで目印を表示でき、対向する目印同士を結んで直線を引いて十字線を手軽に罫書きすることができる。
(11)方形基板に中心罫書き用孔を設けた場合は、既設ボルトの軸端部の中心位置を容易に罫書きすることができ、二以上の既設ボルトの間隔を計測することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の罫書き用計測具の一例を示す正面図。
本発明の罫書き用計測具の一例を示す背面図。
本発明の罫書き用計測具の他例を示す正面図。
溶接ビードを逃げて本発明の罫書き用計測具を使用する場合の説明図。
本発明の罫書き用計測具を使用して孔径を計測する場合の説明図。
本発明の罫書き用計測具を使用して狭隘部で十字罫書きする場合の使用説明図。
本発明の罫書き用計測具を使用して鋼材のクラック幅を計測する場合の説明図。
(a)〜(f)は本発明の罫書き用計測具の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は背面図、(e)は左側面図、(f)は右側面図。

実施例

0015

本発明の罫書き用計測具の一例を図面に基づいて説明する。図1の方形基板1は透明(又は半透明)の樹脂製の薄板であり、四つのコーナー(四角)2a〜2dのうちの二つの角(図1底辺左右の角)2a、2bを斜めに切欠いて逃げ部3a、3bを設けてある。

0016

基板
本発明の罫書き用計測具の基板は、溶接された二枚の板(縦板横板)に宛がうことのできる二辺を備えたものであれば、長方形正方形直角三角形など各種形状のものを使用することができるが、以下の実施例では長方形基板(方形基板)の場合を一例として説明する。

0017

方形基板1のサイズは特に制約されないが、一例としては、名刺サイズキャッシュカードクレジットカードといった各種カードサイズ、手帳サイズ等にすることができる。サイズの具体的数値例としては150mm×90mm、100mm×60mm、90mm×55mm、厚さt=とすると、ポケットに入れて携行するのに便利であり、手帳などに挟んでおくこともできる。厚さは0.数mm〜数mm程度が適する。

0018

方形基板1は透明又は半透明なものとすることにより、方形基板1の表裏両面又はいずれか一方の面に表示された長さ目盛、長さ数値、クラック測定線、線幅数値、円形目盛、基準線、孔径数値、角度計測線、角度数値等を、表裏面のいずれの面からも視認することができるが、不透明なものであってもよい。

0019

(逃げ部の例1)
逃げ部3aは斜面にしてあり、逃げ部3aを挟む二辺のうちのいずれか一方の辺4を罫書きする鋼材5(図4)に宛がい、他方の辺6を罫書きする部材5と直角方向の他の鋼材7に宛がうと、鋼材5と鋼材7を溶接した溶接ビード8(図4)を回避できる大きさの斜面にしてある。逃げ部3a、3bの傾斜角度(斜面)、大きさ(長さ)は任意に設計することができる。図1に示す二箇所の逃げ部3aは10C(10mmの長さで45°面取り)、3bは15C(15mmの長さで45°面取り)と異なっているが、同じサイズにすることもできる。

0020

(長さ目盛:長さ数値)
方形基板1のうち、一つの逃げ部3bを挟む二辺4、9に長さ目盛10、11が表示されている。長さ目盛10、11は逃げ部3aを挟む二辺4、6の交点(角)2a、二辺4、9の交点2bの夫々を起点として逃げ部3a、3b側から(外側から)内側に表示されている。夫々の長さ目盛10、11の近くには、夫々の起点2a、2bからの寸法を示す長さ数値(単位mm)12、13が表示されている。

0021

方形基板1のうち、他の一辺(図1図2上辺)14には長さ目盛15が表示され、その長さ目盛15の近くに、一方の角2cを起点とする長さ数値(単位mm)16と他方の角2dを起点とする長さ数値(単位mm)17とが上下2行に表示されている。長さ数値16と17は上下逆向きに表示され、しかも色違い(例えば、一方の長さ数値16は黒色、他方の長さ数値17は赤色)で表示して、方形基板1を上下逆さにして鋼材5或いは7(いずれも図4)に宛がっても、正規の向きで読み取ることができるようにしてある。

0022

(クラック測定線:線幅数値)
方形基板1の他の一辺6(図1左辺)には太さの異なるクラック測定線18が数本表示されている。クラック測定線18の近くにはクラック測定線18の太さを示す線幅数値(単位mm)19が表示されている。このクラック測定線18を鋼材5(図7)に入ったクラック(亀裂)20に宛がい、クラック20と同じ(ほぼ同じ)幅のクラック測定線18の線幅数値19を読み取って、クラック20の幅を計測することができるようにしてある。

0023

(円形目盛:基準線、基準目盛
方形基板1の中央部(略中央部)には径の異なる複数の円形目盛21a、21b、・・・が同心円状に表示されている。これら円形目盛21a、21b、・・・を90度間隔で十字状に横断して四本の基準線22が表示され、それら基準線22の上に基準目盛23、孔径数値(単位mm)24が表示されている。図1にはφ10(孔径10mm)、φ20(孔径20mm)の孔径数値が表示されている。

0024

角度目盛:角度数値)
前記四本の基準線22の間には、4本の角度計測線25が円形目盛21a、21b、・・・を斜めに横断して放射状に表示されている。これら角度計測線25は方形基板1の四辺まで延長表示してある。それら角度計測線25の上にそれら角度計測線25の角度を示す角度数値26が表示されている。角度数値26はいずれかの基準線22を起点として時計回り方向と反時計回り方向の二種類の数値を表示してある。二種類の角度数値26は異なる色(例えば、時計回りの数値を赤色、反時計回りの数値を黒色)で表示して、目視判別し易くしてある。

0025

(逃げ部の例2)
本発明における逃げ部3a、3bは溶接ビード8(図4)を回避することができる形状であれば、斜面以外の形状であってもよく、例えば、図3に示すような湾曲面とすることもできる。この場合も、逃げ部3は方形基板1の二以上の角に形成することができ、二つの角の逃げ部3a、3bの湾曲面は大きさ(円弧の半径)が同じものでも異なるものでもよい。

0026

(罫書き用切り込み部)
本発明における罫書き用計測具では、図3のように、四辺4、6、9、14のうち基準線22の延長線上に罫書き用切り込み34を設けることができる。この場合は、罫書き用切り込み34にペンを宛がって基準線22に沿って四方に目印を表示し、対向する目印同士を結んで直線を引くと十字線を罫書きすることができる。罫書き用切り込み34を設けることにより、十字罫書きの精度が上がり罫書きやすくなる。罫書き用切り込み34は例えば図3に示すようなV字型が適するが、V字型以外の形状、U字型、コ字型などであってもよい。

0027

(罫書き用孔)
本発明における罫書き用計測具では、図1図2のように、二本の基準線22の途中に罫書き用孔33を開口しておくこともできる。罫書き用孔33を設けた場合はその孔33にペンを宛がって目印を表示し、対向する目印同士を結んで直線を引くと十字線を罫書きすることができる。

0028

(中心罫書き用孔)
構造物に既設ボルトがある場合、二以上の既設ボルトの間隔を計測する必要がある。そのためには、既設ボルトの軸端部の中心位置に罫書きする必要があり、軸端部の中心位置を求めることが必要とされる。図1図3のようにの方形基板の中央部に表示した同心円の中心部に中心罫書き用孔35をあけると、ボルトの軸端部の中心位置を容易に罫書くことができる。中心罫書き用孔35のサイズ(直径)は、5mm以下が好ましい。

0029

(使用例1:罫書き)
本発明の罫書き用計測具は図4のように使用することができる。
図4横鋼材5に縦鋼材7が隅肉溶接されている場合であり、横鋼材5に罫書きするのに先立って、横鋼材5に罫書き位置を計測、表示する場合である。
(1)図4に示すように、方形基板1の一辺4を罫書きする横鋼材5に宛がい、その辺4と直交する他の一辺6を罫書きする横鋼材5と直角に溶接されている縦鋼材7に宛がう。このとき、逃げ部3a(3b)を溶接ビード8の外側に被せて、逃げ部3a(3b)が溶接ビード8に接触しないようにする。
(2)前記状態で、横鋼材5に宛がった辺4に表示されている目盛を読んで、横鋼材5の罫書き位置に目印31を付す。
(3)前記目印31に罫書き具を使用して罫書きする。

0030

(使用例2:孔径測定)
本発明の罫書き用計測具を使用して鋼材あるいはコンクリートに開口されている孔(例えばボルト孔)の大きさ(径)を測定するには、次のように使用することができる。
(1)図5に示すように、横鋼材5に開口されている孔30の上に罫書き用計測具の円形目盛21a、21b、・・・を重ねる。
(2)孔30と同じ大きさの円形目盛に表示されている孔径数値24を読み取って孔径を確認する。

0031

(使用例3:十字罫書き)
本発明の罫書き用計測具を使用して鋼材あるいはコンクリートに十字状に罫書きするには、次のように使用することができる。
(1)図6に示すように、縦鋼材7の上に罫書き用計測具を宛がう。
(2)罫書き用計測具の基準線22に沿ってマジックペン等を使用して目印31(図6)を表示する。このとき長辺側では、罫書き用孔33を利用して目印31を表示することもできる。この場合、十字線を短くコンパクトに罫書きすることができる。
(3)前記目印31間を直線状に結んで十字状に罫書きする。

0032

(使用例4:クラック幅測定)
本発明の罫書き用計測具を使用してコンクリート部材32(図7)のクラック幅を測定するには、次のように使用することができる。
(1)図7に示すように、コンクリート部材32に入っているクラック20に本発明の罫書き用計測具を宛がって、クラック20の幅と同じ幅のクラック計測線18を確認する。
(2)クラック20の幅と同じ幅のクラック計測線18に表示されている線幅数値19を読み取ってクラック幅を確認する。

0033

(使用例5:高力ボルト回転角の測定)
本発明の角度目盛を使用して高力ボルトの管理で用いるナット回転角度を測定するには、次のように使用することができる。
(1)接触面の肌隙がなくなる程度にトルクレンチ締めた状態または組み立て用スパナで力いっぱい締めた状態で、ナットとナットからのぞいているボルトの端部を一直線になるようにマーキングする。
(2)レンチ等を用いて所定以上の回転角をナットに与える。このとき、ボルトの端部に罫書いたマーキングの線とナットに罫書いたマーキングの線とがなす角度をこの角度目盛りを利用して測定する。

0034

(使用例6:既設ボルトの間隔の測定)
本発明における中心罫書き用孔を使用して構造物に取り付けられている既設ボルトの間隔を測定するには、次のように使用することができる。
(1)図1図3に示す方形基板の中央部に表示した同心円の中心部に中心罫書き用孔35を設ける。
(2)ボルトの端部である軸端部の中心位置を罫書きするために前項(1)により中心罫書き用孔のあいた方形基板を用いて軸端部が方形基板に描かれた円形目盛を利用して円形の軸端部が同心円上に来るように方形基板をあてがう。
(3)あてがった方形基板の中心罫書き用孔を利用して軸端部に罫書きを行う。
(4)(3)の作業を他の軸端部にも罫書きを行う。
(5)軸端部に罫書きされた箇所を計測することでボルトの間隔を計測することができる。

0035

本発明の罫書き用計測具は、前記した使用例以外の用法で使用することもできる。

0036

1方形基板
2a〜2dコーナー(角)
3a、3b逃げ部
4 (方形基板の)辺
5横鋼材
6 (方形基板の)辺
7縦鋼材
8溶接ビード
9 (方形基板の)辺
10、11 長さ目盛
12、13 長さ数値
14 (方形基板の)辺
15 長さ目盛
16 長さ数値
18クラック測定線
19線幅数値
20 クラック
21a、21b円形目盛
22基準線
23基準目盛
24孔径数値
25角度計測線
26 角度数値
30 孔
31目印
32コンクリート部材
33罫書き用孔
34罫書き用切り込み
35 中心罫書き用孔

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社フジタの「 建物の施工方法」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】工期を短縮することのできる建物の施工方法を提供することを目的とする。【解決手段】建物の施工方法は、複数のアンボンドプレキャストプレストレストコンクリート柱を含むコア部と、コア部の外周に設けられ... 詳細

  • 大和ハウス工業株式会社の「 建て入れ調整用治具及び建て入れ調整方法」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】切断作業をすることなく、建て入れ直しのワイヤロープを取り付け可能な、建て入れ調整用治具を提供する。【解決手段】建て入れ調整用治具10は、端部にフックを有するワイヤロープを土間に固定する建て入れ... 詳細

  • 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社の「 鉄筋コンクリート構造物の補強方法」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】鉄筋コンクリート構造物における鉄筋の腐食を抑制して、鉄筋の錆によるコンクリートの損傷を回避し、且つ、繊維シートの鉄筋コンクリート構造物表面に対する接着性能の向上を図ることのできるコンクリート構... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ